JP2000287483A - ブラシレスモータの制御装置及びその制御方法並びに自吸式ポンプ - Google Patents
ブラシレスモータの制御装置及びその制御方法並びに自吸式ポンプInfo
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Abstract
制同期から定常センサレス運転への切り換えを安定して
行うブラシレスモータの制御装置を提供する。 【解決手段】 ドライブ回路に可変自在に駆動電圧を印
可する駆動電源と、強制同期制御信号を生成する強制同
期制御信号生成部と、ゼロクロス点を検出するゼロクロ
ス点検出部と、帰還同期制御信号を生成する帰還同期制
御信号生成部と、ブラシレスモータを強制同期制御で起
動させ強制同期制御信号と帰還同期制御信号との位相差
が所定の値以下となったときブラシレスモータを帰還同
期制御に切り換える切換制御部と、駆動電圧を定格駆動
電圧よりも低い駆動電圧でブラシレスモータを起動しブ
ラシレスモータの制御が帰還同期制御に切り換わった後
に駆動電圧を定格駆動電圧に切り換える駆動電圧切換部
とを備えた。
Description
される誘起電圧を検出することで永久磁石回転子の磁極
位置検出するセンサレス制御のブラシレスモータにおい
て、起動時における強制同期制御からセンサレス制御
(帰還同期制御)への切り換え時の制御を行うブラシレ
スモータの制御装置及び制御方法、並びに、その制御装
置を利用した自吸式ポンプに関するものである。
て、特開平5−219784号公報(以下、イ号公報と
呼ぶ。)に、固定子巻線の誘起電圧による位置検出信号
から導き出される転流のタイミング信号と強制同期信号
との位相差が、ある特定の状態で一定期間続いた場合、
強制同期制御から帰還同期制御(センサレス制御)に切
り換えるブラシレスモータの制御装置が開示されてい
る。
の制御装置における制御方法について説明する。
スモータの制御装置の起動時の強制同期信号と帰還同期
信号との位相関係を表す図であり、図16(b)はイ号
公報に開示のブラシレスモータの制御装置の制御の切り
換え時における強制同期信号と帰還同期信号との位相関
係を表す図である。
起される電圧による位置検出信号から導き出される転流
のタイミング信号(帰還同期信号)、302は起動時に
強制的に出力される強制同期信号、303は帰還同期信
号301と強制同期信号302との位相差である。
装置においては、前記固定子巻線に誘起される電圧のゼ
ロクロス点による位置検出信号から導き出される転流の
タイミング信号301と起動の強制同期信号302の位
相差303をなくし、起動の強制同期運転から定常セン
サレス運転に切替えることにより、送風装置等の負荷変
動の少ないものの駆動用として起動から安定したセンサ
レス駆動を実現できる。
のブラシレスモータの制御装置では、以下のような課題
を有していた。
常センサレス運転に切り換える起動方法では、強制的な
同期信号に従って転流させ、位相差をなくして定常セン
サレス運転に切り換えるという方法をとっているため、
起動初期に負荷変動の有る機器に使用する場合において
は、強制同期運転から定常センサレス運転への切り換え
時に位相差がなくならない場合があり、このような場
合、定常センサレス運転への切り換えが行えない。
切り換えた場合でも、急激な負荷変動や急激な電圧変化
により発生する逆起電力により、切り換え時に脱調する
ことがあるという課題があった。
タで駆動する自吸式ポンプの場合、ポンプ内に残った水
量により運転初期のポンプ負荷が変動するため、センサ
レスで駆動するのが困難であった。このため、ブラシレ
スモータで駆動するポンプは一般的にホールセンサにて
位置検出を行う方法が用いられているが、ホールセンサ
を配置する位置が限定されるため、小型化やコスト低減
のためセンサレス駆動による自吸式ポンプが望まれてい
た。
初期に負荷変動の有る機器に使用する場合においても強
制同期運転から定常センサレス運転への切り換えを安定
して行うことが可能であり、急激な負荷変動や電圧変化
により発生する逆起電力による脱調の防止されたブラシ
レスモータの制御装置を提供することを目的とする。
で、起動初期に負荷変動の有る機器に使用する場合にお
いても強制同期運転から定常センサレス運転への切り換
えを安定して行うことが可能で、急激な負荷変動や電圧
変化により発生する逆起電力による脱調を防止すること
の可能なブラシレスモータの制御方法を提供することを
目的とする。
で、起動初期の自吸運転状態における負荷変動の有る場
合においても、強制同期運転から定常センサレス運転へ
の切り換えを安定して行うことが可能な自吸式ポンプを
提供することを目的とする。
に本発明のブラシレスモータの制御装置は、駆動磁界を
発生させる複数相の固定子巻線と、固定子巻線の発生す
る駆動磁界により回転駆動される永久磁石回転子と、を
備えたブラシレスモータにおいて永久磁石回転子の回転
により固定子巻線に誘起される誘起電圧を検出すること
によりブラシレスモータをセンサレスで駆動制御するブ
ラシレスモータの制御装置であって、各固定子巻線に流
す駆動電流を生成するドライブ回路と、ドライブ回路に
可変自在に駆動電圧を印可する駆動電源と、強制同期制
御信号を生成する強制同期制御信号生成部と、各固定子
巻線の端子電圧が中性電位と交叉するゼロクロス点を検
出するゼロクロス点検出部と、ゼロクロス点に基づき帰
還同期制御信号を生成する帰還同期制御信号生成部と、
ブラシレスモータを強制同期制御信号による強制同期制
御で起動させ強制同期制御信号と帰還同期制御信号との
位相差が所定の値以下となったときブラシレスモータを
帰還同期制御信号による帰還同期制御に切り換える切換
制御部と、駆動電圧を定格駆動電圧よりも低い駆動電圧
でブラシレスモータを起動しブラシレスモータの制御が
帰還同期制御に切り換わった後に駆動電圧を定格駆動電
圧に切り換える駆動電圧切換部と、を備えた構成より成
る。
る機器に使用する場合においても強制同期運転から定常
センサレス運転への切り換えを安定して行うことが可能
であり、急激な負荷変動や電圧変化により発生する逆起
電力による脱調の防止されたブラシレスモータの制御装
置を提供することができる。
法は、駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線と、固
定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動される永久
磁石回転子と、を備えたブラシレスモータにおいて永久
磁石回転子の回転により固定子巻線に誘起される誘起電
圧を検出することによりブラシレスモータをセンサレス
で駆動制御するブラシレスモータの制御方法であって、
定格駆動電圧よりも低い駆動電圧によりブラシレスモー
タを強制同期制御信号による強制同期制御で起動させ、
永久磁石回転子の回転により固定子巻線に発生する誘起
電圧が中性電位と交叉するゼロクロス点を検出し、ゼロ
クロス点に基づき帰還同期制御信号を生成し、強制同期
制御信号と帰還同期制御信号との位相差が所定の値以下
となったときブラシレスモータを帰還同期制御信号によ
る帰還同期制御に切り換え、ブラシレスモータの制御が
帰還同期制御に切り換わった後に駆動電圧を定格駆動電
圧に切り換える構成より成る。
る機器に使用する場合においても強制同期運転から定常
センサレス運転への切り換えを安定して行うことが可能
で、急激な負荷変動や電圧変化により発生する逆起電力
による脱調を防止することの可能なブラシレスモータの
制御方法を提供することができる。
を発生させる複数相の固定子巻線と、固定子巻線の発生
する駆動磁界により回転駆動される永久磁石回転子と、
を具備し、永久磁石回転子の回転により固定子巻線に誘
起される誘起電圧を検出することによりセンサレスで駆
動制御されるブラシレスモータと、請求項1又は2に記
載のブラシレスモータの制御装置と、を備え、駆動電圧
切換部は、切換制御部が強制同期制御から帰還同期制御
に切り換えるまで駆動電圧を自吸式ポンプが自吸運転状
態となる駆動電圧より低い駆動電圧に設定する制御を行
う構成より成る。
における負荷変動の有る場合においても、強制同期運転
から定常センサレス運転への切り換えを安定して行うこ
とが可能な自吸式ポンプを提供することができる。
明の請求項1に記載のブラシレスモータの制御装置は、
駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線と、固定子巻
線の発生する駆動磁界により回転駆動される永久磁石回
転子と、を備えたブラシレスモータにおいて永久磁石回
転子の回転により固定子巻線に誘起される誘起電圧を検
出することによりブラシレスモータをセンサレスで駆動
制御するブラシレスモータの制御装置であって、各固定
子巻線に流す駆動電流を生成するドライブ回路と、ドラ
イブ回路に可変自在に駆動電圧を印可する駆動電源と、
強制同期制御信号を生成する強制同期制御信号生成部
と、各固定子巻線の端子電圧が中性電位と交叉するゼロ
クロス点を検出するゼロクロス点検出部と、ゼロクロス
点に基づき帰還同期制御信号を生成する帰還同期制御信
号生成部と、ブラシレスモータを強制同期制御信号によ
る強制同期制御で起動させ強制同期制御信号と帰還同期
制御信号との位相差が所定の値以下となったときブラシ
レスモータを帰還同期制御信号による帰還同期制御に切
り換える切換制御部と、駆動電圧を定格駆動電圧よりも
低い駆動電圧でブラシレスモータを起動しブラシレスモ
ータの制御が帰還同期制御に切り換わった後に駆動電圧
を定格駆動電圧に切り換える駆動電圧切換部と、を備え
た構成としたものであり、この構成により以下の作用が
得られる。
て、駆動電圧切換部は駆動電圧を定格駆動電圧よりも低
い電圧に設定する。ドライブ回路は、強制同期制御信号
生成部の生成する強制同期制御信号に基づき、固定子巻
線に流す駆動電流の切換を行い、これによりブラシレス
モータは強制同期制御され起動される。永久磁石回転子
の回転が加速され一定の回転数以上になると、永久磁石
回転子の回転により、固定子巻線には誘起電圧が発生
し、固定子巻線の端子に発生する。ゼロクロス点検出部
は、この誘起電圧を中性電位と比較することで、ゼロク
ロス点を検出する。帰還同期制御信号生成部は、このゼ
ロクロス点に基づき、ドライブ回路が固定子巻線に流す
駆動電流の切換を行うための帰還同期制御信号を生成す
る。切換制御部は、強制同期制御信号と帰還同期制御信
号との位相差を比較し、位相差が所定の値以下となった
ときに、ドライブ回路が固定子巻線に流す駆動電流の切
換を行う制御を、強制同期制御信号による制御から帰還
同期制御信号による制御に切り換え、ブラシレスモータ
の制御を帰還同期制御に切り換える。駆動電圧切換部
は、ブラシレスモータの制御が強制同期制御から帰還同
期制御に切り換わった後に、駆動電圧を定格駆動電圧に
切り換える。
制御から帰還同期制御に切り換わるる時において駆動電
圧が低い値に設定されているため、切り換え時における
