JP2000172742A - 曲線変形処理方法、曲線変形処理装置、曲線変形用処理プログラムが記憶された記憶媒体、曲面変形処理方法、曲面変形処理装置および曲面変形用処理プログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

曲線変形処理方法、曲線変形処理装置、曲線変形用処理プログラムが記憶された記憶媒体、曲面変形処理方法、曲面変形処理装置および曲面変形用処理プログラムが記憶された記憶媒体

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JP2000172742A
JP2000172742A JP10363815A JP36381598A JP2000172742A JP 2000172742 A JP2000172742 A JP 2000172742A JP 10363815 A JP10363815 A JP 10363815A JP 36381598 A JP36381598 A JP 36381598A JP 2000172742 A JP2000172742 A JP 2000172742A
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curve
curved surface
deformation
change rate
moving point
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Yoshikazu Yoshida
美和 吉田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性が容易で、リアルタイム処理が可能な曲
面変形を実現する。 【解決手段】指定した移動点を含む曲線を抽出し、移動
点によって与えられる移動量からその曲線に対する変化
率の指定曲線を生成する。この変化率に応じて曲線が変
形される。曲線がm個の通過点(セグメントが通過する
制御点)を含む場合には指定曲線はm個の通過点に対応
した通過点を有する。この通過点の変形量を制御するこ
とで指定曲線の形状が変わり、これは最終的には曲線の
変形に反映される。曲線変形後、変形された曲線を用い
て曲面が生成される。曲線を直接変形操作するのではな
いので、変形後の曲線形状のイメージをつかみやすい。
指定曲線を変形すると抽出した曲線全体を同時に変形で
きるから、個々のセグメントを単位として変形操作する
必要がない。曲線全体をスムーズに変形できる。枠線は
縦線と横線があるので、この曲線変形処理を全ての枠線
に対して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD/CAMシ
ステムを利用した情報処理装置に適用して好適な曲面変
形処理方法やその変形処理装置などに関する。詳しく
は、複数の要素(セグメントあるいはパッチ)から構成
される曲線や曲面の構成単位である曲線を変形するに当
たり、その曲線に対して1つの移動点を与えてその曲線
に対する変化率指定曲線を生成し、この変化率指定曲線
を変形することによって、最終的にその曲線を変形処理
すると共に、変形された曲線から変形後の曲面を生成で
きるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】CAD(computer aided drawing)シス
テムやCAM(computer aided manufacturing)システ
ムなどを利用した情報処理装置では、自由曲線や自由曲
面をそれぞれ作成するための表現方法として接線接続が
可能なベジエ(Bezier)曲線(ベジエ曲面)や、曲率を
連続させた状態で接続が可能なスプライン(B−splin
e)曲線などが利用される場合が多い。
【0003】ベジエ曲線の場合を例示すると、周知のよ
うに(n+1)個の制御点を与えることによって作成さ
れた曲線は、n次ベジエ曲線と言われる。また(n+
1)×(n+1)個の制御点を与えることによって作成
された曲面は、n次ベジエ曲面と言われる。このうちベ
ジエ曲線は制御の容易性などから3次ベジエ曲線が利用
されることが多い。ベジエ曲面も同様の理由から(4×
4)個の制御点で表現される3次ベジエ曲面が多用され
ている。
【0004】4つの制御点を用いて自由曲線を表現する
3次ベジエ曲線は図18のように、4つの制御点CP0
〜CP3が与えられたとき、パラメータ(影響パラメー
タ)t(0≦t≦1)を与えておくことによって一義的
にベジエ曲線Rが決定される。3次ベジエ曲線は次式で
表される。 R(t)=(1−t)3P0+3t(1−t)2P1+3t2(1
−t)P2+t3P3
【0005】ここに、制御点P0〜P3は何れも位置ベ
クトルであり、(x,y,z)の成分を有する。
【0006】制御点CP0〜CP3のうち曲線が通過す
る点CP0やCP3は端点(通過点)と呼称され、その
