JP2000170260A - 建物用屋根構造、該屋根構造を備えた建物ユニット 及び介護用住宅 - Google Patents
建物用屋根構造、該屋根構造を備えた建物ユニット 及び介護用住宅Info
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- JP2000170260A JP2000170260A JP10350473A JP35047398A JP2000170260A JP 2000170260 A JP2000170260 A JP 2000170260A JP 10350473 A JP10350473 A JP 10350473A JP 35047398 A JP35047398 A JP 35047398A JP 2000170260 A JP2000170260 A JP 2000170260A
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- roof panel
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 傾斜屋根を有しながらも輸送時にスペースを
とらず、建築現場での施工作業を簡略化することのでき
る建物用屋根構造を提供する。 【解決手段】 本発明に係る建物用屋根構造1は、方形
状の基部5に対して起立・倒伏するように、基部5の桁
梁3aに下辺6aが衝合された方形状の桁パネル6と、
基部5の桁梁3aと直交する妻梁4a,4bに一辺が衝
合し、かつ、起立した桁パネル6の側辺6b,6cに一
辺が衝合するような三角形状を有する妻パネル7,8
と、桁パネル6の両側辺6b,6cに2枚の妻パネル
7,8がそれぞれ衝合してつくる空間を桁パネル6及び
2枚の妻パネル7,8とともに覆う屋根パネル9とを備
え、基部5に屋根パネル9を載置するとともに、屋根パ
ネル9上に妻パネル7,8を載置し桁パネル6を倒伏さ
せることにより、平面状に折り畳まれるように構成され
ている。
とらず、建築現場での施工作業を簡略化することのでき
る建物用屋根構造を提供する。 【解決手段】 本発明に係る建物用屋根構造1は、方形
状の基部5に対して起立・倒伏するように、基部5の桁
梁3aに下辺6aが衝合された方形状の桁パネル6と、
基部5の桁梁3aと直交する妻梁4a,4bに一辺が衝
合し、かつ、起立した桁パネル6の側辺6b,6cに一
辺が衝合するような三角形状を有する妻パネル7,8
と、桁パネル6の両側辺6b,6cに2枚の妻パネル
7,8がそれぞれ衝合してつくる空間を桁パネル6及び
2枚の妻パネル7,8とともに覆う屋根パネル9とを備
え、基部5に屋根パネル9を載置するとともに、屋根パ
ネル9上に妻パネル7,8を載置し桁パネル6を倒伏さ
せることにより、平面状に折り畳まれるように構成され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレハブ建物等に
用いられる建物用屋根構造、この屋根構造を備えた建物
ユニット及び介護用住宅に関する。
用いられる建物用屋根構造、この屋根構造を備えた建物
ユニット及び介護用住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プレハブ建築、例えばユニッ
ト工法による住宅建築では、居室ユニット、屋根ユニッ
ト、屋根パネル等を工場から輸送車により出荷して、建
築現場でこれらを組み立ててユニット住宅を完成させる
方法が採られている。
ト工法による住宅建築では、居室ユニット、屋根ユニッ
ト、屋根パネル等を工場から輸送車により出荷して、建
築現場でこれらを組み立ててユニット住宅を完成させる
方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな工法では輸送車の積載能力との関係上、居室ユニッ
トと傾斜屋根ユニットとを1台の輸送車に積むことがで
きず、これらを同時に輸送する場合には少なくとも2台
の輸送車を要し、又は1台の輸送車で輸送する場合には
2往復を要するので、輸送効率が良好ではないという問
題がある。
うな工法では輸送車の積載能力との関係上、居室ユニッ
トと傾斜屋根ユニットとを1台の輸送車に積むことがで
きず、これらを同時に輸送する場合には少なくとも2台
の輸送車を要し、又は1台の輸送車で輸送する場合には
2往復を要するので、輸送効率が良好ではないという問
題がある。
【0004】また、建築現場にて居室ユニットを据え付
けた後に屋根ユニットを設置し、さらに屋根パネル、屋
根仕上げ材等を順次取り付けなければならないので、作
業現場における工数が多く工程が煩雑で、コスト的な観
点からも好ましくないという不都合がある。
けた後に屋根ユニットを設置し、さらに屋根パネル、屋
根仕上げ材等を順次取り付けなければならないので、作
業現場における工数が多く工程が煩雑で、コスト的な観
点からも好ましくないという不都合がある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、傾斜屋根を有しながらも輸送時にスペースをとら
ず、建築現場での施工作業を簡略化することのできる建
物用屋根構造、この屋根構造を備えた建物ユニット及び
介護用住宅を提供することを課題としている。
ので、傾斜屋根を有しながらも輸送時にスペースをとら
ず、建築現場での施工作業を簡略化することのできる建
物用屋根構造、この屋根構造を備えた建物ユニット及び
