JP2000167985A - 端部固定高強度被覆を有する重防食被覆鋼材 - Google Patents

端部固定高強度被覆を有する重防食被覆鋼材

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JP2000167985A
JP2000167985A JP10346008A JP34600898A JP2000167985A JP 2000167985 A JP2000167985 A JP 2000167985A JP 10346008 A JP10346008 A JP 10346008A JP 34600898 A JP34600898 A JP 34600898A JP 2000167985 A JP2000167985 A JP 2000167985A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 防食被覆形成後に上層に塗装する高強度被覆
の端部を鋼材と機械的に直接固定、あるいはそれと同等
の方法により、被覆性に優れるとともに保護被覆端部か
らの剥離を防止し、安定した耐衝撃性と優れた防食性を
持つ高強度重防食被覆鋼材。 【解決手段】 下地処理を施した鋼材1に、プライマー
層2、ポリウレタン又は接着剤層付きポリオレフィン防
食被覆層3を順次積層した防食被覆層と、防食被覆層端
部外の被覆を施していない鋼材1面の一部に固定用の突
起部4を設けた被覆鋼材1の表面に、ガラス繊維を含有
する不飽和ポリエステル樹脂保護層5を積層した、端部
固定高強度被覆を有する重防食被覆鋼材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外面に防食被覆を必
要とする鋼材である鋼矢板及び鋼管、鋼管杭、鋼管矢板
の搬送、港湾・河川の桟橋や護岸などの鋼構造物の打設
時、もしくは打設後の捨て石類、その他船舶を含む浮遊
物等によって発生する衝撃に対して防食被覆の耐衝撃・
耐久性に優れた外面重防食被覆鋼材に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼矢板及び鋼管杭、鋼管矢板において、
ポリウレタン又はポリオレフィン樹脂を防食被覆材とし
て使用した重防食被覆鋼材の耐衝撃性向上には、ガラス
繊維強化の不飽和ポリエステル樹脂等を表層に保護被覆
として積層する方法がある。例えば鋼管杭では、特開平
6−146271号公報に示されるように、鋼管杭にポ
リオレフィンまたはウレタン被覆を行った後、エンボス
加工を行い、その上層にガラスクロス又はマットで強化
したビニルエステルもしくはポリエステル樹脂を保護被
覆として積層する方法が提案されている。一方、鋼管矢
板においても特開平6−122173号公報に示される
ように、ポリウレタン被覆鋼管矢板の表面に、ガラスフ
レーク入りのビニルエステル、ポリエステルもしくはエ
ポキシの保護被覆層を植毛材を介して被覆する方法が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】重防食被覆の表層に強
度・硬度に優れる耐傷性被覆層を形成する方法は、防食
被覆と種類の異なる樹脂を積層するため、その接着が問
題となる。特にポリオレフィン被覆を防食被覆として用
いると、高強度被覆の熱硬化樹脂とは全く接着しない。
このため、特開平6−146271に示されるようなエ
ンボス加工や、スパイラル上の隆起を形成して使用す
る。ところが、この様な接着強化の方法を用いても、従
来の高強度被覆では端部が接着しておらす、衝撃を受け
ると剥離が発生しやすいという問題があった。鋼矢板や
鋼管矢板で用いるウレタン被覆上への高強度保護層の形
成においても、端部近傍への衝撃や長期使用によって界
面接着力が低下すると、塗装の全面に端部があるために
保護被覆の剥離〜脱落という問題があった。
【0004】これに対し、予め鋼材表面に突起となる部
