JP2000154123A - 発毛育毛組成物 - Google Patents

発毛育毛組成物

Info

Publication number
JP2000154123A
JP2000154123A JP10346552A JP34655298A JP2000154123A JP 2000154123 A JP2000154123 A JP 2000154123A JP 10346552 A JP10346552 A JP 10346552A JP 34655298 A JP34655298 A JP 34655298A JP 2000154123 A JP2000154123 A JP 2000154123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice vinegar
hair
roots
acid
root
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10346552A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Ono
利彦 小野
Takeo Watanabe
武雄 渡辺
Mitsuo Hatanaka
光男 畑中
Hiromitsu Miura
広光 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP10346552A priority Critical patent/JP2000154123A/ja
Publication of JP2000154123A publication Critical patent/JP2000154123A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 明確な発毛効果を示す発毛育毛組成物を提供
することを課題とする。 【解決手段】 ゴボウ、ショウガ、セイダカアワダチソ
ウ、ビート、ホースラディシュ、モリアザミ、ワサビの
ような特定の根類から成る群の少なくとも1種類と米酢
とを含む根類米酢液を有効成分として含有する組成物を
使用することにより得られる発毛効果により、薄毛の予
防及び、治療を行うことが可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発毛育毛組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、α,α−トレハロースと水溶性高
分子との組み合わせを有効成分とする発毛組成物が提案
されている(例えば、特開平7−53335号公報、特
開平8−20514号公報、特開平8−40846号公
報及び、特開平8−73321号公報)。また、従来か
ら、育毛剤の成分として、頭皮を清潔に保つ成分、毛細
血管を拡張し血行を促進して毛根に栄養を行き渡らせや
すくする成分、タンパク質やアミノ酸を直接補給する成
分、薄毛の大きな原因である男性ホルモンを抑制する成
分が使用されている。しかしながら、現在もなお、薄毛
の予防効果及び、治療効果を有する新しい有効成分の提
案が熱望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄毛の予防
及び、治療に効果を持つ、全く新しいタイプの優れた発
毛育毛組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、根
類米酢液を有効成分とする組成物に優れた発毛育毛効果
があることを見いだし、本発明を完成した。
【0005】本発明の有効成分である根類米酢液とは、
次のようものである。根類米酢液は根類と米酢とを混合
して調製することができる。根類は、イチョウイモ、ジ
ネンジョ、ナガイモ等のヤマイモ類、フジアザミ、モリ
アザミ、ハマアザミ、タイアザミ等のアザミ類、キクイ
モ、コンニャク、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ、
クワイ、ゴボウ、ショウガ、スグキナ、シダ、タケ、セ
イタカアワダチソウ(セイタカアキノキリンソウ)、カ
ナダアキノキリンソウ、ブタクサ、クワモドキ(オオブ
タクサ)、カブ、ダイコン、ハツカダイコン、ビート、
ホースラディシュ(ワサビダイコン)、ハス(レンコ
ン)、ワサビからなる群の少なくとも1種類を意味す
る。米酢は、日本食品成分表に、食酢・米酢と記載され
ている醸造酢の1種類である。米酢は米を原料とする醸
造酢の1種で、製造の条件等により、含有成分は多少異
なるが、通常、日本食品成分表に記載されているよう
に、酢酸4.5%、炭水化物の糖質5g、灰分0.7g
