JP2000157212A - 易嚥下補助組成物並びにそれを用いた食品用組成物及び医薬品用組成物 - Google Patents

易嚥下補助組成物並びにそれを用いた食品用組成物及び医薬品用組成物

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JP2000157212A
JP2000157212A JP10334764A JP33476498A JP2000157212A JP 2000157212 A JP2000157212 A JP 2000157212A JP 10334764 A JP10334764 A JP 10334764A JP 33476498 A JP33476498 A JP 33476498A JP 2000157212 A JP2000157212 A JP 2000157212A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者や嚥下障害者が安全に嚥下でき、かつ
常温で長時間放置しても嚥下適性の優れる易嚥下補助組
成物を提供する。 【解決手段】 ゼラチンと、寒天、カラギーナン、ネイ
ティブジェランガム、ローカストビーンガム及びキサン
タンガムの中から選ばれる少なくとも1種以上とを含有
してなる易嚥下補助組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、易嚥下補助組成物
並びにそれを用いた食品及び医薬品に関し、詳しくは高
齢者や嚥下障害者が安全に嚥下でき、かつ常温で長時間
放置した後も優れた嚥下適性を有する易嚥下補助組成物
並びにそれを用いた食品及び医薬品に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者の人口の増加に伴い、食物を飲み
込む動作に障害をきたす嚥下障害者の人口も増加する傾
向にある。加えて、脳血管障害、腫瘍等の疾病によって
嚥下障害を伴うことも多い。嚥下障害者にとっては、水
のようにさらっとした食物は、誤嚥(誤って気管に食物
がはいること)しやすく、それが原因で誤嚥性肺炎をお
こすことがしばしば認められている。一方、粘着性のあ
る食物では喉につかえ、窒息の危険性がある。そのよう
な恐怖から、嚥下障害者は摂食を拒み低水分、低栄養状
態に陥りやすい。従って重度の嚥下障害者には、鼻から
の経管栄養等で水分や栄養補給を行っている。しかしな
がら、このような現状は高齢者等の嚥下障害者の人間と
しての尊厳を著しく低下させているといっても過言では
ない。近年、このような嚥下障害者のQOL(生活の
質)を向上させようとする動きが、社会的にも高まり、
経口摂食が可能で食べる楽しみが得られ、かつ摂食機能
を向上させることのできる食品が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】嚥下に適した食物とし
ては、(1)咀嚼しやすい適度な硬さを有すること、
(2)食塊形成性(食物の口の中でのまとまり易さ)に
優れること、および(3)のどへの付着性が少ないこと
が挙げられる。従来より病院等では、寒天やゼラチンで
固めたフルーツゼリー、プリン等を利用して水分補給や
栄養補給を行っている。しかしながら寒天では、食塊形
成性が悪くかつ体温で融解しないことから、場合によっ
ては喉につまることがあった。また、ゼラチンでは上記
(1)〜(3)に挙げた嚥下適性は優れるものの、常温
で融解してしまうので液体となった場合に誤嚥する場合
がある。従って、ゼラチンを用いてゲル状にした場合、
ゲルセット後の温度管理が極めて難しいという問題があ
る。
【0004】ところで、これまでにも嚥下補助剤、易嚥
下食品、または易嚥下医薬品として次のようなものが知
られている。 ・特開平5−38262号公報には、直接液状食品に添
加して食品に適度な粘稠性を与える補助剤として、タピ
オカ澱粉と馬鈴薯澱粉、デキストリンからなるものが開
示されているが、このものは液状食品を増粘するとはい
え得られる食品は基本的には液状であり、先に示した嚥
下適性(1)〜(3)は不十分である。 ・特開平7−274915号公報は、柔軟性容器入りゼ
リー様飲料に関するもので、基本的には通常のゼリーを
柔軟性容器に入れただけのものであり、これも嚥下適性
が不十分である。例えば、実施例1でのカラギーナン、
