JP2000170379A - 工程計画管理装置及び記録媒体 - Google Patents

工程計画管理装置及び記録媒体

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JP2000170379A
JP2000170379A JP34867598A JP34867598A JP2000170379A JP 2000170379 A JP2000170379 A JP 2000170379A JP 34867598 A JP34867598 A JP 34867598A JP 34867598 A JP34867598 A JP 34867598A JP 2000170379 A JP2000170379 A JP 2000170379A
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JP34867598A
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Yoichi Yuasa
洋一 湯浅
Yoshikazu Sasaki
良和 佐々木
Tomio Mishima
富生 三島
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工程計画の内容の質的向上及び施工管理業務
の省力化を実現する。 【解決手段】 1日よりも短い所定期間(図では1/2
日)単位として建設工事の施工期間を多数の期間に分割
し、各種作業における必要作業者数を各期間毎に演算し
て作業者の職種毎に集計し、各期間毎に、単一の期間内
における1人の作業者による作業を表すブロックを特定
の職種の必要作業者数と同数積層し、各ブロックを個々
の作業者が行う作業の種類に応じて色分け表示する(作
業者数推移図52参照)。推移図52上でブロックを移動さ
せることで職種毎の必要作業者数を容易に平準化でき、
必要作業者数の変更に連動して工程計画も自動的に変更
される。また、推移図52を参照することで、作業者の手
配や個々の作業者に対する作業指示も容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工程計画管理装置及
び記録媒体に係り、特に、建設工事の施工管理業務を支
援する工程計画管理装置、及びコンピュータを前記工程
計画管理装置として機能させるためのプログラムが記録
された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】建設工
事の施工にあたっては、まず建設する建設物の規模、構
造、要求されている施工完了の期日等に基づいて、各種
工事の期間等を定めた全体的な工程計画を作成した後
に、該全体的な工程計画から、各種工事における各種作
業の作業日程を施工期間中の各月又は各週毎に定めた工
程表を作成し、作成した工程表が表す詳細な工程計画に
従って施工時の作業工程の管理等が行われている。ま
た、建設工事の工程計画において、資源の平準化は重要
な課題であり、従来より種種の提案がなされている(例
えば特開平8−255196号公報、特開平9−158
479号公報等参照)。
【0003】一般に工程表は、横軸に時間を、縦軸に工
区をとり、1日を単位として時間軸(横軸)を区分した
チャート上に、作業開始日に相当する位置に始点が位置
し、作業終了日に相当する位置に終点が位置するように
描画した線分(工程線)によって個々の作業を表してい
る。また、各工程線の縦軸方向に沿った描画位置は、作
業を実施する工区によって相違されている。従って、こ
の種の工程表には各工区毎の各種作業の実施順序や各種
作業の作業日程が表現されているので、各種作業の実施
順序や作業日程の管理については、上記の工程表に基づ
いて容易に行うことができる。
【0004】しかし、施工時の管理業務には、上記の作
業の実施順序や作業日程の管理以外にも、作業者を予め
手配したり、作業者一人一人に対して作業内容を指示す
る等の業務がある。これに対し、従来の工程表は、作業
者の手配の支援に関しては何ら考慮されておらず、個々
の作業に必要な作業者数等を上記の工程表から把握する
ことは困難である。また、作業者一人一人に対する作業
内容の指示は、例えば午前と午後の1/2日単位、或い
は休憩を挟んで午前の前半及び後半、午後の前半及び後
半の1/4日単位等のように、1日よりも短い時間を単
位として行うことが一般的であるのに対し、従来の工程
表は1日を最小単位として作業日程を表したものである
ので、作業者一人一人に対して指示すべき作業内容を工
程表から把握することも困難であった。
【0005】また、建設工事の作業者の手配は職種単位
で行われることが多いので、手配する作業者数の平準化
についても、職種単位で平準化を行うことが望ましい。
しかし、建設工事は職種の異なる作業者が種類の異なる
作業を並行して実施することが多いのに対し、従来の平
準化手法は、個々の作業者の職種を考慮することなく作
業者の総数を平準化するものであるので、職種毎の作業
者数は必ずしも平準化されておらず、平準化に伴う施工
コストの削減効果が不充分であった。
【0006】更に、工程計画を適正化し施工コストを低
減するためには、当初の工程計画と作業実績(実際には
どのように作業が行われたか)とを比較し、当初の工程
計画の不備を次回の工程計画の作成に反映することが望
ましい。しかし、先にも述べたように、工程計画を表す
工程表には、各種作業の作業日程等は表現されているも
のの、各種作業の工数(作業者数)や作業者一人一人の
1日よりも短い時間単位での作業内容等は表現されてい
ない。
【0007】これに対し、作業実績を表す文書として
は、労務管理を目的として作業者に提出を義務付けてい
る就労日報が挙げられるが、この就労日報は個々の作業
者の1日よりも短い時間単位での作業実績等が日々記載
されるものであり、工程計画と就労日報を比較したとし
ても、工程計画を適正化するための具体的な対策を判断
することは容易ではなかった。
【0008】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、工程計画の内容の質的向上及び施工管理業務の省力
化を実現できる工程計画管理装置及び記録媒体を得るこ
とが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る工程計画管理装置は、建設
工事の施工期間内における各種作業の実施期間を表す工
程計画情報、及び作業者が実施可能な作業の種類を作業
者の職種毎に定めた職種情報を記憶した記憶手段と、1
日よりも短い所定期間を単位として建設工事の施工期間
を多数の期間に分割し、前記各種作業に従事する作業者
数を、前記工程計画情報から求まる前記各期間に実施さ
れる作業の種類、各種作業の施工量及び歩掛りに基づい
て各期間毎に演算する演算手段と、前記演算手段によっ
て演算された前記各期間毎の作業者数を、前記職種情報
に基づいて作業者の職種毎に集計し、作業の種類と対応
させて出力する出力手段と、前記出力手段による出力結
果に対し、特定の期間に特定種の作業に従事する作業者
数の変更を指示するための指示手段と、特定の期間に特
定種の作業に従事する作業者数の変更が前記指示手段を
介して指示された場合に、該指示に応じて作業者数を変
更する変更手段と、を含んで構成されている。
【0010】本発明に係る工程計画情報は、建設工事の
施工期間内における各種作業の実施期間、すなわち建設
工事の工程計画を表している。工程計画は1日、或いは
1日よりも長い時間を最小単位として、例えば開始日及
び終了日によって各種作業の実施期間を表すものである
ので、本発明に係る工程計画情報についても、各種作業
の実施期間を上記と同様に1日、或いは1日よりも長い
