JP2000172065A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2000172065A
JP2000172065A JP34372498A JP34372498A JP2000172065A JP 2000172065 A JP2000172065 A JP 2000172065A JP 34372498 A JP34372498 A JP 34372498A JP 34372498 A JP34372498 A JP 34372498A JP 2000172065 A JP2000172065 A JP 2000172065A
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sleeve
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤担持体毎に現像性が異なるのを防ぎ、
近年のデジタル画像やグラフィック化に対応した画像の
階調性と階調性安定性の要求を満たすことができるとと
もに、現像剤担持体の寿命を共通化することによってサ
ービスマンによるメンテナンスの手間を省き、サービス
コストを低減することができる現像装置を提供するこ
と。 【構成】 静電潜像担持体の回転方向に対して上流と下
流に配置される外径の異なる複数の現像スリーブ(現像
剤担持体)20,30を有し、各現像スリーブ20,3
0を内部の磁性部材の周りに非磁性部材とこれを覆うコ
ーティング部材を形成して構成するとともに、上流の現
像スリーブ20と下流の現像スリーブ30の回転速度を
異ならせて成る現像装置2において、前記現像スリーブ
20,30表面の各々のコーティング部材を構成する樹
脂(B)とピグメント部材(P)の重量比P/Bを異な
らせ、回転速度が大きい方の現像スリーブのP/B比を
回転速度が小さい方の現像スリーブのそれよりも小さく
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、
印刷装置等に用いられる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電潜像担持体上に一様帯電を行
った後、アナログ露光又は半導体レーザー或はLEDに
より画像露光を行って静電潜像担持体上に静電潜像を形
成した後、この静電潜像を現像装置により現像剤像とし
て可視像化し、この現像剤像を転写材に転写した後、転
写材を静電潜像担持体より分離して定着装置に送り、定
着装置において現像剤像を転写材に定着して画像として
出力する画像形成装置が知られている。
【0003】ここで、図16を用いて画像形成工程を説
明する。
【0004】図16は画像形成装置要部の断面図であ
り、該画像形成装置は静電潜像担持体として例えば感光
ドラム1を有しており、該感光ドラム1は表面にOP
C、a−Si等の光導電層を備え、矢印A方向に回転駆
動される。この感光ドラム1の表面を一次帯電器3によ
り例えば−700Vに一様帯電する。次いで、画像信号
情報による画像露光12を行って感光ドラム1上の露光
部の表面電位を例えば−200Vに減衰させ、感光ドラ
ム1上に画像の画像信号に応じた潜像を形成する。尚、
画像露光12には例えば半導体レーザー或はLEDアレ
ーが用いられる。
【0005】次に、潜像を1成分現像器である現像装置
2により現像してトナー像として可視化する。尚、乾式
1成分現像剤を用いた現像装置は簡易でキャリア等の交
換が不要であるために高耐久・高寿命であり、現像方式
として例えば磁性1成分トナーを用いたジャンピング現
像等が採用される。
【0006】而して、現像装置2は負に帯電した黒トナ
ーを用いており、現像時に現像剤担持体である現像スリ
ーブには現像バイアスとして−500V程度の直流バイ
アスを印加して潜像を反転現像してトナー像として可視
化する。その後、必要に応じてポスト帯電器(チャージ
ャー)10を用いて転写前処理(通常はDC若しくはA
Cによるコロナの付与又は光除電等を組み合わせたりす
る)を施し、感光ドラム1に供給された転写材上にトナ
ー像を転写帯電器4によって転写する。そして、トナー
像が転写された転写材を定着装置7に送ってトナー像を
転写材に定着することによって所望の画像を得る。尚、
感光ドラム1上の転写残トナーはクリーニング装置6に
よって除去され、次の画像形成に備えられる。
【0007】ところで、画像形成装置の高速化に対して
は、現像装置においては2成分磁気ブラシを用いた現像
装置の現像ロールを複数にして対応したり(特開平3−
204084号公報参照)、現像スリーブと感光体の距
離を下流の現像スリーブ程近づけて現像スリーブからの
トナーの補給量の均一化を図っている(特開平2−18
8778号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現像装置には以下のような問題があった。
【0009】即ち、複数現像剤担持体(現像スリーブ)
