JP2000158171A - レーザ加工機のレンズ調整装置 - Google Patents
レーザ加工機のレンズ調整装置Info
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- JP2000158171A JP2000158171A JP10338618A JP33861898A JP2000158171A JP 2000158171 A JP2000158171 A JP 2000158171A JP 10338618 A JP10338618 A JP 10338618A JP 33861898 A JP33861898 A JP 33861898A JP 2000158171 A JP2000158171 A JP 2000158171A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズ保持台が互いに直角な2軸方向に確実
に移動することができ、調整に必要な力以外の外力に対
してレンズ保持台が移動しないようにして、作業性の良
いレーザ加工機のレンズ調整装置を提供する。 【解決手段】 レーザ光2の光軸Rと集光レンズ10の
光軸とを一致させるため、レンズ保持調整台1に一体的
に備えられ、そのピッチ面がレーザ光2の光軸Rに直交
するとともに、互いに直交するように配置された2つの
平歯のラック3A、3Bと、各々のラック3A、3Bと
噛み合う2つの平歯の小歯車4A、4Bと、各々の小歯
車4A、4Bと同一軸上に配置された2つのウォームホ
イール5A、5Bと、各々のウォームホイール5A、5
Bと噛み合う2つのウォーム6A、6Bとを配置し、各
々のラック3A、3Bが、各々のラック3A、3Bに噛
み合う各々の小歯車4A、4Bの軸方向に移動可能とし
た。
に移動することができ、調整に必要な力以外の外力に対
してレンズ保持台が移動しないようにして、作業性の良
いレーザ加工機のレンズ調整装置を提供する。 【解決手段】 レーザ光2の光軸Rと集光レンズ10の
光軸とを一致させるため、レンズ保持調整台1に一体的
に備えられ、そのピッチ面がレーザ光2の光軸Rに直交
するとともに、互いに直交するように配置された2つの
平歯のラック3A、3Bと、各々のラック3A、3Bと
噛み合う2つの平歯の小歯車4A、4Bと、各々の小歯
車4A、4Bと同一軸上に配置された2つのウォームホ
イール5A、5Bと、各々のウォームホイール5A、5
Bと噛み合う2つのウォーム6A、6Bとを配置し、各
々のラック3A、3Bが、各々のラック3A、3Bに噛
み合う各々の小歯車4A、4Bの軸方向に移動可能とし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工機のレ
ンズ調整装置に関し、特に、レーザ光の光軸と集光レン
ズの光軸を同一軸上に一致させるレーザ加工機のレンズ
調整装置に関する。
ンズ調整装置に関し、特に、レーザ光の光軸と集光レン
ズの光軸を同一軸上に一致させるレーザ加工機のレンズ
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機において、レーザ光
の光軸と集光レンズの光軸を同一軸上に一致させるため
種々の機構が提案されている。例えば、特開昭62−1
99281号公報に記載のレーザ加工機のレンズ保持装
置では、図2に示すように、マイクロメータ21Aと圧
縮コイルバネ22Aとを、レンズ保持台23をその両側
から挟むように、同一軸上でかつレーザ光24の光軸R
と直角に配置し、もう一組のマイクロメータ21Bと圧
縮コイルバネ22Bとを、レンズ保持台23をその両側
から挟むように前記マイクロメータ21Aと圧縮コイル
バネ22Aに対して直角方向に配置する。
の光軸と集光レンズの光軸を同一軸上に一致させるため
種々の機構が提案されている。例えば、特開昭62−1
99281号公報に記載のレーザ加工機のレンズ保持装
置では、図2に示すように、マイクロメータ21Aと圧
縮コイルバネ22Aとを、レンズ保持台23をその両側
から挟むように、同一軸上でかつレーザ光24の光軸R
と直角に配置し、もう一組のマイクロメータ21Bと圧
縮コイルバネ22Bとを、レンズ保持台23をその両側
から挟むように前記マイクロメータ21Aと圧縮コイル
バネ22Aに対して直角方向に配置する。
【0003】そして、マイクロメータ21A、21Bに
