JPH1081042A - アプリケーション統合環境におけるページデータ出力方法および出力装置、並びに、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

アプリケーション統合環境におけるページデータ出力方法および出力装置、並びに、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH1081042A
JPH1081042A JP9171103A JP17110397A JPH1081042A JP H1081042 A JPH1081042 A JP H1081042A JP 9171103 A JP9171103 A JP 9171103A JP 17110397 A JP17110397 A JP 17110397A JP H1081042 A JPH1081042 A JP H1081042A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像統合アプリケーションによって作成され
た1ページ画像データを出力する際に、リンクアプリケ
ーションによって作成されて1ページ画像中に組み込ま
れた部品データを、忠実に再現して出力する技術を提供
する。 【解決手段】 第1のアプリケーションが、1ページ画
像を表す内部データから、第1の部品の画像を記述する
第1の部品記述データを生成し、第1のアプリケーショ
ンが前記内部データ中の第2の部品の存在を検出した時
に、第2のアプリケーションに、前記第2の部品の画像
を記述する部品記述データの生成を指示する。第2のア
プリケーションは、前記指示に応じて前記第2の部品の
画像を記述する第2の部品記述データを生成する。そし
て、前記第1の部品記述データと前記第2の部品記述デ
ータとに基づき、前記1ページ画像を表すPDLデータ
を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータ上
に搭載された複数のアプリケーションによって作成され
た部品データの画像を統合して処理するアプリケーショ
ン(画像統合アプリケーション)によって、1ページの
画像を表すデータを出力するページデータ出力方法およ
び出力装置に関する。詳しくは、画像統合アプリケーシ
ョンによって作成された1ページデータ中の、他のアプ
リケーションによって作成されて組み込まれた部品デー
タを、忠実に再現し、1ページのデータを出力するペー
ジデータ出力方法および出力装置、並びに、その処理を
実行するためのプログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ(パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション等)において、マルチタス
クが可能なOS(オペレーティングシステム)すなわち
複数のタスクを並列して、あるいは組み合わせて実行で
きるOSが採用されている。このようなOSでは、例え
ば、「マイクロソフト・ウインドウズ(Microsoft Wind
ows )」(Microsoft Inc.の商標。以下、単に「ウイン
ドウズ」と呼ぶ。)のOSにおける「OLE(Object l
inking and embedding)」や、「マッキントッシュ」の
OSにおける「OpenDoc(オープンドック)」
(Apple Computer Inc. の商標)のような、タスク間の
データリンクを図る機能が備えられている。この機能を
利用することによって、複数のアプリケーションによっ
て作成された部品データを統合して処理することが可能
である。
【0003】例えば、「ウインドウズ」のアプリケーシ
ョン・ソフトとして、代表的なワードプロセッサ用の
「Microsoft Word(ワード)」(Microsoft Inc.の商
標)、表計算用の「Microsoft Excel(エクセル)」(M
icrosoft Inc.の商標)がある。この時、ワードプロセ
ッサ用ソフトで作成された文書データ中に、データリン
ク機能により、表計算用ソフトで作成された表データを
リンクして、文書と表をまとめた1ページデータが作成
可能である。このように、他のアプリケーション・ソフ
トで作成された画像部品を含む1ページ画像を作成する
アプリケーション・ソフト(上記の例ではワードプロセ
ッサ用ソフト)を、「画像統合アプリケーション」と呼
ぶ。また、リンクされた画像部品を作成したアプリケー
ション・ソフト(上記の例では表計算用ソフト)を、
「リンクアプリケーション」と呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、画像統合アプリ
ケーションによって作成されたページデータをPDL
(ページ記述言語)に変換し、例えばプリンタ等の出力
機器にその1ページ画像出力する場合、出力を実行する
画像統合アプリケーション自身で処理された画像部品は
忠実にPDLで記述されて出力される。一方、リンクア
プリケーションのデータは、画像統合アプリケーション
が利用可能なデータ形式に変換されて、画像統合アプリ
ケーションのデータとして出力される。通常は、リンク
アプリケーションから画像統合アプリケーションに供給
されるのはコンピュータの出力解像度に対応したイメー
ジデータ(例えばビットマップ・データ)である。従っ
て、リンクアプリケーションの部品データに関しては、
本来のアプリケーションで可能な文字の表現や図形の表
現ができないことになり、品質が劣化してしまうという
問題があった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、画像統合アプリ
ケーションによって作成された1ページ画像のページデ
ータを出力する際に、リンクアプリケーションによって
作成されて1ページ画像中に組み込まれた部品データ
を、忠実に再現して出力する技術を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、第1の発明
