JP2000157245A - 高燃焼性たばこ用巻紙 - Google Patents

高燃焼性たばこ用巻紙

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JP2000157245A
JP2000157245A JP33320598A JP33320598A JP2000157245A JP 2000157245 A JP2000157245 A JP 2000157245A JP 33320598 A JP33320598 A JP 33320598A JP 33320598 A JP33320598 A JP 33320598A JP 2000157245 A JP2000157245 A JP 2000157245A
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calcium carbonate
tobacco
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English (en)
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Kaoru Inoue
馨 井上
Yoshiharu Okamoto
義晴 岡本
Takeshi Hirano
剛 平野
Hideaki Katsumata
英昭 勝又
Keiji Hara
啓志 原
Haruhisa Tanaka
晴久 田中
Masahiko Nagai
雅彦 永井
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Japan Tobacco Inc
Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主流煙中のニコチンおよびタールの量や吹か
し回数を制御するため、より高通気度の巻紙を使用する
傾向にあるが、通気度60〜80コレスタの巻紙を使用
した紙巻きたばこでは、主流煙中のニコチンおよびター
ルの量や吹かし回数は減少するものの吸い心地が軽す
ぎ、喫煙者からもっと吸い心地のあるたばこ、即ち煙量
感のあるたばこが求められている。 【解決手段】 たばこ巻紙中に通常用いられている紡錘
形炭酸カルシウムのみを内添填料として得られる60〜
80コレスタの高通気度巻紙の紡錘形炭酸カルシウムの
一部を、より小さい粒度の立方形炭酸カルシウムで置き
換えることにより通気度を下げ、40〜50コレスタに
調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙巻きたばこに用
いられるたばこ用巻紙に関する。さらに詳しくはコレス
タ通気度が40〜50cm3 /cm2 ・min・100
mmH2O (以下「コレスタ」と称する)を越える従来
の巻紙、例えば60コレスタ以上の巻紙に匹敵する高い
燃焼性を有するたばこ用巻紙に関する。
【0002】
【従来の技術】紙巻きたばこの煙成分を調節するため巻
紙の通気性は非常に大きな因子となっており、主流煙中
のニコチンおよびタールの量や吹かし回数を減らすた
め、より高通気度の巻紙を使用する傾向にあるが、通気
度60〜80コレスタの巻紙を使用した紙巻きたばこで
は、主流煙中のニコチンおよびタールの量や吹かし回数
は減少するものの吸い心地が軽すぎ、喫煙者からもっと
吸い心地のあるたばこ、即ち煙量感のあるたばこが求め
られている。
【0003】たばこ用巻紙の通気性を調節するため、特
開平5−187000号では平均粒度0.02〜1μm
あるいは0.02〜0.1μmさらには約0.07μm
という非常に微細な炭酸カルシウムを用いて巻紙の通気
度をコントロールしており、それによってたばこの燃焼
速度、吹かし回数、タール送出量を調節している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−18700
0号では平均粒度2〜3μmの大きい粒度の炭酸カルシ
ウムをその割合が5から15重量%の範囲で平均粒度
0.07μmの極微小粒度の炭酸カルシウムと混合して
