JP3305701B2 - 改善された灰の凝集性のための炭素繊維を含有するシガレットペーパー - Google Patents
改善された灰の凝集性のための炭素繊維を含有するシガレットペーパーInfo
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- JP3305701B2 JP3305701B2 JP2000280444A JP2000280444A JP3305701B2 JP 3305701 B2 JP3305701 B2 JP 3305701B2 JP 2000280444 A JP2000280444 A JP 2000280444A JP 2000280444 A JP2000280444 A JP 2000280444A JP 3305701 B2 JP3305701 B2 JP 3305701B2
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24D—CIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
- A24D1/00—Cigars; Cigarettes
- A24D1/02—Cigars; Cigarettes with special covers
Landscapes
- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、喫煙
物を構築するのに用いられる紙の灰の特質を改善するた
めの方法に関する。より詳細には、本発明は、紙シート
中に炭素繊維を組み込むことによりシガレットペーパー
の灰の凝集性を改善するための方法に関する。
物を構築するのに用いられる紙の灰の特質を改善するた
めの方法に関する。より詳細には、本発明は、紙シート
中に炭素繊維を組み込むことによりシガレットペーパー
の灰の凝集性を改善するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙巻きタバコのような喫煙物は、白色の
包装紙中にタバコの柱状体を包むことによって慣用的に
作成される。その一端において、喫煙物は、それを通し
て喫煙されるフィルターを通常含む。フィルターは、前
記白色の包装紙に糊づけされるティッピング紙(tipping
paper)を用いて、喫煙物に取り付けられる。喫煙物を
構築するのに用いられる包装紙およびティッピング紙
は、通常亜麻または別のセルロース系繊維で作成され、
および炭酸カルシウムのような充填材を含有する。
包装紙中にタバコの柱状体を包むことによって慣用的に
作成される。その一端において、喫煙物は、それを通し
て喫煙されるフィルターを通常含む。フィルターは、前
記白色の包装紙に糊づけされるティッピング紙(tipping
paper)を用いて、喫煙物に取り付けられる。喫煙物を
構築するのに用いられる包装紙およびティッピング紙
は、通常亜麻または別のセルロース系繊維で作成され、
および炭酸カルシウムのような充填材を含有する。
【0003】紙巻きタバコを一体に維持するのに用いら
れるとともに、紙巻きタバコ包装紙およびティッピング
紙はまた、その紙巻きタバコの多くの物理的性質および
特徴に寄与し、およびそれらを制御する。たとえば、紙
巻きタバコ包装紙は、紙巻きタバコが燃焼する速度、す
なわち1本の紙巻きタバコあたりの息の数および一息当
たりのタール送出量に影響を与える。包装材によって影
響を受ける紙巻きタバコ飲もう1つの特性は、紙巻きタ
バコが燃焼する際に形成される灰の外観および凝集性で
ある。理想的には、紙巻きタバコの灰は、凝集性である
べきであり、紙巻きタバコから剥落する(flake off)べ
きではなく、および美観的に満足な外観を有するべきで
ある。
れるとともに、紙巻きタバコ包装紙およびティッピング
紙はまた、その紙巻きタバコの多くの物理的性質および
特徴に寄与し、およびそれらを制御する。たとえば、紙
巻きタバコ包装紙は、紙巻きタバコが燃焼する速度、す
なわち1本の紙巻きタバコあたりの息の数および一息当
たりのタール送出量に影響を与える。包装材によって影
響を受ける紙巻きタバコ飲もう1つの特性は、紙巻きタ
バコが燃焼する際に形成される灰の外観および凝集性で
ある。理想的には、紙巻きタバコの灰は、凝集性である
べきであり、紙巻きタバコから剥落する(flake off)べ
きではなく、および美観的に満足な外観を有するべきで
ある。
【0004】紙巻きタバコの灰の品質は、一般的に、4
つの基準に従って灰を評価することにより決定される。
第1の基準は、灰の色である。一般的に、より白色の灰
がより美観的な外観を有し、およびしたがってより望ま
しい。第2の基準は、灰の凝集性、および過度に剥落す
ることを防ぐ灰の能力である。紙巻きタバコがはじかれ
るまたは物に軽く打ちつけられない限り、灰はタバコか
ら剥落するべきではない。さらに、ひとたび紙巻きタバ
コが軽く打ちつけられたならば、灰は塊として落ちるべ
きであり、および崩れるべきではない。
つの基準に従って灰を評価することにより決定される。
第1の基準は、灰の色である。一般的に、より白色の灰
がより美観的な外観を有し、およびしたがってより望ま
しい。第2の基準は、灰の凝集性、および過度に剥落す
ることを防ぐ灰の能力である。紙巻きタバコがはじかれ
るまたは物に軽く打ちつけられない限り、灰はタバコか
ら剥落するべきではない。さらに、ひとたび紙巻きタバ
コが軽く打ちつけられたならば、灰は塊として落ちるべ
