JP2000158731A - 印字用シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過光検知型のプリンタでの印字用シートの
印字位置合わせにおいて、卓上型やハンディー端末用プ
リンタ構造に負担をかけずに、初回設定や再設定が容易
に行える印字用シートを提供する。 【解決手段】 連続する印字用シート１において印字し
たいシート箇所を自由に選択設定できるように、ミシン
目７にて区画形成された単位シート２が、複数連接され
た印字用シート１において、ミシン目７上に各単位シー
トの所定印字位置を設定するための孔部３を、切取り用
ミシン目４で切取り分離可能に区画形成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、各単位シート毎に
印字位置の設定が施された連続状の印字用シートに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、連続する印字用シートの印字位置
合わせに際し、特に卓上型やハンディー端末用プリンタ
においては、コンパクトにするためできるだけ簡単な構
造に設計されており、事前に設定された指示線に印字用
シートの先端を手動によって位置合わせたり、印字用シ
ートの先端が透過光を遮ったときに位置合わせたり、あ
るいは印字用シートの所定部分に印刷したマークの反射
光の変化を検知して位置合わせを行っていた。

【０００３】しかし、手動による場合は煩雑さをともな
い、透過光による場合は初回設定後連続印字に対しては
よいが、何らかの原因により印字を停止後の途中での単
位シートの再セットに困難を生じ、マークの反射光の変
化を検知する場合はマーク付近の汚れに対して不安定と
なり、それぞれにおいて不都合な点があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような実情に鑑
みて本発明は、プリンタ構造に負担をかけず印字用シー
トの工夫によって、特に透過光検出型のプリンタに好適
な容易に印字位置合わせができる印字用シートを提供す
るものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を考
慮してなされたもので、ミシン目を境に区画形成された
単位シートが複数連接する印字用シートにおいて、印字
したい単位シート箇所を自由に選択設定できるように、
ミシン目上に各単位シートの所定印字位置を設定するた
めの孔部を、分離可能に区画形成したものである。

【０００６】また、ミシン目を境に区画形成された単位
シートが連接する印字用シートのどの単位シートからで
も印字できるように、ミシン目上に各単位シートの所定
印字位置を設定するための孔を、あらかじめ設けたもの
である。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
実施例を挙げ添付図面に基づいて詳細に説明する。図１
は、本発明の印字用シートの平面斜視図、図２は、他の
実施例の印字用シートの平面斜視図である。

【０００８】図１は、ミシン目７により区画形成された
単位シート２が複数連接している印字用シート１で、両
端側には印字用シート１をプリンタ内に移送するための
移送孔６が設けられ、また連接する単位シート２間のミ
シン目７を跨ぐように矩形の孔を形成するための孔部３
が切取りミシン目４にて設けられている。

【０００９】連接する単位シート２間のミシン目７を跨
ぐように設けられた矩形の孔を形成するための切取りミ
シン目４は、プリンタで所定の単位シート２に印字する
際の印字位置を設定するために適宜の箇所を切取り分離
することができ、切取られた箇所の単位シート２の孔を
透過光の有無で検出して、事前にプリンタにプログラム
または機械的に設定された印字位置から、自動的に印字
が行えるようにしている。

【００１０】この印字用シート１の使用方法は、まず印
字用シート１の最先端の単位シート２の切取りミシン目
４を切取り分離して孔を形成し、移送孔６によってプリ
ンタ内に移送する。ついで、プリンタ内の透過光検出装
置（図示せず）にて、初回の印字位置が自動的に設定さ
れ、以後その都度各単位シート２の印字位置合わせをす
ることなく連続的に印字が行われる。もし、一連の印字
が終了もしくは、途中で印字を停止し、新たに印字位置
の設定をする場合には、再度印字を始めようとする単位
シート２間に設けられている矩形の孔を形成するための
切取りミシン目４を切取り分離して孔を形成し、初回と
同様の印字位置合わせをするものである。

【００１１】次に、前記実施例と同一構成要素について
は同符号を用いて、もう一つの発明について説明する。
図２は、ミシン目７により区画形成された単位シート２
が複数連接している印字用シート１で、両端側には印字
用シート１をプリンタ内に移送するための移送孔６が設
けられ、また連接する単位シート２間のミシン目７を跨
ぐように矩形の孔５が設けられている。

【００１２】連接する単位シート２間のミシン目７を跨
ぐように設けられた矩形の孔５は、プリンタで印字する
際の印字位置を設定するために設けられており、印字用
シート１の各単位シート２の先端部を透過光の有無で検
出して、事前にプリンタにプログラムまたは機械的に設
定された印字位置から、自動的に印字が行えるようにし
ている。

【００１３】この印字用シート１の使用方法は、まず移
送孔６によってプリンタ内に移送され、プリンタ内の透
過光検出装置（図示せず）にて、印字用シート１の単位
シート２間に設けられている矩形の孔５からの透過光の
有無で検出し、単位シート２毎に自動的に印字位置を設
定して印字されるため、その都度印字位置合わせをする
ことを要しないものである。

【００１４】印字用シート１は、あらかじめ所定の位置
に罫線や固定文字等がデザインされていて、印字用シー
ト１自体を直接の帳票としてもよく、また印字用シート
１の単位シート２上に別体の帳票（例えば、基材の裏面
に粘着剤を有するラベル等）を配置したものでもよいも
のである。

【００１５】また、印字用シート１は、単位シート２を
区画形成するミシン目７により、ジグザグ状に折り畳ん
だ状態でプリンタにかけるようにしてもよく、ミシン目
７で折り畳まずにロール状態でもよいものである。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の印字用シ
ートは、印字位置合わせようとして用いる孔を、各単位
シートを区画形成しているミシン目を跨がるように設け
ているため、プリンタでの自動設定が行えると共に孔部
がミシン目を折り曲げて切取りミシン目を摘むようにし
て容易に切取り分離ができ、プリンタに印字用シートを
セットしたままでも任意の単位シートの印字位置の再設
定ができる。また、二つ目の発明においては、単位シー
ト毎に孔が設けられているため、個々の単位シートに対
して自動設定が行えるので、初回の設定のみで済ませる
ことができる。さらに、孔領域を前後の単位シートで分
担できる分、印字位置を単位シートの区画形成辺部に近
付けられるので、印字面積を広く取ることができという
効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の印字用シートの平面斜視図。

【図２】他の実施例の印字用シートの平面斜視図。

【符号の説明】

１ 印字用シート ２ 単位シート ３ 孔部 ４ 切取り用ミシン目 ５ 孔 ６ 移送孔 ７ ミシン目

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ミシン目にて区画形成された単位シート
   が、ミシン目を境に複数連接された連続状の印字用シー
   トにおいて、各単位シートの所定印字位置を設定するた
   めの孔部が、ミシン目上に分離可能に区画形成されてな
   ることを特徴とする印字用シート。
2. 【請求項２】 ミシン目にて区画形成された単位シート
   が、ミシン目を境に複数連接された連続状の印字用シー
   トにおいて、各単位シートの所定印字位置を設定するた
   めの孔が、ミシン目上に設けられていることを特徴とす
   る印字用シート。