ローカスト系のゼリーでは離水が多く、食塊形成性が極
めて悪い。 ・特開平9−194346号公報には、カラギーナン、
ローカストビーンガム、ポリアクリル酸を基剤としたゼ
リー状経口医薬組成物が開示されている。この組成物
は、ポリアクリル酸によりゲルの離水は抑えられるもの
の食塊形成性が悪く、カルシウム、カリウムの存在下で
ゲルの硬さが変化し、用いる食品等に制限がある。 ・特開平10−7561号公報、特開平10−7565
号公報、および特開平10−182449号公報は、薬
剤とゲル化剤からなる易嚥下性薬剤含有製剤に関するも
のである。ここではゲル化剤としてアルギン酸またはそ
の塩、カラギーナン、グアーガム、カードラン、ゼラチ
ン、寒天、および澱粉の1種または2種以上の組合せ、
特にアルギン酸ナトリウム、カラギーナン、グアーガム
が好ましいと記載されているが、組合せによっては、食
塊形成性が悪かったり、融解温度が極めて高くなり場合
によっては喉につまる危険性もある。 ・特開平10−108633号公報には、直接液状食品
に添加して食品に適度な粘稠性を与える補助剤で、グア
ガム、キサンタンガム、デキストリンからなるものが開
示されている。しかしながらここに記載されている組成
物は基本的には液状であり、また先に示した嚥下適性
(1)〜(3)が不十分である。 ・特開平10−182478号公報には、蛋白質、糖
質、脂質、ビタミン及びミネラル類にゲル化剤として馬
鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉、モチトウモロコシ澱粉の
1種以上を併用した組成物が記載されている。この組成
物は、室温での放置下における保型性は優れるものの喉
への付着性がつよく、重度の嚥下障害者には充分とは言
い難い。 以上のように、上記嚥下適性(1)〜(3)に優れてお
り、かつ室温下でも保型性の優れた製品は未だ実現され
ていなかった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
高齢者や嚥下障害者が安全に嚥下でき、かつ常温で長時
間放置しても嚥下適性に優れる易嚥下補助組成物並びに
それを用いた食品用組成物及び医薬品用組成物を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、ゼラチンに寒天、
カラギーナン、ネイティブジェランガム、ローカストビ
ーンガム及びキサンタンガムの中から選ばれる少なくと
も1種以上を併用することによって、安全に嚥下でき、
かつ常温で長時間放置しても嚥下適性に優れた易嚥下補
助組成物が得られ、またこの易嚥下補助組成物が食品及
び医薬品などの用途に好適であることを見出し本発明を
完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、(1)ゼラチンと、寒
天、カラギーナン、ネイティブジェランガム、ローカス
トビーンガム及びキサンタンガムからなる群から選ばれ
る少なくとも1種以上とを含有してなることを特徴とす
る易嚥下補助組成物、(2)上記易嚥下補助組成物を含
有してなる食品用組成物、及び(3)上記易嚥下補助組
成物を含有してなる医薬品用組成物を提供する。本発明
の易嚥下補助組成物は、特に食する際のゲルの付着性の
値が100gs以下であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく
説明する。本発明で用いられるゼラチンは、牛骨、牛
皮、豚皮、豚骨等を原料とし、酸又はアルカリ処理した
ゼラチン(酸処理ゼラチン、アルカリ処理ゼラチン)で
酸処理でもアルカリ処理でも良い。ゼラチンのゲル強度
も100ブルーム以上(JIS 6503に制定されて
いるゼラチンのゲル強度測定法による)であれば良い。
好ましくは粉末のものが用いられる。本発明の易嚥下補
助組成物におけるゼラチンの配合量は60〜99.5重
量%が好ましく、より好ましくは80〜99重量%、さ
らに好ましくは85〜98重量%である。ゼラチンの配
合量が60重量%未満だと本発明の易嚥下補助組成物と
組み合せる多糖類によってはゲル化しなかったり、ゲル
強度が強すぎたりして食塊形成性等の嚥下適性が悪い場
合がある。またゼラチンの配合量が99.5重量%を越
えると室温で長時間ゲル状態を保つことができない。
【0009】寒天は、天草、オゴノリ、オバクサ、イタ
