JP2000155424A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

塗布装置及び塗布方法

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JP2000155424A
JP2000155424A JP34663698A JP34663698A JP2000155424A JP 2000155424 A JP2000155424 A JP 2000155424A JP 34663698 A JP34663698 A JP 34663698A JP 34663698 A JP34663698 A JP 34663698A JP 2000155424 A JP2000155424 A JP 2000155424A
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liquid
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布液の使用量を少なくすることができる塗
布装置を提供する。 【解決手段】 レジスト液が遠心力によって広がる際
に、保持部材81に配置されたシンナー供給ノズル82
からレジスト液外周の外側にシンナーが供給されるた
め、レジスト液の広がりをシンナーによって規制しなが
ら、しかもガラス基板Gに対するぬれ性を向上させなが
らレジスト液を塗布することができる。したがって、レ
ジスト液外周の割れがなくなり、結果としてレジスト液
の使用量を従来よりも少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ(Liquid Crystal Display:LCD)に使われる
ガラス基板上にレジスト液を塗布する塗布装置及び塗布
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LCDの製造工程においては、LCD用
のガラス基板上にITO(Indium TinOxide)の薄膜や
電極パターンを形成するために、半導体デバイスの製造
に用いられるものと同様のフォトリソグラフィ技術が利
用される。フォトリソグラフィ技術では、フォトレジス
トを基板に塗布し、これを露光し、さらに現像する。
【0003】このようなレジスト塗布工程では、ガラス
基板Gを回転させながらその上にレジスト液を滴下する
ことが従来から行われている。
【0004】図6は従来のレジスト塗布装置の一例を示
す正面図、図7はその平面図である。これらの図に示す
ように、ガラス基板Gを搬出入するための開口部101
が上部に設けられたカップ102内にガラス基板Gを真
空吸着保持するスピンチャック103が配置されてお
り、スピンチャック103は図示を省略した回転駆動機
構により回転されるようになっている。そして、ガラス
基板Gをスピンチャック103上に真空吸着保持した
後、ノズル104をガラス基板Gのほぼ中心の上方に位
置させ、ノズル104からガラス基板Gの上面にレジス
ト液を滴下するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8(a)
に示すように、ガラス基板Gのほぼ中心に滴下されたレ
ジスト液105は遠心力によってガラス基板Gの外周に
広がろうとするが、図8(b)に示すように、ガラス基
板Gの外周付近でレジスト液105に割れ(レジスト液
105外周のギザギザ部分)を生じる恐れがある。そこ
で、従来からガラス基板G上に大量のレジスト液を供給
することでこのような割れの発生を防止していた。
【0006】しかしながら、このような場合、ガラス基
板G上に供給されたレジスト液の大半がガラス基板G外
周から零れ落ちるため、大半のレジスト液が無駄にな
る、という課題がある。
【0007】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、塗布液の使用量を少なくすることが
できる塗布装置及び塗布方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の塗布装置は、被処理体を保持しつつ回転す
る保持回転部材と、前記保持回転部材により保持され回
転される被処理体上のほぼ回転中心に塗布液を供給する
塗布液供給ノズルと、前記塗布液の遠心力による被処理
体上での広がりに応じて塗布液外周の外側に溶剤を供給
していく溶剤供給ノズルとを具備する。即ち、本発明で
は、被処理体のほぼ回転中心に供給された塗布液の広が
りに応じてその外側にシンナ等の溶剤が供給され、この
供給された溶剤によって外側に広がろうとする塗布液の
速度が均一化され、さらに溶剤によってぬれ性も向上す
るため、従来のように遠心力によって塗布液を広げた場
合に発生する塗布液の割れはなくなる。よって、塗布液
を大量に供給する必要がなくなり、塗布液の使用量を少
なくすることができる。
【0009】本発明の塗布装置は、被処理体を保持しつ
