JP2000158749A - プリントヘッド - Google Patents

プリントヘッド

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JP2000158749A
JP2000158749A JP33972798A JP33972798A JP2000158749A JP 2000158749 A JP2000158749 A JP 2000158749A JP 33972798 A JP33972798 A JP 33972798A JP 33972798 A JP33972798 A JP 33972798A JP 2000158749 A JP2000158749 A JP 2000158749A
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JP
Japan
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cable
image signal
head
print head
recording medium
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JP33972798A
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English (en)
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Toshiaki Nakahara
敏明 中原
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Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】往復移動する光書き込みヘッドから引き出した
ケーブルが、引き出し方向とは反対方向に屈曲して画像
信号生成部に接続されるプリントヘッドにおいて、ケー
ブルの収納空間を小さくする。 【解決手段】光書き込みヘッド1は、発光ドットを有す
る発光素子2と、記録媒体4に対面する光学素子3を有
する。モータ8と駆動ワイヤ6等により所定移動範囲内
で往復移動する。ヘッドの移動方向の隣部に画像信号生
成部9がある。発光素子の画像信号生成部9とは反対側
の面にはケーブル10の一端部10aが接続される。ケ
ーブルは一端部のすぐ下で保持手段12で固定された後
に、上方に屈曲されて画像信号生成部に延設接続され
る。最もケーブルを伸ばした書き始め位置で、ヘッドの
左側のケーブルは略半円柱状で小さく、ケーブル収納用
の空間は従来よりも小さい。光プリンタを小型化でき
る。一端部10aにはこじる力が加わらず、接触不良は
生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリン
タ、インパクトプリンタ、インクジェットプリンタ、L
ED・LCD・蛍光発光管等を使用した光書き込み方式
プリンタ等の各種プリンタに用いられるプリントヘッド
に係る。本発明は特に、所定位置に設けられた画像信号
生成部と、移動可能に構成されたヘッド部とが、可撓性
のケーブルで接続されており、ヘッド部の移動に伴って
ケーブルが屈曲しながら移動するように構成されたプリ
ントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光プリントヘッドは、多数の微小
な発光ドットを線状に並べた光源を有し、この光源を発
光ドットの並ぶ方向と直交する方向に移動させながら記
録媒体にドット状の光を照射し、所望の画像を記録媒体
上に形成する装置である。光源の種類には様々な発光原
理の素子、例えば蛍光発光管やLED等が用いられてい
る。
【0003】図7は従来の光書き込み装置、例えば携帯
用のビデオプリンタ等に用いられているプリントヘッド
の斜視図である。光書き込みヘッド1は、複数個の発光
ドットを有する発光素子2を光源としている。発光素子
2の光照射側には、光学素子3が設けられており、この
光学素子3は所定の位置に設置されたシート状の記録媒
体4(印画紙等)に対面している。発光素子2の発光ド
ットからでた光は、光学素子3を経て記録媒体4に照射
される。
【0004】光書き込みヘッド1は、往復駆動手段によ
って記録媒体4に対して所定移動範囲内で往復移動す
る。往復駆動手段は、光書き込みヘッド1の光学素子3
の両側部を摺動可能に貫通している一対のガイドレール
5と、光書き込みヘッド1の一部に連結された駆動ワイ
ヤ6と、駆動ワイヤ6が掛け回された一対のプーリ7
と、プーリ7を駆動するモータ8とを有している。モー
