JP2000159948A - Etfe成形体 - Google Patents

Etfe成形体

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JP2000159948A JP10341664A JP34166498A JP2000159948A JP 2000159948 A JP2000159948 A JP 2000159948A JP 10341664 A JP10341664 A JP 10341664A JP 34166498 A JP34166498 A JP 34166498A JP 2000159948 A JP2000159948 A JP 2000159948A
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ethylene
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Teruo Takakura
輝夫 高倉
Atsushi Funaki
篤 船木
Yasuo Yoda
保男 依田
Norio Takada
典雄 高田
Hajime Takeuchi
肇 竹内
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Nichias Corp
AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
Nichias Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属溶出量が少なく、且つ耐薬液透過性が格
段に優れる着色が少ないETFE成形体を提供するこ
と。 【解決手段】 金属溶出量分析法により測定したエチレ
ン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)の1
g当たりの溶出した特定金属元素の合計のナノグラム数
が10以下であり、融点が200〜250℃であるET
FEからなるETFE成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、医薬又は半
導体製造分野で使用される液体用容器やチューブなどに
好適で金属溶出量が少なく、且つ耐薬液透過性が格段に
優れるエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体から
なる成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬又は半導体製造分野で使用さ
れる医療部材、薬液貯槽部材、純水及び薬液等のチュー
ブ部材として、テトラフルオロエチレン(以下、TFE
という)/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共
重合体(以下、PFAという)、テトラフルオロエチレ
ン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチレン/テ
トラフルオロエチレン共重合体(以下、ETFEとい
う)等の含フッ素共重合体が、その電気絶縁性、低誘電
性、耐熱性、耐薬品性が良好なために好適に使用されて
いる。これら含フッ素共重合体からなる成形材料は溶融
成形が可能であり、射出成形、押出成形、回転成形等、
種々の成形方法で成形されて容器、チューブ、フィルム
及びシートなどの成形体となる。このうち、ETFE成
形体は、近年、耐薬液透過性及びガスバリヤー性が優れ
る成形体として上記用途を含めた幅広い工業的分野で注
目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
ETFE成形体は金属溶出量が比較的多いという問題が
あった。このため、医療関係や半導体製造装置関係の部
品、例えば、極度に汚染を嫌う薬品などの高純度液体な
どが流通するチューブなどでは使用できないものであっ
た。また、従来のETFE成形体の耐薬液透過性及びガ
スバリヤー性についても、前述の高純度液体用チューブ
では未だ不十分で、さらに優れた耐薬液透過性やガスバ
リヤー性が求められている。また、ETFE成形体は、
溶融成形時に成形体が僅かに黄色に着色することがあ
り、特に医療関係や半導体製造装置関係部品に対する製
品品質要求が厳しく、着色した成形品が製品の歩留り低
下を引き起こすという問題がある。
【0004】したがって、本発明の目的は、食品、医薬
又は半導体製造分野で使用される極度に汚染を嫌う薬品
などの高純度液体などを貯留する容器あるいは該液体を
流通するチューブなどに好適で金属溶出量が少なく、且
つ耐薬液透過性が格段に優れる着色が少ないETFE成
形体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意検討を行った結果、ETFEを硝酸と加
熱して金属を溶出する方法によりETFEから溶出する
金属元素のうち、特定の金属元素の合計量が特定の範囲
にあるETFEが、食品、医薬又は半導体製造分野の過
酷な条件下で使用される液体用容器や液体流通用チュー
ブなどに使用しても充分な耐金属溶出性を示し、且つ溶