駆動電流の増加やブラシレスモータの脱調を防止するこ
とが可能となる。
シレスモータの起動時において、永久磁石回転子が回転
し始めた時に固定子巻線に流れる起動電流の大きさを抑
制することができる。
相、5相、7相等のセンサレス方式のものが用いられ
る。また、スター結線したバイポーラ駆動のブラシレス
モータや、デルタ結線バイポーラ駆動のブラシレスモー
タや、ユニポーラ駆動のブラシレスモータ等が用いられ
る。
やMOSトランジスタなどのスイッチング素子からなる
コミュテータ素子により、固定子巻線に流す駆動電流の
相切り換えを行う回路が用いられる。
ランスタップ切換え電源等の可変電源が使用される。ま
た、PWM制御による電力制御を行う電源を使用しても
よい。
に電流が流れたときに固定子巻線の両端端子に発生する
端子電圧とその逆方向に電流が流れたときに固定子巻線
の両端端子に発生する端子電圧との中間の電位である。
後十分に時間が経過した後に最終的に定常回転状態に至
ったときのブラシレスモータの駆動電圧であり、ブラシ
レスモータの定格出力により決まる電圧である。
ら帰還同期制御に切り換わった後における駆動電圧の定
格駆動電圧への切り換えは、帰還同期制御への切り換え
後、一定時間経過した後に行うように構成することが好
ましい。帰還同期制御への切り換え時において、僅かな
位相ずれにより不安定な制御状態になったとしても、そ
れが安定化するまでに十分な時間をおくことで安定化さ
せることができるからである。また、駆動電圧の定格駆
動電圧への切り換えのタイミングは、位相のずれ量や電
流の安定度等の検出によりタイミングを判断し、切り換
えるように構成してもよい。
電圧の定格駆動電圧への切り換えは、1乃至複数のステ
ップにより上昇させるか、又は、連続的に上昇させる。
複数のステップにより上昇させる場合、駆動電圧が起動
時の電圧から最終的な定格駆動電圧に切換えられるまで
の切り換えステップ数はブラシレスモータの出力、特性
により脱調や電流値の急激な上昇が発生しない適切なス
テップ数に設定することが望ましい。
のブラシレスモータの制御装置であって、駆動電圧切換
部は、ブラシレスモータの制御が強制同期制御から帰還
同期制御に切り換わった後に駆動電圧を定格駆動電圧ま
で所定の時間で上昇させる構成としたものであり、この
構成により以下の作用が得られる。
に発生する逆起電圧が抑制され、ドライブ回路等の電気
部品の耐電圧の低いものを使用することが可能となる。
期制御から帰還同期制御に切り換わった後に駆動電圧を
定格駆動電圧まで所定の時間で上昇させる手段として
は、駆動電圧を所定時間で段階的に定格駆動電圧まで上
昇させていく手段や、所定の時間内に駆動電圧を連続的
に上昇させていく手段が用いられる。
圧まで上昇させることにより固定子巻線に発生する逆起
電圧を十分に低く抑えることの可能な時間であり、固定
子巻線のインダクタンスや、モータに流す電流の大きさ
等により決まる。
装置は、駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線と、
固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動される永
久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータにおいて永
久磁石回転子の回転により固定子巻線に誘起される誘起
電圧を検出することによりブラシレスモータをセンサレ
スで駆動制御するブラシレスモータの制御装置であっ
て、各固定子巻線に流す駆動電流を生成するドライブ回
路と、強制同期制御信号を生成する強制同期制御信号生
成部と、各固定子巻線の端子電圧が中性電位と交叉する
ゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出部と、ゼロク
ロス点に基づき帰還同期制御信号を生成する帰還同期制
御信号生成部と、ブラシレスモータを強制同期制御信号
による強制同期制御で起動させ強制同期制御信号と帰還
同期制御信号との位相差が所定の値以下となったときブ
ラシレスモータを帰還同期制御信号による帰還同期制御
に切り換える切換制御部と、ブラシレスモータの回転数
を定格回転数よりも低い回転数でブラシレスモータを起
動しブラシレスモータの制御が帰還同期制御に切り換わ
った後に回転数を定格回転数に切り換える回転数制御部
と、を備えた構成としたものであり、この構成により以
下の作用が得られる。
て、回転数制御部は、強制同期制御部を定格回転数より
も低い回転数で駆動するように設定する。ドライブ回路
は、強制同期制御信号生成部の生成する強制同期制御信
号に基づき、固定子巻線に流す駆動電流の切換を行い、
これによりブラシレスモータは強制同期制御され起動さ
れる。永久磁石回転子の回転が加速され一定の回転数以
上になると、永久磁石回転子の回転により、固定子巻線
には誘起電圧が発生し、固定子巻線の端子に発生する。
ゼロクロス点検出部は、この誘起電圧を中性電位と比較
することで、ゼロクロス点を検出する。帰還同期制御信
号生成部は、このゼロクロス点に基づき、ドライブ回路
が固定子巻線に流す駆動電流の切換を行うための帰還同
期制御信号を生成する。切換制御部は、強制同期制御信
号と帰還同期制御信号との位相差を比較し、位相差が所
定の値以下となったときに、ドライブ回路が固定子巻線
に流す駆動電流の切換を行う制御を、強制同期制御信号
による制御から帰還同期制御信号による制御に切り換
え、ブラシレスモータの制御を帰還同期制御に切り換え
る。回転数制御部は、ブラシレスモータの制御が強制同
期制御から帰還同期制御に切り換わった後に、帰還同期
制御部をブラシレスモータの回転数を定格回転数で駆動
するように設定し、回転数が定格回転数に切り換えられ
る。
期においてはブラシレスモータの回転の負荷に対し大き
い駆動電流で永久磁石回転子を駆動することとなり、永
久磁石回転子を大きな磁力により拘束した状態で強制同
期運転が行われるため、ブラシレスモータの負荷が変動
しても回転数が変動することが抑止され、脱調のない安
定した起動を行うことが可能となる。
タを起動後十分に時間が経過した後に最終的に定常回転
状態に至ったときのブラシレスモータの回転数であり、
使用時の設定要求により決まる回転数である。
ら帰還同期制御に切り換わった後における回転数の定格
回転数への切り換えは、帰還同期制御への切り換え後、
一定時間経過した後に行うように構成することが好まし
い。帰還同期制御への切り換え時において、僅かな位相
ずれにより不安定な制御状態になったとしても、それが
安定化するまでに十分な時間をおくことで安定化させる
ことができるからである。また、回転数の定格回転数へ
の切り換えのタイミングは、位相のずれ量や電流の安定
度等の検出によりタイミングを判断し、切り換えるよう
に構成してもよい。
数の定格回転数への切り換えは、1乃至複数のステップ
により上昇させるか、又は、連続的に上昇させる。複数
のステップにより上昇させる場合、回転数が起動時の回
転数から最終的な定格回転数に切換えられるまでの切り
換えステップ数はブラシレスモータの出力、特性により
脱調の発生しない適切なステップ数に設定することが望
ましい。
装置は、駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線と、
固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動される永
久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータにおいて永
久磁石回転子の回転により固定子巻線に誘起される誘起
電圧を検出することによりブラシレスモータをセンサレ
スで駆動制御するブラシレスモータの制御装置であっ
て、各固定子巻線に流す駆動電流を生成するドライブ回
路と、ドライブ回路に可変自在に駆動電流を供給する駆
動電流源と、強制同期制御信号を生成する強制同期制御
信号生成部と、各固定子巻線の端子電圧が中性電位と交
叉するゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出部と、
ゼロクロス点検出部の検出するゼロクロス点に基づき帰
還同期制御信号を生成する帰還同期制御信号生成部と、
ブラシレスモータを強制同期制御信号による強制同期制
御で起動させ強制同期制御信号と帰還同期制御信号との
位相差が所定の値以下となったときブラシレスモータを
帰還同期制御信号による帰還同期制御に切り換える切換
制御部と、駆動電流を定格駆動電流よりも低い駆動電流
でブラシレスモータを起動しブラシレスモータの制御が
帰還同期制御に切り換わった後に駆動電流を定格駆動電
流に切り換える駆動電流切換部と、を備えた構成とした
ものであり、この構成により以下の作用が得られる。
て、駆動電流切換部は駆動電流を定格駆動電流よりも低
い電流に設定する。ドライブ回路は、強制同期制御信号
生成部の生成する強制同期制御信号に基づき、固定子巻
線に流す駆動電流の切換を行い、これによりブラシレス
モータは強制同期制御され起動される。永久磁石回転子
の回転が加速され一定の回転数以上になると、永久磁石
回転子の回転により、固定子巻線には誘起電圧が発生
し、固定子巻線の端子に発生する。ゼロクロス点検出部
は、この誘起電圧を中性電位と比較することで、ゼロク
ロス点を検出する。帰還同期制御信号生成部は、このゼ
ロクロス点に基づき、ドライブ回路が固定子巻線に流す
駆動電流の切換を行うための帰還同期制御信号を生成す
る。切換制御部は、強制同期制御信号と帰還同期制御信
号との位相差を比較し、位相差が所定の値以下となった
ときに、ドライブ回路が固定子巻線に流す駆動電流の切
換を行う制御を、強制同期制御信号による制御から帰還
同期制御信号による制御に切り換え、ブラシレスモータ
の制御を帰還同期制御に切り換える。駆動電流切換部
は、ブラシレスモータの制御が強制同期制御から帰還同
期制御に切り換わった後に、駆動電流を定格駆動電流に
切り換える。
制御から帰還同期制御に切り換わるる時において駆動電
流が低い値に設定されているため、切り換え時における
駆動電流の増加やブラシレスモータの脱調を防止するこ
とが可能となる。
シレスモータの起動時において、永久磁石回転子が回転
し始めた時に固定子巻線に流れる起動電流の大きさを抑
制することができる。
タ、スイッチング電源等の可変電源が使用される。
後十分に時間が経過した後に最終的に定常回転状態に至
ったときのブラシレスモータの駆動電流であり、ブラシ
レスモータの定格出力により決まる電流である。
ら帰還同期制御に切り換わった後における駆動電流の定
格駆動電流への切り換えは、帰還同期制御への切り換え
後、一定時間経過した後に行うように構成することが好
ましい。帰還同期制御への切り換え時において、僅かな
位相ずれにより不安定な制御状態になったとしても、そ
れが安定化するまでに十分な時間をおくことで安定化さ
せることができるからである。また、駆動電流の定格駆