使用できると述べているように非常に微細な炭酸カルシ
ウムを大量に含有する巻紙となっている。たばこ用巻紙
に内添される炭酸カルシウムの粒度が小さくなるほど紙
力が低下するので特開平5−187000号ではそれを
補うため坪量を高くしなければならないという問題が生
じる。
【0005】更に、上記のような極微小粒度の炭酸カル
シウムを内添填料として用いると、抄紙の際のワンパス
リテンションが極端に低下し、白水の汚れおよび流出す
る填料分回収の負荷の増大が生じ、製造上大きな問題と
なる。
【0006】主流煙中のニコチンおよびタールの量を制
御されたたばこでは喫味に及ぼす巻紙の影響がより大き
くなるため従来は填料として用いられていた二酸化チタ
ンも使用しないかまたは減らす方向にあり、内添填料は
炭酸カルシウムのみという例も少なくない。しかし、炭
酸カルシウムでも粒度により大きな差があり、粒度が小
さくなるほどまたその量が多くなるほど喫味の低下が著
しくなる。これは粒度が小さくなるためだけでなく、粒
径が微細になるほど炭酸カルシウム内にある欠陥及び結
晶中に含まれる水酸化カルシウムの反応により生じる凝
集力を抑えるため、封鎖剤として脂肪酸、脂肪酸金属塩
等が添加されることにより喫味低下も著しくなるからで
ある。従って、特開平5−187000号のように非常
に微細な炭酸カルシウムを大量に含有する巻紙は喫味の
低下が避けられず採用し難い。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためなさ
れたもので、高い燃焼性を有し、煙量感のあるたばこ製
造に最適なたばこ用巻紙を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、たばこ巻
紙中の炭酸カルシウム含有量がたばこの燃焼性と密接に
関係すること、通常用いられている紡錘形炭酸カルシウ
ムのみを内添填料として得られる高通気度巻紙の紡錘形
炭酸カルシウムの一部をある範囲の平均粒度を示す立方
形炭酸カルシウムで置き換えることにより、坪量、引張
強さ等の紙質を維持しつつ通気度を低く調節でき喫味の
低下も少なくなることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0009】即ち、本発明は、沈降性炭酸カルシウムが
内添されてなるコレスタ通気度40〜50cm3 /cm
2 ・min・100mmH2O のたばこ用巻紙におい
て、沈降性炭酸カルシウムが平均粒度0.5〜0.6μ
mの立方形炭酸カルシウム15〜50重量%と平均粒度
3〜4μmの紡錘形炭酸カルシウム50〜85重量%の
混合されたものであり、たばこ用巻紙として用いられた
たばこの自然燃焼速度(SBR)が、沈降性炭酸カルシ
ウムとして平均粒度3〜4μmの紡錘形炭酸カルシウム
のみが内添されてなるコレスタ通気度55〜85cm3
/cm2 ・min・100mmH2Oのたばこ用巻紙を
用いたたばこの自然燃焼速度(SBR)の範囲内にある
ことを特徴とする高燃焼性たばこ用巻紙を提供する。
【0010】また、本発明は、沈降性炭酸カルシウムの
うち平均粒度0.5〜0.6μmの立方形炭酸カルシウ
ムの割合が15重量%であり、たばこ用巻紙として用い
られたたばこの自然燃焼速度(SBR)が、沈降性炭酸
カルシウムとして平均粒度3〜4μmの紡錘形炭酸カル
シウムのみが内添されてなるコレスタ通気度55〜60
cm3 /cm2 ・min・100mmH2O のたばこ用
巻紙を用いたたばこの自然燃焼速度(SBR)と同等で
ある高燃焼性たばこ用巻紙を提供する。
【0011】また、本発明は、沈降性炭酸カルシウムの
うち平均粒度0.5〜0.6μmの立方形炭酸カルシウ
ムの割合が15重量%を越え30重量%以内であり、た
ばこ用巻紙として用いられたたばこの自然燃焼速度(S
BR)が、沈降性炭酸カルシウムとして平均粒度3〜4
μmの紡錘形炭酸カルシウムのみが内添されてなるコレ
スタ通気度55〜65cm3 /cm2 ・min・100
mmH2O のたばこ用巻紙を用いたたばこの自然燃焼速
度(SBR)と同等である高燃焼性たばこ用巻紙を提供
する。
