JP4102712B2 - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示デバイス等に使用されるガラス基板を処理する基板処理装置及び基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
LCD(Liquid Crystal Display)等の製造工程においては、LCD用のガラス基板上にITO(Indium Tin Oxide)の薄膜や電極パターンを形成するために、半導体デバイスの製造に用いられるものと同様のフォトリソグラフィ技術が利用される。フォトリソグラフィ技術では、フォトレジストをガラス基板に塗布し、これを露光し、さらに現像する。
【0003】
従来から、フォトレジストの塗布処理においては、ガラス基板を保持するためのチャックプレート(スピンチャック)に吸着させ、カップ内に収容し、ノズルからレジスト液をガラス基板の中央に滴下させながらガラス基板を回転させ基板全面にレジスト液を広げ、さらにその後基板を回転させることで膜厚を均一に調整して基板上にレジスト膜を形成していた(例えば、特許文献1参照)。しかし、この方法では、ガラス基板を回転させる際に、レジスト液のほぼ9割が飛散してしまうため、大量のレジスト液を要するという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するために、かかる従来からのノズルに代えて例えば長尺状のスリットノズルを用いる技術が提案されている。この技術は、カップ内でチャックプレートに保持された基板に対し、その基板の上方から当該長尺状のスリットノズルによりレジストを供給するものである。このように長尺状のノズルを用いることにより基板を回転させない状態でガラス基板全面にレジストを供給することができるので、その後、膜厚を均すために回転するだけでよく、それまでの塗布手法に比べレジストの使用量を低減することができるようになった(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
ところで、上記特許文献2に記載の装置において長尺状ノズルを用いる場合、ガラス基板をチャックプレート上に載置させて塗布処理している。しかしこのチャックプレートをカップ内に収容して処理する場合には、カップの大きさを非常に大きく設計しなければならなくなるという不都合が生じる。特に、最近のガラス基板の大型化に伴い、それを保持するチャックプレートも大型化しているため、そのような問題が顕著となる。カップを現状より大きく設計することは塗布処理装置全体が大型化し、設置スペースや省エネルギーの観点からも好ましくない。
【0006】
一方、カップの現状の大きさを維持しながら、当該カップ内にチャックプレートを収容して処理しようとすると、チャックプレートを十分な大きさや厚さに設けることができないためチャックプレートを小型及び薄型に設計する必要がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−255745号公報(段落[0046]、図1)
【特許文献2】
特開平10−76207号公報(段落[0016]、[0017]等、図1)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにチャックプレートを小型化及び薄型化する場合、レジスト液を塗布する際にチャックプレートが自重により撓んでしまうという問題がある。チャックプレート自体が撓むと、チャックプレートに吸着されて保持されたガラス基板も撓むこととなり、ガラス基板上に塗布されたレジストの膜厚を均一に形成することが困難となる。
【0009】
上記事情に鑑み、本発明は、レジストの使用量を削減しながらも、基板を保持する保持プレートの撓みを防止してレジストの膜厚を均一に形成できる基板処理装置及び基板処理方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る基板処理装置は、底面に貫通孔を有し、基板を収容する容器と、少なくとも前記容器内で前記基板を保持する保持プレートと、前記保持プレートに保持された前記基板に処理液を供給する供給機構と、前記容器と前記保持プレートとを同期して回転させる駆動部と、前記貫通孔を介して前記容器の底面から出没可能に設けられ、前記保持プレートの外周付近を裏面側から支持する支持部材と、前記支持部材を昇降させる第1の昇降機構とを具備する。
【0011】
このような構成によれば、基板が保持プレートに保持されたときであっても、保持プレートの外周付近が支持部材により裏面から支持されるため、保持プレートが自重で撓むことを防止することができる。この状態で供給機構により基板に処理液が供給されても、保持プレートが撓むことがなく、保持プレート上に保持された基板が撓むこともないため、処理液の膜厚を均一にすることができる。また、保持プレートの撓みを防止することにより処理液が供給された基板の周縁から流れることがないため、処理液の使用量を削減することができる。
【0012】
また、本発明では、保持プレートと容器とを同期して回転させることで容器内の気流を調整し、気流の最適化を図っている。容器に貫通孔を設け、その貫通孔を介して支持部材を出没させるようにすれば、回転する容器と、支持部材との干渉を回避することができる。駆動部は保持プレートと容器とを例えば一体的に回転させるようにしてもよい。
【0013】
さらに本発明では、例えば、供給機構は処理液を吐出するノズルを備えている場合、ノズルの形状を長尺状のノズルとすることにより基板上の広範囲にわたって処理液を吐出でき、特に処理液の使用量を削減することができる。
【0014】
本発明の一の形態によれば、少なくとも前記容器内で前記保持プレートを昇降させる第2の昇降機構と、前記保持プレートの裏面であって前記支持部材が当接する部位に設けられた突起部とを更に具備し、前記容器は、前記貫通孔が設けられた位置であってかつ前記突起部に対向する位置に設けられ、前記保持プレートが昇降することで前記突起部が係脱可能な凹部を有する。
【0015】
本発明では、上述したように容器を保持プレートと同期させて回転させ、容器内の気流を調整し、気流の最適化を図るため、容器にはあらかじめ適所に孔が開けられている。例えば、上記貫通孔を塞がずに容器を回転させれば、回転による気流が、あらかじめ開けられた孔のほかに貫通孔を介して容器内部に流入または流出し、あらかじめ調整されていた容器内部の気流を乱すこととなる。容器内部の気流が乱れると、基板表面上の気流が乱れ、膜厚の均一性に悪影響を及ぼすこととなる。そこで、本発明では保持プレートに突起部を設けることで、突起部を凹部に係合させて、凹部に設けられる貫通孔を塞ぐこととした。これにより、例えば容器内に予定してない空気が流入または流出することを防止することができ、容器内の気流の乱れを防止することができる。したがって、膜厚の均一性を維持することができる。
【0016】
本発明の一の形態によれば、前記保持プレートの裏面から前記突起部の先端までの距離は、前記凹部の深さより長く形成されている。
【0017】
例えば保持プレートの裏面が容器の底面に直に接触するとすれば、保持プレートや基板に振動が起こったり、保持プレートが移動するときに埃が発生したりする。しかしながら、本発明では、突起部の高さ、すなわち突起部の厚さを前記凹部の深さより厚くしているので保持プレートが直に容器の底面に当接することを防止できる。これにより、保持プレートの振動を防止して埃の発生を抑制することができる。
【0018】
本発明の一の形態によれば、前記突起部は、先端から前記保持プレートの裏面にかけて広がるように形成されたテーパー部を有する。
