JP4850140B2 - ディスク再生装置及びディスク再生方法 - Google Patents

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本発明は、光ディスクであるDVD(Digital Versatile Disk)に記録された情報を再生するディスク再生装置に係り、特に本編の検出を行い、ディスク再生時に直接本編の再生を開始できるようにしたディスク再生装置及びディスク再生方法に関する。
近年、DVD−Video規格に準拠した光ディスク(DVD)に対して音声信号や映像信号等の情報を記録し、それを再生するディスク再生装置が普及している。またDVD(例えば映画用ディスク)は、通常、本編のコンテンツに対して1つのタイトルを付し、1つのタイトルを複数のチャプタに区切っている。
また映画用ディスクには、本編以外にセットアップ画面、メニュー画面、コマーシャル画面等も含まれており、DVD−Videoの普及に伴い、多くのディスクが特典映像等を充実させて記録する傾向にある。さらにディスク再生装置は、家庭用だけでなく車載用にも採用されており、その使用環境は様々である。
また、このようなDVDを再生する場合、ディスク再生装置は、DVDに記録されたファイル構造情報に基いて、予め指定された再生手順に従って再生を開始するようにしている。例えば、メニュー画面の情報がDVDに記録されていればメニュー画面を表示して、ユーザに複数のメニュー項目の中から希望する項目を選択させ、次の画面に移るようにしている。また、コマーシャル画面や、著作権に関するお知らせ画面が表示される場合もあり、再生操作後、本編が再生されるまでに多くの手間と時間がかかる場合がある。
また、DVDには本編を示す情報が記録されていないため、複数のタイトルを含むDVDでは、どれが本編のコンテンツであるかを検出することは難しい状況にあり、本編のコンテンツを簡単な操作で直ぐに再生することは困難であった。
特に、車載用のディスク再生装置では、不慣れなユーザ(例えば子供)が操作する場合があり、運転者が操作手順を教えながら運転すると安全上好ましくない。したがって、簡単な操作で本編の再生ができるようにしたディスク再生装置の実現を望むユーザも多い。
特許文献1には、再生操作して本編が再生開始されるまでの時間を短縮することが可能なディスク再生装置について記載されている。この特許文献1の例では、タイトル数検出手段と、再生時間検出手段を設け、最も再生時間が長いタイトルを検出して再生を実行するようにしている。
しかしながら、DVDに複数のタイトルが含まれている場合、特に特典映像の多いDVDにおいては、再生時間の長さを検出するたけでは、実際の本編がどれであるかを特定することは難しい状況にある。
特開2005−86717号公報
従来のディスク再生装置、例えば車載用のディスク再生装置では、簡単な操作で本編の再生ができるようにすることが望ましい。特許文献1では、最も再生時間が長いタイトルを検出して再生を実行するようにしているが、DVDに複数のタイトルが含まれている場合、再生時間の長さを検出するたけでは、実際の本編がどれであるかを特定することは難しい状況にあった。
本発明は、このような事情に鑑みて、簡単な操作で本編の再生を開始でき、かつ本編の検出確率が高いディスク再生装置及びディスク再生方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明のディスク再生装置は、光ディスクに記録された情報を読取るピックアップ部と、前記ピックアップ部により読取られた情報に含まれるビデオ管理情報から、前記光ディスクに記録されているコンテンツのタイトル総数及び、各タイトルのチャプタ数をそれぞれ検出する検出部と、光ディスクの市場の傾向を基に予め設定したタイトル総数の標準値及びチャプタ数の標準値と、前記検出部で検出した前記タイトル総数及び各タイトルのチャプタ数を比較し、前記比較結果をもとに前記コンテンツに含まれる本編を判別する本編サーチ部と、前記本編サーチ部でサーチした本編のコンテンツを再生可能な再生部と、を具備したことを特徴とする