きであり、および崩れるべきではない。
【0005】紙巻きタバコの灰を評価するのに用いられ
る最後の2つの基準は、その大部分を紙巻きタバコ包装
紙に依存し、およびタバコの柱状体の灰の特質に依存し
ない。たとえば、紙巻きタバコの灰を評価するための第
3の基準は、紙巻きタバコが燃焼する際に包装紙上に現
れる焦げ目の線の太さである。より細い焦げ目の線が好
ましい。最後に、最後の基準は、紙巻きタバコが燃焼す
る際に、灰から下流に向かって(フィルターに向かっ
て)紙巻きタバコ包装材に染みがつく程度である。高品
質の包装紙は、タバコが吸われる際に、タバコの全長に
わたって染みがつかない、すなわち変色しない。
る最後の2つの基準は、その大部分を紙巻きタバコ包装
紙に依存し、およびタバコの柱状体の灰の特質に依存し
ない。たとえば、紙巻きタバコの灰を評価するための第
3の基準は、紙巻きタバコが燃焼する際に包装紙上に現
れる焦げ目の線の太さである。より細い焦げ目の線が好
ましい。最後に、最後の基準は、紙巻きタバコが燃焼す
る際に、灰から下流に向かって(フィルターに向かっ
て)紙巻きタバコ包装材に染みがつく程度である。高品
質の包装紙は、タバコが吸われる際に、タバコの全長に
わたって染みがつかない、すなわち変色しない。
【0006】従来、喫煙物の灰の特質を改善するため
に、種々の方法が発明されてきた。たとえば、灰の外観
を改善するための以前の努力は、紙巻きタバコ包装紙を
作成するのに用いられるセルロース系繊維の種類を変更
することを含んだ。同様に、紙またはタバコに対して灰
改質剤が添加されてきた。特に、従来、紙に対して澱粉
類または塩類を添加して、その紙の品質に悪影響を与え
ることなしに灰の特質を改善することが提案されてきて
いる。
に、種々の方法が発明されてきた。たとえば、灰の外観
を改善するための以前の努力は、紙巻きタバコ包装紙を
作成するのに用いられるセルロース系繊維の種類を変更
することを含んだ。同様に、紙またはタバコに対して灰
改質剤が添加されてきた。特に、従来、紙に対して澱粉
類または塩類を添加して、その紙の品質に悪影響を与え
ることなしに灰の特質を改善することが提案されてきて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】残念ながら、慣用のセ
ルロース系繊維および灰改質剤の使用は、容易に灰が剥
落しすぎないというような充分な灰の凝集性を与えな
い。
ルロース系繊維および灰改質剤の使用は、容易に灰が剥
落しすぎないというような充分な灰の凝集性を与えな
い。
【0008】したがって、紙巻きタバコの他の特性に有
害な影響を与えることなしに、紙巻きタバコの灰の特質
を改善するための方法に関する要求が存在する。特に、
灰の外観、または紙の通気度、その紙が組み込まれた紙
巻きタバコの味、燃焼速度、息の数または一息当たりの
タール送出量に有害な影響を与えることなしに、紙巻き
タバコ包装紙の灰の凝集性を改善する方法に関する要求
が存在する。
害な影響を与えることなしに、紙巻きタバコの灰の特質
を改善するための方法に関する要求が存在する。特に、
灰の外観、または紙の通気度、その紙が組み込まれた紙
巻きタバコの味、燃焼速度、息の数または一息当たりの
タール送出量に有害な影響を与えることなしに、紙巻き
タバコ包装紙の灰の凝集性を改善する方法に関する要求
が存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、先行技術の構
造および方法の種々の欠点を認識し、および検討する。
したがって、シガレットペーパーおよびその紙を組み込
まれる紙巻きタバコの灰の特質を改善するための方法を
提供することが本発明の目的である。
造および方法の種々の欠点を認識し、および検討する。
したがって、シガレットペーパーおよびその紙を組み込
まれる紙巻きタバコの灰の特質を改善するための方法を
提供することが本発明の目的である。
【0010】紙巻きタバコの灰に関する別の特質に有害
な影響を与えることなしに、シガレットペーパーの灰の
凝集性を改善するための方法を提供することが、本発明
の別の目的である。
な影響を与えることなしに、シガレットペーパーの灰の
凝集性を改善するための方法を提供することが、本発明
の別の目的である。
【0011】本発明のさらに別の目的は、紙の中に炭素
繊維を組み込むことによる、シガレットペーパーの灰の
凝集性を改善するための方法を提供することである。
繊維を組み込むことによる、シガレットペーパーの灰の
凝集性を改善するための方法を提供することである。
【0012】本発明の別の目的は、約0.75インチ
(約1.91cm)未満の平均長さを有する炭素繊維を
紙の中に組み込むことによる、シガレットペーパーの灰
の凝集性を改善するための方法を提供することである。
(約1.91cm)未満の平均長さを有する炭素繊維を
紙の中に組み込むことによる、シガレットペーパーの灰
の凝集性を改善するための方法を提供することである。
【0013】約0.75インチ(約1.91cm)未満
の平均長さを有しおよび60質量%未満の量で添加され
る炭素繊維を紙の中に組み込むことによる、シガレット
ペーパーの灰の凝集性を改善するための方法を提供する
ことが、本発明の別の目的である。
の平均長さを有しおよび60質量%未満の量で添加され
る炭素繊維を紙の中に組み込むことによる、シガレット
ペーパーの灰の凝集性を改善するための方法を提供する
ことが、本発明の別の目的である。
