JP2000167057A - 振動空気圧発生機構 - Google Patents

振動空気圧発生機構

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JP2000167057A
JP2000167057A JP10347512A JP34751298A JP2000167057A JP 2000167057 A JP2000167057 A JP 2000167057A JP 10347512 A JP10347512 A JP 10347512A JP 34751298 A JP34751298 A JP 34751298A JP 2000167057 A JP2000167057 A JP 2000167057A
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port
input port
pressure input
switching member
flow path
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JP10347512A
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English (en)
Inventor
Toshinao Takagi
俊尚 高木
Mikio Yasukawa
幹男 安川
Yasuhito Sugiura
康仁 杉浦
Katsuyoshi Suzuki
克由 鈴木
Takahiro Kamata
賢弘 鎌田
Tomohisa Otake
智久 大竹
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気筒判別の誤判定を防止することを課題とす
る。 【解決手段】 空気圧発生源から陽圧を付勢される陽圧
入力ポート214と陰圧を付勢される陰圧入力ポート2
15と、大気開放ポート216と、振動空気圧を出力す
る出力ポート217とを備える筐体21と、陽圧入力ポ
ート214と出力ポート217及び陰圧入力ポート21
5と大気開放ポート216を接続する状態と、陽圧入力
ポート214と大気開放ポート216及び陰圧入力ポー
ト215と出力ポート217を接続する状態とを選択的
に切り替える切り替え部材22と、切り替え部材22の
切り替え動作を連続的に付勢する駆動機構23とを備
え、切り替え部材22が、陰圧入力ポート215と大気
開放ポート216との接続を陽圧入力ポート214と出
力ポート217との接続よりも幾分先に開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動空気圧発生機
構に係り、特に、人工呼吸器への装備に好適な振動空気
圧発生機構に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−131774号に、自発呼吸
を行わない状態で、患者に対して酸素吸入を行う高頻度
人工呼吸器が掲載されている。この高頻度人工呼吸器
は、陽圧及び陰圧の両方の空気を同時に発生するブロワ
と、これに接続される振動空気圧を発生する振動空気圧
発生機構と、振動空気圧により振動を付勢されて供給用
の酸素に当該振動空気圧を伝達するダイヤフラムと、酸
素供給源と、酸素供給及び呼気排出を行う管路とを有し
ている。
【0003】上記高頻度人工呼吸器に装備された振動空
気圧発生機構100を図24に示す。この振動空気圧発
生機構100は、ブロワから陽圧を付勢される陽圧入力
ポート101とブロワから陰圧を付勢される陰圧入力ポ
ート102と大気中に開放された大気開放ポート103
と振動空気圧を出力する出力ポート104とが形成され
た筐体105と、陽圧入力ポート101と出力ポート1
04とを接続し且つ陰圧入力ポート102と大気開放ポ
ート103とを接続する第1の接続状態と陽圧入力ポー
ト101と大気開放ポート103とを接続し且つ陰圧入
力ポート102と出力ポート104とを接続する第2の
接続状態とを選択的に切り替える切り替え部材106
と、この切り替え部材106の切り替え動作を連続的に
付勢する駆動機構(図示略)とを備えている。
【0004】上記切り替え部材106は、筐体105の
内部において回転自在に装備された円柱体で構成され、
駆動機構がこの切り替え部材106に対して一定の回転
方向に回転動作の付勢を行う。また、筐体105におい
て、陽圧入力ポート101が切り替え部材106の一方
の端面に面し、陰圧入力ポート102が他方の端面に面
し、出力ポート103と大気開放ポート104とがその
外周面に面している。そして、出力ポート103と大気
開放ポート104とは、切り替え部材106の中心軸を
挟んで互いに反対側に位置している。
【0005】さらに、上記切り替え部材106には、そ
の一方の端面から外周面にかけて連通する第1の流路1
07と、その他方の端面から外周面にかけて連通する第
2の流路108とが設けられている。これら第1の流路
と第2の流路107,108とは、切り替え部材106
の中心軸を挟んで互いに反対側に形成されている。
【0006】図25(A)は、図24におけるX−X線
に沿った断面図を示し、図25(B)はY−Y線に沿っ
た断面図を示している。図中の矢印Zは、前述した駆動
機構により付勢される一定の回転方向を示す。切り替え
部材106は、その両端部の外周面がそれぞれ切り欠か
れており、これによって第1及び第2の流路107,1
08が形成されている。これら第1及び第2の流路10
7,108は、切り替え部材106の両端部の外周面
を、いずれも、中心軸から180度の範囲で切り欠いて
いる。そして、第1及び第2の流路107,108は、
図25(A),(B)から分かるように、切り替え部材
106の端面における一直径を挟んで対称に切り欠かれ
ている。
【0007】これに対して、出力ポート103及び大気
開放ポート104は、切り替え部材106の回転方向Z
における幅が同一に設定されている。このため、当該切
り替え部材106の回転に応じて、各流路107,10
8が各ポート103,104を開閉するタイミングが一
致する。
【0008】図25乃至図28に基づいて、振動空気圧
発生機構100の動作を説明する。この振動空気圧発生
機構100では、切り替え部材106の回転に応じて第
1及び第2の流路107,108は、図25から図28
までの順序で状態変化する。即ち、第1の流路107に
おいて陽圧入力ポート101が出力ポート103に接続
されるときには、第2の流路108において陰圧入力ポ
ート102が大気開放ポート104に接続される。ま
た、第1の流路107において陽圧入力ポート101が
大気開放ポート104に接続されるときには、第2の流
路108において陰圧入力ポート102が大気開放ポー
ト104に接続される。そして、これらの接続が繰り返
し交互に行われる。
【0009】これにより、駆動機構に付勢される回転数
と等しい周期で出力ポート103から振動空気圧が発生
し、大気開放ポート104からは、同一周期で大気の吸
排気が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】現在の高頻度人工呼吸
器は、患者に対する酸素及び呼気の換気量の増加が要求
されている。そして、この換気量の増加のためには、振
