JP2000311419A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2000311419A
JP2000311419A JP11120787A JP12078799A JP2000311419A JP 2000311419 A JP2000311419 A JP 2000311419A JP 11120787 A JP11120787 A JP 11120787A JP 12078799 A JP12078799 A JP 12078799A JP 2000311419 A JP2000311419 A JP 2000311419A
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JP11120787A
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Hidenori Nikaido
英則 二階堂
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶しておいた再生箇所に対応する再生内容
の把握を容易に行うことができるディスク再生装置を提
供すること。 【解決手段】 システムコントローラ60は、タイトル
を再生中に利用者によって操作部58の再生開始位置マ
ークキーが押下されて再生開始位置がマークされるごと
に、マーク再生開始位置特定データを生成する。そし
て、システムコントローラ60は、利用者によって操作
部58のメニュー画面表示キーが押下されてマーク再生
開始位置選択メニュー画面の表示が指示された場合に
は、マークされた各再生開始位置に対応する画像をマー
ク再生開始位置選択メニュー画面に表示する制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルバーサタ
イルディスク(DVD)等の再生動作を行うディスク再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク型記録媒体としてDVD
が注目されている。このDVDは、直径が12cmで厚
さが1.2mmであり、CD(コンパクトディスク)と
同じ形状ながら、記録密度を上げることにより単層で
4.7GB、2層で8.5GBの記憶容量を実現してい
る。
【0003】また、DVDには、MPEG2による画像
データ圧縮技術やオーディオデータ圧縮技術の採用によ
り、様々な種類のデータが混在して格納されているとと
もに、各種の機能を実現するための制御データが格納さ
れている。DVDに映画を記録する場合を考えると、通
常はビデオデータやオーディオデータが格納されるが、
例えば、これら以外に複数の言語の字幕データを格納し
ておくことにより、利用者が選択した言語の字幕を表示
することが可能となる。また、映画監督や出演者のプロ
フィール等の静止画データを格納しておくことにより、
利用者の操作によってこれらの内容を表示することが可
能になる。さらに、再生中に利用者によってマーク(指
定)された再生開始位置を記憶しておいて、その再生開
始位置から再生を開始する機能(マーク機能)を実現す
ることもできる。DVD再生装置は、これらの各種機能
を実現するためのデータをDVDから読み出して再生動
作を行う。
【0004】上述したマーク機能を実現する場合には、
DVD再生装置は、再生中に利用者がマークした再生開
始位置を記憶するとともに、その再生開始位置と番号
(再生開始位置番号)とを対応づけておき、その後、利
用者によって選択された再生開始位置番号に対応する再
生開始位置からの再生を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のDVD再生装置におけるマーク機能の動作において
は、利用者は、マークされた各再生開始位置と再生開始
位置番号との対応づけを把握しておかないと、所望する
再生開始位置を適切に選択することができない。しか
し、多くの再生開始位置をマークした場合には、利用者
が各再生開始位置と再生開始位置番号との対応づけを把
握しておくことは困難である。このため、利用者は、適
当に再生開始位置番号を選択し、再生される画像を見た
上で所望する再生開始位置からの再生であるか否かを判
断し、所望する再生開始位置から再生されていない場合
には再び別の再生開始位置番号を選択するという操作を
行っており、所望する再生開始位置を適切に選択するこ
とができない場合が多かった。また、1つの再生開始位
置をマークした場合も同様であり、マークした時点から
数日経過すると、その再生開始位置を選択した場合に再
生される画像の内容等を覚えていない場合も多く、マー
ク機能が利用しにくかった。このように、従来のマーク
機能は、記憶しておいた再生箇所に対応する再生内容の
把握が容易ではないという問題があり、使い勝手が悪か
った。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、記憶しておいた再生箇所に
対応する再生内容の把握を容易に行うことができるディ
スク再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のディスク再生装置は、ディスク型記録
媒体に記録されている画像および音声の再生動作中に再
生箇所を指定するとともに、後にこの指定された再生箇
所を再生開始位置として画像および音声の再生を行う場
合に、再生動作中に指定された再生箇所を特定するため