タ8を駆動すれば、駆動ワイヤ6が循環して移動し、こ
れに連結された光書き込みヘッド1はガイドレール5に
沿って移動する。光書き込みヘッド1は下方にある記録
媒体4の所定の記録領域をカバーする所定移動範囲内を
往復する。
【0005】光書き込みヘッド1の移動方向に関し、前
記所定移動範囲の一方の隣部には、前記発光素子2を駆
動するための画像信号を生成する画像信号生成部9が設
置されている。
【0006】光書き込みヘッド1と画像信号生成部9は
帯状の可撓性のケーブル10で電気的に接続されてい
る。即ち、光書き込みヘッド1の移動方向の前面又は背
面の2つの面の内、発光素子2の画像信号生成部9と反
対側の面には、ケーブル10の一端部10aが接続され
ている。このケーブル10は、略円筒状(断面略円形
状)に屈曲されて記録媒体4とは反対側に延設されてい
る。そして、ケーブル10は、光書き込みヘッド1の所
定移動範囲を挟んで記録媒体4とは反対側において、光
書き込みヘッド1の移動方向と略平行に延設されてお
り、前記画像信号生成部9に他端部10bが接続されて
いる。
【0007】画像信号生成部9から発光素子2に画像信
号が供給され、発光素子2の発光ドットが発光駆動され
る。これに同期してモータ8が駆動ワイヤ6を駆動して
光書き込みヘッドを所定方向に所定の速度で移動させ
る。光書き込みヘッド1は、発光素子2を駆動しなが
ら、図8(a)に示す書き始め位置から図8(b)に示
す書き終わり位置まで移動する。発光ドットからの光は
記録媒体4上に画像(又はその潜像)を形成していく。
光書き込みヘッド1の上記移動の間、ケーブル10は図
8に示すように屈曲する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】光書き込みヘッド1が
往復移動した場合に、前記ケーブル10はヘッドの移動
を妨げることなく円滑に屈曲しうるように配置されてい
なければならない。また、ケーブル10がなるべく損傷
せずに繰り返して屈曲できるように、屈曲部分のアール
はある程度大きくとる必要がある。即ち、ケーブルを小
さい曲率(即ち小さい半径のアール)で繰り返し屈曲さ
せると、ケーブルに断線等の不都合が発生しやすい。
【0009】ここで、ケーブル10は、光書き込みヘッ
ド1の中で記録媒体4とは反対側にある発光素子2から
引き出されており、そして記録媒体4とは反対側に屈曲
されてガイドレール5の上側に導かれ、画像信号生成部
9に接続される構造になっている。このため、前述した
ようにケーブル10の屈曲部分のアールを大きくとるに
は、光書き込みヘッド1が画像信号生成部9から最も離
れた位置(図8(a)に示す書き始め位置)にある時、
発光素子2から引き出したケーブル10は画像信号生成
部9とは反対側に大きく張り出させてから画像信号生成
部9の方向に曲げる必要があった。即ち、発光素子2か
ら引き出したケーブル10は、ゆるい屈曲で一旦記録媒
体4側(図8中下側)に導き、その後ゆるい屈曲で記録
素子から離れて発光素子2の上側(図8中上側)に導く
必要があった。従って、図8(a)に示す書き始め位置
においては、発光素子2から引き出されたケーブル10
は、実質的に殆ど円筒状に屈曲した状態になっている。
このようなケーブル10の引回し構造であるとケーブル
10を収納するために大きな空間が必要になり、装置が
大型化するという問題があった。
【0010】また、このような構造であると、光書き込
みヘッド1が往復して移動するたびにケーブル10が大
きく屈曲するため、発光素子2とケーブル10の接続部
分に過大な力が加わりやすく、これが繰り返されると接
続部分がこじられて接触不良を起こしやすいという問題
もあった。
【0011】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、記録媒体に対して往復移動する光書き込み
ヘッドから引き出されたケーブルが、引き出し方向とは
反対方向に屈曲されて画像信号生成部に接続されている
プリントヘッドにおいて、ケーブルを屈曲させて引き回
すために必要な空間を小さくして装置の小型化をはか
り、さらにヘッドとケーブルの接続部がヘッドの往復移
動によって接触不良を起こさないようにすることを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されたプ
リントヘッドは、記録媒体(4)に対して往復移動する
書き込みヘッド(1)と、画像信号生成部(9)と前記
書き込みヘッドを接続するケーブル(10)を有し、前
記ケーブルの一端部が前記書き込みヘッドの前記画像信
号生成部と反対の面に接続され、前記ケーブルの他端部
