JP2684926B2 - 3次元形状加工装置 - Google Patents

3次元形状加工装置

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JP2684926B2
JP2684926B2 JP4172417A JP17241792A JP2684926B2 JP 2684926 B2 JP2684926 B2 JP 2684926B2 JP 4172417 A JP4172417 A JP 4172417A JP 17241792 A JP17241792 A JP 17241792A JP 2684926 B2 JP2684926 B2 JP 2684926B2
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雅貴 杉浦
康浩 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元形状を描いた画
像を高速に表示できるコンピュータグラフィックス表示
装置を用いた、3次元形状の意匠設計コンピュータ支援
システム、あるいは機構設計コンピュータ支援システム
等など、3次元形状の加工(変形等)を行う3次元形状
加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の意匠設計コンピュータ支援システ
ム、あるいは機構設計コンピュータ支援システム等で
は、3次元形状の加工は、図24に示すようなシステム
構成に基づいて実現されている。図中、150は操作
者、151はマウス、152はキーボード、153は画
像処理用ワークステーション、154は表示画面、15
5はグラフィックスウィンドウ、156は操作メニュー
ウィンドウ、157はコマンド入力ウィンドウ、158
は2次元カーソル、159は加工対象物を、示してい
る。操作者150は、マウス151に連動した2次元カ
ーソル158による操作メニューウィンドウ156内で
のメニュー選択、コマンド入力ウィンドウ157の表示
を確認しながら、キーボード152によるコマンド入力
を行うことによって、グラフィックスウィンドウ155
中の加工対象物159に対する加工操作を行うことがで
きる。
【0003】次に、本従来例の詳細な動作を、図25に
示す。図中、160はマウス、161はキーボード、1
62は画像処理用ワークステーション、163は表示画
面、164はグラフィックスウィンドウ、165は操作
メニューウィンドウ、166はコマンド入力ウィンド
ウ、167は2次元カーソル、168は加工対象物を、
示している。まず操作者は、マウス160を操作するこ
とで2次元カーソル167を動かし、操作メニューウィ
ンドウ165中の加工メニューをピッキングによって選
択し、加工を開始することが可能な状態になる(図25
(a))。
【0004】次に、操作者はマウス160操作によって
2次元カーソル167を移動させ、ピッキングによっ
て、グラフィックスウィンドウ164中の加工対象物1
68の加工を施したい部分(加工目標)を指定すること
ができる(図25(b))。
【0005】加工目標として指定できるものは、加工対
象物168を構成する頂点、稜線、あるいは面のいずれ
かである。加工目標の指定が終わったら、加工パラメー
タ(変形加工の場合なら変形量の数値)の入力を、キー
ボード161によって行う。こうして入力された加工パ
ラメータに従った加工がグラフィックスウィンドウ16
4中の加工対象物168に対して行われる(図25
(c))。
【0006】図26は以上のような従来システムの構成
を示す概略図である。図26において261は加工パラ
メータを入力するキーボード、マウス等からなる加工パ
ラメータ入力手段、262はキーボード、マウス等のユ
ーザ命令を入力するユーザ命令入力手段、263は形状
加工装置の本体であり、2631は加工パラメータ獲得
処理部、2632はユーザ命令受容処理部、2633は
加工目標指定情報獲得処理部、2634は加工処理部、
2635は対象物データ管理部、2636は表示処理部
であり、264は3次元表示手段である。
【0007】まず、操作者によって加工要求が入力され
たことをユーザ命令受容処理部2632が判定すると、
加工目標指定情報獲得処理部2633において、頂点、
稜線、面のいずれかの加工目標(加工対象物上の加工し
たい部分)の情報を操作者がマウス等を用いて入力する
のを待ち、入力されたらそれを獲得する。一方、加工パ
ラメータ獲得処理部2631は、指定された加工目標に
対する加工に必要な加工パラメータを操作者がキーボー
ド等を用いて入力するのを待ち、入力されたらそれを獲
得する。その後、加工処理部2634では、獲得された
加工目標情報と加工パラメータをもとに対象物データ管
理部2635に管理されている対象物のデータの加工お
行う。加工処理を終えると、表示処理2636によっ
て、その加工結果がグラフィックスウィンドウ等の3次
元表示手段264に表示される。
【0008】以上一連の処理を、終了要求が入力される
まで、反復して行うことによって、図24及び図25に
よって説明した従来例の加工操作が実現される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来例の構成では、加工目標の指定、加工パラメー
タの入力、加工の実行とが、別々の操作に分断されてい
るので、操作者は加工の実行に専念することができず、
それぞれの操作を意識的に区別して行わなければならな
い。
【0010】また、加工パラメータの入力は主として数
値によるものであり、操作者は加工対象物形状の幾何的
構造に関する詳細な知識を、理解している必要がある。
さらに加工目標としては、加工対象物を構成する頂点、
稜線、面を選択することしかできず、加工の可能性が加
工対象物の幾何的な構造に限定されるため、操作者のイ
メージする自由な形状の加工を行うことは困難である。
【0011】本発明は上記従来技術の課題を解決するも
ので、操作者が幾何的な知識を持つことなく、自分のイ
メージする自由な形状の加工を、直観的かつ容易に行う
ことができる3次元形状加工装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の3次元形状加工装置は、第1に仮想3次元空
