JP2000175656A - 厚焼卵の製造方法 - Google Patents

厚焼卵の製造方法

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JP2000175656A
JP2000175656A JP10357151A JP35715198A JP2000175656A JP 2000175656 A JP2000175656 A JP 2000175656A JP 10357151 A JP10357151 A JP 10357151A JP 35715198 A JP35715198 A JP 35715198A JP 2000175656 A JP2000175656 A JP 2000175656A
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baked
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eggs
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Hirohisa Kikuchi
浩久 菊地
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KIKUCHI KIKAI SEISAKUSHO KK
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KIKUCHI KIKAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストにおける人件費の割合を少なくす
ることが可能な厚焼卵の製造方法を提供すること。 【解決手段】 数層の卵焼を重ね合わせることにより成
る厚焼卵の製造方法において、前記数層の卵焼を重ね合
わせる厚焼卵製造工程(2)とは別の前工程(1)にお
いて、予め芯となる卵焼を製造し、その後に、前記前工
程(1)において製造した芯となる卵焼を前記厚焼卵製
造工程(2)に移動させ、この厚焼卵製造工程(2)に
おいて、前記移動した芯となる卵焼に数層の卵焼を重ね
て厚焼卵を製造することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数層の卵焼を重ね
合わせることにより成る厚焼卵の製造方法の改良に係
り、より詳しくは、数層の卵焼を重ね合わせる厚焼卵製
造工程とは別の前工程において予め1層の卵焼を製造
し、その後に、前記前工程において製造した1層の卵焼
を厚焼卵製造工程に移動して、この厚焼卵製造工程にお
いて前記移動した卵焼に数層の卵焼を重ね合わせて厚焼
卵を製造することを特徴とする厚焼卵の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、厚焼卵を製造する場合には、
互いに反転可能な4〜5センチメートル程度の深さを有
する一対の焼成部を有する焼釜を用いて、厚焼卵製造工
程において数層の卵焼を重ね合わせることをしていた。
【0003】即ち、図5は、厚焼卵の製造工程の概念を
示す図であり、図において21は前記焼釜である。
【0004】そして、図において22は、厚焼卵加工機
械のテーブルであり、このテーブル22の下側には図示
しないガスバーナー等の熱源が備えられ、その上部に
は、図に示すように、前記焼釜21が複数個移動可能に
載置されている。そして、この厚焼卵製造工程において
は、エアーシリンダー等によって前記焼釜21を矢印方
向に移動させながら、所定位置において、釜底部への油
塗り、釜内への卵入れ、卵焼の反転等の工程を順次行う
ことにより、最終的に厚焼卵を製造している。
【0005】ここで、図6は、前記焼釜21を示した図
であり、この焼釜21は、ともに4〜5センチメートル
の深さを有する一対の焼成部21A、21Bを備えてお
り、それぞれの焼成部21A、21Bは、蝶番21Cを
介して反転可能であり、反転することにより、他方の焼
成部に重ね合わせることが可能となっている。
【0006】そして、この焼釜21を用いて厚焼卵を製
造する場合には、例えば、まず、図8(1)において、
一方の焼成部21A内に生卵を入れてその底面部を焼い
て片面のみを焼いた1層目の卵焼23(1)を製造す
る。
【0007】そして次に、図8(2)において、一方の
焼成部21Aを反転させて他方の焼成部21Bに重ね合
わせることにより、前記底面部のみを焼いた1層目の卵
焼23(1)を他方の焼成部21Bに移動させ、この他
方の焼成部21Bにおいて他方の面を焼く。
【0008】次に、一方の焼成部21Aを元の位置に戻
した後に、図8(3)において、一方の焼成部21A内
に生卵を入れてその底面部を焼き、2層目の卵焼23
(2)を製造し、その後に、図8(4)において、他方