時間を最小単位として表す情報である。これに対し、実
際の作業実施時の最小の作業単位時間(例えば施工管理
者が個々の作業者に対して作業内容を指示する時間間隔
等)は一般に1日よりも短い時間であり、例えば1/2
日や1/4日等の単位が用いられている。
【0011】このため、請求項1記載の発明に係る演算
手段は、1日よりも短い所定期間を単位として建設工事
の施工期間を多数の期間に分割し、建設工事の施工期間
内で実施される各種作業に従事する作業者数を、工程計
画情報から求まる前記各期間に実施される作業の種類、
各種作業の施工量及び歩掛りに基づいて各期間毎に演算
する。また出力手段は、演算手段によって演算された各
期間毎の作業者数を、職種情報に基づいて作業者の職種
毎に集計し、作業の種類と対応させて出力する(ディス
プレイ等の表示手段の表示面への表示でもよいし、紙等
の記録媒体への印刷記録であってもよい)。なお、所定
期間は、実際の作業実施時の最小の作業単位時間に応じ
て定めることができる。
【0012】このように、工程計画情報が表す工程計画
が1日よりも短い所定期間を単位として分割され(区切
られ)、各期間内で必要とされる作業者数が職種毎に集
計されることによって工程計画が自動的に詳細化される
ので、出力手段による出力結果を参照することにより、
オペレータ(施工管理者)は、各期間内に必要とされる
作業者数、すなわち手配すべき作業者数を職種毎に容易
に把握することができると共に、職種毎の作業者数の平
準化の度合いについても容易に判断できる。
【0013】また、職種毎に集計された作業者数は、出
力手段により作業の種類と対応されて出力されるので、
出力手段による出力結果を参照することにより、施工管
理者は、各職種の作業者が実施すべき作業の内容につい
ても、1日よりも短い所定期間を単位とする各期間毎に
容易に把握することができる。従って、個々の作業者に
対し、実施すべき作業の内容を容易に指示することがで
きる。
【0014】また、請求項1の発明では、特定の期間に
特定種の作業に従事する作業者数の変更を指示するため
の指示手段が設けられており、特定の期間に特定種の作
業に従事する作業者数の変更が指示手段を介して指示さ
れた場合に、変更手段は、該指示に応じて作業者数を変
更する。
【0015】これにより、例えば施工管理者が出力手段
による出力結果を参照した結果、作業者数が平準化され
ていない等の理由により特定の職種の作業者数が適正で
ないと判断した場合には、例えば前記特定の職種の作業
者数が平準化されるように、特定の期間に特定種の作業
(特定の職種の作業者によって実施される作業)に従事
する作業者数の変更を指示手段を介して施工管理者が指
示すれば、該指示に応じて作業者数が変更されることに
より、作業に従事する作業者数が作業者の職種単位で平
準化される。
【0016】また、作業に従事する作業者数は、指示手
段からの指示に応じて、単一の期間における単一種の作
業を単位として変更可能であるので、特定の作業者が、
例えば午前中と午後とで種類の異なる作業を行う(例え
ば「鉄筋工」が、午前中は配筋作業を行い、午後は片付
け作業を行う)等のように、1日よりも短い時間を単位
として作業内容が切り替わるように各種作業の作業者数
を変更することも可能となる。従って、各職種毎の作業
者数の平準化を含む最適化を、1日よりも短い所定期間
を単位として容易に行うことができ、1日よりも短い期
間を単位として工程計画を最適化することができる。
【0017】なお、作業者の手配における最小の時間単
位は通常1日であるので、各職種毎の作業者数が1日よ
りも短い期間内で変動することがないように、指示手段
からの指示に制限を設けるようにしてもよい。
【0018】また、例えば実際に施工を行っているとき
に予定外の要因によって工程遅延が発生し、施工管理者
が、作業者数を増大させることで工程遅延を解消させる
必要があると判断した場合には、特定の期間に特定種の
作業(工程遅延が予想される作業等)に従事する作業者
数の変更を指示手段を介して指示すれば、該指示に応じ
て作業者数が変更されるので、作業に従事する作業者数
を含む工程計画が、工程遅延が解消されるように変更さ
れる。従って、施工途中での工程計画の変更にも容易に
対応することができる。
【0019】このように、請求項1の発明によれば、各
職種毎の作業者数の最適化を1日よりも短い所定期間を
単位として容易に実現することができるので、工程計画
の内容の質的向上を達成できると共に、作業者の手配
や、作業者に対する作業内容の指示等の施工管理業務に
ついても、工程計画を詳細化する等の作業を施工管理者
自身が行うことなく、出力手段による出力結果に基づい
て容易に行うことができるので、施工管理業務の省力化
も実現できる。
【0020】なお、指示手段からの指示に応じて特定の
期間に特定種の作業に従事する作業者数を変更した場
合、前記特定種の作業の実施期間は変化しないこともあ
るが、作業者数変更の内容によっては、工程計画情報が
表す工程計画に対して前記特定種の作業の実施期間が変
化することもある。そして、工程計画情報を後の処理で
も利用する(例えば工程計画情報を用いて工程表を表示
する等)の態様では、作業の実施期間が変化した場合に
は工程計画情報も変更する必要がある。
【0021】工程計画情報の変更は、例えば手入力等に
よって行うことも可能ではあるが、入力誤りや入力漏れ
等が生ずる可能性が有ることを考慮すると、請求項2に
記載したように、特定の期間に特定種の作業に従事する
作業者数を変更した場合に、特定種の作業の実施期間の
変更が必要か否か判断し、実施期間の変更が必要と判断
した場合には記憶手段に記憶された工程計画情報を変更
するように変更手段を構成することが好ましい。
【0022】これにより、指示された作業者数変更の内
容が特定種の作業の実施期間の変化を伴う内容である場
合には、前記指示に応じた作業者数の変更に連動して、
工程計画情報が表す工程計画についても自動的に誤りな
く変更されるので、工程計画情報を手入力等によって変
更する必要が無くなると共に、指示に応じた作業者数の
変更を経た各期間毎、各職種毎の作業者数によって定ま
る工程計画(各種作業毎の作業日程)に対し、工程計画
情報が表す工程計画に矛盾が生ずることも防止すること
ができる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、出力手段は、単一の期間における単一の作業者
による作業を表す一定形状の図形を、特定の期間に特定
種の作業に従事する作業者数に応じた数だけ積層するこ
とを、各期間及び各職種について各々行うと共に、対応
する作業の種類に応じて前記積層した各図形を区別して
示した図表を表示面上に表示することで、前記各期間毎
の作業者数を出力し、前記指示手段は、特定の期間に特
定種の作業に従事する作業者数の変更を、前記図表上で
対応する図形の位置を移動させることで指示することを
特徴としている。
【0024】出力手段による各期間毎の作業者数の出力
方法としては種種の態様が考えられるが、上記のよう
に、一定形状の図形を作業者数に応じた数だけ積層して
示した図表を表示面に表示することにより、該図表を参
照し、特定の職種についての各期間毎の図形の積層高さ
を比較することで、特定の職種の作業者数の平準化度合
いを視覚的に容易に把握することができる。また、対応
する作業の種類に応じて各図形を区別して示している
(具体的には、例えば表示色を異ならせたり、対応する
作業の種類を表す文字や記号を付すことで区別すること
ができる)ので、積層されている個々の図形に対応する
個々の作業者の作業内容も容易に把握することができ
る。
【0025】また請求項3の発明において、指示手段
