JP2002225623A - コーナリングランプの点灯装置及び点灯制御方法 - Google Patents

コーナリングランプの点灯装置及び点灯制御方法

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JP2002225623A JP2001022173A JP2001022173A JP2002225623A JP 2002225623 A JP2002225623 A JP 2002225623A JP 2001022173 A JP2001022173 A JP 2001022173A JP 2001022173 A JP2001022173 A JP 2001022173A JP 2002225623 A JP2002225623 A JP 2002225623A
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cornering
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Koichi Nakadate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成により、点灯時や消灯
時に運転者や歩行者等に対する違和感を緩和すると共
に、点灯時にはできるだけ迅速に全点灯状態になるよう
にした、コーナリングランプの点灯装置及び点灯制御方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 自動車の前部の左右両端に備えられ、自
動車の前方に向かって左右の斜め方向に光を照射する左
右のコーナリングランプ11に関して、自動車の右左折
時または曲線走行時に、駆動制御部12により少なくと
も一方のコーナリングランプ11を点灯させる際、最初
に所定の点灯率d%でコーナリングランプ11を点灯さ
せ、その後徐々に点灯率を高めて、所定時間後に100
%の点灯率となるように、また消灯時には、点灯率が1
00%から0%まで徐々に低くなるように、コーナリン
グランプの点灯制御方法10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の右左折時
または曲線走行時に、自動車の進行方向に対して光を照
射するコーナリングランプの点灯装置及び点灯制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の右左折時または曲線走行
時に、自動車用ヘッドランプ装置を補助するために、自
動車の進行方向即ち斜め前方に対して光を照射するコー
ナリングランプ点灯装置が知られている。
【0003】このようなコーナリングランプ点灯装置
は、例えば図3に示すように、構成されている。図3に
おいて、コーナリングランプ点灯装置1は、自動車の前
部の両側にそれぞれ配設された左右のコーナリングラン
プ2と、コーナリングランプ2の点灯制御を行なう駆動
制御部3と、駆動制御部3に対して駆動電圧を供給する
電源部4と、から構成されている。
【0004】上記コーナリングランプ2は、それぞれ自
動車の前部の両側にて、左右の斜め前方に光を照射する
ように取り付けられている。上記駆動制御部3は、自動
車の右左折時または曲線走行時に、自動車の進行方向に
沿って光を照射して、運転者の視界を確保するように、
左右少なくとも一方のコーナリングランプ2を点灯させ
るようになっている。なお、駆動制御部3は、自動車の
右左折または曲線走行を検出するために、例えばステア
リング角度または方向指示器のスイッチをモニタし、ス
テアリング角度が所定角以上になったとき、または方向
指示器のスイッチがオンされたとき、少なくとも一方の
コーナリングランプ2を点灯させる。
【0005】このような構成のコーナリングランプ点灯
装置1によれば、自動車が直進しているときには、駆動
制御部3はコーナリングランプ2を点灯させないが、自
動車が右左折または曲線走行する場合には、例えばステ
アリング角度が所定角度以上になったとき、ステアリン
グ角度の方向に対応したコーナリングランプ2を点灯さ
せて、自動車の進行方向に向かって斜め前方に光を照射
する。これにより、運転者は、自動車の進行方向即ち道
路の路肩や歩行者等を確実に視認することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成のコーナリングランプ点灯装置1においては、点灯
時及び消灯時に、突然に点灯したり消灯したりすると、
運転者は、コーナリングランプの光の照射方向が突然明
るくなったり暗くなったりすることから、違和感を覚え
ることになる。また、歩行者は、特にコーナリングラン
プの点灯時に、突然のコーナリングランプの点灯により
驚かされることがある。
【0007】このため、駆動制御部3は、例えば図4に