が前記画像信号生成部に接続されているプリントヘッド
において、前記反対の面において、前記書き込みヘッド
と前記画像信号生成部の間にある前記ケーブルから近い
位置に前記ケーブルの一端を接続し、前記書き込みヘッ
ドと前記画像信号生成部の間にある前記ケーブルから遠
い位置にケーブル保持手段(11)を設けたことを特徴
としている。
【0013】請求項2に記載されたプリントヘッドは、
記録媒体(4)に対して往復移動する書き込みヘッド
(1)と、画像信号生成部(9)と前記書き込みヘッド
を接続するケーブル(10)を有し、前記ケーブルの一
端部が前記書き込みヘッドの前記画像信号生成部と反対
の面に接続され、前記ケーブルの他端部が前記画像信号
生成部に接続されているプリントヘッドにおいて、前記
反対の面において、前記書き込みヘッドと前記画像信号
生成部の間にある前記ケーブルから遠い位置に前記ケー
ブルの一端を接続することを特徴としている。
【0014】請求項3に記載されたプリントヘッドは、
記録媒体(4)に対して往復移動する書き込みヘッド
(1)と、画像信号生成部(9)と前記書き込みヘッド
を接続するケーブル(10)を有し、前記ケーブルの一
端部が前記書き込みヘッドの前記画像信号生成部と反対
の面に接続され、前記ケーブルの他端部が前記画像信号
生成部に接続されているプリントヘッドにおいて、前記
書き込みヘッドの少なくとも反対の面を覆う収容手段
(1’)を有し、前記収容手段は、前記ケーブルを挿通
して保持するためのケーブル保持手段を備えていること
を特徴としている。
【0015】請求項4に記載されたプリントヘッドは、
請求項3記載のプリントヘッドの前記反対の面におい
て、前記書き込みヘッドと前記画像信号生成部の間にあ
る前記ケーブルから近い位置に前記ケーブルの一端が接
続され、前記書き込みヘッドと前記画像信号生成部の間
にある前記ケーブルから遠い位置に前記ケーブルを保持
するケーブル保持手段が設けられていることを特徴とし
ている。
【0016】請求項5に記載されたプリントヘッドは、
請求項1又は2又は3記載のプリントヘッドにおいて、
前記ケーブル(10)は、前記書き込みヘッド(1)と
前記記録媒体(4)との間以外の位置に延設されている
ことを特徴としている。
【0017】請求項6に記載されたプリントヘッドは、
請求項1又は2又は3記載のプリントヘッドにおいて、
前記ケーブル(10)は、前記書き込みヘッド(1)に
関して前記記録媒体(4)と反対側に延設されているこ
とを特徴としている。
【0018】請求項7に記載されたプリントヘッドは、
請求項1又は2又は3記載のプリントヘッドにおいて、
前記書き込みヘッド(1)は、複数個の記録ドットを有
する発光素子(2)と、前記記録媒体(4)に対面する
ように前記発光素子の前記記録媒体側に設けられた光学
素子(3)とを備えていることを特徴としている。
【0019】請求項8に記載されたプリントヘッドは、
請求項7記載のプリントヘッドにおいて、前記ケーブル
(10)の一端は、前記発光素子(2)の前記画像信号
生成部(9)と反対側の面に接続されており、前記一端
の近傍において前記発光素子(2)の前記光学素子
(3)に近い位置に前記ケーブルを保持するケーブル保
持手段(11)が設けられていることを特徴としてい
る。
【0020】請求項9に記載されたプリントヘッドは、
請求項7記載のプリントヘッドにおいて、前記ケーブル
(10)の一端は、前記発光素子(2)の前記画像信号
生成部(9)と反対側の面に接続されており、前記一端
の近傍において前記光学素子(3)の前記画像信号生成
部(9)と反対側の面に前記ケーブルを保持するケーブ
ル保持手段(11)が設けられていることを特徴として
いる。
【0021】請求項10に記載されたプリントヘッド
は、請求項1又は8又は9記載のプリントヘッドにおい
て、前記保持手段(11)は、前記書き込み手段(1)
の往復移動方向に対して実質的に直交する方向に沿って
形成されていて前記ケーブル(10)を挿通するスリッ
ト(12)を備えていることを特徴としている。
【0022】請求項11に記載されたプリントヘッド
は、請求項10記載のプリントヘッドにおいて、前記保
持手段(11)の前記スリット(12)を挿通したケー
ブル(10)は、実質的に半円筒状に湾曲して前記画像
信号生成部(9)に延設されていることを特徴としてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本例のプリントヘッドは光プリン
トヘッドである。この光プリントヘッドは、多数の微小
な発光ドットを線状に並べた光源を有し、この光源を発
光ドットの並ぶ方向と直交する方向に移動させながら記