【0012】また、本発明は、沈降性炭酸カルシウムの
うち平均粒度0.5〜0.6μmの立方形炭酸カルシウ
ムの割合が30重量%〜50重量%であり、たばこ用巻
紙として用いられたたばこの自然燃焼速度(SBR)
が、沈降性炭酸カルシウムとして平均粒度3〜4μmの
紡錘形炭酸カルシウムのみが内添されてなるコレスタ通
気度55〜85cm3 /cm2 ・min・100mmH
2O のたばこ用巻紙を用いたたばこの自然燃焼速度(S
BR)と同等である高燃焼性たばこ用巻紙を提供する。
【0013】更に、本発明は、混合された沈降性炭酸カ
ルシウムが紙中に27〜34重量%含まれてなる高燃焼
性たばこ用巻紙を提供する。
【0014】本発明の高燃焼性たばこ用巻紙に使用され
る2種の沈降性炭酸カルシウムの内、1種は従来からた
ばこ用巻紙に使用されてきた紡錘形炭酸カルシウムで、
平均粒度が3〜4μmの範囲にあるものである。本発明
では、白石工業(株)より市販されているPCX−85
0(公称平均粒度3.5μm)を使用した。
【0015】もう1種は、立方形炭酸カルシウムで、平
均粒度が0.5〜0.6μmの範囲にあるものである。
立方形炭酸カルシウムを製造するときに用いられる欠陥
格子封鎖剤としてクエン酸、グルコン酸、マレイン酸共
重合物、リンゴ酸、酒石酸が挙げられるが、表1、2、
3に示したように微細粒度分の生成割合が比較的少なく
なり喫味の低下が小さくなるクエン酸添加が好ましく、
0.1〜0.2重量%添加されているものが更に好まし
い。平均粒度では0.55〜0.6μmがより好まし
い。本発明では白石工業(株)のBrilliant−
15の改良試作タイプ(試作番号ML−34、平均粒度
0.56μm)を用いた。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】本発明の高燃焼性たばこ用巻紙で使用する
セルロース成分としては、通常のたばこ用巻紙に使用で
きるものであれば特に限定されない。例えば、亜麻パル
プ、大麻パルプ、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、その他
天然繊維パルプ及びこれらの混合物が使用できる。
【0020】本発明では、亜麻パルプを叩解し、内添填
料として上記2種の炭酸カルシウムを所定の混合比で加
えた紙料をTAPPI標準型手すき機でシートを作製し
た。その際、実際に使用されているたばこ用巻紙との乖
離を小さくするためシート密度0.57g/cm3以上
を目標に標準より高い湿紙プレス条件で脱水した。な
お、本発明ではセルロース成分として、1g法ショッパ
ーリーグラー叩解度(標準法の繊維固形分2gを1gに
変更したもの:以下「1g法スローネス」と称する)6
8゜SRに叩解された亜麻パルプを標準として用いた。
【0021】2種の沈降性炭酸カルシウムは、抄紙後の
たばこ用巻紙の紙中に27〜34重量%含有されるよう
に添加される。各々の割合は立方形炭酸カルシウムが沈
降性炭酸カルシウム全体の15〜50重量%、残りを紡
錘形炭酸カルシウムとするのが好ましい。平均粒度範囲
は2.0〜3.1μmである。立方形炭酸カルシウムの
割合が15重量%を下回ると炭酸カルシウムの置き換え
によって得られる通気性の低減効果が小さく、50コレ
スタ以上となり、本発明の望ましい通気度範囲に達せず
好ましくない。通気性の低減効果は立方形炭酸カルシウ
ムの割合が高くなるにつれ大きくなり、沈降性炭酸カル
シウム全体の紙中含有量20〜40重量%の範囲ではコ
レスタ通気度はほぼ直線的に低下する。しかし、立方形
炭酸カルシウムの割合が50重量%を越えると紙力の低
下が大きくなり好ましくない。
【0022】普通、填料内添紙はその填料含有量が増す
ほど、またその粒度が小さくなるほど繊維間結合が阻害
されるので紙力が低下し、たばこの巻き上げ効率に影響
のある引張強さも同様に低下する。本発明では、全炭酸
カルシウム含有量を一定に保ったまま大きい粒度の紡錘
形炭酸カルシウムをより小さい粒度の立方形炭酸カルシ
ウムで置き換えることにより、コレスタ通気度を低下さ
せて所定の通気度に調整していることから、その際、引
