JP2000163926A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2000163926A
JP2000163926A JP10336978A JP33697898A JP2000163926A JP 2000163926 A JP2000163926 A JP 2000163926A JP 10336978 A JP10336978 A JP 10336978A JP 33697898 A JP33697898 A JP 33697898A JP 2000163926 A JP2000163926 A JP 2000163926A
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JP
Japan
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lid
lock
tape
lower case
spring member
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Application number
JP10336978A
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English (en)
Inventor
Motohiko Shima
元彦 志摩
Hiroshi Kaneda
博志 金田
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】テープカセットの小型化が進んでも、蓋ロック
部材とバネ部材とを下ケースへの組み立て性に優れたも
のとし、かつバネ部材のヘタリがなく、長期にわたり確
実なロックができ信頼性の高い安全性を向上する。 【解決手段】蓋部材をロックするためのロック爪8
備えたロック部8と、下ケースの一方の上面側近傍に
回動保持される回動軸8と、前記ロック部が揺動する
ように被押圧部8とを一体成形した蓋ロック部材8
が、下ケース側壁部25に設けられたコ字状壁部内で軸
受溝24を介して回動可能に軸支され、板バネのバネ部
材9により付勢して前記ロック爪8を蓋部材に形成し
た被係合部10に係脱自在に備えられ、前記蓋ロック部
材8の回動軸8と被押圧部8との間のロック部背面
縁にほぼ全長にわたって面取部8を設け、また、前記
バネ部材9は、板ばねから構成され、下ケース側壁部2
5,25に設けられた保持リブ26に固定支持される略
コ字状の連結部9と、該連結部9から湾曲屈折部9
を介して延設され、先端を湾曲自由端9とし前記蓋
ロック部材8の背面に押圧する腕部9とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
例えば、ビデオテープレコーダー(VTR)のような記
録再生装置に用いられるテープカセット、特にテープ状
媒体がテープリールを介してケース内に収納され不使用
時に、テープを覆って保護する蓋部材を閉位置にロック
する蓋ロック部材を内装したビデオテープカセット、例
えば8mmビデオカセットやデジタルビデオカセットな
どのテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケース前部を覆い保護する開閉自
在な前蓋を有する構造のテープカセットは、ケース本体
内の磁気テープを引き出す前部を開閉する前蓋は、バネ
により常時閉鎖方向に押圧付勢され蓋ロック部材が設置
されている。そしてこの蓋ロック部材の爪部は前蓋の係
止部に係合し、前蓋のカセット上方への回転を規制して
いる。また、従来のような前蓋ロックのバネ部材の形状
は、前蓋ロック部材と当接しない反対側の先端部はスト
レートとなっており、組立時にバネ部材を下ケースに装
着する時に引っ掛けたりして樹脂の削れ粉等が発生し、
不具合を生じさせたりしていた。また、特開平5−21
7330号のように上下ケースからそれぞれ立設したリ
ブにより、バネ部材を保持または押圧付勢している構造
のものや、特開平7−141827号のように前蓋ロッ
ク部材を下ケースのケース側壁に設けられたコ字状壁部
内に上方より装着し、また、前蓋ロック部材は後方から
バネ部材により前方に付勢されて前蓋と係合しカセット
不使用時に前蓋が開かないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような前蓋ロック部材の構成では、単に前蓋ロック部材