つ回転する保持回転部材と、前記保持回転部材により保
持され回転される被処理体上のほぼ回転中心に塗布液を
供給する塗布液供給ノズルと、溶剤を塗布液供給前に予
め被処理体上に供給すると共に、前記塗布液の遠心力に
よる被処理体上での広がりに応じて塗布液外周の外側に
溶剤を供給していく溶剤供給ノズルとを具備する。即
ち、本発明では、塗布液供給前に、少なくとも被処理体
上のほぼ回転中心にシンナ等の溶剤を供給するため、ぬ
れ性のさらなる向上が図れ、塗布液外周における割れが
より少なくなり、塗布液の使用量を従来よりも少なくす
ることができる。
【0010】本発明の塗布装置は、被処理体を保持しつ
つ回転する保持回転部材と、前記保持回転部材により保
持され回転される被処理体上のほぼ回転中心に塗布液を
供給する塗布液供給ノズルと、前記供給された塗布液が
遠心力により被処理体上で広がる際における塗布液外周
の割れを防止するための補助液を供給する補助液供給ノ
ズルと、前記補助液供給ノズルを被処理体上のほぼ回転
中心に対応する位置から外周へ、塗布液の広がりに応じ
て塗布液外周の外側に補助液を供給し得るように移送す
る移送機構とを具備する。即ち、本発明では、移送機構
を具備するため、被処理体のほぼ回転中心に供給された
塗布液の広がりに応じて確実に補助液を供給でき、塗布
液外周における割れをより確実に防止し、塗布液の使用
量を従来よりも少なくすることができる。
【0011】本発明の塗布装置は、被処理体を保持しつ
つ回転する保持回転部材と、前記保持回転部材により保
持され回転される被処理体上のほぼ回転中心に塗布液を
供給する塗布液供給ノズルと、前記供給された塗布液が
遠心力により被処理体上で広がる際における塗布液外周
の割れを防止するための補助液を供給する補助液供給ノ
ズルと、前記補助液供給ノズルを被処理体上のほぼ回転
中心に対応する位置から外周へ移送する移送機構と、前
記移送機構を、塗布液の広がりに応じて塗布液外周の外
側に補助液を供給し得るように移送するよう制御する制
御機構とを具備する。即ち、本発明では、移送機構のタ
イミングを制御する制御機構を有しているため、補助液
の供給タイミングの正確性がさらに向上し、塗布液使用
量のさらなる低減に資する。
【0012】本発明の塗布装置は、被処理体を保持しつ
つ回転する保持回転部材と、前記保持回転部材により保
持され回転される被処理体上のほぼ回転中心に塗布液を
供給する塗布液供給ノズルと、前記被処理体の表面に向
けて溶剤を供給する溶剤供給ノズルと、前記溶剤供給ノ
ズルを前記保持回転部材により保持され回転される被処
理体上のほぼ回転中心から該被処理体の外周に向けて移
動する移動手段と、前記保持回転部材による被処理体の
回転及び前記移動手段による溶剤供給ノズルの移動を、
これらの回転と移動とを関連付けながら制御する制御手
段とを具備する。ここで、例えば前記被処理体のほぼ回
転中心に供給され該被処理体の外周に向けて広がる塗布
液の外縁を検出する検出手段を更に設け、前記制御手段
は、前記検出手段による検出結果に基づき、前記被処理
体の表面に向けて供給される溶剤の供給位置が被処理体
の外周に向けて広がる塗布液の外縁の外側に位置するよ
うに、前記保持回転部材による被処理体の回転及び前記
移動手段による溶剤供給ノズルの移動を制御するように
構成してもよいし、前記被処理体の表面に向けて供給さ
れる溶剤の供給位置が被処理体の外周に向けて広がる塗
布液の外縁の外側に位置するように、前記保持回転部材
による被処理体の回転及び前記移動手段による溶剤供給
ノズルの移動を制御するためのデータを予め記憶する記
憶手段を更に設け、前記制御手段は、前記記憶手段によ
り記憶されたデータに基づき、前記保持回転部材による
被処理体の回転及び前記移動手段による溶剤供給ノズル
の移動を制御するように構成してもよい。本発明では、
上述した効果に加え、被処理体の表面に向けて供給され
る溶剤の供給位置が被処理体の外周に向けて広がる塗布
液の外縁の外側に正確に位置するように制御することが
可能になる。例えば、被処理体の表面に向けて供給され
る溶剤の供給位置が被処理体の外周に向けて広がる塗布
液の内側に位置すると、塗布液に溶剤による欠けが発生
するが、このような正確な制御によって欠けの発生を防
止できる。
【0013】本発明の塗布方法は、保持回転部材上に保
持された被処理体上のほぼ中心に塗布液を供給し、遠心
力により被処理体上で広げられることにより塗布される
塗布液の塗布方法において、塗布液を被処理体上のほぼ
中心に供給する工程と、供給された塗布液が遠心力によ
り被処理体上で広がる際における塗布液外周の割れを防
止するための補助液を、塗布液の広がりに応じて塗布液
外周の外側に供給していく工程とを具備する。即ち、本
発明では、被処理体のほぼ回転中心に供給された塗布液
の広がりに応じてその外側にシンナ等が供給され、この
供給されたシンナ等によって外側に広がろうとする塗布
液の速度が均一化され、さらにシンナ等によってぬれ性
も向上するため、従来のように遠心力によって塗布液を
