JP2000163134A - 流量制御バルブ及び燃料電池システム - Google Patents

流量制御バルブ及び燃料電池システム

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JP2000163134A
JP2000163134A JP11213506A JP21350699A JP2000163134A JP 2000163134 A JP2000163134 A JP 2000163134A JP 11213506 A JP11213506 A JP 11213506A JP 21350699 A JP21350699 A JP 21350699A JP 2000163134 A JP2000163134 A JP 2000163134A
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control valve
pressure
opening
flow control
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JP11213506A
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Kinya Ishida
欣也 石田
Kazunobu Sawada
和伸 澤田
Keiichi Ishida
啓一 石田
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・軽量で低コストの流量制御バルブ及び
燃料電池システムを提供する。 【解決手段】 流体の温度を検知する温度検知手段と、
前記流体の圧力を検知する圧力検知手段と、1次側ポー
トと2次側ポートの差圧を検知する差圧検知手段と、バ
ルブの開度を調節できる開度調節手段と、バルブの開度
を検知する開度検知手段と、検知圧力、検知差圧、検知
開度に基づいて流体の質量流量を演算する演算手段と、
演算された質量流量が設定量となるように前記調節と演
算を繰り返すように制御する制御手段を具備することを
特徴とする流量制御バルブ及び該流量制御バルブを燃料
電池スタック、改質装置、CO除去装置の酸化剤ガス管
路、改質ガス管路の少なくとも一つのガス管路に設けた
ことを特徴とする燃料電池システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流量制御バルブ及び
燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】大気の汚染をできる限り減らすために自
動車の排ガス対策が重要になっており、その対策の一つ
として電気自動車が使用されているが、充電設備や走行
距離などの問題で普及に至っていない。
【0003】燃料電池は、水素と酸素を使用して電気分
解の逆反応で発電し、水以外の排出物がなくクリーンな
発電装置として注目されており、前記燃料電池を使用し
た自動車が最も将来性のあるクリーンな自動車であると
見られている。前記燃料電池の中でも固体高分子電解質
型燃料電池が低温で作動するため自動車用として最も有
望である。
【0004】図6は自動車等車載用の固体高分子電解質
型燃料電池システム図である。
【0005】本燃料電池システムは、メタノールタンク
F1と水タンクF2と改質装置である改質器F3と燃料
電池スタックF10と燃焼手段である燃焼バーナF6と
ターボアシストコンプレッサF8及び各種のガス管路か
ら構成されている。
【0006】前記改質器F3は、燃料電池の燃料である
メタノールと水から水素を主成分とする改質ガスを製造
する装置で、メタノールと水を蒸発させる蒸発部F32
と該蒸発部F32を加熱するためメタノールを燃焼させ
る燃焼部F31と前記蒸発部F32で蒸発させられたメ
タノールと水を水素を主成分とする改質ガスに変える改
質部F33と該改質部F33から出てきた前記改質ガス
からCOを低減するCO除去装置であるCO低減部F3
4から構成されている。
【0007】前記CO低減部F34から排出される改質
ガスは、三方切替弁F5を切り替えることにより前記燃
焼バーナF6に送られるか又は前記燃料電池スタックF
10に送られる。起動直後において、前記改質ガスは前
記改質器F3の温度が十分上昇していないため前記CO
低減部F34通過後もCO濃度が十分に低下しておら
ず、そのまま前記改質ガスを前記燃料電池スタックF1
0に送ると該燃料電池スタックF10の電極触媒を被毒
し性能が低下してしまうので、該燃料電池スタックF1
0に送らず前記燃焼バーナF6に送り熱エネルギーとし
て回収している。
【0008】前記燃料電池スタックF10は、前記改質
ガスとターボアシストコンプレッサF8から送られる空
気を利用して電気化学反応により発電する。
【0009】前記燃焼バーナF6は、前記三方切替弁F
5を介して送られる改質ガス又は燃料電池スタックF1
0から排出される未利用水素を燃料として、前記燃料電
池スタックF10から排出される空気を助燃剤として燃