【0014】本発明のこれらおよび他の特徴は、喫煙物
用の紙包装材の灰の特質を改善するための方法を提供す
ることによって達成される。その方法は、紙包装材中に
炭素繊維を組み込む工程を含む。炭素繊維は、約0.7
5インチ(約1.91cm)未満、詳細には約0.12
5インチ(約0.318cm)から約0.5インチ(約
1.27cm)まで、およびより詳細には約0.25イ
ンチ(約0.64cm)の平均長さを有する。炭素繊維
は、紙包装材に対して、約60質量%未満、およびより
詳細には約5質量%から約20質量%までの量で添加さ
れる。
用の紙包装材の灰の特質を改善するための方法を提供す
ることによって達成される。その方法は、紙包装材中に
炭素繊維を組み込む工程を含む。炭素繊維は、約0.7
5インチ(約1.91cm)未満、詳細には約0.12
5インチ(約0.318cm)から約0.5インチ(約
1.27cm)まで、およびより詳細には約0.25イ
ンチ(約0.64cm)の平均長さを有する。炭素繊維
は、紙包装材に対して、約60質量%未満、およびより
詳細には約5質量%から約20質量%までの量で添加さ
れる。
【0015】本発明にしたがって、紙包装材は約18g
smから約60gsmまでの、しかし典型的には1つの
実施形態において約45gsmから約55gsmまで
の、および別の実施形態においては約22gsmから約
32gsmまでの坪量を有することができる。紙包装材
は、約5コレスタ単位から約2000コレスタ単位ま
で、詳細には約5コレスタ単位から約80コレスタ単位
までの通気度を有する。
smから約60gsmまでの、しかし典型的には1つの
実施形態において約45gsmから約55gsmまで
の、および別の実施形態においては約22gsmから約
32gsmまでの坪量を有することができる。紙包装材
は、約5コレスタ単位から約2000コレスタ単位ま
で、詳細には約5コレスタ単位から約80コレスタ単位
までの通気度を有する。
【0016】1つの実施形態において、充填材は紙包装
材上に被覆されてもよいし、あるいは紙包装材中に組み
込まれてもよい。たとえば、充填材は、炭酸カルシウム
であることができる。たとえば、炭酸カルシウム充填材
は、約20質量%から約40質量%までの量で添加する
ことができる。また、紙包装材を、燃焼制御添加剤で被
覆することもできる。たとえば、燃焼制御添加剤は、ア
ルカリ金属塩、酢酸塩、リン酸塩、またはそれらの混合
物であることができる。たとえば、燃焼制御添加剤はク
エン酸塩であることができ、および紙に対して約0.3
質量%から約12質量%までの量で添加することができ
る。
材上に被覆されてもよいし、あるいは紙包装材中に組み
込まれてもよい。たとえば、充填材は、炭酸カルシウム
であることができる。たとえば、炭酸カルシウム充填材
は、約20質量%から約40質量%までの量で添加する
ことができる。また、紙包装材を、燃焼制御添加剤で被
覆することもできる。たとえば、燃焼制御添加剤は、ア
ルカリ金属塩、酢酸塩、リン酸塩、またはそれらの混合
物であることができる。たとえば、燃焼制御添加剤はク
エン酸塩であることができ、および紙に対して約0.3
質量%から約12質量%までの量で添加することができ
る。
【0017】さらに別の実施形態において、紙中に粘度
調整剤を組み込むことができる。たとえば、粘度調整剤
は、アルギン酸塩であることができる。これはスラリー
中で炭素繊維を加工することをより容易にする。より良
好な地合いが得られる。
調整剤を組み込むことができる。たとえば、粘度調整剤
は、アルギン酸塩であることができる。これはスラリー
中で炭素繊維を加工することをより容易にする。より良
好な地合いが得られる。
【0018】本発明の別の目的、特徴および態様は、以
下により詳細にわたって議論する。
下により詳細にわたって議論する。
【0019】
【発明の実施の形態】この議論は例示的な実施形態の記
載にすぎず、かつ本発明のより広い態様を制限すること
を意図していないことを当業者は理解すべきである。本
発明のより広い態様は、例示の構造において具体化され
る。
載にすぎず、かつ本発明のより広い態様を制限すること
を意図していないことを当業者は理解すべきである。本
発明のより広い態様は、例示の構造において具体化され
る。
【0020】本発明は、一般的に、包装紙の灰の特質を
改善するための、およびその包装紙が組み込まれる喫煙
物の灰の特質を改善するための方法に関する。具体的に
は、約0.75インチ(約1.91cm)未満の、詳細
には約0.125インチ(約0.318cm)と約0.
50インチ(約1.27cm)との間の、およびより詳
細には約0.25インチ(約0.64cm)と約0.3
5インチ(約0.89cm)との間の平均長さを有する
炭素繊維を紙に添加することによって、灰の凝集性の特
徴が改善される。炭素繊維は、約10ミクロン未満の直
径を有することができる。炭素繊維は、一般的には約6
0質量%まで、詳細には約30質量%未満の、およびよ
り詳細には約5質量%と約20質量%との間の量で、包
装紙に添加される。特定の実施形態において、炭素繊維
は約5質量%から約30質量%までの量で、包装紙に添
加されてもよい。さらに、紙の灰の凝集性は、別の灰の
特徴または包装紙の品質を著しく損なうことなしに改善
される。
改善するための、およびその包装紙が組み込まれる喫煙
物の灰の特質を改善するための方法に関する。具体的に
は、約0.75インチ(約1.91cm)未満の、詳細
には約0.125インチ(約0.318cm)と約0.
