JPH11130634A - 発毛育毛組成物 - Google Patents

発毛育毛組成物

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JPH11130634A
JPH11130634A JP9314505A JP31450597A JPH11130634A JP H11130634 A JPH11130634 A JP H11130634A JP 9314505 A JP9314505 A JP 9314505A JP 31450597 A JP31450597 A JP 31450597A JP H11130634 A JPH11130634 A JP H11130634A
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egg
rice vinegar
eggshell
hair
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JP9314505A
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Toshihiko Ono
利彦 小野
Takeo Watanabe
武雄 渡辺
Mitsuo Hatanaka
光男 畑中
Hiromitsu Miura
広光 三浦
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明確な発毛効果を示す発毛育毛組成物を提供
することを課題とする。 【解決手段】 卵黄、卵白、卵殻、各々から分離した組
成物もしくは、分離した化合物及び、卵の構成部分であ
る卵黄、卵白、卵殻及び、卵殻付きの全卵、から成る群
の少なくとも1種類と米酢とを含む卵類米酢液を有効成
分として含有する組成物を使用することにより得られる
発毛効果により、薄毛の予防及び、治療を行うことが可
能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発毛育毛組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、α,α−トレハロースと水溶性高
分子との組み合わせを有効成分とする発毛組成物が提案
されている(例えば、特開平7−53335号公報、特
開平8−20514号公報、特開平8−40846号公
報及び、特開平8−73321号公報)。また、従来か
ら、育毛剤の成分として、頭皮を清潔に保つ成分、毛細
血管を拡張し血行を促進して毛根に栄養を行き渡らせや
すくする成分、タンパク質やアミノ酸を直接補給する成
分、薄毛の大きな原因である男性ホルモンを抑制する成
分が使用されている。しかしながら、現在もなお、薄毛
の予防効果及び、治療効果を有する新しい有効成分の提
案が熱望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄毛の予防
及び、治療に効果を持つ、全く新しいタイプの優れた発
毛育毛組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、卵
類米酢液を有効成分とする組成物に優れた発毛育毛効果
があることを見いだし、本発明を完成した。
【0005】本発明の有効成分である卵類米酢液とは、
次のようものである。卵類米酢液は卵類と米酢とを混合
して調製することができる。卵類は、食用に供される卵
類を含む卵類を意味する。卵類としては、あひる卵、う
ずら卵、鶏卵を例示することができる。米酢は、日本食
品成分表に、食酢・米酢と記載されている醸造酢の1種
類である。米酢は米を原料とする醸造酢の1種で、製造
の条件等により、含有成分は多少異なるが、通常、日本
食品成分表に記載されているように、酢酸4.5%、炭
水化物の糖質5g、灰分0.7g等の成分が含まれてい
る。糖質の含有量の多い点で食酢・穀物酢及び、食酢・
果実酢と著しくことなっている。
【0006】卵類米酢液は、次のようにして調製するこ
とができる。卵類は、デパートもしくは、スーパーマー
ケットの食料品売り場もしくは、食料品店、精肉店で市
販されているものを購入したり、山野もしくは、養鶏場
等の飼育場所で採卵して、本発明の目的に使用すること
ができる。卵類として、卵の構成部分である卵黄、卵
白、卵殻の少なくとも1種類を使用することができる。