ニグサ等から熱水抽出し、水分を除去したものでその組
成、ゼリー強度は特に規定せずいずれも使用できる。カ
ラギーナンは、κ(カッパ)、ι(イオタ)、λ(ラム
ダ)タイプがあり、本発明の易嚥下補助組成物にはこれ
らの何れのタイプのカラギーナンも用いることが可能で
あるが、好ましくはκ−カラギーナンが用いられる。ネ
イティブジェランガム、ローカストビーンガム及びキサ
ンタンガムとしてはいずれも食品添加物として規定され
ているものがあげられ、特に制限せずに本発明に用いる
ことができる。本発明の易嚥下補助組成物において、寒
天、カラギーナン、ネイティブジェランガム、ローカス
トビーンガム及びキサンタンガムは、これらの中から1
種または2種以上が用いられ、好ましくは粉末状のもの
が用いられる。これらの配合量は易嚥下補助組成物当た
り0.5〜40重量%が好ましく、より好ましくは1〜
20重量%、さらに好ましくは2〜15重量%である。
これらの配合量が0.5重量%未満だと室温で長時間ゲ
ル状態を保つことができない。また40重量%を越える
と本発明の易嚥下補助組成物と組み合わせる多糖類によ
ってはゲル化しなかったり、ゲル強度が強すぎて嚥下適
性が著しく劣る場合がある。
【0010】本発明の易嚥下補助組成物は、少なくとも
ゼラチンと、上記の寒天、カラギーナン、ネイティブジ
ェランガム、ローカストビーンガム及びキサンタンガム
の中から選ばれる1種以上をそれぞれ所定量用意し、例
えばリボンミキサー、Vブレンダー等で混合することに
よって好ましく製造することができるが、製造方法は特
に限定されない。またこれらの成分以外の任意の成分を
嚥下適性を損なわない範囲で含んでいてもよい。
【0011】本発明の易嚥下補助組成物は、例えば水、
湯、飲料、スープ等の各種水溶液に溶解させることによ
ってゲル化し嚥下適性に優れた性状を呈する。また本発
明の易嚥下補助組成物は、次の測定方法によって測定さ
れる食する際のゲルの付着性の値が100gs以下であ
ることが好ましい。本発明における付着性の測定方法
は、まず易嚥下補助組成物を脱イオン水に完全に溶解さ
せてゲルを調製し、このゲルを直径60mm、高さ35
mmのプラスチック容器に厚さ14mmになるように入
れる。次いでStable Micro Systems社製テクスチャーア
ナライザー(TA−XT2)を用い、ゲルを上記プラス
チック容器に入れた状態で、直径25mm、長さ35m
mのアルミ円柱のプランジャーに脱イオン水で充分洗浄
した株式会社ニッピ製コラーゲン膜(製品名:コラーゲ
ンケーシング270)を装着し、速度0.5mm/sで
ゲルを4mm圧縮し、その後、同速度で上昇させる。そ
してプランジャーを上昇させた時に描かれるチャート
(縦軸;荷重(g)、横軸;時間(s))において、荷重が
0以下における曲線と横軸で囲まれた部分の面積を求
め、その値を付着性(単位;gs)とする。図1は付着
性測定時に描かれるチャートの例を示すもので、図中斜
線で示した部分の面積の値が付着性(gs)を表す。な
お、付着性測定に供されるゲルにおける易嚥下補助組成
物の濃度は食するのに供される任意の濃度でよい。この
方法によれば、ヒトの皮膚を構成する主な蛋白質である
コラーゲンからなる膜と易嚥下補助組成物を含むゲルと
の付着性が測定され、その値は易嚥下補助組成物を含む
ゲルを嚥下する際の、のどへの付着性を表す指標とな
る。そしてこの値が100gs以下であれば、のどへの
付着性が比較的小さく、嚥下し易い易嚥下補助組成物で
あると評価できる。
【0012】本発明の易嚥下補助組成物は各種の食品用
組成物素材あるいは医薬品用組成物素材と組み合わせて
用いて、嚥下適性に優れた食品用組成物あるいは医薬品
用組成物を得ることができる。本発明の易嚥下補助組成
物を用いた食品用組成物および医薬品用組成物におい
て、易嚥下補助組成物の配合割合は特に規定されない
が、水、湯、飲料、スープ等の水溶液に溶解させてゲル
化させるときに、ゲル化剤として作用する易嚥下補助組
成物の濃度が0.3重量%未満では組合せによってはゲ
ル化しない場合があり、また5重量%を越えるとゲル強
度が強く嚥下適性が著しく劣る。したがって食品用組成
物および医薬品用組成物における易嚥下補助組成物の濃
度は、水溶液等に溶解させてゲル化した時の濃度とし
て、好ましくは0.3〜5重量%、より好ましくは0.
