JP2000168076A - インクジェットヘッド及びその液室基板 - Google Patents

インクジェットヘッド及びその液室基板

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JP2000168076A
JP2000168076A JP34638798A JP34638798A JP2000168076A JP 2000168076 A JP2000168076 A JP 2000168076A JP 34638798 A JP34638798 A JP 34638798A JP 34638798 A JP34638798 A JP 34638798A JP 2000168076 A JP2000168076 A JP 2000168076A
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ink jet
jet head
substrate
hole
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Koichi Otaka
剛一 大高
Seiichi Kato
静一 加藤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通液室と加圧液室を同一の材料から形成
し、かつ、2層構造とすることにより、液室を形成する
材料を少なくし、かつ、小型の液室を形成できるように
する。 【解決手段】 液室基板21は、単結晶Siの第1の面
にエッチングで形成された第1の液室22(共通液室)
と、該第1の面に対向する第2の面にエッチングで形成
された第2の液室25とを有し、該第2の液室25(加
圧液室)と前記第1の液室22とは第1の貫通孔23に
より連通されている。又、前記第2の液室25と前記単
結晶Siの前記第1の面とは第2の貫通孔24とによっ
て連通されている。第1の貫通孔13は共通液室22か
ら加圧液室25へインク供給し、第2の貫通孔は、加圧
液室25で加圧されたインクをノズルを通して吐出させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドに用いる液室基板及び該液室基板を用いたインクジ
ェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インク液滴をノズルから直接記録媒体上
に噴射し記録するインクジェットプリンタにおいて、必
要な時のみインクを吐出するオンデマンド方式は、イン
クを回収するための機構が不要なため低価格化、小型化
が可能であり、カラー化にも容易に対応できる特徴を有
する。この中でも、パーソナルプリンタとしての主流
は、ピエゾ素子の変位によりインク室に圧力波を発生さ
せ、ノズルよりインクを吐出させる電気機械変換方式
と、短時間で高温まで加熱されるヒータによりインク室
に気泡を発生させ、その気泡の体積膨張によりインクを
吐出させる電気熱変換式の2種である。
【0003】一方、静電方式のインクジェットヘッドに
ついては、ウエハプロセスでの作製が可能であることか
ら、高密度化が容易で、かつ、特性の安定した素子を大
量に作製でき、又、平面構造を基本とすることから小型
化が容易である長所をもち、特開平2−289351号
公報、特開平5−50601号公報、特開平6−718
82号公報等多くの構造が開示されている。これら静電
方式のインクジェットヘッドでは、液室の底面を構成す
る振動板の対向する位置に平行平板電極が形成され、静
電引力と振動板の剛性による振動でインクを吸引、吐出
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシリコンウエハ
ーを用いたインクジェットヘッドの液室は加圧液室と共
通液室が同一面に形成されているので、ヘッドの小型化
に限界があった。又、従来の液室形成法では液室の高さ
が用いるシリコンウエハーの厚みに規定されてしまうの
で、液室設計の自由度が乏しかった。本発明は、それら
従来技術のもつ欠点を解決することを目的としてなされ
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、単結
晶Siから形成される液室基板であって、該液室基板
は、単結晶Siの第1の面にエッチングで形成された第
1の液室と、前記第1の面に対向する第2の面にエッチ
ングで形成された第2の液室と、該第2の液室と前記第
1の液室とを連通する第1の貫通孔と、前記第2の液室
