JP2000172920A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品のローディングの際に、商品ラックに加
わる荷重を低減することができ、また、前下がりに回動
した商品ラックに商品を収納した後、その商品ラックを
容易に持ち上げ可能で、作業者の負担を軽減することの
できる自動販売機の商品収納装置を提供する。 【解決手段】左右方向に相互に対向する１対のラックフ
レーム６、６と、１対のラックフレーム６、６に上下方
向の移動が不能な状態で係合し、前後方向に移動可能に
支持された商品ラック５と、１対のラックフレーム６、
６の相互に対向する対向面６ａにそれぞれ前後方向に移
動自在に支持されるとともに、商品ラック５をその前後
方向の中間部で前後方向に移動不能かつ回動可能に支持
する１対のスライドレール１７、１７と、商品ラック５
が前方に所定距離移動したときに、ラックフレーム６と
の商品ラック５の係合を解除することにより、商品ラッ
ク５の前下がりの回動を許容する係合解除手段と、を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品のローディン
グ時に、商品ラックを前方に引き出し、前下がりに傾斜
させた状態で商品を収納可能な自動販売機の商品収納装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の自動販売機の商品収納装
置として、本出願人が開示した、特開平１０−１８８１
０７号公報に記載のものが知られている。この商品収納
装置は、販売機本体内に上下方向に配置された複数の水
平な棚、および各棚に載置された商品ラックを有し、各
商品ラックには、前後方向に延びる、左右２列の商品通
路が形成され、各商品通路に同一品目の商品が前後方向
に並べて収納されるものである。各商品ラックは、商品
のローディング時などに、大部分を前方に水平に引き出
し可能で、かつ、引き出した状態で後端部のローラを中
心に回動し、前下がりに傾斜した状態で保持されるよう
に構成されている。

【０００３】したがって、商品をローディングする際に
は、まず、商品ラックを前方に引き出した後、回動させ
て前下がりに傾斜させる。そして、傾斜させた商品ラッ
クに商品を満杯に収納した後、その商品ラックを水平な
位置まで一旦持ち上げ、更に後方に向かって押すことに
より、商品ラックを販売機本体内の元の位置まで戻して
ローディングが完了する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような商品収納
装置では、商品ラックの後端部を中心に回動させ、か
つ、その後端部で片持ち支持しているため、収納された
商品の重量による荷重により、商品ラックが大きく下向
きに撓み、また、支点となる後端部のローラに大きな荷
重が加わってしまう。このため、商品ラックの変形や、
ローラの破損などにより、商品の収納後、商品ラックを
販売機本体内の元の位置に戻すことができなくなるおそ
れがある。また、前下がりに傾斜した商品ラックに商品
を満杯に収納した後、その商品ラックを水平な位置まで
持ち上げるには、相当な力が必要となり、特に、高い位
置にある商品ラックを持ち上げる場合など、作業者の負
担が大きいという点で改善の余地がある。さらに、この
ような作業者の負担のため、各商品ラックには、上記の
ように２列程度の商品通路しか設けることができず、左
右方向に幅広の自動販売機では、商品ラックを左右方向
に複数配置している。このような大型の自動販売機で
は、ローディング時に、多くの商品ラックに上記のよう
にして商品を収納しなければならず、ローディング作業
に手間がかかるという点でも改善の余地があった。

【０００５】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、商品のローディングの際に、
商品ラックに加わる荷重を低減することができ、また、
前下がりに回動した商品ラックに商品を収納した後、そ
の商品ラックを容易に持ち上げ可能で、作業者の負担を
軽減することのできる自動販売機の商品収納装置を提供
することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
の商品収納装置は、前後方向に延び、左右方向に相互に
対向する１対のラックフレームと、この１対のラックフ
レームに上下方向の移動が不能な状態で係合し、前後方
向に移動可能に支持された商品ラックと、前後方向に延
び、１対のラックフレームの相互に対向する対向面にそ
れぞれ前後方向に移動自在に支持されるとともに、商品
ラックをその前後方向の中間部で前後方向に移動不能か
つ回動可能に支持する１対の可動体と、商品ラックが前
方に所定距離移動したときに、ラックフレームとの商品
ラックの係合を解除することにより、商品ラックの前下
がりの回動を許容する係合解除手段と、を備えているこ
とを特徴とする。