介護用住宅を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る建物用屋根構造は、方形状の基部に
対して起立・倒伏するように、前記基部の一の辺部に下
辺が衝合された方形状の桁壁と、前記基部の一の辺部と
直交する辺部に一辺が衝合し、かつ、起立した前記桁壁
の側辺に一辺が衝合するような三角形状を有する妻壁
と、前記桁壁の両側辺に2枚の妻壁がそれぞれ衝合して
つくる空間を前記桁壁及び前記2枚の妻壁とともに覆う
屋根パネルとを備え、前記基部に前記屋根パネルを載置
するとともに、該屋根パネル上に前記2枚の妻壁を載置
し前記桁壁を倒伏させることにより、平面状に折り畳ま
れることを特徴とする。
め、請求項1に係る建物用屋根構造は、方形状の基部に
対して起立・倒伏するように、前記基部の一の辺部に下
辺が衝合された方形状の桁壁と、前記基部の一の辺部と
直交する辺部に一辺が衝合し、かつ、起立した前記桁壁
の側辺に一辺が衝合するような三角形状を有する妻壁
と、前記桁壁の両側辺に2枚の妻壁がそれぞれ衝合して
つくる空間を前記桁壁及び前記2枚の妻壁とともに覆う
屋根パネルとを備え、前記基部に前記屋根パネルを載置
するとともに、該屋根パネル上に前記2枚の妻壁を載置
し前記桁壁を倒伏させることにより、平面状に折り畳ま
れることを特徴とする。
【0007】この建物用屋根構造によれば、従来の傾斜
屋根ユニット及び屋根パネルに相当する部分が一体化さ
れ、これを平面状に折り畳むことができるので、この折
り畳んだ状態において輸送することによって輸送時の省
スペース化、省労力化を図ることができる。
屋根ユニット及び屋根パネルに相当する部分が一体化さ
れ、これを平面状に折り畳むことができるので、この折
り畳んだ状態において輸送することによって輸送時の省
スペース化、省労力化を図ることができる。
【0008】請求項2に係る建物用屋根構造は、請求項
1に記載の建物用屋根構造において、前記屋根パネルは
方形板状を呈し、前記基部に載置された状態で桁方向及
び妻方向に関して前記基部の寸法以下の寸法となるよう
に形成され、前記屋根パネルのみでは覆いきれない前記
空間を前記屋根パネルとともに覆うように、該屋根パネ
ルを延長する延長部材が設けられていることを特徴とす
る。
1に記載の建物用屋根構造において、前記屋根パネルは
方形板状を呈し、前記基部に載置された状態で桁方向及
び妻方向に関して前記基部の寸法以下の寸法となるよう
に形成され、前記屋根パネルのみでは覆いきれない前記
空間を前記屋根パネルとともに覆うように、該屋根パネ
ルを延長する延長部材が設けられていることを特徴とす
る。
【0009】この建物用屋根構造によれば、折り畳んだ
状態において基部に載置された屋根パネルが桁方向及び
妻方向に関して基部の外側にはみ出さないので、輸送時
の省スペース化にさらに資するとともに積荷の容易化を
図ることができる。
状態において基部に載置された屋根パネルが桁方向及び
妻方向に関して基部の外側にはみ出さないので、輸送時
の省スペース化にさらに資するとともに積荷の容易化を
図ることができる。
【0010】また、かかる寸法の屋根パネルでは、桁壁
の両側辺に2枚の妻壁がそれぞれ衝合してつくる空間を
桁壁及び2枚の妻壁とともに完全に覆うことができない
が、屋根パネルを延長して屋根パネルとともにその空間
を覆う延長部材が設けられているので、上記の不備は解
消される。すなわち、例えば桁壁が基部に対して垂直に
起立するとき、桁壁、基部の双方に衝合する妻壁は直角
三角形状を呈し、屋根パネルはその直角三角形の斜辺に
沿って前記空間を覆い傾斜屋根を構成する。この際、そ
の斜辺に沿う屋根パネルの寸法は、基部の一の辺部と直
交する辺部の寸法(直角三角形の斜辺でない一辺の寸
法)以下であるので、屋根パネルのみでは斜辺全長をカ
バーしきれず空間を完全に覆うことができないが、その
斜辺に対して不足する長さ分を延長部材が補うことによ
り空間が完全に覆われて屋根構造が完結する。
の両側辺に2枚の妻壁がそれぞれ衝合してつくる空間を
桁壁及び2枚の妻壁とともに完全に覆うことができない
が、屋根パネルを延長して屋根パネルとともにその空間
を覆う延長部材が設けられているので、上記の不備は解
消される。すなわち、例えば桁壁が基部に対して垂直に
起立するとき、桁壁、基部の双方に衝合する妻壁は直角
三角形状を呈し、屋根パネルはその直角三角形の斜辺に
沿って前記空間を覆い傾斜屋根を構成する。この際、そ
の斜辺に沿う屋根パネルの寸法は、基部の一の辺部と直
交する辺部の寸法(直角三角形の斜辺でない一辺の寸
法)以下であるので、屋根パネルのみでは斜辺全長をカ
バーしきれず空間を完全に覆うことができないが、その
斜辺に対して不足する長さ分を延長部材が補うことによ
り空間が完全に覆われて屋根構造が完結する。
【0011】請求項3に係る建物用屋根構造は、請求項
2に記載の建物用屋根構造において、前記延長部材は前
記基部又は前記屋根パネルに出没可能に設けられ、前記
屋根パネルが前記基部に載置された状態で前記延長部材
の一部又は全部が前記基部又は前記屋根パネル内に格納
されることを特徴とする。
2に記載の建物用屋根構造において、前記延長部材は前
記基部又は前記屋根パネルに出没可能に設けられ、前記
屋根パネルが前記基部に載置された状態で前記延長部材
の一部又は全部が前記基部又は前記屋根パネル内に格納
されることを特徴とする。