他の制御点CP1やCP2は内部制御点と呼称される場
合がある。そして、図20のように複数の端点例えばP
0〜P6を与えることによって図のような滑らかな自由
曲線を作成することができる。
【0007】2つの端点によって形成される最少構成要
素の曲線をセグメントといい、セグメントが連続すると
図19のような自由曲線を生成できる。同様に、(n+
1)×(n+1)個の制御点を与えることによって作成
された最少構成要素の曲面(矩形)をパッチという。図
20は(4×4)個の制御点によって構成されるパッチ
PBの具体例を示す。複数のパッチが連なると図21の
ような3次ベジエ曲面が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
3次ベジエ曲線や3次ベジエ曲面によって、自由曲線や
曲面を作成するとき、作成した曲線や曲面を変形したい
場合がある。例えば図21のように元の曲面のうち制御
点P1を矢印Vの方に移動して、破線図示(1つの曲線
のみ示す)のように変形したい場合がある。変形操作は
基本的にはパッチを単位とするから、矢印V方向に移動
させて全体として曲面を変形するには、この曲面を構成
する全てのパッチに対して矢印Vの移動量に見合った変
形処理を行なわなくてはならない。
【0009】曲面を構成する1本1本の枠線(パッチを
構成するセグメントを連続させた曲線)を変形させるこ
と自体非常に面倒であり、これを自然な形で全体に及ぼ
すことはなおさら面倒である。特に、変形の基準となる
曲線が存在しないことも面倒な変形処理を余儀なくして
いる一因とも言える。
【0010】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したもので、曲面を構成する枠線に対する変化率
の指定曲線を予め生成しておき、この指定曲線を参照し
ながら変形処理を行えるようにして、変形操作処理を大
幅に改善できるようにした曲線や曲面の変形処理方法、
それらの変形処理装置などを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1に記載したこの発明に係る曲面変形処理方
法では、縦方向と横方向の枠線によって形成された格子
状の曲面に対して、枠線の交点に移動点を与えたとき、
上記移動点を基準値とする予め定められた円弧状の第1
の変化率指定曲線を与え、この第1の変化率指定曲線に
基づいて上記移動点を通る枠線の変形を行うようにした
ことを特徴とする。
【0012】請求項9に記載したこの発明に係る曲面変
形処理装置では、縦方向と横方向の枠線によって形成さ
れた格子状の曲面に対して、枠線の交点に移動点を与え
たとき、上記移動点を基準値とする予め定められた円弧
状の第1の変化率指定曲線を与える手段と、この第1の
変化率指定曲線に基づいて上記移動点を通る枠線の変形
を行う変形処理手段とを有することを特徴とする。
【0013】請求項16に記載したこの発明に係る記憶
媒体は、縦方向と横方向の枠線によって形成された格子
状の曲面に対して、枠線の交点に移動点を与えたとき、
上記移動点を基準値とする予め定められた円弧状の第1
の変化率指定曲線を与え、次いで、この第1の変化率指
定曲線に基づいて上記移動点を通る枠線の変形を行うよ
うにして曲面変形処理を行う曲面変形処理プログラムが
格納されたことを特徴とする。
【0014】請求項18に記載したこの発明に係る曲線
変形処理方法では、曲線を構成する複数の通過点に対し
て移動点を与えたとき、上記移動点を基準値とする予め
定められた円弧状の変化率指定曲線を与え、この変化率
指定曲線に基づいて上記移動点を通る曲線の変形を行う
ようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項21に記載したこの発明に係る曲線
変形処理装置では、曲線を構成する複数の通過点に対し
て移動点を与えたとき、上記移動点を基準値とする予め
定められた円弧状の変化率指定曲線を与える手段と、こ
の変化率指定曲線に基づいて上記移動点を通る曲線の変
形を行う曲線変形処理手段とを有することを特徴とす
る。
【0016】請求項23に記載したこの発明に係る記憶
媒体は、曲線を構成する複数の通過点に対して移動点を
与えたとき、上記移動点を基準値とする予め定められた
円弧状の変化率指定曲線を与え、次いでこの変化率指定
曲線に基づいて上記移動点を通る曲線の変形を行うよう
にして曲線変形処理を行う曲線変形処理プログラムが格
納されたことを特徴とする。
【0017】この発明においては、曲面に移動点を指定
する。この移動点を含む曲線(縦方向若しくは横方向何
れかの枠線)を抽出する。そして移動点によって与えら
れる移動量からその曲線に対する変化率の指定曲線を生
成する。この変化率に応じて曲線が変形される。
【0018】曲線がm個の通過点(セグメントが通過す
る制御点)を含む場合には指定曲線はm個の通過点に対
