JP2000175476A - インバータ装置 - Google Patents
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- JP2000175476A JP2000175476A JP10345091A JP34509198A JP2000175476A JP 2000175476 A JP2000175476 A JP 2000175476A JP 10345091 A JP10345091 A JP 10345091A JP 34509198 A JP34509198 A JP 34509198A JP 2000175476 A JP2000175476 A JP 2000175476A
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Abstract
以下に抑え、インバ−タ回路に流れる過電流や電動機の
出力軸にかかる過大なトルクにより故障するのを防止す
るインバ−タ装置に関する。 【解決手段】 交流電源1と、交流電源を直流電源に変
換する整流回路2と、整流回路の出力する直流電源を交
流電源に変換するインバ−タ回路3と、インバ−タ回路
の出力側に接続し、回転子4bに永久磁石を有する電動
機4と、インバ−タ回路を構成するパワ−スイッチング
手段3a〜3fをオンオフ制御する制御手段5と、電動
機の回転数を検知する回転数検知手段7と、回転数検知
手段の出力を受けてパワ−スイッチング手段の導通比を
制御する導通比制御手段8と、導通比制御手段の出力す
る導通比の最大値を制御する導通比制限手段9を備え、
導通比制限手段は回転数検知手段の出力に応じて導通比
の最大値を設定するように構成したものである。
Description
れる電気機器に備えたインバ−タ装置に関するものであ
る。
るインバ−タ装置においては、前記電動機の出力トルク
を一定に抑えるために電流検出器と電流制御手段を設
け、前記電流検出器が前記電動機の三相巻線に流れる電
流や、前記インバ−タ装置を構成するパワ−スイッチン
グ手段に流れる電流を検知し、前記電流制御手段が前記
電流検出器の出力を受けて所定の電流値になるように、
前記パワ−スイッチング手段の導通比を制御するもので
あった。
来のインバ−タ装置においては、電動機の出力トルクを
一定以下に抑えるために、電流検出器と電流制御手段を
設け、フィ−ドバック制御を行う必要があり、前記イン
バ−タ装置の構成が複雑になる問題を有していた。
イッチング手段の導通比の操作量によっては、電動機の
起動時に所定の電流値に対するオ−バ−シュ−トが発生
し、三相巻線やパワ−スイッチング手段に過電流が流れ
たり、電動機の出力軸に過大なトルクがかかるなどして
故障の原因になる問題も有していた。
を解決するものであり、電動機の回転数に応じて、パワ
−スイッチング手段の導通比の最大値を設定すること
で、電流検出器や電流制御手段を設けなくても、確実に
パワ−スイッチング手段や電動機の三相巻線に流れる電
流を一定以下に抑え、そして電動機の出力トルクを一定
以下に抑えることを目的としている。
に本発明は、交流電源と、前記交流電源を直流電源に変
換する整流回路と、前記整流回路の出力する直流電源を
交流電源に変換するインバ−タ回路と、前記インバ−タ
回路の出力側に接続し、回転子に永久磁石を有する電動
機と、前記インバ−タ回路を構成するパワ−スイッチン
グ手段をオンオフ制御する制御手段と、前記電動機の回
転子の回転数を検知する回転数検知手段と、前記回転数
検知手段の出力を受けて前記パワ−スイッチング手段の
導通比を制御する導通比制御手段と、前記導通比制御手
段の出力する導通比の最大値を制御する導通比制限手段
を備え、前記導通比制限手段は前記回転数検知手段の出
力に応じて導通比の最大値を設定するように構成したも
のである。
インバ−タ回路に流れる電流を検知することなく、前記
電流を一定以下に抑え、電動機の出力トルクを一定以下
に抑えることができ、比較的簡単な構成で安全なインバ
−タ装置を実現できる。
は、交流電源と、前記交流電源を直流電源に変換する整
流回路と、前記整流回路の出力する直流電源を交流電源
に変換するインバ−タ回路と、前記インバ−タ回路の出
力側に接続し、回転子に永久磁石を有する電動機と、前
記インバ−タ回路を構成するパワ−スイッチング手段を
オンオフ制御する制御手段と、前記電動機の回転子の回
転数を検知する回転数検知手段と、前記回転数検知手段
の出力を受けて前記パワ−スイッチング手段の導通比を
制御する導通比制御手段と、前記導通比制御手段の出力
する導通比の最大値を制御する導通比制限手段を備え、
前記導通比制限手段は前記回転数検知手段の出力に応じ
て導通比の最大値を設定するように構成したものであ
る。
に応じてインバ−タ回路の導通比の最大値を設定する電
導通比制限手段によって、電動機を構成する三相巻線や
インバ−タ回路に流れる電流を検知することなく、前記
電流を一定以下に抑え、そして電動機の出力トルクを一
定以下に抑えられるのである。
求項1記載の発明において、整流回路の出力する直流電
圧を検知する電圧検知手段を備え、導通比制限手段は前
記電圧検知手段の出力を受けて、パワ−スイッチング手
段の導通比の最大値を補正するように構成したものであ
る。
受けて、パワ−スイッチング手段の導通比の最大値を補
正する導通比制限手段によって、交流電源の電圧変動等
により整流回路の出力電圧が変動しても、電動機の三相
巻線に流れる電流を検知することなく、前記電流を一定
以下に抑え、そして電動機の出力トルクを一定以下に抑
えられるのである。
1または2記載の発明において、導通比制限手段は、回
転数検知手段が検知した検知回転数の範囲に応じてパワ
−スイッチング手段の導通比の最大値を設定する構成に
したものである。
した検知回転数の範囲に応じてパワ−スイッチング手段
の導通比の最大値を設定する導通比制限手段によって、
簡単な構成で電動機の出力トルクを一定以下に抑えるこ
とが可能になり、安価なインバ−タ装置を実現できる。
求項1〜3のいずれか1項に記載の発明のおいて、電動
