JP2000154433A - 紡機用単錘駆動スピンドル装置 - Google Patents

紡機用単錘駆動スピンドル装置

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JP2000154433A
JP2000154433A JP10330637A JP33063798A JP2000154433A JP 2000154433 A JP2000154433 A JP 2000154433A JP 10330637 A JP10330637 A JP 10330637A JP 33063798 A JP33063798 A JP 33063798A JP 2000154433 A JP2000154433 A JP 2000154433A
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motor
spindle
housing
spinning machine
control unit
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JP10330637A
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English (en)
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Masayoshi Tsuboi
将嘉 坪井
Tatsuya Uematsu
辰哉 上松
Yutaka Shinozaki
豊 篠崎
Taiji Odate
泰治 大立
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
    • D01H1/16Framework; Casings; Coverings ; Removal of heat; Means for generating overpressure of air against infiltration of dust; Ducts for electric cables
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
    • D01H1/20Driving or stopping arrangements
    • D01H1/24Driving or stopping arrangements for twisting or spinning arrangements, e.g. spindles
    • D01H1/244Driving or stopping arrangements for twisting or spinning arrangements, e.g. spindles each spindle driven by an electric motor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紡機機台に対する取り付けを普通のスピンド
ルと同様に簡単にし、しかもモータと制御部との間を接
続する配線の断線等のトラブルを抑制する。 【解決手段】 スピンドル装置1は、ボルスタ2と、ボ
ルスタ2に回転可能に支持されたスピンドル3と、スピ
ンドル3を駆動するモータ4と、モータ4を駆動制御す
る制御部5と、スピンドル3の回転を監視する回転速度
監視部6とを備えている。モータ4、制御部5及び回転
速度監視部6は1個のハウジング7内に配設されてい
る。スピンドル3にはモータ4の回転子13が一体回転可
能に固定され、ハウジング7には回転子13と対向する位
置に固定子14が固定されている。ハウジング7内の後側
にはドライブ回路を備えたドライバ基板15が配設され、
前側にはCPUを備えたCPU基板16が配設されてい
る。ドライバ基板15及びCPU基板16により制御部5が
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各錘のスピンドルを
独立して駆動するリング精紡機、リング撚糸機等の紡機
に使用する紡機用単錘駆動スピンドル装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、精紡機機台の多数錘化あるいはス
ピンドルの回転の高速化を図るため、精紡機機台の全錘
を1台のモータで駆動する代わりに、各錘毎にスピンド
ル駆動用のモータを設けた装置が提案されている。この
ように単錘駆動モータを各錘毎に設けた場合は、糸切れ
時等の異常時に当該錘のモータを停止させて糸継ぎ等の
必要な処置を施す必要がある。そして、モータの停止、
再起動を行わせるスイッチがモータに組み込まれ、信号
線及び動力線が一緒になった多芯ケーブルを介してモー
タと制御回路とが接続されたものが知られている。
【0003】特開平6−57549号公報に開示された
装置では、図6に示すように、スピンドル51を駆動す
るモータ52の内部動力線53がスピンドル51の後側
に設けられたコネクタ54を介して制御回路55からの
外部動力線56に接続されている。制御回路55に制御