【0019】
このような構成によれば、例えば突起部の先端を凹部に係合させることができ、テーパー部により貫通孔を塞ぐことができる。これにより、容器の回転時の気流の乱れを防ぐことができる上、保持プレートと容器底面との間隔を保つことができる。その結果、保持プレートの振動を防止して埃の発生を抑制することができる。
【0020】
本発明の一の形態によれば、少なくとも前記容器内で前記保持プレートを昇降させる第2の昇降機構と、前記保持プレートの下降時に、前記保持プレートの裏面と、前記貫通孔の近傍における当該容器の底面との間の隙間を塞ぐシール部材とを更に具備する。
【0021】
このような構成によれば、貫通孔を介した空気の流入または流出を確実に防止することができる。
【0022】
本発明の一の形態によれば、前記貫通孔の近傍であって前記容器の底面に着脱自在に設けられ、前記支持部材が前記容器の底面から出没することで、該支持部材に支持されながら前記保持プレートを支持するとともに前記貫通孔を塞ぐ蓋部材を更に具備する。
【0023】
このような構成によれば、第1の昇降機構により、容器の内側で蓋部材が貫通孔を塞いでいる状態から、支持部材が貫通孔から進入して蓋部材を持ち上げることができる。支持部材により持ち上げられて支持された蓋部材は、支持部材に支持されながら保持プレートを支持することができ、保持プレートの撓みを抑えることができる。一方、支持部材が容器の外に出されるとき、支持部材と蓋部材とを離間させて容器の内側から貫通孔を塞いでいる状態とすることができる。
【0024】
保持プレートを回転させる際には、第2の移動機構により保持プレートを下降させて、蓋部材上に載置させることができる。このとき、例えば、保持プレートと容器底面との間にほぼ蓋部材の高さだけ間隔を設けることができる。これにより上述したように、容器内の気流の乱れを防止しつつ、しかも、保持プレートの振動を防止して埃の発生を抑制することができる。
【0025】
本発明の一の形態によれば、前記容器は、当該容器の内部に気流を形成するための通気孔を有する。
【0026】
このような構成によれば、貫通孔とは別に通気孔を設けることにより、貫通孔を塞がずに回転させた場合でも、容器内の気流の最適化を図ることができ、膜厚の均一性を維持することができる。
【0027】
本発明の一の形態によれば、前記保持プレートは、ハニカム状に形成されサンドイッチ構造のコアを構成するコア部材と、前記サンドイッチ構造のフェーシングを構成するフェーシング部材とを有する。
【0028】
このような構成によれば、保持プレートをサンドイッチ構造に形成し、コアをハニカム状に形成することで、保持プレートの軽量化を図ることができ、保持プレートが自重で撓まないようにすることができる。また、付加的な効果として、保持プレートが軽量化すれば、保持プレートを回転する際の消費電力を抑えることができる。
【0029】
本発明の一の形態によれば、前記コア部材はアルミニウムからなる。
【0030】
アルミニウムは、軽量かつ優れた剛性を有する金属である。このような構成によれば、コア部材を軽量化することができ、撓みにくくすることもできる。
【0031】
本発明の一の形態によれば、前記フェーシング部材はアルミニウム又はカーボンからなる。
【0032】
フェーシング部材はサンドイッチ構造の表面を形成する。表面には比較的軽量のアルミニウムやカーボンを用いることができる。これにより、保持プレートが重量化することを抑えることができ、自重による撓みを抑えることができる。
【0033】
本発明の一の形態によれば、前記フェーシング部材の表面にニッケルがメッキされている。
【0034】
フェーシング部材及びコア部材に例えばアルミニウムを材料として用いた場合、長期間使用しつづけると、処理液がアルミニウムに付着し、アルミニウムが腐食することがある。例えば、フェーシング部材に付着した処理液がフェーシング部材を腐食させ、腐食がコア部材に達する可能性がある。本発明よれば、処理液が付着しても腐食しないような、例えばニッケル等の材料により表面をコーティングすることで、フェーシング部材及びコア部材を保護することができる。
【0035】
本発明に係る基板処理方法は、(a)底面に貫通孔を有し基板を収容する容器内で回転駆動する保持プレートに基板を保持する工程と、(b)前記貫通孔を介して支持部材を前記容器の底面から突出させて保持プレートの外周付近を裏面側から支持する工程と、(c)前記保持プレートが支持された状態で、前記基板に処理液を供給する工程と、(d)前記工程(c)の後、前記貫通孔を介して前記支持部材を前記容器の底面から没して前記保持プレートの支持を解除する工程と、(e)前記工程(d)の後、前記保持プレートを回転させる工程とを具備する。
【0036】
このような構成によれば、保持プレートの外周付近を裏面側から支持することで保持プレートの撓みを防止しながら、保持プレートに保持された基板に処理液を吐出させることができる。これにより、基板の撓みも防止でき、均一な膜を形成することができる。
【0037】
本発明の他の観点に係る基板処理方法は、基板を収容する容器と、少なくとも前記容器内で前記基板を保持する保持プレートと、前記保持プレートを昇降させる昇降機構と、前記保持プレートに保持された前記基板に処理液を供給する供給機構とを備えた基板処理装置の基板処理方法であって、(a)前記容器の上端よりも高い第1の高さで前記基板を前記保持プレートで保持する工程と、(b)前記基板を保持した前記保持プレートを前記第1の高さより低い第2の高さまで下降させて前記容器内に基板を収容する工程と、(c)前記容器の底面に設けられた貫通孔を介して支持部材を該容器内に突出させ、前記保持プレートの裏面の外周付近に設けられた突起部に前記支持部材を当接させて前記第2の高さまで下降した前記保持プレートを支持する工程と、(d)前記保持プレートが支持された状態で、保持された前記基板に処理液を供給する工程と、(e)前記工程(d)の後、前記保持プレートを前記第2の高さより低い第3の高さまで下降させて、前記保持プレートの裏面と前記容器の底面との間に所定の間隔をあけつつ前記貫通孔を前記突起部で塞ぐ工程と、(f)前記工程(e)の後、前記容器と前記保持プレートとを一体的に回転させる工程とを具備する。
【0038】
このような構成によれば、基板に処理液を塗布する際には支持部材により突起部が支持されているため、保持プレートの撓みを防止しながら基板に処理液を塗布することができる。また、回転時には、貫通孔が突起部により塞がれた構造となっているため、貫通孔から空気が出入りすることなく、容器内部の気流を最適に保ったまま回転することができる。これにより膜厚を均一にすることができる。さらに、回転時には保持プレートの裏面と容器の底面とが接触することなく、埃等を発生させないようにすることができる。
本発明の他の観点に係る基板処理装置は、基板を収容する容器と、前記容器内で前記基板を保持する保持プレートと、前記保持プレートに保持された前記基板に処理液を吐出する長尺状のノズルと、前記容器と前記保持プレートとを同期して回転させる駆動部と、前記ノズルに連結され、前記保持プレートの裏面側に当接して支持する支持ローラと、前記ノズル及び前記支持ローラを一体的に移動させるノズル駆動部とを具備する。
本発明の一の形態によれば、前記容器は底面に貫通孔を有し、当該基板処理装置は、前記貫通孔を介して前記容器の底面から出没可能に設けられ、前記保持プレートの外周付近を裏面側から支持する支持部材と、前記支持部材を昇降させる第1の昇降機構とを具備する。