を上方より装着して組立てるために組立時に仮止めがで
きなく、また前蓋ロック部材を装着する時に下ケースに
当たってしまい装着しにくいし、テープカセットの小型
化が進んでいるので各部材の組み込みが困難となってい
て、またバネ部材も角になる折曲線で折曲げているため
に短期間にヘタリ(変形)現象の発生を招き、バネ力が
低下しロック力が不安定となって確実な蓋ロックができ
なくなってしまうという問題がある。本発明は、これら
従来の問題点を容易に解決するものとして、下ケースの
側壁部への蓋ロック部材とバネ部材との組み込みをきわ
めて容易にしてより組立性に優れたものとすると共に、
蓋ロック部材を付勢するバネ部材の変形量も小さくなり
確実な蓋ロックができ、信頼性の高い蓋開閉機構を持っ
た有用なテープカセットを提供することを目的としたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープを巻装
した一対のテープリールを上下ケースからなるケース内
部に回転可能に収納し、該テープを一方のテープリール
からケース前面に張架して他方のテープリールに巻き取
るもので、該ケース前面に張架されたテープを覆う蓋部
材を開閉自在に備え、該蓋部材をロックするためのロッ
ク爪を備えたロック部と、下ケースの一方の上面側近傍
に回動保持される回動軸と、前記ロック部が揺動するよ
うに被押圧部を一体成形した蓋ロック部材が、下ケース
側壁に設けられたコ字状壁部内で回動可能に軸支され、
板バネから構成されたバネ部材により付勢して前記ロッ
ク爪を蓋部材に形成した被係合部に係脱自在に備えられ
ているテープカセットにおいて、前記蓋ロック部材の回
動軸と被押圧部との間のロック部背面縁にほぼ全長にわ
たって面取部を設けると共に、前記バネ部材を下ケース
側壁部に設けられた保持リブに固定支持される略コ字状
の連結部と、該連結部から湾曲屈折部を介して延設さ
れ、先端を自由端とし前記蓋ロック部材の背面に押圧す
る腕部とから構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明での実施形態では、テープ
を巻回した一対のテープリールをケース内に回転可能に
収納してあり、一方のテープリールから繰り出されたテ
ープは一旦ケース前面の開口からケース外に出て、他の
開口から再びケース内に入って他方のテープリールに巻
き取られ、ケース前面には外部に出ているテープを保護
する蓋部材が備えられ、カセット不使用時に蓋部材が開
かないようにする蓋ロック部材を有し、蓋ロック部材は
下ケース側壁部に設けられたコ字状壁部内で回動可能に
軸支され、更に蓋ロック部材の背面側からバネ部材で前
方(ロック係合方向)へ付勢されるテープカセットであ
って、蓋ロック部材の回動軸と被押圧部との間のロック
部背面縁にほぼ全長にわたって面取部を設けたことによ
り、蓋ロック部材のケースに対する組立性が著しく向上
し、テープカセットの小型化にも容易に対応でき、しか
も下ケースの保持リブに支持されるコ字状の連結部と、
該連結部から延出される腕部からなるバネ部材が腕部と
連結部とは湾曲屈折部で連続されていることで、蓋ロッ
ク部材のばねがヘタルことがなく長期にわたって信頼性
の高い蓋ロック機能を持っていて安全に用いられる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図5の実施例で説
明すると、テープ7を巻装した一対のテープリール6,
6を上下ケース1,2からなるケース内部に回転可能に
収納し、該テープ7を一方のテープリール6からケース
前面に張架して他方のテープリール6に巻き取るもの
で、該ケース前面に張架されたテープ7のテープ前面を
覆う前蓋3と、テープ上面を覆う上蓋4と、テープ背面
を覆う後蓋5とからなる蓋部材を開閉自在に備え、該蓋
部材をロックするためのロック爪8を備えたロック
部8と、下ケースの一方の上面側近傍に回動保持さ
れる回動軸8 と、前記ロック部が揺動するように被押
圧部8とを一体成形した蓋ロック部材8が、下ケー
ス側壁部25に設けられたコ字状壁部内で軸受溝24を
介して回動可能に軸支され、バネ部材9により付勢して
前記ロック爪8を蓋部材に形成した被係合部10に
係脱自在に備えられているテープカセットにおいて、前
記蓋ロック部材8の回動軸8と被押圧部8との
間のロック部背面縁にほぼ全長にわたって面取部8
