JP2000163904A - 磁気ヘッド支持用サスペンション - Google Patents

磁気ヘッド支持用サスペンション

Info

Publication number
JP2000163904A
JP2000163904A JP10331171A JP33117198A JP2000163904A JP 2000163904 A JP2000163904 A JP 2000163904A JP 10331171 A JP10331171 A JP 10331171A JP 33117198 A JP33117198 A JP 33117198A JP 2000163904 A JP2000163904 A JP 2000163904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexure
load beam
suspension
hole
reference hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10331171A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Takagi
康司 高木
Nobuo Araki
伸夫 荒木
Kenji Endo
賢治 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP10331171A priority Critical patent/JP2000163904A/ja
Priority to US09/442,341 priority patent/US6313971B1/en
Publication of JP2000163904A publication Critical patent/JP2000163904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4813Mounting or aligning of arm assemblies, e.g. actuator arm supported by bearings, multiple arm assemblies, arm stacks or multiple heads on single arm
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロードビームとフレキシャの相対位置を正確
に規制できるような磁気ヘッド支持用サスペンションを
提供する。 【解決手段】 ロードビーム21とフレキシャ22を備
えたサスペンション20において、フレキシャ22の一
端寄りの位置に円形の第1の基準孔51が形成され、フ
レキシャ22の他端寄りの位置に小判形の第2の基準孔
52が形成されている。ロードビーム21には、第1の
基準孔51と対応した位置に第1のバーリング加工孔6
1が設けられ、第2の基準孔52と対応した位置に第2
のバーリング加工孔62が設けられている。バーリング
加工孔61,62は、その内周縁にフランジ縁63,6
4を有している。ロードビーム21とフレキシャ22と
を厚み方向に重ねた状態において、フランジ縁63,6
4を基準孔51,52に嵌合させることにより、ロード
ビーム21とフレキシャ22との相対位置が規制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置に内蔵されるディスク
装置の磁気ヘッドを支持するためのサスペンションに関
する。
【0002】
【従来の技術】図9にハードディスクドライブ(Hard Di
sc Drive:略してHDD)1の一部を示す。このディス
クドライブ1のキャリッジ(carriage)2は、ボイスコイ
ルモータ(voice coil motor)等のポジショニング用モー
タ3によって軸2aを中心に旋回駆動される。キャリッ
ジ2は、モータ3のマグネット4の近傍に配置されるコ
イル部5と、コイル部5に固定されたアーム(アクチュ
エータアームとも称す)6と、アーム6の先端側に位置
するサスペンション7と、サスペンション7の先端部に
装着される磁気ヘッド8などから構成されている。この
キャリッジ2をモータ3によって駆動することにより、
ヘッド8をディスク9の所望トラック(記録面)まで移
動させることができる。
【0003】ヘッド8は、ディスク9のトラックと対向
可能な位置に設けたスライダ10とスライダ10に保持
されたトランスジューサ(図示せず)などを備えてい
る。ディスク9が高速回転することによってスライダ1
0がディスク9の表面から僅かに浮上することにより、
ディスク9とスライダ10との間にエアベアリングが形
成される。
【0004】図10に従来のサスペンション7の一例を
示す。このサスペンション7は、精密な薄板ばねからな
るロードビーム(loadbeam)11と、ロードビーム11に
固定された極薄い板ばねからなるフレキシャ(flexure)
12と、ロードビーム11の基部に固定されたベースプ
レート13などを有している。フレキシャ12の先端部
にスライダ10が設けられている。フレキシャ12は、
ディスク9に対してスライダ10の浮上時の姿勢が柔軟
に変化できるようにするため、その剛性(スティッフネ
ス)をかなり小さくしている。ロードビーム11とフレ
キシャ12とは互いに厚み方向に重ねた状態でレーザ溶
接等によって固定される。
【0005】ロードビーム11の先端部分にディンプル
14が設けられている。ディンプル14はスライダ10