動電流への切り換えのタイミングは、位相のずれ量や電
流の安定度等の検出によりタイミングを判断し、切り換
えるように構成してもよい。
電流の定格駆動電流への切り換えは、1乃至複数のステ
ップにより上昇させるか、又は、連続的に上昇させる。
複数のステップにより上昇させる場合、駆動電流が起動
時の電流から最終的な定格駆動電流に切換えられるまで
の切り換えステップ数はブラシレスモータの出力、特性
により脱調や電流値の急激な上昇が発生しない適切なス
テップ数に設定することが望ましい。
方法は、駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線と、
固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動される永
久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータにおいて永
久磁石回転子の回転により固定子巻線に誘起される誘起
電圧を検出することによりブラシレスモータをセンサレ
スで駆動制御するブラシレスモータの制御方法であっ
て、定格駆動電圧よりも低い駆動電圧によりブラシレス
モータを強制同期制御信号による強制同期制御で起動さ
せ、永久磁石回転子の回転により固定子巻線に発生する
誘起電圧が中性電位と交叉するゼロクロス点を検出し、
ゼロクロス点に基づき帰還同期制御信号を生成し、強制
同期制御信号と帰還同期制御信号との位相差が所定の値
以下となったときブラシレスモータを帰還同期制御信号
による帰還同期制御に切り換え、ブラシレスモータの制
御が帰還同期制御に切り換わった後に駆動電圧を定格駆
動電圧に切り換える構成としたものであり、この構成に
より以下の作用が得られる。
制御から帰還同期制御に切り換わるる時において駆動電
圧が低い値に設定されているため、切り換え時における
駆動電流の増加やブラシレスモータの脱調を防止するこ
とが可能となる。
シレスモータの起動時において、永久磁石回転子が回転
し始めた時に固定子巻線に流れる起動電流の大きさを抑
制することができる。
方法は、駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線と、
固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動される永
久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータにおいて永
久磁石回転子の回転により固定子巻線に誘起される誘起
電圧を検出することによりブラシレスモータをセンサレ
スで駆動制御するブラシレスモータの制御方法であっ
て、定格駆動電流よりも低い駆動電流によりブラシレス
モータを強制同期制御信号による強制同期制御で起動さ
せ、永久磁石回転子の回転により固定子巻線に発生する
誘起電圧が中性電位と交叉するゼロクロス点を検出し、
ゼロクロス点に基づき帰還同期制御信号を生成し、強制
同期制御信号と帰還同期制御信号との位相差が所定の値
以下となったときブラシレスモータを帰還同期制御信号
による帰還同期制御に切り換え、ブラシレスモータの制
御が帰還同期制御に切り換わった後に駆動電流を定格駆
動電流に切り換える構成としたものであり、この構成に
より以下の作用が得られる。
期においてはブラシレスモータの回転の負荷に対し大き
い駆動電流で永久磁石回転子を駆動することとなり、永
久磁石回転子を大きな磁力により拘束した状態で強制同
期運転が行われるため、ブラシレスモータの負荷が変動
しても回転数が変動することが抑止され、脱調のない安
定した起動を行うことが可能となる。
方法は、駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線と、
固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動される永
久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータにおいて永
久磁石回転子の回転により固定子巻線に誘起される誘起
電圧を検出することによりブラシレスモータをセンサレ
スで駆動制御するブラシレスモータの制御方法であっ
て、定格回転数よりも低い回転数によりブラシレスモー
タを強制同期制御信号による強制同期制御で起動させ、
永久磁石回転子の回転により固定子巻線に発生する誘起
電圧が中性電位と交叉するゼロクロス点を検出し、ゼロ
クロス点に基づき帰還同期制御信号を生成し、強制同期
制御信号と帰還同期制御信号との位相差が所定の値以下
となったときブラシレスモータを帰還同期制御信号によ
る帰還同期制御に切り換え、ブラシレスモータの制御が
帰還同期制御に切り換わった後に回転数を定格回転数に
切り換える構成としたものであり、この構成により以下
の作用が得られる。
制御から帰還同期制御に切り換わるる時において駆動電
流が低い値に設定されているため、切り換え時における
駆動電流の増加やブラシレスモータの脱調を防止するこ
とが可能となる。
シレスモータの起動時において、永久磁石回転子が回転
し始めた時に固定子巻線に流れる起動電流の大きさを抑
制することができる。
界を発生させる複数相の固定子巻線と、固定子巻線の発
生する駆動磁界により回転駆動される永久磁石回転子
と、を具備し、永久磁石回転子の回転により固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりセンサレス
で駆動制御されるブラシレスモータと、請求項1又は2
に記載のブラシレスモータの制御装置と、を備え、駆動
電圧切換部は、切換制御部が強制同期制御から帰還同期
制御に切り換えるまで駆動電圧を自吸式ポンプが自吸運
転状態となる駆動電圧より低い駆動電圧に設定する制御
を行う構成としたものであり、この構成により以下の作
用が得られる。
い駆動電圧で起動することで、自吸作用によるエアーの
排出のない状態で起動時の運転を行うため、自吸時に負
荷変動生じる負荷変動がなく、駆動電流の増加や脱調の
ない安定した制御の切り換えを行うことが可能となる。
界を発生させる複数相の固定子巻線と、固定子巻線の発
生する駆動磁界により回転駆動される永久磁石回転子
と、を具備し、永久磁石回転子の回転により固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりセンサレス
で駆動制御されるブラシレスモータと、請求項3に記載
のブラシレスモータの制御装置と、を備え、回転数制御
部部は、切換制御部が強制同期制御から帰還同期制御に
切り換えるまで回転数を自吸式ポンプが自吸運転状態と
なる回転数より低い回転数に設定する制御を行う構成と
したものであり、この構成により以下の作用が得られ
る。
回転数で起動することで、自吸作用によるエアーの排出
のない状態で起動時の運転を行うため、自吸時に生じる
負荷変動がなく脱調のない安定した制御の切り換えを行
うことが可能となる。
自吸式ポンプの負荷に対し大きい駆動電流で自吸式ポン
プを駆動することとなり、ブラシレスモータの永久磁石
回転子を大きな磁力により拘束した状態で強制同期運転
が行われるため、自吸式ポンプのの負荷が変動しても回
転数が変動することが抑止され、脱調のない安定した起
動を行うことが可能となる。
磁界を発生させる複数相の固定子巻線と、固定子巻線の
発生する駆動磁界により回転駆動される永久磁石回転子
と、を具備し、永久磁石回転子の回転により固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりセンサレス
で駆動制御されるブラシレスモータと、請求項4に記載
のブラシレスモータの制御装置と、を備え、駆動電流切
換部は、切換制御部が強制同期制御から帰還同期制御に
切り換えるまで駆動電流を自吸式ポンプが自吸運転状態
となる駆動電流より低い駆動電流に設定する制御を行う
構成としたものであり、この構成により以下の作用が得
られる。
い駆動電流で起動することで、自吸作用によるエアーの
排出のない状態で起動時の運転を行うため、自吸時に負
荷変動生じる負荷変動がなく、駆動電流の増加や脱調の
ない安定した制御の切り換えを行うことが可能となる。
を参照しながら説明する。
態1におけるブラシレスモータの制御装置の装置構成を
示すブロック図である。
のステータ、102u、102v、102wはステータ
101内で駆動磁界を発生させる三相スター結線された
固定子巻線、103は固定子巻線102u、102v、
102wの発生する磁界により回転駆動される永久磁石
回転子、104は固定子巻線102u、102v、10
2wの各端子U、V、Wに接続され各固定子巻線に流す
駆動電流を生成するドライブ回路、105〜110は固
定子巻線102u、102v、102wに流す駆動電流
iu、iv、iwの切り換えを行うコミュテータ素子、1
11〜116はコミュテータ素子105〜110のスイ
ッチングにより発生するサージ電圧を解放するフリーホ
イーリングダイオード、117はステータ101を駆動
するための電圧を供給する駆動電源である。
07はNPN型トランジスタが用いられ、ローサイドの
コミュテータ素子108〜110はPNP型トランジス
タが用いられる。固定子巻線102u、102v、10
2wの一端子O(以下、コモン端子と呼ぶ。)は共通に
接続され、他端子U,V,W(以下、駆動端子と呼
ぶ。)はそれぞれ、駆動端子Uはコミュテータ素子10
5及び108の共通接続点(両素子のコレクタ側)に接
続されており、駆動端子Vはコミュテータ素子106及
び109の共通接続点(両素子のコレクタ側)に接続さ
れており、駆動端子Wはコミュテータ素子107及び1
10の共通接続点(両素子のコレクタ側)に接続されて
いる。駆動電源117の負極側は接地されている。ま
た、ハイサイドのコミュテータ素子105〜107のエ
ミッタ側は駆動電源117の正極側に接続され、ローサ
イドのコミュテータ素子108〜110のコレクタ側は
接地されている。
1を駆動するための電圧を供給する駆動電源、118は
駆動電源117の電圧に重畳するノイズを除去するバイ
パスコンデンサ、RIは全電流値検出抵抗、VIは全電流
検出抵抗RIの両端に発生する電圧である全電流検出電
圧、SVは駆動電源117の電圧を制御する駆動電圧制
御信号である。
トランスタップ切換え電源等の可変電圧源が使用され
る。
7の両極に負極側で全電流値検出抵抗RIを介して接続
されており、駆動電源117の負極側は接地されてい
る。また、ハイサイドのコミュテータ素子105〜10
7のエミッタ側は駆動電源117の正極側に接続され、
ローサイドのコミュテータ素子108〜110のコレク
タ側は全電流値検出抵抗RIを介して接地されている。
u、102v、102wの端子に発生する電圧の中性点
の電位(以下、中性電位VNと呼ぶ。)を生成する中性
電位生成抵抗、120は固定子巻線102u、102
v、102wの端子U、V、Wに発生する駆動端子電圧
