JP2000175823A - 多機能抽出器並びにこれを用いた抽出方法並びにこれを用いた抽出システム - Google Patents

多機能抽出器並びにこれを用いた抽出方法並びにこれを用いた抽出システム

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JP2000175823A JP11283859A JP28385999A JP2000175823A JP 2000175823 A JP2000175823 A JP 2000175823A JP 11283859 A JP11283859 A JP 11283859A JP 28385999 A JP28385999 A JP 28385999A JP 2000175823 A JP2000175823 A JP 2000175823A
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雅之 神野
Tadashi Kawamura
正 川村
Yukihiro Amamiya
幸弘 雨宮
Masahide Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、抽出時間が速く且つ香気成分等の
逸失のない優れた抽出手法を開発し、例えば従来工業的
に抽出することが難しかったエスプレッソコーヒー等の
抽出も効果的に行い得るようにすることを技術課題とし
たものである。 【解決手段】 本発明は、密閉自在の容器本体10の内
部に、材料受入部10Cと、この材料受入部10Cの上
下に位置する通液部10A、10Bとを仕切フィルタ1
5によって区画して成り、この仕切フィルタ15の作用
面は容器本体10の胴断面にほぼ等しくなるように形成
されており、また処理液Lは容器本体10下方から加圧
状態で供給された後、上方から材料のエキス分を抽出し
た状態の処理液Lとして取り出されるように構成されて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコーヒーや茶等の飲
料、朝鮮人参やその他生薬原料から薬用成分を抽出した
健康飲料や医薬飲料等を、工業レベルで製造するのに適
した多機能抽出器並びにこれを用いた抽出方法並びにこ
れを用いた抽出システムに関するものである。
【0002】
【発明の背景】コーヒー、紅茶等の缶飲料は、消費者の
嗜好の多様化に応えて、種々のバリエーションが市販さ
れており、例えばコーヒー飲料にあっては、比較的薄味
のものから濃厚な味覚のものまで、多種にわたって商品
展開がなされている。ところで比較的濃厚なコーヒーと
して知られるエスプレッソコーヒーの場合、本来高速抽
出されるべきものであるが、このような高速抽出は、缶
コーヒー等を生産するための工業的な大量生産になじみ
にくく、このため現状で市販されているものはエスプレ
ッソコーヒーにできるだけ味覚や食感を近似させるべ
く、従来の抽出手法の範囲で工夫されたものに過ぎなか
った。
【0003】すなわち従来、エスプレッソコーヒーなど
の製品等を工業的に抽出する場合、粉砕したコーヒー豆
を原料とした材料を抽出器の容器本体に投入するととも
に、そこに処理液たる熱水を注入して抽出するものであ
って、この際この処理液の滞留時間を容器内で充分とっ
て、入念な抽出を行うという発想がとられており、具体
的には例えば図5に示すような装置が用いられていた。
【0004】まず従来型の一つの抽出器101は、図5
(a)に示すように例えば容器本体110を比較的細長
いタワー状に形成し、その下方に小径の極めて微小な孔
111を側面等に形成した取出パイプ112を設けてそ
こから徐々に製品となった処理液Lを取り出すようにし
ていた。また他の従来型の抽出器102としては図5
(b)に示すように容器本体110の底部に円錐状にフ
ィルタ113を形成し、ここを徐々に処理液Lを通過さ
せ、取出パイプ114を取り出すようにした構成をとっ
ている。
【0005】しかしながらいずれも従来のコーヒー抽出
器をほぼ踏襲して、上方から単に処理液を注入し、処理
液の容器本体110内における滞留時間を長く押しとど
めるという発想にとらわれたものに過ぎず、それ以上の
改良、工夫の試みはされていないのが現状である。この
ため当然ながら抽出時間も長くかかり、勢い製造効率は
悪く、結果的に高コストの製品しか提供し得ないものと
なっていた。加えてコーヒー飲料等に重要な要素となる
香気成分やコーヒーオイル成分等は、通常上方に逃げが
