JP2000162276A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JP2000162276A
JP2000162276A JP10334507A JP33450798A JP2000162276A JP 2000162276 A JP2000162276 A JP 2000162276A JP 10334507 A JP10334507 A JP 10334507A JP 33450798 A JP33450798 A JP 33450798A JP 2000162276 A JP2000162276 A JP 2000162276A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】DUTから出力されるクロックがシステムクロ
ックとは非同期関係にあったり、不定時期若しくは一定
時期から連続的に出力開始する出力データ列を受けて、
前記データ列を連続的に格納可能とするDCAPを備え
る半導体試験装置を提供する。 【解決手段】DUTから出力される上記出力開始信号と
PGから出力される所定の期待値とをDCで良否比較し
て変換した変換開始信号をFMUXを介してDCAPの
所定入力端へ供給し、DUTから出力される上記DUT
クロック信号とPGからの所定の期待値とをDCで良否
比較して変換した変換クロック信号をFMUXを介して
DCAPの所定入力端へ供給し、上記変換開始信号を検
出した以後における上記変換クロック信号により、対応
する変換データ列を受けて内部のメモリ部へ順次格納す
る格納パルス整形部をDCAPに備える半導体試験装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被試験デバイス
(DUT)から出力されるクロックがシステムクロック
とは非同期関係にあり、当該クロックに同期してDUT
から連続的に出力されるデータ列に対しても、これを受
けて、半導体試験装置内に備える格納用のメモリへ連続
的に格納する記憶装置を備える半導体試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】被試験デバイス(DUT)の中にはAD
変換器のように、AD変換して連続的にデータをクロッ
クに同期して出力するデバイスがあり、その連続する全
てのデータを試験装置側が格納保存し、格納された連続
データ列の内容を読み出してデバイスの評価を行う試験
形態がある。図6に出力形態の異なるDUTの内部構成
例を示す。これらはロジック部と、ADC部と、その他
を備えるICの一例である。ロジック部はADC部に関
係する回路や、ADC部を制御する制御回路を備えてい
る。ADC部は主にAD変換器であり、例えばランプ波
状のアナログ入力信号を入力端から受けて、クロック信
号を受けて、ロジック部からのAD変換スタート指令等
を受けてAD変換したコードデータをクロックに同期し
て連続的に出力する。図6(a)のDUTではADC部
が受けるクロック信号はロジック部に供給されているシ
ステムクロックSclkを分周器で所定に分周したクロ
ック入力としている例である。また、有効データを示す
データレディ信号Drdyの出力直後のデータクロック
Dclkに同期してMビット幅の連続したコードデータ
を出力する。尚、このとき、ロジック部からのAD変換
スタート指令を受けてデータレディ信号Drdyを出力
するまでの期間は、例えば内蔵する分周器の分周条件に
よりシステムクロックSclkとは異なるものがある。
従ってAD変換スタート指令からデータレディ信号Dr
dyが発生するまでの期間については不定になる。図6
(b)のDUTではADC部が受けるクロック信号は内
蔵する発振器で発振した発振周波数をクロック入力とし
ている例である。また、データレディ信号Drdyの代
わりに有効データの出力開始を示すスタートパルス信号
Sttを発生する例である。この場合も、AD変換スタ
ート指令からスタートパルス信号Sttが発生するまで
の期間については不定である。図6(c)のDUTでは
ADC部が受けるクロック信号は外部の独立したクロッ
クADclkをクロック入力としている例である。ま
た、データレディ信号Drdyは無く、データクロック
