JP2000154120A - 発毛育毛組成物 - Google Patents

発毛育毛組成物

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JP2000154120A
JP2000154120A JP10346549A JP34654998A JP2000154120A JP 2000154120 A JP2000154120 A JP 2000154120A JP 10346549 A JP10346549 A JP 10346549A JP 34654998 A JP34654998 A JP 34654998A JP 2000154120 A JP2000154120 A JP 2000154120A
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hair
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acid
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Toshihiko Ono
利彦 小野
Takeo Watanabe
武雄 渡辺
Mitsuo Hatanaka
光男 畑中
Hiromitsu Miura
広光 三浦
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Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明確な発毛効果を示す発毛育毛組成物を提供
することを課題とする。 【解決手段】 ツバキ、マツ、カイヅカイブキのような
特定の葉類から成る群の少なくとも1種類と米酢とを含
む葉類米酢液を有効成分として含有する組成物を使用す
ることにより得られる発毛効果により、薄毛の予防及
び、治療を行うことが可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発毛育毛組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、α,α−トレハロースと水溶性高
分子との組み合わせを有効成分とする発毛組成物が提案
されている(例えば、特開平7−53335号公報、特
開平8−20514号公報、特開平8−40846号公
報及び、特開平8−73321号公報)。また、従来か
ら、育毛剤の成分として、頭皮を清潔に保つ成分、毛細
血管を拡張し血行を促進して毛根に栄養を行き渡らせや
すくする成分、タンパク質やアミノ酸を直接補給する成
分、薄毛の大きな原因である男性ホルモンを抑制する成
分が使用されている。しかしながら、現在もなお、薄毛
の予防効果及び、治療効果を有する新しい有効成分の提
案が熱望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄毛の予防
及び、治療に効果を持つ、全く新しいタイプの優れた発
毛育毛組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、葉
類米酢液を有効成分とする組成物に優れた発毛育毛効果
があることを見いだし、本発明を完成した。
【0005】本発明の有効成分である葉類米酢液とは、
次のようものである。葉類米酢液は葉類と米酢とを混合
して調製することができる。葉類は、ツバキ、マツ、イ
チョウ、サザンカ、ヒノキ、スギ、サカキ、アセビ、セ
イタカアワダチソウ、ネズミモチ、ササ、カイヅカイブ
キ、ヒマラヤスギ、ゴールドクラフト、ナシ、サクラ、
モモ、ウメからなる群の少なくとも1種類を意味する。
米酢は、日本食品成分表に、食酢・米酢と記載されてい
る醸造酢の1種類である。米酢は米を原料とする醸造酢
の1種で、製造の条件等により、含有成分は多少異なる
が、通常、日本食品成分表に記載されているように、酢
酸4.5%、炭水化物の糖質5g、灰分0.7g等の成
分が含まれている。糖質の含有量の多い点で食酢・穀物
酢及び、食酢・果実酢と著しくことなっている。
【0006】葉類米酢液は、次のようにして調製する。
葉類は、山野に自生もしくは、栽培されているものを採
取して、本発明の目的に使用することができる。植木屋
や花屋から購入して使用することもできる。葉類に多少
の茎や枝が付随しても差し支えない。未乾燥の葉類でも
乾燥した葉類でも使用できる。乾燥方法には、日干し、
火干し、陰干し等の慣用の方法を使用することができ
る。乾燥時間は、乾燥方法により、数分から数カ月程度
の間を使用する。好ましくは、未乾燥の新鮮な生葉を使