よってレンズ保持台23を押圧することにより、反対側
の圧縮コイルバネ22A、22Bが収縮してレンズ保持
台23が移動し、マイクロメータ21A、21Bを手元
に引くと反対側の圧縮コイルバネ22A、22Bが伸張
し、レンズ保持台23がマイクロメータ21A、21B
に追従して移動する。これによって、レンズ保持台23
をレーザ光24の光軸Rと2軸でかつ直角方向に移動さ
せ、レーザ光24の光軸Rと集光レンズ25の光軸を一
致させることができる。
よってレンズ保持台23を押圧することにより、反対側
の圧縮コイルバネ22A、22Bが収縮してレンズ保持
台23が移動し、マイクロメータ21A、21Bを手元
に引くと反対側の圧縮コイルバネ22A、22Bが伸張
し、レンズ保持台23がマイクロメータ21A、21B
に追従して移動する。これによって、レンズ保持台23
をレーザ光24の光軸Rと2軸でかつ直角方向に移動さ
せ、レーザ光24の光軸Rと集光レンズ25の光軸を一
致させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のレ
ーザ加工機のレンズ調整装置においては、レンズ保持台
23がマイクロメータ21A、21B側に圧縮コイルバ
ネ22A、22Bにより押圧されているに過ぎないた
め、レンズ保持台23を固定するための固定ねじ26を
締め付けたときに、レンズ保持台23に加わる回転力が
圧縮コイルバネ22A、22B側に働くことにより、レ
ンズ保持台23が圧縮コイルバネ22A、22B側にず
れるため、集光レンズ25の光軸の調整後に固定ねじ2
6でレンズ保持台23を固定する際に、レンズ保持台2
3の軸線がずれ、集光レンズ25の光軸がずれてしまう
という問題がある。
ーザ加工機のレンズ調整装置においては、レンズ保持台
23がマイクロメータ21A、21B側に圧縮コイルバ
ネ22A、22Bにより押圧されているに過ぎないた
め、レンズ保持台23を固定するための固定ねじ26を
締め付けたときに、レンズ保持台23に加わる回転力が
圧縮コイルバネ22A、22B側に働くことにより、レ
ンズ保持台23が圧縮コイルバネ22A、22B側にず
れるため、集光レンズ25の光軸の調整後に固定ねじ2
6でレンズ保持台23を固定する際に、レンズ保持台2
3の軸線がずれ、集光レンズ25の光軸がずれてしまう
という問題がある。
【0005】また、2つのマイクロメータ21A、21
Bのうち、一方のマイクロメータ21A(21B)でレ
ンズ保持台23を調整すると、他方のマイクロメータ2
1B(21A)と圧縮コイルバネ22B(22A)の軸
とレンズ保持台23の中心軸がずれた状態となる。この
状態でマイクロメータ21A(21B)によってレンズ
保持台23を移動させると、レンズ保持台23を移動さ
せる方向に対して直角方向の圧縮コイルバネ22B(2
2A)にレンズ保持台23が移動し、すなわち、マイク
ロメータ21A(21B)の直進移動に対してレンズ保
持台23が斜めに移動し、マイクロメータ21A(21
B)の移動量とレンズ保持台23の移動量が一致しない
場合があるという問題点がある。これは、レンズ保持台
23がマイクロメータ21A、21B側には位置決めさ
れるが、圧縮コイルバネ22A、22B側には、外力が
働くことによって移動するために発生する。
Bのうち、一方のマイクロメータ21A(21B)でレ
ンズ保持台23を調整すると、他方のマイクロメータ2
1B(21A)と圧縮コイルバネ22B(22A)の軸
とレンズ保持台23の中心軸がずれた状態となる。この
状態でマイクロメータ21A(21B)によってレンズ
保持台23を移動させると、レンズ保持台23を移動さ
せる方向に対して直角方向の圧縮コイルバネ22B(2
2A)にレンズ保持台23が移動し、すなわち、マイク
ロメータ21A(21B)の直進移動に対してレンズ保
持台23が斜めに移動し、マイクロメータ21A(21
B)の移動量とレンズ保持台23の移動量が一致しない
場合があるという問題点がある。これは、レンズ保持台
23がマイクロメータ21A、21B側には位置決めさ
れるが、圧縮コイルバネ22A、22B側には、外力が
働くことによって移動するために発生する。
【0006】そこで、本発明は上記従来のレーザ加工機
のレンズ調整装置における問題点に鑑みてなされたもの
であって、レンズ保持台が互いに直角な2軸方向に確実
に移動することができるとともに、調整に必要な力以外
の外力に対してレンズ保持台が移動しないようにするこ