間を表示する3次元表示手段と、操作者の指定する3次
元位置方向情報を入力する3次元位置方向入力手段とを
備え、仮想3次元空間中において加工の対象となる3次
元形状である加工対象物と前記3次元位置方向入力手段
によって入力される3次元位置方向データに従い仮想3
次元空間中を移動する3次元領域であり前記加工対象物
に対する加工の範囲を指定する図形である加工範囲指定
図形と前記加工範囲指定図形の3次元領域内に含まれる
前記加工対象物中の表面領域を認識するのに必要な全て
の情報を有する加工範囲とを前記3次元表示手段に表示
する構成となっている。
【0013】第2に、操作者が3次元位置方向入力手段
を用いて指定する3次元位置方向を計測し3次元位置方
向データに変換する3次元位置方向情報獲得処理部と、
前記3次元位置方向情報獲得処理部によって取り込まれ
た3次元位置方向データに基づき加工範囲指定図形を作
成する加工範囲指定図形作成処理部と、加工指定図形と
加工対象物との干渉領域として、加工範囲指定図形に含
まれる加工対象物中の表面領域を認識するのに必要な全
ての情報を有する加工範囲を計算によって求める加工範
囲算定処理部と、操作者の加工要求命令等を受け付け判
定するユーザ命令受容処理部と、前記加工範囲算定処理
部によって求められた加工範囲に対する加工を計算によ
って実行する加工処理部と、前記3次元表示手段を用い
て加工対象物と加工範囲指定図形と加工範囲を仮想3次
元空間中に表示する表示処理部とを備えた構成となって
いる。
【0014】第3に、第1の手段による3次元形状加工
装置において加工範囲指定図形の原点にスプレー型形状
等の加工範囲指定図形原点明示形状を表示する構成とな
っている。
【0015】第4に、第2の手段のよる3次元形状加工
装置において加工対象物の形状データを多面体表現しそ
れに基づいて加工範囲算定及び加工実行の処理を行う構
成となっている。
【0016】第5に、第1の手段のよる3次元形状加工
装置において、ユーザ命令入力手段から入力されたユー
ザの命令に従って、加工範囲指定図形の形状の円錐、円
柱、角錐、角柱等の変更、加工範囲指定図形の大きさの
限定面よる限定、加工範囲指定図形の頂角の変更等によ
り加工範囲指定図形を変更し表示する構成となってい
る。
【0017】第6に、第2の手段による3次元形状加工
装置において、ユーザ命令受容処理部で受け取られたユ
ーザの命令に従い、加工範囲指定図形の形状を変更する
加工範囲指定図形制御処理部を備える構成となってい
る。
【0018】第7に、第1の手段による3次元形状加工
装置において、ユーザ命令入力装置から入力されたユー
ザの命令に従って、加工による移動方向及び移動量を加
工範囲内に含まれた加工対象物表面上の各点に対して矢
印表示する等の加工範囲の視覚化方法を変更し表示する
構成となっている。
【0019】第8に、第2の手段のよる3次元形状加工
装置において、加工範囲算定処理部によって算定された
加工範囲のデータに基づき、加工範囲を視覚的に呈示す
る処理を行う加工範囲視覚化処理部を備えた構成となっ
ている。
【0020】第9に、第1の手段による3次元形状加工
装置において、ユーザ命令入力手段から入力されたユー
ザの命令に従って、盛り上げ加工、掘り下げ加工、色塗
加工等の種類、加工範囲における変形加工方向及び変形
加工量の分布等の変更を行い表示する構成となってい
る。
【0021】第10に、第2の手段のよる3次元形状加
工装置において、ユーザ命令受容処理部によって受け取
られたユーザの命令に従って、加工の種類を変更する加
工種別制御処理部を備える構成となっている。
【0022】第11に、第1の手段による3次元形状加
工装置において、3次元位置方向入力手段の3次元的な
動きに連動して加工対象物が仮想3次元空間内を移動す
る構成となっている。
【0023】第12に、第2の手段による3次元形状加
工装置において、ユーザ命令受容処理部からの命令と3
次元位置方向情報獲得処理部からの3次元位置方向情報
に基づいて、加工対象物の姿勢を変更する加工対象物姿
勢制御処理部を備える構成となっている。
【0024】第13に、第1の手段による3次元形状加
工装置において加工対象物を連続的に回転させながら加
工範囲指定図形による加工範囲指定と加工の実行を行う
構成となっている。
【0025】第14に、第2の手段のよる3次元形状加
工装置において加工対象物を連続回転させる加工対象物
回転処理部を備える構成となっている。
【0026】
【作用】第1の手段を用いた本発明によれば、加工範囲
指定図形を視覚的に明確化することで、操作者に視覚情
報を利用して加工範囲を直接指定する手段を提供するこ
とができ、さらに加工範囲も視覚的に明確化すること
で、操作者に加工処理が施される部分を明示するするこ
とができる。
【0027】第2の手段を用いた本発明によれば、操作
者の操作する3次元位置方向入力手段から獲得される3
次元位置方向情報の変化に応じて、加工範囲指定図形を
逐次作成し、その結果を逐次表示することで、操作者に
加工範囲指定図形を常に視覚的に提示することができ
る。さらに、仮想3次元空間中での加工範囲指定図形の
3次元的な位置方向の変化に応じて、加工範囲を逐次算
出し、その結果を逐次表示することで、操作者に加工範
囲を常に視覚的に呈示することができる。
【0028】第3の手段を用いた本発明によれば、加工
範囲指定図形の原点位置を明示することができ、また加
工範囲指定図形原点形状の持つ方向性によって、加工範
囲指定図形の方向をより明確に操作者に呈示することが
可能となる。
【0029】第4の手段を用いた本発明によれば、加工
範囲算定は、頂点がある領域に含まれるか否かの領域判
定処理として、また変形加工は頂点の移動処理として、
単純な幾何計算によって実現することが可能となる。
【0030】第5、第6の手段によれば、加工範囲指定
図形の形状を複数用意することで、操作者に様々な加工
範囲の指定手段を提供することができる。
【0031】第7の手段及び第8の手段によれば、加工
範囲の視覚化の方法を複数用意することで、操作者に加
工範囲を様々な視覚化方法で呈示することができる。
【0032】第9の手段及び第10の手段によれば、加
工の種類を複数用意することで、操作者は様々な加工を
選択し、実行することができる。