信号を入力するスイッチ(操作部)57はスピンドル5
1の前側に位置するようにハウジング58の外側に設け
らた張り出し部58aに固定され、信号線59を介して
制御回路55に接続されている。制御回路55はスピン
ドル51より後方に位置するように機台下部に設けられ
ている。
【0004】また、特開平8−100331号公報に
は、図7に示すように、スピンドル駆動用のモータ52
のハウジング58にボルスタ60を覆うように延びる開
閉可能なカバー61を設け、そのカバー61内にモータ
52に給電する制御部材の少なくとも一部を設けた装置
が開示されている。制御部材にはインバータ62、停止
装置63及び制御部材64がある。電力と制御信号のた
めの導線65はスピンドルレール66に沿って設けら
れ、それらの導線65はカバー61に設けられた制御部
材に接続された導線67に対して、カバー61側に設け
られた接触部材68を介してカバー61が閉鎖位置に配
置されたときに接続され、カバー61が開放位置に配置
されたときには導通が阻止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−57549
号公報に開示された装置では、制御回路55がスピンド
ル51より後方に位置するように機台下部に設けられて
いるため、スイッチ57と制御回路55とを接続する外
部動力線56及び信号線59が必要になる。このように
ハウジングの外部に長い配線が存在すると、断線等のト
ラブルやノイズの影響による誤動作を起こし易い。ま
た、機台組付け時の工数が多くなるという問題がある。
また、リング精紡機では機台の前側に一斉式の管替装置
が装備されている場合が多く、制御回路55はこの管替
装置の後方に配設される配置となるため、制御回路55
の組み付け作業や保全作業がし難い。さらに、配線に風
綿が絡み付き易くなり、清掃に時間がかかるという問題
もある。
【0006】一方、特開平8−100331号公報に開
示された装置では、モータ52の動力線や信号線がカバ
ー61内に装備されているため、配線が短く断線等のト
ラブルやノイズの影響による誤動作を起こし難い。しか
し、モータ52の制御部材用の導線67と、スピンドル
レール66に沿って設けられた給電線や信号線等の導線
65との接続は、モータ52のハウジング58に取り付
けられたカバー61が閉鎖位置に配置されることにより
確保される。従って、モータ52の姿勢や位置が変更さ
れると、制御部材用の導線67と給電線や信号線等の導
線65との接続不良を来す虞がある。また、精紡機のス
ピンドルは高速で回転されるため、芯出しが重要であ
り、スピンドルの組み付け時やスピンドルの保全作業時
に芯出し作業が行われる。ところが、カバー61がボル
スタ60を覆うように取り付けられているため、モータ
52の取付け作業及び芯出し作業時にカバー61を開放
位置に配置した状態で行う必要があり、作業がし難いと
いう問題がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は紡機機台に対する取り付けが普
通のスピンドルと同様に簡単にでき、しかもモータと制
御部との間を接続する配線の断線等のトラブルが生じ難
い紡機用単錘駆動スピンドル装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、スピンドルを駆動するモ
ータを備えた紡機用単錘駆動スピンドル装置であって、
モータのハウジングに対して制御部のハウジングが、前
記モータのハウジングより下方に突出したボルスタの部
分より上方において一体に設けられ、モータと制御部と
を接続する配線がハウジング内に配設されている。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記モータのハウジングと制御部の
ハウジングとが一体成形されている。請求項3に記載の
発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記制御部はスピンドル装置が紡機に取り付けられ
るときに紡機機台の内側と対向する側に配置され、モー
タ電源入力部及び制御電源入力部が前記制御部と同じ側
に設けられている。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記モー
タのハウジングにスピンドルの回転速度監視部が内蔵さ
れ、前記制御部は該回転速度監視部の出力信号に基づい
てモータをフィードバック制御する。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記回転速度監視部はスピンドルと
一体に回転する磁石の回転を検出するホールICを備
え、該ホールICはモータの固定子より上方に配設され
ている。
【0012】請求項1に記載の発明では、スピンドルを
駆動するモータの制御部のハウジングが、前記モータの
ハウジングより下方に突出したボルスタの部分より上方
においてモータのハウジングに一体に設けられているた
め、単錘駆動スピンドル装置を紡機機台に取り付ける際
に、制御部のハウジングが取り付け作業の邪魔にならな