5〜3重量%、さらに好ましくは1〜2重量%である。
【0013】本発明の易嚥下補助組成物と組み合わせて
使用される食品用組成物素材および医薬品用組成物素材
は、特に制限されるものではない。例えば食品用組成物
素材としては、糖類(ぶどう糖、果糖、砂糖、麦芽糖、
乳糖、トレハロース、粉末水飴、還元麦芽糖、還元乳
糖、還元水飴粉末、キシロオリゴ糖、およびポリデキス
トロース等を1種単独でまたは適宜混合して)、酸味料
(クエン酸、リンゴ酸、乳酸、コハク酸、酒石酸、アス
コルビン酸、クエン酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩、コハク
酸塩、酒石酸塩、およびアスコルビン酸塩等を1種単独
でまたは適宜混合して)、香料、着色料、ビタミン類
(ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシ
ン、ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸、ビタ
ミンD群、ビタミンE、ビタミンK、ビオチン、パント
テン酸、および葉酸等を1種単独でまたは適宜混合し
て)、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、リン、マンガン、お
よびヨウ素等を含む塩類や食品素材を1種単独でまたは
適宜混合して)、各種蛋白質(大豆蛋白、乳蛋白、小麦
蛋白、卵蛋白、魚肉蛋白、牛肉蛋白、豚肉蛋白、および
鶏肉蛋白等を1種単独でまたは適宜混合して)、各種油
脂類(動植物油脂、中鎖脂肪酸トリグリセライド等を1
種単独でまたは適宜混合して、甘味料(アスパルテー
ム、ステビア等を1種単独でまたは適宜混合して)、食
物繊維(セルロース、ガラクトマンナン、グアガム分解
物、難消化性デキストリン、およびコーンファイバー等
を1種単独でまたは適宜混合して、各種果汁類(リン
ゴ、オレンジ、みかん、ぶどう、なし、もも、メロン、
バナナ、およびすいか等を1種単独でまたは適宜混合し
て)、フレーバー粉末(コーヒー粉末、抹茶粉末、煎茶
粉末、およびココア粉末等を1種単独でまたは適宜混合
して)、安定化剤(グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、リン脂質、キラヤサポニ
ン、および大豆サポニン等を1種単独でまたは適宜混合
して)、調味料(塩、味噌、醤油、酒類、みりん、およ
び動植物エキス等を1種単独でまたは適宜混合して)、
スパイス類(ホワイトペパー、ブラックペパー、バジ
ル、レッドペパー、わさび、からし、しょうが、ガーリ
ック、シナモン、およびクローブ等を1種単独でまたは
適宜混合して)、野菜類(トマト、セロリ、およびオニ
オン等を1種単独でまたは適宜混合して)、種実類(ア
ーモンド、ピーナッツ、およびクルミ等を1種単独でま
たは適宜混合して)等を用いることができる。また医薬
品用組成物素材としては、特に限定はないが、例えば上
記の各種ビタミン類や、アセトアミノフェン、イブプロ
フェン、ケトプロフェン、およびメフェナム酸等を用い
ることができる。
【0014】本発明における易嚥下補助組成物は、必須
成分としてゼラチンを含有するものであり、これを各種
水溶液に加えて混合することによりゲル化して、(1)
咀嚼しやすい適度な硬さを有し、(2)食塊形成性(食
物の口の中でのまとまり易さ)に優れており、かつ
(3)のどへの付着性が少ないという優れた嚥下適性を
呈する。またゼラチンに加えて、寒天、カラギーナン、
ネイティブジェランガム、ローカストビーンガム及びキ
サンタンガムからなる群から選ばれる少なくとも1種以
上が併用されているので、常温下においてもゼラチンの
みの場合のように簡単に融解して液体とならず、ゲル化
された状態を維持して優れた嚥下適性を維持することが
できる。したがって、本発明の易嚥下補助組成物、およ
びこれを用いた食品用または医薬品用組成物はゲルセッ
ト後の温度管理が容易であり、冷たい状態で食すること
は勿論可能であるが、冷たいものを嚥下しにくい場合な
ど必要に応じて、あるいは好みに応じて、常温以下の適
度な温度にして食することも可能であるという利点を有
