JP2000165819A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2000165819A
JP2000165819A JP10352126A JP35212698A JP2000165819A JP 2000165819 A JP2000165819 A JP 2000165819A JP 10352126 A JP10352126 A JP 10352126A JP 35212698 A JP35212698 A JP 35212698A JP 2000165819 A JP2000165819 A JP 2000165819A
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angle
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JP10352126A
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Motoyasu Asami
元保 浅見
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Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で様々な撮影方向の画像を再生す
ることができるディスク再生装置を提供すること。 【解決手段】 利用者によってアングル自動切り替え指
示が行われると、システムコントローラ60は、マルチ
アングル機能が有効になったときにアングルをランダム
に選択し、この選択したアングルに対応するインターリ
ーブドユニットを処理することによってマルチアングル
再生動作を行う。そして、アングル選択後の再生時間が
所定時間を越えた場合には、システムコントローラ60
は、再度アングル選択を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルバーサタ
イルディスク(DVD)等の再生動作を行うディスク再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク型記録媒体としてDVD
が注目されている。このDVDは、直径が12cmで厚
さが1.2mmであり、CD(コンパクトディスク)と
同じ形状ながら、記録密度を上げることにより単層で
4.7GB、2層で8.5GBの記憶容量を実現してい
る。
【0003】また、MPEG2による画像データ圧縮技
術やオーディオデータ圧縮技術の採用により、DVDに
は様々な種類のデータが混在して格納される。DVDに
映画を記録する場合を考えると、通常はビデオデータや
オーディオデータが格納されるが、例えば、これら以外
に複数の言語の字幕データを格納しておくことにより、
利用者が選択した言語の字幕を表示することが可能とな
る。また、映画監督や出演者のプロフィール等の静止画
データを格納しておくことにより、利用者の操作によっ
てこれらの内容を表示することが可能になる。さらに、
1個の被写体を複数の方向から撮影したり複数の被写体
を個別に撮影することにより複数の撮影方向(アング
ル)の画像データを格納しておいて、再生時に利用者の
選択したアングルの画像データを再生することができる
機能(マルチアングル機能)や、複数のストーリに対応
する画像データやオーディオデータを格納しておくこと
によって利用者の選択に応じてストーリの展開を変える
ことができる機能(マルチストーリ機能)を実現するこ
ともできる。DVD再生装置は、このような様々なデー
タが格納されたDVDの再生動作を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のDVD再生装置においてマルチアングル機能を実現
する場合を考えると、再生時に被写体を見る方向を変え
たり別の被写体に変える場合には、利用者はその都度ア
ングル変更指示等の操作を行わなければならず、操作が
煩雑であった。特に、車載用のDVD再生装置を考える
と、走行中に各種の操作を行うことになるため、できる
だけ操作の回数を減らし、簡単な操作によって各種の再
生動作を行うことができるDVD再生装置が望まれてい
る。
【0005】また、アングル変更指示等の操作を行わな
い場合には、初期設定されたアングルの画像のみが再生
されるため、他のアングルの画像を見ることができず、
不便であった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は簡単な操作で様々な撮影方向
の画像を再生することができるディスク再生装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のディスク再生装置は、データ再生手段
によって、ディスク型記録媒体に記録された信号を読み
出して撮影方向が異なる複数の画像のいずれかを選択的
に再生しており、この画像の撮影方向の切り替えを再生
制御手段によって所定のタイミングで行っている。した
がって、撮影方向をその都度選択しなくても自動的に様
