JP2000176587A - 圧縮加工方法 - Google Patents

圧縮加工方法

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Publication number
JP2000176587A
JP2000176587A JP10355260A JP35526098A JP2000176587A JP 2000176587 A JP2000176587 A JP 2000176587A JP 10355260 A JP10355260 A JP 10355260A JP 35526098 A JP35526098 A JP 35526098A JP 2000176587 A JP2000176587 A JP 2000176587A
Authority
JP
Japan
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thickness
workpiece
worked
tool
upset
Prior art date
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Pending
Application number
JP10355260A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Iseri
充博 井芹
Hideo Mine
英生 峯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10355260A priority Critical patent/JP2000176587A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工材に圧縮加工を施すに際し、加工荷重
の低減と加工後の被加工材の厚みの均一性の確保とを可
能とする。 【解決手段】 被加工材3よりも面積の小さな工具を用
いて被加工材3の中央部6aの厚みをつぶし、次にこの
中央部6aの厚みをつぶしたときよりも面積の大きな工
具を用いて、この中央部6aの周囲の部分の厚みをつぶ
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工材の厚みを
つぶすための圧縮加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】板状の被加工材の厚みをつぶす場合に、
従来は、被加工材よりも面積の大きなパンチとダイとを
用いてこの被加工材の全面を圧縮し、1回の加工にて被
加工材の全体の厚みを減少させている。
【0003】以下に、被加工材の厚さをつぶすための上
述の従来の圧縮加工方法について説明する。図8は、従
来の加工方法によって被加工材の厚みをつぶすときの、
加工前の状態を示す。10はパンチ、11はダイ、12
は厚みをつぶそうとする被加工材である。パンチ10お
よびダイ11は、被加工材12よりも大きな面積で形成
されている。
【0004】加工に際しては、まず図示のようにダイ1
1の上に被加工材12を載置する。次に、パンチ10と
ダイ11とによって被加工材12を圧縮し、1回の加工
工程で被加工材12の厚さを減少させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧縮加工方法では、1回のつぶし加工により被加工
材12の全体を圧縮するため、とても大きな加工荷重が
発生する。また、広い面積を1回で圧縮するため、圧縮
時における被加工材12の外周方向への材料移動が悪
く、被加工材12の加工後の厚み精度が悪くなって安定
しない。しかも、被加工材12における中央部分の材料
が特に移動しにくいため、図9に示すように加工後の被
加工材12はその中央部分の板厚t1が大きく、外周部
分の板厚t2はそれに比べて小さくなる。このため、加
工後の被加工材12は、図示のように中央部分が厚くし
かも外周部分が薄い断面凸形状の状態となって、厚みの
均一性に欠ける。
【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、加工荷重の低減と加工後の被加工材の厚みの均一
性の確保とを可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、被加工材よりも面積の小さな工具を用いて前
記被加工材の中央部の厚みをつぶし、次にこの中央部の
厚みをつぶしたときよりも面積の大きな工具を用いて、
前記中央部の周囲の部分の厚みをつぶすものである。
【0008】このようにすると、被加工材を、中央部分
からその周囲に向けて数段階に分けて徐々につぶすこと
になるため、1回の加工における加工荷重が低減するこ
とになるとともに、被加工材の材料がその中央部から周
囲の部分へ移動しやすくなり、したがって厚みむらがな
くフラットな、しかも厚み精度の向上した製品が得られ
ることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A)において、3は被加工