する。本発明の易嚥下補助組成物ならびにこれを用いた
食品用組成物および医薬品用組成物は、高齢者や嚥下障
害者が安全に嚥下できるので、例えば病院や高齢者を対
象とした各種施設における給食や医薬品に好適であるほ
か、嚥下が未熟な乳児の離乳食や医薬品、あるいはスプ
ーンですくって口へ運ぶ動作が未発達の幼児のための食
品や医薬品としても好適である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の効果を明らかにするために具
体例を示して説明するが、本発明は下記の例に制限され
るものではない。尚、以下の例において%はすべて重量
%を意味する。 (調製例1〜14)下記表1および表2に示した配合割
合で調製した組成物を表1および表2に示すゲル化剤濃
度で用い、後述のようにしてゲルを調製した。調製例1
〜9は、ゼラチンと、寒天、κ−カラギーナン、ネイテ
ィブジェランガム、ローカストビーンガム及びキサンタ
ンガムからなる群から選ばれ1種または2種を併用した
ものであり、調製例10および11はゼラチンのみを用
いたものであり、調製例12〜14は寒天、κ−カラギ
ーナン、ローカストビーンガム及びキサンタンガムのう
ちの1種または2種を用いたものである。
【0016】得られたゲルのゲル強度および耐熱スコア
ーを測定した。その結果を表1および表2に併せて示
す。またゲル調製後5℃の冷所で24時間保存したゲ
ル、および調製後5℃の冷所で24時間保存した後25
℃の常温下に30分間放置したゲルについて、それぞれ
官能試験を行って嚥下適性を評価した。その結果を下記
表3および表4に示す。また上記の冷所保存後常温下で
放置したゲルについて上述の測定方法で付着性の測定を
行った。その結果を下記表3および表4に併せて示す。
【0017】ゲルの調製は次のようにして行った。すな
わち、最終的に表に示すゲル化剤濃度となる所定量の上
記組成物と最終濃度10%となる所定量の砂糖を粉体混
合し、脱イオン水に分散し、その後80℃で5分間攪拌
し、完全に溶解させた後、5℃の冷水で45℃まで冷却
した。その後水補正して直径60mm、高さ35mmの
プラスチック容器に厚さ14mmになるように注入し、
5℃で24時間放置し、ゲルを調製した。尚、調製例
5,9,12,13,14は80℃で溶解後、冷水によ
る冷却を行わずにただちに水補正し、5℃で24時間の
ゲル化を行った。
【0018】ゲル強度の測定は次のようにして行った。
Stable Micro Systems社製テクスチャーアナライザー
(TA−XT2)を用い、ゲルの調製時に使用したプラ
スチック容器に入れた状態で、直径10mm、長さ41
mmの円形プランジャーを用い、圧縮速度0.5mm/
s、クリアランス3mmの条件で最大破断応力(N/m
2)を求めた。耐熱スコアーは、上記のようにしてゲル
を調製した後、5℃で24時間保存した後に測定した最
大破断応力をP1(N/m2)とし、ゲル調製後25℃の
常温下に30分放置した後に測定した最大破断応力をP
2(N/m2)とすると、耐熱スコアーは次式で求めら
れ、その値が1に近いほど熱安定性が高いことを示す。 耐熱スコアー=P2/P1
【0019】官能試験は次にようにして行った。すなわ
ち、舌でのつぶし易さ、飲み込み易さ、のどへの付着に
ついては、専門パネル3名で評価した。評価結果は○:
良好、△:やや悪い、×:悪い、で表した。食塊形成性
については、容器に入ったゲルをスパチラで約20回攪
拌し、ゲルのばらけ状態を目視にて判定した。評価結果
は、よくまとまっている状態〜ばらばらの状態(離水し
た場合を含む)を、その程度によって○〜△〜×で表し
た。嚥下適性については、舌でのつぶし易さ、飲み込み
易さ、食塊形成性、及びのどへの付着の点から総合的に
判定した。
【0020】
【表1】
【表2】
【0021】表1および2において、 (*1):株式会社ニッピ製アルカリ処理ゼラチンS−
A354−1(ゲル強度290ブルーム) (*2):伊那食品工業(株)製伊那寒天UP−37 (*3):株式会社コペンハーゲンペクチン製GENU
GEL WR−78 (*4):大日本製薬株式会社製ゲルコゲルLT100 (*5):株式会社コペンハーゲンペクチン製GENU