録媒体にドット状の光を照射し、所望の画像を記録媒体
上に形成する装置である。光源の種類は特に限定しない
が、例えば蛍光発光管やLED等を用いることができ
る。また、発光素子が有する発光ドットの配置は、所定
間隔をおいた一列でもよいし、千鳥状に2列以上でもよ
い。
【0024】本例の光プリントヘッドは、例えば携帯用
のビデオプリンタ等の光書き込み装置として用いられ
る。その場合には、本光プリントヘッドで画像を記録す
る記録媒体としては印画紙等が適当である。
【0025】図1は本例のプリントヘッドの斜視図であ
る。プリントヘッドの書き込み素子である光書き込みヘ
ッド1は、シート状の記録媒体4(印画紙等)に対面し
ており、記録媒体4の記録面に対して発光ドットの像を
照射する。記録媒体4は所定の位置に設置されている。
記録が終了した後、記録媒体4は図示しない搬送手段で
本装置の外に排出される。
【0026】光書き込みヘッド1は、往復駆動手段によ
って記録媒体4に対して所定移動範囲内で往復移動す
る。往復駆動手段は、光書き込みヘッド1の光学素子3
の両側部を摺動可能に貫通している一対のガイドレール
5と、光書き込みヘッド1の一部に連結された駆動ワイ
ヤ6と、駆動ワイヤ6が掛け回された一対のプーリ7
と、プーリ7を駆動するモータ8とを有している。モー
タ8を駆動すれば、駆動ワイヤ6が循環して移動し、こ
れに連結された光書き込みヘッド1はガイドレール5に
沿って移動する。光書き込みヘッド1は、下方にある記
録媒体4の所定の記録領域をカバーする所定移動範囲内
を往復する。
【0027】光書き込みヘッド1の移動方向に関し、前
記所定移動範囲の一方の隣部には、前記発光素子2を駆
動するための画像信号を生成する画像信号生成部9が設
置されている。
【0028】光書き込みヘッド1と画像信号生成部9は
可撓性の帯状のケーブル10で電気的に接続されてい
る。ケーブル10は、可撓性の帯状の絶縁材の間に複数
本の導電ケーブル10を所定間隔で配置して挟んだもの
である。例えば、導体としての錫メッキの銅箔を、ポリ
エステルのテープで挟んだもの等がある。このような可
撓性のケーブル10は、屈曲を繰り返すと内部の導体が
断線してしまうので、一般には屈曲の角度や繰り返し回
数の許容値が定められている。
【0029】図示のように本例の光書き込みヘッド1は
略箱型であるが、その移動方向に略直交する前後の2つ
の面の内、画像信号生成部9とは反対側の面に対して、
ケーブル10の一端部10aが接続されている。ケーブ
ル10の一端部10aが接続されている位置は、前記反
対側の面の中で、画像信号生成部9と書き込みヘッド1
の間にあるケーブル10に近い方の縁部である。
【0030】光書き込みヘッド1の前記反対側の面に
は、保持手段11が設けられている。保持手段11が設
けられている位置は、前記反対側の面の中で、画像信号
生成部9と書き込みヘッド1の間にあるケーブル10か
らは遠い方の縁部である。保持手段11は、光書き込み
ヘッド1の移動方向と実質的に直交する方向に沿った細
長い形状であり、帯状の前記ケーブル10を挿通するの
に適した長さのスリット12を備えている。ケーブル1
0は、光書き込みヘッド1に連結されている一端部10
aから記録媒体4に近接する方向に引回され、この保持
手段11に挿通されることにより光書き込みヘッド1の
前記反対側の面に固定される。従って、保持手段11の
スリット12を通過したケーブル10を、図2(a)に
示すように、実質的に半円筒状となるように前記一端部
10a側に湾曲させて延設することができる。そして、
ケーブル10は、光書き込みヘッド1の移動方向を長手
方向とし、前記一端部10aと前記他端部10bの間に
おいて記録媒体4に実質的に平行な状態に配設される。
【0031】図8(従来)と図2(本例)を比較すると
その差が明瞭になる。図8に示す従来例では、ケーブル
10をヘッド1の図中上側から引き出し、引き出し位置
に近いヘッド1の図中上側に直接導いていた。このた
め、ケーブル10の許容屈曲率を保持するためには、ケ
ーブル10を一旦図中下側に導いた後に図中上側に導
き、これによって大きく略円筒状(断面略円形状)にケ
ーブル10を屈曲させなければならなかった。
【0032】しかしながら、図2の本例によれば、書き
込みヘッド1から引き出したケーブル10を一旦記録媒
体4側(図中下側)に導いて固定したので、上側に略半
円筒状に屈曲させるだけでケーブル10の許容屈曲率を
保持しながら書き込みヘッド1の上に導くことができ
る。
【0033】そして書き込みヘッド1から導かれたケー
ブル10は、光書き込みヘッド1の所定移動範囲を挟