焼する。
【0010】ターボアシストコンプレッサF8は、ター
ビンF81とモータF82とコンプレッサF83から構
成されている。
【0011】前記タービンF81は、前記燃焼バーナF
6の排ガスのエネルギーで回転する。前記コンプレッサ
F83は、前記タービンF81と前記モータF82の動
力で回転し、空気を加圧して流量制御弁F7aを介して
改質部F33、流量制御弁F7bを介してCO低減部F
34、流量制御弁F7cを介して燃料電池スタックF1
0に供給する。
【0012】三方切替弁F5から燃料電池スタックF1
0へ改質ガスを送る改質ガス管路上には、前記改質ガス
の流量を制御する流量制御弁F7dが設けられている。
【0013】上記の各流量制御弁は、燃料電池の反応を
効率的に行うために、質量流量を正確に制御する必要が
ある。また、自動車等車載用では車載スペースをできる
限り小さくすることが重要であり、エネルギー効率から
重量もできる限り軽くすることが重要である。更に、燃
料電池自動車が普及するためには、燃料電池システムを
低コスト化することが重要である。
【0014】従来技術として、カタログ「流体(計測・
制御・発生)機器 K−8001総合カタログ(コフロ
ック株式会社1997年3月1日発行)」にマスフロー
メータで質量流量を測定し、その測定値をフィードバッ
クして流量を制御する流量制御バルブが記載されてい
る。これは、前記カタログに限らず質量流量を正確に制
御するための一般的な方法である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、マスフローメータが高価で容積・重量も大きいた
め、大型で重く高コストになる問題があった。
【0016】本発明は上記課題を解決したもので、小型
・軽量で低コストの流量制御バルブ及び燃料電池システ
ムを提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、流体の温度
を検知する温度検知手段と、前記流体の圧力を検知する
圧力検知手段と、1次側ポートと2次側ポートの差圧を
検知する差圧検知手段と、バルブの開度を調節できる開
度調節手段と、バルブの開度を検知する開度検知手段
と、検知圧力、検知差圧、検知開度に基づいて流体の質
量流量を演算する演算手段と、演算された質量流量が設
定量となるように前記調節と演算を繰り返すように制御
する制御手段を具備することを特徴とする流量制御バル
ブである。
【0018】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0019】即ち、流量制御バルブ内部に設けられた検
知手段により正確に流量を制御でき、高価な質量流量計
が必要ないので、小型・軽量・低コストで正確な流量制
御バルブができる効果を有する。
【0020】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記演算手段は、あらかじめ
前記検知圧力、検知差圧、検知開度とバルブ有効断面積
の相関をマップデータとして具備することを特徴とする
請求項1記載の流量制御バルブである。
【0021】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0022】即ち、前記マップデータによりバルブ有効
断面積を正確に決められるので、精度の高い流量制御が
できる。
【0023】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、前記流量制御バルブにおい
て、バルブボデーが樹脂であり、流体の管路と継合する
継手部が金属であることを特徴とする請求項1記載の流
量制御バルブである。
【0024】上記第3の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0025】即ち、強度が必要な部分だけを金属で構成
することにより、バルブボデーに軽量な樹脂を使用する
ことができるので、軽量な流量制御バルブができる。
【0026】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、前記継手部がバルブボデーと
締結するための外周ネジ部を備え、バルブボデーにカシ
メるための鍔を具備し、前記継手部と前記バルブボデー
の間にシール材を設けたことを特徴とする請求項3記載
の流量制御バルブである。
【0027】上記第4の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0028】即ち、前記鍔により前記継手部がゆるむこ
とを防止することができ、前記継手部と前記バルブボデ
ーの間のシール材により流体の漏れを防止することがで
きる。
【0029】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技
術的手段と称する。)は、前記継手部の外周部がバルブ
ボデーとの接触面積が大きい迷路構造であり、前記外周
部が少なくとも一つの平面を有することを特徴とする請