とにより、作業性の良いレーザ加工機のレンズ調整装置
を提供することを目的とする。
のレンズ調整装置における問題点に鑑みてなされたもの
であって、レンズ保持台が互いに直角な2軸方向に確実
に移動することができるとともに、調整に必要な力以外
の外力に対してレンズ保持台が移動しないようにするこ
とにより、作業性の良いレーザ加工機のレンズ調整装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、レーザ光を集光するレンズ
を保持、固定するレンズ保持調整台をレーザ光の光軸に
対して直角方向に移動させてレーザ光の光軸と集光レン
ズの光軸とを一致させるためのレーザ加工機のレンズ調
整装置であって、前記レンズ保持調整台に一体的に備え
られ、そのピッチ面が前記レーザ光の光軸に直交すると
ともに、互いに直交するように配置された2つの平歯の
ラックと、該各々のラックと噛み合う2つの平歯の小歯
車と、該各々の小歯車と同一軸上に配置された2つのウ
ォームホイールと、該各々のウォームホイールと噛み合
う2つのウォームとを有し、前記各々のラックが、該各
々のラックに噛み合う各々の小歯車の軸方向に移動可能
としたことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、レーザ光を集光するレンズ
を保持、固定するレンズ保持調整台をレーザ光の光軸に
対して直角方向に移動させてレーザ光の光軸と集光レン
ズの光軸とを一致させるためのレーザ加工機のレンズ調
整装置であって、前記レンズ保持調整台に一体的に備え
られ、そのピッチ面が前記レーザ光の光軸に直交すると
ともに、互いに直交するように配置された2つの平歯の
ラックと、該各々のラックと噛み合う2つの平歯の小歯
車と、該各々の小歯車と同一軸上に配置された2つのウ
ォームホイールと、該各々のウォームホイールと噛み合
う2つのウォームとを有し、前記各々のラックが、該各
々のラックに噛み合う各々の小歯車の軸方向に移動可能
としたことを特徴とする。
【0008】そして、請求項1記載の発明によれば、レ
ンズ保持台とウォームギヤ(ウォームホイール、ウォー
ム)をラックと小歯車を介して連結することにより、レ
ンズ保持調整台に余分な外力が加わっても、ウォームギ
ヤによりレンズ保持調整台が移動できなくなるため、ウ
ォームギヤの回転に対してのみレンズ保持調整台が移動
し、他の外力によって移動することがない。
ンズ保持台とウォームギヤ(ウォームホイール、ウォー
ム)をラックと小歯車を介して連結することにより、レ
ンズ保持調整台に余分な外力が加わっても、ウォームギ
ヤによりレンズ保持調整台が移動できなくなるため、ウ
ォームギヤの回転に対してのみレンズ保持調整台が移動
し、他の外力によって移動することがない。
【0009】また、レンズ保持調整台に一体的に備えら
れ、そのピッチ面がレーザ光の光軸に直交するととも
に、互いに直交するように配置された2つの平歯のラッ
クに小歯車が常に噛み合っているため、レンズ保持調整
台はレーザ光の光軸に対して直角な2方向に真っ直ぐに
移動して、斜め方向に移動することがないため、レンズ
保持調整台をウォームギヤの回転によって確実に移動さ
せることができる。
れ、そのピッチ面がレーザ光の光軸に直交するととも
に、互いに直交するように配置された2つの平歯のラッ
クに小歯車が常に噛み合っているため、レンズ保持調整
台はレーザ光の光軸に対して直角な2方向に真っ直ぐに
移動して、斜め方向に移動することがないため、レンズ
保持調整台をウォームギヤの回転によって確実に移動さ
せることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、前記2つのウォー
ムの各々と同一軸上に、該2つのウォームの各々を回転
させるためのつまみを設けたことを特徴とする。これに
よって、上記に加え、つまみを回転させることによりラ
ックと小歯車が噛み合い、レーザ光の光軸と集光レンズ
の光軸とを容易に一致させることができる。
ムの各々と同一軸上に、該2つのウォームの各々を回転
させるためのつまみを設けたことを特徴とする。これに
よって、上記に加え、つまみを回転させることによりラ
ックと小歯車が噛み合い、レーザ光の光軸と集光レンズ
の光軸とを容易に一致させることができる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、前記2つの