の焼成部21Bを反転させ、前記1層目の卵焼23
(1)を、前記底面部を焼いた2層目の卵焼23(2)
に重ね合わせる。
【0009】次に、他方の焼成部21Bを元の位置に戻
した後に、図8(5)において、他方の焼成部21B内
に生卵を入れてその底面部を焼き、3層目の卵焼23
(3)を製造する。
【0010】そして次に、図8(6)において、1層目
及び2層目の卵焼23(1)、23(2)を入れてある
前記一方の焼成部21Aを反転させ、1層目及び2層目
の卵焼23(1)、23(2)を他方の焼成部21Bに
移動させて、前記3層目の卵焼23(3)に重ね合わせ
る。
【0011】次に、一方の焼成部21Aを元の位置に戻
した後に、図6(7)において、一方の焼成部21A内
に生卵を入れてその底面部を焼き、4層目の卵焼23
(4)を製造する。
【0012】そしてその後に、図8(8)において、前
記他方の焼成部21Bを反転させて前記1層目乃至3層
目の卵焼23(1)、23(2)、23(3)を前記一
方の焼成部21Aに移動させて4層目の卵焼23(4)
に重ね合わせ、これにより、図7に示されるような厚焼
卵23が完成する。
【0013】このように、従来における厚焼卵は、一般
的には、深さ4〜5センチメートルの一対の焼成部を有
する焼釜を用いて、まずこの焼釜において1層目の卵焼
を製造し、その後にこの1層目の卵焼の両面に数層の卵
焼を重ねることにより製造していた。
【0014】なお、厚焼卵は必ずしもこの方法により製
造されるとは限られず、例えば、一方の焼成部21Aと
他方の焼成部21Bに同時に生卵を入れてそれぞれの底
面部を焼いて、まず2枚の卵焼を製造する方法、即ち、
図8(3)に示すような状態から始める方法等も存在す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法においても、従来の製造方法では、最初に焼いた
卵焼を反転する際に問題が生じていた。
【0016】即ち、前述したように、厚焼卵を製造する
際には、焼成部の一方を反転させることにより、焼成部
の一方で片面を焼いた卵焼を、焼成部の他方に移動させ
る必要があるが、その際、焼成部の他方の中に正確に卵
焼を移動させなければならない。そして、片面を焼いた
卵焼を焼成部の他方の中に正確に移動させるためには、
その移動させる卵焼に、十分な厚さ、質量、堅さがなけ
ればならない。
【0017】一方、厚焼卵製造の過程において最初に焼
いた卵焼は、厚さ1センチメートル程度であり、そのた
めに十分な厚さや質量を備えていない。また、片面のみ
を焼いており一方の面は半生状態の場合が多いために、
十分な堅さも備えていない。
【0018】その結果として、従来のように、この片面
のみを焼いて間がない、厚さ1センチメートル程度の、
しかも柔らかい最初の卵焼を深さ4〜5センチメートル
の焼成部の他方に反転させて移動する方法では、この最
初の卵焼が正確に焼成部の他方内に移動せず、斜め等に
なって入ってしまうという事態が発生することが多い
【0019】そして、かかる場合には、焼成部の他方内
に斜め等になって入ってしまった卵焼を正しい位置に修
正する必要があるが、この修正を正確に行うためには人
手によって行う必要があり、そのために、従来の方法に
よって厚焼卵を製造する場合には、特に最初の卵焼の位
置修正を行うための人手が必要となり、人件費がかかっ
ていた。
【0020】また、前述したように、従来の厚焼卵加工
機械では同時に複数個の厚焼卵を製造するために、この
手作業のためには1個のテーブルに対して3〜4人の作
業者を要する一方、ガスバーナー等の熱源を使用するた
めに工場内は50度程度の温度になっているため、15
分程度で作業者を交代させる必要があるため、製造コス
トにおける人件費の割合は相当なものになってしまって
いた。
【0021】そこで、本発明は、製造コストにおける人
件費の割合を少なくすることが可能な厚焼卵の製造方法
を提供することを課題としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、数層の卵焼を
重ね合わせることにより成る厚焼卵の製造方法におい
て、前記数層の卵焼を重ね合わせる厚焼卵製造工程とは
別の前工程において、予め1層の卵焼を製造しておき、
その後に、前記前工程において製造した前記1層の卵焼
を前記厚焼卵製造工程に移動させ、この厚焼卵製造工程
において、前記移動した卵焼に数層の卵焼を重ねて厚焼
卵を製造することを特徴とする。
【0023】本発明では、予め、従来の製造方法におけ
る最初に焼く卵焼を、厚焼卵製造工程とは別の前工程に
おいて製造しておき、その後に、この前工程において予
め製造しておいた卵焼を厚焼卵製造工程に移動させて、
厚焼卵製造工程において、前記予め製造した卵焼に数層