は、コンピュータによって実行される第1のアプリケー
ションによって作成された1ページ画像内に前記第1の
アプリケーションによって処理された第1の部品を含
み、かつ、前記1ページ画像内に第2のアプリケーショ
ンによって処理された第2の部品が組込まれている時
に、前記1ページ画像をPDLデータの形式で出力する
ページデータ出力方法であって、(a)前記第1のアプ
リケーションが、前記1ページ画像を表す内部データか
ら、前記第1の部品の画像を記述する第1の部品記述デ
ータを生成する工程と、(b)前記第1のアプリケーシ
ョンが前記内部データの中において前記第2の部品の存
在を検出した時に、前記第2のアプリケーションに対し
て、前記第2の部品の画像を記述する部品記述データの
生成を指示する工程と、(c)前記第2のアプリケーシ
ョンが、前記指示に応じて前記第2の部品の画像を記述
する第2の部品記述データを生成する工程と、(d)前
記第1の部品記述データと前記第2の部品記述データと
に基づいて、前記1ページ画像を表すPDLデータを生
成する工程と、を備えることを特徴とする。
【0007】ここで、「部品記述データ」とは、文字や
図形などの画像の部品を、部品ごとに記述するデータを
意味する。例えばPDLデータや、メタファイルなどが
部品記述データに相当する。部品記述データは、文字や
図形などの部品を、出力装置の解像度に関係なく表現す
る。従って、部品記述データを出力装置の解像度に応じ
て展開することによって、文字や図形を忠実に再現する
ことができる。また、自然画像などの絵柄の部品の部品
記述データは、絵柄のビットマップ・データを含んでい
るが、これを出力装置の解像度に応じて変換することが
できる。
【0008】第1の発明によれば、第2のアプリケーシ
ョンで作成された第2の部品を部品記述データの形式で
第1のアプリケーションに渡すことができるので、文字
や図形を忠実に出力でき、また、絵柄を必要に応じて解
像度を変換して出力できる。この結果、異なる解像度や
異なる性能の出力装置を用いて高品質な出力結果を得る
ことができる。従って、第1のアプリケーションによっ
て作成された1ページ画像のページデータを出力する際
に、第2のアプリケーションによって作成されて1ペー
ジ画像中に組み込まれた部品を、忠実に再現して出力す
ることができる。
【0009】上記第1の発明において、前記第1の部品
記述データは、PDLデータのデータ形式を有し、前記
第2の部品記述データは、メタファイルのデータ形式を
有しているとともに、前記工程(d)は、前記第2の部
品記述データをPDLデータに変換する工程と、前記第
1の部品記述データであるPDLデータと、変換された
前記第2の部品のPDLデータとを配列することによっ
て、前記1ページ画像を表すPDLデータを生成する工
程とを備えることが好ましい。
【0010】メタファイルも部品記述データなので、こ
のメタファイルをPDLデータに変換することができ
る。こうして得られた第2の部品のPDLデータを、第
1の部品のPDLデータとともに配列すれば、1ページ
画像を表すPDLデータを生成することができる。
【0011】あるいは、上記第1の発明において、前記
第1の部品記述データは、PDLデータ形式とは異なる
所定の中間データ形式を有する第1の部品中間データで
あり、前記第2の部品記述データは、メタファイルのデ
ータ形式を有しているとともに、前記工程(d)は、
(1)前記第2の部品記述データを前記中間データ形式
の第2の部品中間データに変換する工程と、(2)前記
第1と第2の部品中間データを配列することによって、
前記1ページ画像を表すページ画像中間データを生成す
る工程と、(3)前記ページ画像中間データをPDLデ
ータに変換する工程と、を備えることが好ましい。
【0012】第1の部品と第2の部品を、共通の中間デ
ータ形式に変換するようにすれば、この中間データから
1ページ画像のPDLデータを生成することができる。
【0013】前記1ページ画像を表す内部データは、前
記第1と第2の部品の間の所定の画像効果を表わす画像
効果情報を含み、前記工程(2)は、前記画像効果情報
を前記ページ画像中間データに組み込む工程を含む、こ
とが好ましい。
【0014】ここで、「画像効果」とは、「カブセ」や
「色フチ」などの処理で得られる画像効果を意味してい
る。このような画像効果を表す画像効果情報をページ画
像中間データに組み込むようにすれば、このページ画像
中間データをPDLデータに変換することによって、画
像効果を反映した1ページ画像のPDLデータを得るこ
とができる。
【0015】第2の発明は、コンピュータによって実行
される第1のアプリケーションによって作成された1ペ
ージ画像内に前記第1のアプリケーションによって処理
された第1の部品を含み、かつ、前記1ページ画像内に
第2のアプリケーションによって処理された第2の部品
が組込まれている時に、前記1ページ画像をPDLデー
タの形式で出力するページデータ出力装置であって、前
記1ページ画像を表す前記第1のアプリケーションの内
部データから、前記第1の部品の画像を記述する第1の
部品記述データを生成するとともに、前記内部データの
中において前記第2の部品の存在を検出した時に、前記
第2のアプリケーションに対して、前記第2の部品の画
像を記述する部品記述データの生成を指示する第1のデ
ータ処理手段と、前記指示に応じて前記第2の部品の画
像を記述する第2の部品記述データを生成する第2のデ
ータ処理手段と、前記第1の部品記述データと前記第2
の部品記述データとに基づいて、前記1ページ画像を表
すPDLデータを生成する合成処理手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0016】第2の発明も、上記第1の発明と同様な作
用・効果を有しており、第1のアプリケーションによっ
て作成された1ページ画像のページデータを出力する際
に、第2のアプリケーションによって作成されて1ペー