本発明のさらに別の観点に係る基板処理装置は、基板を収容する容器と、前記容器内で前記基板を保持する保持プレートと、前記保持プレートに保持された前記基板に処理液を供給する供給機構と、前記容器と前記保持プレートとを同期して回転させる駆動部と、前記保持プレートを昇降させる昇降機構と、前記保持プレートの側方から前記保持プレートの裏面をそれぞれ支持する支持部材と、前記容器を挟むように一対設けられ、前記支持部材を昇降移動及び水平移動させる移動機構とを具備する。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0040】
[第1実施形態]
図1は本発明が適用されるLCD基板の塗布現像処理装置を示す平面図であり、図2はその正面図、また図3はその背面図である。
【0041】
この塗布現像処理装置1は、複数のガラス基板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーション2と、ガラス基板Gにレジスト塗布及び現像を含む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理部3と、露光装置32との間でガラス基板Gの受け渡しを行うためのインターフェース部4とを備えており、処理部3の両端にそれぞれカセットステーション2及びインターフェース部4が配置されている。
【0042】
カセットステーション2は、カセットCと処理部3との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機構10を備えている。そして、カセットステーション2においてカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機構10はカセットの配列方向に沿って設けられた搬送路12上を移動可能な搬送アーム11を備え、この搬送アーム11によりカセットCと処理部3との間でガラス基板Gの搬送が行われる。
【0043】
処理部3には、X方向に沿ってレジスト塗布処理ユニット(CT)を含む各処理ユニットが並設された上流部3b及び現像処理ユニット(DEV)を含む各処理ユニットが並設された下流部3cとが設けられている。
【0044】
上流部3bにおいて、カセットステーション2側端部には、カセットステーション2側から、ガラス基板G上の有機物を除去するためのエキシマUV処理ユニット(e−UV)19と、ガラス基板Gにスクラビングブラシで洗浄処理を施すスクラバ洗浄処理ユニット(SCR)とが設けられている。
【0045】
スクラバ洗浄処理ユニット(SCR)の隣には、ガラス基板Gに対して熱的処理を行うユニットが多段に積み上げられた熱処理系ブロック24及び25が配置されている。これら熱処理系ブロック24と25との間には、垂直搬送ユニット5が配置され、搬送アーム5aがZ方向及び水平方向に移動可能とされ、かつθ方向に回動可能とされているので、両ブロック24及び25における各熱処理系ユニットにアクセスしてガラス基板Gの搬送が行われるようになっている。なお、垂直搬送ユニット6、7、30、40についてもこの垂直搬送ユニット5と同一の構成を有している。
【0046】
図2に示すように、熱処理系ブロック24には、ガラス基板Gにレジスト塗布前の加熱処理を施すベーキングユニット(BAKE)が2段、HMDSガスにより疎水化処理を施すアドヒージョンユニット(AD)が下から順に積層されている。一方、熱処理系ブロック25には、ガラス基板Gに冷却処理を施すクーリングユニット(COL)が2段、アドヒージョンユニット(AD)が下から順に積層されている。
【0047】
熱処理系ブロック25に隣接して垂直搬送ユニット30が設けられ、その隣にはレジスト処理ブロック15がX方向に延設されている。このレジスト処理ブロック15は、ガラス基板Gにレジストを塗布するレジスト塗布処理ユニット(CT)と、減圧により前記塗布されたレジストを乾燥させる減圧乾燥ユニット(VD)と、本発明に係るガラス基板Gの周縁部のレジストを除去するエッジリムーバ(ER)とが設けられて構成されている。このレジスト処理ブロック15には、レジスト塗布処理ユニット(CT)からエッジリムーバ(ER)にかけて移動する図示しないサブアームが設けられており、このサブアームによりレジスト処理ブロック15内でガラス基板Gが搬送されるようになっている。
【0048】
レジスト処理ブロック15に隣接して垂直搬送ユニット40が設けられ、その隣には、多段構成の熱処理系ブロック26が配設されている。この熱処理系ブロック26には、ガラス基板Gにレジスト塗布後の加熱処理を行うプリベーキングユニット(PREBAKE)が3段積層されている。
【0049】
下流部3cにおいては、図3に示すように、インターフェース部4側端部には、熱処理系ブロック29が設けられており、これには、クーリングユニット(COL)、露光後現像処理前の加熱処理を行うポストエクスポージャーベーキングユニット(PEBAKE)が2段、下から順に積層されている。
【0050】
熱処理系ブロック29に隣接して現像処理を行う現像処理ユニット(DEV)がX方向に延設されている。この現像処理ユニット(DEV)の隣には熱処理系ブロック28及び27が配置され、これら熱処理系ブロック28と27との間には、上記垂直搬送ユニット5と同一の構成を有し、両ブロック28及び27における各熱処理系ユニットにアクセス可能な垂直搬送ユニット6が設けられている。また、現像処理ユニット(DEV)に隣接して、i線処理ユニット(i―UV)33が設けられている。
【0051】
熱処理系ブロック28には、クーリングユニット(COL)、ガラス基板Gに現像後の加熱処理を行うポストベーキングユニット(POBAKE)が2段、下から順に積層されている。一方、熱処理系ブロック27も同様に、クーリングユニット(COL)、ポストベーキングユニット(POBAKE)が2段、下から順に積層されている。
【0052】
インターフェース部4には、正面側にタイトラー及び周辺露光ユニット(Titler/EE)22が設けられ、垂直搬送ユニット7に隣接してエクステンションクーリングユニット(EXTCOL)35が、また背面側にはバッファカセット34が配置されており、これらタイトラー及び周辺露光ユニット(Titler/EE)22とエクステンションクーリングユニット(EXTCOL)35とバッファカセット34と隣接した露光装置32との間でガラス基板Gの受け渡しを行う垂直搬送ユニット8が配置されている。この垂直搬送ユニット8も上記垂直搬送ユニット5と同一の構成を有している。
【0053】
以上のように構成された塗布現像処理装置1の処理工程について説明する。先ずカセットC内のガラス基板Gが処理部3における上流部3bに搬送される。上流部3bでは、エキシマUV処理ユニット(e−UV)19において表面改質・有機物除去処理が行われ、次にスクラバ洗浄処理ユニット(SCR)において、ガラス基板Gが略水平に搬送されながら洗浄処理及び乾燥処理が行われる。続いて熱処理系ブロック24の最下段部で垂直搬送ユニットにおける搬送アーム5aによりガラス基板Gが取り出され、同熱処理系ブロック24のベーキングユニット(BAKE)にて加熱処理、アドヒージョンユニット(AD)にて、ガラス基板Gとレジスト膜との密着性を高めるため、ガラス基板GにHMDSガスを噴霧する処理が行われる。この後、熱処理系ブロック25のクーリングユニット(COL)による冷却処理が行われる。
【0054】
次に、ガラス基板Gは搬送アーム5aから熱処理系ブロック25を介して搬送アーム30aに渡され、搬送アーム30aによりガラス基板Gがレジスト塗布処理ユニット(CT)に搬送される。レジストの塗布処理が行われた後、減圧乾燥処理ユニット(VD)にて減圧乾燥処理、エッジリムーバ(ER)にて基板周縁のレジスト除去処理が順次行われる。