動空気圧発生機構による振動空気圧の振幅圧力の増加を
図ることが有効であることが医学的に確認されている。
【0011】上記従来例にあっては、陽圧入力ポート1
01と出力ポート103との接続と、陰圧入力ポート1
02と大気開放ポート104との接続が完全に同時に行
われる。従って、大気開放ポート及び陰圧入力ポートを
介するブロワへの大気の供給と、ブロワから陽圧入力ポ
ートを介する出力ポートからの陽圧空気の出力が同時に
行われることになる。このとき、大気開放ポートから取
り込まれた外気が最終的に出力ポートから出力されるま
でには、時間経過を要するため、出力ポートがブロワと
接続されても、すぐに外気が到達せず、十分な陽圧気体
の出力が行われないという状態が生じていた。このた
め、従来の振動空気圧発生機構は、ブロワから付勢され
る陽圧を効率良く、振動空気圧に変換できていなかっ
た。従って、振動振幅も小さくなっていた。
【0012】かかる問題に対して、ブロワの大型化によ
る振幅圧力の増加によって対処することができるが、当
該ブロワの大型化は、人工呼吸器の電力消費量の増加、
人工呼吸器の大型化、コストの増大等といった欠点を伴
うため、望ましい解決手段ではなかった。
【0013】
【発明の目的】本発明の目的は、電力消費及びコストの
低減、装置の小型化を図り得る振動空気圧発生機構を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、陽圧及び陰圧
の両方の空気圧を同時に発生する空気圧発生源と接続さ
れ、陽圧又は陰圧を交互に選択して出力し振動空気圧を
発生する振動空気圧発生機構であって、空気圧発生源か
ら陽圧を付勢される陽圧入力ポートと、空気圧発生源か
ら陰圧を付勢される陰圧入力ポートと、大気中に開放さ
れた大気開放ポートと、振動空気圧を出力する出力ポー
トとを備える筐体と、陽圧入力ポートと出力ポートとを
接続し且つ陰圧入力ポートと大気開放ポートとを接続す
る接続状態と、陽圧入力ポートと大気開放ポートとを接
続し且つ陰圧入力ポートと出力ポートとを接続する接続
状態とを、選択的に切り替える切り替え部材と、切り替
え部材の切り替え動作を連続的に付勢する駆動機構と、
を備えている。
【0015】そして、切り替え部材が、陽圧入力ポート
と出力ポートとを接続し且つ陰圧入力ポートと大気開放
ポートとを接続する際に、陰圧入力ポートと大気開放ポ
ートとの接続を陽圧入力ポートと出力ポートとの接続よ
りも幾分先に開始するという構成を採っている。
【0016】上記構成にあっては、陽圧入力ポート及び
陰圧入力ポートに空気圧発生源に接続される。この空気
圧発生源は、陰圧の出力部から外気を取り込み、陽圧の
出力部から取り込んだ外気を排出する。従って、陰圧に
よる外気の取り込みが効果的に行われることにより、陽
圧の出力効率も高くなる。
【0017】上述の振動空気圧発生機構は、切り替え部
材が、陽圧入力ポートと出力ポートとを接続し且つ陰圧
入力ポートと大気開放ポートとを接続することにより、
大気開放ポートから外気が取り込まれ、陰圧入力ポート
を介して空気圧発生源に外気が供給される。また、取り
込まれた外気が陽圧入力ポートを介して出力ポートから
陽圧として出力される。
【0018】そして、切り替え部材が、陽圧入力ポート
と大気開放ポートとを接続し且つ陰圧入力ポートと出力
ポートとを接続する接続状態に切り替えられると、出力
ポートで気体の吸引が行われる。さらに、取り込まれた
気体は、陰圧入力ポートを介して空気圧発生源に吸引さ
れ、陽圧入力ポート及び大気開放ポートを介してそのま
ま大気中に排出される。
【0019】切り替え部材は、駆動機構により上述の接
続状態を連続的に繰り返すため、出力ポートでは、吸排
気が連続して行われ、振動空気圧が発生する。
【0020】ここで、上記発明にあっては、切り替え部
材が、陽圧入力ポートと出力ポートとを接続し且つ陰圧
入力ポートと大気開放ポートとを接続する際に、当該陰
圧入力ポートと大気開放ポートとの接続を陽圧入力ポー
トと出力ポートの接続よりも、幾分先に開始することに
より、空気圧供給源へ供給される大気の供給が早くに行
われ、当該空気圧供給源から供給された陽圧気体が出力
ポートと陽圧入力ポートとの接続によって即時に出力さ
れる。
【0021】ここで、上述の切り替え部材を筐体に回転
自在に装備された円柱体で構成すると共に、駆動機構が
切り替え部材に対して一定の回転方向に回転動作の付勢
を行い、切り替え部材の一方の端面に陽圧入力ポートが
面し、他方の端面に陰圧入力ポートが面し、その外周面
にその中心軸を挟んで出力ポートと大気開放ポートとが
面する配置とし、切り替え部材に、その一方の端面から
外周面にかけて連通する第1の流路を設けると共に、他
方の端面から外周面の第1の流路とは反対側の部分にか
けて連通する第2の流路を設け、第1の流路が出力ポー
トと正対する際に、第2の流路が大気開放ポートよりも
幾分回転方向上流側となるように、第2の流路又は大気
開放ポートを位置設定する構成としても良い。また、切
り替え部材を筐体に回転自在に装備された回転体で構成
すると共に、駆動機構が切り替え部材に対して一定の回
転方向に回転動作の付勢を行い、切り替え部材に、陽圧
入力ポートと出力ポートとを連通するための第3の流路
と、陽圧入力ポートと大気開放ポートとを連通するため
の第4の流路と、陰圧入力ポートと出力ポートとを連通
するための第5の流路と、陰圧入力ポートと大気開放ポ
ートとを連通するための第6の流路とを設け、切り替え
部材が第1の回転角度の時に第4の流路と第5の流路と
が連通し、切り替え部材が第2の回転角度の時に第6の
流路が連通し、切り替え部材が第3の回転角度の時に第
3の流路が連通する場合に、第1の回転角度から第2の
回転角度までの角度差を、第1の回転角度から第3の回
転角度までの角度差よりも幾分小さく設定する構成とし
ても良い。
【0022】また、切り替え部材を筐体に回転自在に装
備された回転円板で構成すると共に、駆動機構が切り替
え部材に対して一定の回転方向に回転動作の付勢を行
い、回転円板の一方の平面に面した状態で、回転円板よ
りも小さい円を境界として別々に出力ポートと大気開放
ポートとを配置し、回転円板の他方の平面に面した状態
で、回転円板の一直径を境界として別々に陽圧入力ポー
トと陰圧入力ポートとを配置し、回転円板の二つの直径
に挟まれてなる二つの領域の内,一方の領域の円を境界
として外側となる部分に貫通穴を設けると共に、他方の
領域の円を境界として内側となる部分に貫通穴を設け、
各貫通穴の内,大気開放ポートに面する貫通穴の回転方
向上流側となる端部を、他方の貫通穴の回転方向上流側
端部の回転軸を挟んで対称となる位置よりも、回転方向
上流側に幾分延設するという構成を採っても良い。
【0023】さらに、切り替え部材を筐体に回転自在に
装備された回転円板で構成すると共に、駆動機構が切り
替え部材に対して一定の回転方向に回転動作の付勢を行
い、回転円板の一方の平面に面した状態で、回転円板よ
りも小さい円を境界として別々に陽圧入力ポートと陰圧
入力ポートとを配置し、回転円板の他方の平面に面した
状態で、回転円板の一直径を境界として別々に出力ポー
トと大気開放ポートとを配置し、回転円板の二つの直径
に挟まれてなる二つの領域の内,一方の領域の円を境界
として外側となる部分に貫通穴を設けると共に、他方の