の再生箇所特定データを特定データ生成格納手段によっ
て生成して格納するとともに、この格納された前記再生
箇所特定データに基づいて、再生箇所に対応する再生画
像を選択肢に対応させた選択メニューを選択メニュー表
示手段によって表示し、いずれかの選択肢が選択された
ときに、データ再生手段によって、対応する再生箇所を
再生開始位置として画像および音声の再生を行ってい
る。記憶してしておいた再生箇所を選択する際にこの再
生箇所に対応した画像が表示されるため、利用者は、画
像を見てその内容を確かめることができ、再生内容の把
握を確実かつ容易に行うことができる。
【0008】特に、上述した再生箇所特定データには、
再生対象となるディスク型記録媒体を識別する情報を含
むことが望ましい。ディスク型記録媒体を交換した場合
であっても、特定のディスク型記録媒体と各再生箇所を
対応付けることができるため、利用者は、各ディスク型
記録媒体毎に記録しておいた再生箇所の内容を容易に把
握することができる。
【0009】また、上述した選択メニュー表示手段は、
選択メニューを表示する際に、選択肢に対応した再生画
像をディスク型記録媒体に記録されているデータを読み
出すことにより生成することが望ましい。メニューの各
選択肢に対応した画像そのものをその都度生成して格納
しておくことにすると、大きな容量のメモリが必要にな
るが、メニュー画面を表示する毎に画像生成に必要なデ
ータをディスク型記録媒体から読み出すようにすれば、
格納対象となるデータ容量を減らすことができ、使用す
るメモリ容量の低減によるコストダウンが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のDVD再生装置について図面を参照しながら説明す
る。
【0011】(1)DVDに記録されたデータの内容 まず、ディスク型記録媒体としてのDVDに記録された
データの詳細について説明する。図1は、DVDのボリ
ューム空間の構造を示す図である。同図に示すように、
DVDのボリューム空間は、DVDの内周から外周に向
かって、ボリューム・ファイル構造、DVD−Vide
oゾーン、DVD otherゾーンによって構成され
ている。これらのうち、DVD−Videoゾーンに
は、再生動作に必要な各種のデータが含まれている。D
VD−Videoゾーンは、ビデオマネージャ(VM
G)と各タイトルに対応する1つ以上のビデオタイトル
セット(VTS)によって構成されている。
【0012】図2は、VMGのデータ構造を示す図であ
る。同図に示すように、VMGは、ビデオマネージャ情
報(VMGI)、VMGメニュー用ビデオオブジェクト
セット(VMGM_VOBS)、VMGIのバックアッ
プ用ファイル(VMGI_BUP)によって構成されて
いる。
【0013】VMGIは、VTSに関する情報(VTS
の数、各VTSを識別するためのVTS番号、DVD内
の各VTSの格納位置等)、タイトルメニューに表示さ
れるタイトルの表示順、1つ以上のプログラムチェーン
情報(PGCI)、DVDを識別するためのディスクI
D(DVD_ID)、ディスク名(例えば映画の題名)
等が含まれている。VMGM_VOBSは、1つ以上の
ビデオオブジェクト(VOB)によって構成されてい
る。このVOBは、タイトルを選択するためのメニュー
画面(タイトルメニュー画面)を再生する際の再生デー
タであるビデオデータを含んでいる。
【0014】図3は、VTSのデータ構造を示す図であ
る。同図に示すように、VTSは、ビデオタイトルセッ
ト情報(VTSI)、VTSメニュー用ビデオオブジェ
クトセット(VTSM_VOBS)、VTSタイトル用
ビデオオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)、
VTSIのバックアップ用ファイル(VTSI_BU
P)によって構成されている。
【0015】VTSIは、タイトルに関する情報、VT
S内の各チャプタ(PTT)を識別するためのPTT番
号、VTS内のチャプタ数、1つ以上のPGCI等が含
まれている。VTSM_VOBSおよびVTSTT_V
OBSは、1つ以上のVOBによって構成されている。
このVOBは、ビデオデータやオーディオデータ等の再
生データを含んでいる。
【0016】タイトルの再生データは、VTSTT_V
OBS内のVOB#1〜#iに含まれている。チャプタ
は、タイトルを分割した単位であり、チャプタの再生デ
ータは、VTSTT_VOBS内の1あるいは複数のV
OBに含まれる。例えば、図3に示すように、タイトル
はチャプタ#1〜#pに分割されており、チャプタ#1
の再生データはVOB#1〜#3に含まれており、チャ
プタ#2の再生データは、VOB#4、#5に含まれて
いる。
【0017】図4は、上述したVMGM_VOBS、V
TSM_VOBS、VTSTT_VOBSに含まれるV
OBのデータ構造を示す図である。同図に示すように、
VOBは、複数のセルによって構成されている。そし
て、各セルは、複数のビデオオブジェクトユニット(V
OBU)によって構成されている。各VOBUは、ナビ
ゲーションパック(NV_PCK)と、ビデオパック
(V_PCK)、サブピクチャパック(SP_PCK)
およびオーディオパック(A_PCK)の少なくとも1
つを含んで構成されている。
【0018】NV_PCKは、再生制御情報(PC
I)、データサーチ情報(DSI)を含んで構成されて
いる。PCIとDSIには、VOBUのデータ量、タイ
トルの再生を開始してから対応するVOBUの再生を開