応した点(便宜的に通過点という)を有する。この通過
点の変形量を制御することで指定曲線の形状が変わり、
これは最終的には曲線の変形に反映される。
【0019】したがって曲線を直接変形操作するのでは
ないので、変形後の曲線形状のイメージをつかみやす
い。やり直しも簡単にできる。指定曲線を変形すると抽
出した曲線全体を同時に変形できるから、個々のセグメ
ントを単位として変形操作する必要がない。したがって
曲線全体をスムーズに変形できる。枠線は縦線と横線が
あるので、この曲線変形処理を全ての枠線に対して行
う。
【0020】移動点は1点であるので、移動点を通らな
い枠線に対する変形処理は、縦方向の変化率指定曲線と
横方向の変化率指定曲線の双方を使用して行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】続いてこの発明に係る曲線や曲面
の変形処理方法、変形処理装置および処理プログラムの
内容が記憶された記憶媒体の一実施形態を、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0022】図1はこの発明に係る曲線や曲面の変形処
理装置をCAD/CAMシステムに適用した場合の一実
施形態を示す要部の概念図である。つまりこの変形処理
装置は曲線変形処理にも適用できれば、曲面変形処理に
も適用でき、当然にその双方の変形処理にも適用できる
システムである。
【0023】図1に示すCAD/CAMシステム10は
曲線・曲面変形処理装置12を有する。この曲線・曲面
変形処理装置12において、元の曲線や曲面の接続状態
が保存された状態で変形処理された曲線や曲面を表す形
状データが作成され、作成されたこの形状データは工具
経路作成装置14で切削加工用の加工データに変換され
る。
【0024】加工データは例えばフロッピィーディスク
(FD)などの記憶媒体16にダウンロードされ、ダウ
ンロードされたこのフロッピィーディスク16をNCミ
ーリングマシン18にセットする。NCミーリングマシ
ン18は加工データに基づいてNCフライス盤(図示は
しない)などを駆動し、形状データで表現される製品の
金型が作成される。
【0025】曲線・曲面変形処理装置12は中央処理装
置(CPU)を有する曲線・曲面作成部20を有する。
したがってこの曲線・曲面作成部20にはCPU22を
始めとして、プログラム格納用のメモリ手段(ROM)
24や、曲線や曲面などの生成時に使用するワーキング
用のメモリ手段(RAMやハードディスク装置)26を
有する。
【0026】メモリ手段24には、曲線や曲面などを変
形操作する場合に使用される曲線生成用制御プログラ
ム、曲面生成用制御プログラムなどを始めとして各種制
御プログラムが格納されている。
【0027】曲線・曲面作成部20には、曲線や曲面に
対して変形処理するための命令を与える入力手段が設け
られている。この例ではダイヤル入力手段30、マウス
入力手段32およびキーボードによる数値入力手段34
の何れかを任意に使い分けられるようになっている。
【0028】曲線・曲面生成部20にはモニタ用の表示
部36が接続され、この表示部36上に表示された曲線
や放物線などを利用して曲線や曲面の生成が行われる。
表示部36としてはCRTや液晶表示素子などを使用す
ることができる。
【0029】曲線・曲面生成部20で作成された形状デ
ータは上述した工具経路作成装置14に供給されて加工
データに変換されるが、この曲線・曲面生成部20には
さらにディスクドライブ装置38が接続され、装着され
たディスク(磁気ディスク、光ディスクなどの記憶媒
体)にもダウンロードすることができる他、メモリ手段
24に格納されている曲線作成用プログラムや曲面作成
用プログラムなどをダウンロードすることができるよう
になっている。これによって、ダウンロードされたフロ
ッピーディスクを用いて他のCAD/CAMシステムな
どにこの制御プログラムをインストールすることができ
る。
【0030】さて、このように構成された曲線・曲面変
形処理装置12を使用して自由曲線や自由曲面などを生
成する場合の変形操作処理についてさらに詳細に説明す
る。
【0031】曲面の変形操作から説明すると、この発明
では変形操作の簡略化を図るため、指定した移動点を含
む曲線(縦方向若しくは横方向何れかの枠線)を抽出
し、この移動点によって与えられる移動量からその曲線
に対する変化率の指定曲線を生成する。この変化率に応
じて曲線が変形される。
【0032】図2は(10×10)個のパッチで構成さ
れた曲面SBを示す。この曲面SBは縦横それぞれ11
本の枠線Sa〜Sk、Ca〜Ckで構成され、それぞれ
は10本のセグメントで構成される。例えば枠線Saは
セグメントSa0〜Sa9で構成される。枠線の交点は
セグメントの通過点(端点)となる。以後説明の都合
上、図3のように(4×4)個のパッチSBa〜SBn