VU、VV、VWと中性電位VNとを比較することによりゼ
ロクロス点検出信号VU0、VV0、VW0を生成し出力する
ゼロクロス点検出部、120u、120v、120wは
それぞれ駆動端子電圧VU、VV、VWと中性電位VNとが
入力されゼロクロス点検出信号VU0、VV0、VW0を出力
するコンパレータ、121はドライブ回路104を制御
することにより永久磁石回転子103の回転数の制御を
行う制御部である。
成抵抗119Lとは接続点ONにおいて一端が互いに接
続されており、中性電位生成抵抗119Uの他端はバイ
パスコンデンサ118の正極に接続され、中性電位生成
抵抗119Lの他端は全電流値検出抵抗R1を介して接
地されている。中性電位生成抵抗119Uと中性電位生
成抵抗119Lとは、互いが接続する接続点ONにおい
て中性電位VNを生成するように抵抗値が調整されてい
る。コンパレータ120u、120v、120wの正入
力側は、それぞれ、駆動端子U、V、Wに接続されてお
り、各々の負入力側は接続点ONに接続されている。コ
ンパレータ120u、120v、120wは、入力され
た各相の駆動端子電圧VU、VV、VWと中性電位VNとを
比較し、駆動端子電圧VU、VV、VWが中性電位VNより
大きいときにはそれぞれゼロクロス点検出信号VU0、V
V0、VW0をHIGH状態として出力し、駆動端子電圧V
U、VV、VWが中性電位VNより小さいときにはそれぞれ
ゼロクロス点検出信号VU0、VV0、VW0をLOW状態と
して出力する。制御部121は、コミュテータ素子10
5〜110のベースに接続されており、ドライブ回路1
04を制御するための六相制御信号UH、UL、VH、
VL、WH、WLを生成し出力する。また、制御部12
1は、コンパレータ120u、120v、120wの出
力側に接続されており、永久磁石回転子103の回転数
がある一定値以上となり帰還同期制御が可能な状態とな
ると、ゼロクロス点検出部120より入力されるゼロク
ロス点検出信号VU0、VV0、VW0に基づき各六相制御信
号を生成し出力する帰還同期制御に切り換わる。
る。
部、120u、120v、120wはコンパレータ、1
21は制御部、VU、VV、VWは駆動端子電圧、VU0、
VV0、VW0はゼロクロス点検出信号、VIは全電流検出
電圧、SVは駆動電圧制御信号、UH、UL、VH、V
L、WH、WLは六相制御信号であり、これらは図1と
同様のものである。
VU0、VV0、VW0に基づき六相制御信号UH、UL、V
H、VL、WH、WLの転流のタイミングを得るための
帰還同期制御信号VU1、VV1、VW1を生成し出力する帰
還同期信号生成部、131は強制同期制御のための基準
タイミング信号を発生する発信器、132は発信器13
1により入力される基準タイミング信号に基づき強制同
期制御信号VU2、VV2、VW2を生成し出力する強制同期
信号生成部、133は帰還同期制御信号VU1、VV1、V
W1又は強制同期制御信号VU2、VV2、VW2に基づき六相
制御信号UH’、UL’、VH’、VL’、WH’、W
L’を生成し出力する転流制御部、134は転流制御部
133から入力される六相制御信号UH’、UL’、V
H’、VL’、WH’、WL’から実際にコミュテータ
素子105〜110のベース電圧のレベルの六相制御信
号UH、UL、VH、VL、WH、WLを生成し出力す
る駆動ベース信号バッファ部、135は転流制御部13
3の入力を帰還同期制御信号VU1、VV1、VW1と強制同
期制御信号VU2、VV2、VW2との何れか一方に切り換え
る切換制御部、136は駆動電源117の発生する駆動
電圧VSの値を切り換える駆動電圧切換部、137は設
定された時間を計測するタイマである。
ラシレスモータの制御装置において、以下その起動時の
制御方法について説明する。
制御装置の動作を示すフローチャートであり、図4
(a)は実施の形態1のブラシレスモータの制御装置の
起動時における印加電圧の時間変化を示す図であり、図
4(b)は実施の形態1のブラシレスモータの制御装置
の起動時における電流値の時間変化を示す図であり、図
5は図1の各部の電圧波形を示す図である。
時刻t0〜t3の区間における制御状態を強制同期運転
状態、時刻t3〜t2の区間における制御状態を切換セ
ンサレス運転状態、時刻t2以降の区間における制御状
態を定常センサレス運転状態と呼ぶこととする。
電圧切換部136は駆動電圧制御信号SVを駆動電源1
17に出力し、駆動電源117の出力する駆動電圧VS
を起動時駆動電圧V1に設定する(S1)。このとき、
起動時駆動電圧V1は、ブラシレスモータの定格駆動電
圧(起動後十分に時間が経過してブラシレスモータが定
常回転状態となったときにブラシレスモータに印加され
る電圧)V3よりも低い電圧に設定される。この状態
で、転流制御部133は、強制同期信号生成部132の
出力する強制同期制御信号VU2、VV2、VW2により六相
制御信号UH’、UL’、VH’、VL’、WH’、W
L’を生成して駆動ベース信号バッファ部134に出力
し、駆動ベース信号バッファ部134はこれをうけて、
ドライブ回路104のコミュテータ素子105〜110
に六相制御信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを
出力し(図5(d)〜(i)参照)、ブラシレスモータ
の強制同期制御を開始し強制同期運転状態となる(S
2)。このとき、強制同期信号生成部132は、強制的
に決められた起動周波数に従って、強制同期制御信号V
U2、VV2、VW2を出力する。
の回転速度が上昇すると、永久磁石回転子103の回転
により固定子巻線102u,102v,102wに誘起
される誘起電圧が大きくなり、誘起電圧がゼロクロス点
検出部120で検出可能な程度に大きくなると(図5
(a)〜(c)参照)、コンパレータ120u,120
v,120wは帰還同期信号生成部130に対してゼロ
クロス点検出信号VU0、VV0、VW0の出力を開始する
(図5(j)〜(l)参照)。尚、図5(a)〜(c)
において、点Bはコミュテータ素子105〜110のス
イッチングが行われ固定子巻線102u,102v,1
02wに反転電流が流される点(転流点)であり、この
転流点において、固定子巻線102u,102v,10
2wには逆起電圧が発生し、この逆起電圧により、フリ
ーホイーリングダイオード111〜116にサージ電流
が流れ、図5(a)〜(c)に示したパルス状の電圧波
形が発生する。帰還同期信号生成部130は、コンパレ
ータ120u,120v,120wから入力されるゼロ
クロス点検出信号VU0、VV0、VW0から誘起電圧による
ゼロクロス点(図5(a)〜(c)又は(j)〜(l)
のAで示す点)を抽出し、帰還同期制御信号VU1、
VV1、VW1として出力する。
U2、VV2、VW2と帰還同期制御信号VU1、VV1、VW1と
の位相を比較し、その位相差ΔTが一定の値ε以下とな
るまで待機する(S3)。
v,102wに流れる電流は、図4(b)の時刻t0か
らt3の区間に示すように変化する。時刻t0において
ブラシレスモータがスタートされ、時刻t3において位
相差ΔTが一定の値ε以下となる。ブラシレスモータの
起動直後においては、永久磁石回転子103は回転して
いないため、大きな起動電流が固定子巻線102u,1
02v,102wに流れる。しかしながら、起動直後に
おいては、駆動電圧VSは定格駆動電圧V3よりも小さい
値に設定されているため、起動時に固定子巻線102
u,102v,102wに流れる電流の大きさは抑制さ
れる。永久磁石回転子103が加速されると、永久磁石
回転子103の回転により固定子巻線102u,102
v,102wには逆起電圧が誘起され、永久磁石回転子
103の回転速度の増加とともにその値は大きくなり、
固定子巻線102u,102v,102wに流れる電流
は減少し、永久磁石回転子103の回転が一定の値に近
づくとともに固定子巻線102u,102v,102w
に流れる電流も一定の値に近づく。
強制同期制御信号VU2、VV2、VW2の位相に対して永久
磁石回転子103の回転が同期するようになってくる
と、強制同期制御信号VU2、VV2、VW2と帰還同期制御
信号VU1、VV1、VW1との位相差ΔTは小さくなり、一
定の値ε以下となる。ΔT<εとなったとき、切換制御
部135は転流制御部133の入力を強制同期信号生成
部132から帰還同期信号生成部130へ切換え、帰還
同期制御に切り換え、切換センサレス運転状態となる
(S4)。帰還同期制御に切り換わると、転流制御部1
33は帰還同期信号生成部130から入力される帰還同
期制御信号VU1、VV1、VW1に基づき六相制御信号U
H’、UL’、VH’、VL’、WH’、WL’を生成
する。
37に時間T1を設定し、タイマ137の計時を開始さ
せる(S5)。その後、駆動電圧切換部136はタイマ
137の計測時間tが時間T1に達するまで待機し(S
6)、計測時間tが時間T1を越えたときに、駆動電圧
切換部136は駆動電圧制御信号SVを駆動電源117
に出力し、駆動電源117の発生する駆動電圧VSを起
動時駆動電圧V1から中間駆動電圧V2へ切り替える(S
7)。ここで、中間駆動電圧V2は、起動時駆動電圧V1
よりも大きく定格駆動電圧V3よりも小さい値に設定さ
れる(図4(a)参照)。
v,102wに流れる電流は駆動電圧VSの上昇により
上昇するが、この時点では永久磁石回転子103は回転
しているため、固定子巻線102u,102v,102
wには誘起電圧が発生しており、これにより、固定子巻
線102u,102v,102wに流れる電流は抑制さ
れる(図4(b)の時刻t1参照)。
7に時間T2を設定し、タイマ137の計時を開始させ
る(S8)。その後、タイマ137の計測時間tが時間
T2に達するまで待機し(S9)、計測時間tが時間T
2を越えたときに、駆動電圧切換部136は駆動電圧制
御信号SVを駆動電源117に出力し、駆動電源117
の発生する駆動電圧VSを中間駆動電圧V2から定格駆動
電圧V3へ切り換え、定常センサレス運転状態となる
(S10)。
v,102wに流れる電流は駆動電圧VSの上昇により
上昇するが、この時点では永久磁石回転子103は定格
の回転数で回転しているため、固定子巻線102u,1
02v,102wには誘起電圧が発生しており、これに
より、固定子巻線102u,102v,102wに流れ
る電流は抑制される(図4(b)の時刻t2参照)。
タの起動時において、電圧が小さいためモータに対する
負荷変動が起きにくいため、起動初期における起動時駆
動電圧V1が小さいために、固定子巻線102u,10
2v,102wに流れる起動電流の増加は抑制され、脱
調することが防止され、ブラシレスモータの起動を安定
して行うことができる。
駆動電圧VSを起動時駆動電圧V1から定格駆動電圧V3
に直接切り換えるのではなく、起動時駆動電圧V1から
中間駆動電圧V2に切り換えた後に定格駆動電圧V3に切
り換えるため、駆動電圧VSの切り換え時に急激な駆動