始するまでの再生時間、次に再生すべきVOBUの位置
等の情報が設定されている。
【0019】V_PCK、SP_PCK、A_PCK
は、それぞれ再生データの種別(動画、サブピクチャ、
オーディオ)等の情報が含まれているパックヘッダ、パ
ケットヘッダや、データ圧縮されたビデオデータ、サブ
ピクチャデータ、オーディオデータ(圧縮再生データ)
を含んで構成されている。
【0020】MPEG2による画像データ圧縮技術を採
用する場合には、1つのVOBUに含まれる全てのビデ
オパックによってGOP(Group Of Pictures)が構成
される。このGOPには、0.5秒程度の再生時間に相
当する画像データが含まれている。具体的には、GOP
には、少なくとも1つのIピクチャ(フレーム内符号化
画像)に対応する画像データと、周期的に挿入される複
数のPピクチャ(フレーム間順方向予測符号化画像)に
対応する画像データと、IピクチャとPピクチャの間あ
るいは2つのPピクチャの間に挿入される複数のBピク
チャ(双方向予測符号化画像)に対応する画像データが
含まれている。
【0021】再生動作における論理的な再生単位である
プログラムチェーン(PGC)は、プログラムチェーン
情報(PGCI)と、1あるいは複数のVOBに含まれ
る複数のセルによって構成される。例えば、VMGI内
の1個のPGCIとVMGM_VOBS内のVOBに含
まれるセルによってPGCが構成される。また、VTS
I内の1個のPGCIとVTSM_VOBS内のVOB
に含まれるセルによってPGCが構成される。あるい
は、VTSI内の1個のPGCIとVTSTT_VOB
S内のVOBに含まれるセルによってPGCが構成され
る。
【0022】VMGI内のPGCIとVMGM_VOB
S内のVOBに含まれるセルによって構成されるPGC
は、タイトルメニューを表示するとともに、このタイト
ルメニュー内のいずれかの項目が選択されたときに、対
応するデータの再生箇所を特定するためのものである。
また、VTSI内のPGCIとVTSTT_VOBS内
のVOBに含まれるセルによって構成されるPGCは、
タイトルメニュー内のいずれかの項目が選択されたとき
に、対応する内容の再生を行うために必要な各種のデー
タが含まれる。
【0023】図5は、PGCの構造の一例を示す図であ
り、VTSI内のPGCIとVTSTT_VOBS内の
VOBに含まれるセルによって構成されるPGCの構造
が示されている。同図に示すように、例えば、PGC#
1は、VTSI内のPGCI#1とVTSTT_VOB
S内のVOB#1〜#3に含まれるセルによって構成さ
れている。また、PGC#2は、VTSI内のPGCI
#2とVTSTT_VOBS内のVOB#4、#5に含
まれるセルによって構成されている。これらのPGC
は、PGC番号によって特定される。このPGC番号
は、VMGI内におけるPGCIの格納順によって決定
される。例えば、図5に示すPGCにおいては、VMG
内にPGCI#1、PGCI#2の順でPGCが格納さ
れているため、PGCI#1を含んで構成されるPGC
#1のPGC番号は「1」、PGCI#2を含んで構成
されるPGC#2のPGC番号は「2」となる。
【0024】なお、VMGI内のPGCIとVMGM_
VOBSのVOB内のセルによって構成されるPGC
や、VTSI内のPGCIとVTSM_VOBSのVO
B内のセルによって構成されるPGCも、図5に示した
PGCと同様の構造を有している。また、PGCIに
は、対応する複数のVOBの再生順序や、次に再生動作
を行うPGCに関する情報等が含まれている。
【0025】再生動作の際に実行されるナビゲーション
コマンドには、利用者の操作指示に対応して実行される
ボタンコマンド(BTN_CMD)、PGCの再生開始
前に実行されるプリコマンド(PRE_CMD)、PG
C内の1つのセルの再生が終了するごとに実行されるセ
ルコマンド(C_CMD)、PGCの再生終了後に実行
されるポストコマンド(POST_CMD)がある。こ
れらの内、BTN_CMDは、上述したPCIに含まれ
ており、PRE_CMD、C_CMD、POST_CM
Dは、上述したPGCIに含まれている。
【0026】ナビゲーションコマンドの実行時には、ナ
ビゲーションパラメータが変数として用いられる。この
ナビゲーションパラメータには、システムパラメータ
(SPRM)とゼネラルパラメータ(GPRM)とがあ
り、DVD再生装置の内部にそれぞれの格納領域が設け
られる。SPRMとGPRMは、ナビゲーションコマン
ドの実行に応じて設定あるいは更新され、それ以降のナ
ビゲーションコマンドの実行時に変数として用いられ
る。
【0027】(2)DVD再生装置の全体構成 図6は、本発明を適用した一実施形態のDVD再生装置
の全体構成を示す図である。同図に示すDVD再生装置
100は、DVD10に記録された信号を読み取るため
のスピンドルモータ12、光ピックアップ14、送りモ
ータ16およびサーボ制御部18と、読み取った信号の
増幅等を行って画像表示や音声出力を行うためのRFア
ンプ22、デジタル信号処理部24、4個のバッファ用
RAM26、34、38、42、ストリーム分離部3
0、オーディオデコーダ32、ビデオデコーダ36、サ
ブピクチャデコーダ40、ビデオプロセッサ44、ビデ
オエンコーダ46、ディスプレイ装置47、デジタル−
アナログ(D/A)変換器48およびスピーカ49と、
利用者が各種の操作指示を入力するための操作部58
