JP2000162852A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000162852A
JP2000162852A JP10340731A JP34073198A JP2000162852A JP 2000162852 A JP2000162852 A JP 2000162852A JP 10340731 A JP10340731 A JP 10340731A JP 34073198 A JP34073198 A JP 34073198A JP 2000162852 A JP2000162852 A JP 2000162852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
air flow
image forming
forming apparatus
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10340731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3472167B2 (ja
Inventor
Takao Honda
孝男 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34073198A priority Critical patent/JP3472167B2/ja
Publication of JP2000162852A publication Critical patent/JP2000162852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3472167B2 publication Critical patent/JP3472167B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像流れが抑止し、環境によらず高精細で画
像流れ等の画質障害の無い良質画像を形成する。 【解決手段】 ポスト帯電器における空気流噴射吹き付
け量と空気流吸引量との差分量を、画像形成工程に応じ
て異なるように制御する、すなわち差分量が0にならな
いように制御することにより、オゾンガスの排出効率を
向上させて、感光ドラムへの悪影響を防止し、画像流れ
等を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ通信用ネットワークによる
デジタルデータ情報伝達及びその情報のハード出力機と
しての画像形成装置が盛んに提案されている。この種の
画像形成装置としては、デジタルプリンタ又はデジタル
複写機がある。
【0003】図20に、デジタルプリンタの概略構成を
示す。感光体(感光ドラム)1は、円筒状の導電基体上
に光導電層を設けたもので、図中の矢印R1方向に回転
自在に軸支されている。そして、感光ドラム1の周囲に
は、その回転方向に沿ってほぼ順に、感光ドラム1の表
面を均一に帯電するスコロトコン帯電器(一次帯電器)
2、原稿を読み取り、画像の濃度に比例した画像信号に
基づいて感光ドラム1を露光し、静電潜像を形成する露
光装置3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像とし
て現像する現像装置7、感光ドラム1上に形成されたト
ナー像を転写材である転写紙P上に転写するコロナ転写
帯電器(転写帯電器)8、トナー像が転写された転写紙
Pを感光ドラム1から分離する静電分離帯電器(分離帯
電器)9、トナー像を転写した後に、感光ドラム1上の
残留トナーを除去するクリーニング装置13、感光ドラ
ム1の残留電荷を除去する前露光ランプ30などが配置
されている。また、トナー像が転写された転写紙Pは、
感光ドラム1から分離された後に定着装置12に搬送さ
れ、ここにおいて表面のトナー像が定着され、所望のプ
リント画像が形成されて画像形成装置本体の外部に排出
される。
【0004】リーダ部18は、原稿ガラス台14上に載
置されている原稿15を照明ランプ16により光照射
し、その反射光を光電変換素子(1ラインCCD)19
上に結像させることによって画像情報に応じた電気信号
に変換する。ここで照明ランプ16によって光照射され
た原稿15からの反射光は、ミラー17a、17b、1
7cに導かれてレンズ17dにより、光電変換素子19
上に結像される。この光電変換素子19によって出力さ
れた電気信号は、A/Dコンバータ21によりA/D変
換されて8bitのデジタル画像データとされ、その
後、黒色信号生成回路22にて輝度情報を濃度情報にす
るためにlog変換され、2値化回路23で画像濃度デ
ータとされる。
【0005】上記のように生成した8bitのデジタル
画像データ信号をレーザ駆動回路24に入力し、レーザ
駆動回路24は、周知のPWM回路であって入力された
画像濃度信号の大きさに応じて、半導体レーザ20をo
n/offする発光時間を変調する。
【0006】例えば図5に示すように各画素ごとの画像
データがレーザの走査方向に(a)のように入力された
ときは、レーザのon/offする駆動信号は(b)の
ようになっている。すなわち画像データが00hexの
ときのレーザ駆動信号のonデューティーを1画素スキ
ャン時間の5%とし、FFhexのときのレーザ駆動信
号のonデューティーを1画素スキャン時間の85%と
する、等である。このようにして、1画素内で面積階調
をさせることで濃淡を実現している。
【0007】さらに図7にレーザの一般的なI−L特性
(駆動電流−光量特性)を示すが、上記レーザのon/
off時に用いている駆動電流はそれぞれIon/Io
ffであるので、図5の画像信号に対するレーザ駆動電
流は(c)のようになり、これがPWM回路がレーザを
駆動する電流となっている。
【0008】またこのレーザ駆動方式は大別すると上述
したPWM回路と2値でのレーザ駆動回路がある。PW
M回路では上述したように入力した画像濃度信号の大き
さに応じて、半導体レーザの発光を行う時間に相当する
パルス幅信号に変調するものであり、一方、2値化回路
では画素サイズに応じた特定のon発光信号とoff信
号の2段階信号に変換され、レーザ駆動回路24に入力
し、半導体レーザ素子をon/offする。2値化の方
法としては、代表的なものに、画像データに基づき誤差
拡散法やディザ法等の手法で2値化信号を生成する方法
があり、基本的にレーザ光を発生する時間は濃度に関係
なく一定である。異なるのは濃度の低い画素に対しては
低い確率でレーザを発光させ、濃度の高い画素ほど高い
確率でレーザを発光する。
【0009】上記のように画像信号に応じて駆動され発
光したレーザ光を高速回転するポリゴンミラースキャナ
28、ミラー17fを介して感光ドラム1にラスタ走査
書き込みし、画像情報としてデジタル静電潜像を形成す
る。
【0010】従来、電子写真法としては、米国特許第
2,297,961号明細書、特公昭42−23910
号公報及び特公昭43−24748号公報等に記載され
ているように、多数の方法が知られている。一般には、
光電物質を利用した記録体である感光ドラム上に種々の
手段により電気的潜像を形成し、次いで潜像をトナー
(現像剤)を用いて現像し、得られたトナー像を必要に
応じて紙等の転写材上に転写し、このトナー像を加熱又
は溶剤蒸気等により転写材に定着して、複写画像を得る
ものである。
【0011】また、電気的潜像を現像剤を用いて可視化
する現像方法にも種々のものが知られている。例えば、
米国特許第2,874,063号明細書に記載されてい
る磁気ブラシ現像方法、同221,776号明細書に記
載されているパウダークラウド方法、さらにはファーブ
ラシ現像法、液体現像法など多数の方法がある。これら
の現像方法において、とくにトナー及びキャリアを主体
とする二成分現像剤を用いる磁気ブラシ現像法が広く実
用化されているが、この方法は、比較的安定に良好な画
像が得られる反面、キャリアの劣化、トナーとキャリア
の混合比の変動という二成分現像剤にまつわる欠点を有
する。
【0012】このような欠点を回避するために、トナー
のみからなる一成分現像剤を用いる現像方法が各種提案
されている。この現像方法によれば、キャリアに対する
トナーの混合比を制御する必要がなくなるため、装置が
簡略化されるという利点がある。
【0013】上記の一成分現像法では、キャリアを用い
ないためにトナーに帯電電荷を与えることが難しい。こ
のためトナーの帯電方法が各種検討されている。
【0014】例えば特開昭50−4539号公報には、
トナー担持体との摩擦帯電により帯電電荷を付与する方
法が、また、特開昭54−2100号公報には、摩擦部
材を設けて、これとの摩擦帯電により帯電電荷を付与す
る方法が述べられている。さらに、その摩擦部材に電圧
を印加する方法、コロナ帯電などの帯電付与部材により
トナーを帯電させる方法などが工夫されている。
【0015】また、現像後の感光ドラム上のトナー像を
現像剤電荷量制御帯電器(以下「ポスト帯電器」とい
う。)によりトナー電荷量を転写効率の高くなるように
調整する方法もある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来例に
おいて、感光ドラム1表面を均一帯電する方法としてコ
ロナ帯電方式を使用する場合、コロナ放電により発生し
たオゾンや放電生物としての硝酸塩類の物質が感光ドラ
ム1上に被膜を形成し、その被膜が空気中の水分を吸着
して吸湿すると、感光ドラム1表面抵抗が低下し、画像
情報のデータを含んだ露光後の静電潜像の電荷を保持し
きれずに表面の面方向に乱動し、画像情報の一部分又は
全体を乱し、画像上の現象として水性インクが水に流れ
たように画像が流れる。また、同様にポスト帯電器にも
コロナ帯電器を使用する場合には同様のオゾンによる画
像流れ障害の要因となる。転写帯電器8や分離帯電器9
においても同様である。
【0017】従来から、この問題に対してそれぞれの帯
電器のシールドケース内から空気を吸引することによっ
てオゾンを吸引排出する方法が実施されている。また、
均一帯電を行う一次帯電器2においては吸引方向とは逆
側から吹き付けファンによりシールドケース内の空気を
擾乱させることによりオゾンガスの排出効率を高めるよ
うな方法が取られている。ただし、転写帯電器8や分離
帯電器9は帯電器放電域を転写紙Pが通過する関係上、
吹き付けは適していない。しかし、オゾンガスは空気よ
りも比重が大きいため、通常、感光ドラムの重力方向の
下側に位置する転写帯電器8、分離帯電器9からは帯電
器の下部に開口部を設けておけば自然に開口部からオゾ
ンが落下していき感光ドラム1への悪影響を抑止するこ
とができる。
【0018】一方、ポスト帯電器は、現像装置7の下方
でかつ転写帯電器8の上方に位置している関係上、一次
帯電器2と同様にシールドケースの側面が感光ドラムに
面した放電開口になる場合やそれに近い構成になること
が多く、シールドケース内にオゾンが滞留しやすい形状
になる。つまり、吹き付けによるシールドケース内の空
気の擾乱によるオゾンガスの排出が有効となるが、ポス
ト帯電器の開口部分に対応する部分の感光ドラム1上に
は現像後のトナー像が形成されており、一次帯電器2の
ように吹き付けを行うと感光ドラム1上の画像を乱した
り、感光ドラム1上の画像を乱さないまでも感光ドラム
1上のトナーを巻き上げて転写紙搬送部の転写ガイドや
転写帯電器周辺をトナー飛散により汚してしまい、画像
上に汚れや転写むらなどの障害を生じさせてしまうた
め、単純には吹き付け方法が使用できなかった。つま
り、ポスト帯電器での発生オゾンに対しては吸引ファン
による空気吸引しか方法がなかった。
【0019】しかし、前述したように、吸引だけではオ
ゾンガスの排出効率が悪く、かつポスト帯電器は現像装
置7と転写帯電器8とに挟まれた位置に設置される関係
上、周辺に空隙が少なく、空気の吸引だけではガス排出
は極少量となってしまい、感光ドラム1への悪影響を防
止できず、画像流れが抑止できなかった。
【0020】特に感光ドラム1としてa−Si感光体を
