JP3616406B2 - スピンドルモータ - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば光ディスク,磁気ディスク等の記録部材を駆動するスピンドルモータに係り、特に、電源側との着脱が容易なコネクタを備えたスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
記録ディスクを回転するためのスピンドルモータは、ディスクを駆動させるための装置が、そのモータ外部に備えられている。このため、モータ内部と外部装置とを電気的に連絡する必要があり、この場合、電源側との連結が容易で、作業性、保守性を高めるために、電源側との接続用コネクタを固定シャフトに直接装着するようにしたものがある。
【0003】
図7は、このようなスピンドルモータの一例を示したものである。
このスピンドルモータは、基台に装着される取付部Aを一方側に突出形成すると共に他方側に支持軸Bを有するシャフトCと、支持軸Bに軸受Dを介して回転自在に支持され内面にロータマグネットEを固着したロータハブFと、このロータハブF内に収納されロータマグネットEに対向配置されたステータGと、取付部A内に収納された電源側に着脱自在に接続されるコネクタHと、コネクタHのピンと電気結合したコネクタ接続部I及びステータGの下面に装着されたほぼ半円環状のコイル線接続部Jを有するフレキシブル回路基板Kと、を備えている。回路基板Kのコイル線接続部Jは、ステータGのコイル部分に接着剤Lで固定されている。
【0004】
そして、ステータGからのコイル線は、回路基板Kのコイル線接続部Jに設けられた端子部分に、コイル線接続部Jの外周側から回してはんだ付けされ、その後、接着剤Lが充填される。従って、コネクタHを電源側に接続することにより、コネクタH及び回路基板Kを介してコイル線に駆動電流が供給される。
【0005】
また、この種の他のスピンドルモータとして、モータの内部空間と外部装置とを連絡するリード線を、シャフトに貫通孔を設けて通すという方法を採用したものがある。
【0006】
すなわち、図8に示すように、固定シャフトaにロータハブbを一対の軸受cを介して回転自在に支持し、固定シャフトaに嵌合固定したステータdに対向するように、ロータハブbの内壁にロータマグネットjを固定している。固定シャフトaの下端部には、モータ内部空間に通じる貫通孔eが設けてあり、ステータdに巻回されているコイル線gを貫通孔eを通して、固定シャフトaの下端部の貫通孔eに固定したコネクタhに接続される。
【0007】
この場合、ステータdからのコイル線gとコネクタhとの接続は、固定シャフトaの中間部に固定したステータdからのコイル線gを貫通孔eに挿通し、このコイル線gをシャフトaの下端面より、コネクタhにはんだ付けするのに十分な長さを確保して導出しておく。その後、コイル線gをコネクタhの端子にはんだ付けし、引き出したコイル線gを貫通孔eに収納させながらコネクタhを貫通孔eの所定位置に嵌め込む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のスピンドルモータにあっては、図7に示したものの場合、回路基板Kのコイル線接続部Jが接着剤LによりステータGのコイル部分つまり突出部分に直接接続されるため、接着剤Lがコイル部分の外周部上方に回り、回路基板Kにおける接着にむらが生じ易くなり、この結果、回路基板Kに反りや曲がりが発生する問題がある。
【0009】
加えて、ステータGからのコイル線を外周側から回してコイル線接続部Jに接続する必要があるため、コイル線が外周方向にふくらみ易く、ロータハブFにすれる可能性があり、騒音の原因になるばかりでなく、コイル線の断線を招く不都合がある。
【0010】
また、図8に示すスピンドルモータにあっては、固定シャフトaの貫通孔eより引き出したコイル線gを、固定シャフトaの下方でコネクタhにはんだ付するため、コネクタhを貫通孔eに嵌め込んだ際、余分なコイル線gがだぶつき、これを貫通孔e内に収納させることから、貫通孔e内でコイル線g同士が、重なって絡み合うことになる。この結果、コイル線gが貫通孔eの内壁にすれ、コイル線gの断線や絶縁被膜の剥離が起こる可能性がある。その上に、貫通孔eより引き出したコイル線gを個々にコネクタhにはんだ付する作業は、非常に手間がかかり、組立作業性が悪くなる問題を有している。
【0011】
ここで、コイル線を個々にシャフトの貫通孔を通してコネクタに接続する不具合を解消するために、フレキシブル回路基板を用い、コイル線が接続された回路基板を貫通孔に通してコネクタに接続することも考えられるが、コイル線の線数のリード部を備えたフラットな回路基板はその幅が大きくなるため、その貫通孔への挿通が困難になる新たな問題を生じる。