い。また、モータと制御部とを接続する配線がハウジン
グの外部に露出せず、配線に風綿が絡みついたり断線等
のトラブルが回避される。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、モータのハウジングと制御部のハウ
ジングとが一体成形されているため、組付け工数が少な
くなる。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記制御部が紡機機台
の内側と対向する側に配置される状態で紡機機台に取り
付けられる。また、モータ電源入力部及び制御電源入力
部も紡機機台の内側と対向する側に配置される。従っ
て、制御部のハウジングや電源入力部に接続される配線
が管替装置の作業の邪魔にならない。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、モータの
ハウジングに内蔵された回転速度監視部によってスピン
ドルの回転速度が監視される。モータは回転速度監視部
の出力信号に基づいて制御部によってフィードバック制
御される。
【0016】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記回転速度監視部は、スピンドル
と一体に回転する磁石の回転をホールICにより検出す
る。ホールICはモータの固定子より上方に配設されて
いるため、固定子より下方に配設される場合に比較し
て、取り付けが簡単になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1及び図2に従って説明する。単錘駆動スピ
ンドル装置(以下、単にスピンドル装置と称す)1は、
ボルスタ2と、ボルスタ2に回転可能に支持されたスピ
ンドル3と、スピンドル3を駆動するモータ4と、モー
タ4を駆動制御する制御部5と、スピンドル3の回転を
監視する回転速度監視部6とを備えている。モータ4、
制御部5及び回転速度監視部6は1個のハウジング7内
に配設されている。
【0018】ボルスタ2は途中にフランジ部2aを有
し、フランジ部2aより上側がハウジング7内に挿通さ
れた状態でハウジング7に固定されている。そして、ボ
ルスタ2はフランジ部2aより下方に形成された雄ねじ
部に螺合するナット8と、フランジ部2aの下側に配置
される座金9とを介して紡機機台のスピンドルレール1
0の所定位置にハウジング7とともに締め付け固定され
るようになっている。ボルスタ2には軸受11が内蔵さ
れ、スピンドル3はその下部がボルスタ2に挿入される
とともに軸受11を介して回転可能に支承されている。
【0019】スピンドル3の中間部にはボルスタ2の上
端部を覆う円筒状の支持部12が設けられ、支持部12
の外側に磁石製の回転子13が一体回転可能に固定され
ている。ハウジング7には回転子13と対向する位置に
固定子14が固定されている。回転子13及び固定子1
4によりモータ4が構成されている。
【0020】ハウジング7内の後側、即ち、スピンドル
装置1が紡機に取り付けられるときに紡機機台の内側と
対向する側(図1の右側)には、ドライブ回路(例えば
インバータ回路)が設けられたドライバ基板15が配設
されている。ハウジング7内の前側にはドライブ回路に
制御信号を出力するCPUを備えたCPU基板16が配
設されている。ドライバ基板15及びCPU基板16に
より制御部5が構成されている。この実施の形態ではモ
ータ4のハウジングと制御部5のハウジングとが一体成
形されている。
【0021】CPU基板16にはモータ4の起動、停止
を指令するスイッチ17が装備されている。スイッチ1
7は押しボタン式で、基板用の汎用品が使用され、ボタ
ンの表面がハウジング7の前壁に形成された孔7bから
ハウジング7の外部に出るようにCPU基板16に実装
されている。
【0022】ハウジング7の後側にはモータ電源入力部
18と、制御電源入力部及び通信信号入出力部19とが
設けられ、両者はコネクタ部がハウジング7の外部に突
出する状態でドライバ基板15に実装されている。モー
タ電源入力部18と制御電源入力部及び通信信号入出力
部19は、動力線20及び制御入力線21のコネクタ2
2,23にそれぞれ接続されるようになっている。
【0023】スピンドル3には回転子13より上方に磁
石24が一体回転可能に固定されている。ハウジング7
内にはホールIC用基板25が回転子13と磁石24と
の間に位置するように配設されている。ホールIC用基
板25は、スピンドル3をボルスタ2に挿通あるいはボ
ルスタ2から引き抜くときに、回転子13の通過を許容
する孔を有する環状に形成され、外周面の一部がハウジ
ング7の内壁に固定されている。ホールIC用基板25
にはホールIC26が実装され、ホールIC用基板25
はホールIC26が固定子14より上方に位置するよう
にハウジング7内に配設されている。磁石24及びホー
ルIC26によりスピンドル3の回転速度をモニタする
回転速度監視部6が構成されている。ホールIC26は
磁石24の回転速度、即ちスピンドル3の回転速度に対
応する出力信号をCPU基板16上のCPUに出力し、
CPUはその信号に基づいてモータ4をフィードバック