【0012】この建物用屋根構造によれば、折畳み時に
延長部材が基部又は屋根パネル内に格納されるので、輸
送時の省スペース化に対して延長部材の存在がほとんど
影響を与えない。
延長部材が基部又は屋根パネル内に格納されるので、輸
送時の省スペース化に対して延長部材の存在がほとんど
影響を与えない。
【0013】請求項4に係る建物ユニットは、請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に記載の建物用屋根構造を
備えることを特徴とする。
乃至請求項3のいずれか1項に記載の建物用屋根構造を
備えることを特徴とする。
【0014】この建物ユニットによれば、その傾斜屋根
構造が折畳み可能であるので輸送時の省スペース化、ひ
いては輸送効率の良好化に寄与することができるととも
に、建築現場では折り畳んだ屋根構造を開いて簡単な組
立作業を行えばよいので、施工作業の簡略化、工期の短
縮化を図ることができる。
構造が折畳み可能であるので輸送時の省スペース化、ひ
いては輸送効率の良好化に寄与することができるととも
に、建築現場では折り畳んだ屋根構造を開いて簡単な組
立作業を行えばよいので、施工作業の簡略化、工期の短
縮化を図ることができる。
【0015】請求項5に係る介護用住宅は、請求項4に
記載の建物ユニットからなることを特徴とする。
記載の建物ユニットからなることを特徴とする。
【0016】この介護用住宅によれば、それを構成する
建物ユニットの運搬、設置が容易であるので、高齢者あ
るいは身体障害者の介護のニーズ若しくはそのニーズの
変更が急に生じた場合であっても迅速に対応することが
できるとともに、それが不要となった場合には除去、移
設が容易である。
建物ユニットの運搬、設置が容易であるので、高齢者あ
るいは身体障害者の介護のニーズ若しくはそのニーズの
変更が急に生じた場合であっても迅速に対応することが
できるとともに、それが不要となった場合には除去、移
設が容易である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0018】
【実施の形態1】図1は本発明に係る建物用屋根構造を
備えた建物ユニットであって、その屋根構造1が折り畳
まれた状態を示している。この実施の形態においては、
その建物ユニット2は回収・再使用が可能であり、高齢
者あるいは身体障害者の介護用の居室を一定期間確保す
るために用いられる。
備えた建物ユニットであって、その屋根構造1が折り畳
まれた状態を示している。この実施の形態においては、
その建物ユニット2は回収・再使用が可能であり、高齢
者あるいは身体障害者の介護用の居室を一定期間確保す
るために用いられる。
【0019】屋根構造1は箱状を呈する建物ユニット2
の上部に設けられ、建物ユニット2の4つの上辺をなす
一対の桁梁3a,3bと一対の妻梁4a,4bとにより
方形枠状の基部5が構成されている。また、屋根構造1
は、桁壁としての桁パネル6と、2枚の妻壁としての妻
パネル7,8と、屋根パネル9とを備えている。
の上部に設けられ、建物ユニット2の4つの上辺をなす
一対の桁梁3a,3bと一対の妻梁4a,4bとにより
方形枠状の基部5が構成されている。また、屋根構造1
は、桁壁としての桁パネル6と、2枚の妻壁としての妻
パネル7,8と、屋根パネル9とを備えている。
【0020】建物ユニット2は、図1に示す折畳み状態
で工場から建築現場まで輸送され、同状態では屋根パネ
ル9は基部5の上に載置され、妻パネル7,8はその屋
根パネル9上に載置され、桁パネル6は屋根パネル9上
に倒伏している。
で工場から建築現場まで輸送され、同状態では屋根パネ
ル9は基部5の上に載置され、妻パネル7,8はその屋
根パネル9上に載置され、桁パネル6は屋根パネル9上
に倒伏している。
【0021】詳細には、桁パネル6は方形状を呈し、建
物ユニット2に対して起立・倒伏するように基部5の一
の辺部としての桁梁3aに下辺6aが衝合されている。
すなわち、図2に示すように、桁パネル6はパネル本体
10とフレーム11とを有し、桁パネル6の下辺6aに
はフレーム11が突出し、フレーム11の突出部には長
穴11aが形成され、桁梁3aに固定され且つ紙面垂直
方向にのびるピン12が長穴11aに挿通されている。
桁パネル6を桁梁3aに結合するこのヒンジ機構13に
より、桁パネル6は矢印A−A´方向に回動可能であっ
て、図1及び図2(a)に示す倒伏状態にあるときには
ピン12は長穴11aの一端側に位置する。
物ユニット2に対して起立・倒伏するように基部5の一
の辺部としての桁梁3aに下辺6aが衝合されている。
すなわち、図2に示すように、桁パネル6はパネル本体
10とフレーム11とを有し、桁パネル6の下辺6aに
はフレーム11が突出し、フレーム11の突出部には長
穴11aが形成され、桁梁3aに固定され且つ紙面垂直
方向にのびるピン12が長穴11aに挿通されている。
桁パネル6を桁梁3aに結合するこのヒンジ機構13に
より、桁パネル6は矢印A−A´方向に回動可能であっ
て、図1及び図2(a)に示す倒伏状態にあるときには
ピン12は長穴11aの一端側に位置する。
【0022】折り畳まれた屋根構造1を建築現場にて組
み立てる際には、まず、倒伏した桁パネル6を矢印A方
向に回動させ直立姿勢とし、図2(b)に示すように矢
印B方向に下ろして桁梁3a上に起立させる。このと
き、フレーム11の脚部11bと桁梁3aとの間には防