領域の円を境界として内側となる部分に貫通穴を設け、
各貫通穴の内,陰圧入力ポートに面する貫通穴の回転方
向上流側となる端部を、他方の貫通穴の回転方向上流側
端部の回転軸を挟んで対称となる位置よりも、回転方向
上流側に幾分延設するという構成を採っても良い。
【0024】さらに、大気開放ポートを二つ装備し、一
方を陽圧入力ポートとの接続用とし、他方を陰圧入力ポ
ートとの接続用とする構成としても良い。
【0025】本願発明は、以上のように作用し、これに
より、前述した目的を達成しようとするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
23に基づいて説明する。この実施形態では、患者Pに
対し酸素吸入と呼気排出を行う高頻度振動換気法(HF
O)の人工呼吸器12に振動空気圧発生機構20を装備
した例を示す。 人工呼吸器12は、酸素供給源として
の吸気導入部62と、陽圧及び陰圧の両方の空気圧を同
時に発生するブロワ52(空気圧発生源)と、ブロワ5
2で発生した陽圧又は陰圧を交互に選択して所定の振動
空気圧に変換する振動空気圧発生機構20と、振動空気
圧発生機構20からの振動空気圧に付勢されて作動し,
吸気導入部62から患者Pに供給される酸素(厳密には
空気と混合された酸素)に振動空気圧を付勢するダイヤ
フラム機構56と、酸素を患者Pに供給すると共に呼気
を排出する管路とを備えている。
【0027】上述の吸気導入部62は、外気と予め準備
された酸素とを吸入し混合するブレンダ621と、ブレ
ンダ621から送り出される空気を加湿する加湿器62
2とから構成されている。加湿器622には、加湿器6
22を経た吸気を患者Pへ供給する吸気管623が接続
されている。吸気管623には、ダイヤフラム機構56
の被加圧室563が連通されるとともに、その末端で三
方分岐管7を介して患者Pに至る末端吸気管605に接
続されている。この末端吸気管605の途中には、患者
Pの吸気状態を検出する圧力センサ624が取り付けら
れている。また、三方分岐管7には、下方に延設された
呼気の排出を行うための排気管604が装備されてい
る。
【0028】ダイヤフラム機構56は、加圧室562及
び被加圧室563と、加圧室562と被加圧室563と
の間を仕切るとともに伸縮自在の部材で形成されたダイ
ヤフラム561とを備えている。加圧室562は振動空
気圧管546を介して振動空気圧発生機構20が装備さ
れている。
【0029】さらに、この振動空気圧発生機構20は、
陽圧管521及び陰圧管522を介してブロワ52と接
続されている。このブロワ52は、陰圧管522から空
気を吸入し、その空気を陽圧管521から吐出する。
【0030】ここで、図2乃至図12に基づいて、振動
空気圧発生機構20について詳説する。図2は、振動空
気圧発生機構20の後述する回転軸に沿った断面図であ
り、図3(A)は図2中のS−S線に沿った断面図,図
3(B)はT−T線に沿った断面図を示している。
【0031】この振動空気圧発生機構20は、所定の内
部空間を有する筐体21と、筐体21の内部空間に回転
自在に装備された円柱状の切り替え部材22と、この切
り替え部材22に回転力を付勢する駆動機構23とを備
えている。
【0032】筐体21は、切り替え部材22の外径より
もわずかに大きな内径の筒状体211と、筒状体211
の両端部を閉塞する蓋体212と、後述する各ポートが
形成される配管接続体213とを備えている。上記切り
替え部材22は、各蓋体212に軸受けを介して装備さ
れた回転軸221に軸支されて筒状体211の中央部に
配設されている。
【0033】さらに、筐体21には、前述の陽圧管52
1が接続される陽圧入力ポート214と陰圧管522が
接続される陰圧入力ポート215と大気中に開放された
大気開放ポート216と前述した振動空気圧管546を
介してダイヤフラム機構56に振動空気圧を出力する出
力ポート217が設けられている。
【0034】陽圧入力ポート214と陰圧入力ポート2
15とは、筐体21の両端部を貫通して形成され、切り
替え部材22の両端面にそれぞれ連通している。また、
出力ポート217及び大気開放ポート216は、筒状体
211の中央部を貫通して形成されており、いずれも切
り替え部材22の外周面に面している。また、これらの
出力ポート217及び大気開放ポート216は、回転軸
221を挟んで対称となる位置に設けられている。
【0035】切り替え部材22は、その中心に回転軸2
21が挿通され、ピンにより当該回転軸221と一体的
に回転する構造となっている。切り替え部材22には、
各端面からその外周面にかけてそれぞれ切り欠きが設け
られている。これら各切り欠きは、回転軸221を中心
に180度の範囲(図3参照)で外周面を切り欠いてお
り、各切り欠きは、回転軸221を挟んで互いに反対側
に位置している。
【0036】各切り欠きは、当該切り替え部材22の回
転により出力ポート217と大気開放ポート216とに
選択的に直面することとなる。このため、切り替え部材
22の陽圧入力ポート214と連通する端面から外周面
にかけて形成された切り欠きは、陽圧入力ポート214
から出力ポート217又は大気開放ポート216を選択
的に連通する第1の流路218を形成する。また、同様
にして、切り替え部材22の陰圧入力ポート215と連
通する端面から外周面にかけて形成された切り欠きは、
陰圧入力ポート215から出力ポート217又は大気開
放ポート216を選択的に連通する第2の流路219を
形成する。
【0037】上記切り替え部材22は、これら各流路2
18,219を備えるため、その回転動作の付勢によっ
て、陽圧入力ポート214と出力ポート217とを接続
し且つ陰圧入力ポート215と大気開放ポート216と
を接続する第1の接続状態と、陽圧入力ポート214と
大気開放ポート216とを接続し且つ陰圧入力ポート2
15と出力ポート217とを接続する第2の接続状態と
を選択的に切り替えることが可能である。
【0038】駆動機構23は、筐体21の端部に併設さ
れ、当該筐体21の外部に露出した回転軸221の一端
部と係合している。即ち、この駆動機構23は、駆動モ
ータとその回転数を減じて回転軸に伝達する減速歯車機
構とから構成されている。人工呼吸器12は、周波数15
[Hz]の振動空気圧の発生を要求するため、この駆動機構
23では、900[rpm]の回転数で回転軸221に回転動作
を付勢する。また、この駆動機構23では、図3に示す
常時一定方向Zに切り替え部材22を回転させる。
【0039】さらに、この振動空気圧発生機構20は、
図3に示すように、大気開放ポート216の切り替え部
材22の外周面が通過する方向に沿った幅が、出力ポー
ト217の幅よりも大きく設定されていることを特徴と
している。
【0040】このため、切り替え部材22の回転時にお
いて、第1の流路218が出力ポート217との接続を
開始する位置にあるときに、第2の流路219が大気開
放ポート216との接続を開始する位置よりも幾分回転
方向上流側となる。これは、換言すると、切り替え部材
22の回転により、第1の流路218が陽圧入力ポート
214と出力ポート217とを連通し且つ第2の流路2
19が陰圧入力ポート215と大気開放ポート216と
を連通する際に、陰圧入力ポート215と大気開放ポー
ト216との連通が陽圧入力ポート214と出力ポート
