JP2000154121A - 発毛育毛組成物 - Google Patents

発毛育毛組成物

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JP2000154121A
JP2000154121A JP10346550A JP34655098A JP2000154121A JP 2000154121 A JP2000154121 A JP 2000154121A JP 10346550 A JP10346550 A JP 10346550A JP 34655098 A JP34655098 A JP 34655098A JP 2000154121 A JP2000154121 A JP 2000154121A
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seed
seeds
hair
rice vinegar
acid
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JP10346550A
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Toshihiko Ono
利彦 小野
Takeo Watanabe
武雄 渡辺
Mitsuo Hatanaka
光男 畑中
Hiromitsu Miura
広光 三浦
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明確な発毛効果を示す発毛育毛組成物を提供
することを課題とする。 【解決手段】 種実類の少なくとも1種類と米酢とを含
む種実類米酢液を有効成分として含有する組成物を使用
することにより得られる発毛効果により、薄毛の予防及
び、治療を行うことが可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発毛育毛組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、α,α−トレハロースと水溶性高
分子との組み合わせを有効成分とする発毛組成物が提案
されている(例えば、特開平7−53335号公報、特
開平8−20514号公報、特開平8−40846号公
報及び、特開平8−73321号公報)。また、従来か
ら、育毛剤の成分として、頭皮を清潔に保つ成分、毛細
血管を拡張し血行を促進して毛根に栄養を行き渡らせや
すくする成分、タンパク質やアミノ酸を直接補給する成
分、薄毛の大きな原因である男性ホルモンを抑制する成
分が使用されている。しかしながら、現在もなお、薄毛
の予防効果及び、治療効果を有する新しい有効成分の提
案が熱望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄毛の予防
及び、治療に効果を持つ、全く新しいタイプの優れた発
毛育毛組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、種
実類米酢液を有効成分とする組成物に優れた発毛育毛効
果があることを見いだし、本発明を完成した。
【0005】本発明の有効成分である種実類米酢液と
は、次のようものである。種実類米酢液は種実類と米酢
とを混合して調製することができる。種実類は、植物種
子の内、食用に供される種実類を含む種実類を意味す
る。種実類としては、アーモンド、アサの実、ギンナ
ン、クリ、ケシの実、ゴマ、シイの実、トチの実、ハス
の実、ヒシの実、ヒマワリの種、マツの実、ラッカセ
イ、スギの実、ネズミモチの実、ザクロの実、アセビの
実を例示することができる。これらの種実類は保存の目
的で乾燥したものであっても、未乾燥の種実類であって
も差し支えない。米酢は、日本食品成分表に、食酢・米
酢と記載されている醸造酢の1種類である。米酢は米を
原料とする醸造酢の1種で、製造の条件等により、含有
成分は多少異なるが、通常、日本食品成分表に記載され
ているように、酢酸4.5%、炭水化物の糖質5g、灰
分0.7g等の成分が含まれている。糖質の含有量の多
い点で食酢・穀物酢及び、食酢・果実酢と著しくことな
っている。
【0006】種実類米酢液は、次のようにして調製す
る。種実類は、デパートもしくは、スーパーマーケット