で構成された曲面SBを用いる。同図のようこの曲面S
Bの任意の通過点を矢印Qで示す方向に移動させると、
図4のような曲面SBが得られる。この曲面SBが初期
の曲面(変形前の曲面)となる。
【0033】この曲面SBの中からまず移動点P1を通
過する曲線(例えば、横の枠線)Sを抽出する。曲面S
Bは3次元(x,y,z)であるが、変形処理を行うと
きはz=0とした二次曲線として取り扱う。この二次曲
線も接線連続な処理となるベジエ曲線で構成することが
できる。二次曲線Sを図示すると図5のようになる。こ
の二次曲線Sに対して通過点P1に移動量Vが与えられ
る。
【0034】この曲線Sからこの曲線Sに対する変化率
を指定する曲線つまり曲線Sを変形するための指定曲線
(第1の変化率指定曲線)Aを生成する。曲線Sは4つ
のセグメントS1〜S4で構成されているから、各セグ
メントS1〜S4の線分の長さを図6のようにx軸(曲
面SBの横軸に相当)上に、このセグメント順にプロッ
ト(投影)する。
【0035】次に、通過点P1での移動量を「1」とし
て適当な円弧を描く。この円弧はその始点Psと終点P
eがゼロで、通過点P1の値が「1」となるような任意
の曲率を有した円弧である。これが予め与えられた変化
率指定曲線Aである。この指定曲線Aにおける各セグメ
ントS1〜S4に対応する線分をセグメントA1〜A4
とする。
【0036】予め与えられたこの図6に示す指定曲線A
によって表される各通過点(○印で表示)における変化
率で曲線Sを変形する場合には、このままの変化率で曲
線Sが変形される。指定曲線Sにさらに変形を加えたい
ときは、図7のように各通過点に移動量VaやVbを与
える。そうすると、各セグメントA1′〜A4′の各通
過点における接線がそれぞれ連続した状態で指定曲線A
はA′のように変更される。つまり各通過点の移動量を
細かく与えることによって、指定曲線Sを自由に変形で
きる。この破線で示す指定曲線Sによって与えられる変
化率に基づいて曲線Sが変形される。
【0037】曲線Sの変形処理はセグメントを単位とし
て行われる。図8は3セグメント分を示す。例えば図8
のように原曲線Sに対して変化率指定曲線Aが与えられ
ると、S′のような変形後の曲線が得られる。
【0038】図9はセグメントS1に対する変形処理の
例である。指定した移動方向(ベクトル)をV(x,
y,z)とするとき、セグメントS1の始点P0S1は
変化率指定曲線Aにおける対応セグメントA1の始点P
0a1のy軸上の値{=P0a1(y)}だけ指定方向
Vに移動させる。つまり、移動後の始点P0S1′は、 P0S1′(x,y,z)=P0S1(x,y,z)+V(x,y,z)・P0a1(y) ・・・・(1)
【0039】次に、セグメントS1の内部制御点P1S
1は、変化率指定曲線AのセグメントA1の始点P0a
1の値{=P0a1(y)}だけ移動させると共に、セ
グメントA1の始接線で表される傾きと長さだけ回転若
しくは伸縮させる。したがって、移動後の内部制御点P
1S1′は次式で与えられる。 P1S1′(x,y,z) =P1S1(x,y,z)+V(x,y,z)・P0a1(y) +(回転マトリックスMr′)+(伸縮マトリックスMe′) ・・・(2)
【0040】ここで、図10のように通過点P0a1、
P3a1と内部制御点P1a1、P2a2にあって、通
過点P0a1と内部制御点P1a1とを結ぶ線分方向を
始接線ベクトルとし、通過点P3a1と内部制御点P2
a1とを結ぶ線分方向を終接線ベクトルと定義する。
【0041】セグメントS1の始接線ベクトルWs
(x,y,z)と、x方向のベクトルX(x,y,z)はそ
れぞれ次式で与えられる。 Ws(x,y,z)=P1S1(x,y,z)−P0S1(x,y,z) ・・・(3) X(x,y,z)=(1.0,0.0,0.0) ・・・(4) セグメントA1の始接線ベクトルWa(x,y,z)は、 Wa(x,y,z)=P1a1(x,y,z)−P0a1(x,y,z) ・・・(5) で与えられる。また、最初に与えられた回転角度をθと
すると、 θ=acos{Wa(x,y,z)・X(x,y,z)} ・・・・(6)
【0042】そして、変化率指定曲線(セグメント)A
1の始接線が90°傾いているときには、原セグメント
S1における始点P0と内部制御点P1とを結んだベク
トルが指定した移動方向V(x,y,z)となるように、
比例されて回転させる。
【0043】そのときの修正回転角度を(β/90)と
すると、 β/90=acos{Ws(x,y,z)・V(x,y,z)}/90 ・・・(7) したがって、回転マトリックスMr′に使用される回転
角度θ′は、 θ′=θ・(β/90) ・・・・(8) よって、回転マトリックスMr′は次式で与えられるこ
とになる。単位ベクトルをNa(u,v,w)、回転中心を
Ca(i,j,k)とすると、次のようになる。
【0044】
【数1】
