JP2791200B2 - 建設工事工程計画管理装置 - Google Patents

建設工事工程計画管理装置

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JP2791200B2 JP23290290A JP23290290A JP2791200B2 JP 2791200 B2 JP2791200 B2 JP 2791200B2 JP 23290290 A JP23290290 A JP 23290290A JP 23290290 A JP23290290 A JP 23290290A JP 2791200 B2 JP2791200 B2 JP 2791200B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建設工事工程計画管理装置に係り、特に多工
区分割工法を採用した建設工事に有効な建設工事工程計
画管理装置に関する。
〔従来の技術〕
建設工事では作業員の不足、建設資材を発注してから
仕上がるまでの期間の最大等が深刻な問題となってお
り、これらは工程遅延の原因となっている。また、一方
で工期短縮の要求も高まっており、この要求を満たすた
めに本出願人は多工区分割工法を提案している。
この多工区分割工法は建設物の1フロアを多数の工区
(例えば3工区以上)に分割し、各工区に1職種1作業
を割当てると共に各々の工区の作業を並行して行わせて
工事を進めていく工法である。この工法では工事期間内
における1日毎の作業員、建設資材、建設機械等の資源
を平均化することが容易であり、資源を有効利用するこ
とができる。例えば、従来は作業日毎の必要作業員数は
大きく変動し、作業日によって作業員が不足したり余っ
たりしていた。しかし、多工区分割工法を採用すれば作
業日毎の必要作業員数を平均化できるので確保すべき作
業員数を少なくできる。また、作業員は工事期間中、同
一の作業を繰り返し行うため作業に対して習熟し、建設
物の品質も向上する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、多工区分割工法を採用する建設工事の
工程を計画する場合、各工区に1作業を割当てる作業を
多数の工区に対して繰り返し行って工程を計画する必要
があり、煩雑な作業であった。また、各工区毎の作業の
順序が妥当か否かのチエツクも行う必要があった。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、建設工
事の工程の計画を容易に行うことができる建設工事工程
計画管理装置を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明に係る建設工事工程
計画管理装置は、各工区に対して共通な一連の作業を行
う建設工事に用いられる工程表を作成する建設工事工程
計画管理装置であって、各工区に対して行う共通な一連
の作業の順序及び各工区に共通の各作業の所要日数を表
す作業データと各工区毎の作業開始日データとを入力す
る入力手段と、前記作業データを記憶する記憶手段と、
前記一連の作業の開始を前記各工区毎の作業開始日に一
致させると共に所要日数を考慮して各工区毎の各作業日
程を表す工程表を作成する処理手段と、前記工程表を表
示する表示手段と、を有している。
〔作用〕
本発明では、各工区に対して行う共通な一連の作業の
順序及び各工区に共通の各作業の所要日数を表す作業デ
ータを記憶し、一連の作業の開始を入力された各工区毎
の作業開始日に一致させると共に所要日数を考慮して工
程表を作成する。このため、作業データが記憶された後
は各工区毎に作業開始日データを入力することによって
工程表が作成されるので、工程表を作成するために入力
するデータ量が小さくなる。また、作業データには一連
の作業の順序を表すデータが含まれており、この作業デ
ータに基づいて工程表が作成されるので、工程表上の全
ての作業工程に対して作業の順序が妥当か否かをチエツ
クする必要もない。従って、建設工事の工程の計画を容
易に行うことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図に示すように、本実施例に係る建設工事工程計
画管理装置10は、パーソナルコンピユータ12と、パーソ
ナルコンピユータ12の入出力ポート20に接続される各種
の入出力機器と、から構成される。パーソナルコンピユ