等の成分が含まれている。糖質の含有量の多い点で食酢
・穀物酢及び、食酢・果実酢と著しくことなっている。
【0006】根類米酢液は、次のようにして調製する。
根類は、山野に自生もしくは、栽培されているものを採
取して、本発明の目的に使用することができる。八百
屋、植木屋や花屋から購入して使用することもできる。
本発明の根類には、根の他に、塊茎、根茎等も含むもの
とする。根類に多少の茎、枝、葉が付随しても差し支え
ない。未乾燥の根類でも乾燥した根類でも使用できる。
乾燥方法には、日干し、火干し、陰干し等の慣用の方法
を使用することができる。乾燥時間は、乾燥方法によ
り、数分から数カ月程度の間を使用する。好ましくは、
未乾燥の新鮮な生葉を使用する。根類中、フジアザミ、
モリアザミ、ハマアザミ、タイアザミ等のアザミ類、ゴ
ボウ、ショウガ、セイタカアワダチソウ、ビート、ホー
スラディシュ(ワサビダイコン)、ワサビを本発明の目
的に好ましく使用できる。米酢は、食料品店で市販され
ているものを使用することができる。
【0007】調製方法は、−10〜60℃、通常、室温
下で行う。根類の汚れを、水洗いもしくはぬれぶきんで
拭き取り、ついで、根類と米酢とから、ミキサー等を用
いて粉砕混合物を作る。根類と米酢の使用割合(根類/
米酢)は、特に限定はないが、好ましくは、g/gで、
0.01〜30、より好ましくは、0.05〜3であ
る。なお、根類は、木本植物、草本植物のいずれも、根
類米酢液の調製に使用することができる。フタ付きのガ
ラス製広口ビン等の容器中の根類米酢混合物を、室温
下、0.5〜30日間、好ましくは、3〜20日間、よ
り好ましくは、5〜12日間静置する。ついで、必要に
応じて固形分をろ過や遠心分離で除いて、根類米酢液を
調製することができる。なお、この静置時間は、調製温
度により、温度が高ければ、短時間に、温度が低けれ
ば、長時間に変動させることにより根類米酢液の有効性
の最適化に適した時間を選択することができる。
【0008】上記の様にして調製した、根類米酢液の発
毛育毛効果の確認は、以下に記載する(II)の方法に
より行うことができる。ヘアサイクルが休止期状態にあ
るC3Hマウス(雄8週齢)の刈毛背部皮膚での試験で
下記の2つの作用が観察できる。 (I)育毛効果:これはヘアサイクルが成長期状態にあ
る皮膚を用いた試験方法である。刈毛した箇所を除毛ク
リーム処理することにより休止期が成長期に転換するこ
とを利用した方法である。薬剤未塗布区や水及び、アル
コール塗布区でも発毛が観察されるので、薬剤塗布区と
の発毛面積率や育毛速度の差により、育毛効果が判定で
きる。 (II)発毛効果:これはヘアサイクルの休止期状態が
継続している皮膚を用いた試験方法である。除毛クリー
ム処理を行わなければ、約14週齢まで休止期が継続す
る。この期間内の皮膚では薬剤未塗布区や水及び、アル
コール塗布区で、全く発毛が見られない。薬剤塗布区の
発毛面積率により、発毛効果(休止期打破作用)の有無
と程度が判定できる。
【0009】本発明の根類米酢液はそのままで使用する
ことも種々の剤形に製剤して使用することもできる。製
剤形態には、水希釈剤、水性溶媒希釈剤、水性懸濁液、
乳液、クリーム、ゲル、エアゾール等の液剤形態を例示
することができる。これらの剤形で使用するために、剤
形の安定化に必要な構成成分を加えても差し支えない。
水性溶媒として、エチルアルコール及び、イソプロピル
アルコール(以下、この2種類のアルコールをまとめて
アルコール類と記載する。)を各々単独でもしくは、両
方を混合して使用することが可能であり、水とアルコー
ル類を混合して使用することも可能である。このアルコ
ール類と水を溶媒とする液剤中の、アルコール類の使用
量(重量%)は、好ましくは、1〜85%である。本明
細書では、液剤中のアルコール類の使用量により、次の
ように分類して記載する。 多水性液剤:アルコール類の使用量、20%未満。 中水性液剤:アルコール類の使用量、20%以上〜70
%未満。 少水性液剤:アルコール類の使用量、70%以上。
【0010】さらに、本発明の組成物には、根類米酢液
の効果を損なわない範囲で、次のような物質を加えるこ
とができる。 血行促進・血流改善を行い毛根に栄養を行き渡らせや
すくする物質:センブリエキス、α−トコフェロール、
β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフ
ェロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネ
ート、等のビタミンE及び、その誘導体、セファランチ
ン、トウガラシチンキ、朝鮮人参エキス、塩化カルプロ
