JPH0530354A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0530354A
JPH0530354A JP3186069A JP18606991A JPH0530354A JP H0530354 A JPH0530354 A JP H0530354A JP 3186069 A JP3186069 A JP 3186069A JP 18606991 A JP18606991 A JP 18606991A JP H0530354 A JPH0530354 A JP H0530354A
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JP
Japan
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image
data
picture
binary
memory
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Pending
Application number
JP3186069A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Kajikawa
隆信 梶川
Seiichiro Hiratsuka
誠一郎 平塚
Takunori Tsuji
卓則 辻
Takashi Kitada
貴司 北田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少容量の画像メモリで高画質な画像形成装置
を提供する。 【構成】 画像判別メモリ14には画素毎の2値データ
か中間調データかを区別するための情報があり、画像デ
ータメモリ13には2値データと中間調データが混在し
た状態で格納されている。中間調画像部疑似データ化手
段44により中間調画像部を’0’データとし、文字・
線画等のコード情報データの斜線部の滑らかな外形を得
るスムージング処理を実行するために画像のビットマッ
プイメージデータの一部を一時記憶手段41内のシフト
レジスタに順次格納するとともに画像種類境界検知部手
段により、中間調画像との2値画像境界部のスムージン
グ部抽出・補正手段42のマスキングを行う。 【効果】 同一ページ内に画像情報データと文字情報デ
ータが混在しても、文字・線画等の斜線部を滑らかな外
形とするスムージング処理を実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像メモリを有し、中
間調画像記録が可能な画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷記録技術とディジタル信号処
理技術の進歩により、プリンタ等の画像形成装置は高画
質(高解像・高階調)化への傾向にある。文字等のコー
ド情報とフォントデータを格納しておき、フォントデー
タに従って文字等を印字するものでは高画質化のため文
字等のフォントデータの持つ解像度以上になめらかな外
形の文字等の印字が得られることが要望され、米国特許
4,847,641号公報に示された技術等の多様なス
ムージング技術が考案されている。また、絵・イラスト
等のイメージ画像情報データに関したものでは高画質化
のため良好なる中間調の再現を行う多様な手法が考案さ
れている。そうした画像処理を行う画像形成装置とし
て、画像情報データを展開記憶する画像メモリを有する
ページプリンタが挙げられる。
【0003】従来の画像データメモリを有するページプ
リンタコントローラの画像出力部のブロック図を図15
に示す。まず、コンピュータ等のホスト側より印字画像
情報データを受信し、画像情報データを画像データメモ
リ13に展開して書き込む。同一ページ内に印字される
べき画像情報データが文字・線画等のコード情報のみの
場合、滑らかな外形を得るためのスムージング処理が実
行可能である。スムージング処理を実行時、一時記憶手
段41は文字・線画等のコード情報を展開した画像デー
タメモリ13から読みだした画像のビットマップイメー
ジデータの一部を一時的に記憶し、特定のビットマップ
イメージデータのうち特定の1ビットの画像の形状を補
正するために、その特定のビットの周辺のビットマップ
イメージデータをサンプリングする目的で設けられてお
り、シフトレジスタを有し、サンプリングビットマップ
イメージデータを順次格納する。スムージング部抽出・