ータ12は、CPU14、ROM16、RAM18及び入出力ポート20を
備え、これらは互いにバスによって接続されている。本
実施例では入出力ポート20に接続される入出力機器とし
て、フロツピーデイスク、ハードデイスク等の記憶媒体
で構成され記憶したプログラム、データが読出されると
共にデータが書込まれる外部記憶装置32と、オペレータ
がデータ等を入力するためのキーボード24及びマウス26
と、処理結果を表示するデイスプレイ28と、処理結果を
印刷するためのプリンタ30と、を用いている。
パーソナルコンピユータ12及び各入出力機器を建設工
事工程計画管理装置10として作用させるためのプログラ
ムは前記外部記憶装置32の記憶媒体に記憶されている。
このプログラムは建設工事工程計画管理装置10を構成す
る各機器に電源が投入されると読出され、実行される。
次に本実施例の作用を説明する。
本実施例の建設工事工程計画管理装置10は第18図のフ
ローチヤートに示すような処理を行って多工区分割工法
を採用した建設工事の工程計画、管理を支援する。ステ
ツプ100では工事全体に関係するデータ、すなわち作業
所名データ、作業名辞書データ、工事種別名データ、作
業休止日データ、階名データ、工区名データ等の共通デ
ータを入力するようオペレータに指示する。これによ
り、オペレータは前記共通データを順次入力する。すな
わち、最初にオペレータは作業所名データとして建設を
行う建物の名称等を入力する。次にオペレータは作業辞
書を作成するための作業名辞書データを入力する。この
作業名辞書データとしては使用頻度の高い名称、例えば
「柱」、「壁」等の名称を表すデータが入力され、作業
名辞書に登録される。これにより、以降の入力作業の作
業量を低減している。
次にオペレータは工事種別名を入力する。建設工事工
程計画管理装置10では建設工事を躯体工事、仕上工事等
の工事種別毎に分けて処理する。次に第2図に示すよう
なカレンダー40が表示され、オペレータは工事期間中の
作業休止日を入力する。この作業休止日はカレンダー40
において□で囲まれた日として表現される。次にオペレ
ータは建物の階名及び工区名を入力する。第3図に示す
ように、建設工事工程計画管理装置10では建物42を鉛直
方向に沿って複数に分割したときの各々を1つの工区と
して定義している。前記工区名は各々の工区に適宜的に
付与される名称であり、例えば、第3図に矢印Aで示す
部分を「5階のA工区」として特定することができる。
上記のように入力されたデータは共通データとして外部
記憶装置32の記憶領域内に記憶され、必要に応じて読出
される。
ステツプ102では資源名データ、作業名データ、作業
と資源との対応を表すデータ、資源別同時作業数データ
等の工事別データを入力するようオペレータに指示す
る。これにより、オペレータは前記工事別データを順次
入力する。すなわち、最初に第4図に示すような資源名
データ入力画面44が表示され、オペレータ「鉄骨」、
「コンクリート」等の建設資材及び「大工」、「鉄筋
工」等の作業者を資源として入力する。次に第5図に示
すような作業名入力画面46が表示され、オペレータは
「墨」、「配筋」等の作業名を入力する。なお、このと
き前述の作業名辞書に登録した名称を参照して作業名を
入力することができるようになっている。
次に第6図に示すような作業別資源設定画面が表示さ
れ、オペレータは各作業で使用する資源の設定、すなわ
ち作業と資源との対応を表すデータを入力する。例え
ば、第6図では配筋作業においては資源として鉄筋工を
使用し、鉄骨建て作業においては資源として鉄骨及びと
び工を使用するという設定がされたことを表している。
次に第7図に示すような資源別同時作業数データ入力画
面50が表示され、オペレータは同時に使用することが可
能な資源の数の表す資源別同時作業数データを各資源毎
に入力する。この資源別同時作業数データは後述する資
源平準化処理で使用される。このようにして入力された
データは工事別データとして外部装記憶装置32の記憶領
域内に記憶され、必要に応じて読出される。
ステツプ104ではサイクル工程作成処理を行う。多工
区分割工事では各工区に対して共通な一連の作業を行
う。本実施例の建設工事工程計画管理装置10ではこの共
通な一連の作業をサイクル工程として定義し、登録する
ようになっている。このサイクル工程作成処理について
第19図のフローチヤートを参照して説明すると、ステツ
プ130では第8図に示すようなサイクル工程入力画面52
