JP3255305B2 - 自由曲面作成方法 - Google Patents

自由曲面作成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図25) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図3) 作用(図4〜図24) 実施例(図1〜図24) (1)CAD/CAMシステムの全体構成(図1) (2)自由曲線作成の原理(図2) (3)自由曲面の作成(図3〜図24) (3−1)自由曲面の作成処理手順(図3及び図4) (3−2)各処理ステツプの処理動作(図5〜図24) (3−2−1)基準線Gに取り付けられる特徴線Cの自
由度を定める軸を指定する方向ベクトルVの設定(図5
及び図6) (3−2−2)基準線G上の任意の点Rにおける自由度
を定める軸の取付方向を指定する方向ベクトルWの設定
(図7〜図12) (3−2−3)特徴線Cの倍率設定(図13) (3−2−4)特徴線Cの基準線Gへの取付け(図14
及び図15) (3−2−5)特徴線Cと支持線Sとの交点F算出(図
16) (3−2−6)特徴線Cと支持線Sとの接続(図17) (3−2−7)パツチの生成(図18〜図20) (4)作成される自由曲面の具体例(図21〜図24) (5)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は自由曲線作成方法及び自
由曲面作成方法に関し、例えばCAD/CAM(comput
er aided design /computer aided manufacturing) の
手法を用いたデザイン装置に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】例えば、CADの手法を用いて自由曲面
をもつた物体の形状をデザインする場合(geometric mo
deling) 、一般にデザイナは、曲面が通るべき3次元空
間における複数の点(これを節点と呼ぶ)を指定し、当
該指定された節点を結ぶ境界曲線を所望のベクトル関数
によつて演算させる。そして境界曲線を接続することに
より、いわゆるワイヤーフレームで表現された空間(す
なわち境界曲線によつて囲まれた多数の枠組み空間)を
形成する(この処理を枠組み処理という)。
【0004】かかる枠組み処理によつて形成された境界
曲線網は、それ自体デザイナがデザインしようとする大
まかな形状を表しており、各枠組み空間を囲む境界曲線
を用いて所定のベクトル関数によつて表現できる曲面を
補間演算することができれば、全体としてデザイナがデ
ザインした自由曲面(2次関数で規定できないものをい
う)を生成することができる。ここで各枠組み空間に張
られた曲面は全体の曲面を構成する基本要素を形成し、
これをパツチと呼ぶ。
【0005】ところで生成した自由曲面全体としてより
自然な外形形状をもたせるため、共有境界を挟んで隣接
する2つの枠組み空間のパツチが共有境界において接平
面連続の条件を満足するように、共有境界周りの制御辺
ベクトルを設定し直すようにした自由曲面作成方法が提
案されている(特願昭 60-277448号)。
【0006】この自由曲面作成方法は、図25に示すよ
うに、四辺形枠組空間に張られる四辺形パツチベクトル
S(u,v)1及びベクトルS(u,v)2を3次のベジエ式でなる
ベクトル関数ベクトルS(u,v) で表す。そしてこの2つ
のパツチベクトルS(u,v)1及びベクトルS(u,v)2を滑か
らに接続するために、枠組み処理によつて与えられた節
点ベクトルP(00)、ベクトルP(30)1 、ベクトルP(33)
1 、ベクトルP(03)、ベクトルP(33)2 、ベクトルP(3
0)2 に基づいて、隣接する四辺形パツチベクトルS(u,
v)1及びベクトルS(u,v)2の共有境界COMにおいて接
平面連続の条件が成り立つように制御辺ベクトルベクト
ルa1、ベクトルa2及びベクトルc1、ベクトルc2
を設定する。さらにこれら制御辺ベクトルによつて制御
点ベクトルP(11)1 、ベクトルP(12)1 、ベクトルP(1
1)2 、ベクトルP(12)2 を設定し直すことを原理として
いる。
【0007】このような手法を他の共有境界についても
適用すれば、結局パツチベクトルS(u,v)1及びベクトル
S(u,v)2は隣接するパツチと接平面連続の条件に従つて
滑らかに接続することができる。ここで3次のベジエ式
でなるベクトル関数ベクトルS(u,v) は、次式
【数1】 のように、u方向及びv方向のパラメータu及びv、シ
フト演算子E及びFを用いて表現され、制御点ベクトル
P(ij)に対して、次式
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】 の関係を持つ。
【0008】さらに接平面とは共有境界の各点における
u方向及びv方向の接線ベクトルによつて形成される平