分を作製しておき、その後に熱硬化樹脂を塗装すること
で、突起により高強度保護被覆を固定する方法が考えら
れる。しかしながら、防食被覆を行う前の鋼材面に溶接
等により突起を直接形成すると、防食被覆塗装により突
起の形状が変化してしまうため、十分な効果を保持する
ことが難しい。さらには、ガラス繊維を含む熱硬化樹脂
を塗装する際に、大きな突起の近傍では塗膜に泡を巻き
込みやすく、また塗膜の浮き発生や塗装時の脱泡処理が
困難であるという問題があった。本発明は、防食被覆形
成後に上層に塗装する高強度被覆の端部を鋼材と機械的
に直接固定、あるいはそれと同等の方法により、被覆性
に優れるとともに保護被覆端部からの剥離を防止し、安
定した耐衝撃性と優れた防食性を持つ高強度重防食被覆
鋼材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決する手段として、ウレタン又はポリオレフィン
の重防食被覆端部近傍の重防食被覆層上、あるいは端部
外の被覆を施していない鋼材面の一部に、鋼材と直接固
定した鋲によって突起を被覆層上に形成させ、その突起
をガラス繊維を含んだ熱硬化樹脂で覆って保護被覆を機
械的に固定して端部からの剥離を防止する。突起を保護
被覆であるガラス繊維を含有する熱硬化樹脂層に含有す
る方法としては、保護被覆用の積層前に、予め同種の樹
脂を使用した繊維強化の熱硬化樹脂の硬化下物又は半硬
化物を突起としてネジ等の機械的方法を用いて固定して
おくと、塗装作業性に優れる。この後、被覆鋼材の表層
にガラス繊維を含有した熱硬化樹脂を積層する。以上の
方法により、保護被覆の端部が鋼材と直接機械的に固定
され、耐剥離性を有し、かつ脱泡作業が簡便で塗装性に
優れる高強度重防食被覆鋼材が得られることを見いだし
本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明の一例を図1の断面図に
示す。下地処理を施した鋼材1の表面に、プライマー層
2、ポリウレタン層又は接着剤層を含むポリオレフィン
層3を積層する。ウレタン又はポリオレフィン被覆端部
外の鋼材1の表面に鋼材と固定された突起部4を設け、
防食被覆層3の表層と突起部4にガラス繊維を含有した
熱硬化樹脂による保護被覆層5を順次積層した端部固定
の高強度被覆を有する重防食被覆鋼材である。
【0007】また、作業性に優れた固定方法である本発
明の一例を図2〜図4の断面図に示す。下地処理を施し
た鋼材1の表面に、プライマー層2、ポリウレタン層又
は接着剤層を含むポリオレフィン層3を積層する。ウレ
タン又はポリオレフィン被覆端部外の鋼材1の表面に鋼
材と固定されたボルト、鋲等の固定具6によって、保護
被覆と同種の樹脂を使用した繊維強化熱硬化樹脂の硬化
又は半硬化物7を固定する。防食被覆層3と固定した熱
硬化樹脂7の表層にガラス繊維を含有した熱硬化樹脂に
よる保護被覆層5を順次積層した端部固定の高強度被覆
を有する重防食被覆鋼材である。
【0008】また、被覆上に突起を設ける場合の本発明
の一例を図5の断面図に示す。下地処理を施した鋼材1
の表面に、プライマー層2、ポリウレタン層又は接着剤
層を含むポリオレフィン層3を積層する。ウレタン又は
ポリオレフィン被覆の一部に積層する保護被覆の端部の
位置に鋲等の突起部4を設ける。突起部4は防食被覆を
貫通させて鋼材1に機械的に固定したものである。以上
の突起部4を含む防食被覆層3上にガラス繊維を含有し
た熱硬化樹脂5を順次積層して製造した端部固定の高強
度被覆を有する重防食被覆鋼材である。
【0009】また、被覆上に突起を設ける場合の作業性
に優れた固定方法である本発明の一例を図6の断面図に
示す。下地処理を施した鋼材1の表面に、プライマー層
2、ポリウレタン層又は接着剤層を含むポリオレフィン
層3を積層する。ウレタン又はポリオレフィン被覆の一
部に積層する保護被覆の端部の位置に繊維強化熱硬化樹