【０００７】この構成によれば、商品収納装置の商品ラ
ックに商品をローディングする場合、まず、１対のラッ
クフレームに上下方向の移動が不能な状態で係合する商
品ラックを、前方に水平に引き出す。これにより、商品
ラックおよびこれを前後方向に移動不能に支持する可動
体が、一体となった状態で前方に移動する。そして、商
品ラックは、前方に所定距離移動したときに、係合解除
手段によりラックフレームとの係合が解除される。次い
で、可動体に回動可能に支持された商品ラックの部分
（以下「回動支点」という）を中心に、商品ラックを回
動させ、前下がりに傾斜させた後、商品を収納する。こ
のように、前方に引き出した商品ラックを前下がりに傾
斜させた状態で商品を収納するので、商品ラックの奥側
にも商品を容易かつ迅速に収納することができ、商品の
収納作業の効率を全体的に高めることができる。また、
商品ラックは、前後方向の中間部の回動支点で可動体に
支持されているため、商品ラックに商品を満杯に収納し
ても、回動支点よりも前側の商品ラックの負荷が、従来
に比べてほぼ半分となり、商品ラックの負荷を低減する
ことができる。

【０００８】そして、商品を商品ラックに満杯に収納し
た後、回動支点を中心に上記と逆回りに回動させるよう
に商品ラックを持ち上げて水平にし、更に後方に向かっ
て押すことにより、商品ラックを元の位置まで戻す。こ
のような商品を満杯に収納した状態では、回動支点まわ
りのモーメントが非常に小さくなるため、前下がりの商
品ラックを持ち上げる場合、商品ラックを従来と比べて
極めて小さな力で持ち上げることができ、ローディング
時の作業者の負担を大幅に軽減することができる。加え
て、商品ラック自体を左右方向に幅広なものとしても、
回動支点まわりのモーメントが小さいままであるため、
作業者の負担を増加させることなく、一つの商品ラック
に多くの商品を収納することができる。その結果、ロー
ディング時の作業効率を高めることができる。

【０００９】この場合、係合解除手段は、商品ラックに
設けられたローラと、対向面に前後方向に延び、ローラ
が前後方向に転動可能でかつ上下方向に抜止め状態で係
合するレールとを有し、このレールは、商品ラックが前
方に所定距離移動したときに、ローラが離脱することに
より、商品ラックの係合を解除する開口を有することが
好ましい。

【００１０】この構成によれば、商品ラックを前方に引
き出す場合に、商品ラックのローラが、上下方向に抜止
め状態で係合するレールに沿って転動し、商品ラックが
前方に所定距離移動したときに、ローラがレールの開口
を介して離脱する。これにより、ラックフレームに、レ
ールを介して上下方向の移動が不能な状態で係合してい
た商品ラックを、簡易な構造で回動支点を中心に前下が
りに傾斜させることができる。

【００１１】これらの場合、商品ラックが前下がりに回
動したときに、商品ラックが下側から当接することによ
り、商品ラックの回動角度を保つストッパを、更に備え
ることが好ましい。

【００１２】この構成によれば、商品ラックを前下がり
回動させたときに、その商品ラックがストッパに当接す
ることにより、その回動角度が保たれるので、商品のロ
ーディング時に、商品ラックを前下がりに傾斜した姿勢
で安定させることができ、これにより、ローディング作
業を容易かつ迅速に行うことができる。

【００１３】この場合、商品ラックは、上下方向に複数
配置されており、ストッパは、前方に移動しかつ前下が
りに回動した商品ラックの直上に配置された商品ラック
の底壁であることが好ましい。

【００１４】この構成によれば、商品ラックを前下がり
に回動させるときに、その商品ラックを直上の商品ラッ
クの底壁に当接させるので、商品ラックの回動角度を保
つための特別なストッパが不要となり、その分、商品収
納装置の製造コストを低減することができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品収納装
置について、詳細に説明する。図１は、その商品収納装
置を組み込んだ自動販売機を示している。この自動販売
機１は、横長ボックス状の販売機本体２内に組み込まれ
た商品収納装置３に多品目の商品Ｓをそれぞれ前後方向
に並べて収納するとともに、商品Ｓを自動販売機の１の
正面から見えるようにした、いわゆるショーケース型の
ものである。