を有する現像装置は濃度維持の点で優れるものの、通常
の複数現像装置は速度の異なる現像スリーブを用いたも
のが多く、以下のような問題があった。
【0010】1.上流の現像スリーブと下流の現像スリ
ーブの速度が異なるとトナー層厚規制部でのトナーの受
けるダメージの違いにより、省スペース化やコスト低減
のために共通現像バイアスを用いると現像スリーブ毎に
現像特性が異なってしまい、現像特性が現像スリーブ毎
に異なるために濃度制御に困難を伴っていた。これは近
年のデジタル画像やグラフィック化に対応した画像の階
調性並びに階調性安定性の要求に対して相反することで
あった。この現像特性の違いはトナー層厚規制部材のギ
ャップでトナーコート量を同じにしてもトナーの機械的
な劣化による帯電劣化でトリボ(トナーの単位重量当た
りの電荷量)が低下することによって起きる。この現象
はトナー帯電量が小さくて現像性の低い磁性1成分トナ
ーを用いた場合に特に顕著に現れる。
【0011】2.又、複数の現像スリーブを有する現像
装置においては、現像スピードが異なると各々の現像ス
リーブでトナー層厚規制部材を通る回数が異なるために
スリーブ表面の受ける摩擦程度が異なり、結果としてス
リーブ表面を覆うコート材の削れ度合いが違うために寿
命が異なっていた(径が小さい方がブレード通過回数が
多いために寿命も短い)。そのため、現像スリーブの交
換メンテナンス間隔が異なり、サービスマンが度々ユー
ザーを訪れる必要があるためにサービスコストも高騰し
ていた。
【0012】3.SUS等のコートをしていないスリー
ブではスリーブピッチで前の画像の残像が残るスリーブ
ゴースト画像が生じていた。又、高速機はそのスピード
が速いために現像時間が短くなり、現像時間が十分に確
保されないために結果として現像性が不安定で濃度の変
動が大きくなっていた。
【0013】而して、以上の問題を同時に解決すること
は困難であった。
【0014】従って、本発明の第1の目的とする処は、
現像剤担持体毎に現像性が異なるのを防ぎ、近年のデジ
タル画像やグラフィック化に対応した画像の階調性と階
調性安定性の要求を満たすことができる現像装置を提供
することにある。
【0015】又、本発明の第2の目的とする処は、現像
剤担持体の寿命を共通化することによってサービスマン
によるメンテナンスの手間を省き、サービスコストを低
減することができる現像装置を提供することにある。
【0016】更に、本発明の第3の目的とする処は、ス
リーブゴースト画像の発生を防ぐとともに、高速化に対
して現像性及び濃度の安定化を図ることができる現像装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、静電潜像担持体の回転方向
に対して上流と下流に配置される外径の異なる複数の現
像剤担持体を有し、各現像剤担持体を内部の磁性部材の
周りに非磁性部材とこれを覆うコーティング部材を形成
して構成するとともに、上流の現像剤担持体と下流の現
像剤担持体の回転速度を異ならせて成る現像装置におい
て、前記現像剤担持体表面の各々のコーティング部材を
構成する樹脂(B)とピグメント部材(P)の重量比P
/Bを異ならせ、回転速度が大きい方の現像剤担持体の
P/B比を回転速度が小さい方の現像剤担持体のそれよ
りも小さく設定したことを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記コーティング部材を構成する樹脂はフ
ェノール樹脂又はエポキシ樹脂であることを特徴とす
る。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記コーティング部材を構成するピ
グメント部材を導電性カーボン、結晶性グラファイト、
酸化チタンの少なくとも1つ以上より構成することを特
徴とする。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、負極性の磁性1成分現像剤を用
いた現像方法を採用することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0022】<実施の形態1>図3は本発明に係る現像
装置を備える画像形成装置要部の断面図であり、図示の
画像形成装置はプロセススピード460mm/secで
毎分90枚の出力が可能な白黒デジタル複写機であっ
て、感光体として直径φ108mmのa−Si感光ドラ
ム1を用いている。a−Siは有機感光体に比べて比誘
電率が10程度と大きく、帯電電位が比較的低くてOP
Cに比べ潜像電位が十分に取れないが、高耐久で寿命が
300万枚以上あるために高速機に向いているという特
徴を有している。
【0023】感光ドラム1は帯電器3によって例えば+
500Vに一様帯電された後、600dpiで画像露光
12がなされる。画像露光12は半導体レーザーを光源
として第1の画像信号により変調された第1のレーザー
ビームであり、該第1のレーザービームはモータにより
一定の回転数で回転する多面鏡により偏光され、結像レ