50インチ(約1.27cm)との間の、およびより詳
細には約0.25インチ(約0.64cm)と約0.3
5インチ(約0.89cm)との間の平均長さを有する
炭素繊維を紙に添加することによって、灰の凝集性の特
徴が改善される。炭素繊維は、約10ミクロン未満の直
径を有することができる。炭素繊維は、一般的には約6
0質量%まで、詳細には約30質量%未満の、およびよ
り詳細には約5質量%と約20質量%との間の量で、包
装紙に添加される。特定の実施形態において、炭素繊維
は約5質量%から約30質量%までの量で、包装紙に添
加されてもよい。さらに、紙の灰の凝集性は、別の灰の
特徴または包装紙の品質を著しく損なうことなしに改善
される。
【0021】本発明にしたがって作成される喫煙物用の
紙包装材は、紙シート中に亜麻またはセルロース系繊維
のみを含有する多くの先行技術の構成よりも著しく凝集
性の高い灰を示す。伝統的な紙包装材が燃焼するとき、
有機物質、すなわち紙内部の亜麻および他のセルロース
系繊維は、燃焼し、そして剥落する傾向がある。しか
し、本発明にしたがって紙包装在中に炭素繊維を組み込
むことによって、凝集性の灰を形成することができる。
炭素繊維を組み込まれた紙包装材が燃焼するとき、炭素
繊維は、剥落の実質的にないマトリクス様の構造を形成
し、そして凝集性の灰を生じる。
紙包装材は、紙シート中に亜麻またはセルロース系繊維
のみを含有する多くの先行技術の構成よりも著しく凝集
性の高い灰を示す。伝統的な紙包装材が燃焼するとき、
有機物質、すなわち紙内部の亜麻および他のセルロース
系繊維は、燃焼し、そして剥落する傾向がある。しか
し、本発明にしたがって紙包装在中に炭素繊維を組み込
むことによって、凝集性の灰を形成することができる。
炭素繊維を組み込まれた紙包装材が燃焼するとき、炭素
繊維は、剥落の実質的にないマトリクス様の構造を形成
し、そして凝集性の灰を生じる。
【0022】今や、本発明にしたがって作成される紙巻
きタバコ包装紙の構成を、以下により詳細に議論する。
きタバコ包装紙の構成を、以下により詳細に議論する。
【0023】炭素繊維に加えて、包装紙は、同様に、た
とえば亜麻、軟木または硬木から得られるセルロース系
繊維を含むこともできる。亜麻繊維または他のセルロー
ス系繊維は、一般的には約15質量%から約99質量%
まで、詳細には約30質量%から約95質量%まで、お
よびより詳細には約50質量%から約65質量%までの
量で添加される。
とえば亜麻、軟木または硬木から得られるセルロース系
繊維を含むこともできる。亜麻繊維または他のセルロー
ス系繊維は、一般的には約15質量%から約99質量%
まで、詳細には約30質量%から約95質量%まで、お
よびより詳細には約50質量%から約65質量%までの
量で添加される。
【0024】さらに、包装紙は、同様に、炭酸カルシウ
ム、または酸化マグネシウムもしくは酸化チタンのよう
な別の白色顔料のような充填材を含んで、包装紙の特質
をさらに強化することができる。包装紙に添加される充
填材の量に依存して、紙中の亜麻または他のセルロール
系繊維の量は、相当に変化することができる。たとえ
ば、本発明の好ましい実施形態において、包装紙に対し
て、炭酸カルシウム充填材は、約20質量%から約40
質量%まで、詳細には約25質量%から約35質量%ま
で、およびより詳細には約28質量%から約32質量%
までのレベルで添加される。
ム、または酸化マグネシウムもしくは酸化チタンのよう
な別の白色顔料のような充填材を含んで、包装紙の特質
をさらに強化することができる。包装紙に添加される充
填材の量に依存して、紙中の亜麻または他のセルロール
系繊維の量は、相当に変化することができる。たとえ
ば、本発明の好ましい実施形態において、包装紙に対し
て、炭酸カルシウム充填材は、約20質量%から約40
質量%まで、詳細には約25質量%から約35質量%ま
で、およびより詳細には約28質量%から約32質量%
までのレベルで添加される。
【0025】たとえば、30質量%の充填材レベルにお
いて、亜麻または他のセルロース系繊維の量は、包装材
に添加される炭素繊維の量に依存して、約15質量%と
約69質量%との間の範囲内で変動することができる。
好ましくは、充填材が30質量%の量で添加されるとき
には、炭素繊維は約5質量%と約20質量%との間の量
で添加され、および亜麻繊維は約50質量%から約65
質量%の間の量で添加される。
いて、亜麻または他のセルロース系繊維の量は、包装材
に添加される炭素繊維の量に依存して、約15質量%と
約69質量%との間の範囲内で変動することができる。
好ましくは、充填材が30質量%の量で添加されるとき
には、炭素繊維は約5質量%と約20質量%との間の量
で添加され、および亜麻繊維は約50質量%から約65
質量%の間の量で添加される。
【0026】本発明にしたがって作成される紙包装材の
通気度は、紙の内部に存在する充填材の種類、粒度およ
