JP2000171208A - 摺動式位置検出装置 - Google Patents

摺動式位置検出装置

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JP2000171208A
JP2000171208A JP10345932A JP34593298A JP2000171208A JP 2000171208 A JP2000171208 A JP 2000171208A JP 10345932 A JP10345932 A JP 10345932A JP 34593298 A JP34593298 A JP 34593298A JP 2000171208 A JP2000171208 A JP 2000171208A
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signal
sliding
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sliders
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Fumiyasu Murakami
史恭 村上
Osamu Koketsu
修 纐纈
Masanori Hirose
正典 廣瀬
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G1/00Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
    • G05G1/30Controlling members actuated by foot
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/02Brake-action initiating means for personal initiation
    • B60T7/04Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated
    • B60T7/042Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated by electrical means, e.g. using travel or force sensors
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G1/00Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
    • G05G1/30Controlling members actuated by foot
    • G05G1/38Controlling members actuated by foot comprising means to continuously detect pedal position

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、摺動式位置検出装置に関し、外乱
等に起因して基板と摺動体との摺動位置が変化した場合
に、被検出体の正確な位置に応じた信号を出力すること
を目的とする。 【解決手段】 ペダルストロークセンサ18は、基板6
4と、ブレーキペダル12の操作に伴って回転するロー
タ54とを備える。ロータ54に、基板64との摺動方
向に対して互いに逆方向に傾斜するブラシ60,62を
固定する。基板64に、基板64に対するブラシ60の
摺動に応じて互いに逆向きに増減する出力電圧V1A, V
1Bを発生させる回路を形成する。出力電圧の偏差|V1A
−V1B|に応じた信号を、ブレーキペダル12のペダル
ストロークSに応じた信号として出力する。上記の構成
によれば、振動等の外乱等に起因して基板64に対する
ブラシ60,62の摺動位置が変化した場合、出力電圧
V1A, V1Bは、互いに同一方向に増減する。このため、
基板64に対するブラシ60,62の摺動位置が変化し
た場合でも、偏差|V1A−V1B|の変化は抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出装置に係
り、特に、基板に対して摺動する摺動子の摺動位置に基
づいて被検出体の位置に応じた信号を出力することが可
能な摺動式位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平9−31101
2号に開示される如く、被検出体の位置を検出する位置
検出装置が知られている。上記従来の装置は、基板と、
被検出体の変位に応じて基板上を摺動する第1および第
2の摺動子と、を備えている。かかる構成において、第
1および第2の摺動子が被検出体の変位に伴って基板上
を摺動すると、基板に対する各摺動子の摺動位置が変化
する。
【0003】基板には、基板と第1および第2の摺動子
との摺動位置に応じて互いに同一方向に増減する出力電
圧をそれぞれ発生する第1および第2の電圧発生回路が
形成されている。上記従来の装置において、被検出体の
位置は、上記の出力電圧に基づいて定められる。従っ
て、上記従来の装置によれば、被検出体の位置に応じた
信号を出力することができる。このため、被検出体の位
置を正確に検出することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
装置において、第1および第2の摺動子は、基板に対し
て所定の角度で摺動するように配設されている。しか
し、第1および第2の摺動子は、振動等の外乱に起因し
て、基板に対して所定の角度を維持しながら摺動するこ
とができない場合がある。すなわち、各摺動子は、基板
に対する傾斜角度を変化させて摺動する場合がある。か
かる場合、被検出体が変位していないにも関わらず、基
板に対する摺動子の摺動位置が変化する事態が生ずる。
第1および第2の摺動子の摺動位置が変化すると、第1
および第2の電圧発生回路から出力される出力電圧が変
化する。従って、上記従来の装置においては、被検出体
の位置が変化しなくても、振動等の外乱に起因して出力
電圧が変化してしまう。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、振動等の外乱に起因して基板に対する摺動体の
摺動位置が変化する場合でも、被検出体の正確な位置に
応じた信号を出力することが可能な摺動式位置検出装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、基板と、被検出体の変位に応じて前記
基板に対して相対的に摺動する第1および第2の摺動子
と、を備える摺動式位置検出装置であって、前記第1お
よび第2の摺動子は、前記基板との摺動方向に対して互
いに反対方向に傾斜するように設けられていると共に、
前記基板と前記第1および第2の摺動子との摺動に応じ