制御する。
【0024】CPU基板16とドライバ基板15とはホ
ールIC用基板25上に形成されたプリント回路(図示
せず)と、CPU基板16とホールIC用基板25及び
ドライバ基板15とホールIC用基板25をそれぞれ接
続する配線25a,25bを介して電気的に接続されて
いる。また、固定子14のコイル14aの端部はホール
IC用基板25上に形成されたプリント回路(図示せ
ず)を介してドライバ基板15の出力ラインに接続され
ている。
【0025】ハウジング7は四角箱状に形成され、各基
板15,16,25及び固定子14のハウジング7への
組付けや内部の点検を容易にするため、上壁7aが蓋と
なっている。また、スピンドル3にはスピンドル3がボ
ルスタ2に挿入支持された状態で、上壁7aに形成され
た孔を覆うカバー部材27が一体回転可能に固定されて
いる。
【0026】次に前記のように構成されたスピンドル装
置1の作用を説明する。スピンドルレール10に対して
スピンドル装置1を組み付けるときは、ボルスタ2のフ
ランジ部2aの下側に座金9を装着した状態で、スピン
ドルレール10に形成されている取付孔にボルスタ2の
下部を挿通し、所定の位置に位置決めした状態でナット
8により締め付け固定する。次にモータ電源入力部18
と制御電源入力部及び通信信号入出力部19に、動力線
20のコネクタ22及び制御入力線21のコネクタ23
が接続される。
【0027】保全作業等でモータ4あるいは制御部5を
点検する場合、簡単な点検であればスピンドル3を回転
子13とともに引き抜いた後、ハウジング7の上壁7a
を取り外して点検する。スピンドル装置1の取り外しが
必要な場合は、コネクタ22,23を離脱させた後、ナ
ット8を弛めてボルスタ2から取り外し、スピンドル装
置1をスピンドルレール10から取り外す。また、ボル
スタ2内のスピンドルオイルのメンテナンス作業の場合
は、ボルスタ2がスピンドルレール10に固定された状
態で、スピンドル3が回転子13とともに引き抜かれ
る。そして、その状態で、スピンドルオイルの点検やオ
イル交換等が行われる。
【0028】精紡機の運転中、各錘のスピンドル3が各
モータ4によりそれぞれ独立して駆動される。CPUは
精紡機の運転指令を行う図示しない主制御装置からの指
令信号に基づいてモータ4を所定の回転数で駆動させる
ようにドライバ基板15のドライブ回路に制御指令を出
力するとともに、ホールIC26の出力信号に基づいて
モータ4をフィードバック制御する。
【0029】糸切れ等の異常が発生し、異常に対処する
ため当該錘のスピンドル3を停止させるときは、作業者
又は糸継ぎ装置が当該錘のスイッチ17を押圧操作す
る。モータ4の駆動中にスイッチ17を押圧操作する
と、CPU基板16のCPUによりモータ4が停止制御
される。また、停止状態においてスイッチ17を押圧操
作すると、モータ4が起動される。
【0030】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) モータ4及び制御部5が1個のハウジング7内
に配設されて、制御部5のハウジングはモータ4のハウ
ジングより下方に突出したボルスタ2の部分より上方に
おいてモータ4のハウジングに一体に設けられている。
従って、紡機機台に対するスピンドル装置1の取付け時
や取外し時に、制御部5のハウジングが作業の邪魔にな
らず、普通のスピンドルと同様に作業が簡単にできる。
【0031】(2) モータ4と制御部5とを電気的に
接続する配線がハウジング7内に配設されているため、
モータ4と制御部5との間を接続する配線がハウジング
7で覆われ、断線等のトラブルが生じ難い。また、風綿
が配線に絡みついたり堆積することがない。
【0032】(3) モータ4のハウジングと制御部5
のハウジングとが一体成形されているため、モータ4及
び制御部5をそれぞれ別体のハウジング内に配設した
後、両者を組み付ける構成に比較して、組付け工数が少
なくなる。
【0033】(4) 制御部5を構成するドライバ基板
15が、スピンドル装置1が紡機に取り付けられるとき
に紡機機台の内側と対向する側に配置され、モータ電源
入力部18及び制御電源入力部19が制御部5と同じ側
に設けられている。従って、比較的大きな配置スペース
を必要とするドライバ基板15がスピンドル3より機台
の外側に配置されず、紡機機台に中間ペッグを備えた全
錘一斉式の管替装置を備えた場合に、管替装置の作業の
邪魔にならない。また、モータ電源入力部18とドライ
バ基板15とが近くなり、配線の取り回しも容易とな
る。
【0034】(5) モータ4のハウジング7にスピン
ドル3の回転速度監視部6が内蔵され、制御部5は回転
速度監視部6の出力信号に基づいてモータ4をフィード
バック制御する。従って、回転速度監視部6が風綿の影
響を受けずに回転速度を監視できるとともに、スピンド
ル3を所定の回転速度に精度良く制御できる。
【0035】(6) 回転速度監視部6がスピンドル3
と一体に回転する磁石24の回転を検出するホールIC
26を備え、ホールIC26はモータ4の固定子14よ
り上方に配設されている。従って、ホールIC26が固