水シート14を敷設する。その脚部11b、防水シート
14、及び桁梁3aには、互いに重なり合う位置に図示
を略す挿通穴が形成されている。この挿通穴にボルト1
5aを挿通してナット15bと螺合させることにより、
桁パネル6は図3に示すように起立状態に固定される。
この起立状態ではピン12は長穴11bの他端側に位置
する。
み立てる際には、まず、倒伏した桁パネル6を矢印A方
向に回動させ直立姿勢とし、図2(b)に示すように矢
印B方向に下ろして桁梁3a上に起立させる。このと
き、フレーム11の脚部11bと桁梁3aとの間には防
水シート14を敷設する。その脚部11b、防水シート
14、及び桁梁3aには、互いに重なり合う位置に図示
を略す挿通穴が形成されている。この挿通穴にボルト1
5aを挿通してナット15bと螺合させることにより、
桁パネル6は図3に示すように起立状態に固定される。
この起立状態ではピン12は長穴11bの他端側に位置
する。
【0023】妻パネル7は、その一辺7aが妻梁4aに
衝合し、且つ起立した桁パネル6の一方の側辺6bに一
辺7bが衝合するような三角形状を有する。妻パネル8
も同様に、その一辺8aが妻梁4bに衝合し、且つ起立
した桁パネル6の他方の側辺6cに一辺8bが衝合する
ような三角形状を有する。
衝合し、且つ起立した桁パネル6の一方の側辺6bに一
辺7bが衝合するような三角形状を有する。妻パネル8
も同様に、その一辺8aが妻梁4bに衝合し、且つ起立
した桁パネル6の他方の側辺6cに一辺8bが衝合する
ような三角形状を有する。
【0024】図4に示すように、組立時には妻梁4a,
4b上に防水シート16を敷設した後、妻パネル7,8
を妻梁4a,4b上の所定位置に設置する。妻パネル
7,8は、それぞれ一辺7a,8aが妻梁4a,4bと
衝合し、一辺7b,8bが起立した桁パネル6の側辺6
b,6cと衝合して図示を略すボルトにより締結される
ことによって、その所定位置に固定される。
4b上に防水シート16を敷設した後、妻パネル7,8
を妻梁4a,4b上の所定位置に設置する。妻パネル
7,8は、それぞれ一辺7a,8aが妻梁4a,4bと
衝合し、一辺7b,8bが起立した桁パネル6の側辺6
b,6cと衝合して図示を略すボルトにより締結される
ことによって、その所定位置に固定される。
【0025】屋根パネル9は方形状を呈し、基部5に載
置された状態で桁方向及び妻方向に関して基部5の寸法
以下の寸法となるように形成されている。屋根パネル9
は一辺9aが後述のヒンジ機構17により桁梁3bに結
合され、矢印C−C´方向に回動可能となっている。
置された状態で桁方向及び妻方向に関して基部5の寸法
以下の寸法となるように形成されている。屋根パネル9
は一辺9aが後述のヒンジ機構17により桁梁3bに結
合され、矢印C−C´方向に回動可能となっている。
【0026】図5及び図6に示すように、屋根パネル9
はパネル本体18と、桁方向にのびるフレーム19a
と、妻方向にのびるフレーム19bとから概略なってい
る。フレーム19a及びフレーム19bはともに断面コ
字状を呈するが、フレーム19bの桁梁3b側の端部に
は端部プレート20が固着されて角筒状となっている。
この角筒状の部分は桁梁3bに設けられたピン21によ
り貫かれ、屋根パネル9を桁梁3bに結合するヒンジ機
構17が構成されている。
はパネル本体18と、桁方向にのびるフレーム19a
と、妻方向にのびるフレーム19bとから概略なってい
る。フレーム19a及びフレーム19bはともに断面コ
字状を呈するが、フレーム19bの桁梁3b側の端部に
は端部プレート20が固着されて角筒状となっている。
この角筒状の部分は桁梁3bに設けられたピン21によ
り貫かれ、屋根パネル9を桁梁3bに結合するヒンジ機
構17が構成されている。
【0027】一方、屋根パネル9の桁パネル6側には、
図7に示すように延長部材22が設けられている。延長
部材22は、フレーム19bと同方向にのび且つそのコ
字状内面に摺接しながらスライドするフレーム23と、
フレーム23と直交して屋根パネル本体18の桁方向全
長に及ぶフレーム24と、フレーム24の上面に取付部
材25を介して固着された延長板26とを有する。
図7に示すように延長部材22が設けられている。延長
部材22は、フレーム19bと同方向にのび且つそのコ
字状内面に摺接しながらスライドするフレーム23と、
フレーム23と直交して屋根パネル本体18の桁方向全
長に及ぶフレーム24と、フレーム24の上面に取付部
材25を介して固着された延長板26とを有する。
【0028】屋根パネル9のフレーム19bには挿通穴
19cが複数箇所に穿設され、延長部材22のフレーム
23には挿通穴19cと重なり合うように長穴23aが
形成されている。延長部材22はフレーム23のスライ
ドにより屋根パネル9に対して出没可能であり、任意の
位置にて挿通穴19cと長穴23aとにボルトを挿通し
て締結することにより屋根パネル9に対して固定され
る。
19cが複数箇所に穿設され、延長部材22のフレーム
23には挿通穴19cと重なり合うように長穴23aが
形成されている。延長部材22はフレーム23のスライ
ドにより屋根パネル9に対して出没可能であり、任意の
位置にて挿通穴19cと長穴23aとにボルトを挿通し
て締結することにより屋根パネル9に対して固定され
る。
【0029】延長板26は例えば金属製であって、その
弾性により屋根パネル本体18の表面に付勢する。延長