補正手段42はサンプリングビットマップイメージデー
タがスムージング処理を行う必要があるかどうかを判定
するための予め決められた基本サンプルデータと比較
し、スムージング部を抽出し、抽出ビットデータの出力
信号を所定の信号に補正する。信号発生手段43はプリ
ンタ等の画像形成装置の印字稼動部であるエンジン部と
同期化を行うエンジン転送同期手段であり、プリンタ等
の画像形成装置のエンジン部側へビデオデータ信号とし
て送信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来のスムー
ジング処理は同一ページ内に中間画像情報データと2値
文字情報データが混在した場合、スムージング処理を解
除する必要があった。これは、スムージング処理を解除
しない場合、中間調画像情報データ部、および中間調画
像情報データ部と2値文字情報データ部の境界部の処理
が意図しないものとなってしまう問題点があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、同一
ページ内に画像情報データと文字情報データが混在した
場合には、文字情報データ部のみをスムージング処理を
行うことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、画像情報蓄積手段中の画像データが2値画
像か中間調画像であるかの区別をするための判別情報デ
ータを記憶する判別メモリと、画像情報蓄積手段中の画
像の2値画像部分と中間調画像部分の境界を検出する境
界検知手段を設け、画像情報蓄積手段中の2値画像部分
のみ平滑化処理を行うようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、異なる種類の画
像情報が混在しても文字・線画等の2値画像部分のみ平
滑化処理を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
13を参照しながら説明する。
【0009】図1は実施例における画像形成装置の概略
図を示すものであり、画像形成装置1は、ホストコンピ
ュータ4から送られてくるプリンタコード5を画像デー
タとして展開して画像記録信号6に変換する画像処理ユ
ニット2、画像記録信号6から記録画像7を形成するプ
リンタエンジン3から構成される。
【0010】本実施例では画像情報源としてホストコン
ピュータ4からのプリンタコード5を例に取ったが、画
像情報源は画像ファイルであっても構わないし、ビデオ
画像信号であっても構わない。
【0011】プリンタコード5にはプリンタ制御言語や
ページ記述言語などプリンタに応じて幾つのも種類があ
る。
【0012】プリンタエンジン3はレーザ露光のカラー
電子写真方式で画像を形成するものであり、1インチ当
たり300ドット(以下300DPIと書く)の記録密
度で各色とも1画素当たり256の階調数を持ってい
る。
【0013】図2は画像処理ユニット2の内部を説明し
たもので、通信インターフェース11はホストコンピュ
ータ4との通信を行いプリンタコード5を受け取る。画
像展開部12はプリンタコード5を解釈し、プリンタコ
ード5に応じた画像情報を作り出して画像データメモリ
13および画像判別メモリ14に展開した画像情報を書
き込む。画像伸長部15では画像データメモリ13と画
像判別メモリ14の情報から、プリンタエンジン3の解
像度と階調数に対応した画像データに変換するとともに
2値の画像信号で表現された文字や線画の画質向上させ
る処理を行う。階調処理部16では画像濃度調整やガン
マ補正あるいはスクリーン角補正などの処理ほかプリン
タエンジンの階調の安定化を図る処理を行う。エンジン
インターフェース17は階調処理部16からの出力信号
をプリンタエンジン3に送る役割を果たす。
【0014】画像展開部12について詳細に説明する。
図3は画像展開部12の処理のフローチャートである。
図4は画像展開部12が画像データメモリ13と画像判
別メモリ14に書き込むときの様子を示したものであ
る。画像展開部12の処理のうちプリンタコードを解釈
して画像メモリに展開する場合について図3に沿って以
下の通りその手順の説明を行う。
【0015】ステップaでプリンタコードを受け取り、
ステップbで受け取ったプリンタコードがページ終了コ
ードか否か判断する。ページ終了コードであった場合は
処理の終了に行き、ページ終了コードでなかった場合は
ステップcに進む。ステップcでプリンタコードが画像