広げた場合に発生する塗布液の割れはなくなる。よっ
て、塗布液を大量に供給する必要がなくなり、塗布液の
使用量を少なくすることができる。
【0014】本発明の塗布方法は、保持回転部材上に保
持された被処理体上のほぼ中心に塗布液を供給し、遠心
力により被処理体上で広げられることにより塗布される
塗布液の塗布方法において、供給された塗布液が遠心力
により被処理体上で広がる際における塗布液外周の割れ
を防止するための補助液を、被処理体上に、塗布液供給
前に予め供給する工程と、塗布液を被処理体上のほぼ中
心に供給する工程と、さらに、前記補助液を、塗布液の
広がりに応じて塗布液外周の外側に供給していく工程と
を具備する。即ち、本発明では、塗布液供給前に、少な
くとも被処理体上のほぼ回転中心にシンナ等を供給する
ため、ぬれ性のさらなる向上が図れ、塗布液外周におけ
る割れがより少なくなり、塗布液の使用量を従来よりも
少なくすることができる。
【0015】本発明の塗布方法は、回転する被処理体の
ほぼ回転中心に塗布液を供給する工程と、所定期間経過
後、前記被処理体の回転を減速しつつ、塗布液外周の外
側に溶剤を供給していく工程とを具備する。本発明で
は、上述した効果に加え、溶剤の塗布を被処理体の減速
時に行っているので、溶剤を供給するための手段を低速
或いは移動させる必要がなくなり、制御が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係る塗
布・現像処理システムの斜視図である。図1に示すよう
に、この塗布・現像処理システム1の前方には、ガラス
基板Gを、塗布・現像処理システム1に対して搬出入す
るローダ・アンローダ部2が設けられている。このロー
ダ・アンローダ部2には、ガラス基板Gを例えば25枚
ずつ収納したカセットCを所定位置に整列させて載置さ
せるカセット載置台3と、各カセットCから処理すべき
ガラス基板Gを取り出し、また塗布・現像処理システム
1において処理の終了したガラス基板Gを各カセットC
へ戻すローダ・アンローダ4が設けられている。図示の
ローダアンローダ4は、本体5の走行によってカセット
Cの配列方向に移動し、本体5に搭載された板片状のピ
ンセット6によって各カセットCからガラス基板Gを取
り出し、また各カセットCへガラス基板Gを戻すように
なっている。また、ピンセット6の両側には、ガラス基
板Gの四隅を保持して位置合わせを行う基板位置合わせ
部材7が設けられている。
【0017】塗布・現像処理システム1の中央部には、
長手方向に配置された廊下状の搬送路10、11が第1
の受け渡し部12を介して一直線上に設けられており、
この搬送路10、11の両側には、ガラス基板Gに対す
る各処理を行うための各種処理装置が配置されている。
【0018】図示の塗布・現像処理システム1にあって
は、搬送路10の一側方に、ガラス基板Gをブラシ洗浄
すると共に高圧ジェット水により洗浄を施すための洗浄
装置16が例えば2台並設されている。また、搬送路1
0を挟んで反対側に、二基の現像装置17が並設され、
その隣りに二基の加熱装置18が積み重ねて設けられて
いる。
【0019】また、搬送路11の一側方に、ガラス基板
Gにレジスト液を塗布する前にガラス基板Gを疎水処理
するアドヒージョン装置20が設けられ、このアドヒー
ジョン装置20の下方には冷却用のクーリング装置21
が配置されている。また、これらアドヒージョン装置2
0とクーリング装置21の隣には加熱装置22が二列に
二個ずつ積み重ねて配置されている。また、搬送路11
を挟んで反対側に、ガラス基板Gの表面にレジスト液を
塗布することによってガラス基板Gの表面にレジスト膜
を形成するレジスト塗布装置23が配置されている。図
示はしないが、これら塗布装置23の側部には、第2の
受け渡し部28を介し、ガラス基板G上に形成されたレ
ジスト膜に所定の微細パターンを露光するための露光装
置等が設けられる。第2の受け渡し部28は、ガラス基
板Gを搬入および搬出するための搬出入ピンセット29
および受け渡し台30を備えている。
【0020】以上の各処理装置16〜18および20〜
23は、何れも搬送路10、11の両側において、ガラ
ス基板Gの出入口を内側に向けて配設されている。第1
の搬送装置25がローダ・アンローダ部2、各処理装置
16〜18および第1の受け渡し部12との間でガラス
基板Gを搬送するために搬送路10上を移動し、第2の
搬送装置26が第1の受け渡し部12、第2の受け渡し
部28および各処理装置20〜23との間でガラス基板
Gを搬送するために搬送路11上を移動するようになっ
ている。
【0021】各搬送装置25、26は、それぞれ上下一
対のアーム27、27を有しており、各処理装置16〜
18および20〜23にアクセスするときは、一方のア
ーム27で各処理装置のチャンバから処理済みのガラス
基板Gを搬出し、他方のアーム27で処理前のガラス基
板Gをチャンバ内に搬入するように構成されている。
【0022】図2は図1に示したレジスト塗布装置23
の正面図、図3はその平面図である。これらの図に示す