と、DVD再生装置100の全体を制御するためのシス
テムコントローラ60、RAM62とを含んで構成され
ている。
【0028】スピンドルモータ12は、DVD10を一
定の線速度で回転させる。光ピックアップ14は、DV
D10に記録されたデータを検出するものであり、例え
ば半導体レーザとホトダイオードとが内蔵されている。
送りモータ16は、光ピックアップ14をDVD10の
径方向に移動させるものである。
【0029】サーボ制御部18は、システムコントロー
ラ60の指示に応じて、上述したスピンドルモータ12
および送りモータ16を駆動するとともに、光ピックア
ップ14に内蔵された対物レンズ(図示せず)を動かす
ことにより半導体レーザの焦点位置をDVD10の記録
面と垂直方向および水平方向に移動させる。また、サー
ボ制御部18は、DVD10からのデータの読み取りに
必要な各種のサーボ(フォーカスサーボ、トラッキング
サーボ、回転サーボ)制御を行う。
【0030】RFアンプ22は、光ピックアップ14に
内蔵されたホトダイオードから出力される電気信号を増
幅するものであり、DVD再生装置100に大きな振動
や衝撃等が加わってトラックジャンプが発生すると、ト
ラックジャンプ検出信号を出力する機能も有している。
【0031】デジタル信号処理部24は、RFアンプ2
2から出力される信号に対して、デジタルデータに変換
した後にDVD10のデータフォーマットに応じた信号
復調処理(8−16復調処理)と誤り訂正処理を行い、
RAM26に格納する。そして、デジタル信号処理部2
4は、システムコントローラ60の指示に応じて、RA
M26に格納したデータからVMGIやVTSIを抽出
してシステムコントローラ60に出力するとともに、V
OBUを抽出してストリーム分離部30に出力する。
【0032】ストリーム分離部30は、システムコント
ローラ60の指示に応じて、デジタル信号処理部24か
ら出力されるVOBUを構成するパックヘッダを解析す
ることにより、オーディオパック(A_PCK)、ビデ
オパック(V_PCK)、サブピクチャパック(SP_
PCK)、ナビゲーションパック(NV_PCK)を分
離する。ストリーム分離部30によって分離されたオー
ディオパックはオーディオデコーダ32に出力され、ビ
デオパックはビデオデコーダ36に出力され、サブピク
チャパックはサブピクチャデコーダ40に出力され、ナ
ビゲーションパックはシステムコントローラ60に転送
される。また、タイトルの再生中に利用者によって後述
する操作部58の再生開始位置マークキーが押下され
て、再生開始位置が指定(マーク)された場合には、ス
トリーム分離部30は、システムコントローラの指示に
応じて、その時に再生されているVOBUに含まれる全
てのビデオパックをシステムコントローラ60に転送す
る。
【0033】オーディオデコーダ32は、ストリーム分
離部30から出力されるオーディオパックに対して所定
のデコード処理を行ってオーディオデータを出力する。
ビデオデコーダ36は、ストリーム分離部30から出力
されるビデオパックに対して所定のデコード処理を行っ
てビデオデータを出力する。MPEG2による画像デー
タ圧縮技術を採用する場合には、ビデオデコーダ36
は、ストリーム分離部30から出力される複数のビデオ
パックに含まれるIピクチャに対応する画像データ、P
ピクチャに対応する画像データ、Bピクチャに対応する
画像データに基づいて、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピ
クチャの3種類のビデオデータを生成して出力する。サ
ブピクチャデコーダ40は、ストリーム分離部30から
出力されるサブピクチャパックに対して所定のデコード
処理を行ってサブピクチャデータを出力する。
【0034】ビデオプロセッサ44は、システムコント
ローラ60の指示に応じて、ビデオデコーダ36から出
力されるビデオデータとサブピクチャデコーダ40から
出力されるサブピクチャデータとを合成した画像データ
を生成し、ビデオエンコーダ46に出力する。ビデオエ
ンコーダ46は、ビデオプロセッサ44から出力される
画像データを表示用の画像信号に変換する。この画像信
号がディスプレイ装置47に出力されることによって、
画像が表示される。
【0035】D/A変換器48は、オーディオデコーダ
32から出力されるオーディオデータをアナログのオー
ディオ信号に変換する。このオーディオ信号がスピーカ
49に出力されることによって、オーディオ音声の再生
が行われる。
【0036】操作部58は、タイトル再生の指示を与え
るための再生キーや、マーク機能を用いて所望の再生開
始位置をマークするための再生開始位置マークキー、マ
ーク再生開始位置選択メニュー画面を表示するためのメ
ニュー画面表示キー、左右上下のカーソルキー、表示画
面上のカーソル位置にある項目の確定を行う設定キー等
の各種操作キーを備えており、キーの操作状態に応じた
信号がシステムコントローラ60に向けて出力される。
【0037】システムコントローラ60は、各種のサー
ボ指令をサーボ制御部18に出力したり、利用者の操作
指示に応じた画像生成指示をビデオプロセッサ44に出
力する等、全機能ブロックの制御を行う。具体的には、
システムコントローラ60は、デジタル信号処理部24
から出力されるデータに含まれるVMGI、VTSI、
ストリーム分離部30から出力されるNV_PCKを受
け取って、これらに含まれるナビゲーションコマンドを
実行することにより、各種のサーボ指令をサーボ制御部