用する。葉類中、ツバキ、マツ、カイヅカイブキ、ナ
シ、サクラを本発明の目的に好ましく使用できる。米酢
は、食料品店で市販されているものを使用することがで
きる。
【0007】調製方法は、−10〜60℃、通常、室温
下で行う。葉類の汚れを、水洗いもしくはぬれぶきんで
拭き取り、ついで、葉類と米酢とから、ミキサー等を用
いて粉砕混合物を作る。葉類と米酢の使用割合(葉類/
米酢)は、特に限定はないが、好ましくは、g/gで、
0.01〜30、より好ましくは、0.05〜3であ
る。なお、葉類は、木本植物、草本植物のいずれも、葉
類米酢液の調製に使用することができる。フタ付きのガ
ラス製広口ビン等の容器中の葉類米酢混合物を、室温
下、0.5〜30日間、好ましくは、3〜20日間、よ
り好ましくは、5〜12日間静置する。ついで、必要に
応じて固形分をろ過や遠心分離で除いて、葉類米酢液を
調製することができる。なお、この静置時間は、調製温
度により、温度が高ければ、短時間に、温度が低けれ
ば、長時間に変動させることにより葉類米酢液の有効性
の最適化に適した時間を選択することができる。
【0008】上記の様にして調製した、葉類米酢液の発
毛育毛効果の確認は、以下に記載する(II)の方法に
より行うことができる。ヘアサイクルが休止期状態にあ
るC3Hマウス(雄8週齢)の刈毛背部皮膚での試験で
下記の2つの作用が観察できる。 (I)育毛効果:これはヘアサイクルが成長期状態にあ
る皮膚を用いた試験方法である。刈毛した箇所を除毛ク
リーム処理することにより休止期が成長期に転換するこ
とを利用した方法である。薬剤未塗布区や水及び、アル
コール塗布区でも発毛が観察されるので、薬剤塗布区と
の発毛面積率や育毛速度の差により、育毛効果が判定で
きる。 (II)発毛効果:これはヘアサイクルの休止期状態が
継続している皮膚を用いた試験方法である。除毛クリー
ム処理を行わなければ、約14週齢まで休止期が継続す
る。この期間内の皮膚では薬剤未塗布区や水及び、アル
コール塗布区で、全く発毛が見られない。薬剤塗布区の
発毛面積率により、発毛効果(休止期打破作用)の有無
と程度が判定できる。
【0009】本発明の葉類米酢液はそのままで使用する
ことも種々の剤形に製剤して使用することもできる。製
剤形態には、水希釈剤、水性溶媒希釈剤、水性懸濁液、
乳液、クリーム、ゲル、エアゾール等の液剤形態を例示
することができる。これらの剤形で使用するために、剤
形の安定化に必要な構成成分を加えても差し支えない。
水性溶媒として、エチルアルコール及び、イソプロピル
アルコール(以下、この2種類のアルコールをまとめて
アルコール類と記載する。)を各々単独でもしくは、両
方を混合して使用することが可能であり、水とアルコー
ル類を混合して使用することも可能である。このアルコ
ール類と水を溶媒とする液剤中の、アルコール類の使用
量(重量%)は、好ましくは、1〜85%である。本明
細書では、液剤中のアルコール類の使用量により、次の
ように分類して記載する。 多水性液剤:アルコール類の使用量、20%未満。 中水性液剤:アルコール類の使用量、20%以上〜70
%未満。 少水性液剤:アルコール類の使用量、70%以上。
【0010】さらに、本発明の組成物には、葉類米酢液
の効果を損なわない範囲で、次のような物質を加えるこ
とができる。 血行促進・血流改善を行い毛根に栄養を行き渡らせや
すくする物質:センブリエキス、α−トコフェロール、
β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフ
ェロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネ
ート、等のビタミンE及び、その誘導体、セファランチ
ン、トウガラシチンキ、朝鮮人参エキス、塩化カルプロ
ニウム、ニコチン酸メチル、ニコチン酸ベンジル、サン
ザシエキス、ショウキョウチンキ、サンショウエキス、
トウキエキス、ジイソプロピルアミンジクロロアセテー
トのようなジアルキルモノアミン誘導体、カンタリスチ
ンキ及び、ノナン酸バニリルアミド。
【0011】ビタミン・栄養を毛根に直接補給する物
質:パントテン酸及び、その誘導体、D−パントテニル
アルコール、D−パントテニルエチルエーテル、塩酸ピ
リドキシン、ビオチン、ニコチン酸アミド、溶性シスチ
ン、L−メチオニン、L−セリン及び、牛乳蛋白加水分
解物。
【0012】種々の作用により頭皮の清潔性を保つ物
質: (抗炎症剤)甘草エキス、グリチルリチン酸ジカリウ
ム、グリチルレチン酸及び、その誘導体、塩酸ジフェン
ヒドラミン、ヒドロコルチゾン及び、マレイン酸クロル