び量に依存して、一般的に約5コレスタ単位(Coresta u
nit)から約2000コレスタ単位まで、詳細には約5コ
レスタ単位から約80コレスタ単位まで、およびより詳
細には約15コレスタ単位から約80コレスタ単位まで
の範囲内で変動する。大抵の用途において、紙巻きタバ
コ紙包装材の通気度は、約15コレスタ単位から約55
コレスタ単位までの間である。本発明にしたがう紙包装
材に対して炭素繊維が添加されるにつれて、紙の通気度
が増大する、すなわちコレスタ値が増大する。そのよう
にして、比較的大量(たとえば約20質量%超)の炭素
繊維を組み込まれる紙包装材は、紙包装材に通常所望さ
れるコレスタ値より大きい通気度を有するおそれがあ
る。そのように大量の炭素繊維を含有する紙包装材の通
気度を減少させるために、単純に繊維完成紙料(fiber f
urnish)をより高い程度まで精製(refine)して、紙包装
材内部の炭素繊維のレベルを減少させる必要なしに、所
望されるレベルまでコレスタ値を減少させることができ
る。
通気度は、紙の内部に存在する充填材の種類、粒度およ
び量に依存して、一般的に約5コレスタ単位(Coresta u
nit)から約2000コレスタ単位まで、詳細には約5コ
レスタ単位から約80コレスタ単位まで、およびより詳
細には約15コレスタ単位から約80コレスタ単位まで
の範囲内で変動する。大抵の用途において、紙巻きタバ
コ紙包装材の通気度は、約15コレスタ単位から約55
コレスタ単位までの間である。本発明にしたがう紙包装
材に対して炭素繊維が添加されるにつれて、紙の通気度
が増大する、すなわちコレスタ値が増大する。そのよう
にして、比較的大量(たとえば約20質量%超)の炭素
繊維を組み込まれる紙包装材は、紙包装材に通常所望さ
れるコレスタ値より大きい通気度を有するおそれがあ
る。そのように大量の炭素繊維を含有する紙包装材の通
気度を減少させるために、単純に繊維完成紙料(fiber f
urnish)をより高い程度まで精製(refine)して、紙包装
材内部の炭素繊維のレベルを減少させる必要なしに、所
望されるレベルまでコレスタ値を減少させることができ
る。
【0027】前述したように、種々の比率の亜麻および
炭素繊維を、本発明にしたがって作成される紙包装在中
に用いることができる。紙包装材の坪量は、亜麻繊維お
よび炭素繊維の量が増大するにつれて増大する。したが
って、本発明にしたがって作成される紙包装材の坪量
は、用いられる亜麻および炭素繊維の正確な比率に依存
して変化することができる。一般的に、坪量は、約18
グラム毎平方メートル(gsm)から約80グラム毎平
方メートル(gsm)までの範囲で変動することができ
る。坪量は、詳細には約18gsmから約60gsmま
での間、より詳細には約20gsmから約55gsmま
での間である。特定の実施形態において、坪量は、約4
5gsmから約60gsmの間であってもよい。シガレ
ットペーパーを、紙包装材の全体としての坪量にさらな
る影響を有する燃焼制御添加剤によって処理することが
できる。そのような燃焼制御添加剤は、たとえば、アル
カリ金属塩、酢酸塩、リン酸塩、またはそれらの混合物
を含むことができる。たとえば、燃焼制御添加剤は、ク
エン酸塩であることができ、および紙に対して約0.3
質量%から約12質量%までの量で添加することができ
る。
炭素繊維を、本発明にしたがって作成される紙包装在中
に用いることができる。紙包装材の坪量は、亜麻繊維お
よび炭素繊維の量が増大するにつれて増大する。したが
って、本発明にしたがって作成される紙包装材の坪量
は、用いられる亜麻および炭素繊維の正確な比率に依存
して変化することができる。一般的に、坪量は、約18
グラム毎平方メートル(gsm)から約80グラム毎平
方メートル(gsm)までの範囲で変動することができ
る。坪量は、詳細には約18gsmから約60gsmま
での間、より詳細には約20gsmから約55gsmま
での間である。特定の実施形態において、坪量は、約4
5gsmから約60gsmの間であってもよい。シガレ
ットペーパーを、紙包装材の全体としての坪量にさらな
る影響を有する燃焼制御添加剤によって処理することが
できる。そのような燃焼制御添加剤は、たとえば、アル
カリ金属塩、酢酸塩、リン酸塩、またはそれらの混合物
を含むことができる。たとえば、燃焼制御添加剤は、ク
エン酸塩であることができ、および紙に対して約0.3
質量%から約12質量%までの量で添加することができ
る。
【0028】前述のように、本発明は、紙包装在中に炭
素繊維を組み込んで、紙およびその紙を用いて構成され
る喫煙物の灰の特質を改善することに関する。紙包装材
に対して添加される炭素繊維は、約0.75インチ(約
1.91cm)未満の平均長さを有することができる。
しかし、比較的長い繊維は絡み合うことをもたらす可能
性があるので、平均長さが約0.125インチ(約0.