ように、レジスト塗布装置23のほぼ中央には、カップ
29が配置され、カップ29内にはガラス基板Gを保持
するための保持回転部材であるスピンチャック28が配
置されている。
【0023】スピンチャック28には、ガラス基板Gを
真空吸着保持するための真空吸着装置37が接続されて
いる。カップ29の上部には、ガラス基板Gを出し入れ
するための開口部38が設けられている。開口部38に
は、上蓋30が被せられるようになっている。上蓋30
は開閉機構(図示を省略)によって移動可能に支持され
ている。
【0024】第1のモータ31はスピンチャック28を
回転させるための駆動源であり、第2のモータ32はカ
ップ29を回転させるための駆動源である。昇降シリン
ダ33はスピンチャック28をZ軸方向に昇降させるた
めの駆動源である。
【0025】スピンチャック28の載置部40の外周側
下面には、シール部材41が取り付けられている。スピ
ンチャック28を下降させて、シール部材41をカップ
29の底部に当接させると、気密な処理スペース42が
形成されるようになっている。
【0026】第1のモータ31及び第2のモータ32は
CPU36によって回転駆動が制御されるようになって
いる。また、CPU36によって昇降シリンダ33は昇
降制御されるようになっている。
【0027】昇降シリンダ33の回転軸43は、固定カ
ラー44の内周面にベアリング45を介して回転可能に
装着される回転円筒46の円周面に嵌着されるスプライ
ン軸受47に摺動可能に連結されている。スプライン軸
受47には、従動プーリ48が装着されており、従動プ
ーリ48には第1のモータ31の駆動軸49に装着され
た駆動プーリ50との間にタイミングベルト51が掛け
渡されている。
【0028】したがって、第1のモータ31の駆動によ
ってタイミングベルト51を介して回転軸43が回転し
てスピンチャック28が回転される。
【0029】また、回転軸43の下部側は図示しない筒
体内に配設されており、筒体内において回転軸43はバ
キュームシール部52を介して昇降シリンダ33の駆動
によって回転軸43がZ軸方向に移動し得るようになっ
ている。
【0030】カップ29は、固定カラー44の外周面に
ベアリング53を介して装着される回転外筒54の上端
部に固定される連結筒55を介して取り付けられてお
り、回転外筒54に装着される従動プーリ56と第2の
モータ32の駆動軸57に装着される駆動プーリ58に
掛け渡されるタイミングベルト59によって第2のモー
タ32からの駆動がカップ29に伝達されてカップ29
が水平方向に回転されるように構成されている。
【0031】また、カップ29の外周側には、中空リン
グ状のドレンカップ60が配設されており、カップ29
から飛散されたミストを回収し得るようになっている。
【0032】さらに、第1のモータ31にはエンコーダ
61が取り付けられ、第2のモータ32にはエンコーダ
62が取り付けられている。これらエンコーダ61、6
2によって検出された検出信号はCPU36に伝達さ
れ、CPU36にて比較演算された出力信号に基づいて
第1のモータ31及び第2のモータ32についての回転
動作がそれぞれ制御されるようになっている。
【0033】図3に示すように、カップ29の両側に
は、図示を省略した一対のプーリ間に無端ベルト71、
71が掛け渡されている。プーリは駆動手段であるステ
ッピングモータ71aにより回転駆動され、これにより
無端ベルト71が回転するようになっている。無端ベル
ト71、71間には、後述の補助液供給機構80を構成
する保持部材81が掛け渡されており、この保持部材8
1は図示を省略した駆動機構により昇降可能とされてい
る。
【0034】カップ29の外側には、レジスト液供給機
構72が配置されている。レジスト液供給機構72は、
図示を省力した駆動機構により回動される回動部材73
を有し、回動部材73の先端部にはガラス基板Gのほぼ
回転中心にレジスト液を供給するための塗布液供給ノズ
ルであるレジスト液供給ノズル74が取り付けられてい
る。なお、図示しないが、無端ベルト71、71間に、
後述の補助液供給機構80を構成する保持部材81とは
別途に他の保持部材を配置し、この他の保持部材81の
ほぼ中央に、ほぼ円筒形状で、上部に開口部が設けら
れ、下部に吐出孔が設けられている受け器ノズルを配設
し、レジスト液供給ノズル74からのレジスト液をこの
受け器ノズルに対して供給し、受け器ノズルの吐出孔か
らガラス基板G上にレジスト液を供給する構成とするこ
ともできる。この場合には、レジスト液が圧力ではなく
重力により供給されることになるため、ガラス基板G上
にレジスト液が平均的に塗布されるという利点を有す
る。
【0035】補助液供給機構80は、上記したように、
無端ベルト71、71間に掛け渡された保持部材81
と、この保持部材81のほぼ中央に配置された補助液供
給ノズルであるシンナ供給ノズル82とを有して構成さ
れている。なお、塗布液が本実施の形態のようにレジス