て互いに逆向きに増減する第1および第2の信号をそれ
ぞれ発生する第1および第2の信号発生手段と、前記第
1の信号と前記第2の信号との偏差に応じた信号を出力
する信号出力手段と、を備えることを特徴とする摺動式
位置検出装置により達成される。
【0007】本発明において、被検出体の変位に応じて
基板に対して相対的に摺動する第1および第2の摺動子
は、基板との摺動方向に対して反対方向に傾斜するよう
に設けられている。また、第1および第2の信号発生手
段は、基板と第1および第2の摺動子との摺動に応じて
互いに逆向きに増減する第1および第2の信号をそれぞ
れ発生する。かかる構成では、振動等の外乱等に起因し
て基板と第1および第2の摺動子との摺動位置が変化す
る場合、第1および第2の信号は、所望の値から互いに
同一方向に増減する。
【0008】本発明において、被検出体の位置に応じた
信号として、第1の信号と第2の信号との偏差に応じた
信号が出力される。かかる構成において、振動等の外乱
が生じる場合、第1および第2の信号が互いに同一方向
に増減することで、上記偏差の変化は抑制される。従っ
て、本発明によれば、異常時においても被検出体の正確
な位置に応じた信号を出力することができる。
【0009】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
基板と、被検出体の変位に応じて前記基板に対して相対
的に摺動する第1および第2の摺動子と、を備える摺動
式位置検出装置であって、前記第1および第2の摺動子
は、前記基板との摺動方向に対して互いに反対方向に傾
斜するように設けられていると共に、前記基板と前記第
1および第2の摺動子との摺動に応じて互いに同一方向
に増減する第1および第2の信号をそれぞれ発生する第
1および第2の信号発生手段と、前記第1の信号と前記
第2の信号との加算値に応じた信号を出力する信号出力
手段と、を備えることを特徴とする摺動式位置検出装置
により達成される。
【0010】本発明において、第1および第2の摺動子
は、基板との摺動方向に対して反対方向に傾斜するよう
に設けられている。また、第1および第2の信号発生手
段は、基板と第1および第2の摺動子との摺動に応じて
互いに同一方向に増減する第1および第2の信号をそれ
ぞれ発生する。かかる構成では、振動等の外乱等に起因
して基板と第1および第2の摺動子との摺動位置が変化
する場合、第1および第2の信号は、所望の値から互い
に逆方向に増減する。
【0011】本発明において、被検出体の位置に応じた
信号として、第1の信号と第2の信号との加算値に応じ
た信号が出力される。かかる構成において、振動等の外
乱が生じる場合、第1および第2の信号が互いに逆方向
に増減することで、上記加算値の変化は抑制される。従
って、本発明によれば、異常時においても被検出体の正
確な位置に応じた信号を出力することができる。
【0012】請求項3に記載する如く、基板と、被検出
体の変位に応じて前記基板に対して相対的に摺動する第
1および第2の摺動子と、を備える摺動式位置検出装置
であって、前記第1および第2の摺動子は、前記基板と
の摺動方向に対して互いに反対方向に傾斜するように設
けられていると共に、前記基板と前記第1および第2の
摺動子との摺動に応じて互いに逆向きに増減する第1お
よび第2の信号をそれぞれ発生する第1および第2の信
号発生手段と、前記第1の信号と前記第2の信号との加
算値に基づいて検出異常を判別する異常判別手段と、を
備えることを特徴とする摺動式位置検出装置は、被検出
体の位置の信頼性の向上を図るうえで有効である。
【0013】本発明において、第1および第2の摺動子
は、基板との摺動方向に対して反対方向に傾斜するよう
に設けられている。また、第1および第2の信号発生手
段は、基板と第1および第2の摺動子の摺動に応じて互
いに逆向きに増減する第1および第2の信号をそれぞれ
発生する。かかる構成では、振動等の外乱等に起因して
基板と第1および第2の摺動子との摺動位置が変化する
場合、第1および第2の信号は、所望の値から互いに同
一方向に増減する。
【0014】本発明において、第1の信号と第2の信号
との加算値に基づいて検出異常が判別される。この加算
値は、通常時は所定の値に維持され、異常時は通常時の
場合に比して大きく増減する。このため、本発明によれ
ば、検出異常の判定を容易に行うことが可能となる。ま
た、請求項4に記載する如く、基板と、被検出体の変位
に応じて前記基板に対して相対的に摺動する第1および
第2の摺動子と、を備える摺動式位置検出装置であっ
て、前記第1および第2の摺動子は、前記基板との摺動
方向に対して互いに反対方向に傾斜するように設けられ
ていると共に、前記基板と前記第1および第2の摺動子
との摺動に応じて互いに同一方向に増減する第1および
第2の信号をそれぞれ発生する第1および第2の信号発
生手段と、前記第1の信号と前記第2の信号との偏差に
基づいて検出異常を判別する異常判別手段と、を備える
ことを特徴とする摺動式位置検出装置は、被検出体の位
置の信頼性の向上を図るうえで有効である。
【0015】本発明において、第1および第2の摺動子
は、基板との摺動方向に対して反対方向に傾斜するよう
に設けられている。また、第1および第2の信号発生手
段は、基板と第1および第2の摺動子との摺動に応じて
互いに同一方向に増減する第1および第2の信号をそれ
ぞれ発生する。かかる構成では、振動等の外乱等に起因
して基板と第1および第2の摺動子との摺動位置が変化
する場合、第1および第2の信号は、所望の値から互い
に逆方向に増減する。
【0016】本発明において、第1の信号と第2の信号
との偏差に基づいて検出異常が判別される。かかる偏差
は、通常時は所定の値に維持され、異常時は通常時の場
合に比して大きく増減する。このため、本発明によれ
ば、検出異常の判定を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例の位
置検出装置をブレーキペダルのペダルストロークに応じ
た信号を出力するペダルストロークセンサとして備える
電動式ブレーキ装置の構成図を示す。電動式ブレーキ装
置は、電子制御ユニット(以下、ECUと称す)10を
備えている。電動式ブレーキ装置は、ECU10に制御
されることによりブレーキ操作量に応じた制動力を発生
する。
【0018】本実施例の電動式ブレーキ装置は、ブレー
キペダル12を備えている。ブレーキペダル12は、車
体側に固定された部位を中心にして所定範囲内で回動可
能に維持されている。また、ブレーキペダル12は、作
動軸14を介してストロークシミュレータ16に連結さ
れている。ブレーキペダル12が踏み込まれると、作動
軸14がストロークシミュレータ16に進入する。スト
ロークシミュレータ16は、作動軸14の進入量に応じ
た反力を発生する。このため、ブレーキペダル12に
は、ペダルストロークSに応じた反力が伝達される。
【0019】ブレーキペダル12の車体側への固定部位