318cm)から約0.5インチ(約1.27cm)ま
での間にあることが一般的に好ましい。たとえば、1つ
の実施形態において、炭素繊維は、およそ0.25イン
チ(約0.64cm)の平均長さを有する。
素繊維を組み込んで、紙およびその紙を用いて構成され
る喫煙物の灰の特質を改善することに関する。紙包装材
に対して添加される炭素繊維は、約0.75インチ(約
1.91cm)未満の平均長さを有することができる。
しかし、比較的長い繊維は絡み合うことをもたらす可能
性があるので、平均長さが約0.125インチ(約0.
318cm)から約0.5インチ(約1.27cm)ま
での間にあることが一般的に好ましい。たとえば、1つ
の実施形態において、炭素繊維は、およそ0.25イン
チ(約0.64cm)の平均長さを有する。
【0029】本発明において用いることができる1つの
特定の商業的に入手可能な炭素繊維は、Fortafil Fiber
s, Inc.から市場に出されているTYPE 3C炭素繊維であ
る。TYPE 3C炭素繊維は、約0.25インチ(約0.6
4cm)の平均長さと約7.3ミクロンの直径とを有す
る。
特定の商業的に入手可能な炭素繊維は、Fortafil Fiber
s, Inc.から市場に出されているTYPE 3C炭素繊維であ
る。TYPE 3C炭素繊維は、約0.25インチ(約0.6
4cm)の平均長さと約7.3ミクロンの直径とを有す
る。
【0030】本発明にしたがう紙包装材を製造すること
において、紙包装材は、炭素繊維と亜麻または他のセル
ロール系繊維との繊維懸濁液を作り出すことによって作
成することができる。たとえば、繊維懸濁液は、蒸煮が
ま中で煮られ、洗浄され、漂白され、そして精製された
繊維完成紙料から形成することができる。前述のように
精製の量は、必要とされる通気度のレベルに依存して変
化することができる。
において、紙包装材は、炭素繊維と亜麻または他のセル
ロール系繊維との繊維懸濁液を作り出すことによって作
成することができる。たとえば、繊維懸濁液は、蒸煮が
ま中で煮られ、洗浄され、漂白され、そして精製された
繊維完成紙料から形成することができる。前述のように
精製の量は、必要とされる通気度のレベルに依存して変
化することができる。
【0031】紙包装材を形成する前に、繊維懸濁液に対
して、他の添加剤も同様に添加することができる。たと
えば、水と特定の充填材とから形成される充填材スラリ
ーを、懸濁液と組み合わせることができる。さらに、同
様に、繊維懸濁液に対して、粘度調整剤を加えて、その
繊維懸濁液混合物の粘度を上昇させることによりシガレ
ットペーパーの加工を補助することもできる。たとえ
ば、粘度調整剤は、アルギン酸塩であることができる。
して、他の添加剤も同様に添加することができる。たと
えば、水と特定の充填材とから形成される充填材スラリ
ーを、懸濁液と組み合わせることができる。さらに、同
様に、繊維懸濁液に対して、粘度調整剤を加えて、その
繊維懸濁液混合物の粘度を上昇させることによりシガレ
ットペーパーの加工を補助することもできる。たとえ
ば、粘度調整剤は、アルギン酸塩であることができる。
【0032】紙包装材を形成するために、繊維懸濁液混
合物は、網(スクリーン)または複数の網の組の上に広
げ、そして乾燥させることができる。また、充填材は、
すでに形成された紙の上に被覆することもできると信じ
られる。
合物は、網(スクリーン)または複数の網の組の上に広
げ、そして乾燥させることができる。また、充填材は、
すでに形成された紙の上に被覆することもできると信じ
られる。
【0033】本発明は、以下の実施例を参照することに
よって、より良好に理解されるであろう。
よって、より良好に理解されるであろう。
【0034】(実施例)炭素繊維を組み込まれる紙包装
材の灰の特質を試験した。炭素繊維は、約0.25イン
チ(約0.64cm)の平均長さと約7.3ミクロンの
直径とを有するFortafil Fibers, Inc.から市場に出さ
れているTYPE 3C炭素繊維である。また、紙包装材は、
1.9ミクロンのメジアン粒度を有する炭酸カルシウム
充填材ALBACAR 5970を包含した。ALBACAR 5970は、Spec
ialty Minerals, Inc. (Adams, Massachusetts)から得
られた。
材の灰の特質を試験した。炭素繊維は、約0.25イン
チ(約0.64cm)の平均長さと約7.3ミクロンの
直径とを有するFortafil Fibers, Inc.から市場に出さ
れているTYPE 3C炭素繊維である。また、紙包装材は、
1.9ミクロンのメジアン粒度を有する炭酸カルシウム
充填材ALBACAR 5970を包含した。ALBACAR 5970は、Spec
ialty Minerals, Inc. (Adams, Massachusetts)から得
られた。
【0035】紙巻きタバコ包装材は、TYPE 3C炭素繊
維、亜麻繊維、およびALBACAR 5970充填材を有する以下
の混合物を組み込んで作成された。
維、亜麻繊維、およびALBACAR 5970充填材を有する以下