Dclk毎にAD変換し、直ちにクロックに同期して連
続したコードデータを出力する例である。
【0003】次に、従来技術について、図4のデジタル
・キャプチャー・メモリに係る要部構成図と、図5の出
力データ格納のタイミングチャートと、を参照して以下
に説明する。要部構成は、図4に示すように、パターン
発生器PGと、波形整形器FCと、任意波形発生器AW
Gと、デジタルコンパレータDCと、フェイル・マルチ
プレクサFMUXと、デジタル・キャプチャー・メモリ
DCAPとで成る。
【0004】パターン発生器PGは、DUT試験を行う
所定の試験パターンを発生して、FCとAWGとDCへ
供給する。波形整形器FCは、PGからの試験パターン
を受けてTGによる所定のタイミングで整形した波形を
ドライバを介してDUTのロジック入/出力端子へ供給
する。任意波形発生器AWGは、例えば高速のDA変換
器であり、PGからの試験パターンであるコードデータ
を受けて対応する任意波形のアナログ信号に変換して、
DUTのアナログ入力端子へ供給する。このAWGは、
DUTがADC部を有するデバイスに対応して備える一
構成例である。
【0005】デジタルコンパレータDCは、DUTから
の出力信号であるDclk信号とDrdy信号とMビッ
トのコードデータとをアナログコンパレータ(図示な
し)を介して受け、パターン発生器側の期待値データE
XPとを受けて、両信号の対応するビット同士で所定の
論理比較をし、期待値と不一致(FAIL)となったビ
ットは”H”レベルを出力し、期待値と一致(PAS
S)したビットは”L”レベルを出力する。前記により
変換されたMビットの変換データ列FD1はFAIL/
PASSに係わらずFMUXを介してDCAPへ供給さ
れる。更に、余っているコンパレータの1チャンネルを
用い、当該コンパレータチャンネルに対して例えば記述
ニモニック(mnemonic)”Z”を記述して所定のタイミ
ングで必ず”H”の格納信号W1が発生(図5B参照)
されるようにパターンプログラムを記述しておく。この
結果、所望のタイミングで格納信号W1が発生し、この
信号もDCAPへ供給する。
【0006】フェイル・マルチプレクサFMUXは、D
Cからの数百チャンネルの信号を受けて、所望の出力端
へ割り付け出力可能な装置であり、DCAPへ上記した
Mビットの変換データ列FD1と格納信号W1を供給す
る。
【0007】ここで、図5A、Bについて説明する。半
導体試験装置はPG側を同期待ちさせることができるパ
ターンマッチ機能を備えていて、任意の信号と期待値と
比較した結果で、リアルタイムにテスト・パターン発生
シーケンスを変更可能である。これを用いてDUT側の
出力条件に同期させることができる。図5Aでは、ロジ
ック部からAD変換スタート指令を発生した直後から、
不定なタイミングでDUTから発生し、変換データ列F
D1の出力開始を示すDrdy信号を用いて同期待ちさ
せる。これにより、変換データ列FD1、即ち図5C以
後のデータD1,D2,D3,,,の出力タイミングに
同期してパターン発生した格納信号W1(図5B参照)
をPGから正確なタイミングで発生させることができ
る。
【0008】デジタル・キャプチャー・メモリDCAP
はDUTから連続して出力されるデータを格納する記憶
装置であり、その要部内部構成は、図4に示すように、
書込み制御部50と、アドレス発生部60と、メモリ部
70とで成る。尚、CPUからの読出し、初期化書き込
みの為のアドレス切替え等の制御回路、その他を備えて
いるが省略する。
【0009】書込み制御部50は、上記FMUXからの
格納信号W1を受けた都度、メモリ部70への書込み信
号50sを発生する。また前記書込み信号50sはアド
レス発生部60へのアドレス・インクリメント用の信号
ともなる。
【0010】アドレス発生部60は、一例としては、前
記書込み信号50sを受けてアドレスカウンタの値をイ
ンクリメントする。前記アドレスカウンタの出力である
アドレス値60sはメモリ部70のアドレス入力端へ供
給される。またアドレスカウンタの初期値は外部からゼ
ロリセットしたり、あるいは任意初期値に設定可能であ
る。
【0011】メモリ部70はDUTに対応して格納する
ビット幅が可変可能なメモリであり、書込み信号50s