ンズを経て折り返しミラーで反射された後に感光ドラム
1上をラスタ走査され、その露光部の表面電位を例えば
+100Vに減衰して感光ドラム1上に像状の潜像を形
成する。尚、レーザービームの波長は680nmであ
る。
【0024】その後、感光ドラム1上に形成された潜像
を現像装置2によって正規現像してトナー像として顕像
化する。そして、現像装置2で静電潜像を現像してトナ
ー像として顕像化した後、ポスト帯電器10(図3参
照)で総電流(AC+DC)−200μAを流してトナ
ー像を帯電させる。転写材が転写及び分離し易いように
し、感光ドラム1に供給された転写材上にトナー像を転
写帯電器4によって転写するのである。そして、トナー
像が転写された転写材を定着装置7に送ってトナー像を
転写材に定着することによって所望の画像を得る。尚、
感光ドラム1上の転写残トナーはクリーニング装置6に
よって除去され、次の画像形成に備えられる。
【0025】本実施の形態では、現像装置2において簡
易で現像スリーブ寿命2000k枚までメンテナンスが
不要な高耐久な現像方式である黒の磁性1成分現像剤を
用いた現像を行う。
【0026】而して、本実施の形態では、複数の現像剤
担持体(現像スリーブ)20,30を用いた正規現像を
行う。トナーの補給動作において、図1に示す2B付近
のトナーが無くなると、圧電素子22からの信号によっ
てマグネットロール24が回転駆動され、このマグネッ
トロール24の回転によってホッパー9Bからトナーが
現像装置2内に補給される。
【0027】次に、本発明に係る前記現像装置2の詳細
を図1及び図2について説明する。尚、図1は本発明に
係る現像装置の断面図、図2は同現像装置の現像スリー
ブの斜視図である。
【0028】本実施の形態に係る現像装置2では、現像
剤として簡易でメンテナンスが不要な高耐久・高信頼性
で生産性の高い負極性の1成分磁性トナーを用いた。
尚、トナーはネガトナーであって、その粒径は7.5μ
mで、外添剤としてSiO2 が添加されている。
【0029】而して、現像装置2には図1に示すように
現像剤担持体として2本の現像スリーブ)20,30が
設けられており、第1の現像スリーブ20は非磁性部材
である直径φ30mmのアルミニウムA2017の上に
FGB#600でブラスト処理をした後、図2に示すよ
うにコーティングを行って構成されている。又、第2の
現像スリーブ30も同様に非磁性部材である直径φ30
mmのアルミニウムA2017の上にFGB#600で
ブラスト処理してコーティングを行って構成されてい
る。尚、このコーティングはアルミニウム(Al)表面
を保護する膜を形成するものであって、スリーブ周期で
発生するスリーブゴースト画像を防止するとともに、ス
リーブ表面の耐久性を高めるために施される。特にa−
Siドラムはヒータを併用するためにスリーブの熱偏心
を生じ易いため、スリーブ素管の材質としては熱伝導性
の低いSUSよりも熱伝導性の高いAlの方が好まし
い。
【0030】ところで、第1の現像スリーブ20には図
4及び表1に示すような6極(N1〜N3,S1〜3)
の磁場パターンを有する固定マグネットが内蔵されてい
る。
【0031】 又、第1の現像スリーブ20は感光ドラム1に対して1
20%の速度で回転し、該現像スリーブ20上に担持さ
れたトナーは磁気ブレード20Aで層厚を規制され、現
像スリーブ20と磁気ブレード20Aとの隙間S−Bga
p は250μmに設定されている。そして、第1の現像
スリーブ20と感光ドラム1との隙間S−Dgap は20
0μmに設定され、現像スリーブ20には+200Vの
DCバイアスと図5に示すようにVpp1200V、周波
数2.5kHzの矩形波がACバイアスとして印加され
て磁性1成分非接触現像が行われる。従って、現像コン
トラストは飛翔方向に300V、かぶり取り(トナー引
き戻し)コントラストが100Vとなる。
【0032】第2の現像スリーブ30としては非磁性部
材である直径φ30mmのアルミニウムA2017に膜
を形成したものが用いられ、その内部には図4及び表2
に示す6極(N1〜N3,S1〜S3)の磁場パターン
より成るマグネットが設けられている。
【0033】 第2の現像スリーブ30には+200VのDCバイアス
と図5に示すVpp1200V、周波数2.5kHzの矩
形波が印加されるが、この第2の現像スリーブ30は第
1の現像スリーブ20と同一で共通であり、電源は1つ
で良いためにコストダウンが図られ、電源のスペースが
少なくて済むというメリットがある。
【0034】第2の現像スリーブ30は感光ドラム1に
対して170%の速度(周速は現像装置2の配置やギヤ
比によって異なる)で回転し、該現像スリーブ30上に
担持されたトナーの層厚規制は磁気ブレード30Aによ
って行われる。そして、第2の現像スリーブ30と磁気
ブレード30Aとの隙間S−Bgap は250μm、現像
スリーブ30と感光ドラム1との隙間S−Dgap は20
0μmにそれぞれ設定されている。
【0035】ところで、磁気ブレード20Aは厚さ1.