ジ画像中に組み込まれた部品を、忠実に再現して出力す
ることができる。
【0017】第3の発明は、コンピュータシステムのマ
イクロプロセッサで実行されることによって、第1のア
プリケーションによって作成された1ページ画像内に前
記第1のアプリケーションによって処理された第1の部
品を含み、かつ、前記1ページ画像内に第2のアプリケ
ーションによって処理された第2の部品が組込まれてい
る時に、前記1ページ画像をPDLデータの形式で出力
するコンピュータプログラムを記録した記録媒体であっ
て、(A)前記第1のアプリケーションが、前記1ペー
ジ画像を表す内部データから、前記第1の部品の画像を
記述する第1の部品記述データを生成する工程と、
(B)前記第1のアプリケーションが前記内部データの
中において前記第2の部品の存在を検出した時に、前記
第2のアプリケーションに対して、前記第2の部品の画
像を記述する部品記述データの生成を指示する工程と、
(C)前記第2のアプリケーションが、前記指示に応じ
て前記第2の部品の画像を記述する第2の部品記述デー
タを受け取り、前記第1の部品記述データと前記第2の
部品記述データとに基づいて、前記1ページ画像を表す
PDLデータを生成する工程と、を実現するコンピュー
タプログラムを記録する。
【0018】第3の発明も、上記第1、第2の発明と同
様な作用・効果を有しており、第1のアプリケーション
によって作成された1ページ画像のページデータを出力
する際に、第2のアプリケーションによって作成されて
1ページ画像中に組み込まれた部品を、忠実に再現して
出力することができる。
【0019】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。第1の態様は、第2の発明において、前
記第1の部品記述データは、PDLデータのデータ形式
を有し、前記第2の部品記述データは、メタファイルの
データ形式を有しているとともに、前記合成手段は、前
記第2の部品記述データをPDLデータに変換する手段
と、前記第1の部品記述データであるPDLデータと、
変換された前記第2の部品のPDLデータとを配列する
ことによって、前記1ページ画像を表すPDLデータを
生成する手段とを備える。
【0020】第2の態様は、第2の発明において、前記
第1の部品記述データは、PDLデータ形式とは異なる
所定の中間データ形式を有する第1の部品中間データで
あり、前記第2の部品記述データは、メタファイルのデ
ータ形式を有しているとともに、前記合成手段は、前記
第2の部品記述データを前記中間データ形式の第2の部
品中間データに変換する第1の手段と、前記第1と第2
の部品中間データを配列することによって、前記1ペー
ジ画像を表すページ画像中間データを生成する第2の手
段と、前記ページ画像中間データをPDLデータに変換
する第3の手段と、を備える。
【0021】第3の態様は、第2の態様において、前記
1ページ画像を表す内部データは、前記第1と第2の部
品の間の所定の画像効果を表わす画像効果情報を含み、
前記第2の手段は、前記画像効果情報を前記ページ画像
中間データに組み込む手段を含む。
【0022】第4の態様は、コンピュータシステムのマ
イクロプロセッサによって実行されることによって、上
記の発明の各工程または各手段を実現するソフトウェア
プログラムを通信回線を介して供給するプログラム供給
装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、本発明の実施例を適用す
るページデータ出力システムを示すブロック図である。
このページデータ出力システムは、基幹伝送路に伝送路
N0、N1が接続されたネットワークシステムである。
伝送路N0には複数のコンピュータC1〜Cnが接続さ
れ、伝送路N1には出力機OPが接続されている。コン
ピュータC1〜Cnは一般的なコンピュータシステムで
あり、図2にコンピュータの構成例を示した。コンピュ
ータは、CPU10と、実行するソフトウエアプログラ
ムを記憶するメモリ20と、キーボード、マウス、タブ
レット等の入力/指定手段30(通常複数を備える)
と、表示手段としてのCRT(モニタ)40と、外部記
憶手段としてのハードディスク装置50と、インタフェ
ースI/Fとを備える。
【0024】メモリ20には、画像統合アプリケーショ
ンによって作成された部品データを処理する画像統合ア
プリケーション・データ処理手段62と、リンクアプリ
ケーションによって作成された部品データを処理するリ
ンクアプリケーション・データ処理手段64と、画像統
合アプリケーション・データ処理手段62により処理さ
れたデータと、リンクアプリケーション・データ処理手
段64により処理されたデータとを合成する合成処理手
段66と、ページデータを出力機OPに転送する転送処
理手段68の各機能を実現するソフトウエアプログラム
が記憶される。これらの各手段はCPU10が実行する
ことによって実現される。すなわち、画像統合アプリケ
ーション・データ処理手段62は、画像統合アプリケー
ションをCPU10が実行することによって実現され
る。また、リンクアプリケーション・データ処理手段6
4は、リンクアプリケーションをCPU10が実行する
ことによって実現される。なお、合成処理手段66や転
送処理手段68の機能を画像統合アプリケーション・デ
ータ処理手段62に含めるようにしてもよい。作成され
たページデータを出力機OPに出力する際には、CPU
10が画像統合アプリケーション・データ処理手段62
と、リンクアプリケーション・データ処理手段64と、
合成処理手段66を実行する。処理手段62、64、6
6実行後のページデータは、転送処理手段68により伝
送路N0に伝送され、図1に示した基幹伝送路に伝送さ
れる。基幹伝送路に伝送されたページデータは、伝送路
N1に伝送され、出力機OPに伝送されて出力される。
これらの各機能を含むソフトウエアプログラム(アプリ
ケーションプログラム)は、フロッピーディスクやCD