217との連通よりも幾分先に開始することを意味して
いる。
【0041】図4を参照して説明すると、切り替え部材
22の回転により、第1の流路218の上流側端部が出
力ポート217の直前に位置するとき、第2の流路21
9の上流側端部は、回転角度aだけ先行して、大気開放
ポート217に到達している。この先行する回転角度a
は、10〜50[°]が望ましい。
【0042】図3乃至図10は、切り替え部材22の回
転に応じて生じる各ポートへの気体の流れを順番に示し
ている。特に、各図(A)は第1の流路218に生じる
気体の流れを示し、各図(B)は第2の流路219に生
じる気体の流れを示している。各図中の矢印Uは、陽圧
入力ポート214から振動空気圧発生機構20に流入す
る気体の流れであり、各図中の矢印Dは、陰圧入力ポー
ト215から振動空気圧発生機構20から吸引される気
体の流れを示している。
【0043】図3乃至図10を参照して振動空気圧発生
機構20の動作を説明すると、切り替え部材22が、第
1の流路218によって陽圧入力ポート214と出力ポ
ート217とを接続し、また、第2の流路219が、陰
圧入力ポート215と大気開放ポート216とを接続す
ることにより(図5〜図8)、大気開放ポート216か
ら外気が取り込まれ、陰圧入力ポート215を介してブ
ロワ52に外気が供給される。また、取り込まれた外気
が陽圧入力ポート214を介して出力ポート217から
陽圧としてダイヤフラム機構56に出力される。
【0044】そして、切り替え部材22の回転により、
第1の流路218が、陽圧入力ポート214と大気開放
ポート216とを接続し、また、第2の流路219が、
陰圧入力ポート215と出力ポート217とを接続する
と(図9〜図10,図3〜図4)、出力ポート217で
ダイヤフラム機構56から気体の吸引が行われる。さら
に、取り込まれた気体は、陰圧入力ポート215を介し
てブロワ52に吸引され、陽圧入力ポート214及び大
気開放ポート216を介してそのまま大気中に排出され
る。
【0045】切り替え部材22は、駆動機構23により
上述の接続状態を連続的に繰り返すため、出力ポート2
17では、吸排気が連続して行われ、ダイヤフラム機構
56に振動空気圧を付勢する。
【0046】上記振動空気圧の発生行程中にあっては、
切り替え部材22の第1の流路218により、陽圧入力
ポート214と出力ポート217との接続が開始される
時点で、第2の流路219により、陰圧入力ポート21
5と大気開放ポート216との接続が先行して開始され
ている(図4)。従って、ブロワ52へ供給される外気
の取り込みが先行して行われ、かかる取り込まれた外気
が当該ブロワ52内で循環し、陽圧入力ポート214が
出力ポート217と接続される時点で、ダイヤフラム機
構56への陽圧の付勢が迅速に行われる。
【0047】従って、従来の振動空気圧発生機構で生じ
ていた、大気開放ポートから取り込まれた外気がブロワ
内を循環し出力ポートに到達するまでのタイムロスを抑
制することができ、ブロワの大型化を図るまでもなく、
振動空気圧の特に陽圧を高く維持することができ、振動
振幅の増大化を図ることが可能となる。
【0048】上述の振動空気圧発生機構20と図24に
示した従来の振動空気圧発生機構100との比較試験の
結果を図11及び図12に示す。図11は、振動空気圧
発生機構20における振動空気圧の圧力変化を示し、図
12は、従来の振動空気圧発生機構100における振動
空気圧の圧力変化を示す。これらの試験結果から分かる
ように、本実施形態たる振動空気圧発生機構20は、従
来の振動空気圧発生機構と比較して、陽圧が上記高く出
力されており、また、常時振動振幅が大きくなっている
ことが明確に示されている。
【0049】ここで、上記振動空気圧発生機構20で
は、大気開放ポート216の幅を出力ポート217の幅
よりも広く設定して陰圧入力ポート215と大気開放ポ
ート216の接続タイミングを陽圧入力ポート214と
出力ポート217との接続タイミングよりも先行させて
いるが、第1の流路218又は第2の流路219の配
置,幅等の変更より同様のことを行っても良い。以下に
その一例を示す。
【0050】図13乃至図18は、出力ポート217A
及び大気開放ポート216Aについて、直面する切り替
え部材22Aの回転方向における幅を互いに等しく設定
し、さらに、切り替え部材22Aの外周面上における第
1の流路218A及び第2の流路219Aの上流側端部
の各位置を適宜に設定することにより上記振動空気圧発
生機構20と同様に機構する振動空気圧発生機構20A
の断面図を示している。各図(A)は第1の流路218
Aの断面図を示し、各図(B)は第2の流路219Aの
断面図を示している。
【0051】即ち、図14(A)に示すように、第1の
流路218Aの回転方向上流側の端部が出力ポート21
7Aの下流側端と同位置にあるときに、図14(B)に
示すように、第2の流路219Aの回転方向上流側の端
部は、大気開放ポート216Aの下流側端部よりも、回
転軸22を基準とする角度aだけ上流側に位置するよう
に、各流路の相対的な位置関係又は回転方向幅が設定さ
れている。
【0052】図13乃至図18を参照して振動空気圧発
生機構20の動作を説明すると、切り替え部材22A
が、第1の流路218Aによって陽圧入力ポート214
と出力ポート217Aとを接続し、また、第2の流路2
19Aが、陰圧入力ポート215と大気開放ポート21
6Aとを接続することにより(図15〜図18)、大気
開放ポート216Aから外気が取り込まれ、陰圧入力ポ
ート215を介してブロワ52に外気が供給される。ま
た、取り込まれた外気が陽圧入力ポート214を介して
出力ポート217Aから陽圧としてダイヤフラム機構5
6に出力される。
【0053】そして、切り替え部材22の回転により、
第1の流路218Aが、陽圧入力ポート214と大気開
放ポート216Aとを接続し、また、第2の流路219
Aが、陰圧入力ポート215と出力ポート217Aとを
接続すると(図18,図13〜図15)、出力ポート2
17Aでダイヤフラム機構56から気体の吸引が行われ
る。さらに、取り込まれた気体は、陰圧入力ポート21
5を介してブロワ52に吸引され、陽圧入力ポート21
4及び大気開放ポート216Aを介してそのまま大気中
に排出される。
【0054】前述の如く、切り替え部材22の第1の流
路218Aにより、陽圧入力ポート214と出力ポート
217Aとの接続が開始される時点で、第2の流路21
9Aにより、陰圧入力ポート215と大気開放ポート2
16Aとの接続が先行して開始されている(図14)。
従って、振動空気圧発生機構20と同様に、振動空気圧
の特に陽圧を高く維持することができ、振動振幅の増大
化を図ることが可能となる。
【0055】また、図19に示すように、前述した振動
空気圧発生機構20の筐体21には、陽圧入力ポート2
14との接続用の大気開放ポート216aと陰圧入力ポ
ート215との接続用の大気開放ポート216bとをそ
れぞれ設けても良い。ブロワ52から排出される陽圧気
体は、圧縮されて出力されるため、高温化していること
がある。図2に示すように大気開放ポート216が一つ
の場合には、ブロワ52から陽圧入力ポート214を介
して大気開放ポート216まで到達した高温化した陽圧
気体が、切り替え部材22の回転角度によっては、当該