ちであり、図5に示す従来手法の場合、材料Wから下方
に導かれる製品状態となった処理液Lに対し、むしろ香
気等は上方に逃げたり、あるいは容器本体上部にとどま
る状態となり、必ずしも充分に香気等を利用し尽くせな
いという問題があった。
【0006】
【解決を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
考慮してなされたものであって、従来の固定観念にとら
われず、抽出時間が速く且つ香気成分等の逸失のない優
れた抽出手法を開発し、例えば従来工業的に抽出するこ
とが難しかったエスプレッソコーヒー等の抽出も効果的
に行い得るようにすることを技術課題としたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
多機能抽出器は、密閉自在の容器本体の内部に、材料受
入部と、この材料受入部の上下に位置する通液部とを仕
切フィルタによって区画して成り、この仕切フィルタの
作用面は容器本体の胴断面にほぼ等しくなるように形成
されており、また処理液は容器本体下方から加圧状態で
供給された後、上方から材料のエキス分を抽出した状態
の処理液として取り出されるように構成されていること
を特徴として成るものである。この発明によれば、まず
材料受入部における仕切フィルタを充分に大きな作用面
積としたので、短時間の抽出で処理液が材料を通過し、
迅速な抽出が行い得る。しかも処理液は下方から上方に
向かって供給されるため、上方に移動しがちな香気成分
等を逃さずに製品となる処理液に取り込むことができ
る。
【0008】また請求項2記載の多機能抽出器は、前記
請求項1記載の要件に加え、前記仕切フィルタにおける
フィルタエレメントは楔断面の金属線を並列させて構成
されていることを特徴として成るものである。この発明
によれば、仕切フィルタにおけるフィルタエレメントが
楔断面の金属線であるから、抽出時における処理液の通
過が円滑で且つその材料あるいは処理液等の通過に伴う
機械的負荷に充分対応し得るものである。
【0009】更にまた請求項3記載の多機能抽出器は、
前記請求項1または2記載の要件に加え、前記仕切フィ
ルタの設置面に沿って支持枠が容器本体側に設けられて
いることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、仕切フィルタは更に支持枠によっても支持される状
態となるから、稼動時における機械的負荷等に耐えるこ
とができる。
【0010】更にまた請求項4記載の多機能抽出器は、
前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記容器
本体は、材料受入部を形成する胴部と、この胴部に対し
上下に設けられ、内部を通液部とした蓋部を有すること
を特徴として成るものである。この発明によれば、蓋部
の存在により材料の投入等の稼動にあたっての段取り作
業あるいは運転時以外における清掃等のメンテナンス作
業が容易に行い得る。
【0011】更にまた請求項5記載の多機能抽出器は、
前記請求項4記載の要件に加え、前記仕切フィルタは胴
部と蓋部とに挟持されて取り付けられることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、仕切フィルタ等
の設置あるいは取り外し等も極めて容易に且つ合理的に
行い得る。
【0012】更にまた請求項6記載の多機能抽出器は、
前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、
前記容器本体には給気配管が並設されていることを特徴
として成るものである。この発明によれば、蒸気等供給
できる配管が存在するため、例えば冷水等で抽出を行う
場合、抽出速度が鈍りがちな材料にあらかじめ蒸気等を
供給して加熱し、これらを活性化させておくような処理
が可能であり、更にまた内部の加熱殺菌等も行い得る。
【0013】更にまた請求項7記載の多機能抽出器は、
前記請求項1、2、3、4、5または6記載の要件に加
え、前記容器本体には処理液の流れ方向を上方から下方
へ向かわせる反転配管が並設されていることを特徴とし
て成るものである。この発明によれば、処理液を上方か
ら下方に供給した方が好ましいような製品の場合であっ
ても使用することが可能である。
【0014】更にまた請求項8記載の多機能抽出器は、
前記請求項1、2、3、4、5、6または7記載の要件