−ROM等の携帯型記憶媒体(記録媒体)に格納され、
携帯型記憶媒体(可搬型記憶媒体)からメモリ20また
はハードディスク装置50に転送される。
【0025】コンピュータで実行されるアプリケーショ
ンプログラムとして、実行される画像統合アプリケーシ
ョンとリンクアプリケーションを例に説明する。以下で
は、ひとつのリンクアプリケーションを用いた例につい
て説明するが、実際には複数のリンクアプリケーション
を用いることができる。
【0026】図3は本発明の実施例における処理手順を
示すフローチャートである。ステップS1においてプリ
ントが指示されると、ステップS2において1ページデ
ータの出力が開始される。この時、画像統合アプリケー
ションで処理される部品とリンクアプリケーションで作
成された部品(オブジェクト)は別々の手順により処理
される。すなわち、画像統合アプリケーションで処理さ
れる部品については、ステップS21において画像統合
アプリケーション・データ処理手段62によって、後述
する出力処理が実行される。この処理実行中に、リンク
アプリケーションで作成された部品が検出されると、そ
の部品の処理がリンクアプリケーションに渡される。リ
ンクアプリケーションで作成された部品については、ス
テップS22において、リンクアプリケーション・デー
タ処理手段64によって、後述する出力処理が実行され
る。合成処理手段66は、ステップS21とステップS
22で処理された別々の出力用データを、ステップS2
3で合成処理し、1ページデータ(PDLデータ)とし
て出力する。このようにしてステップS2において出力
された1ページデータは、ステップS3において出力機
OPに転送され、ステップS4において出力機OPでプ
リントが実行される。
【0027】本発明は、図3のステップS2における処
理手順に特徴を有するものであり、以下で更に説明を加
える。
【0028】A.第1実施例:図4は、第1実施例にお
ける、ステップS2のページデータ出力処理の詳細なデ
ータの流れを示す図である。ここで図4は、図5に示す
1ページ画像のページデータをプリントする場合の実施
例を示している。図5は、画像統合アプリケーションに
より作成された部品である文字列L1および図形F1
と、リンクアプリケーションにより作成された部品PP
とで構成された1ページ画像である。部品PPは、文字
列PP1と図形PP2とで構成されている。図4に示す
ように、図5の1ページ画像を表す画像統合アプリケー
ションの内部データは、文字列L1と図形F1と部品P
Pとをそれぞれ表すデータを含んでいる。但し、部品P
Pを表す内部データは、リンクアプリケーションにリン
クされていることを示すリンク情報と、リンクアプリケ
ーションのデータ形式によって部品PPを表すデータと
を含んでいる。
【0029】ユーザにより1ページ画像のプリントが指
示されると、画像統合アプリケーション・データ処理手
段62が、内部データに関して、文字列L1、図形F
1、部品PPの順に出力処理を開始する。この時、画像
統合アプリケーションで処理される部品である文字列L
1と図形F1の内部データは、画像統合アプリケーショ
ン・データ処理手段62によって、PDLで記述された
PDLデータにそれぞれ変換される。次に、画像統合ア
プリケーション・データ処理手段62によって、部品P
Pの内部データに含まれるリンク情報が検出されると、
その出力処理がリンクアプリケーション・データ処理手
段64に渡される。リンクアプリケーション・データ処
理手段64は、部品PPの内部データに含まれている文
字列PP1と図形PP2を、それぞれメタオブジェクト
(後述する)に変換する。変換されたメタオブジェクト
は、合成処理手段66によってPDLデータに変換され
る。このPDLデータは、文字列L1および図形F1の
PDLデータと合成処理されて、PDL記述された1ペ
ージデータが作成される。図4に示すように、合成され
た1ページデータでは、文字列L1、図形F1、文字列
PP1、図形PP2のPDLデータがこの順に配列され
ており、画像統合アプリケーションの内部データにおい
ては1つの部品PPであったデータが、文字列PP1と
図形PP2のPDLデータに置き代わった構成となる。
合成された1ページデータは転送処理手段68よって出
力機OPに転送され、実際にプリントが実行される。
【0030】本実施例は、リンクアプリケーションで作
成された部品PPの内部データを、その出力時にメタフ
ァイル・フォーマットのメタオブジェクト(MetaObjec
t)に変換して出力し(Meta変換)、メタオブジェ
クトからPDLデータに変換する処理を行うことに特徴
を有する。メタファイル・フォーマットは、マルチタス
クOSのグラフィックス描画ルーチンである描画関数と
1対1に対応するオブジェクト・コードで記述したデー
タフォーマットである。従って、メタファイル・フォー
マットで構成されたメタオブジェクトは、その部品を忠
実に再現しうるデータである。なお、このマルチタスク
OSは、例えば、Microsoft Inc.の「ウインドウズ」で
あり、その描画関数は、GDI(グラフィック・デバイ
ス・インタフェース)に対応する。
【0031】図6に、リンクアプリケーションにより作
成された部品PPのメタオブジェクトの例を示した。上
から3行は1番目の部品である文字列PP1の例を示
し、残り2行は2番目の部品である図形PP2の例を示
している。実際のメタオブジェクトはオブジェクト・コ
ードで表されているが、図6では図示の便宜上、対応す
るGDI関数で表される記述の形式で表現している。1
行目は文字列PP1のフォント定義、2行目は文字列P
P1の位置指定、3行目は文字列PP1の実際の文字列
である。4行目は図形PP2の色指定、5行目は図形P
P2の図形の関数記述である。メタファイルは、文字
列、図形等のデータを描画関数に対応するオブジェクト
・コードで記述したものであり、デバイスに依存しない
データを扱うことができるため、異なる解像度や異なる