これらの内、卵黄、卵白、全卵(卵黄と卵白との組み合
わせ)は乾燥して、粉状にしたものであっても使用でき
る。さらに、卵黄、卵白もしくは、卵殻の各々から分離
した組成物もしくは、分離した化合物の1種類を米酢と
混ぜ合わせて、本発明による卵類米酢液として使用する
こともできる。このような化合物や組成物の中には、化
学試薬として市販されているものもあり、これらについ
ては、化学試薬を使用することができる。卵類中、鶏卵
(殻付き全卵)を本発明の目的に好ましく使用できる。
米酢は、蒸し米に米こうじ(または糖化酵素)と水を加
え、攪拌して糖化し、次に酵母を加えてアルコール発酵
させ、(必要に応じて、発酵が終わったところでさらに
アルコールを添加してアルコール濃度を調整することも
ある)、種酢を加えて酢酸発酵させ、2〜3カ月貯蔵熟
成したのち製品として供給されている。本発明では、食
料品店で市販されている米酢を特に支障なく、使用する
ことができる。
【0007】調製は、−10〜60℃、通常、室温を調
製温度として行う。卵殻全卵(卵殻付きの全卵に同じ)
と米酢の使用割合(卵殻全卵/米酢)は、好ましくは、
g/gで、0.01〜30、より好ましくは、0.05
〜10である。調製に要する時間は、フタ付きのガラス
製広口ビン等の容器中の卵類の米酢浸漬物を、室温下、
0.05〜30日間、好ましくは、1〜20日間、より
好ましくは、3〜12日間静置する。卵殻全卵の場合に
は、上記の静置時間後に、卵殻膜を破り全卵を米酢混合
物と混合し、必要に応じて固形分をろ過や遠心分離で除
いて、卵類米酢液を調製することができる。なお、この
静置時間は、調製温度により、温度が高ければ、短時間
に、温度が低ければ、長時間に変動させることにより卵
類米酢液の有効性の最適化に適した時間を選択すること
ができる。調製に要する時間は、卵類と米酢とを静置せ
ず、攪拌混合することにより短縮することができる。本
発明の卵類なる用語は、卵殻全卵のみでなく、卵黄、卵
白、卵殻等の各々の構成部分を示すこともある。さら
に、卵黄、卵白もしくは、卵殻の各々から分離した組成
物もしくは、分離した化合物を示すこともある。このよ
うな化合物として、卵黄レシチン、卵黄ホスビチン、炭
酸カルシウムを例示することができる。炭酸カルシウム
のかわりに、酢酸カルシウムに変化し得る、酸化カルシ
ウム、水酸化カルシウム、炭酸水素カルシウムのような
カルシウムを含む化合物を使用することもできる。さら
に、酢酸カルシウムのような炭素数1〜20個の脂肪酸
のカルシウム塩を使用することもできる。これら卵殻全
卵の各々の構成部分、分離した組成物もしくは、分離し
た化合物を使用して、米酢とで、卵類米酢液を調製する
場合の構成部分、分離した組成物もしくは、分離した化
合物と米酢との仕込みの割合は、卵殻全卵と米酢との使
用割合(卵殻全卵/米酢)に準じた量比を使用する。す
なわち、卵殻全卵1個を構成する各々の構成部分の量に
対して、もしくは、卵殻全卵1個中の分離した組成物も
しくは、分離した化合物の量に対して、卵殻全卵1個に
使用する米酢を使用する。例えば、構成部分、分離した
組成物もしくは、分離した化合物が、卵殻全卵の10分
の1量であれば、米酢の使用割合(卵類/米酢)は、好
ましくは、g/gで、0.001〜3、より好ましく
は、0.005〜1であり、100分の1量であれば、
0.0001〜0.3、より好ましくは、0.0005
〜0.1である。すなわち、N分の1量であれば、好ま
しくは、g/gで、0.01/N〜30/N、より好ま
しくは、0.05/N〜10/Nである。この使用割合
(卵類/米酢)は、分離した化合物の関連化合物に使用
する割合にも適用可能である。例えば、水酸化カルシウ
ム、炭酸水素カルシウム、脂肪酸カルシウムは、等モル
の炭酸カルシウムと見なして、米酢の使用割合を決めて
差し支えない。
【0008】上記の様にして調製した、卵類米酢液の発
毛育毛効果の確認は、以下に記載する(II)の方法に
より行うことができる。ヘアサイクルが休止期状態にあ
るC3Hマウス(雄8週齢)の刈毛背部皮膚での試験で
下記の2つの作用が観察できる。 (I)育毛効果:これはヘアサイクルが成長期状態にあ
る皮膚を用いた試験方法である。刈毛した箇所を除毛ク
リーム処理することにより休止期が成長期に転換するこ
とを利用した方法である。薬剤未塗布区や水及び、アル
コール塗布区でも発毛が観察されるので、薬剤塗布区と