の食料品売り場、食料品店もしくは、八百屋で市販され
ているものを購入したり、山野に自生もしくは、畑に栽
培しているものを収穫して、本発明の目的に使用するこ
とができる。例えば、アーモンド、アサの実、エゴマ、
カシューナッツ、カヤの実、ギンナン、クリ、クルミ、
ケシの実、ココナッツ、ゴマ、シイの実、トチの実、ハ
スの実、ヒシの実、ビスタチオ、ヒマワリの種、ブラジ
ルナッツ、ヘーゼルナッツ、ペカン、マカダミアナッ
ツ、マツの実、ラッカセイ、スギの実、ネズミモチの
実、ザクロの実、カボチャの種を例示することができ
る。これらの種実類は保存の目的で乾燥したものであっ
も、未乾燥のものであってもよい。種実類中、クリ、ギ
ンナン、ゴマ、スギの実、ネズミモチの実を本発明の目
的に好ましく使用できる。米酢は、食料品店で市販され
ているものを使用することができる。
【0007】調製方法は、−10〜60℃、通常、室温
下で行う。種実類から混入物を取り除き、付着している
埃や取り除けなかった小さな混入物を水洗いして除き、
水気をきり、さらに木綿布で付着している水を除く。つ
いで、種実類と米酢とをミキサー等で粉砕混合する。種
実類と米酢の使用割合(種実類/米酢)は、特に限定は
ないが、好ましくは、g/gで、0.01〜30、より
好ましくは、0.05〜3である。種実類米酢液の調製
に使用することができる種実類は、乾果・液果に分類し
た場合に、いずれでも使用することができる。乾果は、
さらに、穎果、翼果、堅果、痩果、莢果、サク果等に分
類できるが、いずれでも使用することができる。液果
は、さらに、漿果、多肉果、湿果等に分類できるが、い
ずれでも使用することができる。さらに、成熟前の種実
でも、成熟後の種実でも、いずれでも使用することがで
きる。その上さらに、種実以外の部分も使用することが
できる。種実以外の部分を例示すれば、外皮(例えば、
毬や鬼皮)、外皮の内側にある薄い皮(渋皮、甘皮と呼
ばれる)及び、果皮(例えば、核果の外果皮、中果皮及
び、内果皮。乾燥して木質または革質となる前の、乾果
の果皮)等を上げることができる。粉砕混合物を、フタ
付きのガラス製広口ビン等の容器に移し、室温下、0.
5〜30日間、好ましくは、3〜20日間、より好まし
くは、5〜12日間静置し、必要に応じて固形分をろ過
や遠心分離で除いて、種実類米酢液を調製することがで
きる。なお、この静置時間は、調製温度により、温度が
高ければ、短時間に、温度が低ければ、長時間に変動さ
せることにより種実類米酢液の有効性の最適化に適した
期間を選択することができる。
【0008】上記の様にして調製した、種実類米酢液の
発毛育毛効果の確認は、以下に記載する(II)の方法
により行うことができる。ヘアサイクルが休止期状態に
あるC3Hマウス(雄8週齢)の刈毛背部皮膚での試験
で下記の2つの作用が観察できる。 (I)育毛効果:これはヘアサイクルが成長期状態にあ
る皮膚を用いた試験方法である。刈毛した箇所を除毛ク
リーム処理することにより休止期が成長期に転換するこ
とを利用した方法である。薬剤未塗布区や水及び、アル
コール塗布区でも発毛が観察されるので、薬剤塗布区と
の発毛面積率や育毛速度の差により、育毛効果が判定で
きる。 (II)発毛効果:これはヘアサイクルの休止期状態が
継続している皮膚を用いた試験方法である。除毛クリー
ム処理を行わなければ、約14週齢まで休止期が継続す
る。この期間内の皮膚では薬剤未塗布区や水及び、アル
コール塗布区で、全く発毛が見られない。薬剤塗布区の
発毛面積率により、発毛効果(休止期打破作用)の有無
と程度が判定できる。
【0009】本発明の種実類米酢液はそのままで使用す
ることも種々の剤形に製剤して使用することもできる。
製剤形態には、水希釈剤、水性溶媒希釈剤、水性懸濁
液、乳液、クリーム、ゲル、エアゾール等の液剤形態を
例示することができる。これらの剤形で使用するため
に、剤形の安定化に必要な構成成分を加えても差し支え
ない。水性溶媒として、エチルアルコール及び、イソプ
ロピルアルコール(以下、この2種類のアルコールをま
とめてアルコール類と記載する。)を各々単独でもしく
は、両方を混合して使用することが可能であり、水とア
ルコール類を混合して使用することも可能である。この
アルコール類と水を溶媒とする液剤中の、アルコール類