0mmの板状磁性ブレードであり、磁気ブレード30A
は図6に示すように先端部がテーパ状に成形された厚さ
0.5mmの板状磁性ブレードである。これは第1の現
像スリーブ20と第2の現像スリーブ30で周速が異な
り、単位時間当たりの感光ドラム1へのトナー供給量が
異なるのを補正するためであり、このようにすることに
よって現像スリーブ20,30上のトナーコート量(M
/S)を変え、表3に示すように約1.0mg/cm
2 、0.7cm2 に設定し、周速×M/Sが等しくなる
ようにした。単位時間当たりのトナー供給量を揃えるこ
とは、複数現像スリーブの現像条件を一致させ、諧調性
を安定させる制御を可能にする上で最も重要である。
【0036】 而して、近年のデジタル画像やグラフィック化に対応し
た画像の階調性安定性の要求に応えるためには、現像ス
リーブ20,30による現像特性(第1と第2の現像特
性)を一致させることが最も重要な課題である。前述の
ように単位時間当たりのトナー供給量(M/S)は等し
い。又、第1の現像スリーブ20の現像極はN2、第2
の現像スリーブ30の現像極はS1であり、両者の磁力
と半値幅も同じである。
【0037】ところが、30k枚耐久後の現像特性は図
7に示すように異なる(上が第1現像、下が第2現
像)。このことについて以下に説明する。
【0038】これは特にプロセススピード400mm/
s以上の機械では現像スリーブ複数化が行われるが、高
速化に伴い現像スリーブの回転速度が速いためにトナー
層厚規制部材でトナーにかかるシェアは速度が速い程大
きい。この現象を示したのが図8である。図8は現像ス
リーブの感光ドラムに対する周速比を120%,170
%,220%とした際の30k枚耐久後の現像スリーブ
上のトナーのSEM写真である。新トナーと比較して現
像スリーブ速度を上げるとトナー表面にまぶされている
外添剤SiO2 (粒径7nm程度)がトナー中に埋め込
まれて表面がつるつるしてきていることが分かる。これ
は高速化に伴ってトナーが受けるシェアが増大して劣化
するためである。この結果として、トナーの機械的な劣
化により帯電性(トリボ)が低下する。図9は現像スリ
ーブ周速比を120%,170%,220%とし、トナ
ー供給量を一定にするためにブレード厚を1.0mm,
0.5mm,0.3mmとしてスリーブ上トナーコート
量(M/S)を調整して周速×M/Sが1.2程度と同
じになるようにした際の耐久濃度推移を示す。これは図
10に示すようにM/Sとブレード厚にはブレード厚を
小さくするとM/Sを減らすことができる特性を利用し
たものである。このように約20k枚を過ぎると濃度に
差が出てくる。これはスリーブ速度に対するトナー劣化
の程度が異なることを意味し、それによる帯電性の低下
が主な理由である。この差が図7の現像特性(30k枚
時)の違いを生じさせる。尚、図7は横軸がコントラス
ト電位Vcont(V)で縦軸が濃度であるV−D特性を示
すものである。
【0039】現像スリーブ径が同じでトナー供給量が同
じ場合、現像性は基本的にトナーのトリボ(Q/M)に
比例する。
【0040】次に、第2の問題点である現像スリーブの
寿命について説明する。
【0041】現像スリーブ速度の異なる現像スリーブに
おいては、現像スリーブ速度が遅い方が単位コピー(単
位時間)にブレード部を通過する回数が減るためにスリ
ーブ上の膜の削れ量は少ない。従って、径が本実施の形
態の場合のように同一で速度が異なる場合、速度の速い
方は多く削れるため、一方の現像スリーブは未だ寿命に
達していないにも拘らず他方の現像スリーブを先に交換
しなければならず、その後、別の現像スリーブを交換す
るとサービスマンのコストが嵩むことになり、現像スリ
ーブ寿命の共通化が望まれる。
【0042】本実施の形態は以上のことに鑑みて実施し
たものである。
【0043】表4に従来系での膜処方(P/B)、削れ
量、トリボ(Q/M)、ブレード厚、トナー供給量(M
/S)、トナー供給量(M/S)×周速比及びトリボ
(Q/M)×トナー供給量(M/S)×周速の値をそれ
ぞれ示す。
【0044】 膜の処方はA1スリーブ表面にフェノール樹脂と結晶性
グラファイト及びカーボンを100:36:4の重量比
割合で混合し、膜厚10μmで温度150℃環境で硬化
させた膜を用いた。安定且つ均一な膜を形成するための
膜厚は10μm程度が適当である。この場合、P/B比
は1/2.5である。尚、Bは樹脂の重量、Pは樹脂以
外のピグメント(結晶性グラファイト+カーボン)の重
量である。
【0045】表4から分かるように、従来系では500
k枚において、第1現像スリーブが5.4μm削れる間
に第2現像スリーブは寿命7.6μmを超えてしまう。
そして、ブレード厚調整によりトナー供給量であるM/
S×周速比を一定に保つことはできたが、現像特性の指
