JP2000165817A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2000165817A
JP2000165817A JP10352127A JP35212798A JP2000165817A JP 2000165817 A JP2000165817 A JP 2000165817A JP 10352127 A JP10352127 A JP 10352127A JP 35212798 A JP35212798 A JP 35212798A JP 2000165817 A JP2000165817 A JP 2000165817A
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JP10352127A
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Mitsuhiro Murata
充弘 村田
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な操作を減らすとともに、再生時におけ
るストーリの連続性を確保することを可能としたディス
ク再生装置を提供する。 【解決手段】 システムコントローラ60は、再生対象
のタイトルの内容を再生する前にそのタイトルがマルチ
ストーリ機能に対応しているか否かを判定し、対応して
いる場合には、利用者の指示に応じてストーリ一覧画面
を表示して、利用者による分岐先のストーリ選択を可能
とする。そして、利用者によって分岐先のストーリが選
択された場合には、システムコントローラ60は、タイ
トル内のストーリ分岐の構造に応じて、選択されたスト
ーリを再生するためのPGCを順次処理することによ
り、タイトルの内容を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルバーサタ
イルディスク(DVD)等の再生動作を行うディスク再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク型記録媒体としてDVD
が注目されている。このDVDは、直径が12cmで厚
さが1.2mmであり、CD(コンパクトディスク)と
同じ形状ながら、記録密度を上げることにより単層で
4.7GB、2層で8.5GBの記憶容量を実現してい
る。
【0003】また、MPEG2による画像データ圧縮技
術やオーディオデータ圧縮技術の採用により、DVDに
は様々な種類のデータが混在して格納される。DVDに
映画を記録する場合を考えると、通常はビデオデータや
オーディオデータが格納されるが、例えば、これら以外
に複数の言語の字幕データを格納しておくことにより、
利用者が選択した言語の字幕を表示することが可能とな
る。また、映画監督や出演者のプロフィール等の静止画
データを格納しておくことにより、利用者の操作によっ
てこれらの内容を表示することが可能になる。さらに、
1個の被写体を複数の方向から撮影したり複数の被写体
を個別に撮影することによって複数の撮影方向(アング
ル)の画像データを格納しておくことによって再生時に
利用者の選択したアングルの画像データを再生すること
ができる機能(マルチアングル機能)や、複数のストー
リに対応する画像データやオーディオデータを格納して
おくことによって利用者の選択に応じてストーリの展開
を変えることができる機能(マルチストーリ機能)を実
現することもできる。DVD再生装置は、このような様
々なデータが格納されたDVDの再生動作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DVD再生装置を用いてマルチストーリ機能を実現する
場合には、必ずしも操作性がよいとはいえなかった。図
12は、従来のDVD再生装置におけるマルチストーリ
機能の画面分岐の概要を示す図である。
【0005】例えば、それまで再生されていたストーリ
Aが分岐される場合には、分岐選択画面1が表示され、
利用者の選択指示に応じてストーリBとストーリCのい
ずれかが再生される。そして、ストーリBが再生された
場合には、ストーリBの再生に続いて分岐選択画面2が
表示され、利用者の選択指示に応じてストーリDとスト
ーリEのいずれかが再生される。そして、ストーリDが
再生された場合には、ストーリDに続いて分岐選択画面
3が表示され、利用者の選択指示に応じてストーリFと
ストーリGのいずれかが再生される。
【0006】このように、分岐選択画面が表示されるご
とにストーリ選択を行わなければ、次のストーリが再生
されないため、利用者は再生動作中に煩雑な操作を行う
必要があった。特に、車載用のDVD再生装置を考える