【0012】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に留意してなされたものであり、その目的とするところは、ステータからのコイル線をフレキシブル回路基板を用いてコネクタに接続する場合に、回路基板を効果的に補強でき、コイル線の接続を確実かつ安全に行い得るスピンドルモータを提供することにある。また、フレキシブル回路基板を用い固定シャフトの貫通孔を通してコネクタに接続する場合に、その挿通作業が容易に行えるスピンドルモータを提供することにある。さらに、固定シャフトの貫通孔を通してステータのリード線をコネクタに接続する場合に、その接続作業が良好なスピンドルモータを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のスピンドルモータにおいては、基台に装着される取付部を一方側に突出形成すると共に他方側に支持軸を有するシャフトと、支持軸に軸受を介して回転自在に支持され内面にロータマグネットを固着したロータハブと、このロータハブ内に収納されロータマグネットに対向配置されたステータとを有し、
取付部内に電源側に着脱自在に接続されるコネクタを収納し、取付部の外側に、ステータの一方側に配置された補強板を固定すると共に、この補強板の一方側の面に、コネクタのピンと電気結合したコネクタ接続部及びほぼ半円環状のコイル線接続部を有するフレキシブル回路基板を装着し、補強板に、コイル線接続部の内周縁より内側に位置する開口を形成し、ステータのコイル線を、開口を通して補強板の一方側に案内し回路基板の一方側の面の端子部に接続したことを特徴とするものである。
【0014】
この場合、補強板を円環状に形成し、この補強板に回路基板の内周縁より内側から外周方向に切り欠いた切り欠きを形成し、前記開口を切り欠きの内周縁と回路基板の内周縁とで囲んで形成することが望ましい。
【0015】
また、本発明のスピンドルモータは、前記目的を達成するために、固定シャフトと、この固定シャフトに軸受を介して回転支持され内周にロータマグネットを固着したロータハブと、このロータハブ内に収納されロータマグネットに対向するよう配置されたステータと、シャフト内に形成されステータの近傍からシャフトの端部に連通する貫通孔と、この貫通孔のシャフトの端部側に嵌着されるコイル線接続用のコネクタと、を備え、
前記シャフトに、貫通孔をステータの近傍に開口する一対の連通孔を形成し、一端にコイル線接続部、他端にコネクタ接続部をそれぞれ形成した一対のフレキシブル回路基板を設け、両コイル線接続部をそれぞれステータに直接または隣接して取り付け、両コネクタ接続部をそれぞれ連通孔より貫通孔に案内してコネクタのピンに接続することを特徴としている。
【0017】
【作用】
前述した本発明にあっては、第1のスピンドルモータの場合、ステータの一方側に配置された補強板の一方側の面に、コネクタのピンと電気結合したコネクタ接続部及びほぼ半円環状のコイル線接続部を有するフレキシブル回路基板を装着したので、回路基板に反りや曲がりを生じることがない。また、補強板に、コイル線接続部の内周縁より内側に位置する開口を形成し、ステータのコイル線をこの開口を通して補強板の一方側に案内し、回路基板の一方側の面の端子部に接続したので、コイル線を外周側から引き込むことがなく、コイル線がロータハブ等にすれることを回避できる。
【0018】
また、第2のスピンドルモータの場合、ステータから引き出されたコイル線と、シャフト内の貫通孔の端部側に嵌着されたコネクタとの接続に一対のフレキシブル回路基板を用いることから、両回路基板の個々の幅寸法を小さくでき、これらをシャフトに形成した一対の連通孔から貫通孔に簡単に挿通でき、コネクタへの接続が容易となる。
【0020】
【実施例】
本発明の実施例につき、図1〜図6を用いて説明する。
まず、第1の実施例を図1及び図2を用いて説明する。
【0021】
これらの図面に示すように、本実施例のスピンドルモータ1は大別してシャフト4と、ロータハブ5と、ステータ6と、コネクタ2と、フレキシブル回路基板(以下、FPCという)3及びOリング7等から構成される。
【0022】
シャフト4は、円板状のベース台8とその一方側(図1では下方側)に向かって突出する取付部9と他方側(図1では上方側)に突出する支持軸10とを一体的に形成したものからなる。取付部9の内部にはコネクタ2を収納するための内孔11が下方に向かって開口形成され、内孔11の上方側は支持軸10の貫通孔12と連通する。
【0023】