また、請求項記載の本発明のディスク再生方法は、光ディスクに記録された情報をピックアップ部で読取り、前記ピックアップ部により読取られた情報に含まれるビデオ管理情報から、前記光ディスクに記録されているコンテンツのタイトル総数及び、各タイトルのチャプタ数をそれぞれ検出し、光ディスクの市場の傾向を基に予め設定したタイトル総数の標準値及びチャプタ数の標準値と前記検出した前記タイトル総数及び各タイトルのチャプタ数を比較し、前記比較結果をもとに前記コンテンツに含まれる本編をサーチし、前記サーチした本編のコンテンツを再生することを特徴とする。
本発明のディスク再生装置では、簡単な操作によって本編の再生が可能となる。また高い確率で本編を検出することができ、特典映像の多いディスクであっても本編の検出を容易に行うことができる。
以下、この発明のディスク再生装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明のディスク再生装置100の全体構成を示すブロック図である。図1において、11は光ディスクであるDVD(以下、単にディスク11と呼ぶ)であり、DVD−Video規格に準拠してデータが記録されている。データの階層構造は、後述する。
ディスク11は、スピンドルモータ12によって一定の線速度で回転される。ディスク11からの情報の再生は、光ピックアップ13によって行われ、ディスク11にレーザ光を照射し、その反射光によってディスク11に記録されているデータを読み出す。
光ピックアップ13は、送りモータ14によってディスク11の半径方向に移動制御され、再生位置を決定する。15はサーボ制御部であり、後述するシステムコントローラ30等から供給される制御信号に応じて、スピンドルモータ12の回転を制御するとともに、光ピックアップ13のトラッキング制御、フォーカス制御、及び送りモータ14の駆動制御を行う。
16はRFアンプであり、光ピックアップ13によって読み出したデータに対応するRF信号を増幅して次段に伝達する。又、このRFアンプ16は、RF信号からフォーカス制御用の信号及びトラッキング制御用の信号を分離して、これらの制御信号をサーボ制御部15に送る。
サーボ制御部15は、フォーカス制御用の信号に基づいて光ピックアップ13のアクチュエータ(図示せず)を制御し、光ビームが、ディスク11上に常時ジャストフォーカスとなるように制御する。また、トラッキング制御用の信号に基づいてアクチュエータを制御し、光ピックアップ13のトラッキング方向の移動を制御する。これにより、データの再生を正確に行うようにしている。
17はデジタル信号処理部であり、RFアンプ16からのRF信号をデジタル化し、デジタル化された信号の復調処理と誤り訂正処理を行い、デジタル信号処理部17による信号処理の過程で得られたデータをRAM18に格納する。またデジタル信号から制御信号が分離され、分離された制御信号がサーボ制御部15及び後述するシステムコントローラ30に送られる。
19はストリーム分離部であり、デジタル信号処理部17から出力された信号を、オーディオビットストリーム、メインピクチャビットストリーム及びサブピクチャビットストリームに分離し、オーディオ・ビデオ処理部20(再生部)に供給する。メインピクチャビットストリームはMPEG2のフォーマットに従って圧縮された信号であり、この中には映像情報が含まれる。また、サブピクチャビットストリームはランレングス圧縮方式に従って圧縮された信号であり、この中には字幕情報等が含まれる。
21は、オーディオデコーダであり、ストリーム分離部19で分離されたオーディオビットストリームを復号化処理して、デジタルオーディオ信号を出力する。オーディオデコーダ21から出力されたデジタルオーディオ信号は、D/A変換器22によってアナログオーディオ信号に変換され、アナログオーディオ信号は、パワーアンプ(図示せず)を介してスピーカ23から出力される。
24はビデオデコーダであり、ストリーム分離部19で分離されたメインピクチャビットストリームを復号化処理する。25はサブピクチャデコーダであり、ストリーム分離部19で分離されたサブピクチャビットストリームを復号化処理する。また26はビデオプロセッサであり、ビデオデコーダ24から出力されたメインピクチャと、サブピクチャデコーダ25から出力されたサブピクチャをデジタル合成する。