と、走行中に各種の操作を行うことになるため、できる
だけ操作の回数を減らし、簡単な操作によって各種の再
生動作を行うことができるDVD再生装置が望まれてい
る。
【0007】また、再生動作中に分岐選択画面が表示さ
れることによりストーリの連続性が損なわれて、利用者
がストーリを十分楽しむことができないことがあるた
め、ストーリの連続性を確保することも望まれている。
【0008】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は煩雑な操作を減らすととも
に、再生時におけるストーリの連続性を確保することを
可能としたディスク再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のディスク再生装置は、ストーリに分岐
が存在する場合に、この分岐に関する情報を取得して再
生動作開始前にストーリ分岐画面を作成し、この画面に
基づいて分岐先の選択指示がなされたときに、この選択
された分岐先のストーリに沿った再生動作を行う。した
がって、利用者はあらかじめ分岐先のストーリを選択し
ておくことができるため、再生動作中に何度もストーリ
選択のための煩雑な操作を行う必要がない。また、あら
かじめ分岐先のストーリが選択されるため、再生動作を
中断して分岐画面を表示させる必要がなく、あるいは分
岐画面を表示させた場合であっても利用者による選択指
示がなされるまで再生動作を中断する必要がなくストー
リの連続性が確保され、利用者はストーリの内容を十分
楽しむことができる。
【0010】特に、上述した分岐画面にはストーリ分岐
構造の全体が含まれるようにすることが望ましく、ま
た、分岐先のストーリがわからない状態で示された選択
肢を含むようにすることが望ましい。分岐構造の全体が
含まれるようにすることで、ストーリ全体の分岐の状態
を把握することができ、しかも全ての分岐先の選択をこ
の分岐画面を用いて行うことにより、各分岐先をその都
度選択する場合に比べて大幅に操作を簡略化することが
できる。また、分岐画面では、分岐先のストーリがわか
らないようにすることで、再生開始前にストーリの内容
がわかってしまって、面白味が半減することを防止する
ことができる。
【0011】また、上述した分岐画面は、プログラムチ
ェーン情報に基づいて作成することが望ましい。プログ
ラムチェーン情報には、ストーリを構成する各プログラ
ムチェーンを再生順に特定する情報が含まれているた
め、この情報を調べることにより、再生データを逐次辿
ることなくストーリ全体の分岐情報を把握することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のDVD再生装置について図面を参照しながら説明す
る。
【0013】(1)DVDに記録されたデータの内容 まず、ディスク型記録媒体としてのDVDに記録された
データの詳細について説明する。図1は、DVDのボリ
ューム空間の構造を示す図である。同図に示すように、
DVDのボリューム空間は、DVDの内周から外周に向
かって、ボリューム・ファイル構造、DVD−Vide
oゾーン、DVD otherゾーンによって構成され
ている。これらのうち、DVD−Videoゾーンに
は、再生動作に必要な各種のデータが含まれている。D
VD−Videoゾーンは、ビデオマネージャ(VM
G)と各タイトルに対応する1つ以上のビデオタイトル
セット(VTS)によって構成されている。
【0014】図2は、VMGのデータ構造を示す図であ
る。同図に示すように、VMGは、ビデオマネージャ情
報(VMGI)、VMGメニュー用ビデオオブジェクト
セット(VMGM_VOBS)、VMGIのバックアッ
プ用ファイル(VMGI_BUP)によって構成されて
いる。
【0015】VMGIは、VTSに関する情報(例えば
VTSの数、各VTSの識別情報、DVD内の各VTS
の格納位置等)、タイトルメニューに表示されるタイト
ルの表示順、1つ以上のプログラムチェーン情報(PG
CI)、DVDを識別するためのディスクID(DVD
_ID)等が含まれている。VMGM_VOBSは、1
つ以上のビデオオブジェクト(VOB)によって構成さ
れている。このVOBは、タイトルを選択するためのメ
ニュー画面(タイトルメニュー)を再生する際の再生デ
ータであるビデオデータを含んでいる。
【0016】図3は、VTSのデータ構造を示す図であ
る。同図に示すように、VTSは、ビデオタイトルセッ
ト情報(VTSI)、VTSメニュー用ビデオオブジェ
クトセット(VTSM_VOBS)、VTSタイトル用
ビデオオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)、
