JP2000167897A - 樹脂部材を有する板状体の製造方法および装置 - Google Patents

樹脂部材を有する板状体の製造方法および装置

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JP2000167897A JP10344144A JP34414498A JP2000167897A JP 2000167897 A JP2000167897 A JP 2000167897A JP 10344144 A JP10344144 A JP 10344144A JP 34414498 A JP34414498 A JP 34414498A JP 2000167897 A JP2000167897 A JP 2000167897A
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直毅 沖野
Yutaka Ishikawa
豊 石川
Nobuyuki Tanaka
信幸 田中
Yutaka Mano
豊 真野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適宜に排出流路に抜き出して減らした樹脂材
料の吐出量を応答性良く復帰させて樹脂材料の吐出量を
良好に制御する。 【解決手段】 排出流路14に開度調節可能な絞り弁1
5を設け、排出流路14に樹脂材料5の一部を抜き出し
ても押出機4と切替弁13との間の流路内圧力をほぼ一
定に保持し得るよう前記絞り弁15を開度調節して前記
樹脂材料5の吐出量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂部材を有する
板状体の製造方法および装置に関し、とくにガラス板の
周縁に樹脂製のビードを一体に成形する場合などのよう
に、ガラス板の辺部と隅部とで樹脂材料の吐出量を変化
させる必要がある場合に好適な樹脂部材を有する板状体
の製造方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、ガラス板の周縁に樹脂製のビー
ドを一体に成形する装置の一例を示す斜視図である。図
3に示すように、板状体であるガラス板1をバキューム
カップなどにより支持してガラス板1をその平面の方向
に移動させることができ、かつ、ガラス板1に鉛直な軸
心Oを中心に回転させるようにした回転部2を有する板
状体移動装置3を備えている。さらに、板状体移動装置
3に支持されたガラス板1の辺部1aおよび隅部1b
に、押出機4から供給される樹脂材料5をダイ6のノズ
ル開口7から押出すことにより樹脂製のビード5’を成
形するようにしている。
【0003】図4、図5は、ガラス板1の辺部1aと隅
部1bの全周に連続したビード5’を一筆書きに成形す
るために、ガラス板1を図3の板状体移動装置3によっ
て移動させる状態を示す平面図である。図4はガラス板
1の隅部1bが直角の場合を示しており、図5はガラス
板1の隅部1bが円弧の場合を示している。図4、図5
のガラス板1の辺部1aに樹脂製のビード5’を成形す
る際は、直線移動のために高速移動での作業が可能であ
り、したがって、ビード5’を成形するための樹脂材料
5の吐出量は大である。一方、図4のような直角の隅部
1bにビード5’を成形するときは、ガラス板1の位置
の移動が停止し、その場でガラス板1を回転させる必要
があり、位置の移動速度がゼロとなる。したがって、辺
部1aと隅部1bとに成形されるビード5’の厚さを均
一にするためには、直角形状の隅部1bへの樹脂材料5
の吐出量を極小にする必要がある。また、図5のような
円弧の隅部1bにビード5’を成形するときは、ガラス
板1を減速して位置の移動をさせることとガラス板1を
回転させることを同時に行う必要がある。そのため、位
置の移動速度が低下することから、ビード5’の肉厚を
均一にするためには円弧形状の隅部1bへの樹脂材料5
の吐出量を小量にする必要がある。
【0004】図6は、従来の押出機4の一例を示す断面
図である。図6の押出機4は、駆動装置8により回転駆
動される計量スクリュウ9を本体10内に備えている。
本体10の一端上部に設けた樹脂投入口11から供給さ
れた樹脂材料5は、本体10に備えた蒸気や電気などに
よって加熱するヒータ12により加熱軟化させて計量ス
クリュウ9により他端からダイ6に供給される。そし