示すように、点灯時には、時刻T3から、コーナリング
ランプ2への給電のデューティ比を徐々に高めることに
より、また消灯時には、時刻T4から、このデューティ
比を徐々に低くすることにより、デューティ比0%から
100%の間でリニアに点灯制御するようにしている。
これにより、コーナリングランプ2は、点灯時には時刻
T3の消灯状態から徐々に明るくなり、所定時間t3
(例えば約2秒程度)の経過後に全点灯状態となり、ま
た消灯時には時刻T4の全点灯状態から徐々に暗くな
り、所定時間t4(例えば約2秒程度)の経過後に消灯
状態になるように、点灯制御されることになる。従っ
て、運転者や歩行者がコーナリングランプの点灯または
消灯の際に違和感を覚えることがなくなる。
【0008】しかしながら、コーナリングランプ2の点
灯時は、自動車が右左折するとき、または曲線走行時で
あるので、できるだけ迅速にコーナリングランプ2が全
点灯状態になることが望ましい。これに対して、上記コ
ーナリングランプ点灯装置1においては、駆動制御部3
によるコーナリングランプ2の点灯制御により、点灯時
に、コーナリングランプ2が消灯状態から全点灯状態に
なるまでに時間t3が経過してしまうことになる。従っ
て、特に点灯開始から、コーナリングランプ2の点灯率
がある程度になるまでは、コーナリングランプ2から照
射される光が弱いので、自動車の進行方向に沿って、十
分な光が照射されず、運転者は、自動車の進行方向の路
肩や歩行者を視認しにくい。
【0009】本発明は、以上の点から、簡単な構成によ
り、点灯時や消灯時に運転者や歩行者等に対する違和感
を緩和すると共に、点灯時にはできるだけ迅速に全点灯
状態になるようにした、コーナリングランプの点灯装置
及び点灯制御方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の第
一の態様によれば、自動車の前部の左右両端に備えられ
ており、自動車の前方に向かって左右の斜め方向に光を
照射する左右のコーナリングランプと、上記コーナリン
グランプを点灯制御する駆動制御部と、駆動制御部に対
して電源電圧を供給する電源部と、を備えており、上記
駆動制御部が、自動車の右左折時または曲線走行時に、
少なくとも一方のコーナリングランプを点灯させる、コ
ーナリングランプ点灯装置であって、上記駆動制御部
が、コーナリングランプを点灯させる際、最初に所定の
点灯率でコーナリングランプを点灯させ、その後徐々に
点灯率を高めて、所定時間後に100%の点灯率となる
ように、また消灯時には、点灯率が100%から0%ま
で徐々に低くなるように、コーナリングランプの点灯を
制御することを特徴とする、コーナリングランプの点灯
装置により、達成される。
【0011】この第一の態様では、点灯時には、駆動制
御部がコーナリングランプを最初に所定の点灯率で点灯
させることにより、コーナリングランプにより自動車の
進行方向に対して斜め前方にある程度の点灯率による光
を照射する。これにより、自動車の右左折時または曲線
走行時に、自動車の進行方向に沿って運転者の視界を確
保することができる。そして、その後駆動制御部がコー
ナリングランプの点灯率を徐々に増大させることによ
り、コーナリングランプが所定時間後に全点灯状態にな
る。これにより、自動車の右左折時または曲線走行時
に、点灯率の上昇率が同じであっても、より迅速に自動
車の進行方向に沿って運転者の視界を確実に確保するこ
とができる。また、消灯時には、駆動制御部がコーナリ
ングランプを全点灯状態から消灯状態まで徐々に点灯率
を低下させることにより、コーナリングランプは所定時
間後に消灯する。
【0012】本発明の第二の態様によるコーナリングラ
ンプの点灯装置は、前記第一の態様によるコーナリング
ランプの点灯装置において、上記駆動制御部が、ランプ
点灯ON/OFF信号のデューティ比を制御することに
より、点灯率を変更することを特徴とする。この第二の
態様では、駆動制御部がランプ点灯ON/OFF信号の
デューティ比を制御することによって、コーナリングラ
ンプの点灯率を変更するので、コーナリングランプの点
灯率を容易に且つリニアに変更することができる。従っ
て、点灯時または消灯時に、コーナリングランプの違和
感のない点灯または消灯を行なうことができる。
【0013】また、上記目的は、本発明の第三の態様に
よれば、自動車の前部の左右両端に備えられ、自動車の
前方に向かって左右の斜め方向に光を照射する一対のコ
ーナリングランプに関して、自動車の右左折時または曲
線走行時に、駆動制御部により少なくとも一方のコーナ
リングランプを点灯させる、コーナリングランプの点灯
制御方法であって、コーナリングランプを点灯させる
際、最初に所定の点灯率でコーナリングランプを点灯さ
せ、その後徐々に点灯率を高めて、所定時間後に100
%の点灯率となるように、また消灯時には、点灯率が1
00%から0%まで徐々に低くなるように、コーナリン