の発生の都度、対応するアドレスへ上記FMUXからの
変換データ列FD1を格納する。
【0012】ところで、上述図6のようにDUTは多種
多様なデバイスがある。上記のデータレディ信号Drd
y若しくは図6(b)に示す同等のスタート信号Stt
を発生するDUTの場合は、上記パターンマッチ機能を
用いて同期させることができる。しかしながら、パター
ンマッチ機能を実現するパターンプログラムの作成がそ
の都度必要となる難点が生じる。また、高速な周期で出
力するデバイスの場合には、パターンマッチ機能により
同期実現困難な場合がある。一方、図6(c)に示すよ
うなデバイスでは、AD変換して、直ちにクロックに同
期してコードデータを連続的に出力するデバイスがあ
る。このようなデバイスは出力タイミングが既知である
為パターンマッチ機能を用いる必要はないものの、次の
問題点がある。即ち、図5E,Fに示すように、システ
ムクロックSclkとは異なる周期、若しくは周期を変
化させてデバイス測定を行う場合のように、システムク
ロックSclkと同期関係にない専用のADクロックA
Dclk(図6(c)参照)により連続的にコードデー
タを出力する場合、格納信号W1の周期時間(図5E参
照)と、ADクロックADclkの周期時間(図5F参
照)とが僅かでも異なっていると、連続的に出力される
後方データにおいては両者の位相関係が徐々に崩れてし
まい(図5G,H参照)、結果として不良なコードデー
タ(図5J参照)をメモリ部70へ格納してしまうとい
う難点を生じる。
【0013】尚、DUTとしては、AD変換器を備える
上述デバイス例とは限らない。即ち、上述したように、
クロック毎に連続して出力するデータを発生するDUT
であり、且つ、パターンマッチ機能を用いる必要のある
デバイスや、システムクロックとは非同期関係にあるク
ロックによるデータ列を連続して出力するデバイスであ
り、半導体試験装置側が前記連続するデータ列を格納し
て試験実施することが求められるデバイスの全てが対象
である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述説明したように従
来技術においては、第1に、データレディ信号Drdy
等を受けて初期非同期状態を同期化する為に、パターン
マッチ機能を実現するパターンプログラムの作成が品種
毎に必要となり作成工数の観点で実用上の難点がある。
第2に、同期関係にない専用のADクロックADclk
により多数のデータを連続的に出力する場合にはPG側
が発生する格納信号W1と、DUTから出力されるデー
タ列の両者の位相関係が徐々に崩れてくる為好ましくな
い。これらの観点から、従来技術においては実用上の難
点がある。ところで、どのDUTにおいても、DUTか
ら連続的に出力されるコードデータと共に、これに同期
したクロックがDUTから出力されている。これに着目
した格納制御を備えることが実現できれば安定したメモ
リへの格納が可能である。そこで、本発明が解決しよう
とする課題は、DUTから出力されるクロックがシステ
ムクロックとは非同期関係にあったり、不定時期若しく
は一定時期から連続的に出力開始する出力データ列を受
けて、前記データ列を連続的に格納可能とするDCAP
を備える半導体試験装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1に、上記課題を解決
するために、本発明の構成では、被試験デバイスが出力
する出力信号は、少なくとも出力開始信号(例えばデー
タレディ信号Drdy、スタート信号Stt)とDUT
クロックDclk信号とDUTデータを有し、上記出力
開始信号は不定時期に出力開始する出力データ列の出力
開始時期を示す信号であり、上記DUTクロックDcl
kはDUTデータのタイミングに同期して連続的に発生
するクロック、若しくはDUTデータの有効なデータ出
力のときに発生するクロックであり、上記DUTデータ
はDUTから連続的に出力される単一もしくは複数Mビ
ットの出力データであるデバイスを測定対象とし、DU
Tから出力されるDUTデータとパターン発生器(P
G)から出力される期待値とをデジタルコンパレータ
(DC)で良否比較し、所定ピンへ割付け出力可能なフ
ェイル・マルチプレクサ(FMUX)を介して前記比較