に加え、前記容器本体には、加振装置が付設されている
ことを特徴として成るものである。この発明によれば、
抽出時に容器本体に振動を与えることができ、効果的な
抽出を更に助ける。
【0015】更にまた請求項9記載の多機能抽出器を用
いた抽出方法は、前記請求項1〜8記載の多機能抽出器
を用いた抽出を行うにあたり、容器本体内に供給した材
料を加圧して密に充填した後、抽出を行うことを特徴と
して成るものである。この発明によれば、材料受入部に
投入する際、材料を適度に加圧でき密に充填できるた
め、より効率的に抽出が行える。
【0016】更にまた請求項10記載の多機能抽出器を
用いた抽出方法は、前記請求項9記載の要件に加え、前
記請求項1〜8記載の多機能抽出器を用いて抽出を行う
にあたり、抽出に先立ち容器本体内に蒸気または熱水の
いずれか一方または双方を供給し、材料を活性化させる
予備処理を行うことを特徴として成るものである。この
発明によれば、冷水抽出の場合であっても材料が活性化
処理されているので、効率的な抽出が図られる。
【0017】更にまた請求項11記載の多機能抽出器を
用いた抽出方法は、前記請求項8記載の多機能抽出器を
用いて抽出を行うにあたり、処理液が材料と接触してい
る際におけるすべての時間または一部の時間にわたって
加振がされることを特徴として成るものである。この発
明によれば、抽出時において材料及び処理液が加振さ
れ、効果的な抽出を更に助ける。
【0018】更にまた請求項12記載の多機能抽出器を
用いた抽出システムは、前記請求項1〜8記載の多機能
抽出器により抽出加工された処理液は密閉状態のまま冷
却器に送られることを特徴として成るものである。この
発明によれば、充分な香気等を含んだ状態で製品となっ
た処理液は、密閉状態のまま冷却されるので、高温時に
放散されがちな香気成分等が維持されたまま冷却され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。符号1は本発明たる多機能
抽出器であって、このものは図1及び図2に示すように
給液タンク2と冷却器3とを前後に接続させて成るもの
である。まず多機能抽出器1について具体的に説明す
る。このものは容器本体10を主要部材とするものであ
り、飲料製造という高度に衛生管理が要求される分野で
あることに因み、容器本体10並びに関連部材の多くは
ステンレス材料が用いられる。この容器本体10は適宜
の架台Fに支持されており、容器本体10は円胴状の胴
部11と、その上下に設けられる蓋部12とに分割され
るものであり、この蓋部12を区別するときは下蓋部1
2Aと上蓋部12Bとして示す。これら蓋部12は下蓋
部12A、上蓋部12B共に開閉機構13により胴部1
1に対し開閉自在に取り付けられている。具体的構成は
ピボット状のヒンジ13Aに対し側面から見てベルクラ
ンク状のアーム13Bを回転自在に支持させ、このアー
ム13Bの一端に前記蓋部12を固定するとともに、他
端にシフトシリンダ13Cの摺動子を接続させている。
【0020】なおこのシフトシリンダ13Cは一例とし
て電動タイプのものが用いられるものであり、シリンダ
駆動モータ13Dにより駆動される。また蓋部12の閉
鎖状態は前記シフトシリンダ13Cの伸長時において蓋
部12が胴部11に対し密着して得られるが、その状態
を更にボルト状のクランプ13Eにより締め合わせその
固定を図るようにしている。もちろんクランプ13Eは
このような手法のほか、トグルクランプを用いたバック
ル状のもの、あるいはバイヨネットクラッチ状の自動ロ
ック可能な機構等、適宜高圧容器の蓋部閉鎖機構に用い
られる機構をとり入れることが可能である。
【0021】更に容器本体10は処理液Lによって材料
Wのエキス分を抽出するにあたって、その効果をより高
めるために全体を振動させることもできる加振装置14
を具える。すなわち容器本体10における胴部11には
モータと重心を偏心させた回転体を一体とさせた加振装
置14を取り付け、モータを回転させることにより一定
周波数の機械的振動が発生するようにしているものであ
る。
【0022】このような容器本体10はその内部を中空
とするものであり、この内部は前記下蓋部12Aの内部
を下方の通液部10Aとし、また上蓋部12Bの内部を
上方の通液部10Bとし、その中間の胴部11の内側を
材料受入部10Cとするものである。そして材料受入部
10Cとその上下双方の通液部10A、10Bの間には
仕切フィルタ15が設けられている。この仕切フィルタ