み、記録媒体4とは反対側に配置される。そして、ケー
ブル10は、光書き込みヘッド1の移動方向と略平行に
延設され、前記画像信号生成部9に他端部10bが接続
される。
【0034】画像信号生成部9から光書き込みヘッド1
に画像信号が供給され、光書き込みヘッド1が発光駆動
される。これに同期してモータ8が駆動ワイヤ6を駆動
して光書き込みヘッド1を所定方向に所定の速度で移動
させる。光書き込みヘッド1は、発光素子を発光させな
がら、図2(a)に示す書き始め位置から図2(b)に
示す書き終わり位置まで移動する。発光素子からのドッ
ト状の光は記録媒体4上に画像(又は潜像)を形成して
いく。光書き込みヘッド1の上記移動の間、ケーブル1
0は図2に示すように屈曲する。
【0035】図2に示すように、光書き込みヘッド1が
往復移動する間、ケーブル10はヘッドの移動を妨げる
ことなく円滑に屈曲することができる。従来の図8
(a)と本例の図2(a)を比較すればわかるように、
書き始め位置にある光書き込みヘッド1の左側に設ける
ケーブル収納用の空間は、本例の方が従来よりも小さく
てすむ。よって、光プリンタを小型化でき、携帯用の光
プリンタであればその効果はさらに顕著である。また、
ケーブル10が繰り返して屈曲しても、ケーブル10の
略半円筒状の屈曲部分は曲がり具合が規定値以下の状態
で一定なので断線等の問題は起きない。また、発光素子
2から導出された一端部10aには、従来のようにこじ
る力が加わらないので、接触不良の心配はない。また、
保持手段11のスリット12で固定されたケーブル10
は、殆ど直角に近い状態で曲げられているが、ヘッドの
往復移動につれて曲げ角度が繰り返し変化することはな
く、一定の状態に保持されることから断線等の不都合が
生じることはない。
【0036】図3は第2の例のプリントヘッドの斜視図
である。第1の例と異なり、画像信号生成部9から延設
されたケーブル10は、前記反対側の面において、書き
込みヘッド1と画像信号生成部9の間にあるケーブル1
0から遠い方の縁部に一端が接続されている。そして、
本例には、ケーブル10を書き込みヘッド1に保持する
保持手段がない。その他の構成は第1の例と同一であ
る。本例によっても、第1の例と略同様の作用・効果を
得ることができる。
【0037】図4は第3の例のプリントヘッドの斜視図
である。第2の例に似ているが、書き込みヘッド1の構
成が異なる。即ち、第3の例では、書き込みヘッド1は
筐体(ケース)等の収容手段1’によって覆われてい
る。収容手段1’は、必ずしも書き込みヘッド1の全体
を収納する必要はなく、要求される機能に応じて書き込
みヘッド1の一部、少なくとも前記反対の面を覆う覆う
構造であればよい。そして本例の収容手段1’は、ケー
ブル10の保持手段としても機能する。即ち、書き込み
ヘッド1の少なくとも反対の面を覆う部分には、スリッ
ト12が形成されており、内部の書き込みヘッド1から
導かれたケーブル10がこのスリット12から導出され
る。その他の構成は第2の例と同一である。本例によっ
ても、第2の例と略同様の作用・効果を得ることができ
る。
【0038】図5は第4の例のプリントヘッドの斜視図
である。本例のプリントヘッドの書き込みヘッド1は、
複数個の発光ドットを有する発光素子2を光源としてい
る。発光素子2の光照射側には、ミラーや正立等倍像形
成レンズ等のような光学素子3が設けられている。この
光学素子3はシート状の記録媒体4(印画紙等)に対面
しており、記録媒体4の記録面に対して発光ドットの像
を等倍で照射する。記録媒体4は所定の位置に設置され
ている。記録が終了した後、記録媒体4は図示しない搬
送手段で本装置の外に排出される。
【0039】書き込みヘッド1の往復駆動手段と、画像
信号生成部9と、ケーブル10の各構成は、前記各例と
略同一である。ケーブル10の書き込みヘッド1に対す
る接続構造について説明する。
【0040】書き込みヘッド1の移動方向に略直交する
2つの面(前面又は背面)を略矩形板状の発光素子2に
ついて考えた場合、この2つの面の内、画像信号生成部
9とは反対側の面にケーブル10の一端部10aが接続
されている。そして、ケーブル10の一端部10aの近
傍において、発光素子2の光学素子3に近い位置に、ケ
ーブル10を保持するケーブル保持手段11が設けられ
ている。このケーブル保持手段11はケーブル10を挿
通して保持するスリット12を有しており、その形状は
第1の例の保持手段と同一である。
【0041】本例によれば、発光素子2に一端部10a
が接続されたケーブル10は、この保持手段11の方向
に曲げられて、保持手段11のスリット12を挿通して
記録媒体4に近接する方向に引回される。従って、スリ