VTSIのバックアップ用ファイル(VTSI_BU
P)によって構成されている。
【0017】VTSIは、タイトルを識別するためのV
TS_ID等のタイトルに関する情報、1つ以上のPG
CI等が含まれている。VTSM_VOBSおよびVT
STT_VOBSは、1つ以上のVOBによって構成さ
れている。このVOBは、ビデオデータやオーディオデ
ータ等の再生データを含んでいる。
【0018】再生動作における論理的な処理単位である
プログラムチェーン(PGC)は、プログラムチェーン
情報(PGCI)と1あるいは複数のビデオオブジェク
ト(VOB)によって構成される。例えば、VMGI内
の1個のPGCIとVMGM_VOBS内の1あるいは
複数のVOBによってPGCが構成される。また、VT
SI内の1個のPGCIとVTSM_VOBS内の1あ
るいは複数のVOBによってPGCが構成される。ある
いは、VTSI内の1個のPGCIとVTSTT_VO
BS内の1あるいは複数のVOBによってPGCが構成
される。
【0019】VMGI内のPGCIとVMGM_VOB
S内の1あるいは複数のVOBによって構成されるPG
Cは、タイトルメニューを表示するとともに、このタイ
トルメニュー内のいずれかの項目が選択されたときに、
対応するデータの再生箇所を特定するためのものであ
る。また、VTSI内のPGCIとVTSTT_VOB
S内の1あるいは複数のVOBによって構成されるPG
Cは、タイトルメニュー内のいずれかの項目が選択され
たときに、対応する内容の再生を行うためのものであ
る。
【0020】図4は、PGCの構造の一例を示す図であ
り、VMGI内のPGCIとVMGM_VOBS内の1
あるいは複数のVOBによって構成されるPGCの構造
が示されている。同図に示すように、例えば、PGC#
1は、VMGI内のPGCI#1とVMGM_VOBS
内のVOB#1〜#3によって構成されている。また、
PGC#2は、VMGI内のPGCI#2とVMGM_
VOBS内のVOB#4、#5によって構成されてい
る。これらのPGCは、PGC番号によって特定され
る。このPGC番号は、VMGI内におけるPGCIの
格納順によって決定される。例えば、図4に示すPGC
においては、VMG内にPGCI#1、PGCI#2の
順でPGCが格納されているため、PGCI#1を含ん
で構成されるPGC#1のPGC番号は「1」、PGC
I#2を含んで構成されるPGC#2のPGC番号は
「2」となる。
【0021】なお、VTSI内のPGCIとVTSM_
VOBS内の1あるいは複数のVOBによって構成され
るPGCや、VTSI内のPGCIとVTSTT_VO
BS内の1あるいは複数のVOBによって構成されるP
GCも、図4に示したPGCと同様の構造を有してい
る。また、PGCIには、対応する複数のVOBの再生
順序や、次に再生動作を行うPGCに関する情報等が含
まれている。
【0022】図5は、マルチストーリ再生動作において
処理されるVTS内のPGCとストーリおよび分岐選択
画面との対応関係を示す図である。同図に示すように、
1個のPGCは、1個のストーリとこのストーリに続い
て再生される分岐選択画面の再生時に処理されるもので
ある。例えば、PGC#1はストーリAの内容の再生と
分岐選択画面1を表示を行うために必要な各種のデータ
が含まれる。また、PGC#2はストーリBの内容の再
生と分岐選択画面2の表示を行うために必要な各種のデ
ータが含まれる。なお、図5では分岐画面が表示されて
から次の分岐画面が表示されるまでの各ストーリに1個
のPGCが対応するものとして説明したが、一般には複
数のPGCが対応している。
【0023】また、マルチストーリ再生動作において処
理されるPGCを構成するPGCIには、ストーリ再生
時に処理されるVOBに関する情報や、分岐選択画面を
表示するために処理されるVOBに関する情報、あるい
は分岐選択画面に表示された各ストーリを再生するため
のPGCに関する情報等が含まれている。したがって、
このPGCIを解析することにより、タイトルがマルチ
ストーリ機能に対応するものであるか否かを判定するこ
とができ、また、ストーリ分岐に関する情報(タイトル
内のストーリ分岐の構造に関する情報)を取得すること
ができる。
【0024】図6は、上述したVMGM_VOBS、V
TSM_VOBS、VTSTT_VOBSに含まれるV
OBのデータ構造を示す図である。同図に示すように、
VOBは、複数のセルによって構成されている。そし
て、各セルは、複数のビデオオブジェクトユニット(V
OBU)によって構成されている。各VOBUは、ナビ
ゲーションパック(NV_PCK)と、ビデオパック