には、ペダルストロークセンサ18が配設されている。
ペダルストロークセンサ18は、ブレーキペダル12
の、固定部位回りの回転角に応じた電気信号を出力す
る。ペダルストロークセンサ18の出力信号は、ECU
10に供給されている。ECU10は、ペダルストロー
クセンサ18の出力信号に基づいてブレーキペダル12
のペダルストロークSを検出する。
【0020】ECU10には、前後左右の車輪FL,F
R,RL,RRに配設されるブレーキモータ20〜26
が接続されている。ECU10は、上記のように検出し
たペダルストロークSに応じた指令信号をブレーキモー
タ20〜26に供給する。ブレーキモータ20〜26
は、ECU10から供給された指令信号に応じて回転駆
動される。各車輪には、ブレーキモータ20〜26を動
力源とするディスクブレーキ30〜36が配設されてい
る。ディスクブレーキ30〜36は、ブレーキモータ2
0〜26の駆動状態に応じた制動力を発生する。
【0021】このように、ECU10は、ブレーキペダ
ル12が踏み込まれた場合に、ペダルストロークSに基
づいて運転者の要求する制動力を検出する。そして、そ
の要求する制動力と等しい制動力が車両に生じるよう
に、ブレーキモータ20〜26のそれぞれを制御する。
従って、本実施例の電動式ブレーキ装置によれば、前輪
および後輪に運転者のブレーキ操作量に応じた適切な制
動力を発生させることができる。
【0022】また、ECU10には、警報器38が接続
されている。ECU10は、ブレーキペダルセンサ18
が異常である場合に、後述する論理に従って警報器38
を駆動し、運転者に注意を喚起する。以下、図2乃至図
5を参照して、ペダルストロークセンサ18の構造およ
び動作について説明する。
【0023】図2は、本実施例に用いられるペダルスト
ロークセンサ18の構成図を示す。ペダルストロークセ
ンサ18は、ブレーキペダル12に連結された回転レバ
ー50を備えている。回転レバー50には、回転シャフ
ト52が固定されている。回転シャフト52は、ブレー
キペダル12の操作に伴って回転レバー50が作動する
ことにより回動する。
【0024】また、回転シャフト52には、同軸に設け
られたロータ54が固定されている。ロータ54は、回
転シャフト52の回動と共に回動する。回転シャフト5
2およびロータ54の外周には、円筒状の外筒56が設
けられている。ロータ54は、外筒56により回転可能
に支持されている。外筒56の底部56aには、回転シ
ャフト52を覆うようにスプリング58が配設されてい
る。スプリング58の上部は、ロータ54に固定されて
いる。スプリング58は、ロータ54を図2における上
方に向けて付勢している。
【0025】ロータ54には、2つのブラシ60,62
が固定されている。ブラシ60,62は、共に導電性材
料で構成されたコの字型の部材である。ブラシ60,6
2は、ロータ54に固定される部位に設けられた固定部
60a,62a、および、後述する基板に対して摺動す
る部位に設けられた摺動部60b,62bを有してい
る。ブラシ60,62は、摺動部が固定部から軸方向に
対して斜め上方に傾斜するように配置されている。
【0026】図3は、図2に示すペダルストロークセン
サ18を上方から見た際のロータ54とブラシ60,6
2との位置関係を示す図である。図3に示す如く、ブラ
シ60は、摺動部60bが固定部60aに対して反時計
方向を向くように配置されており、一方、ブラシ62
は、ブラシ60とは逆に、摺動部62bが固定部62a
に対して時計方向を向くように配置されている。かかる
構成によれば、ブラシ60,62は、ロータ54の回動
方向に対して互いに反対方向に傾斜するように設けられ
る。
【0027】図2に示す如く、ロータ54の上方には、
基板64が配設されている。基板64は、外筒56によ
り固定されている。ロータ54と基板64との間は、ブ
ラシ60の摺動部60b、および、ブラシ62の摺動部
62bが基板64に対して摺動できるように、スプリン
グ58により所定間隔に維持されている。ロータ54と
基板64との間に所定間隔が維持されている場合、ブラ
シ60の摺動部60b、および、ブラシ62の摺動部6
2bは、互いにロータ54の軸中心を対称にした位置で
基板64に接する。
【0028】上記の構成において、ブレーキペダル12
が踏み込まれると、回転レバー50が図3における反時
計方向回りに回転する。回転レバー50が反時計方向回
りに回転すると、回転シャフト52が回転することによ
り、ロータ54は、ブラシ60,62を基板64に摺動
させつつ回転シャフト52と同一方向に回転する。ま
た、ブレーキペダル12の踏み込みが解除されると、回
転レバー50が図3における時計方向回りに回転する。
この際、ロータ54は、ブラシ60,62を基板64に
摺動させつつ時計方向回りに回転する。
【0029】図4は、図2に示すペダルストロークセン
サ18が備える基板64に形成される一例の回路図を示
す。図4に示す如く、基板64には、導電体66と、導
電体66に連結する抵抗体68,70と、抵抗体68,
70に連結する導電体72とが設けられている。また、
基板64には、導電体74,76が設けられている。導
電体66には、アース端子78が接続されている。導電
体72には、電源電圧V10が供給された電源端子80が
接続されている。導電体74には第1出力端子82が、
また、導電体76には第2出力端子84が、それぞれ接
続されている。第1および第2出力端子82,84は、
ECU10に接続されている。
【0030】上記の構成において、ロータ54が回転す
ると、ブラシ60は、摺動部60bの一方が抵抗体68
に接し、かつ、他方が導電体74に接しつつ、基板64
に対して摺動する。この際、第1出力端子82には、ブ
ラシ60の摺動位置に応じた出力電圧V1Aが現われる。
一方、ブラシ62は、摺動部62bの一方が抵抗体70
に接し、かつ、他方が導電体76に接しつつ、基板64
に対して摺動する。この際、第2出力端子84には、ブ
ラシ62の摺動位置に応じた出力電圧V1Bが現われる。
ブラシ60は、抵抗体68の配置領域内で回転を許容さ
れる。また、ブラシ62は、抵抗体70の配置領域内で
回転を許容される。
【0031】本実施例において、ブレーキペダル12の
踏み込みが解除されている場合、ブラシ60は抵抗体6
8の導電体72側の端部に接し、ブラシ62は抵抗体7
0の導電体66側の端部に接している。すなわち、ブラ
シ60,62は、抵抗体68または抵抗体70の図4に
おける最も時計方向側の端部に維持されている。この場
合、第1出力端子82の出力電圧V1Aは電源電圧V10に
維持され、第2出力端子84の出力電圧V1Bは0Vに維
持される。
【0032】かかる状態でブレーキペダル12が踏み込
まれると、ブラシ60,62が抵抗体68または抵抗体
70に接しながら図4における反時計方向回りに回転し
始めることで、ブラシ60の抵抗体68への摺動位置、
および、ブラシ62の抵抗体70への摺動位置が、それ
ぞれ変化する。この場合、出力電圧V1Aは、ブラシ60