【0033】第11の手段及び第12の手段を用いた本
発明によれば、3次元位置方向入力装置の操作に連動さ
せて加工対象物の姿勢を変更することが可能になる。
【0034】第13の手段及び第14の手段を用いた本
発明によれば、加工対象物を自動的に回転させながら、
連続的に加工を施すことが可能になる。
【0035】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1及び図2は、同実施例におけ
るインタフェースの構成とその動作概略を示す図、図3
は本発明の一実施例における3次元形状加工装置の構成
を示す概略図、図4及び図5は、図1及び図2に示した
インタフェースとその動作によって、加工範囲を指定し
加工を実行するときのより詳細な動作を示す図、図6
は、同実施例に対するシステム構成の外観図である。
【0036】図1及び図2において、11は3次元位置
方向入力装置付属の操作デバイスであり、12はユーザ
命令入力手段を示している。また、13は仮想3次元空
間をコンピュータグラフィックス表示する3次元コンピ
ュータグラフィックス表示手段、14はその表示画面で
ある。仮想3次元空間中での加工の対象となる滑らかな
曲面を持つ加工対象物15と、加工対象物15上の加工
を行う範囲を指定する円錐状の加工範囲指定図形16
と、加工範囲指定図形16によって指定された加工範囲
17とが、3次元コンピュータグラフィックス表示手段
13の表示画面14に表示されている。図1の状態にお
いて操作者が操作デバイス11を3次元的に移動回転さ
せると、それに連動して加工範囲指定図形16は仮想3
次元空間中を3次元的に移動回転し、図2の状態とな
る。それに伴い、加工対象物15と加工範囲指定図形1
6の干渉領域である加工範囲17も、図1の状態から図
2の状態へと加工対象物15の表面上を連続的に移動し
ていく。操作者は、視覚情報を利用して直観的に、加工
を施したい位置まで加工範囲17を動かし、そこでユー
ザ命令入力手段12によって加工実行命令を入力するこ
とで、現在の加工範囲17に対する加工を行うことがで
きる。
【0037】図4及び図5では加工内容として、表面を
盛り上げる加工を取り上げている。まず図4に、加工範
囲を固定して加工を行う場合を示す。操作者は3次元位
置方向入力手段の操作デバイス18を空間中に固定保持
することで、3次元コンピュータグラフィックス表示手
段20の表示画面21に表示された加工範囲指定図形2
3の位置方向を固定し、加工対象物22上の加工範囲2
4を固定することができる。そこで操作者がユーザ命令
入力手段19によって加工実行命令を持続的に入力する
ことで、固定された加工範囲24に対する加工を持続的
に実行することができる。その加工の結果は、加工過程
の表示によって操作者に逐次呈示されるので、操作者は
加工結果25を常に確認しつつ持続的に加工操作するこ
とができ、自分の意図どおりの加工結果25を得ること
ができる。図4に示された例は、盛り上げ加工であるか
ら、固定された加工範囲の領域が徐々に盛り上がってく
る様子を確認しつつ、加工を実行することができる。
【0038】また図5では、加工範囲を連続的に変化さ
せつつ加工を行う場合を示している。操作者は、3次元
位置方向入力手段の操作デバイス26を空間中で移動回
転させながら、同時にユーザ命令入力手段27から加工
実行命令を入力し続けることによって、3次元コンピュ
ータグラフィックス表示手段28の表示画面29内で
は、加工範囲指定図形31の動きに伴い加工対象物30
上で加工範囲32を移動させつつ加工を実行していき、
加工結果33を得ることができる。この場合、加工結果
33は、加工要求入力開始時の加工範囲32の位置か
ら、加工要求入力停止時の加工範囲32の位置までの、
滑らかな軌跡として得ることができる。この加工結果3
3の形状は、操作者の入力する3次元位置方向に連動し
た加工範囲32の動きに一致して、滑らかに連続したも
のとなる。
【0039】以上図4及び図5に示す操作によって操作
者は、あたかも現実のカラースプレーを用いて色を塗る
ような感覚で、3次元コンピュータグラフィックス表示
画面に表示された加工対象物に対する加工を直観的かつ
容易に行うことができる。
【0040】以下、図3を参照しながら本実施例の処理
に付いて説明する。図3において1001は3次元位置
方向入力手段、1002はユーザ命令入力手段、100
3は3次元形状加工装置の主要部であり、3次元位置方
向情報処理部10031、加工範囲指定図形作成処理部
10032、加工範囲算定処理部10033、加工処理
部10034、ユーザ命令受容処理部10035、対象
物データ管理部10036、表示処理部10037から
構成される。また、1004は3次元表示手段である。
【0041】以上のような構成において、まず、3次元
位置方向情報獲得処理部10031によって、操作者の
入力する3次元位置方向情報が3次元位置方向入力手段
1001から装置本体に取り込まれ、加工範囲指定図形
作成処理部10032に渡される。加工範囲指定図形作
成処理部10032では、この3次元位置方向情報に基
づき、仮想3次元空間中に表示する加工範囲指定図形の
形状データを作成する。この加工範囲指定図形の形状デ
ータと対象物データ管理部10036に管理されている
加工対象物の形状データから、それらの干渉領域である
加工範囲を算出するのが加工範囲算定処理部10033
である。
【0042】ここで、操作者がユーザ命令入力手段10
02により加工実行命令を入力していると、ユーザ命令
受容処理部10035がそれを判定し、加工処理部10
034が、現在加工範囲が置かれている加工対象物の領
域に対する加工処理を、加工対象物の形状データなどを
更新することで行う。加工処理を終えると、表示処理部
10037が更新されたデータを3次元表示手段100
4に表示する。
【0043】また、操作者が加工実行命令を入力せず、
ユーザ命令受容処理部10035でユーザ命令が検出さ
れない場合は、加工範囲指定図形作成処理部1003
2、加工範囲算定処理部10033、対象物データ管理
部10036のデータに基づき、表示処理部10037
が3次元表示手段1004に現状を表示する。
【0044】以上の一連の処理、即ち、3次元情報獲
得、加工範囲指定図形作成、加工範囲算定、加工、表示
