JP2000167279A - 刺繍縫いの位置合わせ装置及び刺繍縫い装置 - Google Patents
刺繍縫いの位置合わせ装置及び刺繍縫い装置Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】 刺繍すべき形状を布F上に投影し、該投
影形状をジョグキー6により移動させ形状の位置合わせ
を行う。該移動量に応じて刺繍形状の刺繍位置を算出し
記憶する。この動作を所望の複数の刺繍形状について行
い、該記憶された刺繍位置に当該刺繍形状を刺繍する。
Description
合わせ装置及び刺繍縫い装置に関する。
る。このような刺繍縫いミシンにおいては刺繍枠に布を
取り付けて、該刺繍枠をXY方向に移動させて所望の模
様や記号、文字等の刺繍形状を刺繍するように構成され
ている。刺繍を行う際に重要なことは、布の正確な位置
に刺繍枠を取り付けることであり、刺繍枠の取り付け位
置や取り付け角度が狂うと布に対して意図する位置と異
なる位置や意図する角度と異なる角度で模様等の刺繍が
形成されることになる。これは特に大きな模様や連続模
様を形成する場合に重要であり、布を刺繍枠に何度か付
け替えて刺繍を行う場合には、布を付け替える際に位置
が狂うと刺繍と刺繍の間が正しく連続しないものが形成
されてしまう。刺繍枠に布を正確な位置及び角度に取り
付けるために形成する刺繍形状や形状の中心と縫い範囲
を描いたテンプレートを布に当てて刺繍枠に取り付ける
方法が通常用いられてきた。あるいは本願出願人により
提案された特願昭4―72327号に示す方法では、布
に刺繍を行う位置と角度を示す十字状のクロスを描いて
おき、クロスセッタと称する治具を用いて布上のクロス
とクロスセッタとを位置合わせすることにより刺繍枠に
布を正確に取り付けるようになっている。
同一枠の範囲内に複数の形状を形成するためには予め複
数の形状を一つのデータとして記憶させておく他なく、
個々の刺繍形状として用意されたデータを同一刺繍枠範
囲内に刺繍するには、刺繍形状毎に布を刺繍枠に付け替
えて位置をずらす必要があった。本発明は上記従来技術
の欠点を改善することを目的とする。
に、本発明の刺繍縫いの位置合わせ装置及び刺繍縫い装
置は、刺繍縫い機構と刺繍対象物との位置関係を規定す
る手段と、該位置関係を規定する手段に位置を規定され
た刺繍対象物に、刺繍すべき刺繍形状の位置と角度の少
なくとも1つを表す表示を表示させる手段と、前記表示
を前記刺繍対象物上において移動させる手段と、該表示
の移動量に対応して、該刺繍形状の刺繍位置を算出する
手段と、該算出した刺繍位置を刺繍すべき刺繍形状対応
させて記憶する手段と、を備えたことを特徴とする。ま
た刺繍縫い装置おいては、上記に加えて更に該記憶され
た刺繍位置に対応する刺繍形状の刺繍縫いを行う手段を
備えている。上記構成において、表示させる手段として
はプロジェクタ等を用いるのが望ましい。また、表示と
しては刺繍位置や刺繍方向(刺繍形状の角度)を表す上
記した従来のクロスやこれに相当するものでも良いが、
刺繍形状自体を表示するのが最も望ましい。また色彩も
表示するようにすれば、布の色との関係なども事前に知
ることができる。表示の移動量に応じて算出される刺繍
位置は例えば刺繍開始原点の位置を算出するようにすれ
ば良い。或いは刺繍形状の縫い目データの修正を行って
も良い。刺繍開始原点の修正により刺繍枠の開始原点が
修正され、該原点を基準として縫いデータに従って刺繍
縫いを行う。従って、複数個の刺繍形状を順に又は同時
に刺繍対象物に表示させ、その位置決めを行って該刺繍
形状とその刺繍位置を記憶させれば、同一刺繍枠内にお
いて、刺繍対象物の付け替えを行うことなく、連続的に
複数の刺繍形状の刺繍を行える。また前記表示させる手
段が更に刺繍形状の大きさを表す表示を表示させ、該大
きさを表す表示を拡大縮小させる手段を更に有し、該拡
大縮小に応じて該刺繍形状の縫い目データを修正する手
段を更に有する、ことも可能であり、この構成により複
数の刺繍形状の位置の設定と拡大縮小を行うことが可能
になる。
基づいて説明する。この実施形態では位置合わせ装置を
刺繍縫い可能なミシンに組み込んだ例を説明するが、位
置合わせ装置単体でも良いし、通常の刺繍縫い装置とし
て実現することも可能である。
えられた制御機構10はミシン全体の制御を行ってお
り、電源スイッチ50により始動し、モータ回路51と