の回転に伴ってV10から減少し、また、出力電圧V1B
は、ブラシ62の回転に伴って0Vから増加する。すな
わち、本実施例において、出力電圧V1A, V1Bは、基板
64とブラシ60,62との摺動に応じて互いに逆向き
に増減する。
【0033】本実施例において、ブラシ60,62の回
転は、ブレーキペダル12のペダルストロークSが所定
のペダルストロークS0 に到達するまで継続することが
できる。ブレーキペダル12のペダルストロークSが所
定のペダルストロークS0 に到達した場合、ブラシ60
が抵抗体68の導電体66側の端部に到達し、ブラシ6
2が抵抗体70の導電体72側の端部に到達する。この
場合、出力電圧V1Aは0Vになり、出力電圧V1Bは電源
電圧V10になる。
【0034】図5は、本実施例において正常時に実現さ
れる出力電圧V1A, V1BとペダルストロークSとの関係
を示す。図5に示す如く、第1出力端子82の出力電圧
V1Aは、ペダルストロークSが増加するにつれてリニア
に減少し、ペダルストロークSが所定のペダルストロー
クS0 に到達した場合に0Vになる。また、第2出力端
子84の出力電圧V1Bは、ペダルストロークSが増加す
るにつれてリニアに増加し、ペダルストロークSが所定
のペダルストロークS0 に到達した場合に電源電圧V10
に到達する。
【0035】本実施例において、出力電圧V1A, V1B
は、共にECU10に供給されている。ECU10は、
それらの出力電圧V1A, V1Bの偏差|V1A−V1B|を演
算する。そして、その偏差|V1A−V1B|に応じた信号
をブレーキペダル12のペダルストロークSに応じた信
号として出力する。従って、本実施例によれば、2つの
出力電圧の偏差に基づいてブレーキペダル12の正確な
ペダルストロークSに応じた信号を出力することが可能
となる。
【0036】ところで、ペダルストロークセンサ18に
は、路面等からの振動が車体を介して伝達される場合が
ある。かかる振動が伝達されると、外筒56に回転可能
に維持されたロータ54がスプリング58の付勢力によ
り軸方向に揺動する。ロータ54が軸方向に揺動する
と、ロータ54と基板64との距離が変化することで、
ロータ54に固定されたブラシ60,62の基板64に
対する傾斜角度が変化し、ブラシ60,62の摺動部6
0b,62bの基板64に対する摺動位置が変化する事
態が生ずる。
【0037】本実施例において、摺動部60b,62b
の基板64に対する摺動位置が変化すると、第1出力端
子82の出力電圧V1Aおよび第2出力端子84の出力電
圧V1Bが変化する。従って、本実施例では、ブレーキペ
ダル12の踏み込みが所定の状態で維持されている状況
下でも、路面等からの振動がペダルストロークセンサ1
8に伝達された場合には、ECU10に供給される出力
電圧V1A, V1Bは変化してしまう。
【0038】図6(A)は、基板64とロータ54との
距離が所定間隔に維持されている状態で実現される図を
示す。また、図6(B)は、基板64とロータ54との
距離が所定間隔から大きくなった状態で実現される図を
示す。尚、同図中において、位置A0 は、ロータ54と
基板64との距離が所定間隔に維持される際の基板64
に対するブラシ60の摺動部60bの基準摺動位置であ
り、位置A1 は、ロータ54と基板64との距離が所定
間隔から大きくなった際の基板64に対する摺動部60
bの摺動位置である。
【0039】本実施例において、振動等の外乱に起因し
てロータ54と基板64との距離が所定間隔から大きく
なった場合、図6(B)に示す如く、ブラシ60が基板
64に対して移動することで、抵抗体68への摺動部6
0bの摺動位置は、位置A0から位置A1 に向けて図4
における時計方向回りに変化する。また、この際、ブラ
シ62も同様に基板64に対して移動することで、抵抗
体70への摺動部62bの摺動位置は、図4における反
時計方向回りに変化する。
【0040】図7は、ペダルストロークSが変化する過
程で振動等の外乱に起因してロータ54と基板64との
距離が所定間隔から大きくなった状況下で実現される出
力電圧V1A, V1BとペダルストロークSとの関係を示
す。図7に示す如く、振動等の外乱に起因してロータ5
4と基板64との距離が所定間隔から大きくなった場合
には、第1出力端子82の出力電圧V1Aは所望の値から
増加方向に変化し、第2出力端子84の出力電圧V1Bも
所望の値から増加方向に変化する。また、ロータ54と
基板64との距離が所定間隔から小さくなった場合に
は、出力電圧V1A,V1Bは、両者とも所望の値から減少
方向に変化することになる。
【0041】本実施例において、上述の如く、ECU1
0は、出力電圧V1A, V1Bの偏差|V1A−V1B|に応じ
た信号をブレーキペダル12のペダルストロークSに応
じた信号として出力する。かかる構成においては、出力
電圧V1A, V1Bが上記のように所望の値から変化した場
合でも、偏差|V1A−V1B|には上記の変化分が相殺さ
れた値が計数される。すなわち、かかる場合でも、偏差
|V1A−V1B|の変化は抑制される。
【0042】このため、本実施例によれば、振動等の外
乱に起因してロータ54と基板64との距離が所定間隔
から変化する場合でも、ブレーキペダル12の正確なペ
ダルストロークSに応じた信号を出力することが可能と
なる。従って、本実施例の電動式ブレーキ装置によれ
ば、運転者の要求する制動力を正確に検出しつつブレー
キモータ20〜26の制御を行うことが可能となること
で、運転者のブレーキ操作量に応じた適切な制動力を発
生させることができる。
【0043】ところで、第1および第2出力端子82,
84から供給される出力電圧V1A,V1Bが頻繁に変化す
る場合がある。この場合は、ブラシ60, 62が基板6
4に対して適切に摺動していないと判断できるので、ペ
ダルストロークセンサ18に取付不具合等の異常が生じ
ていると判断できる。このため、かかる事態が生じた場
合には、その異常を速やかに検出し、運転者にペダルス
トロークセンサ18の点検を促すことが適切であると共
に、ブレーキモータ20の制御を実行することは好まし
くない。
【0044】図8は、上記の機能を実現すべく、ECU
10において実行される制御ルーチンの一例のフローチ
ャートを示す。図8に示すルーチンは、その処理が終了
する毎に繰り返し起動される。図8に示すルーチンが起
動されると、まずステップ200の処理が実行される。
ステップ200では、第1出力端子82から発生する出
力電圧V1A、および、第2出力端子84から発生するV
1Bが検出される。
【0045】本実施例において、上述の如く、出力電圧
V1A, V1Bは、基板64とブラシ60,62との摺動に
応じて互いに逆向きに増減する。この場合、出力電圧V
1Aと出力電圧V1Bとの加算値は、基板64に対するブラ
シ60,62の摺動位置が変化しても、通常は所定の値
に維持される。ところで、本実施例において、ロータ5