張強さの低下は避けられない問題となる。本発明におい
て、全炭酸カルシウム含有量が約32重量%のシートの
立方形炭酸カルシウムの割合を0、15、30、50、
100%と増加させていくと、そのシートの引張強さ
は、0%を100とすると、94、87、84、66と
低下し、立方形炭酸カルシウムの割合として許容できる
上限は50%であった。
【0023】それ以外に、本発明の高燃焼性たばこ用巻
紙には、通常のたばこ用巻紙に使用できる添加剤を用い
ることができる。例えば、クエン酸ナトリウム、クエン
酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、酒石
酸ナトリウム・カリウム(ロッシェル塩)またはそれら
の混合物のようなカルボン酸のアルカリ金属塩またはリ
ン酸カリウム、リン酸アンモニウムのような種々のリン
酸塩を含む燃焼制御添加剤を使用できるが、特に限定す
るものではない。本発明では、クエン酸ナトリウム、ク
エン酸カリウムの混合塩を付着量0.6〜1.3重量%
の範囲で塗布した。
【0024】(手巻きたばこの作製)手巻きたばこの作
製に使用するたばこ手巻き器は、一本がスライド可能な
回転軸が平行に並んだ2本のロールとその2本のロール
に渡されたエンドレステープを備えてなるもので、仏R
IZLA社製のたばこ紙巻き器「リズラカデット」を用
いた。市販たばこ(マイルドセブンエクストラライト)
のフィルター部を除いたたばこロッドをたばこ紙巻き器
にセットし、ロッド形状を保持させた状態で巻紙だけを
剃刀で切り裂き、巻紙だけを抜き取ると同時に用意した
27mm×58mmの巻紙で手巻き糊付けして市販たば
こと同じロッド径の手巻きたばこを作製する。本発明で
は、TAPPI標準型手すき機を用いて作製し、燃焼制
御添加剤を塗布した上記シートを用いた。
【0025】(たばこの自然燃焼速度(SBR)の測
定)たばこの自然燃焼速度(SBR)は、200ml/
秒の気流中に水平に置き、吸引しないで自然燃焼させた
時の1分間の燃焼量(mg/分)または燃焼長さ(mm
/分)で表す。通常市販されているたばこで測定する
が、本発明では、フィルターなしの状態で燃焼させ、測
定した燃焼前の個々の手巻きたばこの重量、長さ及び一
定長さ(30mm)を燃焼するのに要する燃焼時間から
1分間の燃焼長さ(mm/分)を求めた。
【0026】たばこ自然燃焼速度(SBR)とたばこ用
巻紙中の炭酸カルシウム含有量の関係を明らかにするた
め、平均粒度の異なる2種の炭酸カルシウムを各々単独
または種々の混合比率で紙中含有量として約10〜約4
0重量%の巻紙、また叩解度の異なる亜麻パルプを用い
た巻紙を作製し、500℃灰分値、コレスタ通気度、そ
の巻紙を用いたたばこ自然燃焼速度(SBR)を測定
し、表4に示した。
【0027】
【表4】
【0028】結果は図1に示すように、炭酸カルシウム
含有量が増加するほどたばこ自然燃焼速度(SBR)も
高くなるが、内添填料として平均粒度3〜4μmの紡錘
形炭酸カルシウムまたは平均粒度0.5〜0.6μmの
立方形炭酸カルシウムが単独の場合、それらが混合使用
されている場合、いずれも全炭酸カルシウム含有量が同
じであれば、たばこ自然燃焼速度(SBR)も同等にな
ることが確認された。たばこの自然燃焼速度(SBR)
に関し、表4に示す範囲内では巻紙における内添炭酸カ
ルシウムの粒子形状や粒度、コレスタ通気度、亜麻パル
プ叩解度による差はほとんど影響しないと言える。
【0029】本発明の高燃焼性たばこ用巻紙を用いた時
のたばこの自然燃焼速度(SBR)は、内添填料として
通常に用いられている平均粒度3〜4μmの紡錘形炭酸
カルシウムのみからなるコレスタ通気度が60及び80
コレスタのたばこ巻紙のそれを目標とするため、範囲と
して少なくとも±5を加えた55〜85コレスタのたば
こ巻紙を用いた時のたばこ自然燃焼速度(SBR)に相
当するものである。通気度55.2コレスタのシートの
紡錘形炭酸カルシウム含有量が27.1重量%、83.
9コレスタでは35.3重量%であり、それらを巻紙と
して用いたたばこの自然燃焼速度(SBR)が各々5.