融成形しても着色が少ないこと、また、融点が従来のE
TFEと比較すると低い温度領域の特定範囲にあるET
FEを用いて溶融成形された成形体は、その成形体中の
ボイド含有容積が極めて少なく、従って、格段に優れた
耐薬液透過性を示すことを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0006】すなわち、本発明は、金属溶出量分析法に
より測定したエチレン/テトラフルオロエチレン共重合
体の1g当たりの溶出する特定金属元素(Na、Mg、
Cu、Cr、Ni、K、Ca及びFe)の合計のナノグ
ラム数が10以下であり、融点が200〜250℃であ
るエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体からなる
ことを特徴とするETFE成形体を提供するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において使用されるETF
Eは、金属溶出量分析法により測定したETFEの1g
当たりの溶出した特定金属元素の合計のナノグラム数
(以下、金属溶出指数ηと言い、ナノグラムは「ng」
と言う)が、10以下であり、好ましくは0〜7であ
る。金属溶出指数ηが10を越えると、溶融成形して得
られる成形体を医薬、半導体製造分野の汚染を極度に嫌
う容器やチューブに使用した場合、貯留又は流通する液
体を金属汚染してしまう虞があり、一方、溶融成形して
得られる成形体の着色が激しくなる。
【0008】金属溶出量分析法とは、PFA製の蓋付き
の容器を超高純度硝酸中および超純水中でそれぞれ80
℃で1時間順次加熱処理した後、当該処理容器に、ET
FE5gを分取して、6.8%超高純度硝酸3mlを加
えて、蓋をしてホットプレートで80℃で2時間加熱し
た後、溶出した金属元素を含む超純度硝酸を誘導結合プ
ラズマ質量分析装置(ICP−MS)で定量分析する方
法である。使用する超純度硝酸及び超純水のNa、M
g、Cu、Cr、Ni、K、Ca及びFeの金属含有量
は、全て0.1ppb以下とする。当該特定金属元素と
は、Na、Mg、Cu、Cr、Ni、K、Ca及びFe
の金属元素(以下、「特定金属材料」という)である。
また、当該特定金属元素は、金属単体、金属イオン及び
金属酸化物等の金属化合物も含まれる。なお、金属化合
物の場合は、金属単体に換算したng数である。
【0009】本発明によるETFEの融点は、200〜
250℃の範囲であり、好ましくは220〜230℃の
範囲である。かかる融点範囲は従来のETFEの融点に
対して低温度領域にある。当該ETFEは溶融成形の
際、溶融成形温度を低めに設定でき、得られる成形体中
のボイド(気泡)が極めて少ないものとすることができ
る。すなわち、融点が250℃を越えると、成形時の溶
融温度とETFEの分解温度410℃との温度差が縮ま
り、ボイドが少ない成形品を得ることができにくく、こ
の結果、耐薬品透過性で格段に優れたものとすることが
できない。
【0010】本発明のETFE成形材料の製造方法とし
ては、例えば、重合工程、造粒工程、乾燥工程、ペレッ
ト化工程、洗浄工程等の重合体製造工程、成形材料を成
形体に成形する工程を順次経由して行う方法が挙げら
れ、当該各工程において、出発材料、成形材料及び成形
体が設備の金属部表面にできるだけ接触しないようにし
て製造される。すなわち、出発材料を貯槽、移送する配
管等の設備の金属部表面にできるだけ接しないようにす
ることなどにより前記特定の金属元素が成形体に混入す
ることを抑えて、耐金属溶出性及び着色防止性に優れる
成形体を得ることができる。
【0011】また、本発明のETFE成形体は、前記特
定金属材料の含有量が少ないモノマー、重合媒体、連鎖
移動剤、ETFE造粒に用いる媒体等の出発原材料を使
用することにより製造することができる。これらの出発
原材料の特定金属含有量は、それぞれ10ppb以下、
特に5ppb以下であることが好ましい。特に、主たる
出発原材料であるモノマー、水や溶媒などのETFE重
合媒体は、特定金属含有量が、それぞれ10ppb以下
であることが好ましい。
【0012】本発明のETFE重合体は、乳化重合法、
懸濁重合法、溶液状重合法等の種々の公知の重合法によ
り製造される。また、ETFEが製造工程において接す
る製造設備の金属部表面を耐熱性、耐薬品性が良好な、
例えば、PFA、FEP、ETFE等の溶融フッ素樹脂
で被覆することが好ましい。金属部表面をこのようなフ
ッ素樹脂で被覆しないと、得られるETFE及び成形体
は金属溶出指数ηが大きくなり、食品、医薬及び半導体
製造分野で使用される金属の混入を極度に嫌い、且つ無
着色の要求が厳しい容器、チューブ等の成形品には使用
できない。また、融点が200〜250℃のETFEを
得るには、TFEとエチレンの各モノマーの配合割合を
調整して重合すればよい。
【0013】本発明のETFE成形体は、前記の方法で
得られる粉末状、粒状、ペレット状、その他の形態を有
するETFEを、射出成形、押出成形等の溶融工程を含
む公知の成形方法により製造される。成形工程における
成形温度は、溶融温度より少し高い温度で、分解温度よ
り100〜200℃、好ましくは150〜200℃低い