の使用量(重量%)は、好ましくは、1〜85%であ
る。本明細書では、液剤中のアルコール類の使用量によ
り、次のように分類して記載する。 多水性液剤:アルコール類の使用量、20%未満。 中水性液剤:アルコール類の使用量、20%以上〜70
%未満。 少水性液剤:アルコール類の使用量、70%以上。
【0010】さらに、本発明の組成物には、種実類米酢
液の効果を損なわない範囲で、次のような物質を加える
ことができる。 血行促進・血流改善を行い毛根に栄養を行き渡らせや
すくする物質:センブリエキス、α−トコフェロール、
β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフ
ェロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネ
ート、等のビタミンE及び、その誘導体、セファランチ
ン、トウガラシチンキ、朝鮮人参エキス、塩化カルプロ
ニウム、ニコチン酸メチル、ニコチン酸ベンジル、サン
ザシエキス、ショウキョウチンキ、サンショウエキス、
トウキエキス、ジイソプロピルアミンジクロロアセテー
トのようなジアルキルモノアミン誘導体、カンタリスチ
ンキ及び、ノナン酸バニリルアミド。
【0011】ビタミン・栄養を毛根に直接補給する物
質:パントテン酸及び、その誘導体、D−パントテニル
アルコール、D−パントテニルエチルエーテル、塩酸ピ
リドキシン、ビオチン、ニコチン酸アミド、溶性シスチ
ン、L−メチオニン、L−セリン及び、牛乳蛋白加水分
解物。
【0012】種々の作用により頭皮の清潔性を保つ物
質: (抗炎症剤)甘草エキス、グリチルリチン酸ジカリウ
ム、グリチルレチン酸及び、その誘導体、塩酸ジフェン
ヒドラミン、ヒドロコルチゾン及び、マレイン酸クロル
フェニラミン。 (角質溶解剤)サリチル酸、レゾルシン、フェノ−ル、
乳酸及び、尿素。
【0013】(殺菌剤)ヒノキチオ−ル、オルソメトキ
シシンナムアルデヒド、パラオキシ安息香酸メチル、パ
ラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル
等のパラベン類、イソプロピルメチルフェノ−ル、ソル
ビン酸、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
テゴ−51及び、パラクロロメタキシレノ−ル。
【0014】(脂質代謝促進・抗脂漏剤)カシュウ、イ
オウ、S−カルボキシメチルシステイン、S−ベンジル
システアミン及び、チオキソロン。 (保湿剤)ニンニクエキス、海草エキス、プロピレング
リコ−ル、トリコサッカライド、ピロリドンカルボン酸
ナトリウム、プラセンタエキス、アロエエキス、マイカ
イ花エキス、イチョウエキス、シイタケエキス、フキタ
ンポポエキス、グリセリン、霊之エキス、竹節人参エキ
ス及び、サフランエキス。
【0015】抗男性ホルモン剤として薄毛の大きな原
因を取り除く物質:エストリオール、エストロン、17
β−エストラジオール、エチニルエストラジオール、エ
ストラジオ−ル及び、その誘導体、オキセンドロン及
び、4−アンドロステン−3,17−ジオン−17−サ
イクリックエチレンケタール及び、その誘導体。
【0016】構造式中に、親水基を有する親水性高分
子:天然、半合成、合成の如何を問わない。本発明で使
用できる親水性高分子として、下記のものを例示でき
る。植物系天然高分子として、アラビアガム、トラガカ
ントガム、カラヤガム、グアーガム、ローストビーンガ
ム、クインスシードガム、タラガム、タマリンドガム、
ペクチン、アルゲコロイド(カッソウエキス)、カラギ
ーナン及び、ガラクタン。
【0017】微生物系天然高分子として、キサンタンガ
ム、サクシノグルカン、ザンコート、ザンフロー及び、
プルラン。動物由来の高分子として、キトサンまたは、
その塩、カルボキシメチルキチンまたは、その塩、グリ
コールキチン、キチンサルフェートまたは、その塩、コ
ラーゲン、カゼイン、アルブミン及び、ゼラチン。デン
プン系高分子として、カルボキシメチルデンプン及び、
メチルヒドロキシプロピルデンプン。セルロース系高分
子として、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、