【００１６】商品収納装置３は、図示しない複数の側壁
パネルにより、前面が開放したボックス状の左右２つの
商品収納室４、４と、各商品収納室４内に上下方向に複
数配置され、左右方向に幅広の商品ラック５と、を備え
ている。なお、左右の商品収納室４、４内には、それぞ
れ１０個および９個の商品ラック５が配置されている。

【００１７】各商品収納室４の図示しない左右の側壁パ
ネルの内側面には、配置すべき各商品ラック５の高さに
応じて、商品ラック５を左右方向から支持する左右１対
のラックフレーム６、６がそれぞれ取り付けられている
（図２参照）。この１対のラックフレーム６、６は、図
２に示すように、いずれも前後方向に延びる平板からな
り、左右方向に相互に対向して取り付けられている。な
お、これらのラックフレーム６、６、並びにこれらに係
合する商品ラック５の左右の構造および後述する左右１
対のスライドレール１７、１７の構造は、左右対称に構
成されており、以下の説明においては、図２の右側部分
の構造を中心に説明する。

【００１８】各ラックフレーム６の相互に対向する対向
面６ａの前部には、前後方向に相互に水平に離隔し、回
転自在の１対のフレーム側ローラ７、７が設けられてい
る。この１対のフレーム側ローラ７、７が、後述するス
ライドレール１７に係合している。また、ラックフレー
ム６の対向面６ａには、後述するラック側ローラ１６に
係合して、商品ラック５を、上記フレーム側ローラ７、
７とともに水平に支持するラック支持レール８が設けら
れている。このラック支持レール８は、後側のフレーム
側ローラ７の付近からラックフレーム６の後端部に亘っ
て、フレーム側ローラ７、７よりも若干上側の位置で水
平に延び、商品ラック５側に開放した、断面「コ」字状
に形成されている。また、このラック支持レール８の前
端縁部および後端縁部は、商品ラック５側に屈曲形成さ
れており、ラック側ローラ１６がラック支持レール８内
をその前後端間で移動できるようになっている。さら
に、ラック支持レール８の前端上部には、ラック側ロー
ラ１６がラック支持レール８から離脱可能な切欠き８ａ
（開口）が、形成されている。

【００１９】商品ラック５は、前後方向に延びる複数の
仕切壁９によって、図１に示すように仕切られており、
隣り合う仕切壁９、９の間に、商品Ｓを載置して収納す
るための商品通路が形成されている。各商品通路には、
同一品目の商品Ｓが前後方向に並べて収納される。商品
ラック５は、図２に示すように、商品Ｓを載置する水平
な底壁１１と、この底壁１１の左右両縁部および後縁部
からそれぞれ鉛直上向きに屈曲形成された側壁１２、１
２および後壁１３とにより、ケース状に形成されてい
る。商品ラック５の前後方向の中間部であって、底壁１
１の下面には、左右方向に延びる回転軸１４およびこれ
を支持する支持部１５が設けられている。支持部１５
は、左右方向に延び、側断面ほぼ逆「凸」字状に形成さ
れており、その内部で回転軸１４を回転自在に支持する
ように、底壁１１の下面に取り付けられている。また、
左右の側壁１２、１２の後端部には、それぞれ回転自在
のラック側ローラ１６、１６（ローラ）が設けられてお
り、このラック側ローラ１６が、上記ラックフレーム６
のラック支持レール８に、転動可能でかつ上下方向に抜
止め状態で係合している。

【００２０】また、商品ラック５の側壁１２、１２の下
部の外方には、その前後方向の全体に亘って延び、ラッ
クフレーム６側に開放した断面「コ」字状のスライドレ
ール１７、１７（可動体）が配置されている。これらの
スライドレール１７、１７は、上記回転軸１４の両端部
にそれぞれ固定されており、各スライドレール１７に
は、ラックフレーム６に設けられた前後１対のフレーム
側ローラ７、７が転動可能な状態で係合している。した
がって、商品ラック５は、上記フレーム側ローラ７、７
およびラック側ローラ１６を介して、ラックフレーム６
に、ほぼ水平でかつ前後方向に移動自在に支持されてお
り、商品ラック５が前方に引き出されるのに伴い、商品
ラック５およびスライドレール１７が一体となって前方
に移動する。