性能のデバイス上に高品質な出力結果をもたらすことが
できる。また、メタファイルはPDLと同じように、部
品ごとに、その部品の画像を記述したオブジェクト指向
の部品データである。従って、各部品のメタファイル
を、PDLデータに変換することも可能である。
【0032】図4に示すように、合成処理手段66は、
このメタオブジェクトをPDL変換して各部品(文字列
PP1と図形PP2)のPDLデータを生成する。合成
処理手段66は、更に、画像統合アプリケーション・デ
ータ処理手段62から与えられた文字列L1と図形F1
のPDLデータの後に、文字列PP1と図形PP2のP
DLデータを合成する。なお、画像統合アプリケーショ
ン・データ処理手段62からは、最終的なPDLデータ
の中で部品PPデータが挿入されるべき位置を示す情報
が合成処理手段66に与えられており、この位置に文字
列PP1と図形PP2のPDLデータが挿入される。こ
の結果、各部品L1、F1、PP1,PP2のPDLデ
ータがこの順に配列されて、出力される。
【0033】以上のように、第1実施例によれば、画像
統合アプリケーションによって作成された1ページ画像
のページデータを出力する際に、リンクアプリケーショ
ンによって作成されて1ページ画像中にリンクされた部
品データを、忠実に再現して出力することができる。
【0034】B.第2実施例:図7は、第2実施例にお
ける、ステップS2のページデータ出力処理の詳細なデ
ータの流れを示す図である。ここで、図7は、第1実施
例と同様に図5に示した1ページデータをプリントする
場合の別の実施例を示している。
【0035】ユーザにより1ページ画像のプリントが指
示されると、画像統合アプリケーション・データ処理手
段62が、内部データに関して、文字列L1、図形F
1、部品PPの順に出力処理を開始する。出力されたデ
ータはPDLで記述されたPDLデータに変換される前
に、一旦、第1の中間データ(後述する)に変換され
る。そして、部品PPの内部データに含まれるリンク情
報が検出されると、その出力処理がリンクアプリケーシ
ョン・データ処理手段64に渡される。リンクアプリケ
ーション・データ処理手段64は、部品PPの内部デー
タに含まれている文字列PP1と図形PP2を、それぞ
れメタオブジェクトに変換する。変換されたメタオブジ
ェクトは、合成処理手段66によって第2の中間データ
に変換される。この第2の中間データは、文字列L1お
よび図形F1の第1の中間データと合成処理されて、1
ページデータが作成される。図7に示すように、合成さ
れた1ページ画像中間データ(第3の中間データ)で
は、文字列L1、図形F1、文字列PP1、図形PP2
のデータがこの順に配列されており、画像統合アプリケ
ーションの内部データにおいては1つの部品PPであっ
たデータが、文字列PP1と図形PP2の中間データに
置き代わった構成となる。合成された1ページ画像中間
データ(第3の中間データ)は、更に、PDLで記述さ
れたPDLデータに変換される。PDLデータに変換さ
れた1ページデータは転送処理手段68によって出力機
OPに転送され、実際にプリントが実行される。
【0036】第2の実施例は、画像統合アプリケーショ
ンで処理された部品のデータおよびリンクアプリケーシ
ョンで作成された部品のデータを、共通構造の第1およ
び第2の中間データとし、これらの中間データを用いて
合成処理し、合成処理後の第3の中間データをPDL変
換することに特徴を有する。この中間データは、部品ご
との画像を記述したオブジェクト指向のデータであれば
よく、そのデータ構造は任意である。
【0037】図8(A)に本実施例における画像統合ア
プリケーションにより処理された1ページデータの第1
の中間データの構造例を、図8(B)にリンクアプリケ
ーションにより作成された部品PPの第2の中間データ
の構造例を示す。また、図9に合成処理後の第3の中間
データの構造例を示す。例えば図8(A)に示すよう
に、1組みの中間データは、「ヘッダ」と、「部品オフ
セット」と、「部品要素ポインタ」と、「部品属性デー
タ」とが階層的に配列された構造を有する。図8(A)
の「ページデータ・ヘッダ」は、1ページ画像を構成す
る各部品の「部品オフセット」の格納先を示すポインタ
や、ページサイズおよびページの色情報などのページ画
像の属性情報を有する。「部品オフセット」は、1ペー
ジ上の原点からの各部品の出力位置(オフセット)や、
各部品の「部品要素ポインタ」の格納先を示すポインタ
を有する。「部品要素ポインタ」は、各部品を構成する
「部品属性データ」の格納先を示すポインタ、および部
品のサイズや回転情報などを有する。「部品属性デー
タ」には、各部品の文字列データ、図形の座標、塗り色
などが格納されている。このように中間データは階層的
に構成されている。図8(A)の下部に示すように、リ
ンクアプリケーションによって作成された部品PPの中
間データの「部品属性データ」には、部品PPをはめ込
む枠の座標と、リンクアプリケーションのリンク情報と
が含まれるだけであり、部品PPの画像を表すデータは
格納されていない。部品PPの画像を表すデータは、図
8(B)に示すように、リンクアプリケーションで作成
される第2の中間データに含まれている。
【0038】合成処理手段66でデータを合成する場合
において、画像統合アプリケーションにより処理された
第1の中間データとリンクアプリケーションにより作成
された部品PPの第2の中間データを合成する際には、
図8(A)に示した部品PPのページ上のオフセットP
Oと、図8(B)に示した文字列PP1の部品PP上の
オフセットOPP1および図形PP2の部品PP上のオ
フセットOPP2から、図9に示した文字列PP1のペ
ージ上のオフセットPOP1および図形PP2のページ
上のオフセットPOP2が導き出される。このように、
中間データでは、部品を構成するデータが決まった配列
で保持されているため、各部品のデータを別々に処理す
ることができる。
【0039】図7に示すように、合成処理手段66は、