の卵焼を重ね合わせて、最終的に厚焼卵を製造するた
め、厚焼卵製造工程において、片面のみを焼いて間がな
い、厚さ1センチメートル程度の、柔らかく質量も無い
卵焼を反転させる必要が無くなった。
【0024】そのため、本発明を採用することにより、
この最初に焼いた、厚さ、質量、及び堅さの無い卵焼を
反転する際に必要とされる人手を無くすることができ、
製造コストにおける人件費の割合を少なくすることが可
能となった。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の厚焼卵製造方法では、ま
ず、厚焼卵製造工程とは別の前工程において、予め、厚
さ1センチメートル程度の卵焼を製造しておき、これを
芯となる卵焼とする。
【0026】そして次に、この前工程において製造した
芯となる卵焼を厚焼卵製造工程に移動させ、この厚焼卵
製造工程において、深さ4〜5センチメートルの焼釜を
用いて、前記移動させた芯となる卵焼に数層の卵焼を重
ね合わせ、これにより最終的に厚焼卵を製造する。
【0027】また、前記芯となる卵焼を製造する場合に
は、卵焼1層分の厚さよりもわずかに深い焼成部を有す
る、互いに反転可能であるとともに反転することにより
重ね合わせることが可能な一対の焼釜を用いて、まず、
一方の焼成部内に生卵を入れてその片面を焼き、次に、
他方の焼成部を反転させて前記一方の焼成部に重ね合わ
せ、次に、前記一方の焼成部に前記他方の焼成部を重ね
合わせた状態のままで前記一方の焼成部及び前記他方の
焼成部を反転させて片面を焼いた卵焼を前記一方の焼成
部から前記他方の焼成部内へ移動させ、その後に、前記
他方の焼成部によって他面を焼く方法を採用すると良
い。
【0028】このように、卵焼1層分の厚さよりもわず
かに深い焼成部を用いて、更に、片面を焼いた卵焼を他
方の焼成部に移動させる際にはまず他方の焼成部を反転
させて一方の焼成部に重ね合わせた後に一方の焼成部及
び他方の焼成部を共に反転させる方法を採用することに
より、片面を焼いた卵焼を他方の焼成部に移動させる際
に卵焼が斜めになってしまうことを防止できる。
【0029】
【実施例】本発明の厚焼卵製造方法の実施例について図
面を参照にして説明すると、本実施例の厚焼卵の製造方
法では、まず、前工程1において、予め、厚焼卵の芯と
なる1層の卵焼3(1)を製造しておく。
【0030】そして、その後に、前記前工程1において
製造した芯となる卵焼3(1)を厚焼卵製造工程2に移
動し、この厚焼卵製造工程2において、前記前工程1に
おいて予め製造しておいた芯となる卵焼3(1)を用い
て、その両面に数層の卵焼を重ね合わせ、最終的に厚焼
卵を製造する。
【0031】ここで、図1は、本実施例の厚焼卵の製造
方法を実施するための厚焼卵製造設備の概念を示す図で
あり、図において2が、従来から使用されている厚焼卵
製造工程であり、この厚焼卵製造工程2において、最終
的に厚焼卵が製造される。
【0032】そして、この厚焼卵製造工程2には、下方
に図示しないガスバーナー等の熱源が備えられるととも
に、任意の箇所に油塗り手段、生卵挿入手段を備えるテ
ーブル201が備えられ、また、このテーブル201上
には、厚焼卵を製造するための、深さ4〜5センチメー
トル程度の一対の焼成部202A、202Bを有する複
数の焼釜202が移動可能に載置されている。
【0033】また、図において1は、芯となる卵焼3
(1)を製造するための前工程であり、この前工程1に
は、下方に図示しないガスバーナー等の熱源が備えられ
るとともに、任意の箇所に油塗り手段、生卵挿入手段を
備えるテーブル101が備えられている。そして、この
テーブル101上には、厚焼卵を製造するための、深さ
1〜1.5センチメートル程度の一対の焼成部102
A、102Bを有する複数の焼釜102が移動可能に載
置される。
【0034】そして、本実施例の厚焼卵製造方法では、
まず、前記前工程1において、芯となる卵焼3(1)が
製造される。
【0035】そして、次に、前工程1において製造され
た芯となる卵焼3(1)は、バキューム手段、あるい
は、エアーシリンダー等の手段によって、前記焼釜10
2から前記厚焼卵製造工程2における焼釜202の焼成
部に移動される。
【0036】そしてその後は、この焼釜202の焼成部
内に挿入された芯となる卵焼3(1)を中心として、そ
の両面に、前述した従来方法と同様の手法により数層の
卵焼が重ねられ、これによって最終的に厚焼卵が製造さ
れる。
【0037】このように、本実施例の厚焼卵製造方法で
は、従来の製造方法における最初に焼く卵焼を前工程1
で製造して、その後に、厚焼卵製造工程2において、前
工程で焼いた卵焼を芯として、その両面に数層の卵焼を
重ね合わせて最終的に厚焼卵を製造する方法を採用して
いるために、厚焼卵製造工程2においては、片面のみを