ット12から出たケーブル10は、実質的に半円柱状に
湾曲した後に発光素子2側に向きを変えて延設すること
ができる。そして、ケーブル10は、書き込みヘッド1
の移動方向を長手方向とし、前記一端部10aと前記他
端部10bの間において記録媒体4に実質的に平行な状
態に配設される。本例によっても、前記各例と略同一の
効果が得られる。これは、特に、光学素子に比べて発光
素子の厚さが厚いときに適する。
【0042】図6は第5の例のプリントヘッドの斜視図
である。本例のプリントヘッドにおいては、書き込みヘ
ッド1の移動方向について、画像信号生成部9とは反対
側である光学素子3の他方の面に、保持手段11が設け
られている。そして、保持手段11は、光学素子3の画
像信号生成部9とは反対側の面において、記録媒体4に
近い側の縁部に取り付けられている。これ以外の点は図
5に示した第4の例と同一である。
【0043】本例によれば、発光素子2に接続された一
端部10aから記録媒体4に近接する方向にケーブル1
0を曲折し、該ケーブル10を保持手段11のスリット
12に挿通して書き込みヘッドの側面(画像信号生成部
9と反対側の面)に固定することができた。従って、保
持手段11のスリット12から出たケーブル10を、実
質的に半円柱状に湾曲させながら発光素子2に向けて延
設することができる。そして、ケーブル10は、書き込
みヘッド1の移動方向を長手方向とし、前記一端部10
aと前記他端部10bの間において記録媒体4に実質的
に平行な状態に配設される。本例によっても、前記各例
と略同一の効果が得られる。
【0044】以上説明した各例においては、ケーブル
は、書き込みヘッドに関して記録媒体と反対側に延設さ
れていた。即ち、図1では、書き込みヘッド1に関して
記録媒体4と反対側にケーブル10が延設されていた。
しかしながら、ケーブルと、書き込みヘッドと、記録媒
体の位置関係はこれに限定されない。即ち、ケーブル
は、書き込みヘッドと記録媒体との間以外の位置に延設
されていればよい。
【0045】また、以上説明した各例では、書き込みヘ
ッドとしては発光素子を有する光書き込み方式のものを
前提として説明したが、もちろん書き込みの原理はこれ
に限定されず、いかなる方式の書き込みヘッドに対して
も本発明を適用することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体に対して往復
移動する書き込みヘッドから引き出されたケーブルが、
引き出し方向とは反対方向に屈曲されて画像信号生成部
に接続されているプリントヘッドにおいて、ケーブルの
引回しに改良を加えた。即ち、引き出したケーブルを略
半円筒状となるように屈曲して画像信号生成部に接続で
きるようにしたので、屈曲したケーブルを収納する空間
を小さくすることができた。このようにすれば、コネク
タ部分がケーブルの屈曲にたびにこじられることが少な
くなり、これによる接触不良が解消された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例におけるヘッド
の移動とケーブルの屈曲状態を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の第2の例を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の第3の例を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態の第4の例を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の第5の例を示す斜視図で
ある。
【図7】従来の光プリントヘッドの一例を示す斜視図で
ある。
【図8】従来の光プリントヘッドにおけるヘッドの移動
とケーブルの屈曲状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 書き込みヘッド 1’ケーブルの保持手段としての収容手段 2 発光素子 3 光学素子 4 記録媒体 5 往復駆動手段の一部を構成するガイドレール 6 往復駆動手段の一部を構成する駆動ワイヤ 7 往復駆動手段の一部を構成するプーリ 8 往復駆動手段の一部を構成するモータ 9 画像信号生成部 10 ケーブル 10a ケーブルの一端部 10b ケーブルの他端部 11 保持手段 12 スリット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して往復移動する書き込み
    ヘッドと、画像信号生成部と前記書き込みヘッドを接続