【0045】また、伸縮マトリックスMe′は、 Me′ =|Wa(x,y,z)|/{|P0S1(x,y,z)−P3S1(x,y,z)|/3} ・・・・(12)
【0046】次に、セグメントS1の内部制御点P2S
1は、変化率指定曲線AのセグメントA1の終点P3a
1の値{=P3a1(y)}だけ移動させると共に、セ
グメントA1の終接線で表される傾きと長さだけ回転若
しくは伸縮させる。したがって、移動後の内部制御点P
2S1′は次式で与えられる。 P2S1′(x,y,z) =P2S1(x,y,z)+V(x,y,z)・P3a1(y) +(回転マトリックスMr′)+(伸縮マトリックスMe′)・・・(13)
【0047】ここで、セグメントS1の終接線ベクトル
Ws(x,y,z)と、x方向のベクトルX(x,y,z)
はそれぞれ次式で与えられる。 Ws(x,y,z)=P2S1(x,y,z)−P3S1(x,y,z) ・・(14) X(x,y,z)=(1.0,0.0,0.0) ・・・・(15) セグメントA1の始接線ベクトルWa(x,y,z)は、
Wa(x,y,z)=P2a1(x,y,z)−P3a1(x,y,z) ・・(16) で与えられる。また、最初に与えられた回転角度をθと
すると、 θ=acos{Wa(x,y,z)・X(x,y,z)} ・・・・(17)
【0048】そして、変化率指定曲線(セグメント)A
1の終接線が90°傾いているときには、原セグメント
S1における終点P3と内部制御点P2とを結んだベク
トルが指定した移動方向V(x,y,z)となるように、
比例されて回転させる。
【0049】そのときの修正回転角度を(β/90)と
すると、 β/90=acos{Ws(x,y,z)・V(x,y,z)}/90 ・・・(18) したがって、回転マトリックスMr′に使用される回転
角度θ′は、 θ′=θ・(β/90) ・・・・(19) 回転マトリックスMr′と伸縮マトリックスMe′は上
述のものと同じである。
【0050】セグメントS1の終点P3S1は変化率指
定曲線Aにおける対応セグメントA1の終点P3a1の
y軸上の値{=P3a1(y)}だけ指定方向Vに移動
させる。つまり、移動後の始点P3S1′は、P3S
1′(x,y,z) =P3S1(x,y,z)+V(x,y,z)・P3a1(y) ・・・(20)
【0051】このような変形処理を行うことによって、
図9に示すような変形後のセグメントS1′が得られる
ので、以上の変形処理を曲線Sを構成する全てのセグメ
ントに対して、それぞれ対応する変化率指定曲線Aを用
いて実行することで、移動量Vを与えたときの通過点P
1を通す曲線Sの変形処理が終了する。
【0052】ところで、上述したように回転マトリック
スMr′を計算するとき、修正回転角度(β/90)を
与えている。これはよりスムーズな曲線変形を可能にす
るためである。
【0053】例えば従来では図11Aのように指定曲線
Aに回転角度θ=0゜が与えられると、セグメントS1
は同図Bの破線で示すように変形されて変形後のセグメ
ントS1′が得られる。これは特に不自然ではない。次
に、図12Aのようにθ=90゜が与えられると、同図
BのようにセグメントS1は与えられた接線方向に変形
されるので、破線図示のような形となる。これは不自然
である。
【0054】そこで、この発明では図13のように回転
角度θとして90゜が与えられたときには修正項目(β
/90)の存在で、同図BのようにセグメントS1の接
線ベクトルも移動ベクトルVと同じ方向を向くようにな
る。その結果、破線図示のように変形後のセグメントS
1′の形はより自然な形に変形される。
【0055】与えられる回転角度θが45゜のような場
合でも、修正回転角度の影響が及ぶから図14A、Bの
ような関係になり、この場合も原曲線S1に対して、曲
線S1′のように自然な変形を実現できる。
【0056】今までの説明は移動中心である通過点P1
を通る曲線Sについての変形処理である。この通過点通
らない曲線については横枠線に関する変化率指定曲線A
と、縦枠線に関する変化率指定曲線(第2の変化率指定
曲線)Bとの双方を使用して補間しながら曲線の変形処
理が実施される。変化率指定曲線Bの初期曲線は第1の
変化率指定曲線Aと同じである。
【0057】変形すべき曲線Sとして、移動中心を通ら
ない任意の枠線(図2の場合曲線Sa)を選ぶ。そのセ
グメントS1aが図15のような曲線とあるものとす
る。また、移動量Vが与えられることによって横枠線に
関する変化率指定曲線Aと同様に、縦枠線に関する変化
率指定曲線Bが生成される。指定曲線AとBの各セグメ
ントA1とB1が図15のように与えられたものとす
る。
【0058】このような条件の下で変形処理を行う。上
述したと同様にまずセグメントS1aは指定曲線A1の
変化率に基づいて図15に示すセグメントS1a′のよ
うに変形される。次に、指定曲線BのセグメントB1に
おける始点(初期値)の縦軸上の値P0b1(y)で、
変形前のセグメントS1aとS1a′とを内分して補間