15は全体として円形の平板状部材であり、図1に示す
ように円環状のリム15Aに対し一定間隔毎に帯状金属
材から成るサポート杆15Bを粗い簀子状に形成し、更
にサポート杆15Bの材料受入部10C側にフィルタエ
レメント15Cを張設したものである。このフィルタエ
レメント15Cは、要は材料Wの通過を許さない程度の
濾過作用ができればよいものであるが、請求項2で定義
したように楔断面の金属線材を多数密に簀子状に配設し
たものとすることが好ましい。
【0023】なおフィルタエレメント15Cの個々の金
属線材が断面楔状であることに因み、処理液Lの通過方
向に見て通過開始端と通過終了端の通過幅Dがそれぞれ
異なるが、その配設態様は図3に示すように下方の通液
部10Aと材料を受け入れる材料受入部10Cとの間に
設ける仕切フィルタ15にあっては、下方を幅広とし、
上方の通液部10Bと材料受入部10Cとの境界部の仕
切フィルタ15については、逆に受入部10C側を狭
く、上方の通液部10B側を広くするような配設態様と
するのである。要はフィルタエレメント15Cの楔状先
端は、いずれも通液部10A、10B側に向けるように
設定する。
【0024】このような仕切フィルタ15は更に必要に
応じて容器本体10側に設ける支持枠16によって支承
されることが好ましく、具体的には格子状の支持枠を容
器本体10における上下の蓋部12あるいは少なくとも
下蓋部12A側に設けるようにするのである。更に処理
液Lの供給、取り出しのために前記下蓋部12Aには一
例としてそのほぼ中央に短寸の管状の給液口17を形成
し、一方、上蓋部12Bには同様に短寸の管状の取出口
18を設ける。また更に図2に骨格的に示すように下蓋
部12Aには給気口、例えば加熱した蒸気や、処理液L
の上方からの排出用の加圧空気(あるいは酸化を嫌う場
合は窒素ガス等)を供給できる給気口19を形成する。
【0025】このような多機能抽出器1に対し、更にそ
の上流側に給液タンク2が接続されるとともに、下流側
に冷却器3が接続される。以下これらの配管構造につい
て説明すると、給液配管20は、前記給液タンク2から
適宜ポンプ等を介して給液口17に接続され、更に出口
側には取出配管21を設けてこれを前記冷却器3に至ら
せる。また容器本体10における前記給気口19に対し
ては給気配管22が設けられるものであり、この給気配
管22は適宜エアフィルタ等をその途中に具えるととも
に、必要に応じてこの配管途中を分岐させ、取出配管2
1に合流させる。なおこの給気配管22によって、例え
ば冷水等で抽出を行う場合、抽出速度が鈍りがちな材料
Wにあらかじめ蒸気等を供給して加熱し、活性化させる
予備処理や抽出器内部の加熱殺菌処理等が行える。
【0026】更にこの実施の形態では反転配管23を有
する。すなわちこの装置は通常下方から処理液Lを供給
するのであるが、それを反転して上方から供給できるよ
うにするための配管であり、図2の骨格図においてに二
点鎖線で示す経路である。もちろんそれらはその途中で
切替弁24を具え、経路の選択が図られるのは言うまで
もない。
【0027】更に冷却器3は冷水を通す冷媒コイル30
を冷却器3の冷却液31内を通過させ、冷却液31を冷
却するものであり、この冷却器3内を製品を移送する取
出配管21が通過することにより、その冷却が図られる
のである。これによって理解されるように材料Wのエキ
ス分を抽出して製品となった処理液Lは密閉状態のまま
冷却がなされるのである。
【0028】本発明の多機能抽出器並びにこれを用いた
抽出システムは以上述べたような構成を有するものであ
り、次のような作動の下にその抽出がなされる。 (1)材料の準備 材料Wとしては、以下コーヒーのエスプレッソを中心に
述べるが、このようなコーヒー以外にも紅茶、緑茶、ウ
ーロン茶、更にはドクダミ茶、その他エキスを抽出して
飲用として適する素材すべてが適用可能である。またそ
れらの一般的な飲料のほか、薬用の飲料として朝鮮人参
等を材料Wとして適用できる。抽出にあたっては、まず
このような材料Wを容器本体10における材料受入部1
0Cに所定量投入する。もちろんこの際は胴部11に対
し、下蓋部12Aを閉鎖した状態にし、且つその間に下
方の仕切フィルタ15を挟み込んで保持したような状態
とし、一方、上蓋部12Bを開放した状態としてこの作
業を行う。なお材料Wを材料受入部10Cに充填するに
あたっては、より効率的に抽出を行うべく、材料Wを適
度に加圧し、密に充填することが好ましい。因みにその