展開に関するものかどうかを判別する。画像展開に関係
のないコードならばステップdへ進み、従来のプリンタ
と同様に所定の操作を行う。
【0016】プリンタコードが画像展開に関係あればス
テップeへ進み、2値の8色データ(W(白)、BK
(黒)、R(赤)、G(緑)、B(青)、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン))かどうかを判別
する。
【0017】コードが2値の8色データならば、ステッ
プfへ進む。ステップfでは、図4(a)のように、プ
リンタエンジンの解像度である300DPI・2値で画
像データを展開し、4色の各メモリに書き込む。書き込
んだ画素のアドレスの相当する画素の画像判別メモリ1
4のビットに0を書き込む。
【0018】コードが2値の8色データでなく中間色の
データならば、ステップgへ進む。ステップgではコー
ドデータからYMCK各色256階調の8ビットデータ
に変換し、さらに16値ディザ法により16レベルの4
ビットデータに圧縮し、プリンタエンジン3の解像度の
半分である150DPI・16値で画像データを展開
し、4色の各メモリに書き込む。書き込んだ画素のアド
レスの相当する画素の画像判別メモリ14のビットに0
を書き込む。例えば、レベルが5の場合、図4(b)の
ように2進法にして0101を書き込む。
【0019】画像データファイルを画像データメモリ1
3に格納する時、メモリ容量を少なくするために以下に
示す手順の処理を行う。 (1)画像データを2画素×2画素の正方形のブロック
に分割する。そして1つのブロックごとに処理を行って
いく。 (2)ブロック内の画素データが2値の8色(W
(白)、BK(黒)、R(赤)、G(緑)、B(青)、
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン))かど
うかの判別を行う。 (3)ブロック内の画像データがすべて2値の8色であ
れば、300DPI2値で画像データメモリ13にデー
タを書き込むとともに画像の種類を示す画像判別ビット
を各画素ごとにセットする。 (4)画像データが2値ではなく1画素でも中間調があ
れば中間色として次の処理を行う。画像処理の対象とな
るデータがRGB各色8ビットの計24ビットの場合は
プリンタエンジン3の記録色であるC・M・Y・BKの
各色8ビットの計32ビット信号に変換し、それぞれ1
6値ディザ法により各色4ビットの計16ビットの画像
データを作り、画像データメモリ13の各色に割り当て
た部分に書き込み、画像判別メモリ14には各画素ごと
に判別ビットに0をセットする。
【0020】以上の処理を画像の各ブロックごとに繰り
返すことにより画像全面が画像データメモリ13に書き
込まれる。
【0021】ページの終了を示すプリンタコードが来る
と画像データメモリ13へのデータの書き込みを完了す
る。この時プリンタエンジン3の準備ができていれば、
印字を開始する。この場合、各色の画像データメモリ1
3内の内容をそのまま送るのではなく、画像伸長部15
や階調処理部16で処理をしてから、エンジンインター
フェース17を通してプリンタエンジン3に記録画像信
号6として送られる。
【0022】画像伸長部15ではプリンタエンジン3の
動作に合わせて1色ずつ画像データを伸長させる。BK
・C・M・Yの順で印字を行うが、BKの印字に必要な
画像記録信号は画像データメモリ13内のBKの画像デ
ータと画像判別メモリ14の情報のみから合成され、他
のC・M・Yの画像データは必要としない。他の色につ
いてもそれ自身の画像データと画像判別メモリ14の情
報だけで画像伸長部15の処理が行える。
【0023】図5は画像伸長部15の処理ブロックを示
したもので、画像データメモリ13からの画像データ信
号22は画像判別メモリ14からの画像判別信号21に
よりデマルチプレクサ23で2値データと中間調画像デ
ータに分離して2値画像データは2値データ画像伸長部
24で処理され、中間調データは中間調データ画像伸長
部25で処理され、マルチプレクサ26で合成されて画
像伸長信号となる。画像伸長信号は300DPI256
階調の画像データとして階調処理部16に送られる。2
画像データでは2値データ画像伸長部24で300DP
Iの2値データを300DPI256階調のデータに変
換するだけでなく、2値の文字・線画のエッジ部の平滑
化も行う。
【0024】次に同一ページ内に画像情報データと文字