ウォームの各々と同一軸上に、該2つのウォームの各々
を回転させるためのドライバまたはレンチ用の穴を穿設
したことを特徴とする。これによって、余分な突出部が
なく、調整後にウォームに外力が加わることが回避する
ことができる。
ウォームの各々と同一軸上に、該2つのウォームの各々
を回転させるためのドライバまたはレンチ用の穴を穿設
したことを特徴とする。これによって、余分な突出部が
なく、調整後にウォームに外力が加わることが回避する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるレーザ加工
機のレンズ調整装置の実施の形態の具体例を図面を参照
しながら説明する。
機のレンズ調整装置の実施の形態の具体例を図面を参照
しながら説明する。
【0013】図1は、本発明にかかるレーザ加工機のレ
ンズ調整装置の一実施例を示す図であって、このレーザ
加工機のレンズ調整装置は、レーザ光2を集光する集光
レンズ10を保持、固定するレンズ保持調整台1をレー
ザ光2の光軸Rに対して直角方向に移動させてレーザ光
2の光軸Rと集光レンズの光軸とを一致させるために使
用され、レンズ保持調整台1に一体的に備えられ、その
ピッチ面がレーザ光2の光軸Rに直交するとともに、互
いに直交するように配置された2つの平歯のラック3
A、3Bと、各々のラック3A、3Bと噛み合う2つの
平歯の小歯車4A、4Bと、各々の小歯車4A、4Bと
同一軸上に配置された2つのウォームホイール5A、5
Bと、各々のウォームホイール5A、5Bと噛み合う2
つのウォーム6A、6B等で構成される。
ンズ調整装置の一実施例を示す図であって、このレーザ
加工機のレンズ調整装置は、レーザ光2を集光する集光
レンズ10を保持、固定するレンズ保持調整台1をレー
ザ光2の光軸Rに対して直角方向に移動させてレーザ光
2の光軸Rと集光レンズの光軸とを一致させるために使
用され、レンズ保持調整台1に一体的に備えられ、その
ピッチ面がレーザ光2の光軸Rに直交するとともに、互
いに直交するように配置された2つの平歯のラック3
A、3Bと、各々のラック3A、3Bと噛み合う2つの
平歯の小歯車4A、4Bと、各々の小歯車4A、4Bと
同一軸上に配置された2つのウォームホイール5A、5
Bと、各々のウォームホイール5A、5Bと噛み合う2
つのウォーム6A、6B等で構成される。
【0014】集光レンズ10を保持したレンズ保持調整
台1は、本体8の座繰り部に収納され、カバー11が本
体8にねじ15で固定されている。ここで、本体8の座
繰り部の深さはレンズ保持調整台1の厚さよりわずかに
大きく形成され、レンズ保持調整台1は本体8とカバー
11に挟まれて本体8の座繰り部内を移動することがで
きる。そして、固定ねじ9を締め付けると、この固定ね
じ9がレンズ保持調整台1を押圧し、レンズ保持調整台
1は移動できなくなる。
台1は、本体8の座繰り部に収納され、カバー11が本
体8にねじ15で固定されている。ここで、本体8の座
繰り部の深さはレンズ保持調整台1の厚さよりわずかに
大きく形成され、レンズ保持調整台1は本体8とカバー
11に挟まれて本体8の座繰り部内を移動することがで
きる。そして、固定ねじ9を締め付けると、この固定ね
じ9がレンズ保持調整台1を押圧し、レンズ保持調整台
1は移動できなくなる。
【0015】レンズ保持調整台1には、その表面が、レ
ーザ光2の光軸Rに直交するとともに、互いに直交する
段部1a、1bが形成され、各々の段部1a、1bに平
歯のラック3A、3Bが一体的に取り付けられている。
また、ラック3A、3Bと噛み合う小歯車4A、4Bが
配置され、小歯車4A、4Bの軸12A、12Bを保持
する孔部16A、16Bが本体8に穿設される。
ーザ光2の光軸Rに直交するとともに、互いに直交する
段部1a、1bが形成され、各々の段部1a、1bに平
歯のラック3A、3Bが一体的に取り付けられている。
また、ラック3A、3Bと噛み合う小歯車4A、4Bが
配置され、小歯車4A、4Bの軸12A、12Bを保持
する孔部16A、16Bが本体8に穿設される。
【0016】軸12A、12Bには、ウォームホイール
5A、5B(5Bは図示されていない)が取り付けら
れ、小歯車4A、4Bと同一軸を共有している。ウォー
ムホイール5A、5Bと噛み合うウォーム6A、6B
(6Bは図示されていない)を配置し、軸13A、13