【００２１】ここで、図３〜図５を参照しながら、商品
ラック５に商品Ｓをローディングする場合の操作につい
て説明する。なお、これらの図では、上下方向に配置さ
れた複数の商品ラック５のうちの３つを示し、中段の商
品ラック５に商品Ｓをローディングする場合を示す。

【００２２】まず、販売機本体２の商品収納室４内に格
納されている、図３に示す商品ラック５のうち、中段の
商品ラック５を前方に引き出す。そうすると、図４に示
すように、商品ラック５とともにスライドレール１７も
前方に移動する。この場合、商品ラック５を所定距離、
すなわちスライドレール１７の後端部１７ａが、後側の
フレーム側ローラ７に当接するまで、水平に移動させ
る。このとき、商品ラック５のラック側ローラ１６が、
ラック支持レール８の切欠き８ａの位置に到達し、これ
により、商品ラック５とラックフレーム６との係合が解
除される。次いで、商品ラック５の前端部を押し下げ
る。そうすると、ラック側ローラ１６が切欠き８ａの上
方に外れ、図５に示すように、商品ラック５は回転軸１
４を中心に回動し、前下がりに傾斜する。このように、
商品ラック５とラックフレーム６との係合を解除する、
本発明における係合解除手段は、本実施形態において、
ラック側ローラ１６と、切欠き８ａを有するラック支持
レール８とにより構成されている。

【００２３】そして、前下がりに傾斜した商品ラック５
は、その後端部、具体的には後壁１３の上端部および側
壁１２の後端上部で、直上に配置された商品ラック５
の、ストッパとしての底壁１１に当接し、傾斜した一定
の回動角度で保持される。

【００２４】なお、ローディングすべき商品ラック５
が、商品収納室４に配置されたもののうち、最上段に位
置する場合には、商品収納室４や販売機本体２内の天井
面をストッパとして、これに商品ラック５の後端部を当
接させる。また、ストッパとして、上記の直上の商品ラ
ックの底壁１１に代えて、上下の商品ラック５の間に、
特別のストッパを設けるようにしてもよい。この場合に
は、ストッパを高さなどが変更可能なものとすれば、商
品ラック５の回動角度を、作業しやすいように種々のも
のに変更することが可能となる。

【００２５】そして、上記のように、前下がりに傾斜さ
せた商品ラック５に、商品Ｓを満杯に収納する。商品Ｓ
の収納が完了した後、商品ラック５をほぼ水平な位置ま
で持ち上げ、ラック側ローラ１６、１６を、切欠き８ａ
を介して再度ラック支持レール８に係合させる。これに
より、商品ラック５は、前方への引き出し直後と同じ状
態となる。そして、商品ラック５を後方に向かって押す
ことにより、販売機本体２内の元の位置に格納する。こ
れにより、１つの商品ラック５のローディングが完了す
る。他の商品ラック５のローディングも上記と同様にし
て行う。

【００２６】以上詳述したように、本実施形態の商品収
納装置３によれば、商品ラック５を前下がりに回動させ
るための回転軸１４が、商品ラック５の前後方向の中間
部に設けられているため、商品ラック５に商品Ｓを満杯
に収納しても、回動支点となる回転軸１４よりも前側の
商品ラック５の負荷が、従来に比べてほぼ半分となり、
商品ラック５の負荷を低減することができる。また、商
品Ｓを商品ラック５に満杯に収納した状態では、回転軸
１４まわりのモーメントが非常に小さくなるため、商品
ラック５を従来と比べて極めて小さな力で持ち上げて水
平にすることができ、ローディング時の作業者の負担を
大幅に軽減することができる。加えて、商品ラック５自
体を左右方向に幅広なものとしても、回転軸１４まわり
のモーメントが小さいままであるため、作業者の負担を
増加させることなく、一つの商品ラック５に多くの商品
Ｓを収納することができる。つまり、１段に収納される
商品を、複数の商品ラックに分けて収納するのではな
く、一つの幅広な商品ラックに収納することができ、こ
れにより、商品ラックの出し入れを１回で済ませること
ができるため、ローディング時の作業効率を高めること
ができる。