機の起動時には、導通比制限手段によりパワ−スイッチ
ング手段の導通比を制御し、その後は導通比制御手段に
よりパワ−スイッチング手段の導通比を制御する構成に
したものである。
ワ−スイッチング手段の導通比を導通比制限手段が制御
し、電動機の起動後はパワ−スイッチング手段の導通比
を導通比制御手段が制御するので、電動機の三相巻線の
電流に相当する電流を検知することなく、電動機の出力
トルクを可能な限り大きくして回転することができる。
従って、電動機の出力トルクが過大にならない状態で電
動機を目標回転数まで短時間で立ち上げることができ
る。
1〜3のいずれか1項に記載の発明において、電動機の
起動時には、パワ−スイッチング手段の導通比を所定値
より増加させ、その後導通比制御手段によりパワ−スイ
ッチング手段の導通比を制御する構成にしたものであ
る。
ワ−スイッチング手段の導通比を所定値より増加させ、
電動機の起動後はパワ−スイッチング手段の導通比を導
通比制御手段により制御するので、電動機の低速時に回
転数検知手段による回転数検知の確定までの時間が長く
なるような場合においても、パワ−スイッチング手段の
導通比を一方的に設定していくので、電動機を目標回転
数まで比較的高速に立ち上げることができる。また、電
動機の起動時にはパワ−スイッチング手段の導通比を電
動機の出力トルクが過大にならない範囲に設定すること
で、電動機の出力軸の破損を防止できる安全なインバ−
タ装置を実現できる。
1〜3のいずれか1項に記載の発明において、電動機の
起動時にはパワ−スイッチング手段の導通比を所定値よ
り増加させ、その後は導通比制限手段によりパワ−スイ
ッチング手段の導通比を制御し、さらにその後は導通比
制御手段によりパワ−スイッチング手段の導通比を制御
する構成にしたものである。
る回転数検知が必要なくなり、また回転数検知が可能な
回転数領域から導通比制限手段により電動機の出力トル
クを可能な限り大きくして回転することができる。従っ
て、回転数検知手段が電動機の低速における回転数を検
知する時間が長くても、電動機を目標回転数まで短時間
かつ安全に立ち上げることができる。
ながら説明する。
装置の請求項1に記載の発明の一実施例で、そのブロッ
ク回路構成を図1が示すものである。このインバ−タ装
置は、交流電源1に整流回路2を接続し、この整流回路
2の高電位側出力端子にはインバ−タ回路3を接続し、
さらにインバ−タ回路3の出力端子には電動機4を接続
して構成している。
個のコンデンサ2b,2cの直列回路により倍電圧整流
回路を構成しているが、特にこれに限定されるものでは
なく、ダイオ−ドブリッチと1個のコンデンサにより全
波整流回路の構成にしてもよい。
ング手段3a〜3fにより三相六石の構成にしている。
そして、パワ−スイッチング手段3a〜3fは高周波ス
イッチングと大電流容量に対応できるIGBTと逆接続
のダイオ−ドの並列回路で構成しているが、特にこれに
限定されるものではなくサイリスタやMOSFET等を
用いてもよい。また、インバ−タ回路3の構成について
も三相六石に限定されるものではなく、三相三石等にし
てもよい。
た電機子巻線を有し、かつ回転子に永久磁石を有する直
流ブラシレスモ−タを採用している。そして、電動機4
は回転子4bの極数を4極にしているが、特にこれに限
定されるものではない。
路5bと駆動回路5c等からなり、これら回路はマイク
ロコンピュ−タや論理回路等により構成されている。P
WM回路5aは、前記マイクロコンピュ−タ内のカウン
タとマグニチュ−ドコンパレ−タにより構成され、約1
5.7kHzでハイ、ロ−の各信号を交互に駆動回路5
cに出力する。そして、PWM回路5aは後述する導通
比制限手段9の出力値と前記カウンタの出力値をマグニ
チュ−ドコンパレ−タが比較し、導通比制限手段9の出
力値に応じた期間、ハイの信号を駆動回路5cに出力す
る。三相分配回路5bは後述する電動機4の回転子4b
の位置を検出する位置検知手段6の出力に応じてパワ−
スイッチング手段3a〜3fのオンオフの組合せを設定
し、駆動回路5cに出力する。駆動回路5cはPWM回
路5aと三相分配回路5bの出力を受けて、所望のパワ
−スイッチング手段を設定導通比でオンオフ制御し、電
動機4に交流電力を供給し、電動機4が回転するように
している。
された3個のホ−ルIC6a〜6cからなり、回転子4
bの永久磁石の対向する表面がS極である場合にはハイ
を、N極である場合にはロ−の各信号を制御手段5に出
力するようにしている。そして、詳細に後述するが、こ
のホ−ルIC6a〜6cの前記出力の組合せを受けて制
御手段5がパワ−スイッチング手段3a〜3fをオンオ
フ制御する。なお、本実施例でホ−ルIC6a〜6cの
配置は一例であり、例えばホ−ルIC6a〜6cの内の
1個を電気角で180度移動し、そのホ−ルICの論理
を回転子4bの永久磁石の対向する表面がS極である場
合にはロ−を、N極である場合にはハイの各信号を制御
手段5に出力するようにしてもよい。また、位置検知手
段6においても、ホ−ルICによる構成に限定されるも
のではなく、電動機4の三相巻線4aの各相巻線に発生
する誘起電圧を検知し、この検知信号に基づいて回転子
4bの永久磁石の位置を検知してもよいし、フォトイン
タラプタ等で光学的に位置検出を行ってもよい。
転数検知手段で、8は回転数検知手段7の出力側に接続
した導通比制御手段で、9は回転数検知手段7と導通比
制御手段8の出力側に接続した導通比制限手段で、これ
らはマイクロコンピュ−タで構成されている。
の信号を出力している期間をマイクロコンピュ−タ内の
カウンタにより検知し、その期間により回転子4bの回
転数Ninを判定している。そして、この回転数検知方
法は一例であり、ホ−ルIC6aの出力を積分回路に通
し、電圧値として検知することも可能であるし、またそ
れとは別に制御の安定性を得るために所定期間内におけ
るホ−ルICのハイの信号出力時間をカウンタを用いて
検知してもよい。
知した回転子4bの検知回転数Ninと目標回転数Ns
を入力し、この二つの入力値に応じてパワ−スイッチン