高湿度環境で使用する場合などは、長期にわたる使用に
より放電によるオゾン発生が多くなり、後に長期間放置
されるとそのオゾン生成物や放電生成物が感光ドラム1
表面に付着、及び吸湿して画像形成装置の電源投入後の
初期画像で画像流れ状の画像が発生することとなる。
【0021】また、感光ドラム1上にデジタルデータに
よるレーザやLEDスポット露光書き込みを行った場合
には特にこの画像流れ状の現象が顕著になる。レーザス
ポットの大きさが600dpi対応でのスポット径50
〜70μmの場合にはさらに顕著となり、画像流れが発
生する。
【0022】さらに、現像方式として、電界現像現象を
主に利用した一成分磁性現像剤を使用する電界飛翔現像
方法、ジャンピング現像方法では感光ドラム1上の静電
潜像の乱れをそのまま忠実に画像流れ状に再現しやす
く、特に、高湿環境下では現像効率がわずかに低下する
ため、より画像流れ現象が顕著にみえやすくなってしま
う障害がある。
【0023】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、オゾンガスの排出効率を向上させて、像担持体
への悪影響を防止し、画像流れを抑止するとともに、環
境によらず高精細で画像流れ等の画質障害の無い良質画
像を形成することのできる画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る本発明は、像担持体と、該像担持体
表面を均一に帯電する一次帯電器と、帯電後の像担持体
表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静
電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現
像装置と、前記像担持体上のトナー像の電荷量を制御す
る現像剤電荷量制御帯電器と、電荷量制御後の前記像担
持体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、を備
えた画像形成装置において、前記一次帯電器のシールド
ケース内側に形成された第1の空気流路と、該第1の空
気流路の長手方向の一方の端部に配設された第1の空気
流噴射吹き付け手段と他方の端部に配設された第1の空
気流吸引手段とを有する第1の気流発生手段と、該第1
の気流発生手段と前記第1の空気流路とを連結する第1
の伝達手段と、前記現像剤電荷量制御帯電器のシールド
ケース内側に形成された第2の空気流路と、該第2の空
気流路の長手方向の一方の端部に配設された第2の空気
流噴射吹き付け手段と他方の端部に配設された第2の空
気流吸引手段とを有する第2の気流発生手段と、該第2
の気流発生手段と前記第2の空気流路とを連結する第2
の伝達手段と、前記第1の気流発生手段と前記第2の気
流発生手段のそれぞれの空気流噴射吹き付け量と空気流
吸引量との差分量が、画像形成工程に応じて異なるよう
に制御する制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0025】請求項2に係る本発明は、請求項1の画像
形成装置において、空気中の水分量を検知する水分量検
知手段と、前記第1の気流発生手段と前記第2の気流発
生手段のそれぞれの空気流噴射吹き付け量と空気流吸引
量との差分量が、前記水分量検知手段が検知する水分量
に応じて異なるように制御する制御手段と、を備える、
ことを特徴とする。
【0026】請求項3に係る本発明は、請求項2の画像
形成装置において、画像形成後の非動作中の前記第1、
第2の空気流発生手段の動作時間を、前記水分量検知検
知手段が検知する水分量に応じて制御する制御手段を備
える、ことを特徴とする。
【0027】請求項4に係る本発明は、請求項1、2、
又は3の画像形成装置において、前記空気流噴射吹き付
け量に対する前記空気流吸引量の差分量が、前記第1の
気流発生手段と前記第2の気流発生手段とでそれぞれ画
像形成中と画像形成終了後で異なり、画像形成中から画
像形成終了後の工程において、前記第1の気流発生手段
と前記第2の気流発生手段とのそれぞれにおける前記空
気流噴射吹き付け量に対する前記空気流吸引量の差分量
の増減方向が逆方向になるように制御する制御手段を備
える、ことを特徴とする。
【0028】請求項5に係る本発明は、請求項1、2、
又は3の画像形成装置において、前記第2の空気流噴射
吹き付け発生手段を、画像形成動作以前は停止し、画像
形成動作中は比較的小さい空気流を発生し、画像形成終
了後は比較的大きい空気流を発生するように制御する制
御手段を備える、ことを特徴とする。
【0029】請求項6に係る本発明は、請求項1、2、
3、4、又は5の画像形成装置において、前記第1の気
流発生手段と前記第2の気流発生手段とを独立制御可能
な制御手段を備える、ことを特徴とする。
【0030】請求項7に係る本発明は、請求項1、2、
3、4、5、又は6に記載の画像形成装置において、前
記像担持体として、静電潜像形成用光導電体を円筒導電
基体上に薄層形成した感光ドラムを有し、前記露光手段
として、微小点露光手段を有する、ことを特徴とする。
【0031】請求項8に係る本発明は、請求項7の画像
形成装置において、微小点露光手段は、画素ごとのデジ
タル露光が可能なレーザ光を走査露光して前記像坦持体
に静電潜像を形成する、ことを特徴とする。
【0032】請求項9に係る本発明は、請求項7の画像
形成装置において、微小点露光手段は、主走査方向に配
列された複数の発光素子を駆動し露光することで前記像
坦持体に静電潜像を形成する、ことを特徴とする。
【0033】請求項10に係る本発明は、請求項7、
8、又は9の画像形成装置において、前記感光ドラム
が、前記静電潜像形成用光導電体としてa−Si感光体
を使用する、ことを特徴とする。
【0034】請求項11に係る本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、又は10の画像形成
装置において、多値画像データに基づいて2値データに
変換する手段を有する、ことを特徴とする。
【0035】請求項12に係る本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、又は11の画
像形成装置において、画像形成部における階調濃度再現
特性を検出する濃度特性検出手段を備え、該濃度特性検
出手段が検出する黒画像データレベルと白画像データレ
ベルとの中間濃度を算出し、その算出値を目標濃度とし
て、画像データに対して補正を加える補正値作成手段を
有する、ことを特徴とする。
【0036】請求項13に係る本発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は1
2の画像形成装置において、前記現像装置が、一成分現
像剤を用いる、ことを特徴とする。
【0037】〔作用〕以上のように構成することによ
り、オゾンガスの排出効率が格段に向上し、像担持体へ
の悪影響を防止し、画像流れが抑止できるとともに、環
境によらず高精細で画像流れ等の画質障害の無い良質画
像を形成することができる。
【0038】また、像担持体上にデジタルデータによる
レーザやLEDスポット露光書き込みを行った場合や、
レーザスポットの大きさが600dpi対応でのスポッ
ト径50〜70μmの場合でも画像流れを防止できる。
【0039】さらに、現像方式として、電界現像現象を
主に利用した一成分磁性現像剤を使用する電界飛翔現像
方法、ジャンピング現像方法においても画像流れ現象を
発生させず、最終的な画像上での高画質な画像を形成す
ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0041】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、
レーザビームプリンタ(以下「画像形成装置」とい
う。)であり、同図はその概略構成を示す縦断面図であ
る。
【0042】同図に示す画像形成装置は、像担持体とし
てドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」とい
う。)1を備えている。感光ドラム1は、円筒状の導電
基体上に光導電層(静電潜像形成用光導電体)を設けた
もので、図中の矢印R1方向に回転自在に軸支されてい
る。そして、感光ドラム1の周囲には、その回転方向に
沿って順に、感光ドラム1の表面を均一に帯電するスコ
ロトコン帯電器(一次帯電器)2、原稿を読み取り、画
像の濃度に比例した画像信号に基づいて感光ドラム1を
露光し、静電潜像を形成する露光装置(微小点露光手
段)3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として
現像する現像装置7、現像後の感光ドラム1上のトナー
像のトナー電荷量を転写効率が高くなるように電荷量調
整するを現像剤電荷量制御帯電器(以下「ポスト帯電
器」という。)62が配置されている。また、転写紙
(転写材)Pを給紙部109aによって給紙し、給紙経
路P1を通り転写部まで搬送する搬送系が配置されてい
る。そして感光ドラム1上に形成されたトナー像を転写
紙P上に転写する転写装置としてのコロナ転写帯電器
(転写帯電器)8、トナー像が転写された転写紙Pを感
光ドラム1から分離する静電分離帯電器(分離帯電器)
9、トナー像を転写した後に、感光ドラム1上に残った
残留トナーを除去するクリーニング装置13、感光ドラ
ム1の残留電荷を除去する前露光ランプ30などが配置
されている。また、トナー像が転写された転写紙Pは、
感光ドラム1から分離された後に定着装置12に搬送さ
れ、ここにおいて表面のトナー像が定着され、所望のプ
リント画像が形成されて画像形成装置本体101の外部
に排出される。図1中の105はインターフェイス部、
106はコンピュータである。
【0043】リーダ部18は、原稿ガラス台14上に載
置されている原稿15を照明ランプ16により光照射
し、その反射光を光電変換素子(1ラインCCD)19
上に結像させることによって画像情報に応じた電気信号
に変換する。ここで照明ランプ16によって光照射され
た原稿15からの反射光は、ミラー17a、17b、1
7cに導かれてレンズ17dにより、光電変換素子19
上に結像される。この光電変換素子19によって出力さ
れた電気信号は、A/Dコンバータ21によりA/D変
換され、8bitのデジタル画像データとし、その後、
黒色信号生成回路22にて輝度情報を濃度情報にするた
めにlog変換して画像濃度データとされる。
【0044】上記のように生成した画像濃度データ(8
bitのデジタル画像データ信号)は2値化回路23を
介して画素サイズに応じた特定on時間のon発光時間
とoff信号の2段階信号に変換され、レーザ駆動回路
24に入力され、駆動電流にドット再現性補正を加えら
れた後に、入力された画像濃度信号の大きさに応じて誤
差拡散法により2値化された駆動信号タイミングで半導
体レーザをon/offする。
【0045】本実施の形態ではこの2値化回路23は誤
差拡散法により実現させたが、もちろん、ディザ法によ
ってもよいし、他の手法でもよい。またレーザ駆動回路
24を周知のPWM回路で駆動電流にドット再現性補正
を加えられた後に入力された画像濃度信号の大きさに応
じて半導体レーザon/off発光時間を変調する方式
でもよい。
【0046】例えば、図6に示すように2値画像データ
のレーザ点灯を概略説明すると、各画素ごとの画像デー
タがレーザの走査方向に(a)のように入力されたとき
は、レーザをon/offする駆動電流は(b)のよう
になっており、画像データによらず一定駆動電流で一定
時間点灯するが、特定の複数画素領域内での全画素数に
占める点灯画素比率が画像データに応じて変化し、複数
画素領域内での露光密度が変調される。すなわち、画像
データが00hexのときのレーザ駆動信号のon回数
を、特定の複数画素領域内での全画素数に占める点灯画
素比率の0%とし、FFhexのときのレーザ駆動信号
のon回数を、特定の複数画素領域内での全画素数に占