フェニラミン。 (角質溶解剤)サリチル酸、レゾルシン、フェノ−ル、
乳酸及び、尿素。
【0013】(殺菌剤)ヒノキチオ−ル、オルソメトキ
シシンナムアルデヒド、パラオキシ安息香酸メチル、パ
ラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル
等のパラベン類、イソプロピルメチルフェノ−ル、ソル
ビン酸、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
テゴ−51及び、パラクロロメタキシレノ−ル。
【0014】(脂質代謝促進・抗脂漏剤)カシュウ、イ
オウ、S−カルボキシメチルシステイン、S−ベンジル
システアミン及び、チオキソロン。 (保湿剤)ニンニクエキス、海草エキス、プロピレング
リコ−ル、トリコサッカライド、ピロリドンカルボン酸
ナトリウム、プラセンタエキス、アロエエキス、マイカ
イ花エキス、イチョウエキス、シイタケエキス、フキタ
ンポポエキス、グリセリン、霊之エキス、竹節人参エキ
ス及び、サフランエキス。
【0015】抗男性ホルモン剤として薄毛の大きな原
因を取り除く物質:エストリオール、エストロン、17
β−エストラジオール、エチニルエストラジオール、エ
ストラジオ−ル及び、その誘導体、オキセンドロン及
び、4−アンドロステン−3,17−ジオン−17−サ
イクリックエチレンケタール及び、その誘導体。
【0016】構造式中に、親水基を有する親水性高分
子:天然、半合成、合成の如何を問わない。本発明で使
用できる親水性高分子として、下記のものを例示でき
る。植物系天然高分子として、アラビアガム、トラガカ
ントガム、カラヤガム、グアーガム、ローストビーンガ
ム、クインスシードガム、タラガム、タマリンドガム、
ペクチン、アルゲコロイド(カッソウエキス)、カラギ
ーナン及び、ガラクタン。
【0017】微生物系天然高分子として、キサンタンガ
ム、サクシノグルカン、ザンコート、ザンフロー及び、
プルラン。動物由来の高分子として、キトサンまたは、
その塩、カルボキシメチルキチンまたは、その塩、グリ
コールキチン、キチンサルフェートまたは、その塩、コ
ラーゲン、カゼイン、アルブミン及び、ゼラチン。デン
プン系高分子として、カルボキシメチルデンプン及び、
メチルヒドロキシプロピルデンプン。セルロース系高分
子として、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、
ヒドロキシプロピルセルロース及び、カルボキシメチル
セルロースナトリウム塩。
【0018】アルギン酸系高分子として、アルギン酸ナ
トリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウ
ム及び、アルギン酸プロピレングリコールエステル。ポ
リビニル系高分子として、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン及び、カ
ルボキシビニルポリマー(カーボポール)。アクリル酸
系高分子として、ポリアクリル酸ナトリウム。ムコ多糖
類として、ヒアルロン酸及び、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、デルマタン硫酸、デルマタン硫酸ナトリウム、ヘパ
ラン硫酸及び、ヘパラン硫酸ナトリウム。これらの親水
性高分子は、市販品を用いても、文献に記載の方法で調
製してもよい。
【0019】単糖、二糖及び、オリゴ糖からなる群
(以下、この3群をまとめて糖類と記載する) これらの糖類は、糖鎖長が20以下の単糖、二糖、オリ
ゴ類であれば特に制限されないが、例示すれば、ブドウ
糖、キシロース、果糖、ガラクトース、アラビノース、
マンノース、蔗糖、乳糖、パラチノース、マルトース、
セロビオース、ラフィノース、フルクトオリゴ糖類、イ
ソマルトオリゴ糖類、キシロオリゴ糖類、デキストリン
類、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリ
ン、γ−シクロデキストリン(α、β、γ各シクロデキ
ストリンを、総称して、シクロデキストリンと記載す
る)または、トレハロースをあげることができる。これ
らの糖類は、1種類のみを使用することも、2種類以上
を混合して使用することもできる。また、これらに異性
体がある場合には、単独あるいは混合物のいずれでも使
用することができる。これらの糖類はいずれも、文献記
載の方法、または、公知の方法で調製して使用すること
も、市販品を使用することもできる。これらの糖類の中
で、好ましいものには次のようなものがある。括弧()
内に、液剤への好ましい含有量を、重量%で示した。ト