面を意味し、例えば図25の共有境界COMについて、
パツチベクトルS(u,v)1及びベクトルS(u,v)2の接平面
が同一のとき接平面連続の条件が成り立つ。
【0009】この手法によつて従来の設計手法では実際
上デザインすることが困難であつた物体形状、すなわち
デザイナが意図するままに、そして全体として曲面形状
が滑らかに変化するような形状をも容易にデザインし得
るようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの手法を意
匠的に特徴がある曲線(これを特徴線という)が曲面全
体を通して徐々に変化し、曲率も連続的に変化するよう
な形状のデザインするのに用いようとすると(例えば車
の形状のデザインに用いようとすると)、特徴線を3次
元空間上に配置された任意の線(これを支持線という)
に沿つて移動させたり、移動する前に特徴線の形状を少
しずつ拡大させたり回転させる必要があつた。しかしこ
の作業には大変な手間が必要であつた。
【0011】また特徴線を構成する部分曲線(曲線セグ
メント)の端点の軌跡から枠組み空間を生成する新たな
曲線セグメントを生成することができれば滑らかな曲面
の接続ができて望ましいが、従来の手法では困難であ
り、特徴線の端点を通るようなスプライン曲線等で代用
せざるを得なかつた。
【0012】同様に、特徴線上に並んだ点群の描く軌跡
からパツチを生成することも困難であり、他の方法(tw
ist0、low 、order 等)によつてパツチを張らざるを得
なかつた。このため生成された曲面が意図した形状とは
異なつた図形となつたり、枠組みに無理が生じて滑らか
に接続された曲面を生成できない等の問題があつた。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、形状や曲率が連続的に徐々に変化する自由曲面を容
易に生成することができる自由曲面作成方法を提案しよ
うとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、入力装置17と自由曲面作成装置
12と表示装置16とを用いて、3次元空間中に枠組み
処理によつて、それぞれ4つの境界曲線で囲まれた多数
の四辺形枠組み空間を形成し、当該四辺形枠組み空間に
所定のベクトル関数で表される四辺形パツチを張ること
により、自由曲面を生成する自由曲面作成方法におい
て、自由曲面作成装置12は入力装置17により入力さ
れた節点ベクトルに基づいて、境界曲線の1つを与える
基準線Gと、基準線Gと交差して四辺形枠組み空間を生
成する特徴線Cと、当該基準線G及び特徴線Cによつて
形成される四辺形枠組み空間の外部に設けられる支持線
Sとを演算し、演算された基準線G、特徴線C、及び支
持線Sを表示装置の画面上に表示し、入力装置により入
力された、特徴線Cの自由度を定める軸の方向ベクトル
に基づいて、特徴線Cを基準線G上の任意の点における
自由度を定める取付方向ベクトルWを演算し、自由度を
定める軸の方向ベクトルVと取付方向ベクトルWに基づ
いて、特徴線Cを回転させて基準線Gへ取り付ける演算
をし、自由度を定める軸の方向ベクトルVと取付方向ベ
クトルWに基づいて、特徴線Cを支持線Sによる拘束の
もと基準線上Gを移動させ、当該特徴線Cの軌跡によつ
て自由曲面を生成する演算をし、当該自由曲面を生成す
る演算の結果を表示装置16の画面上に表示するように
する。
【0015】また本発明においては、特徴線Cが取り付
けられる基準線G上の各点Rにおける接線方向を回転軸
とする方法、特徴線Cが取り付けられる基準線G上の各
点Rによらず任意に与えられる所定方向を回転軸とする
方法、又は特徴線Cが取り付けられる基準線Gの始点及
び終点における回転軸V1及びV2の方向を予め設定
し、この2点間に位置する基準線G上の各点における回
転軸Vの方向の変化を曲線で与える方法のいずれか1つ
の方法によつて取付方向ベクトルWを演算するようにす
る。
【0016】さらに本発明においては、特徴線Cを支持
線Sによつて拘束しながら基準線G上を移動させる場
合、特徴線Cを与える複数の部分曲線のうち各部分曲線
の始点及び終点の軌跡から複数の点群を求め、この複数
の点群に最小二乗近似することによつて新たな境界曲線
を決定し、各部分曲線をパラメータ分割して得られる複
数の点群の軌跡から境界曲線に囲まれる四辺形枠組空間
内の複数の点群PPを求め、この複数の点群に最小二乗
近似するように四辺形パッチを生成するようにする。
【0017】
【作用】特徴線Cを基準線Gに対して少なくとも1方向
に回動するように取り付けると共に支持線Sによる拘束
のもと基準線G上を移動させることにより、特徴線Cを
回転させて基準線Gに取り付けたまま支持線Sに沿つた
移動も容易に実現できる。これにより特定の曲線に接す
るような曲面を容易に生成することができ、表現性の高
い自由曲面を一段と簡易な手法によつて作成することが