て、ダイ6に備えた切替弁13を介してダイ6のノズル
開口7から吐出されるようになっている。
【0005】図6の押出機4は、計量スクリュウ9によ
って押出される樹脂材料5の温度を一定に保持するため
に、計量スクリュウ9が駆動装置8によって一定の速度
で回転する。したがって、ガラス板1にビード5’(図
4、図5)を成形しない時には、切替弁13を切替える
ことにより、樹脂材料5の全量を排出流路14に抜き出
して排出するようにしている。また、切替弁13は切替
えによって、少量の樹脂材料5をノズル開口7に吐出さ
せ、大部分を排出流路14に抜き出して排出できるよう
になっている。
【0006】ここで、前記排出流路14の流路断面積は
比較的大きめに形成されており、切替弁13を切替えた
際に、切替弁13の上流側で流路内圧力が急激に上昇し
てしまうような事態が起こらないようにしてある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】たとえば図6の押出機
4により図5の円弧形状の隅部1bを有するガラス板1
に樹脂製のビード5’を成形する場合を例に説明する。
図7(A)には押出機4と切替弁13との間の流路内圧
力の推移が線図で示されている。ダイ6に対するガラス
板1の移動が回転運動となって位置の移動速度が遅くな
る隅部1bへの樹脂材料5の吐出にあたっては、切替弁
13を切替えて樹脂材料5の大部分は排出流路14から
抜き出される。そのため排出流路14への樹脂材料5の
圧力解放により切替弁13の上流側における流路内圧力
が低下する。しかも、切替弁13を戻して樹脂材料5の
排出流路14への抜き出しを停止しても、一旦低下して
しまった圧力は緩やかにしか立ち上がらない。このた
め、図7(B)にダイ6のノズル開口7からの吐出量の
推移を線図で示すように、隅部1bについて減らした樹
脂材料5の吐出量が応答性良く復帰しない。その結果、
隅部1bにビード5’を成形し終えて高速移動が可能な
辺部1aに移行しても、切替弁13の上流側における流
路内圧力が規定圧まで戻りきらず、規定量の樹脂材料5
を吐出させることができないという問題があった。な
お、図4のように隅部1bが直角形状のガラス板1の場
合は、隅部1bへの樹脂材料5の吐出量が極小となるの
で、前記と同様の問題が一層顕著となる。
【0008】本発明は、押出機から供給される樹脂材料
の一部を切替弁により排出流路に抜き出しても、押出機
と切替弁との間の流路内圧力をほぼ一定に保持し得るよ
うにし、適宜に減らした樹脂材料の吐出量を応答性良く
復帰させて樹脂材料の吐出量を良好に制御することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状体と樹脂
材料を吐出するダイとを相対移動させながら、押出機か
ら供給される樹脂材料を所定の開口断面形状を有するノ
ズル開口を備えたダイから吐出して、板状体の周縁部に
樹脂部材を一体化する樹脂部材を有する板状体の製造方
法において、板状体の隅部に樹脂部材を一体化する際
に、隅部以外の部分に樹脂部材を一体化する際の前記相
対移動における位置の移動速度を遅くし、かつ押出機か
らの樹脂材料のすくなくとも一部を切替弁により排出流
路からダイの外部へ抜き出してノズル開口からの樹脂材
料の吐出量を減ずるとともに、前記排出流路から樹脂材
料のすくなくとも一部を抜き出す際の押出機と切替弁と
の間の流路内圧力をほぼ一定に保持するように、前記排
出流路に設けられた開度調節可能な絞り弁の開度を調節
して、前記樹脂材料の吐出量を制御することを特徴とす
る樹脂部材を有する板状体の製造方法を提供する。
【0010】さらに、本発明は、樹脂材料を供給する押
出機と、該押出機から供給される樹脂材料を所定の断面
形状で吐出するノズル開口を備えたダイと、板状体とダ
イとを相対移動させる移動装置とを備えて、板状体とダ
イとを相対移動させながらノズル開口から樹脂材料を吐
出させることにより樹脂部材を板状体の周縁部に一体化
する樹脂部材を有する板状体の製造装置において、前記
ダイには、前記押出機からノズル開口へ供給される樹脂
材料のすくなくとも一部をノズル開口以外からダイの外
部へ排出する排出流路と、該排出流路へ押出機からノズ
ル開口へ供給される樹脂材料を抜き出して減じる切替弁
と、前記排出流路に設けられた開度調節可能な絞り弁と
が備えられていることを特徴とする樹脂部材を有する板