々な撮影方向の画像が選択されて再生されるため、利用
者は、煩雑な操作を行う必要がなく、簡単な操作で様々
な撮影方向の画像を見ることができる。
【0008】また、撮影方向を切り替えた後の画像の再
生時間が所定時間を越えた場合であって、あるいは再生
対象となるインターリーブドユニット(ILVU)の個
数が所定値を越えた場合であって、次に新たなILVU
に対応した画像の再生を開始したときに撮影方向の切り
替えを行うことが望ましい。ILVUを単位として撮影
方向が異なる画像の再生に必要なデータが格納されてい
るため、ILVUを単位として撮影方向の切り替えを行
うことにより、その切り替え作業が容易となる。また、
所定の間隔で再生画像が切り替わるため、利用者は、複
雑な操作を行うことなく自動的に様々な撮影方向の画像
を見ることができる。特に、撮影方向をランダムに切り
替えることにより、利用者は、全ての撮影方向の画像を
均等に見て楽しむことができる。
【0009】また、すでに再生された画像の撮影方向を
特定するデータを格納しておいて、このデータに基づい
て、次に切り替える撮影方向を選択するようにすれば、
同じ撮影方向の画像のみが再生されることを防止するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のDVD再生装置について図面を参照しながら説明す
る。
【0011】(1)DVDに記録されたデータの内容 まず、ディスク型記録媒体としてのDVDに記録された
データの詳細について説明する。図1は、DVDのボリ
ューム空間の構造を示す図である。同図に示すように、
DVDのボリューム空間は、DVDの内周から外周に向
かって、ボリューム・ファイル構造、DVD−Vide
oゾーン、DVD otherゾーンによって構成され
ている。これらのうち、DVD−Videoゾーンに
は、再生動作に必要な各種のデータが含まれている。D
VD−Videoゾーンは、ビデオマネージャ(VM
G)と各タイトルに対応する1つ以上のビデオタイトル
セット(VTS)によって構成されている。
【0012】図2は、VMGのデータ構造を示す図であ
る。同図に示すように、VMGは、ビデオマネージャ情
報(VMGI)、VMGメニュー用ビデオオブジェクト
セット(VMGM_VOBS)、VMGIのバックアッ
プ用ファイル(VMGI_BUP)によって構成されて
いる。
【0013】VMGIは、VTSに関する情報(例えば
VTSの数、各VTSの識別情報、DVD内の各VTS
の格納位置等)、タイトルメニューに表示されるタイト
ルの表示順、1つ以上のプログラムチェーン情報(PG
CI)、DVDを識別するためのディスクID(DVD
_ID)等が含まれている。VMGM_VOBSは、1
つ以上のビデオオブジェクト(VOB)によって構成さ
れている。このVOBは、タイトルを選択するためのメ
ニュー画面(タイトルメニュー画面)を再生する際の再
生データであるビデオデータを含んでいる。
【0014】図3は、VTSのデータ構造を示す図であ
る。同図に示すように、VTSは、ビデオタイトルセッ
ト情報(VTSI)、VTSメニュー用ビデオオブジェ
クトセット(VTSM_VOBS)、VTSタイトル用
ビデオオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)、
VTSIのバックアップ用ファイル(VTSI_BU
P)によって構成されている。
【0015】VTSIは、タイトルを識別するためのV
TS_ID等のタイトルに関する情報、1つ以上のPG
CI等が含まれている。VTSM_VOBSおよびVT
STT_VOBSは、1つ以上のVOBによって構成さ
れている。このVOBは、ビデオデータやオーディオデ
ータ等の再生データを含んでいる。
【0016】再生動作における論理的な処理単位である
プログラムチェーン(PGC)は、プログラムチェーン
情報(PGCI)と1あるいは複数のビデオオブジェク
ト(VOB)によって構成される。例えば、VMGI内
の1個のPGCIとVMGM_VOBS内の1あるいは
複数のVOBによってPGCが構成される。また、VT
SI内の1個のPGCIとVTSM_VOBS内の1あ
るいは複数のVOBによってPGCが構成される。ある
いは、VTSI内の1個のPGCIとVTSTT_VO
BS内の1あるいは複数のVOBによってPGCが構成
される。
【0017】VMGI内のPGCIとVMGM_VOB
S内の1あるいは複数のVOBによって構成されるPG
Cは、タイトルメニューを表示するとともに、このタイ
トルメニュー内のいずれかの項目が選択されたときに、
対応するデータの再生箇所を特定するためのものであ
る。また、VTSI内のPGCIとVTSTT_VOB
S内の1あるいは複数のVOBによって構成されるPG
Cは、タイトルメニュー内のいずれかの項目が選択され
たときに、対応する内容の再生を行うために必要な各種
のデータが含まれる。
【0018】図4は、PGCの構造の一例を示す図であ
り、VMGI内のPGCIとVMGM_VOBS内の1
あるいは複数のVOBによって構成されるPGCの構造