できる。
【0018】また基準線Gに取り付けられる特徴線Cの
回転軸を3種類の方法のいずれか1つから設定できるよ
うにしたことにより、利用者の意図に応じて特徴線Cの
描く形状が滑らかに変形する曲面も容易に作成すること
ができる。
【0019】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0020】(1)CAD/CAMシステムの全体構成 図1において、10は全体としてCAD/CAMシステ
ムを示し、自由曲面作成装置12で自由曲面を表す形状
データDTS を作成した後、工具経路作成装置13で切
削加工用の加工データDTCLを作成するようになされて
いる。
【0021】すなわち自由曲面作成装置12は、中央処
理装置(CPU)を有し、表示装置16の表示に応答し
て入力装置17を操作することにより、デザイナが指定
入力したワイヤフレームモデルに3次のベジエ式を用い
てパツチを張つた後、当該パツチを接続し直すことによ
り、自由曲面を有する物体の形状データDTS を作成す
る。
【0022】これに対して工具経路作成装置13は、形
状データDTS に基づいて、金型を荒加工及び仕上げす
る加工データDTCLを作成した後、当該荒加工用及び仕
上げ加工用の加工データDTCLを、例えばフロツピデイ
スク15を介して、NCミーリングマシン14に出力す
る。NCミーリングマシン14は、当該加工データDT
CLに基づいて例えばNCフライス盤を駆動し、これによ
り形状データDTS で表される製品の金型を作成する。
【0023】(2)自由曲線作成の原理 ここで図2に示すように、ベジエ曲線は、3次のベジエ
(bezier)式を用いて次式、
【数6】 で表されるパラメトリツクな空間曲線ベクトルR(t) で
表現される。ここでt は、一方の節点ベクトルP0 から
曲線セグメントKSGに沿う方向に他方の節点ベクトルP
3 に至るまでの間に、次式
【数7】 で表されるように値0から値1まで変化するパラメータ
である。
【0024】このようにして3次のベジエ式で表される
曲線セグメントKSGは、シフト演算子Eによつて節点ベ
クトルP0 及びベクトルP3 間に2つの制御点ベクトル
P1及びベクトルP2 を指定することによつて曲線セグ
メントKSG上の各点が次式
【数8】 の展開によつてxyz空間の原点Oからの位置ベクトル
R(t) として表される。ここでシフト演算子Eは、曲線
セグメントKSG上の制御点ベクトルPi に対して次式
【数9】
【数10】 の関係をもつ。
【0025】従つて(6)式を展開して(9)式の関係
を代入すれば、次式
【数11】 のように演算することができ、その結果(8)式が得ら
れる。かくしてベジエ曲線で表される各曲線セグメント
ベクトルKSG1 、KSG2 、KSG3 は、(8)式に基づい
てそれぞれ2つの節点及び制御点ベクトルP(0)1〜3 、
ベクトルP(1)1〜3 、ベクトルP(2)1〜3 及びベクトル
P(3)1〜3 によつて表すことができる。
【0026】従つて節点ベクトルP(0)1〜3 及びP(3)1
間に制御点ベクトルP(1)1〜3 及びベクトルP(2)1〜3
を設定することにより、節点ベクトルP(0)1〜3 及びP
(3)1を通つて制御点ベクトルP(0)1〜3 、ベクトルP
(1)1〜3 、ベクトルP(2)1〜3及びベクトルP(3)1〜3
で決まる形状に設定することができる。
【0027】(3)自由曲面の作成 (3−1)自由曲面の作成処理手順 以下、3次元空間中に用意された特徴線C、基準線G及
び支持線Sの3種類の自由曲線を用いて形状や曲率が滑
らかに変化する自由曲面を作成するのに必要な処理手順
を図3に示すフローチヤートに従つて説明する。
【0028】ここで特徴線C(Character curve)は意
匠的な特徴を含み、形状や曲率が連続的に変化される境
界曲線とし、また基準線G(Guide curve)は特徴線C
と共に枠組み空間を生成する境界曲線であるとする。一
方、支持線S(Support curve)は基準線Gと特徴線C
で囲まれる空間の外側の空間に配置された自由曲線とす
る。
【0029】自由曲面作成装置12は、自由曲面作成処
理手順SP1よりステツプSP2に移つて当該処理を開
始すると、利用者による特徴線Ci 、基準線Gj 、支持
線Sk を生成する節点ベクトルPC(i)0、PG(i)0、P
S(i)0が与えられるのを待つ。
【0030】自由曲面作成装置12は、各節点ベクトル
PC(i)0、PG(i)0 、PS(i)0が与えられると、次式
【数12】
【数13】
【数14】 に基づいて演算された各曲線を画面上に表示する(図
4)。
【0031】続いて自由曲面作成装置12は、ステツプ
SP3において、特徴線Ci の自由度を定める軸(すな
わち回転軸)の方向ベクトルVの入力を待つ。因に特徴
線Ci のうち基準線G上を移動する点をQとする。この
