JP2000173351A - 電極保護装置 - Google Patents

電極保護装置

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JP2000173351A
JP2000173351A JP10350407A JP35040798A JP2000173351A JP 2000173351 A JP2000173351 A JP 2000173351A JP 10350407 A JP10350407 A JP 10350407A JP 35040798 A JP35040798 A JP 35040798A JP 2000173351 A JP2000173351 A JP 2000173351A
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JP
Japan
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electrode
layer
protection device
protective layer
silicone resin
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Withdrawn
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JP10350407A
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English (en)
Inventor
Isataka Yoshino
功高 吉野
Masanori Tanaka
正則 田中
Masakazu Nakada
昌和 中田
Yoshihiko Tsuruya
仁彦 鶴谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極間ピッチのファイン化を実現するととも
に、難燃かつ環境に優しい性質の電極保護装置を提供す
ること。 【解決手段】 電子部品1(2)の電極部1A(2A)
を保護するために、前記電極部1A(2A)上に紫外線
を照射することにより硬化するアクリル樹脂を塗布して
形成される第1保護層11と、前記第1保護層11の上
に、シリコーン樹脂を塗布して形成される第2保護層1
2とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極保護装置の改
良、特に、フレキシブル配線板やプリント基板などの電
子部品の電極を保護する電極保護装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フレキシブル基板、液晶表示装置、プラ
ズマ表示装置及びプリント基板等の電子部品には、基板
同士もしくは基板と半導体装置を電気的に接続するため
に電極部が設けられている。この2つの電子部品の電極
部を電気的に接続する方法として、異方導電性接着剤
(ACF)が用いられている。異方導電性接着剤は接着
剤内に微少な導電性粒子を混在させたものであり、導電
粒子はたとえば金等が用いられている。そして、たとえ
ばプラズマディスプレイ等は電極部に高電圧(250V
〜300V)が印加されるため、異方導電性接着剤によ
り接着される電極部及び露出されている電極部を保護す
る必要がある。このため、電極部に対してコーティング
材が施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、コーティング材
として吸湿硬化型のシリコン樹脂が用いられていること
が多い。それは、シリコーン樹脂は難燃であること、ハ
ロゲン系物質が含まれていないため環境にやさしい等の
理由からである。しかし、シリコーン樹脂は接着強度が
弱く、透湿しやすいという性質を有しているため、電極
間のファインピッチ化を実現することができないという
問題がある。
【0004】一方、コーティング材として紫外線硬化型
のアクリル樹脂を用いられることもある。このアクリル
樹脂は、シリコーン樹脂に比べて透湿しにくく、界面と
の接着強度が高いという利点を有していて、電極間のフ
ァインピッチ化を実現することができる。しかし、紫外
線硬化型であるためハロゲンを使用せず、かつ難燃化を
実現することが困難であるという問題がある。
【0005】そこで本発明は上記課題を解消し、電極間
ピッチのファイン化を実現するとともに、難燃かつ環境
に優しい性質の電極保護装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、電子部品の電極部を保護するために、前
記電極部上に紫外線を照射することにより硬化するアク
リル樹脂を塗布して形成される第1保護層と、前記第1
保護層の上に、シリコーン樹脂を塗布して形成される第
2保護層とを有する電極保護装置により、達成される。
【0007】請求項1の構成によれば、電極部上に形成
されているアクリル樹脂からなる第1保護層と、第1保
護層の上に形成されていて、シリコーン樹脂からなる第
2保護層により電極部が保護されている。これにより、
電極部に塗布されているアクリル樹脂の接着強度が強く
透湿性が低い性能を生かして、電極のファインピッチ化
を実現することができるとともに、アクリル樹脂の上に
シリコーン樹脂を塗布することで、電極保護装置全体の
難燃性を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0009】図1は本発明の電極保護装置の好ましい使
用例を示す構成図であり、図1を参照いて電極保護装置
10について説明する。図1において、電子部品である
プラズマディスプレイ装置(PDP)もしくは液晶表示
装置のガラスパネル1、PWB(Rigid Prin
ted Wiring Boards)2がフレキシブ
ル配線板3によって電気的に接続されている。すなわ
ち、ガラスパネル1は、その電極部1Aにおいてフレキ
シブル配線板3の一端の電極部3Aと異方導電性接着剤