(V_PCK)、サブピクチャパック(SP_PCK)
およびオーディオパック(A_PCK)の少なくとも1
つを含んで構成されている。
【0025】NV_PCKは、再生制御情報(PC
I)、データサーチ情報(DSI)を含んで構成されて
いる。PCIとDSIには、次に再生すべきVOBUの
位置やVOBUのデータ量等が設定されている。V_P
CK、SP_PCK、A_PCKは、それぞれ再生デー
タの種別(動画、サブピクチャ、オーディオ)等の情報
が含まれているパックヘッダ、パケットヘッダや、デー
タ圧縮されたビデオデータ、サブピクチャデータ、オー
ディオデータ(圧縮再生データ)を含んで構成されてい
る。
【0026】(2)DVD再生装置の全体構成 図7は、本発明を適用した一実施形態のDVD再生装置
の全体構成を示す図である。同図に示すDVD再生装置
100は、DVD10に記録された信号を読み取るため
のスピンドルモータ12、光ピックアップ14、送りモ
ータ16およびサーボ制御部18と、読み取った信号の
増幅等を行うためのRFアンプ22、デジタル信号処理
部24、4個のバッファ用RAM26、34、38、4
2、ストリーム分離部30、オーディオデコーダ32、
ビデオデコーダ36、サブピクチャデコーダ40、ビデ
オプロセッサ44、ビデオエンコーダ46およびデジタ
ル−アナログ(D/A)変換器48と、利用者が各種の
指示を入力するための操作部58と、DVD再生装置1
00の全体を制御するシステムコントローラ60とを含
んで構成されている。
【0027】スピンドルモータ12は、DVD10を一
定の線速度で回転させる。光ピックアップ14は、DV
D10に記録されたデータを検出するものであり、例え
ば半導体レーザとホトダイオードとが内蔵されている。
送りモータ16は、光ピックアップ14をDVD10の
径方向に移動させるものである。
【0028】サーボ制御部18は、上述したスピンドル
モータ12および送りモータ16を駆動するとともに、
光ピックアップ14に内蔵された対物レンズ(図示せ
ず)を動かすことにより半導体レーザの焦点位置をDV
D10の記録面と垂直方向および水平方向に移動させ
る。また、サーボ制御部18は、DVD10からのデー
タの読み取りに必要な各種のサーボ(フォーカスサー
ボ、トラッキングサーボ、回転サーボ)制御を行う。
【0029】RFアンプ22は、光ピックアップ14に
内蔵されたホトダイオードから出力される電気信号を増
幅するものであり、DVD再生装置100に大きな振動
や衝撃等が加わってトラックジャンプが発生すると、ト
ラックジャンプ検出信号を出力する機能も有している。
【0030】デジタル信号処理部24は、RFアンプ2
2から出力される信号に対して、デジタルデータに変換
した後にDVD10のデータフォーマットに応じた信号
復調処理(8−16復調処理)と誤り訂正処理を行い、
RAM26に格納する。そして、デジタル信号処理部2
4は、システムコントローラ60の指示に応じて、RA
M26に格納したデータに含まれるVOBUを抽出して
ストリーム分離部30に出力する。
【0031】ストリーム分離部30は、システムコント
ローラ60の指示に応じて、デジタル信号処理部24か
ら出力されるVOBUを構成するパックヘッダを解析す
ることにより、オーディオパック(A_PCK)、ビデ
オパック(V_PCK)、サブピクチャパック(SP_
PCK)、ナビゲーションパック(NV_PCK)を分
離する。ストリーム分離部30によって分離されたオー
ディオパックはオーディオデコーダ32に出力され、ビ
デオパックはビデオデコーダ36に出力され、サブピク
チャパックはサブピクチャデコーダ40に出力され、ナ
ビゲーションパックはシステムコントローラ60に転送
される。
【0032】オーディオデコーダ32は、ストリーム分
離部30から出力されるオーディオパックに対して所定
のデコード処理を行ってオーディオデータを出力する。
ビデオデコーダ36は、ストリーム分離部30から出力
されるビデオパックに対して所定のデコード処理を行っ
てビデオデータを出力する。サブピクチャデコーダ40
は、ストリーム分離部30から出力されるサブピクチャ
パックに対して所定のデコード処理を行ってサブピクチ
ャデータを出力する。
【0033】ビデオプロセッサ44は、システムコント
ローラ60の指示に応じて、ビデオデコーダ36から出
力されるビデオデータとサブピクチャデコーダ40から
出力されるサブピクチャデータとを合成した画像データ
を生成し、ビデオエンコーダ46に出力する。例えば、
サブピクチャデコーダ40から出力される字幕用サブピ
クチャデータをビデオデコーダ36から出力されるビデ
オデータに合成することにより画像データを生成する。
