JPH10248199A - インバータユニット付きモータ、モータ取付用インバータユニット並びにインバータユニット取付用モータ - Google Patents

インバータユニット付きモータ、モータ取付用インバータユニット並びにインバータユニット取付用モータ

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JPH10248199A
JPH10248199A JP9045872A JP4587297A JPH10248199A JP H10248199 A JPH10248199 A JP H10248199A JP 9045872 A JP9045872 A JP 9045872A JP 4587297 A JP4587297 A JP 4587297A JP H10248199 A JPH10248199 A JP H10248199A
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JP
Japan
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motor
inverter unit
inverter
unit
motors
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JP9045872A
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English (en)
Inventor
Sukeyasu Mochizuki
資康 望月
Takashi Nishizawa
隆志 西沢
Yoshinobu Nakamura
嘉伸 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用途に応じた多種類のモータをインバータユ
ニット付きモータとして構成可能でありながら、モータ
の製造性を向上させ、モータの製造や販売設置を容易に
行い得るようにする。 【解決手段】 本発明のインバータユニット付きモータ
は、種々の用途に使用される複数種類のモータのうちの
少なくとも2種類のモータのいずれか一方のモータ1
と、2種類のモータを通電制御することが可能な共用の
インバータ装置を内部に備えた1種類のインバータユニ
ット16とを備え、モータ1とインバータユニット16
とを着脱可能に一体化するように構成したものである。
これにより、インバータユニット16を多種類のモータ
に対して共用可能となり、製品や部品の標準化を達成で
きるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータユニッ
トを一体に取り付けたインバータユニット付きモータ、
並びに、このモータに取り付けるためのモータ取付用イ
ンバータユニット、並びに、このインバータユニットを
取り付けるためのインバータユニット取付用モータに関
する。
【0002】
【従来の技術】モータを通電制御するインバータ装置
は、交流電力を入力して直流電力を出力する直流電源回
路と、この直流電源回路からの直流電力をスイッチング
するスイッチング回路と、このスイッチング回路のスイ
ッチング素子をオンオフ制御する制御回路とから構成さ
れている。このような構成のインバータ装置は、ユニッ
トケース内に収容されている。これにより、インバータ
装置を内蔵したインバータユニットが構成されている。
上記インバータユニットとモータは、接続ケーブルによ
り接続されている。
【0003】そして、上記インバータユニットは、いろ
いろな用途に使用される多種類のモータを通電制御でき
る汎用機能を有している。このため、実際にモータとイ
ンバータユニットを設置する場合、使用者の用途に応じ
たモータを設置すると共に、このモータの近くにインバ
ータユニットを設置し、更に、モータとインバータユニ
ットとを接続ケーブルにより接続するように構成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、モータとインバータユニットが別体である
ため、これらを設置するために大きな設置スペースが必
要となると共に、設置作業が面倒になるという不具合が
あった。これに対して、インバータユニット(インバー
タ装置)をモータ本体の内部に内蔵した構成や、インバ
ータユニットをモータの端子箱の内部に内蔵した構成が
考えられている。このような構成によれば、インバータ
ユニットとモータが一体物となっているので、設置スペ
ースが小さくなると共に、設置作業が簡単になる。