ヒドロキシプロピルセルロース及び、カルボキシメチル
セルロースナトリウム塩。
【0018】アルギン酸系高分子として、アルギン酸ナ
トリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウ
ム及び、アルギン酸プロピレングリコールエステル。ポ
リビニル系高分子として、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン及び、カ
ルボキシビニルポリマー(カーボポール)。アクリル酸
系高分子として、ポリアクリル酸ナトリウム。ムコ多糖
類として、ヒアルロン酸及び、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、デルマタン硫酸、デルマタン硫酸ナトリウム、ヘパ
ラン硫酸及び、ヘパラン硫酸ナトリウム。これらの親水
性高分子は、市販品を用いても、文献に記載の方法で調
製してもよい。
【0019】単糖、二糖及び、オリゴ糖からなる群
(以下、この3群をまとめて糖類と記載する) これらの糖類は、糖鎖長が20以下の単糖、二糖、オリ
ゴ類であれば特に制限されないが、例示すれば、ブドウ
糖、キシロース、果糖、ガラクトース、アラビノース、
マンノース、蔗糖、乳糖、パラチノース、マルトース、
セロビオース、ラフィノース、フルクトオリゴ糖類、イ
ソマルトオリゴ糖類、キシロオリゴ糖類、デキストリン
類、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリ
ン、γ−シクロデキストリン(α、β、γ各シクロデキ
ストリンを、総称して、シクロデキストリンと記載す
る)または、トレハロースをあげることができる。これ
らの糖類は、1種類のみを使用することも、2種類以上
を混合して使用することもできる。また、これらに異性
体がある場合には、単独あるいは混合物のいずれでも使
用することができる。これらの糖類はいずれも、文献記
載の方法、または、公知の方法で調製して使用すること
も、市販品を使用することもできる。これらの糖類の中
で、好ましいものには次のようなものがある。括弧()
内に、液剤への好ましい含有量を、重量%で示した。ト
レハロース(0.1〜5)及び、シクロデキストリン
(0.1〜5)。
【0020】使用感を改善する油分:白色ワセリン、
流動パラフィン、固形パラフィン、セレシン、マイクロ
クリスタリンワックス、コレステロール、スクワラン、
馬油脂、オリーブ油、ローズヒップ油、ミンク油、ホホ
バ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、硬化パーム油、ミツ
ロウ、パルミトレイン酸、リノール酸、リノレン酸、オ
レイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、
ラウリン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコー
ル、ラウリルアルコール及び、オレイルアルコール。
【0021】界面活性剤:イソオクタン酸セチル、ミ
リスチン酸イソプロピル、カプリン酸エチル、カプリル
酸エチル、オレイン酸エチル、モノステアリン酸グリセ
リン、モノオレイン酸プロピレングリコール、モノオレ
イン酸グリセリン、モノカプリン酸ソルビタン、クエン
酸モノステアリン酸グリセリン、ジステアリン酸ジグリ
セリン、モノラウリン酸デカグリセリル等のエステル、
シリコーンオイル、ポリオール変性シリコーン、シリコ
ーン樹脂等のシリコーン誘導体、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤。
【0022】N−アシルアミノ酸塩、N−アシルサルコ
シン塩、エデト酸塩、ラウリル硫酸塩、アルキル燐酸エ
ステル塩、アシルメチルタウリン塩等の陰イオン性界面
活性剤。アルキルトリメチルアンモニウム、ジアルキル
ジメチルアンモニウム、アルキル−N,N−ジアルキル
アミノ酢酸エステル等の陽イオン性界面活性。レシチ
ン、ベタイン、イミダゾリン、アミンオキシド等の両性
界面活性剤。
【0023】着色剤:青色1号、紫色401号、黄色
5号及び、感光素301号。 (10)清涼刺激剤:L−メント−ル、ハッカ油。 (11)pH調節剤:L−アスパラギン酸、L−グルタミン