グランプの点灯を制御することを特徴とする、コーナリ
ングランプの点灯制御方法により、達成される。
【0014】この第三の態様では、点灯時には、駆動制
御部がコーナリングランプを最初に所定の点灯率で点灯
させることにより、コーナリングランプにより自動車の
進行方向に対して斜め前方にある程度の点灯率による光
を照射する。これにより、自動車の右左折時または曲線
走行時に、自動車の進行方向に沿って運転者の視界を確
保することができる。そして、その後駆動制御部がコー
ナリングランプの点灯率を徐々に増大させることによ
り、コーナリングランプが所定時間後に全点灯状態にな
る。これにより、自動車の右左折時または曲線走行時
に、点灯率の上昇率が同じであっても、より迅速に自動
車の進行方向に沿って運転者の視界を確実に確保するこ
とができる。また、消灯時には、駆動制御部がコーナリ
ングランプを全点灯状態から消灯状態まで徐々に点灯率
を低下させることにより、コーナリングランプは所定時
間後に消灯する。
【0015】本発明の第四の態様によるコーナリングラ
ンプの点灯制御方法は、前記第三の態様によるコーナリ
ングランプの点灯制御方法において、上記駆動制御部
が、デューティ比を制御することにより、点灯率を変更
することを特徴とする。この第四の態様では、駆動制御
部がランプ点灯ON/OFF信号のデューティ比を制御
することによって、コーナリングランプの点灯率を変更
するので、コーナリングランプの点灯率を容易に且つリ
ニアに変更することができる。従って、点灯時または消
灯時に、コーナリングランプの違和感のない点灯または
消灯を行なうことができる。
【0016】このようにして、本発明によれば、点灯時
に最初はある程度の点灯率でコーナリングランプが点灯
することにより、運転者は、自動車の進行方向即ち道路
の路肩や歩行者等を視認することができる。また、この
ある程度の点灯率から徐々に点灯率が高くなることによ
って、コーナリングランプは迅速に全点灯状態になるの
で、コーナリングランプの突然の全点灯状態により、運
転者や歩行者等に違和感を与えるようなことがない。ま
た、消灯時には、コーナリングランプはいきなり消灯せ
ず、全点灯状態から徐々に暗くなって所定時間後に消灯
するので、運転者や歩行者等に違和感を与えるようなこ
とはない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図2を参照しながら、詳細に説明する。な
お、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0018】図1は、本発明によるコーナリングランプ
点灯装置の一実施形態の構成を示している。図1におい
て、コーナリングランプ点灯装置10は、自動車の前部
の両側にそれぞれ配設された左右のコーナリングランプ
11と、コーナリングランプ11の点灯制御を行なう駆
動制御部12と、駆動制御部12に対して駆動電圧を供
給する電源部13と、から構成されている。
【0019】上記コーナリングランプ11は、それぞれ
自動車の前部の両側にて、左右の斜め前方に光を照射す
るように取り付けられている。なお、コーナリングラン
プ11は、左右にそれぞれ一個づつ設けられているが、
これに限らず、自動車の前部の左右両端付近にて、互い
に異なる照射角となるように複数個が並んで設けられて
いてもよい。
【0020】上記駆動制御部12は、自動車の右左折時
または曲線走行時に、自動車の進行方向に沿って光を照
射して、運転者の視界を確保するように、左右少なくと
も一方のコーナリングランプ11を点灯させるようにな
っている。ここで、駆動制御部12は、自動車の右左折
または曲線走行を検出するために、例えばステアリング
角度をモニタし、ステアリング角度が所定角以上になっ
たとき、少なくとも一方のコーナリングランプ11を点
灯させる。さらに、駆動制御部12は、ランプ点灯ON
/OFF信号のデューティ制御によって、コーナリング
ランプ11の点灯率を変更するように構成されている。
なお、駆動制御部12は、左右にそれぞれ複数個のコー
ナリングランプ11が設けられている場合には、ステア
リング角度に応じて、少なくとも一方のコーナリングラ
ンプ11のうち、適宜のコーナリングランプ11を選択
点灯させる。
【0021】上記電源部13は、通常自動車のバッテリ
からヒューズを介して給電され、好ましくは安定化電源
回路を備えている。
【0022】以上の構成は、図3に示した従来のコーナ
リングランプ点灯装置1と同様の構成であるが、本発明
実施形態におけるコーナリングランプ点灯装置10にお
いては、以下の点で異なる構成になっている。即ち、駆
動制御部12は、点灯時には、図2に示すように、最初
に時刻T1にて所定の点灯率d%(例えば50%)でコ
ーナリングランプ11を点灯させ、その後徐々に点灯率
を上昇させることにより、所定時間t1(例えば1秒程