4と基板64との距離が所定間隔から変化した場合、出
力電圧V1A, V1Bがそれぞれ所望の値から互いに同一方
向に増減することで、出力電圧V1Aと出力電圧V1Bとの
加算値は、上記所定の値から大きく増減する。従って、
ペダルストロークセンサ18の取付不具合に起因して出
力電圧V1A, V1Bが変化する場合、出力電圧V1Aと出力
電圧V1Bとの加算値は、上記所定の値から大きく増減す
ることになる。従って、上記ステップ200の処理が終
了した場合には、次にステップ202の処理が実行され
る。
【0046】ステップ202では、上記ステップ200
で検出された出力電圧V1Aと出力電圧V1Bとの加算値が
演算され、その加算値V1A+V1Bが最小しきい値電圧V
SHMIN 以上であり、かつ、最大しきい値電圧VSHMAX で
あるか否かが判別される。尚、しきい値電圧VSHMIN ,
VSHMAX は、電源電圧V10の近傍の値に定められてお
り、出力電圧V1A, V1Bが変化した場合にペダルストロ
ークセンサ18が正常に機能していると判断できる最小
電圧および最大電圧である。
【0047】本ステップ202においてVSHMIN ≦V1A
+V1B≦VSHMAX が成立する場合は、出力電圧V1A, V
1Bに大きな変化が生じていないと判断できる。この場
合、ペダルストロークセンサ18が正常に機能している
と判断できる。従って、VSHMIN ≦V1A+V1B≦VSHMA
X が成立すると判別される場合は、次にステップ204
の処理が実行される。
【0048】ステップ204では、上記ステップ200
で検出された出力電圧V1Aと出力電圧V1Bとの偏差|V
1A−V1B|が演算され、その偏差|V1A−V1B|に応じ
た信号が出力される。上記の処理によれば、振動等の外
乱に起因して出力電圧V1A,V1Bが変化する場合でも、
ブレーキペダル12の正確なペダルストロークSに応じ
た信号を出力することが可能となる。
【0049】ステップ206では、上記ステップ204
で出力された信号に基づいて、ブレーキモータ20を通
常に制御する処理が実行される。具体的には、上記の信
号に応じた制動力が発生するようにブレーキモータ20
に指令電流が供給される。本ステップ206の処理が実
行されると、以後、ブレーキモータ20の駆動が適正に
行われる。本ステップ206の処理が終了すると、今回
のルーチンが終了される。
【0050】一方、上記ステップ202において、VSH
MIN ≦V1A+V1B≦VSHMAX が成立しない場合は、出力
電圧V1A, V1Bに大きな変化が生じていると判断でき
る。かかる事態が所定時間内に頻繁に生じる場合には、
ペダルストロークセンサ18が正常に機能していないと
判断できる。従って、VSHMIN ≦V1A+V1B≦VSHMAX
が成立しないと判別される場合は、次にステップ208
の処理が実行される。
【0051】ステップ208では、上記ステップ202
の条件が最初に成立してから今回の処理までの間に所定
の時間が経過したか否かが判別される。その結果、所定
時間が経過したと判別された場合は、次にステップ21
0の処理が実行される。一方、所定時間が経過していな
いと判別された場合は、次にステップ212の処理が実
行される。
【0052】ステップ210では、カウンタCを“0”
にリセットする処理が実行される。尚、カウンタCは、
上記ステップ202の条件が成立した回数を計数するた
めのカウンタである。本ステップ210の処理が終了す
ると、次にステップ212の処理が実行される。ステッ
プ212では、カウンタCをインクリメントする処理が
実行される。上記の処理によれば、カウンタCには、所
定時間内に上記ステップ202の条件が成立した回数が
計数される。
【0053】ステップ214では、カウンタCの計数値
が所定値C0 に到達しているか否かが判別される。C≧
C0 が成立しない場合は、所定時間内に出力電圧V1A,
V1Bの変化が頻繁に生じていないと判断できる。従っ
て、C≧C0 が成立しないと判別される場合は、次に上
記ステップ204の処理が実行される。一方、C≧C0
が成立する場合は、所定時間内に出力電圧V1A, V1Bの
変化が頻繁に生じていると判断できる。従って、C≧C
0 が成立すると判別される場合は、次にステップ216
の処理が実行される。
【0054】ステップ216では、異常信号が出力され
る。ステップ218では、上記ステップ216で出力さ
れた異常信号により、ブレーキモータ20の制御を中止
する処理、具体的には、ブレーキモータ20への指令電
流の供給を停止する処理と共に、警報器38を駆動する
処理が実行される。本ステップ218の処理が実行され
ると、以後、ブレーキモータ20の駆動が停止され、警
報器38が駆動される。そして、本ステップ218の処
理が終了すると、今回のルーチンが終了される。
【0055】上記の処理によれば、出力電圧V1A, V1B
の加算値が、所定範囲内である場合または所定時間内で
頻繁には所定範囲外にならない場合、出力電圧V1A, V
1Bの偏差|V1A−V1B|に応じた信号をブレーキペダル
12のペダルストロークに応じた信号として出力するこ
とができる。上述の如く、振動等の外乱に起因して出力
電圧V1A, V1Bが変化する場合でも、偏差|V1A−V1B
|の変化は抑制される。このため、本実施例の電動式ブ
レーキ装置によれば、ブレーキペダル12の正確なペダ
ルストロークを把握しつつ、ブレーキモータ20の制御
を実行することが可能となる。
【0056】また、上記の処理によれば、所定時間内で
出力電圧V1A, V1Bの加算値が頻繁に所定範囲外になる
場合、ペダルストロークセンサ18が異常であるとして
異常信号を出力することができる。従って、本実施例の
電動式ブレーキ装置によれば、ペダルストロークセンサ
18が正常に機能しない場合にブレーキモータ20の制
御を停止することができると共に、運転者にペダルスト
ロークセンサ18の異常を把握させることができる。こ
のため、本実施例の電動式ブレーキ装置によれば、運転
者にペダルストロークセンサ18の点検を促し、ブレー
キモータ20の制御の信頼性の向上を図ることができ
る。
【0057】本実施例において、ECU10は、ペダル
ストロークセンサ18の異常を、出力電圧V1A, V1Bの
加算値に基づいて判断している。かかる構成によれば、
ロータ54と基板64との距離の変化に応じて出力電圧
V1A, V1Bが変化する場合、加算値V1A+V1Bには出力
電圧V1A, V1Bの変化分が重畳された値が現われる。従
って、本実施例によれば、一方の出力電圧の変化分に基
づいてペダルストロークセンサ18の異常を判断する場
合に比して、異常の判断を容易に行うことができる。
【0058】尚、上記の実施例においては、ブレーキペ
ダル12が請求項1および3記載の「被検出体」に、ブ
ラシ60,62が請求項1および3記載の「第1の摺動
子」および「第2の摺動子」に、出力電圧V1A, V1Bが
請求項1および3記載の「第1の信号」および「第2の