を、高速に反復して行うことにより、操作者は加工範囲
の指定と加工の実行を時間遅れなく、画面上で常に確認
しつつ、連続的に行うことが可能になる。
【0045】図6は図2及び図3に示したインタフェー
スを実現するためのシステム構成の外観の概略を示して
いる。3次元位置方向センサ41、3次元デジタイザ4
2、位置原点43が前記3次元位置方向入力手段を実現
している。これは、操作者40が手に持った3次元位置
方向センサ41の、位置原点43からの位置とその方向
を、磁気を利用して3次元デジタイザ42が測定する仕
組みとなっており、これによって操作者は3次元の位置
方向情報を直接入力することが可能になる。またマウス
44は、操作者が加工実行命令を入力するための前記ユ
ーザ命令入力手段として、用いている。これら入力装置
からの入力は、画像処理用ワークステーション45に取
り込まれる。
【0046】ここで、上記の一連の処理によって、表示
画面46には図1及び図2、図4及び図5に示したイン
タフェース画面がコンピュータグラフィックス表示され
る。すなわち、加工対象物47と、操作者40の操作に
連動する加工範囲指定図形48と、それによって指定さ
れる加工範囲49が表示され、操作者40の加工実行命
令に従って、その加工過程及び結果が表示される。
【0047】また、図7は加工範囲指定図形原点明示形
状を設けた場合の表示例である。図7において、50は
3次元位置方向入力手段、51はユーザ命令入力手段、
52は3次元コンピュータグラフィックス表示手段、5
3はその表示画面、54は加工対象物、55は加工範囲
指定図形、56は加工範囲、57は加工範囲指定図形原
点明示形状である。これは図2及び図3に対して、加工
範囲指定図形原点明示形状57を付加したものである。
加工範囲指定図形明示形状57は、加工範囲指定図形作
成処理部により生成され、加工範囲指定図形56と一体
となって、操作者の操作する3次元位置方向入力装置5
0に連動して、仮想3次元空間内を移動・回転する。こ
れによって、操作者は加工範囲指定図形の3次元的な位
置方向を明確に把握することが可能となり、また加工範
囲指定図形原点明示形状を仮想空間中で手に持ちなが
ら、そこから放射される加工範囲指定図形を操作するよ
うなイメージ感覚で、加工操作を行っていくことができ
る。
【0048】この図7においては、加工範囲指定図形原
点明示形状として、加工範囲指定図形を放射するという
イメージの連想から、スプレー形状を採用しているが、
そのほかにも、方向性を明示し、かつ具体的な加工をイ
メージできる形状であれば、どのような形状でも用いる
ことが可能である。
【0049】以上のように本発明の3次元形状加工装置
では、操作者は常に視覚情報による確認を行いながら、
加工範囲の指定及び加工を直観的に行うことが可能にな
る。なお本実施例において、加工の種類として盛り上げ
加工を例として挙げているが、この処理に限定されるも
のではなく、加工対象物の表面を盛り上げる、引き伸ば
す、へこませる、削り取る、色を塗る、等に対しても同
様の効果を得ることができる。
【0050】(実施例2)図8及び図9を用いて多面体
表現された加工対象物に対する加工範囲算定処理につい
て説明する。
【0051】図8は加工範囲指定図形が円錐形であった
場合の、加工範囲算定方法を表す図である。図中、58
は加工対象物表面、59は加工範囲指定図形、60は加
工範囲、61は加工範囲指定図形の中心軸方向の単位ベ
クトル(以降、中心軸ベクトルCと呼ぶ)、62は加工
対象物表面上の点(以降、対象点と呼ぶ)、63は加工
範囲指定図形原点から対象点へと向かうベクトル(以
降、対象点ベクトルPと呼ぶ)、64は加工範囲指定図
形の頂角Θ、65は中心軸ベクトル61と対象点ベクト
ル63とのなす角θを表している。
【0052】ある対象点62が、加工範囲60に含まれ
るためには、中心軸ベクトル61と対象点ベクトル63
とのなす角θ65が、加工範囲指定図形の頂角Θ64よ
り小さければよい。そこで、この角度比較を利用して加
工範囲算定処理を実行することができる。
【0053】図9は、上記処理実現する加工範囲判定処
理手段の構成を示すブロック図である。図9において、
66は加工範囲中心軸ベクトル算出処理、67は対象点
カウント初期化処理部、68は対象点番号判定処理部、
69は対象点ベクトル算出処理部、70は内積計算処理
部、71は領域判定処理部、72は対象点カウント加算
処理部を示している。
【0054】まず、加工範囲指定図形中心軸ベクトル算
出処理部66によって、図8における中心軸ベクトルC
を計算する。次に、対象点カウント初期化処理部67に
おいて、対象点カウントを0とする。
【0055】対象点カウント判定処理部68は、対象点
カウントが全対象点数を越えたかどうかを判定し、越え
た場合は対象点ベクトル算出部69の処理を終了し、越
えない場合には対象点カウント加算処理部72により対
象点カウントに1を加える。
【0056】対象点ベクトル算出処理部69、内積算出
処理部70、領域判定処理71は、この対象点カウント
に対応する対象点番号(各対象点に対してあらかじめ付
与してある順序番号)をもつ対象点に対して、対象点ベ
クトル算出処理69は、この対象点に対する対象点ベク
トルPを計算し、内積計算処理70は中心軸ベクトルと
対象点ベクトルから、内積(C,P)と内積(P、P)
を計算し、領域判定処理71は、これらの内積を用いた
次の判定式を利用して、本対象点に対する領域判定を行
う。
【0057】
【数1】
【0058】上記判定式が正であり、かつ(P,C)が
正であれば、本対象点は加工範囲指定図形内部の点とし
て処理される。なお上記判定式は、図8に示した2つの
角(θとΘ)の角度比較から導かれたものである。θが
Θより小さければ、本対象点は加工範囲指定図形内部点
である。加工範囲指定図形が3次元の凸領域であること
から、0<Θ<π/2となるので、θ<Θと、COSθ>C
OSΘとは同値であり、また
【0059】
【数2】
【0060】とも同値である。ここで、
【0061】
【数3】
【0062】であることから、
【0063】
【数4】
【0064】すなわち、θ<Θと、
【0065】
【数5】
【0066】とは同値となり、上記判定式が導かれ、こ
れにより、ある対象点が加工範囲指定図形の内部か外部