は、特定の期間に特定種の作業に従事する作業者数の変
更を、前記図表上で対応する図形の位置を移動させるこ
とで指示するように構成されているので、作業者数の変
更に際しても、施工管理者は、指示手段を介して作業者
数の変更を指示することを、指示している内容を視覚的
に確認しながら極めて容易に行うことができる。このよ
うに、請求項3の発明によれば、特定の職種の作業者の
平準化度合いや個々の作業者の作業内容を視覚的に容易
に把握することができると共に、作業者数の変更を指示
することも極めて容易に行うことができる。
【0026】請求項4記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記各期間毎の作業実績を表す作業実績情報を
入力するための入力手段を更に備え、出力手段は、前記
入力手段を介して入力された作業実績情報が表す各作業
期間毎の作業実績を、作業者の職種毎に集計し、作業の
種類と対応させて出力することを特徴としている。
【0027】請求項4記載の発明では、各期間毎の作業
実績を表す作業実績情報が入力手段を介して入力され
る。各期間(すなわち、1日よりも短い所定期間を単位
として建設工事の施工期間を分割したときの各期間)毎
の作業実績は、従来より作業者に提出を義務付けている
就労日報への作業実績の記載レベルと同一である事が多
い(就労日報には1日よりも短い期間を単位とする作業
実績等が記載されることが多い)ので、請求項4の発明
に係る作業実績情報の入力は、作業者から提出された就
労日報に基づいて容易に行うことができる。
【0028】そして出力手段は、入力手段を介して入力
された作業実績情報が表す各作業期間毎の作業実績を作
業者の職種毎に集計し、作業の種類と対応させて出力す
る。従って、請求項4の発明では、作業実績が、演算手
段によって演算された各期間毎の作業者数を出力手段が
出力する場合と同様の形態で出力されることになるの
で、両者を比較することで両者の相違を容易に認識する
ことができ、次回以降に工程計画を作成する際に工程計
画をより適正化するための具体的な対策を容易に判断す
ることができる。
【0029】請求項5記載の発明に係る記録媒体は、記
憶手段に、建設工事の施工期間内における各種作業の実
施期間を表す工程計画情報、及び作業者が実施可能な作
業の種類を作業者の職種毎に定めた職種情報が記憶され
ている状態で、作業を実施する際の最小の作業単位時間
を単位として建設工事の施工期間を多数の期間に分割
し、各種作業に従事する作業者数を、前記工程計画情報
から求まる前記各期間に実施される作業の種類、前記各
種作業の施工量及び歩掛りに基づいて各期間毎に演算す
る第1のステップ、前記演算した前記各期間毎の作業者
数を、前記職種情報に基づいて作業者の職種毎に集計
し、作業の種類と対応させて出力する第2のステップ、
出力結果に対し、特定の期間に特定種の作業に従事する
作業者数の変更が指示された場合に、該指示に応じて作
業者数を変更する第3のステップを含む処理をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムが記録されている。
【0030】請求項5記載の発明に係る記録媒体には、
上記第1乃至第3のステップを含む処理、すなわちコン
ピュータを、請求項1に記載の工程計画管理装置として
機能させるためのプログラムが記録されているので、コ
ンピュータが前記記録媒体に記録されたプログラムを読
み出して実行することにより、請求項1の発明と同様
に、工程計画の内容の質的向上及び施工管理業務の省力
化を実現できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。図1には、本発明に係
る工程計画管理装置として機能させることが可能なパー
ソナルコンピュータ10が示されている。パーソナルコ
ンピュータ10は、コンピュータ本体12と、コンピュ
ータ本体12の入出力ポート20に接続される各種の入
出力機器と、から構成されている。
【0032】コンピュータ本体12は、CPU14、R
OM16、RAM18及び入出力ポート20を備えてお
り、これらがデータバス、アドレスバス、制御バス等の
バスによって互いに接続されて構成されている。本実施
形態では、入出力機器として、CD−ROMドライバ2
2、フロッピーディスクドライバ(FDD)24、キー
ボード26、マウス28、ディスプレイ30、プリンタ
32、及びハードディスク装置34が入出力ポート20
に各々接続されている。
【0033】パーソナルコンピュータ10を本発明に係
る工程計画管理装置として機能させるためのプログラム
(以下、単に「工程計画管理プログラム」という)は、
例えばハードディスク装置34に内蔵されているハード
ディスク(図示省略)、又はCD−ROMドライバ22
に装填されるCD−ROM36、又はFDD24に装填
されるフロッピーディスク(FD)38の何れかに記憶
することができる。工程計画管理プログラムの実行が指
示されると、工程計画管理プログラムを記憶している記
憶媒体(内蔵ハードディスク又はCD−ROM36又は
FD38)から工程計画管理プログラムが読み出され、
パーソナルコンピュータ10によって工程計画管理プロ
グラムが実行される。これにより、パーソナルコンピュ
ータ10は工程計画管理装置として機能する。なお、工
程計画管理プログラムを記憶している記憶媒体(内蔵ハ
ードディスク又はCD−ROM36又はFD38)は請
求項5に記載の記録媒体に対応している。
【0034】キーボード26及びマウス28はオペレー
タが各種のデータやコマンドを入力するためのものであ
り、請求項1に記載の指示手段及び請求項4に記載の入
力手段に対応している。ディスプレイ30は処理結果を
表示するためのものであり、CRTやLCD(液晶ディ
スプレイ)等の各種の表示手段を適用できる。またプリ
ンタ32は処理結果を紙やその他の記録材料に印刷する
ためのものであり、レーザビームプリンタ、ドットプリ
ンタ、XYプロッタ等の各種の印刷手段を適用できる。
本実施形態ではディスプレイ30を本発明に係る出力手
段として使用するが、これに代えてプリンタ32を出力
手段として用いてもよい。
【0035】次に本実施形態の作用を説明する。本実施
形態に係るハードディスク装置34の内蔵ハードディス
クには、施工量情報、工程計画情報及び職種情報が記憶
されている。施工量情報は、建設工事の各種作業におけ
る施工量(例えば配筋作業における配筋量、型枠設置作
業における型枠の面積、コンクリート打設作業における
コンクリート打設量)を、建設対象の建設物の施工単位
(階・工区)毎に定めた情報であり、建設物の規模や構
造等を表す設計情報に基づいて演算・設定される。
【0036】また、工程計画情報は、建設工事の全体的
な工程計画に基づいて定めた、各種作業の作業日程等の
より具体的な工程計画を表す情報であり、単一の作業に
対応する単一のレコードが、作業個所(階・工区)、作
業の種類、作業開始日、作業終了日等の各項目の情報に
よって構成されている。工程計画情報は、既存の工程計
画作成装置を利用して工程計画作成作業を行うことによ
り生成され、ハードディスク装置34の内蔵ハードディ
スクに移入される。工程計画作成作業は、予め定められ
た工区単位での一連の作業の実施順序を定めたサイクル
工程(タクト工程ともいう)を利用し、工区単位での着
工順序に従い、前記サイクル工程を各工区における作業
として建設工事の施工期間に各々割り付けることによっ
て作成される。
【0037】また職種情報は、作業者が実施可能な作業
の種類を作業者の職種と対応させて記憶したものであ
り、例えば「鉄筋工」については、実施可能な作業とし
て「柱配筋」「梁配筋」「壁配筋」「スラブ配筋」等の
作業が登録されている。このように、ハードディスク装