【0055】
次に、ガラス基板Gが搬送アーム40aに渡され、搬送アーム40aは熱処理系ブロック26に基板を渡す。そして熱処理系ブロック26におけるプリベーキングユニット(PREBAKE)にて加熱処理が行われた後、垂直搬送ユニット7を介して熱処理系ブロック29に基板が渡され、その熱処理系ブロック29におけるクーリングユニット(COL)にて冷却処理が行われる。続いてガラス基板Gはエクステンションクーリングユニット(EXTCOL)35にて冷却処理されるとともに露光装置にて露光処理される。
【0056】
次に、ガラス基板Gは垂直搬送ユニット8及び7の搬送アームを介して熱処理系ブロック29のポストエクスポージャーベーキングユニット(PEBAKE)に搬送され、ここで加熱処理が行われた後、クーリングユニット(COL)にて冷却処理が行われる。そしてガラス基板Gは垂直搬送ユニット7の搬送アームを介して、現像処理ユニット(DEV)においてガラス基板Gは略水平に搬送されながら現像処理、リンス処理及び乾燥処理が行われる。
【0057】
次に、ガラス基板Gは熱処理系ブロック28における最下段から垂直搬送ユニット6の搬送アーム6aにより受け渡され、熱処理系ブロック28又は27におけるポストベーキングユニット(POBAKE)にて加熱処理が行われ、クーリングユニット(COL)にて冷却処理が行われる。そしてガラス基板Gは搬送機構10に受け渡されカセットCに収容される。
【0058】
図4はレジスト処理ブロック15の平面図である。レジスト処理ブロック15は上述したようにレジスト塗布処理ユニット(CT)と、減圧乾燥ユニット(VD)と、エッジリムーバ(ER)とが設けられている。この処理ブロック15のY方向の長さは例えば3m〜4mとされている。レジスト処理ブロック15は、そのX方向に延設されたガイドレール60に沿って移動可能な保持アーム41が設けられている。保持アーム41は複数設けられるようにしてもよい。保持アーム41はX方向に伸縮自在のアーム41aと、Y方向に伸縮自在のアーム41bとを有している。これらアーム41a、41bの伸縮動作は保持アーム41に設けられたエアシリンダ等により行われる。保持アーム41は外部からガラス基板Gを受け取った後、レジスト塗布処理ユニット(CT)、減圧乾燥ユニット(VD)、エッジリムーバ(ER)の順に基板を搬送する。
【0059】
図5はレジスト塗布処理ユニット(CT)の断面図である。レジスト塗布処理ユニット(CT)のほぼ中央部には固定カップ61が配置され、固定カップ61はフレーム90上に設けられたカップ支持体59に支持されて設置されている。例えば固定カップ61は上部に開口を有し略円筒形をなしている。
【0060】
固定カップ61内にはガラス基板Gを収容する回転カップ62が収容されている。回転カップ62の上端部には開口62eが形成され、蓋体37が着脱自在に構成されている。回転カップ62を回転させる際にはこの蓋体37で開口62eに蓋をして行う。蓋体37には取っ手37aが設けられている。この取っ手37aを、昇降機構36(図4参照)により昇降自在に設けられたロボットアーム39が把持して蓋体37を回転カップ62に対して着脱するように構成されている。また、蓋体37には図示しない通気孔が設けられ、回転カップ62が回転する際に、回転カップ62内の気流を調整できるようになっている。
【0061】
回転カップ62内には、ガラス基板Gを真空引きで保持する保持プレートとしてのチャックプレート63が設けられ、チャックプレート63には回転軸部材68が取り付けられている。回転軸部材68はその下部に設けられた第2の昇降機構としてのエアシリンダ70により上下に昇降可能に設けられている。回転軸部材68はバキュームシール部69を介して図示しない真空ポンプに接続されている。これによりチャックプレートの表面63bでガラス基板Gを真空チャックすることができるようになっている。エアシリンダ70の駆動の制御は制御部100により行われる。
【0062】
回転軸部材68は例えばボールスプライン等の軸受71を介してスピンドル体64に取り付けられている。スピンドル体64の上部には、回転カップ62の下部に固定された中空の回転筒体67が取り付けられている。スピンドル体64は内側に設けられた筒部材64cと、外側の上部に設けられた上部プーリー64aと、外側の下部に設けられた下部プーリー64bとからなっている。例えば筒部材64cはスピンドル体64の内部空間に配置された固定カラー73に複数のベアリング72を介して取り付けられている。上部プーリー64aはタイミングベルト65bを介してモータ65により回転駆動する駆動プーリー65aに接続されている。同様に、下部プーリー64bはタイミングベルト66bを介してモータ66により回転駆動する駆動プーリー66aに接続されている。モータ65、66の回転は制御部100により制御される。モータ65、66が同期して同じ回転速度で同じ方向に回転することにより、スピンドル体64、回転筒体67、回転カップ62、軸受71、回転軸部材68及びチャックプレート63が一体的に回転させられる。
【0063】
固定カップ61に隣接して、レジストを吐出する例えば長尺状のノズル45(図4参照)を収容するノズル収容体46が配置されている。ノズル45はレジストを基板Gに供給する供給機構の一部であり、図示しないレジストタンクに接続され、ポンプ等によってレジストが供給されるようになっている。
【0064】
このノズル45は長手方向に沿って図示しない吐出孔またはスリットが形成されている。またノズル45は、図4に示すノズル駆動部140によりX方向及び垂直なZ方向に移動可能に構成されている。例えば、ノズル駆動部140はノズル45を保持する保持体142を有し、保持体142はモータ141の駆動によってガイドレール60に沿って移動自在となっている。これにより、ノズル45は固定カップ61上を移動しながらガラス基板G上にレジストを吐出するようになっている。したがってガラス基板Gの広範囲にわたってレジストが吐出されるのでガラス基板Gを回転しなくても膜厚を均一にすることができる。これにより、レジストの供給途中においてはガラス基板Gを回転させる必要もなく、レジストが飛散することを回避でき、レジストの使用量を削減することができる。
【0065】
固定カップ61の下部には、第1の昇降機構としての駆動機構76により昇降自在な支持部材75が複数配置されている。この支持部材75は、後述するように、自重で撓むチャックプレート63を下方から支持するためのものである。駆動機構76としては例えばエアシリンダ、またはモータ等の機構を用いることができる。また、制御部100により駆動機構76による支持部材75の駆動が制御される。
【0066】
図6は、図5において破線で囲んだ部分Aを拡大した断面図である。固定カップ61は、底面61aを貫通して開けられた例えば複数の孔61bを有している。回転カップ62の底面62aには、固定カップ61の孔61bと対向する位置に凹部62dが形成され、この凹部62dには貫通孔62bが設けられている。凹部62dの周縁には、例えばシール部材62cが設けられている。チャックプレート63の裏面63c側には突起部63aが設けられており、突起部63aは凹部62dに対向した位置に形成されている。突起部63aの厚さmは、例えば凹部62dの深さnより厚く形成されている。
【0067】
図7は、チャックプレート63と、回転カップ62と、固定カップ61とを分解した状態を示す斜視図である。この図に示すように、突起部63a、貫通孔62b、貫通孔61bは例えばそれぞれ4つずつ設けられており、それぞれが対応して設けられている。また、4つの突起部63aに対応して4つの支持部材75がそれぞれ配置されている。