かを判定することができる。
【0067】上記処理を加工対象物を構成する全ての対
象点に対して加工範囲指定図形に含まれるか否かの領域
判定を施す。
【0068】(実施例3)図10から図14は本発明の
3次元形状加工装置に係わる第3の実施例を示してい
る。本実施例は第1の実施例による3次元形状加工装置
にユーザの指示に従い加工範囲指定図形の変形等の制御
を行う加工範囲指定図形制御処理部を設けたものであ
る。
【0069】図10の(a)から(d)は、加工範囲指
定図形の形状の例を示している。図中、73は表示画
面、74は加工対象物、75は円錐状の加工範囲指定図
形、76は円柱状の加工範囲指定図形、77は角錐状の
加工範囲指定図形、78は角柱状の加工範囲指定図形を
示している。このように加工範囲指定図形の形状を様々
に変更すれば、加工対象物と加工範囲指定図形との干渉
領域にあたる加工範囲の形状も変わるので、加工の可能
性は広がることになる。
【0070】図11と図12とでは、加工範囲指定図形
の大きさを可変にすることで、加工操作をより容易にす
る方法を示している。図11においては、79は円錐型
の加工範囲指定図形、80は加工範囲指定図形限定上
面、81は加工範囲指定図形限定下面を示している。こ
の場合には、加工範囲指定図形限定上面80と限定下面
81とにはさまれた3次元領域を、加工範囲を指定する
作用をもつ領域とし、この限定上面と限定下面との間隔
は、ユーザ命令入力装置を用いて操作者が自由に変更で
きる。加工範囲指定図形がその原点から広がる半無限の
大きさを持つ場合に比べて、加工範囲指定図形の有効域
を操作者が変更できることで、加工の自由度を大きくす
ることができる。
【0071】図12は、図11に示した可変な加工範囲
指定図形を用いた場合の代表的な効果を説明するための
表示図である。図中、82は加工対象物、83は限定面
のない加工範囲指定図形、84は限定面付きの加工範囲
指定図形、85はその限定上面、86はその限定下面、
87は限定面なし加工範囲指定図形83により指定され
た加工範囲、88は限定面付き加工範囲指定図形により
指定された加工範囲である。加工対象物82の表面はオ
ーバーハングしており、そのオーバーハングした面に対
する加工(盛り上げる加工)を2種類の加工範囲指定図
形によって行っている様子を示している。図12(a)
では、限定面なしの加工範囲指定図形83を用いて、図
12(b)では、限定面付きの加工範囲指定図形84を
用いている。図から明らかなように、(a)ではオーバ
ーハングした面の裏面も加工範囲指定図形83に含まれ
てしまうため、加工範囲は87のようになるため、手前
の面だけを加工することができないのに対し、(b)で
は加工範囲指定図形の大きさを限定することで、加工範
囲を88のようにすることができ、オーバーハングした
面の片面だけを加工することが可能になるのである。こ
うして、加工範囲指定図形の大きさに拘束を与えること
により、加工の可能性を広げることができる。
【0072】また図13においては、加工範囲指定図形
の頂角を変化させることにより、加工範囲指定図形の形
状を変更する例を示している。図中、89は表示画面、
90は加工対象物、91は加工範囲指定図形、92は加
工範囲、を示す。加工範囲指定図形91の頂角を変化さ
せることにより、図の上の状態から、下の状態へと変化
し、加工範囲92の大きさを調節することが可能にな
る。
【0073】図14は、上記処理を実現する3次元形状
加工装置の構成を示す概略図である。これは第1の実施
例における図1に、加工範囲指定図形制御処理部93を
付加したものである。加工範囲指定図形制御処理部93
では、ユーザ命令受容処理部によって受け取られた操作
者の加工範囲指定図形変更命令に従って、図10から図
13に示したような様々な加工範囲指定図形に対する変
更を実行していく。加工範囲指定図形制御処理部93を
図14のように設けることで、操作者は加工範囲指定図
形をいつでも変更することが可能となり、その結果は表
示処理部による表示画面の中で常に確認することが可能
である。
【0074】(実施例4)図15及び図16は本発明の
3次元形状加工装置に係わる第4の実施例を示したもの
である。本実施例は第1の実施例による3次元形状加工
装置にユーザ命令に従い加工範囲の視覚化方法を変更す
る加工範囲視覚化処理部を備えたものである。
【0075】図15は、加工範囲の明示的な視覚化の一
例として、加工対象部表面上の各点に対し、その移動方
向と移動量を矢印で表示する方法を示している。図中、
94は加工対象物、95は加工範囲指定図形、96は加
工範囲、97は加工範囲明示用矢印である。この図は、
盛り上げ加工を行う際の加工範囲の様子であり、加工範
囲96内に含まれる加工対象物94表面上の点に対し
て、その移動方向を矢印97の向きで、移動量を矢印9
7の長さによって表現している。これによって、加工範
囲内に含まれる点が明確になると同時に、加工の実行結
果も予想することが可能となり、操作性を向上すること
ができる。
【0076】図16は、上記3次元形状加工装置の構成
を示すブロック図である。これは第1の実施例の図1に
加工範囲視覚化処理部98を付加したものである。加工
範囲視覚化処理部98では、ユーザ命令受容処理部にお
いて加工範囲視覚化方法変更命令を受け取ると、加工範
囲の視覚化方法を変更する。視覚化の方法には、図15
に示した矢印を利用する方法や、加工範囲の色を周囲の
加工対象物の表面の色と違うものに変える方法がある。
こうして変更された加工範囲視覚化方法は、表示処理部
に反映され、加工範囲の表示に具体化される。
【0077】(実施例5)図17から図19は、本発明
の3次元形状加工装置に係わる第5の実施例を示したも
のである。本実施例は第1の実施例による3次元形状加
工装置にユーザの指示に従い加工の種類を変更する加工
種別制御処理部を設けたものである。
【0078】図17は盛り上げ加工について、図18は
掘り下げ加工について、それぞれ様々な種類の加工を示
している。図17において、99は加工対象物、100
は円錐型加工範囲指定図形、101は円柱型加工範囲指
定図形、102及び103は、円錐型加工範囲指定図形
100による盛り上げ加工結果の2つの場合を示し、1
04及び105は円柱型加工範囲指定図形95による盛