が示されている。同図に示すように、例えば、PGC#
1は、VMGI内のPGCI#1とVMGM_VOBS
内のVOB#1〜#3によって構成されている。また、
PGC#2は、VMGI内のPGCI#2とVMGM_
VOBS内のVOB#4、#5によって構成されてい
る。これらのPGCは、PGC番号によって特定され
る。このPGC番号は、VMGI内におけるPGCIの
格納順によって決定される。例えば、図4に示すPGC
においては、VMG内にPGCI#1、PGCI#2の
順でPGCが格納されているため、PGCI#1を含ん
で構成されるPGC#1のPGC番号は「1」、PGC
I#2を含んで構成されるPGC#2のPGC番号は
「2」となる。
【0019】なお、VTSI内のPGCIとVTSM_
VOBS内の1あるいは複数のVOBによって構成され
るPGCや、VTSI内のPGCIとVTSTT_VO
BS内の1あるいは複数のVOBによって構成されるP
GCも、図4に示したPGCと同様の構造を有してい
る。また、PGCIには、対応する複数のVOBの再生
順序や、次に再生動作を行うPGCに関する情報等が含
まれている。
【0020】図5は、上述したVMGM_VOBS、V
TSM_VOBS、VTSTT_VOBSを構成するV
OBのデータ構造を示す図である。同図に示すように、
VOBは、複数のセルによって構成されている。マルチ
アングル機能において、例えば複数の被写体を個別に撮
影した場合には、1個のセルは、所定の撮影時間におけ
る1つの撮影方向のビデオデータを含んでいる。そし
て、所定の撮影時間における全ての撮影方向のビデオデ
ータを含む複数のセルが、さらにインターリーブドユニ
ット(ILVU)に分割される。マルチアングル再生動
作においては、インターリーブドブロックの中からIL
VUが1個ずつ選択されて処理される。
【0021】図6は、インターリーブドブロックの一例
を示す図であり、4個の被写体を個別に撮影した場合
(撮影方向をアングル1〜アングル4とする)のインタ
ーリーブドブロックの例が示されている。同図に示すよ
うに、インターリーブドブロックは、所定の撮影時間に
おけるアングル1〜アングル4のビデオデータを含む4
個のセル#1〜#4によって構成されている。例えば、
セル#1にはアングル1のビデオデータが含まれてお
り、セル#2にはアングル2のビデオデータが含まれて
いる。各セルは、DVD−Video規格により所定の
サイズのILVUに分割され、ディスクに記録される。
なお、各ILVUの開始アドレスはDSIによって判定
できる。また、各アングルは、アングル番号によって特
定される。
【0022】図7は、セルの構造を示す図である。同図
に示すように、各セルは1つ以上のビデオオブジェクト
ユニット(VOBU)によって構成されている。そし
て、各VOBUは、ナビゲーションパック(NV_PC
K)、ビデオパック(V_PCK)、サブピクチャパッ
ク(SP_PCK)およびオーディオパック(A_PC
K)の少なくとも1つを含んで構成されている。
【0023】NV_PCKは、再生制御情報(PC
I)、データサーチ情報(DSI)を含んで構成されて
いる。PCIとDSIには、次に再生すべきVOBUの
位置やVOBUのデータ量や再生時間等が設定されてい
る。V_PCK、SP_PCK、A_PCKは、それぞ
れ再生データの種別(動画、サブピクチャ、オーディ
オ)等の情報が含まれているパックヘッダ、パケットヘ
ッダや、データ圧縮されたビデオデータ、サブピクチャ
データ、オーディオデータ(圧縮再生データ)を含んで
構成されている。
【0024】(2)DVD再生装置の全体構成 図8は、本発明を適用した一実施形態のDVD再生装置
の全体構成を示す図である。同図に示すDVD再生装置
100は、DVD10に記録された信号を読み取るため
のスピンドルモータ12、光ピックアップ14、送りモ
ータ16およびサーボ制御部18と、読み取った信号の
増幅等を行うためのRFアンプ22、デジタル信号処理
部24、4個のバッファ用RAM26、34、38、4
2、ストリーム分離部30、オーディオデコーダ32、
ビデオデコーダ36、サブピクチャデコーダ40、ビデ
オプロセッサ44、エンコーダ46およびデジタル−ア
ナログ(D/A)変換器48と、利用者が各種の指示を
入力するための操作部58と、DVD再生装置100の
全体を制御するシステムコントローラ60とを含んで構
成されている。
【0025】スピンドルモータ12は、DVD10を一
定の線速度で回転させる。光ピックアップ14は、DV
D10に記録されたデータを検出するものであり、例え
ば半導体レーザとホトダイオードとが内蔵されている。
送りモータ16は、光ピックアップ14をDVD10の
径方向に移動させるものである。
【0026】サーボ制御部18は、上述したスピンドル
モータ12および送りモータ16を駆動するとともに、
光ピックアップ14に内蔵された対物レンズ(図示せ
ず)を動かすことにより半導体レーザの焦点位置をDV
D10の記録面と垂直方向および水平方向に移動させ
る。また、サーボ制御部18は、DVD10からのデー