を表示する。ステツプ132ではサイクル工程を構成する
作業の開始日を表す始点を入力するようにオペレータへ
指示する。これによりオペレータはマウス26を操作して
始点を描画する。この始点の描画はマウス26を操作して
マークを始点位置へ移動させ、データの入力を表すキー
を押すことによって行われる。
ステツプ134では第9図に矢印Bで示すように、ステ
ツプ132で描画された始点からマークが示す位置までの
入力画面52上での日数を表示する。ステツプ136では作
業の終了日を表す終点を描画するようオペレータへ指示
し、終点を描画したか否かを判定する。オペレータは始
点と終点との間の入力画面52上での距離が作業の所要日
数に対応するように終点の位置を定め、前記位置に終点
を描画する。終点を描画していないと判定した場合には
ステツプ134へ戻り、終点が描画されるまでステツプ134
及びステツプ136を繰り返す。これにより、終点を描画
せずにマークを移動させると移動されたマークの位置に
応じた日数が表示されるので、作業日数が長い作業であ
っても終点位置を誤って描画して作業を登録することは
ない。
ステツプ136の判定が肯定されるとステツプ138へ移行
し、始点と終点を描画した作業の作業名を選択するよう
にオペレータに指示する。既に入力され登録された作業
名は入力画面52下方にキーボード24の図示しないフアン
クシヨンキーと対応されて表示されており、オペレータ
は作業名に対応するフアンクシヨンキーを押して作業名
を選択する。選択された作業名は入力画面上に表示され
る。なお、入力画面52に表示されたリードタイムとはコ
ンクリートの養生等の待ち期間を意味し、例えばコンク
リート打設後、28日間コンクリートを養生してから梁型
枠の解体を行う等のように作業の実施前に待ち期間を必
要とする作業をリードタイム有りの作業としている。リ
ードタイム有りの作業は入力画面の下段に描画される。
前記始点と終点とによって定まる期間が待ち期間、すな
わちリードタイムである場合には作業名として「LTM」
が選択される。
次のステツプ140では選択された作業名が「LTM」であ
るか否かを判定する。ステツプ140の判定が肯定された
場合には、ステツプ142で始点と終点との間を点線54で
表示してステツプ144へ移行する。また、ステツプ140の
判定が否定された場合にはステツプ142を実行せずにス
テツプ144へ移行する。以上の処理によってサイクル工
程を構成する1つの作業の作業データの入力が終了す
る。ステツプ144ではサイクル工程を構成する全ての作
業の作業データの入力が終了したか否かを判定する。ス
テツプ144の判定が否定された場合にはステツプ132へ戻
りサイクル工程を構成する一連の作業の順序に従って作
業データを順に入力し、ステツプ144の判定が肯定され
るまでステツプ132乃至ステツプ144を繰り返す。
ステツプ144の判定が肯定されると、ステツプ146では
第10図に示すように、サイクル工程を構成する各作業及
びリードタイムを一本化してサイクル工程を作成する。
これにより、サイクル工程は作業期間56と待ち期間58が
交互に存在する一連の作業工程となる。またこのとき、
矢印60によって示されるサイクル工程の次工程開始日を
設定する。この次工程開始日については後述する。ステ
ツプ148では作業期間56及び待ち期間58の日数を計算
し、次のステツプ150ではサイクル工程に関するデー
タ、すなわち前記各期間の日数を含めた作業データを外
部記憶装置32の記憶領域内に記憶する。以上で1つのサ
イクル工程に対する処理は終了し、ステツプ152では他
のサイクル工程の登録を行うか否かを判定する。本実施
例の建設工事工程計画管理装置10では複数のサイクル工
程を記憶可能となっており、ステツプ152の判定が肯定
された場合にはステツプ130へ戻って前記処理を繰り返
す。ステツプ152の判定が否定された場合にはサイクル
工程の作成処理を終了し、第18図のステツプ106へ移行
する。
ステツプ106では作業日程を表す工程表を作成する処
理を行う。この工程表作成処理について第20図のフロー
チヤートを参照して説明すると、ステツプ160では工程
表を作成するためのデータを入力する工区を指定するよ
うオペレータに指示し、第11図に示すように、オペレー
タが指定した工区に対応する配置管理テーブル62を表示
する。ステツプ162では前記工区内の各階の工程着手順
序及び各階で作業を行うサイクル工程を識別するデータ