情報データが混在した場合のスムージング処理を図6と
図7を用いて説明する。
【0025】まず、図6は画像データメモリ13と画像
メモリ14を有するページプリンタコントローラの2値
データ画像伸長部のブロック図を示している。ホストコ
ンピュータ4より受信した印字画像情報データは画像メ
モリ13に展開して書き込まれ、書き込まれた画像情報
データが文字・線画等の2値化データ画像か、絵・イラ
スト等の中間調データ画像かの判別情報は画像判別メモ
リ14に書き込まれる。同一ページ内に画像情報データ
と文字情報データが混在した場合、中間調画像部疑似デ
ータ化手段44は文字・線画等のコード情報データの斜
線部の滑らかな外形を得るスムージング処理を実行する
ために画像のビットマップイメージデータの一部を一時
的に記憶する一時記憶手段41内のシフトレジスタに順
次格納する際、中間調の画像データを0データすなわち
空白データとして出力する処理を実施する。画像種類境
界検知手段45は画像判別メモリ14から得られたサン
プリングビットマップイメージデータがスムージング処
理を行う必要があるかどうかを判定するための予め決め
られた基本サンプルデータと比較し、スムージング部を
抽出し、抽出ビットデータの出力信号を所定の信号に補
正するスムージング部抽出・補正手段42のマスキング
(未処理)用入力信号を発生する。信号発生手段は43
はプリンタエンジン3と画像信号の同期化を行うエンジ
ン転送同期手段であり、プリンタエンジン3側へビデオ
データ信号として送信する。
【0026】次に、2値データと中間調データが混在し
たブロックを処理する場合の例を説明する。
【0027】図7(a)〜図7(d)は画像伸長処理に
おいて2値データの境界部の画像データと画像判別メモ
リの内容を示したものである。図7(a)は画像判別信
号を示し、画像判別信号中の0の部分は文字・線画等の
2値データ画像、1の部分は絵・イラスト等の中間調デ
ータ画像であることを示している。図7(b)はその時
の画像メモリの2値記憶データを示す。図7(c)はス
ムージング用疑似データを示し、これは図7(b)に示
される2値記憶データの中間調画像部分を0データ(空
白データ)を見なす処理を実施したもので、(イ)はス
ムージング対象部、(ロ)はスムージング非対象部(マ
スキング)を示す。図7(d)は画像伸張データを示
し、これは画像伸長後(2値データおよび中間調データ
部分を画像伸長し、マルチプレクッス実施後)の信号デ
ータを示す。
【0028】ここで、2値画像データでは8ビット25
6階調の情報に直すとき、0を0レベルとし、1を25
5レベルとしている。しかし、2値データどうしの境界
では0を0レベルまたは85レベルにし、1は255レ
ベルまたは170レベルとして、中間レベルを生じさせ
て、2値データを見かけ上の解像度を上げて画質の向上
を図る。2値画像の平滑化方法については幾つかの方式
が提案されている。図7(d)はこの平滑化によって8
ビット256階調の情報に変換したものである。中間調
データ部0101は4ビット16値では5レベルとな
り、さらに8ビット256値データにするために17倍
して85レベルとなる。そしてブロック内のすべての画
素のレベルを85とする。
【0029】上述した画像伸長処理を繰り返して、BK
1色分の画像伸長信号が得られる。他の記録色について
も同様にして画像伸長信号が得られる。画像伸長部15
から8ビットの画像伸長信号と1ビットの画像判別信号
が階調処理部16に送られる。
【0030】階調処理部16においては画像濃度調整や
ガンマ補正あるいはスクリーン角補正などの処理を行う
が、中心となるのは画素の位置に応じてドット成長に偏
りを生じさせてプリンタエンジン3の階調の安定化を図
る階調変調処理である。この階調変調処理の原理を図8
に示す。図8の(a)は従来の1画素の階調変調を示し
たもので各画素のドットを一様に成長させる。これに対
し本実施例で用いたのは図8(b)のように2画素内で
先にドット成長させる画素と後で成長させる画素の2つ
の成長パターンで行い、階調の安定化を図る。
【0031】また、濃度調整はプリンタの操作部からの
画像濃度調整信号に基づいて行い、濃度調整の特性を表
す特性曲線は図9のようにした。
【0032】ガンマ補正を自動化するために印字前にプ
リンタエンジン3で所定の画像濃度パターンを形成し、
画像濃度測定を行い、測定濃度データからガンマ補正特
性情報を得る。
【0033】階調変調処理がドット成長に偏りを生じさ