脂の硬化又は半硬化物7を積層し、加工を施し予め固定
する。固定にはボルト、鋲の等を用いた固定具6を用い
る。固定具6は防食被覆を貫通させて鋼材1に機械的に
固定したものである。以上の固定された保護被覆と同種
の樹脂を使用した繊維強化熱硬化樹脂の硬化又は半硬化
物7を含む防食被覆層3上にガラス繊維を含有した熱硬
化樹脂5を順次積層して製造した端部固定の高強度被覆
を有する重防食被覆鋼材である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明に使用する鋼材とは、海洋、河川の鋼構造
物として使用される鋼材である。鋼材製品としては、鋼
管、鋼管杭、鋼管矢板、あるいはその他形鋼として、鋼
矢板、H形鋼、溝形鋼等である。また、鋼材種は何でも
よく一般鋼及び合金鋼を使用する。鋼材の一部に施す防
食被覆は、以下の処理を行い被覆する。まず鋼材表面の
下地処理を行う。大型構造物ではサンド、グリッド、シ
ョット等を用いてブラスト処理を行ない表面付着物を除
去する。ただし、表面の油分・スケール等を除去する機
能があればブラスト処理以外の脱脂・酸洗等の他の方法
を用いてもよい。更に下地処理として、被覆鋼材の使用
環境が厳しい場合や耐陰極剥離性能が求められる場合、
ブラスト後の表面にクロメート処理を施す。クロメート
処理剤はローラー、刷毛等により、塗布後、十分に乾燥
する。
【0011】下地処理を施した鋼材の表面にはプライマ
ー処理剤を塗布して硬化させる。プライマー処理剤は熱
硬化性樹脂に無機顔料を添加したものを用いる。プライ
マー処理剤は液体、あるいは粉体で供給され、ロール塗
装、スプレー塗装、静電粉体塗装等を用いて塗布し、常
温、あるいは加熱により硬化させる。プライマー処理層
の硬化後の膜厚は10〜150μmが望ましい。膜厚が
10μm以下ではプライマーによる鋼材表面被覆率が低
下する。150μm以上ではプライマーの応力増加によ
り密着力が低下する。下地処理、鋼材用のプライマー処
理を行った鋼材表面に防食層としてポリウレタン樹脂を
塗装、又は接着剤層付きのポリオレフィン樹脂層を被覆
する。被覆厚みとしては、重防食層としての機能と経済
性を考慮し、1〜6mmまでの間で被覆することが望ま
しい。
【0012】次に、ウレタン又はポリオレフィン被覆
上、又は被覆端部外に設ける熱硬化樹脂の機械固定部分
について説明する。樹脂固定用には防食被覆後では鋼材
表面から、熱による防食被覆の損傷の少ない方法である
ネジ切りや、打ち込み等の方法を用いて鋲、ボルト等の
固定具を固定する。被覆端部外に機械固定部を設ける場
合には、樹脂固定用に鋼材の表面に、溶接、ネジ切り、
打ち込み等の方法を用いてボルト、鋲、プレート等を固
定する。固定具には金属を用いても、最終的に全面が樹
脂で覆われるために激しい腐食は生じ難い。しかしなが
ら、異種金属接触腐食が生じない様に母材との電位差が
少なく、母材よりもやや貴な電位のものを利用すると良
い。
【0013】また固定具の表面を亜鉛、スズ等のめっき
や塗装を行っておくと、腐食がより生じ難い。この固定
具により、1〜10mm程度の厚みを有し、防食被覆面
に沿った形状で1mm以上の厚みを持ち、保護被覆と同
じ種類の樹脂を用いた繊維強化熱硬化樹脂の硬化物又は
その半硬化物を予め積層して鋲、プレート又はボルトに
より固定しておくと塗装時の作業性が向上する。この繊
維強化熱硬化樹脂の硬化物又はその半硬化物は、別途に
成型するかあるいは塗装等により防食層上で直接成型す
る。さらに、塗装前に固定具がポリエステル樹脂に埋没
して表面に出ないようにすると、簡便な脱泡作業が可能
となる。また、機械的固定部は被覆に対して対照の位置
に設ける。
【0014】最後に防食被覆層と固定用突起、あるいは
既に固定した繊維強化熱硬化樹脂の表層に高強度保護被
覆層を形成する。その被覆方法にはハンドレイアップ
法、スプレーアップ法、コールドプレス法、フィラメン