27はビデオエンコーダであり、ビデオプロセッサ26から出力された合成データを表示用のビデオ信号に変換する。このビデオエンコーダ27から出力されたビデオ信号は、液晶パネルなどのディスプレイ装置28に供給され、画像が表示される。
29は、リモートコントローラ等の操作部であり、再生、停止、早送り、ボリューム設定などの各種操作を行う複数の操作ボタンを有している。操作部29は、ユーザが希望する音声・字幕情報を初期設定したり、ディスク再生装置100からの問い合わせに応答して音声・字幕情報の設定変更を指示したり、またディスプレイ装置28に表示されるメニュー画面中のカーソルを移動して各種の選択を行ったりする際にも使用される。またディスク11に記録されたタイトルやチャプタ等の選択設定を行うこともできる。
システムコントローラ30は、CPU及びROM等を含み、ROMに格納されたプログラムに従ってディスク再生装置100の全体的な動作を制御するものである。システムコントローラ30は、操作部29からの各種の指示信号、デジタル信号処理部17からの信号及びストリーム分離部19からの信号を受けて、サーボ制御部15、デジタル信号処理部17、ストリーム分離部19及びビデオプロセッサ26を制御する。またシステムコントローラ30には、RAM31が接続され、システムコントローラ30の制御のもとに行われる各種の処理によって得られるデータを一時的に格納する。
ところで、DVD−Video規格においては、メニュー画面や各タイトル等の再生シーケンスは、1以上のプログラムチェインPGCによって規定されており、PGCの構成を定義するためプログラムチェイン情報PGCIが記録されている。
図2は、プログラムチェインPGCにおけるプログラムチェイン情報PGCIを説明する図である。PGCIには複数のプログラムPGと、PGC再生開始時に実行すべきコマンドPRE_CMD、PGC終了時に実行すべきコマンドPOST_CMDや、次に実行すべきPGCIの記述Next_PGCNを含み、PGCIによってプログラムPGの再生順序が定義される。
また、ディスク11には、ディスク11の再生開始時に最初に再生すべきPGCの記述FP_PGCIと、タイトル全体の再生を制御するためのPGCIであるVMGM_PGCIが記録されており、FP_PGCIによって、再生開始時の再生シーケンスが規定されている。
図3は、ディスク11の再生手順の一例を示した図である。図3において、T1,T2,T3,T4・・・はタイトルを表し、例えばタイトルT1は、本編映像であり、T2はメニュー映像、T3はコマーシャル映像、T4は特典映像を表している。各タイトルは、複数のチャプタで構成されている。
図3では、FP_PGCIによって、最初にコマーシャル映像が再生される例を示している。また、コマーシャル映像が再生されたあとは、メニュー画面の表示に切り替わり、次に本編が再生される例を示している。このような再生シーケンスは、PGCによってそれぞれ規定される。
したがって、通常はディスク11に記録されているデータに従って再生処理が成されるが、本発明のディスク再生装置100では、本編サーチを行ってディスク11の本編を判断し、直接、本編を再生できるようにした点に特徴がある。
本編サーチを行うため、本発明では、DVDの市場傾向を考慮した上で、ディスク11に記録されているタイトル数、チャプタ数の標準値を参照し、この標準値を基に本編を検出するようにしている。タイトル数やチャプタ数は、ディスク11に記録されたデータから判別することができる。
図4は、この発明の一実施形態に係るディスク再生装置100で利用されるディスク11のデータ階層構造を説明する図である。
ディスク11に記録されるデータの階層構造は、DVD−Video規格に準拠して定められており、ディスク11の内周側にリードインエリアが設けられ、外周側にリードアウトエリアが設けられ、その間にDVDビデオエリアを含むボリュームスペースが設けられている。
DVDビデオエリアには、図4に示すように、管理情報であるビデオマネージャVMGと、コンテンツ情報である1以上のビデオタイトルセットVTS#1〜VTS#nを含んでいる。
管理情報VMGは、ビデオマネージャ情報VMGI、ビデオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセットVMGM_VOBS、及びVMGIのバックアップVMGI_BUPで構成される。