セグメントS1a”を得る。この補間セグメントS1
a”で構成される補間曲線Sa”が、移動中心を通らな
い曲線Saの変形後の曲線となる。したがって補間後の
曲線Sa”は、 Sa''= Sa'*P0b1(y)+Sa*{1.0-P0b1(y)} ・・・・(21) となる。同様に、残りの曲線についても補間して変形す
る。そのときに使用されるセグメントBi(iは枠線を
構成するセグメント数)の始点の値(初期値)は、P0
bi(y)となる。したがって、枠線である曲線Sb〜
Sk(移動中心を通る枠線を除く)も以下のように補間
された状態で変形される。 Sb''= Sb'*P0b2(y)+Sb*{1.0-P0b2(y)} Sc''= Sc'*P0b3(y)+Sc*{1.0-P0b3(y)} ・ ・ ・ Sk''= Sk'*P0b10(y)+Sk*{1.0-P0b10(y)} ・・・・(22)
【0059】同様にして、縦枠線である曲線Ca〜C1
1(移動中心を通る枠線を除く)を補間しながら変形す
る。 Ca''= Ca'*P0a1(y)+Ca*{1.0-P0a1(y)} Cb''= Cb'*P0a2(y)+Cb*{1.0-P0a2(y)} ・ ・ ・ Ck''= Ck'*P0a10(y)+Ck*{1.0-P0a10(y)} ・・・・(23)
【0060】以上のようにして生成された変形後のセグ
メントあるいは曲線(枠線)を使用して曲面が生成され
る。曲面生成方法は種々の公知の手法を採用できるが、
そのうちでも枠線の影響を受ける曲面の張り方となる曲
面生成方法が望ましい。このような曲面生成方法として
は、「特願平6−128122号公報」(「特願平7−
311858号公報」)などに開示された曲面生成方法
(その詳細は割愛)を利用すればよい。生成された曲面
が変形後の曲面SB′となる。
【0061】図16はこのような変形処理を行うときの
一例を示す要部のフローチャートでであって、まず変形
すべき曲面SBと、移動点P1および移動ベクトル量V
が与えられる(ステップ42)。次に、移動点P1を通
る縦横2本の枠線に対する変化率指定曲線A、Bを生成
する(ステップ44)。
【0062】与えられた変化率に基づいて2つの枠線を
変形処理する(ステップ46)。同様に移動点を通らな
い枠線に対しては補間しながら変形する(ステップ4
8)。つまり、変化率曲線A、Bにおける曲面の各通過
点の対応位置を求め、その位置と、その位置における接
線の方向と接線ベクトルの大きさを求めて、元の枠線の
位置と接線方向および接線ベクトルに乗ずる処理を行っ
て曲線を変形する。そして、最後に周知の手法を用いて
変形後の枠線からパッチを生成し(ステップ50)、変
形後の曲面を得る。
【0063】このような変形処理をしやすくするため、
この発明に係る曲面変形処理装置に設けられたモニタ3
6上での表示例を図17に示す。同図のモニタ画面52
には曲面SBの原型である2次元平面54とその曲面5
6が同時表示されると共に、モニタ画面52にはさらに
縦横の枠線に対応した変化率指定曲線AとBが同時に表
示される。したがってそれぞれの指定曲線AとBの各通
過点に対して指定した制御量は、同じ画面52の指定曲
線A、B上に表示されるので、変化率の把握および変形
後の曲面形状の把握が極めて容易になる。
【0064】以上の説明は、曲面を変形するときの実施
形態を説明したが、曲線そのものの変形にも応用できる
ことは明らかである。これは、移動中心を通る曲線Sを
変形するときと何ら変わりがないからである。曲線や曲
面は曲率連続となるスプライン曲線を使用してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、1つ
の通過点の移動に伴ってその曲面などを全体的に変形さ
せるにあたって、その曲面などの変化率を指定する指定
曲線を利用して変形できるようにしたものである。
【0066】従来では曲線・曲面の変形技術は何れも構
成要素単体の場合が殆どであり、複数要素が存在する場
合においては各通過点ごとに手動で変形しているため、
変形操作の処理時間がかかり、曲率連続な変化率の指定
あるいは接線接続を保持した状態での変化率の指定は不
可能である。
【0067】これに対してこの発明では、複数の要素か
ら構成される曲面を、1つの通過点だけの変更により全
体を変形させる際に、元の曲線に対する変化率を指定曲
線で指定できる。しかも各通過点の変形量まで細かく制
御することができるため、変形操作時間を従来よりも大
幅に短縮できる。もちろんベジエ曲線やスプライン曲線
を使用することによって、曲率連続な変化率の指定ある
いは接線接続を保持した状態での変化率の指定が可能に
なる。したがってより自然な曲面・曲線変形を実現でき
る。
【0068】換言すれば、従来と比較して、変化率を指
定する大域変形(セグメント単位ではなく、曲線全体の
同時変形)および曲率まで連続な変化率の大域変形が可