【0005】ところで、モータには、使用用途に対応し
て様々な形状のモータがある。そして、このような多種
類のモータを、上記したインバータユニット付きモータ
として構成しようとすると、モータの種類数だけのイン
バータ装置付きモータを新たに製造しなければならな
い。この場合、モータの種類数が単純計算で2倍に増大
し、製造性がかなり悪化するという新たな問題点が生ず
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、用途に応じた多
種類のモータをインバータユニット付きモータとして構
成可能でありながら、モータの製造性を極力向上させる
ことができて、モータの製造や販売設置を容易に行うこ
とができるインバータユニット付きモータを提供するに
ある。また、このインバータユニット付きモータに取り
付けるためのモータ取付用インバータユニットを提供す
るにある。更に、このモータ取付用インバータユニット
に取り付けるためのインバータユニット取付用モータを
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインバータユニ
ット付きモータは、種々の用途に使用される複数種類の
モータのうちの少なくとも2種類のモータのいずれか一
方のモータと、前記2種類のモータを通電制御すること
が可能な共用のインバータ装置を内部に備えた1種類の
インバータユニットとを備え、前記モータと前記インバ
ータユニットとを着脱可能に一体化するように構成した
ところに特徴を有する。
【0008】上記構成によれば、少なくとも2種類のモ
ータに対して、これらに共通して利用可能な1種類のイ
ンバータユニットを着脱可能に一体化するように構成し
たので、用途に応じた多種類のモータをインバータユニ
ット付きモータとして構成する場合、モータとしては用
途に応じた種類数だけ製造すれば良い。このため、モー
タの製造性を向上させることができる。そして、モータ
をインバータユニット付きモータとして設置する場合に
は、モータとインバータユニットを一体化した形態で設
置できるから、設置スペースが小さくなると共に、設置
作業が簡単になる。更に、メンテナンス時には、モータ
またはインバータユニットの一方だけを交換可能である
から、メンテナンスの作業性も良くなる。従って、モー
タの製造性や販売設置作業性やメンテナンス作業性を向
上させることができる。
【0009】また、上記構成において、モータにインバ
ータユニットを着脱可能に取り付ける取付手段を備える
と共に、モータとインバータユニット内のインバータ装
置とを電気的に接続する接続手段を備えるように構成す
ることが好ましい。更に、インバータユニット内のイン
バータ装置に電力を供給する電力供給線をインバータユ
ニットに対して着脱可能に接続する電力供給線接続手段
を設けることがより一層好ましい構成である。
【0010】一方、本発明のモータ取付用インバータユ
ニットは、種々の用途に使用される複数種類のモータの
うちの少なくとも2種類のモータを通電制御することが
可能な共用のインバータ装置と、このインバータ装置を
収容するユニットケースと、このユニットケースに設け
られユニットケースを2種類のモータのいずれに対して
も着脱可能に取り付けるケース側取付手段と、ユニット
ケースに設けられモータとユニットケース内に収容され
たインバータ装置とを電気的に接続するケース側接続手
段とを備えて構成されたところに特徴を有する。
【0011】上記構成の場合、ユニットケース内のイン
バータ装置に電力を供給する電力供給線を前記ユニット
ケースに対して着脱可能に接続する電力供給線接続手段
を備えることが好ましい構成である。
【0012】また、本発明のインバータユニット取付用
モータは、種々の用途に使用される複数種類のモータの
うちの少なくとも2種類のモータのいずれか一方から構
成されたモータにおいて、モータ本体に設けられ2種類
のモータを通電制御する共用可能なインバータ装置を内
部に備えた1種類のインバータユニットをモータ本体に
着脱可能に取り付けるモータ側取付手段と、モータ本体
に設けられインバータ装置とモータとを電気的に接続す
るモータ側接続手段とを備えたところに特徴を有するも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図4を参照しながら説明する。まず、第
1の実施例のモータ1は、例えば内転形の永久磁石モー
タ(DCブラシレスモータとも称するモータ)から構成
されている。このモータ1の形状は、図1及び図2に示
すように、全体としてほぼ円筒状をなしていると共に、