加圧手段としては、例えば加振装置14によって胴部1
1を振動させる形態や、ランマー等によって材料Wを適
度に押し固めるようにする形態が採り得るし、あるいは
特に器具等を使わずに、作業者が直接手で押さえるよう
にしても構わない。また加圧するタイミングも所定量す
べてを一度に投入した後、最後に加圧する形態はもとよ
り、投入を何回かに分散し、投入と加圧とを繰り返し行
う形態等が採り得る。
【0029】(2)処理液の注入 このような作業が終了した後、上蓋部12Bを上方の仕
切フィルタ15を挟み込むような状態に閉鎖する。この
ような状態で給液タンク2からの処理液Lを給液配管2
0を通って給液口17から容器本体10内に注入する。
なおこの処理液L自体は当然コーヒー等を抽出させる場
合には熱水であるが、前記生薬等のエキス分を抽出する
場合には例えばアルコール等を用いることも可能であ
る。なおこのエスプレッソコーヒー等を抽出する場合に
は、この処理液Lは加圧した状態とすることが好まし
い。その圧力はほぼ20kg/cm2 前後を上限とした
圧力とすることが好ましい。もちろん処理液Lを容器本
体10に対し下方から供給し、上方から抜き出すわけで
あるから、そのような動きが達成される相応の圧力を最
低限有することは言うまでもない。
【0030】(3)抽出作用 このようにして処理液Lが容器本体10に供給されてく
ると、まず下方の通液部10Aを満たした後、液面が更
に上昇して処理液Lはフィルタエレメント15Cを通っ
て材料Wと接し、その材料Wのエキスを充分抽出しなが
ら上方の通液部10Bを満たし、更にここから逸流する
処理液Lは取出口18から取出配管21に取り出されて
ゆくのである。この抽出作用を行う際、前記請求項8ま
たは10において定義したように加振装置14を作動さ
せ、材料Wと処理液Lとに振動を与え、抽出をより効果
的に行わせることが好ましい。もちろんこの加振にあた
っては請求項10の記載からも理解されるように、加振
手段は必ずしも請求項8で定義したような容器本体10
に取り付けた加振装置14であることを要しない。例え
ば加振棒を容器本体10内、特に材料受入部10C等に
設け、材料W、処理液Lに直接接触しながら加振するよ
うなものであってもよい。
【0031】因みにこの抽出は処理液Lを連続的に送り
込みながら順次取出口18から取り出す連続的な抽出の
ほか、容器本体10内を処理液Lで満たした後、一旦注
液を止め、抽出を促したのち、これを排出するような使
用方法がとり得る。もちろんこの際、最後の処理液Lを
上方から抜くわけであるから、前記給気口19から加圧
用の空気あるいは必要に応じて窒素ガスを供給して容器
本体10の内部圧力を高め、処理液Lの抜き取りを完了
するのである。もちろん加圧用の空気等は給気口19か
ら供給することを限定されず、例えば給液口17に空気
供給管路を切替自在に接続させておいて、ここから供給
するようにしてもよい。
【0032】(4)フィルタエレメントの作用 このような抽出にあたり、フィルタエレメント15Cは
楔状断面の部材であり、且つサポート杆15Bとの組み
合わせによって充分な剛性を発揮し、処理液L等の材料
Wあるいは処理液L等の圧力等に充分耐え得るものであ
る。そして特に処理液Lの流れ方向に見て、材料受入部
10Cと上方の通液部10Bとの間では処理液Lの上流
側においてフィルタエレメント15Cの通過幅Dが狭
く、下流側(通液部10B側)が広くなっているから、
フィルタエレメント15Cにおいて材料Wの目詰まりが
生じにくくなっているのである。
【0033】もちろんこの目詰まりが回避しやすい現象
は処理液Lが通常の重力方向と逆に下方から上方に向か
っていることも一つの要因である。また仕切フィルタ1
5に対しては比較的過大な機械的負荷が生じない状態で
抽出がされている。すなわち処理液Lが下方から上方に
向かっていることにより材料Wの荷重等がむしろ減殺さ
れ、仕切フィルタ15にそのまま重量がかからないため
である。因みに処理液Lが上方から下方に向かった場
合、材料Wの重量が下方に向かい且つ処理液Lが上方に
供給されて、更にそこでの抽出がされると、材料W自体
が流路抵抗となって処理液Lの流動抵抗と材料Wの重量
とがすべて仕切フィルタ15にかかってしまうのであ
る。このような好ましくない状況は、処理液Lの自然流
下の状況でも生ずるものであるから、ましてや抽出効率
を上げるべく加圧状態に処理液Lを供給した場合より顕
著なものとなってしまうのである。