トワインデイング法や型枠による注入成形等の方法を用
いる。本発明で使用する繊維強化熱硬化樹脂に用いる繊
維としては、熱硬化樹脂には一般的には不飽和ポリエス
テル樹脂を用いるが、他の樹脂を使用しても本発明の効
果に影響を与えるものでは無い。不飽和ポリエステル硬
化樹脂とは、分子内にエステル結合と二重結合を有する
ものであれば良く、オルソ系、イソ系、ビスフェノール
系、ビニルエステル等の不飽和ポリエステル樹脂が使用
出来る。これらの樹脂に過酸化物触媒を混合して硬化さ
せる。
【0015】熱硬化樹脂層に充填する繊維には、ガラス
繊維が価格と樹脂補強効果、防食性能において優れるこ
とからこれを用いる。ガラス繊維としては、一般市販の
ロービング、チョップ、マット、クロス等で5mm以上
の長さを持つものを10wt%以上添加する。また、意
匠性と耐候性付与のため、少なくともその表層には、着
色顔料を添加した樹脂層を形成する。繊維強化熱硬化樹
脂層の厚みとしては、2〜10mmの皮膜を形成する。
また、繊維強化熱硬化樹脂の保護被覆は端部の機械的固
定部を対照に含むようにすればよく、必要な部分のみに
固定部をもうけても良い。
【0016】以上の突起を持つ鋼材上に図1、図5の断
面図に示すように順次積層する。これにより端部に衝撃
が加わった場合でも、被覆の脱落が生じないため耐衝撃
性と防食性の長期維持が可能となる。あるいは、図2〜
図4、図6に示すように、高強度被覆端部を固定する方
法として、予め機械的に固定しておいた保護被覆と同種
の樹脂を用いた繊維強化熱硬化樹脂と、高強度被覆とし
て形成するガラス繊維を含む熱硬化樹脂とが接着により
一体化して端部に機械的に繊維強化熱硬化樹脂を固定し
たのと同等の製品が得られる。また被覆方法とし、この
方法を用いると、予め突起を設けておく方法に比較して
より簡便な脱泡作業が可能である。
【0017】
【実施例】<実施例1>(図7参照) 図7において、外径200A×長さ5500mm×肉厚
5.8mmの鋼管8外面にグリッドブラスト処理を施
し、スケール等を除去して表面に粗度を付与した後、被
覆面積部分にクロメート処理剤を全クロム付着量で50
0mg/m2 となるように塗布、乾燥して下地処理を行
った。次に、ウレタン樹脂系のプライマーを30〜60
μmの膜厚となるようにスプレー塗布し、この鋼材を加
熱してプライマーを硬化させた。次いで、イソシアネー
トとポリオールからなる2液混合のポリウレタン樹脂塗
料を3mm厚み狙いで塗装し、ポリウレタン防食被覆層
を形成した。ポリウレタン被覆は1.5m長を部分的に
残して切り取り、被覆を除去した。固定用の突起作製の
ため、1.5m長の防食被覆層の両端部近傍の鋼材表面
に鋼製の鋲を数カ所溶接して突起部4を作製した。
【0018】次に、スプレーアップ法により、熱硬化樹
脂としてオルソ系不飽和ポリエステル樹脂に1%の着色
顔料を添加した塗料と過酸化物触媒含有硬化剤をスプレ
ー混合しながら、ガラスロービングをガン9の先端で2
5mm長に切断したものを同時に吹き付け、防食被覆3
と突起部全体を覆うように塗装を行い、保護層5を形成
した。このとき、突起部周辺は泡の巻き込みが多かった
ため、5〜10分程度の脱泡作業が必要であった。以上
の方法により、端部の耐剥離性を改善した本発明の実施
例1の端部を固定した高強度保護被覆を持つポリウレタ
ン被覆鋼材を作成した。
【0019】<実施例2及び3>(図8参照) 図8において、外径200A×長さ5500mm×肉厚
5.8mmの鋼管8外面にグリッドブラスト処理を施
し、スケール等を除去して表面に粗度を付与した後、被
覆面積部分にクロメート処理剤を全クロム付着量で50
0mg/m2 となるように塗布、乾燥して下地処理を行
った。次に、エポキシ樹脂系のプライマーを30〜60
μmの膜厚となるようにスプレー塗布し、この鋼材を加
熱してプライマーを硬化させた。次いで無水マレイン酸
で変性したポリエチレン樹脂層を接着剤として約400