部材22の屋根パネル9に対する位置にかかわらず、延
長板26は屋根パネル本体18と連続して屋根面を形成
する。
弾性により屋根パネル本体18の表面に付勢する。延長
部材22の屋根パネル9に対する位置にかかわらず、延
長板26は屋根パネル本体18と連続して屋根面を形成
する。
【0030】組立時には、図5(a)に示す載置状態の
屋根パネル9をヒンジ機構17により矢印C方向に回動
させ、所定の勾配となるように傾斜させる(図5
(b))。そして、桁梁3bとフレーム19bとの間に
スペーサ27aを介在させ、これらをボルト28a、ス
ペーサ27b、ナット28bにより挟持して固定する
(図5(c))。これにより、図8に示すように桁パネ
ル6の両側辺6b,6cに2枚の妻パネル7,8がそれ
ぞれ衝合してつくる空間29を、その桁パネル6及び妻
パネル7,8とともに屋根パネル9が覆うことになる。
屋根パネル9をヒンジ機構17により矢印C方向に回動
させ、所定の勾配となるように傾斜させる(図5
(b))。そして、桁梁3bとフレーム19bとの間に
スペーサ27aを介在させ、これらをボルト28a、ス
ペーサ27b、ナット28bにより挟持して固定する
(図5(c))。これにより、図8に示すように桁パネ
ル6の両側辺6b,6cに2枚の妻パネル7,8がそれ
ぞれ衝合してつくる空間29を、その桁パネル6及び妻
パネル7,8とともに屋根パネル9が覆うことになる。
【0031】続いて、屋根パネル9は既述のような寸法
であって、図9に示すように、その先端部9bが桁パネ
ル6に距離Lだけ届かないので、折畳み時には図7
(a)に示すように屋根パネル9内に格納されていた延
長部材22を、図7(b)に示すように引き出して桁パ
ネル6と接合する。すなわち、桁パネル6にはその上辺
に沿ってフレーム30が設けられ、このフレーム30と
フレーム24との間にスペーサ31aを介在させ、これ
らをボルト32a、スペーサ31b、ナット32bによ
り挟持して固定することによって、空間29を完全に覆
う。また、挿通穴19cと長穴23aとにはボルト33
を挿通し、延長部材22を屋根パネル9に締結固定す
る。さらに、桁パネル6と延長部材22との接合部には
棟つつみ34を被せて雨仕舞及び装飾を施し、これによ
り屋根構造1の組立作業がほぼ完了する。
であって、図9に示すように、その先端部9bが桁パネ
ル6に距離Lだけ届かないので、折畳み時には図7
(a)に示すように屋根パネル9内に格納されていた延
長部材22を、図7(b)に示すように引き出して桁パ
ネル6と接合する。すなわち、桁パネル6にはその上辺
に沿ってフレーム30が設けられ、このフレーム30と
フレーム24との間にスペーサ31aを介在させ、これ
らをボルト32a、スペーサ31b、ナット32bによ
り挟持して固定することによって、空間29を完全に覆
う。また、挿通穴19cと長穴23aとにはボルト33
を挿通し、延長部材22を屋根パネル9に締結固定す
る。さらに、桁パネル6と延長部材22との接合部には
棟つつみ34を被せて雨仕舞及び装飾を施し、これによ
り屋根構造1の組立作業がほぼ完了する。
【0032】なお、所要の期間を終えて建物ユニット2
を回収し再利用する場合には、上記組立手順とは逆の手
順を辿って屋根構造1を折り畳むことにより、回収した
建物ユニット2の搬送が容易となる。また、図1、図
3、図4及び図8において、6dは桁パネル6に形成さ
れたトップライト用の開口を示す。
を回収し再利用する場合には、上記組立手順とは逆の手
順を辿って屋根構造1を折り畳むことにより、回収した
建物ユニット2の搬送が容易となる。また、図1、図
3、図4及び図8において、6dは桁パネル6に形成さ
れたトップライト用の開口を示す。
【0033】この実施の形態に係る屋根構造1では、従
来の傾斜屋根ユニット及び屋根パネルに相当する部分を
平面状に折り畳むことができるので、この折り畳んだ状
態において輸送することにより、輸送時の省スペース化
・省労力化を図ることができる。この際、屋根パネル9
が桁方向及び妻方向に関して基部5の寸法以下の寸法と
なるように形成されているので、屋根パネル9は基部5
よりも外側にはみ出さない。さらに、屋根パネル9の不
足長を補う延長部材22は、折畳み時に屋根パネル9内
に格納されるので、その延長部材22の存在も輸送時の
省スペース化に対してほとんど影響を与えない。
来の傾斜屋根ユニット及び屋根パネルに相当する部分を
平面状に折り畳むことができるので、この折り畳んだ状
態において輸送することにより、輸送時の省スペース化
・省労力化を図ることができる。この際、屋根パネル9
が桁方向及び妻方向に関して基部5の寸法以下の寸法と
なるように形成されているので、屋根パネル9は基部5
よりも外側にはみ出さない。さらに、屋根パネル9の不
足長を補う延長部材22は、折畳み時に屋根パネル9内
に格納されるので、その延長部材22の存在も輸送時の
省スペース化に対してほとんど影響を与えない。
【0034】また、建物ユニット2によれば、建築現場
では折り畳んだ屋根構造1を開いて簡単な組立作業を行
えばよいので、建築現場での施工作業の簡略化、工期の
大幅な短縮化を図ることができる。この建物ユニット2
は、ここでは介護用に供され、回収・再使用可能である
ように設置・除去が容易となっているが、その施工作業
の簡略化、工期の大幅な短縮化と相俟って、介護のニー
ズに応じた居住空間を適宜に且つ極めて迅速に確保する