グ手段3a〜3fの導通比設定値dsを導通比制限手段
9に出力する。本実施例においては、比例成分(P成
分)により回転数制御の安定性、応答性を高めるととも
に、積分成分(I成分)を用いて目標回転数Nsに対す
る定常偏差を0にする比例積分(PI)制御を行ってい
る。ただ、この制御方式については比例積分制御に限定
されるものではなく、比例成分、積分成分の他に応答速
度を高めるために微分成分(D成分)を構成要素に取り
入れたPID制御や比例制御やファジイ制御を用いても
よい。また、マイクロコンピュ−タの性能によっては導
通比制御手段8をオペアンプ等で構成しても構わない。
転数検知手段7の検知した回転子4bの検知回転数Ni
nが入力され、この検知回転数Ninに応じた導通比の
最大値dmaxを設定する。一方、導通比制御手段8よ
り導通比設定値dsが導通比制限手段9に入力される
と、この導通比制限手段9において先に設定された導通
比最大値dmaxと導通比設定値dsを比較し、導通比
の小さい方を制御手段5に出力する。そして、制御手段
5は位置検知手段6によりパワ−スイッチング手段3a
〜3fのオンオフを設定し、オンを設定したパワ−スイ
ッチング手段を導通比制限手段9により出力された導通
比でオンオフ制御をする。なお、本実施例においては図
5に示すグラフの導通比最大値dmaxと検知回転数N
inの関係を予めマイクロコンピュ−タ内に設定してい
るものである。
するごとに、導通比制限手段9によりパワ−スイッチン
グ手段の導通比の最大値を設定することで、電動機4の
三相巻線4aへの印加電圧を所定値以下にすることがで
きるので、検知回転数Nin以上において三相巻線4a
に流れる電流を所定値以下に抑えることができ、電動機
4の出力トルクを所定値以下に抑えることができる。た
だし、本実施例における回路構成や電動機の構成は一例
であり、他の構成にしてもよいものである。
の信号の波形(a)〜(l)を示すものである。波形
(a)〜(c)は位置検知手段6のホ−ルIC6a〜6
cの出力波形である。この信号のうち、回転数検知手段
7はホ−ルIC6aの出力信号を検知しており、ホ−ル
IC6aのハイ信号の期間を検知することで、その期間
に応じた電動機4の回転数を導通比制御手段8と導通比
制限手段9に出力している。また、三相分配回路5bは
位置検知手段6の出力信号の論理に応じて、図2の波形
(d)〜(i)のようにパワ−スイッチング手段3a〜
3fのオンオフを組み合わせて出力する。波形(d)は
パワ−スイッチング手段3aのオンオフ状態、波形
(e)はパワ−スイッチング手段3bのオンオフ状態、
波形(f)はパワ−スイッチング手段3cのオンオフ状
態、波形(g)はパワ−スイッチング手段3dのオンオ
フ状態、波形(h)はパワ−スイッチング手段3eのオ
ンオフ状態、波形(i)はパワ−スイッチング手段3f
のオンオフ状態を示している。そして、パワ−スイッチ
ング手段3a〜3fはいずれも三相のU、V、Wの相切
り替えのタイミングに同期して、前半をPWM回路5a
の出力信号に同期してパワ−スイッチング手段をオンオ
フ制御している。これにより、パワ−スイッチング手段
3a〜3fによる三相巻線4aの相切り替え時に発生す
る騒音を低減することができる。また、この時のPWM
回路5aが出力するオン期間とオフ期間の比、すなわち
パワ−スイッチング手段のオン期間とオフ期間の比は導
通比制御手段8および導通比制限手段9により設定され
る導通比に応じた値となっている。そして、制御手段5
により、いずれかの二つのパワ−スイッチング手段がオ
ンされると電動機4の二つの入力端子に電圧が印加さ
れ、この印加電圧と電動機4の回転子4bの回転による
誘起電圧の差分の電圧により、(j)〜(l)のような
相電流が流れる。なお、この相電流(j)〜(l)はパ
ワ−スイッチング手段3a〜3cがオンした時に流れる
電流を正方向にしている。
構成された電動機4の三相巻線4aに流れる電流のピ−
ク値と出力トルクの関係を示すグラフである。図3に示
したように直流ブラシレスモ−タでは、三相巻線4aに
流れる電流にトルク定数Ktを乗じたものが出力トルク
となる。
ては、三相巻線4aに流れる電流のピ−ク値と出力トル
クは殆ど比例関係となる。
おいて、パワ−スイッチング手段3a〜3fの導通比ご
との回転数と出力トルクの関係を示すグラフである。な
お、この時の交流電源1の入力電圧はAC100Vで、
整流回路2の出力する直流電圧が約282Vになるよう
にしている。グラフ(ア)はパワ−スイッチング手段3
a〜3fの導通比が100%の時の特性である。グラフ
(イ)はパワ−スイッチング手段3a〜3fの導通比が
75%の時の特性である。グラフ(ウ)はパワ−スイッ
チング手段3a〜3fの導通比が50%の時の特性であ
る。グラフ(エ)はパワ−スイッチング手段3a〜3f
の導通比が25%の時の特性である。図4を見ても明ら
かなように出力トルクTsになる回転数は導通比により
異なっている。図4の場合には、導通比100%におい
ては回転数N1で出力トルクがTsになり、導通比75
%においては回転数N2で出力トルクがTsになり、導
通比50%においては回転数N3で出力トルクがTsに
なり、導通比25%においては回転数N4で出力トルク
がTsになっている。従って、回転子4bの回転数に応
じてパワ−スイッチング手段3a〜3fの導通比最大値
dmaxを設定することで電動機4の出力トルクを一定
以下に抑えることができる。
は、永久磁石を有する回転子4bの回転数に、誘起電圧
定数を乗じたものが誘起電圧となり、この誘起電圧と三
相巻線4aへの印加電圧の差分の電圧により三相巻線4
aに電流が供給され、この電流によりトルクを発生する
ものである。また、三相巻線4aの印加電圧はパワ−ス
イッチング手段3a〜3fの導通比を制御することで制
御可能である。本実施例においては、整流回路2の出力
する直流電圧にパワ−スイッチング手段3a〜3fの導
通比を乗じたものが印加電圧となる。
イチング手段3a〜3fの導通比の最大値を制限するこ
とで、三相巻線4aへの印加電圧の最大値を制限できる