に向かって突出する半球状の凸部であり、ロードビーム
11の裏面側が窪んでいることから当業界ではディンプ
ル(dimple)と称している。このディンプル14の先端が
フレキシャ12に当接することにより、ヘッド8はディ
ンプル14を中心としてピッチング(pitching)とローリ
ング(rolling) などの三次元的な変位が可能である。デ
ィンプル14は、ロードビーム11に設ける代りにフレ
キシャ12に設けることもある。
【0006】ロードビーム11とフレキシャ12を固定
する際には、ロードビーム11とフレキシャ12とを正
確に位置決めする必要がある。従来、この位置決めを行
うために、ロードビーム11とフレキシャ12にそれぞ
れ基準孔15,16を形成していた。そして図11に示
すように基準孔15,16に治具ピン17を挿入し、パ
ッド18と押さえ部材19との間にロードビーム11と
フレキシャ12を厚み方向にクランプした状態で、レー
ザ溶接等を行なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例において、
治具ピン17を基準孔15,16に挿入する際にロード
ビーム11やフレキシャ12が傷付くことを防ぐため
に、治具ピン17の外周面と基準孔15,16の内周面
との間にクリアランスが必要である。しかしこのような
クリアランスが存在すると、図12に示すように治具ピ
ン17に対して基準孔15,16がクリアランスC1 ,
C2 の分だけ左右方向に位置ずれを生じる可能性があ
る。すなわちロードビーム11とフレキシャ12は、最
大で(C1 +C2 )/2の中心ずれを生じる。
【0008】上記のようにロードビーム11とフレキシ
ャ12に位置ずれが生じると、スライダ10に働くモー
メントにアンバランスが発生する。ディスクに対するヘ
ッド8のフライハイト特性は、スライダ10に働くモー
メントに大きく影響されることが知られている。すなわ
ち安定したフライハイト特性を得るためには、特にロー
リング方向のモーメントを等しく分配する必要がある。
【0009】ローリング方向のモーメントのアンバラン
スは、静的ロール角およびディンプル位置ずれに起因す
る。例えば図13に示すようにフレキシャ12にディン
プル14が設けられている場合、ロードビーム11に対
するフレキシャ12の中心ずれがそのままディンプル位
置ずれΔDとなる。また、図14に示すようにロードビ
ーム11にディンプル14を設けた場合には、ロードビ
ーム11とフレキシャ12との中心ずれがモーメントず
れΔMを引き起こし、静的ロール角に起因するモーメン
トのアンバランスを発生させる。
【0010】従って安定したフライハイト特性を得るた
めには、ロードビーム11とフレキシャ12との中心ず
れを極力小さくする必要がある。しかしながら実際に
は、ロードビーム11とフレキシャ12との組付精度の
ばらつき等が存在するために、安定したフライハイト特
性を得ることが難しいのが現状である。
【0011】さらには、ロードビーム11とフレキシャ
12との相対位置関係がずれていると、以下に述べるよ
うな問題も生じる。すなわち近年は、ヘッドの小形化の
要求に伴って配線付きのサスペンションが実用化されて
いるが、配線付きサスペンションの電極パッドはフレキ
シャ上に設けることになるため、ロードビームに対する
フレキシャの位置ずれは電極パッドの位置ずれの原因と
なり、磁気ヘッドの取付けに支障にきたす。
【0012】従って本発明の目的は、ロードビームとフ
レキシャとの相対位置を正確に規制することができ、前
述の問題を解消できるような磁気ヘッド支持用サスペン
ションを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を果たすための
本発明は、請求項1に記載したようにロードビームとフ
レキシャとを備えたサスペンションにおいて、ロードビ
ームとフレキシャの一方に形成された基準孔と、ロード
ビームとフレキシャの他方に形成されかつ内周部にフラ
ンジ縁を有し該フレキシャをロードビームに重ねた状態
において前記フランジ縁が前記基準孔に嵌合させられる
バーリング加工孔とを具備している。ロードビームとフ
レキシャは、いずれも硬い金属板(ばね材)からなる。
【0014】このように構成された本発明のサスペンシ
ョンは、ロードビームとフレキシャとを固定する際に、
バーリング加工孔のフランジ縁を基準孔に嵌合させるこ
とにより、両者の位置決めがなされる。そしてロードビ
ームとフレキシャとを厚み方向に拘束した状態で、接着
あるいは溶接等によって両者が固定される。前記基準孔
の内径とバーリング加工孔のフランジ縁の外径(エンボ
ス外径)とは、両者が嵌合可能な寸法にすればよいか
ら、両者間のクリアランスはゼロもしくはゼロに限りな
く近付けることが可能である。
【0015】この発明は請求項2に記載したように、サ
スペンションの一端寄りの位置に第1の基準孔と第1の
バーリング加工孔を設け、サスペンションの他端寄りの
位置に第2の基準孔と第2のバーリング加工孔を設ける
ことを含む。このものは、互いにサスペンションの長手
方向に離れた2箇所の基準孔とバーリング加工孔とを嵌
合させることにより、ロードビームに対するフレキシャ
の回転位置ずれが抑制される。
【0016】この発明は請求項3に記載したように、前
記第1の基準孔が円形であり、前記第2の基準孔がサス
ペンションの長手方向に沿う長円形(小判状の孔)であ
り、前記第1および第2のバーリング加工孔が円形であ
ることを含んでいる。このような構成によれば、第1の
バーリング加工孔と第2のバーリング加工孔との間の距