電圧の変化がなく、駆動電圧VSの切り換え時の固定子
巻線102u,102v,102wからの逆起電圧が抑
制され、ブラシレスモータの脱調や電流値の急激な上昇
が防止される。
ス運転状態において、起動時駆動電圧V1から定格駆動
電圧V3まで2ステップの駆動電圧VSの切り換えにより
定常センサレス運転状態に移行する構成としたが、切換
センサレス運転状態における駆動電圧VSの切り換えス
テップ数は2ステップに限るものではなく、ブラシレス
モータの出力、特性により、脱調や電流値の急激な上昇
の発生しない適切なステップ数に設定することが望まし
い。
の切換えのタイミングは、設定時間(T1やT2)の経
過により切り換を行う構成としたが、位相、電流等の状
態を検出して行うような構成としてもよい。
7には可変電圧源により構成したが、駆動電圧の制御手
段としては、PWM制御による電力制御が可能な電源を
使用してもよい。
ブラシレスモータの制御装置の装置構成は図1と同様で
あり、説明は省略する。
能ブロック図である。
帰還同期信号生成部、131は発信器、132は強制同
期信号生成部、133は転流制御部、134は駆動ベー
ス信号バッファ部、135は切換制御部、136は駆動
電圧切換部、137はタイマ、VIは全電流検出電圧、
SVは駆動電圧制御信号、VU0、VV0、VW0はゼロクロ
ス点検出信号、VU1、VV1、VW1は帰還同期制御信号、
VU2、VV2、VW2は強制同期制御信号、UH、UL、V
H、VL、WH、WL、UH’、UL’、VH’、V
L’、WH’、WL’は六相制御信号であり、これらは
図2と同様のものであるため、同一の符号を付して説明
を省略する。
制同期信号生成部132の発生する帰還同期制御信号V
U1、VV1、VW1又は強制同期制御信号VU2、VV2、VW2
の切換タイミングを変化させることにより永久磁石回転
子103の回転数の制御を行う回転数制御部である。
ブラシレスモータの制御装置において、以下、その制御
方法について説明する。
制御装置の動作を表すフローチャートであり、図8は図
6の駆動電圧切換部の動作を表すフローチャートであ
り、図9(a)は実施の形態2のブラシレスモータの制
御装置の起動時における印加電圧の時間変化を示す図で
あり、図9(b)は実施の形態2のブラシレスモータの
制御装置の起動時における電流値の時間変化を示す図で
ある。
電圧波形は図5に示したものと同様であり、説明は省略
する。
9の、時刻t0〜t1の区間における制御状態を強制同
期運転状態、時刻t1〜t3の区間における制御状態を
切換センサレス運転状態、時刻t3以降の区間における
制御状態を定常センサレス運転状態と呼ぶこととする。
電圧切換部136は、駆動電圧制御信号SVを駆動電源
117に出力し、駆動電源117の出力する駆動電圧V
Sを定格駆動電圧V3に設定する(S11)。ここで、定
格駆動電圧V3とは、起動後十分に時間が経過してブラ
シレスモータが定常回転状態となったときにブラシレス
モータに印加される電圧である。また、回転数制御部1
40は、強制同期信号生成部132の生成する強制同期
制御信号VU2、VV2、VW2の切り換えのタイミングを永
久磁石回転子103の回転数を起動時回転数N1とする
タイミングに設定する(S12)。この状態で、転流制
御部133は、強制同期信号生成部132の出力する強
制同期制御信号VU2、VV2、VW2により六相制御信号U
H’、UL’、VH’、VL’、WH’、WL’を生成
して駆動ベース信号バッファ部134に出力し、駆動ベ
ース信号バッファ部134はこれをうけて、ドライブ回
路104のコミュテータ素子105〜110に六相制御
信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを出力し(図
5(d)〜(i)参照)、ブラシレスモータの強制同期
制御を開始し強制同期運転状態となる(S13)。この
とき、強制同期信号生成部132は、強制的に決められ
た起動時回転数N1に従って、強制同期制御信号VU2、
VV2、VW2を出力する。
様、ロータマグネットの磁力、ロータの重量に応じて、
起動時に脱調の生じない回転数に設定される。
7に切換時間T1を設定し、タイマ137の計時を開始
させ(S14)、タイマ137の計測時間tが切換時間
T1に達するまで待機する(S15)。この間、永久磁
石回転子103の回転数が起動時回転数N1に加速され
る。
は低いため、固定子巻線102u,102v,102w
に誘起される誘起電圧は低く、固定子巻線102u,1
02v,102wは大きな起動電流が流れる。これを防
止するため、駆動電圧切換部136は図8に示したよう
な動作を行う。
テップS11において、駆動電圧V Sを定格駆動電圧V3
に設定した後、全電流検出抵抗RIの両端に発生する全
電流検出電圧VIが全電流検出電圧制限値VI(max)を越
えたか否かを検出し(S21)、VI>VI(max)の場合、
ブラシレスモータの駆動電流Iが駆動電流制限値I2を
越えたと判断し、駆動電圧VSをΔVSだけ減少させ(S
22)、再び、ステップS21の動作に戻る。ここで、
ΔVSは、駆動電源117が電圧の変化を行うことが可
能な刻み幅である。ステップS21において、全電流検
出電圧VIが全電流検出電圧制限値VI(max)以下の場
合、駆動電圧VSが定格電圧V3より小さいか否かを検査
し(S23)、駆動電圧VSが定格電圧V3より小さい場
合、ブラシレスモータの駆動電流Iは駆動電流制限値I
2まで達しておらず且つ駆動電圧VSが定格駆動電圧V3
よりも低いと判断し、駆動電圧VSをΔVSだけ増加させ
(S24)、ステップS21の動作に戻る。また、ステ
ップS23において、駆動電圧VSが定格電圧V3以上の
場合、ステップS21の動作に戻る。以上の動作を繰り
返すことにより、駆動電圧切換部136は、固定子巻線
102u,102v,102wに流す駆動電流Iを常に
駆動電流制限値I2以下に抑制する制御を行う。
の回転数が上昇すると、永久磁石回転子103の回転に
より固定子巻線102u,102v,102wに誘起さ
れる誘起電圧が大きくなり、誘起電圧がゼロクロス点検
出部120で検出可能な程度に大きくなると、コンパレ
ータ120u,120v,120wは帰還同期信号生成
部130に対してゼロクロス点検出信号VU0、VV0、V
W0の出力を開始する。帰還同期信号生成部130は、コ
ンパレータ120u,120v,120wから入力され
るゼロクロス点検出信号VU0、VV0、VW0から誘起電圧
によるゼロクロス点を抽出し、帰還同期制御信号VU1、
VV1、VW1として出力する。
137の計測時間tが切換時間T1に達すると、回転数
制御部140は、強制同期信号生成部132の生成する
強制同期制御信号VU2、VV2、VW2の切り換えのタイミ
ングを永久磁石回転子103の回転数を中間回転数N2
とするタイミングに設定し切換強制同期運転状態となる
(S16)。このとき、強制同期信号生成部132は、
強制的に決められた中間回転数N2に従って、強制同期
制御信号VU2、VV2、VW2を出力する。
された永久磁石回転子103の回転数は更に中間回転数
N2まで加速される。切換制御部135は、強制同期制
御信号VU2、VV2、VW2と帰還同期制御信号VU1、
VV1、VW1との位相を比較し、その位相差ΔTが一定の
値ε以下となるまで待機する(S17)。
強制同期制御信号VU2、VV2、VW2の位相に対して永久
磁石回転子103の回転が同期するようになってくる
と、強制同期制御信号VU2、VV2、VW2と帰還同期制御
信号VU1、VV1、VW1との位相差ΔTは小さくなり、一
定の値ε以下となる。ΔT<εとなったとき、切換制御
部135は転流制御部133の入力を強制同期信号生成
部132から帰還同期信号生成部130へ切換え、帰還
同期制御に切り換え、切換センサレス運転状態となる
(S18)。帰還同期制御に切り換わると、転流制御部
133は帰還同期信号生成部130から入力される帰還
同期制御信号VU1、VV1、VW1に基づき六相制御信号U
H’、UL’、VH’、VL’、WH’、WL’を生成
する。
制御部140は、帰還同期信号生成部130がゼロクロ
ス点検出信号VU0、VV0、VW0から帰還同期制御信号V
U1、VV1、VW1を生成するときのタイミングを僅かずつ
短くすることにより、時刻t 2(切換強制同期運転状態
から切換センサレス運転状態に切り換わった時刻)から
時刻t3までの間に、永久磁石回転子103の回転数を
僅かずつ変化させ、時刻t3において永久磁石回転子1
03の回転数を定常運転時の回転数(定格回転数)N3
として定常センサレス運転状態に移行する(S19)。
タの起動時において、ブラシレスモータは定格回転数N
3よりも低い回転数N1で起動されるため、起動初期にお
いてはブラシレスモータの回転の負荷に対し大きい駆動
電流で永久磁石回転子103を駆動することとなり、永
久磁石回転子103を大きな磁力により拘束した状態で
強制同期運転が行われるため、ブラシレスモータの負荷
が変動しても回転数が変動することが抑止され、脱調の
ない安定した起動を行うことが可能となる。
形態3におけるブラシレスモータの駆動制御装置の装置
構成を示すブロック図である。
2u、102v、102wは固定子巻線、103は永久
磁石回転子、104はドライブ回路、105〜110は
コミュテータ素子、111〜116はフリーホイーリン
グダイオード、117は駆動電源、118はバイパスコ
ンデンサ、119U、119Lは中性電位生成抵抗、1
20はゼロクロス点検出部、120u、120v、12
0wはコンパレータ、UH、UL、VH、VL、WH、
WLは六相制御信号、iu、iv、iwは駆動電流、VNは
中性電位、VU、VV、VWは端子電圧、VU0、VV0、V
W0はゼロクロス点検出信号であり、これらは図1と同様
のものであるため、同一の符号を付して説明を省略す
る。
ンジスタからなる駆動電流源、Q1〜Qmは電源117の
電流値の切り換えを行うためのNPN型トランジスタで
ある電流スイッチング素子、D1〜Dmはカソード側にお
いて一定電圧を得るためのツェナーダイオード、Rs1〜
Rsmは電流源171のベース電圧を得るための降圧抵
抗、P1〜Pmは電流スイッチング素子Q1〜Qmのベー
ス端子に抵抗器を介して接続された制御部121の電流
切換端子である。
され、エミッタが電流源171の正極に接続され、コレ
クタがコミュテータ素子105〜107のエミッタ及び
中性電位生成抵抗119uに接続されている。また、電
流源171のベースには降圧抵抗Rs1〜Rsmの一端が接
続されており、降圧抵抗Rs1〜Rsmの他端にはそれぞれ
ツェナーダイオードD1〜Dmのカソード側が接続されて
いる。また、ツェナーダイオードD1〜Dmのアノード側
はそれぞれ電流スイッチング素子Q1〜Qmのコレクタ側
に接続され、電流スイッチング素子Q1〜Qmのエミッタ
側は抵抗器を介して制御部121に接続されている。ツ
ェナーダイオードDi(i=1,2,・・・,m)は、