温度とすることが、得られる成形体中のボイド(気泡)
が極めて少ないものとすることができる点で好ましい。
この結果、従来のETFE成形体に比べて、耐薬品透過
性で格段に優れたものとすることができる。
【0014】本発明のETFE成形体の使用形態として
は、特に制限されないが、例えば、容器、チューブ、フ
ィルム又はシートが挙げられる。特に、食品、医薬及び
半導体製造分野における、外部からの汚染を極度に嫌う
高純度液体を貯留あるいは流通する無着色の容器、チュ
ーブ、フィルム又はシート等の成形体に好適である。
【0015】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限
するものではない。 実施例1 原材料及びETFEが接触する重合工程、造粒工程、乾
燥工程の各設備及び配管部分を金属溶出指数ηが25以
下であるPFAでライニングし、被覆した。次に、40
0Lの重合槽に超純水188L、重合溶媒であるパーフ
ルオロヘキサン78L、連鎖移動剤である高純度メタノ
ール3.0L、エチレン3.9kgを仕込み、槽内の温
度を50℃とした後にTFEを仕込んで重合槽内の圧力
を1.3MPaとした。
【0016】次に、重合開始剤として、ビス(パーフル
オロブチリル)パーオキシドの0.05%パーフルオロ
ヘキサン溶液を添加して重合を開始させた。圧力が一定
になるようにTFEとエチレンの混合物を仕込んだ。重
合開始剤溶液は、重合速度が重合中ほぼ一定となるよう
に連続的に仕込み、合計7.3L仕込んだ。使用した超
純水、高純度メタノール、TFE、パーフルオロヘキサ
ン(表中、「PFH」)及びビス(パーフルオロブチリ
ル)パーオキシドの0.05%パーフルオロヘキサン溶
液中(表中、「BPO」)の特定金属成分含有量を表1
に示す。
【0017】重合を開始させてから8時間後、後仕込み
のTFEの合計が40kgになった後に重合槽を室温ま
で冷却した後、未反応ガスをパージし生成重合体を含む
スラリーを得た。このスラリーを重合槽の底部から配管
を通して造粒槽に、窒素で重合槽を加圧して移送した。
なお、超純水500Lを予め仕込んだ1000Lの造粒
槽の内容物を攪拌しながら90℃に加温し、パーフルオ
ロヘキサンを蒸発、留去しながら重合体を造粒した。得
られた造粒物を配管により乾燥器に移送し、150℃で
8時間乾燥させた。乾燥後の造粒物を配管にてクリーン
ルーム内の押出機へ移送し、ペレット化を行った。この
押出機の材質はハステロイCの耐食材料である。押出温
度は260〜310℃、ダイ温度310℃である。乾燥
後の造粒物の金属成分溶出量を表1に示す。得られたペ
レットをチューブ押出機を用いて内径10mm、外径12
mmのチューブAを作製した。チューブ押出機の材質はハ
ステロイCの耐食材料である。押出温度は260〜31
0℃、ダイ温度310℃である。また、チューブAにつ
いては、下記方法によって物性、金属溶出指数、耐薬品
性、耐薬液透過性、パーティクル発生量及び表面平滑性
を評価した。物性の結果を表2に、耐薬品性の結果を表
3に、金属溶出指数、耐薬液透過性、パーティクル発生
性及び表面平滑性の結果を表4に示す。また、チューブ
切断断面の一部の模写図を図1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】(着色度;YI値)色差計(日本電色工業
製ZE−2000)を用いてYI値を測定した。YI値
が大きいほど黄色いことを示し、樹脂中の金属含有量が
多いほどYI値が大きくなる。
【0020】(メルトインデックス;MI)ETFEの
分子量の指標である。直径2.1mm、長さ8mmのダ
イスに5kg荷重し、297℃で押出したときのETF
Eの流出速度(g/10分)で示される。
【0021】(薬液透過量)図3に示すような装置を用
いる。試験装置10はヒータ6を装着する高さ350m
m×径180mmの断熱性浴槽3内に外径12mm×内
径10mmの試験に供されるサンプルチューブ5を中心
に据え、サンプルチューブ5の外側の槽内に純水4を満
たし、チューブ内には35%塩酸7を入れたものであ
り、チューブ5は窒素ガスで圧力3kgf/cm2 に加圧され
る。試験温度70℃、10日間経過後の塩酸の純水への
透過量を測定する。単位は、g/m 2 hrで示す。
【0022】(パーティクル発生量)樹脂の発塵性の指
標である。試験に供される樹脂を用いて作製した500
mLの容器に30%過酸化水素水を入れ、60℃で3日
間放置する。次に、新たに30%過酸化水素水を入れて
同様の操作を行い、これを繰り返し合計5回行い、その
後0.3μm 以上のパーティクル量を測定する。単位は
個/mLで示す。
【0023】(表面平滑性)試験に供される樹脂表面を
表面粗さ計(サーフコーダSE-2300 ;小坂研究所社製)
を用いて測定する。結果は、JIS B 0601記載の表示方法
に準拠して最大高さRy (μm )で示す。樹脂表面が平
滑であると、チューブや容器の内壁の洗浄性に優れる
他、透明性の度合いが高まる。
【0024】(ガス透過性)ASTM D1434(M法) に基づい
て測定する。すなわち、厚さ100μm のフィルム状の
サンプルを用い、片側に測定するガスで0.1MPa の圧