り上げ加工結果の2つの場合を示している。102から
105は、加工対象物を盛り上げる加工を行っている点
では同じであるが、その変形の仕方が異なるために加工
結果はそれぞれ異なるものになる。まず、図17(a)
の102と103とでは、加工範囲指定図形は同じ円錐
型100であり、表面の変形方向もこの円錐頂点に向か
っている点では同じである。ただし、表面の変形量が、
102では加工範囲内で一様であるのに対し、103で
は加工範囲の中心付近ほど変形量が多くなるような盛り
上げ加工を行っている。また図17(b)の104と1
05では、加工範囲指定図形が円柱型101であること
と、変形方向が円柱の軸に沿っていること、は同じであ
るが、やはり加工範囲内での変形量の分布が異なるため
に、異なる加工結果が得られる。図18は、種々の掘り
下げ加工を示している。図中、106は加工対象物、1
07は円錐型加工範囲指定図形、108は円柱型加工範
囲指定図形、109から111は円錐型加工範囲指定図
形による掘り下げ加工結果、112と113は円柱型加
工範囲指定図形による掘り下げ加工結果を、表す。図1
7におけると同様、加工範囲内での変形方向及び変形量
の分布の違いによって、得られる加工結果も異なるもの
となってくる。
【0079】図19は、図17及び図18で示したよう
な様々な加工を、操作者が選択できるように構成した3
次元形状加工装置の構成を示すブロック図である。これ
は第1の実施例における図1に、加工種別制御処理部1
14を付加することによって実現できる。この加工種別
ユーザ命令受容処理部から得られた加工種別変更命令に
従って、加工の種類を変更する。
【0080】(実施例6)図20及び図21は、本発明
の3次元形状加工装置に係わる第6の実施例を示すもの
である。本実施例は第1の実施例による3次元形状加工
装置にユーザの指示に従い加工対象物の姿態を制御する
加工対象物姿態制御処理部を設けた構成となっている。
【0081】図20において、115は3次元位置方向
入力手段、116はユーザ命令入力手段、117は3次
元コンピュータグラフィックス表示手段、118は表示
画面、119は加工対象物、120は加工範囲指定図
形、121は加工範囲を示す。操作者は、ユーザ命令入
力手段116によって、加工対象物姿勢制御命令を入力
する。この加工対象物姿勢制御命令が入力されている間
は、表示された仮想3次元空間中での加工対象物119
の位置方向が、操作者の手にする3次元位置方向入力手
段115の3次元的な動きに連動して変化する。これに
より、加工範囲指定図形120によって加工対象物11
9をつかんでいるような感覚で加工対象物119の姿勢
を変更し、観察したい位置から加工対象物119を確認
することができる。
【0082】図21は、上記3次元形状加工装置の構成
を示すブロック図である。これは、第1の実施例におけ
る図1に、加工対象物姿勢制御処理部122を付加した
ものである。ユーザ命令受容処理部によって加工対象物
姿勢制御命令が受け取られると、加工対象物姿勢制御処
理部122では、加工対象物と加工範囲指定図形との仮
想3次元空間中での位置関係を固定する。これにより、
加工対象物は操作者の操作する3次元位置方向入力装置
に連動して動くようになる。
【0083】(実施例7)図22及び図23は、本発明
の第7の実施例を示すものである。本実施例は第1の実
施例による3次元形状加工装置にユーザの指示に従い対
象物を回転軸を中心に回転させる加工対象物回転処理部
を設けた構成となっている。
【0084】図22は、加工対象物を連続回転させるこ
とにより、回転体を加工する様子を示している。図中、
123は加工対象物(円柱)、124はその回転軸、1
25は加工範囲指定図形、126は掘り下げ加工の加工
範囲、127は盛り上げ加工の加工範囲を示している。
加工対象物123である円柱を、その中心軸を回転軸1
24として回転させ、その側面方向から加工範囲指定図
形125を当てがい、図22(a)では削り取り加工、
図22(b)では盛り上げ加工を連続的に行うことで、
右側の図に示すような加工結果を得ることができる。こ
れによって、ろくろで陶器を作成するような感覚で、仮
想3次元空間中の加工対象物に対する加工を行い、回転
体を作成することが可能となる。
【0085】図23は、上記3次元形状加工装置の構成
を示すブロック図である。これは第1の実施例の図1
に、加工対象物回転処理部128を付加した構成となっ
ている。ユーザ命令受容処理部によって、加工対象物回
転命令が受け取られると、加工対象物回転処理部128
では、加工対象物データをその回転軸を中心に逐次、微
小回転させたものに更新する。このデータは、表示処理
部に渡され、回転像が表示されることになる。この状態
で、加工実行命令を連続的に与えることによって、回転
体の加工が行える。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の手段によ
っては、加工対象物の幾何的情報を意識することなく、
任意の範囲への指定が直観的に行えること、その範囲は
加工対象物中の表面領域として認識されているため、盛
り上げ、引き伸ばし、へこませ、削り取り、ペインティ
ング等全ての処理に柔軟に対応することが可能となり、
加工のための操作がより容易になる。
【0087】第2の手段によっては、操作者は意識する
ことなく自動的に3次元位置方向情報を入力することが
でき、加工範囲の指定、加工の実行、加工結果の確認を
間断なく行うことができるので、加工操作をより滑らか
に連続的に行うことが可能になる。
【0088】第3の手段及によっては、加工範囲指定図
形の3次元的な位置方向がより明確化されるのに加え
て、加工の実行をよりイメージ的に行うことを支援でき
るため、操作者の加工操作をより容易にすることが可能
になる。第4の手段によっては、加工対象物の自由曲面
が数式表現されている場合のように対象物の幾何的構造
に拘束された加工ではなく、そうした幾何構造にとらわ
れない自由な加工を施すことが可能になる。また加工範
囲算定のための計算量を削減することができるので、表
示の応答性を確保することができ、操作性を向上させる
ことが可能になる。
【0089】第5の手段、第6の手段によっては、操作
者は加工範囲の指定に当り、様々な加工範囲指定図形を