能になる。その場合の演算時間が短いため、通過点ドラ
ッグによるリアルタイムな変形が可能になるなどの特徴
を有する。
【0069】またこの発明では操作性が容易で、リアル
タイム処理が可能なCAD/CAMシステムを構築でき
ると共に、そのような変形処理プログラム内容を記録し
た記憶媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る曲線・曲面生成装置をCAD/C
AMシステムに適用した場合の一実施形態を示す要部の
系統図である。
【図2】ベジエ曲線を使用した二次元平面図である。
【図3】(4×4)のセグメントで構成された二次元平
面図である。
【図4】図3の二次元平面を曲面化したときの三次元平
面図である。
【図5】曲線Sを抽出した曲線図である。
【図6】移動ベクトルVを与えたときの変化率指定曲線
図である。
【図7】通過点における変化率を制御したときの指定曲
線図である。
【図8】曲線変形処理例を示す図である。
【図9】セグメント単位の曲線変形処理例を示す図であ
る。
【図10】始接線と終接線との関係を示す図である。
【図11】回転角度と変形曲線との関係を示す図である
(その1)。
【図12】回転角度と変形曲線との関係を示す図である
(その2)。
【図13】回転角度と変形曲線との関係を示す図である
(その3)。
【図14】回転角度と変形曲線との関係を示す図である
(その4)。
【図15】移動中心を通らない曲線の変形例を示す図で
ある。
【図16】本発明による曲線変形処理のアルゴリズムを
説明するための一実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図17】曲面変形処理時にモニタ表示例を示す図であ
る。
【図18】3次ベジエ曲線の説明図である(その1)。
【図19】3次ベジエ曲線の説明図である(その2)。
【図20】3次ベジエ曲面の説明図である。
【図21】パッチを用いた曲面作成例を示す図である。
【符号の説明】
10・・・システム、12・・・曲線・曲面変形処理装
置、20・・・曲線・曲面作成部、30・・・ダイヤル
入力手段、32・・・マウス入力手段、34・・・数値
入力用キーボード、36・・・表示部、38・・・ディ
スクドライブ装置

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向と横方向の枠線によって形成され
    た格子状の曲面に対して、枠線の交点に移動点を与えた
    とき、上記移動点を基準値とする予め定められた円弧状
    の第1の変化率指定曲線を与え、 この第1の変化率指定曲線に基づいて上記移動点を通る
    枠線の変形を行うようにしたことを特徴とする曲面変形
    処理方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の変化率指定曲線を用いて、上
    記枠線を通る交点の変形量を指定できるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の曲面変形処理方法。
  3. 【請求項3】 上記第1の変化率指定曲線は、変形すべ
    き枠線に対応した縦方向若しくは横方向に対する変化率
    指定曲線であることを特徴とする請求項1記載の曲面変
    形処理方法。
  4. 【請求項4】 上記移動点を通らない枠線に対しては、
    上記第1の変化率指定曲線によって変形された枠線と、
    変形する前の枠線とを、第2の変化率指定曲線の始点の
    値で内分して得られた補間後の枠線を変形処理後の最終
    的な枠線として使用するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の曲面変形処理方法。
  5. 【請求項5】 上記第1の変化率指定曲線が変形すべき
    横方向の枠線に対応するものであるときは、上記第2の
    変化率指定曲線は、縦方向の枠線に対する変化率指定曲
    線であることを特徴とする請求項4記載の曲面変形処理
    方法。
  6. 【請求項6】 上記枠線,第1および第2の変化率指定
    曲線は、曲線連続なスプライン曲線若しくは接線連続な
    ベジエ曲線であることを特徴とする請求項1記載の曲面
    変形処理方法。
  7. 【請求項7】 上記ベジエ曲線は3次ベジエ曲線である
    ことを特徴とする請求項1記載の曲面変形処理方法。
  8. 【請求項8】 上記格子が、(n+1)×(n+1)個
    (ただし、n≧2)の制御点で形成されたn次ベジエ曲
    面であることを特徴とする請求項1記載の曲面変形処理
    方法。
  9. 【請求項9】 縦方向と横方向の枠線によって形成され
    た格子状の曲面に対して、枠線の交点に移動点を与えた
    とき、上記移動点を基準値とする予め定められた円弧状