せる方式のために、各色同じ階調変調パターンで印字し
た場合、少しでも色ごとのレジストレーションが一致し
なければ、記録色間にモアレと呼ばれる干渉縞が生じ
て、画質を大きく低下させる。カラー記録画像において
はこの記録色間のモアレを回避するためにスクリーン角
補正の手法を用いる。画像を4×4のブロックに分割
し、1つ1つブロック内で先に成長させる画素と後で成
長させる画素の2つの画素にわける。両者の分けかたは
図10に示したように記録色BK・C・M・Yごとに異
ならせ、BK45°・C63.6°・M26.4°・Y
0°のスクリーン角を形成し、記録色間の干渉によるモ
アレを回避する。
【0034】階調処理部16は階調変調・濃度調整・プ
リンタのガンマ補正・スクリーン角補正の処理を1つの
テーブルで実現する。図11は階調処理部16の回路ブ
ロックを示したもので、画像伸長処理部15からの画像
伸長信号27は階調処理テーブル34に入力され、画像
記録信号28となる。なお、記録色によって階調特性を
変える必要があることから記録色信号31を階調処理テ
ーブル34にそれぞれ入力することにより各色に応じた
階調変換がおこなえるようになっている。優先画素4ビ
ットの画像アドレス信号32により処理中の画像データ
が4×4のブロック内のどの位置であるかの情報を得、
記録色信号31でどの記録色であるかを決め、優先画素
判定回路33で優先画素かどうかを判定し、優先画素判
定信号35を出す。階調処理テーブル34では画像判別
信号21、記録色信号31及び優先画素判定信号35で
テーブルを選択し、画像伸長信号27をテーブル参照し
て画像記録信号28に変換する。画像記録信号28は実
際にレーザを駆動するレベル信号、例えばパルス幅デー
タに変換される。テーブルは各色次の3つが用意され
る。1つは2値データ用のテーブル(画像判別信号が
0)で、これは2値の文字・線画のエッジの平滑化で生
じる中間レベルも処理する。あとの2つは中間調データ
用のテーブル(画像判別信号が1)で先に成長させる画
素用のテーブルと後で成長させる画素用のテーブルであ
る。
【0035】本実施例は、階調処理部16の中間調デー
タ処理において、画像データの空間的な位置を先に成長
させる画素と後で成長させる画素に分離し、先に成長さ
せる画素にデータの集中を強制的に行わせるため、感光
体上の静電潜像のミクロな領域に強い電界を生じさせる
効果が非常に大きく、階調性の向上に寄与する。
【0036】次に、プリンタエンジン3として用いられ
るレーザビームプリンタについて図12から図14を用
いて詳細に説明する。
【0037】電子写真プロセス技術を応用したカラー画
像を形成するレーザビームプリンタは、感光層を有する
感光体上へ各色に対応した光線を選択的に照射して結像
し、複数の所定のカラー成分の中の特定の成分にそれぞ
れ対応する複数の静電潜像をそれぞれの所定色のトナー
で現像し、それらの単色のトナー像を重ね合わせること
により1枚の転写材にカラー画像を形成する方法を採用
している。
【0038】図12はレーザビームプリンタの側断面
図、図13は感光体基準検知の動作説明図、図14は中
間転写体の動作説明図である。
【0039】図12において、101は継ぎ目101a
を有する閉ループ状の樹脂等のベルト基材の外周面上
に、セレン(Se)あるいは有機光導電体(OPC)等
の感光層が薄膜状に塗布された感光体である。この感光
体101は2本の感光体搬送ローラ102,103によ
って垂直平面を形成する様に支持され、駆動モータ(図
示せず)によって感光体搬送ローラ102,103に沿
って矢印A方向に周回動する。ベルト状の感光体101
の周面には矢印Aで示す感光体回転方向の順に帯電器1
04、露光光学系105、ブラック(B)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の現像
器106B,106C,106M,106Y、中間転写
体ユニット107、感光体クリーニング装置108、除
電器109及び感光体基準検知センサー110が設けら
れている。帯電器104はタングステンワイヤ等からな
る帯電線111と金属板からなるシールド板112及び
グリッド板113によって構成されている。帯電線11
1へ高電圧を印加することによって帯電線111がコロ
ナ放電を起こしグリッド板113を介して感光体101
を一様に帯電する。114は露光光学系105から発射
される画像データの露光光線である。レーザビームプリ