点Qと方向ベクトルVは任意に与えることができ、これ
らの与え方によつて生成される形状に微妙な変化を付け
ることができる。
【0032】この実施例の場合、点Qにおける方向ベク
トルVは、基準線Gの始点及び終点に当る点PG(0)0と
PG(nj)0において特徴線Cの自由度を定める軸を与
える方向ベクトル(以下、取付方向とする)V1及びV
2の内分点として与えるようになされている。
【0033】また特徴線Cの方向ベクトルVは方向ベク
トルV1及びV2の間で連続的に変化する3次のベジエ
曲線H1として与えることができ、基準線Gに取り付け
られる特徴線Cに膨らみをもたせたり、形状を徐々に平
坦とするような微妙な変化を付けることができるように
なされている。
【0034】これらの処理が終了すると、自由曲面作成
装置12は次のステツプSP4に移り、自由度1で取り
付けられる特徴線Cの基準線G上の任意の点Rにおける
取付方向ベクトルWを決定する処理に移る。
【0035】この取付方向ベクトルWの決定方法に3つ
の方法が考えられる。1つは特徴線Cが取り付けられる
基準線Gの各点Rにおける接線方向を取付方向とする方
法であり、1つは基準線G上のどの点Rにも同じ方向を
取付方向とする方法である。また残る1つは基準線Gの
両端点における取付方向を定め、この間に位置する各点
の取付方向の変化をベジエ曲線で与える方法である。
【0036】このいづれかの方法の選択によつて基準線
Gに対する特徴線Cの取り付け方向の調整が終了する
と、自由曲面作成装置12はステツプSP5に移り、特
徴線Cの拡大倍率又は縮小倍率の指定に移る。この倍率
の指定も2次元平面上で始点及び終点の2つの端点間の
道のりを横軸とする3次のベジエ曲線を考えることによ
り、特徴線の倍率を非線形的に自由に変化させることが
できるようになされている。
【0037】このようにステツプSP3からステツプS
P5において基準線Gに対する特徴線Cの取り付け方向
および特徴線Cの倍率が定まると、自由曲面作成装置1
2はステツプSP6に移り、ステツプSP3で求めた方
向ベクトルVとステツプSP4で求めた方向ベクトルW
とが一致するように特徴線Cを平行移動させ、また必要
がある場合には2つの方向ベクトルに直交する軸を中心
に回転させて基準線Gに取り付ける。
【0038】ところでこの時点では特徴線Cは支持線S
と必ずしも交点をもたない。自由曲面作成装置12は次
のステツプSP7に移ると、特徴線Cを取付方向ベクト
ルW(又はベクトルV)の周りに回転させて曲面Dを生
成し、曲面Dと支持線Sが交差する条件から特徴線Cと
支持線Sが交差する点である支持線S上の点Fを求め
る。
【0039】続いて自由曲面作成装置12は、ステツプ
SP8において、特徴線Cの回転によつて生じた曲面D
と支持線Sが交差する条件より求めた交点Fに対応する
特徴線C上の点Gを求め、この点GへのベクトルRGと
ベクトルRFが一致するように特徴線Cを方向ベクトル
Wのまわりに回転させる。これにより基準線G上の点R
i を通る特徴線Ci を支持線Sに沿わせることもでき
る。
【0040】この後、自由曲面作成装置12はステツプ
SP9に移り、基準線G上に等間隔で並ぶ全ての点群R
a(a=0、1……10)について上述の処理が終了し
たか否か(すなわち全ての点群Raについて特徴線Cが
基準線Gに取付けられ、支持線Sとの間に一定の関係に
配置された否か)を判別する。
【0041】ここで否定結果が得られている間、自由曲
面作成装置12は繰り返しステツプSP6に戻り、ステ
ツプSP6からステツプSP8までの処理を実行し、特
徴線Ci を支持線Sに対して所定の位置関係に配置す
る。これに対して肯定結果が得られると、自由曲面作成
装置12はステツプSP10において上記の処理手順に
よつて生成されたワイヤフレーム(基準線G及び特徴線
Cによつて囲まれた枠組み)とその内部の点群から自由
曲面パツチを生成する。
【0042】この処理が終了すると、自由曲面作成装置
12はステツプSP11に移つて全ての基準線Gについ
て上記の処理が終了したか否かを判別し、否定結果が得
られている間はステツプSP6に戻つて上述の処理を繰
り返す。そして肯定結果が得られた時点で自由曲面作成
装置12はステツプSP12に移り、全ての処理を終了
する。これら一連の処理手順によつて利用者は形状や曲
率が連続的に変化する自由曲面を作成することができる
ようになされている。
【0043】(3−2)各処理ステツプの処理動作 (3−2−1)基準線Gに取り付けられる特徴線Cの自
由度を定める軸を指定する方向ベクトルVの設定(ステ
ツプSP3) ここで基準線Gの両端に位置する点ベクトルPG(0)0と
PG(nj)0における特徴線Cの自由度を定める軸の方
向ベクトルをそれぞれV1、V2とする。
【0044】そして基準線Gの始点ベクトルPG(0)0か
ら終点ベクトルPG(nj)0までの道のりをLとする。