その軸方向の長さ寸法が比較的長い形状(以下、この形
状を「長形」と称す)のモータである。
【0014】上記モータ1のモータ本体2は、円筒状の
モータフレーム3と、このモータフレーム3の両端部に
取り付けられた軸受ブラケット4、5とから構成されて
いる。上記モータフレーム3の内周面部には、ステータ
6が配設されている。このステータ6は、ステータコア
7とこのステータコア7に巻装された巻線8とから構成
されている。
【0015】また、モータ本体2の内部には、永久磁石
9を有するロータ10が回転可能に収容されている。こ
の場合、ロータ10の回転軸11は、軸受ブラケット
4、5に設けられた軸受12、13に回転可能に支承さ
れている。上記回転軸11の図1中右端部は、モータ本
体2から右方へ突出されている。また、モータフレーム
3の下部の両端部には、図1に示すように、脚部14、
15が設けられている。尚、図2には、上記脚部14、
15を図示することを省略した。
【0016】一方、図1中左側の軸受ブラケット4の左
側面には、インバータユニット16が着脱可能に取り付
けられている。このインバータユニット16は、図2に
示すように、全体としてほぼ短円筒状をなすユニットケ
ース17の内部にインバータ装置(図示しない)を配設
して構成されている。このインバータ装置は、モータ1
を通電制御する機能を有しており、交流電力を入力して
直流電力を出力する直流電源回路、この直流電源回路か
らの直流電力をスイッチングするスイッチング回路、こ
のスイッチング回路のスイッチング素子をオンオフ制御
する制御回路等から構成されている。そして、上記各回
路は例えばプリント配線基板等に実装されていると共
に、この配線基板はユニットケース17内に収容されて
いる。
【0017】ここで、インバータユニット16を軸受ブ
ラケット4(即ち、モータ本体2)に着脱可能に取り付
けるための構成の一例について、図3を参照して説明す
る。この図3に示すように、軸受ブラケット4の左側面
には、例えば2本のボルト18、19が左方へ向けて突
設されている。そして、インバータユニット16には、
上記ボルト18、19を貫通させるための2個の貫通孔
20、21が形成されている。
【0018】この構成の場合、軸受ブラケット4のボル
ト18、19にインバータユニット16の貫通孔20、
21を挿入嵌合すると共に、上記ボルト18、19の先
端部のねじ部にナット22、23を締め付け固定するこ
とにより、インバータユニット16を軸受ブラケット4
に取り付けている。ここで、インバータユニット16を
軸受ブラケット4から取り外すには、ナット22、23
を緩めて取り外してからインバータユニット16を図3
中左方へ移動させて軸受ブラケット4から取り外せば良
い。この構成の場合、ボルト18、19がモータ側取付
手段を構成し、貫通孔20、21及びナット22、23
がケース側取付手段を構成し、ボルト18、19及び貫
通孔20、21及びナット22、23が取付手段を構成
するようになっている。
【0019】また、インバータユニット16のうちの軸
受ブラケット4に取り付ける側の側面部には、例えば雌
形コネクタ24が配設されており、この雌形コネクタ2
4の端子はインバータ装置の出力端子に接続されてい
る。そして、軸受ブラケット4の左側面には、例えば雄
形コネクタ25が配設されており、この雄形コネクタ2
5の端子はモータ1の入力端子に接続されている。この
構成では、インバータユニット16を軸受ブラケット4
に取り付ける際に、上記雌形コネクタ24と雄形コネク
タ25を嵌合させて接続することにより、インバータユ
ニット16とモータ1とが電気的に接続される構成とな
っている。
【0020】この場合、雌形コネクタ24がモータ側接
続手段を構成し、雄形コネクタ25がケース側接続手段
を構成し、雌形コネクタ24及び雄形コネクタ25が接
続手段を構成している。
【0021】更に、インバータユニット16の例えば図
1中左側面には、電力供給線26のプラグ27を着脱可
能に嵌合接続するためのコネクタ28が配設されてお
り、このコネクタ28の端子はインバータ装置の入力端
子に接続されている。上記コネクタ28に電力供給線2
6のプラグ27を嵌合接続することにより、商用交流電
力をインバータユニット16内のインバータ装置に供給
する構成となっている。この場合、プラグ27及びコネ
クタ28から電力供給線接続手段が構成されている。
【0022】尚、インバータユニット16のユニットケ
ース17に、操作パネルを設けることが好ましい構成で
ある。この構成の場合、操作パネルに設けられた各種の