91mm/分及び6.29mm/分であることから、本
発明の高燃焼性たばこ用巻紙にとっても炭酸カルシウム
含有量27〜35重量%が、たばこ自然燃焼速度(SB
R)5.91〜6.29mm/分を実現するための目標
範囲となる。なお、70.2コレスタの時のSBRが
6.18であることから、60コレスタのたばこ巻紙の
場合のSBRは6.18mm/分未満、80コレスタの
それは6.18mm/分を超える範囲と分かれる。
【0030】しかしながら、本発明のように平均粒度の
異なる2種の沈降性炭酸カルシウムを種々の割合に組み
合わせて混合使用する場合、前述したようにその混合割
合によって通気性の低減効果が異なるため、得られる通
気度範囲も異なってくる。例えば、立方形炭酸カルシウ
ムの割合が15%の場合、通気度40〜50コレスタが
得られる紙中含有量は23〜27重量%で、それ以上に
なると50コレスタを超える。従って、目標以上のSB
Rを達成できる27重量%以上に限定すると、平均粒度
3〜4μmの紡錘形炭酸カルシウムのみが内添された従
来の60コレスタ巻紙のほぼ下限のSBRとなる。立方
形炭酸カルシウムの割合が30%の場合は、通気度40
〜50コレスタが得られる紙中含有量は25〜30重量
%であるが、同様に27重量%以上に限定すると27〜
30重量%が本発明の範囲で、SBR5.9〜6.1m
m/分となる。これは従来の60コレスタ巻紙に相当す
る。立方形炭酸カルシウムの割合が50%の場合は、通
気度40〜50コレスタが得られる紙中含有量は29〜
34重量%であり、当初の目標紙中含有量範囲内にあ
り、60コレスタ巻紙相当及び80コレスタ巻紙相当の
広い範囲のSBR6.0〜6.23mm/分が得られ
る。
【0031】以上から、本発明の高燃焼性たばこ用巻紙
の全沈降性炭酸カルシウムの紙中含有量は27〜34重
量%が望ましい。立方形炭酸カルシウムの割合について
みると15〜30%の範囲は、SBRをコントロールす
るために紙中含有量を調整できる幅にやや制約を受け、
15%に近づくほど狭く、20%ではやや拡がり、30
%に近づくほど調整できる幅が拡がる。30を超え50
%の範囲は、紙中含有量を調整してSBRをコントロー
ルすることが容易な範囲といえる。
【0032】(たばこの煙量感の測定)本発明における
たばこの煙量感は、前記の方法で作成した手巻きたばこ
を用い、日新商事(株)製たばこ自動喫煙器を使用し、
試料ロッドの先端10mmから30mmの間を、吸引空
気流量5.0ml/秒で10秒間吸引(パフ)した後2
秒間休止(無吸引)を1サイクルとして繰り返し燃焼さ
せ、次式から吸引燃焼量(mg/分)を求め、煙量感の
指標とした。吸引燃焼量が大きいほど煙量感が高くな
る。なお、吸引空気流量5.0ml/秒は、フィルター
付きたばこの場合の吸引空気流量17.5ml/秒のた
ばこロッドを通過する空気流量比率(Vt+Vp)2
8.6%に相当する。
【0033】(吸引燃焼量の式) [吸引燃焼量(mg/分)]=A×(C−5D)÷B A:燃焼前のたばこ重量(mg) B:燃焼前のたばこ長さ(mm) C:吸引・無吸引サイクル時の単位燃焼長さ(mm/
分) D:無吸引時の単位燃焼長さ(mm/分)
【0034】通気度が35、80コレスタ相当の巻紙を
用いた銘柄であるキャビンマイルド及びマイルドセブン
エクストラライトのフィルター部分を除去したたばこロ
ッドについて測定したところ、各々の吸引燃焼量は18
8、136mg/分となり、上記方法により銘柄間の差
が検出できた。次に、紙中含有量を20、30、40重
量%の3水準について、全炭酸カルシウム中の立方形炭
酸カルシウムの割合を0から100まで変化させた手抄
き紙を用いた手巻きたばこの吸引燃焼量を測定し、結果
を図2に示した。500℃灰分(紙中含有量)、立方形
炭酸カルシウムの割合によって差が見られ、紙中含有量
が少なくなるほど吸引燃焼量は高くなり、立方形炭酸カ
ルシウムの割合が50%まではその割合が増えるに従っ
て吸引燃焼量も高くなる。これらはともに通気度を下げ
る方向にあることから、本発明の紙中含有量範囲では通
気度が低くなるほど吸引燃焼量は高くなるといえる。本
発明の高燃焼性たばこ用巻紙を用いることにより、60