ビデオエンコーダ46は、ビデオプロセッサ44から出
力される画像データを表示用の映像データに変換する。
【0034】D/A変換器48は、オーディオデコーダ
32から出力されるオーディオデータをアナログのオー
ディオ信号に変換する。このオーディオ信号が例えばス
ピーカ(図示せず)から出力されることによって、オー
ディオ音声の再生が行われる。
【0035】操作部58は、タイトル再生の指示を与え
るための再生キー、後述するストーリ一覧画面を表示す
る指示を与えるためのストーリ一覧画面表示キー、スト
ーリ一覧画面に表示された分岐先のストーリの選択を確
定して終了するためのストーリ選択確定キー、左右上下
のカーソルキー、表示画面上のカーソル位置にある項目
の確定を行う設定キー等の各種操作キーを備えており、
キーの操作状態に応じた信号がシステムコントローラ6
0に向けて出力される。
【0036】システムコントローラ60は、各種のサー
ボ指令をサーボ制御部18に出力したり、利用者の操作
指示に応じた画像生成指示をビデオプロセッサ44に出
力する等、全機能ブロックの制御を行う。また、システ
ムコントローラ60は、デジタル信号処理部24から出
力されるデータに含まれるVMGI、VTSI、ストリ
ーム分離部30から出力されるNV_PCKを受け取っ
て解析することにより、ストリーム分離部30等に対し
て再生動作に必要な各種の制御を行う。
【0037】また、システムコントローラ60は、VT
SI内のPGCIを解析することにより、タイトルがマ
ルチストーリ機能に対応するものであるか否かを判定
し、タイトルがマルチストーリ機能に対応するものであ
る場合には、このPGCIからストーリ分岐の構造に関
する情報を取得して、ストーリ一覧画面を表示する制御
を行う。
【0038】上述したDVD再生装置100の全体がデ
ータ再生手段に、システムコントローラ60が分岐情報
取得手段、分岐画面作成手段に、操作部58が操作手段
にそれぞれ対応する。
【0039】(3)DVD再生装置の動作 図8は、上述したDVD再生装置100においてマルチ
ストーリ再生動作を行う場合の動作手順を示す流れ図で
ある。電源投入後にシステムコントローラ60は、利用
者によってDVD10が装填されたか否かを判定する
(ステップ100)。利用者によってDVD10が装填
されると、次にシステムコントローラ60は、オープニ
ング画面を一定時間表示させた後に(ステップ10
1)、タイトルメニュー画面の表示を行う(ステップ1
02)。例えば、VMG(ビデオマネージャ)に含まれ
るPGCI(プログラムチェーン情報)に基づいて、オ
ープニング画面に対応するVOB(ビデオオブジェク
ト)が読み出され、所定のオープニング画面の表示が行
われる。また、VMGI内のVGCI_UT(プログラ
ムチェーン情報ユニットテーブル)に基づいて、オープ
ニング画面の次に表示されるタイトルメニューの再生箇
所が特定できるため、続けてタイトルメニューの表示動
作が開始される。
【0040】次に、システムコントローラ60は、タイ
トルが選択されたか否かを判定する(ステップ10
3)。利用者によって操作部58のカーソルキーが操作
されてタイトルメニューに表示されたタイトルにカーソ
ルが合わせられ、さらに設定キーが押下されてタイトル
選択が確定されると、次にシステムコントローラ60
は、選択されたタイトルに対応するVTS内のPGCI
を解析することにより、選択されたタイトルがマルチス
トーリ機能に対応しているか否かを判定する(ステップ
104)。選択されたタイトルがマルチストーリ機能に
対応していない場合には、通常の再生動作が行われる
(ステップ105)。
【0041】選択されたタイトルがマルチストーリ機能
に対応している場合には、次にシステムコントローラ6
0は、ストーリ分岐画面としてのストーリ一覧画面の表
示が指示されたか否かを判定する(ステップ106)。
一定時間待っても、利用者によって操作部58のストー
リ一覧画面表示キーが押下されない場合には、ストーリ
一覧画面の表示が指示されなかったものと判断して、ス
トーリが分岐する毎に分岐選択画面を表示させて利用者
による選択指示を待つ通常の再生動作が行われる(ステ
ップ105)。
【0042】ストーリ一覧画面の表示が指示されると、
システムコントローラ60は、選択されたタイトルに対
応するVTS内のPGCIからストーリ分岐の構造に関
する情報を取得する(ステップ107)。
【0043】次に、システムコントローラ60は、スト
ーリ一覧画面を表示する動作を行う(ステップ10
8)。具体的には、システムコントローラ60は、スト
ーリ分岐の構造に関する情報に基づいて、ストーリ一覧