焼いて間がない、厚さ1センチメートル程度の、柔らか
く質量も無い卵焼を反転させる必要が無くなり、その結
果、この最初に焼いた卵焼を反転させる場合に必要とさ
れる人手を不要とし、人件費の節約を達成することがで
きる。
【0038】ここで、図2は、前記前工程1において芯
となる卵焼3(1)を製造する方法の一つの実施例を示
す図である。
【0039】本実施例の厚焼卵製造方法における前工程
においては、図4に示されるような、製造する芯となる
卵焼の厚さよりもわずかに深い深さ、具体的には1〜
1.5センチメートル程度の、蝶番102Cを介して反
転可能に連結された焼成部102A、102Bを有する
焼釜102を使用する。
【0040】そして、まず図2(1)において、予め油
を塗っておいた焼成部の一方102A内に生卵を必要量
だけ挿入し、テーブル101の下方に備えたガスバーナ
ー等の熱源によりその底面部を焼き、片面のみを焼いた
卵焼3(1)を製造する。
【0041】次に、図2(2)において、他方の焼成部
102Bを反転させて一方の焼成部102Aに重ね合わ
せ、その後に、図2(3)において、一方の焼成部10
2A、及び他方の焼成部102Bを共に反転させ、底面
部のみを焼いた卵焼3(1)を他方の焼成部102B内
に移動させる。
【0042】そして、その後に、他方の焼成部102B
内において、卵焼3(1)の他面を焼き、これによっ
て、芯となる卵焼3(1)を製造する。
【0043】そして、このようにして芯となる卵焼3を
製造した後に、この卵焼3(1)を、バキューム手段に
より、あるいは、皿等に移した後にエアーシリンダー等
を用いて、厚焼卵製造工程2における深さ4〜5センチ
メートル程度の焼釜202(図6参照)の焼成部内に移
動し、この厚焼卵製造工程2において、移動した芯とな
る卵焼3(1)を用いて、最終的に厚焼卵を製造する。
【0044】このように、本実施例の厚焼卵製造方法に
おける芯となる卵焼の製造方法では、製造する芯となる
卵焼の厚さよりもわずかに深い程度の深さ、具体的には
1〜1.5センチメートル程度の焼成部を用いているた
めに、更に、片面を焼いた卵焼を他方の焼成部に移動さ
せる際には、一度他方の焼成部を反転させて一方の焼成
部に重ね合わせた後に、一方の焼成部及び他方の焼成部
を同時に反転させる方法を採用しているため、卵焼が斜
めになってしまうことをより効果的に防止することがで
きる。
【0045】なお、図3は、前工程1において製造した
芯となる卵焼を用いて最終的に厚焼卵を製造する工程の
一例を示した図であり、図3(1)において、一方の焼
成部202A内に生卵を入れて、その底面部を焼き、2
層目の卵焼3(2)を製造する。
【0046】次に、図3(2)において、前記底面部を
焼いた2層目の卵焼3(2)の上に、前記予め製造して
おいた芯となる卵焼3(1)を載せて1層目の卵焼とす
る。
【0047】そして次に、図3(3)において、他方の
焼成部202B内に生卵を入れてその底面部を焼き、3
層目の卵焼3(3)を製造する。
【0048】その後に、図3(4)において、一方の焼
成部202Aを反転させて1層目及び2層目の卵焼3
(1)、3(2)を他方の焼成部202B内に移動さ
せ、3層目の卵焼3(3)の上に1層目及び2層目の卵
焼3(1)、3(2)を重ね合わせる。
【0049】次に、一方の焼成部202Aを元の位置に
戻した後に、図3(5)において、一方の焼成部202
A内に生卵を入れてその底面部を焼き、4層目の卵焼3
(4)を製造する。
【0050】そしてその後に、図3(6)において、他
方の焼成部202Bを反転させて2層目及び1層目、3
層目の卵焼3(2)、3(1)、3(3)を一方の焼成
部202A内に移動させ、4層目の卵焼3(4)の上に
2層目及び1層目、3層目の卵焼3(2)、3(1)、
3(3)を重ね合わせ、これにより厚焼卵3が完成す
る。
【0051】なお、上述した実施例では、1層目の卵焼
を製造した後に、バキューム手段等を用いて1層目の卵
焼を厚焼卵製造工程に移動させる方法について説明した
が、本発明の厚焼卵製造方法は、芯となる1層目の卵焼
を予め前工程において製造することを特徴としているた
め、1層目の卵焼を製造した後にすぐこの1層目の卵焼
を厚焼卵製造工程に移動する必要は無く、1層目の卵焼
を予め製造、保管しておき、最終的に厚焼卵を製造する
段階でこの予め製造しておいた1層目の卵焼を用いても
良い。
【0052】また、本発明における厚焼卵の製造方法
は、従来の方法において最初に焼く卵焼を別工程で予め
製造しておき、その後にこの予め製造しておいた卵焼に
数層の卵焼を重ね合わせて厚焼卵を製造することを特徴
とするものであるため、芯となる卵焼に数層の卵焼を重
ね合わせる方法はいずれを用いてもよく、必ずしも図3
に示す方法に限定されるものではない。