〜80コレスタ相当の自然燃焼速度(SBR)を維持し
ながら、60〜80コレスタ相当の吸引燃焼量120m
g/分を147〜171mg/分まで向上させることが
できる。即ち、煙量感を高くすることが可能となる。な
お、立方形炭酸カルシウムの割合が50%を過ぎる辺り
から吸引燃焼量の値は横這い又は下がる傾向を示すがそ
の理由は不明である。
【0035】
【実施例】以下に本発明の実施例及び比較例について説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、紙特性値の500℃灰分を炭酸カルシウムの紙中
含有量として用いた。 〔実施例1〜9、比較例1〜9〕亜麻パルプを1g法ス
ローネス68°SRに叩解し、紡錘形炭酸カルシウム
(白石工業(株)製PCX−850 平均粒度3.5μ
m)及び立方形炭酸カルシウム(白石工業(株)製Br
illiant−15の改良試作タイプML−34平均
粒度0.56μm)を表に示す割合で混合添加した抄紙
用紙料を用い、TAPPI標準型手すき機でシートを作
製した。そのシートに燃焼制御添加剤としてクエン酸3
ナトリウムとクエン酸3カリウムの混合水溶液を付着料
1.0重量%に塗工、乾燥し、本発明の巻紙を作製し
た。各種紙特性、マイルドセブンエクストラライトのた
ばこ刻みをその巻紙を用いて手巻きしたたばこの自然燃
焼速度(SBR)及び吸引燃焼量の測定結果を表5、
6、7及び8に示した。
【0036】比較例1〜3は、従来からたばこ用巻紙に
使用されてきた平均粒度3.5μmの紡錘形炭酸カルシ
ウムを内添填料として用いた場合の通気度55、70、
85コレスタ相当の紙特性及びそれを巻紙として使用し
た際のたばこの自然燃焼速度(SBR)、吸引燃焼量を
示す。通気度と500℃灰分、SBRの値から、本発明
の目標となるSBR5.91〜6.29mm/分とそれ
を得るための紙中含有量27〜35重量%が明らかにな
った。
【0037】実施例1〜9は、通気度が40〜50コレ
スタ、炭酸カルシウム紙中含有量が27〜34重量%の
範囲にあり、いずれもたばこの自然燃焼速度(SBR)
が5.91mm/分以上の高燃焼性を示している。ま
た、吸引燃焼量も従来の紡錘形炭酸カルシウム内添紙の
場合の120mg/分に比べ、147〜171mg/分
と向上しており、いわゆる煙量感のあるものとなってい
る。
【0038】比較例4、6は、通気度が範囲内にあるも
ののSBRが目標に達していない。比較例5は、SBR
は到達しているものの通気度範囲を超えている。実施例
1〜4は、通気度が45〜50コレスタの範囲内で、従
来の60コレスタ巻紙と同等のSBRを示した。即ち、
立方形炭酸カルシウムの割合が15〜30%の範囲で
は、通気度45コレスタ以上では目標のSBRに到達す
るが、40コレスタに近づくに従ってSBRを満足する
ことが困難となり、特に15〜20%では紙中含有量を
調節できる幅が非常に狭くなる。
【0039】比較例7、8は、SBRは目標以上を達成
しているものの、通気度の下限及び上限を外れている例
である。実施例5〜9では、通気度が40〜50コレス
タの範囲に渡って目標以上のSBRが達成されている。
立方形炭酸カルシウムの割合が40〜50%では従来の
60コレスタ巻紙及び80コレスタ巻紙と同等のSBR
を示し、紙中含有量を調節して通気度、SBRをコント
ロールできる幅が非常に広くなるので、製品設計が容易
にできる。
【0040】比較例9は、通気度、SBRともに達成さ
れており、吸引燃焼量も優れているものの、立方形炭酸
カルシウムの割合が50%を超え、引張強さが低下し不
適切になった例を示している。
【0041】〔比較例10〜12〕実施例1〜9で用い
た紡錘形炭酸カルシウム及び立方形炭酸カルシウムに超
微粒軽質炭酸カルシウム(Specialty Min
erals Inc.製MultifexMM 平均粒
度0.07μm)を加えた3種の沈降性炭酸カルシウム
を表8に示す割合で内添した以外は、実施例1〜9と同
様にして本発明の巻紙を作製した。各種紙特性、マイル
ドセブンエクストラライトのたばこ刻みをその巻紙を用
いて手巻きしたたばこの自然燃焼速度(SBR)及び吸
引燃焼量の測定結果を表8に示した。