【0068】
このような構成によって、支持部材75が駆動機構76により昇降することで、貫通孔61b及び貫通孔62bを通過して突起部63aに当接してチャックプレート63を支持したり、その支持を解除したりすることができる。
【0069】
ここで突起部63aは、チャックプレート63の大きさにも依るが、例えばチャックプレート63の周縁(端辺)から内側に500mmの間、より好ましくは周縁から内側に200mmの間に配置すればよい。これは、支持部材75が突起部63aに当接して、特にチャックプレート63の周縁部に生じる撓みを矯正するためである。
【0070】
なお、それぞれのカップ61、62及びチャックプレート63の位置調整については、以下のように行うことができる。例えばカップ62やチャックプレート63に図示しない掘り込みを設け、チャックプレート63を回転カップ62の掘り込みの位置に嵌め込むようにすることができる。カップ61及びカップ62の位置調整に関しても同様にすることができる。また、制御部100によりモータ65、66を回転させ、チャックプレート63と回転カップ62との位置を微調整したりすることもできる。
【0071】
次に、レジスト塗布処理ユニット(CT)の動作について図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、レジスト塗布処理工程を示すフロー図である。図9は、レジスト塗布処理ユニット(CT)が基板を処理するそれぞれの過程を示す図である。
【0072】
図9(a)に示すように、ガラス基板Gを保持した保持アーム41(図4参照)が固定カップ61の直上の位置まで移動すると、エアシリンダ70(図5参照)によりチャックプレート63が上昇させられる。チャックプレート63が上昇させられると、例えばチャックプレート63の表面63bが所定の第1の高さh1となる高さでガラス基板Gがチャックプレート63により受け取られる(ステップ801)。この際、ロボットアーム39によって蓋体37は回転カップ62から外されている。
【0073】
次に、図9(b)に示すように、エアシリンダ70はガラス基板Gを吸着させたチャックプレート63を回転カップ62の内部の所定の高さh2まで下降させる。高さh2は、高さh1より低ければよく、回転カップ62の上端開口62eより上方でもよい。このとき、駆動機構76によって支持部材75を上昇させる(ステップ802)。そして支持部材75の先端を突起部63aに当接させることによりチャックプレート63の撓みを抑えることができる。支持部材75を上昇させるタイミングはチャックプレート63の下降中、チャックプレート63の下降開始前、下降中、または下降終了後のいずれであってもよい。
【0074】
次に、チャックプレート63の高さh2を保ったままの状態で、図9(c)に示すように、ノズル駆動部140の駆動によりノズル45がガラス基板G上を移動しながら、ガラス基板Gに向けてレジストRを吐出していく(ステップ803)。少なくともノズル45からレジストRが吐出されている間は、支持部材75はチャックプレート63を支持しつづける。
【0075】
このようにチャックプレート63が支持部材75により突起部63aにおいて支持されるため、チャックプレート63が自重で撓むことを防止することができる。この状態でノズル45から基板Gにレジスト液が供給されても、チャックプレート63が撓むことがなく、チャックプレート63上に保持された基板Gが撓むこともないため、レジストの膜厚を均一にすることができる。また、チャックプレート63の撓みを防止することによりレジスト液が供給された基板の周縁から流れることがないため、レジスト液の使用量を極力削減することができる。
【0076】
レジストRの吐出が終了すると、ノズル45はノズル駆動部140の駆動によりノズルバス46に帰還する。また、駆動機構76は支持部材75を下降させることで、支持部材75が突起部63aを離れ、支持部材75の先端が回転カップ62及び固定カップ61の外に出る。これにより、支持部材75によるチャックプレート63の支持が解除される(ステップ804)。
【0077】
そして、図9(d)に示すように、エアシリンダ70は、チャックプレート63を下降させることで、突起部63aが凹部62d上に載置される(ステップ805)。このときのチャックプレート63の表面63bの高さはh2より低いh3となる。
【0078】
支持部材75の下降開始とチャックプレート63の下降開始のタイミングはほぼ同時であってもよく、支持部材75がチャックプレート63を支持しながら、チャックプレート63と支持部材75とが、見かけ上一体的に下降していくように制御してもよい。このような制御は、制御部100で行うことができる。これにより、チャックプレート63の突起部63aが凹部62dに係合するまで常にチャックプレートの撓みを防止することができる。
【0079】
チャックプレート63の突起部63aが凹部62dに載置されると、突起部63aにより貫通孔62bが塞がれる。このとき、図6に示すようにm>nとすることで、チャックプレート63の裏面63cと回転カップ62の底面62aとの間に間隔tが設けられる。これにより、確実に貫通孔62dを塞ぐことができる。例えばtの値は0.5mm程度に設定することが好ましい。
【0080】
チャックプレート63の裏面63cが回転カップの底面62aに直に接触するとすれば、チャックプレート63や基板Gに振動が起こったり、チャックプレート63が移動するときに埃が発生したりする。しかし、本実施の形態によれば、間隔tを設けるようにしたのでチャックプレート63が直に底面62aに当接することを防止できる。これにより、チャックプレート63の振動を防止して埃の発生を抑制することができる。
【0081】
この後、図9(d)に示すように、支持部材75がカップ61、62の外に出され、突起部63aが貫通孔62bを塞いでいる状態で、回転カップ62とチャックプレート63とが一体的に回転する。この回転により、ガラス基板G上のレジストRが基板全体に均される(ステップ806)。
【0082】
このように回転するチャックプレート63と一体的に回転カップ62を回転させることで、回転カップ62内の気流を調整し、気流の最適化を図っている。本実施形態では、支持部材75を昇降させる駆動機構76を設ける構成としたので、回転する回転カップ62と支持部材75との干渉を回避することができる。
【0083】
また、本実施の形態では、回転カップ62内の気流の最適化を図るために、上述したように回転カップ62にはあらかじめ適所に図示しない孔が開けられている。例えば、仮に貫通孔62bを塞がずに回転カップ62を回転させれば、回転による気流が、あらかじめ開けられた孔のほかに貫通孔62bを介して回転カップ62内部に流入または流出し、あらかじめ調整されていた回転カップ62内部の気流を乱すこととなる。そうなると、基板表面上の気流が乱れ、膜厚の均一性に悪影響を及ぼすこととなる。
【0084】
しかしながら、本実施の形態では、チャックプレート63に突起部63aを設けることで、突起部63aにより貫通孔62bを塞ぐこととした。これにより、例えば回転カップ62内に予定してない空気が流入または流出することを防止することができ、回転カップ62内の気流の乱れを防止することができる。したがって、膜厚の均一性を維持することができる。
【0085】
次に、本発明が適用されるチャックプレートの構造について説明する。図10及び図11は、それぞれチャックプレートの断面を模式的に示した図である。
【0086】