ことを可能としている。
では折り畳んだ屋根構造1を開いて簡単な組立作業を行
えばよいので、建築現場での施工作業の簡略化、工期の
大幅な短縮化を図ることができる。この建物ユニット2
は、ここでは介護用に供され、回収・再使用可能である
ように設置・除去が容易となっているが、その施工作業
の簡略化、工期の大幅な短縮化と相俟って、介護のニー
ズに応じた居住空間を適宜に且つ極めて迅速に確保する
ことを可能としている。
【0035】
【実施の形態2】図10は本発明に係る建物用屋根構造
の他の例を示す。この屋根構造35は、実施の形態1に
係る屋根構造1とほぼ同様の構成を有するが、その基部
の桁梁36b、屋根パネル37、延長部材38において
屋根構造1と異なる。
の他の例を示す。この屋根構造35は、実施の形態1に
係る屋根構造1とほぼ同様の構成を有するが、その基部
の桁梁36b、屋根パネル37、延長部材38において
屋根構造1と異なる。
【0036】屋根構造35では、延長部材38は桁梁3
6bに出没可能に設けられ、図示を略すヒンジ機構によ
り昇降部38aと延長部38bとの間で中折れ可能とな
っている。延長部38bの昇降部38aと反対側には、
屋根パネル37が同じく図示・詳述を略すヒンジ機構に
より折曲可能に結合されている。
6bに出没可能に設けられ、図示を略すヒンジ機構によ
り昇降部38aと延長部38bとの間で中折れ可能とな
っている。延長部38bの昇降部38aと反対側には、
屋根パネル37が同じく図示・詳述を略すヒンジ機構に
より折曲可能に結合されている。
【0037】屋根構造35が折り畳まれた状態において
は、図10(a)に破線で示すように延長部材38は桁
梁36b内に格納され、同図に二点鎖線で示すように屋
根パネル37は基部上に載置されている。
は、図10(a)に破線で示すように延長部材38は桁
梁36b内に格納され、同図に二点鎖線で示すように屋
根パネル37は基部上に載置されている。
【0038】屋根構造35の組立時にあっては、桁パネ
ル6を起立させて妻パネル7,8を設置した後、図10
(a)に実線で示すように屋根パネル37を引き起こ
す。続いて、格納された延長部材38を上方に引き上げ
て(図10(b))、これを中折れさせることにより屋
根パネル37を矢印G方向に引いて桁パネル6と締結さ
せるとともに、昇降部38bをその上昇後の位置にボル
ト等により固定する(図10(c))。
ル6を起立させて妻パネル7,8を設置した後、図10
(a)に実線で示すように屋根パネル37を引き起こ
す。続いて、格納された延長部材38を上方に引き上げ
て(図10(b))、これを中折れさせることにより屋
根パネル37を矢印G方向に引いて桁パネル6と締結さ
せるとともに、昇降部38bをその上昇後の位置にボル
ト等により固定する(図10(c))。
【0039】この実施の形態に係る屋根構造35では、
屋根パネル37の不足長を補う延長部材38が折畳み時
に基部内に格納されるので、その存在が省スペース化に
対してほとんど影響を与えない。
屋根パネル37の不足長を補う延長部材38が折畳み時
に基部内に格納されるので、その存在が省スペース化に
対してほとんど影響を与えない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
物用屋根構造によれば、従来の傾斜屋根ユニット及び屋
根パネルに相当する部分が一体化され、これを平面状に
折り畳むことができるので、この折り畳んだ状態におい
て輸送することによって輸送時の省スペース化、省労力
化を図ることができる。
物用屋根構造によれば、従来の傾斜屋根ユニット及び屋
根パネルに相当する部分が一体化され、これを平面状に
折り畳むことができるので、この折り畳んだ状態におい
て輸送することによって輸送時の省スペース化、省労力
化を図ることができる。
【0041】請求項2に係る建物用屋根構造によれば、
折り畳んだ状態において基部に載置された屋根パネルが
桁方向及び妻方向に関して基部の外側にはみ出さないの
で、輸送時の省スペース化にさらに資するとともに積荷
の容易化を図ることができる。
折り畳んだ状態において基部に載置された屋根パネルが
桁方向及び妻方向に関して基部の外側にはみ出さないの
で、輸送時の省スペース化にさらに資するとともに積荷
の容易化を図ることができる。
【0042】また、かかる寸法の屋根パネルでは、桁壁
の両側辺に2枚の妻壁がそれぞれ衝合してつくる空間を
桁壁及び2枚の妻壁とともに完全に覆うことができない
が、屋根パネルを延長して屋根パネルとともにその空間
を覆う延長部材が設けられているので、上記の不備は解
消される。すなわち、例えば桁壁が基部に対して垂直に
起立するとき、桁壁、基部の双方に衝合する妻壁は直角
三角形状を呈し、屋根パネルはその直角三角形の斜辺に
沿って前記空間を覆い傾斜屋根を構成する。この際、そ
の斜辺に沿う屋根パネルの寸法は、基部の一の辺部と直
交する辺部の寸法(直角三角形の斜辺でない一辺の寸
法)以下であるので、屋根パネルのみでは斜辺全長をカ
バーしきれず空間を完全に覆うことができないが、その
斜辺に対して不足する長さ分を延長部材が補うことによ
り空間が完全に覆われて屋根構造が完結する。
の両側辺に2枚の妻壁がそれぞれ衝合してつくる空間を
桁壁及び2枚の妻壁とともに完全に覆うことができない
が、屋根パネルを延長して屋根パネルとともにその空間
を覆う延長部材が設けられているので、上記の不備は解