Bの延長上にはつまみ7A、7Bが取り付けられる。軸
12A、12Bと軸13A、13B(13Bは図示され
ていない)は軸受台14A、14Bにより保持され、軸
受台14A、14Bは本体8にねじ17A、17Bで固
定されている。
5A、5B(5Bは図示されていない)が取り付けら
れ、小歯車4A、4Bと同一軸を共有している。ウォー
ムホイール5A、5Bと噛み合うウォーム6A、6B
(6Bは図示されていない)を配置し、軸13A、13
Bの延長上にはつまみ7A、7Bが取り付けられる。軸
12A、12Bと軸13A、13B(13Bは図示され
ていない)は軸受台14A、14Bにより保持され、軸
受台14A、14Bは本体8にねじ17A、17Bで固
定されている。
【0017】次に、上記構成を有する本発明にかかるレ
ーザ加工機のレンズ調整装置の動作について説明する。
ーザ加工機のレンズ調整装置の動作について説明する。
【0018】つまみ7Aを回転すると、つまみ7Aと同
一軸上にあるウォーム6Aが回転する。このウォーム6
Aの回転によりウォームホイール5Aが回転し、ウォー
ムホイール5Aの回転により、このウォームホイール5
Aと同一軸線上の小歯車4Aが回転する。ここで、ウォ
ーム6Aは本体8に取り付けられているため移動せず、
小歯車4Aの回転ピッチの分だけラック3Aが移動す
る。
一軸上にあるウォーム6Aが回転する。このウォーム6
Aの回転によりウォームホイール5Aが回転し、ウォー
ムホイール5Aの回転により、このウォームホイール5
Aと同一軸線上の小歯車4Aが回転する。ここで、ウォ
ーム6Aは本体8に取り付けられているため移動せず、
小歯車4Aの回転ピッチの分だけラック3Aが移動す
る。
【0019】ラック3Aはレンズ保持調整台1に一体的
に固定されているとともに、レンズ保持調整台1は本体
8の座繰り部内を移動することができるように構成され
ているため、ラック3Aの移動分だけレンズ保持調整台
1が移動する。ここで、ラック3Aと互いに直角方向に
もう一つのラック3Bが固定されているが、ラック3B
は平歯を有するため、ラック3Bは小歯車4Bの軸方向
に移動することができ、レンズ保持調整台1の移動を妨
げることはない。
に固定されているとともに、レンズ保持調整台1は本体
8の座繰り部内を移動することができるように構成され
ているため、ラック3Aの移動分だけレンズ保持調整台
1が移動する。ここで、ラック3Aと互いに直角方向に
もう一つのラック3Bが固定されているが、ラック3B
は平歯を有するため、ラック3Bは小歯車4Bの軸方向
に移動することができ、レンズ保持調整台1の移動を妨
げることはない。
【0020】つまみ7Aを上記とは逆方向に回転する
と、レンズ保持調整台1は同様の動作により逆方向に移
動する。また、もう一方のつまみ7Bを回転すると上記
と同様の動作でレンズ保持調整台1を移動させることが
できる。そして、これらの互いに直角方向に設けた調整
機構によりレンズ保持調整台1はレーザ光2の直角方向
に対して2軸方向に移動できるため、レーザ光2の光軸
とレンズ保持調整台1によって保持された集光レンズ1
0の光軸を一致させることができる。最後に、上記調整
が完了すると固定ねじ9を締め込んでレンズ保持調整台
1を本体8に固定する。
と、レンズ保持調整台1は同様の動作により逆方向に移
動する。また、もう一方のつまみ7Bを回転すると上記
と同様の動作でレンズ保持調整台1を移動させることが
できる。そして、これらの互いに直角方向に設けた調整
機構によりレンズ保持調整台1はレーザ光2の直角方向
に対して2軸方向に移動できるため、レーザ光2の光軸
とレンズ保持調整台1によって保持された集光レンズ1
0の光軸を一致させることができる。最後に、上記調整
が完了すると固定ねじ9を締め込んでレンズ保持調整台
1を本体8に固定する。
【0021】尚、上記実施例においては、レンズ保持調
整台1に段部1a、1bを設けてラック3A、3Bを取
り付けているが、合成樹脂によってレンズ保持調整台1
とラック3A、3Bとを一体成形することによってレン
ズ保持調整台1の製造をより容易にすることが可能とな
る。
整台1に段部1a、1bを設けてラック3A、3Bを取
り付けているが、合成樹脂によってレンズ保持調整台1
とラック3A、3Bとを一体成形することによってレン
ズ保持調整台1の製造をより容易にすることが可能とな
る。
【0022】また、固定ねじ9をカバー11の前面に設