求項3記載の流量制御バルブである。
【0030】上記第5の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0031】即ち、前記迷路構造によりシール面積を大
きく取ることができるので流体の漏れと継手部のゆるみ
を防止でき、側面が少なくとも一つの平面を有している
ので継手部が回転することを防止することができる。
【0032】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項6において講じた技術的手段(以下、第6の技
術的手段と称する。)は、請求項1〜5に記載の流量制
御バルブを、燃料電池スタック、改質装置、CO除去装
置の酸化剤ガス管路、改質ガス管路の少なくとも一つの
ガス管路に設けたことを特徴とする燃料電池システムで
ある。
【0033】上記第6の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0034】即ち、小型・軽量・低コストで且つ正確な
流量制御弁を使用しているので、小型・軽量・低コスト
で効率の良い燃料電子システムができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。
【0036】図1は、本発明の実施例1の自動車用燃料
電池システムの空気管路に設けられた流量制御バルブの
断面図である。、図2は、本発明の実施例1の自動車用
燃料電池システムの空気管路に設けられた流量制御バル
ブの継手部の側面図である。
【0037】前記流量制御バルブは、モータ6、ブラケ
ット13、バルブボデー30A及び継手部16A、16
Bから構成されている。前記モータ6と前記バルブボデ
ー30Aは前記ブラケット13により連結されている。
前記バルブボデー30Aと前記ブラケット13はポリフ
ェニレンサルファイド樹脂製である。これにより、流量
制御バルブは軽量化している。
【0038】前記バルブボデー30Aには一次側ポート
1、二次側ポート2、連通弁口7があり、前記一次側ポ
ート1と前記二次側ポート2の間の前記連通弁口7を開
閉する弁部14が設けられている。前記一次側ポート1
には前記継手部16Aが連結され、前記二次側ポート2
には前記継手部16Bが連結されている。
【0039】前記継手部16Aと前記継手部16Bは強
度を確保し腐食を防止するため金属のSUS304でで
きており、同一の形状のものである。以後、前記継手部
16Aを用いて構造及び機能を説明する。
【0040】前記継手部16Aの内周部には、空気管路
と継合するためのネジ部27が設けられている。前記ネ
ジ部27はPTネジである。前記継手部16Aの外周部
には雄ネジの外周ネジ部26が設けられ、前記一次側ポ
ート1の内周部に設けられた雌ネジと螺合している。
【0041】前記継手部16Aには鍔21が設けられ、
該鍔21の折り曲げ部19を折り曲げて、前記継手部1
6Aを前記一次側ポート1に完全に固定している。これ
により、空気管路と継合するときのトルクなどによって
前記継手部16Aが回転することを防止できる。前記鍔
21と前記一次側ポート1の間にはシール材であるOリ
ング18が設けられ、空気の漏れを防止している。
【0042】前記一次側ポート1と前記二次側ポート2
の間には一次側空気の圧力と二次側空気の圧力の圧力差
を測定する差圧検知手段である差圧センサ5が設けられ
ている。
【0043】前記一次側ポート1には一次側流体の温度
を測定する温度検知手段である温度センサ3が設けら
れ、前記二次側ポート2には二次側流体の圧力を測定す
る圧力検知手段である圧力センサ4が設けられている。
【0044】前記弁部14はロッド10と結合してお
り、該ロッド10は、開度調節手段であるモータ6と連
結しているシャフト9と螺合している。前記モータ6の
回転運動は前記ロッド10の直線運動に変換される。
【0045】前記ロッド10には鍔部11が形成されて
おり、ブラケット13には前記鍔部11と同幅のスリッ
ト12が前記ロッド10の長手方向に設けられている。
前記鍔部11が前記スリット12にはまりこんでいるの
で、前記ロッド10は回転することができず、前記ロッ
ド10の長手方向に直線運動する。
【0046】前記モータ6の内部には、前記シャフト9
の回転角を検知して流量制御バルブの開度を検知する開
度検知手段である開度センサ20が設けられている。前
記開度センサ20はリングマグネット17と磁気検出機
能を有するホールIC15から構成されている。前記リ
ングマグネット17は、外周側面部が円周方向にNS交
互に短冊状に着磁され、前記シャフト9に連結して設け
られている。前記ホールIC15は、モータケース6a
に連結して固定され、前記シャフト9の回転と一緒に回
転する前記リングマグネット17に着磁されているNと
Sの数をカウントして前記シャフト9の回転角を検知し
ている。
【0047】図3は本発明の実施例1の流量制御バルブ
の制御ブロック図である。
【0048】バルブ100に設けられた圧力検知手段1