図10を参照して、チャックプレート63は、サンドイッチ構造となっている。サンドイッチ構造のコアを構成するコア部材101は、軽量でしかも剛性の高い、例えばアルミニウム等によってハニカムに形成される板状の部材である。コア部材101の両面にはサンドイッチ構造のフェーシングを構成するフェーシング部材102が形成される。フェーシング部材102は例えば軽量でしかも剛性の高い、例えばアルミニウム等によって形成される。このような構成によれば、チャックプレート63の軽量化を図ることができ、チャックプレート63が自重で撓まないようにすることができる。また、付加的な効果として、チャックプレート63が軽量化すれば、これを回転する際の消費電力を抑えることができる。ここで、フェーシング部材102の厚さT1は例えば約2mm、コア部材101の厚さT2は例えば約25mmとすることができる。
【0087】
フェーシング部材102及びコア部材101に例えばアルミニウムを材料として用いた場合、長期間使用しつづけると、レジストがアルミニウムに付着し、アルミニウムが腐食することがある。例えば、フェーシング部材102に付着したレジストがフェーシング部材102を腐食させ、腐食がコア部材101に達する可能性がある。レジストが付着しても腐食しないような例えばニッケル103等の材料によってフェーシング部材102の表面をメッキ等によりコーティングすることで、フェーシング部材102及びコア部材101を保護することができる。
【0088】
図11を参照して、サンドイッチ構造のフェーシングを構成するフェーシング部材104としてカーボンを用いることも可能である。カーボンはアルミニウムとは異なり、長期間使用しレジストが付着しても腐食することがないため、表面にメッキ等の処理をする必要がなく、製造工程を短縮することができる。フェーシング部材104の厚さT3は、図10に示したフェーシング部材102の厚さT1と同様に約2mm程度とすることができる。
【0089】
なお、チャックプレート63のサンドイッチ構造のコア及びフェーシングを形成する部材としては、上記例示したハニカムにするほか、例えば多孔質層にすることで密度を軽減させることもできる。
【0090】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図12を参照しながら説明する。図12において、上記第1の実施形態において説明した図面の符号と同じ符号を付した構成要素については、同様の機能等を有するものとし、その説明を省略する。
【0091】
本実施形態では、例えば図12(a)を参照して、回転カップ62の凹部62dに蓋部材77が着脱自在に係合して設けられている。蓋部材77は例えば筒状をなしているが、この形状に限られるものではない。蓋部材77の内部上面77aは支持部材75が当接して支持される面である。蓋部材77の外部上面77bはチャックプレート163の裏面163cと当接してチャックプレート163を支持するための面である。蓋部材77の端面77cは回転カップ62の凹部62dと接する面である。
【0092】
チャックプレート163は、突起部63a(図5参照)が設けられていない点で上記第1の実施形態におけるチャックプレート63と異なる。しかし、本実施形態でも上記突起部63aが設けられる構成であってもよい。
【0093】
次に、このように構成された装置の動作を説明する。図12(a)を参照して、チャックプレート163にガラス基板Gが載置されると、駆動機構76により、蓋部材77により塞がれている貫通孔62bに向けて支持部材75が上昇し始める。
【0094】
次に、図12(b)に示すように、支持部材75は、貫通孔61b、貫通孔62bを通過して蓋部材77の内部上面77aに当接し、当接した内部上面77aを支持して蓋部材77を持ち上げる。支持部材75は内部上面77aを支持しながらさらに上昇し、蓋部材77の外部上面77bがチャックプレート163に当接し、チャックプレート163の撓みを矯正する。この状態で図12(b)に示すように、ノズル45が移動しながらレジストRを吐出して行き基板上の全面にレジストが供給される。
【0095】
レジストが供給された後、図12(c)に示すように支持部材75を下降させる。これにより支持部材75は、蓋部材77を支持したまま貫通孔62dを介して回転カップ62の外側に出る。そしてさらに、チャックプレート163を下降させることで、蓋部材77は端面77cが凹部62dに当接して蓋部材77が凹部62dに係合する。
【0096】
支持部材75の下降開始とチャックプレート63の下降開始のタイミングはほぼ同時であってもよく、支持部材75がチャックプレート163を支持しながら、チャックプレート163と支持部材75とが、見かけ上一体的に下降していくように制御してもよい。
【0097】
そして、蓋体37が回転カップ62に被せられ、回転カップ62とチャックプレート163とが一体的に回転させられることでレジストRの膜厚が均される。
【0098】
以上のように、本実施形態でもチャックプレート163が自重で撓むことを防止することができ、レジストの膜厚を均一にすることができる。また、チャックプレート163と回転カップ62の底面62aとの間に所定の間隔を設けることができる。これにより、回転カップ62内の気流の乱れを防止しつつ、しかも、チャックプレート163の振動を防止して埃の発生を抑制することができる。
【0099】
[第3実施形態]
図13は本発明の第3の実施形態にかかるレジスト塗布処理ユニット(CT)の主要部を示す断面図である。図13において、上記第1または第2の実施形態において説明した図面の符号と同じ符号を付した構成要素については、同様の機能等を有するものとし、その説明を省略する。
【0100】
本実施形態のノズル45には、チャックプレート163の裏面側に当接して支持する支持ローラ130が連結部材131によって連結されている。連結部材131はチャックプレート163の両端を迂回するようにコの字型の形状となっている。支持ローラ130は、連結部材131に対し回転自在に設けられている。このような構成により、ノズル45が移動するに伴って支持ローラ130が当該ノズル45と一体的に移動するようになっている。
【0101】
次に、図14を参照して以上のように構成されたレジスト塗布処理ユニットの動作を説明する。図14は図13の視点より90度角度を変えた視点の図である。例えば、まず、ノズル45が最初にチャックプレート163に保持された基板Gに向かって進入する前に、図示するように基板Gを保持したチャックプレート163をカップ61、62より上方に位置するように移動させておく。そして図示するように、このようにチャックプレート163が配置される高さで、ノズル45は、ガラス基板G上にレジストを吐出しながら移動する。このノズル45の移動とともに、支持ローラ130はチャックプレート163を支持しながら同じ方向に移動する。これによりチャックプレート163の撓みを防止しながらレジストの吐出が行われ、吐出されたレジストはガラス基板G上に均一に形成されることとなる。
【0102】
また、図15及び図16は、チャックプレート63を支持する手段として、支持部材75と支持ローラ130とを併用した場合を示した図である。この場合、まず、ノズル45が最初にチャックプレート63に保持された基板Gに向かって進入する前に、基板Gを保持したチャックプレート63を、カップ61、62より上方の位置に移動させておく。そしてその高さでノズル45が移動しながらレジスト吐出していき、このノズル45の移動に伴って支持ローラ130がチャックプレート63の裏面に当接して支持する。
【0103】