標であるトリボ(Q/M)×M/S×周速比は両者異な
った値を示す。それに対して、本実施の形態では、表3
に示す構成を採用することによって以上の問題を解決し
た。
【0046】膜の処方は表5に示す通りである。樹脂
(B)とピグメント(P)の重量比P/Bについては現
像速度の速い方の膜を速度の遅い方のそれよりも小さく
設定した。因に、グラファイトとカーボンの比はカーボ
ンの分散性より9:1が好ましい。
【0047】 以上のように構成にした際の効果を表3に示す。
【0048】先ず、500k枚における削れ量は第1現
像スリーブが5.4μmであるのに対して第2現像スリ
ーブは5.6μmとほぼ同程度であった。これは図12
に示すような性質を有するためである。即ち、図12は
P/B比と膜の削れ量との関係を示し、P/B比が大き
くなると膜は削れ易くなり、逆に小さくすると削れづら
くなる特性を応用した。
【0049】次に、トリボ(Q/M)については現像ス
リーブ速度が速い方が機械的なシェアにより劣化するの
に対し、劣化した方のトナー帯電性を更に上げることが
できた。即ち、速度の速い方の現像スリーブのトリボ
(Q/M)を遅い方のそれよりも上げることができた。
これは図13に示すP/B比とQ/M(30k)との関
係から分かるように、P/B比を大きくするとトリボ
(Q/M)が小さくなり、P/B比を小さくするとトリ
ボ(Q/M)が大きくなる特性を利用したものである。
このようにすることによって現像特性の指標であるトナ
ー供給量(M/S)×トリボ(Q/M)×周速比の値を
ほぼ同等にすることができ、その結果として、従来図7
に示すように現像特性であるV−Dカーブ(30k枚
時)に差があったものが、図11に示すようにほぼ同一
曲線にすることができた(因に、初期は劣化が少ないた
めに現像性が非常に高く、Q/Mの違いが濃度差として
出てこない)。この結果、画像の階調性と階調性安定性
の制御が可能となるとともに、現像スリーブの耐久寿命
の共通化を図ることができた。
【0050】以上のように構成することによって、高速
機対応の現像システムであるとともに、第1の目的であ
る複数の現像スリーブを有する現像装置において、現像
スリーブ毎に現像性が異なるのを防ぐことができ、近年
のデジタル画像やグラフィック化に対応した画像の階調
性と階調性安定性の要求を満たすことができ、又、第2
の目的である複数の現像スリーブを有する現像装置にお
いて、現像スリーブの寿命を共通化することができ、サ
ービスマンのメンテナンスの手間を省くことによってサ
ービスコストも低減することができ、濃度が高濃度で且
つ安定した現像装置を提供することができた。
【0051】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0052】本発明に係る画像形成装置は実施の形態1
と同様である。
【0053】本実施の形態の特徴は更に削れづらくて帯
電性の高い材料を用いることによって、現像スリーブの
更なる小径化を図り、省スペース化を実現した点にあ
る。
【0054】本実施の形態で用いた現像装置2について
詳しく説明する。
【0055】現像剤としては負極性の1成分磁性トナー
を用いた。図1に示すように現像装置2は2本の現像ス
リーブ20,30を有し、第1の現像スリーブ20は非
磁性部材であるφ20mmのアルミニウムA2017の
上にFGB#600でブラスト処理をした後、コーティ
ングを行って構成されている。又、第2の現像スリーブ
30も同様に非磁性部材であるφ20mmのアルミニウ
ムA2017の上にFGB#600でブラスト処理し、
コーティングを行って構成されている。コーティングは
スリーブ周期で発生するスリーブゴースト画像を防止す
るとともにスリーブ表面の耐久性を高めるために行われ
る。
【0056】第1の現像スリーブ20は感光ドラム1に
対して120%の速度で回転する。トナーは磁気ブレー
ド20Aによって層厚が規制され、S−Bgap は250
μmに設定されている。第1の現像スリーブ20と感光
ドラム1との距離S−Dgapは200μmとし、現像ス
リーブ20には+200VのDCバイアスと図5に示す
ようにVpp1200V、周波数2.5kHzの矩形波を
ACバイアスとして印加した磁性1成分非接触現像を行
う。従って、現像コントラストは飛翔方向に300V、
かぶり取りコントラストが100Vとなる。
【0057】第2の現像スリーブ30としては非磁性部
材であるφ20mmのアルミニウムA2017に膜を形
成したものが用いられる。この現像スリーブ30には+
200VのDCバイアスと図5に示すようなVpp120
0V、周波数2.5kHzの矩形波を印加するが、電圧
印加手段は第1現像スリーブ20と同一であるために共
通化され、電源は1つで済むためにコストダウンが図ら
れるとともに、電源のスペースが少なくて済むメリット