【0042】比較例10は、本発明に用いた立方形炭酸
カルシウムを内添し、比較例11、12は特開平5−1
87000号に記載の超微粒軽質炭酸カルシウムを内添
しており、比較例2の紡錘形炭酸カルシウムの大部分又
は全部を立方形炭酸カルシウム又は超微粒軽質炭酸カル
シウムで置き換えたものである。比較例10に比べ比較
例11及び12は、不透明度、引張強さが低く、通気度
が高くなっている。各特性値を比較例2の値と比べる
と、これらの差は置き換えによる効果に差が生じた結果
と考えられる。比較例11及び12の不透明度の低下
は、比較例10が高くなっているのとは反対の効果を示
している。引張強さ及び通気度は置き換えによりともに
低下することから、その低下の度合いが立方形炭酸カル
シウムと超微粒軽質炭酸カルシウムの間で差があり、超
微粒軽質炭酸カルシウムは立方形炭酸カルシウムに比
べ、引張強度は低下し易く、通気度は下がり難い結果を
示している。
【0043】これらの違いは、両者の平均粒度0.07
μmと0.56μmの差によるものと思われる。通常、
可視光線の散乱能は粒径0.5μmの粒子の形成する空
間が最も高くなるといわれており、本発明の立方形炭酸
カルシウムの平均粒度が0.56μmと、かなり理想的
な粒度であることから不透明度において差が生じるのは
明白である。たばこ用巻紙にとって不透明性は重要な特
性であり、低下する方向は避けるべきである。通気度低
減効果の差も、粒度があまり小さくなると繊維間に生じ
た空隙を埋める効果が小さくなるためと思われる。通気
度低減効果が小さくなると、同じ通気度を得るためによ
り多く使用しなければならなくなり、引張強さの低下を
招き好ましくない。本発明にとって、平均粒度0.56
μmの立方形炭酸カルシウムは、平均粒度0.07μm
の超微粒軽質炭酸カルシウムより適性が高いと言える。
【0044】〔実施例10、11〕亜麻パルプを1g法
スローネス74°SRに叩解し、紡錘形炭酸カルシウム
(白石工業(株)製PCX−850 平均粒度3.5μ
m)及び立方形炭酸カルシウム(白石工業(株)製Br
illiant−15の改良試作タイプML−34平均
粒度0.56μm)を表6に示す割合で添加した以外
は、実施例1〜9と同様にして本発明の巻紙を作製し
た。各種紙特性、マイルドセブンエクストラライトのた
ばこ刻みをその巻紙を用いて手巻きしたたばこの自然燃
焼速度(SBR)及び吸引燃焼量の測定結果を表6に示
した。
【0045】実施例10、11は、74°SRまで叩解
した亜麻パルプに、平均粒度3.5μmの紡錘形炭酸カ
ルシウムを内添して得られたシートの通気度が55コレ
スタの時、500℃灰分が約34重量%で、更に灰分を
増加させるに従い通気度が60〜80コレスタに上昇す
ることから、実施例1〜9と同様に紡錘形炭酸カルシウ
ムの一部を平均粒度0.56μmの立方形炭酸カルシウ
ムで置き換えた例である。実施例10、11は、立方形
炭酸カルシウムの割合が対応する実施例1、3に比べ通
気度は同等で、500℃灰分及びSBRが高くなってお
り、吸引燃焼量も実施例1、3程度に向上している。即
ち、高燃焼性で煙量感のあるたばこが得られている。
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】
【表7】
【0049】
【表8】
【0050】以上から、本発明の技術思想はある特定の
叩解度のパルプに限定されるものではないことが明らか
である。SBRの特に高いものが必要で他の特性を考慮
しなくてもよければ、パルプの叩解度を高くするのも適
切な選択となる。また、置き換える炭酸カルシウムの粒
度や形状について、より優れた通気度低減効果を示すも
のが発見できる可能性もうかがえる。
【0051】
【発明の効果】本発明によって得られる高燃焼性たばこ
用巻紙を用いることにより、燃焼性が高く、煙量感のあ
るたばこが作製できる。本発明の高燃焼性たばこ用巻紙
は、内添する炭酸カルシウムの一部を置き換えるだけで
済むため、製造工程の変更をともなわず、工程への負荷
も小さくでき、たばこ用巻紙の坪量、引張強さ等の紙質
を維持でき、喫味の低下も少ない良好なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】500℃灰分とたばこの自然燃焼速度(SB