める点灯画素比率の100%とする、等である。ただ
し、灯画素比率の0%でもバイアス電流として一定の駆
動電流が流れており、微発光をしている。このようにし
て、特定の複数画素領域内で面積階調をさせることで濃
淡を実現している。
【0047】また、図5に示すようにPWM方式では各
画素ごとの画像データがレーザの走査方向に(a)のよ
うに入力されたときは、レーザのon/offする駆動
信号は(b)のようになっている。すなわち画像データ
が00hexのときのレーザ駆動信号のonデューティ
ーを1画素スキャン時間の5%とし、FFhexのとき
のレーザ駆動信号のonデューティーを1画素スキャン
時間の85%とする、等である。このようにして、1画
素内で面積階調をさせることで濃淡を実現する。
【0048】さらに図7にレーザの一般的なI−L特性
(駆動電流−光量特性)を示すが、上記レーザのon/
off時に用いている駆動電流はそれぞれIon/Io
ffであるので、図6、図5の画像信号に対するレーザ
駆動電流はそれぞれ(b)、(c)のようになり、これ
が図4に示す2値化回路23やPWM回路(不図示)及
びレーザ駆動回路24を介してレーザ20を駆動する電
流となっている。このときIoffを0mAではなく、
Ithresholdより若干小さく設定することで、
レーザon時の光量立ち上がりが改善されることが知ら
れている。
【0049】なお、ここではレーザは、680nmの可
視光レーザを用いている。
【0050】上記のように画像信号に応じて駆動され発
光したレーザ光を高速回転するポリゴンミラースキャナ
28、ミラー17fを介して感光ドラム1にラスタ走査
書き込みし、画像情報としてデジタル静電潜像を形成す
る。
【0051】本実施の形態では、感光ドラム1にアモル
ファスシリコンドラムを用いた。アモルファスシリコン
ドラムは導電基盤の上には特性の安定性が高く高耐久、
高寿命といった特徴がある。高寿命、高速出力対応で表
面層SiC硬化型で、感光層には高光感度のa−Si感
光体は、電荷保持能が高くかつ表面層による照射光の散
乱等がほとんどないため、レーザ照射による微小スポッ
ト露光部分の微小静電潜像が電荷拡散することなく保持
されるため、600dpiや1200dpiなどの微小
潜像を忠実に形成し、高精細潜像を形成する。
【0052】図3(a)〜(c)は本実施の形態の画像
形成プロセスを説明する各工程を示し、各図において感
光体の表面電位と現像のバイアスの関係を各々模式的に
示している。
【0053】(a)において感光体をコロナ帯電器で+
420Vに一様帯電させる。
【0054】(b)において画像情報の露光を行い、画
像情報露光部の表面電位を+50Vに減衰させ静電潜像
を形成する。画像露光は上記のようなパルス幅変調され
た光量であるため、露光後の実際の感光ドラム電位は原
理的にはレーザoff部の電位とレーザon部の電位が
存在するだけであるが、レーザのスポット径に対して充
分に広い領域での積分電位を測定するような一般的な非
接触表面電位計では、見かけ上は中間調の電位として測
定される。すなわち、画像領域の非画像部分(画像デー
タ00hex)においても、上記のように若干の露光が
行われているため、表面電位は+400Vに減衰し、一
方の画像領域の画像部分(画像データFFhex)にお
いて表面電位は+50Vに減衰して静電潜像を形成す
る。
【0055】次いで(c)において現像装置のスリーブ
に現像バイアス電圧(例えば交流ACに直流DCを+3
00V重畳したもの等。直流DC成分を破線で示す。)
を印加して露光部を反転現像する。ここで現像器は周知
の一成分磁性トナーを用いて、感光体と非接触にて現像
を行っている。
【0056】以下に本発明の特徴であるところのポスト
帯電器による画像流れ防止のための空気流吹き付け及び
吸引方法について詳述する。
【0057】図1の画像形成装置において、本発明の特
に有効となる条件として、転写紙Pは給紙部109aに
よって給紙され、給紙経路P1を通り転写帯電器8まで
搬送される状態での画像形成装置の一次帯電器2とポス
ト帯電器62の吹き付けと吸引のファンの関係を説明す
る。
【0058】まず、図2において、ポスト帯電器62の
ファンについて説明する。ここで、ポスト帯電器62に
は連結ダクト(第2の伝達手段)61が直結されてお
り、さらに吹き付けファン60が連結されている。
【0059】吹き付けファン(第2の空気流噴射吹き付
け手段)60は上記現像装置7と転写紙搬送部63a、
63bとの間に長手方向手前側からの空気流噴射吹き付
けを行う。吹き付けファン60からの吹き付け空気流は
ポスト帯電器62のシールドケース内の第1の空気流路
と連結ダクト61を介して長手方向手前側から奥側に向
かって流れ、シールドケース内の滞留オゾンを擾乱して
空気とともに巻き上げ、奥側からの吸引気流によって排
出しやすくしている。
【0060】図2における連結ダクト61の側視図(X
線矢視図)と上視図(Y線矢視図)を図22(a)、
(b)に示す。図22(a)、(b)では、手前側の吹
き付けファン60が防塵用の静電フィルタ68を介して
空気流を連結ダクト61方向に送り出す。空気流はポス
ト帯電器62の、感光ドラム1に対しての背面側に設置
されたダクト61aに導かれ、かつその中にある風向フ
ィン61bによって感光ドラム方向にも流れる。その
後、奥方向に向かい、ダクト61aの奥側の開口61c
を抜け、画像形成装置の奥側の支持板金70の開口70
aを通って奥側の吸引ファン(第2の空気流吸引手段)
67に気流を導くためのダクト(第2の伝達手段)71
に入り、吸引ファン67とオゾンフィルタ69を通過し
て画像形成装置外部へと排出される。
【0061】ポスト帯電器62のファンにはそれぞれ独
立に電力供給可能な電源65と各ファンを独立に制御動
作させることが可能な制御装置66が配線されており、
制御装置66は画像形成装置全体を制御する回路からの
信号を画像データ補正装置50(図1、図2参照)を介
して電気配線されている。
【0062】ポスト帯電器62側においては、上述の吹
き付けファン60と吸引ファン67とによって第2の気
流発生手段を構成している。
【0063】次に、一次帯電器2もまったく同様の構成
をしており、感光ドラム周辺の配置と機能だけが異なる
だけである。図2において、一次帯電器2には連結ダク
ト(第1の伝達手段)2aが直結されており、さらに吹
き付けファン(第1の空気流噴射吹き付け手段)2bが
連結されている。一次帯電器2のファン構成は不図示だ
が、図22(a)、(b)に一次帯電器2に対応する部
分の構成要素の番号を付してある。手前側の吹き付けフ
ァン2bが防塵用の静電フィルタ2cを介して空気流を
連結ダクト2a方向に送り出す。空気流は一次帯電器2
の感光ドラム1に対して遠い側の背面シールド側に設置
されたダクト2dに導かれ、かつその中にある風向フィ
ン2hによって感光ドラム方向にも流れる。その後、奥
方向に向かいダクト2dの奥側の開口2iを抜け、画像
形成装置の奥側の支持板金70の開口を通って奥側の吸
引ファン(第1の空気流吸引手段)2eに気流を導くた
めのダクト(第1の伝達手段)2gに入り、吸引ファン
2eとオゾンフィルタ2fを通過して画像形成装置外部
へと排出される。
【0064】一次帯電器2のファンにもそれぞれ独立に
電力供給可能な電源65と各ファンを独立に制御動作さ
せることが可能な制御装置66が配線されており、制御
装置66は画像形成装置全体を制御する回路からの信号
を画像データ補正装置50を介して電気配線されてい
る。
【0065】一次帯電器2側においては、上述の吹き付
けファン2bと吸引ファン2eとによって第1の気流発
生手段を構成している。
【0066】図23は画像形成装置の動作と一次帯電と
ポスト帯電及びポスト吹き付けファン60、一次吹き付
けファン2bの動作のシーケンスを示すもので、画像形
成装置の電源onで定着装置のヒータウォームアップが
開始され、特定温度に達した段階で前多回転がスタート
する。前多回転では電位制御等で帯電が行われるため、
一次帯電器2やポスト帯電器62も作動する。しかし、
過剰なオゾン発生や昇温等は無い程度の短時間のため吹
き付けファン60、2bは作動しない。ただし、一次帯
電器2での帯電電流はポスト帯電器62に比べて多く、
ここでは半速(ファン入力電圧を定格入力電圧の1/2
として1/2速度のファン動作とするものでファン風量
を半分にするものである。)で動作させている(後述す
るが、このとき図22で説明したポスト帯電の吸引ファ
ン67と一次帯電の吸引ファン2eが作動する。)。コ
ピースタートで一次帯電の吹き付けファン2bが全速作
動を行う。ポスト帯電の吹き付けファン60は、ここで
は感光ドラム1上のトナー画像を空気流で乱したりトナ
ーを飛散させたりしないようにするため動作していな
い。
【0067】画像形成終了後の後処理cに入ると、ポス
ト帯電の吹き付けファン60は全速作動しポスト帯電器
62のシールドケース内のオゾンを擾乱し巻き上げ一気
に奥側吸気排出口まで送り出し、機外へ排出する。任意
の後処理時間c内は作動を続け一気に勢いよく熱やオゾ
ンを排出し、一定時間が経過した時点で停止する。一次
帯電の吹き付けファン2bは後処理時間c内は作動を半
速動作に下げ、ファンの動作音による騒音の発生を軽減
する。
【0068】ここでの半速動作の風速は0.1〜1m/
秒としている。また、ここでの全速動作の風速は0.2
〜2.0m/秒としている。
【0069】図24は、本発明のもっとも特徴的な構成
について示す。上記空気流噴射吹き付け量と空気流吸引
量の差分量のポスト帯電と一次帯電での違いを示すもの
で、帯電器ごとでの画像形成工程に応じての吹き付けと
吸引の差分量制御方法である。
【0070】吸引ファン2e、67は、一次帯電、ポス
ト帯電共に、前多回転で半速回転し、コピースタートで
全速回転となる。通常、画像形成装置では感光ドラム周
辺のオゾンガス排気用の吸引ファンは兼用でここでも一
次帯電用とポスト帯電用を共通で使用している。
【0071】最大差分を100、最小差分を0としたと
きの画像形成工程に応じての(吹き付け)−(吸引)の
差分量を以下に説明する。
【0072】ポスト帯電では、電源onではファンは吹
き付け、吸引両者とも停止しており差分は0であり、前
多回転が始まりポスト帯電が行われて吸引ファン67だ
けが動作して差分は−50となる。
【0073】次に、コピーがスタートすると吹き付けフ
ァン60は画像を乱したり、トナーを飛散しないように
するため、停止したままの状態(A)となっている。コ
ピー中は感光ドラム1が回転するため、気流は感光ドラ
ム周辺で渦を巻き、すでに外部へ拡散していきやすい状
態にあるため、より多くの吸引をすることにより熱は渦
を巻きながら吸引ファン67の気流に巻き込まれて機外
まで導かれる。このときの差分は−100(A1 )とし
ている。ここで差分を−70くらいに吸引を強めてもよ
り効果がある。
【0074】次にコピー画像形成が終了した段階では、
感光ドラム1の回転が停止し、感光ドラム回転による気
流の渦巻き状態が縮小するため、排気効率が低下する。
ただし、吸引ファン67は画像形成後はファン騒音軽減
のために半速動作に切り替える(D)。その2つの効率
低下を補うために、吹き付けファン60を全速にしてポ
スト帯電器62中の気流を激しく乱し渦巻きを発生させ
る。その渦巻き発生をより効率よくするために、上記の
差分をコピー中とは逆転させ、+50にまで吹き付けを
強くする(D1 )。この状態で一定時間排気を行った後
にファン両者は同時に停止する。ポスト帯電のファンは
画像形成後も全速動作を行っても騒音が大きくならない
ようにファン翼の回転数に対して風量が大きいクロスフ
ローファンや軸流ファンが適している。
【0075】一方、一次帯電器2は図24の(b)に示
すように、吹き付けファン2bと吸引ファン2eは基本
的に同じ回転速度で動作しているため、差分(吹付一吸
引)は全工程を通じて±0となっている。特に画像形成
後の吹き付け、吸引は一次帯電器用のファンは両者とも
に風量が大きく騒音も大きくなるため、両者共に半速動
作としている(D2 、D3 )。