と前記単結晶Siの前記第1の面とを連通する第2の貫
通孔とを有することを特徴としたものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第2の液室はアレー状に複数個あり、それぞれ
の液室に第1の貫通孔と第2の貫通孔を有し、複数の第
2の液室が前記第1の貫通孔により前記第1の液室と連
通されていることを特徴としたものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記第2の貫通孔は前記単結晶Siの前記第1面上
で等しいピッチでアレー上に形成されていることを特徴
としたものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記単結晶Siの(100)配向ウエハーを
用いて形成されていることを特徴としたものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記単結晶Siの(110)配向ウエハーを
用いて形成されていることを特徴としたものである。
【0010】請求項6の発明は、請求項1乃至5の発明
において、インクジェットヘッド液室基板を用いて形成
されたインクジェットヘッドであって、該インクジェッ
トヘッドは、前記第2の液室の開口部分に振動板を接合
し、前記第1の液室を共通液室として外部より導入され
たインクを前記第1の貫通孔を通じて前記第2の液室に
導き、該第2の液室における前記振動板の振動変位によ
り前記第2の貫通孔よりインクを吐出することを特徴と
したものである。
【0011】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、第2の液室の開口部分に接合される振動板は静電力
で振動することを特徴としたものである。
【0012】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、第2の液室の開口部に接合される振動板はピエゾア
クチュエータにより振動することを特徴としたものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による液室基板の
一例を説明するための要部断面図で、図中、11は単結
晶シリコン基板で、具体的には、シリコンウエハーを用
いる。ウエハーのサイズとしてはLSI産業で一般的に
使用されている直径6インチ、厚さ500ミクロン程度
ものがあるが、ウエハーサイズ時の直径については、本
発明のインクヘッド液室を構成する上で制限はない。
又、厚さは後述する第1の液室、第2の液室及び第1の
連通孔の寸法により適時選択する。12は第1の液室で
単結晶シリコン11の第1の面に開口されている。その
深さは50〜500ミクロンの範囲で本液室を共通液室
として使用するインクジェットヘッドのその他の寸法に
合わせて好適に設定される。15は第2の液室で、単結
晶シリコン11の第2の面に開口されているものであ
る。第2の液室の深さは50〜500ミクロンの範囲で
本液室を加圧液室として使用するインクジェットヘッド
のその他の寸法に合わせて好適に設定される。
【0014】第1の液室12及び第2の液室15ともに
シリコンのエッチングにより形成するが、具体的なエッ
チング手法としては、フッ酸と硝酸を主体とするエッチ
ング液でエッチングを行うウエットエッチング法、SF
6及びO2ガスをエッチングガスとして用いるドライエッ
チング、あるいはKOH溶液を用いてシリコンの結晶方
位面でのエッチング速度の差を利用して行う異方性エッ
チングの手法等を用いることができる。13は第1の貫
通孔で第1の液室12と第2の液室15を連通する。1
4は第2の貫通孔で第2の液室15とシリコン基板11
の第1の表面とを連通する。
【0015】インクジェットヘッドにおいては第1の貫
通孔13は共通液室12と加圧液室15間のインク流路
として用いられ、第2の貫通孔14は加圧液室15より
インクを吐出するノズル流路として用いられる。第1の
貫通孔13、及び第2の貫通孔14の寸法としては直径
2〜100ミクロン、長さ10〜200ミクロンの範囲
で、本液室を用いるインクジェットヘッドのその他の寸
法に合わせて好適に設定される。第1の貫通孔13、及
び第2の貫通孔14の形成方法としてはウエットエッチ
ング法、ドライエッチング法の他にレーザー光を用いた
加工法も用いることができる。
【0016】図2は、本発明による液室基板の他の実施
例を説明するための図で、図2(A)は要部断面図、図
2(B)は図2(A)に示した液室基板を第1の液室の