ンタでは、この露光光線114は階調変換装置2から画
像信号をレーザドライブ回路(図示せず)により光強度
変調あるいはパルス幅変調された画像信号を半導体レー
ザ(図示せず)に印加することによって得られ、感光体
101上に複数の所定のカラー成分の中の特定の成分に
それぞれ対応する複数の静電潜像を形成する。図13に
示す様に、感光体基準検知センサー110は感光体10
1の継ぎ目101aの位置を検出するものであり、感光
体101の一端部で感光体101の継ぎ目101aに対
して予め定められた位置に配置されたスリット等の感光
体基準マーク101bを検知する。各色現像器はそれぞ
れ各色に対応したトナーを収納している。トナーの色の
選択は、それぞれ各色に対応し回動自在に両端を機体本
体に軸支された離接カム115B,115C,115
M,115Yが色選択信号に対応して回転し選択された
現像器例えば106Bを感光体101に当接させること
により行われる。選択されていない残りの現像器106
C,106M,106Yは感光体101から離間してい
る。中間転写体ユニット107は導電性の樹脂等からな
る継ぎ目のないループベルト状の中間転写体116と、
中間転写体116を支持している2本の中間転写体搬送
ローラ117,118と、中間転写体116へ感光体1
01上のトナー像を転写するため中間転写体116を間
に挟んで感光体101に対向して配置される中間転写ロ
ーラ119とを有している。ここで感光体101の表面
周長L1は中間転写体116の表面周長L2と設計上等
しいが、そのばらつきの範囲において常にL1≦L2の
関係が成り立つ様に設定されている。次に図14に示す
ように、120は中間転写体116上の基準位置を検出
する中間転写体基準検知センサーであり、中間転写体1
16の一端部に配置されたスリット等の中間転写体基準
マーク116aで基準位置を検知する。図13におい
て、121は感光体クラッチ機構であり、駆動源(図示
せず)からの動力をON−OFFして感光体の回動を制
御するものであり、感光体搬送ローラ103の駆動軸に
設けられている。図12において、122は中間転写体
116上の残留トナーを掻き取るための中間転写体クリ
ーニング装置であり、中間転写体116上に合成像を形
成している間は中間転写体116上から離間しており、
クリーニングに共する時のみ当接する。123は転写材
124を収納している転写体カセットである。転写材1
24は転写体カセット123から半月形をした給紙ロー
ラ125によって1枚ずつ用紙搬送路126へ送り出さ
れる。127は転写材124と中間転写体116上に形
成された合成像の位置を一致させるため一次的に転写材
124を停止待機させるためのレジストローラであり、
従動ローラ128と圧接している。129は中間転写体
116上に形成された合成像を転写材124に転写する
ための転写ローラであり、合成像を転写材124に転写
する時のみ中間転写体116と接触回動する。130は
内部に熱源を有するヒートローラ131と加圧ローラ1
32とからなる定着器であり、転写材124上に転写さ
れた合成像をヒートローラ131と加圧ローラ132の
挾持回転に伴い圧力と熱によって転写材124に定着さ
せカラー画像を形成する。
【0040】以上のように構成された電子写真装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0041】感光体101と中間転写体116は、それ
ぞれ駆動源(図示せず)により駆動され、互いの周速が
同一の一定速度になるように制御される。さらに中間転
写体116は基準位置を決定するための中間転写体基準
マーク116aを検知する中間転写体基準検知センサー
120により予め画像形成領域を設定してあり、この領
域内において感光体101の継ぎ目101aが中間転写
ローラ119部で重ならないように位置調整をし、同期
をとられ駆動されている。
【0042】この状態で先ず高圧電源に接続された帯電
器104内の帯電線111に高圧を印加しコロナ放電を
行わせ、感光体101の表面を一様に−700v〜−8
00v程度に帯電させる。次に感光体101を矢印A方
向に回転させ一様に帯電された感光体101の表面上に
複数のカラー成分の中の所定の例えばブラック(B)に
相当するレーザビームの露光光線114を照射すると、
感光体101上の照射された部分は電荷が消え静電潜像
が形成される。この時、この静電潜像は中間転写体11
6の基準位置を検出する中間転写体基準検知センサー1