酸、アルギニン、クエン酸、ジイソプロパノールアミ
ン、リン酸緩衝液、塩酸、酒石酸、酢酸、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、乳酸。 (緩衝剤)アミノ酢酸、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、ヒンド−ゴーヤン(Hind−Goyan)緩衝液
[リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、
塩化ナトリウムから成る]、ブリットン−ロビンソン
(Britton−Robinson)緩衝液[リン
酸、酢酸、ホウ酸、水酸化ナトリウムから成る]、ホウ
砂、ホウ酸、リン酸、リン酸のアルカリ金属塩(リン酸
水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水
素カリウム、リン酸二水素ナトリウム)、リン酸塩緩衝
液、酢酸、酢酸ナトリウム、酢酸ナトリウム緩衝液、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム。
【0024】(12)無機顔料:オキシ塩化ビスマス、カー
ボンブラック、カオリン、カラミン、クレー、グンジョ
ウ、ケイ酸マグネシウム、タルク、チタン白、ベンガ
ラ、ベントナイト、マイカ、リトポン、亜鉛華、雲母チ
タン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、酸化ジルコニ
ウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸
化クロム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケ
イ酸、硫酸バリウム。
【0025】種実類米酢液の配合量は通常、組成物重量
に対して1〜95重量%、好ましくは2〜40重量%、
より好ましくは4〜20重量%である。本発明の発毛育
毛組成物は次のように使用する。通常、発毛育毛組成物
を1日あたり1〜3回、好ましくは、朝夕2回塗布す
る。通常、1週間の内の3〜7日塗布することを、数週
間〜数カ月間程度継続することにより本発明の目的であ
る発毛育毛効果を確認することをができる。
【0026】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらによって限定されるものではない。 ゴマ[食料品店で調製当日に購入した、イロ、ツヤが良
く新鮮なクロゴマ] ゴマ[食料品店で調製当日に購入した、イロ、ツヤが良
く新鮮な、予め挽いたクロゴマ] クリ[調製当日に採取した、緑色の実に緑色の毬をかぶ
ったクリ] スギ[調製当日に収穫した、鱗片の間に種子を抱えてい
る黄褐色のスギの球果] ネズミモチ[調製当日に収穫した、紫黒色のネズミモチ
の核果] アセビ[調製当日に収穫した、茶褐色のアセビのサク
果] カボチャ[食料品店で調製当日に購入した、カボチャ
{直径20cm、果皮色(緑)、果面のこぶ状隆起
(無)}をふたつに割り、取り出して、水洗いし、乾い
た布巾で水気を除いた種] 米酢[(株)中埜酢店。(商標)ミツカン純米酢。酸度
4.5]
【0027】調製例1 ゴマ米酢液の調製 ゴマ50gと米酢400gとを入れジューサーミキサー
で粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付きのガラス製広口
ビンに移し1週間保管した。ついで、晒しを濾布に使用
して濾過し、濾液として、ゴマ実米酢液を調製した。以
下の試験例において、調製物1と記載する。
【0028】調製例2 ゴマ米酢液の調製 予め挽いたゴマ50gと米酢400gとを入れジューサ
ーミキサーで粉砕混合しし、混合物を1Lのフタ付きの
ガラス製広口ビンに移し6週間保管した。ついで、晒し
を濾布に使用して濾過し、濾液として、ゴマ実米酢液を
調製した。以下の試験例において、調製物2と記載す
る。
【0029】調製例3 クリ米酢液の調製 室温下、毬を被っているクリに圧搾空気を吹きかけて埃
を除き、毬の一部を破り実が見えるようにした毬を被っ
たクリ36gを秤取り、米酢180gを入れジューサー