状体の製造装置を提供する。
【0011】したがって、本発明では、押出機から供給
される樹脂材料の一部を切替弁により排出流路に抜き出
しても、排出流路に設けた絞り弁により押出機と切替弁
との間の流路内圧力がほぼ一定に保持されるので、適宜
に減らした樹脂材料の吐出量を応答性良く復帰させて樹
脂材料の吐出量を良好に制御することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って、本発明
に係る樹脂部材を有する板状体の製造方法および装置の
好ましい実施の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明における樹脂材料の押出機
の一例を示す断面図である。
【0014】本形態例における基本的な構成は、先に図
6で示したものとほぼ同様であるが、ダイ6の内部に穿
設された排出流路14に、開度調節可能な絞り弁15を
設けた点で相違している。この絞り弁15は、押出機4
と切替弁13との間の流路内圧力を圧力計16により監
視しながら予備試験などを行うことによって、切替弁1
3を切替えて排出流路14に樹脂材料5の大部分をダイ
6の外部へ抜き出しても、押出機4と切替弁13との間
の流路内圧力がほぼ一定に保持されるように適切に開度
調節されている。
【0015】すなわち、排出流路14には、切替弁13
を切替えて排出流路14に樹脂材料5の大部分を抜き出
しても、押出機4と切替弁13との間の流路内圧力が低
下しない最適な流路断面積が存在するのである。ただ
し、関係する要因が多すぎて、排出流路14の流路断面
積を予め最適に設計することは困難である。そのため切
替弁13を切替えた際に切替弁13の上流側で流路内圧
力が急激に上昇してしまうような事態が起こらないよう
に、流路断面積を大きめに設定せざるを得ない。また、
ノズル開口7の形状は商品に応じて適宜ものが選択され
るので、商品変更のたびに最適な排出流路14の流路断
面積も変わってしまうという事情もある。よって、この
ような事情を考慮すると、排出流路14に絞り弁15を
設けて適宜に開度調節することが有効となる。
【0016】図1の押出機4により図5の円弧形状の隅
部1bを有するガラス板1に樹脂製のビード5’を成形
する場合を例に説明する。図2(A)に、押出機4と切
替弁13との間の流路内圧力の推移を線図で示した。ダ
イ6に対してガラス板1が回転するとともに位置の移動
速度が遅くなる隅部1bへの樹脂材料5の吐出にあたっ
ては、切替弁13を切替えて樹脂材料5の大部分を排出
流路14に抜き出しても、切替弁13の上流側における
流路内圧力は、変動することなくほぼ一定に保持され
る。
【0017】これにより、図2(B)にダイ6のノズル
開口7からの吐出量の推移を線図で示すように、切替弁
13を戻して樹脂材料5の排出流路14からダイ6の外
部への抜き出しを停止すれば、隅部1bについて減らし
た樹脂材料5の吐出量をきわめて応答性良く復帰させる
ことができる。そして、隅部1bにビード5’を成形し
終えて高速移動が可能な辺部1aに移行した段階で、切
替弁13の上流側における流路内圧力を規定圧までに保
つことができ、規定量の樹脂材料5を吐出させることが
可能となる。
【0018】したがって、上記形態例によれば、押出機
4から供給される樹脂材料5の一部を切替弁13により
排出流路14に抜き出しても、排出流路14に設けた絞
り弁15により押出機4と切替弁13との間の流路内圧
力がほぼ一定に保持されるので、適宜に減らした樹脂材
料5の吐出量を応答性良く復帰させて樹脂材料5の吐出
量を良好に制御できる。
【0019】なお、本発明は、上記した実施の形態例に
のみ限定されるものではない。たとえば、上記例ではダ
イから吐出される樹脂材料を直接ガラス板の周縁に成形
している。ほかに、樹脂材料を所定の断面形状に押出成
形した直後に、成形された樹脂部材をガラス板の周縁に
圧着することができる。この圧着する方法により成形さ
れる樹脂部材としては、自動車窓用ガラス板と車体窓開
口との間に介在される、モールディングと呼ばれるもの
があげられる。モールディングの成形にこうした方法が
好適である理由は次のとおりである。
【0020】自動車窓の場合、モールディングがガラス
板に一体化された状態で車体窓開口に装着されるため、
モールディングの形状や寸法精度を設計形状からかけ離
れないようにする必要がある。一方で、直接ガラス板の