    するケーブルを有し、前記ケーブルの一端部が前記書き
    込みヘッドの前記画像信号生成部と反対の面に接続さ
    れ、前記ケーブルの他端部が前記画像信号生成部に接続
    されているプリントヘッドにおいて、 前記反対の面において、前記書き込みヘッドと前記画像
    信号生成部の間にある前記ケーブルから近い位置に前記
    ケーブルの一端を接続し、前記書き込みヘッドと前記画
    像信号生成部の間にある前記ケーブルから遠い位置にケ
    ーブル保持手段を設けたことを特徴とするプリントヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 記録媒体に対して往復移動する書き込み
    ヘッドと、画像信号生成部と前記書き込みヘッドを接続
    するケーブルを有し、前記ケーブルの一端部が前記書き
    込みヘッドの前記画像信号生成部と反対の面に接続さ
    れ、前記ケーブルの他端部が前記画像信号生成部に接続
    されているプリントヘッドにおいて、 前記反対の面において、前記書き込みヘッドと前記画像
    信号生成部の間にある前記ケーブルから遠い位置に前記
    ケーブルの一端を接続することを特徴とするプリントヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 記録媒体に対して往復移動する書き込み
    ヘッドと、画像信号生成部と前記書き込みヘッドを接続
    するケーブルを有し、前記ケーブルの一端部が前記書き
    込みヘッドの前記画像信号生成部と反対の面に接続さ
    れ、前記ケーブルの他端部が前記画像信号生成部に接続
    されているプリントヘッドにおいて、 前記書き込みヘッドを覆う収容手段を有し、 前記収容手段は、前記ケーブルを挿通して保持するため
    のケーブル保持手段を備えていることを特徴とするプリ
    ントヘッド。
  4. 【請求項4】 前記反対の面において、前記書き込みヘ
    ッドと前記画像信号生成部の間にある前記ケーブルから
    近い位置に前記ケーブルの一端が接続され、前記書き込
    みヘッドと前記画像信号生成部の間にある前記ケーブル
    から遠い位置に前記ケーブルを保持するケーブル保持手
    段が設けられていることを特徴とする請求項3記載のプ
    リントヘッド。
  5. 【請求項5】 前記ケーブルは、前記書き込みヘッドと
    前記記録媒体との間以外の位置に延設されていることを
    特徴とする請求項1又は2又は3記載のプリントヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 前記ケーブルは、前記書き込みヘッドに
    関して前記記録媒体と反対側に延設されていることを特
    徴とする請求項1又は2又は3記載のプリントヘッド。
  7. 【請求項7】 前記書き込みヘッドは、複数個の記録ド
    ットを有する発光素子と、前記記録媒体に対面するよう
    に前記発光素子の前記記録媒体側に設けられた光学素子
    とを備えていることを特徴とする請求項1又は2又は3
    記載のプリントヘッド。
  8. 【請求項8】 前記ケーブルの一端は、前記発光素子の
    前記画像信号生成部と反対側の面に接続されており、前
    記一端の近傍において前記発光素子の前記光学素子に近
    い位置に前記ケーブルを保持するケーブル保持手段が設
    けられていることを特徴とする請求項7記載のプリント
    ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記ケーブルの一端は、前記発光素子の
    前記画像信号生成部と反対側の面に接続されており、前
    記一端の近傍において前記光学素子の前記画像信号生成
    部と反対側の面に前記ケーブルを保持するケーブル保持
    手段が設けられていることを特徴とする請求項7記載の
    プリントヘッド。
  10. 【請求項10】 前記保持手段は、前記書き込み手段の
    往復移動方向に対して実質的に直交する方向に沿って形
    成されていて前記ケーブルを挿通するスリットを備えて
    いることを特徴とする請求項1又は8又は9記載のプリ
    ントヘッド。
  11. 【請求項11】 前記保持手段の前記スリットを挿通し
    たケーブルは、実質的に半円筒状に湾曲して前記画像信
    号生成部に延設されていることを特徴とする請求項10
    記載のプリントヘッド。
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