定子14より下方に配設される場合に比較して、取り付
けが簡単になる。
【0036】(7) 固定子14のコイル14aの端部
がホールIC用基板25上に形成されたプリント回路
(図示せず)を介してドライバ基板15の出力ラインに
接続されている。従って、ドライバ基板15の出力ライ
ンとコイル14aとを接続する配線の取り回しが簡単に
なる。
【0037】(8) ドライバ基板15とCPU基板1
6とが回転子13及び固定子14を挟んだ離れた位置に
配設されているため、CPU基板16がドライバ基板1
5の温度上昇の影響を受け難い。
【0038】(9) ドライバ基板15とCPU基板1
6とが、ホールIC用基板25上に形成されたプリント
回路(図示せず)を介して電気的に接続されているた
め、ドライバ基板15とCPU基板16とが離れた位置
に配置されていても、両者を接続する配線の取り回しが
簡単になる。
【0039】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 図3に示すように、ドライバ基板15とCPU基板
16とを一体化して、ハウジング7の後側に配設すると
ともに、スイッチ17をホールIC用基板25上に実装
する。スイッチ17とCPU基板16とはホールIC用
基板25上に形成されたプリント回路を介して電気的に
接続されている。この構成ではドライバ基板15上のド
ライブ回路と、CPU基板16上のCPUとを接続する
信号線(プリント回路を含む)が短くなり、信号線が長
い場合と比較してノイズが信号線に乗り難くなり、誤動
作が抑制される。また、スピンドル3より前側に位置す
るハウジング7の占めるスペースが小さくなり、スピン
ドルレール10の前方の空間が広くなって紡機に全錘一
斉式の管替装置を装備したときに、管替装置の管替え作
業がよりやり易くなる。
【0040】○ 図4に示すように、モータ4のハウジ
ング7と、制御部5のハウジング28とを別体のユニッ
ト構造に形成し、ハウジング28内にCPU基板16及
びドライバ基板15を配設する。そして、ハウジング7
の後側上部にはコイル14aに電気的に接続されたコネ
クタ29を設け、ハウジング28の前側にはドライバ基
板15の出力ラインに電気的に接続されたコネクタ30
を設ける。そして、両コネクタ29,30を連結するこ
とにより、両ハウジング7,28を機械的に連結すると
ともに、モータ4のコイル14aとドライブ回路とを電
気的に接続する。この構成でもハウジング28はモータ
4のハウジング7より下方に突出したボルスタ2の部分
より上方において一体に設けられ、モータ4と制御部5
とを電気的に接続する配線がハウジング7,28内に配
設されている。従って、紡機機台に対するスピンドル装
置1の取付け時や取外し時に、制御部5のハウジング2
8が作業の邪魔にならず、普通のスピンドルと同様に簡
単にできる。また、制御部5が故障した場合、スピンド
ル装置1全体をスピンドルレール10から取り外さず
に、ハウジング28をハウジング7から取り外して別の
場所で修理できるため、スピンドル装置1全体を取り外
す場合に比較して、取外し及び組付けの手間が簡単にな
る。
【0041】○ 回転速度監視部6を構成する磁石24
として回転子13と別体の磁石を使用せずに、図5に示
すように、回転子13を固定子14より長く形成し、そ
の突出部と対応する位置にホールIC26を配設しても
よい。この場合は部品点数が少なくなり、スピンドル装
置1を製造するときの組付け工数が少なくなる。
【0042】○ 回転速度監視部6を設けずに、CPU
が主制御装置からの指令に基づいてフィードバック制御
を行わずにモータ4を制御する構成としてもよい。 ○ ホールIC用基板25を環状に形成して、固定子1
4のコイル14aとドライバ基板15の出力ラインとを
接続する配線の一部をプリント回路(プリント配線)で
構成せずに、前記コイル14aの端部を出力ラインに電
線の配線で接続する。そして、ホールIC26をハウジ
ング7の内面に直接取り付けてもよい。
【0043】○ 回転速度監視部6をハウジング7の外
に設けてもよい。しかし、ハウジング7の外に設けた場
合は風綿の堆積等の悪影響を受ける場合がある。 ○ 中間ペッグを備えた全錘一斉式の管替装置を装備し
ない紡機機台に使用するスピンドル装置1ではドライバ
基板15をモータ4のハウジング7の前側に配設しても
よい。
【0044】○ モータ電源入力部18と制御電源入力
部及び通信信号入出力部19の配設位置はスピンドル装
置1の後側に限らず、底部や側部あるいは上部に配設し
てもよい。
【0045】○ 回転速度監視部6として磁石とホール
IC26の組み合わせに代えて、反射型のフォトセンサ
とスピンドル3に一体回転可能に固定された反射板とを
使用してもよい。
【0046】○ 回転子13は磁石製に限らず、鉄芯等
により構成したものでもよい。前記実施の形態から把握
できる請求項記載以外の発明(技術思想)について、以
下にその効果とともに記載する。
【0047】(1) 請求項1又は請求項2に記載の発
明において、制御部はモータに供給する駆動電流を制御
するドライブ回路を備えたドライバ基板と、ドライブ回