ので、図4のグラフ(ア)〜(エ)のように回転数と出
力トルクの関係を制御できるようになる。これは先に説
明したが、直流ブラシレスモ−タにおいては三相巻線4
aへの印加電圧と回転子4bの回転により生じる誘起電
圧の差分の電圧に応じて三相巻線4aに電流が流れ、こ
の電流にトルク定数Ktを乗じた値が出力トルクになる
特性を有するためである。
制限手段9に予め設けた回転子4bの検知回転数Nin
とパワ−スイッチング手段3a〜3fの導通比最大値d
maxの関係を示すグラフの一例である。本実施例にお
いては、導通比制限手段9は導通比最大値dmaxと検
知回転数Ninを連続的な関数になるようにしており、
検知回転数Ninを入力するごとに導通比最大値dma
xを演算している。しかしながら、特に関数を設けて検
知回転数Ninの入力ごとに導通比最大値dmaxを演
算する必要はなく、検知回転数Ninに応じて導通比最
大値dmaxをマイクロコンピュ−タ内のメモリに記憶
しておき、検知回転数Ninの入力ごとに、入力された
検知回転数Ninに応じた導通比最大値dmaxを設定
してもよい。
段3a〜3fの導通比最大値dmaxを設定した場合の
電動機4の回転数Nと出力トルクTの関係を示すグラフ
である。図5において回転子4bの回転数に応じて、パ
ワ−スイッチング手段3a〜3fの導通比最大値dma
xを設けたことにより、前記回転数に応じた三相巻線4
aへの最大印加電圧が決定し、その結果、電動機4の回
転数に応じた最大出力トルクも制限され、図6に示した
特性になるものである。
パワ−スイッチング手段3a〜3fの導通比最大値dm
axを設けることにより、電動機4の三相巻線4aの印
加電圧が制限され、そして三相巻線4aに流れる電流も
制限され、その結果、電動機4の出力トルクは制限され
る。従って、三相巻線4aやパワ−スイッチング手段3
a〜3fの電流を検知することなく、三相巻線4aやパ
ワ−スイッチング手段3a〜3fに過電流が流れるのを
防止できるとともに、電動機4の出力軸にも過大なトル
クがかかるのを防止できる。また、本実施例においては
回転子4bの回転数を検知してから導通比最大値dma
xを設定することにより、電動機4の回転数が上昇して
いくような起動時の場合には、三相巻線4aに生じる誘
起電圧が大きくなり、三相巻線4aに流れる電流が小さ
くなっていくので、電動機4の最大出力トルクを越える
ことがなくなり、電動機4の三相巻線4aやインバ−タ
回路3の構成部品に過電流が流れることのない安全なイ
ンバ−タ装置を実現できる。
ける電動機4の回転数制御を図7に示すステップ11〜
ステップ17(以下S11、S12、S13・・とい
う)のフロ−チャ−トに従い説明する。S11において
電動機4の回転数制御サブル−チンを開始すると、S1
2で回転数検知手段7により電動機4の回転数を検知
し、導通比制御手段8および導通比制限手段9に検知回
転数Ninを出力する。S13では導通比制御手段8は
検知回転数Ninと予め設定された目標回転数Nsによ
り、比例積分制御を行い導通比設定値dsを導通比制限
手段9に出力する。S14では導通比制限手段9が予め
設定された図5に示すグラフに基づき検知回転数Nin
に応じた導通比最大値dmaxを設定し、S15で導通
比制限手段9が導通比設定値dsと導通比最大値dma
xを比較し、導通比設定値dsが導通比最大値dmax
より大きい場合は、S16で導通比最大値dmaxを導
通比として制御手段5に出力する。また、S15で導通
比設定値dsが導通比最大値dmaxより小さい場合
は、S17で導通比設定値dsを導通比として制御手段
5に出力する。そして、前記の各導通比で制御手段5が
パワ−スイッチング手段3a〜3fをオンオフ制御す
る。その後、再びS12にて回転数検知手段7により電
動機4の回転数を検知し、上記制御した制御を繰り返す
ものである。
ことで、電動機4の三相巻線4aの電流やインバ−タ回
路3に流れる電流を検知しなくても、前記電流の最大値
を制御することができる。従って、電動機4の出力トル
クも一定に抑えることができる。
備えた電気洗濯機の構造図を示している。21は水受け
槽で、攪拌翼22を内定部に回転自在に有する洗濯兼脱
水槽23を内側に回転自在に設け、さらに全体を支持棒
24により洗濯機本体25内につり下げている。26は
水受け槽21の外底部に設けた減速機構で、下部に設け
た電動機4の動力を攪拌翼22および洗濯兼脱水槽23
に伝達するものである。そして、減速機構26は遊星歯
車を有し、攪拌翼22を回転駆動する際には、太陽歯車
を電動機4の出力軸によって駆動し、遊星歯車の回転を
攪拌翼22に伝達する構成にすることにより、1/6に
減速するとともに電動機4の出力トルクを6倍に変換す
る。また、脱水などの洗濯兼脱水槽23を回転駆動する
制御においては、特に図示していないがクラッチにより
減速機構26を電動機4の出力軸より切り離し、洗濯兼
脱水槽23を電動機4の出力軸で直接に回転駆動する。
27は洗濯兼脱水槽23に給水をする給水弁、28は洗
濯兼脱水槽23内の洗濯水を排水する排水弁である。
脱水槽23内に洗濯物と洗剤を使用者が投入した状態で
運転を開始すると、給水弁27を開き水道水を水受け槽
21内に入れて所定水位まで上昇させ、攪拌翼22を回
転させて洗浄を行う。この洗浄においては、クラッチに
より洗濯兼脱水槽23と電動機4の出力軸を切り離すと
ともに、減速機構26と電動機4の出力軸を接続し、電
動機4の回転数を1/6に減速して攪拌翼22を回転さ
せる。この時図1における制御手段5は電動機4が正
転、反転を繰り返すように電動機4を制御する。そし
て、攪拌翼22による洗浄が終了すると、排水弁28を
開き、水受け槽21内の洗浄水を排水する。その後に電
動機4の出力軸と洗濯兼脱水槽23を直結させ、洗濯兼
脱水槽23を電動機4により直接回転させ、洗濯物に含
まれた洗浄液を脱水する。
上記した洗浄時の動作と同じようにすすぎ水の給水とと
もに減速機構を介して攪拌翼22を電動機4により回転
させて行われる。
水受け槽21内のすすぎ水を排水し、クラッチにより洗