【００２７】また、商品ラック５は、前下がりに傾斜し
たときに、直上の商品ラック５の底壁１１などに当接す
ることにより、回動角度を一定に保ち安定するため、作
業者はローディング作業を容易かつ迅速に行うことが可
能となる。

【００２８】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記のラックフレーム６に設けたフレーム側ロ
ーラ７およびラック支持レール８を、商品収納室４の図
示しない側壁パネルに直接設けてもよい。この場合に
は、ラックフレーム６が省略可能となる。また、商品ラ
ック５を前下がりに回動させるための回転軸１４を、商
品ラック５の底壁１１の下面に設けたが、商品ラック５
を回動させるための回転軸を、商品ラックの左右の側壁
および左右のスライドレール間に、同一軸線上でそれぞ
れ別個に設けるようにしてもよい。さらに、商品ラック
５とラックフレーム６との係合を解除するための係合解
除手段としても、上述したものに限定されることなく、
種々のものが適用可能である。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動販売
機の商品収納装置は、商品のローディングの際に、商品
ラックに加わる荷重を低減することができ、また、前下
がりに回動した商品ラックに商品を収納した後、その商
品ラックを容易に持ち上げ可能で、作業者の負担を軽減
することができるなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態による商品収納装置を組み
込んだ自動販売機を示す正面図である。

【図２】商品ラックを模式的に示す斜視図である。

【図３】商品収納室内に上下方向に配置された複数の商
品ラックのうち、３つの商品ラックを模式的に示す側面
図である。

【図４】図３の商品ラックのうち、中段の商品ラックを
前方に引き出した状態を模式的に示す側面図である。

【図５】図３の商品ラックのうち、前方に引き出した中
段の商品ランクを、前下がりに傾斜させた状態を模式的
に示す側面図である。

【符号の説明】

１ 自動販売機 ３ 商品収納装置 ５ 商品ラック ６ ラックフレーム ６ａ 対向面 ８ ラック支持レール（レール） ８ａ 切欠き（開口） １１ 底壁 １６ ラック側ローラ（ローラ） １７ スライドレール（可動体）

フロントページの続き (72)発明者 中山 正樹 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 Ｆターム(参考） 3E044 AA01 FB05 3E046 CC03 CC04 GA02

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 前後方向に延び、左右方向に相互に対向
   する１対のラックフレームと、 この１対のラックフレームに上下方向の移動が不能な状
   態で係合し、前後方向に移動可能に支持された商品ラッ
   クと、 前後方向に延び、前記１対のラックフレームの相互に対
   向する対向面にそれぞれ前後方向に移動自在に支持され
   るとともに、前記商品ラックをその前後方向の中間部で
   前後方向に移動不能かつ回動可能に支持する１対の可動
   体と、 前記商品ラックが前方に所定距離移動したときに、前記
   ラックフレームとの前記商品ラックの前記係合を解除す
   ることにより、前記商品ラックの前下がりの回動を許容
   する係合解除手段と、 を備えていることを特徴とする自動販売機の商品収納装
   置。
2. 【請求項２】 前記係合解除手段は、 前記商品ラックに設けられたローラと、 前記対向面に前後方向に延び、前記ローラが前後方向に
   転動可能でかつ上下方向に抜止め状態で係合するレール
   とを有し、 このレールは、前記商品ラックが前方に前記所定距離移
   動したときに、前記ローラが離脱することにより、前記
   商品ラックの前記係合を解除する開口を有することを特
   徴とする請求項１に記載の自動販売機の商品収納装置。
3. 【請求項３】 前記商品ラックが前下がりに回動したと
   きに、当該商品ラックが下側から当接することにより、
   当該商品ラックの回動角度を保つストッパを、更に備え
   ることを特徴とする請求項１または２に記載の自動販売
   機の商品収納装置。
4. 【請求項４】 前記商品ラックは、上下方向に複数配置
   されており、 前記ストッパは、前方に移動しかつ前下がりに回動した
   商品ラックの直上に配置された商品ラックの底壁である
   ことを特徴とする請求項３に記載の自動販売機の商品収
   納装置。