ニウム、ニコチン酸メチル、ニコチン酸ベンジル、サン
ザシエキス、ショウキョウチンキ、サンショウエキス、
トウキエキス、ジイソプロピルアミンジクロロアセテー
トのようなジアルキルモノアミン誘導体、カンタリスチ
ンキ及び、ノナン酸バニリルアミド。
【0011】ビタミン・栄養を毛根に直接補給する物
質:パントテン酸及び、その誘導体、D−パントテニル
アルコール、D−パントテニルエチルエーテル、塩酸ピ
リドキシン、ビオチン、ニコチン酸アミド、溶性シスチ
ン、L−メチオニン、L−セリン及び、牛乳蛋白加水分
解物。
【0012】種々の作用により頭皮の清潔性を保つ物
質: (抗炎症剤)甘草エキス、グリチルリチン酸ジカリウ
ム、グリチルレチン酸及び、その誘導体、塩酸ジフェン
ヒドラミン、ヒドロコルチゾン及び、マレイン酸クロル
フェニラミン。 (角質溶解剤)サリチル酸、レゾルシン、フェノ−ル、
乳酸及び、尿素。
【0013】(殺菌剤)ヒノキチオ−ル、オルソメトキ
シシンナムアルデヒド、パラオキシ安息香酸メチル、パ
ラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル
等のパラベン類、イソプロピルメチルフェノ−ル、ソル
ビン酸、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
テゴ−51及び、パラクロロメタキシレノ−ル。
【0014】(脂質代謝促進・抗脂漏剤)カシュウ、イ
オウ、S−カルボキシメチルシステイン、S−ベンジル
システアミン及び、チオキソロン。 (保湿剤)ニンニクエキス、海草エキス、プロピレング
リコ−ル、トリコサッカライド、ピロリドンカルボン酸
ナトリウム、プラセンタエキス、アロエエキス、マイカ
イ花エキス、イチョウエキス、シイタケエキス、フキタ
ンポポエキス、グリセリン、霊之エキス、竹節人参エキ
ス及び、サフランエキス。
【0015】抗男性ホルモン剤として薄毛の大きな原
因を取り除く物質:エストリオール、エストロン、17
β−エストラジオール、エチニルエストラジオール、エ
ストラジオ−ル及び、その誘導体、オキセンドロン及
び、4−アンドロステン−3,17−ジオン−17−サ
イクリックエチレンケタール及び、その誘導体。
【0016】構造式中に、親水基を有する親水性高分
子:天然、半合成、合成の如何を問わない。本発明で使
用できる親水性高分子として、下記のものを例示でき
る。植物系天然高分子として、アラビアガム、トラガカ
ントガム、カラヤガム、グアーガム、ローストビーンガ
ム、クインスシードガム、タラガム、タマリンドガム、
ペクチン、アルゲコロイド(カッソウエキス)、カラギ
ーナン及び、ガラクタン。
【0017】微生物系天然高分子として、キサンタンガ
ム、サクシノグルカン、ザンコート、ザンフロー及び、
プルラン。動物由来の高分子として、キトサンまたは、
その塩、カルボキシメチルキチンまたは、その塩、グリ
コールキチン、キチンサルフェートまたは、その塩、コ
ラーゲン、カゼイン、アルブミン及び、ゼラチン。デン
プン系高分子として、カルボキシメチルデンプン及び、
メチルヒドロキシプロピルデンプン。セルロース系高分
子として、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、
ヒドロキシプロピルセルロース及び、カルボキシメチル
セルロースナトリウム塩。
【0018】アルギン酸系高分子として、アルギン酸ナ
トリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウ
ム及び、アルギン酸プロピレングリコールエステル。ポ
リビニル系高分子として、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン及び、カ
ルボキシビニルポリマー(カーボポール)。アクリル酸
系高分子として、ポリアクリル酸ナトリウム。ムコ多糖
類として、ヒアルロン酸及び、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、デルマタン硫酸、デルマタン硫酸ナトリウム、ヘパ
ラン硫酸及び、ヘパラン硫酸ナトリウム。これらの親水
性高分子は、市販品を用いても、文献に記載の方法で調
製してもよい。
【0019】単糖、二糖及び、オリゴ糖からなる群
(以下、この3群をまとめて糖類と記載する) これらの糖類は、糖鎖長が20以下の単糖、二糖、オリ
ゴ類であれば特に制限されないが、例示すれば、ブドウ
糖、キシロース、果糖、ガラクトース、アラビノース、
マンノース、蔗糖、乳糖、パラチノース、マルトース、
セロビオース、ラフィノース、フルクトオリゴ糖類、イ