の発毛面積率や育毛速度の差により、育毛効果が判定で
きる。 (II)発毛効果:これはヘアサイクルの休止期状態が
継続している皮膚を用いた試験方法である。除毛クリー
ム処理を行わなければ、約14週齢まで休止期が継続す
る。この期間内の皮膚では薬剤未塗布区や水及び、アル
コール塗布区で、全く発毛が見られない。薬剤塗布区の
発毛面積率により、発毛効果(休止期打破作用)の有無
と程度が判定できる。
【0009】本発明の卵類米酢液はそのままで使用する
ことも種々の剤形に製剤して使用することもできる。製
剤形態には、水希釈剤、水性溶媒希釈剤、水性懸濁液、
乳液、クリーム、ゲル、エアゾール等の液剤形態を例示
することができる。これらの剤形で使用するために、剤
形の安定化に必要な構成成分を加えても差し支えない。
水性溶媒として、エチルアルコール及び、イソプロピル
アルコール(以下、この2種類のアルコールをまとめて
アルコール類と記載する。)を各々単独でもしくは、両
方を混合して使用することが可能であり、水とアルコー
ル類を混合して使用することも可能である。このアルコ
ール類と水を溶媒とする液剤中の、アルコール類の使用
量(重量%)は、好ましくは、1〜85%である。本明
細書では、液剤中のアルコール類の使用量により、次の
ように分類して記載する。 多水性液剤:アルコール類の使用量、20%未満。 中水性液剤:アルコール類の使用量、20%以上〜70
%未満。 少水性液剤:アルコール類の使用量、70%以上。
【0010】さらに、本発明の組成物には、卵類米酢液
の効果を損なわない範囲で、次のような物質を加えるこ
とができる。 血行促進・血流改善を行い毛根に栄養を行き渡らせや
すくする物質:センブリエキス、α−トコフェロール、
β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフ
ェロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネ
ート、等のビタミンE及び、その誘導体、セファランチ
ン、トウガラシチンキ、朝鮮人参エキス、塩化カルプロ
ニウム、ニコチン酸メチル、ニコチン酸ベンジル、サン
ザシエキス、ショウキョウチンキ、サンショウエキス、
トウキエキス、ジイソプロピルアミンジクロロアセテー
トのようなジアルキルモノアミン誘導体、カンタリスチ
ンキ及び、ノナン酸バニリルアミド。
【0011】ビタミン・栄養を毛根に直接補給する物
質:パントテン酸及び、その誘導体、D−パントテニル
アルコール、D−パントテニルエチルエーテル、塩酸ピ
リドキシン、ビオチン、ニコチン酸アミド、溶性シスチ
ン、L−メチオニン、L−セリン及び、牛乳蛋白加水分
解物。
【0012】種々の作用により頭皮の清潔性を保つ物
質: (抗炎症剤)甘草エキス、グリチルリチン酸ジカリウ
ム、グリチルレチン酸及び、その誘導体、塩酸ジフェン
ヒドラミン、ヒドロコルチゾン及び、マレイン酸クロル
フェニラミン。 (角質溶解剤)サリチル酸、レゾルシン、フェノール、
乳酸及び、尿素。
【0013】(殺菌剤)ヒノキチオール、オルソメトキ
シシンナムアルデヒド、パラオキシ安息香酸メチル、パ
ラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル
等のパラベン類、イソプロピルメチルフェノール、ソル
ビン酸、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
テゴ−51及び、パラクロロメタキシレノール。
【0014】(脂質代謝促進・抗脂漏剤)カシュウ、イ
オウ、S−カルボキシメチルシステイン、S−ベンジル
システアミン及び、チオキソロン。 (保湿剤)ニンニクエキス、海草エキス、プロピレング
リコール、トリコサッカライド、ピロリドンカルボン酸
ナトリウム、プラセンタエキス、アロエエキス、マイカ
イ花エキス、イチョウエキス、シイタケエキス、フキタ
ンポポエキス、グリセリン、霊之エキス、竹節人参エキ
ス及び、サフランエキス。
【0015】抗男性ホルモン剤として薄毛の大きな原
因を取り除く物質:エストリオール、エストロン、17
β−エストラジオール、エチニルエストラジオール、エ
ストラジオール及び、その誘導体、オキセンドロン及
び、4−アンドロステン−3,17−ジオン−17−サ
イクリックエチレンケタール及び、その誘導体。
【0016】構造式中に、親水基を有する親水性高分