により接続されている。一方、PWB2は、その電極部
2Aにおいてフレキシブル配線板3の他端の電極部3B
と異方導電性接着剤により接続されている。そして、電
極部1A及び電極部2Aの上に電極保護装置10が形成
されている。
【0010】図2は本発明の電極保護装置10の好まし
い実施の形態を示す断面図であり、図2を参照して電極
保護装置10について説明する。図2において、電極保
護装置10は第1保護層11、第2保護層12からなっ
ている。第1保護層11は電子部品の電極部1A(2
A)の上に形成されていて、第2保護層12は第1保護
層11の上に形成されている。第1保護層11は、紫外
線硬化型アクリル樹脂からなっていて、第2保護膜12
は、吸湿硬化型RTV(Room Temperatu
re Vulacanization)シリコーン樹脂
からなっている。
【0011】これにより、難燃かつハロゲンフリーで、
透湿性も低く、電極ピッチのファイン化を実現すること
ができる。すなわち、電極部1A(2A)に対して第1
保護層11として紫外線硬化型アクリル樹脂を使用する
ことで、透湿性しにくく電極との接着強度を高くするこ
とができるため、電極間ピッチのファイン化を実現する
保護層を提供することができる。ここで、電極間ピッチ
のファイン化とは、たとえばテレビ受像機等の電気機器
の高精細化に伴い、電極端子のピッチ(端子ピッチ)が
たとえば0.1nmになるように小さくできることを意
味する。一方、第1保護層11の上に吸湿硬化型RTV
シリコーン樹脂を使用した第2保護膜12が形成される
ことで、電極保護装置10全体の難燃性を保つことがで
きる。
【0012】図3には本発明の電極保護装置の製造工程
の一例を示す工程図であり、図3を参照して電極保護装
置10の製造方法について説明する。まず、図3(A)
に示すような電極部1A(2A)に対して、図3(B)
に示すように、紫外線硬化型アクリル樹脂(たとえば協
立化学産業製UVアクリル樹脂:K−310KM)がた
とえば厚さ0.2mmになるように塗布される。そし
て、図3(C)に示すように、紫外線硬化型アクリル樹
脂に対して紫外線が照射される。すると、紫外線硬化型
アクリル樹脂が硬化して第1保護層11を形成する。
【0013】その後、図3(D)に示すように、第1保
護層11の上に吸湿硬化型RTVシリコーン樹脂(東レ
・ダウ製RTVシリコーン樹脂:SE−9189)がた
とえば厚さ0.2mmになるように塗布される。その
後、常温でたとえば48時間放置される。すると、図3
(E)に示すように、RTVシリコーン樹脂が硬化して
第2保護層12を形成する。
【0014】上記実施の形態によれば、たとえばフレキ
シブル配線板と基板との接続部の保護及びそれぞれの露
出電極の保護のため、使用されるコーティング材が紫外
線硬化型アクリル樹脂とシリコーン樹脂の2層で形成さ
れていることにより、難燃かつハロゲンフリーで、透湿
性も低く、電極間ピッチのファイン化を実現することが
できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電極間ピッチのファイン化を実現するとともに、難燃か
つ環境に優しい性質の電極保護装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極保護装置の好ましい使用例を示す
構成図。
【図2】本発明の電極保護装置の好ましい実施の形態を
示す断面図。
【図3】本発明の電極保護装置の製造方法の一例を示す
工程図。
【符号の説明】
1A、2A・・・電極部、10・・・電極保護装置、1
1・・・第1保護層、12・・・第2保護層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 昌和 愛知県額田郡幸田町大字坂崎字雀ヶ入1番 地 ソニー幸田株式会社内 (72)発明者 鶴谷 仁彦 宮城県加美郡中新田町字雁原325番地 ソ ニー中新田株式会社内 Fターム(参考) 5E344 BB04 CD40 DD06 EE30 5G305 AA11 AB25 AB26 AB34 AB35 BA12 BA25 CA07 CA26 CA54

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の電極部を保護するために、前
    記電極部上に紫外線を照射することにより硬化するアク
    リル樹脂を塗布して形成される第1保護層と、 前記第1保護層の上に、シリコーン樹脂を塗布して形成
    される第2保護層とを有することを特徴とする電極保護
    装置。
  2. 【請求項2】 前記シリコーン樹脂は、吸湿することに
    より硬化する樹脂である請求項1に記載の電極保護装
    置。
JP10350407A 1998-12-09 1998-12-09 電極保護装置 Withdrawn JP2000173351A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171764A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Lg Electron Inc プラズマディスプレイ装置
US7518065B2 (en) 2004-11-04 2009-04-14 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Printed wiring board for plasma display and process for producing the same
CN114127867A (zh) * 2019-08-01 2022-03-01 株式会社自动网络技术研究所 配线部件

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CN114127867B (zh) * 2019-08-01 2024-04-19 株式会社自动网络技术研究所 配线部件

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