この始点及び終点の2点間において基準線Gに取り付け
られる特徴線Cの取り付け方向ベクトルVは図5に示す
ようにnj 本の3次のベジエ曲線H1によつて表すこと
ができる。
【0045】このベジエ曲線H1の形状は2次元平面の
原点O(始点ベクトルPG(0)0)と座標A(L、1)を
端点とする制御点の変更によつて自由に変形することが
でき、端点間に位置する点Rの原点Oからの道のりをL
1とすると、点Rにおける特徴線Cの取り付け方向V
は、変数t(0<t<1)を用いて、次式
【数15】 によつて与えることができる。
【0046】このように特徴線Cの基準線Gに対する取
り付け方向ベクトルVは端点における取り付け方向ベク
トルV1及びV2の間で連続的に変化するように与える
ことができ、かつその変化量はベジエ曲線H1によつて
制御することができる(図6)。これにより基準線Gに
取り付けられる特徴線Cの形状に膨らみをもたせたり、
徐々に平坦化するような微妙な変化を付けることも容易
に制御できる。
【0047】(3−2−2)基準線G上の任意の点Rに
おける自由度を定める軸の取り付け方向を指定する方向
ベクトルWの設定(ステツプSP4) 特徴線Cが自由度1で取り付けられる基準線Gの任意の
点Rにおける取付方向ベクトルW(図7)を決定する3
つの方法について説明する。
【0048】その1つは基準線G上の各点の接線方向を
取り付け軸Wとする方法であり、この方法は、図8に示
すように、次式
【数16】 により求められる基準線Gの接線方向を特徴線Cの取り
付け方向とするもので、この方法によつて生成される形
状は基準線Gと同調して変化するので自然な形状を得る
ことができる特徴がある。
【0049】但し基準線Gの曲率の変化が特徴線Cの長
さに比べて大きいと、必ずしも所望の形状とならないこ
とがある。例えば図9に示すように特徴線Cが交差し、
パツチを張ることができないおそれがある。
【0050】また基準線G上の各点の位置によらず任意
の一定方向を取り付け軸Wとする方法は、基準線G上の
どの点Rでも同じ方向に軸Wが与えられるためパッチが
規則正しく並び、素直な形状を生成できる特徴がある
(図10)。
【0051】残る1つの方法は基準線Gの両端点の軸を
定め、この間に位置する各点Rの取付方向ベクトルWの
変化をベジエ曲線によつて設定する方法である。この方
法では初めに基準線の両端点ベクトルPG(0)0、PG
(nj)0における軸の方向ベクトルをそれぞれW1、W
2として任意に定め、その後、ベクトルPG(0)0からP
G(nj)0までの道のりをLとして図11のように2次
元平面で原点Oと座標A(L,1)を端点とするnj 本
の3次のベジエ曲線Hを考えるものである。
【0052】このベジエ曲線Hの制御点は自由に変更で
き曲線の形状を変形できるものとする。ここでPG(0)0
から点Rまでの道のりをL1とすると、基準線G上の点
Rでの軸の方向ベクトルWは、次式
【数17】 によつて定めることができる。
【0053】これによつて取付方向を定める取付方向ベ
クトルWはW1からW2まで連続的に変化し、その変化
量をベジエ曲線Hによつて制御できることにより図12
に示すように軸方向を滑らかに変化させることができ
る。これにより形状を滑らかに変形させることができ
る。
【0054】(3−2−3)特徴線Cの倍率設定(ステ
ツプSP5) 特徴線の倍率についてもステツプSP4と同様に設定す
ることができる。すなわち2次元平面上で座標B(0,
y1)、座標C(L,y2)を端点とするようなnj 本
の3次のベジエ曲線を考え、ベジエ曲線を変形すること
により基準線上の点Rでの特徴線の倍率を非線形に変化
させることができ、形状の操作が容易である(図1
3)。
【0055】(3−2−4)特徴線Cの基準線Gへの取
り付け(ステツプSP6) まず特徴線Cを平行移動させ端点Qが原点Oとなるよう
にする(図14)。このあと特徴線Cの自由度を定める
軸の方向ベクトルVを基準線G上の任意の点Rにおける
自由度の軸の取付方向ベクトルWに一致させるように特
徴線Cを回転させる。
【0056】ここで回転軸Xの方向は、次式
【数18】 で与えられるように方向ベクトルVと取付方向ベクトル
Wの外積で得られる。また方向ベクトルVと取付方向ベ
クトルWの間の角度をθとするとcosθは、次式
【数19】 によつて得られる。
【0057】これにより回転軸ベクトルVと取付方向ベ
クトルWを一致させる回転マトリックスMは、次式
【数20】 で与えることができる。この回転マトリクスを用いれば
特徴線Cを各点Rごとに定められた取付方向ベクトルW
に対して方向ベクトルVが一致するように移動させるこ
とができ、任意の方向に特徴線Cを取り付けることがで
きる(図15)。
【0058】(3−2−5)特徴線Cと支持線Sとの交
点Fの算出(ステツプSP7) 次に特徴線Cを取付方向ベクトルW(又はベクトルV)
の周りに回転させて、特徴線Cと支持線Sが交差する点