用いることができるので、加工意図に適した加工範囲指
定を行うことが可能になる。
【0090】第7の手段及び第8の手段によっては、加
工の範囲の表示方法を操作者が様々に選択でき、また変
形加工の場合には、その変形の方向を矢印で明示するこ
とにより、操作者は加工結果を予測することが可能にな
り、加工操作を支援することができる。
【0091】第9の手段及び第10の手段によっては、
加工の種類を操作者が自由に選択できることにより、加
工の可能性を拡大することができる。
【0092】第11の手段及び第12の手段によって
は、操作者は、加工範囲指定図形を移動させる操作と同
様の一貫した操作によって、加工対象物を見たい方向か
ら自由に観察することができ、加工の結果を確認するこ
とができる。
【0093】第13の手段及び第14の手段によって
は、連続回転する加工対象物に連続して加工を施して行
くことができ、それによりろくろで陶器を作成するよう
に、回転体形状を作成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるインタフェース
構成と表示動作概略図
【図2】本発明の第1の実施例におけるインタフェース
構成と表示動作概略図
【図3】本発明の第1の実施例による3次元形状加工装
置の構成を示すブロック結線図
【図4】本発明の第1の実施例におけるインタフェース
構成と表示動作概略図
【図5】本発明の第1の実施例におけるインタフェース
構成と表示動作概略図
【図6】本発明の第1の実施例における3次元形状加工
装置の概略を表す概念図
【図7】本発明の第1の実施例における加工範囲指定図
形原点明示形状の例を示す表示画面図
【図8】本発明の第2の実施例における加工範囲算定部
の原理そ説明する概略図
【図9】本発明の第2の実施例による加工範囲算定方部
の構成を示す内部結線図
【図10】本発明の第3の実施例における加工範囲指定
図形の種類を示す表示図
【図11】本発明の第3の実施例における加工範囲指定
図形の限定面を示す表示図
【図12】本発明の第3の実施例における限定面付き加
工範囲指定図形の効果を示す表示図
【図13】本発明の第3の実施例における加工範囲指定
図形の頂角調節を示す表示図
【図14】本発明の第3の実施例における3次元形状加
工装置の構成を示すブロック結線図
【図15】本発明の第4の実施例における加工範囲の視
覚化方法を示す表示図
【図16】本発明の第4の実施例における3次元形状加
工装置の構成を示すブロック結線図
【図17】本発明の第5の実施例における盛り上げ加工
結果を示す表示図
【図18】本発明の第5の実施例における掘り下げ加工
結果を示す表示図
【図19】本発明の第5の実施例における3次元形状加
工装置の構成を示すブロック結線図
【図20】本発明の第6の実施例における加工対象物姿
勢制御の動作を示す表示図
【図21】本発明の第6の実施例における3次元形状加
工装置の構成を示すブロック結線図
【図22】本発明の第7の実施例における回転体作成の
様子を示す表示図
【図23】本発明の第7の実施例における3次元形状加
工装置の構成を示すブロック結線図
【図24】従来技術における3次元形状加工装置の構成
を示す概念図
【図25】従来技術における加工の動作を示す表示概略
【図26】従来技術における3次元形状加工装置の構成
を示すブロック結線図
【符号の説明】
11 3次元位置方向入力手段操作デバイス 12 ユーザ命令入力手段 13 3次元表示手段 14 表示画面 15 加工対象物 16 加工範囲指定図形 17 加工範囲 18 3次元位置方向入力手段操作デバイス 19 ユーザ命令入力手段 20 3次元表示手段 21 表示画面 22 加工対象物 23 加工範囲指定図形 24 加工範囲 25 加工結果 26 3次元位置方向入力手段操作デバイス 27 ユーザ命令入力手段 28 3次元表示手段 29 表示画面 30 加工対象物 31 加工範囲指定図形 32 加工範囲 33 加工結果 40 操作者 41 3次元位置方向センサ 42 3次元デジタイザ 43 位置原点 44 マウス 45 画像処理用ワークステーション 46 表示画面 47 加工対象物 48 加工範囲指定図形 49 加工範囲 50 3次元位置方向入力手段 51 ユーザ命令入力手段 52 3次元表示手段 53 表示画面 54 加工対象物 55 加工範囲指定図形 56 加工範囲 57 加工範囲指定図形原点明示形状 58 加工対象物表面 59 加工範囲指定図形 60 加工範囲 61 中心軸ベクトル 62 対象点 63 対象点ベクトル 64 加工範囲指定図形頂角 65 中心軸ベクトルと対象点ベクトルのなす角 66 中心軸ベクトル算出処理部 67 対象点カウント初期化処理部 68 対象点カウント判定処理部 69 対象点ベクトル算出処理部 70 内積計算処理部 71 領域判定処理部 72 対象点カウント加算処理部 73 表示画面 74 加工対象物 75 円錐型加工範囲指定図形 76 円柱型加工範囲指定図形 77 角錐型加工範囲指定図形 78 角柱型加工範囲指定図形 79 円錐型加工範囲指定図形 80 加工範囲指定図形限定上面 81 加工範囲指定図形限定下面 82 加工対象物 83 限定面なし加工範囲指定図形 84 限定面付き加工範囲指定図形 85 加工範囲指定図形限定上面 86 加工範囲指定図形限定下面 87 限定面なし加工範囲指定図形により指定された加
工範囲 88 限定面付き加工範囲指定図形により指定された加
工範囲 89 表示画面 90 加工対象物 91 加工範囲指定図形 92 加工範囲 93 加工範囲指定図形制御処理部 94 加工対象物 95 加工範囲指定図形 96 加工範囲 97 加工範囲明示用矢印 98 加工範囲視覚化処理部 99 加工対象物 100 円錐型加工範囲指定図形 101 円柱型加工範囲指定図形 102 円錐型加工範囲指定図形による盛り上げ加工結
果 103 円錐型加工範囲指定図形による盛り上げ加工結
果 104 円柱型加工範囲指定図形による盛り上げ加工結
果 105 円柱型加工範囲指定図形による盛り上げ加工結
果 106 加工対象物 107 円錐型加工範囲指定図形 108 円柱型加工範囲指定図形 109 円錐型加工範囲指定図形による掘り下げ加工結
果 110 円錐型加工範囲指定図形による掘り下げ加工結