リンクアプリケーションから出力されたメタオブジェク
トを変換して各部品(文字列PP1と図形PP2)の第
2の中間データを生成する。合成処理手段66は、更
に、画像統合アプリケーション・データ処理手段62か
ら与えられた文字列L1と図形F1の第1の中間データ
の後に、文字列PP1と図形PP2の第2の中間データ
を付加することによって合成する。なお、画像統合アプ
リケーション・データ処理手段62から合成処理手段6
6に与えられた第1の中間データにおいて、部品PPの
中間データは、図8(A)に示したように、部品PPの
ページ上のオフセット、はめ込む枠の情報、リンクアプ
リケーションのリンク情報を有している。合成処理時に
は、図8(B)に示した文字列PP1と図形PP2の中
間データと部品PPの中間データから、上述したような
オフセット計算処理などの各種データ処理を行い、部品
PPの中間データが、文字列PP1および図形PP2の
中間データに置き代わる。この結果、図9に示すよう
に、各部品L1、F1、PP1,PP2の中間データが
この順に配列される。この中間データが、更に、PDL
変換されて、PDLデータを出力する。
【0040】以上のように、第2実施例は、データの出
力処理過程において、中間データを用いることによりそ
のデータ処理を容易に実行できるようにしたものであ
り、基本的に第1実施例とほぼ同様な効果を有する。即
ち、第2実施例によれば、画像統合アプリケーションに
よって作成された1ページ画像のページデータを出力す
る際に、リンクアプリケーションによって作成されて1
ページ画像中に組み込まれた部品データを、忠実に再現
して出力することができる。
【0041】C.第3実施例:第3実施例は、画像統合
アプリケーションによる部品とリンクアプリケーション
による部品間に、画像効果が施された1ページ画像を出
力する場合に、特に有効な実施例である。ここで、「画
像効果」とは、「カブセ」や「色フチ」のように、部品
に対して所定の効果を付す処理、または、その処理によ
って得られた効果を言う。「カブセ」とは、多色印刷の
際に画像間に白すじが発生するのを防止するために、例
えば、図10(A)に示すように、画像R1と画像R2
との境界部分に、画像R1とR2とが重なり合った領域
をつくる処理である。また、「色フチ」とは、例えば、
図10(B)に示すように画像Aと画像B(文字)が重
なって配置されている場合に、文字の輪郭を明確にする
ために、文字を特定の色で縁どりする処理である。
【0042】図11は、第3実施例における、ステップ
S2のページデータ出力処理の詳細なデータの流れを示
す図である。ここで図11は、図5に示す1ページ画像
の中の部品PP(文字列PP1と図形PP2)に対し
て、図12(A)に示すように「色フチ」CPPが施さ
れた場合の実施例を示している。
【0043】ユーザにより1ページ画像のプリントが指
示されると、画像統合アプリケーション・データ処理手
段62、リンクアプリケーション・データ処理手段6
4、合成処理手段66により、第2実施例と同様に1ペ
ージ画像のページデータが出力される。文字列L1、図
形F1、部品PPの出力処理過程は、第2実施例と同様
であるので、説明を省略し、ここでは、画像効果「色フ
チ」の出力過程について説明する。
【0044】「色フチ」が施されている場合には、画像
統合アプリケーション・データ処理手段62から出力さ
れる中間データは、図13に示すように、図8(A)に
示した第1の中間データに「色フチ」CPPのフラグC
Fが追加されたデータとなる。この「色フチ」CPPの
フラグCFは、「色フチ」に関連する部品PP、F1を
示す情報および「色フチ」の幅と色の情報を含んでい
る。合成処理手段66は、図11に示すように、画像統
合アプリケーションの文字列L1と図形F1の中間デー
タと、リンクアプリケーションの文字列PP1および図
形PP2の中間データとを合成する際に、「色フチ」C
PPのフラグCFから文字列PP1に関する「色フチ」
CPP1のフラグCF1、および図形PP2に関する
「色フチ」CPP2のフラグCF2を生成し、合成後の
中間データとして各部品データの後に配列して保持す
る。
【0045】図14は、合成処理後の第3の中間データ
の構造を示す説明図である。「色フチ」CPP1のフラ
グCF1は、「色フチ」に関連する文字列PP1とF1
を示す情報および「色フチ」の幅と色の情報を含んでい
る。また、「色フチ」CPP2のフラグCF2は、「色
フチ」に関連する部品PPとF1を示す情報および「色
フチ」の幅と色の情報を含んでいる。合成処理手段66
は、更に、合成された第3の中間データをPDLデータ
に変換する。この変換において、文字列PP1の「色フ
チ」CPP1のフラグCF1および図形PP2の「色フ
チ」CPP2のフラグCF2が検出されると、図12
(B)に示すような文字列PP1の「色フチ」CPP1
および図形PP2の「色フチ」CPP2が生成される。
これは、図12(C)に示すように、「色フチ」処理に
関係する2つの部品FaとFbから、「色フチ」処理の
対象となる部分の形状を抽出し、抽出された部分Fab
と「色フチ」の幅および色情報とから「色フチ」領域C
abを生成することにより実行される。従って、図14
に示す中間データをPDLデータに変換する際に、文字
列PP1の「色フチ」CPP1のフラグCF1が検出さ
れると、フラグCF1内の部品情報から、処理対象とな
る部品F1、PP1が特定される。そして、処理対象で
ある図形F1の図形の座標F(1)と、文字列PP1の
文字列データF(2)とから、「色フチ」が施される部
分Fab(図12(C))が抽出され、これとフラグ内
の「色フチ」の幅および色情報を元に、PDL変換され
た文字列PP1の「色フチ」CPP1が生成される。ま
た、図形PP2の「色フチ」CPP2も、同様の処理が
行われる。図形PP2の「色フチ」CPP2のフラグが
検出されると、フラグ内の部品情報から、図14に示し
た図形F1の図形の座標F(1)と図形PP2の図形の