ト液である場合には、塗布液外周の割れ防止用の補助液
としてはシンナ等の有機溶剤を用いることが好ましい。
【0036】ここで、保持部材81には、ガラス基板G
のほぼ回転中心に供給されガラス基板Gの外周に向けて
広がるレジストの外縁を検出する検出手段としての検出
センサ82aが設けられている。この検出センサ82a
による検出結果は、CPU36に送られるようになって
いる。CPU36は、この結果に基づき、第1のモータ
31及び第2のモータ32についての回転(つまりガラ
ス基板Gの回転)ステッピングモータ71aにより回転
(つまりシンナ供給ノズル82の移動)を制御するもの
である。具体的には、CPU36は、レジスト液が広が
っていく外周の外側に、レジスト液が広がっていくスピ
ードに僅かに先行してシンナを供給できるように、ガラ
ス基板Gの回転及びシンナ供給ノズル82の移動を制御
する。なお、上記のような検出手段を設けるのではな
く、ガラス基板Gの表面に向けて供給されるシンナの供
給位置がガラス基板Gの外周に向けて広がるレジスト液
の外縁の外側に位置するように、第1のモータ31及び
第2のモータ32についての回転(つまりガラス基板G
の回転)ステッピングモータ71aにより回転(つまり
シンナ供給ノズル82の移動)を制御するためのデータ
を予め記憶する記憶手段を設け、CPU36が、レジス
ト液が広がっていく外周の外側に、レジスト液が広がっ
ていくスピードに僅かに先行してシンナを供給できるよ
うに、ガラス基板Gの回転及びシンナ供給ノズル82の
移動を制御するように構成しても構わない。
【0037】また、シンナ供給ノズル82は、ガラス基
板Gのほぼ回転中心に相当する位置から移送し始める
が、ガラス基板Gのほぼ回転中心に相当する位置には、
レジスト液を供給するためのレジスト液供給ノズル74
が位置している。したがって、シンナ供給ノズル82の
移送開始位置は、ガラス基板Gのほぼ回転中心に相当す
る位置といっても、厳密には、図3に示したようにレジ
スト液供給ノズル74のレジスト液供給位置に隣接した
位置とならざるを得ない。このため、シンナ供給ノズル
82は、当該位置からでもガラス基板Gのほぼ回転中心
に相当する位置にシンナを供給できるようにするため、
図4(a)に示したように、ノズルの向きをガラス基板
Gの回転中心に向けてやや傾斜させて配置することが好
ましい。
【0038】次に、このように構成されたレジスト塗布
装置23の動作について説明する。スピンチャック28
がカップ29の開口部38より上方に上昇している状態
で、搬送装置26よりスピンチャック28上にガラス基
板Gが移載され、真空吸着保持される。
【0039】次に、昇降シリンダ33の駆動によりスピ
ンチャック28が下降され、ガラス基板Gが開口部38
を介してカップ29内に搬入される。
【0040】次に、回動部材73が回動され、その先端
部のレジスト液供給ノズル74がガラス基板G上のほぼ
中心に相当する位置にセットされる。また、搬送用レー
ル71、71に沿って保持部材81が移動し、シンナ供
給ノズル82がレジスト液供給ノズル74に隣接した位
置にセットされる。この際、シンナ供給ノズル82は、
上記したようにガラス基板Gのほぼ中心に向けられて調
整されている。
【0041】次に、第1のモータ31によりスピンチャ
ック28の回転が開始されると共に、まず、シンナ供給
ノズル82からシンナ82aが供給され始め、これと同
時にガラス基板Gの外側に向かってその保持部材81が
搬送用レール71、71に沿って移動していく(図4
(a),(b)参照)。そして、シンナの供給直後に
は、レジスト液供給ノズル74からレジスト液74aの
供給が開始される。
【0042】これにより、シンナ82aおよびレジスト
液74aのいずれもスピンチャック28の回転に伴う遠
心力により広がっていくが、図4(a)〜(c)に示し
たように、シンナ82aがシンナ供給ノズル82から吐
出(供給)されることによって、ガラス基板G上には、
一時的に吐出(供給)ライン82bが形成される。しか
も、この吐出ライン82bは、スピンチャック28が回
転しているため、ほぼリング状にその部分だけが一時的
に盛り上がるように、かつ、保持部材81が回転中心か
ら外周に向かって移送されているため、リングの直径が
レジスト液74aの広がりに対応して次第に大きくなる
ように形成されていく。この結果、レジスト液74a
は、このシンナ82aの吐出ライン82bに規制されな
がら広がっていくことになり、レジスト液74aの外周
はシンナ82aの吐出ライン82bに沿って均一速度で
広がり、割れることなく広がることになる。また、シン
ナ82aによりガラス基板Gに対するぬれ性を向上させ
ることができることも作用して、レジスト液74aは、
その外周が割れることなく広がっていく。
【0043】なお、上記した説明では、シンナ82aの
供給開始直後からレジスト液74aの供給を開始してい
るが、これに先立って保持部材81を移送させてシンナ
82aだけを、予めガラス基板G上に供給し、その後再
び、保持部材81をガラス基板Gの中心に相当する位置