また、ビデオ管理情報であるVMGIは、タイトルサーチポインタテーブルTT_SRPT、前述したFP_PGCI及びVMGM_PGCI等を含んでいる。VMGIに含まれるTT_SRPTは、タイトルサーチポインタテーブル情報TT_SRPTI(図示せず)、及び1以上のタイトルサーチポインタTT_SRPを含んでいる。タイトルサーチポインタTT_SRPは、タイトル1用〜タイトルn用のタイトルサーチポインタでなる。
またそれぞれのTT_SRPは、該当タイトルの再生形式TT_PB_TY(図示せず)や、パートオブタイトル数(チャプタ数を表すデータ)PTT_Ns等を含んでいる。したがって、VMGIに含まれる情報を検出することで、ディスク11に記録されているタイトル、タイトルの数、タイトル毎のチャプタ数を検出することができる。
一方、個々のビデオタイトルセット(例えばVTS#n)のファイルは、そのタイトルの管理情報であるビデオタイトルセット情報VTSI、ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェクトセットVTSM_VOBS、ビデオタイトルセットタイトル用のビデオオブジェクトセットVTSTT_VOBS(ビデオコンテンツ)、及びVTSIのバックアップVTSI_BUPで構成される。
各ビデオタイトルセットVTSには、MPEG規格により圧縮されたビデオデータ、所定の規格により圧縮された(あるいは非圧縮の)オーディオデータ、及び所定の規則によりランレングス圧縮された副映像データとともに、これらのデータを再生するための種々の情報が格納されている。
また管理情報VTSIは、ビデオタイトルセットプログラムチェイン情報テーブルVTS_PGCIT等を含んでいる。VTS_PGCITは、1以上のビデオタイトルセットプログラムチェイン情報VTS_PGCI等を含んでいる。VTS_PGCIは、タイトル再生開始時に最初に再生すべき記述である。
またVTSTT_VOBSは、複数のビデオ・オブジェクト・アイデンティフィケーション・ナンバー(VOB_IDN)によって構成されており、VOB_IDNに含まれるデータの階層構造は、複数のCellによって構成されている。VTSTT_VOBSの内容(ビデオコンテンツ)は、1以上のセルを指し示すビデオオブジェクト(VOB_IDN#1、VOB_IDN#2、…、VOB_IDN#i)により特定され、これらのVOB_IDN#で示されるCellの再生順序が、PGCにより定められる。
Cellは、複数のビデオ・オブジェクト・ユニットVOBUから構成されており、VOBUは、ナビゲーション・パックNV_PCK、オーディオ・パックA_PCK、ビデオ・パックV_PCK、サブピクチャ・パックSP_PCKによって構成されているが、図示は省略する。
次に、図5のフローチャートを参照して本発明の主要部である本編サーチの動作について説明する。本発明では、ディスク11に記録されたタイトル総数と各タイトルのチャプタ数を基に段階的に本編を判断し、かつ市場の傾向を基にした標準値を利用して本編の判断(本編サーチ)を行うものである。
尚、図5のフローチャートにおいては、各種の判断ステップを含むが、判断処理は、デジタル信号処理部17及びストリーム分離部19から分離抽出した各種の情報を基にシステムコントローラ30が行う。
システムコントローラ30は、ビデオ管理情報VMGIから、光ディスクに記録されているコンテンツのタイトル及び、各タイトルのチャプタ数を検出する検出部を構成する。また、システムコントローラ30は、光ディスクの本編のタイトル数及びチャプタ数の標準値を基にして、この標準値と検出した各タイトルのチャプタ数及びタイトル総数を比較して本編を判別する本編サーチ部を構成する。
図5において、ステップS1は本編サーチの開始ステップであり、次のステップS2ではディスク11に記録されているタイトルの総数が1つであるか否かを判断する。タイトル数が1である場合は、ステップS3に進み、検出したタイトル1のコンテンツが本編であると決定する。
ステップS2において、タイトル総数が1以上であった場合は、ステップS4に進む。ステップS4では、タイトルのチャプタ数とタイトル総数を基に本編の判断を行う。