の混合物を組み込んで作成された。
【0036】
【表1】
【0037】紙巻きタバコは、上記実施例に記載される
ような種々の比率の繊維を含むシートから、手巻きされ
た。紙巻きタバコは、火をつけられ、自由に燃焼するま
まにされた。紙巻きタバコが燃焼する際に、形成される
灰を観察および評価した。
ような種々の比率の繊維を含むシートから、手巻きされ
た。紙巻きタバコは、火をつけられ、自由に燃焼するま
まにされた。紙巻きタバコが燃焼する際に、形成される
灰を観察および評価した。
【0038】この実施例から、炭素繊維を含有する紙巻
きタバコの灰は、炭素繊維を含有しない紙巻きタバコの
灰よりも凝集性が高いことが見いだされた。具体的に
は、紙巻きタバコが燃焼する際に、炭素繊維は、マトリ
クス様の配列を後に残し、それは薄片または割れ目が無
かった。
きタバコの灰は、炭素繊維を含有しない紙巻きタバコの
灰よりも凝集性が高いことが見いだされた。具体的に
は、紙巻きタバコが燃焼する際に、炭素繊維は、マトリ
クス様の配列を後に残し、それは薄片または割れ目が無
かった。
【0039】本発明は喫煙物用紙包装材の灰の特質およ
び喫煙物自身の灰の特質を改善するための方法に関す
る。具体的には、約0.75インチ(約1.91cm)
未満の平均長さを有する炭素繊維が約60質量%までの
量で組み込まれるときに、紙包装材の灰の凝集性が著し
く改善されることを、予期せずして見いだした。本発明
にしたがって炭素繊維を有して作成される紙包装材は、
亜麻または他のセルロース系繊維のみを組み込まれる紙
包装材と比較して、優れた灰の特質を有する。さらに紙
の灰の凝集性は、他の灰の特質の品質の低下をもたらす
ことなく改善される。
び喫煙物自身の灰の特質を改善するための方法に関す
る。具体的には、約0.75インチ(約1.91cm)
未満の平均長さを有する炭素繊維が約60質量%までの
量で組み込まれるときに、紙包装材の灰の凝集性が著し
く改善されることを、予期せずして見いだした。本発明
にしたがって炭素繊維を有して作成される紙包装材は、
亜麻または他のセルロース系繊維のみを組み込まれる紙
包装材と比較して、優れた灰の特質を有する。さらに紙
の灰の凝集性は、他の灰の特質の品質の低下をもたらす
ことなく改善される。
【0040】本発明のこれらおよび他の変形および変種
が、本願の請求の範囲により詳細に記載される本発明の
真意および範囲から離れることなしに、当業者によって
実施されるであろう。加えて、種々の実施形態の態様
は、完全にまたは部分的にの両方で交換されてもよいこ
とは理解されるべきである。さらに当業者は、前述の記
載が例のためのものにすぎず、および本願の請求の範囲
にさらに記載される記載を制限することを意図していな
いことを認識するであろう。
が、本願の請求の範囲により詳細に記載される本発明の
真意および範囲から離れることなしに、当業者によって
実施されるであろう。加えて、種々の実施形態の態様
は、完全にまたは部分的にの両方で交換されてもよいこ
とは理解されるべきである。さらに当業者は、前述の記
載が例のためのものにすぎず、および本願の請求の範囲
にさらに記載される記載を制限することを意図していな
いことを認識するであろう。
【0041】
【発明の効果】本発明にしたがって、喫煙物用紙包装材
(シガレットペーパー)に対して炭素繊維を組み込むこ
とにより、該紙包装材およびそれを用いて作成される喫
煙物の灰の凝集性を高め、灰の剥落を防止することがで
きる。さらに、灰の凝集性を、他の灰の特質に有害な影
響を与えることなく、改善することができる。
(シガレットペーパー)に対して炭素繊維を組み込むこ
とにより、該紙包装材およびそれを用いて作成される喫
煙物の灰の凝集性を高め、灰の剥落を防止することがで
きる。さらに、灰の凝集性を、他の灰の特質に有害な影
響を与えることなく、改善することができる。
フロントページの続き (73)特許権者 398022202 100 North Point Con ter East,Suite 600, Alpharetta,Georgia U.S.A. (72)発明者 ヴラディミール ハンプル, ジュニ ア. アメリカ合衆国 30076 ジョージア州 ロズウェル スプリング リッジ ト レース 160 (56)参考文献 特開 平11−36193(JP,A) 特開 平11−36196(JP,A) 特開 平7−67613(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 27/00 D21H 13/50 A24D 1/02
Claims (24)
- 【請求項1】 紙包装材に炭素繊維を組み込む工程であ
って、前記炭素繊維は0.75インチ(1.91cm)
未満の平均長さを有する工程を具えたことを特徴とする
喫煙物用の紙包装材の灰の特質を改善するための方法。 - 【請求項2】 前記炭素繊維は、0.125インチ
(0.318cm)から0.5インチ(1.27cm)
の間の平均長さを有することを特徴とする請求項1に記
載の方法。 - 【請求項3】 前記炭素繊維は、0.25インチ(0.