けているが、小歯車4A、4Bの反対方向の本体8に設
け、小歯車4A、4Bと固定ねじ9でレンズ保持調整台
1を挟み込むような配置にすることもできる。
けているが、小歯車4A、4Bの反対方向の本体8に設
け、小歯車4A、4Bと固定ねじ9でレンズ保持調整台
1を挟み込むような配置にすることもできる。
【0023】さらに、ウォーム6A、6Bと同一軸上に
つまみ7A、7Bを設けているが、つまみ7A、7Bを
使用せず、ウォーム6A、6Bの軸にドライバまたはレ
ンチ用の穴を設けることにより、余分な突出部がなくな
り、調整後にウォーム6A、6Bに外力が加わることを
回避することもできる。
つまみ7A、7Bを設けているが、つまみ7A、7Bを
使用せず、ウォーム6A、6Bの軸にドライバまたはレ
ンチ用の穴を設けることにより、余分な突出部がなくな
り、調整後にウォーム6A、6Bに外力が加わることを
回避することもできる。
【0024】また、小歯車4A、4Bとウォームホイル
5A、5B、ウォーム6A、6Bとつまみ7A、7Bは
同一線上に配置されているが、これらの間に複数枚の平
歯車を挿入してギヤ比を変えることにより調整精度を向
上させることもできる。
5A、5B、ウォーム6A、6Bとつまみ7A、7Bは
同一線上に配置されているが、これらの間に複数枚の平
歯車を挿入してギヤ比を変えることにより調整精度を向
上させることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ウォームギヤの回転に対してのみレンズ保
持調整台が移動し、他の外力によって移動することがな
いとともに、レンズ保持調整台をウォームギヤの回転に
よって確実に移動させることができるため、作業性の良
いレーザ加工機のレンズ調整装置を提供することができ
る。
明によれば、ウォームギヤの回転に対してのみレンズ保
持調整台が移動し、他の外力によって移動することがな
いとともに、レンズ保持調整台をウォームギヤの回転に
よって確実に移動させることができるため、作業性の良
いレーザ加工機のレンズ調整装置を提供することができ
る。
【0026】請求項2記載の発明によれば、つまみを回
転させることによりラックと小歯車が噛み合い、レーザ
光の光軸と集光レンズの光軸とを容易に一致させること
が可能なレーザ加工機のレンズ調整装置を提供すること
ができる。
転させることによりラックと小歯車が噛み合い、レーザ
光の光軸と集光レンズの光軸とを容易に一致させること
が可能なレーザ加工機のレンズ調整装置を提供すること
ができる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、余分な突出
部がなく、調整後にウォームに外力が加わることが回避
することが可能なレーザ加工機のレンズ調整装置を提供
することができる。
部がなく、調整後にウォームに外力が加わることが回避
することが可能なレーザ加工機のレンズ調整装置を提供
することができる。
【図1】本発明にかかるレーザ加工機のレンズ調整装置
の一実施例を示す図であって、(a)は正面断面図、
(b)は上面断面図、(c)は側面部分断面図である。
の一実施例を示す図であって、(a)は正面断面図、
(b)は上面断面図、(c)は側面部分断面図である。
【図2】従来のレーザ加工機のレンズ調整装置の一例を
示す図であって、(a)は正面断面図、(b)は上面断
面図である。
示す図であって、(a)は正面断面図、(b)は上面断
面図である。
1 レンズ保持調整台 2 レーザ光 3A、3B ラック 4A、4B 小歯車 5A、5B ウォームホイール 6A、6B ウォーム 7A、7B つまみ 8 本体 9 固定ねじ 10 集光レンズ 11 カバー 12A、12B 軸 13A、13B 軸 14A、14B 軸受台 15 ねじ 16A、16B 孔部 17A、17B ねじ
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザ光を集光するレンズを保持、固定
するレンズ保持調整台をレーザ光の光軸に対して直角方
向に移動させてレーザ光の光軸と集光レンズの光軸とを
一致させるためのレーザ加工機のレンズ調整装置であっ
て、 前記レンズ保持調整台に一体的に備えられ、そのピッチ
面が前記レーザ光の光軸に直交するとともに、互いに直
交するように配置された2つの平歯のラックと、 該各々のラックと噛み合う2つの平歯の小歯車と、 該各々の小歯車と同一軸上に配置された2つのウォーム