路に制御指令を出力するCPUを備えたCPU基板とか
ら構成され、ドライバ基板とCPU基板とがモータを挟
んだ離れた位置に配設されている。この場合、CPU基
板がドライバ基板の温度上昇の影響を受け難い。
【0048】(2) (1)に記載の発明において、前
記モータのハウジングはスピンドルと一体に回転する磁
石の回転を検出するホールIC及びホールIC用基板を
備え、該ホールIC用基板に形成されたプリント回路を
介して前記CPUとドライブ回路とが電気的に接続され
ている。この場合、ドライバ基板とCPU基板とを接続
する配線の取り回しが簡単になるとともに、ホールIC
の出力に基づいてCPUがモータをフィードバック制御
できる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、紡機機台に対する取り付けが
普通のスピンドルと同様に簡単にでき、しかもモータと
制御部との間を接続する配線がハウジングで覆われ、断
線等のトラブルが生じ難くなる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、モータ及
び制御部をそれぞれ別体のハウジング内に配設した後、
両者を組み付ける構成に比較して、組付け工数が少なく
なる。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、制御部が
スピンドルより機台の外側に配置されず、紡機機台に中
間ペッグを備えた全錘一斉式の管替装置を備えた場合
に、管替装置の作業の邪魔にならない。また、モータ電
源入力部と制御部とが近くなり、配線の取り回しも容易
となる。
【0052】請求項4に記載の発明によれば、回転速度
監視部が風綿の影響を受けずに回転速度を監視できると
ともに、スピンドルを所定の回転速度に精度良く制御で
きる。
【0053】請求項5に記載の発明によれば、ホールI
Cが固定子より下方に配設される場合に比較して、取り
付けが簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態を示す概略側断面図。
【図2】 スピンドル装置の部分概略正面図。
【図3】 別の実施の形態の概略側断面図。
【図4】 別の実施の形態の概略側断面図。
【図5】 別の実施の形態の回転速度監視部を示す概略
側断面図。
【図6】 従来装置の断面図。
【図7】 別の従来装置の概略側面図。
【符号の説明】
1…(単錘駆動)スピンドル装置、2…ボルスタ、3…
スピンドル、4…モータ、5…制御部、6…回転速度監
視部、7,28…ハウジング、14…固定子、15…ド
ライバ基板、16…CPU基板、18…モータ電源入力
部、19…制御電源入力部、24…磁石、26…ホール
IC。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎 豊 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 大立 泰治 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 4L056 AA02 AA32 BD01 BD32 DA33 DA52 EA12 EB12 EB18 EC53 EC85 FC06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルを駆動するモータを備えた紡
    機用単錘駆動スピンドル装置であって、 モータのハウジングに対して制御部のハウジングが、前
    記モータのハウジングより下方に突出したボルスタの部
    分より上方において一体に設けられ、モータと制御部と
    を接続する配線が両ハウジング内に配設されている紡機
    用単錘駆動スピンドル装置。
  2. 【請求項2】 前記モータのハウジングと制御部のハウ
    ジングとが一体成形されている請求項1に記載の紡機用
    単錘駆動スピンドル装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部はスピンドル装置が紡機に取
    り付けられるときに紡機機台の内側と対向する側に配置
    され、モータ電源入力部及び制御電源入力部が前記制御
    部と同じ側に設けられている請求項1又は請求項2に記
    載の紡機用単錘駆動スピンドル装置。
  4. 【請求項4】 前記モータのハウジングにスピンドルの
    回転速度監視部が内蔵され、前記制御部は該回転速度監
    視部の出力信号に基づいてモータをフィードバック制御
    する請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の紡機用
    単錘駆動スピンドル装置。
  5. 【請求項5】 前記回転速度監視部はスピンドルと一体
    に回転する磁石の回転を検出するホールICを備え、該
    ホールICはモータの固定子より上方に配設されている
    請求項4に記載の紡機用単錘駆動スピンドル装置。
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