μmになる様にポリエチレン防食樹脂層として2.7m
mとなるように2層押し出し被覆をTダイスを用いて被
覆した後に、冷却し、ポリエチレン防食被覆層3を形成
した。ポリエチレン被覆は1.5m長を部分的に残して
切り取り、被覆を除去した。固定具6の取り付けのた
め、1.5m長の防食被覆層3の両端部近傍の鋼材表面
に鋼製のボルトを数カ所溶接した。このボルト部に鋼管
表面の曲率に併せて事前に常温で硬化させた厚さ約3m
mのガラス繊維強化不飽和ポリエステル樹脂板7をナッ
トで固定した。
【0020】次に、スプレーアップ法により、熱硬化樹
脂としてイソ系不飽和ポリエステル樹脂に1%の着色顔
料を添加した塗料と過酸化物触媒含有硬化剤をスプレー
混合しながら、ガラスロービングをガン9の先端で25
mm長に切断したものを同時に吹き付け、防食被覆3と
突起部全体を覆うように塗装を行い、保護層5を形成
し、実施例2の端部を固定した高強度保護被覆を持つポ
リエチレン被覆鋼材を作成した。また、不飽和ポリエス
テル樹脂の塗装を半周のみ行うことで、実施例3の端部
を固定した高強度保護被覆を持つポリエチレン被覆鋼材
を作成した(図9参照)。このとき、端部固定用の固定
具周辺は既にポリエステル樹脂で覆われているため、固
定具周辺の脱泡作業でも、数回のローラーがけにより脱
泡が可能であり、本仕様の方が実施例1よりも脱泡作業
性に優れる。
【0021】<比較例1>外径200A×長さ5500
mm×肉厚5.8mmの鋼管に実施例1と同様の方法に
よりポリウレタンを被覆した後、端部に突起用の鋲を溶
接しないで、そのまま、ガラス繊維を含む不飽和ポリエ
ステル樹脂を被覆し、比較例1の従来の高強度ポリウレ
タン重防食被覆鋼管を作製した。
【0022】<比較例2及び3>外径200A×長さ5
500mm×肉厚5.8mmの鋼管に実施例2と同様の
方法で、ポリエチレンを被覆を施した直後に表面に凹凸
を付けた内面水冷金属ロールにより、表面にエンボス加
工を施した後、水冷した。次に、ガラス繊維を含むオル
ソ系不飽和ポリエステル樹脂をスプレーアップ法によ
り、吹き付け塗装を行い保護層を形成した。以上の方法
により、エンボス加工をポリエチレン表面に施すことで
剪断接着性を改善した特開平6−146271号公報に
相当する比較例2の高強度ポリエチレン被覆鋼管を作成
した。同様の方法でガラス繊維を含む不飽和ポリエステ
ル樹脂の塗装を半周のみ行うことで、比較例3の高強度
ポリエチレン被覆鋼材を作成した。
【0023】以上の方法で作成した実施例1〜3及び比
較例1〜3の被覆鋼管に、ASTMG14の衝撃試験に
準じ、衝撃剥離の評価として15.9mm直径の半球状
の先端を被覆面に接触させ、その上部から30kgの重
りを1mの高さから落下させた。またその衝撃位置とし
ては防食被覆の端部から15mm内側の部分の8箇所に
衝撃を加えて、ポリエステル樹脂保護層の剥離状況を観
察した。また、高強度被覆端部を切り出し、JIS Z
2371に準じ、5%食塩水溶液を用い、35℃の温度
で塩水噴霧試験を6ヶ月間行い、外観を観察した。以上
の結果をまとめて表1に示す。
【0024】表1の結果から明らかなように、被覆端部
外の鋼材表面に設けた突起をポリエステル樹脂保護被覆
内に含有する本発明は、被覆の端部に衝撃を加えてもポ
リエステル保護被覆が剥離することがなく、優れた性能
を有することがわかる。また、突起部がポリエステル樹
脂で覆われているため、ある程度の腐食環境においても
突起部が腐食することなく、その機能維持が可能であ
る。
【0025】
【表1】
【0026】<実施例4>(図10参照) 図10において、外径200A×長さ5500mm×肉
厚5.8mmの鋼管8外面にグリッドブラスト処理を施
し、スケール等を除去して表面に粗度を付与した後、被
覆面積部分にクロメート処理剤を全クロム付着量で50
0mg/m2 となるように塗布乾燥して下地処理を行っ