信号」に、基板64に対するブラシ60,62の摺動に
伴って出力電圧V1A, V1Bを発生させる機構が請求項1
および3記載の「第1の信号発生手段」および「第2の
信号発生手段」に、それぞれ相当していると共に、EC
U10が、上記ステップ204の処理を実行することに
より請求項1記載の「信号出力手段」が、上記ステップ
202および208〜214の処理を実行することによ
り請求項3記載の「異常判別手段」が、それぞれ実現さ
れている。
【0059】ところで、上記の実施例においては、EC
U10が、ペダルストロークセンサ18から供給される
2つの出力電圧に基づいて偏差を演算した後、その偏差
に応じた信号をペダルストロークに応じた信号として出
力することとしているが、ペダルストロークに応じた信
号を出力する手法はこれに限定されるものではなく、ペ
ダルストロークセンサ18内に内蔵回路を設けること
で、ペダルストロークセンサ18自体が2つの出力電圧
の偏差を演算し、その偏差に応じた信号を出力すること
としてもよい。
【0060】また、上記の実施例においては、出力電圧
V1A, V1Bが0〜V10の間で変化するようにペダルスト
ロークセンサ18を構成することとしているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、α〜(V10−α)の
間で変化させることとしてもよい。かかる構成によれ
ば、ECU10とペダルストロークセンサ18との間の
配線に断線やショートが生じた場合、ECU10に供給
される出力電圧は0VまたはV10となる。このため、上
記の構成によれば、かかる断線やショートを判断するこ
とが容易となり、ペダルストロークセンサ18の異常を
速やかに検出することができる。尚、αは、0<α<V
10を満たす値である。
【0061】次に、図9乃至図12を参照して、本発明
の第2実施例の位置検出装置について説明する。図9
は、本実施例の位置検出装置として機能するペダルスト
ロークセンサ100が備える基板102に形成される一
例の回路図を示す。本実施例の位置検出装置は、上記図
2に示す構成において、基板64に代えて基板102を
用い、かつ、ECU10に図8に示すルーチンに代えて
図12に示すルーチンを実行させることにより実現され
る。尚、図9において、上記図4に示す構成部分と同一
の部分については、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0062】図9に示す如く、本実施例の基板102に
は、導電体104と、導電体104に連結する抵抗体1
06,108と、抵抗体106,108に連結する導電
体110とが設けられている。また、基板102には、
導電体112,114が設けられている。導電体104
には、アース端子116が接続されている。導電体11
0には、電源電圧V20が供給された電源端子118が接
続されている。導電体112には第1出力端子120
が、導電体114には第2出力端子122が、それぞれ
接続されている。第1および第2出力端子120,12
2は、ECU10に接続されている。
【0063】上記の構成において、ロータ54が回転す
ると、ブラシ60は、摺動部60bの一方が抵抗体10
6に接しつつ基板102に対して摺動する。この際、第
1出力端子120には、ブラシ60の摺動位置に応じた
出力電圧V2Aが現われる。一方、ブラシ62は、摺動部
62bの一方が抵抗体108に接しつつ基板102に対
して摺動する。この際、第2出力端子122には、ブラ
シ62の摺動位置に応じた出力電圧V2Bが現われる。ブ
ラシ60は、抵抗体106の配置領域内で回転を許容さ
れ、ブラシ62は、抵抗体108の配置領域内で回転を
許容される。
【0064】本実施例において、ブレーキペダル12の
踏み込みが解除されている場合、ブラシ60は抵抗体1
06の導電体104側の端部に接し、ブラシ62は抵抗
体108の導電体104側の端部に接している。この場
合、第1出力端子120の出力電圧V2A、および、第2
出力端子122の出力電圧V2Bは、共に0Vに維持され
る。
【0065】かかる状態でブレーキペダル12が踏み込
まれると、抵抗体106,108へのブラシ60,62
の摺動位置が変化することで、出力電圧V2A, V2Bは、
共に0Vから増加傾向を示す。ブレーキペダル12のペ
ダルストロークSが所定のペダルストロークS0 に到達
した場合、ブラシ60が抵抗体106の導電体110側
の端部に、また、ブラシ62が抵抗体108の導電体1
10側の端部に、それぞれ到達することで、出力電圧V
2A, V2Bは、共に電源電圧V20となる。すなわち、本実
施例において、出力電圧V2A, V2Bは、基板102とブ
ラシ60,62との摺動に応じて互いに同一方向に同一
量だけ増減する。
【0066】図10は、本実施例において正常時に実現
される出力電圧V2A, V2BとペダルストロークSとの関
係を示す。図10に示す如く、第1出力端子120の出
力電圧V2A、および、第2出力端子122の出力電圧V
2Bは、両者ともペダルストロークSが増加するにつれて
0Vからリニアに増加し、ペダルストロークSが所定の
ペダルストロークS0 に到達した場合に電源電圧V20に
到達する。
【0067】本実施例において、出力電圧V2A, V2B
は、共にECU10に供給されている。ECU10は、
それらの出力電圧V2A, V2Bの加算値V2A+V2Bを演算
する。そして、その加算値V2A+V2Bに応じた信号をブ
レーキペダル12のペダルストロークSに応じた信号と
して出力する。従って、本実施例によれば、2つの出力
電圧の加算値に基づいてブレーキペダル12の正確なペ
ダルストロークSに応じた信号を出力することが可能と
なる。
【0068】ところで、本実施例において、振動等の外
乱に起因してロータ54と基板64との距離が所定間隔
から大きくなった場合、基板102に対するブラシ6
0,62の摺動位置が変化する。具体的には、抵抗体1
06への摺動部60bの摺動位置は、図9における時計
方向回りに変化し、また、抵抗体108への摺動部62
bの摺動位置は、図9における反時計方向回りに変化す
る。
【0069】図11は、ペダルストロークSが変化する
過程で振動等の外乱に起因してロータ54と基板102
との距離が所定間隔から大きくなった状況下で実現され
る出力電圧V2A, V2BとペダルストロークSとの関係を
示す。図11に示す如く、振動等の外乱に起因してロー
タ54と基板102との距離が所定間隔から大きくなっ
た場合には、出力電圧V2Aは所望の値から増加し、出力
電圧V2Bは所望の値から減少する。また、ロータ54と
基板64との距離が所定間隔から小さくなった場合に
は、出力電圧V2Aが減少し、出力電圧V2Bが増加する。
すなわち、振動等の外乱起因して、出力電圧V2A, V2B
は、所望の値から互いに逆向きに増減する。
【0070】本実施例において、ECU10は、上述の
如く、出力電圧V2A, V2Bの加算値V2A+V2Bに応じた