離のばらつきが第2の基準孔の長さ範囲内で吸収され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1の実施形態に
ついて図1から図6を参照して説明する。
【0018】図1に示すハードディスクドライブ装置
(HDD)用の配線付きサスペンション20の一例は、
ステンレス鋼などの精密な薄板ばねからなるロードビー
ム21と、ロードビーム21にレーザ溶接等によって固
定された極薄い板ばねからなるフレキシャ22を含んで
いる。
【0019】フレキシャ22の板厚はロードビーム21
よりも薄く、例えば18μm〜30μm前後のばね性の
ある薄いステンレス鋼板からなる。ロードビーム21の
基部21aにベースプレート25が設けられており、ベ
ースプレート25を介してロードビーム21がキャリッ
ジ(例えば図9に示すキャリッジ2)に固定されるよう
になっている。
【0020】フレキシャ22は、ロードビーム21の軸
線方向(長手方向)に延びており、その基部22aはベ
ースプレート25の近傍に位置している。フレキシャ2
2の先端部22bに、可動部分として機能する舌状のタ
ング部30と、タング部30の左右両側に位置するアウ
トリガー部(outrigger portion)31,32とが形成さ
れている。タング部30とアウトリガー部31,32
は、いずれもフレキシャ22の厚み方向すなわち板厚方
向に撓むことができる。
【0021】タング部30はロードビーム21の先端部
21bに設けたディンプル40に当接する。ディンプル
40は、タング部30に向かって突出する半球状の凸部
である。図2に示すように、タング部30にスライダ4
1が接着等によって固定される。スライダ41には、磁
電変換素子としてのトランスジューサ(図示せず)が設
けられている。このトランスジューサやスライダ41等
は磁気ヘッド42を構成する。
【0022】ディンプル40の先端がタング部30を押
すため、スライダ41とタング部30は、ディンプル4
0を中心とするピッチング(図2中の矢印P方向)とロ
ーリング(図2中の矢印R方向)のように三次元的に変
位することが可能となる。なお、ディンプル40はロー
ドビーム21に設ける代りにタング部30に設ける場合
もある。
【0023】フレキシャ22に配線部43が設けられて
いる。配線部43の一端に電極パッド45が設けられて
いる。電極パッド45はスライダ41の端子46に電気
的に接続される。図1に示すように配線部43の他端は
フレキシャ22の長手方向に延び、ベースプレート25
の近傍に端子部47が設けられている。端子部47は外
部リード線(図示せず)に接続される。
【0024】図1と図3に示すようにフレキシャ22の
先端部22b寄りの位置(サスペンション20の一端寄
りの位置)に第1の基準孔51が形成されている。フレ
キシャ22の基部22a寄りの位置(サスペンション2
0の他端寄りの位置)に第2の基準孔52が形成されて
いる。
【0025】これら基準孔51,52は、エッチングあ
るいはプレスによってフレキシャ22の一部を開口させ
たものである。第1の基準孔51は実質的に真円の丸孔
である。第2の基準孔52は、フレキシャ22の長手方
向に沿う長円形(小判形)である。基準孔51,52を
エッチングによって形成する場合、形状精度の高い基準
孔51,52をフレキシャ22の正確な位置に形成する
ことができる。
【0026】ロードビーム21には、前記第1の基準孔
51と対応した位置に第1のバーリング加工孔61が形
成されている。また第2の基準孔52と対応した位置に
第2のバーリング加工孔62が形成されている。これら
バーリング加工孔61,62は、プレス加工の一種であ
るバーリング加工(flangingまたはbarringと呼ばれる
つば出し加工)によって形成したものであり、円形に打
抜かれた孔の内周部にフランジ縁63,64を有してい
る。図示例のフランジ縁63,64にはスリット65が
形成されているが、スリット65を設けなくてもよい。
【0027】第1のバーリング加工孔61のフランジ縁
63は第1の基準孔51に挿入される。フランジ縁63
の外周面63aと基準孔51の内周面51aとが嵌合で
きるようにするために、第1の基準孔51の内径は、第
1のバーリング加工孔61のフランジ縁63の外径(エ
ンボス径)と同等、もしくはエンボス径よりも僅かに大
きくしている。
【0028】第2のバーリング加工孔62のフランジ縁
64は第2の基準孔52に挿入される。フランジ縁64
の外周面64aと基準孔52の内周面52aとが嵌合で
きるようにするために、第2の基準孔52の短径d1
は、バーリング加工孔62のフランジ縁64の外径(エ
ンボス径)と同等、もしくはエンボス径よりも僅かに大
きくしている。第2の基準孔52の長径d2は、フラン
ジ縁64を第2の基準孔52に挿入した状態において、
フランジ縁64がフレキシャ22の長手方向にある程度
移動できる寸法としている。
【0029】ロードビーム21とフレキシャ22をレー
ザ溶接等によって固定する際に、ロードビーム21とフ
レキシャ22との位置決めを行う必要がある。この位置
決めを行うために、ロードビーム21とフレキシャ22
を板厚方向に重ねた状態において、図4に示すようにフ
ランジ縁63,64が基準孔51,52に嵌合させられ
る。ロードビーム21に対するフレキシャ22の長手方
向の位置は、第1の基準孔51と第1のバーリング加工
孔61との嵌合によって規制される。ロードビーム21
に対するフレキシャ22の幅方向の位置は、各基準孔5