置34の内蔵ハードディスクは本発明の記憶手段に対応
している。
【0038】次にパーソナルコンピュータ10が工程計
画管理プログラムを実行することによって実現される工
程計画管理処理について、図2のフローチャートを参照
して説明する。
【0039】ステップ100では作業者数情報(詳細は
後述)が未設定か否か判定する。作業者数情報は工程計
画管理処理(より詳しくは作業者数設定処理)によって
設定された後に更新されるので、工程計画情報に対して
新規に工程計画管理処理を行う場合には前記判定が肯定
される。また、作業者数情報は施工量情報が表す施工量
に基づいて設定されるので、建設物の設計変更等に伴い
施工量情報が表す施工量が変更された場合にも前記判定
は肯定される。ステップ100の判定が肯定された場合
にはステップ102へ移行し、作業者数設定処理を行
う。
【0040】以下、この作業者数設定処理について、図
3のフローチャートを参照して説明する。ステップ16
0では、現在設定されている単位最小工程を取り込み、
ディスプレイ30に表示する。単位最小工程は作業実施
時の最小の作業単位時間に対応するものであり、本実施
形態では単位最小工程のデフォルトとして1/2日が設
定されていると共に、単位最小工程を1/8日、1/2
日、1日等の他の値とすることも可能とされている。な
お、単位最小工程は本発明における「1日よりも短い所
定期間」に対応している。
【0041】次のステップ162では、オペレータ(施
工管理者)に対し、単位最小工程を現在の値(表示して
いる値)から変更するか否かを確認するメッセージをデ
ィスプレイ30に表示し、単位最小工程の変更が必要か
否かを判定する。施工管理者がキーボード26やマウス
28を操作し、単位最小工程の変更は不要との判断結果
を表す情報を入力した場合には、ステップ162の判定
が否定されてステップ170へ移行する。
【0042】一方、現在の単位最小工程の値が、実際の
作業実施時の最小の作業単位時間と対応していない(こ
の作業単位時間は建設工事の内容等によって異なる)と
判断した場合、施工管理者はキーボード26やマウス2
8を操作して単位最小工程の変更を指示する情報を入力
する。これにより、ステップ162の判定が肯定されて
ステップ164へ移行し、単位最小工程の値として選択
可能な他の値をディスプレイ30に一覧表示し、単位最
小工程の値として何れかの値を選択するよう施工管理者
に要請する。
【0043】次のステップ166では、施工管理者によ
って何れかの値が選択される迄待機する。施工管理者が
一覧表示された値の中から何れかの値を選択すると、ス
テップ166の判定が肯定され、ステップ168におい
て、単位最小工程の値を施工管理者によって選択された
値に変更設定し、ステップ170へ移行する。このよう
に、本実施形態では、建設工事の種類等によって単位最
小工程の値を変更することも可能とされている。
【0044】ステップ170ではハードディスク装置3
4の内蔵ハードディスクから工程計画情報を取り込み、
次のステップ172では、取り込んだ工程計画情報が表
す建設工事の施工期間を、単位最小工程を単位として多
数の小期間に分割する。次のステップ174以降では必
要作業者数の演算を行う。
【0045】すなわち、工程計画情報は建設工事の工程
計画を表しているが、ステップ174では前記工程計画
を構成する各工程線(個々の作業に対応する線)のう
ち、単一の工程線の情報(単一の作業に対応する1レコ
ード分の情報)を工程計画情報から取り込む。ステップ
176では、ステップ174で取り込んだ情報に基づい
て前記工程線が表す作業の種類を認識すると共に、該作
業における歩掛かりをあらわす情報を取り込み、更に、
前記工程線が表す作業による施工量を施工量情報から取
り込む。
【0046】次のステップ178では、施工量を歩掛か
りで除すことにより、前記工程線が表す作業の工数
(「人工」)という単位で表現される)を求め、該工数
を、前記工程線が表す作業の作業期間によって除すこと
により、前記工程線が表す作業における1日当りの必要
作業者数を演算する。なお、必要作業者数の演算結果が
自然数でなかった場合(数値に小数部が含まれていた場
合)には演算結果の切り上げを行う。
【0047】また、ステップ180では前記工程線が表
す作業を実施する作業者の職種を職種情報に基づいて判
断する。そして、次のステップ182では、前記工程線
が表す作業の作業期間に対応する各小期間に対し、先の
ステップ178で演算した必要作業者数を、前記作業の
種類及び前記作業を実施する作業者の職種と対応させて
作業者数情報として設定する。これにより、単一の工程
線が表す作業における必要作業者数が、前記作業の作業
期間に対応する各小期間に各々設定される。
【0048】次のステップ184では、工程計画を構成
する全ての工程線に対して上記の処理を行ったか否か判
定する。判定が否定された場合にはステップ174に戻
り、ステップ174の判定が肯定される迄、ステップ1
74〜ステップ184を繰り返す。これにより、施工期
間内に実施される全ての作業について必要作業者数が各
々演算され、演算された必要作業者数が作業の種類及び
作業者の職種と対応されて、作業者数情報として各小期
間に設定される。
【0049】例えば工程計画情報が表す工程計画が、特
定の小期間内において、第1の工区では柱の配筋を、第
2の工区では梁の配筋を、第3の工区では型枠の設置を
各々実施する工程計画であった場合、第1の工区及び第
2の工区における作業は、何れも「鉄筋工」によって実
施される作業であり、第3の工区における作業は「型枠
工」によって実施される作業であるので、前記特定の小
期間に対しては次の表1に示すような作業数情報が設定
されることになる。
【0050】
【表1】 なお、上述したステップ172〜ステップ184は、本
発明の演算手段に対応している。
【0051】上記のようにして作業者数設定処理を行う
と、図2のフローチャートのステップ104へ移行す
る。本実施形態に係る工程計画管理処理では、主な処理
として「工程表等の表示」と「予定−実績の比較」が用
意されている。ステップ104では、施工管理者に対し
て上記各処理の何れを実行するかを選択させ、施工管理
者による選択結果に基づき何れの処理を行うかを判定す
る。
【0052】「工程表等の表示」を行う場合にはステッ
プ106へ移行し、施工管理者に対し、工程表として表
示すべき期間を指定するよう要請するメッセージをディ
スプレイ30に表示する。次のステップ108では施工
管理者が前記期間を指定する迄待機する。施工管理者が
キーボード26やマウス28を操作し、工程表として表
示すべき期間を指定すると、ステップ108の判定が肯
定されてステップ110へ移行し、指定された期間に掛
かっている全ての工程線の情報を工程計画情報から取り
込む。そして、次のステップ112では、取り込んだ工
程線の情報を編集し、ディスプレイ30に工程表として
表示する。
【0053】なお、工程線の情報の編集は、ビットマッ
プ形式で工程表を編集するためにメモリ上に設けられた
編集領域に、横軸に時間(施工管理者によって指定され
た期間)をとった図表を書き込み、該図表上に、単一の
工程線の情報に基づき、設定されている作業開始日に相
当する位置を始点とし、設定されている作業終了日に相
当する位置を終点とする線分(工程線)を描画すること
を、取り込んだ全ての工程線の情報を用いて各々行うと
共に、工程線が互いに重ならないように、一部の工程線
の描画位置を縦軸方向にずらすことによって行うことが
できる。これにより、例として図5に示すような工程表
50がディスプレイ30に表示されることになる。
【0054】次のステップ114では、工程表の表示期