材で、金属材料によって所定の厚さの円板状に形成され
ている。
【0010】図2に示すように、この被加工材3をダイ
2に載置してパンチ1により圧縮し、その厚みをつぶ
す。パンチ1は、被加工材3と接する円形の部分7の面
積が被加工材3の面積よりも小さく形成されている。し
たがって、図3に示すようにパンチ1の部分7とダイ2
とによって被加工材3の中央部を圧縮すると、図4およ
び図1(B)に示すように、その中央部6aの厚みがつ
ぶされて薄くなる。圧縮された部分の材料は、圧縮され
ていない外周部分に移動する。
【0011】次に、この中央部6aの厚みがつぶされた
被加工材3aを、図5に示すように、別のパンチ4に対
応したダイ5に載置する。このパンチ4は、被加工材3
aと接する円形の部分8が図2および図3に示したパン
チ1における被加工材3と接する円形の部分7よりも大
な面積で形成されている。このようなパンチ4およびダ
イ5を用いると、被加工材3aは、先に形成されていた
中央部6aの周囲の部分が同様に圧縮され、その部分の
厚みがつぶされて薄くなる。図6および図1(C)は、
先の中央部6aよりも大きな中央部6bが新たに形成さ
れた被加工材3bを示す。
【0012】そして、同様に被加工材3bと接する部分
の面積が徐々に大きくなるパンチを用いて、さらなる加
工を行うと、このような数段階の加工によって、最終的
には、図7および図1(D)に示すように、全面の厚み
がつぶされた被加工材3cが得られる。
【0013】このように被加工材の中央部から周囲に向
けて段階的に厚みをつぶす加工を行うと、1回の加工に
おける加工荷重が低減することになるとともに、被加工
材の材料がその中央部から周囲の部分へ移動しやすくな
り、したがって厚みむらがなくフラットな、しかも厚み
精度の向上した製品3cが得られることになる。
【0014】なお、上記においては、被加工材3、3a
よりも面積の小さな工具であるパンチ1、4を、この被
加工材3、3aの片面から作用させる場合について説明
したが、これを被加工材の両面から作用させて押しつぶ
しを行うのも効果がある。また、上述のように同心円状
に被加工材を押しつぶすだけでなく、被加工材の中央部
から矩形状に押しつぶしていくのも効果がある。さら
に、被加工材3も、上述の円板状のものに限らず、たと
えば矩形状やその他の形状であっても差し支えない。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によると、被加工材
よりも面積の小さな工具を用いて前記被加工材の中央部
の厚みをつぶし、次にこの中央部の厚みをつぶしたとき
よりも面積の大きな工具を用いて、前記中央部の周囲の
部分の厚みをつぶすため、被加工材を中央部分からその
周囲に向けて数段階に分けて徐々につぶすことになり、
したがって1回の加工における加工荷重を低減できると
ともに、被加工材の材料がその中央部から周囲の部分へ
移動しやすくなり、このため厚みむらがなくフラット
な、しかも厚み精度の向上した製品を得ることができ
る。さらにこの工法を順送金型やトランスファー金型に
適用することにより、高速での加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の圧縮加工方法によって被
加工材が段階的に加工される様子を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の圧縮加工方法にもとづく
加工開始前の状態を示す断面図である。
【図3】同方法にもとづく第1段階の加工が終了した状
態を示す断面図である。
【図4】第1段階の加工が終了した時点での被加工材の
断面図である。
【図5】第2段階の加工の開始前の状態を示す断面図で
ある。
【図6】第2段階の加工が終了した時点での被加工材の
断面図である。
【図7】加工完了後の被加工材の断面図である。
【図8】従来の圧縮加工方法を説明するための断面図で
ある。
【図9】図8の方法で加工された被加工材の断面図であ
る。
【符号の説明】
1、4 パンチ 2、5 ダイ 3、3a、3b、3c 被加工材 6a、6b 中央部 7、8 被加工材と接する円形の部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材の厚みをつぶすための圧縮加工
    方法であって、被加工材よりも面積の小さな工具を用い
    て前記被加工材の中央部の厚みをつぶし、次にこの中央
    部の厚みをつぶしたときよりも面積の大きな工具を用い
    て、前記中央部の周囲の部分の厚みをつぶすことを特徴
    とする圧縮加工方法。
JP10355260A 1998-12-15 1998-12-15 圧縮加工方法 Pending JP2000176587A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111618219A (zh) * 2020-07-03 2020-09-04 无锡宏达重工股份有限公司 径高比介于4~20之间的大型饼类锻件锻造方法

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