大気開放ポート216から陰圧入力ポート215に吸引
され、ブロワ52まで再び送られてしまう可能性があ
る。
【0056】取り込まれた気体が高温の場合、ブロワ5
2内では、軸受け等の内部部品に劣化を生じやすくな
り、短寿命化する恐れがあった。そこで、図19のよう
に、各入力ポート214,215ごとに個別に対応する
大気開放ポート216a,216bを設けることによ
り、陽圧入力ポート214から供給された陽圧気体が、
大気開放ポートを介して陰圧入力ポート215に吸引さ
れる不都合を防止している。従って、二つの大気開放ポ
ート216a,216bを設けることにより、ブロワ5
2への高温気体の供給を有効に防止し、当該ブロワ52
の長寿命化を図ることが可能となる。
【0057】次に、人工呼吸器12の全体動作を説明す
る。吸気導入部62から吸気(酸素)の供給が開始さ
れ、ブロワ52が駆動を開始する。ブロワ52から発生
した陽圧と 陰圧とは、振動空気圧発生機構20で振動
空気圧となり、ダイヤフラム機構56に伝達される。ダ
イヤフラム機構56では、振動空気圧の周期によってダ
イヤフラム561が振動し、ダイヤフラム561の振動
が吸気管623内の圧力を変化させる。従って、吸気管
623内を通過する吸気は振動空気圧を受け、これによ
って、自発呼吸していない状態にあっても、患者の肺の
内部まで到達し、吸気中の酸素が肺に浸透する。また、
供給される吸気とは振動状態で患者の肺に到達する。ま
た、肺から生じる二酸化炭素を含んだ呼気は、吸気とは
逆方向に末端吸気管605内を進行し、排気管604か
ら排出される。このとき、同一の末端吸気管内を吸気と
呼気とが逆方向に進行するのは、三方分岐管7が、末端
吸気管605内を吸気の通過する領域と呼気の通過する
領域とに二分するガイドとしての機能を備えているため
である。
【0058】上記人工呼吸器12では、前述した振動空
気圧発生機構20を備えているため、従来よりも大きな
圧力振動振幅で振動空気圧を受けて吸気を供給すること
ができるため、換気量の増量を図ることが可能となる。
また、ブロワの大型化を図る必要がないため、消費電力
及びコストの低減、装置の小型化を図ることが可能であ
る。
【0059】図20及び図21に、他の振動空気圧発生
機構20Bの例を示す。
【0060】この振動空気圧発生機構20Bは、陽圧入
力ポート214Bと陰圧入力ポート215Bと大気開放
ポート216Ba,216Bbと出力ポート217Bと
を備える筐体21Bと、筐体21Bに回転自在に装備さ
れた回転体で構成された切り替え部材22Bと、この切
り替え部材22Bを回転駆動する前述した駆動機構23
と同構造の駆動機構(図示略)と、を備えている。
【0061】各ポートは、前述した振動空気圧発生機構
20の各ポートと同様に機能するものだが、大気開放ポ
ートについては、陽圧入力ポート214Bとの接続用
(216Ba)と陰圧入力ポート215Bとの接続用
(216Bb)の二つが設けられている。
【0062】筐体21Bは、両端が閉塞された筒状体で
あり、その中心を通って、切り替え部材22Bを軸支す
る回転軸221Bが回転自在に装備されている。筐体2
1Bの内径は、切り替え部材22Bの外径よりもわずか
に大きく設定され、筐体21B内部での切り替え部材2
2Bの円滑な回転を図っている。
【0063】筐体21Bの外周面上であって図20にお
ける上部には、回転軸221Bと平行な方向に沿ってほ
ぼ均等な間隔で四つの貫通穴が形成されている。これら
の内、真ん中の二つは、出力ポート217Bを構成する
貫通穴217Ba,217Bbである。左のものは、陰
圧入力ポート215Bに対応する大気開放ポート216
Bbであり、右のものは、陽圧入力ポート214Bに対
応する大気開放ポート216Baである。
【0064】また、同様にして、筐体21Bの外周面上
における回転軸221Bを挟んで反対側となる部分に
も、回転軸221Bと平行な方向に沿ってほぼ均等な間
隔で四つの貫通穴が形成されている。これらの内、左側
の二つは、陰圧入力ポート215Bを構成する貫通穴2
15Ba,215Bbである。右側の二つは、陽圧入力
ポート214Bを構成する貫通穴214Ba,214B
bである。
【0065】一方、切り替え部材22Bは、陽圧入力ポ
ート214Bの貫通穴214Bbと出力ポート217B
の貫通穴217Baとを連通するための第3の流路29
3Bと、陽圧入力ポート214Bの貫通穴214Baと
大気開放ポート216Baとを連通するための第4の流
路294Bと、陰圧入力ポート215Bを構成する貫通
穴215Baと出力ポート217Bを構成する貫通穴2
17Bbとを連通するための第5の流路295Bと、陰
圧入力ポート215Bを構成する貫通穴215Bbと大
気開放ポート216Bbとを連通するための第6の流路
296Bとを有している。なお、切り替え部材22Bに
設けられた各貫通穴と筐体21Bに設けられた各貫通穴
とは、いずれも、回転軸221Bを中心として、同一の
開き角度で形成されている。
【0066】即ち、切り替え部材22Bは、回転軸22
1Bの方向に沿って内部が四つの部屋に仕切られた中空
体である。そして、各部屋の周面上には、それぞれ回転
軸221Bを中心とする円の別個の直径の両端部に、そ
れぞれ貫通穴が設けられている。これにより、各部屋が
上記各流路293B、294B、295B、296Bと
して機能する。
【0067】即ち、各部屋は、左から順番に第6の流路
296B,第5の流路295B,第3の流路293B,
第4の流路294Bを構成している。この場合、第4の
流路294Bと第5の流路295Bとは、それぞれ同方
向の直径の両端部に各貫通穴が位置しており、かかる直
径の方向を第1の回転角度とする。第6の流路296B
は、他の直径の両端部に各貫通穴が位置しており、かか
る直径の方向を第2の回転角度とする。第3の流路29
3Bは、さらに他の直径の両端部に各貫通穴が位置して
おり、かかる直径の方向を第3の回転角度とする。図2
1は、切り替え部材22Bがある回転角度にあるときの
各流路の293B,294B,295B,296Bの下
区間通穴の配置を示している。
【0068】このとき、第1の回転角度と第3の回転角
度との角度差は、直角であり、第1の回転角度と第2の
回転角度との角度差は、直角よりも小さくなる。第2の
回転角度と第3の回転角度との角度差は、図21(B)
中でaで示される(a=10〜50°)。
【0069】これにより、切り替え部材22Bが回転駆
動され、第1の回転角度となる時に第4の流路294B
と第5の流路295Bとが連通し、切り替え部材22B
が第2の回転角となる時に第6の流路296Bが連通
し、切り替え部材22Bが第3の回転角度となる時に第
3の流路293Bが連通する。
【0070】これにより、切り替え部材22Bの第3の
流路293Bにより、陽圧入力ポート214Bと出力ポ
ート217Bとの接続が開始される時点で、第6の流路
296Bにより、陰圧入力ポート215Bと大気開放ポ
ート216Bbとの接続が先行して開始される。従っ
て、振動空気圧発生機構20と同様に、振動空気圧の特
に陽圧を高く維持することができ、振動振幅の増大化を
図ることが可能となる。
【0071】図22及び図23に、他の振動空気圧発生
機構20Cの例を示す。
【0072】この振動空気圧発生機構20Cは、陽圧入
力ポート214Cと陰圧入力ポート215Cと大気開放