がある。現像スリーブ30は感光ドラム1に対して17
0%の速度で回転する。トナーの層厚規制には磁気ブレ
ード30Aを用い、S−Bgap は250μm、S−Dga
p は200μmにそれぞれ設定される。尚、磁気ブレー
ド20A,30Aは実施の形態1と同様である。
【0058】次に、本実施の形態の特徴について説明す
る。
【0059】本実施の形態で用いた材料は樹脂(B)と
してエポキシ樹脂、ピグメント(P)として酸化チタン
(TiO2 )とカーボンを用いた。この膜は実施の形態
1で用いた膜よりも耐久性が高く、且つ、ネガ帯電に対
して帯電付与性の高い特徴がある。この材料を用いた際
の結果を次に示す。
【0060】表7に従来系での膜処方(P/B)、削れ
量、トリボ(Q/M)、ブレード厚、トナー供給量(M
/S)、M/S×周速比及びQ/S×M/S×周速の値
をそれぞれ示す。
【0061】 膜の処方はA1スリーブ表面にエポキシ樹脂とTiO2
及びカーボンを100:36:4の重量比割合で混合
し、膜厚10μmで温度150℃環境で硬化させた膜を
用いた。安定且つ均一な膜を形成するための厚さは10
μm程度である。この場合、P/B比は1/2.5であ
る。Bは樹脂の重量、Pは樹脂以外のピグメント(Ti
2 +カーボン)の重量である。
【0062】表7から分かるように、従来系では500
k枚において第1現像スリーブが6.0μm削れる間に
第2現像スリーブは8.2μm削れる(実施の形態1よ
りも値が全体的に大きいのはスリーブ径が小さくなった
ためである)。そして、周速が異なり、現像特性の指標
であるトナー供給量(M/S)×トリボ(Q/M)×周
速は両者異なった値を示す。
【0063】これに対して、本実施の形態では、表6に
示す構成を採用することによって以上の問題を解決し
た。
【0064】膜の処方は表8に示す通りである。樹脂
(B)とピグメント(P)の重量比P/Bについては現
像スリーブ速度の速い方の膜を速度の遅い膜のそれより
も小さく設定した。因に、TiO2 とカーボンの比はカ
ーボンの分散性より9:1が好ましい。
【0065】 このような構成にした際の効果を表6に示す。
【0066】先ず、500k枚における削れ量は第1現
像スリーブが6.0μmであるのに対して第2現像スリ
ーブが6.2μmとほぼ同程度にできた。これはスリー
ブを小径化したにも拘らず削られなくなったことを意味
する。同様に、P/B比が大きくなると膜は削れ易くな
り、逆にP/B比を小さくすると削れづらくなる特性を
応用した。
【0067】次に、トリボ(Q/M)は現像スリーブ速
度が速い方が機械的なシェアにより劣化するのに対し、
劣化した方のトナーの帯電性を更に上げることができ
た。即ち、速度の速い方の現像スリーブのトリボ(Q/
M)を遅い方のそれよりも上げることができた。これは
図13に示すP/B比とQ/M(30k)との関係から
明らかなように、P/B比を大きくするとトリボ(Q/
M)が小さくなり、P/B比を小さくするとトリボ(Q
/M)が大きくなる特性を利用したものである。このよ
うにすることによって現像特性の指標であるトリボ(Q
/M)×M/S×周速比の値をほぼ同等にすることがで
き、その結果として、現像特性であるV−Dカーブをほ
ぼ同一曲線にすることができた。このことによって、画
像の階調性と階調性安定性の制御が可能になるととも
に、耐久寿命の共通化を図ることができ、更にはこのよ
うな材料を選択することによって現像装置2の省スペー
ス化が可能となった。
【0068】以上のように構成にすることによって、高
速機対応の現像システムであるとともに、第1の目的で
ある複数の現像スリーブを有する現像装置において、現
像スリーブ毎に現像性が異なるのを防ぐことができ、近
年のデジタル画像やグラフィック化に対応した画像の階
調性と階調性安定性の要求を満たすことができ、又、第
2の目的である複数の現像スリーブを有する現像装置に
おいて、現像スリーブの寿命を共通化することができ、
サービスマンのメンテナンスの手間を省くことでサービ
スコストも低減することができ、濃度が高濃度で安定し
た現像装置を提供することができた。
【0069】又、第3の目的であるスリーブゴーストを
無くすとともに、高速化に対して濃度が高濃度で安定
し、省スペース化を図ることができ、90万枚の寿命の
現像装置を提供することができた。
【0070】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0071】本実施の形態の特徴はリユース画像形成装
置に本発明に係る現像装置を適用した点にある。
【0072】リユース系は基本的には転写されないで残
りクリーニングで回収された廃トナーであるために、劣
化でNewトナーと比較してトリボが極端に小さいため
に現像性が落ち、且つ、廃トナーの凝集度が高くなり、