を入力するよう指示する。これによりオペレータは前記
工程着手順序を表すデータ及び前記のサイクル工程を表
すデータを各階毎に入力する。ステツプ164では前記工
区の作業開始日データをオペレータに入力させる。
次のステツプ166以降では前記入力されたデータ及び
前記作業データに基づいて、各階毎に作業の所要日数を
考慮して工程表を作成する。すなわち、ステツプ166で
は前記工程着手順序が最初である階について、該階のサ
イクル工程の開始を前記入力された作業開始日と一致さ
せると共にカレンダー40を参照し、該階の作業工程内に
作業休止日が存在するか否かを判定する。作業工程内に
作業休止日が存在すると判定された場合は、ステツプ16
8で該作業休止日は作業期間56内に存在するか否かを判
定する。例として第12図(A)に示すように、サイクル
工程の開始を作業開始日である8月3日と一致させた場
合に作業期間56内に作業休止日(8月5日)が存在した
ときにはステツプ168の判定が肯定されてステツプ170へ
移行する。ステツプ170では期間内に作業休止日が存在
する作業期間について、前記作業開始日を変更すること
なく日数を作業休止日数分だけ延長する。例えば前記の
ように作業休止日である8月5日が作業期間56内である
場合には、第12図(B)に示すように期間内に作業休止
日が存在する作業期間56の日数を1日分だけ延長する。
上記ステツプ170を実行した後はステツプ172へ移行す
る。
一方、ステツプ166またはステツプ168の判定が否定さ
れた場合には、ステツプ170を実行することなくステツ
プ172へ移行する。例えば第12図(C)に示すように、
待ち時間58内に作業休止日(9月9日)が存在した場
合、期間内に作業休止日が存在する待ち期間58の日数を
延長することなくステツプ172へ移行する。上記処理に
より、作業休止日が存在する作業期間は作業休止日数だ
け期間が延長されて実働日数が確保され、作業休止日が
存在する待ち時間は期間が延長されず暦日日数が確保さ
れる。
ステツプ172では工区内の単一の階の作業工程に対し
ての処理が終了したか否かを判定する。ステツプ172の
判定が否定された場合にはステツプ166へ戻る。これに
より、作業期間56の延長に伴って作業期間56内に新たな
作業休止日が存在した場合についても、前述の処理が繰
り返され作業休止日が判断されて作業期間が再度延長さ
れる。
ステツプ172の判定が肯定された場合にはステツプ174
で工区内の全ての階の作業工程に対しての処理が終了し
たか否か判定する。ステツプ174の判定が否定された場
合にはステツプ176で作業順序が次である階のサイクル
工程の開始日を設定する。このサイクル工程の開始日に
はステツプ172以前のステツプで設定した作業工程の次
工程開始日を設定する。例として第13図(A)に示すよ
うに、工程着手順序が基礎、1階、2階、・・・である
場合、第13図(B)に示すように、工程着手順序が最初
である基礎のサイクル工程開始日には工区の作業開始日
である1989年3月2日が設定され、その他の階のサイク
ル工程開始日には着手順序が前の階る作業工程の次工程
開始日(矢印60で図示)が設定される。ステツプ176を
実行した後はステツプ166へ戻り、設定されたサイクル
工程開始日に基づいてステツプ166乃至ステツプ176で前
述の処理を行ない、前記ステツプ174の判定が肯定され
るまでステツプ166乃至ステツプ176を繰り返す。
ステツプ174の判定が肯定されると1つの工区に対し
ての工程表の作成処理は終了してステツプ178へ移行
し、他の工区に対しても処理を行なうか否かを判定す
る。ステツプ178の判定が肯定された場合にはステツプ1
60へ戻り上記の処理を他の工区に対しても繰り返して行
なう。ステツプ178の判定が否定された場合には、例と
して第14図に示すような工程表64を表示すると共に工程
表データを記憶して工程表作成処理を終了し、第18図の
フローチヤートのステツプ108へ移行する。このよう
に、サイクル工程に関するデータ、すなわち作業データ
を記憶しておき各工区の作業開始日を入力することによ
って工程表が作成されるので、工程表を作成するための
データ量を小さくすることができ、工程計画作業を容易
に行うことができる。また、作業データに基づいて工程
表が作成されるので、工程表上の全ての作業工程に対し
て作業の順序が妥当か否かをチエツクする必要もない。