濯兼脱水槽23と電動機4を直結し、洗濯兼脱水槽23
を電動機4により900rpmで回転させ、これにより
遠心力で洗濯物の脱水を行う。
機4を回転させて洗濯物を洗濯脱水するものであり、電
動機4の回転制御はインバ−タ回路3、制御手段5、導
通比制御手段8、導通比制限手段9からなる本発明のイ
ンバ−タ装置により行われる。ここで図1の説明で述べ
たように、導通比制御手段8は目標回転数Nsと回転数
検知手段7が検知した検知回転数Ninを入力し、比例
積分制御によりパワ−スイッチング手段3a〜3fの導
通比を設定して目標回転数Nsまで回転数を上昇させ、
目標回転数Nsで安定させる。しかしながら、例えば、
攪拌翼22による洗浄時に攪拌翼22を回転させたこと
により洗濯物が絡まり、攪拌翼22にかかる負荷が急に
増加した状態で、電動機4が減速機構26を介して攪拌
翼22を回転させようとすると、導通比制御手段8は回
転数を上昇させるため前記導通比を増加させるために、
三相巻線4aやインバ−タ回路3に過電流が流れ電動機
4の出力軸にかかるトルクが過大になったり、パワ−ス
イッチング手段3a〜3fの定格電流を越えたりするこ
とになる。
うに導通比制限手段9が回転数検知手段7が検知した検
知回転数Ninに応じた導通比最大値dmaxを設定す
ることで、三相巻線4aやインバ−タ回路3に流れる電
流を一定に抑えながら電動機4の回転数を上昇させてい
くことができる。従って、電動機4の出力トルクを一定
以下に抑えながら、電動機4の回転数を上昇させること
ができる。
ことにより、特に電流検知手段や電流制御手段を設けな
くても、三相巻線4aやインバ−タ回路3に流れる電流
を一定に抑え、かつ電動機4の出力トルクを一定に抑え
ながら電動機4の回転数を制御することが可能になる。
従って、三相巻線4aやインバ−タ回路3が過電流によ
り故障したり、電動機4の出力軸に過大なトルクがかか
り前記出力軸が破損したりするのを防止することができ
る。なお、本実施例においては攪拌翼22を減速機構2
6を介して電動機4により回転駆動する例を示している
が、電動機4により洗濯兼脱水槽23を直接駆動する場
合においても同様に導通比制限手段9により出力トルク
を一定以下に抑えながら電動機4を回転制御できるもの
である。特に水受け槽21に水を入れた状態で洗濯兼脱
水槽23を電動機4により直接回転駆動し、遠心力によ
り水を洗濯物に通過させて洗浄するような方式の電気洗
濯機においては、大トルクが必要になるが、本実施例の
ように導通比制限手段9によって検知回転数Ninに応
じて導通比最大値dmaxを制御することで、電動機4
の出力トルクを一定以下に抑えながら起動することがで
き、三相巻線4aやインバ−タ回路3に過電流が流れる
のを、そして電動機4の出力軸にかかるトルクが過大に
なるのをそれぞれ防止することができる。
ないが、低電位側のパワ−スイッチング手段3a〜3f
がオン状態の期間に、例えばスイッチング電源等で構成
された直流電源より、ダイオ−ドや充電抵抗を介してコ
ンデンサに充電し、これを高電位側のパワ−スイッチン
グ手段3a〜3cの駆動電源として使用しているインバ
−タ装置においても、電動機4の低速時に導通比制限手
段9によりパワ−スイッチング手段3a〜3fの導通比
最大値dmaxを制限することで、確実にパワ−スイッ
チング手段3a〜3cのオフ期間が設けられ、高電位側
のパワ−スイッチング手段3a〜3cの駆動電源の充電
期間が得られるので、前記駆動電源を構成するブ−トス
トラップコンデンサが放電され電位が低下し、パワ−ス
イッチング手段3a〜3cがオンできないようになり、
電動機4が起動しないという異常を防止することができ
る。
速機構26を介して電動機4の出力トルクを負荷に伝達
するような機器においては、電動機4の出力軸だけでな
く、減速機構26の構成部品が電動機4の出力トルクが
過大になることで破損する可能性を生じる。この場合に
は導通比制限手段9に図5で示した回転数−導通比最大
値の設定グラフとは別の設定がされたグラフを設けてお
くことにより、減速機構26の保護をしながら電動機4
の回転駆動をすることができる。従って、電動機の回転
数−導通比最大値の設定テ−ブルを複数設けておくこと
により、複数の保護対象を有する機器においても、電動
機4の出力トルクが過大にならないように回転駆動する
ことができる。
タ装置における導通比制限手段が、実施例1における図
1に示した導通比制限手段9と異なるだけで、それ以外
の構成および作用効果は実施例1と同じなので詳細な説
明は省略し、異なる部分を中心に図1を利用して説明す
る。すなわち、実施例2における導通比制限手段9は、
回転数検知手段7の出力する検知回転数Ninとパワ−
スイッチング手段3a〜3fの導通比最大値dmaxの
関係を図9に示した関係になるようにテ−ブルを予め設
定している。
検知回転数Ninを予め8個の範囲Na〜Nhに分割
し、各範囲ごとに前記導通比最大値dmaxが設定され
ている。そして、導通比制限手段9は回転数検知手段7
が回転子4bの回転数を検知するごとに検知回転数Ni
nが入力され、検知回転数の範囲Na〜Nhのいずれの
範囲に入るかを判定し、導通比最大値dmaxを設定す
る。その後、導通比制御手段8の出力した導通比設定値
dsと導通比最大値dmaxを比較し、導通比の小さい
方を制御手段5に入力する。
した場合の電動機4の出力トルクTと回転数Nの関係は
図10に示すようになる。従って、図9のように検知回
転数の範囲ごとに導通比最大値dmaxを設定する場合
は、設定した検知回転数範囲内の最小回転数における出
力トルクの最大値が設定値を越えないように導通比最大
値dmaxを設定する必要がある。しかるに、検知回転
数Ninに対応した導通比最大値dmaxの設定する数
が比較的少ないのでメモリ−容量の小さい安価なマイク
ロコンピュ−タを用いて、電動機4の出力トルクを一定
以下に抑えることができる。なお、導通比最大値dma
xが一定である検知回転数Ninの範囲は8個にする必
要はなく、導通比制限手段9を構成するマイクロコンピ
ュ−タや、制御対象となる電動機4の特性に応じて設定