に復帰させた後、改めて、上記した工程を行うようにし
てもよい。これにより、ガラス基板Gに対するぬれ性が
さらに高まり、レジスト液74aの使用量をより低減す
ることができる。
【0044】その後、第1のモータ31の回転が停止さ
れてガラス基板Gの回転が停止される。また、回動部材
73は、カップ29の外側まで回動され、保持部材81
もカップ29の外側まで搬送される。
【0045】次に、開閉機構(図示を省略)によって上
蓋30が下降されて開口部38に被せられ、開口部38
が閉じられる。そして、第1のモータ31と第2のモー
タ32が同期回転されることによって、スピンチャック
28、カップ29、上蓋30及びガラス基板Gが一体的
に回転される。これにより、ガラス基板G上に塗布され
たレジスト液が乾燥し、ガラス基板G上にレジスト膜が
形成される。
【0046】その後、第1のモータ31と第2のモータ
32の回転が停止されてスピンチャック28、カップ2
9、上蓋30及びガラス基板Gの一体的な回転が停止さ
れ、開閉機構(図示を省略)によって上蓋30が上昇さ
れ、開口部38が空けられる。
【0047】次に、昇降シリンダ33の駆動によりスピ
ンチャック28が上昇され、ガラス基板Gが開口部38
を介してカップ29外に搬出され、ガラス基板Gがスピ
ンチャック28上から搬送装置26に移載される。
【0048】以上のように、本実施の形態によれば、レ
ジスト液が遠心力によって広がる際に、保持部材81に
配置されたシンナ供給ノズル82からレジスト液外周の
外側にシンナが供給されるため、レジスト液の広がりを
シンナによって規制しながら、しかもガラス基板Gに対
するぬれ性を向上させながらレジスト液を塗布すること
ができる。したがって、レジスト液外周の割れがなくな
り、結果としてレジスト液の使用量を従来よりも少なく
することができる。
【0049】本発明は上述した実施の形態には限定され
ない。例えば、図5に示すように、レジスト液を供給し
ていく過程で、ガラス基板の回転を減速する期間を設
け、この減速期間を上述したようなシンナを供給するた
めの期間としても構わない。これにより、シンナ供給ノ
ズル82の移動速度を遅くでき、或いは移動が不要とな
るので、移動制御が簡単になるという効果がある。
【0050】また、上述した実施形態において、シンナ
供給ノズル82により吐出されるシンナを少なめの量か
ら徐々に多くしていきながらシンナ供給ノズル82のス
キャンを行うように構成してもよい。これにより、ガラ
ス基板Gにはどの位置においても一定量のシンナを供給
することが可能となる。
【0051】例えば、上述した実施の形態では、レジス
ト液を塗布する装置に本発明を適用したが、他の塗布液
を塗布する装置にも本発明を当然適用することができ、
またガラス基板ばかりでなく他の被処理体にも当然本発
明を適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被処理体を保持しつつ回転する保持回転部材と、前記保
持回転部材により保持され回転される被処理体上のほぼ
回転中心に塗布液を供給する塗布液供給ノズルと、前記
塗布液の遠心力による被処理体上での広がりに応じて塗
布液外周の外側に溶剤を供給していく溶剤供給ノズルと
を具備するように構成したので、塗布液を大量に供給す
る必要がなくなり、塗布液の使用量を少なくすることが
できる。
【0053】本発明によれば、被処理体を保持しつつ回
転する保持回転部材と、前記保持回転部材により保持さ
れ回転される被処理体上のほぼ回転中心に塗布液を供給
する塗布液供給ノズルと、溶剤を塗布液供給前に予め被
処理体上に供給すると共に、前記塗布液の遠心力による
被処理体上での広がりに応じて塗布液外周の外側に溶剤
を供給していく溶剤供給ノズルとを具備するように構成
したので、ぬれ性のさらなる向上が図れ、塗布液外周に
おける割れがより少なくなり、塗布液の使用量を従来よ
りも少なくすることができる。
【0054】本発明によれば、被処理体を保持しつつ回
転する保持回転部材と、前記保持回転部材により保持さ
れ回転される被処理体上のほぼ回転中心に塗布液を供給
する塗布液供給ノズルと、前記供給された塗布液が遠心
力により被処理体上で広がる際における塗布液外周の割
れを防止するための補助液を供給する補助液供給ノズル
と、前記補助液供給ノズルを被処理体上のほぼ回転中心
に対応する位置から外周へ、塗布液の広がりに応じて塗
布液外周の外側に補助液を供給し得るように移送する移
送機構とを具備するように構成したので、塗布液の広が
りに応じて確実に補助液を供給でき、塗布液外周におけ
る割れをより確実に防止し、塗布液の使用量を従来より
も少なくすることができる。
【0055】本発明の塗布装置によれば、被処理体を保
持しつつ回転する保持回転部材と、前記保持回転部材に
より保持され回転される被処理体上のほぼ回転中心に塗
布液を供給する塗布液供給ノズルと、前記供給された塗
布液が遠心力により被処理体上で広がる際における塗布