1,52とバーリング加工孔61,62との嵌合によっ
て規制される。
【0030】そして図5に示すように、パッド70と押
さえ部材71との間にロードビーム21とフレキシャ2
2を厚み方向にクランプし、接着剤あるいはレーザ溶接
等によってロードビーム21とフレキシャ22が固定さ
れる。図6に示すように、第1の基準孔51と第1のフ
ランジ縁63との間にクリアランスC3 が存在したとし
ても、また第2の基準孔52と第2のフランジ縁64と
の間にクリアランスが存在したとしても、ロードビーム
21とフレキシャ22の中心ずれは、最大でも(C3 )
/2である。この中心ずれの大きさは、図12などに示
した従来のサスペンションの中心ずれ(C1 +C2 )/
2の半分程度である。なお、基準孔51,52とフラン
ジ縁63,64は、互いに嵌合できる寸法であればよい
から、前記クリアランスC3はゼロもしくはゼロに限り
なく近付けることが可能である。
【0031】従ってこの実施形態によれば、ロードビー
ム21とフレキシャ22との中心ずれをきわめて小さく
することができ、スライダ41に働くモーメントのアン
バランスが減少する。このためロードビーム21にディ
ンプル40を設けているサスペンション20において、
静的ロール角に起因するモーメントのアンバランスが低
減する。また、タング部30にディンプル40を設ける
サスペンションにおいて、ディンプル位置ずれが減少す
る。このため、特にロール方向のモーメントを従来に比
較して等配分することができ、安定したフライハイト特
性を得ることができる。
【0032】また、ロードビーム21とフレキシャ22
との相対位置を正確に規制できるため、ヘッドを小形化
する上で有効な配線付きサスペンションにおいて、フレ
キシャ22に設ける電極パッド45の位置ずれも低減さ
せることができる。
【0033】図7はこの発明の第2の実施形態のサスペ
ンション20Aを示している。このものはフレキシャ2
2の形状が第1の実施形態と異なるが、基本的な構成と
作用効果は第1の実施形態と同様である。この第2の実
施形態において、X方向(サスペンションの幅方向)の
位置ずれと、Y方向(サスペンションの長手方向)の位
置ずれと、回転方向の位置ずれZを測定したところ、各
方向の位置ずれがいずれも±10μmであり、ロードビ
ーム21とフレキシャ22の組付対称性が良好であるこ
とが確認された。
【0034】これに対し、従来のサスペンション(図1
1に示すように治具ピン17を用いてロードビーム11
とフレキシャ12の位置決めをするもの)は、X方向ず
れとY方向ずれがそれぞれ20μm、回転方向ずれZが
25μmと大きな値であり、ロードビームとフレキシャ
との組付対称性が悪いものであった。
【0035】なお、前記各実施形態ではロードビーム2
1にバーリング加工孔61,62を設け、フレキシャ2
2に基準孔51,52を形成したが、これとは逆に、図
8に示すように、ロードビーム21に基準孔51′,5
2′を形成し、フレキシャ22にバーリング加工孔6
1′,62′を設けてもよい。
【0036】またこの発明を実施するに当たって、この
発明を構成するロードビームやフレキシャ、磁気ヘッ
ド、基準孔、バーリング加工孔、フランジ縁等の形状や
孔の数をはじめとして、各構成要素をそれぞれ適宜に変
形して実施できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、ロー
ドビームとフレキシャ自身に形成された基準孔とバーリ
ング加工孔を直接嵌合させて両者の位置決めをなすた
め、ロードビームとフレキシャとの相対位置を正確に規
制することができ、ロードビームとフレキシャの高い位
置精度と組付対称性が達成される。このためヘッドのフ
ライハイト特性が向上するとともに、配線付きサスペン
ションにおいて電極パッドの位置精度も向上する。
【0038】請求項2に記載した発明によれば、基準孔
とバーリング加工孔をサスペンションの長手方向に2箇
所ずつ設けたことにより、ロードビームに対するフレキ
シャの回転方向ずれも抑制でき、ロードビームとフレキ
シャとの組付対称性がさらに向上する。そして請求項3
に記載した発明によれば、第1のバーリング加工孔と第
2のバーリング加工孔との間の距離のばらつきを第2の
基準孔の長さ範囲内で吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示すサスペンショ
ンの平面図。
【図2】 図1に示されたサスペンションの一部の分解
斜視図。
【図3】 図1に示されたサスペンションのロードビー
ムとフレキシャの一部の斜視図。
【図4】 図3に示されたロードビームとフレキシャを
重ねた状態を示す斜視図。
【図5】 図3に示されたロードビームとフレキシャを
クランプするパッドと押さえ部材を示す断面図。
【図6】 図3に示された基準孔とバーリング加工孔と
のクリアランスを示す断面図。
【図7】 この発明の第2の実施形態を示すサスペンシ
ョンの平面図。
【図8】 この発明の第3の実施形態を示すサスペンシ
ョンのロードビームとフレキシャの一部の断面図。
【図9】 ハードディスクドライブの一例を示す断面
図。
【図10】 従来のサスペンションの斜視図。
【図11】 従来のサスペンションのロードビームとフ
レキシャをクランプするパッドと押さえ部材を示す断面
図。
【図12】 従来のサスペンションの基準孔と治具ピン
とのクリアランスを示す断面図。
【図13】 従来のサスペンションのディンプルずれを
示すヘッド部分の正面図。
【図14】 従来のサスペンションのモーメントずれを
示すヘッド部分の正面図。