果 111 円錐型加工範囲指定図形による掘り下げ加工結
果 112 円柱型加工範囲指定図形による掘り下げ加工結
果 113 円柱型加工範囲指定図形による掘り下げ加工結
果 114 加工種別制御処理部 115 3次元位置方向入力手段 116 3次元表示手段 117 ユーザ命令入力手段 118 表示画面 119 加工対象物 120 加工範囲指定図形 121 加工範囲 122 加工対象物姿勢制御処理部 123 加工対象物 124 加工対象物回転軸 125 加工範囲指定図形 126 掘り下げ加工の加工範囲 127 盛り上げ加工の加工範囲 128 加工対象物回転処理部 150 操作者 151 マウス 152 キーボード 153 画像処理用ワークステーション 154 表示画面 155 グラフィックスウィンドウ 156 操作メニューウィンドウ 157 コマンド入力ウィンドウ 158 2次元カーソル 159 加工対象物 160 マウス 161 キーボード 162 3次元コンピュータグラフィックス表示装置 163 表示画面 164 グラフィックスウィンドウ 165 操作メニューウィンドウ 166 コマンド入力ウィンドウ 167 2次元カーソル 168 加工対象物 261 加工パラメータ入力手段 262 ユーザ命令入力手段 264 3次元表示手段 1001 3次元位置方向入力手段 1002 ユーザ命令入力手段 1004 3次元表示手段 2631 加工パラメータ獲得処理部 2632 ユーザ命令受容処理部 2633 加工目標指定情報獲得処理部 2634 加工処理部 2635 対象物データ管理部 2636 表示処理部 10031 3次元位置方向情報獲得処理部 10032 加工範囲指定図形作成処理部 10033 加工範囲算定処理部 10034 加工処理部 10035 ユーザ命令受容処理部 10036 対象物データ管理部 10037 表示処理部

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想3次元空間を表示する3次元表示手
    段と、操作者の指定する3次元位置方向情報を入力する
    3次元位置方向入力手段とを備え、仮想3次元空間中に
    おいて加工の対象である3次元形状としての加工対象物
    と、前記3次元位置方向入力手段によって入力される3
    次元位置方向データに従い仮想3次元空間中を移動する
    3次元領域であり前記加工対象物に対する加工の範囲を
    指定する図形である加工範囲指定図形と、前記加工範囲
    指定図形の3次元領域内に含まれる前記加工対象物中の
    表面領域を認識するのに必要な全ての情報を有する加工
    範囲とを前記3次元表示手段に表示することを特徴とす
    る3次元形状加工装置。
  2. 【請求項2】 操作者が3次元位置方向入力手段を用い
    て指定する3次元位置方向を計測し3次元位置方向デー
    タに変換する3次元位置方向情報獲得処理部と、前記3
    次元位置方向情報獲得処理部によって取り込まれた3次
    元位置方向データに基づき加工範囲指定図形を作成する
    加工範囲指定図形作成処理部と、前記加工範囲指定図形
    と加工対象物との干渉領域として、加工範囲指定図形に
    含まれる加工対象物中の表面領域を認識するのに必要な
    全ての情報を有する加工範囲を求める加工範囲算定処理
    部と、操作者による加工要求命令等を受け付け判定する
    ユーザ命令受容処理部と、前記加工範囲算定処理部によ
    って求められた加工範囲に対する加工を実行する加工処
    理部と、前記加工対象物と前記加工範囲指定図形と前記
    加工範囲を仮想3次元空間中に表示する表示処理部とを
    備えた3次元形状加工装置。
  3. 【請求項3】 加工範囲指定図形の原点に加工範囲指定
    図形原点明示形状を表示することを特徴とする請求項1
    記載の3次元形状加工装置。
  4. 【請求項4】 多面体表現された加工対象物に対し加工
    範囲算定処理および加工実行処理を行うことを特徴とす
    る請求項2記載の3次元形状加工装置。
  5. 【請求項5】 ユーザ命令入力手段からの命令に従い加
    工範囲指定図形の形状を変更することを特徴とする請求
    項1記載の3次元形状加工装置。
  6. 【請求項6】 ユーザ命令受容処理部によって受け取ら
    れたユーザの命令に従って加工範囲指定図形を処理する
    加工範囲指定図形制御処理部を備えたことを特徴とする
    請求項2記載の3次元形状加工装置。
  7. 【請求項7】 加工範囲の呈示方法を変更することを特
    徴とする請求項1記載の3次元形状加工装置。
  8. 【請求項8】 加工範囲算定処理部によって算定された
    加工範囲のデータに基づき加工範囲を呈示する処理を行
    う加工範囲視覚化処理部を備えたことを特徴とする請求
    項2記載の3次元形状加工装置。
  9. 【請求項9】 ユーザの指示に従い加工の種類を変更す
    ることを特徴とする請求項1記載の3次元形状加工装
    置。
  10. 【請求項10】 ユーザ命令受容処理部によって受け取
    られたユーザの命令に従って加工の種類を決定する加工
    種別制御処理部を備えたことを特徴とする請求項2記載
    の3次元形状加工装置。
  11. 【請求項11】 加工対象物が3次元位置方向入力装置
    の動きに連動して仮想3次元空間内を移動することを特
    徴とする請求項1記載の3次元形状加工装置。
  12. 【請求項12】 ユーザ命令受容処理部からの命令と3
    次元位置方向情報獲得処理部から得られる3次元位置方
    向情報に基づき加工対象物の姿勢を変更する加工対象物
    姿勢制御処理部を備えたことを特徴とする請求項2記載
    の3次元形状加工装置。
  13. 【請求項13】 加工対象物を連続回転することを特徴
    とする請求項1記載の3次元形状加工装置。
  14. 【請求項14】 加工対象物を連続回転させる加工対象
    物回転処理部を備えたことを特徴とする請求項2記載の
    3次元形状加工装置。
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