開口がある面から見た図で、図2(C)は第2の液室の
開口がある面から見た図で、図中、21は単結晶シリコ
ン基板で厚さ400ミクロンの単結晶シリコン(10
0)ウエハーより形成されている。22は第1の液室で
深さは200ミクロン、幅は1500ミクロンで形成さ
れている。この第1の液室22は水酸化カリウム溶液
(KOH)によるシリコンの異方性エッチングの手法に
より形成されている。そのため液室22の底部を除く4
辺の壁はシリコンの(111)面で形成されていてその
各(111)面とシリコン基板の表面とのなす角度は5
4.7度となっている。又、25は第2の液室で深さは
150ミクロン、幅(図2(C)のW 1)130ミクロ
ン、長さ(図2(C)のW2)2000ミクロンに形成
されている。この第2の液室25も第1の液室22と同
様に水酸化カリウム溶液(KOH)によるシリコンの異
方性エッチングの手法により形成されている。そのた
め、液室25の底部を除く4辺の壁はシリコンの(11
1)面で形成されていてその各(111)面とシリコン
基板21の表面とのなす角度は54.7度となってい
る。23は第1の連通孔で直径20ミクロンに形成され
ている。又24は第2の連通孔でこちらの直径は30ミ
クロンである。
【0017】なお、図2においては説明のために第2の
液室を3列示したが、この液室は3列に留まらず、一定
の間隔を隔ててアレー状に形成することができる。1つ
の第1の液室22から複数の第2の液室25へ連通され
ていてもよく、インクジェットヘッドにおいて本発明の
第1の液室22を共通液室、第2の液室25を加圧液室
として使用する場合には1つの共有液室から複数の加圧
液室へそれぞれの連通孔を経てインクが供給される構成
が一般的である。
【0018】図3は、図2に示した実施例の液室の製法
を具体的に説明するための工程図で、まず、単結晶シリ
コンウエハー((100)面、厚さ400ミクロン)を
準備する(図3(A))。第2の連通孔24を形成する
ためにエッチングマスク26を形成する。マスク材とし
ては感光性のレジスト(OFPR800)を用い、フォ
トリソグラフィーの手法により、エッチングのためのマ
スクとした(図3(B))。この他にエッチングマスク
材としてはシリコンウエハーを熱酸化して形成するSi
2膜、CVD法で形成するSiN膜等も用いることが
できる。次に、SF6とO2ガスの混合ガスをエッチング
ガスとしたドライエッチングの手法により第2の連通孔
24を形成した(図3(C))。次に、この第2の連通
孔24をレジスト等溶解除去できる材料24aで一旦充
填し、その上で第1の液室22を形成するためのエッチ
ングマスク27を形成した(図3(D))。
【0019】続いて濃度40wt%のKOH溶液(80
度に加熱)を用いて、第1の液室22を異方性エッチン
グにより形成した(図3(E))。エッチングマスク2
7、及び、第2の連通孔24の充填材24aを除去して
本発明の第1の液室22及び第2の連通孔24の一部2
4′が形成された(図3(F))。次いで、シリコン基
板21の反対側の面に対して第2の連通孔24を形成す
るためにエッチングマスク28を形成した(図3
(G))。SF6とO2ガスの混合ガスをエッチングガス
としたドライエッチングの手法により第2の連通孔24
の残りの部分を形成した(図3(H))。エッチングマ
スク28を除去し、第2の連通孔を充填材24aにて充
填し、第2の液室25を形成するエッチングマスク29
を26と同じ条件で形成した(図3(I))。第2の液
室25を形成する異方性エッチングは第1の液室22を
形成する場合と同様である(図3(J))。第2の液室
25を形成後エッチングマスク29と充填材24aを除
去し(図3(K))、エキシマレーザー加工により第1
の連通孔23を形成し本発明の液室が完成した(図3
(L))。
【0020】図4は、本発明による液室基板の他の実施
例を説明するための図で、図4(A)は本発明による液
室基板の要部断面図、図4(B)は図4(A)の液室基
板を第1の液室22の開口がある面から見た図、図4
(C)は第2の液室の開口がある面から見た図で、図
中、21は単結晶シリコン基板で厚さ400ミクロンの
単結晶シリコン(110)ウエハーより形成されてい
る。22は第1の液室で深さは200ミクロン、幅(W
3)は1500ミクロンで形成されている。この第1の
液室は水酸化カリウム溶液(KOH)によるシリコンの
異方性エッチングの手法により形成されている。そのた
め液室の底部を除く4辺の壁はシリコンの(111)面