レハロース(0.1〜5)及び、シクロデキストリン
(0.1〜5)。
【0020】使用感を改善する油分:白色ワセリン、
流動パラフィン、固形パラフィン、セレシン、マイクロ
クリスタリンワックス、コレステロール、スクワラン、
馬油脂、オリーブ油、ローズヒップ油、ミンク油、ホホ
バ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、硬化パーム油、ミツ
ロウ、パルミトレイン酸、リノール酸、リノレン酸、オ
レイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、
ラウリン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコー
ル、ラウリルアルコール及び、オレイルアルコール。
【0021】界面活性剤:イソオクタン酸セチル、ミ
リスチン酸イソプロピル、カプリン酸エチル、カプリル
酸エチル、オレイン酸エチル、モノステアリン酸グリセ
リン、モノオレイン酸プロピレングリコール、モノオレ
イン酸グリセリン、モノカプリン酸ソルビタン、クエン
酸モノステアリン酸グリセリン、ジステアリン酸ジグリ
セリン、モノラウリン酸デカグリセリル等のエステル、
シリコーンオイル、ポリオール変性シリコーン、シリコ
ーン樹脂等のシリコーン誘導体、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤。
【0022】N−アシルアミノ酸塩、N−アシルサルコ
シン塩、エデト酸塩、ラウリル硫酸塩、アルキル燐酸エ
ステル塩、アシルメチルタウリン塩等の陰イオン性界面
活性剤。アルキルトリメチルアンモニウム、ジアルキル
ジメチルアンモニウム、アルキル−N,N−ジアルキル
アミノ酢酸エステル等の陽イオン性界面活性。レシチ
ン、ベタイン、イミダゾリン、アミンオキシド等の両性
界面活性剤。
【0023】着色剤:青色1号、紫色401号、黄色
5号及び、感光素301号。 (10)清涼刺激剤:L−メント−ル、ハッカ油。 (11)pH調節剤:L−アスパラギン酸、L−グルタミン
酸、アルギニン、クエン酸、ジイソプロパノールアミ
ン、リン酸緩衝液、塩酸、酒石酸、酢酸、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、乳酸。 (緩衝剤)アミノ酢酸、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、ヒンド−ゴーヤン(Hind−Goyan)緩衝液
[リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、
塩化ナトリウムから成る]、ブリットン−ロビンソン
(Britton−Robinson)緩衝液[リン
酸、酢酸、ホウ酸、水酸化ナトリウムから成る]、ホウ
砂、ホウ酸、リン酸、リン酸のアルカリ金属塩(リン酸
水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水
素カリウム、リン酸二水素ナトリウム)、リン酸塩緩衝
液、酢酸、酢酸ナトリウム、酢酸ナトリウム緩衝液、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム。
【0024】(12)無機顔料:オキシ塩化ビスマス、カー
ボンブラック、カオリン、カラミン、クレー、グンジョ
ウ、ケイ酸マグネシウム、タルク、チタン白、ベンガ
ラ、ベントナイト、マイカ、リトポン、亜鉛華、雲母チ
タン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、酸化ジルコニ
ウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸
化クロム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケ
イ酸、硫酸バリウム。
【0025】葉類米酢液の配合量は通常、組成物重量に
対して1〜95重量%、好ましくは2〜40重量%、よ
り好ましくは4〜20重量%である。本発明の発毛育毛
組成物は次のように使用する。通常、発毛育毛組成物を
1日あたり1〜3回、好ましくは、朝夕2回塗布する。
通常、1週間の内の3〜7日塗布することを、数週間〜
数カ月間程度継続することにより本発明の目的である発
毛育毛効果を確認することをができる。