操作スイッチを操作することにより、所望の運転指令を
インバータ装置に与えることが可能となる。また、操作
パネルに設けられた各種の表示器により、インバータ装
置の運転状態や指令設定状態等を視認することができ
る。
【0023】このような構成の本実施例によれば、モー
タ1とインバータユニット16を一体化した形態で設置
することが可能となるから、設置スペースが小さくなる
と共に、設置作業が簡単になる。また、メンテナンス時
には、モータ1またはインバータユニット16の一方だ
けを取り外すことができると共に、一方だけを交換可能
であるから、メンテナンスの作業性を大幅に向上でき
る。
【0024】更に、上記インバータユニット16は、後
述する第2ないし第4の実施例のモータ29〜32に対
しても着脱可能に取り付けることができると共に、上記
モータ29〜32を通電制御することが可能な共用機能
(汎用機能)を有している。このため、用途に応じた例
えば5種類のモータ1、29〜32をインバータユニッ
ト付きモータとして構成する場合、モータとしては用途
に応じた5種類だけ製造すれば良くなり、各モータに対
して1種類のインバータユニット16を共用することが
できる。これにより、製造するモータの種類数が増加す
ることを防止できるから、モータの製造性を大幅に向上
させることができる。また、部品の標準化を達成するこ
とが可能となる。
【0025】更に、上記第1の実施例のモータ1は、長
形タイプの内転形モータであるから、高回転で駆動する
運転に適したモータである。このため、上記モータ1
は、図4に示すように、例えばポンプ33の羽根を回転
駆動するポンプモータとして使用する構成に適してい
る。
【0026】一方、上記実施例においては、インバータ
ユニット16に電力供給線26を接続するに当たって、
電力供給線26のプラグ27をインバータユニット16
のコネクタ28に着脱可能に嵌合接続するように構成し
たので、電力供給線26の接続作業が簡単になる。
【0027】また、上記実施例では、モータ1をモータ
本体2に脚部14、15を設けた脚付きタイプのモータ
として構成したが、これに限られるものではなく、モー
タ本体に取付用のフランジを設けたフランジ付きタイプ
のモータとして構成しても良い。更に、上記実施例で
は、モータ1を永久磁石モータにより構成したが、これ
に代えて、誘導モータやSRモータ(スイッチドリラク
タンスモータ)等により構成しても良い。
【0028】更にまた、インバータユニット16のユニ
ットケース17の外面に放熱フィンを設けたり、ユニッ
トケース17内を冷却する冷却ファン装置を設けたりす
ることが好ましい。また、上記実施例では、インバータ
ユニット16のユニットケース17に操作パネルを配設
するように構成したが、これに限られるものではなく、
外部に操作箱を設け、この操作箱とインバータユニット
16とを接続線を介して接続するように構成しても良
い。更に、インバータユニット16に受信装置を設ける
と共に、外部にリモコン装置(送信装置)を設け、この
リモコン装置と受信装置との間で赤外線や電波を用いた
通信を実行するように構成しても良い。
【0029】一方、上記実施例では、インバータユニッ
ト16をモータ本体2の軸受ブラケット4に着脱可能に
取り付けるに当たって、ボルト18、19と貫通孔2
0、21とナット22、23を用いる構成としたが、他
の機械的取付構成(例えばねじ止めしたり、インバータ
ユニット全体をねじ込むように構成したりする構成等)
を用いても良い。同様に、インバータユニット16とモ
ータ1とを電気的に接続するに際して、雌形コネクタ2
4と雄形コネクタ25とを用いる構成としたが、これに
代えて、他の接続構成(例えば、インバータユニット全
体をねじ込むような構成の場合、ねじ込むと同時にイン
バータユニット側の接続端子とモータ側の接続端子が接
触する構成等)を用いても良い。
【0030】図5及び図6は本発明の第2の実施例を示
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付し
ている。上記第2の実施例においては、モータ1に代わ
るモータ29を、インバータユニット取付用モータとし
ている。このモータ29は、例えば内転形の永久磁石モ
ータから構成されている。そして、モータ29の形状
は、図5及び図6に示すように、全体としてほぼ短円筒
状をなしていると共に、その径方向の長さ寸法が比較的
大きい形状(以下、この形状を「平形」と称す)であ
る。
【0031】上記モータ29のモータ本体34は、短円
筒状のモータフレーム35と、このモータフレーム35