周縁に樹脂部材を成形する場合は、ダイとガラス板との
相対移動による振動がモールディングの表面に現れ、外
観や形状が損なわれる。そのために、自動車窓用ガラス
板に樹脂部材を一体化する方法として、成形された樹脂
部材をガラス板の周縁に圧着する方法は有効である。
【0021】樹脂材料を所定の断面形状に押出成形した
直後に、成形された樹脂部材を自動車窓用ガラス板の周
縁に圧着する方法は、米国特許第5,795,421号
明細書に開示されている。図8を用いて、その概要を説
明する。押出機4の先端には、モールディングの断面形
状に概略一致したノズル開口を有するダイ6が取付けら
れている。このダイ6は、図1に示したものである。ダ
イ6から所定の断面形状で押出された樹脂材料55は、
所定距離離れた位置に固定されている圧着部材59まで
引き込まれる。圧着部材59は、成形された樹脂材料5
5の断面形状に概略一致する空洞部を有している。この
空洞部に、成形された樹脂材料55とともにガラス板5
1が挿入される。こうして、成形された樹脂材料55が
ガラス板51の周縁に圧着されて、モールディング5
5’がガラス板51の周縁に一体化される。なお、この
方法では、ガラス板51は移動装置53に支持されてい
て、移動装置53の駆動によりガラス板51の周縁が圧
着部材59に沿うように移動される。
【0022】ガラス板51のコーナ部が圧着部材59に
差し掛かると、ガラス板51の位置の移動速度が減少
し、ガラス板51が圧着部材59に対し回転する。モー
ルディングがダイ6から押し出される時と圧着部材59
に到達する時との間に時間経過がある。そこで、この時
間経過を考慮し、コーナ部が圧着部材59に到達する時
に合致するように、先の例と同様に、ダイ6からの樹脂
材料の吐出量を減少させる。この際に、切替弁により排
出流路から適宜の量の樹脂材料を抜き出すとともに、絞
り弁により押出機と切替弁との間の流路内圧力を、切替
弁の切替え前とほぼ同等になるように調節する。これに
より、圧着部材59とダイ6との間の過剰な樹脂材料を
防止し、かつ切替弁をもとに戻した際の所定圧力での樹
脂材料の吐出を実現できる。
【0023】樹脂部材が一体化される板状体としては、
ガラス板のほかに透明樹脂板が例示できる。また、ガラ
ス板としては、単板のもの、複数枚のガラス板が合成樹
脂中間膜を介して積層された合わせガラス、複数枚のガ
ラス板が間に空気層が形成されるように離隔配置された
複層ガラス、などが例示できる。こうした板状体の形状
には、板材の用途に応じて種々のものがある。コーナの
形状は直角のものもあれば丸みをおびたものもあり、角
が尖っていても直角でないものもある。また、平板のも
のもあれば湾曲したものもある。
【0024】成形される樹脂部材としては、建築窓用の
樹脂部材であれば、一般にはビードやグレージングチャ
ンネルと呼ばれるものがあり、自動車窓用の樹脂部材で
あれば、モールディングやガスケットと呼ばれるものが
ある。モールディングとしては、ガラス板の周縁全周に
一体化されるもの、1つまたは複数のコーナを含む1部
の辺に一体化されるものがある。モールディングの形状
には、ガラス板の車内側面、端面および車外側面に一体
化されるもの、車内側面または車内側面のいずれかに一
体化されるもの、車内側面または車内側面のいずれかと
端面とに一体化されるもの、がある。
【0025】モールディングを成形する場合、上記の押
出成形した直後に圧着して一体化する方法のほか、ノズ
ル開口から吐出された樹脂材料を直接ガラス板に一体化
する方法もある。この方法は、切替弁の切替えと相対移
動とのタイミングの精度を上げることができるので、有
用である。この場合、モールディングが車外側に大きく
露出しない、モールディングが車内側面に一体化される
形状のものに、とくに好ましく適用できる。この場合
は、上記の押出成形した直後に圧着して一体化する方法
のようにダイと圧着部材との間による時間経過を考慮せ
ず、先の例(ビードの成形例)と同様に吐出量を調整す
ることになる。
【0026】ダイまたは圧着部材と板状体との相対移動
は、ダイまたは圧着部材を動かしても板状体を動かして
も、さらには両者を交互にあるいは同時に動かしてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押出機から供給される樹脂材料の一部を切替弁により排