で形成されており、その各(111)面とシリコン基板
の表面とのなす角度は90度と70.5度となってい
る。又、25は第2の液室で深さは150ミクロン、幅
(W1)130ミクロン、長さ(W2)2000ミクロン
に形成されている。この第2の液室25も第1の液室2
2と同様に水酸化カリウム溶液(KOH)によるシリコ
ンの異方性エッチングの手法により形成されている。そ
のため液室の底部を除く4辺の壁はシリコンの(11
1)面で形成されていてその各(111)面とシリコン
基板の表面とのなす角度は90度と70.5度となって
いる。23は第1の連通孔で直径20ミクロンに形成さ
れている。又、24は第2の連通孔でこちらの直径は3
0ミクロンである。
【0021】図4においても図2と同様に第2の液室2
5は一定の間隔を隔ててアレー状に形成することができ
る。1つの第1の液室から複数の第2の液室へ連通され
ていてもよく、インクジェットヘッドにおいて本発明の
第1の液室22を共通液室、第2の液室25を加圧液室
として使用する場合には1つの共通液室から複数の加圧
液室へそれぞれの連通孔23を経てインクが供給される
構成が一般的である。
【0022】図5は、上述のごとき本発明の液室基板を
用いて形成した静電型インクジェットヘッドの例を説明
するための図で、図中、21は液室を形成するシリコン
基板、22は第1の液室、23は第1の連通孔、24は
第2の連通孔、25は第2の液室である。31はインク
ジェットヘッドを構成するためのノズルプレートであ
り、吐出インク滴量を最適なものにするノズル32を有
し、必要に応じて疎水処理が施されている場合もある。
41,42,43は静電アクチュエータを構成する部材
で、それぞれ41は電極基板、42は振動制御用電極、
43は振動板44と電極42との間に静電力を形成する
ためのギャップ45を有する振動板基板である。図5に
おいては、説明を簡明にするために、インクジェットヘ
ッドは第1及び第2の液室がそれぞれ1つだけ示してあ
るが、第2の液室25が複数個アレー状に配置され、そ
れに対応してノズル(番号省略)、第1及び第2の連通
孔が複数個形成されていてもよい。
【0023】図6は、上述のごとき本発明の液室基板を
用いて形成したピエゾアクチュエータ型インクジェット
ヘッドの例を説明するための図で、図中、21は液室を
形成するシリコン基板で、22は第1の液室、23は第
1の連通孔、24は第2の連通孔、25は第2の液室で
ある。インクジェットヘッドを構成するために31はイ
ンク滴量に最適なノズル32を有するノズルプレートで
あり、必要に応じて疎水処理が施されている場合もあ
る。51,52,53はピエゾアクチュエータを構成す
る部材で、それぞれ51はアクチュエータ基板、52は
ピエゾアクチュエータ、53は振動板54とピエゾアク
チュエータ52を収容する凹部55を有する振動板支持
部材である。図6においては、説明を簡明にするため
に、インクジェットヘッドは第1及び第2の液室がそれ
ぞれ1つだけ示してあるが、第2の液室25が複数個ア
レー状に配置され、それに対応してノズル(番号省
略)、第1及び第2の連通孔が複数個形成されていても
よい。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、単結晶Siから形成
される液室基板であって、該液室基板は、単結晶Siの
第1の面にエッチングで形成された第1の液室と、前記
第1の面に対向する第2の面にエッチングで形成された
第2の液室と、該第2の液室と前記第1の液室とを連通
する第1の貫通孔と、前記第2の液室と前記単結晶Si
の前記第1の面とを連通して第2の貫通孔とを有し、も
って、共通液室と加圧液室が同一の材料から形成されか
つ、2層構造となっているので、液室を形成する材料が
少なくて済み、かつ小型な液室が形成できる。
【0025】請求項2のインクジェットヘッド用液室
は、加圧液室がアレー状に構成されているので、ノズル
の多いインクジェットヘッドが形成できる。
【0026】請求項3のインクジェットヘッド用液室
は、第2の貫通孔は単結晶Siの第1面上で等しいピッ
チでアレー状に形成されているので、第2の貫通孔をイ
ンク吐出のためのノズルとして使用可能である。
【0027】請求項4のインクジェット液室は、単結晶
Siの(100)ウエハーを用いて形成されているの
で、異方性エッチングプロセスを用いることができ、寸
法精度の高い液室が形成できる。
【0028】請求項5のインクジェット液室は単結晶S
iの(110)ウエハーを用いて形成されているので、