ステツプ108では資源の平準化処理を行なう。すなわ
ち、ステツプ106で作成された工程表64に基づいて工事
期間内の各作業日に各工区で行なわれる作業の数を各作
業毎に演算する。次にステツプ102を設定された作業と
資源との対応を表すデータに基づいて、工事期間内の各
作業日に使用される各資源の数を演算する。次にステツ
プ102で入力された資源別同時作業数データに基づい
て、使用される資源の数が資源別同時作業数を超えた作
業日と資源名とを求める。次に工区または階毎に予め定
められた優先順位に基づいて、使用される資源数が資源
別同時作業数を超えないように前記優先順位の低い工区
または階の工程を変更する。さらに変更した工程に基づ
いて再度上記処理を繰り返す。これにより、工事期間内
の各作業日に使用される全ての資源の数が資源別同時作
業数を超えることがなくなり、資源が平準化される。
次のステツプ110では3か月分の工程表を印刷する。
これによってオペレータは全体的な工程を把握すること
ができる。ステツプ112では各作業の作業日と該作業日
に作業を行う工区との対応を示す対応表、所謂作業予定
を印刷する処理を行なう。この作業予定を印刷する処理
について第21図のフローチヤートを参照して説明する
と、ステツプ190では作業予定の編集、出力方法を選択
するようオペレータに指示する。本実施例の建設工事工
程計画管理装置10では、作業予定として作業一覧表及び
作業予定リストを出力する。作業一覧表はある工区で各
作業がいつ行なわれるか、または各資源がいつ使用され
るかを工区毎に順に並べて表示した表であり、作業予定
リストはある作業日に各作業をどの工区で行なうか、ま
たは各資材をどの工区で使用するかをカレンダーと対応
させて示した表である。オペレータは作業一覧表または
作業予定リストのいずれかを選択する。
ステツプ192及びステツプ194ではデータの検索条件を
設定する。すなわち、ステツプ192では第15図に示すよ
うな期間設定表66を表示して、前記いずれかの表として
編集する工事期間、すなわち開始日及び終了日を指定す
るようオペレータに指示する。例えば開始日の月を期間
設定表66に表示されている月よりも後にしたい場合に
は、オペレータはマウス26を操作し、開始日の月の項目
近傍の「+」が表示された部分68にマーク70の先端部分
を一致させ、入力を示すキーを押す。これによって表示
されている月が加算されて表示され、開始日が変更され
る。また、開始日の日付を表示された日付よりも前にし
たい場合には開始日の日付の項目近傍の「−」が表示さ
れた部分72にマーク70の先端部分を一致させ、入力を示
しキーを押せば表示されている日付が減算されて表示さ
れ、開始日が変更される。終了日についても上記と同様
の方法で指定する。これによりオペレータが数値を入力
することなく開始日及び終了日を指定できるので、操作
に不慣れなオペレータが入力を行なう場合であっても違
和感を感じることはない。
ステツプ194では第15図に示す選択表74等を表示し
て、編集、出力する作業、資源または資材をオペレータ
に指定される。ステツプ196ではステツプ192及びステツ
プ194で指定された条件に基づいて、外部記憶装置32に
記憶された各種のデータを検索し、記憶する。この検索
に際しては前記工程表データを参照し、各作業毎の作業
日に対応する工区を判断しながら行う。このため、作業
予定の編集出力時に作業日等のデータを新たに入力する
必要はない。
ステツプ198では選択された編集、出力方法が作業一
覧表か否かを判定する。ステツプ198の判定が肯定され
た場合は、ステツプ200で前記検索されたデータを第16
図に示すような作業日一覧表76として編集する。また、
ステツプ198の判定が否定された場合は、ステツプ200で
前記検索されたデータを第17図に示すような作業予定リ
スト78として編集する。
次のステツプ204ではプリンタ30を作動させ、ステツ
プ200で編集した作業日一覧表76またはステツプ202で編
集した作業予定リスト78を印刷する。この作業日一覧表
76及び作業予定リスト78に基づいて作業員へ作業を指示
する、または印刷された作業日一覧表76及び作業予定リ
スト78を作業員へ配布して作業指示の代わりとすること
により、各作業員への作業の指示を正確かつ容易に行う
ことができる。
ステツプ206では作業予定を印刷する処理を終了する
か否かを判定する。ステツプ206の判定が否定された場