結果の変換データ列FD1を受けて、デジタル・キャプ
チャー・メモリ(DCAP)内の記憶装置(メモリ)へ
順次格納する半導体試験装置において、DUTから出力
される上記出力開始信号とPGから出力される所定の期
待値とをDCで良否比較して変換した変換開始信号(例
えばデータレディ信号Drdy1)をFMUXを介して
DCAPの所定入力端へ供給し、DUTから出力される
上記DUTクロックDclk信号とPGからの所定の期
待値とをDCで良否比較して変換した変換クロック信号
(例えば変換クロック信号Dclk1)をFMUXを介
してDCAPの所定入力端へ供給し、上記変換開始信号
を検出した以後における上記変換クロック信号Dclk
1に対応する変換データ列FD1を受けて内部のメモリ
部70へ順次格納する格納パルス整形部をDCAPに備
えることを特徴とする半導体試験装置である。上記発明
によれば、DUTから出力されるクロックがシステムク
ロックとは非同期関係にあったり、不定時期若しくは一
定時期から連続的に出力開始する出力データ列を受け
て、前記データ列を連続的に格納可能とするDCAPを
備える半導体試験装置が実現できる。
【0016】第2に、上記課題を解決するために、本発
明の構成では、被試験デバイスが出力する出力信号は、
少なくともDUTクロックDclk信号とDUTデータ
を有し、上記DUTクロックDclkはDUTデータの
タイミングに同期して連続的に発生するクロック、若し
くはDUTデータの有効なデータ出力のときに発生する
クロックであり、上記DUTデータはDUTから連続的
に出力される単一もしくは複数Mビットの出力データで
あるデバイスを測定対象とし、DUTから出力されるD
UTデータとパターン発生器(PG)から出力される期
待値とをデジタルコンパレータ(DC)で良否比較し、
所定ピンへ割付け出力可能なフェイル・マルチプレクサ
(FMUX)を介して前記比較結果の変換データ列FD
1を受けて、デジタル・キャプチャー・メモリ(DCA
P)内の記憶装置(メモリ)へ順次格納する半導体試験
装置において、DUTから出力される上記DUTクロッ
クDclk信号とPGからの所定の期待値とをDCで良
否比較して変換した変換クロック信号(例えば変換クロ
ック信号Dclk1)をFMUXを介してDCAPの所
定入力端へ供給し、上記変換クロック信号Dclk1に
対応する変換データ列FD1を受けて内部のメモリ部7
0へ順次格納する格納パルス整形部をDCAPに備える
ことを特徴とする半導体試験装置がある。
【0017】第2図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。上述書込み制御部50とアドレス発生部60とメ
モリ部70とを備えるDCAPの入力部に備えて、不定
時期に出力データ列を出力開始し、DUTが出力する変
換開始信号はレベル信号(例えばデータレディ信号Dr
dy1)により有効データの開始を示す信号である場合
における格納パルス整形部としては、前記変換開始信号
と上記変換クロック信号Dclk1とを論理積して出力
するゲート手段(例えばANDゲート21)と、システ
ムクロックSclkにより前記論理積信号の前縁と後縁
のパルス信号を生成する手段(例えばフリップ・フロッ
プ23,24とANDゲート25,26)とを備えるエ
ッジ検出部20を具備し、上記前縁と後縁のパルス信号
の何れかを選択して当該変換データ列FD1を格納する
書込みパルス30sを書込み制御部50へ出力する極性
選択部30を備えることを特徴とする上述半導体試験装
置である。
【0018】第3図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。上述書込み制御部50とアドレス発生部60とメ
モリ部70とを備えるDCAPの入力部に備えて、不定
時期に出力データ列を出力開始し、DUTが出力する変
換開始信号はパルス信号(例えばスタート信号Stt)
により有効データの開始を示す信号である場合における
格納パルス整形部としては、前記変換開始信号の前縁で
セットし、外部からのリセット信号rst1、若しくは
上記PGの試験パターンの1チャンネルを用いて所定タ
イミングで発生するリセット信号rst1によりリセッ