取付部9の外周には装置の基台(図示せず)に螺着するねじ部14が形成され、そのベース台8と連結する付根にはOリング7の嵌まり込む溝15が形成される。図2に示すように、取付部9の円周の一部には取付部9を半径方向に沿って切断するキー溝16および切欠き17が形成される。なお、キー溝16はベース台8の下面側にも形成される。一方、支持軸10の貫通孔12の上方側には取り付けねじ孔18が形成される。
【0024】
ロータハブ5は図略の磁気ディスク等が固定される外周形状を有する外壁部19と空間20を介して中心よりに形成される内壁部21とを一体的に形成する回転体からなる。外壁部19の内面にはロータマグネット22が固定される。また、内壁部21と中心シャフト部4の支持軸10間には上方軸受23および下方軸受24が介設される。それにより、ロータハブ5はシャフト4に枢支される。
【0025】
なお、図1に示すように、上方軸受23の外側には支持軸10の上端側に嵌入された軸受カバー25が配設され、この軸受カバー25によって構成されるラビリンス構造により、防塵等の流出が防止される。
【0026】
ステータ6は、コイル26と、コイル26が巻回されるステータコア27等からなり、本実施例では三相モータを形成する形状のものからなる。なお、ステータコア27はシャフト4のベース台8に固定され、ロータハブ5の前記空間20内に収納される。
【0027】
コネクタ2は、本実施例ではコネクタ本体28と、三相モータ用の4本のピン29からなる。なお、コネクタ本体28はシャフト4の取付部9の内孔11に着脱可能に装着される外周形状を有すると共に、キー溝16に係止する係止部30を突出形成している。
【0028】
FPC3は、シャフト4のベース台8の外周に固定された円環状の補強板32の下面に接着されている。このFPC3は、コネクタ2の上端側のピンが嵌入される嵌まり込み孔を有しコネクタ本体28とほぼ同径の円板部34と、中心シャフト部4の切欠き17に嵌まり込むネック部35と、円周方向に沿って展開する弧状部36とを有し、弧状部36にはピンに対応する半田部37が形成される。
【0029】
また、補強板32には、FPC3の各半田部37に対応する位置に、弧状部36の内周縁より内側から外周方向に切り欠いた切り欠き33が形成され、この切り欠き33の内周縁と弧状部36の内周縁とで囲まれた位置に開口38が形成されている。
【0030】
FPC3はその円板部34をコネクタ2のピン29に嵌め込みネック部35をキー溝16に沿わせて水平に配設される。また、ステータ6のコイル26のコイル線端部は、補強板32の切り欠き33と弧状部36とで囲まれた開口38を通して下方へ案内され、弧状部36の半田部37に半田付けされる。
【0031】
ここで、FPC3におけるコイル線の接続位置としては、シャフト4の取付部9の装置基台との位置関係からできるだけ外周側つまりロータハブ5の外周壁19側に位置することが望ましい。しかし、従来技術で述べたように、コイル線をFPC3の外周側から引き回すことは回転体との擦れ、接触の危険があり、避ける必要がある。
【0032】
前記実施例にあっては、補強板32の切り欠き33と弧状部36とで囲まれた開口38を通してコイル26のコイル線端部を下方へ案内し、ロータハブ5の外周側に配置された弧状部36の半田部37に半田付けするため、コイル線をFPC3の外周側から引き回すことなくコイル線の接続位置をできるだけ外周側に設定することができる。
【0033】
次に、本発明の第2の実施例を、図3及び図4を用いて説明する。
固定シャフト51に外嵌固定されたステータ52は、珪素鋼板製のステータコアとこのステータコアに巻回されたステータコイルから構成され、固定シャフト51にアルミニウム製の略円筒状のロータハブ54が一対の軸受55,56を介して回転自在に支持されている。ロータハブ54は、上端部に軸受55を支持する内周突出部54aと外周に記録ディスクが装着される外径部54bとを有し、ロータハブ54の外周部54bの下端部には、ディスクを支持するために外方に張り出した外方張出し部54cを備えている。ロータハブ54の外周部54bの内壁には、円環状のロータマグネット57がステータ52に対向して固着されている。
【0034】
固定シャフト51は、円板状のベース台58とその一方側(図5では下方側)に向かって突出する取付部59と他方側(図1では上方側)に突出する支持軸60とを一体的に形成したものからなる。取付部59の内部にはコネクタ61を収納するための内孔62が下方に向かって開口形成され、内孔62の上方側は支持軸60中腹から下方側に形成された貫通孔63と連通する。
【0035】