座標F(3)から「色フチ」が施される部分が抽出さ
れ、これとフラグ内の「色フチ」の幅および色情報を元
に、PDL変換された図形PP2の「色フチ」CPP2
が生成される。このようにして、生成された「色フチ」
のPDLデータは、図11に示すように配列変換され
て、「色フチ」の対象となっている部品の後に出力され
る。
【0046】ところで、画像効果を組み込む処理を、メ
タオブジェクトやPDLデータ等の部品記述データに対
して行う方法も考えられる。しかし、メタオブジェクト
やPDLデータでは、部品データの区切りが一見しては
判別できないため、1ページ画像のデータをすべて解析
しなければその処理内容がわからない。従って、メタオ
ブジェクトやPDLデータにおいて、画像効果を施した
1ページ画像を出力する場合には、結局インタプリタが
必要になり、処理が非常に複雑となる。一方、本実施例
においては、階層構造に保持された中間データを用いて
いるので、上述したように画像効果を容易に処理するこ
とができる。
【0047】図15は、PDLデータでは表現できない
画像効果の例を示す説明図である。図15においては、
チント図形F10(一様な色で内部が塗られた図形)の
境界上に、文字L10が配置されている。文字L10の
周囲には、「白フチ」C10が画像効果として設定され
ている。但し、文字L10の右半分はチント図形F10
の外側に突出しており、「白フチ」C10は、文字列L
10の周囲のうちで、チント図形F10の内部にある部
分だけ形成されている。PDLでは、文字L10の周囲
全部に「白フチ」を形成するような画像効果は文字L1
0の属性として直接的に記述できるが、図15のよう
に、文字L10の周囲の一部にのみ「白フチ」を形成す
るような画像効果を文字L10の属性として記述するこ
とはできない。これに対して、上述した第3実施例で
は、図15のような画像効果を、内部データから一旦中
間データに変換した後で、独立した部品としてPDLデ
ータで記述する。従って、図15のように、部品の属性
として記述できないような画像効果も、PDLデータの
形式で出力することが可能である。
【0048】このように、第3実施例によれば、画像効
果を施した1ページ画像を出力する場合にも、その画像
効果を忠実に反映した高精度な出力が可能である。
【0049】なお、この発明は上記の実施例に限られる
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
の態様において実施することが可能であり、例えば、次
のような変形も可能である。
【0050】(1)第1〜第3実施例において、リンク
アプリケーションの出力である部品記述データの例とし
て、メタファイルフォーマットのメタオブジェクトを用
いているが、これに限定する必要はない。部品記述デー
タは、出力装置に依存しないデータ記述であり、文字を
フォントのまま忠実に出力でき、図形をベクトルのまま
忠実に出力でき、絵柄は必要に応じて解像度を変換して
出力できる形式の部品記述データであればよい。
【0051】(2)第2〜第3実施例において、使用し
た中間データとしては、例えば図14に示した構造以外
の種々の構造のデータを利用することができる。中間デ
ータは、画像統合アプリケーションによるデータと、リ
ンクアプリケーションによるデータとをそれぞれ変換し
て得られる共通構造のデータであって、各部品のデータ
が並列的に扱える形式のファイルデータであればよい。
【0052】(3)第3実施例において、画像効果とし
て「色フチ」を例に説明したが、これに限定されるもの
ではなく、任意の画像効果が実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を適用するページデータ出力シ
ステムを示す図。
【図2】コンピュータシステムの構成例を示す図。
【図3】本発明の実施例における処理手順を示すフロー
チャート。
【図4】第1実施例における、ステップS2のページデ
ータ出力処理の詳細なデータの流れを示す図。
【図5】画像統合アプリケーションとリンクアプリケー
ションにより作成された1ページ画像を示す図。
【図6】リンクアプリケーションにより作成された部品
PPのメタオブジェクトの例を示す説明図。
【図7】第2実施例における、ステップS2のページデ
ータ出力処理の詳細なデータの流れを示す図。
【図8】第2実施例における画像統合アプリケーション
により処理された第1の中間データおよびリンクアプリ
ケーションにより作成された部品PPの第2の中間デー
タの構造例を示す説明図。
【図9】第2実施例における合成処理後の第3の中間デ
ータの構造例を示す説明図。
【図10】画像効果の例を示す図。
【図11】第3実施例における、ステップS2のページ
データ出力処理の詳細なデータの流れを示す図。
【図12】図5に示した1ページ画像における画像効果
「色フチ」の実施例を示す図。
【図13】第3実施例における画像統合アプリケーショ
ンにより処理された第1の中間データの構造例を示す説
明図。
【図14】第3実施例における合成処理後の第3の中間
データの構造例を示す説明図。
【図15】PDLデータでは表現できない画像効果の例
を示す説明図。
【符号の説明】
10…CPU 20…メモリ 30…入力/指定手段 40…CRT 50…ハードディスク装置 62…画像統合アプリケーション・データ処理手段 64…リンクアプリケーション・データ処理手段 66…合成処理手段 68…転送処理手段 C1…コンピュータ C2…コンピュータ Cn…コンピュータ F1…図形 L1…文字列 N0…伝送路 N1…伝送路 OP…出力機 PP…部品 PP1…文字列 PP2…図形

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによって実行される第1の
    アプリケーションによって作成された1ページ画像内に
    前記第1のアプリケーションによって処理された第1の
    部品を含み、かつ、前記1ページ画像内に第2のアプリ