【0034】(5)冷却 このようにして抽出された材料Wのエキスを抽出したほ
ぼ製品となった処理液Lは冷却器3を通り、その管路が
冷却液31中に浸漬されていることにより冷却液31と
の間で熱交換を行い、例えばエスプレッソコーヒーの場
合、ほぼ110℃の温度をほぼ20℃に低下させるよう
にしているのである。
【0035】(6)冷水抽出の方法 このような基本的な操作により処理液Lによる材料Wの
エキス分の抽出が行われるわけであるが、例えば処理液
Lが冷水の場合、例えば緑茶等であってもエキス分の抽
出が充分に行われない場合が生ずる。この場合、例えば
前記給気口19から加熱した蒸気またはシャワー状の熱
水を供給して例えば茶葉のような材料Wの場合、材料の
茶葉を開かせるようにして抽出がより活性化できるよう
な状態に予備処理を行う。そしてその後冷水の処理液L
を通過させて抽出を行う。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、次のような効果を奏する。すなわち請求項
1記載の発明によれば、まず材料受入部10Cにおける
仕切フィルタ15を充分に大きな作用面積としたので、
短時間の抽出で処理液Lが材料Wを通過し、迅速な抽出
が行い得るという効果を奏する。しかも処理液Lは下方
から上方に向かって供給されるため、上方に移動しがち
な香気成分等を逃さずに製品となる処理液Lに取り込む
ことができるという効果を奏する。
【0037】また請求項2記載の発明によれば、仕切フ
ィルタ15におけるフィルタエレメント15Cが楔断面
の金属線であるから、抽出時における処理液Lの通過が
円滑で且つその材料Wあるいは処理液L等の通過に伴う
機械的負荷に充分対応し得るという効果を奏する。
【0038】更にまた請求項3記載の発明によれば、仕
切フィルタ15は更に支持枠16によっても支持される
状態となるから、稼動時における機械的負荷等に耐える
ことができるという効果を奏する。
【0039】更にまた請求項4記載の発明によれば、蓋
部12の存在により材料Wの投入等の稼動にあたっての
段取り作業あるいは運転時以外における清掃等のメンテ
ナンス作業が容易に行い得るという効果を奏する。
【0040】更にまた請求項5記載の発明によれば、仕
切フィルタ15等の設置あるいは取り外し等も極めて容
易に且つ合理的に行い得るという効果を奏する。
【0041】更にまた請求項6記載の発明によれば、蒸
気供給できる配管が存在するため、例えば冷水等で抽出
を行う場合、抽出速度が鈍りがちな材料Wにあらかじめ
蒸気等を供給して加熱し、これらを活性化させておくよ
うな処理が可能であり、更にまた内部の加熱殺菌等も行
い得るという効果を奏する。
【0042】更にまた請求項7記載の発明によれば、処
理液Lを上方から下方に供給した方が好ましいような製
品の場合であっても使用することが可能であるという効
果を奏する。
【0043】更にまた請求項8記載の発明によれば、抽
出時に容器本体10に振動を与えることができ、効果的
な抽出を更に助けるという効果を奏する。
【0044】更にまた請求項9記載の発明によれば、材
料受入部10Cに投入する際、材料Wを適度に加圧でき
密に充填できるため、より効率的に抽出が行える。
【0045】更にまた請求項10記載の発明によれば、
冷水抽出の場合であっても材料Wが活性化処理されてい
るので、効率的な抽出が図られるという効果を奏する。
【0046】更にまた請求項11記載の発明によれば、
抽出時において材料W及び処理液Lが加振され、効果的
な抽出を更に助けるという効果を奏する。
【0047】更にまた請求項12記載の発明によれば、
充分な香気等を含んだ製品となった処理液Lは密閉状態
のまま冷却されるので、加熱時に放散されがちな香気成
分等が維持されたまま冷却されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多機能抽出器を一部破断して示す斜視
図、並びに仕切フィルタ部を示す拡大図である。
【図2】本発明の多機能抽出器を用いた抽出システムを
示す説明図である。
【図3】本発明の多機能抽出器を示す縦断面図、並びに
フィルタエレメント部を示す拡大図である。
【図4】本発明の多機能抽出器を示す平面図である。