間内における特定の職種の作業者の必要作業者数の推移
を表示するか否かを施工管理者に選択させるメッセージ
をディスプレイ30に表示し、施工管理者による選択結
果に基づいて前記必要作業者数の推移を表示するか否か
を判定する。施工管理者によって必要作業者数の推移の
非表示が選択された場合には、ステップ114の判定が
否定されてステップ146へ移行するが、施工管理者が
キーボード26やマウス28を操作することで、職種が
指定されると共に、該指定された職種の必要作業者数の
推移を表示することが選択された場合にはステップ11
6へ移行し、指定された特定の職種の必要作業者数の推
移を表示するための処理をステップ116以降で行う。
【0055】すなわち、ステップ116で工程表の表示
期間に掛かる小期間を全て抽出した後に、次のステップ
118では抽出した小期間の中から単一の小期間の作業
者数情報を取り込む。ステップ120では、取り込んだ
作業者数情報の中から、前記指定された特定の職種の作
業者に関する情報のみを抽出し、前記単一の小期間内に
おける特定の職種の作業者の必要作業者数を演算する。
【0056】例えば、特定の職種として「鉄筋工」が指
定され、取り込んだ作業者数情報が先の表1に示したよ
うな内容であったとすると、この作業者数情報から「鉄
筋工」に関する情報である第1の工区及び第2の工区の
情報のみが抽出され(第3の工区の作業は「型枠工」に
よる作業であるので除外される)、「鉄筋工」の作業者
の必要作業者数としてN1+N2が演算されることにな
る。
【0057】次のステップ122では、ビットマップ形
式で作業者数推移図を編集するためにメモリ上に設けら
れた編集領域上の、前記単一の小期間に対応する個所
に、一定形状(矩形状)のブロックが、特定の職種の作
業者の必要作業者数と同数だけ積層配置されるように前
記ブロックを描画する。そして、次のステップ124で
は、積層配置した個々のブロックが対応する作業の種類
に応じて色分け表示されるように個々のブロックの色を
指定する。
【0058】例えば特定の職種が「鉄筋工」であり、前
記単一の小期間の作業者数情報が先の表1に示したよう
な内容であった場合、作業者数表示面上の前記小期間に
対応する欄にはN1+N2個のブロックが積層表示され、
これらのブロックのうち、第1の工区における作業であ
る「柱配筋」に対応するN1個のブロックと、第2の工
区における作業である「梁配筋」に対応するN2個のブ
ロックが、異なる表示色で表示されることになる。
【0059】次のステップ126では、ステップ118
〜124の処理を、ステップ116で抽出した全ての小
期間に対して行ったか否か判定する。判定が否定された
場合にはステップ118に戻り、未処理の他の小期間に
対してステップ118〜124の処理を繰り返す。そし
て、ステップ126の判定が肯定されるとステップ12
8へ移行し、特定の職種の必要作業者数の推移をディス
プレイ30に表示する。
【0060】これにより、例として図5に示すような作
業者数推移図52Aがディスプレイ30に表示されるこ
とになる。作業者数推移図52は、1個のブロックが単
一の小期間内における1人の作業者による作業を表して
おり、かつ作業の種類に応じて個々のブロックが色分け
表示されているので、作業者数推移図52を参照するこ
とにより、特定の職種の必要作業者の総数や各種作業毎
の必要作業者数を視覚的に容易に認識することができ
る。
【0061】なお、作業者数推移図52は、図5にも示
したように、既に表示している工程表50と同一の横軸
を用い、表示面上で工程表50に対して縦軸方向にずれ
た位置に表示することが好ましい。これにより、工程表
50と作業者数推移図52との対比・比較を容易に行う
ことができる。なお、図5に示した作業者数推移図52
Aは小期間の長さが「1/2日」の場合を示している
が、これに限定されるものではないことは言うまでもな
い。なお、ステップ116〜ステップ128は本発明に
係る出力手段(より詳しくは、請求項3に記載の出力手
段)に対応しており、作業者数推移図52は出力手段に
よる出力結果に対応している。
【0062】次のステップ130では、ディスプレイ3
0に表示した作業者数推移図52に基づき、特定の職種
の必要作業者数を、各小期間を単位として修正するか否
かの選択を施工管理者に要請するメッセージをディスプ
レイ30に表示する。そして、施工管理者がキーボード
26やマウス28を操作することによって入力された施
工管理者による選択結果に基づいて、各小期間毎の特定
の職種の必要作業者数を修正するか否かを判定する。
【0063】前述のメッセージがディスプレイ30に表
示されると、施工管理者は作業者数推移図52を参照
し、現在の工程計画において、特定の職種の必要作業者
数が平準化されているか否かを判定する。必要作業者数
が平準化されていると判断した場合、施工管理者は特定
の職種の必要作業者数の修正が不要であることを表す情
報を入力する。この場合、ステップ130の判定が否定
され、ステップ146へ移行する。
【0064】一方、例として図5に示す作業者数推移図
52Aでは、「1998年5月20日」に他の作業日よりも多
数の「鉄筋工」が必要となることを表している。このよ
うな場合、施工管理者は、特定の職種の必要作業者数の
修正が必要であることを表す情報を入力する。これによ
り、ステップ130の判定が肯定されてステップ132
へ移行し、作業者数推移図52上の特定のブロックを移
動させる指示が施工管理者から入力されたか否か判定す
る。ステップ132の判定が否定された場合にはステッ
プ134へ移行し、施工管理者による必要作業者数の修
正が完了したか否か判定する。ステップ134の判定も
否定された場合にはステップ132に戻り、ステップ1
32及びステップ134を繰り返す。
【0065】本実施形態では、作業者数推移図52に表
示している個々のブロックが、各小期間における単一の
作業者による作業に対応しているので、施工管理者によ
る必要作業者数の修正指示は、例えば移動させたいブロ
ックに対し、マウス28によりドラッグ&ドロップの操
作を行う等によって実現することができる。作業者数推
移図52上の特定のブロックを移動させる指示が施工管
理者から入力されると、ステップ132の判定が肯定さ
れてステップ136へ移行し、施工管理者からの指示に
応じてブロックが移動するように作業数推移図52の表
示を切り替え、ステップ132に戻る。
【0066】ステップ136の処理はステップ132の
判定が肯定される度に繰り返し実行されるので、施工管
理者から必要作業者数の修正(ブロックの移動)が指示
される毎に、指示に応じて作業者数推移図52の表示が
切り替わることになる。そして、施工管理者が、必要作
業者数が突出している小期間のブロック(例えば図5に
示す作業数推移図52Aにおいては、「鉄筋工」の必要
作業者数が突出している「1998年5月20日」に対応する
2つの小期間のブロック)を他の小期間へ移動させる指
示を入力することを、各小期間毎の必要作業数が略均一
となる迄繰り返すことにより、各小期間毎の必要作業者
数が平準化されることになる。
【0067】例として図6には、図5に示す作業者数推
移図52Aに対して「鉄筋工」の必要作業者数の平準化
を行った結果(修正後の作業者数推移図52B)の一例
を示す。なお、図6に示す作業者数推移図52Bでは、
必要作業者数の平準化に加え、作業日程に与える影響を
なるべく小さくすることを考慮して、移動させるブロッ
クの選択、及び移動対象のブロックの移動先の決定を行
っており、各作業の作業日程の変更を伴うことなく、必
要作業者数の平準化を達成している。
【0068】すなわち、図5に示す作業数推移図52A
においては、「鉄筋工」の必要作業者数が突出している