ポート216Cと出力ポート217Cとを備える筐体2
1Cと、筐体21Cに回転自在に装備された回転円板で
構成された切り替え部材22Cと、この切り替え部材2
2Cを回転駆動する前述した駆動機構23と同構造の駆
動機構23Cと、を備えている。
【0073】各ポートは、前述した振動空気圧発生機構
20の各ポートと同様に機能するものである。
【0074】筐体21Cの内部は、回転円板22Cによ
り上下に仕切られており、上側に大気開放ポート216
Cと出力ポート217Cとが配置されている。また、下
側には陽圧入力ポート214Cと陰圧入力ポート215
Cとが配置されている。
【0075】ここで、図23(A)は図22におけるL
−L線に沿った断面図であり、図23(B)はM−M線
に沿った断面図であり(図中,回転円板の図示は省略し
ている)、図23(C)はN−N線から見た回転円板2
2Cを示す。図23(A)から分かるように、筐体21
C内部における上側部分で、断面が、回転軸221Cを
中心とする回転円板22Bよりも小さい径の円である周
壁281Cで仕切られている。そして、かかる周壁28
1Cの外側領域を大気開放ポート216Cとし、内側領
域を出力ポート217Cとしている。
【0076】また、図23(B)から分かるように、筐
体21C内部における下側部分で、回転軸221Cを中
心とする円のある直径に沿って仕切られている。そし
て、かかる直径の左側領域を陽圧入力ポート214Cと
し、右側領域を陰圧入力ポート215Cとしている。さ
らに、各ポート214C,215Cは、回転円板22C
の手前で筐体21Cの内部壁面282Cで仕切られてい
る。
【0077】そして、陽圧入力ポート214C内部であ
って内部壁面282上の周壁281Cよりも内側となる
部分に出力ポート217Cと連通するための貫通穴28
3Cが設けられており、外側となる部分に大気開放ポー
ト216Cと連通するための貫通穴284Cが設けられ
ている。
【0078】また、陰圧入力ポート215C内部であっ
て内部壁面282上の周壁281Cよりも内側となる部
分に出力ポート217Cと連通するための貫通穴283
Cが設けられており、外側となる部分に大気開放ポート
216Cと連通するための貫通穴284Cが設けられて
いる。
【0079】さらに、図23(C)から分かるように、
回転円板22C上には、回転軸221Cを挟んで互いに
反対側となる位置に、貫通穴287C,288Cとが形
成されている。一方の貫通穴287は、前述した周壁2
81Cの内側であって陽圧入力ポート214Cの貫通穴
283C又は陰圧入力ポート215Cの貫通穴285C
と連通可能な位置に形成されている。また、他方の貫通
穴288Cは、前述した周壁281Cの外側であって陽
圧入力ポート214Cの貫通穴284C又は陰圧入力ポ
ート215Cの貫通穴286Cと連通可能な位置に形成
されている。
【0080】従って、これら回転円板22Cの貫通穴2
87Cは常時,出力ポート217Cと直面した状態とな
り、また、貫通穴288Cは常時,大気開放ポート21
6Cと直面した状態となる。また、回転円板22Bの回
転により、各貫通穴287C,288Cは、陽圧入力ポ
ート214Cと陰圧入力ポート215Cとに、入れ替わ
りで直面することとなる。
【0081】従って、回転円板22Cの回転により、陽
圧入力ポート214Cと陰圧入力ポート215Cとは、
それぞれ入れ替わりで大気開放ポート216Cと出力ポ
ート217Cとに連通することとなり、出力ポート21
7Cからは、振動空気圧が発生することとなる。
【0082】さらに、この振動空気圧発生機構20Cで
は、回転円板22Cの貫通穴288Cの回転方向上流側
端部を貫通穴287Cの回転方向上流側端部の回転軸を
挟んで対称となる位置よりも、回転軸221Cを中心と
する角度a(a=10〜50°)だけ、回転方向上流側に幾
分延設している。このため、貫通穴287Cにより、陽
圧入力ポート214Cと出力ポート217Cとの接続が
開始される時点で、貫通穴288Cにより、陰圧入力ポ
ート215Cと大気開放ポート216Cとの接続が先行
して開始される。従って、振動空気圧発生機構20と同
様に、振動空気圧の特に陽圧を高く維持することがで
き、振動振幅の増大化を図ることが可能となる。
【0083】ここで、上記振動空気圧発生機構20C
の、筐体21Cの周壁281Cに仕切った各領域をそれ
ぞれ出力ポート217Cと大気開放ポート216Cとし
たが、これらにそれぞれ陽圧入力ポート214Cと大気
開放ポート215Cとを配置し、一直径で仕切った各領
域にそれぞれ大気開放ポート216C及び陰圧入力ポー
ト217Cを配置しても良い。
【0084】また、周壁218Cの内側を大気開放ポー
ト216Cとし、外側を出力ポート217Cとしても良
く、さらには、陽圧入力ポート214Cと陰圧入力ポー
ト215Cの位置を入れ替えても良い。
【0085】いずれの場合であっても、周壁218Cで
仕切られた内側と外側の領域であって、陰圧入力ポート
215C又は大気開放ポート216Cのいずれかが配置
された方に対応する回転円板22C上の貫通穴の上流側
端部を、前述した角度aだけ延設すればよい。
【0086】
【発明の効果】本発明は、切り替え部材が、陽圧入力ポ
ートと出力ポートとの接続を開始する前に、陰圧入力ポ
ートと大気開放ポートとの接続を先行して行うため、空
気圧発生源へ供給される外気の取り込みが先行して行わ
れ、陽圧入力ポートが出力ポートと接続されるまでに、
かかる取り込まれた外気が当該空気圧発生源内で循環さ
せることができる。
【0087】従って、従来の振動空気圧発生機構で生じ
ていた、大気開放ポートから取り込まれた外気が空気圧
発生源内を循環し出力ポートに到達するまでのタイムロ
スを抑制することができ、ブロワの大型化を図るまでも
なく、振動空気圧の特に陽圧を高く維持することがで
き、振動振幅の増大化を図ることが可能となる。
【0088】従って、本発明を人工呼吸器に装備するこ
とにより、従来よりも大きな圧力振動振幅で振動空気圧
を受けて吸気を供給することができるため、換気量の増
量を図ることが可能となる。また、空気圧発生源の大型
化を図る必要がないため、消費電力及びコストの低減、
装置の小型化を図ることが可能である。
【0089】また、陽圧入力ポートと陰圧入力ポートと
に個別に対応する大気開放ポートを設けることにより、
陽圧入力ポートから供給された陽圧気体が、大気開放ポ
ートを介して陰圧入力ポートに吸引される不都合を防止
している。従って、二つの大気開放ポートを設けること
により、空気圧発生源への高温気体の供給を有効に防止
し、当該空気圧発生源の長寿命化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態に係る人工呼吸器を示す構成図
である。
【図2】図1の振動空気圧発生機構の回転軸に沿った断
面図である。
【図3】図3は図2の振動空気圧発生機構の切り替え部
材の回転角度に応じた各流路と気体の流れ状態を示す断
面図であり、図3(A)は図2におけるS−S線に沿っ
た断面図であり、図3(B)は図2におけるT−T線に
沿った断面図である。
【図4】図3に続く、振動空気圧発生機構の切り替え部
材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図であ