GUM RL−200 (*6):大日本製薬株式会社製エコーガムT である。
【0022】
【表3】
【表4】
【0023】表1〜4の結果より、調製例1〜8では良
好な嚥下適性が得られた。またゼラチン50重量部に対
してネイティブジェランガム50重量部を加えた調製例
9では、冷所保存・常温包囲放置後の付着性の値が大き
くなり、官能試験においても、のどへの付着性が悪くて
嚥下適性にやや劣るものの、他の特性については良好な
評価結果が得られた。またゼラチンのみの調製例10,
11では、冷所保存後の嚥下適性は良好であったが、冷
所保存・常温包囲放置後は表面の液状部分が多くなり嚥
下に適さない性状となった。さらにゼラチンを用いなか
った調製例12〜14では冷所保存後もまた冷所保存・
常温包囲放置後も良好な嚥下適性は得られなかった。
【0024】実施例1:メロンゼリー用組成物 下記表5に示した各粉末原料を均一に混合してメロンゼ
リー用組成物を調製した。得られたメロンゼリー用組成
物17gに熱湯83gを入れよくかき混ぜ、上記調製例
においてゲルの調製時に使用したプラスチック容器に充
填し、上記調製例と同様にして嚥下適性の評価を行っ
た。その結果を下記表12に示す。
【0025】
【表5】 表5において (*7):株式会社ニッピ製アルカリ処理ゼラチンS−
A354−1、 (*8):伊那食品工業(株)製伊那寒天UP−37
である。
【0026】実施例2:煎茶ゼリー用組成物 下記表6に示した各粉末原料を均一に混合して煎茶ゼリ
ー用組成物を調製した。得られた煎茶ゼリー用組成物1
7.4gに熱湯82.6gを入れよくかき混ぜ、上記調
製例においてゲルの調製時に使用したプラスチック容器
に充填し、上記調製例と同様にして嚥下適性の評価を行
った。その結果を下記表12に示す。
【0027】
【表6】 表6において (*9):株式会社ニッピ製アルカリ処理ゼラチンS−
A354−1、 (*10):大日本製薬株式会社製ゲルコゲルLT10
0 である。
【0028】実施例3:アイソトニックゼリー用組成物 下記表7に示した各粉末原料を均一に混合してアイソト
ニックゼリー用組成物を調製した。得られたアイソトニ
ックゼリー用組成物8.036gに熱湯91.964g
を入れよくかき混ぜ、上記調製例においてゲルの調製時
に使用したプラスチック容器に充填し、上記調製例と同
様にして嚥下適性の評価を行った。その結果を下記表1
2に示す。
【0029】
【表7】 表7において (*11):株式会社ニッピ製アルカリ処理ゼラチンS
−A354−1 (*12):伊那食品工業(株)製伊那寒天UP−37
【0030】実施例4:ココアゼリー用組成物 下記表8に示した各粉末原料を均一に混合してココアゼ
リー用組成物を調製した。得られたココアゼリー用組成
物17gに熱湯83gを入れよくかき混ぜ、上記調製例
においてゲルの調製時に使用したプラスチック容器に充
填し、上記調製例と同様にして嚥下適性の評価を行っ
た。その結果を下記表12に示す。
【0031】
【表8】 表8において (*13):株式会社ニッピ製アルカリ処理ゼラチンS
−A354−1、 (*14):株式会社コペンハーゲンペクチン製GEN
UGEL WR−78 である。
【0032】実施例5:栄養補給ゼリー用組成物 下記表9に示した各粉末原料を均一に混合して栄養補給
ゼリー用組成物を調製した。得られた栄養補給ゼリー用
組成物28.4gに熱湯71.6gを入れよくかき混
ぜ、上記調製例においてゲルの調製時に使用したプラス
チック容器に充填し、上記調製例と同様にして嚥下適性
の評価を行った。その結果を下記表12に示す。
【0033】
【表9】 表9において (*15):株式会社ニッピ製アルカリ処理ゼラチンS
−A354−1 (*16):大日本製薬株式会社製エコーガムT (*17):株式会社コペンハーゲンペクチン製GEN
UGUM RL−200
【0034】実施例6:ビタミン強化ゼリー組成物 下記表10に示した各粉末原料を均一に混合してビタミ
ン強化ゼリー用組成物を調製した。得られた栄養補給ゼ
リー用組成物19gに熱湯81gを入れよくかき混ぜ、