た。次に、ウレタン樹脂系のプライマーを30〜60μ
mの膜厚となるようにスプレー塗布し、この鋼材を加熱
してプライマーを硬化させた。次いで、イソシアネート
とポリオールからなる2液混合のポリウレタン樹脂塗料
を3mm厚み狙いで塗装し、ポリウレタン防食被覆層を
形成した。ポリウレタン被覆は2m長を部分的に残して
切り取り、被覆を除去した。固定用の突起府部4作製の
ため、防食被覆層3の両端からそれぞれ30cmの位置
に鋼材表面から溶融亜鉛めっきを施した鋼製の鋲を数カ
所打ち込み、突起部4を作製した。
【0027】次に、スプレーアップ法により、オルソ系
不飽和ポリエステル樹脂に1%の着色顔料を添加した塗
料と過酸化物触媒含有硬化剤をスプレー混合しながら、
ガラスロービングを塗装ガン9の先端で25mm長に切
断したものを同時に吹き付け、防食被覆3と突起部全体
を覆うように塗装を行い、1.5m長の保護層5を形成
した。このとき、突起部周辺は泡の巻き込みが多かった
ため、5〜10分程度の脱泡作業が必要であった。以上
の方法により、端部の耐剥離性を改善した本発明の実施
例4の端部を固定した高強度保護被覆を防食被覆上の一
部に持つポリウレタン被覆鋼材を作成した。
【0028】<実施例5及び6>(図11参照) 図11において、外径200A×長さ5500mm×肉
厚5.8mmの鋼管8外面にグリッドブラスト処理を施
し、スケール等を除去して表面に粗度を付与した後、被
覆面積部分にクロメート処理剤を全クロム付着量で50
0mg/m2 となるように塗布乾燥して下地処理を行っ
た。次に、エポキシ樹脂系のプライマーを30〜60μ
mの膜厚となるようにスプレー塗布し、この鋼材を加熱
してプライマーを硬化させた。次いで無水マレイン酸で
変性したポリエチレン樹脂層を接着剤として約400μ
mになる様にポリエチレン防食樹脂層として2.7mm
となるように2層押し出し被覆をTダイスを用いて被覆
した後に、冷却し、ポリエチレン防食被覆層3を形成し
た。ポリエチレン被覆層3は2m長を部分的に残して切
り取り、被覆を除去した。
【0029】次に、スプレーアップ法により、防食被覆
層3の両端部から25〜40cmの位置にイソ系不飽和
ポリエステル樹脂塗料と過酸化物触媒含有硬化剤をスプ
レー混合しながら、ガラスロービングを塗装ガン9の先
端で25mm長に切断したものを同時に吹き付け、厚さ
3mmの層を形成し、硬化させた。固定具6の取り付け
のため、防食被覆層3の両端部から30cmの位置の被
覆に穴開け加工を行い鋼製のボルトを数カ所埋め込ん
だ。このボルトを用いてガラス繊維強化不飽和ポリエス
テル樹脂をナットで固定した。
【0030】次に、スプレーアップ法により、イソ系不
飽和ポリエステル樹脂に1%の着色顔料を添加した塗料
と過酸化物触媒含有硬化剤をスプレー混合しながら、ガ
ラスロービングをガンの先端で25mm長に切断したも
のを同時に吹き付け、防食被覆3の端部から25〜17
5cmの位置で突起部を含むように塗装を行い、保護層
を形成し、実施例5の端部を固定した高強度保護被覆を
防食被覆上の一部に持つポリエチレン被覆鋼材を作成し
た。また、不飽和ポリエステル樹脂5の塗装を半周のみ
行うことで、実施例6の端部を固定した高強度保護被覆
を持つポリエチレン被覆鋼材を作成した(図12参
照)。但し、この場合には、予め固定する繊維強化不飽
和ポリエステル樹脂は別途成型したものを用いて、半周
のみを覆うようにした。このとき、端部固定用の固定具
6周辺は既にポリエステル樹脂7で覆われているため、
固定具周辺の脱泡作業でも、数回のローラーがけにより
脱泡が可能であり、本仕様の方が実施例4よりも脱泡作
業性に優れる。
【0031】<比較例4>外径200A×長さ5500
mm×肉厚5.8mmの鋼管に実施例4と同様の方法に
よりポリウレタンを被覆した後、突起用の鋲を打ち込ま
ないで、そのままガラス繊維を含むオルソ系不飽和ポリ