液外周の割れを防止するための補助液を供給する補助液
供給ノズルと、前記補助液供給ノズルを被処理体上のほ
ぼ回転中心に対応する位置から外周へ移送する移送機構
と、前記移送機構を、塗布液の広がりに応じて塗布液外
周の外側に補助液を供給し得るように移送するよう制御
する制御機構とを具備するように構成したので、補助液
の供給タイミングの正確性がさらに向上し、塗布液使用
量のさらなる低減に資する。
【0056】本発明の塗布装置によれば、被処理体を保
持しつつ回転する保持回転部材と、前記保持回転部材に
より保持され回転される被処理体上のほぼ回転中心に塗
布液を供給する塗布液供給ノズルと、前記被処理体の表
面に向けて溶剤を供給する溶剤供給ノズルと、前記溶剤
供給ノズルを前記保持回転部材により保持され回転され
る被処理体上のほぼ回転中心から該被処理体の外周に向
けて移動する移動手段と、前記保持回転部材による被処
理体の回転及び前記移動手段による溶剤供給ノズルの移
動を、これらの回転と移動とを関連付けながら制御する
制御手段とを具備するので、上述した効果に加え、被処
理体の表面に向けて供給される溶剤の供給位置が被処理
体の外周に向けて広がる塗布液の外縁の外側に正確に位
置するように制御することが可能になる。
【0057】本発明によれば、保持回転部材上に保持さ
れた被処理体上のほぼ中心に塗布液を供給し、遠心力に
より被処理体上で広げられることにより塗布される塗布
液の塗布方法において、塗布液を被処理体上のほぼ中心
に供給する工程と、供給された塗布液が遠心力により被
処理体上で広がる際における塗布液外周の割れを防止す
るための補助液を、塗布液の広がりに応じて塗布液外周
の外側に供給していく工程とを具備するように構成した
ので、塗布液を大量に供給する必要がなくなり、塗布液
の使用量を少なくすることができる。
【0058】本発明によれば、保持回転部材上に保持さ
れた被処理体上のほぼ中心に塗布液を供給し、遠心力に
より被処理体上で広げられることにより塗布される塗布
液の塗布方法において、供給された塗布液が遠心力によ
り被処理体上で広がる際における塗布液外周の割れを防
止するための補助液を、被処理体上に、塗布液供給前に
予め供給する工程と、塗布液を被処理体上のほぼ中心に
供給する工程と、さらに、前記補助液を、塗布液の広が
りに応じて塗布液外周の外側に供給していく工程とを具
備するように構成したので、ぬれ性のさらなる向上が図
れ、塗布液外周における割れがより少なくなり、塗布液
の使用量を従来よりも少なくすることができる。
【0059】本発明の塗布方法は、回転する被処理体の
ほぼ回転中心に塗布液を供給する工程と、所定期間経過
後、前記被処理体の回転を減速しつつ、塗布液外周の外
側に溶剤を供給していく工程とを具備する。本発明で
は、上述した効果に加え、溶剤の塗布を被処理体の減速
時に行っているので、溶剤を供給するための手段を低速
或いは移動させる必要がなくなり、制御が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態に係る塗布・現像処
理システムの斜視図である。
【図2】 図1に示したレジスト塗布装置の正面図であ
る。
【図3】 図1に示したレジスト塗布装置の平面図であ
る。
【図4】 図1に示したレジスト塗布装置による塗布工
程を示す図である。
【図5】 本発明の変形例を示す説明図である。
【図6】 従来のレジスト塗布装置の一例を示す正面図
である。
【図7】 従来のレジスト塗布装置の一例を示す平面図
である。
【図8】 従来のレジスト塗布装置における問題点を示
す説明図である。
【符号の説明】
23 レジスト塗布装置 28 スピンチャック 71 搬送用レール 72 レジスト液供給機構 74 レジスト液供給ノズル 74a レジスト液 80 補助液供給機構 81 保持部材 82 シンナ供給ノズル 82a シンナ 82b 吐出ライン G ガラス基板G

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を保持しつつ回転する保持回転
    部材と、 前記保持回転部材により保持され回転される被処理体上
    のほぼ回転中心に塗布液を供給する塗布液供給ノズル
    と、 前記塗布液の遠心力による被処理体上での広がりに応じ
    て塗布液外周の外側に溶剤を供給していく溶剤供給ノズ
    ルとを具備することを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 被処理体を保持しつつ回転する保持回転
    部材と、 前記保持回転部材により保持され回転される被処理体上
    のほぼ回転中心に塗布液を供給する塗布液供給ノズル
    と、 溶剤を塗布液供給前に予め被処理体上に供給すると共
    に、前記塗布液の遠心力による被処理体上での広がりに
    応じて塗布液外周の外側に溶剤を供給していく溶剤供給
    ノズルとを具備することを特徴とする塗布装置。
  3. 【請求項3】 被処理体を保持しつつ回転する保持回転