液室の壁が垂直となり高密度な液室が形成できる。
【0029】請求項6のインクジェットヘッドはシリコ
ン加圧液室の一部を振動板としているので、小型なイン
クジェットヘッドが形成できる。
【0030】請求項7のインクジェットヘッドは静電力
を用いて振動板を振動させるので、消費電力の小さいイ
ンクジェットヘッドが形成できる。
【0031】請求項8のインクジェットヘッドは振動板
をピエゾアクチュエータにより振動させるので、インク
吐出力の大きいインクジェットヘッドが形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液室基板の一例を説明するための
要部断面図である。
【図2】本発明による液室基板の他の実施例を説明する
ための図である。
【図3】図2に示した実施例の液室の製法を具体的に説
明するための工程図である。
【図4】本発明による液室基板の他の実施例を説明する
ための図である。
【図5】本発明による液室基板を用いて形成した静電型
インクジェットヘッドの例を説明するための図である。
【図6】本発明による液室基板を用いて形成したピエゾ
アクチュエータ型インクジェットヘッドの例を説明する
ための図である。
【符号の説明】
11,21…シリコン基板、12,22…第1の液室、
13,23…第1の貫通孔、14,24…第2の貫通
孔、15,25…第2の液室、31…ノズルプレート、
41…電極基板、42…振動制御用電極、43…振動板
基板、51…アクチュエータ基板、52…ピエゾアクチ
ュエータ、53…振動板支持基板。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶Siから形成される液室基板であ
    って、該液室基板は、単結晶Siの第1の面にエッチン
    グで形成された第1の液室と、前記第1の面に対向する
    第2の面にエッチングで形成された第2の液室と、該第
    2の液室と前記第1の液室とを連通する第1の貫通孔
    と、前記第2の液室と前記単結晶Siの前記第1の面と
    を連通する第2の貫通孔とを有することを特徴とするイ
    ンクジェットヘッドの液室基板。
  2. 【請求項2】 請求項1の液室基板において、前記第2
    の液室はアレー状に複数個あり、それぞれの液室に第1
    の貫通孔と第2の貫通孔を有し、複数の第2の液室が前
    記第1の貫通孔により前記第1の液室と連通されている
    ことを特徴とするインクジェットヘッドの液室基板。
  3. 【請求項3】 請求項2の液室において、前記第2の貫
    通孔は前記単結晶Siの前記第1面上で等しいピッチで
    アレー上に形成されていることを特徴とするインクジェ
    ットヘッドの液室基板。
  4. 【請求項4】 上記請求項1又は2の液室は、前記単結
    晶Siの(100)配向ウエハーを用いて形成されてい
    ることを特徴とするインクジェットヘッドの液室基板。
  5. 【請求項5】 上記請求項1又は2の液室は、前記単結
    晶Siの(110)配向ウエハーを用いて形成されてい
    ることを特徴とするインクジェットヘッドの液室基板。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のイン
    クジェットヘッドの液室基板を用いて形成されたインク
    ジェットヘッドであって、該インクジェットヘッドは、
    前記第2の液室の開口部分に振動板を接合し、前記第1
    の液室を共通液室として外部より導入されたインクを前
    記第1の貫通孔を通じて前記第2の液室に導き、該第2
    の液室における前記振動板の振動変位により前記第2の
    貫通孔よりインクを吐出することを特徴としたインクジ
    ェットヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項6のインクジェットヘッドにおい
    て、前記第2の液室の開口部分に接合される振動板は静
    電力により振動することを特徴としたインクジェットヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】 請求項6のインクジェットヘッドにおい
    て、前記第2の液室の開口部に接合される振動板はピエ
    ゾアクチュエータにより振動することを特徴としたイン
    クジェットヘッド。
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