の両端部に取り付けられた径大な軸受ブラケット36、
37とから構成されている。上記モータフレーム35の
内周面部には、ステータコア38と巻線39とから構成
されたステータ40が配設されている。
【0032】また、モータ本体34の内部には、永久磁
石41を有するロータ42が回転可能に収容されてい
る。上記ロータ42の回転軸43は、軸受ブラケット3
6、37に設けられた軸受12、13に回転可能に支承
されている。また、モータフレーム35の下部には、脚
部44、45が設けられている。
【0033】そして、図5中左側の軸受ブラケット36
の左側面に、インバータユニット16が着脱可能に取り
付けられている。この取付構成は、第1の実施例の取付
構成とほぼ同じである。即ち、軸受ブラケット36にボ
ルト18、19を設けると共に、このボルト18、19
にインバータユニット16の貫通孔20、21を挿入嵌
合してからナット22、23を締め付け固定するように
構成されている。
【0034】尚、上述した以外の第2の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第2の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。ここで、第2の実施例の
モータ29は、平形タイプの内転形モータであるから、
通常回転(低回転)であると共に高トルクで駆動する運
転に適したモータである。このため、上記モータ29
は、上述したような運転を行う必要がある分野で使用す
ることが好ましい。また、第2の実施例においても、第
1の実施例と同様にして種々変形することが可能であ
る。
【0035】図7は本発明の第3の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。上
記第3の実施例においては、モータ1に代わるモータ3
0を、インバータユニット取付用モータとしている。こ
のモータ30は、例えば外転形の永久磁石モータから構
成されている。そして、モータ30の形状は、図7に示
すように、全体としてほぼ円筒状をなしていると共に、
その軸方向の長さ寸法が比較的長い形状、即ち、長形の
モータである。
【0036】上記モータ30のモータ本体46は、棒状
の連結部材47と、この連結部材47の両端部に設けら
れた鍔状の軸受支持部材48、49とから構成されてい
る。上記連結部材47の外周部には、ステータコア50
と巻線51とから構成されステータ52が配設されてい
る。
【0037】また、モータ本体46の外側には、円筒状
のロータ53が回転可能に設けられている。このロータ
53の両端部の内周面部は、軸受支持部48、49の外
周部に設けられた軸受54、55に回転可能に支承され
ている。上記ロータ53の内周面部には、永久磁石56
を取り付けられている。また、右側の軸受支持部49に
は、取付用のフランジ57、58が設けられている。
【0038】そして、図7中左側の軸受支持部48の左
側面に、インバータユニット16が着脱可能に取り付け
られている。この取付構成は、第1の実施例の取付構成
とほぼ同じである。即ち、軸受支持部48にボルト1
8、19を設けると共に、このボルト18、19にイン
バータユニット16の貫通孔20、21を挿入嵌合して
からナット22、23を締め付け固定するように構成さ
れている。
【0039】尚、上述した以外の第3の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第3の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。ここで、第3の実施例の
モータ30は、長形タイプの外転形モータであるから、
通常回転であると共に通常トルクで駆動する運転に適し
たモータである。このため、上記モータ30は、例えば
ベルトコンベアの駆動輪を回転駆動するモータとして使
用する場合に適している。また、第3の実施例において
も、第1の実施例と同様にして種々変形することが可能
である。
【0040】図8ないし図10は本発明の第4の実施例
を示すものであり、第3の実施例と異なるところを説明
する。尚、第3の実施例と同一部分には、同一符号を付
している。上記第4の実施例においては、モータ30の
径方向寸法を少し大きく構成したモータ31をインバー
タユニット取付用モータとして使用している。
【0041】このモータ31のロータ53は、左端部が
左方へ延設されており、この延設部分53aがインバー
タユニット16を回転可能に離間した状態で覆うように
構成されている。そして、上述した以外の第4の実施例