すればよいものである。特に導通比最大値dmaxが一
定である検知回転数Ninの範囲を小さく区切れば、図
5に示した導通比制限手段9の導通比最大値dmaxと
検知回転数Ninの関係と殆ど同じ特性になるので、図
5の導通比制限手段9と殆ど同じ制御が可能になる。
を予め幾つかの範囲に分割し、各範囲ごとに導通比最大
値dmaxを設定することで、安価な回路構成で三相巻
線4aやインバ−タ回路3に流れる電流を一定以下に抑
え、電動機4の出力トルクを一定以下に抑えることがで
きる。
に記載のインバ−タ装置の一実施例で、図12を参照し
ながら説明する。なお、上記実施例1と同じ構成および
作用効果のものには同一符号を付して詳細な説明を省略
し、異なる部分を中心に説明する。
路で構成された電圧検知手段で、抵抗31aの一端を整
流回路2の高電位側の出力端子に接続し、抵抗31bの
一端は整流回路2の低電位側の出力端子に接続してい
る。また、電圧検知手段31は2個の抵抗31a,31
bの接続点の電位を導通比制限手段32に接続してい
る。従って、整流回路2の出力電圧を抵抗31aと抵抗
31bの定数で分圧した電圧を導通比制限手段32に出
力している。導通比制限手段32は電圧検知手段31の
出力値に応じて導通比最大値dmaxを補正している。
本実施例では、整流回路2の出力電圧Vinが282V
の時の電圧検知手段31の出力を標準値とし、この標準
値に対する電圧検知手段31の出力電圧の割合に応じて
導通比最大値dmaxを補正する。従って、補正された
導通比最大値dmax2は次の(数1)で表すことがで
きる。
は上記の方法に限定されるものではない。例えば、この
他の方法として電圧検知手段31の出力値を複数のラン
クに分類し、各ランクごとにdmaxの補正値Δdma
xを導通比制限手段32に予め設定しておき、導通比制
限手段32が電圧検知手段31の出力値に応じて前記ラ
ンクを判定し、そのランクにおける補正値Δdmaxを
導通比最大値dmaxに加える方法を用いてもよい。
通比最大値dmaxを補正した後、この補正された導通
比最大値dmax2と導通比制御手段8が出力した導通
比設定値dsを比較して導通比の小さい方を制御手段5
に出力し、制御手段5は位置検出手段6の出力論理に応
じたパワ−スイッチング手段を導通比制限手段32が出
力した導通比でオンオフ制御する。
いては、図4でも示したように三相巻線4aへの印加電
圧が大きくなるほど、同一回転数における出力トルクの
最大値は大きくなる。すなわち、三相巻線4aやインバ
−タ回路3に流れる電流が大きくなっている。従って、
交流電源1の変動等により整流回路2の出力電圧Vin
が変動すると、導通比最大値dmaxの補正がない場合
は、その変動幅によってインバ−タ回路3、三相巻線4
aに流れる電流の最大値が変動し、電動機4の出力トル
クの最大値が変動し、電動機4の出力軸にかかるトルク
が過大になったり、もしくは電動機4の出力トルクの最
大値が過小になり電動機4が起動しないといった異常が
生じる可能性があった。しかるに電圧検知手段31が整
流回路2の出力電圧Vinを検知し、導通比制限手段3
2が電圧検知手段31の出力に応じて導通比最大値dm
axを補正することにより、交流電源1の電圧が変動し
整流回路2の出力電圧Vinが変動しても、常にインバ
−タ回路3や三相巻線4aに流れる電流を所定値以下に
抑え、電動機4の出力トルクを一定以下に抑えることで
きるので、インバ−タ回路3や三相巻線4aが過電流に
より故障するのを防止し、さらに電動機4の出力軸に過
大なトルクがかかるのを防止しながら、電動機4を起動
することが可能になる。
力電圧を検知しているので、電圧検知手段31の出力に
応じて導通比最大値を補正するだけでなく、例えばイン
バ−タ回路3の構成素子の耐圧を越えるような電圧が整
流回路より出力された場合に、これを検知しインバ−タ
装置の動作を止めたり、整流回路2を構成するコンデン
サ2b,2cの容量抜けが生じ電動機4の動作時に電圧
リプルが大となるような場合においても電圧検知手段3
1により整流回路2の出力電圧を検知することで異常検
知を行うことができる。
示す本発明のインバ−タ装置の一実施例で、電動機4の
起動時の制御、すなわち導通比制限手段9によりパワ−
スイッチング手段3a〜3fの導通比を設定し、その後
に導通比制御手段8により前記導通比を設定するように
したもので、これ以外の上記実施例1と同じ構成および
作用効果のものには同一符号を付して詳細な説明を省略
し、異なる部分を中心に図1を利用して説明する。
る電動機4の回転数制御を図12、図13に示すステッ
プ41〜ステップ43、ステップ51〜ステップ56
(以下S41、S42、S43、S51・・という)の
フロ−チャ−トに従い説明する。S41で電動機4の運
転を開始すると、S42で電動機4の起動制御サブル−
チンを開始する。この起動制御サブル−チン42は図1
3を参照しながら説明する。S51で起動制御サブル−
チンが開始されると、S52で回転数検知手段7が電動
機4の回転数を検知し、S53でこの検知回転数Nin
が目標回転数Nsより低いかどうかを判定し、検知回転
数Ninが目標回転数Nsより低い場合は、S54で導
通比制限手段9が予め設定された検知回転数Ninと導
通比最大値dmaxの特性グラフに基づいて回転数検知
手段7の出力した検知回転数Ninに応じた導通比最大
値dmaxを設定し、S55でこの導通比最大値dma
xを制御手段5に出力する。その後、再び回転数検知手
段7が電動機4の回転数を検知し、上記の動作を繰り返
す。そして、その後に電動機4の回転数が増加し、S5
3にて検知回転数Ninが目標回転数Ns以上と判定さ
れると、S56で起動制御サブル−チンを終了し、図1
2に示すフロ−チャ−トのS43で回転数制御サブル−
チンに入る。この回転数制御サブル−チンは上記実施例
1で図7に従い説明した回転数制御サブル−チンと同じ
ように行われる。
転数Nsに上昇するまで、導通比制限手段9によりパワ
−スイッチング手段3a〜3fの導通比を設定すること
により、電動機4の出力トルクを一定に抑えながら短時