駆動モータ52により通常のミシンとしての縫いを行わ
せると同時に、縫い目データメモリ11に記憶された縫
いデータに基づいて、モータ回路53とXキャリッジモ
ータ54及びモータ回路55とYキャリッジモータ56
により刺繍縫いを行わせるようになっている。Xキャリ
ッジモータ54とYキャリッジモータ56は図2に示す
キャリッジ3をXY方向に移動させ、該キャリッジ3に
装着された刺繍枠4とそこに装着された布Fを移動させ
て針機構2により刺繍縫いを行わせるように構成されて
いる。
が設けられており、模様選択装置12により所望の模様
などの形状を選択することにより、該選択された形状の
刺繍縫いが実現するようになっている。選択された形状
Pは表示パネル5に表示される。
ロスセッタ本体20が接続しており、クロスセッタ選択
装置13によりクロスセッタ本体20の機能が選択され
る、プロジェクタスイッチ26をオンすることにより前
記選択された形状が投影されるようになっている。
内部には液晶シャッタ21が設けられており、図1に示
す模様選択装置12において選択された形状の表示デー
タが表示回路58に送られ、液晶シャッタ21に表示さ
れるようになっている。該液晶シャッタ21に表示され
た形状はプロジェクタ光源22とレンズ23により布F
上に投影されるようになっている。
に刺繍枠4を取り付けるための刺繍枠取付具25が設け
られており、この刺繍枠取付具25の位置がキャリッジ
3の原点位置に対応している。従って、図2に示すよう
に刺繍枠4とここに取り付けた布Fを刺繍枠取付具25
に取り付けることにより布Fはキャリッジ3が原点位置
に位置しているときに相当する位置に設定される。
すべき形状Pが投影される。この形状Pは刺繍される位
置と角度及び大きさをそのまま表しており、該位置や角
度が適当でないときには、ミシン本体1の表示パネル5
上にタッチキーにより形成されたジョグキー6により位
置及び又は角度を移動させることができるようになって
いる。
ロスCも同時に投影されるようになっている。このクロ
スCは形状Pの位置と角度をあらわすものである。形状
PかクロスCのみを表示することも可能である。
PやクロスCを移動させると、該移動量が移動算出装置
14により計算される。この計算に基づいて新たな原点
位置が原点位置/修正縫い目データ記憶装置16に記憶
される。刺繍する形状が単一の場合には、ジョグキー6
による形状P、クロスCの移動と同期してキャリッジ3
を移動させても良い。
置15を備えており、移動算出装置14で算出した移動
量に基づいて縫い目データメモリ11の縫いデータを修
正し、原点位置/修正縫い目データ記憶装置16に修正
縫いデータを格納するようになっている。形状P、クロ
スCの位置移動のみの場合は原点位置の変更のみで可能
であり、この原点位置データのみを用いる。角度変更を
伴う場合には縫い目データ修正装置15により修正され
た縫いデータを用いるように構成されている。
タは当該刺繍形状の縫い目データと関連つけて原点位置
/修正縫い目データ記憶装置16に記憶される。ユーザ
は同一の刺繍枠4に刺繍を行う刺繍形状について上記操
作を繰り返して、複数の刺繍形状について原点位置/修
正縫い目データ記憶装置16に記憶させ、該記憶内容に
基づいて刺繍枠4に一度に複数の形状の刺繍を行う。例
えば図6において、丸、三角、四角の形状を刺繍枠4の
範囲内に刺繍しようとする場合、従来では丸、三角、四
角毎に布Fの位置をずらして刺繍枠4に付け替える必要
があった。この実施形態では、各形状を順次布F上に投
影し、形状PとクロスCの位置を移動させて刺繍すべき
位置を決定し、原点位置/修正縫い目データ記憶装置1
6に記憶させるだけで、布Fと刺繍枠4の付け替えは全
く必要がない。
えており、形状Pの拡大縮小を行えるように構成されて
いる。拡大縮小により縫い目データ修正装置15におい
て縫い目データの修正が行われ原点位置/修正縫い目デ
ータ記憶装置16に記憶される。この機能により、ユー
ザは刺繍形状の大きさも任意に設定することが可能にな
る。
に刺繍枠4をミシン本体1のキャリッジ3に装着して刺
繍縫いを行う。この時、キャリッジ3の原点位置は原点
位置/修正縫い目データ記憶装置16に記憶された原点
位置が用いられるか又は縫い目データとして原点位置/
修正縫い目データ記憶装置16に記憶された形状P、ク