ミキサーで粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付きのガラ
ス製広口ビンに移し、1週間保管した。ついで、晒しを
濾布に使用して濾過し、濾液として、クリ米酢液を調製
した。以下の試験例において、調製物3と記載する。
【0030】調製例4 スギ米酢液の調製 室温下、スギの球果を水洗いして、乾いたふきんで水気
を除き、36gを秤取り、米酢180g入れジューサー
ミキサーで粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付きのガラ
ス製広口ビンに移し、1週間保管した。ついで、晒しを
濾布に使用して濾過し、濾液として、スギ米酢液を調製
した。以下の試験例において、調製物4と記載する。
【0031】調製例5 ネズミモチ米酢液の調製 室温下、ネズミモチの核果を水洗いして、乾いたふきん
で水気を除き、36gを秤取り、米酢180g入れジュ
ーサーミキサーで粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付き
のガラス製広口ビンに移し、1週間保管した。ついで、
晒しを濾布に使用して濾過し、濾液として、ネズミモチ
米酢液を調製した。以下の試験例において、調製物5と
記載する。調製例1〜5に準じた操作で、表1の第1表
に示す各種の種実類米酢液を調製し、試験に供した。調
製物番号と試験番号とは、第1表のような対応関係にあ
る。
【0032】
【表1】 A):米酢180gあたりの種実類の使用量 B):予め挽いたゴマ
【0033】試験例1 発毛効果試験 各試験区あたり10匹のC3H/NeHマウス(雄、8
週齢)の背部を電気バリカンで刈り込み、左側半分に、
1匹に付き、1液剤の1塗布あたり、0.1mlを塗布
量として使用し、調製物1〜4を1日あたり1回、1週
間の内の月曜日〜土曜日の6日間に、6週間塗布を行っ
た。塗布を刈毛の翌日から開始し、開始後42日目に、
発毛部分の面積を測定、発毛面積率を計算し、下記の判
定基準で評価点を求めた。結果を表2の第2表に記載し
た。
【0034】 評価点 判定基準 5 周囲の非刈毛部の60%以上の発毛。 4 周囲の非刈毛部の20%以上、60%未満の発毛。 3 周囲の非刈毛部の10%以上、20%未満の発毛。 2 周囲の非刈毛部の 3%以上、10%未満の発毛。 1 周囲の非刈毛部の 3%未満の発毛。
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】種実類の少なくとも1種類と米酢とを含
む種実類米酢液を有効成分として含有する組成物を使用
することにより得られる発毛効果により、薄毛の予防及
び、治療を行うことが可能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 CC37 DD23 EE22 4C088 AB02 AB03 AB12 AB19 AB21 AB25 AB26 AB35 AB38 AB39 AB52 AB59 AB64 AB73 AB74 AB83 AC04 BA08 BA09 CA25 MA07 MA17 NA14 ZA92

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種実類の少なくとも1種類と米酢とを含
    む種実類米酢液を有効成分として含有する発毛育毛組成
    物。
  2. 【請求項2】 種実類米酢液が種実類と米酢との粉砕混
    合物を、5〜10日間静置した種実類米酢液である、請
    求項1記載の発毛育毛組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441722B1 (ko) * 2001-06-26 2004-07-23 박현숙 발모제 조성물 및 그 제조방법
KR100451885B1 (ko) * 2002-02-15 2004-10-08 우민무역주식회사 탈모방지용 석류추출물 및 상기 석류추출물을 포함하는탈모방지용 화장료 조성물
CN105331514A (zh) * 2015-12-14 2016-02-17 梁文成 一种莲子苹果醋的制备方法

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