画面の表示に必要なビデオデータを生成し、ビデオプロ
セッサ44に出力する。ビデオプロセッサ44は、この
ビデオデータからストーリ一覧画面を表示するための画
像データを生成する。この画像データは、ビデオエンコ
ーダ46を介してアナログの画像信号に変換される。そ
して、このアナログの画像信号が例えばディスプレイ装
置(図示せず)に出力されることによってストーリ一覧
画面が表示される。図9は、ストーリ一覧画面の一例を
示す図である。同図に示すように、ストーリ一覧画面
は、ストーリ分岐を示す分岐部1〜4と、各分岐部にお
ける分岐先のストーリA〜Hを示す所定のマーク画像と
が含まれた模式図であり、このストーリ一覧画面によっ
てタイトル内のストーリ分岐の構造が示されている。
【0044】ストーリ一覧画面が表示されると、次にシ
ステムコントローラ60は、分岐先のストーリ選択が終
了したか否かを判定する(ステップ109)。利用者
は、ストーリ一覧画面に表示された各分岐部について、
操作部58のカーソルキーを操作して選択したい分岐先
のストーリにカーソルを合わせ、設定キーを押下するこ
とにより分岐先のストーリを選択する。例えば、図9に
示したストーリ一覧画面が表示された場合に分岐先のス
トーリを選択する場合を考えると、分岐部1においてス
トーリAが分岐先のストーリとして選択された場合に
は、図10に示すように、ストーリ分岐が表示され、さ
らに、分岐部2においてストーリCが選択され、分岐部
4においてストーリHが選択された場合には、図11に
示すように、ストーリ分岐が表示される。そして、タイ
トル内の最初に再生されるストーリから最後に再生され
るストーリの間の全ての分岐先のストーリを選択したと
きに、利用者は操作部58のストーリ選択確定キーを押
下して分岐先のストーリ選択を確定する。したがって、
システムコントローラ60は、操作部58のストーリ選
択確定キーが押下されたときに分岐先のストーリ選択が
終了したと判断する。
【0045】次に、システムコントローラ60は、タイ
トル内のストーリ分岐の構造に応じて、選択された分岐
先のストーリを順次再生する動作を行う(ステップ11
0)。
【0046】このように、本実施形態のDVD再生装置
100は、再生対象のタイトルの内容を再生する前にそ
のタイトルがマルチストーリ機能に対応しているか否か
を判定し、対応している場合には、利用者の指示に応じ
てストーリ一覧画面を表示して、利用者による分岐先の
ストーリ選択を可能とし、利用者によって分岐先のスト
ーリが選択された場合には、タイトル内のストーリ分岐
の構造に応じて、選択されたストーリを順次再生する動
作を行う。すなわち、タイトルの内容を再生する前にあ
らかじめ分岐先のストーリを選択しておくことができ、
この選択された分岐先のストーリがタイトル内のストー
リ分岐の構造に応じて再生されるため、従来のように再
生動作中に何度もストーリ選択のための煩雑な操作を行
う必要がない。
【0047】また、あらかじめ分岐先のストーリを選択
することができるため、タイトルの内容を再生している
時には分岐先のストーリを選択するための分岐選択画面
を表示する必要がなく、あるいは分岐選択画面を表示し
た場合であっても利用者による選択指示があるまで再生
動作を中断する必要がないため、ストーリの連続性が確
保され、利用者はストーリを十分楽しむことができる。
【0048】さらに、ストーリ一覧画面には、タイトル
内のストーリ分岐の構造を示す模式図が表示されるた
め、利用者はタイトル内のストーリ構造を把握して分岐
先のストーリ選択を容易に行うことができる。また、ス
トーリ一覧には分岐先のストーリが所定のマーク画像で
表示され、ストーリの内容等は表示されないため、再生
前に利用者が各ストーリの結末を知って興味が半減する
ということがなく、ストーリ分岐の組み合わせを変える
たびにタイトルの再生内容を楽しむことができる。
【0049】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、図9に
示したストーリ一覧画面を表示したが、タイトル内のス
トーリ分岐の構造に応じて、通常の再生動作において表
示される複数の分岐選択画面をストーリの進行順に表示
し、利用者がこの分岐選択画面に表示された分岐先のス
トーリを順次選択することによって、分岐先のストーリ
を選択することができるようにしてもよい。
【0050】また、上述した実施形態では、ストーリ一
覧画面を表示して利用者によるストーリの分岐選択を行
ったが、この分岐選択をシステムコントローラ60がラ
ンダムに行って、一連のストーリを自動再生するように
してもよい。
【0051】
【発明の効果】上述したように、本発明によればストー