Fを求める方法を説明する。まず基準線G上の点Rに取
り付けた特徴線CをベクトルWの周りにθ1 回転させ、
それを2π/θ1 回繰り返すことによつて図16に示す
ような曲面Dを生成する(精度上、θ1 はπ/6程度が
適当である)。
【0059】ここで曲面Dと支持線Sの交点は、支持線
Sの各セグメントと曲面Dを構成するパッチEmの関係
を総当たり的に調べることによつて求める。パッチの表
現式を、次式
【数21】 とすると、曲面Dと支持線Sの交点は、(14)式と
(21)式が等しくなる条件によつて求めることができ
る。
【0060】すなわち交点は、次式
【数22】 を解くことにより得られる。因に(22)式において変
数w、s、tはそれぞれ0以上1以下の数値をとる。
【0061】しかし(22)式は、変数s、t、wの非
線形方程式なので一般に解析解は求まらない。ここでは
ニユートン法を用いて解く方法を説明する。ニユートン
法では、次式
【数23】 を微小偏差Δs、Δt、Δwの連立方程式として解く。
ここでkは、1、2又は3でありこのときの初期値は、
次式
【数24】 によつて与えられる。
【0062】そして、次式
【数25】 によつて新たな変数s、t、wを求め、同様にして繰り
返し連立方程式を解き、微小偏差Δs、Δt、Δwが、
次式
【数26】 のように十分小さくなつた時点で計算を打ち切れば、変
数s、t、wを得ることができ、交点Fを求めることが
できる。
【0063】(3−2−6)特徴線Cと支持線Sとの接
続(ステツプSP8) 自由曲面作成装置12は(26)式の解として変数wに
よつて求められた特徴線C上の点Gを求めると、基準線
G上の点Rからの支持線S上の点GへのベクトルRGと
ベクトルRFが一致するように方向ベクトルWを軸とし
て特徴線Cを回転させる。これにより特徴線Cを支持線
Sに沿つて移動し、又は回転させることができる(図1
7)。
【0064】(3−2−7)パツチの生成(ステツプS
P9及びステツプSP10) このステツプにおいて自由曲面作成装置12は、基準線
Gを構成する各セグメントGj に対し、パラメータvj
(0<vj <1)を 0.1きざみで可変する(すなわちv
j =a/10、但しa=0、1、2……10)。このよ
うにして与えられる全ての点群Raに対してステツプS
P6〜ステツプSP8までの処理を繰り返せば図18に
示すような点群が得られる。
【0065】このとき特徴線Ci の動きに注目し、端点
R0における特徴線Ci と端点R10における特徴線C
i の両端点の描く軌跡上に位置する点群に最小二乗近似
法を用いてからパツチの枠を生成する。またその中間に
位置する点群R1〜R9を通る特徴線Ci については、
特徴線Ci のパラメータui (0<ui <1)を 0.1き
ざみで可変し(すなわちui =b/10、但しb=1、
2……9)、同様に点群PPを求める(図19)。
【0066】自由曲面作成装置12はこのようにして求
めた枠組とその内部の点群PPbbに最小二乗近似法に
よつて図20に示すような自由曲面パツチを生成する
(特願平4-144755号)。
【0067】(4)作成される自由曲面の具体例 以上の方法によれば、基準線Gに自由度1で取り付けら
れる特徴線Cを支持線Sの拘束のもと基準線G上を移動
させることができ、曲面全体を通して曲線が滑らかに変
化するような自由曲面を容易に作成することができる。
【0068】例えば図21のように特徴線Cを支持線S
に接するように移動させたり、図22のように特徴線C
の形状は保存したままで支持線S側に伸びる特徴線Cの
幅を狭くする曲面も自在に作成することができる。また
図23のように特徴線Cを回転させながら移動させた
り、図24のように移動の途中で特徴線Cの倍率を変え
ることも容易に作成することができる。
【0069】このようにして生成した自由曲面は特徴線
Cを単純に移動させた形状よりも表現力が高く、特徴線
Cの倍率を変化させない場合には生成した形状のどの点
を取つても断面が元の特徴線Cとなる曲面を得ることが
でき、また特徴線Cの倍率を変化させる場合には断面が
相似な曲線となる曲線を容易に得ることができる。
【0070】従つて車のボデイーのように、形状や曲率
等に急激な変化がないか又は大きな変化がない変わりに
形状や曲率等が曲面全体を通して連続的に徐々に変化す
るような形状のデザインの検討に最適である。これによ
り従来は作成できなかつたり、あるいは作成することが
困難だつた曲面も自由に作成することができ、デザイナ
の感性を生かすような質の高いデザインを実現すること
ができる。
【0071】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、特徴線Cを基準線Gに自
由度1で取り付ける際、取付方向を基準線G上の各点に
おける接線方向を自由度を決定する軸の方向とする方
法、任意に定めた1方向を自由度を決定する軸の方向と