20からの信号により予め設定されている中間転写体1
16上の画像領域内の位置に感光体101の継ぎ目10
1aを避けて形成される。一方、現像に寄与するブラッ
クトナーの収納されている現像器106Bは色選択信号
による離接カム115Bの回転により矢印B方向に押さ
れ感光体101に当接する。この当接に伴い感光体10
1上に形成された静電潜像部にトナーが付着してトナー
像を形成し現像が終了する。現像が終了した現像器10
6Bは離接カム115Bの180度回転により、感光体
101との当接位置から離間位置へ移動する。現像器1
06Bにより感光体101上に形成されたトナー像は中
間転写体116に各色毎に感光体101と接触配置され
た中間転写ローラ119に高圧を印加することにより転
写される。感光体101から中間転写体116へ転写さ
れなかった残留トナーは感光体クリーニング装置108
により除去され、さらに除電器109により残留トナー
が掻き取られた感光体101上の電荷は除去される。
【0043】次に例えばシアン(C)の色が選択される
と、離接カム115Cが回転し今度は現像器106Cを
感光体101の方向へ押し感光体101へ当接させシア
ン(C)の現像を開始する。4色を使用する複写機ある
いはプリンタの場合は上記現像の動作を4回順次繰り返
し行い中間転写体116上に4色B,C,M,Yのトナ
ー像を重ね合成像を形成する。この様にして形成された
合成像は今まで離間していた用紙転写ローラ129が中
間転写体116に接触し、用紙転写ローラ129に高圧
を印加すると共に圧力によって転写材カセット123か
ら用紙搬送路126に沿って送られてきた転写材124
に一括転写される。続いてトナー像が転写された転写材
124は定着器130に送られ、ここでヒートローラ1
31の熱と加圧ローラ132の挾持圧によって定着され
カラー画像として出力される。用紙転写ローラ129に
より転写124上に完全に転写されなかった中間転写体
116上の残留トナーは中間転写体クリーニング装置1
22により除去される。中間転写体クリーニング装置1
22は一回の合成像が得られるまで、中間転写体116
に対して離間の位置にあり、合成像が得られ合成像が用
紙転写ローラ129により転写材124に転写された後
接触状態になり、残留トナーが除去される。以上の動作
にて1枚の画素の記録を完了し、濃度調整を行ったカラ
ー記録画像が得られる。
【0044】なお、プリンタエンジン3は本実施例のレ
ーザビームを用いた電子写真方式に限定されることなく
熱転写方式やインクジェット方式などであってもかまわ
ないし、同じ電子写真方式であるLED方式や液晶シャ
ター方式等であってもかまわない。さらに、本実施例で
はカラー画像を中間転写体上に重ね合わせる方式をとっ
たが、感光体上に重ね合わせる方式や転写紙上に重ね合
わせる方式などであってもかまわない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像判別処理を行うことにより、画像メモリが少容量に
なるとともに、高画質の記録画像が得られる画像形成装
置を提供できる。特に同一ページ内に画像情報データと
文字情報データが混在しても、文字・線画等の斜線部を
滑らかな外形とするスムージング処理を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置のブロック図
【図2】同画像処理ユニットのブロック図
【図3】同画像展開部の動作を示すフローチャート
【図4】(a)は画像判別メモリの2値画像データの状
態を示す図 (b)は画像データメモリの2値画像データの状態を示
す図 (c)は画像判別メモリの中間調データの状態を示す図 (d)は画像データメモリの中間調データの状態を示す
【図5】同画像伸長部のブロック図
【図6】同画像伸長2値データスムージング部のブロッ
ク図
【図7】(a)は画像判別信号の状態を示す図 (b)は2値記憶データの状態を示す図 (c)はスムージング用疑似データの状態を示す図 (d)は画像伸長データの状態を示す図
【図8】同階調変調の説明図
【図9】同濃度調整のグラフ
【図10】同スクリーン角補正の説明図
【図11】同階調処理部のブロック図
【図12】同レーザビームプリンタの側断面図
【図13】同感光体基準検知部の動作説明図
【図14】同中間転写体基準検知部動作説明図
【図15】従来のプリンタコントローラの画像出力部の
ブロック図