すなわち、ステップS4では、検出した複数のタイトルについてそれぞれのチャプタ数を検出するが、先ず、最初のタイトル番号のタイトル(タイトル1)について「チャプタ数がc1以上、c2以下か」を判断する。尚、c1,c2は標準値であり、c1<c2である。
通常、チャプタ数の最大値は999個であるが、市場の傾向から判断すると、チャプタ数が多すぎるコンテンツは特典映像である可能性が高い。したがって、ここではタイトル1のチャプタ数が所定の標準値の範囲内(c1〜c2)、例えば10〜100程度の範囲内にあるか否かを判断する。
次に、検出した複数のタイトル及びそれらのチャプタ数を基に、「チャプタ数がc1以上のタイトルの数がt1以下、又は全体の1/t1以下か」を判断する。つまり、市場の傾向から判断すると、タイトル総数が所定の標準値以下(例えば2,3個程度)の場合は、タイトル1が本編のコンテンツである可能性が高い。
したがって、ステップS4ではタイトル数とチャプタ数をもとにタイトル1が本編に該当するものであるか否かを判断し、該当する場合はステップS3に進み、タイトル1を本編と決定する。
ステップS4の条件を満たさない場合は、次のステップS5に進む。ステップS5は、タイトル1のチャプタ数とタイトル総数を基に本編の判断を行う。即ち、ステップS5では、「タイトル1のチャプタ数がc3以下か」を判断し、かつ「タイトルの総数がt2未満か」を判断する。尚、c3<c1、t1<t2である。
ここでは、判定条件を変え、タイトル1のチャプタ数がc1〜c2の範囲の下限よりも少ないか、またタイトルの総数がt1よりも多いかを判断し、該当する場合はステップS3に進み、タイトル1を本編と決定する。
ステップS5の条件を満たさない場合は、次のステップS6に進む。ステップS6は、最大のチャプタ数を有するタイトルと、2番目に多いチャプタ数を有するタイトルとのチャプタ数の差を基に本編を判断する。つまり、チャプタ総数が所定の範囲内(c1〜c2の範囲)にあるタイトルを検出し、それらの中で最大のチャプタ数を有するタイトルを本編と判断するものである。
即ち、ステップS6では、最大のチャプタ数を有するタイトルと、2番目のチャプタ数を有するタイトルを比較し、「最大チャプタ数と2番目のチャプタ数との差が所定数d1以上か」(例えば数個以上の差があるか)を判断する。さらに、最大のチャプタ数を有するタイトルについて、「チャプタ数がc1以上、c2以下か」を判断し、さらに、「チャプタ数がc4以上のタイトルの数が全体の1/t1以下か」を判断する。尚、c1<c4<c2である。
これらの条件に合致する場合、さらに「タイトル番号が1であるか、或いはタイトル総数がt3以下か、又は2番目のチャプタ数がc5以下か」を判断する。尚、t2<t3、c3<c5<c1である。これらの条件に合致する場合は、ステップS7に進み、チャプタ数の多いタイトルを本編として決定する。
さらにステップS6の条件に合致しない場合は、ステップS8に進み、判定条件を変え、「最大チャプタがc5以上か」を判断し、さらに2番目のチャプタ数がc6以下か」を判断する。尚、c6<c3<c5である。ステップS8の条件に合致する場合は、ステップS7に進み本編として決定する。
ステップS8の条件に合致しない場合は、ステップS9に進む。ステップS9では、2番目のチャプタ数とタイトル総数を基に本編か否かを判断する。
即ち、ステップS9では、「最大のチャプタ数がc2以上で、かつ2番目のチャプタ数がc1以上、c2以下か」を判断する。これは、最大チャプタ数がc2以上のものは特典映像である可能性があるため、2番目のチャプタ数を有するタイトルのチャプタ数が所定の範囲内(c1〜c2の範囲)にあるか否かを判断する。
さらに、「チャプタ数がc4以上のタイトルの数が全体の1/t1以下か」を判断する。そして、「2番目のチャプタ数を有するタイトルの番号が1か、又はタイトル総数がt4以下か」を判断する。尚、t3<t4である。
ステップS9の条件に合致する場合は、ステップS10に進み、2番目にチャプタ数の多いタイトルを本編として決定する。また、ステップS9の条件に合致しない場合は、本編は見つからなかったものとして、例えばタイトル1のコンテンツを本編として本編サーチを終了する。