する方法、又は軸の向きを基準線Gの両端点における軸
の向きを結ぶ曲線の変化によつて定める方法の3つから
いづれか1つを選択する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、これら3つの方法のうちいずれか2つ
の組み合わせの中から一方を選択する場合やいずれかの
方法に固定する場合にも広く適用し得る。
【0072】また上述の実施例においては、基準線Gの
各点Rに取り付けられる特徴線Cの拡大および縮小の倍
率を基準線Gの始点及び終点における倍率の値を結ぶ曲
線の変化によつて与える場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、個別に設定できるようにしても良い。
【0073】さらに上述の実施例においては、基準線G
の各点Rに取り付けられる特徴線Cの回転角は特徴線C
の自由度を決定する軸の方向ベクトルVとその取り付け
方向を決定する方向ベクトルWとが一致する条件を演算
によつて求める場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、各点における軸の回転角の変化を曲線によつて
指定できるようにしても良い。
【0074】さらに上述の実施例においては、回転軸W
(V)のまわりに特徴線Cを回転させる場合について述
べたが本発明はこれに限らず、3次元空間中に別に定め
た任意の回転軸のまわりに回転させるようにしてもよ
い。
【0075】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、基準線に
対して特徴線を少なくとも1方向に回動自在に取り付
け、この特徴線を支持線による拘束のもと移動させるこ
とにより、形状や曲率が徐々に変化するような自由曲面
を容易に作成することができる。これによつて自由曲面
作成装置の使い勝手を格段的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自由曲面作成方法を適用したCA
D/CAMシステムの一実施例の全体構成を示すブロツ
ク図である。
【図2】ベクトル関数で表される自由曲線の説明に供す
る略線図である。
【図3】本発明による自由曲面作成処理手順の説明に供
するフローチヤートである。
【図4】基準線、特徴線および支持線を示す略線図であ
る。
【図5】特徴線の自由度を定める軸を決定する方向ベク
トルの向きの制御方法の説明に供する略線図である。
【図6】端点における方向ベクトルと中間に位置する方
向ベクトルの関係の説明に供する略線図である。
【図7】この方向ベクトルの取り付け方向を決定する取
り付け方向ベクトルの説明に供する略線図である。
【図8】取り付け方向ベクトルの設定の説明に供する略
線図である。
【図9】基準線の曲率の変化が特徴線の長さに比して大
きい場合における特徴線の取り付け結果の説明に供する
略線図である。
【図10】取り付け方向ベクトルの設定の説明に供する
略線図である。
【図11】取り付け方向ベクトルの制御方法の説明に供
する略線図である。
【図12】その方法によつて設定される取り付け方向ベ
クトルの説明に供する略線図である。
【図13】特徴線の倍率の制御の説明に供する略線図で
ある。
【図14】軸の方向を示す方向ベクトルおよび取り付け
方向ベクトルとその回転軸の説明に供する略線図であ
る。
【図15】基準線に対する特徴線の取り付けを示す略線
図である。
【図16】基準線に取り付けられた特徴線と支持線との
位置関係の説明に供する略線図である。
【図17】支持線に沿つた特徴線の移動の説明に供する
略線図である。
【図18】基準線上に並ぶ点群の説明に供する略線図で
ある。
【図19】特徴線上に配列される点群の移動軌跡によつ
て与えられる点群の説明に供する略線図である。
【図20】生成されたパツチの説明に供する略線図であ
る。
【図21】特徴線を支持線に沿つて移動させることによ
り生成された自由曲面を示す略線図である。
【図22】特徴線の端点描く軌跡が基準線上の移動距離
に対して狭まるように特徴線を移動させることにより生
成された自由曲面を示す略線図である。
【図23】特徴線を回転させることにより生成された自
由曲面を示す略線図である。
【図24】特徴線の倍率を変えることにより生成された
自由曲面の説明に供する略線図である。
【図25】自由曲面の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
10……CAD/CAMシステム、12……自由曲面作
成装置、P……節点、制御点、R(t)……自由曲線、
G……基準線、S……支持線、C……特徴線、V……自
由度を定める軸の方向ベクトル、W……取り付け方向ベ
クトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 G06T 15/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力装置と自由曲面作成装置と表示装置と