上記調製例においてゲルの調製時に使用したプラスチッ
ク容器に充填し、上記調製例と同様にして嚥下適性の評
価を行った。その結果を下記表12に示す。
【0035】
【表10】 表10において (*18):株式会社ニッピ製アルカリ処理ゼラチンS
−A354−1、 (*19):伊那食品工業(株)製伊那寒天UP−37
である。
【0036】実施例7:アセトアミノフェン含有ゼリー
用組成物 下記表11に示した各粉末原料を均一に混合してアセト
アミノフェン含有ゼリー用組成物を調製した。得られた
アセトアミノフェン含有ゼリー用組成物12.2gに熱
湯87.8gを入れよくかき混ぜ、上記調製例において
ゲルの調製時に使用したプラスチック容器に充填し、上
記調製例と同様にして嚥下適性の評価を行った。その結
果を下記表12に示す。
【0037】
【表11】 表11において (*20):株式会社ニッピ製アルカリ処理ゼラチンS
−A354−1、 (*21):大日本製薬株式会社製ゲルコゲルLT10
0 である。
【0038】
【表12】
【0039】表12の結果から、実施例1〜7の食品用
または医薬品用組成物は良好な嚥下適性を有し、特に、
ゼラチンを用いているにも拘らず常温で放置しても直ち
に液状化することなく良好な嚥下適性を維持できるとい
う、優れた特性を有することが認められた。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の易嚥下補
助組成物は嚥下特性に優れているので高齢者や嚥下障害
者が安全に嚥下でき、かつ常温で長時間放置しても優れ
た嚥下適性を維持できるものである。またこれを食品用
組成物や医薬品用組成物などの用途に幅広く応用するこ
とができ、嚥下特性に優れた食品や医薬品を低温〜常温
の所望の温度帯で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る付着性の測定方法の説明図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾杉 孝夫 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 長 秀吉 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 佐野 庄二 東京都足立区千住緑町1丁目1番1 ニッ ピゼラチン工業株式会社内 Fターム(参考) 4B018 LB01 LB10 LE06 MD02 MD03 MD04 MD09 MD18 MD20 MD23 MD25 MD29 MD33 MD37 MD38 MD39 MD48 MD52 MD59 MD71 MD77 ME14 MF04 4B041 LC10 LD02 LD03 LE08 LH01 LH10 LK02 LK17 LK19 LK21 LK26 LK32 LK39 LK40 LP01 4C076 AA99 BB01 CC24 CC40 DD43 DD67 EE30 EE42 EE58 FF35 FF36 FF68 FF70

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼラチンと、寒天、カラギーナン、ネイ
    ティブジェランガム、ローカストビーンガム及びキサン
    タンガムからなる群から選ばれる少なくとも1種以上と
    を含有してなることを特徴とする易嚥下補助組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の易嚥下補助組成物におい
    て、食する際のゲルの付着性が100gs以下であるこ
    とを特徴とする易嚥下補助組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の易
    嚥下補助組成物を含有してなる食品用組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1または2のいずれかに記載の易
    嚥下補助組成物を含有してなる医薬品用組成物。
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