合にはステツプ190へ戻り、前回と異なる編集、出力方
法または検索条件で作業予定を印刷する処理を繰り返
す。ステツプ206の判定が肯定された場合には、第18図
のステツプ114へ移行する。ステツプ114では上記処理で
設定した工程計画に変更が有るか否かを判定する。変更
がない場合にはステツプ116で工事が終了したか否か判
定する。工事が終了していない場合にはステツプ110へ
戻り、作業の進行に応じて工程表、作業予定等を出力し
て工程管理を行なう。また、作業予定の変更が発生した
場合にはステツプ114の判定が肯定され、ステツプ118へ
移行する。
ステツプ118では変更量が大きいか否かを判定する。
サイクル工程の変更や天候等の不測の要因による全体的
な工程の変更等の場合には、ステツプ118の判定が肯定
されてステツプ104に戻り、基本的なデータの変更を行
なう。また、各資源の同時作業数の変更等により資源の
平準化等を再度行なう場合にはステツプ118の判定が否
定され、ステツプ108へ戻って工程計画の細部を変更す
る。
このように、工事中に各種の条件の変更に対しても柔
軟に工程計画を変更することができ、変更された工程計
画に基づいて工程表、作業予定等が編集、出力されるの
で工程管理を容易に行なうことができる。
なお、本実施例では建設工事工程計画管理装置10を多
工区分割方法を採用した建設工事に適用した例を示した
が、本発明は特にこれに限定されるものではなく、通常
の建設工事に適用することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、各工区に対して行う
共通な一連の作業の順序及び各工区に共通の各作業の所
要日数を表す作業データを記憶し、一連の作業の開始を
入力された各工区毎の作業開始日に一致させると共に所
要日数を考慮して工程表を作成するようにしたので、建
設工事の工程の計画を容易に行うことができる、という
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る建設工事工程計画管理装置の概
略構成図、第2図はカレンダーを示す概念図、第3図は
工区の概念を示す概念図、第4図は資源名の入力画面を
示す概略図、第5図は作業名の入力画面を示す概略図、
第6図は作業別資源設定画面を示す概略図、第7図は資
源別同時作業数の入力画面を示す概略図、第8図はサイ
クル工程入力画面を示す概略図、第9図はサイクル工程
の入力方法を説明する概略図、第10図は作成されたサイ
クル工程を説明する概略図、第11図は配置管理テーブル
を示す概略図、第12図(A)乃至(C)は作業工程内に
作業休止日が有る場合の処理を説明する概略図、第13図
(A)及び(B)は配置管理テーブルの内容と作業工程
との関係を説明する説明図、第14図は工程表を示す概略
図、第15図は作業予定を印刷するための条件入力画面を
示す概略図、第16図は作業日一覧表の例を示す図表、第
17図は作業予定リストの例を示す図表、第18図乃至第21
図は本実施例の作用を説明するフローチヤートである。 10……建設工事工程計画管理装置、 12……パーソナルコンピユータ、 24……キーボード、 26……マウス、 28……デイスプレイ、 30……プリンタ、 32……外部記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−311664(JP,A) 特開 平1−175072(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/14 E04G 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各工区に対して共通な一連の作業を行う建
    設工事に用いられる工程表を作成する建設工事工程計画
    管理装置であって、各工区に対して行う共通な一連の作
    業の順序及び各工区に共通の各作業の所要日数を表す作
    業データと各工区毎の作業開始日データとを入力する入
    力手段と、前記作業データを記憶する記憶手段と、前記
    一連の作業の開始を前記各工区毎の作業開始日に一致さ
    せると共に所要日数を考慮して各工区毎の各作業工程を
    表す工程表を作成する処理手段と、前記工程表を表示す
    る表示手段と、を有する建設工事工程計画管理装置。
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