間で目標回転数Nsまで電動機4の回転数を立ち上げる
ことができる。
示す本発明のインバ−タ装置の一実施例で、電動機4の
起動時の制御、すなわち導通比制限手段9により電動機
4の起動時にパワ−スイッチング手段3a〜3fの導通
比を所定値に設定し、その後徐々に導通比を増加させて
いくようにしたもので、これ以外の上記実施例1と同じ
構成および作用効果のものには同一符号を付して詳細な
説明を省略し、異なる部分を中心に図1を利用して説明
をする。
る電動機4の起動制御を図14、図15に示すステップ
61〜ステップ63、ステップ71〜ステップ78(以
下S61、S622、S63、S71・・という)のフ
ロ−チャ−トに従い説明する。S61で電動機4の運転
を開始すると、S62でソフトスタ−トサブル−チンを
行う。このソフトスタ−トサブル−チンは図15のフロ
−チャ−トに示す通り、S71でソフトスタ−トサブル
−チンを開始すると、S72で導通比制限手段9からの
出力を禁止し、導通比設定値dsをds1に設定し、制
御手段5に出力する。制御手段5が導通比設定値ds1
でパワ−スイッチング手段3a〜3fをオンオフ制御す
ると電動機4に交流電力が供給され、回転子4bが回転
する。そして、所定時間経過後、S73でホ−ルIC6
aのパルス信号が所定回数入力されたかを判定し、そう
でない場合はS74で前回の導通比設定値ds1に導通
比操作量Δdsを加算し、新たな導通比設定値dsにす
る。S75では導通比設定値dsが所定値dsmaxを
越えているかを判定し、越えていない場合はS76で導
通比設定値dsを制御手段5に出力し、越えている場合
はS77で導通比設定値をdsmaxにして制御手段5
に出力する。その後再び所定時間tの経過後にS73に
てホ−ルIC6aのパルス信号が所定回数入力されたか
を判定し、所定回数入力されたと判定した場合は、S7
8でソフトスタ−トサブル−チンを終了し、図14に示
すフロ−チャ−トのS63の回転数制御サブル−チンを
行う。この回転数制御サブル−チンは上記実施例1で図
7に示すフロ−チャ−トに従い説明した回転数制御サブ
ル−チンと同じなので詳細な説明は省略する。
タ−トサブル−チンを設けることにより、電動機4の起
動時の導通比設定値を小さくすることができ、インバ−
タ回路3や三相巻線4aに過電流が流れるのを防止し、
電動機4の出力トルクが過大になるのを防止することが
できる。また、本実施例のように電動機4の回転数検知
をホ−ルIC6aのパルス信号を利用して行う場合に
は、電動機4の回転数が低い時の確定時間が長くなると
いう応答性の問題により、電動機4の立ち上げ速度が遅
くなることがあるが、図15に示したソフトスタ−トサ
ブル−チンを行うことで、電動機4の回転数がある程度
高くなるまでの間、回転数検知と回転数制御を行わず、
導通比設定値を一方的に設定していくので、電動機4の
立ち上げ速度を速くすることができる。なお、この時ソ
フトスタ−トサブル−チンにも導通比最大値dsmax
を設定しているので、インバ−タ回路3や三相巻線4a
に流れる電流を一定値以下に抑えることができ、電動機
4の出力軸に過大なトルクがかかるのを防止することが
できる。
明のインバ−タ装置の一実施例で、電動機4の起動時の
制御、すなわち電動機4の起動時にパワ−スイッチング
手段3a〜3fの導通比を所定値より増加させ、その後
導通比制限手段9によりパワ−スイッチング手段3a〜
3fの導通比を制御し、さらにその後導通比制御手段8
でパワ−スイッチング手段3a〜3fの導通比を制御す
る構成にしたもので、これ以外の上記実施例1と同じ構
成および作用効果のものには同一符号を付して詳細な説
明を省略し、異なる部分を中心に図1を利用して説明を
する。
る電動機4の起動制御を図16に示すフロ−チャ−トの
ステップ81〜ステップ84(以下S81〜S84とい
う)に従い説明する。S81で電動機4の運転を開始す
ると、S82でソフトスタ−トサブル−チンが行われ
る。このソフトスタ−トサブル−チンは上記実施例5で
図15に示すフロ−チャ−トに従い説明したフロ−と同
じ構成なので詳細な説明は省略する。このソフトスタ−
トサブル−チンが終了するとS83で起動制御サブル−
チンを行う。この起動制御サブル−チンは上記実施例4
で図13に示すフロ−チャ−トに従い説明したフロ−と
同じであり、目標回転数Nsまで電動機4の出力トルク
を可能な限り大きくして回転させる。その後、電動機4
の回転数が目標回転数Nsまで達すると、S84で導通
比制御手段8と導通比制限手段9により上記実施例1で
図7に示すフロ−チャ−トに従い説明したフロ−と同じ
回転数制御サブル−チンを行う。
ソフトスタ−トサブル−チンを行い、次に起動制御サブ
ル−チンを行い、最後に回転数制御サブル−チンを行う
ことにより、電動機4の低速時に回転数検知手段7によ
る回転数検知を行う必要がなくなり、回転数検知手段7
の検知速度が遅いことにより電動機4の起動が不安定に
なるということを回避することができる。また、回転数
検知手段7が高速検知な回転数領域から導通比制限手段
9により電動機4の出力トルクを可能な限り大きくして
回転することができる。従って、電動機4の低速時にお
ける回転数検知の時間が長くても、電動機4を目標回転
数まで短時間かつ安全に立ち上げることができる。
置の構成や回転数制御方式や電動機の起動制御方式は一
例であり、これに限定されるものではない。
発明によれば、交流電源と、前記交流電源を直流電源に
変換する整流回路と、前記整流回路の出力する直流電源
を交流電源に変換するインバ−タ回路と、前記インバ−
タ回路の出力側に接続し、回転子に永久磁石を有する電
動機と、前記インバ−タ回路を構成するパワ−スイッチ
ング手段をオンオフ制御する制御手段と、前記電動機の
回転子の回転数を検知する回転数検知手段と、前記回転
数検知手段の出力を受けて前記パワ−スイッチング手段
の導通比を制御する導通比制御手段と、前記導通比制御
手段の出力する導通比の最大値を制御する導通比制限手
段を備え、前記導通比制限手段は前記回転数検知手段の