【0026】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらによって限定されるものではない。 ツバキ[調製当日に採取した緑色のツバキの葉] マツ[調製当日に採取した緑色のマツの葉] イチョウ[調製当日に採取した緑色のイチョウの葉] サザンカ[調製当日に採取した緑色のサザンカの葉] ヒノキ[調製当日に採取した緑色のヒノキの葉] スギ[調製当日に採取した緑色のスギの葉] サカキ[調製当日に採取した緑色のサカキの葉] アセビ[調製当日に採取した緑色のアセビの葉] セイタカアワダチソウ[調製当日に採取した緑色のセイ
タカアワダチソウの葉] ネズミモチ[調製当日に採取した緑色のネズミモチの
葉] ササ[調製当日に採取した緑色のササの葉] カイヅカイブキ[調製当日に採取した緑色のカイヅカイ
ブキの葉] ヒマラヤスギ[調製当日に採取した緑色のヒマラヤスギ
の葉] ゴールドクラフト[調製当日に採取した緑色のゴールド
クラフトの葉] サクラ[調製当日に採取した緑色のサクラの葉] 米酢[(株)中埜酢店。(商標)ミツカン純米酢。酸度
4.5]
【0027】調製例1 ツバキ米酢液の調製 ツバキ葉を水洗いして、乾いたふきんで水気を除き、3
6gを秤取り、米酢180g入れジューサーミキサーで
5分間粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付き広口ガラス
ビンに移し、1週間保管した。ついで、晒しを濾布に使
用して、濾過し、濾液として、ツバキ葉米酢液を調製し
た。以下の試験例において、調製物1と記載する。
【0028】調製例2 マツ米酢液の調製 マツを水洗いして、乾いたふきんで水気を除き、36g
を秤取り、米酢180g入れジューサーミキサーで5分
間粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付き広口ガラスビン
に移し、1週間保管した。ついで、晒しを濾布に使用し
て濾過し、濾液として、マツ米酢液を調製した。以下の
試験例において、調製物2と記載する。
【0029】調製例3 イチョウ米酢液の調製 室温下、イチョウを水洗いして、乾いたふきんで水気を
除き、36gを秤取り、米酢180g入れジューサーミ
キサーで5分間粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付き広
口ガラスビンに移し、1週間保管した。ついで、晒しを
濾布に使用して濾過し、濾液として、イチョウ米酢液を
調製した。以下の試験例において、調製物3と記載す
る。調製例1〜3に準じた操作で、表1の第1表に示す
各種の葉類米酢液を調製し、試験に供した。調製物番号
と試験番号とは、第1表のような対応関係にある。
【0030】
【表1】 A):米酢180gあたりの葉類の使用量
【0031】試験例1 発毛効果試験 各試験区あたり10匹のC3H/NeHマウス(雄、8
週齢)の背部を電気バリカンで刈り込み、左側半分に、
1匹に付き、1液剤の1塗布あたり、0.1mlを塗布
量として使用し、調製物1〜4を1日あたり1回、1週
間の内の月曜日〜土曜日の6日間に、6週間塗布を行っ
た。塗布を刈毛の翌日から開始し、開始後42日目に、
発毛部分の面積を測定、発毛面積率を計算し、下記の判
定基準で評価点を求めた。結果を表2の第2表に記載し
た。
【0032】 評価点 判定基準 5 周囲の非刈毛部の60%以上の発毛。 4 周囲の非刈毛部の20%以上、60%未満の発毛。 3 周囲の非刈毛部の10%以上、20%未満の発毛。 2 周囲の非刈毛部の 3%以上、10%未満の発毛。 1 周囲の非刈毛部の 3%未満の発毛。
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】ツバキ、マツ、カイヅカイブキのような
特定の葉類から成る群の少なくとも1種類と米酢とを含
む葉類米酢液を有効成分として含有する組成物を使用す
ることにより得られる発毛効果により、薄毛の予防及
び、治療を行うことが可能になった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツバキ、マツ、イチョウ、サザンカ、ヒ
    ノキ、スギ、サカキ、アセビ、セイタカアワダチソウ、
    ネズミモチ、ササ、カイヅカイブキ、ヒマラヤスギ、ゴ
    ールドクラフト、ナシ、サクラ、モモ、ウメから成る群
    の少なくとも1種類と米酢とを含む葉類米酢液を有効成
    分として含有する発毛育毛組成物。
  2. 【請求項2】 葉類米酢液が葉類と米酢との粉砕混合物
    を、5〜10日間静置した葉類米酢液である、請求項1
    記載の発毛育毛組成物。
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