レジストの供給が終了すると、ノズル45はノズル収容体46に帰還し、チャックプレート63を下降させて回転カップ62内に基板が収容される。このとき支持部材75を上昇させ突起部63aに当接させてチャックプレート63を支持する。その後は、例えば図9(d)に示す状態と同様に回転カップ62及びチャックプレート63を回転させて処理する。図15及び図16で示す形態によればチャックプレート63の撓みが常に抑えられているため、膜厚の均一性を向上させることができる。
【0104】
[第4実施形態]
図17及び図18は本発明の第4の実施形態に係るレジスト塗布処理ユニット(CT)の主要部を示す図である。
【0105】
本実施形態では、チャックプレート163を支持する支持部材150が図示するようにL字状に形成されており、その端部150aでチャックプレート163の裏面を支持するようになっている。支持部材150は例えば移動機構151によってほぼ垂直方向に移動可能となっている。移動機構151は例えば図示しないエアシリンダ機構やモータ等を有しており、固定カップ61を挟むように一対設けられている。また移動機構151は支持部材150をほぼ水平方向にも移動させるように構成されており、固定カップ61及び回転カップ62より上方まで上昇したチャックプレート163の裏面を支持するようになっている。このような構成によってもチャックプレート163が自重で撓むことを防止することができ、レジストの膜厚を均一にすることができる。
【0106】
本発明は以上説明した実施形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0107】
例えば、図19に示すように、チャックプレート263の突起部263aにテーパーを形成することも可能である。具体的には、突起部263aの先端部分を狭くし、チャックプレート263に近づくにつれて広がるようにする。図19(a)に示すチャックプレート263の突起部263aを、回転カップ62の貫通孔62bに係合させると、図19(b)のようになる。
【0108】
例えば、突起部263aの形状が、端部が平面なほぼ円錐状である場合、先端部の径をL1、貫通孔62bの径をL2、チャックプレート263の底部の径をL3とすると、L1<L2<L3という関係を満たすようにそれぞれの径を決定すればよい。突起部63aを貫通孔62bに係合させた場合に、テーパーの径がL2となるところで貫通孔62bを確実に塞ぐことができる。これにより、回転カップ62の回転時に気流の乱れを防ぐことができ、チャックプレート263と回転カップ62の底面62aとの間隔を保つことができる。
【0109】
また、支持部材75の昇降を制御することで、図20(a)に示すように表面張力によってガラス基板Gの周縁部に偏在するレジストの膜厚を均一にすることができる。例えば、図20(b)に示すように、チャックプレート63の周縁部が中央部より上方に撓むようにすることができる。これにより、周縁部に偏在していたレジストRはガラス基板Gの中央部に流動する。すなわち、制御部100(図5参照)によって支持部材75の昇降を適宜制御することで、チャックプレート63の撓みを利用してレジストRの膜厚を均一にすることができる。
【0110】
なお、この場合における支持部材75の昇降制御のタイミングは、例えば図9(d)に示したカップ62の回転の終了後に、例えば所定時間の乾燥処理を兼ねて行うことができる。
【0111】
また、図21に示すように、回転カップ62の底面62aに通気孔180を設けて回転カップ62内の気流を調整してもよい。このように通気孔180が設けられたカップ62を回転させた場合、例えば、図22に示すように、貫通孔62bから回転カップ62内に流入した空気を、通気孔180を通過させて外部に流出させることができる。これにより、ガラス基板Gの表面側に気流が回り込むことを抑えることができる。このように、貫通孔62bを塞がずとも、通気孔180により回転カップ62内部の気流を調整することで、回転カップ62内部の気流の乱れを抑えることができ、レジストの膜厚を均一に形成することができる。
【0112】
さらに、図23に示すように回転カップ162の底面162aにおける貫通孔162bの近傍に例えばOリング等のシール部材162cを取り付けるようにしてもよい。この場合、貫通孔162bの周囲を囲むようにシール部材162cが取り付けられる。これにより、保持プレート163の下降時に裏面163cとシール部材162cとが密着し、回転カップ162の回転時のカップ162内の気流の乱れを確実に防止することができる。また、このシール部材162cにより、保持プレートの裏面163cと回転カップの底面162aとの隙間を設けることができる。あるいは図24に示すように、保持プレート163の裏面163cにシール部材163dが取り付けられるようにしても同様の効果を得ることができる。
【0113】
上記各実施形態では、ノズルとして長尺状のスリットノズルを例に挙げたが、これに限られない。1つのレジストの吐出孔を有する従来からの一般的なノズルを、ガラス基板G上でX−Y方向にスキャンさせながら塗布処理するいわゆるスキャン塗布であっても本発明は適用可能である。
【0114】
図5に示す実施形態において、チャックプレート63及び回転カップ61を回転駆動する駆動部は、スピンドル体64がそれぞれモータ65及び66により回転させられることにより、チャックプレート63と回転カップ61とが一体的に回転する機構を有するものとした。しかし、チャックプレート63と回転カップ61とで駆動部をそれぞれ別々に独立させて設けるようにしてもよい。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レジストの使用量を削減しながらも、基板を保持する保持プレートの撓みを防止してレジストの膜厚を均一に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る塗布現像処理装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す塗布現像処理装置の正面図である。
【図3】図1に示す塗布現像処理装置の背面図である。
【図4】レジスト処理ブロックを示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るレジスト塗布処理ユニットを示す断面図である。
【図6】レジスト塗布処理ユニットの一部を示す断面図である。
【図7】レジスト塗布処理ユニットの一部を示す分解斜視図である。
【図8】レジスト塗布処理ユニットにおける処理工程を示すフロー図である。
【図9】レジスト塗布処理ユニットにおける処理工程を示す図である。
【図10】一実施の形態に係るチャックプレートの構造を示す断面図である。
【図11】図10に示すチャックプレートの変形例を示す断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るレジスト塗布処理ユニットの主要部を示す断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係るレジスト塗布処理ユニットの主要部を示す断面図である。
【図14】図13の視点より90度角度を変えた視点の図である。
【図15】支持部材と支持ローラとを併用した形態を示す断面図である。
【図16】図15の視点より90度角度を変えた視点の図である。
【図17】本発明の第4の実施形態に係るレジスト塗布処理ユニットの主要部を示す断面図である。
【図18】図17に示すレジスト塗布処理ユニットの斜視図である。
【図19】チャックプレートの変形例を示す図である。
【図20】支持部材75の昇降するときの昇降制御の変形例を示す図である。
【図21】回転カップの変形例を示す斜視図である。