リ一覧が表示されることにより、ストーリに分岐が存在
する場合に、この分岐に関する情報を取得して再生動作
開始前にストーリ分岐画面を作成し、この画面に基づい
て分岐先の選択指示がなされたときに、この選択された
分岐先のストーリに沿った再生動作を行っており、利用
者はあらかじめ分岐先のストーリを選択しておくことが
できるため、再生動作中に何度もストーリ選択のための
煩雑な操作を行う必要がない。また、あらかじめ分岐先
のストーリが選択されるため、再生動作を中断して分岐
画面を表示させる必要がなく、あるいは分岐画面を表示
させた場合であっても利用者による選択指示がなされる
まで再生動作を中断する必要がなくストーリの連続性を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDのボリューム空間の構造を示す図であ
る。
【図2】VMGのデータ構造を示す図である。
【図3】VTSのデータ構造を示す図である。
【図4】PGCの構造の一例を示す図である。
【図5】マルチストーリ再生動作において処理されるP
GCとストーリおよび分岐選択画面との対応関係を示す
図である。
【図6】VOBのデータ構造を示す図である。
【図7】一実施形態のDVD再生装置の全体構成を示す
図である。
【図8】DVD再生装置においてマルチストーリ再生動
作を行う場合の動作手順を示す流れ図である。
【図9】ストーリ一覧画面の表示例を示す図である。
【図10】分岐先のストーリが選択された場合のストー
リ一覧画面の表示例を示す図である。
【図11】分岐先のストーリが選択された場合のストー
リ一覧画面の表示例を示す図である。
【図12】従来のDVD再生装置におけるストーリ分岐
の概要を示す図である。
【符号の説明】
10 DVD 24 デジタル信号処理部 30 ストリーム分離部 32 オーディオデコーダ 36 ビデオデコーダ 40 サブピクチャデコーダ 44 ビデオプロセッサ 58 操作部 60 システムコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/85 H04N 5/85 A Fターム(参考) 5C052 AA02 AB04 AC08 CC01 CC11 DD04 EE03 5C053 FA24 GB02 GB09 GB11 LA06 5D044 AB05 AB07 BC06 CC04 DE14 DE22 GK12 5D077 AA23 BA14 CA02 CB01 5D110 AA14 AA26 AA28 DA01 DC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク型記録媒体に記録された信号を
    読み出して画像および音声の再生を行うデータ再生手段
    と、 前記データ再生手段によって再生される画像および音声
    によって構成されるストーリに分岐がある場合に、スト
    ーリの分岐に関する情報を取得する分岐情報取得手段
    と、 前記分岐情報取得手段によって取得された情報に基づい
    て、前記ストーリに含まれる全部あるいは一部の分岐先
    選択を行うストーリ分岐画面を、実際に前記ストーリの
    再生を開始する前に作成する分岐画面作成手段と、 前記ストーリ分岐画面に含まれる前記ストーリの分岐先
    の選択指示を行う操作手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記分岐画面には、ストーリ分岐構造の全体が含まれて
    いることを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記分岐情報取得手段によって取得される前記情報は、
    プログラムチェーン情報であることを特徴とするディス
    ク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記分岐画面には、前記分岐先のストーリの内容がわか
    らない状態で前記分岐先を選択するために必要な複数の
    選択肢が含まれていることを特徴とするディスク再生装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050018314A (ko) * 2003-08-05 2005-02-23 삼성전자주식회사 자막 데이터와 비디오 맵핑 데이터 정보를 저장하는정보저장매체, 그 재생 장치 및 방법
JP7026984B1 (ja) 2021-10-11 2022-03-01 Mil株式会社 視聴分析装置

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