信号をブレーキペダル12のペダルストロークSに応じ
た信号として出力する。かかる構成においては、出力電
圧V2A, V2Bが上記のように所望の値から変化した場合
でも、加算値V2A+V2Bには上記の変化分が相殺された
値が計数される。すなわち、かかる場合でも、加算値V
2A+V2Bの変化は抑制される。このため、本実施例によ
れば、上記第1実施例の場合と同様に、振動等の外乱に
起因してロータ54と基板64との距離が所定間隔から
変化する場合でも、ブレーキペダル12の正確なペダル
ストロークSに応じた信号を出力することができる。従
って、本実施例の電動式ブレーキ装置によれば、上記第
1実施例と同様の効果を得ることが可能となる。
【0071】また、本実施例においても、ペダルストロ
ークセンサ100の取付不具合等の異常に起因して出力
電圧V2A, V2Bが頻繁に変化する場合がある。この場合
には、第1実施例と同様に、その異常を速やかに検出
し、運転者にペダルストロークセンサ100の点検を促
すことが適切であると共に、ブレーキモータ20の制御
を実行しないことが好ましい。
【0072】図12は、上記の機能を実現すべく、EC
U10において実行される制御ルーチンの一例のフロー
チャートを示す。図12に示すルーチンは、その処理が
終了する毎に繰り返し起動される。図12に示すルーチ
ンが起動されると、まずステップ220の処理が実行さ
れる。尚、図12において、上記図8に示すステップと
同一の処理を実行するステップについては、同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0073】ステップ220では、第1出力端子120
から発生する出力電圧V2A、および、第2出力端子12
2から発生する出力電圧V2Bが検出される。本実施例に
おいて、上述の如く、出力電圧V2A, V2Bは、基板10
2とブラシ60,62との摺動に応じて互いに同一とな
るように増減する。この場合、出力電圧V2Aと出力電圧
V2Bとの偏差|V1A−V1B|は、ブラシ60,62が基
板102に対して摺動しても、常に0Vになる。ところ
で、本実施例において、ロータ54と基板64との距離
が所定間隔から変化した場合、出力電圧V2A, V2Bが所
望の値から互いに逆向きに増減することで、出力電圧V
2Aと出力電圧V2Bとの間には、大きな偏差が生じる。従
って、ペダルストロークセンサ100の取付不具合に起
因して出力電圧V2A, V2Bが変化する場合、偏差|V1A
−V1B|は、上記の0Vから大きく増減することにな
る。従って、上記ステップ220の処理が終了すると、
次にステップ222の処理が実行される。
【0074】ステップ222では、上記ステップ220
で検出された出力電圧V2Aと出力電圧V2Bとの偏差|V
2A−V2B|が演算され、その偏差|V2A−V2B|がしき
い値電圧VSH2 以下であるか否かが判別される。尚、し
きい値電圧VSH2 は、微小な値に設定されており、出力
電圧V2A, V2Bが変化した場合にペダルストロークセン
サ100が正常に機能していると判断できる電圧であ
る。
【0075】本ステップ222において偏差|V2A−V
2B|≦VSH2 が成立する場合は、出力電圧V2A, V2Bに
大きな変化が生じておらず、ペダルストロークセンサ1
00が正常に機能していると判断できる。従って、偏差
|V2A−V2B|≦VSH2 が成立すると判別される場合
は、次にステップ224の処理が実行される。ステップ
224では、上記ステップ220で検出された出力電圧
V2A, V2Bの加算値V2A+V2Bが演算され、その加算値
V2A+V2Bに応じた信号が出力される。上記の処理によ
れば、振動等の外乱に起因して出力電圧V2A, V2Bが変
化する場合でも、ブレーキペダル12の正確なペダルス
トロークSに応じた信号を出力することが可能となる。
本ステップ224の処理が終了すると、次に上記ステッ
プ206の処理が実行され、その後、今回のルーチンが
終了される。
【0076】一方、上記ステップ222において、偏差
|V2A−V2B|≦VSH2 が成立しない場合は、出力電圧
V2A, V2Bに大きな変化が生じていると判断できる。か
かる事態が所定時間内に頻繁に生じる場合には、ペダル
ストロークセンサ100が正常に機能していないと判断
できる。従って、偏差|V2A−V2B|≦VSH2 が成立し
ないと判別される場合は、次に上記ステップ208〜2
14の処理が実行される。
【0077】そして、上記ステップ214においてC≧
C0 が成立しないと判別される場合は、次に上記ステッ
プ224以降の処理が実行される。一方、C≧C0 が成
立すると判別される場合は、次に上記ステップ216以
降の処理が実行される。上記ステップ218の処理が終
了すると、今回のルーチンが終了される。上記の処理に
よれば、出力電圧V2A, V2Bの偏差が、0Vである場合
または所定時間内で頻繁には所定範囲外にならない場
合、出力電圧V2A, V2Bの加算値V2A+V2Bに応じた信
号をブレーキペダル12のペダルストロークに応じた信
号として出力することができる。上述の如く、振動等の
外乱に起因して出力電圧V2A, V2Bが変化する場合で
も、加算値V2A+V2Bの変化は抑制される。このため、
本実施例の電動式ブレーキ装置によれば、上記第1実施
例の電動式ブレーキ装置の場合と同様の効果を実現する
ことができる。
【0078】また、上記の処理によれば、所定時間内で
出力電圧V2A, V2Bの偏差が頻繁に所定範囲外になる場
合、ペダルストロークセンサ100が異常であるとして
異常信号を出力することができる。従って、本実施例の
電動式ブレーキ装置によれば、上記第1実施例の電動式
ブレーキ装置の場合と同様の効果を実現することができ
る。
【0079】本実施例において、ECU10は、ペダル
ストロークセンサ100の異常を、出力電圧V2A, V2B
の偏差に基づいて判断している。かかる構成によれば、
ロータ54と基板64との距離の変化に応じて出力電圧
V2A, V2Bが変化する場合、偏差|V2A−V2B|には出
力電圧V2A, V2Bの変化分が重畳された値が現われる。
従って、本実施例によれば、一の出力電圧の変化分に基
づいてペダルストロークセンサ18の異常を判断する場
合に比して、異常の判断を容易に行うことができる。
【0080】尚、上記の実施例においては、ブレーキペ
ダル12が請求項2および4記載の「被検出体」に、ブ
ラシ60,62が請求項2および4記載の「第1の摺動
子」および「第2の摺動子」に、出力電圧V2A, V2Bが
請求項2および4記載の「第1の信号」および「第2の
信号」に、基板102に対するブラシ60,62の摺動
に応じて出力電圧V2A, V2Bを発生させる機構が請求項
2および4記載の「第1の信号発生手段」および「第2
の信号発生手段」に、それぞれ相当していると共に、E
CU10が、上記ステップ224の処理を実行すること
により請求項2記載の「信号出力手段」が、上記ステッ