18に出力したり、利用者の操作指示に応じた画像生成
指示をビデオプロセッサ44に出力する等、再生動作に
必要な各種の制御を行う。また、システムコントローラ
60は、RAM62をナビゲーションパラメータ(SP
RMとGPRM)の格納領域として用いて、ナビゲーシ
ョンコマンドの実行に応じてSPRMとGPRMを設定
あるいは更新して、それ以降のナビゲーションコマンド
の実行時に変数として用いる。
【0038】また、システムコントローラ60は、タイ
トルの再生中に利用者によって操作部58の再生開始位
置マークキーが押下されて、その時点における再生箇所
が再生開始位置としてマークされた場合には、マークさ
れた再生開始位置を特定するために必要な再生箇所特定
データとしてのマーク再生開始位置特定データを生成す
る。
【0039】図7は、マーク再生開始位置特定データの
一例を示す図である。同図に示すように、マーク再生開
始位置特定データは、DVD再生装置100に装填され
ているDVD10に対応するDVD_IDと、再生中の
タイトルに対応するVTSのVTS番号、タイトルの再
生を開始してからマークされた再生開始位置に至るまで
の再生時間(再生開始位置がマークされた時の再生時
間)によって構成されている。DVD_IDには、上述
したVMGIに含まれるDVD_IDが設定される。ま
た、再生中のタイトルに対応するVTSのVTS番号に
は、上述したVMGIに含まれるVTS番号の中から対
応するものが設定される。再生開始位置がマークされた
時の再生時間には、再生開始位置がマークされた時に再
生されているVOBU内のNV_PCKのPCIやDS
Iに含まれる「タイトルの再生を開始してから対応する
VOBUの再生を開始するまでの再生時間」に、そのV
OBUの再生を開始してから再生開始位置がマークされ
るまでの時間を加算した時間が設定される。
【0040】システムコントローラ60は、利用者によ
って操作部58の再生開始位置マークキーが押下されて
再生開始位置がマークされるごとに、このマーク再生開
始位置特定データを生成してRAM62に格納する。
【0041】また、利用者によって操作部58のメニュ
ー画面表示キーが押下されて、マーク再生開始位置選択
メニュー画面の表示が指示された場合には、システムコ
ントローラ60は、マーク再生開始位置選択メニュー画
面を表示するための制御を行う。
【0042】具体的には、システムコントローラ60
は、RAM62からマーク再生開始位置特定データを読
み出し、このマーク再生開始位置特定データに基づい
て、再生開始位置がマークされた時に再生されていたV
OBUを特定し、この特定したVOBUに含まれるビデ
オパックをDVD10から読み出すためのサーボ指令を
サーボ制御部18に出力する。サーボ制御部18の制御
によってDVD10から読み出された、再生開始位置が
マークされた時に再生されているVOBUに含まれるビ
デオパックは、デジタル信号処理部24、ストリーム分
離部30等を介してビデオデコーダ36に送られる。
【0043】ビデオデコーダ36は、これらの入力され
るビデオパックに対して所定のデコード処理を行って、
マークされた各再生開始位置に対応する画像(静止画
像)のビデオデータを出力する。例えば、MPEG2に
よる画像データ圧縮技術を採用する場合には、ビデオデ
コーダ36は、入力されるビデオパックによって、1つ
のマークされた再生開始位置につき1つのGOPを構成
する。そして、ビデオデコーダ36は、1つのGOPに
ついて、このGOPに含まれるIピクチャに対応する画
像データ、Pピクチャに対応する画像データ、Bピクチ
ャに対応する画像データに基づいて、Iピクチャ、Pピ
クチャ、Bピクチャの3種類のビデオデータを生成す
る。そして、ビデオデコーダ36は、これらの複数のビ
デオデータの中から再生開始位置がマークされた時間に
対応する1つのビデオデータを選択して出力する。他の
GOPについても同様の処理が行われ、マークされた各
再生開始位置ごとに1つのビデオデータがビデオプロセ
ッサ44に出力される。
【0044】また、システムコントローラ60は、ビデ
オプロセッサ44に対してマーク再生開始位置選択メニ
ュー画面の生成指示を出力する。ビデオプロセッサ44
は、この指示に応じて、ビデオデコーダ36から入力さ
れるビデオデータに基づいて、マークされた各再生開始
位置に対応する画像を一画面に表示するための画像デー
タを生成する。この画像データがビデオエンコーダ46
によって表示用の画像信号に変換され、ディスプレイ装
置47に出力されることによって、マークされた再生開
始位置に対応する画像を含んだマーク再生開始位置選択
メニュー画面が表示される。
【0045】そして、利用者によって操作部58のカー
ソルキーが操作されてマーク再生開始位置選択メニュー
画面に表示されたいずれかの画像(再生開始位置に対応
する画像)にカーソルが合わせられ、さらに設定キーが
押下されて再生開始位置の選択が確定されると、システ
ムコントローラ60は、マーク再生開始位置特定データ
に基づいて、各種のサーボ指令をサーボ制御部18に出
力したり、画像生成指示をビデオプロセッサ44に出力
する等、選択された再生開始位置から再生を開始する制
御を行う。
【0046】上述したDVD再生装置100の全体がデ
ータ再生手段に、システムコントローラ60およびRA
M62が特定データ生成格納手段に、システムコントロ
ーラ60、ビデオプロセッサ44、ビデオエンコーダ4
6が選択メニュー表示手段に、それぞれ対応する。