R)の関係を示すグラフ図
【図2】立方形炭酸カルシウムの配合割合とたばこの吸
引燃焼量の関係を示すグラフ図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝又 英昭 静岡県富士市今泉6丁目13番地36号 (72)発明者 原 啓志 神奈川県横浜市港北区菊名2丁目25番7号 (72)発明者 田中 晴久 東京都港区虎ノ門2−2−1 日本たばこ 産業株式会社内 (72)発明者 永井 雅彦 東京都墨田区横川1−17−7 日本たばこ 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B045 AA03 4L055 AG12 AG34 AG94 AH01 AH50 EA12 EA16 EA32 FA19 GA28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沈降性炭酸カルシウムが内添されてなるコ
    レスタ通気度40〜50cm3 /cm2 ・min・10
    0mmH2O のたばこ用巻紙において、沈降性炭酸カル
    シウムが平均粒度0.5〜0.6μmの立方形炭酸カル
    シウム15〜50重量%と平均粒度3〜4μmの紡錘形
    炭酸カルシウム50〜85重量%の混合されたものであ
    り、たばこ用巻紙として用いられたたばこの自然燃焼速
    度(SBR)が、沈降性炭酸カルシウムとして平均粒度
    3〜4μmの紡錘形炭酸カルシウムのみが内添されてな
    るコレスタ通気度55〜85cm3 /cm2 ・min・
    100mmH2O のたばこ用巻紙を用いたたばこの自然
    燃焼速度(SBR)の範囲内にあることを特徴とする高
    燃焼性たばこ用巻紙。
  2. 【請求項2】 平均粒度0.5〜0.6μmの立方形炭
    酸カルシウムの割合が15重量%であり、たばこ用巻紙
    として用いられたたばこの自然燃焼速度(SBR)が、
    沈降性炭酸カルシウムとして平均粒度3〜4μmの紡錘
    形炭酸カルシウムのみが内添されてなるコレスタ通気度
    55〜60cm3 /cm2 ・min・100mmH2
    のたばこ用巻紙を用いたたばこの自然燃焼速度(SB
    R)と同等であることを特徴とする請求項1記載の高燃
    焼性たばこ用巻紙。
  3. 【請求項3】 平均粒度0.5〜0.6μmの立方形炭
    酸カルシウムの割合が15重量%を越え30重量%以内
    であり、たばこ用巻紙として用いられたたばこの自然燃
    焼速度(SBR)が、沈降性炭酸カルシウムとして平均
    粒度3〜4μmの紡錘形炭酸カルシウムのみが内添され
    てなるコレスタ通気度55〜65cm 3 /cm2 ・mi
    n・100mmH2O のたばこ用巻紙を用いたたばこの
    自然燃焼速度(SBR)と同等であることを特徴とする
    請求項1記載の高燃焼性たばこ用巻紙。
  4. 【請求項4】 平均粒度0.5〜0.6μmの立方形炭
    酸カルシウムの割合が30重量%〜50重量%であり、
    たばこ用巻紙として用いられたたばこの自然燃焼速度
    (SBR)が、沈降性炭酸カルシウムとして平均粒度3
    〜4μmの紡錘形炭酸カルシウムのみが内添されてなる
    コレスタ通気度55〜85cm3 /cm 2 ・min・1
    00mmH2O のたばこ用巻紙を用いたたばこの自然燃
    焼速度(SBR)と同等であることを特徴とする請求項
    1記載の高燃焼性たばこ用巻紙。
  5. 【請求項5】 混合された沈降性炭酸カルシウムが紙中
    に27〜34重量%含まれてなることを特徴とする請求
    項1〜4記載の高燃焼性たばこ用巻紙。
  6. 【請求項6】 立方形炭酸カルシウムを製造するときに
    用いられる欠陥格子封鎖剤がクエン酸であることを特徴
    とする請求項1〜5記載の高燃焼性たばこ用巻紙。
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