の構成は、第3の実施例の構成と同じ構成となってい
る。従って、第4の実施例においても、第3の実施例と
ほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第4の実
施例のモータ31は、ロータ53がインバータユニット
16を覆うように構成されているので、図10に示すよ
うに、上記モータ31のロータ53をベルトコンベア5
9の駆動輪として使用することに適している。尚、第4
の実施例においても、第1の実施例と同様にして種々変
形することができる。
【0042】図11及び図12は本発明の第5の実施例
を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明
する。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付
している。上記第5の実施例においては、モータ1の代
わりに平形外転形のモータ32をインバータユニット取
付用モータとして使用している。このモータ32は、例
えば永久磁石モータから構成されている。
【0043】そして、モータ32のモータ本体60は、
径大な有底短円筒状のフレーム61と、このフレーム6
1の図11中右端部の外周部に設けられた鍔状の軸受支
持部62と、上記フレーム61の図11中左端部に連結
された鍔状の軸受支持部材63とから構成されている。
上記フレーム61の円筒部61aの外周面部には、ステ
ータコア64と巻線65とから構成されたステータ66
が配設されている。
【0044】また、モータ本体60の外周部には、径大
な短円筒状のロータ67が回転可能に設けられている。
このロータ67の両端部の内周部は、軸受支持部62及
び軸受支持部材63の外周部に設けられた軸受68、6
9に回転可能に支承されている。上記ロータ67の内周
部には、永久磁石70が取り付けられている。また、モ
ータ本体60の軸受支持部62の図11中右側面には、
取付用のフランジ71、72が設けられている。
【0045】そして、モータ本体60のフレーム61の
内部には、インバータユニット16が着脱可能に取り付
けられている。この取付構成は、第1の実施例の取付構
成とほぼ同じである。即ち、フレーム61の内底部にボ
ルト18、19を設けると共に、このボルト18、19
にインバータユニット16の貫通孔20、21を挿入嵌
合してからナット22、23で締め付け固定するように
構成されている。
【0046】尚、上述した以外の第5の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第5の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。特に、第5の実施例のモ
ータ32は、平形タイプの外転形モータであるから、低
回転であると共に高トルクで駆動する運転に適したモー
タである。このため、上記モータ32は、送風装置のフ
ァンを回転駆動するファンモータとして使用することが
好ましい。この場合、図12に示すように、モータ32
は外転形のモータであるから、ロータ67の外周面部に
ファンの羽根73を直接設けるように構成することが好
ましい。また、第5の実施例においても、第1の実施例
と同様にして種々変形することが可能である。
【0047】尚、上記各実施例においては、インバータ
ユニット16を例えば5種類のモータに共用可能且つ着
脱可能に一体化するように構成したが、2種類、3種
類、4種類、または、6種類以上のモータに共用可能な
ように構成しても良い。また、インバータユニット16
と異なる形状或いは異なる機能(出力性能や制御性能
等)の複数種類のインバータユニットを用意し、各イン
バータユニットを2種類以上のモータに共用可能且つ着
脱可能に一体化するように構成しても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、少なくとも2種類のモータに対して、これらに共通
して利用可能な1種類のインバータユニットを着脱可能
に一体化するように構成したので、用途に応じた多種類
のモータをインバータユニット付きモータとして構成す
る場合、モータとしては用途に応じた種類数だけ製造す
れば良くなり、モータの製造性を向上させることができ
ると共に、設置スペースを小さくし得て、設置作業を簡
単にでき、また、メンテナンスの作業性を向上させるこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すインバータユニッ
ト付きモータの縦断側面図
【図2】インバータユニット付きモータの斜視図