S−Bgap でのシェアが高まり、膜の削れも多くなる。
これを示したのが図14のリユース系の現像特性であ
る。Newトナーの場合と比較して濃度が低く、更に現
像スリーブ差が大きくなっていることが分かる。本実施
の形態はこれらのことに鑑みて実施したものである。
【0073】本実施の形態では、図15に示す画像形成
装置で感光ドラム201としてa−Siドラムを用いた
デジタル複写機について説明する。
【0074】デジタル複写機のプロセススピードは57
0mm/sの125枚/分であり、感光ドラム201の
表面を一次帯電器203により+500Vに一様帯電す
る。次いで、波長680μmの半導体レーザーで600
dpiでPWMによる露光212を行って感光ドラム2
01上に静電潜像を形成する。
【0075】次に、現像装置202により正規現像して
静電潜像をトナー像として可視化する。現像剤として磁
性1成分ネガトナーを用いてジャンピング現像する。ト
ナー粒径は6.0μmである。従来の2成分現像剤では
キャリアの交換を10万枚毎にサービスマンが行わねば
ならず、メンテフリーではないためにリユースの利点が
余り反映できない。それに対して、耐久性が無視できノ
ーメンテナンスで済む乾式磁性1成分トナーを用いた。
現像バイアスは第1、第2共に2000Hz,1500
Vpp,Duty50%の交流電圧に+200Vの直流電圧を
重畳したバイアス電圧を印加する。S−Bgap は共に2
50μm、S−Dgap は250μmとした。その後、ポ
スト帯電器210で総電流−200μAを流してトナー
像を帯電させた後、矢印方向に進む転写材にトナー像を
転写帯電器204によって転写し、トナー像が転写され
た転写材を定着装置207に送ってトナー像を定着す
る。
【0076】一方、感光ドラム201上の転写残トナー
をクリーニング装置206により除去・回収して搬送パ
イプ208を経て廃トナー(リユーストナー)を現像ホ
ッパー209Bに戻す。搬送パイプ208内にはスクリ
ュー状の搬送部材が設けられており、この搬送部材が回
転することによってリユーストナーが搬送される。そし
て、リユーストナーは現像ホッパー209Bに回収され
て再利用される。
【0077】又、Newトナーはホッパー209Aに収
容されており、マグネットローラ21A,21Bの磁力
でそれぞれ引き付けられ、マグネットローラ21A,2
1Bが回転することによって現像装置202に搬送され
る。本実施の形態では、リユーストナーとnewトナー
を現像装置202内で混ぜる方法を採用したが、ホッパ
ー内に混合するスペースを設けて混ぜても構わない。
【0078】而して、現像装置202内で混ぜられたト
ナーは再び現像スリーブに送られ、感光ドラム201上
に形成された静電潜像の現像に供される。マグネットロ
ーラ21Aの通常の回転速度は2回転/分であり、マグ
ネットローラ21Bの回転速度を変化させる。現像装置
202内のピエゾセンサー(TDK製)にトナーの自重
が掛らなくなり、ピエゾセンサーが振動するとトナー供
給信号が発せられる。通常は、マグネットローラ21B
はマグネットローラ21Aに対して10/90(マグネ
ットローラ21A:マグネットローラ21B=9:1)
にする。
【0079】本実施の形態に係る現像装置202の構成
は前記実施の形態2と同様にエポキシ樹脂とTiO2
カーボンを用いた膜でスリーブ径は共にφ20mmであ
る。
【0080】表9に本実施の形態の効果を示す。
【0081】 表9に示すように、500k枚における削れ量は第1現
像スリーブが7.2μmであるのに対して第2現像スリ
ーブが7.4μmとほぼ同程度にできた。これはユリー
スで廃トナーの凝集にも拘らず寿命が650k枚程度も
つことを意味する。
【0082】次に、トリボ(Q/M)は現像スリーブ速
度が速い方が機械的なシェアにより劣化するのに対し、
劣化した方のトナーの帯電性を更に上げることができ
た。即ち、速度の速い方の現像スリーブのトリボ(Q/
M)を遅い方のそれよりも上げることができた。このよ
うにすることによって全体的に帯電性の低いリユース系
において、現像特性の指標であるトリボ(Q/M)×M
/S×周速比の値をほぼ同等にすることができ、その結
果として、現像特性であるV−Dカーブをほぼ同一曲線
にすることができた。このことによって、画像の階調性
と階調性安定性の制御が可能になるとともに、耐久寿命
の共通化を図ることができるリユース系を構成すること
ができた。
【0083】以上のような構成により、リユース対応の
現像システムであるとともに、第1の目的である複数の
現像スリーブを有する現像装置において現像スリーブ毎
に現像性が異なるのを防ぐことができ、近年のデジタル
画像やグラフィック化に対応した画像の階調性と階調性
安定性の要求を満たすことができ、又、第2の目的であ
る複数の現像スリーブを有する現像装置において現像ス