を設けてある。
【0007】前記バネ部材9は、板バネから構成され、
下ケース側壁部25,25に設けられた保持リブ26に
固定支持される略コ字状の連結部9と、該連結部9
からR状の湾曲屈折部9を介して延設され、先端
を湾曲自由端9 とし前記蓋ロック部材8の背面に押
圧する腕部9とからなる。また、前記バネ部材9
は、下ケース側壁部25に設けられた保持リブ26に支
持され、該保持リブ6に連設される両側壁上面23,2
3に突設した突出リブ27,27間に嵌装配備するのが
組み込みが容易で、かつ横ズレ防止に役立ってよい。
【0008】また、前記下ケース2の開口21の近傍に
おける側壁部25に備えた収容空間の蓋ロック装着部2
2は上方と前方を開口とし、その内部に保持リブ26を
設けることにより、前記蓋ロック部材8を上方及び前方
部より装着可能とし、かつ面取部8がロック部8
の背面縁にあることで、蓋ロック部材8の組立性を
優れたものとしてある。
【0009】この場合、前記蓋ロック部材8は図2に示
す如く、前記下ケース2での前方部に開口部としてある
蓋ロック部材装着部22に組み込まれるが、上方からと
前方から蓋ロック部材8を装着するための切り欠き部と
位置決め部となる突出リブ23を設けるのが、蓋ロック
部材8の組立性を良好にできるのに役立ち、殊に上方向
からと前方向との2方向からの組立が可能である。即
ち、組み込み方向が上方及び前方に開口部が2つあるの
で、どちらからでも選択して蓋ロック部材8の組み込む
ことができるほか、前記蓋ロック部材8とバネ部材9と
の組み立て順序としても、どちらが先でもかまわないが
蓋ロック部材8からバネ部材9の順の場合には、バネ組
み込み時にバネ部材9を少しつぼめて挿入することが配
慮される。
【0010】なお、蓋ロック部材8は図3に示すように
回動軸8、被押圧部8(装置の蓋ロック解除部
材が当たる部分)とロック爪8(被係止部10と係
合する)及び、凸部8(上ケース内面に当接し、ロ
ック部材の過回転を防止する)からなり、この蓋ロック
部材8の背面側の両サイド或いは片側には面取り8
設けられ、下ケース2のコ字状壁部からなる蓋ロック装
着部22への組み込みを容易にすることができる。カセ
ット全体が小型化されてテープカセットで両側に面取り
を設けるのが困難な場合は、図4bにあるように
片側のみに設けても良い。またケース側では、図5に示
すように上ケース1の前方側面に前記上蓋4の支軸4
が摺動するカム溝部5の内側の薄肉となる部分
に略逆U字状の保持リブ26を設け、該薄肉部分の肉厚
が厚くなって薄肉部分の補強をしつつ、カム溝5
ヒケを起こさないように肉盗みを施して構成するのがよ
い。
【0011】前記バネ部材9は、組み立てやすいように
コ字状に折り曲げた連結部9と先端を保持リブ26
に対して外側に折曲げた湾曲屈折部9と蓋ロック部
材8に当接する弯曲先端部9を有し、該連結部9
を下ケース2に突設した保持リブ26に嵌着して仮
止めができるようにし、さらに上ケース1を覆ぶせると
きに、バネ押えを兼ねた固定化するのが組立上便利であ
る。そして、この蓋ロック部材8の背面にはバネ部材9
が配備され、蓋をロック方向へ付勢しているが、図5の
ように蓋ロック部材8が解除位置にある時、バネ部材9
の湾曲屈折部9はほとんど一直線となってしまうの
で、一旦閉じて再度解除してもバネの折り曲げ部が変形
しないようにする。さらに、湾曲屈折部9のアール
の大きさは0.2〜0.5mmの範囲にするのがよい。
これは0.2mm以下ではその効果がなく、0.5mm
以上では押圧部9の湾曲先端部9の位置のバラツキ
が大きくなり、安定(一定)したロック力を得ることが
できないからである。
【0012】図中、14はリール押えバネ、15はプラ
グ、16はMICの検出部、17は光カバー、18はリ
ールブレーキ、19は前蓋バネ、21は開口である。
【0013】
【発明の効果】本発明は、テープを巻装した一対のテー
プリールを上下ケースからなるケース内部に回転可能に
収納し、該テープを一方のテープリールからケース前面
に張架して他方のテープリールに巻き取るもので、該ケ
ース前面に張架されたテープを覆う蓋部材を開閉自在に
備え、該蓋部材をロックするためのロック爪を備えたロ
ック部と、下ケースの一方の上面側近傍に回動保持され
る回動軸と、前記ロック部が揺動するように被押圧部と
を一体成形した蓋ロック部材が、下ケース側壁部に設け
られたコ字状壁部内で回動可能に軸支され、板バネから