トされる有効データ開始信号27sを出力するラッチ用
のフリップ・フロップ27を具備し、ラッチした前記有
効データ開始信号27sと上記変換クロック信号Dcl
k1とを論理積するゲート手段(例えばANDゲート2
1)と、システムクロックSclkにより前記論理積信
号の前縁と後縁のパルス信号20sp,20snを生成
する手段(例えばフリップ・フロップ23,24とAN
Dゲート25,26)とを備えるエッジ検出部20を具
備し、上記前縁と後縁のパルス信号20sp,20sn
の何れかを選択して当該変換データ列FD1を格納する
書込みパルス30sを書込み制御部50へ出力する極性
選択部30を備えることを特徴とする上述半導体試験装
置である。
【0019】上述書込み制御部50とアドレス発生部6
0とメモリ部70とを備えるDCAPの入力部に備え
て、一定時期に出力データ列を出力開始する場合におけ
る格納パルス整形部としては、変換クロック信号Dcl
k1をシステムクロックSclkにより前縁と後縁のパ
ルス信号20sp,20snを生成する手段(例えばフ
リップ・フロップ23,24とANDゲート25,2
6)とを備えるエッジ検出部20を具備し、上記前縁と
後縁のパルス信号20sp,20snの何れかを選択し
て当該変換データ列FD1を格納する書込みパルス30
sを書込み制御部50へ出力する極性選択部30を備え
ることを特徴とする上述半導体試験装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を実施
例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0021】本発明について、図1のデジタル・キャプ
チャー・メモリに係る要部構成図と、図2の格納パルス
整形部及びそのタイミングチャートと、図3の格納パル
ス整形部の他の構成例と、を参照して以下に説明する。
尚、従来構成に対応する要素は同一符号を付す。
【0022】本発明の要部構成は、図1に示すように、
従来構成要素に対して格納パルス整形部を追加した構成
で成る。この格納パルス整形部の一例を図2を参照して
説明する。格納パルス整形部はエッジ検出部20と極性
選択部30とで成る。本発明ではDUTから出力される
データレディ信号DrdyとDUTクロックDclk信
号を使用する。この為に、DCはDUTから出力される
上記両信号とPGから出力される期待値とをDCで良否
比較し、判定結果のFAIL/PASS信号に変換され
た変換データレディ信号Drdy1と変換クロック信号
Dclk1をFMUXを介してDCAPの所定入力端、
即ちANDゲート21へ供給するように設定しておく。
【0023】エッジ検出部20は、ANDゲート21、
25、26と、フリップ・フロップ23、24とで成
る。これは変換クロック信号Dclk1の前縁と後縁の
パルスを生成して出力するものである。即ち、ANDゲ
ート21は変換データレディ信号Drdy1と変換クロ
ック信号Dclk1を受けて論理積したクロック信号2
1sを出力する。従って、変換データレディ信号Drd
y1が有効なときの変換クロック信号Dclk1のみが
出力される。フリップ・フロップ23、24はシフトレ
ジスタに相当し、入力信号を受けて2クロック期間遅延
する(図2B,C参照)。
【0024】ANDゲート25は変換クロック信号Dc
lk1の前縁パルスを出力するものであり、フリップ・
フロップ23の正出力端とフリップ・フロップ24の負
出力端の信号を受けて論理積した結果の前縁パルス信号
20spを出力する(図2D参照)。ANDゲート26
は変換クロック信号Dclk1の後縁パルスを出力する
ものであり、フリップ・フロップ23の負出力端とフリ
ップ・フロップ24の正出力端の信号を受けて論理積し
た結果の後縁パルス信号20snを出力する(図2E参
照)。
【0025】極性選択部30は、一例としてマルチプレ
クサ32で成り、変換データ列FD1をメモリ部70へ
格納するタイミング信号として前縁パルス信号20sp
か後縁パルス信号20snかの何れかを選択するもので
ある。選択された書込みパルス30sは書込み制御部5
0へ供給される。これはクロックの前縁側でデータ格納
するタイプのデバイスと、クロックの後縁側でデータ格
納するタイプのデバイスがあり、この何れにも対応可能