【0076】つまり、一次帯電器ファン系とポスト帯電
器ファン系とで独立した電源供給系と命令形が必要であ
り、それを制御装置(ファン制御回路)66と電源(フ
ァン駆動電源)65が多岐命令系統と多岐電源供給系統
を有しており実現している。
【0077】以下にポスト帯電器62の吹き付けと吸引
との差分と各画像形成工程での現象を示す。 差分(吹付−吸引) 前多回転 コピー中 コピー終了後 +100 トナー 飛散、HH流れ 画像乱れ、トナー 飛散 良好 +50 トナー 飛散 画像乱れ、トナー 飛散 良好 ±0 トナー 飛散少量 トナー 飛散少量 良好 −50 良好 良好 トナー 飛散少量 −100 良好 良好 トナー 飛散少量 次に画像流れに対してもっとも過酷な高湿環境(立方メ
ートル単位体積当たり水分量が9g/m3 以上の環境な
ど)においては、オゾンガスの排出効率を重視したファ
ン作動シーケンスにする。
【0078】図24(a)、(b)において、不図示の
温湿度検知センサ(水分量検知手段)によって検知され
た温湿度によって算出した水分量が9g以上の場合にコ
ピースタート後のコピー中のオゾン排出能力を上げるた
めにポスト帯電の吹き付けファン60の風量を図の
(C)のように1/4速にし、また水分量が16g以上
の場合に(B)のように半速(1/2速)にする。ただ
し、感光ドラム上の画像を乱してしまう風量までは上げ
ないようにする。このときの吹きつけと吸引の差分は
(C1 )の−75又は(B1 )の−50となる。
【0079】また、水分量が9g以上の場合には、騒音
低減の優先度を下げ画像流れ防止を重視し優先的に画像
形成後のポスト帯電の吸引ファン67のファン風速を全
速(E)に上げ、吹き付け吸引の差分を0にして吸引側
での排出効率を高める。同ように一次帯電器2も画像形
成後の吹き付けファン2b、吸引ファン2eを全速(E
2 )、(E3 )とする。ただし、吹き付けと吸引の差分
は通常環境同様で0のままである。
【0080】さらに水分量が9g以上の場合には、図2
4の画像形成後のファン動作が延長(F、F1 、F2
3 、F4 )され、より確実にポスト帯電器62のシー
ルドケース内及び一次帯電器2のシールドケース内から
オゾンガスを排出する。
【0081】言うまでもないが、以上説明したシーケン
スを画像形成装置の仕様にあわせて組み合わせ選択可能
である。
【0082】以上のように画像流れに対してもっとも過
酷な高湿環境(立方メートル単位体積当たり水分量が9
g/m3 以上の環境など)においては、オゾンガスの排
出効率を重視したファン作動シーケンスにすることによ
り、環境によらずに良好な画像を得ることが可能にな
る。
【0083】以下に現像装置7やそれ以外の濃度むらが
発生したときの主走査方向むらの補正方法について詳述
する。
【0084】図8は主走査方向での濃度むらが発生する
原因を要因分析したものの概略図である。縦軸は感光ド
ラム上の表面電位を示しており、横軸は主走査方向の任
意の位置を示している。
【0085】(a)は帯電電位が目標電位400Vに正
常に電位が得られている場所と目標電位よりも小さい場
所の電位を示している。これは図9の3種類の特性カー
ブに示すように感光ドラム1の帯電能力特性が、一次帯
電器2のコロナワイヤ印加電流に対して感光ドラム1上
で得られる表面電位の特性が異なるために発生する表面
電位むらである。また、感光ドラム1の帯電能力特性が
均一でも、一次帯電器2の帯電能力が主走査方向の位置
によって不均一の場合は、表面電位むらが発生する。
【0086】図8(b)は帯電による表面電位形成は均
一に行われたものの、露光部の目標電位50Vに正常に
電位が得られている場所と目標電位よりも大きい場所の
電位を示している。これは図10の3種類の特性カーブ
に示すように感光ドラム1の光感度特性の能力が異なる
ために発生する表面電位むらである。また、感光ドラム
1の光感度特性が均一でも、光照射量が主走査方向の位
置によって不均一の場合は、表面電位むらが発生する。
【0087】図8(c)は帯電による表面電位形成と露
光による電位減衰での表面電位形成は均一に行われたも
のの、露光部の電位50Vに正常に現像が行われている
場所と目標よりも小さい場所を示している。これは図1
1の3種類の特性カーブに示すように感光ドラム1の表
面電位と現像剤を担持搬送する現像スリーブヘの印加D
C電圧の差分である現像コントラストに対する現像能力
が異なるために発生する濃度むらである。この濃度むら
はの帯電特性が主走査方向で不均一だったり、感光ドラ
ム1と現像スリーブのギャップが主走査方向の位置によ
って不均一の場合等に発生する。
【0088】また、不図示の転写や分離時の転写効率の
主走査方向での不均一による濃度むらも存在する。
【0089】ここでは、上記のすべてのむら発生要因を
出力されたプリントアウト画像から総合的に検出し、補
正をかける。
【0090】図13は、補正動作のフローの概要を示す
フローチャートである。
【0091】ステップ(S1) 本実施例の画像形成装置は入力インタフェースに画像む
らの改善モードとして「インプルービングイメージモー
ド」を有しており、まずそのモードをスタートする。
【0092】ステップ(S2) 次に軸方向むら(主走査方向むら)補正モードを選択す
る。
【0093】ステップ(S3) 軸方向むら補正モードを開始するキーを押し、スター
ト。
【0094】ステップ(S4) 画像形成装置は図14(a)に示すようなテスト画像サ
ンプルを出力する。このサンプルの形成条件としては、
完全べた黒、中間調ハーフトーン、べた白等の画像形成
するために、前述のような表面電位を形成する一次帯電
条件により得て画像露光条件を3種類(8bit信号で
図12のF0、80、00hex)で行い、前述現像条
件にて現像、転写、定着してサンプル出力し、濃度特性
検出手段(不図示)によって階調濃度再現特性を検出し
ている。
【0095】ステップ(S5) 出力されたサンプルはこのモード実行者によって原稿台
にサンプルの通紙方向先端と手前又は奥側を特定の位置
に載置し、不図示の原稿認識手段によって載置完了を検
知したかを判断する。
【0096】ステップ(S6) 載置完了を判断すると前述のように原稿をリーダによっ
て読み取る。このリーダによる読み取りは400〜60
0dpi程度の解像度で読み込むのが望ましい。
【0097】ステップ(S7) この原稿がテスト画像サンプルかどうかを濃度階調が同
等パターンかどうかで判断する。テスト画像サンプルで
はないと判断した場合には、ステップS11でエラー報
知し、本処理を終える。なお、この場合にはステップS
5処理に戻ってもよい。
【0098】ステップ(S8) テスト画像サンプルであると判断すると軸方向濃度の分
布を図14(b)に示すように算出する。PWMレベル
のF0、80、00hexでテスト画像サンプルを形成
した場合には最もむらが検出しやすい80hexのハー
フトーン部分の読み取り濃度分布を算出する(F0、8
0、00hexで各々濃度分布を算出するようにしても
よい。)。
【0099】ステップ(S9) 図14(b)でターゲット濃度を0.5とした場合に
は、ハーフトーン部分の読み取り濃度分布の0.5に対
する増減分を主走査方向の各画素に対応するように算出
する。マイナス補正を負、プラス補正を正符号で表わす
と必要な補正濃度は図14(c)のように図14(b)
を極性反転したような必要補正濃度の図となる。
【0100】ステップ(S10) 必要補正濃度の図からドット露光用レーザの各画素ごと
の補正光量(補正レベル)を図14により求める。例と
して図15で必要補正濃度が+0.8の場合は、表面電
位で−200V、感光ドラム面光量で+0.25μJ、
画像データで+80hexの補正が必要になってくるこ
とを示している。この容量で主走査方向の各画素に対応
した補正量レベルを割り付け、補正テーブルを作成す
る。ここでこのモードは終了し、画像形成装置の入力イ
ンタフェース部である操作パネルが通常のコピーやプリ
ントのモードに復帰する。
【0101】こうして、主走査方向に対する各画素位置
に相当する補正量が決定すると、それを補正値作成手段
としての主走査むら補正回路50(図1、図2参照)内
の補正テーブルに格納することになる。
【0102】図21は、本実施の形態における主走査む
ら補正回路50の具体的な回路構成を示している。
【0103】図示の補正テーブル101、加算器10
4、セレクタ102、アドレス発生回路103によって
主走査むら補正回路50を構成している。CPU100
は本装置全体の制御を司っている制御手段であり、その
内部には複写機としての制御プログラムや、先に説明し
た図13のフローチャートに係るプログラムを記憶して
いるROM、及びワークエリアとして使用するRAMを
備えている。
【0104】図示の構成において、補正テーブル101
は、少なくとも主走査方向の画素数分の容量(1画素当
たり9bitで、その内の1bitはプラス、マイナス
の符号bit)を有している。そして、先に説明したよ
うにテスト画像サンプルを読み取って得られた画像デー
タに基づいて生成した各画素の補正データは、この補正
テーブル(RAMで構成されている)の対応するアドレ
ス位置に書き込む。そのため、CPU100は、セレク
タ102に対して、CPU100からのアドレスを補正
テーブル101に供給させる信号を出力し、補正テーブ
ル101に対してアドレスと、書き込むべきデータ、そ
して書き込み信号を出力する。こうして、主走査方向の
全画素位置に対する補正データの書き込みが終了する
と、セレクタ102に対しアドレス発生回路103から
のアドレスを選択させる信号を出力し、読み取り信号を
出力する。
【0105】アドレス発生回路103は、感光ドラム1
の近傍に設けられたビームディテクト信号をトリガに
し、所定時期になったら、黒色信号生成回路22からの
画像データの搬送クロックに同期して、補正テーブル1
01にアドレス信号を順に出力する。この結果、補正テ
ーブル101は、黒色信号生成回路22からの画像デー
タ(画素データ)に同期し、その補正信号を出力するこ
とになる。加算器104は、黒色信号生成回路22から
の画像データに補正テーブル101からのデータを加算
し、その結果を2値化回路23に出力する。補正テーブ
ルには先に説明したように正負の補正データが格納され
ているわけであるから、加算器104では、画像データ
の特性を、プリンタエンジンの特性に合わせて補正した
画像データを2値化回路23に出力することになる。
【0106】説明が前後するが、テスト画像サンプルの
形成は、CPU100が所定主走査ライン数毎に、00
hex、80hex、f0hexのデータを、黒色信号
生成回路22に代わって出力することで行なう。ただ
し、プリンタエンジンの特性を知るためのテスト画像形
成であるから、補正テーブル101からはデータが出力
されない、もしくは0のデータを常に出力するようにす
る。場合によっては、テスト画像サンプルを形成すると
き、補正テーブル101に00、80hex、f0he
xを適当なタイミングで書き込み、それを出力するよう
にしてもよい。このとき、画像読み取りを行なわないよ
うにしておけば、黒色信号生成回路22からは0のデー
タが出力されることになるので、結果的に先に示したテ
スト画像サンプルを形成することができる。この場合の
メリットは、図21の構成だけでテスト画像サンプルを
形成することができる点である。
【0107】以上説明した補正テーブル101を使用し
て、8bitの多値信号段階で画像むら等のデータ補正
を行うため、2値化する時点でむらの無いデータが形成
されており、レーザ書き込み時点では完全に濃度むらが
補正されており、常に長手方向(主走査方向)の濃度む
らの無い良質な画像が提供できることになる。特に本実
施の形態に従えば、比較的濃度の低い部分(ハイライト
部分)における濃度むらを抑えることが可能となる。
【0108】なお、PWM方式で画像を形成する装置に
適用する場合、加算器104の出力をD/A変換し、そ
れを三角波発生回路からの三角波と比較することで、図
5に示すような、濃度に依存したパルス幅を有する信号