【0053】更に、芯となる卵焼に数層の卵焼を重ね合
わせる場合も、必ずしも芯となる卵焼の両面に数層の卵
焼を重ね合わせる必要はなく、芯となる卵焼の片面のみ
に数層の卵焼を重ね合わして厚焼卵を製造しても良い。
【0054】
【発明の効果】本発明の厚焼卵製造方法は、以上説明し
たような形態で実施され、以下に記載するような効果を
奏する。
【0055】本発明の厚焼卵製造方法では、従来の製造
方法における最初に焼く卵焼を、厚焼卵製造工程とは別
の前工程において予め製造しておいてこれを芯となる卵
焼とし、その後に、この前工程において予め製造してお
いた芯となる卵焼を厚焼卵製造工程に移動させて、厚焼
卵製造工程において、前記芯となる卵焼に数層の卵焼を
重ね合わせて最終的に厚焼卵を製造するため、厚焼卵製
造工程において、片面のみを焼いて間がない、厚さ1セ
ンチメートル程度の、柔らかく質量も無い卵焼を反転さ
せる必要が無くなった。
【0056】そのため、本発明を採用することにより、
この最初に焼いた厚さ、質量、及び堅さの無い卵焼を反
転する際に必要とされる人手を無くすることができ、製
造コストにおける人件費の割合を少なくすることが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の厚焼卵製造方法の実施例における前工
程及び厚焼卵製造工程の概念を示す図である。
【図2】本発明の厚焼卵製造方法における芯となる卵焼
の製造方法の実施例を説明するための図である。
【図3】予め製造しておいた芯となる卵焼を用いて最終
的に厚焼卵を製造する方法を説明するための図である。
【図4】本発明の厚焼卵製造方法における芯となる卵焼
を製造するために用いる焼釜を示す図である。
【図5】従来の厚焼卵製造方法を説明するための図であ
る。
【図6】従来の厚焼卵製造方法において使用される焼釜
を示す図である。
【図7】厚焼卵を示す図である。
【図8】従来の厚焼卵製造方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 前工程 101 テーブル 102 焼釜 2 厚焼卵製造工程 201 テーブル 202 焼釜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数層の卵焼を重ね合わせることにより成る
    厚焼卵の製造方法において、前記数層の卵焼を重ね合わ
    せる厚焼卵製造工程(2)とは別の前工程(1)におい
    て、1層の卵焼を製造しておき、その後に、前記前工程
    (1)において製造した前記卵焼を前記厚焼卵製造工程
    (2)に移動させ、この厚焼卵製造工程(2)におい
    て、前記移動した卵焼に数層の卵焼を重ねて厚焼卵を製
    造することを特徴とする厚焼卵の製造方法。
  2. 【請求項2】前記厚焼卵製造工程(2)において、前記
    前工程(1)で製造した1層の卵焼の両面に数層の卵焼
    を重ね合わせて厚焼卵を製造することを特徴とする請求
    項1に記載の厚焼卵製造方法。
  3. 【請求項3】予め製造しておいた1層の卵焼に数層の卵
    焼を重ねることにより製造される厚焼卵の前記予め製造
    しておく1層の卵焼の製造方法であって、前記卵焼の厚
    さよりもわずかに深い焼成部(102A、102B)を
    有する、互いに反転可能であるとともに反転することに
    より重ね合わせることが可能な一対の焼釜(102)を
    用いて、第一の工程において前記一対の焼成部の一方
    (102A)に生卵を入れてその片面を焼き、第二の工
    程において前記一対の焼成部の他方(102B)を反転
    させて前記一方の焼成部(102A)に重ね合わせて、
    第三の工程において前記一方の焼成部(102A)に前
    記他方の焼成部(102B)を重ね合わせた状態のまま
    で前記一方の焼成部(102A)及び前記他方の焼成部
    (102B)を反転させて片面を焼いた卵焼を前記一方
    の焼成部(102A)から前記他方の焼成部(102
    B)内へ移動させ、第四の工程において前記他方の焼成
    部(102B)によって片面を焼いた卵焼の他面を焼く
    ことにより製造することを特徴とする卵焼の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1164015A1 (en) 2000-06-12 2001-12-19 Seiko Epson Corporation Ink jet type recording head
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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