とするものである。尚、DCへ供給する期待値を反転す
ればDCでの良否比較結果であるFAIL/PASS信
号を反転可能であり、所望の期待値を供給することで前
縁か後縁かを指定できるからして、上記した極性選択部
30及びANDゲート26を削除した構成とすることも
可能である。
【0026】次に、DUTから出力されるデータ出力の
開始を示す同期用の信号が2種類の異なる形態の両方に
対応可能な一例を図3を参照して説明する。図3におけ
る格納パルス整形部のエッジ検出部20にはANDゲー
ト21の直前にレディ信号選択部が追加して備えてられ
ている。レディ信号選択部は、フリップ・フロップ27
と、マルチプレクサ28とで成る。
【0027】フリップ・フロップ27は図6(b)に示
すように、データ出力の開始を示すパルス状のスタート
信号Sttをラッチしてレベル信号に変換するものであ
り、この有効データ開始信号27sをマルチプレクサ2
8へ供給する。尚、フリップ・フロップの出力状態を初
期状態にリセットする為のリセット信号rst1を新た
に追加する必要がり、この為に上述同様に、DCからF
MUXを介して所望のタイミングでリセット信号rst
1が発生されるように、余っているコンパレータチャン
ネルに対して”Z”のパターンプログラムを記述してお
く。マルチプレクサ28は、試験対象であるDUTの2
種類の異なる形態に対応して、第1に、上述した図2の
変換データレディ信号Drdy1を出力する形態のDU
Tの場合は変換データレディ信号Drdy1を選択して
出力し、スタート信号Sttを出力する形態のDUTの
場合はフリップ・フロップ27の出力信号を選択して出
力する。以後の構成要素は図2の説明と同様であるから
説明を省略する。
【0028】次に、DUTから出力されるデータ出力の
開始を示す同期用の信号が無く、AD変換して、直ちに
クロックに同期してコードデータを連続的に出力するデ
バイスの場合は、図2の変換データレディ信号Drdy
1を常時セットするようにパターンプログラムを作成す
れば良い。その為には、余っているコンパレータチャン
ネルを用い、このコンパレータチャンネルに対して連続
して”Z”のパターンプログラムを記述すれば良い。こ
の結果、DUTから出力されるクロック信号Dclkを
DCで変換した変換クロック信号Dclk1により書込
みパルス30sが発生できることになる。この結果、長
大なデータ列の格納が、DUTから出力されるデータ列
とシステムクロックSclkとの位相関係の影響を受け
ずに的確に格納可能となる利点が得られる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容から、下記に
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明に
よれば、格納パルス整形部をDCAPの入力端とDCA
P内の書込み制御部50へ挿入して具備する構成とした
ことにより、DUTから出力されるクロックがシステム
クロックとは非同期関係にあったり、不定時期に出力開
始する出力データ列を連続的に受けても、DCAP内の
メモリ部へ安定した格納が実現できることとなる。即
ち、第1に不定時期に出力開始する出力データ列の出力
開始時期を示す信号(例えばデータレディ信号Drd
y、スタート信号Stt)以後の出力タイミングを示す
DUTクロックDclk信号によりDUTデータを連続
的に出力する形態のDUTの場合は、その出力開始信号
とDUTクロックDclk信号をDCとFMUXを介し
て受けて、出力開始信号以降におけるDUTクロックD
clk信号の前縁若しくは後縁によりDUTデータを格
納する書込みパルス30sを生成することでパターンマ
ッチ機能を用いることなく、メモリ部70へ格納可能と
なる大きな利点が得られる。第2に、一定時期に出力開
始する場合は、出力タイミングを示すDUTクロックD
clk信号の前縁若しくは後縁によりDUTデータを格
納する書込みパルス30sを生成することでシステムク
ロックSclkと非同期な関係にあっても連続して正常
にメモリ部70へ格納可能となる大きな利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、デジタル・キャプチャー・メモリに