タの読み取りに必要な各種のサーボ(フォーカスサー
ボ、トラッキングサーボ、回転サーボ)制御を行う。
【0027】RFアンプ22は、光ピックアップ14に
内蔵されたホトダイオードから出力される電気信号を増
幅するものであり、DVD再生装置100に大きな振動
や衝撃等が加わってトラックジャンプが発生すると、ト
ラックジャンプ検出信号を出力する機能も有している。
【0028】デジタル信号処理部24は、RFアンプ2
2から出力される信号に対して、デジタルデータに変換
した後にDVD10のデータフォーマットに応じた信号
復調処理(8−16復調処理)と誤り訂正処理を行い、
RAM26に格納する。そして、デジタル信号処理部2
4は、システムコントローラ60の指示に応じて、RA
M26に格納したデータに含まれるVOBUを抽出して
ストリーム分離部30に出力する。
【0029】ストリーム分離部30は、システムコント
ローラ60の指示に応じて、デジタル信号処理部24か
ら出力されるVOBUを構成するパックヘッダを解析す
ることにより、オーディオパック(A_PCK)、ビデ
オパック(V_PCK)、サブピクチャパック(SP_
PCK)、ナビゲーションパック(NV_PCK)を分
離する。ストリーム分離部30によって分離されたオー
ディオパックはオーディオデコーダ32に出力され、ビ
デオパックはビデオデコーダ36に出力され、サブピク
チャパックはサブピクチャデコーダ40に出力され、ナ
ビゲーションパックはシステムコントローラ60に転送
される。
【0030】オーディオデコーダ32は、ストリーム分
離部30から出力されるオーディオパックに対して所定
のデコード処理を行ってオーディオデータを出力する。
ビデオデコーダ36は、ストリーム分離部30から出力
されるビデオパックに対して所定のデコード処理を行っ
てビデオデータを出力する。サブピクチャデコーダ40
は、ストリーム分離部30から出力されるサブピクチャ
パックに対して所定のデコード処理を行ってサブピクチ
ャデータを出力する。
【0031】ビデオプロセッサ44は、システムコント
ローラ60の指示に応じて、ビデオデコーダ36から出
力されるビデオデータとサブピクチャデコーダ40から
出力されるサブピクチャデータとを合成した画像データ
を生成し、エンコーダ46に出力する。例えば、サブピ
クチャデコーダ40から出力される字幕用サブピクチャ
データをビデオデコーダ36から出力されるビデオデー
タに合成することにより画像データを生成する。ビデオ
エンコーダ46は、ビデオプロセッサ44から出力され
る画像データを表示用の映像データに変換する。
【0032】D/A変換器48は、オーディオデコーダ
32から出力されるオーディオデータをアナログのオー
ディオ信号に変換する。このオーディオ信号が例えばス
ピーカ(図示せず)から出力されることによって、オー
ディオ音声の再生が行われる。
【0033】操作部58は、タイトル再生の指示を与え
るための再生キー、マルチアングル再生動作において撮
影方向(アングル)を自動的に切り替える指示を与える
ためのアングル自動切替キー、左右上下のカーソルキ
ー、表示画面上のカーソル位置にある項目の確定を行う
設定キー等の各種操作キーを備えており、キーの操作状
態に応じた信号がシステムコントローラ60に向けて出
力される。
【0034】システムコントローラ60は、各種のサー
ボ指令をサーボ制御部18に出力したり、利用者の操作
指示に応じた画像生成指示をビデオプロセッサ44に出
力する等、全機能ブロックの制御を行う。また、システ
ムコントローラ60は、デジタル信号処理部24から出
力されるデータに含まれるVMGI、VTSI、ストリ
ーム分離部30から出力されるNV_PCKを受け取っ
て解析することにより、ストリーム分離部30等に対し
て再生動作に必要な各種の制御を行う。
【0035】また、システムコントローラ60は、操作
部58に備わったアングル自動切替キーが押下されて、
マルチアングル再生動作においてアングルを自動的に切
り替える指示が与えられた場合には、所定時間(例えば
2秒間)経過するごとにアングルが切り替わるように再
生制御を行う。
【0036】上述したDVD再生装置100の全体がデ
ータ再生手段に、システムコントローラ60が再生制御
手段にそれぞれ対応する。
【0037】(3)DVD再生装置の動作 図9は、上述したDVD再生装置100におけるアング
ル自動切り替えの動作手順を示す流れ図である。システ
ムコントローラ60は、利用者によってDVD10が装
填されたか否かを判定する(ステップ100)。DVD
10が装填されると、次にシステムコントローラ60
は、オープニング画面を一定時間表示させた後に(ステ
ップ101)、タイトルメニュー画面の表示を行う(ス
テップ102)。例えば、VMG(ビデオマネージャ)
に含まれるPGCI(プログラムチェーン情報)に基づ
いて、オープニング画面に対応するVOB(ビデオオブ
ジェクト)が読み出され、所定のオープニング画面の表
示が行われる。また、VMGI内のPGCI_UT(プ
ログラムチェーン情報ユニットテーブル)に基づいて、