ソマルトオリゴ糖類、キシロオリゴ糖類、デキストリン
類、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリ
ン、γ−シクロデキストリン(α、β、γ各シクロデキ
ストリンを、総称して、シクロデキストリンと記載す
る)または、トレハロースをあげることができる。これ
らの糖類は、1種類のみを使用することも、2種類以上
を混合して使用することもできる。また、これらに異性
体がある場合には、単独あるいは混合物のいずれでも使
用することができる。これらの糖類はいずれも、文献記
載の方法、または、公知の方法で調製して使用すること
も、市販品を使用することもできる。これらの糖類の中
で、好ましいものには次のようなものがある。括弧()
内に、液剤への好ましい含有量を、重量%で示した。ト
レハロース(0.1〜5)及び、シクロデキストリン
(0.1〜5)。
【0020】使用感を改善する油分:白色ワセリン、
流動パラフィン、固形パラフィン、セレシン、マイクロ
クリスタリンワックス、コレステロール、スクワラン、
馬油脂、オリーブ油、ローズヒップ油、ミンク油、ホホ
バ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、硬化パーム油、ミツ
ロウ、パルミトレイン酸、リノール酸、リノレン酸、オ
レイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸、
ラウリン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコー
ル、ラウリルアルコール及び、オレイルアルコール。
【0021】界面活性剤:イソオクタン酸セチル、ミ
リスチン酸イソプロピル、カプリン酸エチル、カプリル
酸エチル、オレイン酸エチル、モノステアリン酸グリセ
リン、モノオレイン酸プロピレングリコール、モノオレ
イン酸グリセリン、モノカプリン酸ソルビタン、クエン
酸モノステアリン酸グリセリン、ジステアリン酸ジグリ
セリン、モノラウリン酸デカグリセリル等のエステル、
シリコーンオイル、ポリオール変性シリコーン、シリコ
ーン樹脂等のシリコーン誘導体、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤。
【0022】N−アシルアミノ酸塩、N−アシルサルコ
シン塩、エデト酸塩、ラウリル硫酸塩、アルキル燐酸エ
ステル塩、アシルメチルタウリン塩等の陰イオン性界面
活性剤。アルキルトリメチルアンモニウム、ジアルキル
ジメチルアンモニウム、アルキル−N,N−ジアルキル
アミノ酢酸エステル等の陽イオン性界面活性。レシチ
ン、ベタイン、イミダゾリン、アミンオキシド等の両性
界面活性剤。
【0023】着色剤:青色1号、紫色401号、黄色
5号及び、感光素301号。 (10)清涼刺激剤:L−メント−ル、ハッカ油。 (11)pH調節剤:L−アスパラギン酸、L−グルタミン
酸、アルギニン、クエン酸、ジイソプロパノールアミ
ン、リン酸緩衝液、塩酸、酒石酸、酢酸、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、乳酸。 (緩衝剤)アミノ酢酸、クエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、ヒンド−ゴーヤン(Hind−Goyan)緩衝液
[リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、
塩化ナトリウムから成る]、ブリットン−ロビンソン
(Britton−Robinson)緩衝液[リン
酸、酢酸、ホウ酸、水酸化ナトリウムから成る]、ホウ
砂、ホウ酸、リン酸、リン酸のアルカリ金属塩(リン酸
水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水
素カリウム、リン酸二水素ナトリウム)、リン酸塩緩衝
液、酢酸、酢酸ナトリウム、酢酸ナトリウム緩衝液、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム。
【0024】(12)無機顔料:オキシ塩化ビスマス、カー
ボンブラック、カオリン、カラミン、クレー、グンジョ
ウ、ケイ酸マグネシウム、タルク、チタン白、ベンガ
ラ、ベントナイト、マイカ、リトポン、亜鉛華、雲母チ
タン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、酸化ジルコニ
ウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸
化クロム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケ
イ酸、硫酸バリウム。
【0025】根類米酢液の配合量は通常、組成物重量に
対して1〜95重量%、好ましくは2〜40重量%、よ
り好ましくは4〜20重量%である。本発明の発毛育毛
組成物は次のように使用する。通常、発毛育毛組成物を
1日あたり1〜3回、好ましくは、朝夕2回塗布する。
通常、1週間の内の3〜7日塗布することを、数週間〜
数カ月間程度継続することにより本発明の目的である発
毛育毛効果を確認することをができる。
【0026】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらによって限定されるものではない。 ゴボウ[調製当日に百貨店の青物売り場で購入した、イ
ロ、ツヤ、ハリのあるゴボウ] ショウガ[調製当日に百貨店の青物売り場で購入した、
イロ、ツヤ、ハリのあるショウガ] セイタカアワダチソウ[調製当日に自生地で採取したセ
イタカアワダチソウ] ビート[調製当日に百貨店の青物売り場で購入した、イ
ロ、ツヤ、ハリのあるビート] ホースラディシュ[調製当日に百貨店の青物売り場で購
入した、イロ、ツヤ、ハリのあるホースラディシュ] モリアザミ[調製当日に採取した自生地で採取したモリ
アザミ] ワサビ[調製当日に百貨店の青物売り場で購入した、イ
ロ、ツヤ、ハリのあるワサビ] 米酢[(株)中埜酢店。(商標)ミツカン純米酢。酸度
4.5]
【0027】調製例1 ゴボウ米酢液の調製 ゴボウを水洗いして、乾いたふきんで水気を除き、36
gを秤取り、米酢180g入れジューサーミキサーで5
分間粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付き広口ガラスビ
ンに移し、1週間保管した。ついで、晒しを濾布に使用
して、濾過し、濾液として、ゴボウ米酢液を調製した。
以下の試験例において、調製物1と記載する。
【0028】調製例2 ショウガ米酢液の調製 ショウガを水洗いして、乾いたふきんで水気を除き、3
6gを秤取り、米酢180g入れジューサーミキサーで
5分間粉砕混合し、混合物を1Lのフタ付き広口ガラス
ビンに移し、1週間保管した。ついで、晒しを濾布に使
用して濾過し、濾液として、ショウガ米酢液を調製し
た。以下の試験例において、調製物2と記載する。
【0029】調製例3 セイタカアワダチソウ米酢液の調製 室温下、セイタカアワダチソウを水洗いして、乾いたふ
きんで水気を除き、36gを秤取り、米酢180g入れ
ジューサーミキサーで5分間粉砕混合し、混合物を1L
のフタ付き広口ガラスビンに移し、1週間保管した。つ
いで、晒しを濾布に使用して濾過し、濾液として、セイ
タカアワダチソウ米酢液を調製した。以下の試験例にお
いて、調製物3と記載する。調製例1〜3に準じた操作
で、表1の第1表に示す各種の根類米酢液を調製し、試
験に供した。調製物番号と試験番号とは、第1表のよう
な対応関係にある。
【0030】
【表1】 A):米酢180gあたりの根類の使用量
【0031】試験例1 発毛効果試験 各試験区あたり10匹のC3H/NeHマウス(雄、8
週齢)の背部を電気バリカンで刈り込み、左側半分に、
1匹に付き、1液剤の1塗布あたり、0.1mlを塗布
量として使用し、調製物1〜4を1日あたり1回、1週
間の内の月曜日〜土曜日の6日間に、6週間塗布を行っ
た。塗布を刈毛の翌日から開始し、開始後42日目に、
発毛部分の面積を測定、発毛面積率を計算し、下記の判
定基準で評価点を求めた。結果を表2の第2表に記載し
た。
【0032】 評価点 判定基準 5 周囲の非刈毛部の60%以上の発毛。 4 周囲の非刈毛部の20%以上、60%未満の発毛。 3 周囲の非刈毛部の10%以上、20%未満の発毛。 2 周囲の非刈毛部の 3%以上、10%未満の発毛。 1 周囲の非刈毛部の 3%未満の発毛。
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】ゴボウ、ショウガ、セイタカアワダチソ
ウ、ビート、ホースラディシュ、モリアザミ、ワサビの
ような特定の根類から成る群の少なくとも1種類と米酢
とを含む根類米酢液を有効成分として含有する組成物を
使用することにより得られる発毛効果により、薄毛の予
防及び、治療を行うことが可能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 CC37 EE22 FF01 4C088 AA18 AB12 AB15 AB26 AB27 AB39 AB71 AB76 AB80 AB81 AB84 AC10 BA09 NA14 ZA92