【図5】従来の抽出手法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 多機能抽出器 2 給液タンク 3 冷却器 10 容器本体 10A 通液部(下方の) 10B 通液部(上方の) 10C 材料受入部 11 胴部 12 蓋部 12A 下蓋部 12B 上蓋部 13 開閉機構 13A ヒンジ 13B アーム 13C シフトシリンダ 13D シリンダ駆動モータ 13E クランプ 14 加振装置 15 仕切フィルタ 15A リム 15B サポート杆 15C フィルタエレメント 16 支持枠 17 給液口 18 取出口 19 給気口 20 給液配管 21 取出配管 22 給気配管 23 反転配管 24 切替弁 30 冷媒コイル 31 冷却液 D 通過幅 F 架台 L 処理液 W 材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 正秀 静岡県志太郡大井川町相川945−8

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉自在の容器本体の内部に、材料受入
    部と、この材料受入部の上下に位置する通液部とを仕切
    フィルタによって区画して成り、この仕切フィルタの作
    用面は容器本体の胴断面にほぼ等しくなるように形成さ
    れており、また処理液は容器本体下方から加圧状態で供
    給された後、上方から材料のエキス分を抽出した状態の
    処理液として取り出されるように構成されていることを
    特徴とする多機能抽出器。
  2. 【請求項2】 前記仕切フィルタにおけるフィルタエレ
    メントは楔断面の金属線を並列させて構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の多機能抽出器。
  3. 【請求項3】 前記仕切フィルタの設置面に沿って支持
    枠が容器本体側に設けられていることを特徴とする請求
    項1または2記載の多機能抽出器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体は、材料受入部を形成する
    胴部と、この胴部に対し上下に設けられ、内部を通液部
    とした蓋部を有することを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の多機能抽出器。
  5. 【請求項5】 前記仕切フィルタは胴部と蓋部とに挟持
    されて取り付けられることを特徴とする請求項4記載の
    多機能抽出器。
  6. 【請求項6】 前記容器本体には給気配管が並設されて
    いることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記
    載の多機能抽出器。
  7. 【請求項7】 前記容器本体には処理液の流れ方向を上
    方から下方へ向かわせる反転配管が並設されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の
    多機能抽出器。
  8. 【請求項8】 前記容器本体には、加振装置が付設され
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6
    または7記載の多機能抽出器。
  9. 【請求項9】 前記請求項1〜8記載の多機能抽出器を
    用いた抽出を行うにあたり、容器本体内に供給した材料
    を加圧して密に充填した後、抽出を行うことを特徴とす
    る多機能抽出器を用いた抽出方法。
  10. 【請求項10】 前記請求項1〜8記載の多機能抽出器
    を用いて抽出を行うにあたり、抽出に先立ち容器本体内
    に蒸気または熱水のいずれか一方または双方を供給し、
    材料を活性化させる予備処理を行うことを特徴とする請
    求項9記載の多機能抽出器を用いた抽出方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項8記載の多機能抽出器を用
    いて抽出を行うにあたり、処理液が材料と接触している
    際におけるすべての時間または一部の時間にわたって加
    振がされることを特徴とする多機能抽出器を用いた抽出
    方法。
  12. 【請求項12】 前記請求項1〜8記載の多機能抽出器
    により抽出加工された処理液は密閉状態のまま冷却器に
    送られることを特徴とする多機能抽出器を用いた抽出シ
    ステム。
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