01、差圧検知手段102、開度検知手段103、温度
検知手段104の検知情報(それぞれ検知圧力、検知差
圧、検知開度、検知温度と称する。)が演算手段105
に伝達される。
【0049】前記演算手段105において、現在流れて
いる空気の質量流量が式(1)、(2)で算出される。
【0050】 P/P>0.5283の場合 Q=226×S×(ΔP×P1/2×σ ・・・(1) P/P≦0.5283の場合 Q=113×S×(ΔP+P)×σ ・・・・・(2) P[Mpa(絶対圧)]:二次側ポート圧力(検知圧
力) P[Mpa(絶対圧)]:一次側ポート圧力(=ΔP
+P) ΔP[Mpa]:一次側ポートと二次側ポートの差圧
(検知差圧) S[mm]:流量制御バルブのバルブ有効断面積 σ[g/L]:温度検知手段で検知された空気の温度
(検知温度)から算出した流体の密度 Q[g/min]:空気の質量流量 前記演算手段105は、あらかじめ二次側ポート圧力P
、一次側ポートと二次側ポートの差圧ΔP、開度検知
手段103で検知した検知開度と流量制御バルブのバル
ブ有効断面積Sの相関をマップデータとして具備してい
る。前記マップデータは、あらかじめ二次側ポート圧力
、一次側ポートと二次側ポートの差圧ΔP、前記検
知開度をパラメータにして精密流量計で質量流量を測定
し、そのデータから式(1)、(2)を用いて前記相関
をもとめて作製したものである。このマップデータは、
前記演算手段105に備えられたROMに記録されてい
る。
【0051】前記演算手段105は、二次側ポート圧力
、一次側ポートと二次側ポートの差圧ΔP、前記検
知開度から前記ROMに記録されているマップデータに
基づいて前記バルブ有効断面積Sを算出し、このバルブ
有効断面積Sと二次側ポート圧力P、一次側ポートと
二次側ポートの差圧ΔP、流体の密度σを使用して式
(1)、(2)により空気の質量流量を算出する。これ
により精度の高い流量制御が可能になる。
【0052】前記バルブ有効断面積Sの算出に前記マッ
プデータを用いる理由は、バルブ有効断面積Sが流体の
渦の発生などにより検知開度で一義的に決まらないため
である。この影響は、広い流量・圧力領域で制御する必
要がある流量制御バルブの場合、特に大きい。狭い流量
・圧力領域を制御する流量制御バルブの場合には、検知
開度から決められる値をバルブ有効断面積Sとして用い
ることができる。
【0053】前記演算手段105で算出された現在の空
気の質量流量と、別に空気の設定質量流量を設定した流
量設定信号106を制御手段107によって比較して、
前記流量制御バルブの質量流量が設定質量流量になるよ
うに計算して信号を開度調節手段108に送る。前記開
度調節手段108は、前記制御手段107から送られた
信号に基づいてバルブ100の開度を調節する。
【0054】前記流量制御バルブの質量流量が前記設定
質量流量に一致するまで前記制御手段によってフィード
バック制御される。
【0055】なお、実施例1では、圧力検知手段101
が圧力センサ4であり、差圧検知手段102が差圧セン
サ5であり、開度検知手段103が開度センサ20であ
り、温度検知手段104が温度センサ3である。また、
開度調節手段108は、実施例1ではモータ6である。
【0056】本実施例では、流体が空気であるとしてい
るが、他のガスでも或いは液体でも式(1)をその流体
用に変更することにより適用することができる。
【0057】図4は、本発明の実施例2の自動車用燃料
電池システムの空気管路に設けられた流量制御バルブの
断面図である。図5は、本発明の実施例2の自動車用燃
料電池システムの空気管路に設けられた流量制御バルブ
の継手部の側面図である。
【0058】本実施例2は、実施例1の継手部及びバル
ブボデーの一次側ポート及び二次側ポートの前記継手部
と結合する部分の構造を変更したもので、他の部分は同
じである。したがって、継手部に関連する部分だけを説
明し、他の部分の構造及び機能の説明は省略する。
【0059】継手部25Aは一次側ポートと結合し、継
手部25Bは二次側ポートと結合している。前記継手部
25Aと前記継手部25Bは強度を確保し腐食を防止す
るため金属のSUS304でできており、同一の形状で
ある。以後は、前記継手部25Aを用いて構造及び機能
を説明する。
【0060】前記継手部25Aの内周部には、空気管路
と継合するためのネジ部24が設けられている。前記ネ
ジ部24はPTネジである。前記継手部25Aの外周部
は凸部22と凹部23が繰り返す迷路構造になってい
る。前記凸部22の外周形状は六角柱形であり、前記凹
部23の外周形状は円柱形である。
【0061】実施例2のバルブボデー30Bは、ポリフ
ェニレンサルファイド樹脂の射出成形で製造されてお
り、前記射出成型時に前記継手部25A及び25Bが結
合される。
【0062】前記継手部25Aの凸部22の外周形状が
六角柱形であるので、空気管路と継合するときのトルク
などによって回転することを防止されている。前記凸部
22の外周形状は外周形状は六角柱形であるが、前記継