【図3】インバータユニットをモータに取り付ける構成
を示す分解側面図
【図4】インバータユニット付きモータの使用態様を示
す側面図
【図5】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図6】図2相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図9】インバータユニットをモータに取り付ける構成
を示す分解縦断側面図
【図10】インバータユニット付きモータの使用態様を
示す斜視図
【図11】本発明の第5の実施例を示す図1相当図
【図12】インバータユニット付きモータの使用態様を
示す斜視図
【符号の説明】
1はモータ(インバータユニット取付用モータ)、2は
モータ本体、3はモータフレーム、4、5は軸受ブラケ
ット、16はインバータユニット(モータ取付用インバ
ータユニット)、17はユニットケース、18、19は
ボルト(モータ側取付手段)、20、21は貫通孔(ケ
ース側取付手段)、22、23はナット、24は雌形コ
ネクタ(モータ側接続手段)、25は雄形コネクタ(ケ
ース側接続手段)、29、30、31、32はモータ
(インバータユニット取付用モータ)、34はモータ本
体、35はモータフレーム、36、37は軸受ブラケッ
ト、46はモータ本体、52はステータ、53はロー
タ、60はモータ本体を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の用途に使用される複数種類のモー
    タのうちの少なくとも2種類のモータのいずれか一方の
    モータと、 前記2種類のモータを通電制御することが可能な共用の
    インバータ装置を内部に備えた1種類のインバータユニ
    ットとを備え、 前記モータと前記インバータユニットとを着脱可能に一
    体化するように構成したことを特徴とするインバータユ
    ニット付きモータ。
  2. 【請求項2】 種々の用途に使用される複数種類のモー
    タのうちの少なくとも2種類のモータのいずれか一方の
    モータと、 前記2種類のモータを通電制御することが可能な共用の
    インバータ装置を内部に備えた1種類のインバータユニ
    ットと、 前記モータに前記インバータユニットを着脱可能に取り
    付ける取付手段と、 前記モータと前記インバータユニット内のインバータ装
    置とを電気的に接続する接続手段とを備えて成るインバ
    ータユニット付きモータ。
  3. 【請求項3】 前記インバータユニット内のインバータ
    装置に電力を供給する電力供給線を前記インバータユニ
    ットに対して着脱可能に接続する電力供給線接続手段を
    備えたことを特徴とする請求項1または2記載のインバ
    ータユニット付きモータ。
  4. 【請求項4】 種々の用途に使用される複数種類のモー
    タのうちの少なくとも2種類のモータを通電制御するこ
    とが可能な共用のインバータ装置と、 このインバータ装置を収容するユニットケースと、 前記ユニットケースに設けられ、前記ユニットケースを
    前記2種類のモータのいずれに対しても着脱可能に取り
    付けるケース側取付手段と、 前記ユニットケースに設けられ、前記モータと前記ユニ
    ットケース内に収容されれたモータインバータ装置とを
    電気的に接続するケース側接続手段とを備えて成るモー
    タ取付用インバータユニット。
  5. 【請求項5】 前記ユニットケース内のインバータ装置
    に電力を供給する電力供給線を前記ユニットケースに対
    して着脱可能に接続する電力供給線接続手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項4記載のモータ取付用インバータ
    ユニット。
  6. 【請求項6】 種々の用途に使用される複数種類のモー
    タのうちの少なくとも2種類のモータのいずれか一方か
    ら構成されたモータにおいて、 モータ本体に設けられ、前記2種類のモータを通電制御
    する共用可能なインバータ装置を内部に備えた1種類の
    インバータユニットを前記モータ本体に着脱可能に取り
    付けるモータ側取付手段と、 前記モータ本体に設けられ、前記インバータ装置と前記
    モータとを電気的に接続するモータ側接続手段とを備え
    たことを特徴とするインバータユニット取付用モータ。
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