ホイールと、 該各々のウォームホイールと噛み合う2つのウォームと
を有し、 前記各々のラックが、該各々のラックに噛み合う各々の
小歯車の軸方向に移動可能としたことを特徴とするレー
ザ加工機のレンズ調整装置。 - 【請求項2】 前記2つのウォームの各々と同一軸上
に、該2つのウォームの各々を回転させるためのつまみ
を設けたことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機
のレンズ調整装置。 - 【請求項3】 前記2つのウォームの各々と同一軸上
に、該2つのウォームの各々を回転させるためのドライ
バまたはレンチ用の穴を穿設したことを特徴とする請求
項1記載のレーザ加工機のレンズ調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10338618A JP2000158171A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | レーザ加工機のレンズ調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10338618A JP2000158171A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | レーザ加工機のレンズ調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000158171A true JP2000158171A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18319882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10338618A Withdrawn JP2000158171A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | レーザ加工機のレンズ調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000158171A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007136477A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Disco Abrasive Syst Ltd | レーザー加工装置 |
CN113084351A (zh) * | 2021-04-15 | 2021-07-09 | 湖北文理学院 | 一种采用飞秒激光加工面齿轮的方法 |
US11305384B2 (en) | 2017-04-05 | 2022-04-19 | Precitec Gmbh & Co. Kg | Cartesian positioning device and laser-machining head having same |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP10338618A patent/JP2000158171A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007136477A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Disco Abrasive Syst Ltd | レーザー加工装置 |
DE102006052714B4 (de) * | 2005-11-16 | 2014-01-02 | Disco Corp. | Laserstrahlbearbeitungsmaschine |
US11305384B2 (en) | 2017-04-05 | 2022-04-19 | Precitec Gmbh & Co. Kg | Cartesian positioning device and laser-machining head having same |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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