を生成し、それをレーザ駆動回路24に供給すればよ
い。濃度0でもパルス幅信号を生成する理由は、先に説
明した通りである。なお、レーザ駆動回路24は、パル
ス幅変調信号のパルス幅に依存した時間、レーザ光を発
生するように駆動することになる。
【0109】以上説明したように一次帯電の吹き付けフ
ァン2b、吸引ファン2eと、ポスト帯電の吹き付けフ
ァン60、吸引ファン67を独立に制御し、吹き付けフ
ァン、吸引ファンの差分バランスを制御するのと、補正
テーブルを使用してレーザ書き込みレベルで濃度むらを
補正することにより、常に長手方向(主走査方向)の濃
度むらの無い良質な画像が提供できることになる。
【0110】〈実施の形態2〉図16に、本発明に係る
画像形成装置の実施の形態2を示す。なお同図は、画像
形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【0111】感光ドラム1は、円筒状の導電基体上に光
導電層を設けたもので、図中の矢印R1方向に回転自在
に軸支されている。そして、前記感光ドラム1の周囲に
は、その回転方向に沿って順に、感光ドラム1の表面を
均一に帯電する一次帯電器(第1スコロトコン帯電器)
2、原稿を読み取り、2色に分解された一方の色画像の
濃度に比例した第1画像信号に基づいて感光ドラム1を
露光し、第1静電潜像を形成する第1露光装置3、上記
第1静電潜像にトナーを付着させて第1像を形成する第
1現像装置4、上記第1像を担持した後の前記感光ドラ
ム1を帯電する再帯電器(第2スコロトロン帯電器)
5、分解された他方の色画像の濃度に比例した第2画像
信号に基づいた露光量にある一定の露光量を加えた量の
露光を行い、第2静電潜像を形成する第2露光装置6、
上記第2静電潜像にトナーを付着させて第2像を形成す
る第2現像装置7、前記感光ドラム1上に形成された色
重ね像を転写前に帯電する転写前帯電器62、転写材で
ある転写紙P上に転写するコロナ転写帯電器(転写帯電
器)8、色重ね像が転写された転写紙Pを感光ドラム1
から分離する静電分離帯電器(分離帯電器)9、色重ね
像を転写した後に感光ドラム1上に残った残留トナーを
除去するクリーニング装置13、感光ドラム1の残留電
荷を除去する前露光ランプ30などが配置されている。
また、色重ね像が転写された転写紙Pは、感光ドラム1
から分離された後に定着装置12に搬送され、ここにお
いて表面のトナー像が定着され、所望のプリント画像が
形成されて画像形成装置本体の外部に排出される。
【0112】ここで、転写前帯電器62には連結ダクト
61が直結されており、さらに吹き付けファン60が連
結されている。
【0113】また、イメージスキャナ部18は、原稿ガ
ラス台14上に載置されている原稿15を照明ランプ1
6により走査して読み取り、光電変換素子19によって
画像情報を電気信号に変換するもので、照明ランプ16
によって走査した原稿15からの反射光は、ミラー17
a、17b、17cに導かれてレンズ17dにより、レ
ッド、グリーン、ブルーのフィルタを内蔵した光電変換
素子19上に結像される。この光電変換素子19によっ
てレッド、グリーン、ブルーの各成分が出力された電気
信号は、A/Dコンバータ21によりデジタル化された
後、色分解部としての信号処理部22に送られてレッ
ド、ブラックの各成分の画像濃度に比例した画像信号に
変換される。
【0114】ここで軸方向(主走査方向)むら補正テー
ブル50によって各画素ごとに画像データの補正が行わ
れる(図18の50を参照)。
【0115】レッドの画像信号(第1の画像信号)及び
ブラックの画像信号(第2の画像信号)は、信号発生部
としてのレーザドライバー24b、24aに送られ、レ
ッド、ブラックの画像信号に応じてレーザ20b、20
aの発光をon/offする。レッド信号に応じて発光
したレーザ光は第1画像情報としてポリゴンミラー2
8、ミラー17eを介して感光ドラム1に第1静電潜像
を書き込む。ブラック信号に応じた量に発光されたレー
ザ光は第2画像情報としてポリゴンミラー28、ミラー
17f、17gを介して感光ドラム1に第2静電潜像を
書き込む。
【0116】本実施の形態では、感光ドラム1にアモル
ファスシリコンドラムを用いた。アモルファスシリコン
ドラムには高耐久、高寿命といった特徴がある。
【0117】図17は本実施の形態の2色画像形成モー
ド時の画像形成プロセスを説明するもので(a)〜
(f)は各工程を示し、各図において感光ドラム1の表
面電位を各々模式的に示している。
【0118】(a)において感光ドラム1をコロナ帯電
器2で例えば、+400Vに帯電させ、次に、(b)に
おいて画像情報の第1の露光を行い、露光部の表面電位
を例えば、+50Vに減衰させ第1の静電潜像を形成す
る。
【0119】次いで(c)において第1現像装置4の現
像スリーブに現像バイアス電圧(例えば+300V:破
線で示す)を印加して露光部を反転現像する。
【0120】第1の現像後、(d)において再帯電を行
うが、再帯電器5のグリッドに所望の第2現像位置電位
400Vより大きい600Vを印加し、第1現像非画像
部を例えば、600Vに帯電するよう制御する。そのと
き第1現像部は例えば500Vに帯電する。
【0121】次に(e)で第2の画像情報に応じた露光
を行う際に、第2現像単色時に比べて、全面に一定の露
光量分(例えば、第1現像非画像部を200V減衰させ
る露光量分)大きい露光を行う。このとき第1現像部で
は前記一定露光量分の露光では、第1現像非画像部での
電位減衰程は減衰せず、例えば、100Vしか減衰しな
い。これは、第1現像剤が光を透過せず散乱させるため
であり、その透過率は50%であった。第2露光一定上
乗せ露光量0.25μJの露光後の表面電位が、第2現
像位置目標電位400Vとなる第1現像非画像部再帯電
後目標電位は、既知のドラム感度800V/μJの直線
により想定し600Vであった。次にやはり既知のトナ
ー層透過率50%より第1画像現像部へのドラム到達光
量は0.125μJとなる。上述した方法と同様に第1
現像画像部再帯電後目標電位は500Vに設定すればよ
い。
【0122】本実施の形態では第2露光手段として半導
体レーザを用いているが、第2現像単色モード時と2色
モード時とで複雑な処理等を必要としない。レーザの光
量はレーザ駆動電流により決定されるため、2色モード
時には第2現像単色モード時の駆動電流に一定のオフセ
ット電流を加える。すなわち、第2画像信号がoffの
部分にも弱い露光がされ、onの部分にもそれとほぼ同
等の露光量分上乗せされた露光が行われ、第1現像画像
部の電位は400V、第1現像非画像部の電位も400
V、さらに、第2画像信号がonの場合には第1現像非
画像部が50Vに露光する。この後、現像工程にて第2
現像スリーブに300Vのバイアスを印加することで、
第2現像剤が第1現像部に混入することや第1、第2画
像非画像部に現像されることも無く、十分な第2画像濃
度を得ることができる。
【0123】ここで、本発明のファン動作を前述の実施
の形態1で使用した図を参照しながら説明する。
【0124】以下に本発明の特徴であるところのポスト
帯電器による画像流れ防止のための空気流吹き付け及び
吸引方法について詳述する。
【0125】図1の画像形成装置において、本発明の特
に有効となる条件として、転写紙Pは給紙部109aに
よって給紙され、給紙経路P1を通り転写帯電器(転写
装置)8まで搬送される状態での画像形成装置の一次帯
電器2とポスト帯電器62の吹き付けと吸引のファンの
関係を説明する。
【0126】まず、図2において、ポスト帯電器ファン
について説明する。ここで、ポスト帯電器62には連結
ダクト61が直結されており、さらに吹き付けファン6
0が連結されている。
【0127】吹き付けファン60は上記現像装置7と転
写紙搬送部63a、63bとの間に長手方向手前側から
の空気流噴射吹き付けを行う。吹き付けファン60から
の吹き付け空気流はポスト帯電器62のシールドケース
と連結ダクト61を介して長手方向手前側から奥側に向
かって流れ、シールドケース内の滞留オゾンを擾乱して
空気とともに巻き上げ、奥側からの吸引気流によって排
出しやすくしている。
【0128】図2における連結ダクト61の側視図と上
視図を図22(a)、(b)に示す。図22(a)、
(b)では、手前側の吹き付けファン60が防塵用の静
電フィルタ68を介して空気流を連結ダクト61方向に
送り出す。空気流はポスト帯電器62の、感光ドラム1
に対しての背面側に設置されたダクト61aに導かれ、
かつその中にある風向フィン61bによって感光ドラム
方向にも流れる。その後、奥方向に向かい、ダクト61
aの奥側の開口61cを抜け、画像形成装置の奥側の支
持板金70の開口70aを通って奥側の吸引ファン67
に気流を導くためのダクト71に入り、吸引ファン67
とオゾンフィルタ69を通過して画像形成装置外部へと
排出される。
【0129】ファンにはそれぞれ独立に電力供給可能な
電源65と各ファンを独立に制御動作させることが可能
な制御装置66が配線されており、制御装置66は画像
形成装置全体を制御する回路からの信号を画像データ補
正装置50(図1、図2参照)を介して電気配線されて
いる。
【0130】次に、一次帯電器2もまったく同様の構成
をしており、感光ドラム周辺の配置と機能だけが異なる
だけである。図2において、一次帯電器2には連結ダク
ト2aが直結されており、さらに吹き付けファン2bが
連結されている。一次帯電器2のファン構成は不図示だ
が、図22(a)、(b)に一次帯電器2に対応する部
分の構成要素の番号を付してある。手前側の吹き付けフ
ァン2bが防塵用の静電フィルタ2cを介して空気流を
連結ダクト2a方向に送り出す。空気流は一次帯電器2
の感光ドラム1に対して遠い側の背面シールド側に設置
されたダクト2dに導かれ、かつその中にある風向フィ
ン2hによって感光ドラム方向にも流れる。その後、奥
方向に向かいダクト2dの奥側の開口2iを抜け、画像
形成装置の奥側の支持板金70の開口を通って奥側の吸
引ファン2eに気流を導くためのダクト2gに入り、フ
ァン2eとオゾンフィルタ2fを通過して画像形成装置
外部へと排出される。
【0131】一次帯電器2用のファンにもそれぞれ独立
に電力供給可能な電源65と各ファンを独立に制御動作
させることが可能な制御装置66が配線されており、制
御装置66は画像形成装置全体を制御する回路からの信
号を画像データ補正装置50を介して電気配線されてい
る。
【0132】図23は画像形成装置の動作と一次帯電と
ポスト帯電及びポスト吹き付けファン60、一次吹き付
けファン2bの動作のシーケンスを示すもので、画像形
成装置の電源onで定着装置のヒータウォームアップが
開始され、特定温度に達した段階で前多回転がスタート
する。前多回転では電位制御等で帯電が行われるため、
一次帯電器2やポスト帯電器62も作動する。しかし、
過剰なオゾン発生や昇温等は無い程度の短時間のため吹
き付けファン60、2bは作動しない。ただし、一次帯
電器2での帯電電流はポスト帯電器62に比べて多く、
ここでは半速(ファン入力電圧を定格入力電圧の1/2
として1/2速度のファン動作とするものでファン風量
を半分にするものである。)で動作させている(後述す
るが、このとき図22で説明したポスト帯電の吸引ファ
ン67と一次帯電の吸引ファン2eが作動する。)。コ
ピースタートで一次帯電の吹き付けファン2bが全速作
動を行う。ポスト帯電の吹き付けファン60は、ここで
は感光ドラム1上のトナー画像を空気流で乱したりトナ
ーを飛散させたりしないようにするため動作していな
い。
【0133】画像形成終了後の後処理cに入ると、ポス
ト帯電の吹き付けファン60は全速作動しポスト帯電器
62のシールドケース内のオゾンを擾乱し巻き上げ一気
に奥側吸気排出口まで送り出し、機外へ排出する。任意
の後処理時間c内は作動を続け一気に勢いよく熱やオゾ
ンを排出し、一定時間が経過した時点で停止する。一次
帯電の吹き付けファン2bは後処理時間c内は作動を半
速動作に下げ、ファンの動作音による騒音の発生を軽減