「1998年5月20日」に対応する2つの小期間のブロック
を他の小期間へ移動させる必要が有るが、工程表50上
で、前記2つの小期間内で作業を行う予定となっている
「1工区8階柱配筋」の作業に対応するブロックを他の
小期間(例えば「5月19日」又は「5月21日」に対応す
る小期間)へ移動させたとすると、前記作業の作業日程
の変更に伴って他の作業の作業日程も変化する場合があ
る。
【0069】これに対し、図6に示す作業者数推移図5
2Bでは、作業日程が、前記2つの小期間以外の小期間
にも跨っている他の作業(すなわち「2工区7階スラブ
配筋」「3工区7階梁配筋」「5工区7階壁配筋」の各
作業)に対応するブロックのみを移動させているので、
「1工区8階柱配筋」の作業や他の作業の作業日程の変
化を生じさせることなく「鉄筋工」の必要作業者数の平
準化を達成している。なお、作業日程に与える影響をな
るべく小さくすることを考慮して必要作業者数の平準化
を行ったとしても、作業日程の変更が避けられない場合
が有ることは言うまでもない。
【0070】施工管理者から必要作業者数の修正(平準
化)を完了したことが通知されると、ステップ134の
判定が肯定されてステップ138へ移行し、必要作業者
数の修正が完了した後の各小期間毎の積層ブロック数に
基づいて、各小期間における特定の職種の作業者の必要
作業者数を作業の種類毎に集計する。そして、集計結果
に基づいて作業者数情報を更新する(作業者数情報が表
す必要作業者数が、現在表示している修正後の作業者数
推移図52が表す必要作業者数と一致するように更新す
る)。
【0071】次のステップ140では、何れかの小期間
で、必要作業者数がx→0又は0→x(但し、xは任意
の数)に変化した作業が有ったか否か検索する。次のス
テップ142では、ステップ140における検索の結果
に基づき、前記検索条件に該当する作業が有ったか否か
判定する。図6に示す作業者数推移図52Bのように、
作業日程に影響を及ぼすことなく必要作業者数の平準化
を達成できた場合にはステップ142の判定が否定さ
れ、何ら処理を行うことなくステップ146へ移行す
る。
【0072】一方、必要作業者数の平準化に伴って作業
日程も影響を受ける場合(何れかの小期間で必要作業者
数がx→0又は0→xに変化した作業が有る場合)に
は、ステップ142の判定が肯定されてステップ144
へ移行し、工程計画情報が表す工程計画上で前記検索条
件に該当する作業の作業日程が変更されるように工程計
画情報を更新する。なお、ステップ140〜ステップ1
44の処理は請求項2に記載の変更手段に対応してい
る。
【0073】ステップ144の処理を行うとステップ1
46へ移行し、処理を終了するか否か判定する。建設工
事の施工期間内の他の期間についても特定の職種の必要
作業者数の平準化を行う場合や、他の職種の必要作業者
数についても平準化を行う場合には、施工管理者によっ
て処理の継続が指示される。これにより、ステップ14
6の判定が否定されてステップ104に戻り、ステップ
106以降の処理・判定が繰り返されることで、建設工
事の施工期間を通じて、各職種の必要作業者数が各々平
準化されることになる。このように、必要作業者数を職
種単位で平準化することを容易に実現できるので、建設
工事の施工に要するコストを低減することができる。
【0074】また、上述した必要作業者数の平準化の処
理を経た工程表50や作業者数推移図52は、プリンタ
32によって紙等に印刷記録される。施工管理者は、印
刷された工程表50や作業者数推移図52を参照するこ
とにより、建設工事の施工期間内の各作業日における各
職種毎の必要作業者数を事前に把握することを、作業者
数推移図52に示されたブロックの積層数に基づいて容
易に行うことができると共に、個々の作業者が実施すべ
き作業の種類を施工前に把握することについても、作業
者数推移図52に示された個々のブロックの色分け表示
に基づいて容易に行うことができる。
【0075】従って、施工管理者は、印刷された工程表
50や作業者数推移図52(主に作業者数推移図52)
を参照することにより、日々の作業に必要な作業者を事
前に手配・確保したり、作業実施時に個々の作業者に対
して作業内容を指示する等の施工管理業務を容易かつ的
確に行うことができる。
【0076】ところで、実際に作業が行われると個々の
作業者又は同一の職種の作業者から成る作業者のグルー
プを単位として、作業の実施期間、実施した作業の種
類、施工量、就労作業者数等の事項から成る作業実績が
最小の作業単位時間を単位として記入された就労日報が
提出される。この就労日報に基づいて作業実績を入力す
る等の場合には、ステップ104において、「予定−実
績の比較」の実行が選択される。この場合、ステップ1
48へ移行し、予定−実績比較処理が行われる。
【0077】以下、この予定−実績比較処理について、
図4のフローチャートを参照して説明する。ステップ2
10では、就労日報に基づく作業実績の入力を行うか否
かの選択を施工管理者に要請するメッセージをディスプ
レイ30に表示し、施工管理者がキーボード26やマウ
ス28を操作することによって入力された選択結果に基
づいて、作業実績の入力を行うか否かを判定する。
【0078】判定が肯定された場合にはステップ212
へ移行し、施工管理者に対し、これから作業実績を入力
する作業者の職種を入力するよう要請するメッセージを
ディスプレイ30に表示する。次のステップ214では
キーボード26やマウス28を介して施工管理者から職
種を記憶し、ステップ216では、作業実績を表す情報
として、作業の実施期間、実施した作業の種類、施工
量、就労作業者数等の事項の入力を施工管理者に要請す
るメッセージをディスプレイ30に表示する。そして次
のステップ218では、前記情報が入力される迄待機す
る。
【0079】前記メッセージがディスプレイ30に表示
されると、施工管理者は、就労日報に記入されている前
記事項を、キーボード26等を介して入力する。これに
より、ステップ218の判定が肯定されてステップ22
0へ移行し、入力された作業実績を、ステップ212で
記憶した職種と対応させて作業実績情報として記憶す
る。
【0080】次のステップ222では、単一の就労日報
に記入されている全ての作業実績の入力を完了したか否
か判定する。判定が否定された場合にはステップ216
に戻り、ステップ216以降の処理・判定を繰り返す。
また、ステップ222の判定が肯定されるとステップ2
24へ移行し、他の就労日報に記入されている作業実績
の入力を行うか否か判定する。判定が肯定された場合に
はステップ212へ戻り、作業者の職種の入力を要請す
る以降の処理・判定(ステップ212以降の処理・判定)
を繰り返す。
【0081】作業実績の入力を完了すると、ステップ2
24の判定が否定されてステップ226へ移行し、特定
の職種の作業者が行う作業についての予定(当初の工程
計画(作業日程等))と実績の比較を行うか否かを選択す
ることを施工管理者に要請するメッセージをディスプレ
イ30に表示する。そして、施工管理者がキーボード2
6やマウス28を操作することによって入力された選択
結果に基づいて、予定と実績の比較を行うか否かを判定
する。なお、当初より予定と実績の比較のみを行う場合
には、ステップ210の判定が否定されることにより、
作業実績の入力を行うことなくステップ226へ移行
し、上記の判定が行われる。
【0082】施工管理者が作業実績の入力のみを行う等
の場合には、ステップ226の判定が否定されて予定−
実績比較処理を終了する。一方、特定の職種の作業者が
行う作業についての予定と実績の比較を行うことが選択
された場合には、ステップ226の判定が肯定されてス
テップ228へ移行し、工程計画情報及び作業者数情報