    部材と、 前記保持回転部材により保持され回転される被処理体上
    のほぼ回転中心に塗布液を供給する塗布液供給ノズル
    と、 前記供給された塗布液が遠心力により被処理体上で広が
    る際における塗布液外周の割れを防止するための補助液
    を供給する補助液供給ノズルと、 前記補助液供給ノズルを被処理体上のほぼ回転中心に対
    応する位置から外周へ、塗布液の広がりに応じて塗布液
    外周の外側に補助液を供給し得るように移送する移送機
    構とを具備することを特徴とする塗布装置。
  4. 【請求項4】 被処理体を保持しつつ回転する保持回転
    部材と、 前記保持回転部材により保持され回転される被処理体上
    のほぼ回転中心に塗布液を供給する塗布液供給ノズル
    と、 前記供給された塗布液が遠心力により被処理体上で広が
    る際における塗布液外周の割れを防止するための補助液
    を供給する補助液供給ノズルと、 前記補助液供給ノズルを被処理体上のほぼ回転中心に対
    応する位置から外周へ移送する移送機構と、 前記移送機構を、塗布液の広がりに応じて塗布液外周の
    外側に補助液を供給し得るように移送するよう制御する
    制御機構とを具備することを特徴とする塗布装置。
  5. 【請求項5】 被処理体を保持しつつ回転する保持回転
    部材と、 前記保持回転部材により保持され回転される被処理体上
    のほぼ回転中心に塗布液を供給する塗布液供給ノズル
    と、 前記被処理体の表面に向けて溶剤を供給する溶剤供給ノ
    ズルと、 前記溶剤供給ノズルを前記保持回転部材により保持され
    回転される被処理体上のほぼ回転中心から該被処理体の
    外周に向けて移動する移動手段と、 前記保持回転部材による被処理体の回転及び前記移動手
    段による溶剤供給ノズルの移動を、これらの回転と移動
    とを関連付けながら制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする塗布装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の塗布装置であって、 前記被処理体のほぼ回転中心に供給され該被処理体の外
    周に向けて広がる塗布液の外縁を検出する検出手段を更
    に備え、 前記制御手段は、前記検出手段による検出結果に基づ
    き、前記被処理体の表面に向けて供給される溶剤の供給
    位置が被処理体の外周に向けて広がる塗布液の外縁の外
    側に位置するように、前記保持回転部材による被処理体
    の回転及び前記移動手段による溶剤供給ノズルの移動を
    制御することを特徴とする塗布装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の塗布装置であって、 前記被処理体の表面に向けて供給される溶剤の供給位置
    が被処理体の外周に向けて広がる塗布液の外縁の外側に
    位置するように、前記保持回転部材による被処理体の回
    転及び前記移動手段による溶剤供給ノズルの移動を制御
    するためのデータを予め記憶する記憶手段を更に備え、 前記制御手段は、前記記憶手段により記憶されたデータ
    に基づき、前記保持回転部材による被処理体の回転及び
    前記移動手段による溶剤供給ノズルの移動を制御するこ
    とを特徴とする塗布装置。
  8. 【請求項8】 保持回転部材上に保持された被処理体上
    のほぼ中心に塗布液を供給し、遠心力により被処理体上
    で広げられることにより塗布される塗布液の塗布方法に
    おいて、 塗布液を被処理体上のほぼ中心に供給する工程と、 供給された塗布液が遠心力により被処理体上で広がる際
    における塗布液外周の割れを防止するための補助液を、
    塗布液の広がりに応じて塗布液外周の外側に供給してい
    く工程とを具備することを特徴とする塗布方法。
  9. 【請求項9】 保持回転部材上に保持された被処理体上
    のほぼ中心に塗布液を供給し、遠心力により被処理体上
    で広げられることにより塗布される塗布液の塗布方法に
    おいて、 供給された塗布液が遠心力により被処理体上で広がる際
    における塗布液外周の割れを防止するための補助液を、
    被処理体上に、塗布液供給前に予め供給する工程と、 塗布液を被処理体上のほぼ中心に供給する工程と、 さらに、前記補助液を、塗布液の広がりに応じて塗布液
    外周の外側に供給していく工程とを具備することを特徴
    とする塗布方法。
  10. 【請求項10】 回転する被処理体のほぼ回転中心に塗
    布液を供給する工程と、 所定期間経過後、前記被処理体の回転を減速しつつ、塗
    布液外周の外側に溶剤を供給していく工程とを具備する
    ことを特徴とする塗布方法。
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