り、図4(A)は第1の流路側の流れを示し、図4
(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図5】図4に続く、振動空気圧発生機構の切り替え部
材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図であ
り、図5(A)は第1の流路側の流れを示し、図5
(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図6】図5に続く、振動空気圧発生機構の切り替え部
材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図であ
り、図6(A)は第1の流路側の流れを示し、図6
(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図7】図6に続く、振動空気圧発生機構の切り替え部
材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図であ
り、図7(A)は第1の流路側の流れを示し、図7
(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図8】図7に続く、振動空気圧発生機構の切り替え部
材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図であ
り、図8(A)は第1の流路側の流れを示し、図8
(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図9】図8に続く、振動空気圧発生機構の切り替え部
材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図であ
り、図9(A)は第1の流路側の流れを示し、図9
(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図10】図9に続く、振動空気圧発生機構の切り替え
部材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図で
あり、図10(A)は第1の流路側の流れを示し、図1
0(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図11】本発明の実施形態にかかる振動空気圧発生機
構による振動空気圧の圧力振幅を示す線図である。
【図12】従来の振動空気圧発生機構による振動空気圧
の圧力振幅を示す線図である。
【図13】出力ポートと大気開放ポートの幅を等しく設
定し、且つ、各流路の幅を変更した振動空気圧発生機構
の切り替え部材の回転角度に応じた気体の流れを示す動
作説明図であり、図13(A)は第1の流路側の流れを
示し、図13(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図14】図13に続く、振動空気圧発生機構の切り替
え部材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図
であり、図14(A)は第1の流路側の流れを示し、図
14(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図15】図14に続く、振動空気圧発生機構の切り替
え部材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図
であり、図15(A)は第1の流路側の流れを示し、図
15(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図16】図15に続く、振動空気圧発生機構の切り替
え部材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図
であり、図16(A)は第1の流路側の流れを示し、図
16(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図17】図16に続く、振動空気圧発生機構の切り替
え部材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図
であり、図17(A)は第1の流路側の流れを示し、図
17(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図18】図17に続く、振動空気圧発生機構の切り替
え部材の回転角度に応じた気体の流れを示す動作説明図
であり、図18(A)は第1の流路側の流れを示し、図
18(B)は第2の流路側の流れを示す。
【図19】図2に示す振動空気圧発生機構に大気開放ポ
ートを二つ設けた例を示す回転軸に沿った断面図であ
る。
【図20】他の振動空気圧発生機構の回転軸に沿った断
面図である。
【図21】他の振動空気圧発生機構の回転軸と垂直な面
に沿った断面図であり、図21(A)は第4又は第5の
流路における断面図であり、図21(B)は第6の流路
における断面図であり、図21(C)は第3の流路にお
ける断面図である。
【図22】さらに他の振動空気圧発生機構の回転軸に沿
った断面図である。
【図23】図23(A)は図22におけるL−L線に沿
った断面図であり、図23(B)はM−M線に沿った断
面図であり、図23(C)はN−N線から見た回転円板
を示す。
【図24】従来の振動空気圧発生機構の正面方向の断面
図である。
【図25】図25は動作時における各流路と気体の流れ
状態を示す断面図であり、図25(A)は図24におけ
るX−X線に沿った断面図であり、図25(B)は図2
4におけるY−Y線に沿った断面図である。
【図26】図26(A)は動作時における第1の流路と
気体の流れ状態を示す断面図であり、図26(B)は動
作時における第2の流路と気体の流れ状態を示す断面図
である。
【図27】図27(A)は動作時における第1の流路と
気体の流れ状態を示す断面図であり、図27(B)は動
作時における第2の流路と気体の流れ状態を示す断面図
である。
【図28】図28(A)は動作時における第1の流路と
気体の流れ状態を示す断面図であり、図28(B)は動
作時における第2の流路と気体の流れ状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
12 人工呼吸器 52 ブロワ(空気圧発生源) 20 振動空気圧発生機構 21,21B,21C 筐体 22,22A,22B,22C 切り替え部材 23,23C 駆動機構 214,214B,214C 陽圧入力ポート 215,215B,215C 陰圧入力ポート 216,216a,216b,216A,216Ba,
216Bb,216C大気開放ポート 217,217A,217B,217C 出力ポート 218,218A 第1の流路 219,219A 第2の流路 221,221B,221C 回転軸 287C,288C 貫通穴 293B 第3の流路 294B 第4の流路 295B 第5の流路 296B 第6の流路 Z 一定の回転方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 康仁 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 鈴木 克由 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 鎌田 賢弘 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 大竹 智久 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽圧及び陰圧の両方の空気圧を同時に発