手部25Aの回転を防止できる、少なくとも一つの平面
を有していれば、どんな形状でも良い。
【0063】また、前記継手部25Aの外周部は凸部2
2と凹部23が繰り返す迷路構造により、一次側ポート
の長手方向の移動を防止すると同時に、バルブボデー3
0Bとの接触面積が増加し、ガスを完全にシールするこ
とができる。
【0064】実施例2は、バルブボデーの製造に射出成
形が適用できる構造であるので、生産性が向上し低コス
トにできる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明は、流体の温度を
検知する温度検知手段と、前記流体の圧力を検知する圧
力検知手段と、1次側ポートと2次側ポートの差圧を検
知する差圧検知手段と、バルブの開度を調節できる開度
調節手段と、バルブの開度を検知する開度検知手段と、
検知圧力、検知差圧、検知開度に基づいて流体の質量流
量を演算する演算手段と、演算された質量流量が設定量
となるように前記調節と演算を繰り返すように制御する
制御手段を具備することを特徴とする流量制御バルブ及
び該流量制御バルブを燃料電池スタック、改質装置、C
O除去装置の酸化剤ガス管路、改質ガス管路の少なくと
も一つのガス管路に設けたことを特徴とする燃料電池シ
ステムであるので、小型・軽量で低コストの流量制御バ
ルブ及び燃料電池システムができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の自動車用燃料電池システム
の空気管路に設けられた流量制御バルブの断面図
【図2】本発明の実施例1の自動車用燃料電池システム
の空気管路に設けられた流量制御バルブの継手部の側面
【図3】本発明の実施例1の流量制御バルブの制御ブロ
ック図
【図4】本発明の実施例2の自動車用燃料電池システム
の空気管路に設けられた流量制御バルブの断面図
【図5】本発明の実施例2の自動車用燃料電池システム
の空気管路に設けられた流量制御バルブの継手部の側面
【図6】自動車等車載用の固体高分子電解質型燃料電池
システム図
【符号の説明】
1…一次側ポート 2…二次側ポート 3…温度センサ(温度検知手段) 4…圧力センサ(圧力検知手段) 5…差圧センサ(差圧検知手段) 6…モータ(開度調節手段) 15…ホールIC 16A,16B,25A,25B…継手部 17…リングマグネット 18…Oリング(シール材) 19…折り曲げ部 20…開度センサ(開度検知手段) 21…鍔 22…凸部 23…凹部 26…外周ネジ部 30A、30B…バルブボデー F3…改質器(改質装置) F10…燃料電池スタック F34…CO低減部(CO除去装置) 100…バルブ 101…圧力検知手段 102…差圧検知手段 103…開度検知手段 104…温度検知手段 105…演算手段 107…制御手段 108…開度調節手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の温度を検知する温度検知手段と、
    前記流体の圧力を検知する圧力検知手段と、1次側ポー
    トと2次側ポートの差圧を検知する差圧検知手段と、バ
    ルブの開度を調節できる開度調節手段と、バルブの開度
    を検知する開度検知手段と、検知圧力、検知差圧、検知
    開度に基づいて流体の質量流量を演算する演算手段と、
    演算された質量流量が設定量となるように前記調節と演
    算を繰り返すように制御する制御手段を具備することを
    特徴とする流量制御バルブ。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、あらかじめ前記検知圧
    力、検知差圧、検知開度とバルブ有効断面積の相関をマ
    ップデータとして具備することを特徴とする請求項1記
    載の流量制御バルブ。
  3. 【請求項3】 前記流量制御バルブにおいて、バルブボ
    デーが樹脂であり、流体の管路と継合する継手部が金属
    であることを特徴とする請求項1記載の流量制御バル
    ブ。
  4. 【請求項4】 前記継手部がバルブボデーと締結するた
    めの外周ネジ部を備え、バルブボデーにカシメるための
    鍔を具備し、前記継手部と前記バルブボデーの間にシー
    ル材を設けたことを特徴とする請求項3記載の流量制御
    バルブ。
  5. 【請求項5】 前記継手部の外周部がバルブボデーとの
    接触面積が大きい迷路構造であり、前記外周部が少なく
    とも一つの平面を有することを特徴とする請求項3記載
    の流量制御バルブ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載の流量制御バルブ
    を、燃料電池スタック、改質装置、CO除去装置の酸化
    剤ガス管路、改質ガス管路の少なくとも一つのガス管路
    に設けたことを特徴とする燃料電池システム。
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