構成されたバネ部材により付勢して前記ロック爪を蓋部
材に形成した被係合部に係脱自在に備えられているテー
プカセットにおいて、前記蓋ロック部材の回動軸と被押
圧部との間のロック部背面縁にほぼ全長にわたって面取
部を設けると共に、前記バネ部材を下ケース側壁部に設
けられた保持リブに固定支持される略コ字状の連結部
と、該連結部から湾曲屈折部を介して延設され、先端を
湾曲自由端とし前記蓋ロック部材の背面に押圧する腕部
とから構成したことにより、下ケースの側壁部への蓋ロ
ック部材とバネ部材との組み込みをきわめて容易にして
より組立性に優れたものとすると共に、蓋ロック部材を
付勢するバネ部材の変形量も小さくバネのへたりがなく
なり確実な蓋ロックができ、信頼性の高い蓋開閉機構を
持ったテープカセットとし商品価値も大巾に高められる
と共に、品質向上に役立ち、構成も簡単で安価な形態で
提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分離状態の斜視図であ
る。
【図2】図1の例の下ケースの一部を切断した側面図で
ある。
【図3】図2の例の下ケースの一部を切断した側面図で
ある。
【図4】(a)は図2の例の蓋ロック部材の背面斜視
図、(b)は他の実施例の蓋ロック部材の背面斜視図で
ある。
【図5】図2の例の蓋ロック部材の作動状態を示すテー
プカセットの拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 テープリール 4 テープ 5 前蓋 6 上蓋 7 後蓋 8 蓋ロック部材 8 ロック爪 8 ロック部 8 回動軸 8 被押圧部 8 面取部 9 ばね部材 9 連結部 9 腕部 9 湾曲屈折部 9湾曲先端部 10 被係合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを巻装した一対のテープリールを
    上下ケースからなるケース内部に回転可能に収納し、該
    テープを一方のテープリールからケース前面に張架して
    他方のテープリールに巻き取るもので、該ケース前面に
    張架されたテープを覆う蓋部材を開閉自在に備え、該蓋
    部材をロックするためのロック爪を備えたロック部と、
    下ケースの一方の上面側近傍に回動保持される回動軸
    と、前記ロック部が揺動するように被押圧部とを一体成
    形した蓋ロック部材が、下ケース側壁部に設けられたコ
    字状壁部内で回動可能に軸支され、板バネから構成され
    たバネ部材により付勢して前記ロック爪を蓋部材に形成
    した被係合部に係脱自在に備えられているテープカセッ
    トにおいて、前記蓋ロック部材の回動軸と被押圧部との
    間のロック部背面縁にほぼ全長にわたって面取部を設け
    ると共に、前記バネ部材を下ケース側壁部に設けられた
    保持リブに固定支持される略コ字状の連結部と、該連結
    部から湾曲屈折部を介して延設され、先端を自由端とし
    前記蓋ロック部材の背面に押圧する腕部とから構成した
    ことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 前記バネ部材が、下ケース側壁部に設け
    られた保持リブに支持され、該保持リブに連設される両
    側壁上面に突設した突出リブ間に嵌装配備された請求項
    1記載のテープカセット。
JP10336978A 1998-11-27 1998-11-27 テープカセット Pending JP2000163926A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1096494A2 (en) * 1999-10-27 2001-05-02 TDK Corporation Tape cassette

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1096494A2 (en) * 1999-10-27 2001-05-02 TDK Corporation Tape cassette
EP1096494A3 (en) * 1999-10-27 2004-01-14 TDK Corporation Tape cassette

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