    を用いて、3次元空間中に枠組み処理によつて、それぞ
    れ4つの境界曲線で囲まれた多数の四辺形枠組み空間を
    形成し、当該四辺形枠組み空間に所定のベクトル関数で
    表される四辺形パツチを張ることにより、自由曲面を生
    成する自由曲面作成方法において、上記自由曲面作成装置は、 上記入力装置により入力された節点ベクトルに基づい
    て、 境界曲線の1つを与える基準線と、上記基準線と交
    差して四辺形枠組み空間を生成する特徴線と、当該基準
    線及び特徴線によつて形成される四辺形枠組み空間の外
    部に設けられ支持線とを演算し、 上記演算された上記基準線、上記特徴線、及び上記支持
    線を上記表示装置の画面上に表示し、 上記入力装置により入力された、上記特徴線の自由度を
    定める軸の方向ベクトルに基づいて、上記特徴線を上記
    基準線上の任意の点における自由度を定める取付方向ベ
    クトルを演算し、 上記自由度を定める軸の方向ベクトルと上記取付方向ベ
    クトルに基づいて、上記特徴線を回転させて上記基準線
    へ取り付ける演算をし、 上記自由度を定める軸の方向ベクトルと上記取付方向ベ
    クトルに基づいて、上記特徴線を 上記支持線による拘束
    のもと上記基準線上を移動させ、 当該特徴線の軌跡よつて自由曲面を生成する演算を
    し、 上記自由曲面を生成する演算の結果を上記表示装置の画
    面上に表示する ことを特徴とする自由曲面作成方法。
  2. 【請求項2】上記取付方向ベクトルの演算は、 上記特徴線が取り付けられる上記基準線上の各点におけ
    る接線方向を回転軸とする方法、 上記特徴線が取り付けられる上記基準線上の各点によら
    ず任意に与えられる所定方向を回転軸とする方法、 又は、上記特徴線が取り付けられる上記基準線の始点及
    び終点における回転軸の方向を予め設定し、この2点間
    に位置する上記基準線上の各点における回転軸の方向の
    変化を曲線で与える方法のいずれか1つの方法によつて
    演算することを特徴とする請求項1に記載の自由曲面作
    成方法。
  3. 【請求項3】上記特徴線を上記基準線に取り付ける場
    合、 上記基準線の各点において上記特徴線を拡大し、又は縮
    小して取り付けることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の自由曲面作成方法。
  4. 【請求項4】上記特徴線を上記基準線に取り付ける場
    合、 上記特徴線の回動方向を定める回転軸とは別に設けられ
    た少なくとも1つの第2の回転軸及び又は上記回転軸の
    まわりに上記特徴線を回転させることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の自由曲面作成方法。
  5. 【請求項5】上記特徴線を上記基準線に取り付ける場
    合、 上記基準線の各点において上記特徴線を拡大し、又は縮
    小して取り付けると共に、 上記特徴線の回動方向を定める上記回転軸とは別に設け
    られた少なくとも1つの第2の回転軸及び又は上記回転
    軸のまわりに上記特徴線を回転させることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の自由曲面作成方法。
  6. 【請求項6】上記特徴線を拡大し、又は縮小して上記基
    準線に取り付ける場合、 上記基準線の始点と終点間に位置する各点における上記
    特徴線の拡大倍率又は縮小倍率の変化は曲線によつて与
    えることを特徴とする請求項3に記載の自由曲面作成方
    法。
  7. 【請求項7】上記特徴線を上記回転軸及び又は上記第2
    の回転軸のまわりに回転させる場合、 上記基準線の始点と終点間に位置する各点における上記
    特徴線の回転角はそれぞれ曲線によつて与えることを特
    徴とする請求項4に記載の自由曲面作成方法。
  8. 【請求項8】上記特徴線を上記支持線によつて拘束しな
    がら上記基準線上を移動させる場合、 上記特徴線を与える複数の部分曲線のうち各部分曲線の
    始点及び終点の軌跡から複数の点群を求め、この複数の
    点群に最小二乗近似することによつて新たな境界曲線を
    決定し、 上記各部分曲線をパラメータ分割して得られる複数の点
    群の軌跡から上記境界曲線に囲まれる四辺形枠組空間内
    の複数の点群を求め、この複数の点群に最小二乗近似す
    るように四辺形パツチを生成することを特徴とする請求
    項1に記載の自由曲面作成方法。
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