出流路に抜き出しても、排出流路に設けた絞り弁により
押出機と切替弁との間の流路内圧力がほぼ一定に保持さ
れるので、適宜に減らした樹脂材料の吐出量を応答性良
く復帰させて樹脂材料の吐出量を良好に制御することが
できるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における樹脂材料の押出機の一例を示す
断面図である。
【図2】(A)は本発明に係る装置における押出機と切
替弁との間の流路内圧力の推移を示す線図、(B)は本
発明に係る装置におけるノズル開口からの吐出量の推移
を示す線図である。
【図3】ガラス板の周縁に樹脂製のビードを一体に成形
する従来装置の一例を示す斜視図である。
【図4】ガラス板に樹脂製のビードを成形する状態の一
例を示す平面図である。
【図5】ガラス板に樹脂製のビードを成形する状態の他
の例を示す平面図である。
【図6】従来の押出機の一例を示す断面図である。
【図7】(A)は従来装置における押出機と切替弁との
間の流路内圧力の推移を示す線図、(B)は従来装置に
おけるノズル開口からの吐出量の推移を示す線図であ
る。
【図8】モールディング付きガラス板の製造方法の一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ガラス板(板状体) 1b 隅部 3 板状体移動装置 4 押出機 5 樹脂材料 5’ ビード(樹脂部材) 6 ダイ 7 ノズル開口 13 切替弁 14 排出流路 15 絞り弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 信幸 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1番地 旭硝子株式会社内 (72)発明者 真野 豊 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4F207 AD04 AD08 AG01 AG03 AG23 AH23 AH47 AR07 AR14 KA01 KA17 KB11 KB27 KJ05 KK82 KK90 KL62 KL86 KL91 KL93 KM15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状体と樹脂材料を吐出するダイとを相
    対移動させながら、押出機から供給される樹脂材料を所
    定の開口断面形状を有するノズル開口を備えたダイから
    吐出して、板状体の周縁部に樹脂部材を一体化する樹脂
    部材を有する板状体の製造方法において、板状体の隅部
    に樹脂部材を一体化する際に、隅部以外の部分に樹脂部
    材を一体化する際の前記相対移動における位置の移動速
    度を遅くし、かつ押出機からの樹脂材料のすくなくとも
    一部を切替弁により排出流路からダイの外部へ抜き出し
    てノズル開口からの樹脂材料の吐出量を減ずるととも
    に、前記排出流路から樹脂材料のすくなくとも一部を抜
    き出す際の押出機と切替弁との間の流路内圧力をほぼ一
    定に保持するように、前記排出流路に設けられた開度調
    節可能な絞り弁の開度を調節して、前記樹脂材料の吐出
    量を制御することを特徴とする樹脂部材を有する板状体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 樹脂材料を供給する押出機と、該押出機
    から供給される樹脂材料を所定の断面形状で吐出するノ
    ズル開口を備えたダイと、板状体とダイとを相対移動さ
    せる移動装置とを備えて、板状体とダイとを相対移動さ
    せながらノズル開口から樹脂材料を吐出させることによ
    り樹脂部材を板状体の周縁部に一体化する樹脂部材を有
    する板状体の製造装置において、前記ダイには、前記押
    出機からノズル開口へ供給される樹脂材料のすくなくと
    も一部をノズル開口以外からダイの外部へ排出する排出
    流路と、該排出流路へ押出機からノズル開口へ供給され
    る樹脂材料を抜き出して減じる切替弁と、前記排出流路
    に設けられた開度調節可能な絞り弁とが備えられている
    ことを特徴とする樹脂部材を有する板状体の製造装置。
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