【図22】図21に示す回転カップを含むレジスト塗布処理ユニットの主要部を示す断面図である。
【図23】保持プレートと回転カップとのシール構造の他の形態を示す断面図である。
【図24】図23に示すシール構造の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
G…ガラス基板
CT…レジスト塗布処理ユニット
37…蓋体
45…ノズル
61a、62a…底面
62b…貫通孔
61…固定カップ
62…回転カップ
62c…シール部材
62d…凹部
63、163、263…チャックプレート
63a、263a…突起部
63b…チャックプレート表面
63cチャックプレート裏面
68…回転軸部材
70…エアシリンダ
75…支持部材
76…駆動機構
77…蓋部材
101…コア部材
102、104…フェーシング部材
130…支持ローラ
131…連結部材
180…通気孔
Claims (16)
- 底面に貫通孔を有し、基板を収容する容器と、
少なくとも前記容器内で前記基板を保持する保持プレートと、
前記保持プレートに保持された前記基板に処理液を供給する供給機構と、
前記容器と前記保持プレートとを同期して回転させる駆動部と、
前記貫通孔を介して前記容器の底面から出没可能に設けられ、前記保持プレートの外周付近を裏面側から支持する支持部材と、
前記支持部材を昇降させる第1の昇降機構と
を具備することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置であって、
少なくとも前記容器内で前記保持プレートを昇降させる第2の昇降機構と、
前記保持プレートの裏面であって前記支持部材が当接する部位に設けられた突起部と
を更に具備し、
前記容器は、前記貫通孔が設けられた位置であってかつ前記突起部に対向する位置に設けられ、前記保持プレートが昇降することで前記突起部が係脱可能な凹部を有することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項2に記載の基板処理装置であって、
前記保持プレートの裏面から前記突起部の先端までの距離は、前記凹部の深さより長く形成されていることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項2に記載の基板処理装置であって、
前記突起部は、先端から前記保持プレートの裏面にかけて広がるように形成されたテーパー部を有することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置であって、
少なくとも前記容器内で前記保持プレートを昇降させる第2の昇降機構と、
前記保持プレートの下降時に、前記保持プレートの裏面と、前記貫通孔の近傍における当該容器の底面との間の隙間を塞ぐシール部材と
を更に具備することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置であって、
前記貫通孔の近傍であって前記容器の底面に着脱自在に設けられ、
前記支持部材が前記容器の底面から出没することで、該支持部材に支持されながら前記保持プレートを支持するとともに前記貫通孔を塞ぐ蓋部材を更に具備することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置であって、
前記容器は、当該容器の内部に気流を形成するための通気孔を有することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項1に記載の基板処理装置であって、
前記保持プレートは、
ハニカム状に形成されサンドイッチ構造のコアを構成するコア部材と、
前記サンドイッチ構造のフェーシングを構成するフェーシング部材と
を有することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項8に記載の基板処理装置であって、
前記コア部材はアルミニウムからなることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項8に記載の基板処理装置であって、
前記フェーシング部材はアルミニウム又はカーボンからなることを特徴とする基板処理装置。 - 請求項10に記載の基板処理装置であって、
前記フェーシング部材の表面にニッケルがメッキされていることを特徴とする基板処理装置。 - (a)底面に貫通孔を有し基板を収容する容器内で回転駆動する保持プレートに基板を保持する工程と、
(b)前記貫通孔を介して支持部材を前記容器の底面から突出させて保持プレートの外周付近を裏面側から支持する工程と、
(c)前記保持プレートが支持された状態で、前記基板に処理液を供給する工程と、
(d)前記工程(c)の後、前記貫通孔を介して前記支持部材を前記容器の底面から没して前記保持プレートの支持を解除する工程と、
(e)前記工程(d)の後、前記保持プレートを回転させる工程と
を具備することを特徴とする基板処理方法。 - 基板を収容する容器と、少なくとも前記容器内で前記基板を保持する保持プレートと、前記保持プレートを昇降させる昇降機構と、前記保持プレートに保持された前記基板に処理液を供給する供給機構とを備えた基板処理装置の基板処理方法であって、
(a)前記容器の上端よりも高い第1の高さで前記基板を前記保持プレートで保持する工程と、
(b)前記基板を保持した前記保持プレートを前記第1の高さより低い第2の高さまで下降させて前記容器内に基板を収容する工程と、
(c)前記容器の底面に設けられた貫通孔を介して支持部材を該容器内に突出させ、前記保持プレートの裏面の外周付近に設けられた突起部に前記支持部材を当接させて前記第2の高さまで下降した前記保持プレートを支持する工程と、
(d)前記保持プレートが支持された状態で、保持された前記基板に処理液を供給する工程と、
(e)前記工程(d)の後、前記保持プレートを前記第2の高さより低い第3の高さまで下降させて、前記保持プレートの裏面と前記容器の底面との間に所定の間隔をあけつつ前記貫通孔を前記突起部で塞ぐ工程と、
(f)前記工程(e)の後、前記容器と前記保持プレートとを一体的に回転させる工程と
を具備することを特徴とする基板処理方法。 - 基板を収容する容器と、
前記容器内で前記基板を保持する保持プレートと、
前記保持プレートに保持された前記基板に処理液を吐出する長尺状のノズルと、
前記容器と前記保持プレートとを同期して回転させる駆動部と、
前記ノズルに連結され、前記保持プレートの裏面側に当接して支持する支持ローラと、
前記ノズル及び前記支持ローラを一体的に移動させるノズル駆動部と
を具備することを特徴とする基板処理装置。 - 請求項14に記載の基板処理装置であって、
前記容器は底面に貫通孔を有し、
当該基板処理装置は、
前記貫通孔を介して前記容器の底面から出没可能に設けられ、前記保持プレートの外周付近を裏面側から支持する支持部材と、
前記支持部材を昇降させる第1の昇降機構と
を具備することを特徴とする基板処理装置。 - 基板を収容する容器と、
前記容器内で前記基板を保持する保持プレートと、
前記保持プレートに保持された前記基板に処理液を供給する供給機構と、
前記容器と前記保持プレートとを同期して回転させる駆動部と、
前記保持プレートを昇降させる昇降機構と、
前記保持プレートの側方から前記保持プレートの裏面を支持する支持部材と、
前記容器を挟むように一対設けられ、前記支持部材を昇降移動及び水平移動させる移動機構と
を具備することを特徴とする基板処理装置。
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