リーブの寿命を共通化することができ、サービスマンの
メンテナンスの手間を省くことによってサービスコスト
も低減することができ、濃度が高濃度で安定した現像装
置を提供することができた。
【0084】又、第3の目的である高速化に対して濃度
が高濃度で安定し、省スペース化が履かれるとともにリ
ユースで環境性に優れた現像装置を提供することができ
た。
【0085】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、近年のデジタル画像やグラフィック化に対応し
た画像の諧調性及び諧調性安定性の要求を満たすことが
できるという効果が得られる。
【0086】又、現像剤担持体の寿命を共通化すること
によってサービスマンによるメンテナンスの手間を省
き、サービスコストを低減することができるという効果
が得られる。
【0087】更に、スリーブゴースト画像の発生を防ぐ
とともに、高速化に対して現像性及び濃度の安定化を図
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の断面図である。
【図2】本発明に係る現像装置の現像スリーブの斜視図
である。
【図3】本発明に係る現像装置を備える画像形成装置要
部の断面図である。
【図4】本発明に係る現像装置の現像スリーブの磁極配
置を示す断面図である。
【図5】現像バイアス波形を示す図である。
【図6】磁気ブレードの先端部形状を示す図である。
【図7】従来の現像装置の現像特性を示す図である。
【図8】トナーのSEM写真を示す図である。
【図9】耐久枚数と濃度との関係を周速比をパラメータ
として示す図である。
【図10】ブレード厚とトナーコート量(M/S)との
関係を示す図である。
【図11】従来の現像装置の現像特性を示す図である。
【図12】膜組成のP/B比と膜の削れ量との関係を示
す図である。
【図13】膜組成のP/B比とトリボ(Q/M)との関
係を示す図である。
【図14】従来のリユース画像形成装置の現像特性を示
す図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係る現像装置を備え
るリユース画像形成装置要部の断面図である。
【図16】従来の現像装置を備える画像形成装置要部の
断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(静電潜像担持体) 2 現像装置 3 一次帯電器 4 転写帯電器 6 クリーニング装置 7 定着装置 10 ポスト帯電器 12 画像露光 20 現像スリーブ(現像剤担持体) 30 現像スリーブ(現像剤担持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H031 AA17 AC10 AC11 AC19 AC31 AD03 BA03 BB01 BC01 CA11 EA07 2H077 AA12 AA15 AA25 AA37 AB02 AB07 AB22 AC02 AD02 AD06 AD13 AD24 AD36 AE03 DA42 DA75 EA13 EA16 EA21 FA13 FA19 FA27 GA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体の回転方向に対して上流
    と下流に配置される外径の異なる複数の現像剤担持体を
    有し、各現像剤担持体を内部の磁性部材の周りに非磁性
    部材とこれを覆うコーティング部材を形成して構成する
    とともに、上流の現像剤担持体と下流の現像剤担持体の
    回転速度を異ならせて成る現像装置において、 前記現像剤担持体表面の各々のコーティング部材を構成
    する樹脂(B)とピグメント部材(P)の重量比P/B
    を異ならせ、回転速度が大きい方の現像剤担持体のP/
    B比を回転速度が小さい方の現像剤担持体のそれよりも
    小さく設定したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記コーティング部材を構成する樹脂は
    フェノール樹脂又はエポキシ樹脂であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記コーティング部材を構成するピグメ
    ント部材を導電性カーボン、結晶性グラファイト、酸化
    チタンの少なくとも1つ以上より構成することを特徴と
    する請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 負極性の磁性1成分現像剤を用いた現像
    方法を採用することを特徴とする請求項1,2又は3記
    載の現像装置。
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