出力に応じて導通比の最大値を設定する構成したもので
あるから、電動機の三相巻線やインバ−タ回路に流れる
電流を検知することなく、前記電流を一定以下に抑え、
電動機の出力トルクを一定以下に抑えることができる。
ば、請求項1記載の発明において、整流回路の出力する
直流電圧を検知する電圧検知手段を備え、導通比制限手
段は前記電圧検知手段の出力を受けて、パワ−スイッチ
ング手段の導通比の最大値を補正する構成にしたもので
あるから、交流電源の電圧変動等により整流回路の出力
電圧が変動しても、電動機の三相巻線に流れる電流を検
知することなく、前記電流を一定以下に抑え、電動機の
出力トルクを一定以下に抑えることができる。
ば、請求項1または2記載の発明において、導通比制限
手段は、回転数検知手段が検知した検知回転数の範囲に
応じてパワ−スイッチング手段の導通比の最大値を設定
する構成にしたものであるから、簡単な構成で電動機の
出力トルクを一定以下に抑えることが可能になり、安価
なインバ−タ装置を実現できる。
ば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明におい
て、電動機の起動時には導通比制限手段によりパワ−ス
イッチング手段の導通比を制御し、その後は導通比制御
手段によりパワ−スイッチング手段の導通比を制御する
構成にしたものであるから、電動機の三相巻線の電流に
相当する電流を検知することなく、電動機の出力トルク
を可能な限り大きくして回転することができる。従っ
て、電動機の出力トルクが過大にならない状態で電動機
を目標回転数まで短時間で立ち上げることができる。
ば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明におい
て、電動機の起動時にはパワ−スイッチング手段の導通
比を所定値より増加させ、その後導通比制御手段により
パワ−スイッチング手段の導通比を制御する構成にした
ものであるから、電動機の低速時に回転数検知手段によ
る回転数検知の確定までの時間が長くなるような場合に
おいても、パワ−スイッチング手段の導通比を一方的に
設定していくので、電動機を目標回転数まで比較的高速
に立ち上げることができる。また、電動機の起動時には
パワ−スイッチング手段の導通比を電動機の出力トルク
が過大にならない範囲に設定することで、電動機の出力
軸の破損を防止できる安全なインバ−タ装置を実現でき
る。
ば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明におい
て、電動機の起動時にはパワ−スイッチング手段の導通
比を所定値より増加させ、その後は導通比制限手段によ
りパワ−スイッチング手段の導通比を制御し、さらにそ
の後は導通比制御手段によりパワ−スイッチング手段の
導通比を制御する構成にしたものであるから、電動機の
低速時における回転数検知が必要なくなり、また回転数
検知が可能な回転数領域から導通比制限手段により電動
機の出力トルクを可能な限り大きくして電動機を回転す
ることができるので、回転数検知手段が電動機の低速に
おける回転数を検知する時間が長くても、電動機を目標
回転数まで短時間かつ安全に立ち上げることができる。
ック回路図
機の出力トルク−電流ピ−クの特性グラフ
機の出力トルク−回転数の特性グラフ
比制限手段の電動機回転数−導通比最大値の設定グラフ
力トルク−回転数の特性グラフ
サブル−チンのフロ−チャ−ト
図
比制限手段の電動機回転数−導通比最大値の設定グラフ
出力トルク−回転数の特性グラフ
ロック回路図
動機の回転数制御のフロ−チャ−ト
起動制御サブル−チンのフロ−チャ−ト
動機の回転数制御のフロ−チャ−ト
ソフトスタ−トサブル−チンのフロ−チャ−ト
動機の起動と回転数制御のフロ−チャ−ト
Claims (6)
- 【請求項1】 交流電源と、前記交流電源を直流電源に
変換する整流回路と、前記整流回路の出力する直流電源
を交流電源に変換するインバ−タ回路と、前記インバ−
タ回路の出力側に接続し、回転子に永久磁石を有する電
動機と、前記インバ−タ回路を構成するパワ−スイッチ
ング手段をオンオフ制御する制御手段と、前記電動機の
回転子の回転数を検知する回転数検知手段と、前記回転
数検知手段の出力を受けて前記パワ−スイッチング手段
の導通比を制御する導通比制御手段と、前記導通比制御
手段の出力する導通比の最大値を制御する導通比制限手
段を備え、前記導通比制限手段は前記回転数検知手段の
出力に応じて導通比の最大値を設定するインバ−タ装
置。 - 【請求項2】 整流回路の出力する直流電圧を検知する
電圧検知手段を備え、導通比制限手段は前記電圧検知手
段の出力を受けてパワ−スイッチング手段の導通比の最
大値を補正する請求項1記載のインバ−タ装置。 - 【請求項3】 導通比制限手段は、回転数検知手段が検
知した検知回転数の範囲に応じてパワ−スイッチング手
段の導通比の最大値を設定する請求項1または2記載の
インバ−タ装置。 - 【請求項4】 電動機の起動時には、導通比制限手段に
よりパワ−スイッチング手段の導通比を制御し、その後
は導通比制御手段によりパワ−スイッチング手段の導通
比を制御する構成にした請求項1〜3のいずれか1項に
記載のインバ−タ装置。 - 【請求項5】 電動機の起動時には、パワ−スイッチン
グ手段の導通比を所定値より増加させ、その後導通比制
御手段によりパワ−スイッチング手段の導通比を制御す
る構成にした請求項1から3のいずれか1項に記載のイ
ンバ−タ装置。 - 【請求項6】 電動機の起動時には、パワ−スイッチン
グ手段の導通比を所定値より増加させ、その後は導通比
制限手段によりパワ−スイッチング手段の導通比を制御
し、さらにその後は導通比制御手段によりパワ−スイッ
チング手段の導通比を制御する構成にした請求項1から
3のいずれか1項に記載のインバ−タ装置。
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1998
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