する。
【0134】ここでの半速動作の風速は0.1〜1m/
秒としている。また、ここでの全速動作の風速は0.2
〜2.0m/秒としている。
【0135】図24は、本発明のもっとも特徴的な構成
について示す。上記空気流噴射吹き付け量と空気流吸引
量の差分量のポスト帯電と一次帯電での違いを示すもの
で、帯電器ごとでの画像形成工程に応じての吹き付けと
吸引の差分量制御方法である。
【0136】吸引ファン2e、67は、一次帯電、ポス
ト帯電共に、前多回転で半速回転し、コピースタートで
全速回転となる。通常、画像形成装置では感光ドラム周
辺のオゾンガス排気用の吸引ファンは兼用でここでも一
次帯電用とポスト帯電用を共通で使用している。
【0137】最大差分を100、最小差分を0としたと
きの画像形成工程に応じての(吹き付け)−(吸引)の
差分量を以下に説明する。
【0138】ポスト帯電では、電源onではファンは吹
き付け、吸引両者とも停止しており差分は0であり、前
多回転が始まりポスト帯電が行われて吸引ファン67だ
けが動作して差分は−50となる。
【0139】次に、コピーがスタートすると吹き付けフ
ァン60は画像を乱したり、トナーを飛散しないように
するため、停止したままの状態(A)となっている。コ
ピー中は感光ドラム1が回転するため、気流は感光ドラ
ム周辺で渦を巻き、すでに外部へ拡散していきやすい状
態にあるため、より多くの吸引をすることにより熱は渦
を巻きながら吸引ファン67の気流に巻き込まれて機外
まで導かれる。このときの差分は−100(A1 )とし
ている。ここで差分を−70くらいに吸引を強めてもよ
り効果がある。
【0140】次にコピー画像形成が終了した段階では、
感光ドラム1の回転が停止し、感光ドラム回転による気
流の渦巻き状態が縮小するため、排気効率が低下する。
ただし、吸引ファン67は画像形成後はファン騒音軽減
のために半速動作に切り替える(D)。その2つの効率
低下を補うために、吹き付けファン60を全速にしてポ
スト帯電器62中の気流を激しく乱し渦巻きを発生させ
る。その渦巻き発生をより効率よくするために、上記の
差分をコピー中とは逆転させ、+50にまで吹き付けを
強くする(D1 )。この状態で一定時間排気を行った後
にファン両者は同時に停止する。ポスト帯電のファンは
画像形成後も全速動作を行っても騒音が大きくならない
ようにファン翼の回転数に対して風量が大きいクロスフ
ローファンや軸流ファンが適している。
【0141】一方、一次帯電器2は図24の(b)に示
すように、吹き付けファン2bと吸引ファン2eは基本
的に同じ回転速度で動作しているため、差分(吹付一吸
引)は全工程を通じて±0となっている。特に画像形成
後の吹き付け、吸引は一次帯電器用のファンは両者とも
に風量が大きく騒音も大きくなるため、両者共に半速動
作としている(D2 、D3 )。
【0142】つまり、一次帯電器ファン系とポスト帯電
器ファン系とで独立した電源供給系と命令形が必要であ
り、それを制御装置(ファン制御回路)66と電源(フ
ァン駆動電源)65が多岐命令系統と多岐電源供給系統
を有しており実現している。
【0143】以下にポスト帯電器62の吹き付けと吸引
との差分と各画像形成工程での現象を示す。 差分(吹付−吸引) 前多回転 コピー中 コピー終了後 +100 トナー 飛散、HH流れ 画像乱れ、トナー 飛散 良好 +50 トナー 飛散 画像乱れ、トナー 飛散 良好 ±0 トナー 飛散少量 トナー 飛散少量 良好 −50 良好 良好 トナー 飛散少量 −100 良好 良好 トナー 飛散少量 次に画像流れに対してもっとも過酷な高湿環境(立方メ
ートル単位体積当たり水分量が9g/m3 以上の環境な
ど)においては、オゾンガスの排出効率を重視したファ
ン作動シーケンスにする。
【0144】図24(a)、(b)において、不図示の
温湿度検知センサによって検知された温湿度によって算
出した水分量が9g以上の場合にコピースタート後のコ
ピー中のオゾン排出能力を上げるためにポスト帯電の吹
き付けファン60の風量を図の(C)のように1/4速
にし、また水分量が16g以上の場合に(B)のように
半速(1/2速)にする。ただし、感光ドラム上の画像
を乱してしまう風量までは上げないようにする。このと
きの吹きつけと吸引の差分は(C1 )の−75又は(B
1 )の−50となる。
【0145】また、水分量が9g以上の場合には、騒音
低減の優先度を下げ画像流れ防止を重視し優先的に画像
形成後のポスト帯電の吸引ファン67のファン風速を全
速(E)に上げ、吹き付け吸引の差分を0にして吸引側
での排出効率を高める。同ように一次帯電器2も画像形
成後の吹き付けファン2b、吸引ファン2eを全速(E
2 )、(E3 )とする。ただし、吹き付けと吸引の差分
は通常環境同様で0のままである。
【0146】以上のように画像流れに対してもっとも過
酷な高湿環境(立方メートル単位体積当たり水分量が9
g/m3 以上の環境など)においては、オゾンガスの排
出効率を重視したファン作動シーケンスにすることによ
り、環境によらずに良好な画像を得ることが可能にな
る。
【0147】以下に現像装置やそれ以外の濃度むらが発
生したときの主走査方向むらの補正方法について詳述す
る。
【0148】実施の形態1と同様に図13の補正テーブ
ル50の作成動作フローを使って説明する。
【0149】(1) 本実施の形態の画像形成装置は入力イ
ンタフェースに画像むらの改善モードとして「インプル
ービングイメージモード」を有しており、まずそのモー
ドをスタートする。
【0150】(2) 次に軸方向むら(主走査方向むら)補
正モードを選択する。
【0151】(3) 軸方向むら補正モードを開始するキー
を押し、スタート。
【0152】(4) 画像形成装置は図14(a)に示すよ
うなテスト画像サンプルを出力する。このサンプルの形
成条件としては、完全べた黒、中間調ハーフトーン、べ
た白等の画像形成するために、前述のような表面電位を
形成する一次帯電条件により得て画像露光条件を3種類
(図12のPWMレベルのF0、80、00hex)で
行い、前述現像条件にて現像、転写、定着してサンプル
出力している。
【0153】ここで、本実施の形態の特徴として2色
(例として赤と黒)の色ごとにテスト画像サンプル出力
を行う。この後は以下の(5) 〜(10)の作業を赤と黒の色
ごとに行う。
【0154】(5) 出力されたサンプルはこのモード実行
者によって原稿台にサンプルの通紙方向先端と手前又は
奥側を特定の位置に載置し、不図示の原稿認識手段によ
って載置完了を検知したかを判断する。
【0155】(6) 載置完了を判断すると前述のように原
稿をリーダによって読み取る。このリーダによる読み取
りは400〜600dpi程度の解像度で読み込むのが
望ましい。
【0156】(7) この原稿がテスト画像サンプルかどう
かを濃度階調が同等パターンかどうかで判断する。
【0157】(8) テスト画像サンプルであると判断する
と軸方向濃度の分布を図14(b)に示すように算出す
る。PWMレベルのF0、80、00hexでテスト画
像サンプルを形成した場合には最もむらが検出しやすい
80hexのハーフトーン部分の読み取り濃度分布を算
出する(F0、80、00hexで各々濃度分布を算出
するようにしてもよい。)。
【0158】(9) 図14(b)でターゲット濃度を0.
5とした場合には、ハーフトーン部分の読み取り濃度分
布の0.5に対する増減分を主走査方向の各画素に対応
するように算出する。マイナス補正を負、プラス補正を
正符号で表わすと必要な補正濃度は図14(c)のよう
に図14(b)を極性反転したような必要補正濃度の図
となる。
【0159】(10)必要補正濃度の図からドット露光用レ
ーザの各画素ごとの補正光量(補正レベル)を図15に
より求める。例として図15で必要補正濃度が+0.8
の場合は、表面電位で−200V、ドラム面光量で+
0.25μJ、画像データで+80hexの補正が必要
になってくることを示している。この容量で主走査方向
の各画素に対応した補正量レベルを割り付け、補正テー
ブルを作成する。ここでこのモードは終了し、画像形成
装置の入力インタフェース部である操作パネルが通常の
コピーやプリントのモードに復帰する。
【0160】以上説明したように一次帯電のファンとポ
スト帯電のファンを独立に制御し、吹き付けファン、吸
引ファンの差分バランスを制御するのと、補正テーブル
を使用してレーザ書き込みレベルで濃度むらを色(赤と
黒)ごとに補正することにより、常に長手方向(主走査
方向)の濃度むらの無い良質な2色画像が提供できるこ
とになる。
【0161】〈実施の形態3〉図19は、本発明に係る
画像形成装置の実施の形態3を概略構成図である。
【0162】感光ドラム11は、円筒状の導電基体上に
光導電層を設けたもので、図中の矢印R1方向に回転自
在に軸支されている。そして、前記感光ドラム1の周囲
には、その回転方向に沿って順に、感光ドラム1の表面
を均一に帯電するスコロトコン帯電器(一次帯電器)
2、原稿を読み取り、画像の濃度に比例した画像信号に
基づいて感光ドラム1を露光し、静電潜像を形成する露
光装置3、上記静電潜像にトナーを付着させてトナー像
として現像する現像装置7、トナー像を転写前に帯電す
るポスト帯電器(転写前帯電器)62、前記感光ドラム
1上に形成されたトナー像を転写材である転写紙P上に
転写するコロナ転写帯電器(転写帯電器)8、トナー像
が転写された転写紙Pを感光ドラム1から分離する静電
分離帯電器(分離帯電器)9、トナー像を転写した後
に、感光ドラム1上に残った残留トナーを除去するクリ
ーニング装置13、感光ドラム1の残留電荷を除去する
前露光ランプ30などが配置されている。また、トナー
像が転写された転写紙Pは、感光ドラム1から分離され
た後に定着装置12に搬送され、ここにおいて表面のト
ナー像が定着され、所望のプリント画像が形成されて画
像形成装置本体の外部に排出される。
【0163】ここで、転写前帯電器62には運結ダクト
61が直結されており、さらに吹き付けファン60が連
結されている。リーダ部18は、原稿ガラス台14上に
載置されている原稿15を照明ランプ16により光照射
し、その反射光を光電変換素子(1ラインCCD)19
上に結像させることによって画像情報に応じた電気信号
に変換する。ここで照明ランプ16によって光照射され
た原稿15からの反射光は、ミラー17a、17b、1
7cに導かれてレンズ17dにより、光電変換素子19
上に結像される。この光電変換素子19によって出力さ
れた電気信号は、A/Dコンバータ21によりA/D変
換し、8bitのデジタル画像データとし、その後で黒
色信号生成回路22にて輝度情報を濃度情報にするため
にlog変換して画像濃度データとされる。
【0164】ここで図1又は図4に示すように、本発明
の主走査むら補正回路50によって主走査方向の各画素
ごとに画像濃度データの補正を行う。主走査むら補正回
路での補正方法については後で詳述する。
【0165】上記のように生成した8bitのデジタル
画像データ信号を本発明の特徴であるLED駆動回路2
4cに入力し、LED駆動回路24cは、周知のPWM
回路であって入力された画像濃度信号の大きさに応じ
て、半導体レーザをon/offする発光時間を変調す
る。
【0166】上記のように画像信号に応じて駆動され発
光したLED光を感光ドラム1に書き込み、画像情報と
してデジタル静電潜像を形成する。
【0167】本実施の形態では、感光ドラム1にアモル
ファスシリコンドラムを用いた。アモルファスシリコン
ドラムは導電基盤の特性の安定性が高く高耐久、高寿命
といった特徴がある。
【0168】本実施の形態の画像形成プロセスを説明す
る各工程は、前述の実施の形態1と同様である。
【0169】ここで、本発明のファン動作を前述の実施
の形態1で使用した図を参照しながら説明する。
【0170】以下に本発明の特徴であるところのポスト
帯電器による画像流れ防止のための空気流吹き付け及び
吸引方法について詳述する。
【0171】図1の画像形成装置において、本発明の特
に有効となる条件として、転写紙Pは給紙部109aに