固定シャフト51の支持軸60の上端部には軸受55が予圧付与を兼用したラビリンス部材64を介して配置され、この軸受55の上面を覆うように内周突出部54aに設けられたクランプねじ部54dとラビリンス部材64との間にラビリンスシール構造を形成する微小ギャップが設けられている。
【0036】
固定シャフト51の支持軸60の下端部には軸受56が配置され、この軸受56とロータハブ54の外周部54b下端開口部との間に環状ブッシュ65が嵌合され、環状ブッシュ65とベース台58との間にラビリンスシール構造を形成する微小ギャップが設けられている。
【0037】
コネクタ61は、コネクタ本体66と、三相モータ用の4本のピン67からなる。コネクタ本体66はシャフト51の取付部59の内孔62に着脱可能に装着される外周形状を有すると共に、キー溝68に係止する係止部69を突出形成している。
【0038】
固定シャフト51の支持軸60には、貫通孔63をステータ52の近傍に開口する一対の連通孔70が形成されている。ステータ52からの4本のコイル線は一対のフレキシブル回路基板71を用いてコネクタ61に接続される。すなわち、フレキシブル回路基板71は一端にコイル線接続部72を、他端にコネクタ接続部73をそれぞれ形成しており、両回路基板71のコイル線接続部72をそれぞれステータ52の下面に直接取り付け、両コイル線接続部72に2本ずつのコイル線を接続すると共に、それぞれのコネクタ接続部73を両連通孔70よりそれぞれ貫通孔63に案内し、コネクタ61のピン67に接続している。
【0039】
両回路基板71のコネクタ線接続部73は、図4に示すようにほぼ半円状に形成され、コネクタ本体66の上面に左右から案内され、それぞれピン67に2本ずつ半田付けにより接続される。両回路基板71は全く同一のものが使用されている。
【0040】
このような構成のスピンドルモータにあっては、2つの同一構成のフレキシブル回路基板71を用いてコイル線をコネクタ61に接続するため、各回路基板71にステータ52からのコイル線の半数を分担してコネクタ61に接続すればよくなり、回路基板71の幅寸法を半減でき、これを連通孔70より貫通孔63に案内しやすくなり、作業性が向上する結果になる。
【0041】
次に、第3の実施例を、図5及び図6を用いて説明する。なお、前記と同一符号のものは同一もしくは相当するものを示すものとする。
【0042】
この実施例では、固定シャフト51の支持軸60にステータ52の近傍からシャフト51の端部に連通する貫通孔63を形成すると共に、この貫通孔63をステータ52の下面に開口する1個の連通孔70を形成し、ステータ52から引出される4本のコイル線74をこの連通孔70及び貫通孔63を通して、シャフト51の取付部59の内孔62に装着されたコネクタ66に接続するようにしている。
【0043】
前記コネクタ61のコネクタ本体66には、電源側に接続される下側の外部接続用ピン部とこれとは反対側の内部接続用ピン部を設けたピン67がモールドされており、ステータ52から引き出されたコイル線74の先端にピン67の内部接続用ピン部に抜き差し自在に装着される接続金具75が接続されている。
【0044】
この接続金具75は、円筒状に折曲げ形成された差し込み部75aとこれに連続的に設けられた接続片75bとを備えてなり、接続片75bにコイル線74の先端部がからげられかつ半田付けされ、差し込み部75aがピン67の内部接続用ピン部に抜き差し自在に装着されている。差し込み部75aはその内径がピン67の外径より小さく形成されかつ内外周方向に弾性を有し、内部接続用ピン部に接圧をもって差し込まれている。
【0045】
このような構成のスピンドルモータにあっては、予めコイル線74の先端に接続金具75を接続しておくことにより、組立時にステータ52からのコイル線74を連通孔70より貫通孔63に通してこれを貫通孔63より引き出し、外部において接続金具75をコネクタ61に接続した後、コネクタ61を取付部59の内孔62に装着すればよく、組立時に個々のコイル線74をコネクタ61のピン67に半田付けする必要がなく、組立作業性が非常に高まる効果が得られる。
【0046】
なお、図6において、76はディスク装置等の基台であり、取付部58のねじ部59を基台76の取付孔77に嵌め込み、このねじ部59にナット78を螺合することによりスピンドルモータを固定することができる。
【0047】
以上、本発明に従うスピンドルモータの実施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更が可能である。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載する効果を奏する。