オープニング画面の次に表示されるタイトルメニューの
再生箇所が特定できるため、続けてタイトルメニューの
表示動作が開始される。
【0038】次に、システムコントローラ60は、タイ
トルが選択されたか否かを判定する(ステップ10
3)。利用者によって操作部58のカーソルキーが操作
されてタイトルメニューに表示されたタイトルにカーソ
ルが合わせられ、さらに設定キーが押下されてタイトル
選択が確定されると、システムコントローラ60は、ア
ングル自動切り替えが指示されたか否かを判定する(ス
テップ104)。一定時間待っても、利用者によって操
作部58のアングル自動切替キーが押下されない場合に
はアングル自動切り替えが指示されなかったものと判断
して通常の再生動作が行われる(ステップ105)。
【0039】また、利用者によって操作部58のアング
ル自動切り替えキーが押下されると、次にシステムコン
トローラ60は、選択されたタイトルの再生を開始し
(ステップ106)、その後ILVUが処理の対象とな
ってマルチアングル機能が有効になったか否かを判定す
る(ステップ107)。マルチアングル機能が有効にな
った場合には、システムコントローラ60は、処理の対
象となっているインターリーブドブロックの中に含まれ
る複数のセルに基づいて複数のアングルの中から1つを
ランダムに選択する(ステップ108)。例えば、処理
の対象となっているインターリーブドブロックの中に4
個のセルが含まれている場合について考えると、各セル
には1つのアングルのビデオデータが含まれており、イ
ンターリーブドブロック全体では4つのアングルのビデ
オデータが含まれているということであるから、システ
ムコントローラ60は、この4つのアングルのうちいず
れか1つのアングルをランダムに選択する。そして、シ
ステムコントローラ60は、この選択したアングルに対
応するILVUを処理することにより、マルチアングル
再生動作を行う(ステップ109)。
【0040】マルチアングル再生動作が開始されると、
システムコントローラ60は、ステップ107〜ステッ
プ109において処理したILVUの先頭に配置される
NV_PCKのDSIを解析することで、再生処理の対
象となってマルチアングル機能の有効状態が継続してい
るか否かを判定する(ステップ110)。
【0041】マルチアングル機能の有効状態が継続して
いる場合には、システムコントローラ60は、アングル
を選択した後の再生時間があらかじめ設定された所定時
間(例えば2秒間)を越えたか否かを判定する(ステッ
プ111)。具体的には、システムコントローラ60
は、ステップ109において処理したILVUを構成す
るVOBU内のPCIとDSIに含まれるVOBUの再
生時間を積算することによって、アングルを選択した後
の再生時間を算出し、この算出した再生時間があらかじ
め設定された所定時間を越えたか否かを判定する。アン
グル選択後の再生時間が所定時間を超えている場合に
は、システムコントローラ60は、再びアングルの選択
(ステップ108)を行う。また、所定時間を経過して
いない場合には、アングルを変えずに、同じアングルの
次のILVUを処理して、マルチアングル再生動作を行
う(ステップ109)。すなわち、同一アングルでのマ
ルチアングル再生動作が継続される。
【0042】また、マルチアングル機能が有効でない場
合(ステップ107で否定判断された場合)や、マルチ
アングル機能の有効状態が継続していない場合(ステッ
プ110で否定判断された場合)には、システムコント
ローラ60は、タイトルの再生が終了したか否かを判定
する(ステップ112)。タイトルの再生が終了した場
合には、一連の再生動作が終了される。また、タイトル
の再生が終了していない場合には再びマルチアングル機
能が有効になったか否かの判定(ステップ107)が行
われる。
【0043】このように、本実施形態のDVD再生装置
100は、利用者によってアングル自動切り替え指示が
行われた場合には、タイトル再生中にマルチアングル機
能が有効になると、所定時間ごとにアングルをランダム
に選択し、再生処理の対象となるインターリーブドブロ
ックに含まれるILVUの中から選択したアングルに対
応するILVUを処理することにより、アングルを自動
的に切り替えながらマルチアングル再生動作を行う。し
たがって、従来のように再生時にアングルを切り替える
度に所定の操作を行う必要がなく、利用者は簡単な操作
で複数のアングルの画像を見ることができる。
【0044】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、アング
ル選択後の再生時間があらかじめ設定された所定時間を
超えている場合にアングル選択を再度行ったが、利用者
がこの所定時間を設定することができるようにしてもよ
い。また、時間を設定するのではなく、ILVUの数を
あらかじめ設定しておき、アングル選択後に処理された
ILVUの数があらかじめ設定された数を越えた場合に
再びアングルを選択するようにしてもよい。
【0045】また、システムコントローラ60が内蔵す
るRAM(図示せず)に、図9に示したステップ109