ロスCの移動に伴い修正された縫い目データが呼び出さ
れて刺繍縫いが行われる。
体20をミシン本体1から切り離しても使えるようにな
っており、縫い目データメモリ11と同等のROMカー
ドを挿入するROMカードスロット27を備え、表示パ
ネル5とジョグキー6及び他の必要な操作キーを備えて
いる。ここで得られたデータはRAMカードスロット2
8に挿入したRAMカードに記憶し、ミシン本体1側の
RAMカードスロット9に挿入して刺繍縫いを行わせる
ことができるようになっている。
状選択がなされると(ステップS1)、表示パネル5に
形状が表示され(ステップS2)、クロスセッタ機能が
選択されると(ステップS3)、該選択された形状P、
クロスCが布F上に投影される(ステップS4)。ユー
ザがジョグキー6及び拡大縮小キー7により形状P、ク
ロスCを移動、角度変更或いは形状の拡大縮小を行うと
(ステップS5)、該移動量及び拡大縮小に応じて原点
位置と縫い目データの修正が行われ(ステップS6)、
該原点位置及び修正縫い目データが原点位置/修正縫い
目データ記憶装置16に記憶される(ステップS7)。
位置或いは大きさが確定したら(ステップS8)、次の
刺繍形状について同様な動作が繰り返される(ステップ
S9)。次の形状がないときは縫いを実行する(ステッ
プS10)。
位置合わせ装置及び刺繍縫い装置によれば、簡単に正確
に刺繍形状の位置や角度の設定が行え、しかも刺繍枠範
囲内に複数の刺繍形状を刺繍する際には、一度に各刺繍
形状の位置決めが可能であり、複数の刺繍形状を任意組
み合わせることが可能であり、その位置や角度を正確に
刺繍することが可能になる。
を示す斜視図。
部構造を示す断面図。
示す斜視図。
わせ動作の説明図。
ト図。
繍枠、5:表示パネル、6:ジョグキー、7:拡大縮小
キー、9:RAMカードスロット、10:制御機構、1
1:縫い目データメモリ、12:模様選択装置、13:
クロスセッタ選択装置、14:移動算出装置、15:縫
い目データ修正装置、16:原点位置/修正縫い目デー
タ記憶装置、19:一時記憶メモリ、20:クロスセッ
タ本体、21:液晶シャッタ、22:プロジェクタ光
源、23:レンズ、24:ケーブル、25:刺繍枠取付
具、26:プロジェクタスイッチ、27:ROMカード
スロット、28,RAMカードスロット、40:取付
部、41:外枠、42:内枠、43:テンプレート、5
0:電源スイッチ、51:モータ回路、52:駆動モー
タ、53:モータ回路、54:Xキャリッジモータ、5
5:モータ回路、56:Yキャリッジモータ、57:表
示回路、58:表示回路。
Claims (3)
- 【請求項1】刺繍縫い機構と刺繍対象物との位置関係を
規定する手段と、 該位置関係を規定する手段に位置を規定された刺繍対象
物に、刺繍すべき刺繍形状の位置と角度の少なくとも1
つを表す表示を表示させる手段と、 前記表示を前記刺繍対象物上において移動させる手段
と、 該表示の移動量に対応して、該刺繍形状の刺繍位置を算
出する手段と、 該算出した刺繍位置を刺繍すべき刺繍形状対応させて記
憶する手段と、 を備えた刺繍縫いの位置合わせ装置。 - 【請求項2】刺繍縫い機構と刺繍対象物との位置関係を
規定する手段と、 該位置関係を規定する手段に位置を規定された刺繍対象
物に、刺繍すべき刺繍形状の位置と角度の少なくとも1
つを表す表示を表示させる手段と、 前記表示を前記刺繍対象物上において移動させる手段
と、 該表示の移動量に対応して、該刺繍形状の刺繍位置を算
出する手段と、 該算出した刺繍位置を刺繍すべき刺繍形状対応させて記
憶する手段と、 該記憶された刺繍位置に対応する刺繍形状の刺繍縫いを
行う手段と、 を備えた刺繍縫い装置。 - 【請求項3】前記表示させる手段が更に刺繍形状の大き
さを表す表示を表示させ、 該大きさを表す表示を拡大縮小させる手段を更に有し、 該拡大縮小に応じて該刺繍形状の縫い目データを修正す
る手段を更に有する、 請求項1に記載の刺繍縫いの位置合わせ装置又は請求項
2に記載の刺繍縫い装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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-
1998
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