度)の経過後に全点灯状態(点灯率100%)となるよ
うに、コーナリングランプ11を点灯制御する。
【0023】また、駆動制御部12は、消灯時には、図
2に示すように、時刻T2の全点灯状態(点灯率100
%)から徐々に点灯率を低下させることにより、所定時
間t2(例えば約2秒程度)の経過後に消灯状態(点灯
率0%)となるように、コーナリングランプ11を点灯
制御する。なお、ここで、時間t2は、前述した従来の
コーナリングランプ点灯装置1における消灯時の所定時
間t4と同じである。
【0024】本発明実施形態によるコーナリングランプ
点灯装置10は、以上のように構成されており、自動車
が直進しているときには、ステアリング角度が所定角よ
り小さいことから、駆動制御部12は、何れのコーナリ
ングランプ11も点灯させない。ここで、運転者が右左
折または曲線走行のために、ステアリングを所定角以上
回すと、駆動制御部12は、図2に示すように、最初に
d%のランプ点灯ON/OFF信号のデューティ比で、
ステアリング角度の方向に対応した左方または右方のコ
ーナリングランプ11を点灯させる。これにより、コー
ナリングランプ11は、点灯率d%で点灯することにな
る。
【0025】その後、駆動制御部12は、図2に示すよ
うに、ランプ点灯ON/OFF信号のデューティ比をd
%から徐々に上昇させて、所定時間t1(例えば1秒程
度)の経過後に、デューティ比100%となるように、
リニアにランプ点灯ON/OFF信号のデューティ比を
変更しながら、コーナリングランプ11を点灯制御す
る。なお、このコーナリングランプ11の点灯制御はリ
ニアでなく段階的に行っても当然よいものである。従っ
て、コーナリングランプ11は、点灯直後の時刻T1で
は点灯率d%で点灯することにより、自動車の進行方向
に対して斜め前方にある程度の明るさの光が照射される
ことになり、運転者は自動車の進行方向に沿って路肩や
歩行者等を視認することができる。
【0026】その後、コーナリングランプ11の点灯率
が徐々に上昇し、所定時間t1の経過後に点灯率100
%でコーナリングランプ11が点灯するので、コーナリ
ングランプ11は徐々に明るく点灯することになり、運
転者や歩行者等に対する違和感が緩和される。そして、
全点灯状態になった後は、コーナリングランプ11が自
動車の進行方向に沿って十分な明るさの光を照射するの
で、運転者は自動車の進行方向に沿って路肩や歩行者等
を確実に視認することができる。
【0027】ここで、駆動制御部12は、従来のコーナ
リングランプ点灯装置1と同じ上昇率でデューティ比を
上昇させるが、時刻T1でd%のランプ点灯ON/OF
F信号のデューティ比になっていることから、全点灯状
態になるまでの時間t1(例えば約1秒程度)は、従来
のコーナリングランプ点灯装置1における全点灯状態に
なるまでの時間t3(例えば約2秒程度)と比較して、
図2に示すように大幅に短縮されることになり、コーナ
リングランプ11は、より短い時間で全点灯状態にな
る。従って、運転者は、より迅速に全点灯状態で、自動
車の進行方向を確実に視認することができる。
【0028】また、コーナリングランプ11が全点灯状
態にあって、例えば自動車の右左折または曲線走行が終
了して、ステアリング角度が所定角より小さくなると、
駆動制御部12は、図2に示すように、ランプ点灯ON
/OFF信号のデューティ比を100%から徐々に低下
させて、所定時間t2の経過後に、デューティ比0%と
なるように、リニアにランプ点灯ON/OFF信号のデ
ューティ比を変更しながら、コーナリングランプ11を
点灯制御する。この場合も、コーナリングランプ11の
点灯制御はリニアでなく、段階的に行ってもよいもので
ある。従って、コーナリングランプ11は、消灯時に
は、その点灯率が徐々に低下し、所定時間t2の経過後
に点灯率0%の消灯状態になるので、コーナリングラン
プ11は、突然消灯することなく、徐々に暗くなり、運
転者や歩行者等に対する違和感が緩和される。
【0029】なお、駆動制御部12は、左右にそれぞれ
複数個のコーナリングランプ11が設けられている場合
には、ステアリング角度に応じて、何れか一方のコーナ
リングランプ11のうち、適宜のコーナリングランプ1
1を選択点灯させる。その際、各コーナリングランプ1
1毎に、上述した点灯制御を行なう。即ち、点灯時に
は、駆動制御部12は、各コーナリングランプ11毎
に、最初にランプ点灯ON/OFF信号のデューティ比
d%でコーナリングランプ11を点灯制御し、その後徐
々にランプ点灯ON/OFF信号のデューティ比を上昇
させることにより、所定時間t1の経過後に、ランプ点
灯ON/OFF信号のデューティ比100%でコーナリ
ングランプ11を全点灯状態にする。また、消灯時に
は、駆動制御部12は、各コーナリングランプ11毎
に、全点灯状態からランプ点灯ON/OFF信号のデュ