    の第1の変化率指定曲線を与える手段と、 この第1の変化率指定曲線に基づいて上記移動点を通る
    枠線の変形を行う変形処理手段とを有することを特徴と
    する曲面変形処理装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の変化率指定曲線を用いて、
    上記枠線を通る交点の変形量を指定できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項9記載の曲面変形処理装置。
  11. 【請求項11】 上記移動点を通らない枠線に対して
    は、上記第1の変化率指定曲線によって変形された枠線
    と、変形する前の枠線とを、第2の変化率指定曲線の始
    点の値で内分して得られた補間後の枠線を変形処理後の
    最終的な枠線として使用するようにしたことを特徴とす
    る請求項9記載の曲面変形処理装置。
  12. 【請求項12】 上記第1の変化率指定曲線が変形すべ
    き横方向の枠線に対応するものであるときは、上記第2
    の変化率指定曲線は、縦方向の枠線に対する変化率指定
    曲線であることを特徴とする請求項11記載の曲面変形
    処理装置。
  13. 【請求項13】 上記枠線,第1および第2の変化率指
    定曲線は、曲線連続なn次ベジエ曲線か若しくは接線連
    続なn次ベジエ曲線であることを特徴とする請求項9記
    載の曲面変形処理装置。
  14. 【請求項14】 格子状に並んだ曲面に曲線変形の基準
    となる移動点を表示する移動点表示手段と、 上記第1および第2の変化率指定曲線を表示する曲線表
    示手段と、 上記移動点を指定する外部指定手段とで構成されたこと
    を特徴とする請求項9記載の曲面変形処理装置。
  15. 【請求項15】 上記曲面変形処理手段は、中央処理装
    置と、曲面変形処理用プログラムなどが格納されたメモ
    リ手段と、曲線を変形したり、曲面構成要素を演算処理
    したりするためのワーキング用のメモリ手段を有するこ
    とを特徴とする請求項9記載の曲面変形処理装置。
  16. 【請求項16】 縦方向と横方向の枠線によって形成さ
    れた格子状の曲面に対して、枠線の交点に移動点を与え
    たとき、上記移動点を基準値とする予め定められた円弧
    状の第1の変化率指定曲線を与え、 次いで、この第1の変化率指定曲線に基づいて上記移動
    点を通る枠線の変形を行うようにして曲面変形処理を行
    う曲面変形処理プログラムが格納されたことを特徴とす
    る記憶媒体。
  17. 【請求項17】 上記記憶媒体は、テープ状記憶媒体
    か、磁気ディスク、光ディスクなどのディスク状記憶媒
    体が使用されたことを特徴とする請求項16記載の記憶
    媒体。
  18. 【請求項18】 曲線を構成する複数の通過点に対して
    移動点を与えたとき、上記移動点を基準値とする予め定
    められた円弧状の変化率指定曲線を与え、 この変化率指定曲線に基づいて上記移動点を通る曲線の
    変形を行うようにしたことを特徴とする曲線変形処理方
    法。
  19. 【請求項19】 上記変化率指定曲線を用いて、上記曲
    線の通過点における変形量を指定できるようにしたこと
    を特徴とする請求項18記載の曲線変形処理方法。
  20. 【請求項20】 上記曲線と変化率指定曲線は、曲線連
    続なスプライン曲線若しくは接線連続なn次ベジエ曲線
    であることを特徴とする請求項18記載の曲線変形処理
    方法。
  21. 【請求項21】 曲線を構成する複数の通過点に対して
    移動点を与えたとき、上記移動点を基準値とする予め定
    められた円弧状の変化率指定曲線を与える手段と、 この変化率指定曲線に基づいて上記移動点を通る曲線の
    変形を行う曲線変形処理手段とを有することを特徴とす
    る曲線変形処理装置。
  22. 【請求項22】 上記変化率指定曲線を用いて、上記通
    過点の変形量を指定できるようにしたことを特徴とする
    請求項21記載の曲線変形処理装置。
  23. 【請求項23】 曲線を構成する複数の通過点に対して
    移動点を与えたとき、上記移動点を基準値とする予め定
    められた円弧状の変化率指定曲線を与え、 次いでこの変化率指定曲線に基づいて上記移動点を通る
    曲線の変形を行うようにして曲線変形処理を行う曲線変
    形処理プログラムが格納されたことを特徴とする記憶媒
    体。
  24. 【請求項24】 上記記憶媒体は、テープ状記憶媒体
    か、磁気ディスク、光ディスクなどのディスク状記憶媒
    体が使用されたことを特徴とする請求項23記載の記憶
    媒体。
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