において処理されたセルを特定するために、VTS_I
D、ILVU番号、セル番号を格納しておいて、アング
ル選択の際に、システムコントローラ60がこれらの格
納されたILVU番号等を参照して、選択するアングル
が一巡するまで、すでに処理されたILVUに対応する
アングルを選択しないようにしてもよい。システムコン
トローラ60がすでに処理されたILVUに対応するア
ングルを選択しないようにすることによって、利用者
は、最小の再生回数で全てのアングルの画像を見ること
が可能となる。この場合には、システムコントローラ6
0が内蔵するRAMが撮影方向格納手段に対応する。
【0046】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ディ
スク型記録媒体に記録された信号を読み出して撮影方向
が異なる複数の画像のいずれかを選択的に再生し、この
画像の撮影方向の切り替えを所定のタイミングで行って
おり、撮影方向をその都度選択しなくても自動的に様々
な撮影方向の画像が選択されて再生されるため、利用者
は、煩雑な操作を行う必要がなく、簡単な操作で様々な
撮影方向の画像を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDのボリューム空間の構造を示す図であ
る。
【図2】VMGのデータ構造を示す図である。
【図3】VTSのデータ構造を示す図である。
【図4】PGCの構造の一例を示す図である。
【図5】VOBのデータ構造を示す図である。
【図6】ILVUの一例を示す図である。
【図7】セルのデータ構造を示す図である。
【図8】一実施形態のDVD再生装置の全体構成を示す
図である。
【図9】一実施形態のDVD再生装置におけるアングル
自動切り替えを行う場合の動作手順を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
10 DVD 18 サーボ制御部 24 デジタル信号処理部 30 ストリーム分離部 32 オーディオデコーダ 36 ビデオデコーダ 40 サブピクチャデコーダ 44 ビデオプロセッサ 58 操作部 60 システムコントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク型記録媒体に記録された信号を
    読み出して、撮影方向が異なる複数の画像のいずれかを
    選択的に再生するデータ再生手段と、 前記データ再生手段によって再生される前記画像の撮影
    方向を所定のタイミングで切り替える再生制御手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記再生制御手段は、前記撮影方向を切り替えた後の画
    像の再生時間が所定時間を越えた場合に、次に新たなイ
    ンターリーブドユニットの再生を開始する際に前記撮影
    方向の切り替えを行うことを特徴とするディスク再生装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記再生制御手段は、前記撮影方向を切り替えた後のイ
    ンターリーブドユニットの再生個数が所定値を越えた場
    合に、次に新たなインターリーブドユニットの再生を開
    始する際に前記撮影方向の切り替えを行うことを特徴と
    するディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記再生制御手段は、3つ以上の前記撮影方向がある場
    合に、これらの撮影方向の中から再生対象となるものを
    ランダムに選択することを特徴とするディスク再生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、 すでに再生された前記画像の撮影方向を特定するデータ
    を格納する撮影方向格納手段をさらに備え、 前記再生制御手段は、前記撮影方向格納手段に格納され
    たデータを考慮して、次に切り替える前記撮影方向を選
    択することを特徴とするディスク再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2866505A1 (fr) * 2004-02-13 2005-08-19 Highway Television Procede et systeme d'integration et/ou de restitution d'images a partir d'un support d'informations
WO2005081249A1 (fr) * 2004-02-13 2005-09-01 Highway Television, Sas, Procede et systeme d’integration et/ou de restitution aleatoire d’images a partir d’un support d’informations

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