【符号の説明】
20,20A…磁気ヘッド支持用サスペンション 21…ロードビーム 22…フレキシャ 41…スライダ 42…磁気ヘッド 51…第1の基準孔 52…第2の基準孔 61…第1のバーリング加工孔 62…第2のバーリング加工孔 63,64…フランジ縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 賢治 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4056番地 日本発条株式会社内 Fターム(参考) 5D059 AA01 BA01 CA02 CA14 CA16 CA23 DA15 DA24 DA26 EA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板からなるロードビームと、 前記ロードビームよりも薄い金属板からなり前記ロード
    ビームに重ねた状態で固定されかつ先端部に磁気ヘッド
    を設けるフレキシャとを備えた磁気ヘッド支持用サスペ
    ンションにおいて、 前記ロードビームとフレキシャのいずれか一方に形成さ
    れた基準孔と、 前記ロードビームとフレキシャの他方に形成されかつ内
    周部にフランジ縁を有し該フレキシャをロードビームに
    重ねた状態において前記フランジ縁が前記基準孔に嵌合
    させられるバーリング加工孔と、 を具備したことを特徴とする磁気ヘッド支持用サスペン
    ション。
  2. 【請求項2】サスペンションの一端寄りの位置に第1の
    基準孔とこの基準孔に嵌合する第1のバーリング加工孔
    を設け、サスペンションの他端寄りの位置に第2の基準
    孔とこの基準孔に嵌合する第2のバーリング加工孔を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド支持用
    サスペンション。
  3. 【請求項3】前記第1の基準孔が円形であり、前記第2
    の基準孔がサスペンションの長手方向に沿う長円形であ
    り、前記第1および第2のバーリング加工孔が円形であ
    ることを特徴とする請求項2記載の磁気ヘッド支持用サ
    スペンション。
JP10331171A 1998-11-20 1998-11-20 磁気ヘッド支持用サスペンション Pending JP2000163904A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10331171A JP2000163904A (ja) 1998-11-20 1998-11-20 磁気ヘッド支持用サスペンション
US09/442,341 US6313971B1 (en) 1998-11-20 1999-11-17 Suspension for supporting magnetic head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10331171A JP2000163904A (ja) 1998-11-20 1998-11-20 磁気ヘッド支持用サスペンション

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000163904A true JP2000163904A (ja) 2000-06-16

Family

ID=18240684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10331171A Pending JP2000163904A (ja) 1998-11-20 1998-11-20 磁気ヘッド支持用サスペンション

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6313971B1 (ja)
JP (1) JP2000163904A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010225261A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Nhk Spring Co Ltd 磁気ヘッド支持用サスペンションのための製造方法と、その製造方法に使用されるサスペンションアセンブリ
US7983006B2 (en) 2006-08-22 2011-07-19 Nhk Spring Co., Ltd. Suspension for disc drive apparatus
JP2013093071A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Nhk Spring Co Ltd ヘッド・サスペンションの製造方法及び基準ピン・ブロック

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5920444A (en) * 1998-01-07 1999-07-06 Hutchinson Technology Incorporated Flexure and load point alignment structure in a head suspension
JP2001189064A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Fujitsu Ltd ヘッド昇降装置およびこれを備えたディスク装置