    生する空気圧発生源と接続され、前記陽圧又は陰圧を交
    互に選択して出力し振動空気圧を発生する振動空気圧発
    生機構であって、 前記空気圧発生源から陽圧を付勢される陽圧入力ポート
    と、前記空気圧発生源から陰圧を付勢される陰圧入力ポ
    ートと、大気中に開放された大気開放ポートと、前記振
    動空気圧を出力する出力ポートとを備える筐体と、 前記陽圧入力ポートと前記出力ポートとを接続し且つ前
    記陰圧入力ポートと前記大気開放ポートとを接続する接
    続状態と、前記陽圧入力ポートと前記大気開放ポートと
    を接続し且つ前記陰圧入力ポートと前記出力ポートとを
    接続する接続状態とを、選択的に切り替える切り替え部
    材と、 前記切り替え部材の切り替え動作を連続的に付勢する駆
    動機構と、を備え、 前記切り替え部材が、前記陽圧入力ポートと前記出力ポ
    ートとを接続し且つ前記陰圧入力ポートと前記大気開放
    ポートとを接続する際に、前記陰圧入力ポートと前記大
    気開放ポートとの接続を前記陽圧入力ポートと前記出力
    ポートとの接続よりも幾分先に開始することを特徴とす
    る振動空気圧発生機構。
  2. 【請求項2】 前記切り替え部材を前記筐体に回転自在
    に装備された円柱体で構成すると共に、前記駆動機構が
    前記切り替え部材に対して一定の回転方向に回転動作の
    付勢を行い、 前記切り替え部材の一方の端面に前記陽圧入力ポートが
    面し、他方の端面に前記陰圧入力ポートが面し、その外
    周面にその中心軸を挟んで前記出力ポートと前記大気開
    放ポートとが面する配置とし、 前記切り替え部材に、その一方の端面から外周面にかけ
    て連通する第1の流路を設けると共に、他方の端面から
    外周面の前記第1の流路とは反対側の部分にかけて連通
    する第2の流路を設け、 前記第1の流路が前記出力ポートとの接続を開始される
    位置にあるときに、前記第2の流路は、前記大気開放ポ
    ートとの接続を開始される位置よりも幾分上流側となる
    ように、前記第2の流路又は大気開放ポートを位置設定
    したことを特徴とする請求項1記載の振動空気圧発生機
    構。
  3. 【請求項3】 前記切り替え部材を前記筐体に回転自在
    に装備された回転体で構成すると共に、前記駆動機構が
    前記切り替え部材に対して一定の回転方向に回転動作の
    付勢を行い、 前記切り替え部材に、前記陽圧入力ポートと前記出力ポ
    ートとを連通するための第3の流路と、前記陽圧入力ポ
    ートと前記大気開放ポートとを連通するための第4の流
    路と、前記陰圧入力ポートと前記出力ポートとを連通す
    るための第5の流路と、前記陰圧入力ポートと前記大気
    開放ポートとを連通するための第6の流路とを設け、 前記切り替え部材が第1の回転角度の時に前記第4の流
    路と第5の流路とが連通し、 前記切り替え部材が第2の回転角度の時に前記第6の流
    路が連通し、 前記切り替え部材が第3の回転角度の時に前記第3の流
    路が連通する場合に、 前記第1の回転角度から前記第2の回転角度までの角度
    差を、前記第1の回転角度から前記第3の回転角度まで
    の角度差よりも幾分小さく設定したことを特徴とする請
    求項1記載の振動空気圧発生機構。
  4. 【請求項4】 前記切り替え部材を前記筐体に回転自在
    に装備された回転円板で構成すると共に、前記駆動機構
    が前記切り替え部材に対して一定の回転方向に回転動作
    の付勢を行い、 前記回転円板の一方の平面に面した状態で、前記回転円
    板よりも小さい円を境界として別々に前記出力ポートと
    大気開放ポートとを配置し、 前記回転円板の他方の平面に面した状態で、前記回転円
    板の一直径を境界として別々に前記陽圧入力ポートと陰
    圧入力ポートとを配置し、 前記回転円板の二つの直径に挟まれてなる二つの領域の
    内,一方の領域の前記円を境界として外側となる部分に
    貫通穴を設けると共に、 他方の領域の前記円を境界として内側となる部分に貫通
    穴を設け、 前記各貫通穴の内,前記大気開放ポートに面する貫通穴
    の回転方向上流側となる端部を、他方の貫通穴の回転方
    向上流側端部の回転軸を挟んで対称となる位置よりも、
    前記回転方向上流側に幾分延設したことを特徴とする請
    求項1記載の振動空気圧発生機構。
  5. 【請求項5】 前記切り替え部材を前記筐体に回転自在
    に装備された回転円板で構成すると共に、前記駆動機構
    が前記切り替え部材に対して一定の回転方向に回転動作
    の付勢を行い、 前記回転円板の一方の平面に面した状態で、前記回転円
    板よりも小さい円を境界として別々に前記陽圧入力ポー
    トと陰圧入力ポートとを配置し、 前記回転円板の他方の平面に面した状態で、前記回転円
    板の一直径を境界として別々に前記出力ポートと大気開
    放ポートとを配置し、 前記回転円板の二つの直径に挟まれてなる二つの領域の
    内,一方の領域の前記円を境界として外側となる部分に
    貫通穴を設けると共に、他方の領域の前記円を境界とし
    て内側となる部分に貫通穴を設け、 前記各貫通穴の内,前記陰圧入力ポートに面する貫通穴
    の回転方向上流側となる端部を、他方の貫通穴の回転方
    向上流側端部の回転軸を挟んで対称となる位置よりも、
    前記回転方向上流側に幾分延設したことを特徴とする請
    求項1記載の振動空気圧発生機構。
  6. 【請求項6】 前記大気開放ポートを二つ装備し、一方
    を前記陽圧入力ポートとの接続用とし、他方を前記陰圧
    入力ポートとの接続用としたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載の振動空気圧発生機構。
JP10347512A 1998-12-07 1998-12-07 振動空気圧発生機構 Pending JP2000167057A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103785092A (zh) * 2012-11-01 2014-05-14 沈阳新松医疗科技股份有限公司 一种用于无创呼吸机的比例阀门
JP2016508810A (ja) * 2013-03-07 2016-03-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. バルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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