プ222および208〜214の処理を実行することに
より請求項4記載の「異常判別手段」が、それぞれ実現
されている。
【0081】また、上記の実施例においては、出力電圧
V2A, V2Bは、基板102とブラシ60,62との摺動
に応じて互いに同一となるように増減しているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、互いに同一方向に
増減していればよい。ところで、上述した第1,2実施
例においては、2つの出力電圧の加算値または偏差が所
定時間内で頻繁に所定範囲を越えた場合に、ペダルスト
ロークセンサ18,100の異常を判断することとして
いるが、センサの異常を判断する手法はこれに限定され
るものではなく、2つの出力電圧の加算値または偏差が
単に所定範囲を大きく越えた場合にセンサ異常とするこ
ととしてもよい。
【0082】また、上述した第1,2実施例において
は、ブレーキペダル12のペダルストロークSを検出す
るペダルストロークセンサ18,100に適用すること
としているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、他のストロークセンサや回転センサ(例えばスロッ
トルバルブの開度センサ等)に適用することとしてもよ
い。
【0083】
【発明の効果】上述の如く、請求項1および2記載の発
明によれば、振動等の外乱が生じた場合でも被検出体の
正確な位置に応じた信号を出力することができる。請求
項3および4記載の発明によれば、検出異常の判定を容
易に行うことができる。これにより、摺動式位置検出装
置の信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の位置検出装置をブレーキ
ペダルのペダルストロークに応じた信号を出力するペダ
ルストロークセンサとして備える電動式ブレーキ装置の
構成図である。
【図2】本実施例に用いられるペダルストロークセンサ
の構成図である。
【図3】図2に示すペダルストロークセンサを上方から
見た際のロータとブラシとの位置関係を示す図である。
【図4】図2に示すペダルストロークセンサが備える基
板に形成される一例の回路図である。
【図5】本実施例において正常時に実現される2つの出
力電圧とペダルストロークとの関係を示す図である。
【図6】図6(A)は、ロータと基板との距離が所定間
隔に維持されている状態で実現される図である。また、
図6(B)は、ロータと基板との距離が所定間隔から大
きくなった状態で実現される図である。
【図7】本実施例においてロータと基板との距離が所定
間隔から大きくなった状況下で実現される出力電圧とペ
ダルストロークとの関係を示す図である。
【図8】本実施例において実行される制御ルーチンの一
例のフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例の位置検出装置として機能
するペダルストロークセンサが備える基板に形成される
一例の回路図である。
【図10】本実施例において正常時に実現される出力電
圧とペダルストロークとの関係を示す図である。
【図11】本実施例においてロータと基板との距離が所
定間隔から大きくなった状況下で実現される出力電圧と
ペダルストロークとの関係を示す図である。
【図12】本実施例において実行される制御ルーチンの
一例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子制御ユニット(ECU) 18,100 ペダルストロークセンサ 60,62 ブラシ 64,102 基板 V1A, V1B, V2A, V2B 出力電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣瀬 正典 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2F063 BA11 CA26 DA02 DA04 DB07 DC08 DD03 FA01 FA17 LA23 MA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、被検出体の変位に応じて前記基
    板に対して相対的に摺動する第1および第2の摺動子
    と、を備える摺動式位置検出装置であって、 前記第1および第2の摺動子は、前記基板との摺動方向
    に対して互いに反対方向に傾斜するように設けられてい
    ると共に、 前記基板と前記第1および第2の摺動子との摺動に応じ
    て互いに逆向きに増減する第1および第2の信号をそれ
    ぞれ発生する第1および第2の信号発生手段と、 前記第1の信号と前記第2の信号との偏差に応じた信号
    を出力する信号出力手段と、 を備えることを特徴とする摺動式位置検出装置。
  2. 【請求項2】 基板と、被検出体の変位に応じて前記基
    板に対して相対的に摺動する第1および第2の摺動子
    と、を備える摺動式位置検出装置であって、 前記第1および第2の摺動子は、前記基板との摺動方向
    に対して互いに反対方向に傾斜するように設けられてい
    ると共に、 前記基板と前記第1および第2の摺動子との摺動に応じ
    て互いに同一方向に増減する第1および第2の信号をそ
    れぞれ発生する第1および第2の信号発生手段と、 前記第1の信号と前記第2の信号との加算値に応じた信
    号を出力する信号出力手段と、 を備えることを特徴とする摺動式位置検出装置。
  3. 【請求項3】 基板と、被検出体の変位に応じて前記基
    板に対して相対的に摺動する第1および第2の摺動子
    と、を備える摺動式位置検出装置であって、 前記第1および第2の摺動子は、前記基板との摺動方向
    に対して互いに反対方向に傾斜するように設けられてい
    ると共に、 前記基板と前記第1および第2の摺動子との摺動に応じ
    て互いに逆向きに増減する第1および第2の信号をそれ
    ぞれ発生する第1および第2の信号発生手段と、 前記第1の信号と前記第2の信号との加算値に基づいて
    検出異常を判別する異常判別手段と、 を備えることを特徴とする摺動式位置検出装置。
  4. 【請求項4】 基板と、被検出体の変位に応じて前記基
    板に対して相対的に摺動する第1および第2の摺動子
    と、を備える摺動式位置検出装置であって、 前記第1および第2の摺動子は、前記基板との摺動方向
    に対して互いに反対方向に傾斜するように設けられてい
    ると共に、 前記基板と前記第1および第2の摺動子との摺動に応じ
    て互いに同一方向に増減する第1および第2の信号をそ
    れぞれ発生する第1および第2の信号発生手段と、 前記第1の信号と前記第2の信号との偏差に基づいて検
    出異常を判別する異常判別手段と、 を備えることを特徴とする摺動式位置検出装置。
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