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像処理ユニット 3 プリンタエンジン 4 ホストコンピュータ 5 プリンタコード 6 画像記録信号 7 印字画像 11 通信インターフェース 12 画像展開部 13 画像データメモリ 14 画像判別メモリ 15 画像伸長部 16 階調処理部 17 エンジンインターフェース 21 画像判別信号 22 画像データ信号 23 デマルチプレクサ 24 2値データ画像伸長部 25 中間調データ画像伸長部 26 マルチプレクサ 27 画像伸長信号 31 記録色信号 32 画像アドレス信号 33 優先画素判定回路 34 階調処理テーブル 35 優先画素判定信号 36 CPU 41 一時記憶手段 42 スムージング部抽出・補正手段 43 信号発生手段 44 中間調画像部疑似データ化手段 45 画像種類境界検出手段 101 感光体 101a 感光体の継ぎ目 101b 感光体基準マーク 102 感光体搬送ローラ 103 感光体搬送ローラ 104 帯電器 105 露光光学系 106 現像器 107 中間転写体ユニット 108 感光体クリーニング装置 109 除電器 110 感光体基準検知センサー 111 帯電線 112 シールド板 113 グリッド板 114 露光光線 115 離接カム 116 中間転写体 117 中間転写体搬送ローラ 118 中間転写体搬送ローラ 119 中間転写ローラ 120 中間転写体基準検知センサー 121 感光体クラッチ機構 122 中間転写体クリーニング装置 123 転写体カセット 124 転写材 125 給紙ローラ 126 転写材搬送路 127 レジストローラ 128 従動ローラ 129 転写ローラ 130 定着器 131 ヒートローラ 132 加圧ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 F 9068−5C (72)発明者 北田 貴司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】画像データを記憶する画像情報蓄積手段
    と、前記画像情報蓄積手段に記憶した画像データが2値
    画像か中間調画像であるかその種類を記憶する画像判別
    情報蓄積手段と、前記画像判別情報蓄積手段からの情報
    に従って前記画像情報蓄積手段に記憶した画像データを
    所定の形式に変換する画像変換手段と、前記画像情報蓄
    積手段に記憶した画像データの2値画像部分と中間調画
    像部分の境界を検出する境界検出手段と、前記画像情報
    蓄積手段に記憶した画像データを用いて記録画像を形成
    する画像記録手段を備え、前記境界検知手段の出力信号
    に応じて、2値画像の領域であることが検出された部分
    の画像の平滑化をするようにしたことを特徴とする画像
    形成装置。
JP3186069A 1991-07-25 1991-07-25 画像形成装置 Pending JPH0530354A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5815287A (en) * 1994-11-10 1998-09-29 Minolta Co., Ltd. Image forming processor having first and second image processing sections
JP2000153640A (ja) * 1998-11-18 2000-06-06 Xerox Corp プリント方法及びプリンタコントロ―ラ
US7515306B2 (en) 2003-01-23 2009-04-07 Canon Kabushiki Kaisha Document display method and apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5815287A (en) * 1994-11-10 1998-09-29 Minolta Co., Ltd. Image forming processor having first and second image processing sections
JP2000153640A (ja) * 1998-11-18 2000-06-06 Xerox Corp プリント方法及びプリンタコントロ―ラ
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