ーティ比を低下させて、所定時間t2の経過後にデュー
ティ比0%の消灯状態にする。
【0030】上述した実施形態においては、駆動制御部
が、ステアリング角度に対応して、コーナリングランプ
を点灯させるようになっているが、これに限らず、例え
ば前輪角に対応して、あるいは方向指示ランプのスイッ
チに連動させて、さらには運転者の視線方向やギアポジ
ションなどに対応させて、コーナリングランプを点灯さ
せるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、点
灯時には、駆動制御部がコーナリングランプを最初に所
定の点灯率で点灯させることにより、コーナリングラン
プにより自動車の進行方向に対して斜め前方にある程度
の点灯率による光を照射する。これにより、自動車の右
左折時または曲線走行時に、自動車の進行方向に沿って
運転者の視界を確保することができる。そして、その後
駆動制御部がコーナリングランプの点灯率を徐々に増大
させることにより、コーナリングランプが迅速に全点灯
状態になる。これにより、自動車の右左折時または曲線
走行時に、迅速に自動車の進行方向に沿って運転者の視
界を確実に確保することができる。
【0032】また、消灯時には、駆動制御部がコーナリ
ングランプを全点灯状態から消灯状態まで徐々に点灯率
を低下させることにより、コーナリングランプは所定時
間後に消灯する。このようにして、本発明によれば、簡
単な構成により、点灯時や消灯時に運転者や歩行者等に
対する違和感を緩和すると共に、点灯時にはできるだけ
迅速に全点灯状態になるようにした、極めて優れたコー
ナリングランプの点灯装置及び点灯制御方法が提供され
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコーナリングランプ点灯装置の一
実施形態の構成を示すブロックである。
【図2】図1のコーナリングランプ点灯装置における点
灯制御方法を示すグラフである。
【図3】従来のコーナリングランプ点灯装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【図4】図3のコーナリングランプ点灯装置における点
灯制御方法を示すグラフである。
【符号の説明】
10 コーナリングランプ点灯装置 11 コーナリングランプ 12 駆動制御部 13 電源部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の前部の左右両端に備えられてお
    り、自動車の前方に向かって左右の斜め方向に光を照射
    する左右のコーナリングランプと、 上記コーナリングランプを点灯制御する駆動制御部と、 駆動制御部に対して電源電圧を供給する電源部と、を備
    えており、 上記駆動制御部が、自動車の右左折時または曲線走行時
    に、少なくとも一方のコーナリングランプを点灯させ
    る、コーナリングランプ点灯装置であって、 上記駆動制御部が、コーナリングランプを点灯させる
    際、最初に所定の点灯率でコーナリングランプを点灯さ
    せ、その後徐々に点灯率を高めて、所定時間後に100
    %の点灯率となるように、また消灯時には、点灯率が1
    00%から0%まで徐々に低くなるように、コーナリン
    グランプの点灯を制御することを特徴とする、コーナリ
    ングランプの点灯装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動制御部が、ランプ点灯ON/O
    FF信号のデューティ比を制御することにより、点灯率
    を変更することを特徴とする、請求項1に記載のコーナ
    リングランプの点灯装置。
  3. 【請求項3】 自動車の前部の左右両端に備えられ、自
    動車の前方に向かって左右の斜め方向に光を照射する一
    対のコーナリングランプに関して、自動車の右左折時ま
    たは曲線走行時に、駆動制御部により少なくとも一方の
    コーナリングランプを点灯させる、コーナリングランプ
    の点灯制御方法であって、コーナリングランプを点灯さ
    せる際、最初に所定の点灯率でコーナリングランプを点
    灯させ、その後徐々に点灯率を高めて、所定時間後に1
    00%の点灯率となるように、また消灯時には、点灯率
    が100%から0%まで徐々に低くなるように、コーナ
    リングランプの点灯を制御することを特徴とする、コー
    ナリングランプの点灯制御方法。
  4. 【請求項4】 上記駆動制御部が、ランプ点灯ON/O
    FF信号のデューティ比を制御することにより、点灯率
    を変更することを特徴とする、請求項3に記載のコーナ
    リングランプの点灯制御方法。
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