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イチョウイモ、ジネンジョ、ナガイモ等
    のヤマイモ類、フジアザミ、モリアザミ、ハマアザミ、
    タイアザミ等のアザミ類、キクイモ、コンニャク、サツ
    マイモ、サトイモ、ジャガイモ、クワイ、ゴボウ、ショ
    ウガ、スグキナ、シダ、タケ、セイタカアワダチソウ
    (セイタカアキノキリンソウ)、カナダアキノキリンソ
    ウ、ブタクサ、クワモドキ(オオブタクサ)、カブ、ダ
    イコン、ハツカダイコン、ビート、ホースラディシュ
    (ワサビダイコン)、ハス(レンコン)、ワサビからな
    る群の少なくとも1種類と米酢とを含む根類米酢液を有
    効成分として含有する発毛育毛組成物。
  2. 【請求項2】 根類米酢液が根類と米酢との粉砕混合物
    を、5〜10日間静置した根類米酢液である、請求項1
    記載の発毛育毛組成物。
JP10346552A 1998-11-19 1998-11-19 発毛育毛組成物 Pending JP2000154123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10346552A JP2000154123A (ja) 1998-11-19 1998-11-19 発毛育毛組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10346552A JP2000154123A (ja) 1998-11-19 1998-11-19 発毛育毛組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000154123A true JP2000154123A (ja) 2000-06-06

Family

ID=18384211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10346552A Pending JP2000154123A (ja) 1998-11-19 1998-11-19 発毛育毛組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000154123A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100609210B1 (ko) * 2002-10-05 2006-08-02 김철정 탈모방지 기능을 가진 샴푸 조성물
JP2008231055A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤及び飲食品
JP2009167121A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Nihon Kenko Shokuzai Kk 毛髪育成用組成物
JP2009530369A (ja) * 2006-03-21 2009-08-27 ヘオング ゲオン チョイ 天然漢方毛髪生長促進組成物およびその製造方法
JP2010241747A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Homes:Kk 育毛剤組成物、育毛剤の効果促進剤及び育毛剤の製造方法
US20100323041A1 (en) * 2002-08-30 2010-12-23 Biopharmacopae Design International Inc. Methods and therapeutic compositions comprising plant extracts for the treatment of cancer
KR20130094089A (ko) * 2012-02-15 2013-08-23 (주)아모레퍼시픽 황금 추출물 및 식초를 함유하는 두피 또는 모발용 조성물
CN103800254A (zh) * 2014-03-14 2014-05-21 南京中医药大学 加拿大一枝黄花在制备美白抗衰老类化妆品中的应用
JP2014172896A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Kyoei Kagaku Kogyo Kk 毛髪用組成物
JPWO2017094905A1 (ja) * 2015-12-02 2018-04-05 金印株式会社 育毛・発毛促進剤

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100323041A1 (en) * 2002-08-30 2010-12-23 Biopharmacopae Design International Inc. Methods and therapeutic compositions comprising plant extracts for the treatment of cancer
KR100609210B1 (ko) * 2002-10-05 2006-08-02 김철정 탈모방지 기능을 가진 샴푸 조성물
JP2009530369A (ja) * 2006-03-21 2009-08-27 ヘオング ゲオン チョイ 天然漢方毛髪生長促進組成物およびその製造方法
JP2008231055A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤及び飲食品
JP2009167121A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Nihon Kenko Shokuzai Kk 毛髪育成用組成物
JP2010241747A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Homes:Kk 育毛剤組成物、育毛剤の効果促進剤及び育毛剤の製造方法
KR20130094089A (ko) * 2012-02-15 2013-08-23 (주)아모레퍼시픽 황금 추출물 및 식초를 함유하는 두피 또는 모발용 조성물
KR101970503B1 (ko) * 2012-02-15 2019-04-19 (주)아모레퍼시픽 황금 추출물 및 식초를 함유하는 두피 또는 모발용 조성물
JP2014172896A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Kyoei Kagaku Kogyo Kk 毛髪用組成物
CN103800254A (zh) * 2014-03-14 2014-05-21 南京中医药大学 加拿大一枝黄花在制备美白抗衰老类化妆品中的应用
JPWO2017094905A1 (ja) * 2015-12-02 2018-04-05 金印株式会社 育毛・発毛促進剤
US11033473B2 (en) 2015-12-02 2021-06-15 Kinjirushi Co., Ltd. Hair restoration/growth stimulating agent

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020001314A1 (zh) 具有生发固发防脱效果的生物多糖及其应用
JP5210513B2 (ja) 化粧料及びそれに含有される抽出物
JP2000154123A (ja) 発毛育毛組成物
JP2024510767A (ja) 抗刺激組成物およびその製造方法と応用
HU195915B (en) Cosmetic preparation of skin regenerating and hydrating effect
JP2002540128A (ja) ケラチン含有物質の強化及び構造改良のための還元化合物の使用
WO2022008134A1 (en) Treatment of seasonal hair thinning
JP2015172017A (ja) 不知火菊抽出物を含む抗皮膚老化剤
JPH11130634A (ja) 発毛育毛組成物
JP2000154120A (ja) 発毛育毛組成物
KR102083003B1 (ko) 복합추출물을 이용한 두피 및 모발의 개선효과 활성을 갖는 조성물
JP2000154119A (ja) 発毛育毛組成物
JP6522278B2 (ja) 毛髪用組成物
JP3537870B2 (ja) 発毛剤
KR102542409B1 (ko) 대추 추출물을 포함하는 모발 세정 조성물 및 이의 제조방법
JP2000154121A (ja) 発毛育毛組成物
JP2019077620A (ja) 毛髪処理方法
JP2000154122A (ja) 発毛育毛組成物
JP4374362B2 (ja) パック用ソルト,及びそれを用いたパック剤
JP3640727B2 (ja) 重ね塗り式発毛剤及び、発毛方法
JP2009114067A (ja) ソルト含有化粧料,その製造方法,及びそれを用いたパック剤
JP2009249366A (ja) コラーゲン産生促進剤、及び老化防止用皮膚外用剤
JP3382148B2 (ja) 頭部用外用剤
JP5382969B2 (ja) アルギナーゼ活性促進剤およびそれを含有する皮膚外用剤
JP2020176064A (ja) 育毛用組成物