エステル樹脂を被覆し、比較例4の従来の高強度ポリウ
レタン重防食被覆鋼管を作製した。
【0032】<比較例5及び6>外径200A×長さ5
500mm×肉厚5.8mmの鋼管に実施例5と同様の
方法で、ポリエチレンを被覆を施した直後に表面に凹凸
を付けた内面水冷金属ロールにより、表面にエンボス加
工を施した後、水冷した。次に、ガラス繊維を含むイソ
系不飽和ポリエステル樹脂をスプレーアップ法により、
吹き付け塗装を行い1.5m長の保護層を形成した。以
上の方法により、エンボス加工をポリエチレン表面に施
すことで剪断接着性を改善した特開平6−146271
号公報に相当する比較例2の高強度ポリエチレン被覆鋼
管を作成した。同様の方法でガラス繊維を含む不飽和ポ
リエステル樹脂の塗装を半周のみ行うことで、比較例6
の高強度ポリエチレン被覆鋼材を作成した。
【0033】以上の方法で作成した実施例4〜6及び比
較例4〜6の被覆鋼管に、ASTMG14の衝撃試験に
準じ、衝撃剥離の評価として15.9mm直径の半球状
の先端を被覆面に接触させ、その上部から30kgの重
りを1mの高さから落下させた。またその衝撃位置とし
ては防食被覆の端部から27cmの部分の8箇所に衝撃
を加えて、ポリエステル樹脂保護層の剥離状況を観察し
た。また、高強度被覆端部を切り出し、JIS Z23
71に準じ、5%食塩水溶液を用い、35℃の温度で塩
水噴霧試験を6ヶ月間行い、外観を観察した。以上の結
果をまとめて表2に示す。表2の結果から明らかなよう
に、被覆端部外の鋼材表面に設けた突起をポリエステル
樹脂保護被覆内に含有する本発明は、被覆の端部に衝撃
を加えてもポリエステル保護被覆が剥離することがな
く、優れた性能を有することがわかる。また、突起部が
ポリエステル樹脂で覆われているため、ある程度の腐食
環境においても突起部が腐食することなく、その機能維
持が可能である。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明により端部に機械的固定部を設け
た高強度重防食被覆鋼材は、機械的固定部により端部か
らの耐剥離性が向上する。また、防食被覆外の鋼材面に
固定部を設けると、突起自体の形状の自由度も高く作業
性が向上する。さらには、予め保護被覆と同種の樹脂を
使用した繊維強化熱硬化樹脂を固定しておく方法を用い
ると、脱泡作業をほとんど必要としないため、ガラス繊
維強化熱硬化樹脂の積層が容易である。以上の方法によ
り端部を機械的に固定することによって、端部の安定し
た耐衝撃性と、長期の接水環境での高強度保護層の端部
剥離を抑制することが出来る。この結果、鋼矢板、ある
いは鋼管矢板のように被覆端部を有する被覆鋼材にも高
強度保護被覆の適用が可能となる。本発明は、防食層に
よる防食性と保護層による耐衝撃性を有し、保護層の形
成が容易でその剥離が無いことから、運搬、施工時や船
舶等の衝突、捨て石による防食被覆の損傷を防止するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の突起により端部の機械的固定を行った
高強度重防食被覆鋼材の断面図の一例。
【図2】本発明の作業性に優れる端部の機械的固定を行
った高強度重防食被覆鋼材の断面図の一例。
【図3】本発明の作業性に優れる端部の機械的固定を行
った高強度重防食被覆鋼材の断面図の一例。
【図4】本発明の作業性に優れる端部の機械的固定を行
った高強度重防食被覆鋼材の断面図の一例。
【図5】本発明の突起により端部の機械的固定を行った
高強度保護層を部分的に持つ重防食被覆鋼材の断面図の
一例。
【図6】本発明の作業性に優れる端部の機械的固定を行
った高強度保護層を部分的に持つ重防食被覆鋼材の断面
図の一例。
【図7】本発明の実施例1の被覆鋼管のポリエステル被
覆保護層の形成状況を示す図。
【図8】本発明の実施例2の被覆鋼管のポリエステル被
覆保護層の形成状況を示す図。