消される。すなわち、例えば桁壁が基部に対して垂直に
起立するとき、桁壁、基部の双方に衝合する妻壁は直角
三角形状を呈し、屋根パネルはその直角三角形の斜辺に
沿って前記空間を覆い傾斜屋根を構成する。この際、そ
の斜辺に沿う屋根パネルの寸法は、基部の一の辺部と直
交する辺部の寸法(直角三角形の斜辺でない一辺の寸
法)以下であるので、屋根パネルのみでは斜辺全長をカ
バーしきれず空間を完全に覆うことができないが、その
斜辺に対して不足する長さ分を延長部材が補うことによ
り空間が完全に覆われて屋根構造が完結する。
【0043】請求項3に係る建物用屋根構造によれば、
折畳み時に延長部材が基部又は屋根パネル内に格納され
るので、輸送時の省スペース化に対して延長部材の存在
がほとんど影響を与えない。
折畳み時に延長部材が基部又は屋根パネル内に格納され
るので、輸送時の省スペース化に対して延長部材の存在
がほとんど影響を与えない。
【0044】請求項4に係る建物ユニットによれば、そ
の傾斜屋根構造が折畳み可能であるので輸送時の省スペ
ース化、ひいては輸送効率の良好化に寄与することがで
きるとともに、建築現場では折り畳んだ屋根構造を開い
て簡単な組立作業を行えばよいので、施工作業の簡略
化、工期の短縮化を図ることができる。
の傾斜屋根構造が折畳み可能であるので輸送時の省スペ
ース化、ひいては輸送効率の良好化に寄与することがで
きるとともに、建築現場では折り畳んだ屋根構造を開い
て簡単な組立作業を行えばよいので、施工作業の簡略
化、工期の短縮化を図ることができる。
【0045】請求項5に係る介護用住宅は、請求項4に
記載の建物ユニットからなることを特徴とする。
記載の建物ユニットからなることを特徴とする。
【0046】この介護用住宅によれば、それを構成する
建物ユニットの運搬、設置が容易であるので、高齢者あ
るいは身体障害者の介護のニーズ若しくはそのニーズの
変更が急に生じた場合であっても迅速に対応することが
できるとともに、それが不要となった場合には除去、移
設が容易である。
建物ユニットの運搬、設置が容易であるので、高齢者あ
るいは身体障害者の介護のニーズ若しくはそのニーズの
変更が急に生じた場合であっても迅速に対応することが
できるとともに、それが不要となった場合には除去、移
設が容易である。
【図1】実施の形態1に係る建物用屋根構造を備える建
物ユニットを示す斜視図である。
物ユニットを示す斜視図である。
【図2】図1のD−D線に沿った断面を示し、(a)は
桁パネルの倒伏状態を、(b)は桁パネルの起立状態を
示す説明図である。
桁パネルの倒伏状態を、(b)は桁パネルの起立状態を
示す説明図である。
【図3】実施の形態1に係る屋根構造において桁パネル
を起立させた状態を示す斜視図である。
を起立させた状態を示す斜視図である。
【図4】実施の形態1に係る屋根構造において妻パネル
を設置した状態を示す斜視図である。
を設置した状態を示す斜視図である。
【図5】図4のE−E線に沿った断面を示し、(a)は
屋根パネルの載置状態を、(b)は屋根パネルを傾斜さ
せた状態を、(c)は傾斜した屋根パネルを固定した状
態を示す説明図である。
屋根パネルの載置状態を、(b)は屋根パネルを傾斜さ
せた状態を、(c)は傾斜した屋根パネルを固定した状
態を示す説明図である。
【図6】図5(a)のF−F線に沿った断面を示す説明
図である。
図である。
【図7】傾斜した屋根パネルの桁パネル側の断面を示
し、(a)は屋根パネルに延長部材が格納された状態
を、(b)は延長部材が引き出されて桁パネルと接合さ
れた状態を示す説明図である。
し、(a)は屋根パネルに延長部材が格納された状態
を、(b)は延長部材が引き出されて桁パネルと接合さ
れた状態を示す説明図である。
【図8】実施の形態1に係る屋根構造において屋根パネ
ルを傾斜させた状態を示す斜視図である。
ルを傾斜させた状態を示す斜視図である。
【図9】実施の形態1に係る屋根構造において屋根パネ
ルの桁パネルまでの不足長を示す模式図である。
ルの桁パネルまでの不足長を示す模式図である。
【図10】実施の形態2に係る建物用屋根構造を示し、
(a)は屋根パネルを引き起こした状態を、(b)は延
長部材を引き上げた状態を、(c)は屋根パネルを桁パ
ネルに締結した状態を示す模式図である。
(a)は屋根パネルを引き起こした状態を、(b)は延
長部材を引き上げた状態を、(c)は屋根パネルを桁パ
ネルに締結した状態を示す模式図である。
1,35 建物用屋根構造 3a 桁梁(一の辺部) 4a,4b 妻梁(一の辺部と直交する辺部) 5 基部 6 桁パネル(桁壁) 6a 下辺 6b,6c 側辺 7,8 妻パネル(妻壁) 9,37 屋根パネル 22,38 延長部材 29 空間
Claims (5)
- 【請求項1】方形状の基部に対して起立・倒伏するよう
に、前記基部の一の辺部に下辺が衝合された方形状の桁
壁と、 前記基部の一の辺部と直交する辺部に一辺が衝合し、か
つ、起立した前記桁壁の側辺に一辺が衝合するような三
角形状を有する妻壁と、 前記桁壁の両側辺に2枚の妻壁がそれぞれ衝合してつく
る空間を前記桁壁及び前記2枚の妻壁とともに覆う屋根
パネルとを備え、 前記基部に前記屋根パネルを載置するとともに、該屋根
パネル上に前記2枚の妻壁を載置し前記桁壁を倒伏させ
ることにより、平面状に折り畳まれることを特徴とする
建物用屋根構造。 - 【請求項2】前記屋根パネルは方形板状を呈し、前記基
部に載置された状態で桁方向及び妻方向に関して前記基