よって給紙され、給紙経路P1を通り転写帯電器(転写
装置)8まで搬送される状態での画像形成装置の一次帯
電器2とポスト帯電器62の吹き付けと吸引のファンの
関係を説明する。
【0172】まず、図2において、ポスト帯電器ファン
について説明する。ここで、ポスト帯電器62には連結
ダクト61が直結されており、さらに吹き付けファン6
0が連結されている。
【0173】吹き付けファン60は上記現像装置7と転
写紙搬送部63a、63bとの間に長手方向手前側から
の空気流噴射吹き付けを行う。吹き付けファン60から
の吹き付け空気流はポスト帯電器62のシールドケース
と連結ダクト61を介して長手方向手前側から奥側に向
かって流れ、シールドケース内の滞留オゾンを擾乱して
空気とともに巻き上げ、奥側からの吸引気流によって排
出しやすくしている。
【0174】図2における連結ダクト61の側視図と上
視図を図22(a)、(b)に示す。図22(a)、
(b)では、手前側の吹き付けファン60が防塵用の静
電フィルタ68を介して空気流を連結ダクト61方向に
送り出す。空気流はポスト帯電器62の、感光ドラム1
に対しての背面側に設置されたダクト61aに導かれ、
かつその中にある風向フィン61bによって感光ドラム
方向にも流れる。その後、奥方向に向かい、ダクト61
aの奥側の開口61cを抜け、画像形成装置の奥側の支
持板金70の開口70aを通って奥側の吸引ファン67
に気流を導くためのダクト71に入り、吸引ファン67
とオゾンフィルタ69を通過して画像形成装置外部へと
排出される。
【0175】ファンにはそれぞれ独立に電力供給可能な
電源65と各ファンを独立に制御動作させることが可能
な制御装置66が配線されており、制御装置66は画像
形成装置全体を制御する回路からの信号を画像データ補
正装置50(図1、図2参照)を介して電気配線されて
いる。
【0176】次に、一次帯電器2もまったく同様の構成
をしており、感光ドラム周辺の配置と機能だけが異なる
だけである。図2において、一次帯電器2には連結ダク
ト2aが直結されており、さらに吹き付けファン2bが
連結されている。一次帯電器2のファン構成は不図示だ
が、図22(a)、(b)に一次帯電器2に対応する部
分の構成要素の番号を付してある。手前側の吹き付けフ
ァン2bが防塵用の静電フィルタ2cを介して空気流を
連結ダクト2a方向に送り出す。空気流は一次帯電器2
の感光ドラム1に対して遠い側の背面シールド側に設置
されたダクト2dに導かれ、かつその中にある風向フィ
ン2hによって感光ドラム方向にも流れる。その後、奥
方向に向かいダクト2dの奥側の開口2iを抜け、画像
形成装置の奥側の支持板金70の開口を通って奥側の吸
引ファン2eに気流を導くためのダクト2gに入り、フ
ァン2eとオゾンフィルタ2fを通過して画像形成装置
外部へと排出される。
【0177】一次帯電器2用のファンにもそれぞれ独立
に電力供給可能な電源65と各ファンを独立に制御動作
させることが可能な制御装置66が配線されており、制
御装置66は画像形成装置全体を制御する回路からの信
号を画像データ補正装置50を介して電気配線されてい
る。
【0178】図23は画像形成装置の動作と一次帯電と
ポスト帯電及びポスト吹き付けファン60、一次吹き付
けファン2bの動作のシーケンスを示すもので、画像形
成装置の電源onで定着装置のヒータウォームアップが
開始され、特定温度に達した段階で前多回転がスタート
する。前多回転では電位制御等で帯電が行われるため、
一次帯電器2やポスト帯電器62も作動する。しかし、
過剰なオゾン発生や昇温等は無い程度の短時間のため吹
き付けファン60、2bは作動しない。ただし、一次帯
電器2での帯電電流はポスト帯電器62に比べて多く、
ここでは半速(ファン入力電圧を定格入力電圧の1/2
として1/2速度のファン動作とするものでファン風量
を半分にするものである。)で動作させている(後述す
るが、このとき図22で説明したポスト帯電の吸引ファ
ン67と一次帯電の吸引ファン2eが作動する。)。コ
ピースタートで一次帯電の吹き付けファン2bが全速作
動を行う。ポスト帯電の吹き付けファン60は、ここで
は感光ドラム1上のトナー画像を空気流で乱したりトナ
ーを飛散させたりしないようにするため動作していな
い。
【0179】画像形成終了後の後処理cに入ると、ポス
ト帯電の吹き付けファン60は全速作動しポスト帯電器
62のシールドケース内のオゾンを擾乱し巻き上げ一気
に奥側吸気排出口まで送り出し、機外へ排出する。任意
の後処理時間c内は作動を続け一気に勢いよく熱やオゾ
ンを排出し、一定時間が経過した時点で停止する。一次
帯電の吹き付けファン2bは後処理時間c内は作動を半
速動作に下げ、ファンの動作音による騒音の発生を軽減
する。
【0180】ここでの半速動作の風速は0.1〜1m/
秒としている。また、ここでの全速動作の風速は0.2
〜2.0m/秒としている。
【0181】図24は、本発明のもっとも特徴的な構成
について示す。上記空気流噴射吹き付け量と空気流吸引
量の差分量のポスト帯電と一次帯電での違いを示すもの
で、帯電器ごとでの画像形成工程に応じての吹き付けと
吸引の差分量制御方法である。
【0182】吸引ファン2e、67は、一次帯電、ポス
ト帯電共に、前多回転で半速回転し、コピースタートで
全速回転となる。通常、画像形成装置では感光ドラム周
辺のオゾンガス排気用の吸引ファンは兼用でここでも一
次帯電用とポスト帯電用を共通で使用している。
【0183】最大差分を100、最小差分を0としたと
きの画像形成工程に応じての(吹き付け)−(吸引)の
差分量を以下に説明する。
【0184】ポスト帯電では、電源onではファンは吹
き付け、吸引両者とも停止しており差分は0であり、前
多回転が始まりポスト帯電が行われて吸引ファン67だ
けが動作して差分は−50となる。
【0185】次に、コピーがスタートすると吹き付けフ
ァン60は画像を乱したり、トナーを飛散しないように
するため、停止したままの状態(A)となっている。コ
ピー中は感光ドラム1が回転するため、気流は感光ドラ
ム周辺で渦を巻き、すでに外部へ拡散していきやすい状
態にあるため、より多くの吸引をすることにより熱は渦
を巻きながら吸引ファン67の気流に巻き込まれて機外
まで導かれる。このときの差分は−100(A1 )とし
ている。ここで差分を−70くらいに吸引を強めてもよ
り効果がある。
【0186】次にコピー画像形成が終了した段階では、
感光ドラム1の回転が停止し、感光ドラム回転による気
流の渦巻き状態が縮小するため、排気効率が低下する。
ただし、吸引ファン67は画像形成後はファン騒音軽減
のために半速動作に切り替える(D)。その2つの効率
低下を補うために、吹き付けファン60を全速にしてポ
スト帯電器62中の気流を激しく乱し渦巻きを発生させ
る。その渦巻き発生をより効率よくするために、上記の
差分をコピー中とは逆転させ、+50にまで吹き付けを
強くする(D1 )。この状態で一定時間排気を行った後
にファン両者は同時に停止する。ポスト帯電のファンは
画像形成後も全速動作を行っても騒音が大きくならない
ようにファン翼の回転数に対して風量が大きいクロスフ
ローファンや軸流ファンが適している。
【0187】一方、一次帯電器2は図24の(b)に示
すように、吹き付けファン2bと吸引ファン2eは基本
的に同じ回転速度で動作しているため、差分(吹付一吸
引)は全工程を通じて±0となっている。特に画像形成
後の吹き付け、吸引は一次帯電器用のファンは両者とも
に風量が大きく騒音も大きくなるため、両者共に半速動
作としている(D2 、D3 )。
【0188】つまり、一次帯電器ファン系とポスト帯電
器ファン系とで独立した電源供給系と命令形が必要であ
り、それを制御装置(ファン制御回路)66と電源(フ
ァン駆動電源)65が多岐命令系統と多岐電源供給系統
を有しており実現している。
【0189】以下にポスト帯電器62の吹き付けと吸引
との差分と各画像形成工程での現象を示す。 差分(吹付−吸引) 前多回転 コピー中 コピー終了後 +100 トナー 飛散、HH流れ 画像乱れ、トナー 飛散 良好 +50 トナー 飛散 画像乱れ、トナー 飛散 良好 ±0 トナー 飛散少量 トナー 飛散少量 良好 −50 良好 良好 トナー 飛散少量 −100 良好 良好 トナー 飛散少量 次に画像流れに対してもっとも過酷な高湿環境(立方メ
ートル単位体積当たり水分量が9g/m3 以上の環境な
ど)においては、オゾンガスの排出効率を重視したファ
ン作動シーケンスにする。
【0190】図24(a)、(b)において、不図示の
温湿度検知センサによって検知された温湿度によって算
出した水分量が9g以上の場合にコピースタート後のコ
ピー中のオゾン排出能力を上げるためにポスト帯電の吹
き付けファン60の風量を図の(C)のように1/4速
にし、また水分量が16g以上の場合に(B)のように
半速(1/2速)にする。ただし、感光ドラム上の画像
を乱してしまう風量までは上げないようにする。このと
きの吹きつけと吸引の差分は(C1 )の−75又は(B
1 )の−50となる。
【0191】また、水分量が9g以上の場合には、騒音
低減の優先度を下げ画像流れ防止を重視し優先的に画像
形成後のポスト帯電の吸引ファン67のファン風速を全
速(E)に上げ、吹き付け吸引の差分を0にして吸引側
での排出効率を高める。同ように一次帯電器2も画像形
成後の吹き付けファン2b、吸引ファン2eを全速(E
2 )、(E3 )とする。ただし、吹き付けと吸引の差分
は通常環境同様で0のままである。
【0192】以上のように画像流れに対してもっとも過
酷な高湿環境(立方メートル単位体積当たり水分量が9
g/m3 以上の環境など)においては、オゾンガスの排
出効率を重視したファン作動シーケンスにすることによ
り、環境によらずに良好な画像を得ることが可能にな
る。
【0193】以下に現像装置やそれ以外の濃度むらが発
生したときの主走査方向むらの補正方法について詳述す
る。
【0194】実施の形態1と同様に図13の補正テーブ
ル50の作成動作フローを使って説明する。
【0195】(1) 本実施の形態の画像形成装置は入力イ
ンタフェースに画像むらの改善モードとして「インプル
ービングイメージモード」を有しており、まずそのモー
ドをスタートする。
【0196】(2) 次に軸方向むら(主走査方向むら)補
正モードを選択する。
【0197】(3) 軸方向むら補正モードを開始するキー
を押し、スタート。
【0198】(4) 画像形成装置は図14(a)に示すよ
うなテスト画像サンプルを出力する。このサンプルの形
成条件としては、完全べた黒、中間調ハーフトーン、べ
た白等の画像形成するために、前述のような表面電位を
形成する一次帯電条件により得て画像露光条件を3種類
(図12のPWMレベルのF0、80、00hex)で
行い、前述現像条件にて現像、転写、定着してサンプル
出力している。
【0199】ここで、本実施の形態の特徴として2色
(例として赤と黒)の色ごとにテスト画像サンプル出力
を行う。この後は以下の(5) 〜(10)の作業を赤と黒の色
ごとに行う。
【0200】(5) 出力されたサンプルはこのモード実行
者によって原稿台にサンプルの通紙方向先端と手前又は
奥側を特定の位置に載置し、不図示の原稿認識手段によ
って載置完了を検知したかを判断する。
【0201】(6) 載置完了を判断すると前述のように原
稿をリーダによって読み取る。このリーダによる読み取
りは400〜600dpi程度の解像度で読み込むのが
望ましい。
【0202】(7) この原稿がテスト画像サンプルかどう
かを濃度階調が同等パターンかどうかで判断する。
【0203】(8) テスト画像サンプルであると判断する
と軸方向濃度の分布を図14(b)に示すように算出す
る。PWMレベルのF0、80、00hexでテスト画
像サンプルを形成した場合には最もむらが検出しやすい
80hexのハーフトーン部分の読み取り濃度分布を算
出する(F0、80、00hexで各々濃度分布を算出
するようにしてもよい。)。
【0204】(9) 図14(b)でターゲット濃度を0.