力をかけ、反対側を高真空にする。ガスが透過すること
による高真空側の圧力の上昇速度より、ガス透過性を求
める。
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】比較例1 原材料の仕込み比率を変え、融点が270℃のETFE
を得た以外は、実施例1と同様の方法で行った。得られ
たETFE製チューブBについて、金属溶出指数、薬液
透過量、表面平滑性及びパーティクル発生量を評価し
た。結果を表4に示す。また、チューブ切断断面の一部
の模写図を図2に示す。YI値は−6.0であった。
【0028】比較例2 出発原材料、重合設備、移送配管及び押出機等は特定の
耐金属溶出性対策を行うことなく、重合に工業用水の蒸
留水、通常グレードのメタノールを用い融点が225℃
のETFEを得た以外は実施例1と同様の方法で行い、
内径10mm、外径12mmのETFEチューブCを作
製した。このチューブCについて、薬液透過量、金属溶
出指数、表面平滑性及びパーティクル発生量を評価し
た。結果を表4に示す。YI値は−2.1であった。
【0029】比較例3 出発原材料、重合設備、移送配管及び押出機等は特定の
耐金属溶出性対策を行うことなく、重合に工業用水の蒸
留水、通常グレードのメタノールを用いるような、従来
通りの方法で内径10mm、外径12mmの分子末端を
フッ素化したPFAチューブを作製した。PFAチュー
ブについて、薬液透過量、金属溶出指数、表面平滑性及
びパーティクル発生量を評価した。結果を表4に示す。
YI値は−2.1であった。
【0030】
【表4】 注1;Na:1.5,Mg 0.1,Cu:0.1,Cr:0.1,Ni:0.1,K:1.2,Ca:2.
2,Fe:1.2(ng)注2;Na:2.1,Mg:0.3,Cu:0.1,Cr:0.5,Ni:0.
9,K:1.3,Ca:6.6,Fe:3.7(ng)注3;Na:2.1,Mg:0.3,Cu:0.1,
Cr:0.5,Ni:0.9,K:1.3,Ca:6.6,Fe:3.7(ng)注4;単位cm
3 (STD)cm/cm2 scmHg
【0031】図1及び図2より、実施例1の低融点ET
FEは、比較例1の高融点ETFEに比して、樹脂1中
のボイド2の含有容積が少ない。このため、耐薬液透過
性及び耐ガス透過性の点で優れた成形体構造を有する。
また、表4より明らかなように、実施例1のETFE製
チューブは、薬液透過量が従来のETFE製チューブの
約1/3、分子末端をフッ素化したPFAチューブの約
1/20であり、格段に優れる。また、金属溶出量が通
常の製法によるETFEに比べて少ないため着色が少な
い。また、パーティクル発生量も少なく表面平滑性にも
優れる。
【0032】
【発明の効果】本発明のETFE成形体は、金属溶出量
が少なく着色されず、且つ耐薬液透過性が格段に優れ
る。また、耐薬品性、表面平滑性及び耐発塵性にも優れ
るため、食品、医薬又は半導体製造分野で使用される極
度に汚染を嫌う薬品などの高純度液体などを貯留する容
器あるいは該液体を流通するチューブなどに好適に使用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のチューブAの断面の一部を表す模写
図である。
【図2】比較例1のチューブBの断面の一部を表す模写
図である。
【図3】耐薬液透過性を評価する試験機の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 ETFE樹脂 2 ボイド(気泡) 3 試験槽(断熱材) 4 純水 5 試験チューブ 6 ヒータ 7 35%塩酸 10 試験装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船木 篤 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社千葉工場内 (72)発明者 依田 保男 東京都港区芝大門1丁目1番26号 ニチア ス株式会社内 (72)発明者 高田 典雄 静岡県袋井市高尾1980 ニチアス株式会社 袋井工場内 (72)発明者 竹内 肇 東京都港区芝大門1丁目1番26号 ニチア ス株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BB101 BD151 GG01 GG02 4J100 AA02P AC26Q CA04 DA24 DA40 DA42 JA50 JA59

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属溶出量分析法により測定したエチレ
    ン/テトラフルオロエチレン共重合体の1g当たりの溶
    出した特定金属元素(Na、Mg、Cu、Cr、Ni、
    K、Ca及びFe)の合計のナノグラム数が10以下で
    あり、融点が200〜250℃であるエチレン/テトラ
    フルオロエチレン共重合体からなることを特徴とするE
    TFE成形体。
  2. 【請求項2】 容器、チューブ、フィルム又はシートで
    ある請求項1記載のETFE成形体。
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