JP4104807B2 (ja) * 2000-04-13 2008-06-18 日本発条株式会社 ディスク装置用サスペンション
JP4293582B2 (ja) * 2000-10-30 2009-07-08 日本発條株式会社 ディスクドライブ用サスペンションの製造方法、サスペンション半製品
US6728072B1 (en) * 2001-03-06 2004-04-27 Hutchinson Technology, Inc. Intergral base plate with boss tower
US6657821B1 (en) * 2001-09-28 2003-12-02 Hutchinson Technology Incorporated Hand suspension with compliant locating feature
JP3684351B2 (ja) * 2001-12-07 2005-08-17 日本発条株式会社 ディスクドライブ用サスペンション
JP2006348896A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Sango Co Ltd 消音器
US11862209B2 (en) * 2021-07-19 2024-01-02 Magnecomp Corporation Load beam including slit feature

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4829395A (en) * 1985-09-06 1989-05-09 Warren Coon Load beam/assembly
US4991045A (en) * 1987-12-21 1991-02-05 Hutchinson Technology, Inc. Suspension assembly
JP3243543B2 (ja) * 1993-06-30 2002-01-07 株式会社日立製作所 磁気ディスク記憶装置
US5731931A (en) * 1994-03-22 1998-03-24 Hutchinson Technology Incorporated Monocoque suspension
US5537274A (en) * 1994-11-15 1996-07-16 Suncall Corporation Magnetic head support gimbal having arcuate side rails
JPH08315532A (ja) * 1995-03-08 1996-11-29 Hutchinson Technol Inc 溶接応力の分離構造体を備えるヘッドサスペンションアセンブリ
US5666241A (en) * 1995-07-10 1997-09-09 Magnecomp Corp. Double dimple disk drive suspension
JPH10188504A (ja) * 1996-12-26 1998-07-21 Fujitsu Ltd 磁気ヘッドアッセンブリ、それを有する磁気ディスク装置、及びその製造方法
US5896646A (en) * 1997-05-13 1999-04-27 Seagate Technology, Inc. Base plate with improved torque retention
JP3495224B2 (ja) * 1997-06-06 2004-02-09 アルプス電気株式会社 磁気ヘッド装置及びその製造方法
US6055133A (en) * 1997-09-29 2000-04-25 International Business Machines Corporation Disk drive head support arm and arm assembly utilizing plural datum features
US6175474B1 (en) * 1997-11-07 2001-01-16 Seagate Technology Llc Base plate with improved torque retention
US6160684A (en) * 1998-11-12 2000-12-12 Read-Rite Corporation Head suspension having tabs and force isolation welds for gram load reduction during swaging
US6198602B1 (en) * 1999-04-26 2001-03-06 Magnecomp Corp. Split ring attachment of a head gimbal assembly to an actuator
US6215624B1 (en) * 1999-07-08 2001-04-10 Magnecomp Corp. Disk drive suspension mounting plate with torque enhancing feature

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7983006B2 (en) 2006-08-22 2011-07-19 Nhk Spring Co., Ltd. Suspension for disc drive apparatus
JP2010225261A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Nhk Spring Co Ltd 磁気ヘッド支持用サスペンションのための製造方法と、その製造方法に使用されるサスペンションアセンブリ