子:天然、半合成、合成の如何を問わない。本発明で使
用できる親水性高分子として、下記のものを例示でき
る。植物系天然高分子として、アラビアガム、トラガカ
ントガム、カラヤガム、グアーガム、ローストビーンガ
ム、クインスシードガム、タラガム、タマリンドガム、
ペクチン、アルゲコロイド(カッソウエキス)、カラギ
ーナン及び、ガラクタン。
【0017】微生物系天然高分子として、キサンタンガ
ム、サクシノグルカン、ザンコート、ザンフロー及び、
プルラン。動物由来の高分子として、キトサンまたは、
その塩、カルボキシメチルキチンまたは、その塩、グリ
コールキチン、キチンサルフェートまたは、その塩、コ
ラーゲン、カゼイン、アルブミン及び、ゼラチン。デン
プン系高分子として、カルボキシメチルデンプン及び、
メチルヒドロキシプロピルデンプン。セルロース系高分
子として、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、
ヒドロキシプロピルセルロース及び、カルボキシメチル
セルロースナトリウム塩。
【0018】アルギン酸系高分子として、アルギン酸ナ
トリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウ
ム及び、アルギン酸プロピレングリコールエステル。ポ
リビニル系高分子として、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン及び、カ
ルボキシビニルポリマー(カーボポール)。アクリル酸
系高分子として、ポリアクリル酸ナトリウム。ムコ多糖
類として、ヒアルロン酸及び、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、デルマタン硫酸、デルマタン硫酸ナトリウム、ヘパ
ラン硫酸及び、ヘパラン硫酸ナトリウム。これらの親水
性高分子は、市販品を用いても、文献に記載の方法で調
製してもよい。
【0019】単糖、二糖及び、オリゴ糖からなる群
(以下、この3群をまとめて糖類と記載する) これらの糖類は、糖鎖長が20以下の単糖、二糖、オリ
ゴ類であれば特に制限されないが、例示すれば、ブドウ
糖、キシロース、果糖、ガラクトース、アラビノース、
マンノース、蔗糖、乳糖、パラチノース、マルトース、
セロビオース、ラフィノース、フルクトオリゴ糖類、イ
ソマルトオリゴ糖類、キシロオリゴ糖類、デキストリン
類、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリ
ン、γ−シクロデキストリン(α、β、γ各シクロデキ
ストリンを、総称して、シクロデキストリンと記載す
る)または、トレハロースをあげることができる。これ
らの糖類は、1種類のみを使用することも、2種類以上
を混合して使用することもできる。また、これらに異性
体がある場合には、単独あるいは混合物のいずれでも使
用することができる。これらの糖類はいずれも、文献記
載の方法、または、公知の方法で調製して使用すること
も、市販品を使用することもできる。これらの糖類の中
で、好ましいものには次のようなものがある。括弧()
内に、液剤への好ましい含有量を、重量%で示した。ト
レハロース(0.1〜5)及び、シクロデキストリン
(0.1〜5)。
【0020】使用感を改善する油分:白色ワセリン、
流動パラフィン、固形パラフィン、セレシン、マイクロ
クリスタリンワックス、コレステロール、スクワラン、
馬油脂、オリーブ油、ローズヒップ油、ミンク油、ホホ
バ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、硬化パーム油、ミツ
ロウ、パルミトレイン酸、リノール酸、リノレン酸、オ
レイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、
ラウリン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコー
ル、ラウリルアルコール及び、オレイルアルコール。
【0021】界面活性剤:イソオクタン酸セチル、ミ
リスチン酸イソプロピル、カプリン酸エチル、カプリル
酸エチル、オレイン酸エチル、モノステアリン酸グリセ
リン、モノオレイン酸プロピレングリコール、モノオレ
イン酸グリセリン、モノカプリン酸ソルビタン、クエン
酸モノステアリン酸グリセリン、ジステアリン酸ジグリ