    ケーションによって処理された第2の部品が組込まれて
    いる時に、前記1ページ画像をPDLデータの形式で出
    力するページデータ出力方法であって、(a)前記第1
    のアプリケーションが、前記1ページ画像を表す内部デ
    ータから、前記第1の部品の画像を記述する第1の部品
    記述データを生成する工程と、(b)前記第1のアプリ
    ケーションが前記内部データの中において前記第2の部
    品の存在を検出した時に、前記第2のアプリケーション
    に対して、前記第2の部品の画像を記述する部品記述デ
    ータの生成を指示する工程と、(c)前記第2のアプリ
    ケーションが、前記指示に応じて前記第2の部品の画像
    を記述する第2の部品記述データを生成する工程と、
    (d)前記第1の部品記述データと前記第2の部品記述
    データとに基づいて、前記1ページ画像を表すPDLデ
    ータを生成する工程と、を備えることを特徴とするペー
    ジデータ出力方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のページデータ出力方法で
    あって、 前記第1の部品記述データは、PDLデータのデータ形
    式を有し、 前記第2の部品記述データは、メタファイルのデータ形
    式を有しているとともに、 前記工程(d)は、 前記第2の部品記述データをPDLデータに変換する工
    程と、 前記第1の部品記述データであるPDLデータと、変換
    された前記第2の部品のPDLデータとを配列すること
    によって、前記1ページ画像を表すPDLデータを生成
    する工程と、を備える、ページデータ出力方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のページデータ出力方法で
    あって、 前記第1の部品記述データは、前記工程(d)で生成さ
    れるPDLデータの形式とは異なる所定の中間データ形
    式を有する第1の部品中間データであり、 前記第2の部品記述データは、メタファイルのデータ形
    式を有しているとともに、 前記工程(d)は、(1)前記第2の部品記述データを
    前記中間データ形式の第2の部品中間データに変換する
    工程と、(2)前記第1と第2の部品中間データを配列
    することによって、前記1ページ画像を表すページ画像
    中間データを生成する工程と、(3)前記ページ画像中
    間データをPDLデータに変換する工程と、を備える、
    ページデータ出力方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のページデータ出力方法で
    あって、 前記1ページ画像を表す内部データは、前記第1と第2
    の部品の間の所定の画像効果を表わす画像効果情報を含
    み、 前記工程(2)は、 前記画像効果情報を前記ページ画像中間データに組み込
    む工程を含む、ページデータ出力方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータによって実行される第1の
    アプリケーションによって作成された1ページ画像内に
    前記第1のアプリケーションによって処理された第1の
    部品を含み、かつ、前記1ページ画像内に第2のアプリ
    ケーションによって処理された第2の部品が組込まれて
    いる時に、前記1ページ画像をPDLデータの形式で出
    力するページデータ出力装置であって、 前記1ページ画像を表す前記第1のアプリケーションの
    内部データから、前記第1の部品の画像を記述する第1
    の部品記述データを生成するとともに、前記内部データ
    の中において前記第2の部品の存在を検出した時に、前
    記第2のアプリケーションに対して、前記第2の部品の
    画像を記述する部品記述データの生成を指示する第1の
    データ処理手段と、 前記指示に応じて前記第2の部品の画像を記述する第2
    の部品記述データを生成する第2のデータ処理手段と、 前記第1の部品記述データと前記第2の部品記述データ
    とに基づいて、前記1ページ画像を表すPDLデータを
    生成する合成処理手段と、を備えることを特徴とするペ
    ージデータ出力装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータシステムのマイクロプロセ
    ッサで実行されることによって、第1のアプリケーショ
    ンによって作成された1ページ画像内に前記第1のアプ
    リケーションによって処理された第1の部品を含み、か
    つ、前記1ページ画像内に第2のアプリケーションによ
    って処理された第2の部品が組込まれている時に、前記
    1ページ画像をPDLデータの形式で出力するコンピュ
    ータプログラムを記録した記録媒体であって、(A)前
    記第1のアプリケーションが、前記1ページ画像を表す
    内部データから、前記第1の部品の画像を記述する第1
    の部品記述データを生成する工程と、(B)前記第1の
    アプリケーションが前記内部データの中において前記第
    2の部品の存在を検出した時に、前記第2のアプリケー
    ションに対して、前記第2の部品の画像を記述する部品
    記述データの生成を指示する工程と、(C)前記第2の
    アプリケーションが、前記指示に応じて生成した前記第
    2の部品の画像を記述する第2の部品記述データを受け
    取り、前記第1の部品記述データと前記第2の部品記述
    データとに基づいて、前記1ページ画像を表すPDLデ
    ータを生成する工程と、を実現するコンピュータプログ
    ラムを記録した記録媒体。
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