64cm)から0.35インチ(0.89cm)の間の
平均長さを有することを特徴とする請求項1に記載の方
法。 - 【請求項4】 前記炭素繊維は、60質量%未満の量
で、前記紙包装材中に組み込まれることを特徴とする請
求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記炭素繊維は、5質量%から20質量
%までの量で、前記紙包装材中に組み込まれることを特
徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記紙包装材に充填材を組み込む工程を
さらに具えたことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 前記充填材は、炭酸カルシウムを含むこ
とを特徴とする請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記充填材は、20質量%から40質量
%までの量で、前記紙包装材中に組み込まれることを特
徴とする請求項6に記載の方法。 - 【請求項9】 前記充填材は、炭酸カルシウムを含み、
および28質量%から32質量%までの量で前記紙包装
材中に組み込まれることを特徴とする請求項6に記載の
方法。 - 【請求項10】 前記紙包装材は、45グラム毎平方メ
ートルから60グラム毎平方メートルまでの坪量を有す
ることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項11】 前記紙包装材は、5コレスタ単位から
2000コレスタ単位までの通気度を有することを特徴
とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項12】 前記紙包装材を燃焼制御調整添加剤で
被覆する工程をさらに具え、前記燃焼調整添加剤は、ア
ルカリ金属塩、酢酸塩、リン酸塩、およびそれらの混合
物からなる群から選択されることを特徴とする請求項1
に記載の方法。 - 【請求項13】 前記燃焼調整添加剤は、クエン酸塩を
含み、前記クエン酸塩は、0.3質量%から12質量%
までの量で前記紙包装材に添加されることを特徴とする
請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 セルロール系繊維を含む紙包装材を提
供する工程であって、前記セルロール系繊維は、30質
量%から95質量%までの量で前記紙包装材に組み込ま
れる工程と、 前記紙包装材に炭素繊維を組み込む工程であって、前記
炭素繊維は30質量%未満の量で前記紙包装材に組み込
まれる工程とを具えたことを特徴とする喫煙物用の紙包
装材の灰の凝集性を改善するための方法。 - 【請求項15】 前記炭素繊維は、5質量%から20質
量%までの量で、前記紙包装材に組み込まれることを特
徴とする請求項14に記載の方法。 - 【請求項16】 20質量%から40質量%までの量
で、前記紙包装材に対して充填材を添加する工程をさら
に具えたことを特徴とする請求項14に記載の方法。 - 【請求項17】 前記セルロース系繊維は亜麻繊維を含
み、前記亜麻繊維は、50質量%から65質量%までの
量で前記紙包装材に組み込まれることを特徴とする請求
項14に記載の方法。 - 【請求項18】 前記紙包装材は、45グラム毎平方メ
ートルから60グラム毎平方メートルまでの坪量を有す
ることを特徴とする請求項14に記載の方法。 - 【請求項19】 前記紙包装材は、15コレスタ単位か
ら80コレスタ単位までの通気度を有することを特徴と
する請求項14に記載の方法。 - 【請求項20】 セルロース系繊維と充填材とを含む紙
ウェブであって、前記充填材は、20質量%から40質
量%までの量で前記ウェブ内に存在する紙ウェブと前記
紙ウェブに組み込まれる炭素繊維であって、前記炭素繊
維は0.125インチ(0.318cm)から0.50
インチ(1.27cm)までの平均長さを有し、前記炭
素繊維は、5質量%から30質量%までの量で前記紙ウ
ェブ中に組み込まれる炭素繊維とを含む改善された灰の
特質を有する紙包装材であって、前記紙包装材は、18
グラム毎平方メートルから60グラム毎平方メートルま
での坪量と、5コレスタ単位から80コレスタ単位まで
の通気度とを有することを特徴とする紙包装材。 - 【請求項21】 前記炭素繊維は、5質量%から20質
量%までの量で、前記紙包装材に組み込まれることを特
徴とする請求項20に記載の紙包装材。 - 【請求項22】 前記紙包装材は、15コレスタ単位か
ら55コレスタ単位までの通気度を有することを特徴と
する請求項20に記載の紙包装材。 - 【請求項23】 前記紙包装材は、45グラム毎平方メ
ートルから60グラム毎平方メートルまでの坪量を有す
ることを特徴とする請求項20に記載の紙包装材。 - 【請求項24】 前記炭素繊維は、10ミクロン未満の
直径を有することを特徴とする請求項20に記載の紙包
装材。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/396,956 US6314964B1 (en) | 1999-09-15 | 1999-09-15 | Cigarette paper containing carbon fibers for improved ash characteristics |
US09/396956 | 1999-09-15 | ||
CA002323126A CA2323126C (en) | 1999-09-15 | 2000-10-11 | Cigarette paper containing carbon fibers for improved ash cohesiveness |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001131898A JP2001131898A (ja) | 2001-05-15 |
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---|---|---|---|
JP2000280444A Expired - Fee Related JP3305701B2 (ja) | 1999-09-15 | 2000-09-14 | 改善された灰の凝集性のための炭素繊維を含有するシガレットペーパー |
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---|---|
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EP (1) | EP1084629B1 (ja) |
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CA (1) | CA2323126C (ja) |
DE (1) | DE60024017T2 (ja) |
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-
2000
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