インデックスiの小さい順にそのツェナー電圧が小さく
なるように設定されている。従って、制御部121は、
電流切換端子P1〜Pmのいずれか一つをHIGH状態に
することで、その端子に接続された電流スイッチング素
子Q1〜Qmのいずれか一つがオン状態となり、ツェナー
ダイオードD1〜Dmの何れかにツェナー電流が流れ、駆
動電流源141のベース端子に各ツェナー電圧に応じた
電圧が加わり、これにより、ドライブ回路104に加わ
る駆動電流が制御される。
である。
VV0、VW0はゼロクロス点検出信号、UH、UL、V
H、VL、WH、WLは六相制御信号、P1〜Pmは電流
切換端子であり、これらは図10と同様のものである。
また、130は帰還同期信号生成部、131は発信器、
132は強制同期信号生成部、133は転流制御部、1
34は駆動ベース信号バッファ部、135は切換制御
部、137はタイマであり、これらは図2と同様のもの
であり、同一の符号を付して説明を省略する。
つをHIGH状態に切り換える駆動電流切換部である。
ブラシレスモータの制御装置において、以下、その制御
方法について説明する。
の制御装置の動作を表すフローチャートである。
の電圧波形は図5に示したものと同様であり、説明は省
略する。
電流切換部142は、電流切換端子P1をHIGH状態
とし他の電流切換端子P2〜PmをLOW状態とすること
で駆動電流ISを起動時駆動電流I1に設定する(S3
0)。このとき、起動時駆動電流I1は、ブラシレスモ
ータの定格駆動電流(起動後十分に時間が経過してブラ
シレスモータが定常回転状態となったときにブラシレス
モータに流される電流)I3よりも低い電流に設定され
る。次に、切換制御部135は、転流制御部133の入
力を強制同期信号生成部132に設定し、この状態で、
転流制御部133は、強制同期信号生成部132の出力
する強制同期制御信号VU2、VV2、VW2により六相制御
信号UH’、UL’、VH’、VL’、WH’、WL’
を生成して駆動ベース信号バッファ部134に出力し、
駆動ベース信号バッファ部134はこれをうけて、ドラ
イブ回路104のコミュテータ素子105〜110に六
相制御信号UH、UL、VH、VL、WH、WLを出力
し(図5(d)〜(i)参照)、ブラシレスモータの強
制同期制御を開始し強制同期運転状態となる(S3
1)。このとき、強制同期信号生成部132は、強制的
に決められた起動周波数に従って、強制同期制御信号V
U2、VV2、VW2を出力する。
の回転数が上昇すると、永久磁石回転子103の回転に
より固定子巻線102u,102v,102wに誘起さ
れる誘起電圧が大きくなり、誘起電圧がゼロクロス点検
出部120で検出可能な程度に大きくなると、コンパレ
ータ120u,120v,120wは帰還同期信号生成
部130に対してゼロクロス点検出信号VU0、VV0、V
W0の出力を開始する(図5(j)〜(l)参照)。帰還
同期信号生成部130は、コンパレータ120u,12
0v,120wから入力されるゼロクロス点検出信号V
U0、VV0、VW0から誘起電圧によるゼロクロス点(図5
(a)〜(c)又は(j)〜(l)のAで示す点)を抽
出し、帰還同期制御信号VU1、VV1、VW1として出力す
る。
信号VU2、VV2、VW2と帰還同期制御信号VU1、VV1、
VW1との位相を比較し(S32)、その位相差ΔTが一
定の値εより大きい場合にはステップS32に戻る(S
33)。
強制同期制御信号VU2、VV2、VW2の位相に対して永久
磁石回転子103の回転が同期するようになってくる
と、強制同期制御信号VU2、VV2、VW2と帰還同期制御
信号VU1、VV1、VW1との位相差ΔTは小さくなり、一
定の値ε以下となる。ΔT<εとなったとき、切換制御
部135は転流制御部133の入力を強制同期信号生成
部132から帰還同期信号生成部130へ切換え、帰還
同期制御に切り換え、切換センサレス運転状態となる
(S34)。帰還同期制御に切り換わると、転流制御部
133は帰還同期信号生成部130から入力される帰還
同期制御信号VU1、VV1、VW1に基づき六相制御信号U
H’、UL’、VH’、VL’、WH’、WL’を生成
する。
状態に切り換わると、駆動電流切換部142は、タイマ
137に待機時間T1を設定し、タイマ137の計時を
開始する(S35)。その後、駆動電流切換部142は
タイマ137の計測時間tが時間T1に達するまで待機
し(S36)、計測時間tが時間T1を越えたときに、
駆動電流切換部142は電流切換端子P1〜Pmのオンオ
フ状態を切り換え、駆動電流源141からドライブ回路
104へ供給する駆動電流ISを起動時駆動電流I1から
中間駆動電流I2へ切り替える(S37)。ここで、中
間駆動電流I2は、起動時駆動電流I1よりも大きく定格
駆動電流I3よりも小さい値に設定される。
7に時間T2を設定し、タイマ137の計時を開始させ
る(S38)。その後、タイマ137の計測時間tが時
間T 2に達するまで待機し(S39)、計測時間tが時
間T2を越えたときに、駆動電流切換部142は電流切
換端子P1〜Pmのオンオフ状態を切り換え、駆動電流源
141がドライブ回路104に供給する駆動電流ISを
中間駆動電流I2から定格駆動電流I3へ切り換え、定常
センサレス運転状態となる(S40)。
荷変動の少ない状態において、電流を低く制限した状態
で強制同期制御から帰還同期制御に切り換えることによ
り、起動初期における起動電流が抑制され、低い電流で
運転するためブラシレスモータの負荷変動が起こりにく
くブラシレスモータが脱調することが防止される。
形態4の自吸式ポンプの要部断面図であり、図14
(a)は実施の形態4の自吸式ポンプの呼び水が張られ
た状態を表す図であり、図14(b)は実施の形態4の
自吸式ポンプの自吸運転状態を表す図であり、図14
(c)は実施の形態4の自吸式ポンプの通水運転状態を
表す図である。
式ポンプ、201は自吸式ポンプ200のケーシング、
202はケーシング201の上部に開口する吸引口20
2aに連通して配設された吸引管、203は吸引管20
2と並んでケーシング201の上部に開口する吐出口2
03aに連通する吐出管、204はケーシング201内
に形設され上部に吸引口202aが開口する吸水室、2
05はケーシング201内上部に吸水室204と並べて
形設された気液分離室、206はケーシング201内の
気液分離室205の下部に吸水室204と並べて形設さ
れた加圧室、207は気液分離室205と加圧室206
とを隔離する加圧室上部隔壁、207aは加圧室上部隔
壁207の中央に貫通しコミュテータ素子105と加圧
室206とを連通する加圧室吐出口、208は加圧室2
06と還流路208との間に形設され気液分離室205
と加圧室206側部とを連通する還流路、208aは還
流路208側部に開口し還流路208と加圧室206と
を連通する還流口、209は吸水室204と気液分離室
205及び還流路208とを隔離する吸水室側部隔壁、
209aは吸水室側部隔壁209に開口し吸水室204
と加圧室206とを連通する吸水室側壁吸水口、210
は吸水室204と逆側の加圧室206の側部のケーシン
グ201内に形設されたブラシレスモータ収納部、21
1はブラシレスモータ収納部210内に形設されたロー
タ収納室、212はブラシレスモータ収納部210内の
ロータ収納室211の外側に周設されたステータ、21
3はロータ収納室211内に回転自在に軸支されたブラ
シレスモータのロータ、214はロータ213の回転
軸、215は加圧室206に対向するロータ収納室21
1の側部中央に配設された回転軸214の軸受、216
は吸水室側壁吸水口209aの中央に軸受215と対向
して配設され吸水室側部隔壁209に支持された回転軸
214の軸受、217はロータ収納室211内に配設さ
れ回転軸214により軸支されたロータ213の永久磁
石回転子、218は加圧室206内に配設され回転軸2
14に軸支された羽根車、219は加圧室206内でケ
ーシング201に固定され羽根車218を収納する羽根
車収納ケース、219aは羽根車収納ケース219側部
の吸水室側壁吸水口209aに対向する側に開口した羽
根車吸水口、219bは羽根車収納ケース219の外周
部に開口する羽根車吐出口、220はブラシレスモータ
収納部210内のロータ収納室211の外側の側部に配
設されたブラシレスモータの動作を制御する制御装置で
ある。
れか一のブラシレスモータの制御装置が使用される。
自吸式ポンプについて、以下その動作を説明する。
て、呼び水が張られた状態では、吸水室204,気液分
離室205,加圧室206,還流路208は水で満たさ
れた状態にある(図14(a)参照)。この状態におい
てステータ212に駆動電流を通電し、ロータ213を
回転させると、羽根車218の回転により吸水室204
内の水は吸水室側壁吸水口209a,羽根車吸水口21
9aを通して吸引され、加圧室206内へ吐出される。
加圧室206内の水は、加圧室吐出口207aを通して
気液分離室205へ流出し、気液分離室205内の水
は、還流路208,還流口208aを通して再び加圧室
206内へ還流される。これにより、吸水室204と気
液分離室205との間に差圧が生じ、吸水室204内の
水位は下降し、気液分離室205内の水位は上昇する。
吸水室204内の水位が吸水室側壁吸水口209a付近
まで下降すると(図14(b)参照)、吸水室204の
上部の空気は、吸水室側壁吸水口209aから吸引さ
れ、水と気泡が混合した状態で羽根車吸水口219aか
ら吸引され加圧室206,加圧室吐出口207aを通し
て気液分離室205へ送られる。この状態を自吸運転状
態と呼ぶ。気液分離室205に送られた気泡の混合した
水は、気液分離室205a内において、気泡は吐出管2
03を通過して上方へ上昇し、水は還流路208,還流
口208aを通して加圧室206へ還流され、気液分離
される。これにより、吸水室204及び吸引管202内
の空気は吐出管203へ送られ、空気抜きが行われる。
吸引管202が貯水槽に連接されている場合、吸引管2
02内の空気が抜かれることで、その負圧により、貯水
槽から吸引管202を通して吸水室204内へ水が吸引
され、最終的に、吸引管202から吐出管203へ送水
されるようになり、通水運転状態となる(図14(c)
参照)。
転数と駆動電流との関係を表す図である。
ポンプが起動され、時刻t1において自吸運転状態に移
行する。その後、自吸運転状態で自吸式ポンプは運転さ
れ、時刻t2において吸引管202から吸水室204内
に水が送り込まれるようになり、通水運転状態に移行す
る。
示したように、自吸式ポンプ200は気泡の混合した液
体を循環させ、吸引管202から空気を吸引するため、
自吸式ポンプ200に加わる負荷は小さい。また、吸水
室204と気液分離室205との間で圧力差を作り吸水
室204内から空気を抜き取る必要があるため、高速で
自吸式ポンプ200を回転させる必要がある。従って、
自吸式ポンプ200の回転数は大きく、それに伴いステ
ータ212に発生する逆起電圧も大きく、ステータの固