【0047】(3)DVD再生装置の動作 次に、上述したDVD再生装置100の動作を説明す
る。図8は、DVD再生装置100によるマーク再生開
始位置選択メニュー画面表示の動作手順を示す流れ図で
ある。システムコントローラ60は、利用者によってD
VD10が装填されたか否かを判定する(ステップ10
0)。DVD10が装填されると、次にシステムコント
ローラ60は、オープニング画面を一定時間表示させた
後に(ステップ101)、タイトルメニュー画面の表示
を行う(ステップ102)。例えば、VMGに含まれる
PGCIに基づいて、オープニング画面に対応するVO
Bが読み出され、所定のオープニング画面の表示が行わ
れる。また、VMGI内のPGCI_UT(プログラム
チェーン情報ユニットテーブル)に基づいて、オープニ
ング画面の次に表示されるタイトルメニューの再生開始
位置が特定できるため、続けてタイトルメニューの表示
動作が開始される。
【0048】次に、システムコントローラ60は、タイ
トルが選択されたか否かを判定する(ステップ10
3)。利用者によって操作部58のカーソルキーが操作
されてタイトルメニューに表示されたタイトルにカーソ
ルが合わせられ、さらに設定キーが押下されてタイトル
選択が確定されると、システムコントローラ60は、選
択されたタイトルの再生を開始する制御を行う(ステッ
プ104)。
【0049】タイトルの再生が開始されると、次に、シ
ステムコントローラ60は、利用者によって操作部58
の再生開始位置マークキーが押下されて、再生開始位置
がマークされたか否かを判定する(ステップ105)。
再生開始位置がマークされた場合には、システムコント
ローラ60は、そのマークされた再生開始位置に対応す
るマーク再生開始位置特定データを生成して、RAM6
2に格納し(ステップ106)、タイトルの再生が終了
したか否かを判定する(ステップ107)。また、再生
開始位置がマークされていない場合には、システムコン
トローラ60は、マーク再生開始位置特定データを生成
せずに、タイトルの再生が終了したか否かを判定する
(ステップ107)。
【0050】タイトルの再生が終了していない場合に
は、システムコントローラ60は、利用者によって操作
部58のメニュー画面表示キーが押下されて、マーク再
生開始位置選択メニュー画面の表示が指示されたか否か
を判定する(ステップ108)。
【0051】マーク再生開始位置選択メニュー画面の表
示が指示された場合には、次に、システムコントローラ
60は、再生中のタイトルに対応するマーク再生開始位
置特定データがRAM62に格納されているか否かを判
定する(ステップ109)。具体的には、システムコン
トローラ60は、マーク再生開始位置特定データに、再
生中のタイトルに対応するVTSのVTS番号が含まれ
ている場合には、そのマーク再生開始位置特定データ
を、再生中のタイトルに対応するマーク再生開始位置特
定データであると判定する。
【0052】再生中のタイトルに対応するマーク再生開
始位置特定データがRAM62に格納されている場合に
は、システムコントローラ60は、マーク再生開始位置
選択メニュー画面を表示する制御を行う(ステップ11
0)。
【0053】図9は、マーク再生開始位置選択メニュー
画面の一例を示す図である。例えば、利用者によって9
つの再生開始位置(再生開始位置A〜I)がマークされ
た場合には、同図に示すようにディスプレイ装置47の
画面が9分割され、マークされたそれぞれの再生開始位
置に対応する分割画像が9つの選択肢として各表示領域
に表示される。なお、再生開始位置に対応する画像に重
ねて、再生開始位置がマークされた時の再生時間を表示
させるようにしてもよい。
【0054】マーク再生開始位置選択メニュー画面が表
示されると、次に、システムコントローラ60は、利用
者によって操作部58のカーソルキーが操作されてマー
ク再生開始位置選択メニュー画面に表示されたいずれか
の画像にカーソルが合わせられ、さらに設定キーが押下
されて再生開始位置が選択されたか否かを判定する(ス
テップ111)。マーク再生開始位置選択メニュー画面
に表示されたいずれかの画像にカーソルが合わせられた
場合には、その画像が強調表示される。例えば図10に
示すように、選択された画像の枠を太くして他の画像と
識別可能にしたり、選択された画像の枠の色を変えたり
して、選択された画像が強調表示される。
【0055】再生開始位置が選択された場合には、シス
テムコントローラ60は、マーク再生開始位置特定デー
タに基づいて、各種のサーボ指令をサーボ制御部18に
出力したり、画像生成指示をビデオプロセッサ44に出
力する等、選択された再生開始位置から再生を開始する
制御を行う(ステップ112)。その後、システムコン
トローラ60は、再び、再生開始位置がマークされたか
否かの判定(ステップ105)以降の動作を繰り返す。
【0056】また、再生中のタイトルに対応するマーク
再生開始位置特定データがRAM62に格納されていな
い場合(ステップ109で否定判断した場合)には、シ
ステムコントローラ60は、再生開始位置がマークされ
ていない旨の表示を行って(ステップ113)、一連の
動作が終了する。
【0057】また、タイトル再生が終了した場合(ステ
ップ107で肯定判断した場合)には、システムコント
ローラ60は、マーク再生開始位置選択メニュー画面の
表示が指示されたか否かを判定する(ステップ11
4)。
【0058】タイトル再生の終了後、所定時間内にマー