こうして本発明では、タイトル数とチャプタ数を検出し、かつ市場の傾向を基にした標準値(c1〜c6、t1〜t4)を判断基準に使用して本編をサーチすることにより、高い確率で本編を検出することができる。またディスク再生装置100は、本編サーチを行うことで直ぐに本編の再生を開始することができる。
尚、本発明のディスク再生装置においては、本編サーチを行って再生するか、通常の再生(予め指定された再生手順に従った再生)を行うかは、ユーザの操作に委ねられる。例えば、本編サーチの設定は、操作部29を操作してディスプレイ装置28にセットアップ画面を表示し、キー操作することで行う。
図6は、ディスプレイ装置28にセットアップ画面32を表示し、ユーザが操作部29のキーを操作することで各種の設定を行う例を示している。例えば本編サーチの項目33にカーソルを移動し、「ON」34を選択すれば本編サーチによる再生モードとなる。また「OFF」35を選択すれば本編サーチをオフとし、通常の再生モードとなる。
したがって、ディスク11の再生に際して、ユーザ操作に基づいて本編サーチによる再生モードが選択された場合は、面倒な手順を省略して直ぐに本編の再生が可能となる。特に、特典映像の多いディスクの再生や、車載用のディスク再生装置のように簡単操作が要求される場合には有効である。
尚、このような本編サーチモードによる再生は、あくまでもユーザの意思によって行われるため、通常の再生モードに戻せば、ディスクに記録されたファイル構造情報に基いて、予め指定された再生手順に従って再生することができる。
このように、本発明のディスク再生装置では、簡単な操作によって本編の再生が可能となる。また高い確率で本編を検出することができ、特典映像の多いディスクであっても本編の検出を容易に行うことができるため、車載用に適したディスク再生装置を提供することができる。
尚、以上の説明では、図5のステップS9において2番目のチャプタ数を有するタイトルまでを本編サーチの対象としたが、標準値を変えて3番目以降のチャプタ数を有するタイトルについても段階的に本編サーチを行うようにしても良い。また判断条件となる市場傾向による標準値は、許容範囲内で任意に設定することができ、本編判定の条件は上述した例に限るものではない。
また以上の説明に限定されることなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
本発明のディスク再生装置の一実施形態を示す全体構成図。 同実施形態のディスクに記録されるPGCのデータ構造を示す説明図。 同実施形態におけるディスクの再生シーケンスの一例を示す説明図。 同実施形態のディスクに記録されるデータの階層構造を説明する図。 同実施形態における本編サーチの処理を説明するフローチャート。 同実施形態におけるセットアップ画面の一例を示す説明図。
符号の説明
11…ディスク
12…モータ
13…光ピックアップ
14…送りモータ
15…サーボ制御部
16…RFアンプ
17…デジタル信号処理部
18,31…RAM
19…ストリーム分離部
20…オーディオ・ビデオ処理部
27…ヒデオエンコーダ
28…ディスプレイ装置
29…操作部
30…システムコントローラ

Claims (13)

  1. 光ディスクに記録された情報を読取るピックアップ部と、
    前記ピックアップ部により読取られた情報に含まれるビデオ管理情報から、前記光ディスクに記録されているコンテンツのタイトル総数及び、各タイトルのチャプタ数をそれぞれ検出する検出部と、
    光ディスクの市場の傾向を基に予め設定したタイトル総数の標準値及びチャプタ数の標準値と前記検出部で検出した前記タイトル総数及び各タイトルのチャプタ数を比較し、前記比較結果をもとに前記コンテンツに含まれる本編を判別する本編サーチ部と、
    前記本編サーチ部でサーチした本編のコンテンツを再生可能な再生部と、
    を具備したことを特徴とするディスク再生装置。
  2. 前記本編サーチ部は、前記検出部で検出したタイトル数が1つである場合は、検出したタイトルのコンテンツを本編と判断することを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