から前記特定の職種の作業者についての情報のみを抽出
し、抽出した情報に基づいて特定の職種についての工程
表50及び作業者数推移図52を編集・作成し、ディス
プレイ30に表示する。
【0083】また、次のステップ230では、施工管理
者から入力されて記憶している施工管理情報から、特定
の職種の作業者についての作業実績情報を抽出し、抽出
した作業実績情報に基づいて実際の就労作業者数の推移
を表す図表(作業者数推移実績図54)を作成し、ステ
ップ228でディスプレイ30に表示した作業者数推移
図52と並列に表示する。
【0084】なお、作業者数推移実績図54は、先に説
明したステップ122,124と同様に、一定形状のブ
ロックを、特定の職種の作業者の就労作業者数(実績
値)と同数だけ積層配置すると共に、個々のブロック
を、対応する作業の種類に応じて色分け表示することで
作成することができる。これにより、例として図7に示
すように、作業者数推移図52Bと作業者数推移実績図
54Aが、ディスプレイ30の表示面上に並列に表示さ
れることになる。このステップ230は、請求項4に記
載の出力手段に対応している。
【0085】工程計画(予定)と作業実績との相違は、
例えば天候不順等の外的要素に起因する場合と、工程計
画自体の不備等の内的要素に起因する場合とが有る。本
実施形態では、予定と実績の比較が指示されると、作業
者数推移図52(予定)と作業者数推移実績図54(実
績)とを並列に表示しているので、施工管理者が両図を
比較参照することによって、予定と実績との差異を容易
に認識することができる。
【0086】例えば図7に示す作業者数推移実績図54
Bを作業者数推移図52Aと比較すると、「1998年5月
15日」は予定通りの作業内容、作業者数で作業を行った
ものの、「5月16日」は予定にはなかった「鉄筋搬入」
及び「片付け」の各作業が発生したため、「梁配筋」の
作業に従事する予定であった作業者うち、「鉄筋の搬
入」に1人工(但し午後に2名の作業者を割り当てるこ
とによって対応)、「片付け」には2人工を割り当てて
対応し、「5月18日」は前日に予定よりも少ない作業者
数で作業を行った「梁配筋」の作業に対し、「柱配筋」
の作業に従事する予定であった作業者の一部を割り当
て、「柱配筋」の作業は予定よりも少ない作業者数で作
業を完了させた等の差異を、視覚的に容易に認識するこ
とができる。
【0087】また、例えば作業者数推移実績図54Bと
作業者数推移図52Aとを比較すると、「5月19日」は
予定にはなかった「鉄筋搬入」の作業を午後に行うため
に、午前中は全ての作業者を「スラブ配筋」に割り当
て、午後は「鉄筋搬入」及び「壁配筋」の各作業に作業
者を割り当てるために「スラブ配筋」に割り当てる作業
者数を減少させ、「5月20日」は前日に予定よりも早く
「スラブ配筋」の作業が完了したので、その分の作業者
を「壁配筋」の作業にのみ割り当て、「5月21日」は予
定通りの作業内容、作業者数で作業を行い、「5月22
日」は予定にはなかった「鉄筋搬入」の作業を午後に行
うために、「壁配筋」の作業に割り当てる作業者数を増
加させて午前中で作業を完了させ、「スラブ配筋」の作
業は予定よりも少ない作業者数で完了させた等の差異に
ついても、視覚的に容易に認識することができる。
【0088】そして、上記で認識した予定と実績との差
異の原因を解析することで、当初の工程計画に不備が無
かったか否かを容易に把握することができると共に、当
初の工程計画に不備が有ったことが判明した場合(例え
ば前述の例における「鉄筋搬入」及び「片付け」の作業
が考慮されていない等)には、次回以降に工程計画を作
成する際に工程計画をより適正化するための具体的な対
策(例えばサイクル工程の修正等)を判断し、判断した
対策を次回以降の施工計画の作成にフィードバックする
ことで、次回以降の工程計画の作成において、先に判明
した不備が解消された、より高精度な工程計画を作成す
ることができる。
【0089】次のステップ232では、施工管理者か
ら、作業者数推移実績図54及び作業者数推移図52の
表示終了が指示される迄待機する。そして、表示の終了
が指示されると、ステップ232の判定が肯定されてス
テップ234へ移行し、作業者数推移実績図54A及び
作業者数推移図52Bの表示を他の職種についても行う
か否かの選択を施工管理者に要請するメッセージをディ
スプレイ30に表示する。そして、キーボード26やマ
ウス28を介して入力される施工管理者による選択結果
に基づいて、他の職種についても作業者数推移実績図5
4A及び作業者数推移図52Bの表示を行うか否か判定
する。
【0090】ステップ234の判定が肯定された場合に
はステップ228に戻り、他の職種についてステップ2
28以降の処理・判定を行う。そして、ステップ234
の判定が肯定されると予定−実績比較処理を終了し、工
程計画管理処理のステップ146へ移行する。そして、
ステップ146の判定が肯定されると工程計画管理処理
を終了する。
【0091】なお、上記では工程表等の表示に祭し、期
間を指定させた後に、指定された期間に対応する情報の
抽出や工程表の作成・表示等の処理を行っていたが、こ
れに限定されるものではなく、最初は固定的に定めた所
定の期間(例えば施工期間内の先頭に相当する期間)に
ついて工程表等の表示を行い、時間方向(横軸方向)へ
のスクロール指示に従って、工程表等の表示を切り替え
るようにしてもよいことは言うまでもない。
【0092】また、上記では本発明に係る記録媒体とし
て、ハードディスク装置34の内蔵ハードディスク又は
CD−ROM36又はFD38を例に説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えばCD−R等
の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、メモリカー
ド、ICカード等の各種の情報記憶媒体を、本発明に係
る記録媒体として適用可能であることは言うまでもな
い。
【0093】また、上記では本発明に係る入力手段とし
てキーボード26及びマウス28を例に説明したが、マ
ウス28以外の他のポインティングデバイス(例えばデ
ィジタイザ等)等を用いてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、建設工事の施工期間内における各種作業の実施期間
を表す工程計画情報、及び作業者が実施可能な作業の種
類を作業者の職種毎に定めた職種情報が記憶手段に記憶
されており、演算手段は、1日よりも短い所定期間を単
位として建設工事の施工期間を多数の期間に分割し、各
種作業に従事する作業者数を各期間毎に演算し、出力手
段は、各期間毎の作業者数を作業者の職種毎に集計し、
作業の種類と対応させて出力し、変更手段は、特定の期
間に特定種の作業に従事する作業者数の変更が指示手段
を介して指示された場合に、該指示に応じて作業者数を
変更ので、工程計画の内容の質的向上及び施工管理業務
の省力化を実現できる、という優れた効果を有する。
【0095】請求項2記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、特定の期間に特定種の作業に従事する作業者数
を変更した場合に、特定種の作業の実施期間の変更が必
要か否か判断し、実施期間の変更が必要と判断した場合
には工程計画情報を変更するようにしたので、上記効果
に加え、作業者数変更指示の内容が特定種の作業の実施
期間の変化を伴う内容である場合に、工程計画情報を手
入力等によって変更する必要が無くなると共に、工程計
画情報が表す工程計画に矛盾が生ずることも防止するこ
とができる、という効果を有する。