US8561286B2 (en) 2009-03-24 2013-10-22 Nhk Spring Co., Ltd. Manufacturing method for a magnetic head supporting suspension
JP2013093071A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Nhk Spring Co Ltd ヘッド・サスペンションの製造方法及び基準ピン・ブロック
US9296070B2 (en) 2011-10-24 2016-03-29 Nhk Spring Co., Ltd. Method of manufacturing head suspension having load beam and flexure aligned with load beam and reference pin block used for the method
US10141015B2 (en) 2011-10-24 2018-11-27 Nhk Spring Co., Ltd. Reference block configured for use in a method of manufacturing a head suspension having a load beam and a flexure

Also Published As

Publication number Publication date
US6313971B1 (en) 2001-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5638234A (en) Flexure with reduced unloaded height for hard disc drive heads
US5612841A (en) Flexure assembly for hard disc drive heads
US7593191B2 (en) HGA having separate dimple element, disk drive unit with the same, and manufacturing method thereof
JP3057037B2 (ja) 超音波接着実行方法、サスペンション・アセンブリを変形させ維持させ解除する方法
US6765759B2 (en) Resonance four piece suspension
US6710978B2 (en) Head suspension with compliant feature for component location
US6697227B2 (en) Head suspension for disk drive and method of manufacturing head suspension
JP2003059223A (ja) ディスクドライブ用サスペンションとその製造方法
JP2000163904A (ja) 磁気ヘッド支持用サスペンション
US6597538B1 (en) Suspension for disk drive
US6657821B1 (en) Hand suspension with compliant locating feature
US20050013052A1 (en) Disc drive suspension
JP4297313B2 (ja) ディスクドライブ用サスペンション
US8561286B2 (en) Manufacturing method for a magnetic head supporting suspension
US7035054B2 (en) Magnetic head apparatus, magnetic head supporting mechanism and magnetic recording apparatus having an improved impact resistance
JP3945761B2 (ja) 磁気ヘッド装置、磁気ヘッド支持機構、ならびに磁気記録装置
US7006332B2 (en) Disk drive comprising suspension for magnetic head with positioning of slider to predetermined track through oscillation of voice coil motor
JP3374846B2 (ja) ヘッド支持装置
EP1522065B1 (en) Head support mechanism, head drive device, and disk apparatus
US6313970B1 (en) Disk drive with low profile suspension assemblies
JP2953473B2 (ja) 磁気ディスク装置並びに該装置に用いるディスク及びその組み込み方法
JP2023102100A (ja) ディスク装置用サスペンションのベースプレート、ディスク装置用サスペンション、およびディスク装置
JPH11260011A (ja) ヘッド支持機構
JPH09128910A (ja) 磁気ヘッド支持機構
JP2004071137A (ja) ヘッド支持機構、ヘッド駆動装置およびディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403