  3. 前記本編サーチ部は、前記検出部で検出した最初のタイトルのチャプタ数が前記チャプタ数の標準値で示される所定の範囲内にあり、検出したタイトル総数が前記タイトル総数の標準値で示される所定の数以内にある場合は、前記最初のタイトルのコンテンツを本編と判断することを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
  4. 前記本編サーチ部は、検出したチャプタ数が前記チャプタ数の標準値で示される所定の範囲内にあるタイトルの内、チャプタ数の多いタイトルと、次にチャプタ数の多いタイトルのチャプタ数を比較し、
    チャプタ数の差が所定数以上あり、検出したタイトル総数が前記タイトル総数の標準値で示される所定の数以内にある場合は、前記チャプタ数の多いタイトルのコンテンツを本編と判断することを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
  5. 前記本編サーチ部は、前記チャプタ数の多いタイトルが本編でないと判断し、かつ検出したタイトル総数が前記タイトル総数の標準値で示される所定の数以内にある場合は、次にチャプタ数の多いタイトルのコンテンツについて本編判断を行い、本編のタイトルが検出できない場合は本編サーチを終了することを特徴とする請求項記載のディスク再生装置。
  6. ユーザ操作が可能な操作部を有し、ユーザの選択操作により前記本編サーチの実行可否を決定することを特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
  7. 光ディスクに記録された情報をピックアップ部で読取り、
    前記ピックアップ部により読取られた情報に含まれるビデオ管理情報から、前記光ディスクに記録されているコンテンツのタイトル総数及び、各タイトルのチャプタ数をそれぞれ検出し、
    光ディスクの市場の傾向を基に予め設定したタイトル総数の標準値及びチャプタ数の標準値と前記検出した前記タイトル総数及び各タイトルのチャプタ数を比較し、前記比較結果をもとに前記コンテンツに含まれる本編をサーチし、
    前記サーチした本編のコンテンツを再生することを特徴とするディスク再生方法。
  8. 前記本編サーチは、検出したタイトル数が1つである場合は、検出したタイトルのコンテンツを本編と判断することを特徴とする請求項記載のディスク再生方法。
  9. 前記本編サーチは、検出した最初のタイトルのチャプタ数が前記チャプタ数の標準値で示される所定の範囲内にあり、検出したタイトル総数が前記タイトル総数の標準値で示される所定の数以内にある場合は、前記最初のタイトルのコンテンツを本編と判断することを特徴とする請求項記載のディスク再生方法。
  10. 前記本編サーチにおいて、前記最初のタイトルのコンテンツを本編と判断できない場合、前記タイトルの標準値及びチャプタ数の標準値を設定し直して再度本編判断を行うことを特徴とする請求項記載のディスク再生方法。
  11. 前記本編サーチは、検出したチャプタ数が前記チャプタ数の標準値で示される所定の範囲内にあるタイトルの内、チャプタ数の多いタイトルと、次にチャプタ数の多いタイトルのチャプタ数を比較し、
    チャプタ数の差が所定数以上あり、検出したタイトル総数が前記タイトル総数の標準値で示される所定の数以内にある場合は、前記チャプタ数の多いタイトルのコンテンツを本編と判断することを特徴とする請求項記載のディスク再生方法。
  12. 前記本編サーチにおいて、前記チャプタ数の多いタイトルのコンテンツを本編と判断できない場合、前記チャプタ数の標準値を設定し直して再度本編判断を行うことを特徴とする請求項11記載のディスク再生方法。
  13. 前記本編サーチにおいて、前記チャプタ数の多いタイトルが本編でないと判断し、かつ検出したタイトル総数が前記タイトル総数の標準値で示される所定の数以内にある場合は、次にチャプタ数の多いタイトルのコンテンツについて本編判断を行い、本編のタイトルが検出できない場合は本編サーチを終了することを特徴とする請求項記載のディスク再生方法。
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