部の寸法以下の寸法となるように形成され、前記屋根パ
ネルのみでは覆いきれない前記空間を前記屋根パネルと
ともに覆うように、該屋根パネルを延長する延長部材が
設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物
用屋根構造。 - 【請求項3】前記延長部材は前記基部又は前記屋根パネ
ルに出没可能に設けられ、前記屋根パネルが前記基部に
載置された状態で前記延長部材の一部又は全部が前記基
部又は前記屋根パネル内に格納されることを特徴とする
請求項2に記載の建物用屋根構造。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
載の建物用屋根構造を備えることを特徴とする建物ユニ
ット。 - 【請求項5】請求項4に記載の建物ユニットからなるこ
とを特徴とする介護用住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10350473A JP2000170260A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 建物用屋根構造、該屋根構造を備えた建物ユニット 及び介護用住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10350473A JP2000170260A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 建物用屋根構造、該屋根構造を備えた建物ユニット 及び介護用住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170260A true JP2000170260A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18410738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10350473A Pending JP2000170260A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 建物用屋根構造、該屋根構造を備えた建物ユニット 及び介護用住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000170260A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014181512A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Hirotaka Hirayama | 着脱式屋根体、着脱式屋根セット、建築物用セットおよび建築物 |
JP2014230407A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | 弘隆 平山 | 発電給電システム、エンジン発電機、太陽光発電機および蓄電池 |
JP2016069891A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | トヨタホーム株式会社 | 建物の外壁構造 |
CN113323221A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-08-31 | 江苏金贸科技发展有限公司 | 一种可开合的坡屋顶结构 |
CN115162527A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-10-11 | 河北宝丰轻钢彩板有限责任公司 | 高性能折叠房 |
-
1998
- 1998-12-09 JP JP10350473A patent/JP2000170260A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014181512A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Hirotaka Hirayama | 着脱式屋根体、着脱式屋根セット、建築物用セットおよび建築物 |
JP2014230407A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | 弘隆 平山 | 発電給電システム、エンジン発電機、太陽光発電機および蓄電池 |
JP2016069891A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | トヨタホーム株式会社 | 建物の外壁構造 |
CN113323221A (zh) * | 2021-07-09 | 2021-08-31 | 江苏金贸科技发展有限公司 | 一种可开合的坡屋顶结构 |
CN115162527A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-10-11 | 河北宝丰轻钢彩板有限责任公司 | 高性能折叠房 |
CN115162527B (zh) * | 2022-07-26 | 2023-11-24 | 河北宝丰轻钢彩板有限责任公司 | 高性能折叠房 |
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