ク再生開始位置選択メニュー画面の表示が指示された場
合には、次に、システムコントローラ60は、直前に再
生されていたタイトルに対応するマーク再生開始位置特
定データがRAM62に格納されているか否かを判定す
る(ステップ109)。そして、直前に再生されていた
タイトルに対応するマーク再生開始位置特定データがR
AM62に格納されている場合には、システムコントロ
ーラ60は、マーク再生開始位置選択メニュー画面を表
示する制御(ステップ110)以降の動作を行う。
【0059】また、タイトル再生の終了後、所定時間内
にマーク再生開始位置選択メニュー画面の表示が指示さ
れなかった場合(ステップ114で否定判断した場合)
には、一連の動作が終了する。
【0060】このように、DVD再生装置100は、タ
イトルを再生中に再生開始位置がマークされるごとに、
そのマークされた再生開始位置を特定するためのマーク
再生開始位置特定データを生成しておいて、利用者の指
示に応じてマーク再生開始位置選択メニュー画面を表示
する場合には、生成したマーク再生開始位置特定データ
に基づいて、マークされた各再生開始位置に対応する画
像を表示する。マークされた各再生開始位置に対応する
画像がマーク再生開始位置選択メニュー画面に表示され
るため、利用者は、どの再生開始位置を選択すればどの
画像が再生されるかを確認することができ、マークされ
た再生開始位置の中から所望する再生開始位置を適切に
選択することが可能となる。
【0061】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、マーク
再生開始位置選択メニュー画面を表示する際に、再生開
始位置がマークされた時に再生されていたVOBUに含
まれるビデオパックをその都度DVD10から読み出し
たが、VOBUに含まれるビデオパックによって構成さ
れるGOP内のIピクチャのデータを読み出すようにし
てもよい。Iピクチャのデータを用いることにより、他
のPピクチャやBピクチャのデータを用いることなくデ
コード処理を行うことができるため、マーク再生開始位
置選択メニュー画面を表示する際の処理の高速化を図る
ことが可能となる。
【0062】また、マーク再生開始位置特定データに、
再生開始位置がマークされた時に再生されているVOB
Uに含まれるビデオパックを含めてもよい。このビデオ
パックは、システムコントローラ60の指示に応じてス
トリーム分離部30からシステムコントローラ60へ送
られて、マーク再生開始位置特定データを構成し、マー
ク再生開始位置選択メニュー画面を表示する際に、シス
テムコントローラ60からビデオデコーダ36に送られ
てデコード処理される。再生開始位置がマークされた時
に再生されているVOBUに含まれるビデオパックをマ
ーク再生開始位置特定データに含めることによって、マ
ーク再生開始位置選択メニュー画面を表示する際に、D
VD10からこれらのビデオパックを読み出す必要がな
く、マーク再生開始位置選択メニュー画面を表示する際
の処理の高速化を図ることが可能となる。なお、再生開
始位置がマークされた時に再生されているVOBUに含
まれるビデオパックの代わりに、VOBUに含まれるビ
デオパックによって構成されるGOP内のIピクチャに
対応する画像データのみを含めるようにして、RAM6
2に格納するデータの容量を削減するようにしてもよ
い。
【0063】また、上述した実施形態では、他のタイト
ルが選択されたときやDVD10が交換されたとき、あ
るいは電源が落とされたときに、RAM62に格納され
たマーク再生開始位置特定データをどのように扱うかに
ついて特に限定していないが、他のタイトルが選択され
たときやDVD10が交換されたとき等においても、そ
のままRAM62内に保持しておくようにしてもよい。
【0064】例えば、電源が落とされたときにもマーク
再生開始位置特定データを保持しておく場合を考える。
この場合には、再び電源が投入されてタイトルが選択さ
れた後に利用者によってマーク再生開始位置選択メニュ
ー画面の表示が指示されたときは、システムコントロー
ラ60は、その時にDVD再生装置100に装填されて
いるDVD10のDVD_IDおよび選択されているタ
イトルに対応するVTSのVTS番号と、RAM62に
保持されているマーク再生開始位置特定データに含まれ
るDVD_IDおよびVTS番号とを比較し、DVD再
生装置100に装填されているDVD10のDVD_I
Dおよび選択されているタイトルに対応するVTSのV
TS番号を含んでいるマーク再生開始位置特定データに
基づいて、マーク再生開始位置選択メニュー画面を表示
する制御を行う。マーク再生開始位置特定データを保持
しておくことにより、同じタイトルを再び再生する場合
に、利用者が再生開始位置をマークしなくても、再生開
始位置選択メニュー画面を表示することができ、利用者
が所望する再生開始位置から再生を開始することが可能
となる。
【0065】また、他のタイトルが選択された場合やD
VD10が交換された場合あるいは電源が落とされた場
合に、RAM62に格納されたマーク再生開始位置特定
データをどのように扱うかによって、マーク再生開始位
置特定データの構成を適宜変更することができる。例え
ば、マーク再生開始位置特定データが他のタイトルが選
択されたときに削除されてもよいのであれば、マーク再
生開始位置特定データには、再生開始位置がマークされ
た時の再生時間のみが含まれていればよい。また、マー
ク再生開始位置特定データがDVD10が交換されたと