5とした場合には、ハーフトーン部分の読み取り濃度分
布の0.5に対する増減分を主走査方向の各画素に対応
するように算出する。マイナス補正を負、プラス補正を
正符号で表わすと必要な補正濃度は図14(c)のよう
に図14(b)を極性反転したような必要補正濃度の図
となる。
【0205】(10)必要補正濃度の図からドット露光用レ
ーザの各画素ごとの補正光量(補正レベル)を図15に
より求める。例として図15で必要補正濃度が+0.8
の場合は、表面電位で−200V、ドラム面光量で+
0.25μJ、画像データで+80hexの補正が必要
になってくることを示している。この容量で主走査方向
の各画素に対応した補正量レベルを割り付け、補正テー
ブルを作成する。ここでこのモードは終了し、画像形成
装置の入力インタフェース部である操作パネルが通常の
コピーやプリントのモードに復帰する。
【0206】以上説明したように一次帯電のファンとポ
スト帯電のファンを独立に制御し、吹き付けファン、吸
引ファンの差分バランスを制御するのと、補正テーブル
を使用してLED書き込みレベルで濃度むら補正するこ
とにより、常に長手方向(主走査方向)の濃度むらの無
い良質な画像が提供できることになる。
【0207】なお、上述の実施の形態1〜3では、いず
れも誤差拡散法等(又はディザ法等)による2値化処理
でもって画像を形成する例を説明したが、PWM方式に
従って画像形成する場合にも適用できるのはもちろんで
ある。また、PWM方式で画像を形成する場合、基本的
に1画素毎に濃淡の違いのある画素(実際には面積変調
によるもので異なる大きさの画素で、人間の目から見た
場合に濃淡となって知覚される。)を形成できるので、
その濃度分布は単純に実施の形態のリーダ部で読み取れ
ば個々の画素の濃度むらを補正できる。しかしながら、
1画素もずれずに読み取るためには非常に高い制度で読
み取ることが必要になり、現実問題としてプリンタエン
ジン側で形成される1画素毎の特性を読み取った画像か
ら判定することは難しい。プリンタの解像度が600d
piであれば、1/600inch未満のずれで画像を
読み取ることが必要になり、現実問題として非常に難し
いからである。したがって、先に説明したように、PW
M方式で形成する場合であっても、読み取った主走査方
向に連続する複数の画素の平均値でもって主走査方向の
濃度むらを検出し、それを補正することが望ましい。
【0208】なお、本発明は、プリンタを例にして説明
したが、複数の機器(例えばホストコンピュータ、イン
ターフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成さ
れるシステムに適用することもできる。
【0209】この場合、ホストコンピュータに相当する
部分で、上記の処理を行なうことができるので、本発明
は前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記録した記憶媒体を、システムある
いは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピ
ュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読出し実行することによっても、達
成できる。
【0210】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
【0211】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピィーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることができる。
【0212】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0213】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、
その処理によって前述した実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0214】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
オゾンガスの排出効率を格段に向上させ、オゾンガスに
よる像担持体への悪影響を防止し、画像流れを抑止する
ことができ、また、環境によらず高精細で画像流れ等の
画質障害の無い良質画像を形成することができる。
【0215】また、像担持体上にデジタルデータによる
レーザやLEDスポット露光書き込みを行った場合や、
レーザースポットの大きさが600dpi対応でのスポ
ット径50〜70μmの場合でも画像流れを防止するこ
とができる。
【0216】さらに、現像方式として、電界現像現象を
主に利用した一成分磁性現像剤を使用する電界飛翔現像
方法、ジャンピング現像方法においても画像流れ現象を
発生させず、最終的な画像上での高画質な画像を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】図1の拡大図。
【図3】(a)〜(c)は感光ドラムの表面電位と現像
のバイアスとの関係を模式的に示す図。
【図4】実施の形態1における画像処理を示すブロック
図。
【図5】(a)〜(c)は画素ごとの画像データと、レ
ーザの駆動信号と、駆動電流との関係を示す図。
【図6】(a)、(b)は2値画像データのレーザ点灯
を説明する図。
【図7】レーザの一般的なI−L特性(駆動電流−光量
特性)を示す図。
【図8】(a)〜(c)は主走査方向での濃度むらが発
生する原因を要因分析した概略図。
【図9】帯電ワイヤ電流とドラム表面電位との関係を示
す図。
【図10】画像露光量とドラム表面電位との関係を示す
図。
【図11】現像コントラスト電位と現像濃度との関係を
示す図。
【図12】画像データと広域積分画像露光量との関係を
示す図。
【図13】補正動作のフローの概要を示すフローチャー
ト。
【図14】(a)〜(c)はテスト画像サンプルと、読
取り濃度と、補正必要濃度とを示す図。
【図15】補正量を説明する図。
【図16】実施の形態2の画像形成装置の概略構成を示
す縦断面図。
【図17】(a)〜(f)は実施の形態2における2色
画像形成モード時の画像形成プロセスを説明するための
模式図。
【図18】実施の形態2における画像処理を示すブロッ
ク図。
【図19】実施の形態3の画像形成装置の概略構成を示
す縦断面図。
【図20】従来の画像形成装置の概略構成を示す縦断面
図。
【図21】主走査むら補正回路の具体的な回路構成を示
す図。
【図22】(a)は図2のX線矢視図。(b)は図2に
Y線矢視図。
【図23】画像形成装置の動作、一次帯電器とポスト帯
電器、ポスト帯電の吹き付けファン、一次帯電の吹き付
けファンの動作シーケンスを示す図。
【図24】(a)はポスト帯電器の吹き付けファンの吹
き付け量、吸引ファンの吸引量、両者の差分を示すタイ
ミングチャート。(b)は一次帯電器の吹き付けファン
の吹き付け量、吸引ファンの吸引量、両者の差分を示す
タイミングチャート。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 一次帯電器(スコロトロン帯電器) 2a 第1の伝達手段(連結ダクト) 2b 第1の空気流噴射吹き付け手段(吹き付け
ファン) 2e 第1の空気流吸引手段(吸引ファン) 2g 第1の伝達手段(ダクト) 3 露光手段(露光装置) 7 現像装置 8 転写装置(転写帯電器) 20 微小点露光手段(レーザ) 20c 微小点露光手段(発光素子、LED) 50 補正値作成手段(主走査むら補正回路) 60 第2の空気流噴射吹き付け手段(吹き付け
ファン) 61 第2の伝達手段(連結ダクト) 62 現像剤電荷量制御帯電器(ポスト帯電器) 66 制御手段(ファン制御回路) 67 第2の空気流吸引手段(吸引ファン) 71 第2の伝達手段(ダクト)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体表面を均一に帯
    電する一次帯電器と、帯電後の像担持体表面を露光して
    静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像にトナー
    を付着させてトナー像として現像する現像装置と、前記
    像担持体上のトナー像の電荷量を制御する現像剤電荷量
    制御帯電器と、電荷量制御後の前記像担持体上のトナー
    像を転写材に転写する転写装置と、を備えた画像形成装
    置において、 前記一次帯電器のシールドケース内側に形成された第1
    の空気流路と、 該第1の空気流路の長手方向の一方の端部に配設された
    第1の空気流噴射吹き付け手段と他方の端部に配設され
    た第1の空気流吸引手段とを有する第1の気流発生手段
    と、 該第1の気流発生手段と前記第1の空気流路とを連結す
    る第1の伝達手段と、 前記現像剤電荷量制御帯電器のシールドケース内側に形
    成された第2の空気流路と、 該第2の空気流路の長手方向の一方の端部に配設された
    第2の空気流噴射吹き付け手段と他方の端部に配設され
    た第2の空気流吸引手段とを有する第2の気流発生手段
    と、 該第2の気流発生手段と前記第2の空気流路とを連結す
    る第2の伝達手段と、 前記第1の気流発生手段と前記第2の気流発生手段のそ
    れぞれの空気流噴射吹き付け量と空気流吸引量との差分
    量が、画像形成工程に応じて異なるように制御する制御
    手段と、を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 空気中の水分量を検知する水分量検知手
    段と、 前記第1の気流発生手段と前記第2の気流発生手段のそ
    れぞれの空気流噴射吹き付け量と空気流吸引量との差分
    量が、前記水分量検知手段が検知する水分量に応じて異
    なるように制御する制御手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成後の非動作中の前記第1、第2
    の空気流発生手段の動作時間を、前記水分量検知検知手
    段が検知する水分量に応じて制御する制御手段を備え
    る、 ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記空気流噴射吹き付け量に対する前記
    空気流吸引量の差分量が、前記第1の気流発生手段と前
    記第2の気流発生手段とでそれぞれ画像形成中と画像形
    成終了後で異なり、 画像形成中から画像形成終了後の工程において、前記第
    1の気流発生手段と前記第2の気流発生手段とのそれぞ
    れにおける前記空気流噴射吹き付け量に対する前記空気
    流吸引量の差分量の増減方向が逆方向になるように制御
    する制御手段を備える、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の空気流噴射吹き付け発生手段
    を、画像形成動作以前は停止し、画像形成動作中は比較
    的小さい空気流を発生し、画像形成終了後は比較的大き
    い空気流を発生するように制御する制御手段を備える、 ことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の気流発生手段と前記第2の気
    流発生手段とを独立制御可能な制御手段を備える、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5に記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体として、静電潜像形成用光
    導電体を円筒導電基体上に薄層形成した感光ドラムを有
    し、前記露光手段として、微小点露光手段を有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6に
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 微小点露光手段は、画素ごとのデジタル
    露光が可能なレーザ光を走査露光して前記像坦持体に静
    電潜像を形成する、 ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 微小点露光手段は、主走査方向に配列さ
    れた複数の発光素子を駆動し露光することで前記像坦持
    体に静電潜像を形成する、 ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記感光ドラムが、前記静電潜像形成
    用光導電体としてa−Si感光体を使用する、 ことを特徴とする請求項7、8、又は9に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 多値画像データに基づいて2値データ
    に変換する手段を有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、又は10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 画像形成部における階調濃度再現特性
    を検出する濃度特性検出手段を備え、該濃度特性検出手
    段が検出する黒画像データレベルと白画像データレベル
    との中間濃度を算出し、その算出値を目標濃度として、
    画像データに対して補正を加える補正値作成手段を有す
    る、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、又は11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記現像装置が、一成分現像剤を用い
    る、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、又は12に記載の画像形成装置。
JP34073198A 1998-11-30 1998-11-30 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3472167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34073198A JP3472167B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34073198A JP3472167B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000162852A true JP2000162852A (ja) 2000-06-16
JP3472167B2 JP3472167B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=18339779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34073198A Expired - Fee Related JP3472167B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3472167B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337868A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Sharp Corp 画像形成装置
US7231157B2 (en) 2004-04-28 2007-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2008139365A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
EP2565724A3 (en) * 2011-09-05 2017-10-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7231157B2 (en) 2004-04-28 2007-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2006337868A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Sharp Corp 画像形成装置
JP4627219B2 (ja) * 2005-06-03 2011-02-09 シャープ株式会社 吸排気システム
JP2008139365A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
EP2565724A3 (en) * 2011-09-05 2017-10-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3472167B2 (ja) 2003-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6198491B1 (en) Electrophotographic image forming apparatus
JP3372881B2 (ja) 画像形成装置
JPH11112810A (ja) 画像形成装置及びその制御方法及び記憶媒体
JP2746942B2 (ja) 画像形成装置
JP3472167B2 (ja) 画像形成装置
JP3372889B2 (ja) 画像形成装置
JPH11112809A (ja) 画像形成装置及びその制御方法及び記憶媒体
JP2000172027A (ja) 画像形成装置
JP3372880B2 (ja) 画像形成装置
US6240272B1 (en) Image forming apparatus for controlling applied voltage to separation charger
JP2000162947A (ja) 画像形成装置
JP3363814B2 (ja) 画像形成装置
JPH11194553A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP5089183B2 (ja) 画像形成装置
JPH096191A (ja) 画像形成装置
JPH1178123A (ja) デジタル画像形成方法、デジタル画像形成装置
JPH0420920A (ja) 走査光学系及びこれを備える画像形成装置
JPH0627778A (ja) 画像形成装置
JPH04251875A (ja) 画像形成装置
JPH10171238A (ja) 現像装置
JPH0519601A (ja) 画像形成方法
JPH11275361A (ja) 画像形成装置及び方法
JP2003307979A (ja) 画像形成装置
JP2000078337A (ja) 画像形成装置
JP2000066488A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees