JP2000153640A - プリント方法及びプリンタコントロ―ラ - Google Patents

プリント方法及びプリンタコントロ―ラ

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JP2000153640A
JP2000153640A JP11327652A JP32765299A JP2000153640A JP 2000153640 A JP2000153640 A JP 2000153640A JP 11327652 A JP11327652 A JP 11327652A JP 32765299 A JP32765299 A JP 32765299A JP 2000153640 A JP2000153640 A JP 2000153640A
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Douglas N Curry
エヌ.カリー ダグラス
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40025Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales
    • H04N1/40037Circuits exciting or modulating particular heads for reproducing continuous tone value scales the reproducing element being a laser

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Laser Beam Printer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDL等を使用して定義されたページ画像に各
タイプのオブジェクトを形成するために使用されるレー
ザパワーが最適に制御又は選択されるようにプリントデ
ータ及びプリンタ制御コマンドを使用するプリンタコン
トローラ装置及び方法を提供すること 【解決手段】 プリント方法は、異なるタイプのデータ
を含む画像データのバイト間を区別するステップと、第
1のステップポイントでレーザパワー駆動信号を使用し
て第1のタイプのバイト画像データをプリントするステ
ップと、第2のステップポイントで前記レーザパワー駆
動信号を使用して第2のタイプのバイトの画像データを
プリントするステップと、を備え、前記第1のステップ
ポイントが前記第2のステップポイントと異なってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント装置にお
いて、最大又は飽和レーザ又はLEDパワーを調節するた
めの方法及び装置に関する。より詳細には、本発明は、
現在露光されている画像オブジェクトのタイプに基づい
て、露光レベルを制御するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルカラーワークステーション、
複写機及びプリンタの発展に伴って、ページ画像を合成
しプリントするためにグラフィクアーチストに以前より
依存していたページ画像のクリエータ(作成者)は、代
わりに、ディジタルカラー複写機/プリンタに接続され
たコンピュータを使用して、自分自身でページ画像を生
成し、合成し、プリントする事ができる。
【0003】しかしながら、ページ画像を生成するた
め、ページ画像をプリントエンジン命令に分解するた
め、及びプリントエンジンを制御するためのこのような
従来技術のディジタルシステムは、ページ画像を単一で
一体の画像として処理していた。このように、テキスト
/ラインアートのために最適化されるページ画像におい
て、高周波ハーフトーンスクリーンが使用される場合、
そのページ画像のテキスト部分は、きわめてシャープで
ある。しかしながら、ページ画像の一定のカラー部分
は、プリンタノイズからの明瞭な斑化を含む。更に、ペ
ージ画像のサンプリングされたカラー部分とスイープ
(掃引)部分は、高周波スクリーンで利用され得る十分
なグレイレベルの欠乏により明瞭な輪郭形成を含む。
【0004】大きな一定のカラー部分のために最適化さ
れたページ画像において、プリンタの不安定性を隠すた
めに特に設計されたハーフトーンスクリーンは、高品質
で、テキストが無く、アーチファクトの無い一定のカラ
ー領域を生成する。しかしながら、テキストのシャープ
ネスが低下され、各ティント毎のグレイ値は、あまり関
連せず、サンプリングされたカラー部分とスイープ部分
は、許容できない。そのグレイレベルは、各ドットレベ
ルが他のレベルと関係なく別々に設計されるので、一つ
のレベルからその次のレベルへ滑らかにステップしな
い。
【0005】サンプリングされたカラー部分とスイープ
部分に対して最適化されたページ画像において、スイー
プ部分とサンプリングされたカラー部分は、低周波ハー
フトーンスクリーンがより多く利用できるグレイレベル
で使用されるので、より高い品質を示す。しかしなが
ら、テキストは、低品質で表され、且つ一定のカラー部
分は、明瞭な模様化を示す。
【0006】しかしながら、各画像を単一のビットマッ
プ画像又はバイトマップ画像として処理した従来のシス
テムにおいて、あらゆる一つのタイプのオブジェクトに
対して画像を最適化することは、他のタイプのオブジェ
クトの画像品質と妥協するすることが必要であった。従
って、手作業による合成グラフィクアート分野における
のと同様に、ページ画像を生成し、分解し、個別のオブ
ジェクトのプリント特性が最適化できるプリントエンジ
ンへ出力すると同時に、マイクロコンピュータを使用し
てページ画像を生成する時に利用できる利点と効率を維
持するディジタルカラー複写機/プリンタ及び方法が従
来技術では必要である。
【0007】このようなページ画像は、PostScriptTM
ようなページ記述言語(PDL),InterpressTM、Windows
TMと共に使用されるようなGrAphicAl DisplAy Interf
Aces(GDI)、Hewlett−PAckArd Printer CommAnd L
AnguAge (PCL−5)、等を使用して生成される。
【0008】市販されているレーザプリンタ製品は、一
般的ではない強力なレーザパワーを使用して”白黒”画
像を露光する事が知られている。これは、白画像と黒画
像の間でのコントラストの増強のためになされ、この過
露光による囲み領域は見る者にとって審美的に好まれ
る。この増強レーザパワーは、画像範囲の全てに提供さ
れる。
【0009】しかしながら、この増強されたコントラス
トは、それに伴い、細いラインを生成することを不能に
する。更に、テキスト及び/又はラインアートの過露光
は、審美的に好まれるが、ハーフトーン画像の過露光
は、増強されたレーザパワーがハーフトーンセルを過露
光するので、不利である。ハーフトーンセルを過露光す
ることは、ダイナミックレンジ全体に亘る制御を減少す
る。これは、レーザパワーの増強がプリントエンジンの
全ダイナミックレンジに亘って形状関数の遷移に影響す
るために生ずる。特に、レーザパワーが増加されると、
形状関数が素早く飽和され過ぎ、ダイナミックレンジの
ハイ端の中遷移できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PDL等を使
用して定義されたページ画像に各タイプのオブジェクト
を形成するために使用されるレーザパワーが最適に制御
又は選択されるようにプリントデータ及びプリンタ制御
コマンドを使用するプリンタコントローラ装置及び方法
を提供することを課題とする。プリントデータ及びプリ
ンタ制御コマンドは、PDLを使用して定義されたページ
画像から変換されてもよいし、従来技術において公知の
他のメカニズムにより提供されてもよい。
【0011】本発明は、更に、ページ画像を形成する種
々のオブジェクトのオブジェクトタイプに基づいて、レ
ーザパワー情報を含む”メタビット”情報、即ち、各バ
イトの画像データを最も良くレンダリングする方法につ
いての情報を生成し、このメタビットデータを画像出力
端末(IOT)へ送るオブジェクト最適化プリンタ制御装
置及び方法を提供する。
【0012】本発明は、更に、ページ画像の各独立のオ
ブジェクトに対するオブジェクトタイプに基づいて、自
動的にレーザパワーを決定するオブジェクト最適化プリ
ンタ制御装置及び方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明と共に使用される
装置及び方法のステップの例として、PDLを使用して記
述され一連のPDLコマンドとして格納されるページ画像
は、オブジェクト最適化エレクトロニックサブシステム
(OOESS)へ入力される。PDL分解手段は、PDLで記述さ
れたページ画像をページ画像を表すデータ構造へ分解す
る。このデータ構造において、独立の画像オブジェクト
に関連する情報は、保持される。この情報は、オブジェ
クトのタイプ、及び最大レーザ変調セットポイント、カ
ラー、最適カラー空間、層(レイヤー)情報等の他の個
別の特性に関連する情報を含む。
【0014】一旦、PDL分解手段がPDLで記述されたペー
ジ画像を変換すると、複写機/プリンタ、より一般的に
は、画像出力端末(IOT)、コマンド命令発生手段がペ
ージ画像のスキャンライン毎に、データ構造を一連のコ
マンド命令、カラー指定及びメタビットレンダリング命
令へ変換する。メタビットは、各オブジェクトのタイプ
を決定するために各オブジェクトを解析するメタビット
発生手段により自動的に発生されてもよいし、ページ画
像のPDL記述の生成の間にページ画像クリエータにより
明示的に設定されてもよい。ページ画像の各スキャンラ
イン毎に、コマンド命令、カラー指定及びメタビットが
発生されると、それらは、IOTコントローラへ出力され
る。
【0015】IOTコントローラは、分解処理の間に発生
されたコマンド命令、カラー指定及びメタビットを受信
する。IOTコントローラは、一定カラー及びサンプリン
グされたカラーデータを結合し、それをメタビットデー
タと共にIOTへ送信する。
【0016】IOTの第1の例示の実施の形態において、I
OTは、二つ以上のハーフトーンスクリーン発生器、閾値
回路、カラー空間変換回路、及びレーザパワーセクショ
ン回路を含むことができる。IOTコントローラから出力
されるバイト幅カラーデータ及びメタビットは、IOTへ
入力される。メタビットは、カラーデータに対してどの
ハーフトーン発生器又は閾値回路が使用されるか、及び
どのカラー変換がカラー空間変換回路によって適用され
るかを決定するために使用される。また、メタビット
は、画像データをプリントするために使用されるべき択
一的なレーザパワーセットポイント、即ち、最大レーザ
強度、を選択するために使用される。一旦、IOTがカラ
ーデータ及びメタビットからラスターデータを発生する
と、レーザ強度データを含むラスターデータは、ページ
画像を出力シート上に形成するためにマーキングサブシ
ステムへ出力する。
【0017】或いは、サンプルカラーデータ圧縮/圧縮
解除回路、マスクデータ圧縮/圧縮解除回路、一定カラ
ー圧縮/圧縮解除回路、及びコマンドデータ圧縮/圧縮
解除回路が、バスインターフェースと統合コンバナ(結
合器)のIOTコントローラに組み込まれてもよい。従っ
て、これらの圧縮/圧縮解除回路は、システムバス上で
のIOTコントローラへの転送のために、データ構造の種
々のタイプのデータが最適に圧縮されることができる。
更に、IOTコントローラの第1の例示の実施の形態にお
いて、カラー空間変換器は、IOTコントローラへ組み込
まれる。カラー空間変換器をIOTコントローラへ組み込
むことによって、ページ画像の異なるオブジェクトに対
するカラー空間変換は、丁度プリント前に実行されるこ
とができ、更に、オブジェクトタイプに基づいて、最適
化され得る。更に、カラー空間変換器をIOTコントロー
ラへ組み込むことは、本発明のシステムと共に使用され
得るIOTの範囲を広げる。或いは、これらの圧縮/圧縮
解除回路に対する他の形態が使用されてもよい。
【0018】更に、二つのカラー空間変換器は、IOTへ
出力されるカラーデータを発生するために使用され得
る。このように、四つのカラー層分離、C、Y、M、Kの各
々を表す、4バイトのデータが同時に出力されてもよ
い。全4カラー層分離に対するカラーデータを同時に出
力することにより、IOTに対するより高いページ出力が
達成され、且つIOTのより広い範囲が本発明のシステム
と共に使用され得る。
【0019】本発明の具体的態様として、第1の態様
は、異なるタイプのデータを含む画像データのバイト間
を区別するステップと、第1のステップポイントでレー
ザパワー駆動信号を使用して第1のタイプのバイト画像
データをプリントするステップと、第2のステップポイ
ントで前記レーザパワー駆動信号を使用して第2のタイ
プのバイトの画像データをプリントするステップと、を
備え、前記第1のステップポイントが前記第2のステッ
プポイントと異なっている、プリント方法である。
【0020】第2の態様は、バイトの画像データに対応
するオブジェクトのタイプに基づいてそのバイトの画像
データをプリントするために使用される駆動信号セット
ポイントを調節するプリンタコントローラであって、プ
リントデータ及びメタビットデータを受信する画像出力
端末を備え、前記画像出力端末が前記画像出力端末へ送
信されるメタビットデータにより選択的に制御されるオ
ブジェクト最適化画像形成変調サブシステムを含む画像
処理システムを有し、前記メタビットは、前記バイトの
画像が対応するオブジェクトのタイプにより異なる駆動
信号セットポイント間で選択するように前記オブジェク
ト最適化画像形成変調サブシステムを制御し、前記駆動
信号セットポイントが前記バイトの画像データに対応す
る前記オブジェクトの前記形成に影響を与える、プリン
タコントローラである。
【0021】第3の態様は、第2の態様において、プリ
ンタコントローラが、画像形成デバイスへ組み込まれ、
前記画像形成デバイスが、ファクシミリマシーン、プリ
ンタ、ディジタル複写機、及びラスター出力スキャナか
ら成るグループから選択される。
【0022】
【発明の実施の形態】上述のように、ページ記述言語
(PDL)で記述されたページ画像を分解するための従来
の処理は、クリエータ(生成者)がページ画像全体に亘
ってプリンタ依存ハーフトーンを明示的に挿入しない限
り、PDLを使用して記述されたページ画像を分解するこ
とによって発生されるビットマップ又はバイトマップを
プリントする時に妥協される必要がある。以下の記述
は、PDLに対してのみ参照されるが、PDLと等価な上述の
あらゆるシステムが以下に述べられるオブジェクト最適
化レンダリングシステム及び方法と共に使用され得る。
【0023】即ち、上述のように、PDLを使用して記述
されたページ画像を分解及びプリントするための従来の
システムにおいて、ページ画像から成る種々のオブジェ
クトは、PDL座標からデバイス座標へ変換され、ストロ
ークが厚く太くされ、オブジェクトが夫々スキャンライ
ン上のオブジェクトの位置に対応する一連のボックスへ
変換され、これらのボックスは、バイトマップ(又は画
像が黒/白)の場合は、ビットマップ)へロードされ
る。ページ画像のオブジェクトを分解することによって
形成されたボックスをバイトマップへ書き込むことによ
って、オブジェクトの異なるタイプ間の全ての区別が失
われる。
【0024】これとは反対に、本発明において、PDLに
より記述されたページ画像は、ページ画像より成るオブ
ジェクトタイプ間の区別が維持されるように分解され
る。ページ画像内の異なるオブジェクトのオブジェクト
タイプを維持することによって、異なるオブジェクトタ
イプの処理は、オブジェクトのそのタイプへ最適化でき
る。
【0025】従来より、連続的に変化する濃度の背景を
形成するために粗いスクリーンハーフトーン発生処理が
利用されると同時にシャープなエッジのテキスト画像を
形成するために微細なハーフトーン発生処理が利用され
た。オブジェクトの各タイプ毎に、最適ハーフトーン発
生処理を利用することによって、背景の連続的に変化す
る光学的濃度が維持され得る。同時に、テキスト画像の
シャープなエッジを維持するための最適ハーフトーン発
生処理が維持され得る。
【0026】このように、高周波ハーフトーンスクリー
ンが最適化されたテキスト画像を形成するために使用さ
れ得ると共に、色合い(tint)指定ハーフトーンセット
が一定カラーの最適化されたブロックを形成するために
使用され得ることが出来、更に低周波ハーフトーンスク
リーンが最適化されサンプリングされたカラー画像及び
掃引(スイープ)を形成するために使用され得る。
【0027】ページ画像から成る種々のオブジェクトの
オブジェクトタイプを維持することによって、オブジェ
クトの他の特徴は、ページ記述言語により使用されるカ
ラー空間からIOTで使用されるシアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y)及びブラック(B)カラー空間へ
のオブジェクトのカラー空間変換のように、十分に最適
化され得る。実際に、カラー変換処理の各ステップは、
アンダーカラー除去処理及びトーン(階調)再生曲線処
理のように、最適化され得る。同様に、圧縮処理は、オ
ブジェクトにより最適化されることが出来、それによ
り、消費される記憶リソース(資源)及び分解されたペ
ージ画像に対する遷移ロードを最小にする。
【0028】更に、要求される最適化の度合いに依存し
て、オブジェクトタイプの区別の異なるレベルが提供さ
れ得る。即ち、幾つかのインスタンス(例)において、
オブジェクトが一定のカラーで着色されることを指示
し、ハーフトーンスクリーン及びカラー空間変換のよう
な全ての処理関数をこのレベルで最適化することで十分
であろう。他のインスタンスにおいて、多くの可能なカ
ラー空間変換の一つ又は多くのハーフトーンスクリーン
周波数又は角度の一つを指定するために、追加の区別の
レベルが要求されてもよく、それらの全てが一定のカラ
ーオブジェクトに適する。
【0029】更に、処理関数は、画像内の各オブジェク
トを形成するために使用されるレーザ光露光の適切なレ
ベルを提供するために最適化される。優れたハーフトー
ンドットを形成するために、形状関数は、ハイライトか
らミッドトーンを介してシャドー(陰影)までの光露光
のダイナミックレンジ全体に亘り一貫しなければならな
い。テキスト及び/又はラインアートが過露光される場
合と同様にハーフトーンドットの過露光に起因する問題
は、ハーフトーン形成において、形状関数がダイナミッ
クレンジのミッドトーン部分へ移動すると、そのレンジ
で未露光領域が露光されないままにならない。従って、
得られるハーフトーンが完全なオーバーラップとなり、
形状関数が全ダイナミックレンジのまだ途中にある時
に、シャドー領域に入る。従って、全ダイナミックレン
ジのハイエンドは、形状関数がダイナミックレンジのロ
ーエンドにある所からダイナミックレンジのハイエンド
にある所まですでに遷移しているので、画像のプリント
品質へ影響しない。
【0030】しかしながら、テキスト及びラインアート
の外観は、テキスト及び/又はラインアート領域が過露
光されると、より好ましい。理由は、テキスト及び/又
はラインアート領域がより高いパワーで露光されると、
コントラストが強調されるからである。過露光がより良
く見えるが、あらゆる画像内に非常に細いラインのレン
ダリングにおける精度を失うことになる。しかしなが
ら、失われた精度は、テキスト及び/又はラインアート
の改良された外観に比較して大きくない。従って、テキ
スト及び/又はラインアートの処理の間のレーザパワー
をハーフトーンドットの処理の間のレーザパワーより大
きくする事は有利である。
【0031】テキスト及びラインアート生成とハーフト
ーン生成との間のこれらの差は、サイズ及び制御の問題
に基づく。テキスト又はラインアートオブジェクト内の
オブジェクトの個別の特徴のサイズは、ハーフトーンオ
ブジェクト内の個別の特徴よりも大きい。従って、テキ
スト又はラインアートを形成することは、ハーフトーン
処理により生成される画像よりも粗い画像を生成する。
テキスト又はラインアートが過露光されると、個別の特
徴があまり近接されずに離間されるので、過露光は、ハ
ーフトーンドットが過露光される時と同程度までは形状
関数を低下しない。更に、テキスト及びラインアートを
形成することは、ハーフトーン形成と同様にトーンの制
御を必要としない。ハーフトーン処理において、例え
ば、形状関数は、円形状からダイアモンド形状へ遷移
し、ハーフトーンドットの画像濃度が、プリントエンジ
ンの全ダイナミックレンジに沿ってハイライト濃度から
ミッドトーン濃度を介してシャドウ濃度へ遷移するに従
って、円形状へ戻る。フルカラー画像において、これら
の形状関数によってカバーされる領域の正確な制御は、
例えば、マゼンタ、イエロー及びシアンによりカバーさ
れる領域の比率が見る者によって知覚されるカラーを制
御するので、重要である。
【0032】図1に示されるように、画像出力端末(IO
T)170によって使用できるラスターデータへ画像デ
ータのPDLフォームへ変換するためのオブジェクト最適
化電子サブシステム(OOESS)100は、好ましくはパ
ーソナルコンピュータのような汎用コンピュータ、カリ
フォルニア州、マウンテンのSun Miycrosystems 社に
よる製造されるSunSpArcTMのようなエンジニアリングワ
ークステーション、ミニコンピュータ等によって提供さ
れる。OOESS100は、PostScriptTMやInterPressTM互
換ドキュメントを発生するプログラムのようなページ画
像のPDL表現を発生するためのプログラム、ページ画像
のGDI表現を発生するプログラム、やページ画像のグラ
フィカルコマンドセット表現を発生するプログラムのよ
うな内部PDLファイルソース手段を含むことができる。
グラフィカルコマンドセットの一つのタイプは、レーザ
プリンタ及び/又はインクジェットプリンタを作動する
ために使用されるHewlett−PAckArd PCL−5のコマン
ドセットである。従って、用語”PDL”は、ページ画像
のビット/バイトマップを発生する代わりに、ページ画
像を記述するあらゆるタイプの表現を含むよう解釈され
るべきであることが理解されるべきである。
【0033】或いは、生成され直接分解されるというよ
りはむしろ、ページ画像のPDL表現は、不揮発性メモリ
やローカルネットワークやモデムを介してOOESS100
へ接続される遠隔地の汎用コンピュータのような何らか
の遠隔PDLファイルソース手段112から受信されるこ
とができる。従って、ページ画像を表すPDLファイルが
あらゆる従来のソースから得ることができることが理解
されるべきである。
【0034】ページ画像を表すPDLファイルがOOESS10
0に一旦入力されると、それはバス114を介してメモ
リ150へ転送される。次に、PDLファイルは、PDL分解
手段130により分解される。PDL分解手段130は、
メモリ150に格納されたPDLファイルを読み出し、そ
れを分解して図28乃至図31に示されるデータ構造を
形成する。図29に示されるデータ構造は、オブジェク
トリストとオブジェクトタイプを指示するレンダリング
タグを含む。PDL分解手段の動作は、以下で詳細に述べ
られる。
【0035】PDL分解手段130が、PDL表現から発生さ
れるページ画像の種々のオブジェクトを格納するメモリ
150にデータ構造を発生すると、メモリ150に格納
されたデータ構造がコマンド命令発生手段140により
読み出される。コマンド命令発生手段140は、メモリ
150に格納されたデータ構造をスキャンライン毎にカ
ラーデータ、ビットマスクデータ及びメタビットデータ
に対応する一連のコマンド命令に変換する。これらのコ
マンド命令、カラーデータ、ビットマスクデータ及びメ
タビットデータが、図31に示されるように、メモリ1
50に格納される。
【0036】図2に示されるように、IOTコントローラ
160がバスインターフェース1610を介してバス1
14へ接続されることが予知される。OOESS100の好
ましい実施の形態において、SunSPArcTMワークステーシ
ョンが使用される。このように、バス114は、SBus
(Sバス)であり、バスインターフェース1610は、S
Bus114と共に働くよう設計され得る。しかしなが
ら、バスインターフェース1610は、従来のパーソナ
ルコンピュータ、SunSpArcTMのようなエンジリアリング
ワークステーション、マイクロコンピュータ等の何れに
おいても使用され得る特定のバス114と共に働くよう
に設計され得る。
【0037】図2に示されるように、バスインターフェ
ース1610は、バス114に対して32ビット接続を
提供する。このように、バスインターフェース1610
は、各クロックサイクル間に4バイトワードを入力でき
る。好ましい実施の形態において、バスインターフェー
ス1610は、連続するクロックサイクルで16個の4
バイトワードを連続的に読み出すことによって、64バ
イトバーストで読み出すことができる。更に、好ましい
実施の形態におけるバスインターフェース1610は、
バス114を介してメモリ150への直接メモリアドレ
ス(DMA)を提供する。
【0038】バスインターフェース1610がメモリ1
50から4バイト部分のデータを受信すると、データ
は、5セットの先入れ先出し(FIFO)データレジスタの
一つのセットに分配される。これら5つのFIFOは、サン
プルカラーチャネルFIFO1620、マスクデータチャネ
ルFIFO1622、一定カラーチャネルFIFO1624、メ
タビットチャネルFIFO1626、及びコマンド命令チャ
ネルFIFO1628を含む。
【0039】図2に示されるように、サンプルカラーチ
ャネルFIFO1620は、FIFOの二つのバンクより成り、
FIFOの各バンクが二つの512アドレスX9ビット幅FI
FOより成る。このように、FIFOの各バンクの各FIFOは、
バスインターフェース1610により受信された4バイ
トワードの1バイトを受信する。更に、バスインターフ
ェース1610は、4個の追加のビットのデータを発生
し、この追加のビットのデータの一つは、9番目のビッ
トとして4個のFIFOの各々に格納される。これらの余分
のビットの各々は、それに関連するバイトのデータが有
効データであるか無効データであるかをフラグする(フ
ラグを立てる)ために使用される。DMAデータの取り出
しがワード境界のみになされるので、サンプリングされ
た画像に対する実際のデータがワード内で始まるという
ことが時々起こる。この場合、実際のデータの開始に先
行するワード内のバイトが無効としてフラグが立てら
れ、これらのバイトは、プリントされるのではなくて破
棄され得る。
【0040】マスクデータチャネルFIFO1622は、単
一の256アドレスX16ビット幅FIFOデータレジスタ
より成る。一定カラーチャネルFIFO1624は、2個の
FIFOの1個のバンクより成り、バンクの各FIFOは、1個
の256アドレスX9ビット幅FIFOデータレジスタより
なる。マスクFIFO1622及びカラーFIFO1624の各
々が書き込みサイクル当り2バイトを格納できるので、
バスインターフェース1610へ入力されるデータの単
一4バイト転送を利用してデータを連続的にマスクFIFO
1622及び一定カラーFIFO1624の両方へ提供でき
る。唯一の16ビット幅内部バスがバスインターフェー
ス1610をマスクFIFO1622、一定カラーFIFO16
24及びコマンドFIFO1628へ接続し、唯一の8ビッ
トバスがバスインターフェース1610をメタビットFI
FO1626へ接続するので、2クロックサイクルが1個
の4バイト転写をマスクFIFO1662、カラーFIFO16
24及びコマンドFIFO1628へ書き込むために使用さ
れ、4クロックサイクルが4バイト転写をメタビットFI
FO1626へ書き込むことが必要である。
【0041】メタビットFIFO1626は、単一の512
アドレスX8ビット幅FIFOデータレジスタから成る。コ
マンド命令FIFO1628は、ペアの512アドレスX8
ビット幅FIFOデータレジスタの単一のバンクから成る。
【0042】FIFO1620乃至1628の各出力は、マ
ルチチャネルコンバナ(結合器)1630に接続され
る。マスクFIFO1622からの出力はシリアル化され
る。このように、唯一の単一ビット接続がマスクFIFO1
622からマルチチャネルコンバイナ1630へ提供さ
れる。同様に、サンプルカラーFIFO1620及び一定カ
ラーFIFO1624は2から1へ(2−to−1)で多重
化される。このように、サンプルカラーFIFO1620に
対して、唯一の18ライン内部接続がマルチチャネルコ
ンバイナへ提供される。対の9ビット幅FIFOの各バンク
は、そのデータを交互に出力する。同様に、9ビット幅
接続のみが一定カラーFIFO1624とマルチチャネルコ
ンバイナ1630との間に提供される。一定カラーFIFO
1624の各9ビット幅FIFOはそのデータを交互にマル
チチャネルコンバイナへ出力する。
【0043】FIFO1620乃至1624とは対照的に、
メタビットFIFO1626とコマンド命令FIFO1628
は、図2に示されるように、夫々マルチコンバイナ16
30へのフル幅接続が提供される。
【0044】図3に関連して以下により十分に説明され
るマルチチャネルコンバイナ1630は、コマンド命令
FIFO1628から受信された命令及びマスクFIFO162
2から受信されたビットマップデータに基づいて、サン
プルカラーチャネル1620及び一定カラーチャネル1
624からのデータをデータFIFO1642への単一スト
リームの出力へ結合する。
【0045】データFIFO1642は、4KアドレスX9
ビット幅FIFOデータレジスタから成る。マルチチャネル
コンバイナがデータを8ビット幅バイトでデータFIFO1
642へ出力するので、データFIFO1642の第9番目
のビットが、メタビットFIFO1626から第1番目(最
初)のビットを格納するのに使用される。また、マルチ
チャネルコンバイナ1630は、出力メタビットFIFO1
640へ接続される。出力メタビットFIFO1640は、
4KアドレスX3ビット幅FIFOデータレジスタよりなる。
マルチチャネルコンバイナ1630は、各8ビットメタ
ビットバイトを少なくとも二つの4ビット幅メタビット
ニブルへ分割する。各4ビットニブルの第1番目のビッ
トが、データFIFO1642へ出力されると、各4ビット
ニブルの第2番目から第4番目のビットが出力メタビッ
トFIFO1640へ出力される。実際に、マルチチャネル
コンバイナから出力されるメタビットの数は、区別され
るべきオブジェクトのタイプの数及び実行されるべきオ
ブジェクトの各タイプのレベルの数に依存して、1、
2、4、又は8であってよい。
【0046】以下に述べられるように、各コマンド命令
は、単一のスキャンラインにのみ関連し、そのスキャン
ラインの可変量を定義する。従って、マルチチャネルコ
ンバイナの出力をIOTのページ及びラインへ適切に同期
することが出来ないので、並行入力ポート1650がペ
ージ同期(sync)信号、ライン同期信号及びIOTクロッ
ク信号を受信してマルチチャネルコンバイナ1638へ
入力する。
【0047】出力FIFO1640及び1642は、並行出
力ポートドライバ1652及び1654へ夫々接続され
る。これらの並行ポート1652及び1654からの出
力がIOT170の入力ポートへ接続される。
【0048】データFIFO1642が、プリント用に処理
されるべきデータとしてIOT170により受信されるこ
とが理解されるべきである。しかしながら、本発明は、
更に、データFIFO1642からの各バイトのプリントデ
ータが出力メタビットFIFO1640からの1、2、4、
又は8メタビットにより同期して伴われるということを
提供する。これらのメタビットは、プリントされる前に
各データバイトへなされるべき処理を指定する。説明さ
れたように、この最適処理は、各データバイトが抽出さ
れたオブジェクトに依存して、各データバイトと共に変
化する。図34に示されるように、IOTコントローラ1
60の好適な実施の形態において、IOT170は、IOT1
70へ送信されるメタビットデータにより選択的に制御
されるオブジェクト最適化されたサブシステムの大きさ
を含む画像処理システム1710を有する。このよう
に、メタビットチャネルは、各バイトのプリントデータ
に入ってくるオブジェクトに依存して異なるように処理
させる。
【0049】例えば、メタビットは、多数のハーフトー
ン発生器1712間で選択できる。一つのハーフトーン
発生器は、高空間周波数ハーフトーン発生器を使用すべ
きカラーのテキストのようなオブジェクトからくると、
タグ付けされたデータバイトと共に使用され得る。他の
物は、写真や絵画等から得られるデータバイトと共に使
用される低空間周波数高カラー解像ハーフトーン発生器
であってもよい。各オブジェクト毎のハーフトーンスク
リーン角度の制御のようなハーフトーン発生に対するよ
り微細な制御は、メタビット選択可能である。ハーフト
ーンの選択に加えて、種々のオブジェクトのそれらのエ
ッジで互いに対話する事に起因する問題を処理する、オ
ブジェクト最適化カラー変換サブシステム1714、オ
ブジェクト最適化トーン再生曲線変更サブシステム17
16、オブジェクト最適化空間フィルタサブシステム1
718及びオブジェクト最適化トラッピングサブシステ
ム1720、及び異なるオブジェクトにおいて異なるよ
うに表れる種々のプリントシステムの問題を制御しよう
とするオブジェクト最適化エンジンノイズ抑制サブシス
テム、並びに他のオブジェクト最適化画像処理サブシス
テムのようなオブジェクトに依存する可変結果を生成す
るために、画像処理システム1710においてメタビッ
トによって多くの追加の画像処理サブシステムが制御さ
れ得る。
【0050】IOT170は、画像処理システム1710
内にレーザパワー選択サブシステム1724を含む。メ
タビットは、画像処理システム1710のレーザ選択サ
ブシステム1724を制御して、画像データの各特定の
バイトに関連するメタビットに依存して、異なるセット
ポイントの間で選択する。特に、オブジェクト最適化レ
ーザパワー選択サブシステム1724は、画像データの
バイトがハーフトーンオブジェクト又はテキスト又はラ
インアートオブジェクト内に在るかに基づいて、そのバ
イトの画像データをレンダリングするために使用される
レーザパワーのセットポイントを変更する。オブジェク
ト最適化レーザパワー選択サブシステム1724は、オ
ブジェクトをレンダリングするために最も適切なレーザ
パワーを提供するように複数のセットポイント間での選
択を可能とする。
【0051】例えば、メタビット値は、そのバイトの画
像データがテキスト又はラインアートオブジェクトの部
分であることを指示する場合、メタビット値がオブジェ
クト最適化レーザパワー選択サブシステム1724を制
御してそのバイトの画像データを形成するために高いレ
ーザパワーセットポイントを使用する。或いは、メタビ
ット値は、そのバイトの画像データがハーフトーンオブ
ジェクト内にあることを指示する場合、メタビット値が
オブジェクト最適化レーザパワー選択サブシステム17
24を制御してそのバイトの画像データを形成するため
に低いパワーセットポイントを使用する。
【0052】これらのセットポイントの各々に関連する
レーザパワーが他のセットポイントの関連において設定
されても良いことが理解されるべきである。例えば、低
いセットポイントは、あらゆる他のセットポイントから
独立して設定される。次に、高いセットポイントは、低
いセットポイントよりも10%高く設定される。或い
は、セットポイントが互いから独立して設定されてもよ
い。
【0053】また、多くのプリンタが”書き込み黒”タ
イプであり、それらはテキスト/ラインアートのような
現像されたマークであってもよいあるメディアの領域を
露光することを理解すべきである。光がより高くなる
と、露光によりマークがより太くなる。他のプリンタ
は、マークを囲む領域を露光する”白書き込み”タイプ
であり、これらの露光領域が現像されず、未露光領域が
現像される。白書き込みシステムにおいてより太いマー
クを作成することは、テキスト/ラインアートを囲む白
領域により低い露光が必要である。
【0054】更に、プリントシステムが入力スキャナの
ような他の同期データソースを有する場合、メタビット
チャネルは、プリントに先立って、これらのデータスト
リームをデータマルチプレクサ1730を介してIOTコ
ントローラ160から入ってくるプリントデータとミッ
クスするために使用され得る。匹敵する装置がIOTコン
トローラ160においてミキシングを実行するために使
用され得る。
【0055】上述の本発明による装置の例示の実施の形
態において、メタビットは、出力が予めロードされてい
る1セットのメタビットマッピングレジスタ1740間
で選択することにより、オブジェクト毎ベースで前記複
数の画像処理サブシステム1712−1738を制御し
て、オブジェクト最適化画像処理モジュール及びプリン
トマルチプレクサ1712−1730の各々で指定され
たサブセットの使用可能ラインを選択する。例えば、4
メタビットが実行される場合、それらは、1セットの1
6個のレジスタから選択して使用され得る。一方、これ
らのレジスタは、各々十分に制御でき、画像処理サブシ
ステム及びプリントマルチプレクサ1712−1730
のサブセットから選択されることが必要なあらゆるサイ
ズのものであり得る。このように、各メタビット値の意
味は、完全にプログラム可能であり、それが選択するレ
ジスタの内容を変化することにより簡単に変更され得
る。一方、そのレジスタは、そのメタビットによりタグ
付けされるオブジェクトの特定のタイプに対して最も可
能性の高いレンダリングを実行するために、画像処理サ
ブシステム及びプリントマルチプレクサ1712−17
30の完全なセットから選択してもよい。
【0056】種々の画像処理サブシステム及びプリント
マルチプレクサ1712−1730が交互にオブジェク
ト最適化プリントシステム全体に亘って、多くの他のポ
イントで表れてもよいことが理解されるべきである。例
えば、図示されるように、オブジェクト最適化画像処理
サブシステム及びプリントマルチプレクサ1712−1
730をオブジェクトタイプが決定された後は何時で
も、PDL分解手段130内、IOTコマンド命令発生手段1
40内のようなオブジェクト最適化ESS100に、IOTコ
ントローラ160の一部として、或いはIOT170内に
配置することができる。また、これらのサブシステムを
システム全体に分散配置できる。
【0057】更に、これらのオブジェクト最適化画像処
理サブシステム及びプリントマルチプレクサ1712−
1730は、ハードウェア又はソフトウェア或いはこれ
ら二つの組み合わせで実行され得る。あらゆる場合にお
いて、サブシステムは、異なる手順及びそれらが処理し
ているオブジェクトのタイプに基づくデータを選択して
いる。従って、異なるオブジェクトタイプに対して異な
る処理結果を生成する。
【0058】また、カラー測定デバイス190は、測定
較正プリントと連結されるメタビット情報を使用して、
オブジェクト最適化ベースで画像処理サブシステム17
12−1722を自動的に調節し安定化することができ
る。例えば、図35に示されるように、較正プリントを
測定する出力カラー測定デバイス190は、較正プリン
トの実際の状態を指示する信号を出力する。メタビット
情報及び出力カラー測定デバイスからの出力信号に基づ
いて、オブジェクト最適化出力訂正サブシステム173
2は、オブジェクト最適化トーン再生曲線サブシステム
1716における全体のセットから一つのトーン再生曲
線(TRC)ルックアップテーブルを調節する。画像処理
システム関数(機能)に対して行われる訂正は、オブジ
ェクト最適化出力訂正サブシステム1732がメタビッ
トチャネルでエンコードされたタグにより制御されるの
で、異なるオブジェクトに対して異なる。
【0059】図3は、マルチチャネル1630の一つの
例示の実施の形態を示す。図3に示されるように、メタ
ビットFIFO1626は、メタビットアンパッカー163
1に接続され、8ビット幅メタビットを少なくとも二つ
の4ビット幅メタビットニブルに変換する。メタビット
アンパッカー1631からの出力は、四つのカラー/メ
タビットレジスタ1634−1637の各々に接続され
る。メタビットアンパッカー1631からの出力がFIFO
制御及びコマンド/マスクチャネルプロセッサ1680
により出力されるロードイネーブル(LE)信号に依り、
カラー/メタビットレジスタ1634乃至1637の一
つにロードされる。同様に、一定のカラーチャネルFIFO
1624からのデータ入力は、4個のカラー/メタビッ
トレジスタ1634乃至1637へ提供され、ロードイ
ネーブル信号に基づいてカラー/メタビットレジスタの
一つにロードされる。
【0060】サンプルチャネルFIFO1620からの18
ビット幅入力データは、サンプルチャネルアンパッカー
1632Aに入力され、2バイト幅サンプルカラーデー
タ及び2ビット”有効−バイト”データを2個の単一バ
イト出力に変換され、それらは、連続的に内部サンプル
FIFO1632Bへ出力されるか、或いはそれらの対応す
る”有効バイト”はこのバイトが無効であるということ
を指示する場合は、破棄される。
【0061】コマンド命令FIFO1628からの2バイト
幅出力及びマスクFIFO1622からの1ビット幅出力
は、コマンド/マスクチャネルプロセッサ1680へ直
接入力される。また、コマンド/マスクチャネルプロセ
ッサ1680へは、並行入力ポート1650を介してIO
Tから受信されるページ同期、ライン同期及びIOTクロッ
クが入力される。コマンド/マスクチャネルプロセッサ
1680制御信号をカラー/メタビットマルチプレクサ
1633及び出力マルチプレクサ1639、及びFIFO1
620−1628への4つの読出し信号を出力する。4
つの読出し信号は、カラー/メタビット読出し(RD)
信号、サンプル読出し信号、マスク読出し信号及びコマ
ンド命令読出し信号よりなる。対応するFIFO1620−
1628がコマンド/マスクチャネルプロセッサ168
0からこれらの信号の一つを受信するとすぐ、対応する
FIFO(単数又は複数)は、対応するチャネル上の次のデ
ータを読み出す。FIFO(単数又は複数)1620乃至1
628は、バスインターフェース1610によるドライ
(dry)ランニングを防止し、計算された優先順位に従
ってメモリ150に格納されたチャネルデータ構造(図
35を参照)から読み出されたデータでそれらを充填す
る。
【0062】コマンドチャネルFIFO1628から受信さ
れたコマンド命令に基づいて、コマンド/マスクチャネ
ルプロセッサ1680は、カラー/メタビットレジスタ
1634乃至1637の対応する一つに対してロードイ
ネーブル信号LEを発生する。コマンド/マスクチャネ
ルプロセッサ1680の一つがイネーブルされると、同
時にそれは、一定カラーFIFO1624からの9ビット幅
一定カラーデータ及びメタビットアンパッカー1631
からの4ビットまでのメタビットデータをロードする。
或いは、カラーデータは、別個のコマンドでメタビット
から独立してロードされてもよい。しかしながら、カラ
ー/メタビットレジスタ1634乃至1637は、それ
らが絶えず同時にロードされるので、何時も共に参照さ
れる個別のレジスタであることが好ましい。
【0063】また、コマンド/マスクチャネルプロセッ
サ1680は、出力マルチプレクサ1639及びメタビ
ットレジスタ1638へ入力されるべきカラー/メタビ
ットレジスタ1634乃至1637の一つを選択するた
めに、カラー/メタビットマルチプレクサ1633に対
して制御信号を発生する。更に、コマンド/マスクチャ
ネルプロセッサ1680は、カラー/メタビットマルチ
プレクサ1633からの出力と内部サンプルカラーFIFO
1632Bからの出力との間で選択するために出力マル
チプレクサ1639に対して制御信号を発生する。出力
マルチプレクサ1639は、カラー/メタビットマルチ
プレクサ1633により出力される8ビット幅カラーデ
ータ及び第1番目のビットのメタデータを出力する。こ
れは、データFIFO1642へ入力される。同時に、メタ
ビットレジスタ1638は、第2番目−第4番目のメタ
ビットを格納し、それらを出力メタビットFIFO1640
へ出力する。好ましい実施の形態におけるように、4ビ
ット幅メタビットニブルの全てを含むことは必要ない事
が理解されるべきである。或いは、IOTへ提供されるメ
タビットの数は、1、2、又は4、或いは8であっても
よい。このように、図2及び3に示される例示の実施の
形態は、IOTへ提供されるメタビットの数を4に制限す
るものとして解釈されるべきではない。
【0064】図4は、コマンド/マスクチャネルプロセ
ッサ1680の内部機能ブロックを示す。図4におい
て、コマンドチャネルライン及びマスクデータチャネル
ラインを除いて、制御ラインのみが示されている。コマ
ンド/マスクチャネルプロセッサ1680において、二
つの構成レジスタ1681及び1684、レジスタCSR
0及びCSR1,が夫々設けられている。第1の構成レジ
スタ1681は、表1に示される特徴(機能)の制御を
提供する。
【表1】
【0065】第1の構成レジスタ1681のビット1及
びビット2は、メタビットをアンパックするためにメタ
ビットアンパッカーにより使用される2つ(必要に応じ
て又は3或いは4)メタビットアンパッキング方式を定
義する。即ち、メタビットデータのバイトがどのように
メタビットパッケットへ分解されるかを決定するための
追加の方法が必要な場合、第1および第2のビットが共
にメタビットアンパッキングの4つまでのタイプを提供
するために使用され得る。
【0066】第1の構成レジスタ1681のビット3
は、唯一つの1ビット幅メタビットチャネルがIOTへ提
供される場合に、メタビットFIFOをディスイネーブル
(使用不能)にするために使用される。第1の構成レジ
スタ1681のビット4及びビット5は、診断モードで
使用されてデータをFIFO及び内部レジスタから読み出
す。第1の構成レジスタ1681のビット6は、マルチ
チャネルコンバイナがノーマルモードか診断モードかを
指示するために使用される。第1の構成レジスタ168
1のビット7は、白(例えば、紙の自然なバックグラウ
ンドカラー)が提供されるのが全て0から成るデータバ
イトか全て1から成るデータバイトかを指示するために
使用される。第1の構成レジスタ1681の第8番目の
ビットは実行されない。
【0067】第1の構成レジスタ1681のビット6が
ローの時に、マルチチャネルコンバイナ1630は、診
断モードである。診断モードにおいて、マルチチャネル
コンバイナ1630の内部レジスタの何れも審査され得
る。例えば、カラー/メタビットレジスタ1634乃至
1637及びサンプルFIFO1632Bの内容をリアルタ
イムで審査できる。表2に示される診断SELラインを0
−4の値へ設定することによって、SELラインは、選択
されたレジスタの値を強制的にデータFIFO1642へ送
ることができる。表2に示されるようにSELラインの値
5−14は、更なる診断情報のためにマルチチャネルコ
ンバイナ1630の他のレジスタの読出し及び書込みの
ために使用される。
【表2】
【0068】構成レジスタ1681のビット6がハイ
(即ち、ノーマルモード)の時、マルチチャネルコンバ
イナ1630は、ノーマルプリントデータを発生し、そ
れをデータFIFO1642へ送信される。
【0069】表3は、第2の構成レジスタ1684のビ
ット割り当てを示す。ビット7及びビット8は、IOTイ
ンターフェース信号の極性を決定することによってIOT
インターフェースにフレキシビリティを提供する。ビッ
ト5及びビット6は診断支援を提供する。ビット1、
2、3及び4は、この例示の実施の形態では実行されな
い。
【表3】
【0070】再び図4を参照すると、コマンド/マスク
コントローラ1686は、16ビットコマンド命令及び
1ビットマスクチャネル入力を受信する。表4及び5
は、ノーマル/リピートモードビットがノーマルにセッ
トされる(即ち、ビット15が0へセットされる)と、
16ビットコマンド命令に対するビット割り当てを示
す。
【表4】
【表5】
【0071】ノーマルモードにおいて、表4に示される
ように、ビット0−5は、6ビットカウント値を表す。
カウント値は、このコマンドが連続するピクセルの幾つ
有効かを指示する。表5は、ビット6及び7に対する値
に依存して、サンプルクロックが1、2、3又は4で割
られる。サンプルクロックを割ることによって、出力画
像の解像度が内部サンプルFIFO1632Bの現在のカラ
ーを繰り返し出力させることにより変化され得る。即
ち、”サンプルクロックを4で割れ”コマンドが選択さ
れるようなビット6及び7の値が共に0の時、内部サン
プルFIFO1632Bが各クロックサイクル毎に4回繰り
返し出力される。従って、例えば、400スポット/イ
ンチ(spi)解像度のプリンタは、何ら追加の処理が必
要無く、サンプルマップを400spi、200spi、13
3spi、及び100spiでプリントすることができる。
【0072】ビット8及び9は、カラーレジスタ選択B
値を表し、またビット10及び11は、カラーレジスタ
選択A値を表す。表5に示されるように、カラーレジス
タ選択A値及びカラーレジスタ選択B値は、カラー/メタ
ビットレジスタ1634−1637(又は内部サンプル
FIFO1632B)の何れがデータFIFO1642へコンバ
イナによってパスされるかを指示する。カラーレジスタ
選択A値がカラー/メガビットレジスタ1634、16
35及び1636又は内部サンプルFIFOの間で選択し、
且つカラーレジスタ選択B値がカラー/メタビットレジ
スタ1634―1637間で選択する.二つの選択値A
及びBがあり、それにより1ビットチャネルがそれらの
間の切り替えのために使用される。このモードは、ビッ
ト12及び13により指定され、且つなんらの追加の命
令オーバーヘッド無しにA及びBにより指定される二つの
レジスタの間で迅速に切り換えるために使用される。
【0073】ビット12及び13は2ビットコンバイナ
制御値を表す。コンバイナ制御値は、6ビットカウント
値によって指示される次のn個のピクセルに対してマル
チチャネルコンバイナ1630によってデータFIFO16
42へ出力されるべきカラーデータを指示する。表5に
示されるように、コンバイナ制御値は、出力されるべき
カラーがカラーレジスタ選択A値、又は、カラーレジス
タ選択B値によって選択されるレジスタ、又はマスクチ
ャネルによって更に制御されるその二つのレジスタの組
み合わせから来るのかを指示する。
【0074】最後に、表5に示されるように、ビット1
4は、カラーチャネルFIFO1624から出力される次の
カラーデータがカラーレジスタ選択B値によってカラー
/メタビットレジスタ1634−1637の一つにロー
ドされるべきであるか否かを指示する。
【0075】動作において、新たなノーマルモードコマ
ンドがコマンドチャネルFIFO1628から入力される
と、ロードカラービット14は、カラーチャネルFIFO1
624に格納された次の8ビットカラーデータバイトが
カラーレジスタ選択Bビット8及び9によって指示され
るカラー/メタビットレジスタ1634−1637にロ
ードされるべきか否かを決定するためにデコードされ
る。カラーレジスタ選択Bビット8及び9がカラー/メ
タビットレジスタ1634−1636(カラー/メタビ
ットレジスタ0−2)を指示する時、カラーは、コマン
ドの第1のクロックサイクルでのみカラーチャネルFIFO
1624からロードされる。
【0076】しかしながら、カラーレジスタ選択Bビッ
ト8及び9がカラー/メタビットレジスタ1637(カ
ラー/メタビットレジスタ3)を指示すると、新たな一
定カラーデータがこのコマンドの各クロックサイクル毎
に、カラーチャネルFIFO1624からカラー/メタビッ
トレジスタ1637にロードされる。このように、実際
に、一定カラーチャネルが低速サンプルチャネルとして
使用され得る。幾つかの複雑性の高い画像において、ス
キャンラインにおける一定カラーデータは、迅速に変化
するので(即ち、1−8画素の全てを変化する)ので、
新たなカラー毎に新たなコマンドワードを発生し、格納
し、伝送し、そしてデコードするために必要な処理が過
剰になり、その結果、バイトマップ表現に相対して負の
圧縮となる。
【0077】この効果的な負の圧縮は、一定カラーのス
トリングを一定カラーチャネルFIFO1624へ提供し、
カラーFIFO1624から一定カラーのストリングの一つ
の一定カラーバイトをクロックサイクル毎に読出し、そ
れをカラー/メタビットレジスタ1637へロードする
ことにより回避され得る。サンプリングされたデータチ
ャネルFIFO1620におけるように、一定カラーチャネ
ルFIFO1624が一回に4バイトではなくて、1回に2
バイトをロードできるに過ぎないので、このように一定
カラーチャネルFIFO1624を使用することは、一定カ
ラーチャネルのスループットがサンプルデータチャネル
のスループットより低くなる。しかしながら、この”ス
ローサンプル”方法は、レギュラーサンプルデータチャ
ネル(以下に詳述される)に使用されるDMAポインタを
発生する時に必要なオーバーヘッドをさける。このよう
に、この”スローサンプル”チャネルは、迅速に変化す
る一定カラーのショートストレッチに対しては最も有用
であるが、大きな画像に対しては使用されない。
【0078】次に、コンバイナ制御ビット12及び13
は、カラーデータソースとしてカラー/メタビットレジ
スタ1634−1637(又は内部サンプルFIFO163
2B)の何れが使用されるかを決定するためにカラー選
択レジスタバンクA及びBの何れが使用されるかを決定す
ると共に、マスクチャネルからのマスクデータがマルチ
チャネルコンバイナ1630からデータFIFO1642へ
のデータフローを更に制御するために使用されるか否か
を決定するためにデコードされる。勿論、ロードカラー
ビット14及びカラー選択レジスタBビット8と9が”
スローサンプル”カラーチャネルとしてカラー/メタビ
ットレジスタ1637を使用することを指示すると、制
御ビット12と13は、カラーレジスタ選択Bバンクを
使用することを指示しなければならない。他方、コマン
ドビット12と13がカラーデータソースを指示するた
めにカラーレジスタ選択バンクAを使用することを指示
すると、ロードカラービット14及びカラーレジスタ選
択バンクBビット8と9は、カラーレジスタ選択Aビット
10と11によって指示されるものではなくてカラー/
メタビットレジスタ1634−1637の一つへ一定カ
ラーチャネルFIFO1624から出力される次のカラーデ
ータワードをプリロードするために使用され得る。この
ように、次の一定カラーデータワードは、カラー/メタ
ビットレジスタの一つへプリロードされ得る。
【0079】次に、レジスタ選択バンクAとBの内の何れ
がコンバイナ制御ビット13と14によって指示される
かに依存して、カラーレジスタ選択Aビット10と11
又はカラーレジスタ選択Bビット8と8が出力されるカ
ラーデータソースとしてカラー/メタビットレジスタ1
634−1637(又は内部サンプルFIFO1632B)
の何れが選択されるかを決定するためにデコードされ
る。次に、コンバイナ制御ビット12と13がカラーレ
ジスタ選択バンクAを指示し、カラーレジスタ選択Aビッ
ト10と11が内部サンプルFIFO1632Bに格納され
たデータを使用することを指示すると、サンプリングさ
れたカラー解像度ビット6と7は、サンプルクロックを
分割するファクタを決定するためにデコードされる。次
に、コンバイナ制御ビット12と13が1ビットマスク
チャネルを使用して出力カラーを更に制御することを指
示すると、データFIFO1642への出力は、選択Aビッ
ト10と11によって選択されるカラーレジスタ(又は
サンプルFIFO)と、選択Bビット8と9によって選択さ
れるカラーレジスタとの間で切り換えられる。最後に、
繰り返しカウントビット0−5が現在のコマンド命令
は、幾つ画素が有効であるかを決定するためにデコード
される。
【0080】従って、図4に示されるように、カラー/
メタビットレジスタロード選択1685は、ロードカラ
ービット14及びカラーレジスタ選択Bビット8と9の
値によって制御される。同様に、カラー/メタビットマ
ルチプレクサ選択コントローラ1689と出力マルチプ
レクサ選択コントローラ1692は、上述のように、コ
マンド制御ビット12と13、カラーレジスタ選択Bビ
ット8と9、カラーレジスタ選択Aビット10と11、
及びマスクチャネルの組み合わせによって制御される。
【0081】しかしながら、繰り返しモードビット15
がハイにセットされると、コマンド命令のコマンドビッ
トが表6と7に指示される形態を取る。
【表6】
【表7】
【0082】表6及び7に示されるように、コマンドビ
ット0−12は、繰り返しカウントを表す。繰り返しモ
ードにおける繰り返しカウントは、ノーマルモードにお
いて繰り返しカウントの範囲を128回提供するので、
繰り返しモードは、スキャンラインの非常に幅広い構造
がスキャンされた画像又は大きな一定カラー領域のよう
な同じカラーデータ又はオブジェクトを持つ時に使用さ
れる。
【0083】最後に、ビット13と14は、繰り返しモ
ードコマンド命令の繰り返しタイプを表す。繰り返しタ
イプがノーマルである場合、前のコマンドは、繰り返し
カウントビット0−11によって指示される追加のピク
セル数に対して繰り返される。この場合、図4に示され
る前のコマンドレジスタ1682が使用される。繰り返
しコマンドタイプが先端白データ又はライン後白データ
の端を指示すると、一つの単一白バイトが白(透明)発
生器1690によってデータFIFO1642へロードされ
る。この白(透明)発生器1690は、構成レジスタ1
681によって白の訂正値へセットされる。繰り返しコ
マンドタイプがページの端を指示すると、このコマンド
は、回路がリセットされるまで、更なるコマンドの実行
を停止する。
【0084】繰り返しタイプビット13と14がライン
タイプの端を指示した時にのみ、ビット12は、マスク
スキャンラインイネーブル/ディスイネーブルビットで
あるように再定義され、そのビットは、次のスキャンラ
インに対してマスクチャネルをオン又はオフするために
使用されることが理解されるべきである。これにより、
これらの関連するマスクデータを有するスキャンライン
のみがマスクチャネルに配され、それはマスクチャネル
に必要なデータを圧縮する。これは、表7に示されてい
る。
【0085】繰り返しタイプビット13と14が出力白
タイプ又はラインタイプの端を指示すると、繰り返しカ
ウントは使用されないことも理解されるべきである。代
わりに、ラインの初め及び終わりの白スペースは、実際
のページデータを発生するために利用できる時間量を増
加する利点のあるビデオデータ発生の特別の場合であ
る。先端及び後端白(透明)データを発生するために、
三つのカウンタがIOTインターフェースコントローラ1
691に取り付けられ、これらは、各カラー分離の初め
に正確なデータがプリロードされる。先端白カウンタ1
694は、各スキャンラインの開始マージンをカウント
するために使用される。ライン及びページ同期(sync)
ハンドラー1688が新たなライン同期信号をIOTから
受信するとカウントを開始する。先端白カウンタ169
4がカウントしている間に、IOTインターフェースコン
トローラ1691は、データFIFO1642の読出しイネ
ーブルを使用不能にして先端白繰り返しコマンドによっ
てデータFIFO1642に配された単一の白バイトを繰り
返し出力する。この白バイトは、IOT170によって繰
り返し読み出される。先端白カウンタ1694が0に達
すると、ビデオデータカウンタ1695は、カウントを
開始し、IOTインターフェースコントローラ1691
は、データFIFO1642及び出力メタビットFIFO164
0をイネーブル(使用可能)にしてIOTコントローラ1
691からの同期下でそれらのデータをIOT170へ流
す。ビデオデータカウンタ1695が0に達すると、後
端白カウンタ1696は、カウントを開始し、IOTイン
ターフェースコントローラ1691は、データFIFO16
42に配される単一の白バイトをIOT170によって繰
り返し読み出させる。
【0086】IOTインターフェースコントローラ169
1は、FIFO制御及びコマンド/マスクチャネルプロセッ
サ1680のデータ及び出力メタビットFIFO1642及
び1640を充填させる部分から独立して動作する。IO
Tインターフェースコントローラ1691は、クロック
信号、ページ同期信号及びライン同期信号をライン及び
ページ同期ハンドラー1688を介してIOT170から
受信して、リターンクロック信号及び読出しデータ信号
をIOT170へ戻す。データFIFO1642及び出力メタ
ビットFIFO1640がマルチチャネルコンバイナ163
0により充填された有効データを有する限り、IOTイン
ターフェースコントローラ1691は、IOTによって正
確な時間でそのデータの読出しを同期するために使用さ
れる。
【0087】図5に示されるように、バスインターフェ
ース1610は、バーストFIFO1611、サンプルチャ
ネル制御1612、スローチャネル制御1613、レジ
スタ1614、デコーダ1615、バッファーメモリ1
616、チャネル調停ロジック1617及びカードコン
トローラ1618を有する。
【0088】バスインターフェース1610の基本動作
は、直接メモリアクセス(DMA)を使用するバス上の
パッケットを検索して、それらを5個のFIFOチャネル1
620−1628の一つへ書込むことである。バスイン
ターフェース1610は、各ページの前に1度プログラ
ムされ、次にFIFOチャネル1620−1628を充填す
るために独立して動作する。チャネル調停ロジック16
17は、FIFOFチャネル1620−1628の各々が充
填される優先順位を決定するために使用される。これ
は、殆ど空である時に発生されるFIFO1620−162
8の各々からの信号、各チャネルに対するプログラム可
能”重み”及びこれらのチャネルの内の三つに対するイ
ンターリーブオプションに基づく。重みは、チャネルが
現在最も高い優先順位として残る行の回数を指示する。
バスインターフェース1610の第1の実施の形態の調
停方式は、優先順位の三つのサブセットに基づく。優先
順位サブセット1は、常に最も高い優先順位であり、後
で詳述されるように、新たなサンプル及びマスクチャネ
ルポインタの取出しを含む。優先順位サブセット2と3
は、優先順位が交番する。優先順位サブセット2は、サ
ンプルチャネルデータを含み、優先順位サブセット3
は、ラウンドロビン取出しコマンドであり、それは、マ
スク、カラー、メタビット及びコマンドチャネルデータ
を取り出す。
【0089】この調停方式の背景理由は、以下の通りで
ある。ポインタ(サブセット1)は、小さく、多くない
が、以下に述べられるように、重要な取出しである。サ
ンプルチャネルデータ(サブセット2)は、システムを
介して最も大きなバンド幅を要求する可能性のある生の
バイトである。他のチャネルは、”スローチャネル”と
呼ばれる。その理由は、それらのチャネルFIFO1622
−1628が32ビット幅よりも少ない幅を有するから
である。それらを取り出すと、取り出されたワードをバ
ーストFIFO1611へ書込むことが必要であり、それに
より、それらは、スローチャネル制御1613によって
並行にそれらの個別のFIFOチャネル1622−1628
上にアンパックされることができる。この動作の間に、
他のバースト取り出しがサンプルチャネルFIFO1620
に対して並行に発生する可能性がある。
【0090】各チャネルに対して取出しのバースト転送
サイズを制御する事ができる。レジスタ1614の一つ
は、各チャネルに対するバーストサイズを格納する。ま
た、各チャネルに対するデータが開始するメモリ150
にアドレスを格納するレジスタ1614の一セットのレ
ジスタがある。メモリサイズをセーブするために、マス
クチャネル及びサンプルチャネルは、データ取り出しに
おいて、一レベルの間接処理(indirection)を使用す
る。単一のアドレスポインタレジスタを使用する代わり
に、マスク及びサンプルカラーチャネルの各々は、3個
のレジスタを有する。第1のものは、表(テーブル)が
格納されているメモリ150中のアドレスをポイントす
る。この表は、アドレス/サイズ対のリストを含み、こ
れらの対の各々は、次のサンプルマップ又はビットマッ
プセクションが見つけられるメモリ150の部分を指定
する。サンプルチャネル制御1612は、次のアドレス
をレジスタ1614のサンプルアドレスレジスタへ取出
し、且つサンプルデータのそのブロックのそのサイズを
レジスタ1614のサンプルサイズレジスタへ取り出
す。次に、バスインターフェース1610は、正確な量
のデータが取り出されるまで、メモリ150のその部分
から取り出されることができ、その後、それは、サンプ
ルデータ表中の次のアドレス/サイズ対を取り出す。マ
スクチャネルは、同様に処理される。
【0091】取出しは、絶えずワード境界で発生するの
で、実際の第1の有効バイトのデータがワード内に発生
するサンプルデータの場合に可能である。このように、
サンプルチャネル制御1612は、取り出されようとし
たメモリ150の中のバイトアドレスを実際に取り出さ
れたメモリ150中のワードアドレスを比較して、”無
効”タグで取り出された第1のワードの3バイトまでタ
グ付けできなければならない。サンプルチャネルアンパ
ッカー1632Aは、後で、これらの無効バイトを内部
サンプルFIFO1632Bへロードするのではなくて破棄
できる。
【0092】バスインターフェース1610の他の対
は、データレートを等しくするためのバッファーメモリ
1616、ローレベルSバス(Sbus)カード機能を処理
するカードコントローラ1618、及びSバスリクエス
トアドレスマッピング及びデコーディングを処理するデ
コーダ1615を含む。デコーダ1615の一つの重要
な機能は、状態情報を送信し受信できるIOT170のシ
リアルポートへのインターフェースを提供することであ
る。
【0093】図6は、IOTコントローラ260の第2の
例示の実施の形態を示す。図6に示されるように、バス
インターフェース1610と本質的な動作及び構成が同
様である、バスインターフェース2610は、バス11
4から4バイトバーストを受信し、32ビットデータス
トリームをコンプレッサ(圧縮器)/デコンプレッサ
(圧縮解除器)コントローラ2650及び統合コンバイ
ナ/チャネルFIFO2630へ出力する。統合コンバイナ
/チャネルFIFO2630は、マルチチャネルコンバイナ
1630をデータチャネルFIFO1620−1628と統
合する。コンプレッサ/デコンプレッサコントローラ2
650は、データをメモリ150からIOTコントローラ
260へ転送する時に圧縮されたデータの使用を可能と
すると共に、メモリ150から転送されるメタビット情
報によって制御される。コンプレッサ/デコンプレッサ
コントローラ2650は、このように、メタビット情報
がどのタイプの圧縮がデータの受信されたブロックへ適
用されたかを指示することを可能にする。
【0094】従って、オブジェクトタイプ(即ち、デー
タが、”JPEG”(ジョイントフォトグラフィックエキス
パートグループ)テクニックを使用して最適に圧縮され
たカラー画像データか、白/黒ビットマップデータ及び
ラン長エンコーディング又はCCITTのような2値圧縮テ
クニックを使用して最適に圧縮され得る他のデータタイ
プであるか)に基づいてデータ圧縮を最適化できる。従
って、コンプレッサ/デコンプレッサコントローラ26
50へ入力されるデータのオブジェクトタイプに基づ
き、データは、サンプルデータコンプレッサ/デコンプ
レッサ2620又は2値サンプルデータコンプレッサ/
デコンプレッサ2640へ出力される。更に、スキャナ
インターフェース116(ディジタルカメラのような他
のデバイスへのインターフェースであってもよい)は、
コンプレッサ/デコンプレッサコントローラ2650へ
取り付けられることができ、それにより、リアルタイム
で、スキャナからのオンザフライデータが得られ、圧縮
され、コンプレッサ/デコンプレッサコントローラ26
50へ転送され、圧縮解除され、統合コンバイナ/チャ
ネルFIFO2630の適切なチャネルへ入力され得る。こ
れにより、複写機や統合複写機/プリンタのスキャナの
ような、スキャナ又は他の等価の物を介して画像の部分
のオンザフライ挿入を可能とし、それによりオンザフラ
イデータは、ページ画像のPDL記述を変える必要がな
く、メタビットチャネルの制御下でページ画像へ結合さ
れ得る。更に、これにより、スキャナ又は他の等価なデ
バイスを介して画像の部分のオンザフライ最適化を可能
とする。例えば、画像の部分がより高いレベルのレーザ
光を使用してレンダリングされるべきであるならば、オ
ペレータは、増加された露光レベルセットポイントを使
用して、画像のどの部分がレンダリングされるべきかを
識別できる。
【0095】サンプル又は2値データが一旦圧縮解除さ
れると、それは統合コンバイナ/チャネルFIFO2630
へ入力され、それは実質的に図2−4に関して上述され
たように動作する。
【0096】更に、IOTコントローラ260がカラー空
間変換器(トランスフォーマ)2670を含むので、サ
ンプルカラーデータ及び一定カラーデータは、それが格
納又は転送される前に、最適なカラー空間に配されるこ
とができる。図6に示されるように、統合コンバイナ/
チャネルFIFO2630は、24ビットワード(カラー当
り3カラーX8ビット)をカラー空間変換器2670へ
出力し、この変換器は、24ビット3カラーデータを4
バイトのカラーデータへ変換し、次に、そのデータは、
C、Y、M、Kカラー分離層を表す4バイトとして、統
合コンバイナ/チャネルFIFO2630へ戻される。ま
た、カラーデータは、バスインターフェース2610か
ら直接的にカラー空間変換器2670へ入力され得る。
どちらの場合も、メタビットデータは、カラー空間変換
器2670を制御して現在のデータが関連する特定のオ
ブジェクトタイプに対する最適カラー空間変換を選択す
るために使用され得る。オブジェクト最適化カラー空間
変換の部分として、最適トーン再生カーブ(TRC)がメ
タビットを使用して選択され得る。次に、図2−4に関
連して上述されたように動作する、統合コンバイナ/チ
ャネルFIFO2630は、出力カラーデータ及びメタビッ
トをIOT170へ出力する。IOT170の容量及びスピー
ドに従って、最終データは、出力当り8ビットサイクル
プラス1−4メタビット又は出力当り32ビットサイク
ルプラス1−4メタビットで出力され得る。
【0097】図7に示されるIOTコントローラの第3の
例示の実施の形態において、コンプレッサ/デコンプレ
ッサ3650は、サンプルデータコンプレッサ/デコン
プレッサ3620を制御するためのみに使用される。図
6の2値サンプルデータコンプレッサ/デコンプレッサ
2640は、より先進の構造で置き換えされた。この例
示の実施の形態において、2値コンプレッサ/デコンプ
レッサ3640は、適応コンプレッサ/デコンプレッサ
及び高速CCITTコンプレッサ/デコンプレッサの何れか
である。しかしながら、このIOTコントローラ360
は、一般にIOTコントローラの第1及び第2の好適な実
施の形態に関して上述されたように動作する。
【0098】最後に、図8は、IOTコントローラ460
の第4の例示の実施の形態を示す。この第4の例示の実
施の形態において、統合コンバイナ及びチャネルFIFO4
630は、3カラー(24ビットワード)又は4カラー
(32ビットワード)を第1のカラー空間変換器467
0及び第2のカラー空間変換器4675へ出力する。第
1のカラー空間変換器4670及び第2のカラー空間変
換器4675の各々は、IOT170へ出力される4カラ
ー分離層の二つを発生するために使用される。一般に、
カラー空間変換器の各々は、統合されたコンバイナ及び
チャネルFIFO4630、及びパッカー4672と467
7の速度の2倍の速度で動作する。
【0099】例えば、第1のカラー空間変換器4670
は、第1のクロックサイクルで、8ビットCカラー分離
層データバイトを出力し、第2のクロックサイクルで、
8ビットMカラー分離層バイトを出力する。同様に、第
1のクロックサイクルで、第2のカラー空間変換器46
75は、8ビットYカラー分離層バイトを出力し、第2
のクロックサイクルで、8ビットKカラー分離層バイト
を出力する。
【0100】第1のクロックサイクルで、第1のカラー
空間変換器4670は、8ビットCデータをパッカー4
672へ出力し、第2のカラー空間変換器4675は、
8ビットYデータをパッカー4677へ出力する。同様
に、第2のクロックサイクルで、第1のカラー空間変換
器4670は、8ビットMデータをパッカー4672へ
出力し、第2のカラー空間変換器4675は、8ビット
Kデータをパッカー4677へ出力する。パッカー46
72と4677がカラー空間変換器4670と4675
をの速度の半分で動作するので、次に、それらは、IOT
170と並行に第1及び第2のカラー空間変換器467
0と4675から統合された16ビットデータを出力し
て全て4つのカラー分離層を4個の8ビットワードとし
て同時に提供する。このように、IOT170のより広い
範囲が、このシステムで使用でき、このシステムは、IO
Tを介して複写シートの単一パスで、全ての4カラー分
離層、C、M、Y、Kを形成するために4つの異なるプリン
トドラムを使用する、1パス、4カラー複写機/プリン
タを含む。
【0101】以下の図面は、PDL分解手段130、IOTデ
ータ及びコマンド命令発生手段140、及びメモリ15
0に格納されるデータ構造を示す。メモリ150は、RA
M部分151及び不揮発性部分152を含む。不揮発性
部分152は、ハードディスク、取り外し可能テープ、
フロッピーディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、
及び長期間に亘る不揮発性データ記憶を提供する他の等
価のメモリデバイスのいずれかより構成され得る。図9
に示されるように、ステップS10で開始した後、ドキ
ュメントは、グラフィカルアーティストや他のディスク
トップ出版プログラムの技術のあるオペレータのような
ドキュメントクリエータによって、ステップS20で作
成される。
【0102】クリエータが一旦ステップS20でのドキ
ュメント作成を終了すると、ステップS30で、IOT用
のプリントデータが、オブジェクト指定又はオブジェク
ト最適化圧縮及びレンダリングテクニックを使用して準
備される。ステップS30でのプリントデータの準備
は、PDL分解手段130及びIOTデータ及びコマンド命令
発生手段140によって実行される。プリントデータが
準備されると、それは、図28−31に示されるデータ
構造を使用してメモリ150のRAM部分151に格納さ
れる。
【0103】次に、プリントデータがステップS30で
準備された後、ステップS40において、メモリ150
のRAM部分151のデータ構造がメモリ150の不揮発
性部分152へ格納されるべきか否かが決定される。ド
キュメントクリエータが格納ステップS50を指定して
もよいし、プリントシステムは、格納ステップS50が
大きな又は複雑なドキュメントのリソースを保存する事
を要求してもよい。メモリ150のRAM部分151に
格納されるデータ構造が記憶されるべきであるというこ
とを決定すると、圧縮されたページが不揮発性メモリ部
分をステップS50で格納される。これは、S50で格
納されたこのドキュメントに対する圧縮されたページが
プリントされるべきであることを決定した後、クリエー
タ又はプリントシステムが、メモリ150の不揮発性部
分152からそれらをRAM部分151へコピーすること
によって、ステップS60におけるように、圧縮された
ページを検索する事を必然的に要求する。このように、
ステップS30で準備されたプリントデータは、それが
ステップS50で格納されてステップS60で再び呼び
出されたか或いはステップS40によって直接送信され
たかに拘らず、ステップS70へ出力される。
【0104】また、ステップS20−S50、ステップ
S110−130、及び後で述べられるそれらのサブス
テップは、IOT170がアクティブに駆動されていな
い、従って、リアルタイム制約がこれらのステップを制
限しないので、リアルタイムで実行される必要がないこ
とが理解されるべきである。反対に、ステップS70−
S100は、IOT170がアクティブに駆動されている
ので、リアルタイムで実行されるべきであることが理解
されるべきである。従って、リアルタイムでのデータの
処理及びIOT170への提供の故障は、IOTによってプリ
ントされるページが不正確にされる。不揮発性メモリ部
分152のタイプ及び容量に依存して、ステップS60
は、リアルタイムで実行されてもされなくてもよい。
【0105】ステップS70において、ステップS30
で準備されたプリントデータは、オブジェクト指定又は
オブジェクト最適化圧縮解除及びレンダリングテクニッ
クを使用して結合及びプリントされる。同時に、ステッ
プS80で、リアルタイムデータは、捕獲されて、ステ
ップS30で準備されたプリントデータに同期される。
ステップS80のリアルタイムデータは、スキャナ、複
写機のスキャナ部分、ディジタルカメラ、遠隔コンピュ
ータ、或いはデータを発生してIOTコントローラ160
へリアルタイムで送信することができる他のデバイスの
ような、他のソースから捕獲される。
【0106】次に、ステップS90では、クリエータ又
はプリントシステムは、このプリント動作が較正プリン
トであるか否かを決定する。クリエータ又はIOT170
の自動較正処理は、ステップS90で、このプリントが
較正プリントであると決定すると、プリントページは、
オブジェクト最適化レンダリング調節がドキュメントの
オブジェクトの何れかのレンダリングを訂正することを
必要とするか否かを決定するためにステップS100に
おいてリアルタイムで自動的に測定される。例えば、一
つの特定のタイプの較正テストの間、IOTコントローラ
160は、所定のテストドキュメントをIOT170へ出
力する。このテストドキュメントは、絵画的や写真的
(サンプリングされた)オブジェクトのような、特定の
タイプのオブジェクトをシミュレートするためにレンダ
リングされる、テストパッチを含む。IOT170がテス
トドキュメントをプリントした後、IOT170内の又は
それに取付られたセンサは、テストドキュメントの種々
のカラーを測定して、その測定データをIOTコントロー
ラ160へ提供する。IOTコントローラ160は、測定
データによる指示の通りにプリントされた実際のカラー
とオブジェクトのそのタイプに対してテストドキュメン
トにプリントされることが意図されるカラーを比較して
調節する。このように、例えば、温度、湿度、又は他の
環境ファクタにおける変化によって生じるIOT170の
トーン再生カーブドリフトは、一定カラーオブジェク
ト、サンプル画像データオブジェクト又はカラーテキス
トオブジェクトのような、異なるオブジェクトタイプに
対して、トーン再生カーブを変化することによって、オ
ブジェクト最適化ベースで訂正され得る。このように、
較正プリントが測定され且つオブジェクト最適化レンダ
リング調節はステップS110でなされ、制御は実際の
ドキュメントをプリントするためのステップS70へ戻
る。
【0107】しかしながら、ステップS90で、このプ
リントが較正プリントでないならば、制御は、ステップ
S110に進み、リアルタイムではないが、そこでクリ
エータは、そのプリントされたドキュメントがOKか否
かを決定する。そのプリントされたドキュメントがOK
でない場合、制御は、ステップS120に進み、クリエ
ータによるプリントデータ中のオブジェクトの編集が可
能となり、制御はステップS30へ戻る。ステップS3
0において、平滑化(それは、一般には、オブジェクト
タイプを失わせる)に先立って、オブジェクトは、オブ
ジェクト最適化ESS100のオペレータインターフェー
スを介して調節され得る。元の非分解PDLドキュメント
ファイルに戻る必要がなく、オペレータ又はクリエータ
がカラー空間変換(単数又は複数)、トーン再生カーブ
(単数又は複数)及び/又は他のファクタにおける僅か
な調節を出来るので、オブジェクト最適化圧縮及びレン
ダリングを使用してプリントデータを準備するために必
要な処理の大部分が繰り返される必要がない。更に、オ
ブジェクトタイプがこの点で保持されるので、これらの
タイプの訂正が、各異なるスキャンラインに繰り返し的
ではなくて、オブジェクトに対して1度なされる。
【0108】オブジェクト最適化ESS100で利用でき
る情報を使用するこの編集ステップS120は、ドキュ
メントに対するレンダリング関連の変化を処理する時
に、クリエータは、ワークステーションへ戻るステッ
プ、僅かな部分のみが変化されることが必要な場合でも
必要とされる全体のドキュメントをワークステーション
ディスプレイに再び呼び出すステップ、ドキュメントを
変更するステップ、ドキュメントの新たなPDLバージョ
ンを生成するステップ、ドキュメントをプリンタへ再送
するステップ、及び新たなプリントを見る前にドキュメ
ントが分解処理を通過するのを待つステップの時間のか
かるステップを回避する事が出来るという点で従来の技
術とは異なっている。代わりに、ページ上の特定の絵画
的オブジェクトのミッドトーンシアン分離に対する変更
のような、ページ上の個々のオブジェクトに対するレン
ダリング変更がプリンタへ入力でき、そして準備プリン
トデータ処理ステップS30の最後のサブステップのみ
が、クリエータが新たなプリントを見ることが出来る前
に、オブジェクト最適化ESS100内で再び実行される
必要があるに過ぎない。ドキュメント生成の最終段がし
ばしば高度な繰り返し処理であるので、時間のセーブ量
がかなり大きい。
【0109】更に、ワークステーションでドキュメント
クリエータが利用できるレンダリング制御は、しばしば
オブジェクト最適化ESS100によって提供できる直接
制御とは異なっていおり、且つワークステーションディ
スプレイはカラープリンタがプリントするカラーとは異
なるようにカラーを示すので、ドキュメントクリエータ
は、従来の技術のワークステーションで編集することに
よってではなくて、編集を伴う高速再プリントステップ
S120を使用する事によってドキュメント内のオブジ
ェクトに対する望ましいカラーにより素早く収束するこ
とが期待される。
【0110】しかしながら、プリントがOKであるなら
ば、制御はステップS110からステップS130へ進
み、そこでステップS120で行われた何らかの変更
は、オブジェクト最適化ESS110により又はドキュ
メント生成ソフトウエアによってドキュメントへの自動
的組み込みのために標準のフォーマットにセーブされ
る。次に、制御は、ステップS140へ進み、そこで処
理が終了する。
【0111】図10は、図9のステップS30のオブジ
ェクト最適化圧縮及びレンダリングを使用してプリント
データを準備するための処理をより詳細に示す。図10
に示されるように、ステップS30のプリントデータ準
備処理は、ステップS200で開始する。ステップS2
00において、ステップS20で生成されたドキュメン
トの次の(又は第1の)ページが内部PDLファイルソー
ス手段110又は他の遠隔のPDLファイルソース手段1
2から、現在のページとして得られる。
【0112】次に、ステップS210において、現在の
ページのオブジェクトリストが構成され、このページに
対する特定オブジェクトを関連するオブジェクト最適化
レンダリングタグを組込む。ステップS210におい
て、オブジェクト最適化レンダリングタグは、各オブジ
ェクトに対して決定されたオブジェクトタイプから、PD
L分解手段130及び/又はIOTデータ及びコマンド命令
発生手段140によって自動的に発生されることができ
る。或いは、オブジェクト最適化レンダリングタグを発
生するための自動処理がデフォルトモードとして使用さ
れると共に、ステップS20でドキュメントを準備する
時に、ドキュメントクリエータは、PDLを使用してオブ
ジェクトを指定する時のオブジェクト最適化レンダリン
グヒントを明示的に含むことが出来る。これらのクリエ
ータ挿入レンダリングヒントは、オブジェクトタイプを
明示的に定義すること、カラー空間変換又はトーン再生
カーブを明示的に定義すること、ハーフトーンスクリー
ン周波数及び/又は角度を明示的にセットすること、そ
うでない場合は、PDL分解手段130及び/又はIOTデー
タ及びコマンド命令発生手段140によって通常自動的
に設定されるガミュートマッピング及び/又は他の望ま
しいオブジェクト最適化レンダリングパラメータに対す
る優先順位を指示する最大レーザパワー変調、即ちセッ
トポイント、を明示的にセットすること、含む。
【0113】オブジェクト最適化レンダリングタグを含
むオブジェクトリストは、ステップS210において現
在のページに対して発生されているので、ステップS2
20において、利用できるメモリのようなシステムリソ
ースは、それらが破棄されなかったことを保証するため
にモニタされる。例えば、ページの直交する方向に対し
てある角度を持って設定されたスイープを有する複雑な
クリッピング領域のような、非常に複雑なページは、メ
モリ150のRAM部分151のメモリリソースが不充
分である程度にオブジェクトリスト中に多くのオブジェ
クトが必要である。即ち、実際に、このページは、ナビ
ゲート圧縮の問題を含む。
【0114】このように、各追加のオブジェクト毎に別
のメモリを使用しないフォールバックモードが提供され
る。このフォールバックモードにおいて、現在のページ
は、サンプルチャネルにレンダリングされ、且つシステ
ムリソースにより、低下された解像度でレンダリングさ
れてもよい。ステップS220が、リソースが十分でな
いことを決定すると、制御は、ステップS230へ進
み、それは、フォールバックモードを使用して現在のペ
ージに対するプリントデータを準備する。一般に、フォ
ールバックモードは、従来のIOT170に使用される従
来のビットマップ/バイトマップを生成することに依存
する。この場合、ページは、各オブジェクト毎のプリン
トパラメータが最適化されるようにはプリントされない
が、少なくともそのページがプリントされ得る。更に、
幾つかのPDLが、前のページ(即ち、ページが独立して
いない)を参照し、従来のビットマップ/バイトマップ
に対してディフォルトすることによってリソースのオー
バーフローを処理することによって現在のページに対す
るプリントパラメータを定義するので、ステップS23
0におけるように、不良ページが前に定義されたパラメ
ータに対してそのような参照を行うことが可能である。
【0115】ステップS230において、利用可能リソ
ースを出るページが到達すると、従来のPDL分解処理が
現在のドキュメントの第1ページから開始され得る。状
態及びグラフィカル演算子(オペレータ)パラメータの
全てが0にリセットされる。第1ページからのグラフィ
カル演算子は、グラフィカル状態を正確に維持する限り
のみにおいて処理される。即ち、ビットマップ又はバイ
トマップは、書込まれない。これは、不良ページに出会
う前の最後の独立のページまで続く。その点から、グラ
フィカル演算子と画像データの両方が処理されるが、画
像データはIOTへ出力されない。不良ページに到達する
と、処理された画像データはIOTへ出力される。続くペ
ージの処理とそれらのIOTへの出力は、不良ページに出
会った後の最初の独立ページまで続く。
【0116】この点から、オブジェクト最適化PDL分解
手段130、及びIOTデータ及びコマンド命令発生手段
140は、現在のドキュメントの第1ページで再スター
トし、全てのデータフィールド及びグラフィカル演算子
を0にリセットする。オブジェクト最適化ESS100
は、不良ページが発見された後の最初の独立ページまで
画像データを発生することなく、オブジェクト最適化処
理を続ける。この点から次の不良ページまで、PDL分解
手段130及びIOTデータ及びコマンド命令発生手段1
40は、上述のように動作する。次に、この処理は、全
体のドキュメントがプリントされるまで、各不良ページ
毎に繰り返される。
【0117】或いは、ステップS230において、二つ
の並行処理演算子が現在のドキュメントに対して初期化
され得る。第1の処理演算子は、オブジェクト最適化処
理であり得る。第2の演算子は、従来のバイトマップ/
ビットマッププロセッサであり得る。オブジェクト最適
化プロセッサは、第1の不良ページが発見されるまで続
けることができる。この点で、第2のプロセッサは、不
良ページが発見される前の最後独立ページまで画像デー
タを発生することなく動作を開始する。この点から不良
ページまで、画像データが発生されるが、IOT170へ
は出力されない。次に、不良ページ及び全ての続くペー
ジは、不良ページ後最初の独立ページまで、発生され、
従来のプロセッサによってIOTへ出力される。不良ペー
ジ後の最初の独立ページに出会うと、オブジェクト最適
化プロセッサは、不良ページから不良ページ後の最初の
独立ページまでプリントデータをIOTへ出力することな
く、グラフィカル演算子の分析を開始する。
【0118】この点から、オブジェクト最適化プロセッ
サは再びオブジェクト最適化されたデータを生成してIO
T170へ出力し、次の欠陥ページに出会うまでそれを
続ける。この時点で、従来のプロセッサのグラフィカル
状態は、第2の欠陥ページの後最後の独立ページまで第
1の欠陥ページの後に第1の独立ページから更新され
る。次に、上述の処理は、現在のドキュメントの最後の
ページがプリントされるまで繰り返される。
【0119】しかしながら、ステップS220は、メモ
リリソースが十分であると決定すると、制御はステップ
S240へ続き、そこでスキャンライン及びコマンドが
スキャンラインベースで発生される。次に、ステップS
250において、リアルタイムチャネルデータが抽出さ
れてメモリ150に格納される。
【0120】ステップS230及びS250は、ステッ
プS260へ続き、そこで現在のドキュメントの更に処
理の必要なページがあるか否かを決定する。もし在るな
らば、制御はステップS200へ戻る。しかしながら、
更に処理するページがないならば、制御がステップS2
70へ続き、制御をステップS40へ戻る。
【0121】図11は、図9のステップS70のオブジ
ェクト最適化分解及びレンダリングを使用して結合し及
びプリントするための処理をより詳細に示す。図11に
示されるように、ステップS70の結合しプリントする
処理は、ステップS300で開始する。ステップS30
0において、ページの照合されたセット(即ち、現在の
ドキュメントのページ)の次の(第1)ページに対する
圧縮されたデータが得られる。この次のページの圧縮さ
れたデータは、メモリ150のRAM部分151からバス
114を介してバスインターフェース1610によって
得られる。
【0122】また、圧縮されたデータは、メモリ150
の不揮発性メモリ部分152へ格納され得る。これは、
クリエータがステップS30のオブジェクト指定圧縮及
びレンダリングを使用してプリントデータを準備するた
めの処理を繰り返す必要なしにドキュメントページのコ
ピーを再プリントできることを望む場合に有用である。
圧縮されたデータは、オブジェクトレンダリング機能を
制御するためにメタビットデータを含み、それによりオ
ブジェクト最適化能力が失われない。
【0123】次に、ステップS310において、現在の
ページの圧縮されたデータは、マルチチャネルコンバイ
ナ1630を使用して圧縮解除され結合される。次に、
ステップS330において、IOTコントローラ160へ
提供されるメタビット情報は、IOT170によってプリ
ントされるページを最適化するために、オブジェクト最
適化レンダリング方法を選択し、同時入力ストリーム間
で選択するように使用される。
【0124】即ち、マルチチャネルコンバイナ1630
は、オブジェクトベースで、カラー空間変換、トーン再
生カーブ、ハーフトーン発生器周波数及びスクリーン角
度、最大レーザパワーセットポイント及び/又は他の情
報等のパラメータを決定するためにメタビット情報を使
用する事ができる。最適データは、メタビットの制御下
でデータへ適用される異なるタイプの処理に基づいて、
決定されてIOT170へ出力される。
【0125】また、メタビット情報の幾つかは、オブジ
ェクト最適化データを発生すると共に、他のメタビット
情報がマルチチャネルコンバイナ1630によってIOT
170へ出力されるようにマルチチャネルコンバイナ1
630によって使用され得る。これらのメタビットは、
IOT170のIOT170制御サブシステムへ出力され、且
つこれらのメタビットは、プリントデータを更に最適化
するために、カラー空間変換、トーン再生カーブ、最大
レーザパワーセットポイント及び/又はハーフトーン発
生器周波数及びスクリーン角度を含む。
【0126】また、メタビット情報の全ては、IOTコン
トローラ160によってプリントデータと共に、IOT1
70のサブシステムへ転送される。更に、最大レーザパ
ワーセットポイント、カラー変換、トーン再生等のオブ
ジェクト最適化レンダリングの幾つかの態様は、マルチ
チャネルコンバイナ1630において或いはIOT170
において、メタビットが他の態様を制御すると共に、ス
テップS30のオブジェクト指定レンダリング及び圧縮
を使用してプリントデータを準備するための処理の間に
適用され得る。
【0127】現在のページが、ステップS330におい
て、IOT170によってオブジェクト最適化フォームで
プリントされると、制御は、ステップS340へ進み、
そこで現在のコピーの最後のページがプリントされたか
否かを決定する。最後のページがまだプリントされてい
ない場合、制御はステップS300へ戻る。しかしなが
ら、現在のコピーの最後のページのプリントが完了する
と、制御はステップS350へ続き、そこで希望のペー
ジの全てがプリントされたか否かが決定される。もしそ
うでないならば、制御はステップS360へ進み、そこ
でコピーの数が1だけインクリメントされ、次にステッ
プS370へ進み、現在のページのポインタが現在のド
キュメントの最初のページへリセットされ、最後に、ス
テップS300へ戻る。しかしながら、ステップS35
0が最後のページがプリントされたと決定すると、制御
はステップS380へ続き、制御をステップS90へ戻
す。
【0128】図12は、図10のステップS210のオ
ブジェクト最適化レンダリングタグを有するオブジェク
トリストを構成するための処理をより詳細に示す。図1
2に示されるように、オブジェクトリストの構成は、ス
テップS400においてPDLドキュメントファイルを読
み出すことによって開始する。次に、ステップS410
において、次の(最初)の言語要素が現在の言語要素と
して得られ、解析される。現在の言語要素が解析された
後、標準のグラフィックスインターフェースが呼び出さ
れる。標準のグラフィックスインターフェースに導くPD
L及び他の動作の解析は、ひとつのPDLから他のPDLに変
化する。これらの処理は公知である。
【0129】次に、ステップS420において、現在の
言語要素は、それが現在のページの終わりを指示するか
否かを決定するために分析される。現在の言語要素が現
在のページの終わりを指示するならば、制御はステップ
S430へ進み、現在のページのクリッパー領域が検証
される。クリッパー検証処理は、図19のステップS1
140−S1160に関連して更に詳細に述べられる。
現在のクリッパー領域がステップS430において検証
されると、制御はステップS440へ進み、制御がステ
ップS220へ戻される。
【0130】現在の言語要素がステップS420で現在
のページの終わりを指示しないならば、制御がステップ
S450へ進む。ステップS450において、現在の言
語要素は、それがカラー演算子であるか否かを知るため
にチェックされる。もしそうなら、制御がステップS4
60へ進み、カラー演算子処理が実行される。
【0131】しかしながら、ステップS450におい
て、現在の言語要素がカラー演算子でないことが決定さ
れると、制御がステップS470へ進み、現在の言語要
素は、それがマスキング演算子であるか否かを知るため
にチェックされる。もしそうならば、制御がステップS
480へ進み、マスキング演算子処理が実行される。
【0132】しかしながら、ステップS470におい
て、現在の言語要素がマスキング演算子でないならば、
制御がステップS490へ進み、次の言語要素は、それ
が状態演算子であるか否かを知るためにチェックされ
る。もしそうならば、制御がステップS500へ進み、
グラフィカル状態演算子処理を実行する。ステップS4
60、S489及びS500の全てがステップS410
へ戻る。
【0133】最後に、現在の言語要素がステップS49
0において状態演算子でないことが決定されると、制御
がステップS510へ進み、エラー指示がオブジェクト
最適化ESS100によって現在の言語が適切に解析さ
れ得ないことを指示するために出力される。次に、ステ
ップS510から制御がステップS520を介してステ
ップS20へ戻る。
【0134】ステップS450でチェックされるカラー
演算子が、”setcolor”、”image”、”colorimag
e”、及び等価のコマンドのような演算子を含むことが
理解されるべきである。勿論、実際のコマンドは、PDL
言語に依存する。同様に、ステップS470でチェック
されるマスキング演算子コマンドは、”fill”、”stro
ke”,”character”及び他のこのようなコマンドを含
む。また、実際のコマンドは、PDL言語に依存する。最
後に、ステップS490でチェックされる状態演算子コ
マンドは、”setclipper”、”setstrokewidth”、”se
trenderhint”、及び他のそのような演算子のようなコ
マンドを含む。また、実際のコマンドが使用されるPDL
言語に依存する事が理解されるべきである。
【0135】図13は、図10のステップS240のス
キャンラインデータを発生するための処理をより詳細に
示す。図13に示されるように、スキャンラインデータ
を発生するための処理ステップS600でアクティブオ
ブジェクトリストを初期化しスキャンラインを1にセッ
トすることによって開始する。
【0136】次に、ステップS610において、現在の
スキャンラインからの各新たなオブジェクトが整列され
たアクティブオブジェクトリストへ併合される。図28
は、ステップS210においてオブジェクト指定タグを
有するオブジェクトリストの構成の間発生されるスキャ
ンラインオブジェクトリストデータの汎用フォームを示
す。図28に示されるように、第3のスキャンライン1
513上でスタートするオブジェクトを指すポインタ
は、例えば、第3のスキャンライン1513上の第1の
(最初の)オブジェクト15131を指し、それは、一
方、スキャンライン1513上の第2のオブジェクト1
5132を指す。この構造において、「15131」、
「15132」のようなオブジェクトリストは、それら
を生成する対応するPDL言語要素の相対順位に従ってリ
ストに位置決めされるオブジェクトを含む。
【0137】しかしながら、整列された(ソートされ
た)アクティブオブジェクトは、オブジェクトの開始位
置により且つ左から右の順序で整列される。このよう
に、整列されたアクティブオブジェクトリストの第1の
オブジェクトは、最左開始位置を有するアクティブオブ
ジェクトである。同様に、各スキャンライン上の最後の
オブジェクトは、最右開始位置を有するを有するオブジ
ェクトである。所与のスキャンラインを処理すると、そ
のスキャンライン始まる各オブジェクトは、この左から
右への順序付けが維持されるように、アクティブリスト
に併合される。一般に、アクティブオブジェクトリスト
は、現在のスキャンラインに先立つスキャンラインで始
まり且つアクティブのままであるオブジェクトを含む。
【0138】ステップS610で新たなオブジェクトが
整列されたアクティブオブジェクトリストに併合される
と、制御がステップS620へ進む。ステップS620
において、現在のスキャンラインに対するランリストが
整列されたアクティブオブジェクトリストから発生され
る。次に、制御がステップS630へ進み、そこで現在
のスキャンラインに対するランリストが、スキャンライ
ンの各点に沿って、ランリストのどのランが”頂部”に
在るかを決定することによって、即ち、その点であらゆ
る他のランの下に無いランを決定することによって、平
滑化される(flattened)。
【0139】ステップS630において、ランリストが
平滑化されると、制御がステップS640へ進む。ステ
ップS640において、現在のスキャンラインに対する
コマンド及びカラーの順序付けリストが生成される。コ
マンドは、適切なカラーがカラーレジスタで利用できる
こと、マスクデータが適切にイネーブル又はディスイー
ブルされること、サンプリングされた画像データが必要
に応じて利用できること、メタビットが、圧縮解除、カ
ラー空間変換、トーン再生カーブ処理、IOTコントロー
ラ160やIOT170によって実行されるレーザ変調セ
ットポイント等のハードウェア処理を最適化するように
適切にセットアップされること、を確実にするために発
生される。パレット参照のフォームでのカラーは、正確
なカラー及びレンダリングタグ情報が各命令に対してそ
のパレットから読み出されることを確実にするために発
生される。
【0140】ステップS640の後に、制御がステップ
S650へ進み、そこで消費されたアイテムが整列され
たアクティブオブジェクトリストから除去される。現在
のスキャンラインはオブジェクトが表れる最後のスキャ
ンラインである時に、オブジェクトが消費される。次
に、ステップS660において、スキャンライン数は、
現在のスキャンライン数がページの最後のスキャンライ
ンであるか否かを決定するためにチェックされる。もし
そうでないならば、制御がステップS670へ進み、そ
こでスキャンラインの数が1だけインクリメントされ
る。ステップS670から、制御フローがステップS6
10へ戻る。しかしながら、現在のスキャンラインが最
後のスキャンラインであるならば、制御はステップS6
90を介してステップS250へ戻される。
【0141】ステップS240でスキャンラインデータ
が発生された後、制御がステップS250へ進む。図1
4は、ステップS250をより詳細に示す。処理は、コ
マンドデータを抽出、圧縮及び格納する事によってステ
ップS700で開始する。コマンドデータの特徴のため
に、レンペル−ジブ−ウェルチ(LZW)のような公知の
圧縮技術がコマンドデータを圧縮するために使用され
る。コマンドデータは、平滑化ランからスキャンライン
ベースで抽出される。コマンドデータは、図31に示さ
れるように、RAM部分151のコマンドチャネルデータ
部分に格納される。
【0142】次に、ステップS710において、一定カ
ラーデータが、以下で詳述されるように、抽出、圧縮及
び格納される。次に、ステップS720において、メタ
ビットデータが抽出、圧縮及び格納される。ステップS
730において、マスクポインタが抽出及び格納され、
それらのマスクポインタが指すマスクデータが抽出、圧
縮及び格納される。コマンドデータの場合のように、LZ
Wのような従来の技術が一定カラー及びメタビットデー
タを圧縮するために使用される。上述のステップの場合
のように、一定カラーデータ、メタビットデータ及びマ
スクポインタは、平滑化ランリストから抽出され、スキ
ャンラインベースで、夫々RAM部分151の一定カラー
チャネル部分、メタビットチャネル部分及びマスクデー
タチャネル部分へ格納される。このマスクデータは、同
様に抽出されて、次にラン長エンコーディング、CCITTG
roup4及び他の互換システムのような既知の1ビット圧
縮技術を使用して圧縮される。一旦圧縮されると、マス
クデータは、またRAM部分151のマスクデータチャネ
ル部分に格納される。
【0143】次に、ステップS740において、サンプ
リングされた画像ポインタが抽出及び格納され、且つサ
ンプリングされた画像データが抽出、圧縮及びRAM部分
151のサンプルデータチャネル部分に格納される。ス
テップS710−S740の処理は、非常に類似してい
る。しかしながら、国際標準化機構(InternationalSta
ndards Organization)のJoint Photographic Exper
t Group(JPEG)によって定義されたもののような、デ
ータのタイプ毎に異なる圧縮技術が使用される。ステッ
プS710−S740で異なるデータ部分及びタイプの
全てが一旦抽出、(恐らく)圧縮及び格納されると、制
御がステップS750を介してステップS260へ戻
る。
【0144】図15は、図12のステップS460の、
カラー演算子を処理する方法をより詳細に示す。カラー
演算子処理は、ステップS800でカラー演算子がサン
プリングされた画像を提供するか否かを決定することに
よって、開始する。もしそれがサンプリングされた画像
でないならば、制御がステップS810へ進む。ステッ
プS810において、カラーパレットは、現在の言語要
素によって指示される一定カラーがカラーパレットに同
一のエントリをすでに有するか否かを決定するためにチ
ェックされる。パレットエントリが最初に確立される
と、そのレンダリングタグフィールドがデフォルト値に
セットされる。そのレンダリングタグがデフォルト値を
残す限り、同一のパレットエントリがあるか否かを知る
ためにチェックすると、答えは肯定である。もしそうな
らば、制御がステップS820へ進み、そこで現在の次
の言語要素によって指示されるのと同じカラーモデル及
び画素データを有するパレットエントリが検出される。
【0145】しかしながら、例えば、図16のステップ
S1050によって、レンダリングタグが変更されてい
るならば、次に、答えは否定であり、新たなパレットエ
ントリが生成される必要がある。このように、ステップ
S810の答えが否定であると、制御がステップS83
0へ進み、其処で新たなパレットエントリが、現在の言
語要素によって指示されるカラーモデル及び画素データ
を使用して、カラーパレット内に確立される。次に、ス
テップS840において、ハッシング関数(機能)が、
適切なパレットインデックスを決定するために、現在の
言語要素によって指示される画素データに適用される。
図30に示されるように、パレットは、複数のインデッ
クススロット1521−152nよりなる。パレット1
520の各ハッシュ表(テーブル)は、多くのパレット
エントリを有し、パレットエントリの各々は、一定カラ
ーエントリ及びサンプリングされたエントリの何れかで
あり得る。パレットは、後でより詳細に述べられる。次
に、ステップS850において、現在のパレットエント
リが、パレットインデックスによって決定されるハッシ
ュテーブルスロットでパレットに挿入される。
【0146】新たなパレットエントリのセットアップの
代わりに、現在の一定カラーは、ステップS1050が
この現在の一定カラーに対してレンダリングタグをセッ
トする事を必要とするまで、別に格納できる。この場
合、この時点でのみ、新たなパレットエントリがデフォ
ルト値からすでにリセットされているレンダリングタグ
フィールドで形成される。
【0147】しかしながら、ステップS800がカラー
演算子がサンプル画像を提供した事を決定すると、制御
がステップS860へ進む。ステップS860で、画像
解像度除数が画像データ及び利用できるIOT解像度に基
づいて計算される。表4のビット6及び7を参照して述
べられたように、画像解像度除数は、IOTに対して得る
ことが出来る解像度を発生するために、サンプリングさ
れた画像の各画素が何クロックサイクル繰り返されるか
を指示する。
【0148】次に、ステップS870において、現在の
画像データは、ステップS860で決定された画像解像
度除数及びグラフィカル状態演算子処理によって評価さ
れた最近の”現在変換(currenttransform)”に従っ
て、回転及び/又はスケーリングされる。次に、ステッ
プS880において、新たなカラーパレットエントリ
は、現在のカラーモデル及び現在のサンプリングされた
画像データを使用して、確立される。
【0149】次に、ステップS890において、パレッ
トインデックスは、ハッシング関数を画像データハイト
即ち”S−Size(Sサイズ)”へ適用することによって
計算される。次に、ステップS900において、現在の
パレットエントリは、パレットインデックスによって決
定されたハッシングテーブルスロットでカラーパレット
に挿入される。
【0150】次に、ステップS820、S850及びS
900の何れかから、制御がステップS910へ進み、
そこでグラフィカル状態演算子処理で発生された”curr
entcolor(現在のカラー)”ポインタが、ステップS8
20、S850又はS900で決定された現在のパレッ
トエントリにセットされる。次に、制御がステップS9
20を介してステップS410へ進む。
【0151】図16は、図12のステップS480のマ
スキング演算子を処理する方法をより詳細に示す。マス
キング演算子処理は、パラメータ”renderhint(レンダ
リングヒント)”がグラフィカル状態演算子処理によっ
てすでにセットされているか否かを決定することによっ
て、ステップS1000で開始する。もしそうでないな
らば、制御がステップS1010に進み、そこでオブジ
ェクト最適化レンダリングタグが自動的に決定される。
しかしながら、パラメータ”renderhint”がセットされ
ると、制御がステップS1020へ進み、そこでオブジ
ェクト最適化レンダリングタグが”renderhint”パラメ
ータ(単数又は複数)から導出される。
【0152】即ち、パラメータ”renderhint”がセット
されないならば、オブジェクト最適化レンダリングタグ
は、現在の言語要素の決定されたオブジェクトタイプ及
びオブジェクトの異なるタイプ間で提供される区別のレ
ベルの数に依存して、現在の言語要素に対してオブジェ
クトタイプを最初に分析することによって決定される。
区別の単一レベルのみがイネーブルならば、ステップS
1010において決定されたオブジェクト最適化レンダ
リングタグは、例えば、非画像オブジェクト(例えば、
テキストやラインアートオブジェクト)から画像オブジ
ェクト(例えば、ハーフトーンオブジェクト)を区別す
る。もし区別の追加のレベルがイネーブルであったなら
ば、追加のレンダリングタグは、同じオブジェクトに異
なるカラー空間変換、異なるトーン再生カーブ、異なる
飽和レベル等が提供されるように、発生される。何れの
場合も、少なくとも一つのレンダリングタグは、そのオ
ブジェクトのデータを書込む時に使用されるレーザパワ
ーセットポイントを指示するために各オブジェクト毎に
発生される。
【0153】”renderhint”パラメータがセットされる
と、ステップS1020において、自動的に決定された
値、そうでなければステップS1010で決定された値
は、ドキュメントクリエータから明示的命令によってオ
ーバーライドされる。このように、ドキュメントクリエ
ータは、そうでなければステップS1010でセットさ
れたレンダリングタグをオーバーライドできる。従っ
て、”renderhint”パラメータは、必要でないかもしれ
ないが、オブジェクトタイプが何であるか指定できる。
それは、このオブジェクトタイプがどのオブジェクトタ
イプであるかに拘らず、ドキュメントクリエータが観察
者の目を獲得したいと思う物を指示するヒントの独立の
タイプであっても良い。或いは、”renderhint”は、こ
のオブジェクトが背景にあり、観察者の目を獲得したく
ないことを指示しても良い。”renderhint”は、オブジ
ェクトのエッジがシャープにされるべきでない事を指示
してもよい。”renderhint”は、このオブジェクトの定
義されたカラーが飽和がブーストされるのではなくて保
持されるべきであることを指示してもよい。”renderhi
nt”は、オブジェクトのそのタイプに対してデフォルト
セットポイントとは異なる特定のレーザパワーセットポ
イントが代わりに使用されるべきであることを指示して
もよい。
【0154】また、”renderhint”は、定義されたオブ
ジェクトタイプ及び未定義のサブパラメータに基づい
て、デフォルトモードに続く分析の残りの部分でオブジ
ェクトタイプを明示的に定義してもよい。
【0155】次に、ステップS1010及びステップS
1020から、制御がステップS1030へ進み、其処
でグラフィカル状態演算子処理によってセットされた”
currentcolor”状態のレンダリングタグが更新される。
図12,15及び16に示されるように、”currentcolo
r”タグがデフォルトタグでなく、”currentcolor”に
よって指示されたパレットエントリに対するレンダリン
グタグと一致しないならば、そのパレットエントリは、
複写されなければならず、その新たなパレットエントリ
のレンダリングタグが更新され、”currentcolor”ポイ
ンタがその新たなパレットエントリに更新される。
【0156】また、その新たなパレットエントリが処理
カラー演算子ステップS460の間に生成されない場
合、カラーデータは、パレットへ挿入されるのではなく
て、別途保持される。この場合、新たなパレットエント
リは、ステップS1030で生成され、そのカラー値
は、別途保持された所にセットされる。この新たなパレ
ットエントリのレンダリングタグは、ステップS101
0又はステップS1020において決定された値にセッ
トされる。この新たなパレットエントリは、ステップS
1050の部分としてステップS840、S850及び
S910を実行する事によって、この時にパレットへ入
力される。
【0157】次に、ステップS1040において、現在
のオブジェクトは、ボックス、ビットマップ等の一つ以
上のプリミティブ(主)オブジェクトを発生するために
スキャン変換される。スキャン変換は公知の処理であ
る。次に、ステップS1050で、プリミティブオブジ
ェクトの全てが処理されたか否かが決定される。いずれ
かのプリミティブオブジェクトが残っていると、制御が
ステップS1050からステップS1060へ進み、其
処で次の(最初の)プリミティブオブジェクトが現在の
プリミティブオブジェクトとしてマスキング演算子から
得られる。次に、ステップS1070において、プリミ
ティブマスキングオブジェクト処理が現在のプリミティ
ブオブジェクトに対して実行される。次に、制御は、ス
テップS1050へ戻る。このループは、ステップS1
050が処理されるべきプリミティブオブジェクトがな
いことを決定するまで続く。この場合、制御がステップ
S1080を介してステップS410へ戻る。
【0158】図12のステップS500で述べられたグ
ラフィカル状態演算子処理のより詳細なバージョンを示
す。図17において、ステップS500のグラフィカル
状態演算子処理は、”setclipper”演算子がセットされ
たか否かをステップS1100で決定する事により開始
する。
【0159】”setclipper”演算子がセットされていな
いならば、制御がステップS1110に進み、”setren
derhint”演算子がセットされたか否かを決定する。も
しそうでないならば、制御がステップS1120に進
み、この状態演算子に対してグラフィカル状態をセット
し、ステップS1180に進む。しかしながら、”setr
enderhint”演算子がステップS1110でセットされ
ると、制御がステップS1130に進み、そこでグラフ
ィカル状態における”renderhint”パラメータは、”se
trenderhint”演算子によって指示されるレンダリング
ヒントにセットされる。ステップS1130から制御が
再びステップS1180進む。
【0160】しかしながら、ステップS1100におい
て、”setclipper”演算子がセットされると、制御がス
テップS1140へ進み、そこで現在のクリッパーオブ
ジェクトが存在し、その完全性属性が”完全な”である
か否かが決定される。もしそうならば、制御がステップ
S1150へ進み、そこで現在の完全なクリッパーオブ
ジェクトがスイープオブジェクトへ変換される。次に、
領域r1として示されるスイープアウトラインが、現在
のクリッピング領域にセットされる。同時に、領域r2
で示されるスイープのフィル(充填)領域が現在のクリ
ッピング領域の下のスイープオブジェクトにセットされ
る。しかしながら、現在のクリッパーオブジェクトが存
在しない場合又は現在の既存のクリッパーオブジェクト
が”complete(完全な)”の完全性属性を持たない場
合、制御がステップS1140から直接にステップS1
160へ進む。
【0161】ステップS1160において、このオブジ
ェクトが、オブジェクトの最初のスキャンラインとし
て、スキャンライン整列アクティブオブジェクトリスト
に挿入される。ステップS1140からステップS11
60は、図12に示され且つ上述された”クリッパー検
証”処理S430を形成する。次に、制御がステップS
1170に進み、そこでグラフィカル領域の”currentc
lipper”コマンドが新たなクリッパー領域にセットされ
る。次に、ステップS1120及びステップS1130
において、制御がステップS1180へ進み、制御がス
テップS410へ戻る。
【0162】図13のステップS620において述べら
れたように、スキャンラインリストを発生するための処
理のより詳細な記述が図18において示される。スキャ
ンラインリストを発生するための処理は、変数”thisob
ject”を現在のスキャンラインのアクティブオブジェク
トリストの最初のオブジェクトへセットすることによ
り、ステップS1200において開始する。
【0163】次に、ステップS1210において、変
数”thisobject”は、それが有効オブジェクトを指すか
否かを決定するためにテストされる。もし変数”thisob
ject”が有効オブジェクトを指さないならば、制御がス
テップS1280を介してステップS630に戻る。し
かしながら、”thisobject”が有効オブジェクトを指す
ならば、”thisobject”が最初のオブジェクトにセット
された直後に常に真となり、制御がステップS1220
に進む。
【0164】ステップS1220において、”thisobje
ct”は、それがスイープタイプのオブジェクトであるか
否かを知るためにチェックされる。もしそうならば、制
御がステップS1230に進む。ステップS1230に
おいて、現在のスキャンライン上の”thisobject”のs
1アウトラインの各ピース毎に一つのランが整列された
ランリストに併合される。併合されたランの各々は、そ
のスキャンラインに沿った開始位置及び終了位置からな
る。各ランは、また”thisobject”の下層のスイープオ
ブジェクトs2を指すポインタからなり、層及びカラー
データが抽出され得る。上述のように、s1領域は、ス
イープが生成された時に有効にクリッピング領域へセッ
トされ、他方s2領域は現在のクリッピング領域の下層
のスイープオブジェクトへセットされた。ステップS1
230を実行した後、制御がステップS1270へ進
む。
【0165】ステップS1220において、”thisobje
ct”のクラスがスイープでない時、制御がステップS1
240へ進み、そこで”thisobject”は、それがクリッ
パータイプオブジェクトであるか否かを知るためにチェ
ックされる。もしそうならば、制御がステップS125
0に進む。ステップS1250において、”thisobjec
t”インサイドリストから各オブジェクトが”thisobjec
t”のクリッパーに抗してクリップされる。インサイド
リストは、図23において示され且つ以下でより詳細に
述べられる、ステップS1740−S1770のプリミ
ティブマスキングオブジェクト処理の間に、このクリッ
ピングオブジェクトのために、収集されると共にこのリ
ストへ追加されたオブジェクトのリストである。即ち、
オブジェクトの各インサイドリストは、現在のクリッピ
ング領域として対応するクリッピングオブジェクトが有
効であった間対応するクリッピングオブジェクトに関連
する。”thisobject”のクリッパーは、s1スイープア
ウトラインに関して上述されたの同様に、このクリッパ
ーオブジェクト生成された時に有効であったクリッピン
グ領域へセットされた。オブジェクトは、クリッピング
領域のクリッパーの外側にあるオブジェクトのあらゆる
部分を除去する事によってクリップされる。
【0166】オブジェクトがクリップされた後、各得ら
れたランは、整列されたランリストに併合される。ステ
ップS1220において、各ランはスキャンラインに沿
う開始位置と終了位置からなる。しかしながら、ステッ
プS1250において、また各ランは、”thisobject”
のインサイドリストから層及びカラーデータへのクリッ
プされたオブジェクトに対するポインタからなる。ステ
ップS1230における場合のように、処理が一旦完了
すると、制御がステップS1270へ進む。
【0167】もしステップS1240において、”this
object”のクラスがクリッパーでない場合、制御がステ
ップS1260に進む。ステップS1260において、
現在のスキャンラインの”thisobject”の各ピース毎の
ランが整列されたランリストへ併合される。ステップS
1230及びステップS1250の場合のように、各ラ
ンはスキャンラインに沿う開始位置及び終了位置からな
る。しかしならが、この場合、各ランは、また層及びカ
ラーデータに対する”thisobject”へのポインタからな
る。ステップS1230及びステップS1250の場合
のように、一旦ステップS1260の処理が終了する
と、制御がステップS1270へ進む。
【0168】ステップS1270において、変数”this
object”が現在の”thisobject”の”次の”フィールド
によって指示されるオブジェクトへセットされる。従っ
て、次の”thisobject”が現在の”thisobject”にな
る。ステップS1270から制御がステップS1210
へ進む。
【0169】図19は、図13のステップS360のラ
ンリストを平滑化するための処理をより詳細に示す。図
19に示されるように、ランリストを平滑化する処理
は、ステップS1300で開始する。ステップS130
0において、現在のランの前景及び背景オブジェクト
は、デフォルトレンダリングタグを有する白オブジェク
トに初期化される。開始位置及び終了位置は、現在のス
キャンラインの開始に初期化される。最後に、変数”cu
rrentstart”がスキャンラインの開始に初期化される。
【0170】次に、ステップS1310において、変
数”currentstart”は、スキャンラインの終了に達した
か否かを決定するためにチェックされる。そうでない場
合、制御がステップS1320に進み、そこで次の可視
ランが識別される。
【0171】次に、制御がステップS1330に進み、
そこで次の可視ランの前景及び背景オブジェクトカラー
とレンダリングタグは、それらが現在のランのオブジェ
クトの前景及び背景オブジェクトカラーとレンダリング
タグと同じであるか否かを決定するためにチェックされ
る。これが真ならば、制御がステップS1360に進
み、そこでランは、現在のランの終了位置を次の可視ラ
ンの終了位置へセットする事によって、結合される。し
かしながら、これが真でない場合、制御がステップS1
340へ進み、そこで現在のランに対するコマンド及び
カラーが生成される。次に、ステップS1350におい
て、次の可視ランが現在のランになる。
【0172】ステップS1350及びS1360の両方
がステップS1370に進み、そこで”currentstart”
が現在のランの終了位置にセットされる。次に、ステッ
プS1370からの制御がステップS1310に進む。
ステップS1310において、”currentstart”がスキ
ャンラインの終了へ到達されると、制御がステップS1
380に進み、そこでコマンドおよびカラーの最後のセ
ットが現在のランのために生成される。ステップS13
80から、制御がステップS1390を介してステップ
S640へ戻る。
【0173】図20は、図19のステップS1340ま
たはS1380の現在のスキャンラインの現在のランに
対するコマンド及びカラーを生成するための処理をより
詳細に示す。ステップS1400において、現在のラン
の前景オブジェクトは、そのオブジェクトが透明か否か
を決定するために調べられる。即ち、その照会は、その
オブジェクトが真のクリアフィールド15574を有す
るビットマップタイプのオブジェクト15570である
か否かということである。もしそうでないならば、制御
はステップS1410へ進む。ステップS1410にお
いて、現在のランの前景オブジェクトは、そのオブジェ
クトがクラススイープタイプオブジェクト15580で
あるか否かを知るために調べられる。もしそうでないな
らば、制御がステップS1420に進み、ノーマルコマ
ンド及びカラーを生成する。次に、制御がステップS1
460に進む。
【0174】もしステップS1410において、前景オ
ブジェクトがスイープクラスタイプオブジェクト155
90であると決定されると、制御がステップS1430
に進み、スイープコマンド及びカラーを生成する。次
に、制御が再びステップS1460に進む。しかしなが
ら、ステップS1400において、現在のランの前景オ
ブジェクトが真のクリアフィールドを有するクラスビッ
トマップタイプのオブジェクトであると決定されと、制
御がステップS1440に進み、背景チェーンを処理し
てマスクビットマップを固定する。次に、制御がステッ
プS1450に進み、マスクを使用してコマンド及びカ
ラーを生成する。次に、制御が再びステップS1460
に進む。
【0175】この手順は、それが2つのステップに依っ
て呼び出され得る点において一般的ではない。このよう
に、ステップS1460は、ステップS1340及びS
1380のどちらがこの手順を呼び出したかを決定し
て、制御が適切な次のステップ、即ちステップS135
0又はS1370、へ戻される。即ち、現在のラン手順
に対してコマンド及びカラーの生成がステップS134
0で呼び出されると、制御がステップS1350に進
む。同様に、現在のラン手順に対してコマンド及びカラ
ーの生成がステップS1380で呼び出されると、制御
がステップS1390に進み、制御をステップS640
へ戻す。
【0176】上述のように、ステップS1400は、現
在のランの前景オブジェクトが透明(即ち、ビットマッ
プクラスオブジェクト)の場合、その背景フィールドに
よって指示されるオブジェクトがこのランのマスクの”
0”ビットのカラーを決定すると共に、現在のランのオ
ブジェクトが前景カラーを決定するように動作する。し
かしながら、背景オブジェクトそれ自体は、同じ又は異
なる前景カラーを有する透明ビットマップであってもよ
い。前景カラーが同じ場合、黒文字ビットマップを有す
る場合と同様に、二つの隣接する透明層は、論理OR関
数をそれらのビットマップに適用することによって結合
され得る。この領域のマスクチャネルマップの元の書込
みが下のビットに上書きされたので、下のビットマップ
オブジェクトのビットマップがこのステップでそのマッ
プにORされる。透明背景をその上のオブジェクトにO
Rして結合する事は、上のオブジェクトとは異なる”
1”ビットのカラーを使用して透明背景層に到達される
まで続くことができる。この点で、マスクチャネルの望
ましい使用におけるコンフリクトが見られた。それは、
コンフリクトする透明背景ビットマップの空間的に隣接
する”1”ビットのグループをランに変換して”平滑
化”処理を再帰的に適用することによって解決される。
このように、コンフリクトする透明背景オブジェクトが
透明でないオブジェクトのセットに変換される。この処
理は、不透明オブジェクト又は層”0”白ペーパが発見
されるまで、背景チェーンに続く。
【0177】図21は、図14のステップS710の一
定カラー抽出、圧縮及び格納処理のより詳細な記述を示
す。抽出、圧縮及び格納一定カラー処理はステップS1
500で開始する。ステップS1500において、次の
(最初の)カラー参照(基準)が現在のカラー参照とし
て得られる。現在のカラー参照は、図30に示されるパ
レットデータ構造のパレットエントリの一つを指すポイ
ンタである。
【0178】次に、ステップS1510において、現在
のパレットエントリからカラーデータが得られる。図3
0に示されるように、各一定カラータイプパレットエン
トリ15230は、このハッシュテーブルスロットの次
のパレットエントリを指す次のリンク15231と、こ
のパレットエントリがどのようにレンダリングされるべ
きかについてのデータを提供するレンダリングタグフィ
ールド15232、及びこれが一定カラーパレットエン
トリであるか、サンプリングされた画像パレットエント
リであるか、他のタイプのパレットエントリであるかを
指示するカラークラスフィールド15233を含む。カ
ラーモデルフィールド15234は、画素データがどの
タイプのカラーモデル(例えば、RGB、CMYK、CIELab、
又はその他)を使用するかを指示すると共に、レンダリ
ングタグフィールドと共にこのカラーをCMYKに変換する
ための好ましいカラー空間変換を指示する。最後に、画
素値フィールド15235は、実際のカラーデータを格
納する。
【0179】次に、ステップS1520において、現在
のパレットエントリの画素データは、画素値データフィ
ールド15235から読み出される。次に、ステップS
1530において、丁度読み出された画素データが、図
31に示されるように、一定カラーチャネルの次に利用
できる位置でRAM151のチャネルデータ構造に格納
される。
【0180】カラーモデルの混合物からなる画素データ
がこのようにチャネルデータ構造に格納されることが予
知される。それは、上述のように、IOT170又はマル
チチャネルコンバイナ1630においてメタビットの制
御下でCMYK(又は他のIOT指定)データに変換される。
また、カラーモデル及びレンダリングタグフィールドに
よって決定されたカラー変換は、画素データに適用で
き、ステップS1520の一部としてそれをCMYKに変換
できる。
【0181】次に、ステップS1540において、パレ
ットは、現在のカラー参照が最後のカラー参照であるか
否かを決定するためにチェックされる。もしそれがそう
でないならば、制御がステップS1500に戻り、その
次のカラー参照が再び現在のカラー参照として選択され
る。しかしながら、現在のカラー参照が最後のカラー参
照である場合、制御がステップS1550に進む。
【0182】ステップS1550において、一定カラー
チャネルデータチャネル構造におけるカラーデータは、
メモリから読み出され、圧縮されて、圧縮フォームで再
格納される。他のチャネルデータの場合のように、一定
カラーチャネルフィールドに格納される一定カラーデー
タを圧縮する事によって、バス114を介するデータ転
送が最小化される。
【0183】一定カラーデータが圧縮されてステップS
1550に格納されると、制御がステップS1560を
介してステップS720に戻る。
【0184】図22は、図14のステップS720のメ
タビット抽出、圧縮及び格納処理のより詳細な記述を示
す。図22に示されるように、メタビットを抽出、圧縮
及び格納する処理は、ステップS1600で開始する。
【0185】図21のステップS1500におけるのと
同様に、ステップS1600において、次の(最初の)
カラー参照(それはパレットエントリに対するポインタ
である)が現在のカラー参照として得られる。同様に、
ステップS1510におけるのと同様に、ステップS1
610において、レンダリングタグは、一定カラーパレ
ットエントリ15230のレンダリングタグフィールド
15232及びサンプリングされた画像パレットエント
リ15240のレンダリングタグフィールド15242
から得られる。両方の一定カラーパレットエントリ15
230及びサンプリングされた画像パレットエントリ1
5240は、共にレンダリングタグを含むので、この処
理は、図21に示されるフローチャートにおけるよう
に、一定カラーパレットエントリに限定されない。
【0186】ステップS1610でレンダリングタグが
得られると、制御がステップS1620に進む。ステッ
プS1620において、レンダリングタグは、プリンタ
独立レンダリングタグとIOT指定メタビットとの間で指
定の変換を行う変換テーブル中でルックアップされる。
このように、ステップS1620のルックアップ処理
は、現在のパレットエントリのレンダリングタグに基づ
いて、指定のIOT170に適する適切なハードウエア及
/又はソフトウエア処理制御を提供するIOT指定メタビ
ット値を戻す。
【0187】ステップS1620でメタビット値が得ら
れると、制御がステップS1630へ進み、そこで現在
のパレットエントリに対するメタビット値が図31に示
されるチャネルデータ構造のメタビットチャネルの次に
利用できる位置に格納される。
【0188】次に、ステップS1640において、現在
のカラー参照は、それが最後のカラー参照であるか否か
を知るためにチェックされる。そうでないならば、制御
がステップS1600へ戻り、そこで再び次のカラー参
照が現在のカラー参照として選択される。しかしなが
ら、現在のカラー参照が最後のカラー参照である場合、
制御がステップS1650へ進む。
【0189】ステップS1650において、メタビット
チャネルに格納されたメタビットデータが圧縮されてチ
ャネルデータ構造のメタビットチャネルに格納される。
次に、制御がステップS1660を介してステップS7
30へ戻る。
【0190】図23は、図16のステップS1070の
プリミティブマスキングオブジェクト処理のより詳細な
記述を示す。図23に示されるように、プリミティブマ
スキングオブジェクト処理はステップS1700で開始
する。ステップS1700において、現在のプリミティ
ブマスキングオブジェクトは、それがビットマッププリ
ミティブであるか否かを決定するためにチェックされ
る。上述のように、プリミティブオブジェクトは、ボッ
クス、ビットマップ等である。もしそうならば、制御が
ステップS1710に進み、そこでこのビットマッププ
リミティブがマスクビットマップにブリットされ(Blit
ted)、このビットマッププリミティブがブリットされ
る位置に予め格納されたデータを上書きする。”ブリッ
ティリング(Blitting)”は、”ビットレベルブロック
転送”又は”BITBLT”処理と呼ばれ、バイト又はワード
境界ではなくてビット境界上のメモリブロックの変更を
可能とする従来の技術である。次に、制御がステップS
1710からステップS1720へ進む。現在のプリミ
ティブマスキングオブジェクトがビットマッププリミテ
ィブではない場合、制御がステップS1700からステ
ップS1720へ進む。
【0191】次に、ステップS1720において、現在
のプリミティブマスキングオブジェクトは、ページ境界
ボックスよりもより制限的なクリッピングオブジェクト
が有効であるか否かを決定するためにチェックされる。
そのようなクリッピング領域がアクティブでない場合、
制御がステップS1730へ進み、そこでこのオブジェ
クトはこのオブジェクトに対する最初のスキャンライン
に対応するスキャンラインオブジェクトリストへ追加さ
れる。即ち、このオブジェクトは、それが最初に表れる
スキャンラインのスキャンラインオブジェクトリストへ
のみ追加される。次に、ステップS1730から、制御
がステップS1780へ進む。
【0192】しかしながら、ページ境界ボックス以外の
クリッピング領域が有効である場合、制御がステップS
1720からステップS1740へ進む。ステップS1
740において、現在のプリミティブマスキングオブジ
ェクトは、それが既存ではあるが不完全なスイープの部
分であるか否かを決定するためにチェックされる。もし
そうならば、制御がステップS1740からステップS
1750へ進む。ステップS1750において、現在の
プリミティブマスキングオブジェクトが現在のクリッパ
ーオブジェクトのスイープサブアイテムへ追加される。
既存ではあるが、不完全なスイープの一つのタイプは、
ボックスのような単純なプリミティブオブジェクトであ
る。現在のプリミティブマスキングオブジェクトが既存
のプリミティブオブジェクトに隣接して発見される場
合、新たなスイープオブジェクトが生成され、既存で現
在のプリミティブオブジェクトは、スイープのs2フィ
ールドへリンクされる。この新たな不完全なスイープオ
ブジェクトはクリッパーのサブアイテムになる。次に、
制御がステップS1760に進み、そこで現在のクリッ
パーオブジェクトの完全性属性が更新される。現在のク
リッパーオブジェクトの完全性属性は、十分なプリミテ
ィブマスキングオブジェクトが現在のクリッパーオブジ
ェクトに対応するスイープサブアイテムに追加されて、
現在のクリッパーオブジェクトを完全に充填(フィル)
したか否かを指示する。ステップS1760から、制御
が再びステップS1780へ進む。
【0193】現在のプリミティブマスキングオブジェク
トが既存ではあるか不完全なスイープの部分でないなら
ば、ステップS1740からステップS1770に進
み、そこで現在のプリミティブマスキングオブジェクト
が現在のクリッパーオブジェクトのアイテムリストへ追
加される。ステップS1770から、制御がステップS
1780へ進む。ステップS1780において、制御が
ステップS1050へ戻される。
【0194】図24は、図19のステップS1320の
次の可視ラン識別処理のより詳細な説明が示される。図
24に示されるように、次の可視ラン識別処理は、ステ
ップS1800で開始する。ステップS1800におい
て、変数”thisrun”は、整列されたランリストに残る
次のランへ初期化される。変数”currentend”が次のラ
ンの終りにセットされる。
【0195】ステップS1800から、制御がステップ
S1810へ進む。ステップS1810において、整列
されたランリストは、それが空であるか否かを知るため
にチェックされ、変数”thisrun”は、それが変数”cur
rentend”の後に開始するか否かを知るためにチェック
される。これらの両方が、偽であるならば、制御がステ
ップS1820に進み、そこで”thisrun”によって参
照されるランは、それによって参照されるオブジェクト
が変数”highestrun”によって指示されるランセグメン
トの層の上にある層を有するか否かを知るためにチェッ
クされる。即ち、”highestrun”は、ランセグメント即
ちランの部分を指し、それは開始位置、終了位置、前景
オブジェクト及び潜在的にチェーン化された背景オブジ
ェクトのリストを有する。”thisrun”によって参照さ
れるオブジェクトの層が、”highestrun”によって参照
されるランセグメントの前景層の上でない場合、次
に、”thisrun”によって参照されるオブジェクトは”h
ighestrun”によって参照されるランセグメントの前景
の直下にある。この場合、制御がステップS1830へ
進み、そこで”thisrun”及びそれに関連するオブジェ
クトが新たな直下のランとして処理される。ステップS
1830から、制御がステップS1860へ進む。
【0196】しかしながら、”thisrun”によって参照
されるオブジェクトの層が”highestrun”の前景層の上
であるならば、制御がステップS1840へ進む。ステ
ップS1840において、”highestrun”に対する開始
位置は、それが”currentstart”によって指示される開
始位置の後に始まるか否かを知るためにチェックされ
る。
【0197】これが真でない場合、制御がステップS1
850へ進み、そこでラン”thisrun”が処理されて新
たな最も高いランとなる。ステップS1850から、制
御がステップS1860へ進む。ステップS1860に
おいて、新たな”thisrun”が整列されたランリストか
ら得られる。次に、制御がステップS1860からステ
ップS1810へ戻る。しかしながら、ステップS18
40において、”thisrun”が”currentstart”の後で
開始するならば、制御がステップS1840からステッ
プS1870へ進む。ステップS1870において、変
数”currentend”によって指示された終了位置が”this
run”の開始位置と等しくなるようにセットされる。次
に、制御がステップS1870からステップS1880
へ進む。
【0198】同様に、ステップS1810において、テ
ストの何れかが真ならば、制御がステップS1880へ
進む。ステップS1880において、識別されたランが
処理される。次に、ステップS1880から、制御がス
テップS1890を介してステップS1330へ戻る。
【0199】平滑ランリスト(Flatten Run List)処
理の初めに、現在のスキャンライン上のアクティブなラ
ンのリストがある。このリストは、それらの最左点に基
づいて、左から右へ整列される。平滑ランリスト処理
は、左から右の順に、スキャンライン上の可視の各ラン
の各部分又はセグメントを正確に述べるコマンドのスト
リームを生成する。この処理のきわめて重要な部分は、
ペーパの左端で始まって、全体的に可視のランの最も長
い次の部分を識別することである。これは、ステップS
1320の次の可視セグメント識別(Identify Next
VisiBle Segment)処理によって達成される。その基本
的アプローチは単純である。ランがそれらの開始位置に
よって整列されるので、それらは、”アクティブランリ
スト”に追加されることができ、ランのリストは、スキ
ャンラインに沿うこの点でアクティブであると現在考え
られている。ランはスキャンラインに沿ってそれらの開
始位置によって整列されるので、それらは、それらの開
始位置に到達された時にアクティブランリストに追加さ
れることができ、スキャンラインに沿う位置がそれらの
終了位置を越えて前進した時に破棄され得る。次に、最
も高いターゲット値を有するランが、”頂部(on-top)
として識別される。しかしながら、二つのキーファク
タ、性能ファクタ及び透明ビットマップオブジェクト
は、処理を複雑にする。
【0200】幾つかのグラフィカル構造は、この単純な
タイプの処理を困難にするPDLにおいて際立っている。
一例は、放射状スイープとして知られているものであ
る。放射状スイープは、最下層の大きなオブジェクト
と、より下の層上の漸進的により小さいオブジェクトと
よりなり、あらゆるより上のオブジェクトは、そのよう
なより下のオブジェクトの全ての内側に完全に或いは実
質的に入る。ページ上の各このようなスイープは、数百
の層を持つことができる。一つの問題は、オブジェクト
のスタックの頂部又はその近くに、アクティブランリス
ト中に見られる非常に多くのオブジェクトがある。ここ
で表される例示の実施の形態は、図24のステップS1
830の直下チェーン化処理を導入する事によって略完
全に軽減する。直下チェーン化は、それがより高い層に
よって覆い隠される時に、現在のより高いランが終了し
た後、より低い層のランが再出現する限り、それを覆い
隠すランへリンクする事によってアクティブランリスト
から現在の最も高い層を除去する。もしより高いランの
前により低いランが終了する場合、より低いランは、そ
れが覆い隠される点で完全に破棄され得る。このよう
に、一時的に覆い隠されたオブジェクトは、アクティブ
ランリストに配される代わりに、チェーン化されるの
で、アクティブランリストは非常に短く維持される。こ
のように、放射状スイープの全てのランは、現在の頂部
ランの直下の長いチェーン内にある。より上のランが終
了すると、そのランの直下のチェーンの最初のランがア
クティブランリストへ追加される。新たなランは、その
点で頂部にない整列されたランリストに遭遇すると、そ
れは、適切な層で直下のチェーンに追加される。即ち、
それは、自身よりも下の層を有するランの上方であって
且つより高い層を有するランの下方へ追加される。更
に、ランは、直下のチェーンから除去され、且つそれら
が新たに挿入されたランの直下にあり且つ挿入がなされ
る前に終了することが知られるやいなや、破棄される。
このことは、それらのランが右へのある点でもはや可視
にならないことを意味する。
【0201】第2の複雑さは、透明なビットマップオブ
ジェクトによって引き起こされる。ビットマップオブジ
ェクトは、透明の特質を有し、そこで”1”ビットが着
色されるが”0”ビットは透明(クリア)である。即
ち、ビットマップオブジェクトの直下のオブジェクトの
カラーは、透けて見える。この両者は、直下のチェーン
化を複雑にし、マスクチャネルの使用をコンフリクトす
る。後者の困難さは、図19の識別ラン処理ステップS
1350及びS1380の部分として後述される技術で
処理される。チェーン化の困難さは、頂部ランが透明で
ある時は常に直下チェーンを空にしてアクティブランリ
ストへ戻し、透明なランの全てがアクティブランリスト
から除去されると再び直下のチェーンを再構築すること
によって例示の実施の形態において処理される。
【0202】図29は、メモリ150に格納された汎用
オブジェクトデータ構造1550の汎用化された表現を
示す。汎用オブジェクト構造1550は、次のリンクフ
ィールド15510、層フィールド15520、パレッ
トエントリポインタフィールド15530、オブジェク
トクラス指定手順フィールド15540(上述のフィー
ルドは固定フィールドである)、オブジェクトデータフ
ィールド15550、及びオブジェクトクラスで変化す
るこれらの数とタイプよりなる。具体的には、次のリン
クフィールド15510は、他の一つのオブジェクトの
次のリンクフィールド15510を指すことによってオ
ブジェクトのリストを形成するために使用される。この
メカニズムによって、図28に示されるスキャンライン
オブジェクトリスト1510が形成される。
【0203】層フィールド15520は、ページから垂
直に延びるZ軸に沿ってオブジェクトの相対高さをエン
コードするために使用される。即ち、ページ画像を述べ
るPDLファイルは、PDLファイルに先に定義されるページ
画像のグラフィカルオブジェクトがファイルに後で定義
されるそれらのオブジェクトによって覆い隠されるよう
に構成される。この先に定義されたオブジェクトは、ペ
ージ画像を形成するオブジェクトのスタックにZ軸に沿
ってより低いように述べられることが出来る。同様に、
PDLファイルに後で表れるオブジェクトは、Z軸に沿っ
てより高いように述べられることが出来る。層フィール
ド15520は、スタックのオブジェクトのこの相対的
高さをエンコードする。各新たなオブジェクトは、図1
6のプリミティブマスキングオブジェクトステップS1
070処理の間、連続的に高くなるレベル値を与えられ
る。
【0204】パレットエントリポインタフィールド15
530は、メモリ150のパレットデータ構造1520
中のエントリへのポインタである。参照されたパレット
エントリは、一定カラーデータやサンプリングされた画
像データへ制限されず、図15に示されるカラー演算子
処理ステップS460の結果として生成されるパレット
エントリであってもよい。オブジェクトクラス指定手順
フィールド15540は、一つのオブジェクトクラスか
ら他のオブジェクトクラスへ手順の詳細な動作において
変化する手順の収集物へのポインタである。このよう
に、同じタイプ又はクラスを有する全てのオブジェクト
のオブジェクトクラス指定手順フィールド15540
は、同じ手順を示す。指定オブジェクトクラスの手順
は、そのオブジェクトクラス指定のデータへ正確にアク
セスできる。
【0205】図29にも示される、ボックスリストクラ
スデータフィールド15560に対するオブジェクト指
定クラスデータフィールドは、リンクされたボックスポ
インタフィールド15561及び現在のボックスポイン
タフィールド15562から成る。リンクされたボック
スポインタフィールド15561は、オブジェクトを共
に形成する一連のボックスを指す。この一連ののボック
スの各ボックスは、この一連のボックスの次のボックス
へのリンク及びこのボックスの左下及び右上コーナーの
位置より成る。従来公知の幾つかの技術は、このような
一連のボックスに表され得るボックスへ有用な制約を配
する。幾つかの制約は、このような連なるボックスによ
って述べられるクリッピング領域に作用するクリッピン
グ手順の性能を増加するのに有用である。このように、
ボックスリストクラス15562の現在のボックスポイ
ンタフィールド15562は、クリッピング及び他の手
順に便利なものとして提供される。
【0206】ビットマップ指定クラスデータフィールド
15570は、ビットマップオブジェクトポインタフィ
ールド15571を含み、このビットマップは、その自
身の境界ボックスデータを有する。ビットマップに1の
値を有するデータビットは、そのビットで表される点に
おけるオブジェクトがパレットエントリポインタ155
30によって参照されるカラーでプリントされるべきで
あると言うことを指示する。0の値を有するデータビッ
トは、クリアフィールド15574の値に依存して、二
つの交互する意味の一方をとる。クリアフィールド15
574が偽を表す0の場合、マップの0のデータビット
は白を表す。クリアフィールド15574が真を表す非
0である場合、マップの0のデータビットは、ビットマ
ップがそれらの点で透明であり、カラーがビットマップ
オブジェクト下でオブジェクトによって決定されること
を表す。
【0207】アウトラインオブジェクトポインタフィー
ルド15572は、ビットマップオブジェクト1557
0のアウトライン又は境界を表す。参照されるアウトラ
インオブジェクトは、一般にボックスリストクラスオブ
ジェクトである。このように、複雑な形状が表されるこ
とができ、ビットマップ15770自体が矩形であるこ
とが可能である。背景オブジェクトポインタフィールド
15573は、クリアフィールド15574によって指
示されるように、ビットマップが透明である場合、平滑
化処理の間使用される。
【0208】クリップ指定クラスオブジェクトデータフ
ィールド15580は、クリッパーオブジェクトポイン
タ15581、オブジェクトインサイドクリッパー領域
ポインタ15582及び完全性属性15583を含む。
クリッパーオブジェクトポインタ15581は、図17
の”setclip”演算子ステップS1170によってセッ
トされるように、クリッパー領域の形状を指定するため
にボックスリストクラスオブジェクトを指す。オブジェ
クトインサイドポインタ15582は、このクリップク
ラスオブジェクトによって表されるクリッパー領域が現
在のクリッピング領域である時、図23に示されるよう
に、処理プリミティブマスキングオブジェクトステップ
S1770で処理される。完全性属性フィールド155
83は、クリッピング領域を表す現在のクリップクラス
オブジェクトがクリッピング領域の境界ボックスを充填
(フィル)しながら部分的に完全なスイープがいかに完
全にどのような方法で収集されるべきかをエンコードす
るために使用される。
【0209】スイープ指定オブジェクトクラスデータフ
ィールド15590は、s1オブジェクトポインタフィ
ールド15591、s2オブジェクトポインタフィール
ド15592、スイープ変化レートフィールド1559
3、及び着色ランプロジューサ方法フィールド1559
4より成る。s1オブジェクトポインタフィールド15
591は、スイープのアウトラインオブジェクトを指す
ために主に使用され、ボックスリストクラスオブジェク
トは、スイープからなるオブジェクトが収集されていた
時に有効であるクリッピング領域を表す。s2オブジェ
クトポインタフィールド15592は、クラススイープ
の第2のオブジェクトを指し、そのs1及びs2オブジ
ェクトは、スイープの変化する着色されたスライスを表
す単純なオブジェクトのリンクされたリストの二つの端
を指す。スイープの変化レートフィールド15593
は、図17に示されるように、グラフィカル状態演算子
処理ステップS1150に示されるように、クリッピン
グ領域のインサイドでオブジェクトを収集するために使
用されるクリップクラスオブジェクトがスイープクラス
オブジェクトへ変換される時に計算される。それは、上
述の動作の”スローサンプリングチャネル”モードの使
用を保証するのに十分な頻度でスイープが変化するカラ
ーであるか否かを決定するために使用される。
【0210】着色(カラー)ランプロジューサ方法15
594は、収集されたスイープのタイプ固有の手順であ
る。垂直に変化するスイープ、水平に変化するスイー
プ、及び種々の他の特徴を有するスイープは、異なるカ
ラーランプロジューサ方法手順である。この手順は、図
20に示される生成スイープコマンド及びカラーステッ
プS1430の間に呼び出され、このフィールド155
94が指すことが出来る各着色スライス毎に、コマンド
及びカラーを生成する。
【0211】図25は、図20のステップS1420の
ノーマルコマンド及びカラー生成処理のより詳細な説明
を示す。ノーマルコマンド及びカラー生成処理は、ステ
ップS1900で開始し、そこでオブジェクトのカラー
クラスは、そのオブジェクトがそのカラーとしてサンプ
リングされた画像を有するか否かを決定するためにチェ
ックされる。もし否ならば、制御がステップS1910
へ進み、このステップでカラーレジスタの一つにこのラ
ンに対する適切なカラーデータ及びメタビット値がロー
ドされることを確保する。このランの前景に対するパレ
ット参照がカラー/メタビットレジスタ0−2に対する
シャドーレジスタの各々に保持されているパレット参照
と比較されて、オブジェクトによって参照されるカラー
がカラーレジスタの一つに以前にロードされていたか否
かを決定する。これがそうでない場合、カラー/メタビ
ットレジスタ0−2の一つが選択されて以下のステップ
で発生されるコマンドによってカラーデータがロードさ
れる。この選択は、”最低使用頻度(least recently
used)”処理や他の同様又は等価な処理のようなあら
ゆる従来の処理を使用できる。最後に、このランに対応
するパレットに対する参照は、一定カラーチャネルデー
タ構造の次に利用できる位置へ出力される。
【0212】次に、制御がステップS1920へ進み、
そこでカラーレジスタ選択値A、ロードカラー及びこの
カラーレジスタ選択値Aによって選択された特定のカラ
ーレジスタに対する適切なビット値を有するノーマルコ
マンドが、ステップS1910で決定された値に基づい
て出される。更に、多くの”繰り返し”コマンドは、必
要に応じて、ノーマルコマンドにおける64画素長制限
を越えてランを拡張するために発生される。ステップS
1920から、制御がステップS1960へ進み、そこ
で制御がステップS1460へ戻される。
【0213】もし、ステップS1900において、オブ
ジェクトのカラーがサンプリングされた画像である場
合、制御がステップS1930へ進み、それによりサン
プル画像に対応するメタビット値は、画像画素が表示さ
れる時にメタビットレジスタ3へロードされるとを確実
にする。シャドーレジスタは、全体のコマンド及びカラ
ーパレット参照発生処理の間メモリ150のRAM部分1
51に保持され、それによってカラーレジスタの現在の
内容が決定できる。この場合、カラーレジスタ3の値は
重要ではない。メタビットレジスタ3の値のみが使用さ
れ、カラー画素データがサンプルチャネルによって供給
される。シャドーレジスタの内容に基づいて、メタビッ
トレジスタのプレ値がロードされる必要がある場合、カ
ラーパレット参照が一定カラーチャネルの次に利用可能
位置へ挿入されて正確なレンダリングタグ及びあまり重
要でないカラー値を有するパレットエントリを参照す
る。
【0214】メタビットレジスタ3の値がステップS1
930で検証された後、制御がステップS1940へ進
み、そこでコマンドがサンプルチャネルデータを表示
し、適切なサンプル除数をセットアップし、ステップS
1930で決定されたメタビットレジスタをチャネルメ
モリ部分の次に利用できる位置へロードする。ステップ
S1920におけるように、”繰り返し”コマンドが、
必要に応じて、ノーマルコマンドの64画素制限を越え
てラン長を拡張するように発生される。
【0215】次に、ステップS1940において、制御
がステップS1950へ進み、そこで丁度発生されたコ
マンドに対して供給されるサンプル画像データのアドレ
ス及び長さがサンプルポインタチャネルデータ構造の次
の利用可能位置へロードされる。DMAコントローラによ
ってアドレス及び長さを使用する事に加えて、図14の
ステップS740の抽出及び格納サンプル画像ポインタ
処理、及び抽出、圧縮及び格納サンプリング画像データ
処理が、サンプル画像の必要な部分を発見し抽出するた
めにそのアドレス及び長さを使用する。
【0216】次に、ステップS1950から、制御がス
テップS1960を介してステップS1460へ戻る。
【0217】図26は、図20のステップS1430の
スイープコマンド及びカラー生成処理のより詳細な記述
を示す。スイープコマンド及びカラー命令生成処理は、
ステップS2000で始まり、そこでスイープの変化レ
ートは、それがカラーステップ当り2画素以下であるか
否かを知るためにチェックされる。実際のコマンド及び
カラーを生成するために、オブジェクトデータ構造のス
イープ指定データで見つけられるスイープカラーランプ
ロジューサ(生成)方法が呼び出される。この方法は、
スイープのタイプによって異なり、スイープの背景スラ
イスを抽出してパレットエントリ及びスイープオブジェ
クト内の各サブラン毎に開始/終了位置を提供する。例
えば、カラーが一つのスキャンラインから次のスキャン
ラインへのみ変化するスイープは、唯各スキャンライン
に対して適切な一つのスライスを見つけ、且つそれをコ
マンド発生プロセッサに唯1度だけ通知するカラーラン
プロジューサ方法を有する。次に、コマンド発生プロセ
ッサは、全体のラン長に対するコマンド及びカラー参照
を発生する。対照的に、スキャンラインに沿ってカラー
からカラーへステップするスイープは、スキャンライン
に沿ってオブジェクトの各スライス毎に一つのコマンド
及び一つのカラー参照を持たなければならない。スイー
プの変化レートは、一旦そのスイープが一つのクリッパ
ーオブジェクトから変換されると、クリッパー検証処理
の間に計算される。このフィールドは、スイープにおけ
るカラーステップ毎に使用される画素の平均数を指示す
る。変化レートがカラーステップ当り2画素以下である
場合、制御がステップS2020へ進み、カラーレジス
タ選択B値を使用してカラー/メタビットレジスタ3を
選択する一つの単一コマンドを発生する。上述のよう
に、カラーレジスタ選択B値を有するカラー/メタビッ
トレジスタ3を使用する時、一つのカラーがクロックサ
イクル毎に一定カラーチャネルから読み込まれる。この
スローサンプルチャネルを使用する事によって、単一の
コマンドのみが、各カラースライス毎に唯一つのカラー
パレット参照と共に、要求される。IOTコントローラを
セットアップするコマンドビット及びカラーパレット参
照は、コマンドチャネルメモリ及び一定カラーチャネル
メモリの次に利用可能な位置へ出力される。
【0218】次に、制御がステップS2020からステ
ップS2030を介してステップS1460へ進む。
【0219】しかしながら、スイープの変化レートが2
画素を越えると、制御がステップS2010へ進む。ス
テップS2010において、コマンド及びカラーパレッ
ト参照が発生されてコマンドチャネルメモリ及び一定カ
ラーチャネルメモリへロードされなければならない。ス
テップS2020の場合のように、制御がステップS2
010からステップS2030を介してステップS14
60へ進む。
【0220】図27は、ステップS1450のマスク処
理を使用するコマンド及びカラー生成のより詳細な記述
を示す。この処理は、コンバイナがノーマルにラン(実
行)することを可能とする条件を確立するために、長さ
1のコマンドが発行されなければならない特別な場合が
あるか否かを決定する。このような条件は、透明スイー
プの両方のカラーをロードすることの必要性、又はマス
クを使用して画像の前景と一定カラー前景の間でのスイ
ッチをする時に、メタビット値及び一定カラーの両方を
ロードすることの必要性を含む。これらの場合の幾つか
において、マスクデータ自体の最初(第1)のビットカ
ラーレジスタがロードされる順序を決定するために調べ
られなければならず、それによってマスクデータの最初
の画素によって選択されるカラーがその画素を出すコマ
ンドによってロードされたカラーレジスタを選択する。
第2のコマンドを出して、他の必要なカラー/メタビッ
トレジスタをその第2の画素クロックへロードすること
が出来るように、その最初のコマンドは1画素の長さを
有する。幾つかの場合、マスクデータは、反転されて処
理されることが必要である。それは、例えば、マスクを
使用して画像の上に一定カラーを選択するために発生す
る。サンプルチャネルがカラーレジスタ選択A値によっ
て選択されるに過ぎないので、SrcBとコマンド中のSrcB
フィールドの間のマスク選択は、この場合において本例
のカラーレジスタ選択B値によって選択されなければな
らない一定カラーを前景に配するために指定されなけれ
ばならない。
【0221】その処理は、ステップS2100において
開始し、そこで前景及び背景カラーは、それらの何れが
サンプリングされた画像カラーであるかを知るためにチ
ェックされる。肯定の場合、制御がステップS2110
へ進み、そこで画像メタビット及び一定カラーがそのマ
スクのために検証される。即ち、カラーレジスタ及びメ
タビットのロード順序は、その処理が正確に動作するこ
とを確実にするために決定される。この決定は、カラー
レジスタの何れかに必要とされる一定カラーがあるかな
いかを決定し、且つメタビットレジスタ3のメタビット
値が明示的にロードされる必要があるか否かを決定する
ことによってマスクデータの初期ビットを問合せること
によってなされる。次に、ハードウエアを適切な状態に
適切に初期化するためにここで必要とされるように決定
される1画素コマンドの数は、引き続くステップでコマ
ンドを発生するために使用される。
【0222】次に、制御がステップS2110からステ
ップS2120へ進み、ステップS2110で決定され
たデータを実際に発生する。
【0223】次に、制御がステップS2120からステ
ップS2190を介してステップS1460へ戻る。
【0224】しかしながら、若し、ステップS2100
において、前景及び背景がサンプリングされた画像カラ
ーでないならば、制御がステップS2130へ進み、そ
こでシャドーレジスタは、前景及び背景カラーの両方が
ロードされる必要があるか否かを決定するためにチェッ
クされる。若しそうならば、制御がステップS2130
からステップS2140へ進み、ロードされる必要のあ
る二つのカラーの内どちらが最初にロードされるべきか
を決定する。また、上述のように、これは、マスクデー
タの最初のビットを調べることによってなされる。最初
にロードされる必要があるカラーがステップS2140
で決定されると、制御がステップS2150へ進み、そ
こで1画素長コマンドが発生されて、最初のカラーをロ
ードするためにコマンドチャネルメモリの最初に利用で
きる位置へロードされる。勿論、最初のカラーは、一定
カラーチャネルの次に利用できる位置へロードされる。
【0225】次に、制御がステップS2170へ進み、
そこで2番目にロードされると決定されたカラーがその
二つカラーの間で適切に選択するマスクを有するラン長
の残りに対するコマンドを発生する事によってロードさ
れる。このように、第2番目のコマンドは、コマンドチ
ャネルメモリの次に利用できる位置へロードされ、且つ
第2番目のパレット参照が一定カラーチャネルの次に利
用できる位置へロードされる。
【0226】しかしながら、ステップS2130で前景
及び背景カラーの両方がロードされる必要がない場合、
制御がステップS2160へ進み、そこでシャドーレジ
スタは、前景及び背景カラーの一方がロードされる必要
があるか否かを決定するためにチェックされる。若しそ
うならば、制御がステップS2170へ進む。若しそう
でないならば、制御がステップS2180へ進み、そこ
でコマンドが発生され、コマンドチャネルメモリの次に
利用できる位置へロードされる。しかしながら、両方の
カラーがすでにIOTコントローラのレジスタにロードさ
れているので、パレットへの追加の参照が発生されて一
定カラーチャネルメモリへロードされる必要がない。次
に、ステップS2180から、制御がステップS219
0を介してステップS1460へ進む。
【0227】図31は、メモリ150のRAM部分151
の象徴的な図を示す。RAM部分151は、カラーパレッ
ト1530、マスクビットマップ1560、パレット1
520、スキャンラインポインタスタック1510、コ
マンドチャネルメモリ153、一定カラーチャネルメモ
リ154、サンプルカラーチャネル155、マスクチャ
ネル156、及びメタビットチャネル157を含む。
【0228】図32は、一つのシステムに統合された、
IOTコントローラ160、分解システム130、及びコ
マンド命令とデータ発生システムを有し、開始から終了
まで順序付けられたデータフロー及び処理手順を有する
全体オブジェクト最適化システムの象徴的な図を示す。
IOTコントローラ160、IOT170及び/又は分解シス
テム130に利用可能なオブジェクト最適化リソースも
また示される。
【0229】上に概説されたように、本発明のユーティ
リティが本発明のシステム及び方法を含む特定の例示的
実施の形態と共に説明されたが、多くの代替え、変更及
びバリエーションが当業者には明瞭であることは明白で
ある。従って、上述のように、本発明のシステム及び方
法と共に使用される構造は、例示であって本発明を限定
する事を意図しない。種々の変更が本発明の精神及び範
囲内でなされ得る。
【0230】例えば、画像は、その画像を画素のサイズ
よりも大きなセグメント、即ち領域、にセグメント化す
る事によって処理され得る。画像のあらゆる特定の領域
を露光するために使用されるレーザパワーに対するセッ
トポイントは、所与の領域構成、即ち、その領域内にハ
ーフトーンオブジェクト又はその部分が幾つあるか、及
びテキストオブジェクトやラインアートオブジェクト又
はそのようなオブジェクトが幾つあるか、に基づくこと
ができる。従って、異なるレーザパワーセットポイント
は、異なるタイプのオブジェクト、即ちハーフトーンオ
ブジェクト及びテキスト及び/又はラインアート、の比
率に基づいて領域を露光するために使用され得る。例え
ば、低いセットポイントは、ハーフトーンオブジェクト
のみを含む領域と共に使用されることができ、中間のセ
ットポイントは、ハーフトーンオブジェクト及びテキス
ト及び/又はラインアートオブジェクトを含む領域と共
に使用されることができ、高いレーザパワーセットポイ
ントは、テキスト及び/又はラインアートのみを含む領
域と共に使用されることができる。
【0231】これらの領域は、互いから区別されること
ができ、且つ公知又は将来開発されるセグメントアルゴ
リズム、各領域の空間座標に基づいて、セグメントビッ
トを使用する各領域のタイプによって、又は他の公知の
又は将来開発される方法によって識別され得る。例え
ば、プリントシステムユーザは、これらの領域を形成す
る時に使用されるレーザパワーセットポイントに基づい
て、種々の動作モードを使用してプリントされるべき領
域を描くためのインターフェースを介して端末でデータ
を入力できる。
【0232】ハーフトーン領域とテキスト及び/又はラ
インアートとの間の差に基づいてレーザ変調を実行する
構造及びデバイスは、例えば、限定されるわけではない
が、プリンタ、ファクシミリマシン及び例えばレザーラ
スタ出力スキャナやLED画像バースキャナや発光デバ
イスのパワーの出力強度を変調するあらゆる公知又は将
来開発されるデバイスを使用するデジタル複写機に含ま
れる。
【0233】本発明は、伝統的な方法とは異なるハーフ
トーン画像をレンダリングする方法を使用する超高精度
プリンティングと共に実施できる。超高精度プリンティ
ングは、異なる形状を使用してハーフトーンドットをレ
ンダリングすることによって実行される。カリー(Curr
y)に付与された米国特許第5485289が超高精度
プリンティングの詳細に開示している。”閾値アレイ”
を使用する伝統的なハーフトーン処理方法もまた使用さ
れ得る。
【0234】最後に、本発明のユーティリティはレーザ
を使用してプリント画像を生成する種々の例示構造を使
用して上述されたが、またそれと同様に、本発明による
システム及び方法は、インクジェットプリンタと共に使
用され得る。従って、露光スッポトのサイズを変化させ
るためにレーザ変調を使用するのではなくて、ハーフト
ーン領域を生成する時にインク量制御がテキスト及び/
又はラインアートを生成する時に使用されるインク量に
比較して異なるセットポイントを必然的に使用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】オブジェクト最適化電子サブシステムのブロッ
ク図を示す。
【図2】IOTコントローラの第1の実施の形態のブロッ
ク図を示す。
【図3】マルチチャネルコンバナの第1の実施の形態を
示す。
【図4】FIFO制御及びコマンド/マスクチャネルプロセ
ッサの第1の実施の形態を示す。
【図5】IOTコントローラのバスインターフェースの第
1の好ましい実施の形態を示す。
【図6】IOTコントローラの第2の実施の形態を示す。
【図7】IOTコントローラの第3の実施の形態を示す。
【図8】IOTコントローラの第4の実施の形態を示す。
【図9】オブジェクト最適化処理方法の全体のフロー図
を示す。
【図10】オブジェクト最適化レンダリング及び圧縮を
使用してプリントデータを準備するためのフロー図を示
す。
【図11】オブジェクト最適化圧縮解除及びレンダリン
グを使用して結合及びプリントするためのフロー図を示
す。
【図12】オブジェクト最適化レンダリングタグを有す
るオブジェクトリストを構成するためのフロー図を示
す。
【図13】スキャンラインデータを発生するためのフロ
ー図を示す。
【図14】リアルタイムデータをローディング及び圧縮
するためのフロー図を示す。
【図15】カラー演算子を処理するためのフロー図を示
す。
【図16】マスキング演算子を処理するためのフロー図
を示す。
【図17】グラフィカル状態演算子を処理するためのフ
ロー図を示す。
【図18】スキャンラインランリストを発生するための
フロー図を示す。
【図19】ランリストを平坦化するためのフロー図を示
す。
【図20】現在のランのためにコマンド及びカラーを生
成するためのフロー図を示す。
【図21】一定のカラーデータを抽出、圧縮及び格納す
るためのフロー図を示す。
【図22】メタデータを抽出、圧縮及び格納するための
フロー図を示す。
【図23】基本マスキングオブジェクトを処理するため
のフロー図を示す。
【図24】次の可視ランを識別するためのフロー図を示
す。
【図25】通常のコマンド及びカラーを生成するための
フロー図を示す。
【図26】掃引コマンド及びカラーを生成するためのフ
ロー図を示す。
【図27】マスクデータを使用してコマンド及びカラー
を生成するためのフロー図を示す。
【図28】メモリ150に格納されたデータ構造の図を
示す。
【図29】スキャンライン上の各オブジェクト毎の汎用
構造を示す。
【図30】カラーパレットに対する汎用構造を示す。
【図31】汎用チャネルデータ構造を示す。
【図32】システムフロー図及びリソース図を示す。
【図33】システムフロー図及びリソース図を示す。
【図34】IOT内の画像処理システムの第1の好ましい
実施の形態のブロック図を示す。
【図35】オブジェクト最適化プリント測定及び調節シ
ステムの第1の実施の形態のブロック図を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるタイプのデータを含む画像データ
    のバイト間を区別するステップと、 第1のステップポイントでレーザパワー駆動信号を使用
    して第1のタイプのバイト画像データをプリントするス
    テップと、 第2のステップポイントで前記レーザパワー駆動信号を
    使用して第2のタイプのバイトの画像データをプリント
    するステップと、を備え、 前記第1のステップポイントが前記第2のステップポイ
    ントと異なっている、プリント方法。
  2. 【請求項2】 バイトの画像データに対応するオブジェ
    クトのタイプに基づいてそのバイトの画像データをプリ
    ントするために使用される駆動信号セットポイントを調
    節するプリンタコントローラであって、 プリントデータ及びメタビットデータを受信する画像出
    力端末を備え、前記画像出力端末が前記画像出力端末へ
    送信されるメタビットデータにより選択的に制御される
    オブジェクト最適化画像形成変調サブシステムを含む画
    像処理システムを有し、 前記メタビットは、前記バイトの画像が対応するオブジ
    ェクトのタイプにより異なる駆動信号セットポイント間
    で選択するように前記オブジェクト最適化画像形成変調
    サブシステムを制御し、前記駆動信号セットポイントが
    前記バイトの画像データに対応する前記オブジェクトの
    前記形成に影響を与える、プリンタコントローラ。
  3. 【請求項3】 画像形成デバイスへ組み込まれ、前記画
    像形成デバイスが、ファクシミリマシーン、プリンタ、
    ディジタル複写機、及びラスター出力スキャナから成る
    グループから選択される、請求項2に記載のプリンタコ
    ントローラ。
JP11327652A 1998-11-18 1999-11-18 プリント方法及びプリンタコントロ―ラ Pending JP2000153640A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/195,165 US6239829B1 (en) 1998-11-18 1998-11-18 Systems and methods for object-optimized control of laser power
US195165 1998-11-18

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