【図9】本発明の実施例3の被覆鋼管のポリエステル被
覆保護層の形成状況を示す図。
【図10】本発明の実施例4の被覆鋼管のポリエステル
被覆保護層の形成状況を示す図。
【図11】本発明の実施例5の被覆鋼管のポリエステル
被覆保護層の形成状況を示す図。
【図12】本発明の実施例6の被覆鋼管のポリエステル
被覆保護層の形成状況を示す図である。
【符号の説明】
1 下地処理を施した鋼材 2 プライマー層 3 ポリウレタン又は接着剤層付きポリオレフィン防食
被覆層 4 突起部 5 ガラス繊維を含有する不飽和ポリエステル樹脂保護
層 6 固定具 7 繊維強化不飽和ポリエステル樹脂の硬化物又は、半
硬化物。 8 鋼管 9 塗装ガン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02D 5/04 E02D 5/04 5/28 5/28 (72)発明者 三村 博幸 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 Fターム(参考) 2D018 AA00 2D041 BA07 DB02 2D049 FB03 FB11 FB14 FE02 4F100 AB03A AG00D AK01C AK01D AK03C AK44 AK51C BA04 BA07 BA10A BA10D BA13 DB15A DB20A DD01A DG01D DG12 DH02D EH46 EH61 EJ65B EJ69 EJ91 GB07 JB02 JB13C JB13D JK06 JK10 JL00 JL05 4K062 AA01 AA05 BA10 BC07 BC12 BC13 BC15 BC30 EA11 FA01 FA12 FA18 GA03 GA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼材表面に下地処理、プライマー層、ポ
    リオレフィン又はポリウレタン層を順次積層した防食被
    覆層と、防食被覆層端部外の被覆を施していない鋼材面
    の一部に固定用の突起を設けた被覆鋼材の表層に、ガラ
    ス繊維を含有した熱硬化樹脂を積層したことを特徴とす
    る端部固定高強度被覆を有する重防食被覆鋼材。
  2. 【請求項2】 鋼材表面に下地処理、プライマー層、ポ
    リオレフィン又はポリウレタン層を順次積層した防食被
    覆層と、防食被覆層端部外の被覆を施していない鋼材面
    の一部に予め高強度保護層と同じ種類の樹脂を用いた繊
    維強化熱硬化樹脂層を機械的に固定し、その表層にガラ
    ス繊維を含有した熱硬化樹脂を積層したことを特徴とす
    る端部固定高強度被覆を有する重防食被覆鋼材。
  3. 【請求項3】 鋼材表面に下地処理、プライマー層、ポ
    リオレフィン又はポリウレタン層を順次積層した防食被
    覆層上の保護被覆を積層する端部の位置に、鋼材に直接
    固定した鋲によって突起を形成し、ガラス繊維を含有し
    た熱硬化樹脂を保護被覆として、防食被覆の一部に突起
    部を覆って積層することによって、保護被覆端部の機械
    的固定を行ったことを特徴とする端部固定高強度被覆を
    有する重防食被覆鋼材。
  4. 【請求項4】 鋼材表面に下地処理、プライマー層、ポ
    リオレフィン又はポリウレタン層を順次積層した防食被
    覆層上の保護被覆を積層する端部の位置に、鋼材に直接
    固定した固定具により高強度保護層と同じ種類の樹脂を
    用いた繊維強化熱硬化樹脂層を予め機械的に固定し、そ
    の表層にガラス繊維を含有した熱硬化樹脂を積層するこ
    とによって、保護被覆端部の機械的固定を行ったことを
    特徴とする端部固定高強度被覆を有する重防食被覆鋼
    材。
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