JP2000174456A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録再生装置の小型化を図る。 【解決手段】 センサに接続されたフレキ９のパターン
面にコネクタ１１，１２を実装し、ドラムモータ２に接
続されたフレキ４とキャプスタンモータに接続されたフ
レキ８とを、それぞれコネクタ１１，１２に挿入接続し
て、３枚のフレキ４，８，９を統合し、１枚のフレキ９
として外部に引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に関し、特に、外部との情報交換を行うフレキシブルプ
リント配線板（以下、フレキと称する）を統合し、小型
化を図ることができるようにした磁気記録再生装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】例えばビデオカメラのように、回転ヘッ
ドドラムに磁気テープをヘリカルに巻回し、高速回転す
る回転ヘッドドラムとともに磁気テープを高速走行させ
ることで、磁気テープに情報を記録したり、記録した情
報を回転ヘッドドラムでスキャンすることで記録情報を
再生することのできる磁気記録再生装置は、従来から広
く普及している。

【０００３】上記のような磁気記録再生装置には、通
常、ドラムモータ、キャプスタンモータ、ＤＣモータ及
びセンサなどの電気部品が使用されている。これらの電
気部品は、フレキを介して、外部とのセンサ情報の交換
やモータの作動を行っている。このため、複数枚のフレ
キが必要となり、磁気記録再生装置を内蔵する電子機器
には、フレキの枚数だけコネクタが必要であった。ま
た、場合によっては、コネクタ用の中継基板を内蔵させ
ていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】近年、上記のような磁
気記録再生装置を用いたビデオカメラなどの電子機器
は、小型化、軽量化の要求が強まっている。このため、
磁気記録再生装置のようなデバイス単体の小型化はもと
より、デバイス部品の集合体である電子機器全体の省ス
ペース化を図る必要がある。しかしながら、従来の磁気
記録再生装置では、多数枚のフレキが外部に引き出され
ており、これらのフレキをそれぞれ接続するコネクタを
外部に設けなければならなかった。このため、上記のよ
うな小型化、軽量化を図ることが困難であった。

【０００５】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、引き出されるフレキの枚数を少なくし、装置単
体及びこれらを用いた電子機器全体の小型化、軽量化を
図ることができる磁気記録再生装置を提供することを目
的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、複数枚のフレキシブルプリント配線板のうちの少
なくとも１枚のパターン面に少なくとも１個のコネクタ
を実装し、コネクタに他のフレキシブルプリント配線板
のうち少なくとも１枚を接続したことを特徴とする。

【０００７】本発明の磁気記録再生装置においては、複
数枚のフレキシブルプリント配線板のうちの少なくとも
一部をコネクタを介して統合することができ、引き出さ
れるフレキシブルプリント配線板の枚数を少なくするこ
とができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気記録再生装置
の一実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形
態は、本発明による磁気記録再生装置をビデオカメラに
適用したものであり、図１、図２、図３は、それぞれ磁
気記録再生装置の正面図、上面図、側面図である。

【０００９】図１において、磁気記録再生装置１の上部
中央には、ドラムモータ２が配置されており、ドラムモ
ータ２には、２枚のフレキ３，４が接続されている。フ
レキ４は、ドラムモータ２の前面から上部に向かって引
き出され、フレキ３は、図２に示すように、ドラムモー
タ２の後面から磁気記録再生装置１の背面方向に引き出
されている。図１の上部左端には、ＤＣモータ５が配置
されている。ＤＣモータ５には、図２に示すように、フ
レキ６が接続されており、フレキ６は、ＤＣモータ５の
上面に沿って、磁気記録再生装置１の背面方向に引き出
されている。図１の上部右端には、キャプスタンモータ
７が配置されており、キャプスタンモータ７には、図２
に示すように、フレキ８が接続され、上部に引き出され
ている。

【００１０】また、磁気記録再生装置１には、図示しな
いセンサ及びモードスイッチが設けられており、これら
のセンサ及びモードスイッチには、それぞれ図２に示す
フレキ９及び図１に示すフレキ１０が接続されている。
フレキ９のパターン面には、コネクタ１１，１２が実装
されており、パターン面の裏側には、ガラスエポキシ製
の補強板１３が装着されている。

【００１１】図２に示すように、フレキ４は、コネクタ
１１を介して、フレキ９に接続され、フレキ８は、コネ
クタ１２を介して、フレキ９に接続される。そして、フ
レキ４，８がそれぞれ接続されたドラムモータ２及びキ
ャプスタンモータ７の外部との情報の交換は、フレキ９
に形成された配線パターンを介して行われる。

【００１２】本実施の形態によれば、フレキ４，８は、
それぞれコネクタ１１，１２を介してフレキ９に統合さ
れるので、磁気記録再生装置１から外部へ引き出される
フレキの枚数は、従来６枚であったものを、４枚と少な
くすることができる。また、コネクタ１１，１２は、装
着外周部に配置されているので、フレキ枚数の削減とと
もに、磁気記録再生装置１の小型化を図ることができ
る。さらに、コネクタ１１，１２の実装されたフレキ９
のパターン面の裏面に補強板１３を接着したので、コネ
クタ１１，１２を介して、フレキ４，８をフレキ９に強
固に接続することができる。

【００１３】上記実施の形態では、２枚のフレキ４，８
を、２個のコネクタ１１，１２を介して、１枚のフレキ
９に接続した場合について説明したが、フレキ及びコネ
クタの数はこれらに限定されない。

【００１４】

【発明の効果】以上の説明したように、本発明の磁気記
録再生装置によれば、複数個の電子部品にそれぞれ接続
されたフレキシブルプリント配線板のうちの少なくとも
１枚のパターン面に少なくとも１個のコネクタを実装
し、前記コネクタに他のフレキシブルプリント配線板の
うち少なくとも１枚を接続したので、外部に引き出され
るフレキシブルプリント配線板の枚数を少なくすること
ができ、前記装置及び装置を備えた電子機器の小型化を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の磁気記録再生装置の一実施の形態の構
成を示す正面図である。

【図２】図１の上面図である。

【図３】図１の側面図である。

【符号の説明】

１ 磁気記録再生装置， ２ ドラムモータ（電気部
品）， ３，４ フレキ（フレキシブルプリント配線
板）， ５ ＤＣモータ（電気部品）， ６ フレキ
（フレキシブルプリント配線板）， ７ キャプスタン
モータ（電気部品），８，９，１０ フレキ（フレキシ
ブルプリント配線板）， １１，１２ コネクタ， １
３ 補強板

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松木 まり 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 Ｆターム(参考） 5E344 AA26 BB05 CD18 DD09 EE12 EE16

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部との情報交換を行うためのフレキシ
   ブルプリント配線板がそれぞれ接続された複数個の電気
   部品を有する磁気記録再生装置において、 複数枚の前記フレキシブルプリント配線板のうちの少な
   くとも１枚のパターン面に少なくとも１個のコネクタを
   実装し、前記コネクタに他のフレキシブルプリント配線
   板のうち少なくとも１枚を接続したことを特徴とする磁
   気記録再生装置。
2. 【請求項２】 前記フレキシブルプリント配線板に実装
   された前記コネクタを、装置内部または装置外周部に配
   置したことを特徴とする請求項１記載の磁気記録再生装
   置。
3. 【請求項３】 前記コネクタが実装された前記フレキシ
   ブルプリント配線板のパターン面の裏面に、補強板を設
   けたことを特徴とする請求項１または２記載の磁気記録
   再生装置。