きや電源が落とされたときに削除されてもよいのであれ
ば、マーク再生開始位置特定データには、再生中のタイ
トルに対応するVTSのVTS番号、再生開始位置がマ
ークされた時の再生時間のみが含まれていればよい。
【0066】また、上述した実施形態では、マーク再生
位置特定データには、DVDを特定するためのDVD_
IDが含まれているが、このDVD_IDの代わりにD
VD内のチャプタ数を含めるようにしてもよい。DVD
内のチャプタ数は、DVD内の各VTSIに含まれる
「VTS内のチャプタ数」を合計することによって得ら
れる。DVD内のチャプタ数は、通常はDVDによって
異なるため、DVD内のチャプタ数によってもDVDを
特定することが可能となる。
【0067】また、利用者がRAM62に格納されてい
るマーク再生開始位置特定データを削除することができ
るようにしてもよい。利用者が、一旦は必要な再生開始
位置だと考えてマークしたが、その後必要なくなった場
合には、対応するマーク再生開始位置特定データを削除
することにより、必要なくなった再生開始位置に対応す
る画像が選択肢としてマーク再生開始位置選択メニュー
画面に残ることを防止することができる。
【0068】また、マーク再生開始位置選択メニュー画
面は、必ずしも一画面で表示する必要はなく、マーク再
生開始位置選択メニュー画面を複数画面に分けて表示す
るようにしてもよい。
【0069】また、上述した実施形態では、DVD再生
装置について説明したが、ビデオCD等を再生するため
のディスク再生装置についても、同様に本発明を適用す
ることができる。
【0070】また、利用者が自らディスク型記録媒体に
再生データ(例えばテレビ番組等)を記録した場合にお
いても、同様に本発明を適用することができる。例え
ば、ディスク型記録媒体の余った領域にマーク再生開始
位置特定データを格納しておくことにより、マーク再生
開始位置選択メニュー画面にマークされた各再生開始位
置に対応する画像を表示することが可能となる。
【0071】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、記憶
してしておいた再生箇所を選択する際に、この再生箇所
に対応した画像が表示されるため、利用者は、画像を見
てその内容を確かめることができ、再生内容の把握を確
実かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDのボリューム空間の構造を示す図であ
る。
【図2】VMGのデータ構造を示す図である。
【図3】VTSのデータ構造を示す図である。
【図4】VOBのデータ構造を示す図である。
【図5】PGCの構造の一例を示す図である。
【図6】一実施形態のDVD再生装置の全体構成を示す
図である。
【図7】マーク再生開始位置特定データの一例を示す図
である。
【図8】本実施形態のDVD再生装置によるマーク再生
開始位置選択メニュー画面表示の動作手順を示す流れ図
である。
【図9】マーク再生開始位置選択メニュー画面の一例を
示す図である。
【図10】マーク再生開始位置選択メニュー画面におい
ていずれかの画像が選択された状態を示す図である。
【符号の説明】
10 DVD 18 サーボ制御部 24 デジタル信号処理部 30 ストリーム分離部 32 オーディオデコーダ 36 ビデオデコーダ 40 サブピクチャデコーダ 44 ビデオプロセッサ 58 操作部 60 システムコントローラ 62 RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク型記録媒体に記録されている画
    像および音声の再生動作中に再生箇所を指定するととも
    に、後にこの指定された再生箇所を再生開始位置として
    画像および音声の再生を行うディスク再生装置におい
    て、 再生動作中に指定された前記再生箇所を特定するための
    再生箇所特定データを生成して格納する特定データ生成
    格納手段と、 前記特定データ生成格納手段によって格納された前記再
    生箇所特定データに基づいて、前記再生箇所に対応する
    再生画像を選択肢に対応させた選択メニューを表示する
    選択メニュー表示手段と、 前記選択メニューに含まれるいずれかの前記選択肢が選
    択されたときに、対応する前記再生箇所を再生開始位置
    として画像および音声の再生を行うデータ再生手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記再生箇所特定データには、再生対象となる前記ディ
    スク型記録媒体を識別する情報が含まれていることを特
    徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記選択メニュー表示手段は、前記選択メニューを表示
    する際に、前記選択肢に対応した前記再生画像を前記デ
    ィスク型記録媒体に記録されているデータを読み出すこ
    とにより生成することを特徴とするディスク再生装置。
JP11120787A 1999-04-27 1999-04-27 ディスク再生装置 Pending JP2000311419A (ja)

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Cited By (1)

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