請求項1に記載のスピンドルモータにあっては、ステータの一方側に配置された補強板の一方側の面に、コネクタのピンと電気結合したコネクタ接続部及びほぼ半円環状のコイル線接続部を有するフレキシブル回路基板を装着したので、回路基板に反りや曲がりを生じることがなく、しかも、補強板に、コイル線接続部の内周縁より内側に位置する開口を形成し、ステータのコイル線をこの開口を通して補強板の一方側に案内し、回路基板の一方側の面の端子部に接続したので、コイル線を外周側から引き込むことがなく、コイル線がロータハブ等にすれることを回避できる。
【0049】
この場合、円環状の補強板に回路基板の内周縁より内側から外周方向に切り欠いた切り欠きを形成し、前記開口を切り欠きの内周縁と回路基板の内周縁とで囲んで形成すれば、開口の形成が容易になる効果が得られる。
【0050】
また、請求項3に記載のスピンドルモータにあっては、ステータから引き出されたコイル線と、シャフト内の貫通孔の端部側に嵌着されたコネクタとの接続に一対のフレキシブル回路基板を用いることから、両回路基板の個々の幅寸法を小さくでき、これらをシャフトに形成した一対の連通孔から貫通孔に簡単に挿通でき、コネクタへの接続が容易となり、作業性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うスピンドルモータの第1の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の下面図である。
【図3】本発明に従うスピンドルモータの第2の実施例を示す断面図である。
【図4】図3のコネクタ部分の平面図である。
【図5】本発明に従うスピンドルモータの第3の実施例を示す断面図である。
【図6】図5のコネクタ部分の斜視図である。
【図7】従来のスピンドルモータの断面図である。
【図8】従来の他のスピンドルモータの断面図である。
【符号の番号】
2、61 コネクタ
3、71 フレキシブル回路基板(FPC)
4、51 固定シャフト
5、54 ロータハブ
8、58 取付部
10、60 支持軸
12、63 貫通孔
22、57 ロータマグネット
23、24、55、56 軸受
26、52 ステータ
32 補強板
38 開口
70 連通孔
74 コイル線
75 接続金具

Claims (3)

  1. 基台に装着される取付部を一方側に突出形成すると共に他方側に支持軸を有するシャフトと、
    前記支持軸に軸受を介して回転自在に支持され内面にロータマグネットを固着したロータハブと、
    該ロータハブ内に収納され前記ロータマグネットに対向配置されたステータとを有するスピンドルモータであって、
    前記取付部内には電源側に着脱自在に接続されるコネクタが収納され、
    前記取付部の外側には、前記ステータの一方側に配置された補強板が固定されると共に、該補強板の一方側の面に、前記コネクタのピンと電気結合したコネクタ接続部及びほぼ半円環状のコイル線接続部を有するフレキシブル回路基板が装着され、
    前記補強板に、前記コイル線接続部の内周縁より内側に位置する開口が形成され、
    前記ステータのコイル線が、前記開口を通して前記補強板の一方側に案内され前記回路基板の一方側の面の端子部に接続されている、
    ことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 前記補強板は円環状に形成され、前記補強板に前記回路基板の内周縁より内側から外周方向に切り欠いた切り欠きが形成され、前記開口が前記切り欠きの内周縁と前記回路基板の内周縁とで囲まれて形成されている請求項1記載のスピンドルモータ。
  3. 固定シャフトと、
    該固定シャフトに軸受を介して回転支持され内周にロータマグネットを固着したロータハブと、
    該ロータハブ内に収納され前記ロータマグネットに対向するよう配置されたステータと、
    前記シャフト内に形成され前記ステータの近傍から前記シャフトの端部に連通する貫通孔と、
    該貫通孔の前記シャフトの端部側に嵌着されるコイル線接続用のコネクタと、
    を備えたスピンドルモータであって、
    前記シャフトには、前記貫通孔を前記ステータの近傍に開口する一対の連通孔が形成され、
    かつ、一端にコイル線接続部、他端にコネクタ接続部がそれぞれ形成された一対のフレキシブル回路基板が設けられ、
    前記両コイル線接続部がそれぞれ前記ステータに直接または隣接して取り付けられ、前記両コネクタ接続部がそれぞれ前記連通孔より前記貫通孔に案内されて前記コネクタのピンに接続されている、
    ことを特徴とするスピンドルモータ。
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