係る要部構成図。
【図2】本発明の、格納パルス整形部と、そのタイミン
グチャート。
【図3】本発明の、格納パルス整形部の他の構成例。
【図4】従来の、デジタル・キャプチャー・メモリに係
る要部構成図。
【図5】出力データ格納のタイミングチャート。
【図6】出力形態の異なるDUTの内部構成例。
【符号の説明】
20 エッジ検出部 21,25,26 ANDゲート 23,24,27 フリップ・フロップ 28,32 マルチプレクサ 30 極性選択部 50 書込み制御部 60 アドレス発生部 70 メモリ部 DC デジタルコンパレータ FC 波形整形器 FMUX フェイル・マルチプレクサ PG パターン発生器 DCAP デジタル・キャプチャー・メモリ DUT 被試験デバイス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験デバイス(DUT)が出力する出
    力信号は、少なくとも出力開始信号とDUTクロック信
    号とDUTデータを有し、該出力開始信号は不定時期に
    出力開始する出力データ列の出力開始時期を示す信号で
    あり、該DUTクロックはDUTデータのタイミングに
    同期して連続的に発生するクロック、若しくは該DUT
    データの有効なデータ出力のときに発生するクロックで
    あり、該DUTデータはDUTから連続的に出力される
    単一もしくは複数Mビットの出力データであるデバイス
    を測定対象とし、該DUTから出力されるDUTデータ
    とパターン発生器(PG)から出力される期待値とをデ
    ジタルコンパレータ(DC)で良否比較し、所定ピンへ
    割付け出力可能なフェイル・マルチプレクサ(FMU
    X)を介して前記比較結果の変換データ列を受けて、デ
    ジタル・キャプチャー・メモリ(DCAP)内の記憶装
    置(メモリ)へ順次格納する半導体試験装置において、 DUTから出力される該出力開始信号と該PGから出力
    される所定の期待値とを該DCで良否比較して変換した
    変換開始信号を該FMUXを介して該DCAPの所定入
    力端へ供給し、 DUTから出力される該DUTクロック信号と該PGか
    らの所定の期待値とを該DCで良否比較して変換した変
    換クロック信号を該FMUXを介して該DCAPの所定
    入力端へ供給し、 該変換開始信号を検出した以後における該変換クロック
    信号に対応する該変換データ列を受けて内部のメモリ部
    へ順次格納する格納パルス整形部を該DCAPに備える
    ことを特徴とする半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 被試験デバイス(DUT)が出力する出
    力信号は、少なくともDUTクロック信号とDUTデー
    タを有し、該DUTクロックはDUTデータのタイミン
    グに同期して連続的に発生するクロック、若しくは該D
    UTデータの有効なデータ出力のときに発生するクロッ
    クであり、該DUTデータはDUTから連続的に出力さ
    れる単一もしくは複数Mビットの出力データであるデバ
    イスを測定対象とし、該DUTから出力されるDUTデ
    ータとパターン発生器(PG)から出力される期待値と
    をデジタルコンパレータ(DC)で良否比較し、所定ピ
    ンへ割付け出力可能なフェイル・マルチプレクサ(FM
    UX)を介して前記比較結果の変換データ列を受けて、
    デジタル・キャプチャー・メモリ(DCAP)内の記憶
    装置(メモリ)へ順次格納する半導体試験装置におい
    て、 DUTから出力される該DUTクロック信号と該PGか
    らの所定の期待値とを該DCで良否比較して変換した変
    換クロック信号を該FMUXを介して該DCAPの所定
    入力端へ供給し、 該変換クロック信号に対応する該変換データ列を受けて
    内部のメモリ部へ順次格納する格納パルス整形部を該D
    CAPに備えることを特徴とする半導体試験装置。
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