【0096】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、単一の期間における単一の作業者による作業を
表す一定形状の図形を、特定の期間に特定種の作業に従
事する作業者数に応じた数だけ積層することを、各期間
及び各職種について各々行うと共に、対応する作業の種
類に応じて各図形を区別して示した図表を表示面上に表
示し、特定の期間に特定種の作業に従事する作業者数の
変更を、前記図表上で対応する図形の位置を移動させる
ことで指示するようにしたので、上記効果に加え、特定
の職種の作業者の平準化度合いや個々の作業者の作業内
容を視覚的に容易に把握することができると共に、作業
者数の変更を指示することも極めて容易に行うことがで
きる、という効果を有する。
【0097】請求項4記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、作業実績情報を入力するための入力手段を更に
備え、入力された作業実績情報が表す各作業期間毎の作
業実績を作業者の職種毎に集計し、作業の種類と対応さ
せて出力するので、上記効果に加え、次回以降に工程計
画を作成する際に工程計画をより適正化するための具体
的な対策を容易に判断することができる、という効果を
有する。
【0098】請求項5記載の発明は、建設工事の施工期
間内における各種作業の実施期間を表す工程計画情報、
及び作業者が実施可能な作業の種類を作業者の職種毎に
定めた職種情報が記憶されている状態で、1日よりも短
い所定期間を単位として建設工事の施工期間を多数の期
間に分割し、各種作業に従事する作業者数を各期間毎に
演算する第1のステップ、各期間毎の作業者数を作業者
の職種毎に集計し、作業の種類と対応させて出力する第
2のステップ、特定の期間に特定種の作業に従事する作
業者数の変更が指示された場合に、該指示に応じて作業
者数を変更する第3のステップを含む処理をコンピュー
タに実行させるためのプログラムを記録媒体に記録した
ので、工程計画の内容の質的向上及び施工管理業務の省
力化を実現できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工程計画管理装置として機能させ
ることが可能な、本実施形態に係るパーソナルコンピュ
ータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る工程計画管理処理の内容を示
すフローチャートである。
【図3】作業者数設定処理の内容を示すフローチャート
である。
【図4】予定−実績比較処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図5】作業者数の平準化を行う前の工程表及び作業者
数推移図の表示結果の一例を示すイメージ図である。
【図6】作業者数の平準化を行った後の工程表及び作業
者数推移図の表示結果の一例を示すイメージ図である。
【図7】作業者数推移図と作業者数推移実績図を並列表
示している状態の一例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ 14 CPU 26 キーボード 28 マウス 30 ディスプレイ 34 ハードディスク装置 50 工程表 52 作業者数推移図 54 作業者数推移実績図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 富生 千葉県印西市大塚一丁目5番地1 株式会 社竹中工務店技術研究所内 Fターム(参考) 5B049 AA02 AA06 BB05 CC32 DD01 EE01 EE31 FF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設工事の施工期間内における各種作業
    の実施期間を表す工程計画情報、及び作業者が実施可能
    な作業の種類を作業者の職種毎に定めた職種情報を記憶
    した記憶手段と、 1日よりも短い所定期間を単位として建設工事の施工期
    間を多数の期間に分割し、前記各種作業に従事する作業
    者数を、前記工程計画情報から求まる前記各期間に実施
    される作業の種類、各種作業の施工量及び歩掛りに基づ
    いて各期間毎に演算する演算手段と、 前記演算手段によって演算された前記各期間毎の作業者
    数を、前記職種情報に基づいて作業者の職種毎に集計
    し、作業の種類と対応させて出力する出力手段と、 前記出力手段による出力結果に対し、特定の期間に特定
    種の作業に従事する作業者数の変更を指示するための指
    示手段と、 特定の期間に特定種の作業に従事する作業者数の変更が
    前記指示手段を介して指示された場合に、該指示に応じ
    て作業者数を変更すると共に、前記特定種の作業の実施
    期間の変更が必要か否か判断し、実施期間の変更が必要
    と判断した場合には前記記憶手段に記憶された工程計画
    情報を変更する変更手段と、 を含む工程計画管理装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、特定の期間に特定種の
    作業に従事する作業者数を変更した場合に、特定種の作
    業の実施期間の変更が必要か否か判断し、実施期間の変
    更が必要と判断した場合には記憶手段に記憶された工程
    計画情報を変更することを特徴する請求項1記載の工程
    計画管理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、単一の期間における単
    一の作業者による作業を表す一定形状の図形を、特定の
    期間に特定種の作業に従事する作業者数に応じた数だけ
    積層することを、各期間及び各職種について各々行うと
    共に、対応する作業の種類に応じて前記積層した各図形
    を区別して示した図表を表示面上に表示することで、前
    記各期間毎の作業者数を出力し、 前記指示手段は、特定の期間に特定種の作業に従事する
    作業者数の変更を、前記図表上で対応する図形の位置を
    移動させることで指示することを特徴とする請求項1記
    載の工程計画管理装置。
  4. 【請求項4】 前記各期間毎の作業実績を表す作業実績
    情報を入力するための入力手段を更に備え、 前記出力手段は、前記入力手段を介して入力された作業
    実績情報が表す各作業期間毎の作業実績を、作業者の職
    種毎に集計し、作業の種類と対応させて出力することを
    特徴とする請求項1記載の工程計画管理装置。
  5. 【請求項5】 記憶手段に、建設工事の施工期間内にお
    ける各種作業の実施期間を表す工程計画情報、及び作業
    者が実施可能な作業の種類を作業者の職種毎に定めた職
    種情報が記憶されている状態で、 1日よりも短い所定期間を単位として建設工事の施工期
    間を多数の期間に分割し、各種作業に従事する作業者数
    を、前記工程計画情報から求まる前記各期間に実施され
    る作業の種類、前記各種作業の施工量及び歩掛りに基づ
    いて各期間毎に演算する第1のステップ、 前記演算した前記各期間毎の作業者数を、前記職種情報
    に基づいて作業者の職種毎に集計し、作業の種類と対応
    させて出力する第2のステップ、 出力結果に対し、特定の期間に特定種の作業に従事する
    作業者数の変更が指示された場合に、該指示に応じて作
    業者数を変更する第3のステップを含む処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒
    体。
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