定子巻線に流れる電流は小さくなる。
後、時間が経過するにつれ、吸水室204内の空気は吐
出管203から排出され吸水室204内の気圧が低下す
るため、僅かずつ自吸式ポンプ200に加わる負荷が大
きくなり、それに伴って、自吸式ポンプ200の回転数
も僅かずつ低下する。
室204内への水の流入が始まり、自吸運転状態から通
水運転状態へ移行する。これに伴い、自吸式ポンプ20
0に加わる負荷は急激に増加し、回転数は減少し、駆動
電流は増加する。
は、自吸式ポンプ200のケーシング内の水の水量や自
吸式ポンプ200の運転状態により、自吸式ポンプ20
0に加わる負荷が大きく変化しする。従って、自吸式ポ
ンプ200起動時において、自吸式ポンプ200に加わ
る負荷は、そのときの状態(例えば、ケーシング20
1内に水があり吸引管202,吐出管203内に水がな
い状態、ケーシング201内に水があり吸引管20
2,吐出管203内に水がある状態、ケーシング20
1内に水が少量あり吸引管202,吐出管203内に水
がない状態、等)や配管の長さ、配管の引き回し、呼び
水の量、水落の状態等により大きく変化するため、セン
サレス運転で行う場合に脱調が生じやすくなる。
実施の形態1乃至3の何れか一のブラシレスモータの制
御装置220を備えており、上記起動時の負荷の変動に
対し、強制同期制御によるから帰還同期制御による運転
(センサレス運転)へ、安定して制御の切り換えが可能
となる。
1に記載のブラシレスモータの制御装置を用いた場合、
起動時における駆動電圧VSは図4(a)に示したよう
になる。このとき、起動時の駆動電圧V1は自吸式ポン
プ200が自吸能力を持たない電圧に設定される。ここ
で、「自吸能力を持たない駆動電圧」とは、その駆動電
圧で自吸式ポンプ200を駆動した場合に、自吸式ポン
プ200の吸引が弱く吸水室204内の水位が、図14
(b)に示したような、軸受216の位置まで下降した
状態まで達しない程度の駆動電圧のことをいう。これに
より、エアーの排出能力(自吸能力)がないためポンプ
に水が流れずブラシレスモータの負荷変動が発生しない
ため、自吸運転状態での負荷変動により駆動電流の増加
や脱調が生じることが防止され、強制同期制御から帰還
同期制御への安定した制御の切り換えを行うことが可能
となる。
に記載のブラシレスモータの制御装置を用いた場合、起
動時における回転数Nは図9(a)に示したようにな
る。このとき、起動時の回転数N1,N2は、自吸式ポン
プ200が自吸能力を持たない回転数に設定される。こ
こで、「自吸能力を持たない回転数」とは、その回転数
で自吸式ポンプ200を駆動した場合に、自吸式ポンプ
200の吸引が弱く吸水室204内の水位が、図14
(b)に示したような、軸受216の位置まで下降した
状態まで達しない程度の回転数のことをいう。これによ
り、回転負荷に対して大きな駆動電流で永久磁石回転子
217を駆動することとなり、永久磁石回転子217を
大きな磁力により拘束した状態で強制同期運転が行われ
るため、ブラシレスモータの負荷が変動しても回転数が
変動することが抑止され、自吸運転状態での負荷変動に
より脱調が生じることが防止され、強制同期制御から帰
還同期制御への安定した制御の切り換えを行うことが可
能となる。
に記載のブラシレスモータの制御装置を用いた場合、起
動時の駆動電流I1は、自吸式ポンプ200が自吸能力
を持たない駆動電流に設定される。ここで、「自吸能力
を持たない駆動電流」とは、その駆動電流で自吸式ポン
プ200を駆動した場合に、自吸式ポンプ200の吸引
が弱く吸水室204内の水位が、図14(b)に示した
ような、軸受216の位置まで下降した状態まで達しな
い程度の駆動電流のことをいう。これにより、起動時の
自吸式ポンプ200の各状態における負荷変動により駆
動電流の増加や脱調が生じることが防止され、強制同期
制御から帰還同期制御への安定した制御の切り換えを行
うことが可能となる。
タの制御装置によれば以下のような有利な効果が得られ
る。
同期制御に切り換わるる時において駆動電圧が低い値に
設定されているため、切り換え時における駆動電流の増
加やブラシレスモータの脱調を防止することが可能なブ
ラシレスモータの制御装置を提供することができる。
シレスモータの起動時において、永久磁石回転子が回転
し始めた時に固定子巻線に流れる起動電流の大きさを抑
制することが可能なブラシレスモータの制御装置を提供
することができる。
の切り換え時に固定子巻線に発生する逆起電圧が抑制さ
れ、ドライブ回路等の電気部品の耐電圧の低いものを使
用することが可能なブラシレスモータの制御装置を提供
することができる。
回転数が低いため、起動初期においてはブラシレスモー
タの回転の負荷に対し大きい駆動電流で永久磁石回転子
を駆動することとなり、永久磁石回転子を大きな磁力に
より拘束した状態で強制同期運転が行われるため、ブラ
シレスモータの負荷が変動しても回転数が変動すること
が抑止され、脱調のない安定した起動を行うことが可能
なブラシレスモータの制御装置を提供することができ
る。
同期制御に切り換わるる時において駆動電流が低い値に
設定されているため、切り換え時における駆動電流の増
加やブラシレスモータの脱調を防止することが可能なブ
ラシレスモータの制御装置を提供することができる。
シレスモータの起動時において、永久磁石回転子が回転
し始めた時に固定子巻線に流れる起動電流の大きさを抑
制することが可能なブラシレスモータの制御装置を提供
することができる。
法によれば以下のような有利な効果が得られる。
同期制御に切り換わるる時において駆動電圧が低い値に
設定されているため、切り換え時における駆動電流の増
加やブラシレスモータの脱調を防止することが可能なブ
ラシレスモータの制御方法を提供することができる。
シレスモータの起動時において、永久磁石回転子が回転
し始めた時に固定子巻線に流れる起動電流の大きさを抑
制することが可能なブラシレスモータの制御方法を提供
することができる。
回転数が低いため、起動初期においてはブラシレスモー
タの回転の負荷に対し大きい駆動電流で永久磁石回転子
を駆動することとなり、永久磁石回転子を大きな磁力に
より拘束した状態で強制同期運転が行われるため、ブラ
シレスモータの負荷が変動しても回転数が変動すること
が抑止され、脱調のない安定した起動を行うことが可能
なブラシレスモータの制御方法を提供することができ
る。
同期制御に切り換わるる時において駆動電流が低い値に
設定されているため、切り換え時における駆動電流の増
加やブラシレスモータの脱調を防止することが可能なブ
ラシレスモータの制御方法を提供することができる。
シレスモータの起動時において、永久磁石回転子が回転
し始めた時に固定子巻線に流れる起動電流の大きさを抑
制することが可能なブラシレスモータの制御方法を提供
することができる。
のような有利な効果が得られる。
状態となる駆動電圧より低い駆動電圧で起動すること
で、自吸時の負荷変動による駆動電流の増加や脱調のな
い安定した制御の切り換えを行うことが可能な自吸式ポ
ンプを提供することができる。
することで、自吸時の負荷変動による脱調のない安定し
た制御の切り換えを行うことが可能な自吸式ポンプを提
供することができる。
自吸式ポンプの負荷に対し大きい駆動電流で自吸式ポン
プを駆動することとなり、ブラシレスモータの永久磁石
回転子を大きな磁力により拘束した状態で強制同期運転
が行われるため、自吸式ポンプのの負荷が変動しても回
転数が変動することが抑止され、脱調のない安定した起
動を行うことが可能な自吸式ポンプを提供することがで
きる。
転状態となる駆動電流より低い駆動電流で起動すること
で、自吸時の負荷変動による駆動電流の増加や脱調のな
い安定した制御の切り換えを行うことが可能な自吸式ポ
ンプを提供することができる。
タの制御装置の装置構成を示すブロック図
動作を示すフローチャート
装置の起動時における印加電圧の時間変化を示す図 (b)実施の形態1のブラシレスモータの制御装置の起
動時における電流値の時間変化を示す図
図
動作を表すフローチャート
ート
装置の起動時における印加電圧の時間変化を示す図 (b)実施の形態2のブラシレスモータの制御装置の起
動時における電流値の時間変化を示す図
ータの駆動制御装置の装置構成を示すブロック図
の動作を表すフローチャート
断面図
が張られた状態を表す図 (b)実施の形態4の自吸式ポンプの自吸運転状態を表
す図 (c)実施の形態4の自吸式ポンプの通水運転状態を表
す図
電流との関係を表す図
制御装置の起動時の強制同期信号と帰還同期信号との位
相関係を表す図 (b)イ号公報に開示のブラシレスモータの制御装置の
制御の切り換え時における強制同期信号と帰還同期信号
との位相関係を表す図
ミュテータ素子 111、112、113、114、115、116 フ
リーホイーリングダイオード 117 駆動電源 118 バイパスコンデンサ 119U、119L 中性電位生成抵抗 120 ゼロクロス点検出部 120u、120v、120w コンパレータ 121 制御部 130 帰還同期信号生成部 131 発信器 132 強制同期信号生成部 133 転流制御部 134 駆動ベース信号バッファ部 135 切換制御部 136 駆動電圧切換部 137 タイマ 140 回転数制御部 141 駆動電流源 142 駆動電流切換部 200 自吸式ポンプ 201 ケーシング 202 吸引管 202a 吸引口 203 吐出管 203a 吐出口 204 吸水室 205 気液分離室 206 加圧室 207 加圧室上部隔壁 207a 加圧室吐出口 208 還流路 208a 還流口 209 吸水室側部隔壁 209a 吸水室側壁吸水口 210 ブラシレスモータ収納部 211 ロータ収納室 212 ステータ 213 ロータ 214 回転軸 215 軸受 216 軸受 217 永久磁石回転子 218 羽根車 219 羽根車収納ケース 219a 羽根車吸水口 219b 羽根車吐出口 220 制御装置 D1,D2,Dm ツェナーダイオード P1,P2,Pm 電流切換端子 Q1,Q2,Qm 電流スイッチング素子 R1 全電流検出抵抗 RS1,RS2,RSm 降圧抵抗 VN 中性電位 VU、VV、VW 駆動端子電圧 VI 全電流検出電圧 SV 駆動電圧制御信号 VU0、VV0、VW0 ゼロクロス点検出信号 VU1、VV1、VW1 帰還同期制御信号 VU2、VV2、VW2 強制同期制御信号 VS 駆動電圧 V1 起動時駆動電圧 V2 中間駆動電圧 V3 定格駆動電圧 UH、UL、VH、VL、WH、WL、UH’、U
L’、VH’、VL’、WH’、WL’ 六相制御信号 iu、iv、iw 駆動電流
Claims (10)
- 【請求項1】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線
と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動