セリン、モノラウリン酸デカグリセリル等のエステル、
シリコーンオイル、ポリオール変性シリコーン、シリコ
ーン樹脂等のシリコーン誘導体、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤。
【0022】N−アシルアミノ酸塩、N−アシルサルコ
シン塩、エデト酸塩、ラウリル硫酸塩、アルキル燐酸エ
ステル塩、アシルメチルタウリン塩等の陰イオン性界面
活性剤。アルキルトリメチルアンモニウム、ジアルキル
ジメチルアンモニウム、アルキル−N,N−ジアルキル
アミノ酢酸エステル等の陽イオン性界面活性。レシチ
ン、ベタイン、イミダゾリン、アミンオキシド等の両性
界面活性剤。
【0023】着色剤:青色1号、紫色401号、黄色
5号及び、感光素301号。 (10)清涼刺激剤:L−メントール、ハッカ油。 (11)pH調節剤:L−アスパラギン酸、L−グルタミン
酸、アルギニン、クエン酸、ジイソプロパノールアミ
ン、リン酸緩衝液、塩酸、酒石酸、酢酸、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、乳酸。 (緩衝剤)アミノ酢酸、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、ヒンド−ゴーヤン(Hind−Goyan)緩衝液
[リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、
塩化ナトリウムから成る]、ブリットン−ロビンソン
(Britton−Robinson)緩衝液[リン
酸、酢酸、ホウ酸、水酸化ナトリウムから成る]、ホウ
砂、ホウ酸、リン酸、リン酸のアルカリ金属塩(リン酸
水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水
素カリウム、リン酸二水素ナトリウム)、リン酸塩緩衝
液、酢酸、酢酸ナトリウム、酢酸ナトリウム緩衝液、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム。
【0024】(12)無機顔料:オキシ塩化ビスマス、カー
ボンブラック、カオリン、カラミン、クレー、グンジョ
ウ、ケイ酸マグネシウム、タルク、チタン白、ベンガ
ラ、ベントナイト、マイカ、リトポン、亜鉛華、雲母チ
タン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、酸化ジルコニ
ウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸
化クロム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケ
イ酸、硫酸バリウム。
【0025】卵類米酢液の配合量は通常、組成物重量に
対して1〜95重量%、好ましくは2〜40重量%、よ
り好ましくは4〜20重量%である。本発明の発毛育毛
組成物は次のように使用する。通常、発毛育毛組成物を
1日あたり1〜3回、好ましくは、朝夕2回塗布する。
通常、1週間の内の3〜5日塗布することを、数週間〜
数カ月間程度継続することにより本発明の目的である発
毛育毛効果を確認することをができる。
【0026】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらによって限定されるものではない。 鶏卵[調製前日に食料品店で購入した新鮮な鶏卵] 卵黄レシチン[関東化学(株)] 卵黄ホスビチン[和光純薬(株)製のホスビチン] 炭酸カルシウム[関東化学(株)の特級試薬] 水酸化カルシウム[関東化学(株)の特級試薬] 米酢[(株)中埜酢店。(商標)ミツカン純米酢。酸度
4.5%] トレハロース[シグマ(SIGMA)社製α,α−トレ
ハロース]
【0027】調製例1 卵殻全卵米酢液の調製 室温下、鶏卵1個を水洗いして、乾いたふきんで水気を
除き、1Lのフタ付き広口ガラスビンに殻が割れないよ
うに静かに入れ、さらに米酢180gを入れて1週間保
管した。浸漬開始1週間後に、卵殻は溶け、全卵は卵殻
膜に包まれて球状を呈していた。卵殻膜を破り除き、全
卵と米酢部分を良く混ぜ合わせ、卵殻全卵米酢液を調製
した。以下の試験例において、調製物1と記載する。
【0028】調製例2 全卵米酢液の調製 室温下、鶏卵1個を水洗いして、乾いたふきんで水気を
除き、卵殻を破り除き、全卵を1Lのフタ付き広口ガラ