される永久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータに
おいて前記永久磁石回転子の回転により前記固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりブラシレス
モータをセンサレスで駆動制御するブラシレスモータの
制御装置であって、前記各固定子巻線に流す駆動電流を
生成するドライブ回路と、前記ドライブ回路に可変自在
に駆動電圧を印可する駆動電源と、強制同期制御信号を
生成する強制同期制御信号生成部と、前記各固定子巻線
の端子電圧が中性電位と交叉するゼロクロス点を検出す
るゼロクロス点検出部と、前記ゼロクロス点に基づき帰
還同期制御信号を生成する帰還同期制御信号生成部と、
前記ブラシレスモータを前記強制同期制御信号による強
制同期制御で起動させ前記強制同期制御信号と前記帰還
同期制御信号との位相差が所定の値以下となったとき前
記ブラシレスモータを前記帰還同期制御信号による帰還
同期制御に切り換える切換制御部と、前記駆動電圧を定
格駆動電圧よりも低い前記駆動電圧で前記ブラシレスモ
ータを起動し前記ブラシレスモータの制御が帰還同期制
御に切り換わった後に前記駆動電圧を前記定格駆動電圧
に切り換える駆動電圧切換部と、を備えたことを特徴と
するブラシレスモータの制御装置。 - 【請求項2】前記駆動電圧切換部は、前記ブラシレスモ
ータの制御が強制同期制御から帰還同期制御に切り換わ
った後に前記駆動電圧を前記定格駆動電圧まで所定の時
間で上昇させることを特徴とする請求項1に記載のブラ
シレスモータの制御装置。 - 【請求項3】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線
と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動
される永久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータに
おいて前記永久磁石回転子の回転により前記固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりブラシレス
モータをセンサレスで駆動制御するブラシレスモータの
制御装置であって、前記各固定子巻線に流す駆動電流を
生成するドライブ回路と、強制同期制御信号を生成する
強制同期制御信号生成部と、前記各固定子巻線の端子電
圧が中性電位と交叉するゼロクロス点を検出するゼロク
ロス点検出部と、前記ゼロクロス点に基づき帰還同期制
御信号を生成する帰還同期制御信号生成部と、前記ブラ
シレスモータを前記強制同期制御信号による強制同期制
御で起動させ前記強制同期制御信号と前記帰還同期制御
信号との位相差が所定の値以下となったとき前記ブラシ
レスモータを前記帰還同期制御信号による帰還同期制御
に切り換える切換制御部と、前記ブラシレスモータの回
転数を定格回転数よりも低い回転数で前記ブラシレスモ
ータを起動し前記ブラシレスモータの制御が帰還同期制
御に切り換わった後に前記回転数を前記定格回転数に切
り換える回転数制御部と、を備えたことを特徴とするブ
ラシレスモータの制御装置。 - 【請求項4】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線
と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動
される永久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータに
おいて前記永久磁石回転子の回転により前記固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりブラシレス
モータをセンサレスで駆動制御するブラシレスモータの
制御装置であって、前記各固定子巻線に流す駆動電流を
生成するドライブ回路と、前記ドライブ回路に可変自在
に駆動電流を供給する駆動電流源と、強制同期制御信号
を生成する強制同期制御信号生成部と、前記各固定子巻
線の端子電圧が中性電位と交叉するゼロクロス点を検出
するゼロクロス点検出部と、前記ゼロクロス点検出部の
検出する前記ゼロクロス点に基づき帰還同期制御信号を
生成する帰還同期制御信号生成部と、前記ブラシレスモ
ータを前記強制同期制御信号による強制同期制御で起動
させ前記強制同期制御信号と前記帰還同期制御信号との
位相差が所定の値以下となったとき前記ブラシレスモー
タを前記帰還同期制御信号による帰還同期制御に切り換
える切換制御部と、前記駆動電流を定格駆動電流よりも
低い前記駆動電流で前記ブラシレスモータを起動し前記
ブラシレスモータの制御が帰還同期制御に切り換わった
後に前記駆動電流を前記定格駆動電流に切り換える駆動
電流切換部と、を備えたことを特徴とするブラシレスモ
ータの制御装置。 - 【請求項5】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線
と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動
される永久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータに
おいて前記永久磁石回転子の回転により前記固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりブラシレス
モータをセンサレスで駆動制御するブラシレスモータの
制御方法であって、定格駆動電圧よりも低い駆動電圧に
よりブラシレスモータを強制同期制御信号による強制同
期制御で起動させ、前記永久磁石回転子の回転により前
記固定子巻線に発生する誘起電圧が中性電位と交叉する
ゼロクロス点を検出し、前記ゼロクロス点に基づき帰還
同期制御信号を生成し、前記強制同期制御信号と前記帰
還同期制御信号との位相差が所定の値以下となったとき
前記ブラシレスモータを前記帰還同期制御信号による帰
還同期制御に切り換え、前記ブラシレスモータの制御が
帰還同期制御に切り換わった後に前記駆動電圧を前記定
格駆動電圧に切り換えることを特徴とするブラシレスモ
ータの制御方法。 - 【請求項6】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線
と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動
される永久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータに
おいて前記永久磁石回転子の回転により前記固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりブラシレス
モータをセンサレスで駆動制御するブラシレスモータの
制御方法であって、定格駆動電流よりも低い駆動電流に
よりブラシレスモータを強制同期制御信号による強制同
期制御で起動させ、前記永久磁石回転子の回転により前
記固定子巻線に発生する誘起電圧が中性電位と交叉する
ゼロクロス点を検出し、前記ゼロクロス点に基づき帰還
同期制御信号を生成し、前記強制同期制御信号と前記帰
還同期制御信号との位相差が所定の値以下となったとき
前記ブラシレスモータを前記帰還同期制御信号による帰
還同期制御に切り換え、前記ブラシレスモータの制御が
帰還同期制御に切り換わった後に前記駆動電流を前記定
格駆動電流に切り換えることを特徴とするブラシレスモ
ータの制御方法。 - 【請求項7】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線
と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動
される永久磁石回転子と、を備えたブラシレスモータに
おいて前記永久磁石回転子の回転により前記固定子巻線
に誘起される誘起電圧を検出することによりブラシレス
モータをセンサレスで駆動制御するブラシレスモータの
制御方法であって、定格回転数よりも低い回転数により
ブラシレスモータを強制同期制御信号による強制同期制
御で起動させ、前記永久磁石回転子の回転により前記固
定子巻線に発生する誘起電圧が中性電位と交叉するゼロ
クロス点を検出し、前記ゼロクロス点に基づき帰還同期
制御信号を生成し、前記強制同期制御信号と前記帰還同
期制御信号との位相差が所定の値以下となったとき前記
ブラシレスモータを前記帰還同期制御信号による帰還同
期制御に切り換え、前記ブラシレスモータの制御が帰還
同期制御に切り換わった後に前記回転数を前記定格回転
数に切り換えることを特徴とするブラシレスモータの制
御方法。 - 【請求項8】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線
と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動
される永久磁石回転子と、を具備し、前記永久磁石回転
子の回転により前記固定子巻線に誘起される誘起電圧を
検出することによりセンサレスで駆動制御されるブラシ
レスモータと、請求項1又は2に記載のブラシレスモー
タの制御装置と、を備え、前記駆動電圧切換部は、前記
切換制御部が強制同期制御から帰還同期制御に切り換え
るまで前記駆動電圧を前記自吸式ポンプが自吸運転状態
となる駆動電圧より低い駆動電圧に設定する制御を行う
ことを特徴とする自吸式ポンプ。 - 【請求項9】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻線
と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆動
される永久磁石回転子と、を具備し、前記永久磁石回転
子の回転により前記固定子巻線に誘起される誘起電圧を
検出することによりセンサレスで駆動制御されるブラシ
レスモータと、請求項3に記載のブラシレスモータの制
御装置と、を備え、前記回転数制御部部は、前記切換制
御部が強制同期制御から帰還同期制御に切り換えるまで
前記回転数を前記自吸式ポンプが自吸運転状態となる回
転数より低い回転数に設定する制御を行うことを特徴と
する自吸式ポンプ。 - 【請求項10】駆動磁界を発生させる複数相の固定子巻
線と、前記固定子巻線の発生する駆動磁界により回転駆
動される永久磁石回転子と、を具備し、前記永久磁石回
転子の回転により前記固定子巻線に誘起される誘起電圧
を検出することによりセンサレスで駆動制御されるブラ
シレスモータと、請求項4に記載のブラシレスモータの
制御装置と、を備え、前記駆動電流切換部は、前記切換
制御部が強制同期制御から帰還同期制御に切り換えるま
で前記駆動電流を前記自吸式ポンプが自吸運転状態とな
る駆動電流より低い駆動電流に設定する制御を行うこと
を特徴とする自吸式ポンプ。
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