スビンに静かに入れ、さらに米酢180gを入れて1週
間保管した。浸漬開始1週間後に、全卵と米酢部分を良
く混ぜ合わせ、全卵米酢液を調製した。以下の試験例に
おいて、調製物2と記載する。
【0029】調製例3 卵黄米酢液の調製 室温下、鶏卵1個を水洗いして、乾いたふきんで水気を
除き、卵殻を破り除き、全卵を卵黄と卵白に分けて、卵
黄を1Lのフタ付き広口ガラスビンに静かに入れ、さら
に米酢180gを入れて1週間保管した。浸漬開始1週
間後に、卵黄と米酢部分を良く混ぜ合わせ、全卵米酢液
を調製した。以下の試験例において、調製物3と記載す
る。
【0030】調製例4 卵白米酢液の調製 室温下、鶏卵1個を水洗いして、乾いたふきんで水気を
除き、卵殻を破り除き、全卵を卵黄と卵白に分けて、卵
白を1Lのフタ付き広口ガラスビンに静かに入れ、さら
に米酢180gを入れて1週間保管した。浸漬開始1週
間後に、卵白と米酢部分を良く混ぜ合わせ、全卵米酢液
を調製した。以下の試験例において、調製物4と記載す
る。
【0031】調製例5 卵黄レシチン米酢液(4.0%)の調製 室温下、卵黄レシチン1.76g を40g の米酢に溶解し、卵
黄レシチン米酢液(4.0%)を調製した。以下の試験
例において、調製物5と記載する。
【0032】調製例6 卵黄ホスビチン米酢液(0.075%)の調製 室温下、卵黄ホスビチン0.03g を40g の米酢に溶解し、
卵黄ホスビチン米酢液(0.075%)を調製した。以
下の試験例において、調製物6と記載する。
【0033】調製例7 炭酸カルシウム米酢液の調製 室温下、米酢50g に炭酸カルシウム1.88g を加えて、1
5分間攪拌して(この攪拌中に、炭酸ガスは発泡して混
合物から抜けた)、炭酸カルシウム米酢液を調製した。
以下の試験例において、調製物7と記載する。
【0034】調製例8 水酸化カルシウム米酢液の調製 室温下、米酢50g に水酸化カルシウム1.39g を加えて、
15分間攪拌して、水酸化カルシウム米酢液を調製し
た。以下の試験例において、調製物8と記載する。
【0035】調製例9 卵殻全卵・トレハロース米酢液の調製 調製例1で得られた卵殻全卵米酢液96gを秤取り、ト
レハロース4.0gを加えて混合し、卵殻全卵・トレハ
ロース米酢液を調製した。以下の試験例において、調製
物9と記載する。
【0036】試験例1 発毛効果試験 各試験区あたり10匹のC3H/NeHマウス(雄、8
週齢)の背部を電気バリカンで刈り込み、左側半分に、
1匹に付き、1液剤の1塗布あたり、0.1mlを塗布
量として使用し、調製物1〜9を1日あたり1回、1週
間の内の月曜日〜土曜日の6日間に、6週間塗布を行っ
た。塗布を刈毛の翌日から開始し、開始後42日目に、
発毛部分の面積を測定、発毛面積率を計算し、下記の判
定基準で評価点を求めた。結果を表1の第1表に記載し
た。
【0037】 評価点 判定基準 5 周囲の非刈毛部の60%以上の発毛。 4 周囲の非刈毛部の20%以上、60%未満の発毛。 3 周囲の非刈毛部の10%以上、20%未満の発毛。 2 周囲の非刈毛部の 3%以上、10%未満の発毛。 1 周囲の非刈毛部の 3%未満の発毛。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】卵黄、卵白、卵殻、各々から分離した組
成物もしくは、分離した化合物及び、卵の構成部分であ
る卵黄、卵白、卵殻及び、卵殻付きの全卵、から成る群
の少なくとも1種類と米酢とを含む卵類米酢液を有効成
分として含有する組成物を使用することにより得られる
発毛効果により、薄毛の予防及び、治療を行うことが可
能になった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵黄、卵白もしくは、卵殻の各々から分
    離した組成物もしくは、分離した化合物及び、卵の構成
    部分である卵黄、卵白、卵殻及び、卵殻付きの全卵、か
    ら成る群の少なくとも1種類と米酢とを含む卵類米酢液
    を有効成分として含有する発毛育毛組成物。
  2. 【請求項2】 卵類米酢液が殻付きの全卵の米酢浸漬物
    を、5〜10日間静置した後、卵殻膜を破り、混合した
    卵類米酢液である、請求項1記載の発毛育毛組成物。
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